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#湯葉カツ定食
yoooko-o · 9 months
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16/08/2023
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夏休み最終日。 久々に大豆の華でlunch。今日は予約してスムーズに入店できました🎵 この日も湯葉カツ定食(bean curd skin's cutlet)を頂きます。
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セルフでいただける湯葉と木綿豆腐、食べ過ぎないようにと思いつつ、結局食べ過ぎて、最後はお腹が苦しい…笑
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ここは日曜日が定休日になります。土曜日が仕事の日もありますが、また時間を作って来ないと!
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abaaaaba-blog · 7 days
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塩昆布は便利だなあ
こんにちは。マーヤです。
今はお昼12時47分、2024年4月29日月曜日(祝日)です。
みなさん、お元気ですか?
桜が散って、梅雨までのこの時期。
青葉、若葉、香る風もなんだか青い。
最近、手帳を買いました。
喫茶結社のマスターがラジオで手帳を勧めていて、それを聴いて、じわじわ・・・と手帳が欲しくなっていた。
4月の1週目だったかな、本屋さんで手帳を買いました。
手帳には、予定を書くのはもちろん、過ぎた日のマスに、その日のキーワードを書くようにしている。
たとえば、食べたもの、出かけた場所、観たもの、など。
今週の出来事をまとめてみる。
☕️食べたもの(自炊編):
キャベツと塩昆布のパスタ
これは二晩連続で私が作りました。レシピは雑誌のビッグイシューの連載コーナで枝元 なほみさん監修のもの。
ビッグイシュー内のお便りコーナに読者から「枝元さんのレシピ、どの回のものもとても美味しくできたので、何度も作っています」と寄せられていて私も作りたくなった。
材料は、キャベツ、塩昆布、パスタ、バター。
塩昆布とバターは家になかったので、帰りにサンディで買って帰った。
フライパンでパスタを茹でる。茹で時間が残り3分になったらキャベツも一緒に茹でる。
茹で汁をお玉一杯分残し、フライパンを空ける。
湯切りしたパスタ&キャベツをフライパンに投入。
そこへ塩昆布大さじ3、バター15gを和える。
和えにくい場合、茹で汁を適宜加える。以上!
竜大がとっても喜んでいた。
キャベツもバターも余っているし、また作ろうと思った。
次回こうしようと思った点:
麺が硬かったので、表示時間通りに茹でる。
塩昆布は、スプーンで計る。電子計量器で計ったら塩昆布がめちゃめちゃ多くなってしまった。味は辛くはなかったけれど、麺を食べ終えた後に昆布がめちゃくちゃ残っていて変だったから。
麺がパサついていたので、バターや昆布を和える時に茹で汁を使う。今回は一つも使わなかった。
キャベツと塩昆布のパスタ(二晩目)
前回の反省点を思い出す。
塩昆布。大さじスプーンにできるだけたくさん盛ること3杯。少ないように感じる。
続いて、表示時間どおりパスタを茹でる。茹で時間7分のマ・マーを火にかけ、「ヘイSiri、7分タイマー」
この行動が美味しさにつながると、昨日の私は云っていた。先ほど塩昆布が少ないように感じたので、湯に入れる塩を多めにした。
和える時、椀に取っておいた茹で汁を全部加えた。つるつると麺を食べたいし、塩昆布が少なくて塩味が少ないのを避けたかったから。
結果、一周目よりも美味しいと竜大に言われた、キャベツと塩昆布のパスタ。
自分としては、気になる点は解消できたけれど、麺の感じはもっと良くできる気がしている。パスタの種類や太さを色々と試してみたい。
キャベツと塩昆布パスタ編は以上。意外と長くなってしまった。
回鍋肉(竜大作)
もらってきたタケノコを活かすため竜大が初めて作ってくれた。家にあるオイスターソース等だけで美味しい味に仕上げていた。タケノコ、美味しい。もっと食べたいと思った、2024年、春。ところで我が家では近頃、フライパンごと食卓に出すことにしている。熱々のまま食べられるのは、理にかなっている点。この回鍋肉も、もちろんフライパンから二人で食べた。飲み物は、私が用意した。近所の酒屋さんで手に入れた箕面ビール。季節のビールを2種類と、あとジャケットが気に入った缶ビールを1本。緑色でメタリックな世界、ギターを下げた男が背中を見せている、絵。絵のラベルは缶から剥がして手帳に貼った。
チャーハン
近頃家にいる時の食事はチャーハン。美味しいから。これまたフライパンから直接食べるのが良いのだ。私の作り方は、こう。
冷凍ご飯を解凍する。
フライパンに油を温める。
高温の油に解凍したてご飯をそっと着地させる。
シャンタンを小さじ1くらい投入。
フライパンの中のお米がいい音を奏で続け、これはいつ食べても美味しいでしょう、というような見た目、香りになれば完成。
もともと卵チャーハンを作っていたけれど、卵がない日にご飯だけで作ってみたら、むしろ卵なしの方が美味しかった。以来、休日にお腹が空いたら先ずはチャーハン(お米だけ)を作って食べている。シャンタンは偉大である。冷凍庫にラップご飯さえ仕込んでおけば、7分後には美味しい炒飯にありつけるんだ。素敵だろう?
バインミー(竜大作)
竜大が「何か手の込んだ料理がしたい!」と言い出した、昼。その日は風の気持ちいい晴れた日だった。私は何か作って公園で食べることを提案した。そこで、バインミーを作ると竜大が云った。
2年前、近所の公園で夜桜を見た時、やはりバインミーを竜大が作った。美味しかった。
その、さらに1年か2年前、大川雄太郎氏が夜桜お花見ウォークの際に、バインミーを作ってきてくれた。とても美味しかった。夜、外、良い気候、バインミー。
さて、今回はバゲット2本分のバインミーを竜大が作った。切り分けたバインミーで、お弁当袋は満杯になった。「残ったら明日の朝食に」等と話していたが、二切れしか残らなかった。
🍺食べたもの(外食編):
🍑スパイス食堂ナムナム
ひかりEPリリース記念ということで、夜は外食しようと竜大と決めていた。訪れたのは、大阪庄内のスパイス食堂ナムナム。
ナムナムはランチで初めて訪れて、料理のあまりの素晴らしさにファンになった。ランチで何度か通い、思い切って夜も足を運んでみた。お酒を飲むためだ。
夜のナムナムも最高。おつまみとして、こんなに幾品も行き届いた料理をいただけるのかと、一品ずつに感動する。また、昼と違い、夜のナムナムは、ソロの常連さんがカウンターにいて落ち着いた雰囲気を醸し出している。その傍で、飲んで食べまくる我ら。いつも突撃ですみません、こんだけ食べて飲むんなら、きっと予約をしたほうがいいんだろう。
この日いただいたお料理も、すべて美味しかったです。元気になりました。ありがとうナムナム。またゆっくり行きます。
🍊とり慶
鳥の刺身が食べたいということで、初来店。おいしかったです。生ビール(メガジョッキ)をオーダしようとしたところ、店員さんが「今ビール半額キャンペーン中だが、メガは対象外なので生中の方が得」と教えてくれた。親切だなと思い、メガはやめ生中にしておいた。
🍎珉珉 庄内店
威勢のいいお母ちゃんに迎えられて入店。お座敷に座らせていただいた。さて何を飲もうかとメニューを確認すると、店名を冠した『珉』なるお酒を発見。もうこれしかないでしょう。
出てきた珉は、一合瓶に金のキラ文字で『珉』と書いてある、日本酒でした。ぬる燗で飲みやすかった。
お料理は、竜大がもうこれしかないでしょうと『硬い焼きそば』なるものをオーダ。ここ珉珉で3軒目。酔いに酔っているので、もう何でも来いという気持ちのわたくし。私のターンでは、大好きな焼き餃子を二人前くらい注文した。
硬い焼きそばとは、いわゆる皿焼きそばのことでした。しかし、普通のお皿焼きそばとは違うのが、珉珉なんですねえ。麺がしっかり太くて、カリッと揚がって硬く、旨みがある。焼き餃子もとても美味しかった。やっぱり餃子屋さんの餃子は良いよ。
🍛ジャンボカレー
お昼ご飯に、カツ丼激辛(カツ丼カレー 激辛)をいただいた。
元気が出る。美味しい。
🍤天ぷらの山
夜に行くのは初めて。飲む目的で、山へGO。ここは天ぷらのお店です。自席の天ぷらバット(あの油を切る網)に、天ぷらをドンドコ置いて行ってくれるお店。
私は野菜定食(定食のご飯を蕎麦へ変更)、牡蠣、キス、ビール(ハートランドを2本)をオーダ。
特に美味しかったのは、キス。ふわっふゎで、塩味と衣と身が、とけてゆく。
野菜で美味しかったのは、ピーマン。肉厚でちょっぴり苦い。ビールによく合った。
逆に、美味しいけどビールには合わなかったもの。それは、芋類。芋の天ぷらとしては最高な甘味と柔らかさを有している、それは間違いない。しかしビールと合わさると、とってもおなかが膨れる。それは至極当然のこと。
次回はこうしようと思った点:
飲む時は、定食に蕎麦も要らない。蕎麦が多すぎる。小盛りにできるか訊いてみよう。
ピーマンとキスだけ食べたい。ピーマンは単品注文ができないから、どうしようもない望み。しかし魚単品はあるから、キスだけいっぱい食べようかな。ピーマンは我慢。だって、芋がついてくるから。野菜定食にしかない、ピーマン。
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sugichou · 1 year
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越後湯沢駅近くの保よし(やすよし)に行きました。 ○越後もち豚鍋 鍋(小)2~3人前を頼んだけど、4、5人前のボリュームがありました。 まず、メンバー紹介 えび、三つ葉、白菜、長ネギ、焼き豆腐、しめじ、鶏団子 もちもちの豚肉そしてうどんももちもち。 やさしい出汁で最後の一口まで飲み干す。 ○おろし豚カツ定食 カリカリの衣の中から締まった豚ロース。 おろしポン酢は少し辛味のある大根。 おろし定食を頼んだけど、オリジナルのソースと味噌だれも付けてくれて、それぞれの味を楽しめました。 炊きたてツヤツヤのコシヒカリご飯も美味しかった。 ご馳走さまでした。 (保よし) https://www.instagram.com/p/Cm75mE5SCDb/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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sorairono-neko · 4 years
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恋人がいるって本当?
 勇利は朝からうきうきしていた。起きたとき、天気がよかったのもその理由のうちのひとつだった。いくらロシアでは青空がなかなか見られないとはいっても、ただ快晴を喜んだわけではない。今日この日に晴れた、ということが、何かの祝福を得たようでうれしかったのである。  ヴィクトルは、一週間前から留守にしていた。仕事である。何かの企画の相談だと言っていた。ほかにもいろいろあって忙しいようだ。電話もかけてこなかった。勇利も邪魔しては悪いと思い、連絡しなかった。そのヴィクトルが、今夜帰ってくるのだ。勇利は、ごちそうをつくらなけりゃ、と張り切っていた。 「ヴィクトル、今日帰ってくるんだって?」  すこし早めに練習を終えてリンクサイドへ上がると、ミラがひやかすように言った。 「うん。たぶん夜には」  遅くなるかもしれないし早いかもしれない、と言っていたけれど、どちらにしても、今日のうちには会えるのである。 「よかったわねー」  ミラはにやにや笑った。 「恋人はさぞ喜んでるんでしょうねえ」 「え?」  勇利はぽかんとした。──恋人? 「恋人って……誰の?」 「きまってるじゃない。ヴィクトルの恋人よぉ」  彼女は勇利の脇腹を肘でつついた。 「会いたくて会いたくてたまらなかったんじゃないの? 毎日浮かない顔してさ」 「え……、ミラ、ヴィクトルの恋人知ってるの……」 「知ってるにきまってるじゃない!」  ミラが楽しそうに声を上げて笑う。 「隠してるつもりだったのかしら?」  勇利は困惑した。彼女は、勇利がヴィクトルの恋人についてわきまえていると思っているようだ。しかし勇利は何も知らない。 「それは、隠し通すのは無理ってものよ。ヴィクトルだってあーんなにとけた顔で見ちゃってさ……、もう、相思相愛です、って言ってるようなものよね」 「相思相愛……」 「見ちゃいらんないわよ、はっきり言って。まあ、おもしろいし、しあわせそうで何よりだけど」  ミラは勇利の顔をのぞきこむと、口の端を上げてにんまり笑い、ひみつめかしてちいさく言った。 「カツキもそう思わない?」 「え、えっと……」  勇利はどうしようかと迷った。ぼく、ヴィクトルの恋人のことなんて知らない。そう言おうと思った。でも、驚きのあまり何も言えなかった。 「あぁあ、今夜は熱い夜を過ごすんでしょうねえ」  ミラがおおげさに嘆いた。 「まったく、いちゃいちゃらぶらぶしちゃってさ。私もいい加減落ち着きたいわぁ……」 「そ、そう……」  勇利はあいまいにうなずいた。ミラが戸口のほうへ顔を向ける。 「あっ、ヤコフコーチ来た。じゃあね、カツキ」  彼女は手を上げて去っていった。勇利はぼうぜんとしながら、無意識のうちに廊下を歩き、更衣室へ向かった。  ヴィクトル、恋人いたんだ……。 「……知らなかったな」  扉を開けようとすると、中からギオルギーが出てきた。彼はほほえむと、「終わりか?」と尋ねた。 「う、うん……」 「そうか。今日はヴィクトルが帰ってくるんだったな」 「そう……」  ギオルギーが「気をつけて」と挨拶をした。勇利はうなずき、それからつい彼を呼び止めた。 「あの、ギオルギー」 「なんだ?」 「えっと……」  勇利は頬を紅潮させた。 「ヴィクトルの、恋人のこと……なんだけど……」  ギオルギーは瞬いた。 「それがどうした?」  そのあっさりした態度にどきっとした。ギオルギーも……。 「そ、そのこと、知って……」 「ああ、もちろん知っている」  ギオルギーは笑いながら答えた。 「あれほど愛される男はいないが、それでも私は、彼は本物の愛にたどり着けないのではないかと心配していた。ずっとな。そうでもなかったようで、近頃はほっとしている」 「そ……そうなんだ……」 「しあわせになってもらいたいものだな」  気がつくと勇利は、自分のロッカーに向かってぼんやりと突っ立っていた。何度も同じことを考える。そっか。ヴィクトル恋人いたんだ。そっか……。  当たり前だ。あんなにスケートが上手でかっこうよくて綺麗で優しいひとなのだ。いないほうがおかしい。わかっていた。しかし、ヴィクトルがそういうそぶりをまるで見せないので、なんとなくそんな相手はいないのではないかと思いこんでいた。話してもらえなかったことがかなしかった。ヴィクトルにだって私生活がある。勇利に何もかも打ち明けられるわけではないだろう。でも、みんなは知っているのに、自分だけ知らなかった、という事実が勇利のこころを重くした。  なんでだろう。ぼくのことが信用できないからなのかな。言いふらしそうな感じがするとか? それとも──、邪魔すると思われてるのかな。そうかもしれない。ヴィクトルのこと好き好きってうるさいし、ぼくだけ見ててとか要求するし、ヴィクトルをずっとひとりじめしてきたし。こいつに教えたらめんどうなことになる、って思われたのかも。  勇利は溜息をついた。そんなつもりないのに、としょんぼりした。そういう勘違いするやつに見えるのかな。だけど、ヴィクトルだって、それほどぼくを警戒するなら、優しくしなければいいのに。ぼくにつきっきりで、朝から晩まで一緒で、寝るときも一緒で、何かあるとすぐ「かわいい」「綺麗だ」「愛してるよ」とか言ってくるんだもの。ぼくだって信頼されてると思うじゃん……。  勇利はのろのろと着替え、しゅんとしながらクラブを出た。今日という日がずっと楽しみだったのに、もうどうでもいいような気がした。ヴィクトルが帰ってきたらどんな顔をすればよいのだろう? おかえり、と笑顔で言えるだろうか? おかえり、ヴィクトル、恋人いるって本当? そんなふうにいきなり尋ねてしまったらどうしよう。まるで責めているみたいだ。責めたいとは思うけれど、でもそれは言ってくれなかったことについてであって、恋人がいることをじゃない。しかし、ヴィクトルが勇利をめんどうなやつだと思っているとしたら、案の定文句を言い出した、といやな顔をするかもしれない。でも、知らないふりをしてヴィクトルと接することはできない。ちゃんと言って欲しい。ヴィクトル、ぼくにうそついてるんだ、という気持ちを抱えたまま彼と過ごすなんて……いや……うそではないのか……ただ言わなかっただけで……。 「……はあ」  勇利は溜息をついた。勝手に落ちこんでばかみたいだ、と思った。せっかく帰ってくるのに、こんな気が滅入るような顔で出迎えられては、ヴィクトルも迷惑だろう。仕事で疲れているのだ。ねぎらわなければ。  そこでふっと勇利は思いついた。いろいろ憂鬱になってしまったが、本当にヴィクトルには恋人がいるのだろうか? ミラやギオルギーがうそをついているとは思わないけれど、何か思い違いをしているのではないか。ヴィクトルには恋人なんていない。だから彼は勇利に何も言わなかった。──こちらが真相ではないのか。ヴィクトルは誰にでも優しい。彼に近づく者はたくさんいる。ヴィクトルに好意を示し、ヴィクトルがそれに対して親切にふるまっているのを見て、ふたりは「恋人だ」と思いこんだのかもしれない。ありそうなことだ。  そう考えると、勇利は気持ちが明るくなった。ヴィクトルに訊いてみよう。責めるように尋ねるのではなく、冗談みたいに、「ミラたちに聞いたんだけど」と言えばいい。きっとヴィクトルは笑い飛ばすだろう。なに、それ。初耳なんだけど。俺に恋人? 誰だろうね? 俺のほうが知りたいなあ。  元気が出てきた。勇利は足取りもかるく市場へ向かった。ヴィクトルのために今夜はごちそうにしよう。何がよいだろうか。ヴィクトルはカツ丼が好きだけれど、こんなときまでカツ丼を食べたがるだろうか? でも勇利はそんなに料理は得意ではない。カツ丼以外でつくれるものといえば……。  ああでもない、こうでもない、といろいろ献立を頭の中でこねくりまわした。あ、あれがいいかな、でもあれはこないだつくったし、と悩む時間も楽しかった。ヴィクトルが「フクースナだよ、勇利!」と笑顔で言ってくれるところを想像すると笑みがこぼれてくる。  勇利は角を曲がった。花屋の向こうが目的の店だ。この花屋はいつもうつくしい花を仕入れており、それらを窓越しに見るのが勇利は好きだった。と──。  勇利は足を止めた。彼は花屋の店先に立っている男に視線を奪われ、その場に釘付けになった。 「……ヴィクトル」  ヴィクトルがいた。彼の横顔は、驚くほどなつかしく、慕わしく、勇利の胸は激しくときめいた。こんなところで会えるなんて! なんて偶然。一緒に食材を選ぼう。疲れてるからいやがるかな? ううん、ヴィクトルなら「いいよ」って笑ってくれるはず──。  勇利は笑顔でヴィクトルに駆け寄ろうとした。そのとき、ヴィクトルが言った。 「そうだよ。愛してる子へ贈るんだ」  勇利ははっとして立ち止まった。 「一週間も会えなかったんだ。もう死にそうだよ。早く会いたい。花を受け取って笑うかわいい顔が見たいよ」  勇利は動けなかった。 「その青いばらを入れてくれ。そう。俺の花だけど、あの子にふさわしいから。それから可憐なかすみ草も。もっといろいろとりそろえたいんだけど、あまり飾らないほうがあの子には似合うかもしれない。だが、それだけじゃさびしい感じもするな。悩むからすこし待って。こういう時間も楽しいね」  ヴィクトルは、うれしくてたまらないというようににこにこしていた。それも入れて、いや、やっぱりやめてくれ、清楚なあの子には派手なのは似合わない、代わりにそっちのマーガレットを。──いかにも愛情のこもった、いとおしそうな様子で、彼は次々と注文をつけた。  勇利はさっと背を向けた。ヴィクトルにみつからないように、急いで角を曲がって向こう側へ逃げこむ。リュックサックのベルトをぎゅっと握った。  あれは、あきらかに恋人へ花を贈る男の顔だった。まちがいない。ただの知り合いに、あんなふうに花を選んだりはしないだろう。一週間ぶりに会う──いや、おそらくもっと会っていなかったであろう恋人のために、花束が欲しいと思ったのだ。  やっぱりいたんだ。恋人いたんだ。そうだったんだ。勇利はふらふらと歩き、気がつくと自宅のソファに座っていた。室内はほの暗い。  気がつかなかったな……。  よほどヴィクトルが上手く付き合っていたのか。それとも自分が間抜けなのか。両方かもしれない。  ぼくはヴィクトルの何を見ていたんだろう……。  勇利はくすんと鼻を鳴らした。ヴィクトルのことを何もわかっていなかった。ヴィクトルはきっと、このあと、いちばんに恋人に会いにゆくのだろう。今夜帰ると言ったけれど、きっと帰ってこない。勇利はふと思いついて携帯電話を調べた。連絡は何も入っていなかった。ヴィクトルは勇利のことなんて忘れているのだ。恋人に会えるのがうれしくてそれどころではない。当たり前だ。  ふう、と勇利は息をついた。熱い夜を過ごすんでしょうね。ミラの言葉が頭に浮かんだ。そうか。そうか……。  かたわらにいたマッカチンが鼻を鳴らした。勇利はよしよしとつむりを撫でてやり、苦笑いを浮かべた。 「マッカチン、今日はヴィクトルは帰ってこないよ」  マッカチンが首をかしげる。 「楽しみにしてたのに、残念だよね。でもきっと明日には帰ってくるから」  またマッカチンが鼻を鳴らす。 「もうひと晩お留守番しようね。ふたりで……。ヴィクトルはね、恋人さんと仲よくするんだって。今夜。だから心配はいらないよ。マッカチンはヴィクトルの恋人、知ってた? 会ったことある?」  勇利は立ち上がった。 「いくら私的なことでもさ……やっぱり言って欲しいよね……ぼくのわがままかな……」  今夜は簡単な食事で済ませよう。勇利は台所の棚を調べた。たまには食べたいだろうと、日本から送られてきた即席のラーメンをみつけた。これでいいや、ときめた。 「あとはサラダかな……」  何か作業をしていないと落ち着かなかったので、たくさん野菜を洗い、大量のサラダをつくってしまった。ふたつの大皿に盛られたサラダを見、ぼく何やってるんだろう、と何度目かの溜息をついた。ラーメンに湯を注ぎ入れ、ふたをする。待つあいだ、マッカチンにごはんをあげた。 「早く三分経たないかな……」  そのとき、呼び鈴が鳴った。勇利は、誰だよもう、とめんどうな思いを隠しもせず玄関口へ向かった。 「はいはい、どなた──」 「勇利!」  扉が大きくひらいた。ヴィクトルが大きな花束と白い箱、黒いかばんを抱え、笑顔で中へ入ってきた。勇利はびっくりした。 「タダイマー!」  ヴィクトルはかばんをほうり出すと、勇利のことを腕いっぱいに抱きしめた。勇利はぼうぜんとして動けなかった。 「会いたかったよ、勇利! すごくさびしかった。もう今日がどれほど待ち遠しかったことか! ああ、勇利だね。よく顔を見せて。うん、かわいい。本当に勇利だ。ますます綺麗になったね……」  ヴィクトルが勇利の顔じゅうに接吻し、最後にかるくくちびるを吸った。勇利はまだぼんやりしていた。 「はい、これ」  ヴィクトルが花束を差し出した。 「きみに。俺の気持ち」 「…………」 「それからケーキも買ってきたよ。夕食のあと食べようね」 「…………」 「勇利?」  ヴィクトルが勇利のおもてをのぞきこんだ。 「どうしたんだ? 何かあったの?」 「…………」 「あれ? 俺、日付言ってなかった? 今日帰るって言ったよね? まちがえた?」 「…………」 「いや、ちゃんと教えたと思うんだけど……」  とにかく質問に答えなければ。勇利はおずおずと口をひらいた。 「き、聞いてた……今日だって」 「そうだよね。だったらどうしてそんなに驚いてるの?」  ヴィクトルがにっこり笑った。 「ちょっと早すぎたのかな? これでも時間がかかったんだけどね。花屋とケーキ屋でずいぶん悩んだから……。もしかして食事をつくってる最中だった? 俺をびっくりさせるためにごちそうとか?」 「あ……」 「もう、お腹ぺこぺこだよ。勇利を食べちゃいたいくらいだよ。なんてね。マッカチン、タダイマ! タダイマタダイマー」 「ただいま」という日本語が好きなヴィクトルは、何度もそう挨拶した。彼は快活な足取りで奥へ入っていく。勇利は慌てた。 「あ、あの、ヴィクトル──」 「晩ごはん、まだ途中なら俺も手伝おうか? 何かな?」 「あの、あの──」  ヴィクトルが足を止めた。彼は食卓の上にある即席のラーメンとサラダを見、きょとんとした。 「……えっ?」  勇利は焦った。まるでいやがらせのような食事を用意したと思われてしまう。ちがう。ちがうのだ。そうではなくて──。 「ごっ、ごめん……」  勇利はうつむいた。 「ごめん……ごめんなさい……」 「勇利……」  ヴィクトルが振り返った。 「どうして?」 「…………」 「俺が今日帰るってわかってたんだよね?」 「わ、わかってた……」 「もしかして、体調悪かった?」 「……悪くない」 「疲れてた?」 「疲れてない……」  ヴィクトルがかすかに笑った。 「俺、何か勇利を怒らせるようなことしたかな?」  勇利はぱっと首をもたげた。彼は一生懸命に言った。 「ちがうんだ!」 「いいんだよ。勇利が考えてきめたならそれでいいんだ。嫌いじゃないよ。構わない。でも、いつもの勇利なら……」 「ちがうんだよ、ちがうんだヴィクトル」 「何がちがうんだい?」 「そうじゃなくて……ぼくヴィクトルが帰ってくると思ってなくて……」 「え? いま、俺が帰ってくるのを知ってたって……」 「知ってたけど!」  勇利は花束を抱きしめた。 「……うちには帰ってこないと思ってて」 「よくわからない。ここへ帰らず、俺はどこに帰るん���」 「こ……、」  勇利の声がふるえた。 「恋人さんのところに……」 「恋人?」  ヴィクトルが黙りこんだ。勇利はしどろもどろになりながら説明した。 「ミラやギオルギーに聞いたんだ。ヴィクトルには恋人がいるって」 「…………」 「きっと恋人も待ってただろうね、とか言われて。ぼくヴィクトルに恋人がいるなんて知らなかったから、なんのことかよくわからなくて。ふたりの思いちがいかもしれないなって思ってたら、帰りに……ヴィクトルを見かけて……」  勇利はちらと上目遣いでヴィクトルを見た。ヴィクトルは怒っていなかった。物静かな表情で、ただ、うながすようにちいさくうなずく。 「それで……ヴィクトル、すごくうれしそうに……愛情いっぱいで花を選んでたから……」 「それはそうだろうね」 「だからぼく、ああ、やっぱりヴィクトルにはそういうひとがいたんだなって。じゃあ帰ってこないなって。それで……だから……」  ヴィクトルは押し黙っていた。勇利はおびえながら突っ立っていた。なんて言われるだろう……。やがてヴィクトルは持っていた白い箱を食卓に置くと、勇利の手から花束を取り上げて、それもそっと置いた。 「こっちへおいで」  ヴィクトルが勇利を居間のソファに座らせた。彼らは隣り合い、膝をくっつけるようにして向き合った。 「勇利、ふたりが言ってた恋人というのは、きみのことだ」 「え?」  勇利は顔を上げてぽかんとした。ヴィクトルが優しい目をして笑っている。 「ぼく……?」 「そう、きみだ」 「でも……」  勇利は戸惑い、口元に手を当てた。そんなことは。そんな……。 「でもぼく……ヴィクトルの恋人じゃない……」  ヴィクトルが苦笑いを浮かべた。彼は「そうだね」と甘い声で答えた。 「俺たちは恋人だ、なんて言いあったことはないね」 「うん……」 「ただ、一緒に寝たり、ときどきキスしたり、抱擁したり、髪を撫でたり、腕にふれたり、肩を抱いたり、いろいろささやきあったりしているだけだ」 「うん」 「恋人じゃない」 「うん」 「でも……」  ヴィクトルは、何も知らない子どもに丁寧に言い聞かせるように言った。 「彼らにはそう思えたんだよ」 「……そうなの?」 「そう……」 「…………」  勇利は目を伏せて考えこんだ。ヴィクトルが勇利の肩を抱き寄せ、髪を梳き、目元に上品に接吻する。 「じゃあ、ヴィクトルには恋人はいないの?」  勇利はたどたどしく問いかけた。ヴィクトルが笑った。そのうつくしい笑みに勇利は見蕩れた。どうすればこんな笑い方ができるのだろう? 勇利にはこんな笑い方はできないし、こういうふうにほほえむ人に会ったこともない。ヴィクトルだけだ。こんなに綺麗に……麗しく……高貴に……。 「勇利はどう思う?」 「え?」 「きみの気持ちを聞かせてくれ」 「……ぼくは……」  勇利はためらった。ヴィクトルみたいに綺麗なひとに恋人がいないなんて、そんなはずはないだろう。そんなのはおかしい。でも……それでも……ぼくは……。  勇利はつぶやいた。 「そういうひとは、ずっといないと思ってた……」  ヴィクトルはゆっくりとうなずいた。 「勇利がそう思うならそうなんだよ」 「そうなの……?」 「ああ」 「ぼくがきめるの?」 「そう……」  ヴィクトルは甘い声でそれをみとめた。 「きみがきめるんだ」 「どうして? だってヴィクトルのことなのに……」 「勇利しかきめられないんだ」 「だって……」 「それでいいんだよ。それが正しい」 「そんなのおかしいよ。だってヴィクトルにはヴィクトルの、」 「正しいんだ」  彼はきっぱりと言い、魔術的な口ぶりでささやいた。 「俺がおまえにうそをつくわけがないだろう……?」  勇利の頬が紅潮した。そうだ。ヴィクトルはいつだって、勇利に大切なことを話してくれる。 「……うん」  うなずいた瞬間、胸に安堵がひろがった。ヴィクトルはひみつをつくったりしない。勇利に隠しごとなんてない。いつでもすべてを見せてくれる。ヴィクトルの愛を知っているのは、勇利だけなのだ……。 「これですっきりしたかい?」 「うん」 「俺は勇利以外の誰にも花を買ったりしないし、勇利のところ以外に帰らないってわかってくれたかな?」 「うん」 「それはよかった」  ヴィクトルが勇利を抱きしめた。髪にくちづけられ、まぶたにもそうされて勇利はうっとりした。 「目を閉じて……」  くちびるにも接吻される。勇利は力を抜いてされるがままになった。なんて甘く優しいキスなのだろう。でもだんだん情熱的になる。幾度もついばまれて……甘噛みされて……舌が……。 「ん……」 「勇利」  ソファに押し倒され、身体をいつくしむように撫でられて、勇利はちいさくあえいだ。ぞくぞくした感覚があちこちに生じる。しびれる。夢の中にいるようだ。ヴィクトルにふれられたところからとろけてしまいそう……。  ……気持ちいい……。  ヴィクトルはなんでこんなことをするんだろう……? 「勇利。好きだよ。いつも言ってるだろ?」 「うん……」 「本当に綺麗になったね。見違えた」 「綺麗じゃないよ」 「俺の美的感覚に逆らうのか?」  ヴィクトルが冗談めかして言った。勇利は別のところからの反撃をこころみた。 「たった一週間だよ」  しかしヴィクトルは言うのである。 「一週間あれば変わるのにじゅうぶんだ」  彼はまぶたをほそめて熱心に勇利をみつめた。 「その変化をそばで見られなかったのは惜しいな。かわいいよ。愛してる」  勇利の頬が上気した。 「勇利しか見えないよ……」 「ヴィクトル」  ヴィクトルに抱きしめられ、首筋にせわしなくくちづけられながら、勇利は、これが終わったらごはんにしよう、と思った。でも──食事──夕食──。 「あっ」  思わず声を上げた彼に、ヴィクトルが首をもたげた。 「どうしたんだい?」 「ごはん!」 「ごはん?」 「どうしよう! ラーメンしかない!」  勇利はがばっと身を起こし、頬に手を当てた。 「本当は市場へ行こうと思ったんだよ。でもその途中でヴィクトルを見たものだから……、結局そのまま帰ってきちゃって……ぼく一人だからいいやって……」  うろたえ、何か冷蔵庫になかったかと考える。 「ハ、ハムが残ってるよ……でもそれだけだ……冷凍のものは……ポテトとか、そんなのしか……」  勇利はヴィクトルの腕をつかんだ。彼をじっとみつめ、こころをこめて謝罪する。 「ヴィクトル、ごめんなさい……」 「…………」 「疲れて帰ってきてるのに……ヴィクトルはぼくのためにいろいろしてくれたのに……」 「…………」 「ごはんがラーメンとか……」  ふいにヴィクトルが笑い出した。彼は勇利を抱きしめると、かわいくてたまらないというように頬ずりし、甘やかした。 「いいさ、ラーメンでも」 「よくないよ。そんなのはだめだよ」 「構わない。勇利が俺のことで悩んでくれた証拠だと思えばうれしい」 「ぼくいまから買い物行ってくる!」  立ち上がろうとした勇利をヴィクトルが引き止めた。彼は優しく笑っていた。 「いい」 「…………」 「勇利がいればじゅうぶんだよ」 「でも……」 「ラーメンでもハムでもポテトでもいいさ。サラダもあるしね。花を飾って食事にしよう。それからケーキを食べよう」 「ヴィクトル」 「いいものを食べるのなら、俺が明日どこか美味しいところへ連れてってあげるよ。いや、一緒につくるのがいいかな。勇利の好きなほうにしよう。俺に必要なのは、とにかく勇利なんだ」  ヴィクトルは立ち上がり、勇利の手をうやうやしく取ると、甲にくちづけして情熱的にささやいた。 「だから今夜は一緒に寝てくれ。勇利が不足して死にそうだ」 「うそでしょ」  ミラが驚愕した。 「本当だ」  ヴィクトルはまじめくさって答えた。 「だって……」  彼女は笑い出し、可笑しくてたまらないというように腹を押さえる。 「何なのカツキ、ばかじゃないの? 子ども? 頭大丈夫?」 「いいんだ。勇利はそういう子なんだ。そう言葉にしたこともないし、俺とのあいだにそんな概念もない。ただ素直に、純粋に俺を愛してるだけなんだ」 「でもいろいろやってんでしょ? ヴィクトルは気にならないわけ?」 「それでいいんだ」  ヴィクトルは肩をすくめた。 「勇利にはいまのままでいて欲しい。何も考えずに、ただ俺のそばで俺を愛してもらいたいんだ」 「はー……」  ミラはあきれたように息をついた。 「変わってんのね」  彼女はくすっと笑い、氷の上で自由にすべっている勇利を見やる。 「でも、ちょっとうらやましいかも」 「混じりけがなさすぎて、たまに心配になるけどね」 「ヴィクトルからしたらそうでしょうね。どういう育ち方したのかしらねえ……」  ヴィクトルはほほえみ、悟りすました態度で言った。 「俺を愛して育ったんだよ」 「え?」 「俺だけ見て、俺のことだけ考えて、俺だけを追いかけて、俺だけを愛して育ったらああなるんだよ」  彼は満足そうに自慢した。 「かわいいだろ? 俺の勇利」  勇利が演技をやめ、ヴィクトル��ほうへ向かってすべってくる。彼はみずみずしい笑みを浮かべて白い歯を見せた。 「ヴィクトル、見てた? ぼくのこと見てた?」 「ああ」 「ぼくだけを見てた?」  ヴィクトルはフェンスから身を乗り出して、勇利の若々しい、可憐な頬にふれた。 「おまえのことだけ見てたよ」
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no1-shochu · 4 years
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【若潮酒造の美味しい焼酎が飲めるお店】 ( とんかつ専門店 かつひろ 様 ) ( 鹿児島県 志布志市 志布志町 志布志 ) 若潮酒造株式会社の焼酎が飲めるお店をご紹介致します。 今回ご紹介するお店は、 かつひろ 様です♪ こだわりの 美味しい とんかつ が食べられるお店です⤴⤴⤴😋 お一人様から、子供連れのお客様まで楽しめるお店です♪ 今回は、美味しいとんかつと、黒若潮(クロワカシオ)にしました♪ とんかつ 絶品♪ お肉がジューシー♪ 凄く美味しかったです(σ≧▽≦)σ⤴⤴⤴ 美味しいトンカツが食べたい方は是非一度食べに行って下さいね~😋 かつひろ 様情報 様情報 ( 定食 ・ 食堂 ・ とんかつ屋 ・ お食事処 ・ ランチ ・ ディナー ・ カウンター ・ テーブル ・ 洋食 ) 営業時間 = 11:00~14:00 17:00~19:30 ( 日曜営業 ) 定休日 = 木曜日 住所 = 〒899-7103 鹿児島県志布志市志布志町安楽5197-1 電話番号 = 099-472-2577 (人気店なので行かれる際は、予約のお電話を宜しくお願い致します。) 皆さん是非 かつひろ 様に美味しいお料理と美味しい焼酎を食べに飲みに来て下さいね~~~♪ ✨若潮酒造公式サイト✨ http://wakashio.shop-pro.jp/ ※会員登録お願い致します(๑•̀ㅁ•́ฅ✧ ____________________________ ✨若潮酒造受賞歴✨ 鹿児島県本格焼酎鑑評会 ✨21年連続受賞‼✨ ____________________________ ※若潮酒造の焼酎は、プリン体0・糖質0・甘味料0 、体に優しい芋焼酎です(^^♪ (焼酎飲み方案内) 冷やしてストレート、グラスにいっぱいに氷を入れてロック、グラスにいっぱいに氷を入れて炭酸水を入れてソーダ割り、グラスにお湯を入れてお湯割り、色々な飲み方をして楽しんで下さいね~♪ 日本全土 、 全都道府県 に若潮酒造の焼酎が広がるように頑張ります。 ( 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 新潟県 茨城県 群馬県 栃木県 埼玉県 東京都 千葉県 神奈川県 山梨県 長野県 富山県 石川県 福井県 静岡県 愛知県 岐阜県 三重県 大阪府 京都府 滋賀県 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 ) ★若潮酒造は見学、ツアーも出来ますので皆さん是非若潮酒造に遊びに来て下さいね♪ ( 会社が休みの場合も有りますので、見学に来られる際は事前に御連絡して下さいね。) 若潮酒造株式会社への 商品、見学、ツアー お問い合わせ 若潮酒造電話番号 = 099-472-1185 若潮酒造住所 = 鹿児島県志布志市志布志町安楽215 お気軽にお電話下さい (^^♪ ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ ✨限定焼酎販売中✨ ※限定焼酎も販売しています\(^^)/ ✨若潮酒造株式会社 公式オンラインネットショップ✨ ★☆★✨ http://wakashio.shop-pro.jp/ ✨★☆★ ※登録方法が解らない方はこちら ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ ✨登録方法✨ 若潮酒造公式オンラインショップ 登録のいろは = https://wakashioshopiroha.wixsite.com/wakashio-shop-iroha ✨会員登録の方法パソコンから✨ = https://wakashioshopiroha.wixsite.com/wakashio-shop-iroha/newmember ✨会員登録の方法スマートフォンから✨ = https://wakashioshopiroha.wixsite.com/wakashio-shop-iroha/blank-10 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ #かつひろ #とんかつ #カツヒロ #トンカツ #豚カツ #食堂 #飲食店 #ランチ #ディナー #とんかつ屋 #居酒屋 #お食事処 #若潮酒造株式会社 #若潮酒造 #若潮酒造服部明 #焼酎 #國酒 #本格焼酎 #芋焼酎 #麦焼酎 #焼酎志布志 #黒若潮 #白若潮 #鹿児島県 #志布志市 #志布志町 #志布志 #しぶし #有明町 #松山町 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 若潮酒造服部明。 私の個人サイトなので、お気軽にフォローして下さいね。 Instagram インスタグラム = https://www.instagram.com/wakashio_hattori/ Twitter ツイッタ― = https://twitter.com/wakashio11 youtube ユーチューブ = https://www.youtube.com/channel/UC9iyw41rfoD-_jOSQiDQx1g アメーバブログ = https://pro (かつひろ) https://www.instagram.com/p/B6pL97TgAFB/?igshid=14j6jitjb17yl
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over-sleep · 6 years
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47都道府県のローカルチェーン店まとめ
公開公開〜!! 「地元民に愛される地元のチェーン店」を都道府県ごとにまとめた記事が公開されたよー! 「あれが入ってないやろが!!」っていう批判については覚悟の上や!!!!!   【遂に完成】「47都道府県のローカルチェーン店まとめ」が出来たので見て欲しい【疲労困憊】 ( ヨッピー さんのツイート )
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ローカルチェーン店の定義 ・全国展開ではない、地元に根差したお店であること ・ある程度の規模でチェーン展開していること ・普段使いのお店であること ・展開メニューに独自性があるものを優先 ・各都道府県3つまでを選定
【北海道】 ・「みよしの」の餃子カレー ・「ラッキーピエロ」のハンバーガー ・「インデアン」のカレー
【青森】 ・「長尾中華そば」の津軽ラーメン ・「一心亭」の焼肉
【秋田】 ・おばちゃんが売る「ババヘラアイス」 ・「TREnTA」のパスタ ・「ナガハマコーヒー」のコーヒー
【岩手】 ・「ぴょんぴょん舎」の焼肉・冷麺 ・「南部家敷」のそば ・「福田パン」のあんバター
【山形】 ・「龍上海」の赤湯ラーメン ・「十一屋」のチルミー ・「とん八」のとんかつ
【福島】 ・「メヒコ」のカニピラフ ・「マンマ・マリィ」のイタリアン ・「三万石」のままどおる
【宮城】 ・「ラーメン堂 仙台っ子」のラーメン ・「まるまつ」の和食
【新潟】 ・「フレンド」のイタリアン ・「みかづき」のイタリアン ・「くいどころ里見」の和食
【長野】 ・「あっぷるぐりむ」の旨ハンバーグ ・「テンホウ」のラーメン ・「ラーメン大学」のラーメン
【山梨】 ・「小作」のほうとう ・「ほうとう不動」のほうとう
【千葉】 ・「としまや弁当」のお弁当 ・「赤門」の焼肉 ・「やまと」の回転寿司
【茨城】 ・「サザコーヒー」のコーヒー ・「ばんどう太郎」の味噌煮込みうどん ・「とんQ」のとんかつ
【栃木】 ・「フライングガーデン」の爆弾ハンバーグ ・「宇都宮みんみん」の餃子 ・「正嗣」の餃子
【群馬】 ・「シャンゴ」のシャンゴ風スパゲッティ ・「おおぎやラーメン」のみそラーメン ・「登利平」の鳥めし
【埼玉】 ・「山田うどん」のうどん ・「馬車道」のピザ ・「るーぱん」のピザ
【東京】 ・「富士そば」のそば ・「ねぎし」の牛タン
【神奈川】 ・「ハングリータイガー」のハンバーグ ・「元祖ニュータンタンメン本舗」のタンタンメン ・「崎陽軒」のシウマイ弁当
【石川 ・「チャンピオン」のカレー ・「8番ラーメン」のラーメン
【富山】 ・「氷見きときと寿司」の回転寿司 ・「まるたかや」のラーメン
【福井】 ・「ヨーロッパ軒」のソースカツ丼 ・「オレボ」のお惣菜
【静岡】 ・「さわやか」のハンバーグ ・「五味八珍」の餃子 ・「スマル亭」のかき揚げそば
【岐阜】 ・「岐阜タンメン」のタンメン
【愛知】 ・「パスタ・デ・ココ」のあんかけパスタ ・「味仙」の台湾ラーメン ・「長命うどん」のうどん
【三重】 ・「あじへい」のラーメン ・「おにぎりの桃太郎」のおにぎり ・「一升びん」の焼肉
【奈良】 ・彩華ラーメン ・天理スタミナラーメン
【滋賀】 ・「ちゃんぽん亭総本家」の近江ちゃんぽん ・「バリバリジョニー」のラーメン
【京都】 ・「からふね屋珈琲」のパフェ ・「志津屋」のパン ・「横綱」のラーメン
【大阪】 ・「551蓬莱」の豚まん ・「わなか」のたこ焼き ・「だるま」の串カツ
【和歌山】 ・「グリーンコーナー」のグリーンソフト ・「パン工房カワ」の生クリームサンド
【兵庫】 ・「もっこす」の中華そば ・「らぁめんたろう」のラーメン
【岡山】 ・「岡山木村屋」��バナナクリームロール ・「海都」の回転寿司 ・「ミスター・バーク」のハンバーグ
【広島】 ・「徳川」のお好み焼き ・「我馬」のラーメン ・「ちから」のうどん
【山口】 ・「いろり山賊」の山賊焼き ・「どんどん」のうどん ・「たかせ」の瓦そば
【島根】 ・「服部珈琲工房」のコーヒー ・「たまき」のうどん ・「羽根屋」の出雲そば
【鳥取】 ・「すなば珈琲」のコーヒー ・「澤井珈琲」のコーヒー ・「北海道」の回転寿司
【徳島】 ・「徳島ラーメン 東大」のラーメン ・「セルフうどん やま」のうどん ・「祭り寿司」の回転寿司
【愛媛】 ・「大介うどん」のうどん ・「がんば亭」のうどん ・「チャイナハウスすけろく」の中華
【香川】 ・「こだわり麺や」のうどん
【高知】 ・「アイスクリン」のアイスクリン ・「豚太郎」のラーメン
【福岡】 ・「ひらお」の天ぷら ・「牧のうどん」のうどん ・「資さんうどん」のうどん ・「ウエスト」のうどん
【佐賀】 ・「井手ちゃんぽん」のちゃんぽん ・「喰道楽」のラーメン ・「からつバーガー」のからつバーガー
【長崎】 ・「庄屋」の和食 ・「若竹丸」の寿司 ・「牛右衛門」のハンバーグ
【大分】 ・「大分からあげ」のからあげ ・「鳴門うどん」のうどん ・「寿司めいじん」の寿司
【熊本】 ・「ヒライ」のお弁当
【宮崎】 ・「味のおぐら」のチキン南蛮 ・「きっちょううどん」のうどん ・「桝元」の辛麺
.【鹿児島】 ・「鹿児島 餃子の王将」の天津飯 ・「なべしま」の焼肉 ・「そば茶屋吹上庵」のそば
【沖縄】 ・「A&W」のルートビア ・「ジェフ」のハンバーガー ・「ブルーシール」のアイス
【遂に完成】「47都道府県のローカルチェーン店まとめ」が出来たので見て欲しい【疲労困憊】 ( ぐるなび みんなのごはん  さんの記事より )
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geniusbeach · 6 years
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和歌山旅行記
 ふと思い立ち、昨年の夏に和歌山で書いた日記を旅行記としてまとめることとした。約1年前のことなので曖昧になった部分もあるが、総じて良き思い出であったと記憶しているため、できるだけそれを損なわないように補足した。もっとも、旅の始まりは最悪であったが…。
 8月31日
 9時起床。本来休みのはずの仕事に出る。ただでさえやる気がないのに、昨日解決したと思っていた面倒事がぶり返して泣きそうになる。大きな不安を残して16時に上がり、バタバタと和歌山へ。市内に着いた頃には20時前になっていた。県庁所在地にもかかわらず驚くほど魅力的な飲食店がなかったため、食べログで見つけた駅ナカのラーメン屋で仕方なくつけ麺を食べるも、至極微妙な味。改めて京都のラーメン屋のレベルの高さを知る。ホテルはホテルで激安プランを選んだせいで、なぜか鏡張りの廊下、迷路のようにおかしな内部構造、ボロボロの内装、暗い部屋、薄い壁に虫さんもコンニチハとさながら監獄のようなありさま。トイレは浴室の奥にあり、風呂上がりにはビショビショの床をつま先で渡り歩いて行かねばならない。さらに窓を開けると目と鼻の先に壁があり、閉めきっていたとしても、雨でもないのに絶えずポタポタと水滴の落ちる音が聞こえてくる。おまけに翌日の靴下を家に忘れて来たことに気づき、コンビニに買いに行く始末。無駄な出費に心が傷む。なんともツイてない一日だ。さっきから向かいの部屋のテレビがうるさく、モヤモヤして部屋でタバコを4本も吸ってしまった。0時。さっさと寝て明日に備えよう。今日で8月が終わった。
 9月1日
 8時起床。極悪昭和レトロなホテルにオサラバした後は、夕方まで研修。グループワークが主体のもので、ディスカッションではモアイ像と化す自分を発見。最後まで苦戦しつつもなんとかこなす。しかし、例によって参加者との交流はうまくいかず、最後までじっとしていた。社会的な身ぶりがどうにも苦手なのだ。昔から集団の中にいるのが耐えられない性格で、浮いていたというわけではないものの、心ではマスの潮流に反発をしていた。そのため、私の第一印象は他人にとって大抵よろしくないようだ。私はそれをわかっているので、時間を置いてそこから巻き返すことにしている。今回のように一回きりの出会いではそういうわけにもいかないのだが、やはり共同体からは抜け出ていたいという個人的な心理がどうしても勝った。我々は服を着た動物に過ぎない。一時的な社交をそつなくこなす能力など本当に馬鹿馬鹿しい。と同時に、そんなことを考える私が一番の大馬鹿者なのだ、とも思う。社会に対する態度、このアンビバレンスは時たま私を引き裂こうとする。最近は心を開く方が有意義だということもわかってきたので、自分なりに努力をしているつもりだ。今日はたまたま失敗しただけ。明日からまた頑張ろう。  さて、和歌山駅に戻り、行く予定はなかったものの、気が向いたので井出商店でラーメンを食べた。いわゆる京都ラーメンと似た醤油豚骨味で、優しい味わい。腹ごしらえを済ませた後は紀伊勝浦に向かうのみだ。同じ和歌山なのに電車で二時間半と約5000円かかるのというのがすごい。車中ではほとんど寝ていて、着いた頃には21時半になっていた。今日から2日間、海に面した温泉宿に泊まる。チェックイン早々にフロントのおじさんが明日の観光プランを一緒に考えてくれた。人の純粋な優しさに涙が出そうになる。風呂は天然温泉で、硫黄の匂いが立ち込めていた。ぬる湯と熱湯。肌がスベスベになり最高に気持ちがいい。永遠に入っていられるんじゃないかと思った。部屋に戻り、コンビニで買ったビールで小さく宴会。波の音が聞こえる。普段は海のない都市に住んでいるので、海沿いの小さな町には何か憧れめいたものがある。かつて夢に出てきて今も忘れられない場所もこのような土地ではなかったか。そんな気もしてくる。当時、起きてすぐに地図を調べたが全くわからなかった。だが判明してしまったところでどうすると言うのか。きっと手を付けずにおいた方が良い記憶というのもあるのだ。1時。明日は念願の那智の滝だ。心地よい疲労感が安眠をもたらしてくれるだろう。
 9月2日
 8時半起床。カモメの声で目が覚める。朝飯を食べに、地元の漁師が集う「めしや 里」へ。宿の人が予約してくれていたみたいで、一の滝さんから来たの? と聞かれる。前日、フロントで名物を尋ねた時に知った穴場の店だ。まぐろ造り定食を頼むと、サク2つぶんの分厚い切り身にどんぶり鉢いっぱいのご飯と味噌汁という、とんでもない量で出てきた。さらにご飯はおかわり自由かつサービスのまぐろソテーまで出してもらう。これで1000円だ。あまりに多かったため食べ切れずに残してしまい、とても申し訳なかった。ここのまぐろは冷凍せず、水揚げすぐのものを出しているとのこと。だから食感がムチムチで大層美味かった。魚の値段が高騰している時は1000円で出せないため、まぐろが食べられるかどうかはその時の仕入れ状況によるそうだ。食事ついでに勝浦の話を色々と聞く。熊野が世界遺産に登録された頃は観光客が多かったが、やはり昔に比べてだいぶ寂れてしまったとのこと。確かに、駅前から歩いている時、やってるのかどうかわからないようなフィリピンパブやスナックが立ち並ぶ鄙びた商店街が印象的だった。他のお客は船頭さんが4人。ずっとフィリピン人の姉ちゃんの話をしていたが、そのうちの1人が、今度有休を取って来たら寝る場所と食べる物をやるよ、と言ってくれた。人の温かさに触れられた朝だ。帰りがけに、次は彼女を連れて来いよと言われた。きっとそうしよう。  重たくなった腹を抱え、紀伊勝浦駅で那智山までのバス往復チケットを買って大門坂で下車。熊野古道を歩く。苔むした林道は写真で見たそのままの、いにしえの雰囲気。汗をかきながら那智大社を目指す。脇には青い山が連なり、木々の間を抜けて爽やかな風が吹いてくる。海から近いのになんとも雄大な山々だ。青岸渡寺を参拝後、かねてから念願の那智の滝へ。あまり知られていないことだが、京都にも熊野三山を模した熊野神社があり、後白河法皇が熊野詣でをする際は、そのうちのひとつである熊野若王子神社の小さな滝で身を清めてから出発したそうだ。私は熊野若王子神社の奥にある滝宮神社と、そのさらに奥にある池が好きなのでよく行っている。霊感を受けて詩の題材にもしたほど思い入れのある場所なのだ。その都度いつか那智を訪れてみたいと思っていたため、今回本物の滝を見れる機会に恵まれて、私はかなり興奮していた。階段を降りる足も自然と早まる。そうしてようやく飛瀑へと辿り着いた時、私は本当に唖然とした。その威容、その勢い、その迫力。133mにもおよぶ高さから、無数の龍頭が地上へ突入してくる。ああ、神よ。なんという驚異。開いた口が塞がらないとはこのことだ。私は手を合わせることも忘れ、しばし呆然と佇んでいた。そして気づけば半時間ばかり経っており、首の痛さでふと我に返った。いやはや、ここが「蟻の熊野詣で」と呼ばれるほどの信仰の地となったのも頷ける。神がいて、我々はそれに生かされる。ただそれだけのことなのだが、それがいかに重大なことか。心が洗われた気分だ。三重塔前の句碑にはこうあった。『薄紅葉して神の那智滝の那智』。  バスで麓まで戻り、那智海水浴場の砂浜を歩く。風が爽やかだ。そのまま熊野街道に入ってひたすら南へ。約5kmの道のりの末、カフェきよもんにてアイスコーヒーとタバコで休憩し、きよもん湯へ。源泉かけ流しの硫黄泉はしっかりと茹でタマゴの匂いがする。小さな気泡で肌もスベスベに。気持ちよく長湯をした後は歩いて山を越え、夏山(なっさ)温泉「もみじや」へ。海沿いの道のどん詰まりにあるここは、まさに秘湯と呼ぶにふさわしい場所。旅館業がメインのようで、300円で日帰り入浴もできる。地図でたまたま見つけただけだったが、これが当たりだった。客は誰もおらず、小さく古い(が、綺麗な)浴室は貸切状態、湯船のへりからは贅沢にも湯が勢いよく溢れ出ている。ここも硫黄泉で、今回入った3つの温泉の中で最も濃い匂いがした。どっぷりと長湯を楽しみ、昭和のままで時間が止まったかのような��内でしばし休憩。宿泊客の食事の準備が始まったようなので、一言お礼を言ってからもと来た山道を引き返し、勝浦のまぐろ料理「桂城」へ。まぐろ定食に舌鼓を打ち、ホテルに戻る。フロントにいたオーナーに今日の行程を伝えると、昨日立てた作戦、大成功やったね、と喜んでくれた。ついでに奥さんも交えて勝浦の話を聞かせてもらう。熊野の歴史や宿の自慢、那智の滝で満行した行者が身を投げたこと、補陀落渡海の悲しさ、あたりの島々にまつわる伝説やエピソード、源泉かけ流しと謳う温泉の裏話、昨日から太地に捕鯨反対団体が来ていること等。明日太地に行くと伝えると、逆に貴重なものが見れるかもしれないねと言われる。日本の文化を尊重して欲しいものだと一緒に嘆いた。その後、身体を癒すため、ホテルの温泉に浸かる。ここの湯は偉い先生がナントカ言って褒めたそうだ。昨日も言ったが、本当に気持ちが良い。全身の力が抜けた。  今日は3つの温泉でリラックスできたとはいえ、一日中歩きっぱなしでかなり疲れた。後で地図を見ると15kmをゆうに超える行程であったことがわかった。一人旅でなければこうはいかないだろう。新しく買ったパラディウムの靴も役に立った。1時半。良い旅だと思う。明日はなんとか5時半ごろの日の出を拝みたいのだが、叶うだろうか。もう寝よう。
 9月3日
 5時半のアラームで飛び起き、部屋から日の出を見る。弁天島の緑の間から登る朝日が辺りを橙色に染めていた。素晴らしい朝だ。私はそこに神話の空気を感受し、思わず手を合わせた。感動的な静謐のパノラマが広がる。熊野よ、なんという土地だ。  二度寝の後、8時半に起きた。今日は波があるため、紀の松島をめぐる遊覧船は欠航らしい。フロントのスタッフに世話になったと告げ、勝浦から電車で太地駅まで向かう。次の目的地まではバスに乗るつもりだったが、なんとなく歩きに変更。途中にあった「くじら家」でランチを食べる。尾の身と頬肉の刺身に、鼻孔の味噌漬け、大和煮、串カツ、ベーコン、さえずりの吸い物など、まさに鯨尽くしの定食は少々値が張ったものの、食べられるだけ貴重なのでありがたく頂く。鯨と言えば血の匂いのする獣肉で、どこか魚のような風味もあるのが特徴だ。野趣があってうまい。腹いっぱいになったところで再び歩いて太地町立くじらの博物館へ。捕鯨の歴史に関する展示物や骨格標本・解剖学的標本などを一覧し、クジラショーとイルカショーを見学。4m近いクジラのジャンプは見応えがあった。マリナリウムではアルビノのイルカが泳いでおり、その神秘的な姿に見惚れた。その後、岬まで歩こうかと思ったが、かなり距離があったため「白鯨」という宿でレンタルサイクルを借り、上り坂を飛ばす。燈明崎に着いた頃には足が疲れており、歩かなくて良かったと思った。さて、太地町の果て、太平洋を一望できるこの岬には、見張り台と支度小屋の跡がある。昔は鯨の潮吹きを見つけると法螺貝を吹いて船に知らせたそうだ。命がけで戦った海の男たちに思いを馳せる。梶取崎にも足を運ぼうかと思ったが、電車の時間が迫っていたためここでやむなく撤退。帰途、警察が囲む物々しい雰囲気の中でイルカ漁が行われているのが見えた。後でニュースを見ると外国人の活動家が数名来ていたようだ。彼らは写真を撮ったくらいで目立ったことはしなかったらしい。そういえば、勝浦に向かう電車の中で金髪碧眼の背の高い男を見かけたことを思い出した。自転車を返却し、16時過ぎに太地駅を後にした。  京都の自宅に着いたのはそれから5時間後の9時だった。友人Zからの連絡で、今出川の居酒屋へ行くと、久々に会う同級生のKと友人Tがいた。それぞれが自分の近況や人間関係、今後のことについて語り、0時に解散。寝たのは1時半ごろだった。
 後記
 今回の旅は全くの成功だった。自然と信仰、海と食、それから温泉。陸の果て、紀伊半島南端の文化を大いに楽しめ、濃密な時間を過ごすことができた。だが実際、私が触れられたのは熊野の表層くらいものだろう。訪れて初めて知ったのは、とても一度では回り切れないほどの史跡と自然があるということだった。しばらく滞在したとしても、おそらくその全てを味わい尽くすことはできない。ひとつの地域を知るには、ひとつの生涯を懸ける必要がある。ふと、そんな言葉も浮かんできた。その点、私はお気楽な旅人なので、ぶらぶらと歩くだけであり、首を突っ込んだり突っ込まなかったりする。これは旅の良いところだ。海と山のあわい、そこに吹く風も住む人々も皆優しかった。生涯のうちで記憶すべき場所のひとつとして、私は熊野を心のどこかにしまっておこう。そうして、いつかまた必ず行くだろう。
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arara1212 · 4 years
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飯綱町「レストランルック」レトロで新しい店のやたらカツ 場所 長野県上水内郡飯綱町古町428-1 電話 026-253-3102 ジャンル 洋食店 URL https://iizuna.jp/kokochiiidoc/194.html バリアフリー ◯ 駐車場 あり  自らの持つ一番古い記憶、といえばあれかな、これかなといろいろ思い出してみようと努力はするが、 『産湯の盥に跳ね上がった水しぶきの光がまぶしかった』 という大天才 三島由紀夫の文章に出くわしたりすると、なんだか平凡すぎる自らの記憶力に嫌気がさしてしまい、そこでやめてしまう。  そこまで無理に遡らずとも、はっきりと連続した記憶として持っているのはいつ頃からだろうか。私の場合は昭和48年くらいだ。学齢に達し、小学校に通い始めた時期だから当たり前だ。すべてがすべて記憶しているわけではないが、小学校最初の担任であったA先生の風貌や、突然いなくなったGくん(幼稚園からの友だち、たぶん夜逃げ)のことははっきりクッキリと覚えている。  そのほか、ゴキブリホイホイが発売されたり、桜田淳子や山口百恵がデビューしたり、オセロゲームが日本初登場したり、日本赤軍がドバイでハイジャックしたり、ブルース・リーが死んだり、金大中事件があったり、 オイルショックがおきたり、読売巨人軍がV9を達成したり、「ノストラダムスの大予言」が大ベストセラーになったり、キング・クリムゾン「太陽と戦慄」がリリースされあれはすごかったとマニアな友人たちと語り合ったものだ、という事であればパーフェクトなのだがそんなことあるわけもなく、そもそもWikipediaからなんとなく覚えている出来事を拾っただけだからあまり気にしないでもらいたい。  かようにいろいろあった年、…いつでもいろいろな出来事があって当たり前だが、少なくとも私にとって印象的な年にできたレストランがこちらだ。   「レストラン ルック」 国道18号線飯綱町、牟礼より少し北上したあたりの道沿いにある、三角の屋根が印象的な洋食店だ。以前から、ずいぶん辺鄙な場所にあるなと気にはなっていた。これはオーナーご自身も認められているようで、オープンされた50年前は18号線の待避所で草だらけの荒地でしかなかったが、あまりの眺望のよさに惹きつけられこの地に決定したと掲示されていた。ヨーロッパにある『ユートピア ルック』というホテルと同様に理想の眺望が得られるという事からこの名をつけた、とも記載されていた。本来であれば初訪はそこの必殺技を注文するのが流儀なのだ。したがってこちらでは焼きカレーであったり、カキフライ、グラタンあるいはランチメニューにある舌平目のフィレなどという品をオーダーすべきだが、今回はあえてこれとした。  「やたらのカツ CUT」1265円 飯綱やたら祭りのメニューだ。いつもの、あのやたらを豚薄切り肉で巻き込んだものにパン粉つけて揚げたものだ。白出汁と薄口醤油でビシッときめたソースがとてつもなくよい。そしてやたら。なすとミョウガと大葉とキュウリとを細かく刻み混ぜこんだだけの家庭料理の、その汎用性の高さは素晴らしすぎる。   こちらはレトロ、と取り沙汰されることが多いようだ。たしかに昔の洋食店といった風情ではある。昭和48年によくあった風な店舗だが、懐かしさよりむしろ新しさを感ずるのだが。いかがなもよであろうか。    #長野  #長野県  #長野グルメ  #長野ランチ  #飯綱町  #飯綱  #飯綱山  #飯綱高原  #牟礼  #食堂  #定食  #定食ランチ  #定食屋  #定食屋さん  #洋食  #洋食屋  #洋食屋さん  #洋食ランチ  #カツ  #とんかつ  #とんかつ定食  #トンカツ  #やたら  #なす  #キュウリ  #ミョウガ  #茗荷  #コロナに負けるな #좋아요_한국 #좋아요_일본 http://araralunch.work (レストランルック) https://www.instagram.com/p/CENBKrCAUaO/?igshid=1hcmw7ggisjoh
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taiyoutomoyamizuno · 4 years
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. ホームページのお食事メニューに写真が載りました◎細かい内容は異なる場合があります。 . 今日の満足プレート選べるメインは . ◎柚子風味安心鶏のから揚げ . ◎天然醸造味噌のさば味噌煮 . ◎豆腐の味噌カツ . . シンプルどんぶりは . ◎湯葉と仙寿卵のあんかけ丼 . ◎ベジミートの麻婆豆腐丼 . @natsuko_tsuchida さんのガラスアクセサリーもあと2日。 . 今日も12:00よりお待ちしています◎ . . . 駐車場案内はホームページか下記リンクよりご覧ください◯ ↓ https://strawberry-branch.net/8189.html . ◎ NEXT INFOMATION◎ . . ◯開催中◯12/6(金)〜12/10(火) . ツチダナツコexhibition . くもり硝子の向こう . - glass work - ガラスアクセサリーと オブジェ . . . . https://www.facebook.com/events/2718354441549713/?ti=icl . . . 12/10(火) . 半谷美野子さんによる 野草&和ハーブ研究所 12月10日(火):ビワ、ユズ . . https://www.facebook.com/events/428932907779039/?ti=icl . @kinezumiya . . ◯年末年始の営業のお知らせ◯ . 年内最終営業日 12/28(土曜日) . 12/28(土曜日17:00〜21:00)たいよう持ち寄り忘年会。(参加費1000円1ドリンク付)(参加資格:お料理一品持ち寄りでどなたでもご参加ください。)(ビールの持ち込みはご遠慮ください。) . . 12/28(土曜日)〜1/3(金曜日)まで休業。 . 1/4(土曜日)営業。 . 1/5(日曜日)定休日ですが臨時営業します。 . 1/6(月)〜通常営業。 . . . たいよう Human Connection Natural Cafe / Shop / Space . 住所:愛知県春日井市角崎町28 . 電話番号:0568-32-1331 . 営業時間:12:00〜17:00(お食事は15:00ラストオーダー。15:00〜17:00はお茶と軽食営業。) . 定休日:日曜日 . Home page: https://taiyoutaiyoutaiyou.jimdo.com/ . Facebook: https://m.facebook.com/taiyoutaiyoutaiyou/ . LINE公式アカウント: http://nav.cx/2p6BQCm . Instagram : taiyou_tomoya_mizuno . twitter : taiyou tomoya mizuno . イベント等の詳細は下記のリンク又はプロフィールのホームページのリンクよりご覧ください◯ . https://www.facebook.com/taiyoutaiyoutaiyou/events . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . #勝川 #東海 #日本 #自然 #アート #ヨガ #リラックス #ホリスティック #名古屋カフェ #名古屋ランチ #名古屋イベント #音楽 #名古屋ワークショップ #名古屋 #多様性 #体験 #オーガニック #愛知県 #春日井市 #たいよう #自然食 #薬膳 #養生 #陰陽五行 #美容 #���康 #レンタルスペース #定食 #ごはん (たいよう Taiyou Human Connection Natural Cafe / Shop / Space) https://www.instagram.com/p/B51BGe1jvON/?igshid=1jvl7odwagu2b
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tozzano36 · 5 years
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ott.26.2019 武尊山
どこに行くかはkさんが決定してくださった。
ご決断いただき、とても助かった。
僕は山を知らない。
前日の土曜日、数ヶ月ぶりにサンバーとc5を洗車。猟友会の総会、懇親会の欠席届、有害駆除の火薬無許可譲り受けの発送、o氏宅へのケーブル宅配、c5の底板修繕金物の買い出し、サンバーの給油を完了し、帰宅前に、丸で天覧山、大野屋で唐揚げと豚カツを買い込んだ。
14時過ぎに帰宅後、冷やしてあった残りわずかの天覧山でいっぱいやりながら唐揚げのつまみで昼食。
いよいよc5の修理に取り掛かったのは16時前。
意外にも作業は数分で完了。
ようやく、武尊山への高速で効果の程を確認するだけになったわけである。
珍しく前日に装備などを車に積み込んだ。
4時40分にアラームをセットして眠った。
起きてからkさん実家へ。
途中、給油したにもかかわらず、予定通りの時刻に到着し藤岡までは下道。水上まで関越に。
山が深くなり、美しい紅葉の中、照葉峡の登山口には8:40頃到着。歩き出しは9時ちょうどだった。
紅葉が終わった山道は初めだけ急登だったけど、すぐにしっかり刈り込まれた背丈より高いスズタケのヤブの道に作られたほぼ平坦な道に変わった。田代湿原を越え、しばらく行くと、木が増えて山らしくなり、別の登山道と合流すると登山者が増えた。そこまでは誰とも会わず快適な山歩きだった。11時過ぎに昼食。
しばらくすると崖をよじ登り、山頂へ。
12:30の山頂には20名くらいいた。スパイク足袋を自慢していると雷鳴。すぐに雨が降り出したから走って下山開始。
15:30に駐車場に戻った。
帰途の温泉よかった。
この温泉、湯元館というのだけれど、とにかく素晴らしい温度と泉質だった。雨で冷えた体には最高だった。一気に暖かになった。出てくるとそこにいらした先客の公共交通機関のご夫婦に水上駅までc5に乗っていくことを進言したところ、喜んでいただけた。約30分、見ず知らずの方と話をしたが、それはそれなりに異文化コミュニケーションだった。
水上駅の後、僕らは来た道を辿り、泰山北斗の麻婆豆腐を食して帰宅した。
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sorairono-neko · 4 years
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のんきなラブは深い
 ヴィクトルは、ややうつむきがちに夜道を歩いていた。彼はたいへん疲れていた。八ヶ月休養をして、そのあと、休養を宣言したときと同じように劇的に現役復帰して、ロシア選手権、ヨーロッパ選手権、世界選手権とたて続けに出場したのだ。そんな活躍に加えて、いまはヴィクトルを求める国民たちの期待に応えている。スケート以外のことに時間を費やし、多くの笑顔を振りまいている。そういった仕事が嫌いなわけではないけれど、連日となるとさすがのヴィクトルも疲労が溜まってきた。それに、そういう仕事以上に好きなスケートができない。スケートができないということは、愛するあの子に会えないということだ。  ヴィクトルは溜息をついた。今日の仕事はとくにつまらなかった。おかたい連中の相手なんて、忍耐力を鍛える役にしか立たない。こうしてがんばってきて、帰ればかわいい子が待っていてくれるというのならまだ癒されもするけれど、そんな見込みがないいまでは、何十回、何百回と溜息をつくしかない。  ヴィクトルは日本が恋しかった。帰れば勇利がおり、勇利の家族がおり、あたたかい夕食とひろい風呂が待っており、部屋へ戻れば隣に勇利の気配がするあの生活に戻りたかった。いま���……いまなんて……。  ヴィクトルはうつむいたままとぼとぼと庭を突っ切り、家の扉をひらいた。空腹だったけれど何も食べたくなかったし、すぐにでも眠りたかった。マッカチンを抱きしめてベッドにもぐりこもう、と思った瞬間、そのマッカチンが奥から元気に走ってきた。 「ただいま」  そう挨拶すると同時に、鼻先をよい匂いがくすぐった。いろんな野菜のとけあった、あたたかな匂いだった。ヴィクトルは一気に食欲が湧くのを感じた。これは……。 「おかえり、ヴィクトル!」  マッカチンに続き、勇利が奥からぱたぱたと駆けてきた。エプロンをかけていて、かなりかわいかった。ヴィクトルはのぼせ上がった。 「勝手に上がらせてもらってるよ。いいよね」 「あ、ああ……」  勇利には、家の鍵を渡してあった。どうせ使ってくれない、となかばふてくされていたのだが、まさか、こんな……。 「ごはんつくってるんだけど、あとちょっとなんだ。さきにお風呂入って。そろそろかと思って湯は溜めてあるんだ」  勇利はヴィクトルから上着を剥ぎ取り、荷物を奪うと、背中をぐいぐい押して浴室へ追いやった。 「あとで着替え出しておいてあげるよ。どこにあるかわからないから荒らすけど、いい?」 「荒らすって……。寝室の衣装戸棚に入ってるよ」 「了解。じゃあね」  勇利はばたんと扉を閉め、「マッカチンおいで」と言いながら廊下を歩いていった。ヴィクトルはしばらくきょとんとし、それから両手でぐっとこぶしをつくって、声もなく静かに興奮した。勇利だ。勇利がいる! 俺の勇利が……。  勇利の入れてくれた温かい湯に浸かりながら鼻歌を歌っていると、着替えを持ってきた勇利が扉越しに、「ヴィクトル、かなり声がでかいよ」と注意した。 「でもヴィクトル、歌も上手いんだね」  勇利は気軽に褒めて去っていった。ヴィクトルはしばらく黙りこみ、ぶくぶくと湯の中に沈んだ。 「なんだか、相当疲れてるみたいだったから」  夕食の席で向かいあった勇利は、いつもと変わらぬ調子で言った。 「あたたかいものが食べたいとか、温泉が恋しいとか、家ががらんとして幽霊屋敷のようだとか……」 「俺、そんなこと言った?」 「言ったよ。見る?」  確かに、時間ができるたび勇利の携帯電話にメッセージを送っていたけれど、幽霊屋敷とまで言っていたなんて。相当まいっていたのだろう。疲れたというより、勇利に会えなくてさびしかったのだ。 「温泉は無理だけど、ヴィクトルが帰るころにお風呂の用意くらいはできるし、食事もまあがんばればって思ったから来てみた」  勇利はあっさり言った。そんなになにげなく来たのか、とヴィクトルは可笑しかった。 「でもぜんぜん幽霊屋敷じゃなかったよ。初めて来たけどすごく豪華なところじゃない。ぼくは、マッカチンと身を寄せあってふるえながらヴィクトルの帰りを待つのを想像してたんだけど、かなり快適だったよ」 「俺もいまは快適だよ」  ヴィクトルは意味をこめて言ったのだが、勇利は「ふうん」と鼻先で応じただけだった。 「マッカチンには、戸棚にある袋からごはんあげたけど、よかったよね」 「ああ、いいよ。ありがとう」  ヴィクトルは、勇利のつくってくれた料理を口に入れるたび感動していた。有名な料理人のいる店でだって何度も食事をしたことのある彼だけれど、これほど美味しいものを食べたことはないと思った。 「フクースナだね」 「ごめん。うすいよね。加減がわからなくて」 「え?」  からかっていると受け取られたらしい。ヴィクトルは慌てて言った。 「本当に美味しいんだ」 「そう? ぼくはうすい」 「美味しい」 「わかったよ。ありがとう。今日は何してたの?」 「今日は……、……勇利のことを考えていた」 「ぼくもヴィクトルのこと考えてた」  ヴィクトルは胸をときめかせた。 「俺のどんなこと?」 「なんか忙しそうだなあって」 「もっと、こう、何か……」 「え? なに?」 「ヴィクトルに会いたい、ヴィクトルの顔を見ないと泣いちゃう、みたいな……」 「ああ、うん」 「思ってないな」 「思ってる思ってる」  勇利が時計を気にしている。帰ってしまうのかとヴィクトルはうろたえた。 「泊まっていくよね?」 「え、なんで?」  勇利が不思議そうに問い返した。 「なんでって……もう遅いし」 「大丈夫だよ。明日の用意何もしてないし、泊まっていったら朝が大変だ」 「そうか……」  ヴィクトルはしょんぼりした。 「ヴィクトル……」  勇利はヴィクトルをみつめ、励ますように言った。 「心配しなくても、ここぜんぜんお化け屋敷じゃないし、何も出ないよ」 「…………」  どうやらお化けをこわがっていると思われたらしい。そういうことではないのだけれど、勇利があまりにかわいくて、ヴィクトルは笑ってしまった。  ヴィクトルは相変わらず忙しそうにしている。この前、食事をつくって待っていたら、ことのほか喜んでくれたので、そのうちまたしようと勇利は思っていた。あれ以来、さらに携帯電話へのメッセージの数が増えたように感じる。「勇利がいないとさびしい」というようなことをひんぱんに訴えられるけれど、だからあの家はすごくすてきでぜんぜんお化け屋敷なんかじゃないって言ってるのに、としか勇利は思わなかった。ひとりを──マッカチンはいるけれど──あんなにいやがって、ヴィクトルは日本へ来る前、どうやってあそこで暮らしていたのだろうか。  それはともかく、ぼくの味のうすい料理でも、そんなにあたたかいものに飢えてるなら……と勇利はある休日、ヴィクトルの家に出掛けていった。ヴィクトルは今日も朝から仕事である。あれほどせわしなく働いているなら、きっと家のこともできていないだろうから、そういうのも片づけておいてあげようと思った。  ヴィクトルの家に着くと、マッカチンがうれしそうに駆けてきた。勇利はつむりを撫でてやった。案の定、洗濯物が溜まっていたので、とりあえず洗濯機をまわした。それから冷蔵庫の中を見たら、ほとんど何も入っていなかったから、買い物に出掛けた。そのあと、掃除をしてまわった。家のことをするのがそれほど好きというわけではないのだけれど、ヴィクトルの家だとなんとなく楽しい。ヴィクトルが喜んでくれるしな、と思った。こんなことしてぼくは奥さん気取りか! とひとりで照れてしまった。今日は味がうすくならないように、と気を遣いつつ夕食をつくった。  時計を見て、そろそろ帰ってくるかな、と思ったのに、ヴィクトルはなかなか帰宅しなかった。勇利はソファでのんびりとテレビを見ていたのだが、いつの間にかころんと横になって寝てしまっていた。 「……勇利」 「んー?」 「遅くなってごめんね」  まぶたを開けると目の前にヴィクトルがいた。勇利は目元をこすりながらもぞもぞと起き上がった。ヴィクトルがなんとも言えない、いとおしそうなまなざしで勇利を見ていた。 「ヴィクトル、もう温泉入った……?」 「え?」 「ぼくさきに走りに行ってくるね……」  ヴィクトルがきょとんとした。勇利はぱちぱちと瞬き、周囲を見まわして、上品で洗練された室内に気がついた。 「あ、ヴィクトルの家だった。そっか。ここロシアだ」 「勇利」  ヴィクトルが勇利を抱きしめた。 「かわいい」 「ヴィクトルあのさ、ぼくひとりでここにいても何も出ないよ。変な物音もしないし。こわがらなくて大丈夫だと思う」 「いや、こわいんだ。勇利がいないと……」  ヴィクトルは勇利の髪や額に接吻した。何やってんだろ、やけに甘えてくるなあ、と勇利は思った。 「ごはんつくった」 「待っててくれたんだね」 「いやぁ……あんまり遅いようならさきに食べて帰ろうと思ってたんだけど、寝ちゃったから……」 「勇利、こういうときはね、うそでも、『ヴィクトルを待ってた。一緒に食べたかった』と言うものだよ」 「あー、うん。食べたかった食べたかった」 「勇利はつめたい!」  ヴィクトルが嘆いたのが可笑しくて勇利は笑い出した。 「うそだよ。待ってた。本当に一緒に食べたかった」 「でもさっさと帰ろうと思ってたんだろう」 「だから、帰るまでにヴィクトルが戻ってくるといいな、ヴィクトルの顔が見たいな、一緒にごはん食べたいな、って思ってたんだよ」 「…………」  ヴィクトルがもう一度勇利を抱きしめた。その力があまりに強いので、勇利は、「仕事大変だったの?」と尋ねた。 「いや……。仕事なんかどうでもいい」 「どうでもよくはないと思うけど」 「だからね勇利、こういうときは、こんな物言いになるものなんだよ。まったく……」 「おなかすいたぁ。ごはん食べよ」 「情緒的じゃないな」 「情緒?」 「もういい。勇利に求めたのがまちがいだった」  ヴィクトルはそんなふうに文句を言いながらも、どこか楽しそうで、うきうきしているようだった。彼はしあわせそうに勇利をみつめて、食事のあいだ、ひっきりなしにしゃべり続け、よく笑った。もともと明るいひとだけれど、この話の何がおもしろいんだろうと勇利は首をかしげながら、それでもヴィクトルが愉快なのはよいことだと思った。 「今日は本当に遅いから泊まっていってくれ」 「そうだね……。今夜はぼくの失態だ」 「失態ってね……」  勇利は入浴のあと、ヴィクトルから借りた部屋着を着た。大きかった。ヴィクトルの服、と思うとうれしくて、「ヴィクトル、見て!」と自慢した。ヴィクトルは目をきらきらさせながら無言で勇利をみつめていた。 「……よく似合ってるよ」 「いや、似合ってはいないと思うけど」 「似合ってる」  ヴィクトルはきっぱりと断言した。 「俺の家で、俺の服を着てる勇利……」 「あ、ミナコ先生からなんか来てる」  勇利は携帯電話をのぞきこみ、ミナコからのメッセージに返事をした。すぐに返信があって笑ってしまった。 「どうしたんだい?」 「最近何してんの、って訊かれたから、ヴィクトルの家に行ってごはんつくったり掃除したり、って返事したら、通い妻か、って言われた」 「カヨイヅマってなんだい?」 「あー……コミューティングワイフ……同居せずに通ってくる奥さん……」 「カヨイヅマ!」  ヴィクトルは「通い妻」が気に入ったらしく、「カヨイヅマ! カヨイヅマ!」とはしゃいでいた。何がそんなにうれしいんだと勇利は思った。ヴィクトルがふいに勇利を抱きしめてささやいた。 「……でも同居するようになったら、俺も家のことはちゃんとするからね。働くよ」 「ヴィクトル、歯ブラシある?」 「勇利、聞いてる?」  客用のベッドがないというので、勇利はヴィクトルのベッドで寝ることになった。ヴィクトルがやけにくっついてくる。また甘えてるのか、と勇利は思った。ぼくも子どもだから甘やかす能力なんてないんだけどな、と困りつつ、でもいつもヴィクトルは勇利に優しいし、彼のほうは甘やかしてくれるので、こころみることにした。 「ヴィクトル」  勇利はベッドの中で、ヴィクトルのつむりをよしよしと撫でた。 「毎日がんばっててえらいえらい。今日も疲れたね。ゆっくりやすんで」  ヴィクトルは目をまるくした。彼は次の瞬間、勢いよく勇利を抱きしめ、「勇利……!」と頬ずりをした。 「勇利、好きだ……愛してる……」 「ヴィクトル、あの……」 「好きだ……好きだ……」 「ヴィクトル……苦しいです……」  ヴィクトルは勇利と一緒に暮らしたくてたまらなかったのだけれど、勇利の「通い妻」という言葉でずいぶんなぐさめられ、それも悪くないという気がしてきた。勇利は来ることを前もって知らせないので、今日はいるかもしれない、勇利の熱い夕食が待っているかもしれない、と思うと、帰る足取りもかるくなった。もっとも、勇利がおらず、家の中がしんと静まり返っていたら、ひどくがっかりしてしまうのだけれど。しかしそのぶん、次に勇利が来てくれたときはヴィクトルはおおはしゃぎだった。  勇利はめったに泊まっていかなかった。正確に言うと、あの遅くなった日の一度きりだった。だが、それよりもさらにいいことがあった。  勇利はヴィクトルが「疲れた」「眠い」と言って彼にぐったりと寄りかかると、「がんばっててえらい」「そうだね、疲れちゃったね」となぐさめてくれ、それはヴィクトルをこのうえもなくよい気分にさせてくれるのだけれど、あるとき、ふと思いついて、こんなことを提案してみた。 「勇利がキスしてくれたら、きっと元気になると思うんだけど……」  それは特別大変だった日で、本当に疲れていたのだ。いろんなところで怒られたし、説教もされた。そういうおりは適当に相手をしているヴィクトルではあるが、長く負の感情を受け止めているとさすがにうんざりしてくる。たとえ勇利がキスしてくれなくても、「なに言ってんの!」と恥じらってくれるだけで、かわいくてうれしくなるだろうと思った。勇利は案の定、赤くなった。 「へ? キスって……」 「俺、勇利にキスして欲しいなあ。そうしたら明日からもっとがんばれるなあ」  ヴィクトルは子どものように迫った。勇利は、なに言ってるんだこのひと、みたいな目でヴィクトルを見たあと、仕方がないという顔になった。 「いいけど、言いふらさないでよ?」 「本当かい!?」  ヴィクトルは躍り上がったあと、「言いふらすってなに?」と訊いた。 「ぼくが��ィクトルにしたことがクリスに筒抜けなんだよ。そんなことしたの、ってからかわれるんだ」 「なるほど。うれしくてつい」  そういえば、「勇利は俺のカヨイヅマ」とクリストフに自慢したりもした。 「じゃあしてくれ。早くしてくれ」 「ちょっと、そんなにぐいぐい来ないでよ……」 「早く。早く!」 「わかったから!」  ヴィクトルは勇利をじっとみつめた。勇利はしばらく息をつめており、そのうち、ちいさな声でささやいた。 「あの、目を閉じてくれる?」 「えー」 「えーじゃない! そんなこと言うならやらないよ!」 「わかったよ……まったく勇利は……」 「なんでぼくが悪いみたいになってるんだよ」  ヴィクトルはまぶたを閉じた。どうせなかなかしないんだろうな、そういうところもかわいいけど、と思っていたら、その瞬間にちょんとくちびるに何かが当たった。ヴィクトルは目をひらいた。 「はい、したよ」  勇利は赤い顔でそっぽを向いた。ヴィクトルはあぜんとした。 「いまのが!?」 「そうだよ」 「あんなのぜんぜんキスじゃない!」 「そう? でもぼくはキスのつもりでしたから」 「勇利! そんなんじゃ俺元気にならない!」 「キスしたらなるんだろ」 「俺が元気になるには、俺の思うキスじゃなきゃだめだ! いまのはちがう!」 「なんでそんなにむきになるんだよ!」 「ちゃんとキスしてくれ!」 「ちょ、ちょっと……寄ってこないでよ……落ちる!」 「勇利!」  ヴィクトルは勇利をソファに押し倒し、のしかかって熱烈なキスをした。勇利はしばらくじたばたと暴れていたけれど、そのうちおとなしくなり、終わるころには息も絶え絶えという様子だった。彼は目をうるませて、「してくれって言ったくせにヴィクトルのほうからしてきた」「ぼく初めてだったのに」「し、舌入れるなんて信じられない」と抗議した。 「勇利、初めてじゃないだろ? 二度目だろ? あ、三度目か」 「ヴィクトルのばか!」  勇利はそのときは帰ってしまったが、三日くらいするとまた「通い妻」してくれたのでヴィクトルはうれしかった。ヴィクトルはクリストフに「勇利とキスしたぞ!」と報告して、数日後、勇利からしたたかに怒られた。  ヴィクトルは、スキップでもしそうな勢いで家路を急いでいた。今日は午前中、すこしだけリンクへ行ったのだけれど、そのとき勇利が「今日はヴィクトルの家に行くから……」とリンクメイトに話しているのを聞いてしまったのである。今夜は帰ったら勇利がいる! そう思ってヴィクトルは忙しい午後を乗り切った。夕食はなんだろう? 勇利もずいぶんと料理に慣れて、いろいろなものをつくるようになった。たまに「あれ? うすいな」とぶつぶつ言っていることもあるけれどそれもかわいらしい。いつか一緒に暮らすようになったら俺もいろいろつくろう、勇利に食事をふるまおう、掃除だって洗濯だってするぞ! と思った。家事なんてしたことないけど。  ヴィクトルは今夜の予定について考えた。今日は泊まってもらいたい。できれば勇利と風呂に入って……すこし進んだ関係になりたい。温泉でなければ一緒に入れないなんていうことはないだろう。ヴィクトルは勇利を口説き落とす自信があった。それから……今夜もキスがしたい。また舌を入れたら怒られるかな……でもキスしてるときの勇利はかわいいんだ……ぎゅっと目を閉じて……かたまっちゃって……。 「ただいまゆうりー!」  ヴィクトルは勢いよく扉を開けた。マッカチンがやってきた。しかし部屋は暗かった。 「勇利、寝てるのかい?」  ヴィクトルは居間へ入った。勇利はいなかった。 「勇利……?」  台所へ行ってみた。テーブルに食事が置いてあって、手紙が添えられていた。  ヴィクトル、お疲れ様でした。  ここのところずっとヴィクトルのところでごはん一緒だったし、ヴィクトルの領域に踏みこみすぎてる気がするから、今日は帰ります。忙しいんだからゆっくりしたいよね。  食事はテーブルの上のものと、冷蔵庫にあるサラダ、それと鍋の野菜スープです。  ヴィクトルは居間へ駆けこんでソファへつっぷした。 「俺、お疲れ様でしたって言葉好きじゃない!」  勇利がいないかなしみといらだちにまかせ、ヴィクトルは子どものように癇癪を起こしてわめいた。 「疲れてるよ! 疲れてるからおまえにいてもらいたいんだよ! 勇利のばか!」  勇利が帰ってしまったことをひとしきり悔しがると、ヴィクトルはすっと起き上がり、勇利のつくった料理をもくもくと食べ始めた。勇利はぜんぜんわかっていない、と思った。  そういう目に遭ったヴィクトルは、勇利がいそいそと帰る日は教えてくれとギオルギーに頼んだ。以前から、「何日かに一度、カツキは帰りぎわの様子が変わる」と聞いていたからである。俺の家へ来る日だな、と勝手に見当をつけていたのだけれど、日付を照らし合わせてみると、どうやらそれはまちがいではないようだった。  しかし、ギオルギーから「今日はカツキがうきうきして帰っていったぞ」と連絡が入ったとき、ヴィクトルは外せない用事があって、それは深夜にまで及ぶかもしれなかった。ヴィクトルは、また勇利が帰ってしまう、と焦った。だがどうにもできず、ただ仕事が早く終わるように、勇利がいつかのように居眠りをしてくれるように、と祈るしかなかった。結局その用は、思ったほど遅くまではかからなかったけれど、まだ勇利はいるだろうと喜べるほど早く終わることもなく、ヴィクトルはものすごく急いで建物を飛び出した。走ったり、渋滞に巻きこまれないようにと希望したり、勇利がまだいてくれますようにと念じたりして、ようやく家にたどり着いた彼は、おそろしい勢いで家に駆けこんだ。 「ただいま勇利!!」  マッカチンがやってき、そのあとから不思議そうな勇利が顔を出した。彼はきょとんとしていた。 「ヴィクトル、なんでそんなに興奮してるの?」 「勇利!」  ヴィクトルは勇利を抱きしめた。 「よかった……」 「え?」 「いてくれてよかった」  勇利が笑った。 「そんなにおなかすいてたんだ。確かに、帰ってすぐ食事があるとうれしいよね。今日はサーモンのソテーだよ」 「カツ丼が好きだ……」 「え? カツ丼か……。次にね」  そういうことではないのだが、勇利が「まあ、ぼくにつくれるかわからないけど」とのんきにしているのでたまらなくいとしかった。  ヴィクトルはもう我慢できなかった。通い妻でもよいけれど、もうすこし確かなものが欲しかった。急いで帰ってこなければ勇利がいなくなっているかもしれない、食事だけが残されている関係なんていやだ。好きな子が夕食を用意しておいてくれるというだけでもかなり贅沢なのだが、それではヴィクトルは満足できなかった。  食事のあと、ヴィクトルは勇利に言った。 「勇利、元気が出ない……」 「えー、もう……。なに? またキス?」 「そうだ。またキスだ」 「しょうがないなあ……」  勇利が両手をこぶしにして胸の前で握りしめ、まっかになってぎゅっと目を閉じたので、ヴィクトルはくすっと笑った。 「言っておくけど舌を入れるよ」 「予告しないでよ!」 「前、黙ってしたら怒られた」 「予告しても怒るんだよ」 「いやなの?」 「……いやじゃないよ」  ヴィクトルは勇利を抱きしめて熱心にキスをした。一度だけではなく、二度、三度としていたら、「もういい?」「もういいでしょ?」と勇利に言われた。 「いやなのか?」 「いやじゃないけど……何回もされると恥ずかしい」 「まだ元気にならないんだ」 「ぼくのキスに威力がないから……」 「勇利、今夜は泊まっていってくれ」 「え?」 「俺……、」  ヴィクトルはにっこり笑った。 「セックスしたら、もう元気いっぱいになると思うんだ」 「へあ!?」  勇利が素っ頓狂な声を上げた。ヴィクトルは笑い出した。 「俺を元気づけてくれる?」 「い、いや、そんな……セッ……なんて……」 「俺、元気になりたいなあ。勇利に元気にしてもらいたいなあ」 「ちょっと待ってよ……なんでそんなんで元気になるんだよ……」 「あぁあ、明日からも気力満々で仕事したいなあ。勇利がセックスさせてくれたらそうなれるんだけどなあ。勇利とセックスしたいなあ」 「何回も言わないで!」 「勇利とのセックスすてきだろうなあ。楽しいだろうなあ。きっとものすごく気持ちいい」 「…………」  勇利は上目遣いでヴィクトルを見た。ヴィクトルはじっと勇利を見返した。 「……それで本当に元気になるの?」 「なるなる!」 「ヴィクトルにとっていいこと?」 「そうだよ!」 「そっか……」  勇利はそっぽを向き、怒ったようにつぶやいた。 「それならまあ……いいよ」 「勇利!」  ヴィクトルは勇利にくちづけし、頬ずりをして機嫌よく言いつのった。 「勇利、そんなに俺に甘くていいのか? よしよし、えらいえらい、疲れたね、がんばったね、って言うだけじゃ済まないんだぞ! 後悔するかもしれないよ! 何をするかわかってる? 俺は勇利を抱くんだよ! 勇利は俺に抱かれるんだよ!」 「だからそういうの口にしないでってば!」  勇利はヴィクトルを叱りつけたあと、ぽつりと言った。 「……ヴィクトルだから、いいんだよ」  彼は相変わらず赤いほっぺたでそっけなかった。ヴィクトルは躍り上がって勇利を寝室へ連れていった。 「あとすこしがんばれば落ち着く」と言うヴィクトルは、相変わらず忙しい。勇利はやはり、数日に一度しかヴィクトルの家を訪れないけれど、来た日はほとんど泊まるようになった。ちゃんと着替えを持ってくるようになったし、翌日の練習の支度も忘れなかった。ヴィクトルは「めんどうだろう? 置いておけばいいよ」と勇利のものを彼の家に置くことを勧めている。来るたびにではないけれど、初めて泊まった日から、もう幾度も身体を重ねており、確かにヴィクトルは、そういうことをした翌日ははちきれそうに元気だった。  ヴィクトルが帰ってこないことも少なくはない。勇利はヴィクトルの予定をつかんでいないので──ヴィクトルは話すのだが、勇利のほうがおぼえていないのだ──今夜は帰ってくるのかな、と思いつつ待っていたりする。帰ってこなくても、ヴィクトルのベッドでマッカチンと眠る。ヴィクトルの匂いに包まれて目がさめるのはとてもしあわせだ。  その夜も勇利はヴィクトルの家を訪問し、食事をつくり、待っていたのだけれど、ヴィクトルは寝るまでに帰宅しなかった。泊まりなのかな、と考えながらベッドにもぐりこんだのだが、夜半にふとまぶたがひらいた。身体がやけにあたたかく、全身がくるみこまれているようだった。つむりの下に腕枕があり、聞き慣れた寝息が耳元を通り過ぎ、胸には力強い腕がまわっていた。勇利は首をねじり、振り返って、ヴィクトルの端正な寝顔をみつけた。 「ふふっ」  帰ってきたらしい。そんなにくっつかれたら暑いし重いじゃん、と思った。しかし勇利は振りほどきはしなかった。もぞもぞとヴィクトルのほうを向き、ここちよさそうに眠っているヴィクトルのおもてをみつめた。 「がんばったね。えらい。すてき。かっこいい。最高」  勇利はささやいて、ヴィクトルの髪を撫でた。 「好きだよ、ヴィクトル」  かたちのよいくちびるにキスをして、勇利はもう一度「ふふっ」と笑った。  翌朝、食事をしているとき、ヴィクトルがやけにはしゃいで言い出した。 「ゆうべ、いい夢を見た」 「どんな?」 「俺が寝ていたら、勇利が近づいてきて、『大好き』と言ってキスしてくれるんだ」  勇利は思わず赤くなった。ヴィクトルが目をまるくした。彼は次の瞬間、身を乗り出して声をはずませた。 「現実だった?」
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no1-shochu · 5 years
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【若潮酒造の美味しい焼酎が飲めるお店】 ( とんかつ専門店 かつひろ 様 )( 鹿児島県 志布志市 志布志町 志布志 ) 若潮酒造株式会社の焼酎が飲めるお店をご紹介致します。 今回ご紹介するお店は、 かつひろ 様です♪ こだわりの 美味しい とんかつ が食べられるお店です⤴⤴⤴😋 お一人様から、子供連れのお客様まで楽しめるお店です♪ 志布志市産の黒豚 絶品(σ≧▽≦)σ⤴⤴⤴ お肉がジューシーで凄く美味しかったです♪ 食べたら痩せる豚カツが有れば良いのに.....( ̄▽ ̄;) また太った....。 美味しいトンカツが食べたい方は是非一度食べに行って下さいねです😋 美味しいお料理だけではなく若潮酒造の美味しい焼酎 も飲む事が出来ます♪ かつひろ 様情報 様情報 ( 定食 ・ 食堂 ・ とんかつ屋 ・ お食事処 ・ ランチ ・ ディナー ・ カウンター ・ テーブル ・ 洋食 ) 営業時間 = 11:00~14:00 17:00~19:30 ( 日曜営業 ) 定休日 = 木曜日 住所 = 〒899-7103 鹿児島県志布志市志布志町安楽5197-1 電話番号 = 099-472-2577 (人気店なので行かれる際は、予約のお電話を宜しくお願い致します。) 皆さん是非 かつひろ 様に美味しいお料理と美味しい焼酎を食べに飲みに来て下さいね~~~♪ ____________________________ ✨若潮酒造受賞歴✨ 鹿児島県本格焼酎鑑評会 ✨20年連続受賞‼✨ 熊本国税局酒類鑑評会 ✨16年連続優等賞受賞‼✨ ※16年連続優等賞受賞の記録は、弊社(若潮酒造)のみです !! ____________________________ ※若潮酒造の焼酎は、プリン体0・糖質0・甘味料0 、体に優しい芋焼酎です(^^♪ (焼酎飲み方案内) 冷やしてストレート、グラスにいっぱいに氷を入れてロック、グラスにいっぱいに氷を入れて炭酸水を入れてソーダ割り、グラスにお湯を入れてお湯割り、色々な飲み方をして楽しんで下さいね~(*≧∀≦*) 日本全土 、 全都道府県 に若潮酒造の焼酎が広がるように頑張ります。 ( 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 新潟県 茨城県 群馬県 栃木県 埼玉県 東京都 千葉県 神奈川県 山梨県 長野県 富山県 石川県 福井県 静岡県 愛知県 岐阜県 三重県 大阪府 京都府 滋賀県 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 ) ★若潮酒造は見学、ツアーも出来ますので皆さん是非若潮酒造に遊びに来て下さいね\(^o^)/ ( 会社が休みの場合も有りますので、見学に来られる際は事前に御連絡して下さいね(#^.^#) 若潮酒造株式会社への 商品、見学、ツアー お問い合わせ 若潮酒造電話番号 = 099-472-1185 若潮酒造住所 = 鹿児島県志布志市志布志町安楽215 お気軽にお電話下さい (^^♪ ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ ✨限定焼酎販売中✨ ※オンラインショップ、直売所限定焼酎も販売しています\(^^)/ ※若潮酒造株式会社公式オンラインショップ ( ネット通販 ) 情報 = http://wakashio.shop-pro.jp/ ※年会費無料 !! ※焼酎をご購入するには、会員登録 (年会費無料、登録費無料) が必要です!! ✨若潮酒造株式会社 公式オンラインネットショップ✨ ★☆★✨ http://wakashio.shop-pro.jp/ ✨★☆★ ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ #かつひろ #とんかつ #カツヒロ #トンカツ #豚カツ #食堂 #飲食店 #ランチ #ディナー #とんかつ屋 #居酒屋 #お食事処 #若潮酒造株式会社 #若潮酒造 #若潮酒造服部明 #焼酎 #黒若潮 #白若潮 #鹿児島県 #志布志市 #志布志町 #志布志 #しぶし #happy #picoftheday #beautiful #instagood #love #followme #follow ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ ※若潮酒造服部明個人サイトです。 お気軽にフォローして下さい。 Instagram インスタグラム = https://www.instagram.com/wakashio_hattori/ Twitter ツイッタ― = https://twitter.com/wakashio11 youtube ユーチューブ = https://www.youtube.com/channel/UC9iyw41rfoD-_jOSQiDQx1g アメーバブログ = https://profile.ameba.jp/ameba/wakasiho (かつひろ) https://www.instagram.com/p/BqUCtwlF2BQ/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=ekmiwvcmj037
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wenoog · 7 years
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2008/1/9 (Wed.) 11:39:06 高遠優子は多重人格である。誰もそれを知らない。 「高遠」の中には、シリアルキラーの高遠、吝嗇家の高遠、拒食症の高遠、ペドフィリアの高遠、普通の高遠などがいる。 しかしそれらのどの人格も、(頭の中はどうあれ)、普通の高遠らしい振る舞いのみをする。 例えば、菜食主義者やムスリムの高遠でも、「高遠」にとって食べることが自然な場面では、豚カツでも豚の丸焼きでも我慢して食べる。 お風呂に入るときは肩まで湯につかるし、吝嗇家でなくてもシャンプーのむだ使いはしない。 ただしシリアルキラーの高遠だけは、高遠らしくなく人を殺すことをしてしまうが、それでもなるべく高遠っぽい殺し方を選ぶ。 このように高遠たちの高遠が常に普通の高遠である、という偽装はおおむね完璧なので、 誰も高遠の正体に気付くことは出来ないのだ……という夢をしだり川が見た。 2008/1/11 (Fri.) 10:33:11 連続猟奇殺人犯の高遠、そしてその犯行を目撃してしまうしだり川。 しだり川は高遠を問い詰めるが、解離性同一性障害を患っている高遠には、自ら手にかけた遺体を前にしても状況を理解することはできないのであった。 しだり川は記憶のない高遠を救うため、匿ったり現場を隠蔽したり、わりと親身に行動する。 一方で高遠はそんなしだり川の思いも知らず、新たな人格ばかり発現させて周囲を困惑させる。 そして現れる第二の殺人鬼…。 現場から消えた靴下の謎。 ヒストノ=エチオピクス、僕殺魔法少女、そしてコナミルクとはいったい? 果たして彼女たちは凛ちゃんによるアルマゲドン(最終戦争)の恐怖から人類を救うことができるのか……!? 多くの登場人物をあっさり殺しつつ、「生きる」とはなにかを読者に説き続ける青春活劇。 そういう内容のモリタが描いた漫画。 基本的にしだり川がひどい目にあうだけ。 2008/1/12 (Sat.) 03:40:05 「自らを神と呼ぶ者は、我以外須らく呪われるべし」 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ それは特に何の変哲もない夕方の事だった。しだり川はバイトに行く途中に、突然自分に天啓が降ってきた事に気付いた。 「そうだ!何故今まで考えつかなかったんだ!メタ・マニュアル!」 それまで、しだり川は、散発的事象に対応するためのマニュアルの整備に専心してきたのだが、同時にその作業に行き詰まりを覚えつつもあった。 なぜならそのようなマニュアル作成は、どうしても事態の後手に回りがちであったからである。 「しかし…マニュアル作りのマニュアルをしっかりと持っていれさえいれば、いかなる事態にも迅速な対応が可能となります。 言い換えれば、今までの一次的マニュアルたちの統合と止揚によるメタ・マニュアルの作成こそが! 真のマニュアル作成への正しい第一歩と呼べるのです」 しかしこの時まだ彼女は知らなかった…メタ・マニュアルの完成はさらな��上位メタメタ・マニュアルへの入り口に過ぎないこと、 ついに統一マニュアル理論を完成し、全世界のマニュアリストから賞賛を受けること、 さらにはその活躍ぶりをモリタが伝記漫画にして一儲けすることなどを… 2008/1/16 (Wed.) 02:44:18 「爆弾を仕掛けただって!?」 「貴様らのファニーボーンに爆弾を仕掛けた。  後ろの席の人と話そうと振り向いたが最後、椅子に肘をぶつけ、ボン!!だ。」 「なんということを・・・」 そのとき高遠は、ふと、ある事を思い出しました。 シェイクミックスの携帯の待ち受け画面は・・・チェ・ゲバラ! 2008/1/22 (Tue.) 00:07:40 本の執筆に励むエチオピクス。 クロコダイルは、博士に質問をした。 「今書いているのは、ある特殊な心理学についての本よ。 心理学って何かですって? それはねえ......」 エチオピクスが、割にやさしく、わかりやすく解説する。クロコダイルは、心理学の概念を知って、震えあがる。 (そんな......そんなものを真壁さんが知ったら、どうなることだろうか! きっと、毎日私の行動を分析したり、変な解釈をつけるんだろうな。毎日毎日...... 考えただけでもやりきれないよ...... 隠さなければ 隠すんだ......) その後、そこらじゅうに心理学の参考書をばらまくエチオピクスと、 それらを真壁マリの目に触れないように、必死で片付けるクロコダイルのドタバタシーンが入る。 何回かニアミスがあるが、何とか誤魔化すクロコダイル。しかし、ほっとした瞬間に、マリに本を見つけられてしまう。 「なにこれ」 (ああ......) しかし、意外にも、マリは心理学に興味を持たなかった。 「私は、占いとかそういうばかばかしいことは、もう卒業したのよ」 逆にクロコダイルが心理学にはまってしまい、夜な夜な、好きなバンドの歌詞を分析したり、変な解釈をするようになる。 (こ...これって何の象徴なのかしら......うわー!) ヒストノ=エチオピクスの著書「改造人間の心理、または人間心理の改造についての考察Ⅰ」は、 その長きに渡る執筆にもかかわらず、いまだ未完であり、完成が待たれています。 2008/1/23 (Wed.) 14:01:59 "ヤマダの独占欲がカズサを襲う!" カズサは子供達の人気者。 それを見ていたヤマダは カズサを独占しようと考えある殺人兵器を使用する... カズサはひどい目に遭う。 ------------------------ 私は、兵藤カズサのような人間になりたかった。 いや、なりたい。よし、なろう。なってやる。 知識を得ることで得られる純粋な悦びを味わいたい。 カズサのように勉強することによって得られる純粋な喜びに夢中になりたい。 だが"勉強する"の定義が分からん!分からないのだ! それは私が無知であるからだろうか? そうだ!そうに違いない! まずは自覚するんだ! 自分の無知を知るべきなんだ! 2008/1/29 (Tue.) 22:04:10 「嫌悪戦隊イヤレンジャー」 生理的に不快なヒーロー。 5人それぞれが違ったスタイルで嫌悪感を演出している。 「アンケート:悪の組織に聞く、一番戦いたくないヒーロー」で、5年連続一位。 「あいつらだけは見るのも嫌だ。特にピンク。」 「奴らが現れると、部下も市民も逃げ出すので戦いどころではない。ほんとにおぞましいよ。特にピンク。」 「ピンクが出てきただけで部下達が泣いて謝ったよ。」 「ピンクが怪人にウインクしただけでそいつの所属する組織が壊滅した。」 「グリーンはまだマシな方。」 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ イヤなグリーン「グゲッ、グゲゲゲッ。」 ガーパイク「うひぃ・・・お、俺、あいつ苦手なんだよう。」 イヤなグリーン、近くのガラクタを投げつけてくる。 クロコダイル「こ、この爬虫類めっ!!」 ガーパイク「お前もだろ・・・。」 2008/2/2 (Sat.) 16:49:23 彼女たちの学校で昔の携帯ゲームが流行する。 ケイタイのゲームじゃなくて、ポケットに入れて携帯できるようなやつのことだ。 それもインベーダーとかテトリスとかいう正規のやつじゃなくて、著作権的に危ういネイミングの、つまりパクりのやつが受け入れられた。 一つの機械に平均十種類ほどもミニゲームが入っているという手軽なうさんくささに惹かれたのだろう。 休み時間になると皆で一つのゲームを奪い合う。 モリタは頻りにコナツを勧誘する。 「ほら…コナツ、やりたいんだろう」 「別に」 コナツは本当は少しだけ興味があったのだが、興味のない者まで無理に仲間に引き込もうとする周囲の雰囲気が嫌で、無関心をきめこんでいた。 モリタはコナツがいらだっているのに気付かぬ様子で、しつこくゲームを押し付ける。 「我慢するな、ほらほら」 「うるさい!」 コナツは我慢出来ずにモリタを怒鳴りつけてしまう。 モリタははじめびっくりしたような顔をしていたが、やがてひどく落ち込んだ様子でうなだれてしまった。 コナツはその顔を見て罪悪感を感じたが、一度怒鳴ってしまったものは取り返しがつかない。 それから、その場面を偶然目撃していたしだり川は、家に帰るとすぐにそのことを自分の感想を添えて日記に書いた。 2008/2/4 (Mon.) 20:46:17 朝、モリタは授業が始まる前の浮いた時間を、自分の席でぼーっとして過ごしていたところ、 携帯電話が制服のポケット内で小刻みな振動を始めたことに気づいた。 振動を続ける携帯電話を取り出し、発信主を確認すると、モリタはぎょっとした。 (小夏!?古名瀬小夏から電話だと?) 普段、滅多に電話などかけてくることの無い小夏から電話がかかってきたのである。 非常にめずらしいことなので、モリタは緊張しながら電話に出た。 「・・・・・・私だ」 「はは、何それ(笑)私、小夏だけどさ、モリタはもう学校に着いてるかな?」 「ああ、もう一時限目の準備まで終わっているぞ・・・何かあったのか?」 「いや、ちょっと寝坊しただけで、大したことは無いんだけどさ、  運が悪いことに、今日は日直なんだ・・・  おそらく、学校に着くのは一時限目が始まる直前になると思う。  ・・・だからさ、悪いんだけどモリタ、私の代わりに日直の仕事しておいてくれないかな?  もちろん朝の分だけでいいんだ・・・頼まれてくれるかい?何かお礼はするからさ・・・」 お礼、と聞いてモリタはこの取引が自分にとって有益なモノであると感じた。 (あの小夏が、わざわざ借りを作ってくるなんて、  寝起きで頭が回っていないのか知らないが、これはチャンスだ!) モリタはこの取引によって生じるであろう見返りを空想し、思わず笑みがこぼれていた。 「そ、それじゃあ、私の言うことを一つだけ聞く、という条件でどうだ・・・?」 続かない 2008/2/6 (Wed.) 18:52:42  2月6日(水) 今日、学校のあとで、モリタは繁華街のカラオケにくりこもうと提案した。 その計画には気がすすまなかったが、彼女の嘲弄の的になるのがいやさに承知した。 わたしたちは、シェイクミックスと一緒に行った。店を出しなに、ひとりの改造人間にぶつかった。 モリタは、少々ラリッていたのだろう、その女をつきとばした。その女は、わたしたちの行く手をさえぎって言った。 「通りたい奴は、この怪光線を越えて行くんだな。」 入口の闇のなかに、義眼がぎらりと光ったのをおぼえている。モリタがふるえあがって後へさがる。 わたしとてこわかったが、マニュアルが恐怖を克服した。武器を引きだすふりをして、胸元のポケットに手をやると、きっぱりと言った。 「通りでかたをつけましょう。」 見知らぬ女は、今度は口調を変えて、答えた。 「気に入った。あんたらをちょっと試してみたかったのさ、ダチ公。」 そして親しげに笑った。 「ダチ公とおっしゃるのはそちらのご勝手ですがね」と答えて、わたしたちは通り抜けた。 義眼の女は一人でカラオケボックスにはいっていった。 あとで聞いたところでは、それはクロコダイルとか、獣王クロコダインとか、なんでもそんな名前で、気の弱いので有名な改造人間だった。 通りへ出てしまうと、それまで黙っていたシェイクミックスが、わたしをぴしゃりとぶって、大げさに叫んだ。 「三人いて、銃士がひとりか。よお、マニュアリスト!」 モリタは、自分のひるむところを見られたことで、決してわたしを許さなかった。 2008/2/11 (Mon.) 03:03:12 まるで病院の通路のような場所を、小夏は二人の男に連れられて歩いていた。 (あれ?どうしてこんな事になってるんだろう。今までの過程が思い出せない・・・。  夢・・・なのか?だとすれば、ずいぶん変わった夢だなぁ。) 通路の先に大きな扉があった。その扉を抜けるとさらに大きな扉があった。 扉が開くと、そこにはモリタが待ちかねた様子で座っているのだった。モリタが言った。 「ようこそ小夏!突然連れてきてすまない。ちょっと強引だったかな。  しかし、これには理由がある。実は、もうすぐ世界中が炎に包まれて  この世から人類が消滅する・・・この地下シェルターに居る人間以外はね。  ねぇ、小夏。ここでは私の好きな人たちだけを集めて住ませてあげてるんだよ。  その中でも、小夏は特別なんだよ。私と一緒にこの世界を作り直そう!  きっとみんなが幸せになるし、みんな小夏の事も好きになると思うよ!  そうだ、小夏が好きなファミレスもこの中に作らせたんだよ!後で一緒に行こうね!」 小夏はモリタの背後の壁に掛けられた掛け軸を見る。 (ウェルカム トゥ マイナイトメア・・・そういうことか!これは確かに夢だ。  それも、モリタが見ている夢・・・モリタは現実の世界を夢の世界と挿げ替える気なんだ!  あの掛け軸はそれを私に気付かせる為に残した、彼女の最後の良心なのだ・・・。  かわいそうに、モリタは自分を��人とは違う特別な人間だと思い込んでいたけれど、  世の大勢の人々と同じ生き方を自分もしている事が許せなかったんだろう。  それでこんなちんけな世界に君臨して・・・そんな世界も面白いかもしれないな。  でも、モリタをそんな大悪党にする訳にはいかない。あの子とあたしが親友だというのなら!  やるしかない。あたしの手で、あの子を始末してやろう。  思えば、あたしはこの時の為に魔法少女になったのかもしれないなぁ。) 2008/2/11 (Mon.) 20:44:21 家族が皆死んだせいで、主人公の少年が狂ってしまい 世界に復讐を試みるライトノベルを先日読んだ。 複雑な家庭環境や幼少時のトラウマで動機を説明しようとするのは、 話としては分かりやすいが、なんだか浅い。 逆に、先日読んだある漫画では、主人公の少女には家族がおらず 遠い親戚のおばあさんと二人で暮らしているのだが、 おばあさんが死んだときに少女は全く悲しまない。 これは上のような物語に対する一種のアンチテーゼとして機能しているが、 やはり少女の超然とした態度の原因を家庭環境に求めてしまうのは 私が俗物だからだろうか。 古名瀬は以前、人が死ぬのを悲しむのは その人を失う自分自身を悲しんでいるというような事を言っていたが、 (何の話だったかよく覚えていない。私は記憶力がすごく悪い) もし父が死ぬようなことがあって、全然悲しくなかったなんて言ったら 古名瀬はどんな顔するだろう? そもそも父の話自体したことがなかったか。 話す機会がないし。古名瀬は私に何も質問しない。 だいたい、唐突に身の上話なんか始めたって、 引かれるぐらいならまだ良い方で、古名瀬の事だから こちらの思惑なんか見透かして安い不幸自慢ぐらいにしか捉えないだろう。 ……父が死んだら悲しいだろうか? ……想像もつかない。 いや、そんなことは想像しなくて良いのだ。だいたい、 こんなことを考えるなんて不謹慎だぞ。お父さん、ごめんなさい。 でも毎日看病してあげてるんだから、これくらい許してくれるよね? 2008/2/12 (Tue.) 21:01:50 小夏「こんな話があるんだ。ある村に都会から男の子が引っ越してきた。村の人達は優しくて、友達もすぐ出来た。  ところが、村で恐ろしい殺人事件が起きてしまう。しかも村の人達はそれを村の神様の祟りだと思い込んでいて、皆が大パニック。  これは祟りに見せかけた殺人事件に違いない、一体誰が犯人なんだ!?  ・・・と思っていたけど、実は本当に神様の祟りだったんだ。」 昨夜「それで、どうなったの?」 小夏「さぁ、知らない。そこで読む気失せちゃって・・・。」 昨夜「あー、なんかわかるわ、その気持ち。」 2008/2/15 (Fri.) 15:41:21 「バレンタイン終了を祝ってチョコレートを食べる風習が日本にはあります。」 カズサはもちろん、高遠さんからチョコを貰えませんでした。 誰からも貰えませんでした。 「ふん、バレンタインだなんてばかばかしい」という主張を繰り返しているので、態度には表せませんが、微妙な気分です。 ユズルとか顔可愛いし案外もらってるんじゃないか?とか、 シュンはどうせ水谷香歩とかから貰うんだろ?とか、 そういえば川林は女と同棲して…みたいなことが頭をよぎりますが、 「何を考えてるんだ! 他人のことなんて関係ない!」と思い直す。 でもなんかモヤモヤして…。 一方シュン君は前髪が邪魔で前が見えません。 2008/2/17 (Sun.) 18:42:19 カズサ達のクラスで、音楽鑑賞の授業があった。 有名な現代音楽作品で、打楽器のみのアンサンブルで構成されていた。 シェイクミックスは、演奏が始まって1分もしないうちに、 ことさら大きな音を立てて席を立ち、教室を出て行ってし��った。 カズサは、その曲を一聴してかなり気に入った。 彼は、姉に対する反動もあって普段ほとんど音楽を聴かなかった。 また、音楽を聴いて何となく気に入ることはあったが、 その感動を的確に表現する言葉を持たないので、 中途半端に感想を表明するべきではないと考えていた。 ただ、彼は授業に対しては真摯に取り組むべきだと考えていたので、 無理して感想を書き提出したが、自分の感想の稚拙さに辟易してしまった。 悔しくて、クラスメイトに感想を求めてみたところ、 「良く寝れた」とか「芸術って感じだった」とか 「先生手抜きじゃねーの」とかの答えしか返ってこず、 誰も正面切って自分の意見を表明しないことに落胆した。 そこで、高遠優子なら真面目に感想を述べてくれるのではないかと思い、 さっきの曲をどう思うか訊いてみた。 高遠は、特に何の感想も抱かなかったので、困ってしまった。 他の生徒は、何らかの感想を持ちながらそれを表明しないだけだったが、 高遠は、本当に何とも思わなかった。 2008/2/26 (Tue.) 21:13:29 悪の組織ギガンダー(仮称)もいよいよ追い詰められ、 正義のヒーローっぽい五人組にアジトを襲撃されて窮地に立たされた。 そこで博士は、クロコダイルに巨大化光線(もちろん失敗作!)を浴びせて形勢逆転を図った。 何故か上手いこと巨大化したクロコダイルは、誰もの予想を裏切るほどの圧倒的強さを見せ、 正義のヒーローっぽい五人組をいとも簡単に蹴散らし、撃退に成功した。 なんだか今日はいけそうな気がしたクロコダイルは、 そのまま正義のヒーローっぽい五人組の本拠地を潰しに行った。 しかし、不幸なことに、正義のヒーローっぽい五人組の本拠地の間近で、 クロコダイルの好きなバンドがライブを行っていたのである。 過去に、自分に関わった好きなバンド(と、言ってもたまたまそこに居た、とかそういう類) を何度も戦闘に巻き込まれて死んでしまっていたので、 今回も戦闘に巻き込んで死なせてしまうのではないか、 とクロコダイルは思い侵攻を躊躇していると、 自衛隊と思わしき戦闘機や戦車がたくさん出てきて、攻撃してきた。 攻撃は全然効かなかったが、撃墜した戦闘機がライブ会場に墜落したり、 流れ弾が飛んでいくといけないので、クロコダイルはライブ会場を守るように座り込み、無抵抗に徹した。 最初のうちはたくさん攻撃を受けたが、そのうち相手も分かってくれたのか、 攻撃を止め、ライブ会場に居る人達の避難を指揮するようになった。 それを見て、クロコダイルはあたたかな気持ちになり、今日はもう帰ろうと思った。 しかし、ここで帰って来た正義のヒーローっぽい五人組のニューウェポンによる必殺技が炸裂。 それを後頭部にまともに受けたクロコダイルは、ライブ会場へ前のめりに倒れこんでしまった。 その衝撃で両目の義眼が取れ、その義眼はもちろんクロコダイルの好きなバンドのメンバーを直撃。 地面と義眼の隙間から真っ赤なアレが染み出したところでコマーシャル。後半に続かない。 2008/2/27 (Wed.) 15:13:05 お前がいた頃は 目を合わせることも出来なかった お前はまるで天使だ その柔肌には涙が出るよ お前は羽根のように 清らかな世界を舞う あたしも特別ならよかった お前は最高に特別だよ でもあたしはしらみだ あたしにはモリタ程の才能もない こんなとこで一体何をやってるんだ ここはあたしの居場所じゃないのに 2008/2/27 (Wed.) 19:03:22 広大なネットのことだ、たまには間違いも起こる。つまりはデータの配送ミスというわけである。 郵便物において起こることが、ましてデジタルの世界で起こらぬわけがない。 2進数32桁もの数値の組み合わせからなる膨大なアドレスへ向け、ほとんど無秩序に毎秒発信されるパケット群。 それらのすべてがすべて、きちんと宛先に届くなどと期待する方が土台無理があるというものだ。 気付いていないだけで、案外しょっちゅう君のデータは間違った場所に届いているのかもしれない。 また、君も毎日不要なデータを受け取っているわけだ。 ただそれが、例えばファイルの一部とか無意味な符号とか、重要でないものだから気付いていないだけかもしれないのである。 そういうわけで、コナツのディスプレィに「しだり川の裸足を写した画像」がそっくり届いた。これも当然考慮されるべきことだったのである。 2008/2/28 (Thurs.) 00:03:10 最近は知り合いに勝手に通り名をつけるのが流行っている。 「そうねぇ、彼女には『水色アルカイダ』とか、『国産舶来アンテナ』なんてどう?」 「かっこいい! 私も普通と違うような名前ほしいな」 期待の眼差しを向けられているのに気付いて、コナツはわざと視線を外した。 「……。」 「通り名に皮肉を入れるのは……その、えっと、古名瀬さんらしくて面白いと思います…」 コナツはその言葉に振り向くと、今度は無言で見つめて少し笑う。 (指摘しようとしたくせに自信ないもんだから言いよどんで、逆に皮肉を言ってしまうなんて。 気付いてないんだろうな。面白いから後で教えてあげよっと) 「コナツのために私も考えたよ!『詩的殺戮者の不機嫌(キリング・ワーズ・ジェノサイド)』 『善悪不一致』『The Lust Future』『ツンデレエイローネイア』……いっぱい考えたよ!」 「うわぁ…やっぱりアンタはこういう厨二っぽいの得意よね。でも多分それスペル間違ってるし……ツンデレじゃねえ!」 「えへへ。それで、私もコナツに何かかっこいい名前を付けてほし……(ry」 その時、急に扉をひらいてやってきた小柄な少女はまっすぐに一同の元へと歩み、 会話をさえぎるようにして誇らしげにノートを掲げて見せる。 「皆さん! かっこいい通り名を作れるマニュアルができました!」 「……何それいらない」 「!?」 「……あのね、私もかっこいい名…(ry」 2008/3/5 (Wed.) 02:28:08 「りつりんって、ニックネームじゃないのか」 「なんか、そんな感じの名前の芸能人、いたよねー」 「ええ…次は何をにぎりますか?」 「まだ考えてない!魚以外!」 「あたしはエビ!」 「またエビかよ…たまには他のにしろよ…」 「じゃあ、この灰色のエビっぽいの!」 「蝦蛄ですね」 「そうそう、こういう話、知ってるか?」 「知らない!」 「まだ聞いてないだろ!」 「嵐があったとする。 船がいっぱい沈没する。 すると、その辺りでは蝦蛄だの蟹だのが沢山獲れて、しかも味がいいんだ。 何故だと思う…?」 「わかんない!」 「…考えたくない」 「へへ、りつりんちゃんはどう?ヒントは、食物連鎖」 「えーと…」 (なんだか変なお客さんだなあ…早く帰らないかなあ…) 2008/3/6 (Thurs.) 19:08:51 少女A(女子高生。少女Bを崇拝している) 少女B(少女Aと同じ学校に通う生徒。フランス文学が好き) 少女C(昨夜) A「古名瀬さん、こんなところでどうしたんですか?」 C「あれ? えーと、誰だっけ? そうそう、しだり川さん」 B「やあ、奇遇だね。バイト?」 A「ええ」 C「ねえ、これから二人でバリに行くんだけど、しだり川さんも一緒に行かない?」 A「パ、パリ?」 C「それはフランスでしょ」 A「すみません、濁点が読みにくくて」 B「そんな話はしてない」 A「古名瀬さん、どうしたんですか? 顔色が」 B「一杯引っ掛けてきた、これからもう一軒いくところ」 C「そんな話はしてないでしょー」 B「英語で言うとバンコクビックリショー」 A「(なんだこの二人、か、からみにくい)」 B「しだり川、しだり川って綺麗な髪の毛してるね。うなじとかも」 A「えっ? あっ、ちょ……はうっ」 C「お、いいねいいねー」 A「何が!?」 この後むりやり一行に参加させられるしだり川。数時間後、 酔いつぶれた二人を自宅に連れ帰ることになる。 はたしてコナツは裸足を見られてしまうのか! 2008/3/6 (Thurs.) 21:46:53 裏をかき、裏をかきしているうちに、犯人が無差別になっていき そのうちに本当に好きなものを書こうと思っても書けなくなってしまう。 未熟な自分をさらけ出すのが怖くて、 無様な自分をさらけ出すのが怖くて、 奇をてらうのは、愚かしい。 かわいそうに。 2008/3/7 (Fri.) 20:58:24 美巡「おろかなニーチェが狂った理由は、常識を疑いすぎたからだったそうだが、  私は素直に常識を信じてるが、狂ってしまったぜ・・・。」 -- 美巡ちゃんはまれに自分で料理することがある。 今日の料理は味噌抜きの味噌汁、タイトルは「汁」。味噌の代わりに塩を1kg使っている。 「じゃあ『塩汁』でいいんじゃない?」という考えも頭によぎる。 具はキャベツの葉一枚。実際に食べるかは本人の自由意志。 2008/3/9 (Sun.) 23:54:24 「フハハハ…!」 モリタの静かな嗤いが彼女の部屋に響いた。 研ぎすまされた刃の爪。その先端まで神経が巡り、空気のほんのわずかな揺らぎさえも感じられるほどに鋭利な輝きを放っている。 ついに我が腕は鉄の爪と一体化し、無敵の凶器と化したのだ。 もはや誰の手も及ばぬ至高の存在。何人たりとも立ち寄れぬ境地へと至ったのだ! これでコナツに振り向いてもらうことができる。 あの冷たい瞳を。寂しい眼差しを。その細く白い手に手をつなぎ、毎日一緒に帰ろう! ──嗚呼モリタ! しかしお前はあまりにも無知! 確かにお前は非凡。だが! お前の真実の才能は決してその爪にあるのではなかった。 少女はその部屋の外にある絶望を知らない。己が信じる爪の鋭さに狂うことはできても、その脆さを知らない。 そして少女は扉を開く。 2008/3/11 (Tue.) 04:58:06 マニュアル・ライフのアニマル アベレージこそがハッピー ポリシーははがれおちても OK 2008/3/12 (Wed.) 14:30:29 コナツが怪我をした。 その日、モリタとコナツは廊下で喋っていた。その日コナツは上機嫌だったので、モリタは嬉しくなり、気分が高揚していた。 しだり川はそれを嫌そうに遠巻きに見ていた。 それでコナツがふざけたことを言ったとき、モリタはコナツの肩を叩いて笑ったのだが、いささか力が入りすぎてしまい、コナツはバランスを崩した。 コナツはよろめき、廊下を走っていた男子生徒と激しく衝突した。モリタは慌てて駆け寄った。コナツは肩が痛いと言った。 モリタは何回も謝ったが、コナツが痛そうなふうでもなくその謝罪を聞き流しているのを見て、大したことはないと思い、またおしゃべりを始めた。 コナツはずっと眉をしかめていた。モリタの肩を叩く手は少しは優しくなった。しだり川はそれを嫌そうに遠巻きに見ていた。 翌日、コナツは学校を休んだ。モリタは怯えた。しだり川はそれを嫌そうに遠巻きに見ていた。 モリタがケーキを持ってお見舞いに行くと、善良そうな妹が出迎えた。コナツの部屋に通された。 その部屋はなんだか甘い匂いがした。コナツは包帯を巻いてベッドにいた。 「やあ、モリタか」 モリタはその痛ましい姿に怯え悲しんだ、それと同時になんだかそれを綺麗と思った。 モリタが恐る恐る休んだ理由を聞くと、昨日帰宅しても肩の痛みが消えず、医者に行きレントゲンを撮ったところ鎖骨が折れていたという。 腕が使えないので、学校はしばらく休むそうだ。 「ごめん、ほんとにごめんね、コナツ……」 「ああ、いいんだよ、モリタ……」 モリタは嫌われただろうという思いでほとんど泣きそうになり、 コナツはもしかしてこの子はわざとやったのだろうか、いやこの子にそんな勇気などない、と逡巡していた。 モリタはケーキをコナツに渡した。しかしベッドサイドのテーブルに、明らかにケーキを食べた痕跡があった。 皿と、クリームのついたフィルムと、フォークである。 「ああ、さっき、ぶつかった男子が母親と謝りに来て、ケーキ持ってきたんだよ。馬鹿だよねえ、ケーキなんかあったって治らないのに」 モリタは何も言えなかった。 モリタは帰宅した。コナツの怪我の一因は自分にもあると、母親に告白してその男子のように正式に謝りに行かなければいけないかもしれないと思ったが、怖くてできなかった。 2008/3/13 (Thurs.) 15:01:07 昨夜「当時のマネージャーの川林は、『こんなバンド名じゃ契約が取れない』って言ってたけど、     ボクは『OK、じゃあバンド名を川林竹光にしよう。川林竹光か銀河最強・究極2号かどっちかだ』と言った。     すると3ヵ月後には契約を取ってきたよ。銀河最強・究極2号でね。」 2008/3/17 (Mon.) 15:01:14 私には家族がいない。恋人も友人もいない。 居るのはサイボーグとワニだけだ。 サイボーグに名前をつけて妄想の世界で敵と戦わせるのが唯一の楽しみだ。 そんなサイボーグ工場も先月不渡りを出し次で倒産となる。 酒の量は増え妄想の世界に逃げる時間も長くなった。 もうだめかもわからんね。 この前私の妄想がTV番組になったものを子供が喜んで見ていた。 地球が粉々になればいい。 2008/3/21 (Fri.) 15:48:15 モリタが みじかいくつしたを はいてきた コナツ「なんだそれは!」 モリタ「痛た・・・なにも殴ること」 コナツ「うるさい! お前がわるい! だいたいそんなの校則違反だぞ!」 モリタ「いいじゃん」 コナツ「よくない!」 しだり「どうかしたんですか?」 コナツ「しだり川もちょっと見てくれ、こいつの靴下を!」 しだり「え・・・あっ!」 モリタ「な、なに?」 しだり「そ、そんなの・・・! モ、モリタさん、おかしいですっ!」 コナツ「そうだ、モリタはおかしい!」 モリタ「そうかなぁ・・・」 2008/3/26 (Wed.) 00:41:19 誕生日だというのに、モリタは、一人だった。素敵な友人達はみんなどこにいるのだろう。 コナツ、昨夜、高遠、シェイクミックス、カズサ、ユズル、メケコ、めぐみ、凛、チート、あとしだり川たち。 今日、みんなはどこにいるのだろう。 他の所に住んでいる父親から来たバースデー・カードを、モリタは悲しそうに見た。モリタの所に届いた唯一のバースデー・カードだった。 「自分のまわりに友人の一人や二人当然いてもよさそうなこの日にこんなふうに一人ぼっちでいるのが納得いかない」と、モリタは思った。 とにかく彼女はバースデーケーキの火を吹き消していった。そしていきなり、ドアに楽しげなノックの音が聞こえた。 今このドアにノックする人は、一体誰だろう。彼女はドアを開けてみた。 そして、そこに立っていたのは、誰あろう、彼女の友人達だった。 コナツ、昨夜、高遠、シェイクミックス、カズサ、ユズル、メケコ、めぐみ、凛、チート、あとしだり川たちではないか。 入ってきておくれ旧友たちよ親友達よ。大きな微笑をうかべて、モリタはよろこんで友人達を部屋の中に迎え入れた。 冗談を言っては笑い合いながら部屋の中に入ってきた友人達は、「ハッピー・バースデー、モリタ」と叫び、更に心からなるあいさつをした。 そして彼らは全員がモリタに飛びかかり、「これまでずっと、お前は嫌いだったのだ。 お前のことを友人だと思ったことは一度だってなかったのだよ」と叫びつつ、たいへんな勢いでモリタの頭を殴りつけていった。 みんなはモリタを殺してしまったのですが、とにかく彼女は友人達に囲まれて死んでいったわけですよ。 昔からのつきあいである友のモリタよ、ハッピー・バースデー。 2008/3/26 (Wed.) 16:05:07 ひょんなことから、小夏と昨夜の仲が気まずくなった。 具体的に言うとエッチな事件だったので、たいへん気まずくなった。 2008/3/27 (Thurs.) 14:33:32 しだり川。あのこもつまらんことをしたなあ! なんだって、あんな下らない真似をしでかしたんだ。へん、自分が英雄のつもりだったのかね?  アタシは別に死んでもよかったのに、いや、つまらんことを考えるな、コナツ、よせよせ! ばかばかしい。まったくどうかしてるんだな。 ふん、だけど、彼女が自分に酔ってたことは確実だな。いい気なもんさ、こっちは大迷惑、迷惑千万! これが僕の愛、これが僕の心臓の音、とかね。 さてもさても、へっへ、お涙ちょうだいって訳だ。おやおやこれは。よくよくのことだぞ。 だけどね、アタシは酔わないよ。そんなことは許しません、アタシは酔わない。彼女がどう死のうが、さうです、かのぢよは死にました、これで仕舞いさ!  まあ、なに、だけど今日一日くらいは悲しいふりもしといてやろうか、たれびとも世人に倣いてなりふり決める、それも世塵の処し方なれば、へへ。 モリタのやつ、同情するだろうな。案外怒るかしら。昨夜は何か気付くだろうさ。 しだり川。だけど、本当に死んだのかな。騙されてるかもしれない。あいや、もしか、あれは夢か。 へええ、どうした古名瀬小夏、ふん、お前もつまらん人間だな。責任逃れか何かのつもりか、関係ないさ。下らん。 えいえい、止めだ止めだ、いやなこった。まったくいやだ。いやだ、いやだ。いやだ。本当に、アタシはいやだよ。 しだり川。 2008/3/31 (Mon.) 01:09:42 クロコダイルが、真壁マリと、仲良さそうに話している。 **************************************** 「ねえ真壁さん、博士って、何の実験をしてるの?」 「さあ…でも、前やってた実験の話なら、聞いたことがある。 エチオピクスダイヤルってあるでしょ? 胸につけて回せば…」 「何をされても、しあわせ!」 「そうそう、それそれ。  で、その実験の時にねずみを使ってたんだけど、どこかの調節が不完全で、一匹ずっと幸せなままになっちゃったの」 「別に、いいんじゃないの?ずっと幸せなら、それはそれで——」 「不完全なままじゃ、製品にはならないでしょ」 「そ、そっか」 「そんなわけで、博士はちゃんと不幸せも感じるように、ダイアルを調節したんだ」 「あ、わかった。調節が失敗して、ねずみは、ずっと不幸せになっちゃったんでしょ?」 「残念、ねずみは幸せも不幸せも感じられるようになったんだよ。でも、確かに調節は失敗しちゃったんだけど……」 「どういうこと?」 「何をしたら幸せで、何をしたら不幸せかが、アトランダムになっちゃったの。  満腹になっても、幸せになるとは限らないし、電気ショックを受けても、不幸せな気持ちになるとは限らない。  全く同じことをしてても、それは同じで、喜びと絶望が不規則にやってくる。  だから、ねずみは自分が何をしたいのかが分からなくなって、ご飯も食べなくなって、死んでしまいました」 「うええ……」 (ねずみさん、可哀相だなあ。でも、待てよ。これは本当にねずみの話なんだろうか……) 2008/4/3 (Thurs.) 22:12:46 深夜に父から電話があったらしい。 なんでも近々こっちに一時的に帰ってくるだとか・・・。 朝食を食べているとき、母が姉とそんな話をしていたのだ。 (金にしか興味がないやつがなんでまた・・・) カズサはそんなことを考えていた。 母親は「うれしい」だとか「よかったぁ」とか頻繁に言う。 (度が過ぎている気がする・・・) カズサはそう思った。 これは、以前コナツが言っていた"認知的不協和"ではないだろうか。 つまり、母はあんな醜男と繋がりを持ったという不協和を下げるため 「結婚してよかった」と認知を変えて その不協和を解消しようとする。 カズサは悲しくなった。 (母さんはやっぱり・・・、 いや、だからこそオレがしっかりしないと駄目だ。) それから、カズサは学校へ行くため靴を履き 父親がいるであろう方向を、じっと睨んだ。 「いってきます」 そう言うと、カズサは玄関を出た。 ---------------------------------- 兵藤カズサのような人間を見ていると 葛藤こそがこの世で最も美しいものではないだろうか・・・ と思えてきました。 そんな人間に私は成りたいのです。 2008/4/4 (Fri.) 23:10:05 しだり川は、映像の為のアイディアをまとめて山女めぐみのところへいきました。 するとそこで山女めぐみが以前製作したという映像を見せてもらうことになりました。 それは簡単にいうと、さまざまなものが泥で汚れてゆく様子を撮影し、それを逆再生したものでした。 泥まみれのものから泥だけがきれいに落ちてゆくように見えます。 (出来ることなら、古名瀬さんの足を、はだしを、こんなふうに撮れれば。きっと美しい絵になる。  ああ、でも、いけない、彼女の足を汚してしまうことに!  例え一瞬でも、なんてことを考えてしまったんだろう!) その日の夜は、まんじりともしていられなかったしだり川、翌日コナツを見て何かうしろめたいところがあったりするのか、どうなのか。 2008/5/5 (Mon.) 12:17:42 「羞恥は高慢の外套である」 「愚者もその愚に徹すれば賢くなるだろう」 「人間のいない所、自然は不毛である」 「過剰は美である」 「愚者の非難を聞け! それは kingly title だ!」 「他の人が愚かでないなら、われわれが愚かなのだろう」 「女性の裸足は神の作品である」 2008/6/12 (Thurs.) 23:55:35 モリタに対する自論の展開 モリタが普通じゃないと言われてこうも喜ぶのは 天才願望があるからだ と推測する。 つまりモリタは天才になりたいのだ。 天才と呼ばれる人はなにかが欠落している。 私は、変人こそが天才にもっとも近い存在だと信じている。 常人と呼ばれる人はその普通と呼ばれる範囲を超えない。 いや、超えようとしない。超えると失笑が待っているからだ。 社会からの他人からの冷たい視線を浴びたくないからだ。 もし浴びてしまうと社会的な地位が下がってしまうからだ。 そういう教育を受けてきたからかもしれない。 惰性で生きましょう。周りに合わせましょう。 その方が企業にとって、社会にとって都合がいいのです。 なにかがぶっとんだ人間は扱いにくいのだから だからこそ普通じゃないと言われると喜ぶのだろう。 「ふふふ!私は遂に常人の域を超えたのだ!」と喜んでいるモリタが目に浮かぶ。 それに、欠落した存在の方がモリタにとって都合がいいのである。 なぜかというとそういう存在はやはり目立つのだ。 目立つことができればコナツの目を惹くことができるからだ。 そうすると結果的にモリタにとって利になる。 なんだか、あまり目立たない子が虚言によって人から注目を浴びる現象に似ている。 なぜ私はこんなことを書くのだろうか なぜなら私も普通じゃないと言われるとうれしいからなのである。 2008/6/18 (Wed.) 10:40:30 「たいへんなことをしてしまったぞ」 しだり川は興奮していて、心底困り果てていました ポケットのなかには古名瀬さんの靴下・・・しだり川はあたりを見回します 「ふう・・・ひとまずはばれてないようだ。  しかし、これからどうしよう」 そっとポケットのなかに手を入れてみて、その温もりに驚いて、狼狽して手を引き抜きます しかし、やがてすぐにばかばかしい、と思い直しました ポケットに入れていたから、温まってしまったのだ。なにも彼女の体温というわけではない しかし、理性ではそう認識できても、高まる心臓の鼓動はそう簡単に御せません 今しがた、彼女の一部分に触れたばかりの自分の右手から、彼女のオーラが漂ってくるような気がして・・・ 「しかし、わたしがこれほどのへんたいだったとは」 2008/6/24 (Tue.) 10:43:36 (今日はお腹もペコちゃんだし、焼肉屋にでも入るか) 店の戸を開けると店員がやってきて「お一人様ですか?」と詰め寄る。 (別に来ようと思えば友達誘って来れるが、今日はたまたま一人だっただけだ・・ほっといてくれ) しだり川は「はい」とだけ答えた。 店員が威勢良く「ご新規一名さま入りまーす!」と声を張り、奥の座敷に案内する。 正直、座敷とは予想外だが、靴下までならOKという覚悟で来ていたため、 物怖じせずに靴を脱ぎ、座敷へと上がる。 「カルビ定食とオレンジジュースください」 「カルビ定食なに?」 聞こえずらかったのか店員が聞き返してくる。(どうもタイミングが合わないな) なんとか注文を頼み終えると落ち着いたのか、あたりを見渡す余裕ができた。 (休日のお昼時だからか?結構混んでるな) 後ろにしきりを隔てて家族連れが。左壁にメニューが貼ってあり、 正面に自分と同い年ぐらいの三人組が店員に案内されていた。 (なにやら姫とか呼ばれているが、あだ名だろうか?) そして右側が通路になっていて、座敷下に自分の靴が置いてある。(それにしても遅い) 回りがワキワキと食べ続ける中、自分の注文がなかなか来ない事に苛立ち始めていた。 すると店員が皿を持ち、こちらに向かってくる。(やっと来た) しかし店員は横を通り過ぎ、さっき来たばかりの三人組のテーブルへ行ってしまった。 「海老のチリソース、お持たせしました−」 「わ−い、海老大好き」 この事に対し若干怒りが沸いたが、すぐに自身をたしなめた。 (マニュアルを思い出せ。怒りは無謀によって始まり、後悔によって終わる・・。 早く仕上がった品がたまたま向こうにいっただけじゃないか) しかし、決定的な事件は起きた。 「そしてこちらカルビ定食になります♪」三人組に出されるカルビ定食。 ついにしだり川の怒りは頂点に達した。 (空腹な中、待った仕打ちがこれか! 私の存在はどうとでも良いというのか! 店長に掛け合って・・いやいや、それだけでは済まさない! 店を潰してもらうよう本店の社長に掛け合って・・) 「カルビ定食大変お待たせ致しました」 「あ・・はい」 皿を抱えながら声を掛ける店員。 「すいませんねぇ、お待たせしてしまって」 「いえ・・」 カルビの乗った皿をテーブルに置き、忙しそうに立ち去る店員。 (ま、まあいい。私が本気になればクレームを出して店を潰す事もできるが、 忙しかったようだし、ここで働く人も養う家族がいるだろうし、 今日のところは私が大人になれば済む話だ) 肉を焼いて食べ始めるしだり川。しかし今度はご飯がなかなか来ない。 (何をやってるんだ。焼き肉といったら白い飯だろうが。 よし、アンケートにマニュアルを見直ししてもらうように書こう。 もしかしたらこの秀抜な意見が社長の目に止まり、全店舗に私のマニュアルが採用されて、 一億円ほどの報酬が私の・・) 「ご飯お待たせしました−!」 「あ・・はいぃ・・」 ご飯がテーブルの上に置かれた。 正面をみると、三人組はもういなかった。うーん、どうもさっきからタイミングが合わないな。 靴を脱いだせいで歯車がズレたか・・。 帰り支度を始める家族連れを横目に、ひとりご飯と肉を頬張った。 2008/6/25 (Wed.) 12:29:42 (マニュアルがあれば・・。いや、よそう。 こんな普通じゃない発想は。もうそんな歳じゃない。) ただ惰性で生きる毎日を過ごしていた。 そんな折りだった。上司に客先説明用のマニュアル作成を頼まれたのは。 こんなに気持ちが高ぶったのは何年ぶりだろう。楽しい。 今日は上司に渡してあるマニュアルを評価してもらう事になっていた。 嬉々として上司と対面すると待っていたのは激しい怒鳴り声だった。 何を言われたのか良く覚えていない。 ただ自分の中にあった唯一の自信が無くなっていた。もともと仕事ができるわけではない。 周りとの能力の差に打ちのめされていく中、悲観的にならなかったのは心のどこかでマニュアルが支えになっていたのだろう。 できそこないの自分自身を保つためには、そうせざるを得なかった。 いま最後のストッパーが壊され、しだり川には何も残っていなかった。薄々感じつつも、意識したくなかった事実。 (私は何の役にも立たない人間だ) 結局、マニュアルは後輩が作る事になったらしい。 (私は本当に無価値な人間だ。今までの私の人生は何だったんだろう・・) できる事ならまた高校時代に戻りたかった。 (小夏さん、懐かしいな。モリタはいま何をしているんだろう。高遠・・) 高遠とは今でも会っている。高校の頃はバカにしていたが、 大人になるにつれ次第に彼女を尊敬するようになっていき、 いまでは唯一親友と呼べる存在になっていた。 自分は今まで悩みがあっても人に打ち明けた事はない。 相談する事は弱い行為だと思っていたからだ。 だがこの日ばかりは気が滅入っていた。考えなしに高遠に電話をかけた。 就職してからは2か月に一回会う程度になってしまったが、それでも彼女との会話は楽しかった。 今日あった事は一切話さなかった。 (高遠に自分が悩んでいる事を知られるのは恥ずかしい) ただ週末に遊ぶ約束をした。 電話を切った後、心が軽くなっていたのが、ハッキリとわかる。 高遠がいて良かった。 ふと携帯を見るとメールが一件入っていた。 見ると高遠からで[あなたの良いところ]という件名で私の長所がいっぱい書いてあった。 どうしてわかったんだろうとは考えなかった。ただその夜は声を出して泣いた。 2008/6/27 (Fri.) 19:01:12 学校の会議室に行くと、室内で小夏と昨夜が話していた。 昨夜は私に気を使ったのだろう。会話も途中で部屋を出ていった。 慌てて自分も出ようとすると、小夏が気がついた様子で、私に語りかける。 (まさか小夏さんの方から話しかけてくるなんて) しだり川は夢中で話していた。モリタの漫画のこと・・小夏の作品のこと・・。 どうやら彼女は門限があるらしく少しの時間しか話せなかったが、 彼女が作品に対して熱意を持っていた事が何より嬉しかった。 その事とは別の話になるが、芸術家は少なからず評価に左右されるように思う。 優れた芸術家には正しく作品が評価される場所が必要なのであろう。 そのためには芸術家は評価される場所を知らないとするのが1番良かったのかも しれない。 モリタの一件もそうだと思っていた。あの時はモリタの意図が知りたいと思った が、結局は卑怯な不意打ちになってしまった。モリタは普通ではないと見せてい るが、本当はただ作品が存在していれば良かったのかもしれない。それは嘘であ るが、もっとシンプルな話で作者と読者の間には余計なコミュニケーションなど 必要としていなく、作品に込められたメッセージを読者が読み取れば十分なのか もしれない。 私は彼女(小夏)の作品だからではなく、作品の作り手が彼女だから応援したい と思った。素直な気持ちとして、私の人生の中で一番の作品だ。 2008/6/28 (Sat.) 22:33:37 私には彼が何を言わんとするか具体的に理解できないし、 彼もそれ知ってて解り辛い表現を使っている以上、理解されないことこそ本望なのであろう。 難しくしたものを解いたからって真実に近くなるわけではなし、 そんな真実だって、それは難しさを理解するために己が生み出した妄想であって、 それを己の都合よく真実だと誤認し感動するのは愚かしいことである。 だから、これでいいのだ。 2008/7/2 (Wed.) 01:48:16 『暗号文解読マニュアル』 絶版となっておりました。 2008/7/4 (Fri.) 22:32:49 「不愉快だ!!」 金魚姫は激昂した。 あまりの怒りに我を忘れて暴れまくる。 水槽(もちろん空で、金魚はまだ入っていない) を手当たり次第に破壊しつくした上に、 水槽(こちらには金魚が入っている) を丁寧に机から降ろして、安全を確保したのちに 叫びながら丸裸の机を自分の武器で真っ二つにした。 ・・・それでも、彼女の怒りはおさまらない 「不愉快極まりない!!」 ただただ、彼女は叫んだ。 怒りの理由なんか、どうでもよかった。 2008/7/5 (Sat.) 20:17:54 撮影その1 とおまけの話 山女めぐみの召集で集められるメンバーたち。 どうやら山女が撮る映像作品の役者に選ばれたらしい。 小夏さんと兵藤カズサは室内での撮影になるので、 私たちとは別グループだ。 そういえば作品の内容を知らされていなかったな。 どうも、途中で終わっていた作品を完成させたいらしいが、 なんだろう? 外に出てウォームアップを始める高遠と昨夜。 見覚えのある光景に戦慄が走る。 まさか・・・。 ------------------------------------------------ ☆おまけの話☆ 「噂のマニュアルを注文したいんですが」 「鋭い方がいるようですが、ダメなものはダメです」 2008/7/7 (Mon.) 00:58:44 「なっ・・・何ですか この化け物は・・・?」 「これか?もちろんこれこそ我がテロ部の秘密兵器だ。 何でも破壊し、何でも食う。 好き嫌いしない。とてもいい子だよ。」 「まさか・・・最近町で行方不明者が頻発してるのは・・・」 「君がこの学校を爆破しようと地雷を設置しているのは知っている。 でもあの隠し方じゃすぐにバレてしまうよ・・・。 僕が特別に教えてあげる。 ただし テロ部への入部が条件だけど・・・」 「!?そんな・・・なぜそれを!?」 「見くびらないで欲しいな 僕はテロ部なんだ。 さて、そろそろお昼の時間だよ。 答えを聞かせてもらおうか もう 戻れないよ。」 2008/7/8 (Tue.) 21:21:20 撮影その2 山女めぐみとの会話 「最後のシーン。どうしてもイメージ通りの一枚絵が撮れなくて」 「いや・・なんていうか・・言葉では表現しずらいんだけど・・」 「フルーチェを食べながら空を飛んでる昨夜を、シェイクミックスが武器を乱射 しながら追い掛けている図というのを・・・」 2008/7/21 (Mon.) 00:15:44 ひとしきり咳をして 薔薇の花ほど血を吐いて そしてたちまち降り注ぐ、見知らぬ人からの寵愛に次ぐ寵愛!! 2008/7/30 (Wed.) 02:12:46 「ねーねー博士、いいこと思いついた。 私はさー、手を改造したでしょ? クロコは目、セネガルズは耳…あとなんだっけ?? まあいいや、とにかくいっぱいいるけど! これ全部あわせて、完全改造人間とか作ったらどうかな!? 体全部改造しちゃうの!絶対強いよ!絶対!」 …実際、過去に彼女はそれをやろうとしたのだ。 しかし結果は、無残な失敗だった。 改造人間達はそれぞれ色々なものが欠落している。 お箸は使えないし、傘の差し方を知らないし、起こされるまで目が覚めなかったりする。 そして体のほとんどの部分を改造された「完全改造人間」は、 実に、人間性という人間性を全て失ってしまっていた。 仕方なく、博士はそれをロボットとして使うことにしました。 **************************************************** 改造人間は、もう人間ではない。 エチオピクスは人間たちにダイアルを与えた。 ダイアルを回したものは、人間ではなくなってしまう。 **************************************************** 「へえ、どうしてまがい物の宝石を集めてるの?」 「芸術とは、内なる神への叫びであるべきだ!それがなきゃ屑だ」 「クローンのイチゴだっけ?あのでっかいの。そういうのもボク好きだよ」 (これは改造人間とは関係ない) 2008/8/4 (Mon.) 20:07:54 「粉砕!玉砕!大喝采−!!ワハハハ−!」 モリタの猛攻の前に崩れ落ちるモンスター。 (やったぞ!ついに難関とされるあのモンスターを倒したぞ。 ククク・・かわいそうにしだり川。隅っこの方で震えてやがる。 だが安心しろ。あの怪物はこの私が葬ってやったのだ。 それにしてもこれほど上手くいくとは・・!いつだったか、実は私はどこかの国 の王女で今くすぶってるのはみんなが私を騙して演技しているから、と思った事 があるが本当なのやもしれぬ。くくく・・今日は誕生日だ! この新生・モリタの誕生日だ!ワハハハハ−!) ---------------------------------------- (くそう・・モリタめ、調子に乗ってるな。 これではまるで、私が怯えて何もしなかったかのように見えるじゃないか。 だが、落ち着け。あの場はあれで良かったのだ。 私が攻撃される事でリタイアになる事だってありえたのだ。 すべてはマニュアルに従った私の・・・知的で冷静な判断の結果といえよう。 BE COOL・・BE COOL・・。そう、私はCOOLだ。) 2008/8/8 (Fri.) 17:21:20 悪い夢でした。 人間が金魚を飲んでいる! 御風ちゃんは顔を覆って目を逸らしたかったのですが、身体のどこかでだいじな神経が断絶してしまったようで、目を閉じることもできません。 事の次第はこうです。ご両親も出かけていて、一人でのお留守番に退屈していた御風ちゃんは、何というつもりもなく、テレビの電源をつけました。 一人の男が金魚鉢を抱えて登場します。何事か叫んだ後、その鉢の中に手を突き入れると…いえ、もうこれ以上はいえません。 それで終わりではありませんでした。いっそのこと、そこで終わっていた方がよかったかもしれません。 一度飲み込んだ金魚を、醜い動作で吐き出すと、男は得意げに微笑んだのです。 「ちょっとした冗談さ」とでもいうみたいに。 何がなんだか分かりませんでした。だけど、心の内側で御風ちゃんは期待していました。 画面の中のすべての人間、その外側の人間、観客席の者らまでが、わずかな沈黙から我を取り戻し、怒りの声を発しながら、 雷鳴のような素早さでその男をステージから引き摺り下ろし、当然の制裁を加えることを。その義憤を、常識人の、理性人のあるべき正義を。 しかし、いつまで経ってもそのような進みゆきにはなりませんでした。放送局の操作により画面が暗転し別の映像にすりかわるということすらもありませんでした。 和やかな雰囲気がそのスタジオには溢れています。拍手をする者さえいました。いえ、すべての者が拍手をしていました。 いったい御風ちゃんに想像することができたでしょうか。 人間は金魚を飲み込んでまた吐き出す、というあそびが大好きな生きものだったのです。魔物…魔物です。 ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。 御風ちゃんは自分の金魚に謝り続けました。そうするより他になかったのです。 もちろん、飲まれたのはこの金魚ではないし、飲んだのもけして自分ではありません。けれど、そうするより他になかったのです。 「私にもあの男と同じ血が流れている……一度飲まれて、その後吐き出された憐れな金魚を嘲笑っていた人間らと同じ血が……」 2008/8/10 (Sun.) 22:47:11 misson:Save the goldfish!! 「では、この金魚たちを全てすくうのだ」 「よしきた…ってこれ全部かよ!怒られるぞ!」 「話はつけてあるから大丈夫だ。シュンはこっちのたらいに、金魚たちを移すだけでいい。はいどうぞ」 「うう…しかもポイ一個かよ…」 「お前ならできる。自分を信じろ!誰も信じるな! 万が一出来なくても、殺しはしないから安心してね」 「ほ、ほんとか?」 「ちょっとしぼるだけ」 「やめろ!」 **************************** 「エビおいしー」 「それ、イカ焼きじゃないか…」 「ふふふ…まさか本当にやってのけるとはな、よくやった」 「いやそれほどでも…ところで姫、最近痩せてないか? 暑いからって食べないと体に毒だぞ」 「ちゃんと食べてる!栄養たっぷりだ!」 「ねーねーみんなでご飯たべよーよー」 「エビ子は食べすぎ!」 「よし、では褒美だ。晩飯をおごろう。家に行くぞ」 「うーなんだか、嫌な予感…」 2008/8/21 (Thurs.) 21:47:28 「えー?  まあ…要するに、小説なんてつまらないことなのさ。  (中略)  …そのことを私は自分の小説で実証するんだ。  そのためには凡そくだらないものを書かなきゃならない。  ばかばかしい、屑のような小説を。  人々が小説など全く読まなくなるようにね」 2008/10/17 (Fri.) 04:24:59 モリタ「こんな世界にはうんざりだ!もう死んでやる!」 コナツ「はいはい、死にたい、死にたいって、何回目だ。もう聞き飽きたよ・・・。」 モリタ「今度は本気だよ!絶対死んでやる。一体何人が、どれくらい悲しむか楽しみだ。」 コナツ「じゃ、せいぜい頑張って死んでね。私は帰りますので・・・。」 モリタ「・・・」 モリタ「どうして止めてくれないの・・・?」 モリタ「何か悩みでも、とか聞いてすらくれない・・。」 モリタ「・・・決めた。私は今からコナツのせいで死ぬんだ!」 モリタ「コナツが一生トラウマ背負い込むくらいの、どぎつい遺書も書いちゃうもんね。」 モリタ「そしてコナツは鬱病になって、私の後を追って自殺するんだ!」 モリタ「・・・でも、こんな私は地獄行きだろうな・・・。 い、いや、死ぬぞ。死ぬと決めたんだから。 今死ななきゃ格好つかないぞ、ああ、もう・・・。」 翌日、モリタは普通に学校に来た。おしまい。 2008/11/3 (Mon.) 02:21:19 「みてみなよ、モリタ。あれが彼なりの『けじめ』の付け方なんだそうだ。 まったく、馬鹿馬鹿しいったらありゃしない!! 滑稽だ!お笑い草だ!思考回路がいかれてる! あれじゃあ、ただの道化師とかわらないね。 おかげでさっきから笑いが止まらなくて困って��まうよ。 ・・・うう・・・!・・くそ・・・!! ・・・なんだってあんなことをするんだろうか。 くだらない、くだらない、 ああ、もう まったく!!人間ってやつは!!!」 ・・・そんなコナツの激昂を聞きながら モリタはコナツのうなじのことを考えていた。 2008/12/11 (Thurs.) 00:55:48 ■アウター能力 世界を隔絶する程度の力。 正式名称は精神順応性事象疎外能力と呼ばれ、自分の意志(精神力)により目前に迫りつつある脅威から目をそらす、 あるいは認識すらせずに雑務を行うことができる。一時的な精神安静が得られるが、使いすぎれば最後には我が身を滅ぼす諸刃の剣。 「できるできないが問題じゃねえ 、やらないんだよ!!」 2009/4/12 (Sun.) 00:48:32 「あたしはしらみだ・・・!」 ------------------------------ 厭世的なコナツ 1 プレイヤーセレクト画面で"コナツ"にカーソルを合わせる。 2 R1ボタンを押しながら、十字コントローラーの右を6回押す。 3 ×ボタンを押しながら、キャラクターを決定して下さい。 コマンド入力が成功すれば、 厭世的なコナツが使用可能になります。 2009/4/12 (Sun.) 03:11:45 コナツは丘の上で磔にされた。 狂った女が槍を彼女に突き付ける。 丘に真っ赤な夕焼けが沈み、友人たちは皆泣いている。 と、コナツが「モリタ」と呼んだ。 モリタは驚いた。 自分などコナツの友達の中でも下の下だと思っていたのに、 彼女が最後に自分の名前を読んでくれるなんて! 驚きの後に深い感動があった。 「コナツ」と一声応えて丘を登っていくと、 狂った女が無残にもその両足を切り落としてしまった。 モリタはそれでも両手で匍って丘を登っていく。 すると狂女は彼女の両の腕までも切り落とした。 これでもう近づけまいと見ていると、モリタは顎を上下して必死に架台にずり寄っていく。 そのあまりに凄絶な姿を目にして、さすがの狂女も呆然としていると、 モリタがようやく架台の下へ辿り着き、コナツへ声を掛けた。 「…コナツ、何だい?」 「モリタ、ここから君の家が見えるよ」 2009/6/22 (Mon.) 05:02:22 わたしのような薄弱者が白鳥の衆に飛び入るなどとそんな馬鹿な真似をするからわたしは薄弱なのだ!! 2009/7/2 (Thurs.) 01:52:19 瞼を閉じよ。 それは神経の底に標されているもの。 つまらない幻。 死せる咎人の夢。 笑わない少女は扉を開かなくてはならない。 2009/7/5 (Sun.) 00:19:04 彼女の物語の孤独なステージ。 彼女以外の登場人物は彼女自身が消しました。
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kusodream · 3 years
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2021年5月の夢
- 2021年5月31日 月曜日 6:03 夢 同級生たちに会う。 無重力状態にしてカフェオレを噴出させる、表面の固まったダンゴみたいになる。広い空間でみんなで拾い集める。
ポケモンの主人公が4パターンくらいから選べるシステムになっている。 全員妙にクセがあり、兄弟だったり男女の組み合わせとは言いがたかったりする。設定はすごくいい感じでじっくり読むがキャラデザにはそんなに魅力がない。二人とも眠そうな半目だったり。 ゴローンを水の中で動かしてパズルを解く。でっかいバンギラスの姿が見える。襲われそうで尻込みするがそういう設定にはなっていないらしい。猿を操る。
- 2021年5月30日 日曜日 7:08 夢 いろんな果物を食べる。 パンチという手のひらサイズの果物を買って食べる。味は薄甘い感じ。タネがでかい。 つぶしてパンに張り付けて食べる果物とか。色々。代金は無人販売所方式。
不気味な大きい幼虫がガラスケースに入れて飾られている。 20歳ごろ一緒に働いていたKさんがいる。GoogleストリートビューをかなりFPS視点で見ている。カチカチするのではなく経路入力で自動的に進んでいくよみたいなことを言われている。 「このへんって〇〇じゃん」と友達に言う感じで言ったらKさんに拾われて焦る。 どの部分の地図見ていたのかわからないけど地図上では離島なのに実際は地続きの場所だった。一応日本。ものすごく治安が悪い。
- 2021年5月29日 土曜日 2:03 夢 洗い物。風がない。 ワインをボトルごと冷やしたろうそくであぶる。
南がいる。 プレゼントを渡す。ドラえもん模様のショルダーバック。 車に乗せてもらい、どこかへ向かう。商業施設。 ポケモン柄の家電屋があり、野次る。 車を停められないらしい。代わろうかと言う。
- 2021年5月28日 金曜日 5:48 夢 ネイビーブックスって本屋。 青いブリッジを渡っていたら深夜12時(周りは明るいのだが)の区切りでブリッジが下され、知らない女性二人くらいと水没する。 震えながら通報し、しぶられているところを来てもらう。 街中に目のマークを探す。 3箇所くらい見つける。 お祭りのように賑やか。 しし座用の電子おもちゃみたいなものをもらつた旨を見せられる。配っていたらしい。 薄暗い室内。 廣瀬康穂。 同級生の子供。ホテルの共用部分。
- 2021年5月27日 木曜日 4:35 夢 オニヤンマがいて怖い。 自転車で帰る。 子供がたくさんいる施設。 前カゴにドラえもんの仲間たちが入っている。 スナックとかの求人。 自分で掛けないといけない。 内装が古いスナック、自然光で明るい、天井板なしの倉庫みたいなところ、ザ・ベストテンみたいなタイポの文字で「ニコニコ聞いてくれる人ありがとう」みたいなことが書いてある。 サンドイッチを提供していた店。 休んでいるあいだに他店にお客さんを取られてしまう。 食パン用にパンを切る。立てて薄く。
夢2 モンゴルナイフさん、謝り方が変でうまい先輩。 百貨店で売ってる化粧品みたいなお菓子。
- 2021年5月25日 火曜日 2:35 夢 イタリアンの店の看板。パスタ500円、外国のビール。 歩きながらキャスみたいなのをしている若い女性。楽しいものの話をしている。 オモコロチャンネルの撮影風景。口の中に蜂を入れている。いつかやろう、いつかって今、みたいなことをしきりに言っている。全体的に言い知れぬ不安感がある。
夢2 宅配の韓国料理。爪楊枝やストローが大量に付属しており、捨てるには罪悪感がある。 ごちゃごちゃしたファイル類を整理している。母の私物か。 ギターコードかクラリネットか、何らかの楽譜をまとめたもの。
夢3 地下深くを進む装甲車のようなもの。 乗り合い。背後からマグマ。 蜘蛛に血を吸われるタコのぬいぐるみ。死ぬかも。 二割吸われているがゴールをくぐれば大丈夫。 上空からトラップにかからないようにいい角度を探す。
- 2021年5月24日 月曜日 6:12 夢 ふたつ見たけどひとつ忘れた。 風呂にいる。やや広く、温泉じゃない大浴場くらいの広さ。恋人といるのだが造形は事実よりも愚鈍な感じ。 パインセンスみたいな湯の色。 妹が入ってくる。 二人だけの間は私が食器洗いとかしていたからやってくれないかな? という旨のことを言う。 遠くで両親が帰ってきた音がする。
- 2021年5月23日 日曜日 7:01 夢 昔働いていた雀荘に顔を出す。 レイアウトは全く知らない感じ。薄暗くて広くて入り組んでいる。 ロッカーがあるが、開けるための取っ手が削れていて開けにくいところが多い。 従業員の女の子が「特に人気のロッカーはここ」「ベテランは自分の取手を持ち帰ったりしてる」と教えてくれ、その情報の局地的さに嬉しくなる。 バックヤードで話していると肩を叩かれる。振り向くと誰もいない。そういうほっぺつんつんみたいなノリの叩き方がある。大昔の恋人だった。
椎名林檎みたいな雰囲気の若い女性と、その彼氏と、私で和菓子屋の列に並んでいる。 喋り方が独特。喉が細そうな声。 少し後ろに並んでいた女性らが、その話し方を悪意を持って真似しているのを不愉快に感じる。 買ったものを三人で食べる。 緑色のぶどうと、あんこを丸く練り上げて固めたものがシロップに浮いてるものだった。 タコのぶつ切りも混ざっている。 朱塗のスプーンで一口もらう直前、感染予防のことが頭をよぎる。でも食べる。おいし〜。
- 2021年5月22日 土曜日 6:09 夢 ロールパンを食べている。3つ。 今の家ではない自室。冷蔵庫があることに違和感がある。 母方のいとこの兄が亡くなってしまう。 壁に方眼入りのケント紙が貼ってあり、一コマずつ書いていく。 その人のことがすごく好きだった。その人の世界にもう会えないことが悲しくてすすり泣く。起きる。
- 2021年5月21日 金曜日 6:04 夢 韓国の地下食料品街。 買い食いしている人がたくさんいる。 直線で抜ける。 病室のようなベッド。壁にひし形のバブル期のビルによくあるみたいな装飾がついている。 フィリピンだかタイだかの市場のような細い通路を歩く。 赤ん坊をやっと寝かしつけ終えた日本人の若い女性がいる。
- 2021年5月20日 木曜日 4:14 夢 電池式ランタン。 ルパン三世と同じカラーリングの服。 空襲。何人もで布団を並べて寝ており、寝具がぱちぱち燃えている。地面を転がって消すように言う。
副将グループ政治家。 緑の髪の人がキャスター付き板に麻雀牌を散らばらせてガーッとやってくる。
- 2021年5月19日 水曜日 4:25 夢 エレベーターにお金が落ちている。10、40、2など額の少ない紙幣。機械部分に挟まっているのを引っ張り出しつつ上階へ向かう。 おじいちゃんがいる。紙幣をたくさんまとめたのをくれる。かなり古ぼけているし五円紙幣とかで大した金額ではないのだが。すごく悲しい。
近くの一階のドラッグストアへ行く。鼻の奥に突っ込んで粘液を掻き出すための棒が、硬いもの柔らかいもの各種売られている。「Iさん、〇〇して」「Iさんは今日からいないよ」という店員のやりとりが聞こえてくる。
部屋にいる。 時間がくると毒ガスが噴出してくるらしい。 人が二人いて、顔はわからないが、なんとなくぬーべーを見ているときみたいな雰囲気と、元バイト先の料理長みたいな雰囲気が混ざっている。 ガスが出ることはわかっていて、なるべく水を飲むようにと半分からかうような感じで忠告される。 二人は外出していく。 水を飲んだ直後にガスが出る。布とかビニール袋で顔を覆おうとするがそんなものでは話にならない。部屋の外に出ようとするが何かが引っかかっていてもたついている。喉の奥がビリビリする。死ぬかも。息の限界がきて目が覚める。
- 2021年5月18日 火曜日 5:53 夢 濡れたぬいぐるみ 顆粒状の粉末をプールに溶かして泳ぐ。マスクしたまま泳ぐ意味あるのか? 妹がステッカーを作る仕事をしている 新進気鋭の漫画家、埼玉県在住、アシスタント募集
- 2021年5月17日 月曜日 6:11 夢 小さい方のいとこがいる。 向こうは元気、私も元気。 コミュニケーションをとろうとし、とる感じがあるが、噛み合わなさ、なめられてる感がある。 火の見櫓みたいなものにのぼり、蛇に噛まれる。 蛇をモチーフにしたアトラクションみたいなもの。 筒状の装置の中で蛇のおもちゃが跳ねる。 妹とみーちゃんが別で遊びに来ており、写真を撮る。 いつのまにか恋人がおり、家族に紹介する。 村上虹郎のことを褒める。
- 2021年5月16日 日曜日 5:15 夢 家族バーベキューで踊る 栗田優子にきゅうりをくわえたまま挨拶する。男になっている。 うどんに漬け物を合わせるといいらしい。
教室の前。 上級生の授業。 ハンコが欠けている
- 2021年5月15日 土曜日 5:49 夢 銭湯へ行く。 人の背中について歩いていく。 駅降りてすぐ、阪急系列の駅だ。   習い事をしており、その先生が訪ねてくる。 ぽっちゃりした感じの優しそうな先生。 部屋のゴミが散らかっていることを気にしている。20分遅れると待たずに帰る先生だ。
- 2021年5月14日 金曜日 6:34 夢 部活の大会会場みたいなところ。 知らない他校の生徒がいっぱいいる。 ピンポン球を素手で打ち返したりする。 誰かの忘れ物のネームプレート、持ち主を探す。 冊子が配られる。この人に渡しておけば安心という人を見つけるが、近くにいた中年男性に預かられる。 妹ではないが、妹にすごくよく似た雰囲気と語り口の女の子がいる。 配られた楽譜に歌詞が書いてあり、「ちょ待てよ」の合いの手を入れる部分には赤で印がつけてある。 すごく良い感じの露天風呂を上から見下ろす目線。
- 2021年5月13日 木曜日 3:39 夢 カネコアヤノの歌を歌う。 声がよく出て気持ちいい。 右側を通っていく女性と目が合う。 外国語の数の数え方。 ウーノ、ドゥーエ、3、4、5、6、7が言えていない人。
ジブリ映画の最後みたいな夢。 山も海も太陽もダメになっている。 丸い布を二つ貼り合わせたものを接着してフィルターを作っている。 妹(幼い感じ)に一つ渡し、もうワンセットを作る。 避難所への待機場みたいなところ、雰囲気は高速バスの待合室に似ている、すごく混んでいる、向かい合わせの駅のベンチみたいなものがあるがなかなか座れない、いとこ夫妻に似た雰囲気の人が座っている。 諦めて立ったままハサミを動かす。 土石流みたいなマグマみたいなものが右手から壁を突き破ってくる。 おそらく流されてバラバラになるので左手の妹に近寄って手を握る、小さな妹は胴に手を回してくる、右手に母もおり合流しようとする、既に少し火がついている、何かもたもたしている、私の渡したフィルターを気にしているようだ、そんなもの捨てていいのに、強引に連れ、流れの中で3人はぐれないようにする。 流れつき、話す。目が見えなくなっている、それがきらきらしていると指摘される。
夢2 腰の施術を受けている、が人のお尻の横に顔があるのが嫌。
- 2021年5月12日 水曜日 6:37 夢 hhとuaがいる。 みみという年下の女の子に中国語のレポートを書いたからどうか聞かれる。
- 2021年5月11日 火曜日 3:46 夢 食品ストックを整理している。 バス車内。 アジアっぽい藪みたいなところ。 ため池がある。 おばあさんがおり、勝手にご飯を食べて良いことになっている。 壺絵に古代ギリシャの人のエピソードが書いてあり、見ていると、南が現れて「(私)いるじゃん」と絡んでくる。 30mくらいありそうな細長いナマズが泳いでいる。見ているとゾクゾクするようなでかさ。 南が操作盤をいじり、足場の高さをどんどん上げていく。天井の骨組みにぶつかりそうになるくらい。 足場が限界を迎えて止まり、固定されずにガクッと落ち、水の中に落下する。 なぜ南がそんなことをしたのか理解できず、また泳げないので怒りが湧く。 意外と浮くことができ、淵に這い上がるが、「あなたをあなたたらしめているそういうところが好きじゃない」という趣旨のことを伝える。 が、雰囲気はサラッとしており、「でも許すよ!」とも言う。 空腹になり、二人でドリンクバーのようなところへ行く。 施設内には子供が多く、流しそうめんをしている様子が見える。 ドリンクバーは自分で勝手に注ぐ式ではなく、カードを取って並びカウンターに出す方式だった。南はコンソメを取り、私も似たようなスープを取った。 列ができており、前の方のよくいるヤンキー家族の父的な男性が紙カップを大量に摘んでいるのが見える。 スープを受け取る。南は他の食品ももらえると思っていたと言う。
これから恋人の母親に会うらしい。 恋人にワンピースを着ていくつもりだがどうかと試着して見せると、「顔がブスすぎて可愛い」と言われ、笑いながらビンタする。
- 2021年5月10日 月曜日 6:45 夢 前にここでこうしていたら尾形に頭を撃たれたので今でもここに立つと緊張する。 知ってる人がアカウントを消している 短いコントをたくさんつなげた本
- 2021年5月8日 土曜日 6:01 夢 風呂をすすめる。 実家の風呂場に3人入ってる。 やばい入浴剤。
お弁当。 恋人。 今の家。風呂場に水が出しっぱなしになっており、誰かがシャボン玉で遊んだ形跡がある。怖い。
- 2021年5月7日 金曜日 5:00 夢 バーグの倉庫を掃除している。 CDの膨大なコレクションがある。古いゲームっぽいストーリーCD。借りられるのかな。 二室あり、服と雑貨を分けるべきか聞くが、うるさそうにされる。 ピアノ、衣類などを避け、掃除すると社長室のような雰囲気になる。 ラジコンで動く首だけのアンデッドを作り、使おうとするが、なくなる。 Aが隠しとけ!と移動してくれる。 食べている途中からおいしくなる料理を作る。 パクチーと卵白とレモンを入れたドレッシング、後でレモンを足すと色が変わるものをにんじんにかける。
- 2021年5月6日 木曜日 3:45 夢 卸売の倉庫みたいなとこ。 しょうゆさしの小さいミニチュア。誰かのノートをまとめてしばったもの。 手術を受ける。変な手術で、ドナルド・トランプの仮装をさせた上で月まで打ち上がるタワテラみたいな装置にくくりつけるというもの。とにかく寒く、ボロボロになる。 温かい雪が降っている。自転車の上に。 賃貸屋で働いていることを考えている。引き継ぎをする、空気階段のことを考える。 教室内。衛生用品のにおいを嗅ぎたいがために王様ゲームみたいな遊びを持ちかけてきた男子生徒がおり、狙いが透けてるんだよと袋叩きにするくだりがある。
夢2 走って二つの陣営に分かれ、野球のまねごとをする。 腰にメントスをくっつけており、申し訳なさを感じている。 女の子の髪留めを調節してあげ���。
- 2021年5月5日 水曜日 7:33 夢 朝マックを頼むのだが、コーヒーと甘いパンしかもらえず、ずっと悲しい顔でハッシュポテトのことを考えている。居抜きの飲食店の物件調査に行く。ピロティから野犬が見える。
- 2021年5月4日 火曜日 7:33 夢 印刷している。 紙がない。 ふわふわした紙を入れる。が、トレイから出てきたのは立体的な菊の花みたいな形にほぐれたものだった。 それを外国人のマダム的な女性に言及される。 Twitterの医療従事者の人に透明の袋に入ったうずら卵水煮をもらう。 それはかもめにあげる用だと理解し、自室?のかもめにあげる。かもめの頭はつるっとしていて、向かって左の目は針でついたような穴、右の目は丸くでっぱっている。 かもめに卵を与えるとごくんごくんと丸呑みしていく。
- 2021年5月3日 月曜日 7:00 夢 幼馴染の母親、 古い納屋を上がっていく 髪留めを渡す 半裸の男の子 夫はひきこもり 食べかけのカツ丼を回し食いしており、手をつける様子を見せなければならない 和菓子作りをする。
- 2021年5月2日 日曜日 7:57 夢2 古い家 ビニールに包んだ漫画本を家の前に捨てに行く 母方のおばあちゃんの気配がある すごくボロボロの室内でお茶を飲もうとしている
おもて石 金田一少年の漫画
- 2021年5月2日 日曜日 2:18 夢 ブックセレクトしてもらっている。5冊くらい、図書館の先生なのか、若い女性だ。 タイミングを合わせてベルトコンベアをうまく飛び移っていく感じで5冊を受け取る。 別に興味のなかった5冊でもそうして手に入れると本当に愛着が湧いている。 自分が所持している本のうち5冊だけを選び、その言葉をバラバラに刻んで食べるとよい、みたいな話を聞く。玉ねぎと刻んだきのこと炒めているイメージ。
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jbeer-ja · 4 years
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arara1212 · 4 years
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長野市「二本松」二次会のそば湯割り 場所 長野県長野市鶴賀権堂町2373 電話 026-234-6967  少し前のことだが、ある定食屋で昼食をとっている時、隣り合わせた若者たちの会話が耳に入ってきた。大学生だろうか、女の子1人に男の子3人というグループで楽しそうに話している。大きな声、ジェスチャーではあるものの周囲を気づかって迷惑をかけない程度の、気持ちよさすら感ずる若者たちだった。こういう彼らの姿をみて眩しく感じてしまうということは、あぁオレも汚れた大人になってしまったのだと嘆息しつつカツ丼を片づけていたら、1人の男の子が 「その時の"いちじかい"でさぁ」 ん?なんだそれ?"いちじかい"ってなんだ?近年の若者言葉かや?  考えしいしい数時間。ようやく辿りついたのが"一次会"であった。 二次会や三次会があるから"一次会"があっても不思議でもなんでもないのだが、それは本席というのだよ。いや、披露宴なり同窓会なり本来の名前があるはずだよ。と、少し笑ってしまったがまぁ世の中こんなものだ。知らないだけで若者も中年も年寄りも似たようなものだ。  それにしても人はなぜ二次会に向かうのか。飲み足りない、もう少し食べたい、もっと話したい。様々な理由があるのだが、要は名残り惜しいのだ。楽しい時間が終わるのがいやなのだ。そして今日も二次会へと突き進むのだ。   「二本松」 権堂で飲んだとあれば、2番目はこちらであろう。なにしろ、夜遅くにそばを食べさせてくれる店はここしかないのだ。一次会、いや本席での熱量冷めやらぬままいろいろと注文してしまう。  「馬刺し」 信州の二次会といえば桜肉、馬刺しであろう。サシの極端に少ない、清らかなピンクとでも言おうか。色合いと同様に、さっぱり淡白な赤身に、ニンニクと生姜をのせいただくのが美味くてならぬ。  「そば焼酎 そば湯割り」 楽しい席には美味しいお酒があって然るべきだ。ましてやこちらのそば湯割りを前にしては飲むなという方が不自然だ。鼻腔にそば焼酎・そば湯とそばのかおりが立ち込むだけで幸福感がいやますのは何故か。おれ、酒が嫌いなはずなのに。  「ざる」 そば屋にきてそばを喰わずに帰るは賢い選択とは言えない。タレイランはコーヒーの美味さを 「悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように純粋で、そして恋のように甘い」 とした。そばの場合は 「天にのぼるが如く、地に根差す如く」 というのだそうだが、本当のことか。よくはわからないが、角がキリッと立ち上がり、つるんとした喉越しとぬるりとろんとした舌ざわりが素晴らしいそばであると思う。   という事で、楽しい二次会は続く。三次会?そんな体力はないなぁ   #長野  #権堂  #二次会  #そば屋  #ざるそば  #蕎麦好きな人と繋がりたい  #そば焼酎  #そば湯割り  #蕎麦湯  #馬刺し  #桜肉  #生姜  #にんにく  #醤油  #野沢菜  #美味しい #美味しい料理 #美味しいもの #美味しいお店 #美味しいご飯 #グルメな人と繋がりたい  #グルメ好きな人と繋がりたい  #食べるの好きな人と繋がりたい  #飯 #飯スタグラム  #麺スタグラム_japan  #飯テロ #飯テログラム #좋아요_한국 #좋아요_일본 (二本松) https://www.instagram.com/p/B79GcDAAt5K/?igshid=1wkjurkzb703m
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