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rairaisannnonikki · 7 months
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モネ 連作の情景
▷上野駅 上野の森美術館
10/20 〜 1/28
 100%モネの展覧会。マジで全部クロード・モネ。流石にこんなにモネを浴びることってあんまないな…と思った。期間長いので行きやすいだろうな。来年には東京都美術館の方でも印象派展あるから連続で見れたりするのかも?
 公開初めの日曜日だったので人が多かった!普段平日に美術館巡りしてるので久々の気分でした。一番初めにある睡蓮の池を模した光の体験アート面白かった!自分の動きに合わせて水面が揺れたり水音がするんですけど、睡蓮に合わせて緑色コーデで行ってきてよかった……。かわいい、この手の体験アートは気分が上がる。このチームラボっぽいやつ最近の展覧会だと増えてきたね〜。実際に楽しいのでどんどん増えて欲しい。
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 連作テーマの展覧会だったけどモネをバランスよくつまんでる感じで連作どーん!メイン!ってノリではなかったかも。そもそも日本で揃ってるモネの連作ってあんまないし……。これでもかなり頑張ってると思う。
 ウォータールー橋の連作かなり良かった。特にこれ、〈ウォータールー橋、ロンドン、夕暮れ〉は衝撃的。なにこの緑。夕暮れですよ?マジで?ってなった。19世紀産業革命後のイギリス、大気汚染やばい。煙突から煙が出てる遠景があるから余計にね。現在とは見えてる景色が全く違うんでしょうね。他の時間帯の連作は普通の色だったので、たぶん…大気汚染……。これは1904年の絵だけど大気汚染のピークって1950年代でしょ?怖〜〜……。
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 図録!満足!モネの連作のイメージ元の話とかあると嬉しいな〜と買ったのですがありました。たすかる。実は図録がお目当てでした。
永遠の都ローマ展
▷上野駅 東京都美術館
9/16〜12/10
 ローマ!ローマ!ローマ!年代かなり網羅されてる感じ。色々ある。カピトリーノ美術館の秘蔵品が結構出ていて2度と見れないかもな…と思うもの(特に今回の目玉、初来日のカピトリーノのヴィーナス)があったので行ってきた。
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 ローマ建国、ロムルスとレムスと牝狼の伝説からスタートしてルネサンスやらとカバーしてる時代が広い。ローマ入門?にいいのかも?図録も解説多めで良さそうでした。
 本展覧会はとにかく彫刻の作品が多い!彫刻は360度眺められるのが最高。図録では味わえない良さがある。超巨大な彫刻もあり搬入経路が気になるなどした。デカいよあれ、美術運搬用クレーンで持ち上がるんだろうか。何トンあるんだろう……。ローマからだと流石に飛行機だと思うんだけど、あれを見てると海路を疑わざるおえない。あのサイズ、重量は空路むりでしょ。
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rairaisannnonikki · 8 months
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高野光正コレクション 発見された日本の風景
▷神田駅 日本橋髙島屋S.C.
8/17〜9/3
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 前に府中で見たやつが巡回して東京に戻ってきた。吉田博目当てで滑り込み鑑賞。府中のときより作品数減ってましたね。キャパの問題かな〜今回展示されてない吉田ふじの絵も大変良かったんだけどなぁ。
 外国人画家たちの日本風景が素晴らしいですよね。木造の家を弛ませて描いてたのには感動した。木造建築よりレンガ多い地域出身なんかな。ほんとにそう見えるんだろうね〜 実家が古い家で梁が見えるタイプなんですけど、丸太ほぼそのまま組んでて木の歪みがそのまんまなんすよ。たぶんその丸太の歪みが、弛む屋根という光景に見えるんだろうな〜 家が生き物みたいで素敵だった。写真禁止だったので画像ご用意できねぇ。口で説明むり…
野又穫 Continuum 想像の語彙
▷初台駅 東京オペラシティアートギャラリー
7/6〜9/24
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 SFチックというか工場萌えの流れに位置してそうな作品群。生活感のない建造物からしか得られない栄養素がある。
 スケッチ等も最後に置いてあったんですけど、これがまぁ面白い。作家がどう言う資料を集めて制作してるのか見える。
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 そして、ここはなんといっても常設展が最高! いつ行っても良い作品並べてて満足感が高い。いまの時期も色々展示してるんですけど、絵の具の盛り上がりを利用したアート作品が個人的に気に入った。これは白髪一雄「長義」
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 たぶんメディウム混ぜて盛り上げてるよね?見る角度や距離によって見え方が変わるの、生で鑑賞する良さがあった。
第108回企画 ヤン・シュヴァンクマイエル「怪談」展
▷ 恵比寿駅 Galerie LIBRAIRIE6/シス書店
7/8〜8/13
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 感想書くの遅すぎてもう終わってる! でも良かったので書きます。浮世絵?の妖怪と西洋の版画をコラージュした作品群が今回展示されてる。まさにイメージ元の怪談作者、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)のよう。
日本初公開のドキュメント、Kunstkamera 『クンストカメラ』の上映もあったのですが、じっくりとは観られなかったので普通に上映するか配信してほしいな…と思いました。
歌川広重 山と海を旅する
▷原宿駅 太田記念美術館
8/1〜8/27
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 もう終わったけど書いてなかったので。広重の作品を一挙に並べてる。ここは普段から外国人観光客の方が多いんですが、体感でいつもより多かった気がする。やはり広重、大人気! こうして改めて広重の作品を眺めると、後世に与えてる影響のデカさ感じますわね。新版画推してるけど、どう考えても広重の作風から影響受けてる作家色々思い浮かぶわ……。川瀬巴水とか生前当時から言われてますしね。
 あとは町田の描かれたニュース展とか上野のスペイン展とかにも行った。だいぶ前なんで今更感想書けないけど…
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rairaisannnonikki · 10 months
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「君たちはどう生きるか」
ジブリの新作映画 宮崎駿監督作
これ、予告もないしなにを言ってもネタバレな気がする。情報を入れたくない人は読むな。
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 キービジュの鳥のインパクト。まさか鳥一本で話題をつなげる気か…!?とびっくりしてたけど、見終わった後だと「あの鳥で!?!?」と更に新鮮に驚ける。
 これは広報スタッフに正気がない。
 宮崎駿の原液を飲まされてる。ものすごく原液。いままで手加減されてたのか……。味だとハウルとポニョと風立ちぬが近いのかな。いや割と全部の味がするんですけどね。
〜〜ここから完全ネタバレ〜〜
解釈!!!!
 眞人が宮崎駿、または宮崎駿の後継者、観客。アオサギが鈴木プロデューサー。大叔父が高畑先生または宮崎駿監督だったのかなと思う。そして積み木は作品。おばちゃんたちはスタッフかな。
 アオサギが鈴木プロデューサーなのは分かりやすいよね、嘘の使い手。アオサギは友達って作中で言われてるの、あ〜良かったね…と二人の関係に感動しちゃったよ。あーだこーだ言いながら人生を付き添ったんだもんなぁ。
 映像作品としてどのカットも動きが繊細に組まれていてアニメーションへの執念を感じる。アニメ文化を築いてきた偉大な監督が出す作品がここまでのものを積んでくるの怖すぎる。マジで後輩に負ける気ねぇじゃん……。
 永遠に絵がうま過ぎる。なんというか、絵が綺麗じゃなくて絵がうまいなんだよね。見た目じゃなくて本質がヤバいというか。ぬかるみの土とか戸を開ける動作、物に触る仕草とか。現実を観察して研究して描いてるじゃん。細かい所も見逃さずに生活してるんだろうな。その上でちゃんとディフォルメもしてファンタジーであるのがほんと、宮崎駿監督のバランス感覚がえげつないわ。
 ストーリーも結構好みでした。ジブリ作品、結構上手く飲み込めない時があるんですが今回のはスッと自分の中を通った。後妻の夏子にもエゴがあるし、実母もそう。やりたいことを通す力のある母親像を見せてもらえてうれしい。元々、コクリコ坂でも母親が勉強してたり宮崎駿監督はそういう部分を気にしてる作家だと思う。というか病弱な母親で共にいられなかったから、作品の中では強い母親像を出してくるよね。癖なんだろうな……。
 この映画、とにかく説明しない。いろんな場面で説明が入りそうなところでも、絵の力で押し通す。ジブリほど絵が巧みだとこんなことできるのかよ……。
 作者は観客を信じた、という所もあるでしょうね。最初の場面、あれ空襲でしょ。爆撃機もなにも映ってはいないけど、警報が鳴っていて家事で病院が燃えて主人公が東京を離れるってそういうことでしょう? 君たちはどう生きるかというタイトル通り、作り手が観客に投げかける映画であって教えてやる映画ではないなと感じた。両者は対等じゃない。
 今回、情報を出さなかったのもこういう作りの映画だったからなんだろうな。見てる最中、ずっとどういうことなんだろう?と考えながらみるじゃないですか。絵が綺麗な新海誠系の映画が流行っている中で、““絵で伝える””映画を送り出す宮崎駿のメッセージ性は強い。
 もっとストーリーの話とか主人公の眞人くんの話もしたいんだけど、複雑で整理がつかないから2回目観た後になんかまた文章にするわ。たぶん。
 ラスト、東京に戻る場面で鞄の中に本と手紙を詰めていたように思う。勉強してるんだな。友達、出来たんだね。良かった。ここのシーンちゃんと確認したい。あれ手紙で合ってるのかな。
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rairaisannnonikki · 10 months
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行きたい展覧会のメモ
第108回企画 ヤン・シュヴァンクマイエル「怪談」展
▷ 恵比寿駅 Galerie LIBRAIRIE6/シス書店
7/8〜8/13
 チェコのストップモーションアニメで有名なヤン・シュヴァンクマイエルのコラージュ作品の展示。日本初公開のドキュメント、Kunstkamera 『クンストカメラ』の上映も。前に観たくて観たくて私がごねてた例のアレです。監督の自宅とか収集品を映してるやつと思われ。
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スペインのイメージ:版画を通じて写し伝わるすがた
▷上野駅 国立西洋美術館
7/4〜9/3
 スペイン文化が版画を通じて各地に受容されていく様子をテーマにした企画展。特にスペインの代表作ドン・キホーテのイメージの変遷が面白そう。あと小企画展にデューラー「騎士と死と悪魔」出てるのでそっちも要チェック。
石黒亜矢子展 ばけものぞろぞろ ばけねこぞろぞろ
▷世田谷文学館
4/29〜9/3
 絵本作家、石黒亜矢子の展覧会。絵が…好き! 日本画っぽい画風で妖怪とか化け猫とかよく描いてらっしゃる。グッズもカワイイ。早く行けよここ4月からやってるぞ!!!!
出来事との距離 -描かれたニュース・戦争・日常
▷町田市立国際版画美術館
6/3〜7/17
 報道画系の展覧会。ここはいつも良い展示やってるので行きたい。しかし個人的に夏には行きたくない美術館なので日差しのない涼しい日に行こうね…(美術館に行くまでの階段しんどい) 常設展に新版画の作品が出てる。常設展の期間内に確実に行きなさい。
 その次の「版画家たちの世界旅行 -古代エジプトから近未来都市まで展」7/22〜9/24も必ず行こう。アンリ・リヴィエールとかホイッスラーとか必見の画家が出る。
杉浦非水の大切なもの 初公開・知られざる戦争疎開資料
▷川越市立美術館
7/8〜9/3
 三越の専属デザイナーとして有名な杉浦非水の展覧会。当時の第一線を走り抜けたデザイナーで装丁やら看板やら色々担当してる。あの頃といえば、この人!みたいな。新発見の原画とか気になる。
 あとは他にもマティス展とかガウディ展とかエルマーの冒険展とか色々。最低でも今回メモったやつは押さえておきたいところ。
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rairaisannnonikki · 10 months
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リバー、流れないでよ
映画の感想文 後半はネタバレ
 京都・貴船の旅館を舞台に突如2分間ごとのタイムループが起きる。旅館で働く中居の主人公は川の前に戻されて……。
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 面白そう!と初日に観て大正解。
 2分間しかスパンがないのでとにかく忙しい。移動に時間を取られるとやり直し…! このシビアさがRTAみたいな味を醸し出してる。特に初期位置を活かした立ち回りが最高。
 2分間のタイムループを長回しのワンカットで映してる。まるで観客もループの中にいるような気分になる。ループ発生からの出来事をまるごと見せてもらえるので、後出しの伏線ナシなのがすごい。綺麗な脚本〜…上田誠?エッ、ペンギン・ハイウェイとか夜は短し歩けよ乙女とか四畳半の脚本家さん!??! そりゃ好きだよ。そりゃそう。全部好きじゃん……。
 パンフには初期位置とか脚本とか載ってるから、買って読もう。大満足です。
 
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〜ここからネタバレ〜
 主人公がめんどくせ〜女で最高ッ!!! しかも面倒くさい自覚がある。途中の逃避行の破茶滅茶さがこの女の本質だろ…という気がしてくる。よく中居としてシャバにいられたなという倫理。おもしれー女……。
 髪の毛を切る場面が本当に良い。ループで元に戻れるから切ったのであって、本来なら切らない、無かったことになる切った髪の毛。主人公の髪型が三つ編みで、ループ表してるのかな〜と思っていたので切った瞬間にウワー!??!キャラデザに理由があるタイプ!最高!!!!!って喜んじゃった。元の時間軸に戻る前にやることが失恋で髪を切る、なのが美しい。本来なら捨てる恋じゃなかったんだろうな……。タイムループものを楽しみにみたのに、思いがけず良い女を摂取してしまった。
 メインキャラだけじゃなく、端のモブも面白い。こういう、全部に味が丁寧に詰まってる感じが好き。タクシーで帰ったお客さんがカーブで事故ったところでループしてるの、最初は何度も事故に遭うの最悪…と気が落ち込んだけどループのおかげでカーブのコツ掴みました!でニッコリ。すげーよ。
おすすめです。
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rairaisannnonikki · 10 months
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移動先の予定ダァ!暫定はここ
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rairaisannnonikki · 10 months
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みんなTwitterからの移動先バラバラで悲しい もう二度と会えない人多そう 分散型SNSは面倒だから嫌や……!
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rairaisannnonikki · 10 months
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Twitterがどうにかなるまでは、ここが移動先?避難場所になります その後の対応はまた後で考えよう…
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rairaisannnonikki · 10 months
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古代オリエント博物館
東京・池袋 常設展
 館長の月本昭男さんのギルガメシュ叙事詩の翻訳本(ラピスラズリ版)を愛読しているので、一度は行ってみたかった! サンシャインの中にあるので利便性が良い 同施設内にはポケモンセンターもあるからね 今回は気軽にふらっと寄ってきた そのせいで写真撮り忘れました 今回、画像はなんもありません
 オリエントというだけあって取り扱う範囲が広いし、時代の幅も広い 文明がどう繁栄して廃れたのか分かりやすいですね あとギリシャあたりの彫刻になるとめちゃくちゃ見たことある造形だ…となる(デッサンの石膏で) 鼻筋とか人種の差もあるだろうけど既視感あるんよ… 彫刻文化の写実技術の流れも体感できるな
 ロゼッタストーンの模型とかうわー!?教科書で見たことあるやつの立体!!クレオパトラの硬貨!!資料で見たことある!!って感じで純粋に楽しい たまには自分の分野から離れた博物館に行くと初心に帰れる メソポタミア周りは全然分野だけど……
 毎週、展示解説とかやってるらしいですね 気になる〜 日程合わせて参加してみたい
公式YouTubeで月本さんが解説してるのもある! これは後で見ます
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rairaisannnonikki · 11 months
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ポール・ジャクレー フランス人が挑んだ新版画 展
太田記念美術館 東京・原宿
日記 展覧会メモ
 フランス出身だけどほぼ日本育ちだし画題はアジアというか朝鮮多めなのでフランス人要素をゴリ推す必要は無かったんじゃねぇかな!? でも良い画家で良い展覧会です。
 新版画で有名。幼少期から日本で育つ。池田輝方の弟子として日本画を学んだのち版画制作を始めた。輝方は鏑木清方主催の研究会に所属してた画家なのでジャクレーも鏑木清方関係の新版画家ですね。あと輝方は月岡芳年の孫弟子なので浮世絵の系譜。
 日本画の基礎が出来てるので木版画によく馴染んでる。人物画中心で風景画はほぼ無かった。題材は民族の習慣やら文化だけど、日本画を学んでるだけあって何処となく美人画っぽいな〜と思う。だけどアイシャドウやまつ毛がしっかり描かれていて、古めかしい絵柄でも当時の現代女性を描いてる。というより、瞼をしっかり描くんだよな。瞼の厚みが色っぽい。
 特徴的なのがエキゾチックな色使い。彩度高めだ〜! 色数が多くても、目立たせたい色の彩度をパキッと上げてくるからスッキリして見える。色のバランスが絶妙。ジャクレーは摺りの回数がめちゃくちゃ多いんですが、この色使いの繊細さを思うと納得しかない。
 特に透け感がマァ〜〜天才なので見よう!今載せてないけどシースルー素材の入れ方がやばい。ほんとすごいから…!!!
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ポール・ジャクレー 「打ち明け話の相手、連作 「満州宮廷の王女たち」 より」
前後期に別れていて、また後期には違う作品が出るので行かねば! マジでまるっと全部作品が展示替えされます。
前期 6/3ー6/28
後期 7/1ー7/26
展覧会HP (画像の引用元もこちらです)
http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/pauljacoulet
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rairaisannnonikki · 11 months
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展覧会に行ってきたメモ
国立西洋美術館
憧憬の地ブルターニュ モネ、ゴーガン、黒田清輝らが見た異郷 展
東京・上野
 初っ端からウィリアム・ターナー入れてくるのが上手い。イギリスのグランドツアーの話からブルターニュへ旅に出る画家の話を始める。元々グランドツアーはイギリスに歴史的な遺跡が少ないことを理由に、英国富裕層が海外の異文化への憧れを持ち発生したもの。本企画展でターナーを初めに見せることで、画家たちがブルターニュという異文化を求めた��とを最初に提示してるだろな。
 ブルターニュは現在フランス領だが、元々はブルトン語という独自言語を持つブルターニュ公国という独立国だった。フランス植民地となりのちにフランス革命中に併合される。画家たちがこの地をテーマとし描くのは、元々フランスではなく別の文化を持つ国という歴史を持っていたことが重要だったのだろう。それこそ、 「異郷」 なんだろうね。
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リュシアン・シモン 「庭の集い」
 天才の明暗〜〜!!!明らかに自然光ではなく照明なのが目を惹く。画面左側に人物が集中しており、更に色彩も寒色の中に暖色で目立つ!画面の構成がめちゃくちゃ良かった。
 黒田清輝など日本人画家の絵もたくさん展示されてるのが後者のブルターニュ展と比較して特徴的。白馬会だけでなく不同舎の面々も。
 あとアンリ・リヴィエールが結構あった。浮世絵に影響を受けて木版画とか描いてた画家。空の感じとか広重の影響がま〜わかりやすい。リトグラフの色が美しい。
SOMPO美術館 
ブルターニュの光と風 画家たちを魅了したフランス〈辺境の地〉 展
東京・新宿
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アルフレッド・ギユ 「さらば!」
 これを最初の展示室にバーンと置いてあるインパクト。嵐で転覆し、生き絶えた息子に別れのキスをする父親の絵。原題だと「Adieu!」で軽い挨拶ではなく長い別れを意味する言葉。しかも語源がさぁ〜「a Dieu」神の御許へって意味で完全に祈りの言葉な訳で……画家本人がタイトル付けたかわからないけどめちゃくちゃ良いと思います。
 嵐という気候から始まるのが面白い。荒波が特徴的な場所らしいね。ブルターニュという土地を詳しく説明してるのはこっちだと思う。独立云々の話もこっちで解説してた。
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 アンリ・ジャン・ギョーム・マルタン 「ブルターニュの海」
マルタンの絵があったのは嬉しい収穫。新印象派主義のマルタン好き。構図自体は簡潔だけど色彩と筆致でしっかりとした絵に仕上げてくる技量、見まして?天才ですよ。
 SOMPO美術館、最後にゴッホのひまわりが置いてあるんですけど同じ部屋にポール・ゴーギャンの 「アリスカンの並木樹、アルル」 が展示されてて思想を感じて面白かった。ゴッホに寄り添いすぎ。
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rairaisannnonikki · 1 year
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自分の日記用にアカウント作りました
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