少子高齢化の進展により明るい話題の少ない今の日本において、米大リーグで活躍する大谷選手の話題は、やはり頼もしい。若者にとっても、大きな夢と希望を与えてくれる存在ではないかと感じる。
そんな大谷選手に突然のように降ってわいた元通訳・水原一平の違法スポーツ賭博事件。大谷選手自身は、事件への関与を否定しているが、不明な点もある。単に違法賭博というだけではなく、日本円にして6億円とも7億円とも言われる巨額の金額が水原通訳ではなく大谷選手の口座から送金されている模様だ。現時点では、事件の全貌や真相は判明しておらず、今後の捜査が待たれるところだ。
過去には、大王製紙の元会長がカジノで100億円を超える損失を出したとする事件もあった。ギャンブルとは、そこまで人を引き摺り込む魅力があるらしい。
冒頭の画像は、茂木健一郎の書籍からで、「ギャンブルの依存症」について記されていた部分である。「ハマる」という状態から、さらに繰り返し強い刺激を求めるようになり「止めたくても止められない」状態になると「依存症」であり、元に戻るのが困難になるとのことだ。この「依存症」は、よく知られているように、ギャンブルだけではなくアルコールや薬物でも起こる。
私自身はギャンブルにはほとんど興味はなく、近いところとしては、宝くじとサッカーくじ(toto)を購入したことがある程度だ。私の知人には、宝くじでいわゆる高額当選者が複数いる。興味深いのは、さらに宝くじを買い続ける人がいる一方で、運を使い果たしたということで宝くじの購入をやめてしまう人もいることだ。冷静に考えれば、当たったところで止めるのがいいのかなと思う。私も、ナンバーズとtotoで約2万円と8000円程度が当選した時点で止めた。20年ほど前だろうか。ナンバーズとtotoの当選時期も不思議なほど接近していて、半年程度の違いだった記憶がある。ナンバーズは、換金に行ったところ、少額にも関わらず窓口のおばさんに驚かれ「誕生日ですか」と尋ねられた。私は「いえ、適当な数字です」と答えた。実際、そうだった。おばさんの驚き方を見て、この程度の金額であっても当選する人は少ないんだなと感じた。それと、誕生日のように、毎回数字を固定し、いつかあたりが来る日を待つという手法を取る人が多いとも感じた。くじ自体は独立事象で、前後や未来に影響を与えることがない。毎回ランダムな数字と固定数字でも、確率的には同じである。頭では分かっていても、過去に出たことのない数字が出る確率が高そうに思える。これも心理学で解明されている現象である。
サッカーくじ、totoについては、当初は気合が入っていた。当時は、テレビで試合をよく見ていたしクラブや選手についてもある程度の知識があった。各クラブには明らかに実力差がある。それは主に、母体の資金力によるものかもしれない。これはひょっとするとひょっとするかも、そんな気持ちすらあった。だが、いうまでもなく現実はそんなに甘くはなかった。Excelでデータの分析をしながら予想した。toto開始と同時に導入された「引き分け」。これも厄介だった。結局、リーグ優勝チームでさえ、勝率は6割強でしかなく、チームの実力差はもちろんだが、試合のあやや偶然性や運の入り込む余地が想像以上に大きいことに気がついたのだ。これで、急速に熱が冷めた。幸いだったのは、ここまでそれほど時間がかからなかったことである。
今、改めてtotoのサイトを確認すると、当時よりもくじの種類が増えている。当選金額が小さく、より当たりやすいくじが追加されてきているようだ。射倖心を煽るような部分は薄まってきているようだ。ひょっとして、機械学習のようなAI的な手法を活用すると効果があるのだろうか。だが、AIでtotoを次から次へと当てていく、そんな世界は考えづらい。AIといえども、確率を支配することは不可能だ。実現確率が小さくそれに伴う期待値も小さい事象に対しては、AIの効果は限定的だろう。人間より優れた結果を残すことは期待できるが、1度の当たりが極めて大きくない限り、トータルあるいは一定期間でプラスになることは難しいだろう。それは、仮に人間の10倍の確率で当選するとしても、元々の確率が小さいため、その10倍も有意に当選できる確率とはならないからだ。詳しくは知らないが、おそらくは競馬についても同様のことが言えるだろう。いずれにしても、くじはくじでしかない。大半の人は損をして終わるに違いがないのだ。税金の一部だと思えば気休めになるかもしれない。くじをやるなら、賭ける方ではなく胴元をやる、これが永遠の真実であることは変わりがない。
ともあれ、現在では大谷選手は違法賭博への関与を否定している。水原元通訳は、大谷選手にとって最も重要なコミュニケーション手段の一つを担ってきており、大谷選手の信頼も厚かったと想像される。大谷選手に無断で巨額資金の送金だけではなく、その信頼すらも失ってしまった。水原元通訳にとっては、自らの裏切り行為により失ってしまった信頼の大きさにも気づくべきだろう。信頼は、一朝一夕には築けないが、失うのは一瞬である。
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TEDにて
サイモン・シネック:なぜ?優れたリーダーの元では安心を感じられるのか?
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
「優れた」とは、どのような定義でしょう?
どんな人が優れたリーダーになれるのでしょう?
経営理論家のサイモン・シネックは、従業員を安心させられる人、スタッフを信頼の輪の中に引き込むことができる人だと主張します。
外部との競争環境もある程度は必要(資本主義とは関係があまりないような坊さんだらけでは、生活向上は達成できないので・・・)ですが・・・
内部の競争環境以外のマネジメントも重要で、ただ、信頼と安心を生むには、大きな責任を負う必要があります。
特に、不安定な経済状況下ではなおさらです。ガンジー、マザーテレサ、仏教を含めて、あらゆる組織に通じます。
ウィリアム・スウェンソン大尉という人物がいるんですが、2009年9月8日にとった行動により、最近、議会名誉勲章を授与されました。
その日、アメリカ軍とアフガン軍の部隊がアフガニスタンのある地域を移動していました。地元の長老との会見に向かうアフガン政府高官を護衛するためです。
隊列は、待ち伏せに遭い、3方から攻撃を受けました。スウェンソン大尉が特に評価されたのは、銃弾の飛び交う中、負傷者を救出し死者を収容したことです。
彼が、ある軍曹を助けるため、仲間と共に救護ヘリに向かっていた時のことです。いつもとは違って、この日偶然にもヘリに乗っていた。
衛生兵のヘルメットに小型カメラが付いていて、一部始終を記録していたんです。写っていたのは、スウェンソン大尉ともう1人が、首を撃たれた軍曹を運ぶ姿です。
負傷兵をヘリに乗せるとスウェンソン大尉は、屈んでその人の頭にキスをしてから、他の人を助けるため戻って行きました。私はそれを見て思いました。
こういう人間はどこから現れるんだろう?
あれは一体何なんだろう?
ああまでするのは、よほど深い気持ちでしょう。そこには確かに慈愛があります。
そして、自分の周りには、どうしてそういう人が いないのかと思いました。
軍隊では、他人のために犠牲になることもいとわない人間に勲章を与えますが・・・
ビジネスの世界では、利益を得るために、他人を犠牲にする人間にボーナスを与えます。
だから、このような東洋で言うところの道徳的な善玉的な思考が少ない資本主義中心思考の最低人間や法人(人間のレベルとしては最低ですが、でも、貨幣を稼げる資本主義システムは最高)
も一緒に社会システムで暮らすようにするため!
戦争を無くすため、予防し、マクロ経済学の観点から、カントの言う真に資金が透明な行政府が税金を取���中和させるのですが・・・
わかりやすく言うと、高い税率をかけて、市場の異常な加熱に冷や水をぶっかけて、適度な状態を持続的に維持して成長につなげます。
マクロ経済学は、最低最悪で強欲な個人や法人を扱うことを前提としているため!
マクロ経済学は、最低最悪で強欲な個人や法人を扱うことを前提としているため!
マクロ経済学は、最低最悪で強欲な個人や法人を扱うことを前提としているため!
もちろん、カントも言ってるように、権力者の思うままに振る舞うということは、否定しています。
なお、日本の全テレビ局は超裕福層に入ります。そして、もう既に権力者です。
カントとは、16世紀のドイツの哲学者。イマヌエル・カントのことです。「純粋理性批判」の他にも多数の書籍があります。
まるで正反対でしょう?
だから考えたのです。こういう人間はどこから現れるのか?最初は、こう考えました。彼らが「いい人間」だから。軍隊に惹かれたのだ。
いい人間だから奉仕の精神に惹かれるのだと。でも、違いました。
重要なのは、環境だと気付いたのです。
環境さえ整えれば、私達には素晴らしい行動をとれる力があり、さらに重要なのは、誰もがこの能力を持っていることです。
この気持ちはどこから生じるのでしょうか?5万年前の旧石器時代。ホモ・サピエンスが現れたばかりの頃にさかのぼると、私達を取り巻いていたのは、危険に満ちた世界です。
あらゆる力が全力で私達を殺しにかかります。別におかしな事ではありません。その力とは、大自然の気候かも知れないし、資源不足や猛獣サーベルタイガーかも知れません。
みんな私たちの寿命を縮めるように働く力です。だから、人類は社会的な動物に進化し、私が「信頼の輪」と呼ぶ、所属の感覚を持てる集団の中で、共に暮らし働くようになりました。
集団の中で安心できるようになると自然な反応として生じるのが信頼と協力です。これには利点があります。夜、眠る時にも部族の誰かが見張っていてくれるという信頼感があります。
お互いを信頼しないなら誰も見張らないでしょう。生き残りのためにはまずい戦略です。現代にも同じことが言えます。世界は危険に満ちています。
生活を脅かし、成功を阻み、成功の機会さえ奪うものであふれています。
経済は、浮き沈みが激しく、株式市場は予測できない。
新技術のためにビジネスモデルが一夜にして時代遅れになるかも知れず、ライバルが自分を潰そうとするかも知れない。
倒産に追い込むか。そこまでいかなくとも成長を妨げ、全力で仕事を奪いにくるかも知れません。
このフォース(「パワーかフォースか」の本でいう)は、どうすることもできません。
ダークサイドなフォースは常に存在し無くなることはありません。
私達に変えられるのは、組織内のあり方だけです。ここでリーダーシップが重要になります。
リーダーが方向性を決めるからです。リーダーが組織内の人々の生活と安全を優先するよう心がけ、自分達の利便や目に見える成果を犠牲にして、安心感と集団に属している実感を得られるようにすれば、素晴らしい結果が生まれます。
高報酬のCEO達には、多くの人が深い怒りや憎しみを抱いています。彼らは不当に高額な給与やボーナスを取っていますが、問題は金額ではなく・・・
彼らがリーダーシップの定義に反しているからです。
彼らは、暗黙の深く根付いたルソーの社会システム的契約に反しているのです。
自分の利益を守るために、部下の犠牲もいとわず、それどころか利益を守るためなら進んで部下を犠牲にします。
だから、腹を立てるのです。金額のせいではありません。
憎しみの連鎖の起点の一つ。
エンジェル投資家やベンチャーキャピタルや他の団体、行政府が、1.5億ドルのボーナスを・・・
ガンジーに出して怒る人はいるでしょうか?(「パワーかフォースか。エピソード8」より行政府が税金で事前分配するなど)
2.5億ドルのボーナスをマザー・テレサに出したら?(「パワーかフォースか。エピソード8」より行政府が税金で事前分配するなど)
不満が出るでしょうか?
出るはずがありません。
優れたリーダーは、金のために人を犠牲にはしません。
彼らはあっさりと利益を犠牲にして人を救おうとするでしょう(偉人ではなくとも、システム的に普通の人間にベーシックインカムで最低年収や生活向上を保証できれば、さらに幸福度も向上し、良くなるかもしれません:個人的なアイデア)
ボブ・チャップマンは、中西部で製造業大手の バリー=ウェーミラーという会社を営んでいます。2008年に不況に見舞われて受注が急に3割も減りました。
大規模な製造会社にとってこれは死活問題です。それまで通りの雇用を維持できなくなりました。
1千万ドル節約する必要があったため、他の多くの会社がするように役員会で人員削減が協議されました。
でも、ボブはこれを拒否しました。彼は社員を単なる頭数としては見ていなかった。心の数として、見ていたのです。心の数を減らすというのは頭数を減らすよりはるかに難しいのです。
そこで会社では、休暇プログラムを作りました。秘書からCEOまで。全従業員が無給の休暇を4週間取ることになりました。休暇は好きな時期でよく連続して取る必要もありません。
ここで重要だったのは、計画の発表の仕方でした。ボブは言ったのです「仲間の一部が大きく苦しむより、皆が少しずつ苦しむ方がいい」
これで従業員の士気が上がりました。会社は2千万ドル節約できました。
さらに重要な点は、皆さんがお察しの通り従業員が安心し、リーダーに守られていると感じた時の自然な反応である信頼と協力が生まれたことです。
リーダーシップとは、地位ではなく選択です。
組織の中で最上層にいながら、リーダーとは呼べない人々をたくさん知っています。
彼らは権力を持っているので、誰もが彼らの言うことに一応、従いますが・・・
ついていこうとは思いません。
一方、組織の底辺にいて権力は持っていないけれど、リーダーと呼ぶのにふさわしい人々もたくさん知っています。
彼らがリーダーにふさわしい理由は、自分の左にいる人も右にいる人も合わせて面倒を見ることを選択したからです。
これこそリーダーのあるべき姿だそうです。
現実的には、中小企業では、これで十分良いのですが、大企業や国家システムでは、相転移するように性質が変わってしまいますので、
上記のことがそのまま通用しないことがたくさんあります。
情報技術の発展とインターネットで大企業の何十万、何百万単位から、facebook、Apple、Amazom、Google、Microsoftなどで数億単位で共同作業ができるようになりました。
現在、プラットフォーマー企業と呼ばれる法人は先進国の国家単位レベルに近づき欧米、日本、アジア、インドが協調すれば、中国の人口をも超越するかもしれません。
法人は潰れることを前提にした有限責任! 慈愛や基本的人権を根本とした社会システムの中の保護されなければならない小企業や個人レベルでは、違いますが・・・
2018年では、サピエンスは20万年前からアフリカで進化し、紀元前3万年に集団が形成され、氷河のまだ残るヨーロッパへ進出。紀元前2万年くらいにネアンデルタール人との生存競争に勝ち残ります。
そして、約1万2千年前のギョベクリ・テペの神殿遺跡(トルコ)から古代シュメール人の可能性もあり得るかもしれないので、今後の「T型オベリスク」など発掘作業の進展具合で判明するかもしれません。
メソポタミアのシュメール文明よりも古いことは、年代測定で確認されています。古代エジプトは、約5千年前の紀元前3000年に人類最初の王朝が誕生しています。
マイケルサンデルは、メリトクラシー(能力主義)の陳腐さを警告し、諌め(いさめ)ています!
マイケルサンデルは、メリトクラシー(能力主義)の陳腐さを警告し、諌め(いさめ)ています!
マイケルサンデルは、メリトクラシー(能力主義)の陳腐さを警告し、諌め(いさめ)ています!
最後に、マクロ経済学の大目標には、「長期的に生活水準を高め、今日のこども達がおじいさん達よりも良い暮らしを送れるようにする!!」という目標があります。
経済成長を「パーセント」という指数関数的な指標で数値化します。経験則的に毎年、経済成長2%くらいで巡航速度にて上昇すれば良いことがわかっています。
たった、経済成長2%のように見えますが、毎年、積み重ねるとムーアの法則みたいに膨大な量になって行きます。
また、経済学は、大前提としてある個人、法人モデルを扱う。それは、身勝手で自己中心的な欲望を満たしていく人間の部類としては最低クズというハードルの高い個人、法人。
たとえば、生産性、利益という欲だけを追求する人間。地球を救うという欲だけを追求する人間。利益と真逆なぐうたらしたい時間を最大化したいという欲を追求する人間。などの最低生活を保護、向上しつつお金の循環を通じて個人同士の相互作用も考えていく(また、憎しみの連鎖も解消する)
多様性はあるが、欲という側面では皆平等。つまり、利益以外からも解決策を見出しお金儲けだけの話だけではないのが経済学(カントの「永遠平和のために」思想も含めて国家や権力者は透明性を究極にして個人のプライバシーも考慮)
<おすすめサイト>
マイケル・サンデル:メリトクラシー(能力主義)の横暴
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