毎朝トマトジュースを飲んでたら 手のひらが赤くなってきました🍅 みかんなどで黄色くなるのと同じだそうです。 手のひらを赤くするために飲んでるんじゃないんですよー トマトの赤が映える黒のマグ太も 並びます。 遠藤素子展 @s__l__o__a (香川県・高松) 3月10日(金)~3月15日(水) 初日・2日目は 事前予約制 2日目の 11日(土) 在店予定 #器 #うつわ #陶芸作品 #陶芸 #高松 #香川 #sloa #すろあ #マグ太 #遠藤素子展 #motokoendo #ceramicart #japanesepottery #japanesepotteryshop https://www.instagram.com/p/Cpd719kSCR5/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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〜茨城旅行〜
かくた ねばり丼
水戸城跡
この門の中に幼稚園、小学校、中学校があった、中にはもちろん入れないのだけど忍たま乱太郎みたいな雰囲気で羨ましい
陽菜田 納豆オムレツ
ここ全部おいしかった
ホテル朝食バイキング
張り切りすぎてしまう
これの3倍ぐらい食べた
つくばわんわんランド
レンタルわんちゃん20分1000円で散歩できる
柴犬ツバキちゃん指名
顔が整っている
わんちゃんショー、すごい
JAXA
宇宙では物はマジックテープで固定するんだね〜
喫茶セインツ
家の近くにほしい
ウェッジウッドのカップ、ソーサーは全柄、かわいいし飲み口薄くて美味しい
土のマグに入れるとこも増えてるし、可愛いとは思うけどやっぱり紅茶用のカップが美味しいし何より気分が上がる
どこ行ってもご飯が美味しいのと、ご飯の美味しさもあるんやけど、それ以上に店員さん、ホテルのスタッフさん、みんな人当たりが良くて楽しく���事が出来たってのが大きかった…🫶
あと載せてないけどつくばで木鶏さんも行きました、ここもめちゃめちゃ美味しいし近所やったら通ってたな
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アフタヌーンティーのお話🫖
この時期は街がクリスマスソングやイルミネーションで溢れていてとても好きなシーズンです✨✨✨
なんだか楽しい気分になりませんか⁉️
今年は初めてクリスマスマーケットのマグを買いました❤️
今週末には都ホテルでクリスマスアフタヌーンティー🎄にいくイベントがあります❣️
「アフタヌーンティー」だけでも嬉しいのに「クリスマス」が足されたらもう嬉しすぎます✨✨✨
私の主催する会ではアフタヌーンティー多めです😆
美味しいお茶と楽しいおしゃべり、スタンドに乗った美味しい素敵な食べ物❤️アフタヌーンティーってとても好きです✨
そういえば今年の流行語で「ヌン活」という言葉が出ていましたね😆
私の好きなアフタヌーンティー🫖
ヒルトンシーホークの【バー&ダイニング CLOUDS】天空のアフタヌーンティー
西中洲の星期菜の香港アフタヌーンティー
グランドハイアット福岡「バー フィズ」のアフタヌーンティー
太宰府のカルティアのアフタヌーンティー
一番好きなのは福岡三越のフォートナム アンド メイソン のアフタヌーンティー🫖かな。
アフタヌーンティーではないのですが、東京に行った時は銀座のマリアージュフレールに寄ります。そして銀座三越のラデュレにも。
ティーサロンってなんだかとっても惹かれる場所です❤️
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つくばみらい市からお越しのM様~うるマグネイル
みらい平にあるネイルサロンプリンセスです。
先日、ずっと行きたくてなかなか行けずにいたつくばのラーメン屋さん「鬼物語」に行ってきました。
盛り付けがとってもおしゃれで、味もおいしかったです^^
最近なぜかラーメン率が高いです(;^_^A
つくばみらい市からお越しのM様、ハンドジェルの付け替えでのご来店です。
ネイルはうるマグネイルにしました。
先日入荷したmy&bee「うるマグ」です。
本当に水みたいなうるきら感!!これからの季節、太陽光の下でキラキラとっても綺麗だと思います^^
ご来店ありがとうございました。
またのご来店を心よりお待ちしております。
【5月の定休日】
5月は6日(月祝)、14日(火)、15日(水)、22日(水)
※換気や消毒の為、ご予約の間隔を十分開けております。ご希望のお時間に添えないこともあるかもしれませんが、ご了承くださいませ。
土日祝日…
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ある画家の手記if.118 行屋虚彦視点 告白
目が覚めたら顔の真ん前にイモムシみたいな緑のぬいぐるみがあって俺の方を見てた。
「……」
顔が合う。…なんとなく気まずくなって寝返りうって逆方向向いたらそっちにはこげ茶のくま…?うさぎ…?のぬいぐるみがあって、やっぱ俺の方を見てた。
両側挟まれて包囲されてる。
…なんだこれ…
寝かされてるのは座敷の部屋…畳の匂いがかなり強い、新しいのか。てかここ直人さんちか…最近できたっていう…。
まだここには一度も来たことなかった。そういえば挨拶くらいちゃんとしに来とくべきだったのかもな…
昨日からの経緯をなんとなく思い出す。
寝ぼけ目で布団から出る。布団がめっちゃふかふかしてる…
座敷は障子で空間を区切れるみたいだったけど、開け放してあった。繋がってちょうど見える位置の庭に面した窓の前にテーブルがあって、そこに紙の束が山になって積まれてた。…色が残ってる、誰か、ここに長時間居た…
間仕切りの向こうから声かけられた。
「イキヤ、起きたか?」
「…直人さん」
キッチンから出てきた直人さんは俺にホットミルクのマグを手渡して自分はコーヒーに口をつけながら木製のダイニングテーブルの椅子に座った。
「描いて一応はおさめられたのか」
「はい。…場所と画材貸してもらえて助かりました」
「マンションには画材を持ち込まなかったんだな」
「なんとなく…。ないとどうなるのか試してみたかったんですかね…」
「そうか」
…もともと群を抜いて長身の人ではあったけど、前はそれが…逆に情けなくて心細そうに見えたっつーか…頭一つ出るのが申し訳ないみたいに及び腰なとこがあったけど…、今はなんか…ストレートにデカいなって印象になってんな。仕草がなんか優雅だしどこも遠慮ないからか? 体型は前より筋肉ついて引き締まってるくらいだけど、元々太ってもねーのに首回りとかシャツの袖まくってるとこから見える腕だけでどんだけ体脂肪落ちたんだよ。
暴力沙汰でたまに問題起こす人ではあったけど、前は本人に会ったら「この人が?」て感じだった。…今は体型と身長と身のこなしで納得するような…でも身なりとか表情見てる感じではきちんとしてるっぽくてそういうことしなさそうな…もともと穏やかそうだったけど…
パーティ会場でも久々に会ってんだけど、ああいう場では大体みんな外面だろうし、鵜呑みにすんのもなと思ったり、でも直人さんってそういうモード切り替えみたいのできなかったよな、とか…あれこれ思ったな。
今くつろいでるっぽいこの感じが、今の直人さんの素…てことなのか?
「直人おはよ~」
奥の廊下から香澄さんがでかいブランケット引きずりながら起きてきた。目が開いてない…
ブランケットの柄が起きたとき俺の横にいたイモムシと一緒だ。
直人さんがマグを片手に椅子から立ち上がって「おはよう香澄」って笑いかけながら香澄さんの頭撫でてキスした。
………
…
「?!」
……え そこ…そういう関係…? いや、親子って仲いいとこういうスキンシップも…ありなのか…?
とか思ってたらまだ寝ぼけてるっぽい香澄さんの頭撫でながら直人さんに軽く目配せされた。…あー…そっちで合ってんですね…。
誰かと誰かの色のうつり…マジか…もしやそういうあれか…。まったくもっていらねー気づきを得た…。
やや呆然としてたらテーブルに直人さんが作ってた朝食が並べられて、そのまま三人で食事する。覚醒して俺がいるのに気づいた香澄さんがさっきののせいか少しおたおたしてたけど、直人さんはしれっとサラダ食べてるしで、俺も特に何も触れずに黙々と食べた。
家事の手伝いとかしようかと思ったけど直人さんと香澄さんで皿運んだり並べたり飲み物出したりって連携が二人で完成しまくってて俺が下手に手ぇ出すとかえって邪魔になるっつーか雑音になるみたいな気がして結局何もせずに大人しく座ってた。
食ってるテーブルの端にまるっこいボールみたいの乗ってる。そういえば座敷の窓際にも、ガラス窓の前にも、あちこちにこいつ居るな…。わしっと掴んで持ち上げて訊いてみる。
「香澄さん、これなんですか」
「かおがー!」
「あははは」
香澄さんが嘆く横で珍しく直人さんが声出して笑ってる。俺がわし掴んだとこ顔だったぽい。香澄さんは俺が掴んでたまるっこいのの形を整えて小さい触手みたいなのを持ち上げながら笑って言った。
「かいじゅうだよ~」
「なるほど。」怪獣…イモムシじゃなかった。ちまいけど手足あるしな…。
三人とも飯食ったあとに今日は仕事休みだからって香澄さんが新居の中を案内してくれた。
昔の建築物みたいだな…匂いと色的に多分ほとんど木材だ。宮大工とかが釘使わないで組んでいくだけで建築するんじゃなかったっけ。木は木材にしたり斬ったり彫ったりサイズ変えたり腐らせたりしてもなかなか死なないもんだけど、だからかは分からない、ただ自然に生えてるときからずっと色が強烈じゃない。こういう木製の空間は目に優しい。
あちこちの部屋に必ずまるっこいの…怪獣…がいた。謎の納得。直人さんて本人は全然かわいくないしかわいいものとか似合わないけどどっか作るもののセンスが…かわいいんだよな、昔から。背が高いとほとんどのものが小さくてかわいく見えたりそれで世界観がかわいくなったりすんのか。分からん。
香澄さんに庭の植物とか教えてもらう。鉢のやつも地面に植えてあるやつもいる。庭広いな、師匠のアトリエと同じくらいある。
香澄さんが小さな鉢植えを持ってきて見せてくれた。「多肉植物…?」
「こぐまの手っていうんだよ。直人がすごい好きみたい。手つまんでにこにこしてる」
取れるとぷにぷにだよ~。って落ちてる葉っぱを一枚手渡された。指先で摘んでみながら謎の直人さん情報の脳内処理にほとんど動かさない自分の表情筋がこれまた謎の難しい表情を作る。
「…直人さん…て…センスだけなぜかかわいいとこありますよね……」
いや、なんかそれとは話が違くねーか…
「そうなのかも?俺も直人はかわいいもの好きなのかなって思ってた」
香澄さんはにこにこしながら直人さんのこと話してる。
「クリスマスや誕生日にもらったものも全部かわいかったし…雪だるまとか直人が作るとすごくかわいいんだ。直人が作るもの好きだな…」
「…? …雪だるま…は香澄さんが作ったんですよね…?」
「俺も作ったけど、直人が雪だるま作るの好きだから一緒につくるよ」
雪だるま…を作る直人さん… 想像すんの難しいな…頭うって中身だけ子供になったとか、そのくらいのなんかないとあの人むしろ雪の日に路上に作ってある他人の雪だるまとか雪うさぎとか平気で気づかずにデカい靴で踏んで通る感じだろ…
「…なんつーか…一緒に暮らしてるんすよね…? あの人怖くないですか…?」
俺は常に怖いと思ってるわけじゃねーけど、それは俺もかなりふてぶてしいからっつーかで…香澄さん優しそうだしちょっと気が弱そうな感じだし気遣いとかもできるちゃんとした人みたいだし…なにより画家じゃねーしな…
香澄さんがポカンとしてるから言い足してみる。
「直人さん、物言いとか遠慮ないし愛想ないし。基本冷たいし思いやりとか親切心とかゼロだしキレたらすぐ手が出るし…。」
「えっやっ…え?…な、直人が?」
香澄さんがめっちゃ多肉植物の葉っぱを揉んでる。…これってなんかまずい情報リークしてんのか俺…?
「直人はかっ…や、優しいよ?いつもにこにこしてるし…だから…元気ないと心配になるけど…」
「元気…」なくてもあっても大抵謎タイミングで自殺未遂やらかす人だし、…だから仲間内ではわりと毎回真剣に心配してたほうの慧さんとかが毎度メンタル少し削られたりしてて、画家…てか直人さん相手にそうだと常識的な人が圧倒的に損するんだよな…。最近はやらかしたって話は聞かないけど。
「…それ…まったく心配しなくていいやつですよきっと…。」
てだけ言っとく。これ以上はなんとも。画家同士と家族内だとやっぱ…違うもんかなとか…うちが画家と画家だから推し量りようもねーけど…。
「うーん…そだね最近は…ちょっと話してくれるようになったのかな」
香澄さんは多肉植物を元いたところに置いて続けた。
「でも直人のこと知らないこと沢山あるし 怖い顔もしてるのかも…」
それは俺もそうではある。…というか俺は画家のあの人しか知らないし、そうとしか思ったこともない、そういう接し方しかしたこともないし、あの人はそれを当然受け入れてて、それ以外は俺にも…多分あの人にも、要らなかった、…あの人にはそれ以外の何かがあると思ったことさえなかった、それくらいあの人は、ただ、画家だった。
香澄さんは笑顔に戻って続けた。
「俺には優しいよ。こぐまの手つまんでるときのも。そうやっていつも直人が怖い顔しないでいられたらいいなって思う」
…嘘ついてる色でもない。それは直人さんもだったか…。
「…香澄さんに対してはそういうふうでいたいってことなんすかね…多分。別に香澄さんにだけ作ってるとかじゃなくて。」
家族ってそういうもんかな…と思って一瞬あとにさっきの光景がフラッシュバックする。…愛してる人に対してだとああなのか?でも直人さんて奥さんいたよな…存在感ないけど…ダメだ、やっぱ分からん。
二人で日向にしゃがんでる庭には一本でかい樹がある。さっきから何か…、…?
「樹を選ぶのを手伝ってくれたのは静一さんだよ」
リビングから庭に降りてきて俺たちのそばまで来ながら直人さんが言った。
「静一さんて、景一の父さんの?」
「そう。仕組みはわからないけど静一さん、吉凶とかの見極めができるでしょう」
そういえばそうだな。ナチュラルに日常生活で「これはよせ」「これがいい」ってそれだけスパーンと言ってくるし当たってるから、ただそうなんだなって無言で信頼してるけど。
俺の目とか稔さんの意識と同じでその人には自然に在るなにかをわざわざそうやって言ってくれるのは優しいのか押し付けがましいのか…でも静一さんも、頼まれたときや親しい人にしかそういうことは言わないらしい。
「……」
俺も、言わない。
9歳の時受けた取材で、描いた絵の色使いについて「見たままを描いただけ」って感じのなんのひねりもない返答をした。そこからなにをどういじられたのか、記事の見出しに踊った一番大きな文字の中に入った言葉が「共感覚」。以来、この界隈でそれがまるで俺のステータスみたいに語られた、ずっと色がうまく見えないコンプレックスを抱えてたのがようやく見たまま描くことで折り合えるようになった矢先、さらに土足で踏みにじられていったような、いくら否定して消火しようとしても才能や成功や将来性の有無と絡めたがる人間はいなくならない、一人歩きしてそのまま定着してしまったものをずっと無視しながら、無視できない環境に定期的に晒される、それを繰り返しては、なににイライラしてるのかも分からないのを描いておさめる。描いたものにあれこれ言われる。…ずっとそれの繰り返し。描いたものにあれこれ言われるのはもういいけど。
気鬱な顔してたつもりはないけど樹に手を当てて固まってたら直人さんに声かけられた。
「イキヤ。少し中で話そうか」
「…」
話し…?
直人さんがレモンを沈めたガラスのポットから水をグラスに注いでくれる。
リビングのソファでローテーブルごしに向かい合って座って、香澄さんは直人さんの隣に座ってる。
ただの時間つぶしの楽しい雑談…じゃないな、でも改まって話すこととかあったっけ。勝手に借りた画材はそのうち返すけど…。
「イキヤ、その手はどうした?」
指摘されてまたようやく思い出す。…この人は、香澄さんが昨日訊いてきたのと主旨が違うだろ。香澄さんにしたのと同じ説明を繰り返すんじゃだめだな。訊かれてることは何だ。
向かいで俺が黙ってたら直人さんが続けた。
「絵の具のチューブを歯であけただろう、片手が使えないから」
歯型が残ったからな…バレるのは仕方ないか。
「怪我の経緯に興味はない。怪我自体にも。お前が誰かに傷つけられようと自分で体を傷つけようとそれにどうこう言うつもりもない、言いたいこともない。ただ、片目に加えてまた描くのに不利なものを負った、そうだな」
「…これは自傷じゃないですよ、すぐ治るし」
「関係ない。今のお前の描き方と生き方は長く続かない、長く続けるための模索をしないなら湾曲的な自殺と変わらない、お前はそれらを分かってて何もする気がない、一部から望まれてる早逝にでも殉じてみたい年頃か?」
「…っ」
巻かれた包帯を乱暴に剥ぎ取りながら直人さんを睨みつける。
「…見たまま、描けって 最初に俺に言ったのは あんただろ… 」
直人さんの口元がゆっくり片側だけ笑んだ 声がスローモーションみたいに響く
「 僕は そんなこと 言ったっけ 」
ぐらつく視界 立ち上がって取れた包帯を床に叩きつけるみたいに投げ捨てて正面の直人さんの服の襟を掴んだ。隣��ら香澄さんが制止に入ろうとするのを直人さんが片手で止めた。
殴ろうってんじゃねえよ たったあの一言に 俺がどれだけ救われたか どれだけその後の道が、世界が 変わったか あれから どれだけ
「僕にあの時の言葉の責任を取ってでもほしいのか?」
「…違う」
違う。どうしてほしいんだ?あの時この人の言う通りにして それで俺はただ黙々と白と黒で絵を描くだけの子供から画家になった この人がそっちへ引っ張ったんだと… 「あの時」…とぼけてたけど覚えてるんだこの人も
…煽られてんのか
「僕の言葉をお前は自分に都合よく受けとって使い潰した、そんなお前を僕は画家として信頼してた」
言葉は俺らにとってそういうものだって示したいのか
襟掴まれても平然としてる 掴んだ手を強く握ったら手のひらの傷から血が���ちた
直人さんが笑むのをやめて言った その瞬間 余計なものすべて薙ぎ払うみたいに 見える範囲ぜんぶの空間の色が変わった
「 いい加減、描きたいのかなんなのかはっきりしろ 」
………”人によっては空間全体を塗り替えるようなのもいる”…
「ーーーー………」
襟から手を離して脱力すると後ろのソファにドサっと座った。直人さんはグラスの水をゆっくり飲みながら続けた。
「…僕の言ったことが何ひとつお前の因果に関係ないとは思っていないよ。それでもあの頃のお前に僕と似たようなことを言った人間は大勢いた。短絡的に僕一人のせいにするには勿体無いだろう、お前が自分の意思で選びとったものすべてを。紛れもなくお前が成してきたことに、お前の絵に、僕は一切関係ないよ」
しばらくじっとしてたけど、一人で庭に出てってさっきの樹のとこまで行く
靴を脱いで枝に手をかけながら登って、一番低くて丈夫そうな枝に腰掛けて足をぶらぶらさせる
地面から少し離れた涼しい紺色の風が葉を揺らして枝の間を抜けていく
「………」
描かなきゃどうにもならない世界
それでも描いてたのは…俺か
美しくない喧しい世界は見たまま描くことで必ず美しい絵になった
絵にすれば、美しい
…主語が抜けてたか ずっと
俺が絵にすれば、美しい
それから、夏休み中になんとか担任に連絡して、退学のために三者面談とか書類書いたりとかをした。
俺の戸籍上の家族っつーとあいつしかいないからなんでわざわざ面談に俺が爆弾持ち込むんだよと思いながら仕方なく呼んだら、学校で待ち合わせたあいつはなぜかまあまあマトモな格好して来た。パーティのときよりマトモな格好してるけどなんでだ。
三者面談で退学理由とか同意とかあれこれ訊かれて、俺はいつも通り当たり障りなく穏便に答えたのに近かったけど、あいつはあいつで横でなんかちゃんと椅子に座ってマトモな人間みたいに振る舞ってて、答え方もしっかりしてて担任の言葉には相槌と一緒に愛想良さげに微笑んでたりして、とうとう気が狂ったのか?いやもともと狂ってるだろ、なんなんだよ…と思ってたら、そのまま滞りなく面談は終わった。
あれこれ話してたら九月あたりからようやく退学、俺はいないことになるらしくて、マンションの部屋にテキトーに積んでた宿題の山を探ってみる。だいたいある、夏休みの間に描きあげとけっていうテーマを絞った美術の宿題、出来がよけりゃ公募に出されるやつ。完全に当てつけっつーかだけど宿題のうちわざわざそれだけやっといた。
帰りたくもねー実家に一度寄ってあいつと俺の豊富な画材を総動員して一晩で描きあげた、文句のつけようもないどう贔屓目に見ても他の生徒の絵のほうを高く評価して公募に出せないレベルのものを、担任にわざわざ手渡しで提出したらなんか面白い色してたから、俺は高校生活はそれでいいや。
香澄視点 続き
張磨寿峯視点 続き
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玩具をモチーフにした幸せを運ぶマグカップ。でんでん太鼓、凧、手毬、雛
日本語ならではの言葉遊びをモチーフにした「縁起物シリーズ」 大倉陶園 招福 マグ 5381/107C
日本の懐かしい玩具をモチーフにした幸せを運ぶマグカップ。でんでん太鼓、凧、手毬、雛、はねこうま…末長い喜びを願いデザインされています。
カラー/サイズ
ホワイト
通常価格
11,000円(税込)
この商品のお届け可能期間は、 2023/05/14~2023/07/02 です。
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渡邉由紀さんの器、再入荷 @y_u_k_i_w --- マグ R https://www.niguramu.jp/products/157mgr/ 細リム深皿 https://www.niguramu.jp/products/157hrfz/ --- 個人的には錆緑が一番人気かとおもっていましたが、前回は全体的に黒が最初に売り切れとなりました。 「細リム深皿/錆緑」を購入いただいた私がよく行く店の方は、この皿に盛りつけるとなんでもよく見えると以前来店していただくも在庫なく・・・今あります! - #渡邉由紀 #わたなべゆき #yukiwatanabe #watanabeyuki #陶器 #料理 #皿 #マグ #カップ #プレート #リム皿 #リムプレート #マグカップ #器 #テーブルウェア #食器 #コーヒー #紅茶 #ティー #スイーツ #pottery #cooking #plate #mug #cup #rimplate #tableware #coffee #tea #tea #sweets ----- 2週間ほど前、以前から問題あったスマホのカメラレンズヒビに加え、寒さでバッテリーがすぐ無くなる新たな問題発生したため、休みに携帯電話の乗り換えと新たなスマホ購入に、やっと電気屋へ。iPhoneの在庫があまり無く、容量満たすのが型落ちの機種のみ。2度も出向くのが面倒なのでそれでよいですと、乗り換え作業を含め1.5時間程度で終えて帰宅。 これでインスタ撮影もスマホで楽々、と本日渡邉さんの器を撮ろうとスマホカメラを覗いてみるも何だか色が薄い・・・。太陽のせいか何なのか分からないけれど、結局諦め普通のカメラで撮影。また機会を見て店内・商品のスマホ撮影に再チャレンジか。お気軽投稿の道はまだ明けないみたい。 https://www.instagram.com/p/Cn8bbnAP3C9/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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毎週日曜日は、先週の #大きなひとこま絵日記 です。 1週間を1ページにコツコツ描いていくスタイルで、2021年の1月から始めて102週目になりました。 もうすぐ丸2年です。 元旦が日曜日でしたので、このページは1月1日から。 今年はお正月らしいことはあまりしていないので、大好きな #アンソロポロジー のマグを描きました。 少し前にも描いたのですが、このマグは刺激的で、何度描いても楽しい。 それから、 #ラカントs を買いました。 ココア用です。 特にカロリーは気にしていませんが、お で。 実は普段からお砂糖は使っていなくて、料理の甘味はハチミツかメープルシロップを使っています。 理由はおいしいから。 どちらもそこそこお値段はしますが、そんなにたくさん使うわけではないので大丈夫。 でもココアに入れるのはちょっと抵抗があり、今回ラカントを試してみることにしたのです。 なかなかいい感じ。 散歩道で見つけた #金柑 。 かわいいなぁ。 #松江市 の消火栓の蓋。 少し前に見つけて買いたのは丸でした。 今回四角を見つけたのでささっと。 ただ、スクールg で太い線を塗りつぶして描こうとしたら、ささくれてしまいました。そこで、#ヒグマ の0.1 と#サムトレーディング さんの #カラーマスター のブラックを使ったら、なんと楽なこと。 初めから使えば良かった。 お昼ご飯のお寿司。 近所のお店はテイクアウトのお寿司がおいしいと評判。 今回手軽なランチ用のセットができたそうで早速試しました。 この内容においなりさんが1個ついてとってもボリューミー。 美味しかった〜。 やはり散歩途中で見つけたきのこ。 何かしら? #福泉堂 さんの #桜餅 。 一足早く春気分。 2枚目の写真は先週の絵日記の一部分です。 ここ、ちょっと気に入ったので、見ていただきたくてアップにしました。 ★アンケートにご協力のお願い★ #ミルーム さんのオンラインレッスンをより充実したものにするために、アンケートにご協力をお願いしています。 こんなレッスンがいい、 これくらいだと受講しやすい などなど、ご意見をお聞かせいただくと、たいへん助かります。 ストーリーズにリンクがありますので、タップしていただくと、アンケートのフォームにジャンプします。 ぜひぜひご協力くださいませ。 #art #watercolor #pensketch #sketchjournal #絵日記 #スケッチジャーナル #水彩 #ペンスケッチ #1日1捨 #イラストグラム #今日何描こう #今日何描いた #1週間絵日記 #絵を描く暮らし https://www.instagram.com/p/CnJ1FVwJ5q_/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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. おしらせ . 明日10/25〜10/30 二子玉川の蔦屋家電 @tsutaya_electrics での 二子玉川陶器市に参加いたします。 . 耐熱のうつわたちやマグ カフェオレボウルや稜花深皿など お届けしましたので お近くの皆さま、どうぞお運びくださいませ。 . Repost from @tsutaya_electrics • 【10/25(火)~30(日)二子玉川 陶器市】 いよいよ来週10/25(火)からの6日間、 全国各地から素敵な作品たちを揃えた 「二子玉川 陶器市」を開催いたします。 2022年4月に開催した陶器市よりも、 さらに多くの素敵な陶器を揃えました。 日々の生活に彩りを添える、 全国各地で作られた選りすぐりの作品たちとの出合いをお楽しみください。 詳しくはこちら https://store.tsite.jp/futakotamagawa/event/shop/28360-1012290817.html ■作家・ブランド(五十音順) ・阿部慎太朗 @shintaro_abe ・石渡磨美 @utsuwa365 ・大和田友香 @yukaowada_ceramics ・鴨工房 @kamokoubou_yatsugatake ・KIKIME @kikime_official ・KODAMA TOKI @kodama.toki ・3RD CERAMICS @3rd_ceramics ・鈴木まどか @suzukimado ・zen to @hi_zento ・たいせい窯 @taisei_gama_ ・中村恵子 ・中平美彦 @nakahira_mihiko ・西隆行 @nishi.takayuki ・VA-VA @vava.2012 ・333 store,tay @tay_by_333 ・前田麻美 @maedasami ・MUDDY 真泥 @muddy.blues ・めおと屋 @meotoya ・よしざわ窯 @yoshizawagamaofficial ・渡辺篤 @watanabeutsuwa #二子玉川蔦屋家電#二子玉川#蔦屋家電#二子玉川ライズ#二子玉川陶器市#陶器市#陶器#うつわ好き#うつわ#うつわのある暮らし ========================= 二子玉川 蔦屋家電では、コロナウイルス拡散防止策のため営業時間を短縮して営業しております。 詳しくはプロフィールより、二子玉川 蔦屋家電ホームページにてご確認ください。 👉 @tsutaya_electrics https://store.tsite.jp/futakotamagawa/ お客様には大変ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。 ========================= (二子玉川 蔦屋家電) https://www.instagram.com/p/CkE3Qe0hrFG/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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Dive(あるいはこの世界のヒロイン)
#
朝、目を覚ます。手のひらを強く握る。痛みは優しい。私に、今日も間違いなく生きていると教えてくれる。
窓を開く。涼しい風が髪を揺らす。鮮やかな空気。命を昨日から、今日へと運んでくれる。
そういう習慣があといくつか、私にはある。今はもう必要ない。けれど忘れることもない。実際、朝の習慣として悪いことではないから無理して捨てる必要もないし、それも私の一部であるから。
そんな習慣が最近、一つ増えた。
私は、目を閉じる。両腕をいっぱいに開いて、背中から、まるで意識を失うように容赦なく気遣いもなく、倒れ込む。
腿が、腰が、背中が、そして頭が柔らかいベッドに吸い込まれる、その瞬間に白い光が走る。
その光、だ。
それだけで、世界が生まれ変わる。
# 虹を渡って
晴れた空から、虹が降りてきた。
それは幻覚でも比喩でもなく、現実だ。春の朝、優しすぎて頼りない太陽を雲が覆い隠している。けれど雲は、きっと太陽を独り占めすることに心を痛めているのだろう、時おりそっと抱きしめる腕を緩めて、その切れ間から私たちへ光を与えてくれる。
どうしてか、その腕の中に虹を包み込んでしまったのだ。ごめんなさい、と雲が言ったかどうかは定かではないけれど、とにかく解き放たれた虹は暖かい方向へ、降る光の河に乗って、私にたどり着いたようだった。
辺りを見回す。人影はない。早朝、通勤通学その他色々、あるはずの雑踏は消えていた。選ばれたような気がして、心が踊った。事実、その状況は私を選んでいるとしか思えなかった。
虹に、触れてみた。思った通りに温かい。体の芯に響く温かさは、まだ桜の散り残るこの季節にはとても心地良かった。
足を踏み入れた。柔らかく確かな弾力があった。ローファーでしっかりと踏みしめて、七色の水飛沫を散らしながら、両足を乗せた。優しい傾斜、一歩一歩と踏み込んでいくその感触を楽しんでいるうちに、虹の根本が地上を離れていることに気が付いた。もう、登るしかない。後に退くなんて、ありえない。
高度が上がると気温が下がる、って中学校の時に習ったような気がする。けど、空に近付くほどにここは暖かくなっていく。足下で色濃く染まっていく虹と関係がありそうだ。カーディガンを脱いで、腰に巻いた。スクールバッグを背負ってから、学校があったことを思い出す。これはサボりなのだろうか。最近は優等生だったのに、うまくいかない。でも仕方ないし、悪くもない。
「加蓮」
私を呼ぶ声が聞こえた。虹の向こう、雲の上からだ。姿は見えない。聞き覚えのない、男か女かもわからない声は、けれど私を安心させた。実は眼下に広がる地上からの高度を感じて、少し怖くなっていた。落ちたらどうなるんだろうって、そういう想像をするまでもなく本能を揺さぶる高さまで達していたから。
「加蓮」
もう一度、声が聞こえる。その響きはあまりに優しくて、私は少し泣きそうになる。いつか、いつもお母さんに抱きしめられて泣いていた頃に比べたら、大人になったのかもしれない。けれどそうやって涙を流さなくなるなんて、それは悲しいことに思えた。
だから、泣いてみよう。「加蓮」私を呼ぶその声。誰かはわからないけど、この虹を渡って、雲を泳いで、太陽さえも飛び越えたら、その先にいるその人の前で思い切り泣いてみよう。
そうしたらその人、どんな顔をするだろうか。待ち遠しくて、逸る足を蹴り上げてみた。
虹が、舞い踊った。
# ヴァルキュリア
加蓮が脚を引きずる度、焼けるような痛みが背中を貫いた。左大腿の刺傷は決して浅くない。剣が神経を、血管を避けるようにして突き刺されたのは幸運でしかなかった。
しかし幸運が今ここに自分を立たせているのなら、それは何を求めているのだろう。そして幸運に選ばれなかった彼女たちに、何を求めていたのだろう。
「あの子を、どうか」そう残���た彼女のおかげで、加蓮は生きている。死んでしまった脚を引きずりながら、まだ、生きている。彼女は「どうか」どうしてほしかったのだろう。その願いを、失われてしまった多くの願いを叶えることはできるのだろうか。相反する願いの多くを奪い去ったその剣を支えに荒れ地を進む加蓮を、二つの黒い太陽が嘲笑している。
不意に大地が震えた。辛うじて保たれていたバランスを失い、加蓮は崩れ落ちる。もう、時間はない。口を汚した砂を吐き出して、再び立ち上がる。
その視線の先に、彼女がいた。
加蓮の、全身の血液が沸き上がる。次に見るのが最期だと決めていた。道を別った瞬間から彼女は仲間でも友人でもなく、ただ一人の仇敵となった。それを選んだのは誰でもなく彼女であり、その選択をした瞬間からこの時が来ることは決まっていた。
大地を踏み抜く脚、加蓮の体は痛みを忘れた。ただそうするために、その瞬間のために枯れた大地を突き進んでいく。「ヴァルキュリアはそのために生まれてきた」と、いつかの声が反響していた。
再び大地が震える。加蓮の怒りに呼応するように、地表が裂け砂塵が巻き上がる。
しかし、答はなかった。空しく響く加蓮の叫びを黒い太陽が飲み込んだ。
彼女は、確かにそこにいた。しかし、そこにいるのはヴァルキュリアではなかった。
「……加蓮」
いたんだ。そう呟いて、彼女の瞳は加蓮を離れた。その向かう先には、一人の少女がいた。枯れた地に横たわり胸の上で手を重ねる、少女はもう生きてはいないと一目でわかった。
綺麗だと、思った。まるで眠るようなその体。
「幸せに、なりたかったんだ」
彼女の唇から、言葉がこぼれ落ちる。
「一緒に、幸せになりたかったんだよ」
涙が落ちた。一度こぼれてしまえば、堰は失われる。
「……なんで」
それは、加蓮にとっても同じだった。
「なんで! 知ってたんでしょ、わかってたんでしょ! 私たちは、知らなかった!」
剣を投げ捨てて襟首を掴む。
「送ってよ、お願い」
彼女の言葉は、答ではなかった。視線を向けながら決して加蓮を見ていない彼女の瞳は、何も映すことなく、ただ虚空に揺れている。
「違う、違う! 立って! 戦ってよ! 私と……私に、……どうして……」
声から、腕から、全身から力が失われる。地に落ちた膝の下で枯れ果てた花を踏み潰して、それにも気付けずに加蓮は涙を流す。
それが、ヴァルキュリアの最期の姿だった。
失われた命への弔砲のように、遥か地の果てから地鳴りのような歓声が響き渡り、そうして、戦いが終わった。
荒れ地はやがて、緑に還るだろう。
少女たちを失った、そのままで。
# We’re the friends
つまりは温度感。それか、なんて言おう、手触り、みたいなものなんだと思う。
「だからさー、わかんないかなあ、この感じ」
「いや、わかるよ」
「わかるわかる」
「……わかってないってことはわかったよ」
あたしは、大げさにため息をついてみせる。芝居がかった仕草、本気じゃないことのサイン。
「いや、ほんとにわかるよ」凛が言う。「私にとっては、花の香りとか、やっぱり触感? だと思う」
「あー、触り心地は大事かもなあ」と奈緒が同調を見せる。
「こんな感じ?」と奈緒のふわふわの髪をもしゃもしゃともてあそんでみる。「加蓮、ちょっと、やめろって」なんて態度を示してみせる、奈緒は本当に抵抗が下手くそで、これはもう、一つの才能かもしれない。
「でも、これはけっこう近いよ」
「へえ……私も触っていい?」
「いいわけないだろ、バカ!」
頬を赤く染めて、つんと横を向いてみせる。その可愛さは、掛け値なしに奈緒の才能だと凛と話したことがある。存外に盛り上がって、勢いで奈緒の可愛さをルーズリーフに羅列した。その紙は、奈緒に没収された。
「何話してんのー?」そう言って、マグを片手に美嘉がイスを引っ張ってきた。「私も、お邪魔します」と空いていた席に美穂が腰を下ろす。秋も深まって、とは言えまだ暖かいカフェテリアには、穏やかな風が吹いている。
「幸せって、なんだろって思って」
「なに、加蓮どうしたの?」
「どうもしないけど」
「何か、悩み事ですか?」
「そんなことないよ、でも、ありがと」
美穂のマグから、キャラメルラテのいい香りがする。
「あ、幸せっぽい」
「美穂が?」
「うん。それとほら、キャラメルのにおい」
「それは、ちょっとわかるかな」
「でしょー」
なるほど、考えてみれば香りも重要な要素だと思う。
たとえば、秋の香り。夏のように押しつけがましくなくて、かと言って冬みたいに寂しくもない、丁度いい距離感。
「あたしそれ、熱だと思うよ」美嘉が言う。「ライブの時の全身が燃えるみたいなカンジとか、あと、莉嘉と一緒に寝てる時とか、幸せって思うし」
「仲良いねー」
「まあねー」
美嘉が言った、熱。ライブステージを思い出す。光の海には、幸せがある。体の内側から沸き上がる熱、外から飛び込んでくる膨大な熱。それを幸せと呼ぶことに、抵抗はない。って言うか、かなり答に近いように思える。
「熱かあ……」
「なんであたしに触るんだよ」
「莉嘉ちゃんと美嘉みたいなこと」
「美穂、助けて」
「えっと、あたしで良ければ……」
「わーい」
「なんか、新鮮だね」
凛がふっと小さく笑う。いい笑顔だって、思う。
「美穂は?」
「え?」
「幸せって、なんだと思う?」
「わ、私? えlっと……」
あわあわと、聞かれるなんて思わなかった、っていう様子で美穂は空を見上げる。そこに、答はあるのかな。ふっと見上げた空に、優しい夕が広がろうとしていた。
「お日さま、かなあ……」
まだ少し、心をそこに残しながら美穂がつぶやく。「あったかく包み込んでくれる、そういうの、幸せって思う、かな」
言い終えて、頬を赤らめる。
「ちょっと、抱きしめていい?」
「先、私で」
「先輩が先でしょ」
「悪いけど、譲れないよ」
困りっぱなしの美穂と、けらけらと笑うあたしたち。「でも、本当に素敵だと思うよ。少なくとも私には思いつかなかった」フォローしながら不思議と口説いているように聞こえる、凛の言葉。やっぱり照れたんだ、美穂はラテをこまめに口に運んで、すぐに飲み干してしまった。
それからも特に答が出ることはなく、そのうちに日が沈んでいく。
「じゃ、あたし帰るよ」
「あ、あたしも。駅まで行こうよ」
「じゃあお開きってことで」
そうして、「また明日」とあたしたちはカフェテリアを後にした。
楽しい時間だった。答も何もなく、後に一つも残さず過ぎていく時間だった。「これって、幸せっぽくない?」って奈緒に聞いてみたら、「そうだな」って顔をそらすから、あたしはもう、ムービーを起動して「なーお」って呼びかける。精一杯心の準備をして、振り向いた奈緒はどんな表情を見せてくれるだろう。
それを待ちながら「ああ、幸せ」って言ってみた。
それがすっごくしっくりきて、思わず、笑っちゃったんだ。
#
私は、目を開く。開け放した窓から光が降り注いでいる。それだけで、私は生まれ変わる。今日という舞台の幕を開くのは、涼やかに吹き込む風。
携帯を手に取って、パターンロックを外す。数十件のメッセージが届いていた。その一つ一つ、全てを愛おしいと思う。一生で一番の一日が、毎日続いている。そんな魔法を、奇跡を、幸福を、私が。あの頃の私に教えてあげたいとも思うし、こんな日々が来ると知っていたらこの喜びはないのかとも思う。
はずみをつけて体を起こす。ベッドから両足で立ち上がって、力強くのびをする。すっかり目覚めた体は、今日へ向けて走り出そうとしている。
もう一度、窓の外を見た。夏が過ぎようとしている。信じられないくらい、きれいだ。朝焼けに涙が混じる。こぼれ落ちないくらいの、わずかな涙。
ああ、生きていて良かった。一度だけ口にしたことがある。その時だって、私はその言葉の意味を理解していたと思う。だけど、それを聞いて涙を流したあの人の方がきっと、その意味をずっと理解していた。
今なら、わかるよ。そう、私はあの人に伝えたい。
そうやって、生まれ変わろうよ。何度でも。
朝が、来る度に。
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「遠藤素子 うつわ展」会期中ですが、昨日に引き続き本日もお休み頂きありがとうございました。明日より展示の後半がスタートします。アイテムやカラーによっては完売したものもありますが(クリスマスツリーは完売しました!)まだ素敵な作品を手にしていただけます。ぜひこの機会に遠藤さんお作品と出逢っていただけます様に。
おやつの時間に、コーヒーとビスケットで一休み。5寸細リム付き皿はお菓子に料理に自宅でも大活躍。鉄釉は完売しましたが粉引きと2色はまだご覧いただけます。太マグはたっぷり入るので朝のパンと共に、PCの前でどっしり座っての仕事のお供にコーヒーたっぷり淹れて楽しんでいます。太マグは粉引き、鉄釉ともに手にしていただけます。
今回の展示の打ち合わせに、7月末に遠藤さんの町田の工房へお伺いしてきました。坂を上がった先にある緑に囲まれた穏やかな場所で作られています。2年前の展示の際にお土産で頂いたRとn製作室のちえみさんの焼き菓子が美味しくて次回の展示の際に一緒にご紹介できたらと思っていた所、遠藤さんに機会を頂き工房にて初めてお会いできました。洋裁をされるのでテーブルまわりの布小物もお願いしたいとの旨も快く引き受けてくださり、展示用に特別に作っていただくお話もできて今回に繋げていただきました。休憩にお茶を淹れてきてくださったのは耐熱ピッチャー。直火にかけてお湯が沸いたところに直接茶葉を入れて急須のようにも使われています。おやつに頂いた自家製粒あんのビスケットサンドも美味しくて!お二人のお心遣いにすっかりリラックスした2回目の訪問となりました。大切なお時間を頂きありがとうございました。
遠藤さんの器のenのサインもカッコ良いです。工房の床にはモザイクタイルでサインが埋め込まれていてこちらも素敵でした。ぜひ手にされた際は、器の裏面も楽しんでみてくださいね。
それでは明日からの「遠藤素子 うつわ展」後半もよろしくお願いいたします。
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おはようございます 冬になるとブレンダーが欲しくなります。 もう10年くらい買うか買わないか迷ってます。 夏は かき氷機を欲しくなり 同じくらい買うか買わないか迷ってます。 ポタージュになれないミルクスープを#マグ太 で頂きます! Motoko Endou Exhibition 2022.12.3sat - 12.10 sat 器と暮らしの道具OLIOLI (宮崎・日向) @olioli2008 11:00−17:00 #OLIOLI#olioli_イベント #OLIOLI個展#器と暮らしの道具OLIOLI#宮崎#日向#遠藤素子#遠藤素子展 #遠藤素子器展 #遠藤素子陶展 https://www.instagram.com/p/Cl2NIa5PFCN/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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やば❗笑 アーム、(他媒体で)マグナムと一緒にいる時いっつも超良い笑顔してんじゃねーか!弟達の前じゃ豪傑で熱い魂を持つクールな兄貴なのに、マグナムの前ではデレデレなんだな笑 またシルバーキャッスル来いよ❔ みんなでサッカーしようぜ👊
4年ぶりに IL 観たら泣きました。
45話の十マグ喧嘩:寡黙な侍十郎太の熱い説得にも、耳を傾けようともしない目の曇り切ったマグナムと、約束していた真剣勝負の決着を果たすきわみは、とてもかっこよかったです。(小学17年生)
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【今日のマグ】よく話すんだけど、北欧やらネイティブアメリカンはかっこいいけど日本のフォークロアはどうもって傾向はまだまだ根強いのかな? その偏見を持ってるお前が一番かっこ悪いわっていってしまえば、それまでだけど、そこを最初に突破したのが #水木しげる 先生だと思う。どうですか、この鬼太郎マグ。日本土着なのにポップ! 自分たちも偏見を突き抜けていくような作品を世に出していかないといけない。頑張ります。 https://www.instagram.com/p/BzPGihxpeKS/?igshid=1lj0vrpi009sn
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ある画家の手記if.107 雪村光視点 告白
わたしが言いだしたことなんだけど。
深夜4時。ふらふらしながらシャツを着なおしてキッチンに飲みものを取りにいく。
ここ数日、夜になったら真澄と体を触れあわせてる、触れあうだけでそれ以上のことはなにもない。
それだけで満足できそうなくらいきもちいいのと、それだけで満足できなくて焦れるのがずっと半々くらい。
初日は真澄の体に甘噛みしたりしてわたしもふざけて笑ってたけどだんだんしゃれにならなくなってきた。
この時間は絢はねむってるかな… 経口補水液をペットボトルからマグにうつしてたら立ってた脚からカクンてちからがぬけて床にペタンて座りこんだ。
「……。」
日に日にちから入らなくなってるきがする… 立てないでぼんやりしてたら様子みにきた真澄に抱えあげられた。マグをひきとって額に手をあてられる。ぐあいわるいんじゃないよ、きもちいいだけって言ってキスする。
そしたらそのまま寝室まで運ばれてベッドのうえにおろされて、さっきのつづき。毎回どっちが始めてるわけでもなく、どちらからともなく。
真澄のひざにのっておたがいの唇をかるく食みあいながら体をすりあわせて輪郭をなぞる。
家にいるときは真澄のシャツをワンピースみたいにして着てるだけだからかんたんにシャツをはだけさせられる。肩がおちて露わになった肌を真澄の手がつつんで持ちあげるみたいにやさしくなでる。シャツのしたにいつもなにも着てないけどほんとは下着とかつけたほうがいいのかな? さがしたことないな。
真澄の唇が体のあちこちを這いながらさまよってるあいだに真澄のシャツのボタンをはずして首に手をまわしてシャツの襟首をうしろにひっぱる。真澄がわたしの体から両腕をいちどはなしてわたしがひっぱるのに合わせてシャツを手ばやく脱ぐ。
真澄の胸に手をついて首筋にキスしたら真澄もわたしの背中を抱きながらまねっこしてきた。…そろそろちゃんとしないと頭ふやけちゃいそうとおもって、そのまま首筋につよく吸いついて派手な鬱血痕をのこした。絢は察しのいいこだから。
いちど体をはなして経口補水液をうつしてたマグからすこし飲む。ベッドのうえにひざ立ちになって真澄の顎に手をそえて顔を引きよせる。そのままキスしたら真澄が唇をひらいた。顔をかたむけてすこしずつ真澄の喉に経口補水液をとおしていく。ちゃんとぜんぶ飲めたら唇をはなして真澄のあたまをなでなでした。
「いいこ。」
あのときのおかえし。…おぼえてるかな? 顎をひいてちいさく微笑みかけたら真澄も目を細めて笑った。
翌日、というかもう今日だったけど、おきてきた絢は朝ごはん食べるなりかすみくんのとこにあそびにいって、家を出てすこししたタイミングで「俺今夜このまま泊まり」てラインがきた。
よくできたむすこだなぁっておもいながらわたしも絢がのこしておいてくれた朝食をちょっとだけたべる。
寝室にもどって真澄がもってる睡眠薬をみっつに割ったひとかけらを飲んですこしねむる。体がちいさいせいかわからないけどわたしは薬の効きがよすぎるから普通量のんじゃうと何日もねむったままになっちゃう。
体が疼いてふらふらしててこのままおきてるのつらい…媚薬のんだみたい、体がじんじんする…すこしおちつかなきゃ…
目がさめたらもう夜だった。薬の量まちがったかな? 丸一日はねむってないみたい。
ベッドでとなりに寝てた真澄に手をのばして服をひっぱったら真澄も寝たままわたしのほう向いて腕が首に伸びてくる。真澄の手首を両手でつかんでわたしの頰にあてさせたら指先が頰をくすぐるみたいにうごく。くすぐったくてくすくす笑いながら手をずらして手のひらにキスした。
おおいかぶさって体のうえにのっかるみたいにして横になってる真澄の唇をうえから食んだら衣擦れの音といっしょに真澄の腕がわたしの腰を抱いた。うすく開いた唇、舌を挿しいれたら真澄も応えてくる、おたがいに首をかたむけてなんども絡めてあそぶ。真澄の上で両脚を曲げて浮かせて交互にゆらゆら揺らす。
真澄の服のしたに手をいれて指をたてて脇腹をなぞったら後頭部を引きよせるように撫でられた、口付けを深くする、…ただのキスだけでこんなきもちいいことあるのか、触れたとこから体とけそう、顔あつい、背中撫であげられてるだけでないちゃいそう、へんなかんじ…
経験上ぼんやりしってる、男性側にここまで何日も焦らすメリットなんてほとんどない、たぶん。絢がいても気づかれないようにするにはわたしの口にガムテでもはっちゃえばいい。わたしの場合そっちのほうがまだ自然なものだけど、認識あらためたいな
お風呂のとき以外はめったにほどかないみつあみをとめてるゴムを引きぬいて床にほおった。さらさら落ちるまっすぐな黒髪が真澄の頭のまわりに簾みたいにおちてひろがる。わたしの頭をなでながら髪の毛に指をとおして梳いてる、その手がわたしの首のうらをさすって、首と腰を支えながらキスしたまま真澄が体の位置をいれかえた。わたしが下になる。いまに限ったことじゃないけど動作がナチュラルすぎてたまになにされたかすぐ気づけない。そういうことにいちいち気を張りめぐらして警戒しなくてもいい今の時間がうれしい、真澄がそのぶん今もどこかでは気をゆるめてないかもしれないけど、そういういきものだから如何ともしがたい。
舌を絡めながら真澄がわたしのシャツのボタンをはずしてわたしの手が真澄の体をなぞりながら上着をたくし上げて、ふたりでおたがいの体を抱擁して絡ませながら服を脱ぎすてる。
布が肌と擦れるだけでもきもちいい… このままだとへんな声あげそうでちょっとこわくてすこし気をはった瞬間に真澄に首に吸いつかれた、「…っ」 声こらえたら表情すこし顰めちゃった、いやがってるみたいにみえちゃったかな…
わたしもなにかしたいけど体くったりなってて昨日よりもっと力はいらないかも…
体じゅうなでてた真澄の手が肩から腕をつたってシーツのうえにころがってたわたしの手をつかんだ、わたしのちいさい手をぜんぶ握りこめる大きな手、手のひらをひらいて指を絡ませたら真澄も握り返してくれる
ひつようないことだ、なにもかも。欲を吐きだしたいだけなら手なんて繋がなくていい。いちど大事にされただけで取り返しがつかないほどじぶんの体が大事になるなんてわたしは軽いかな、重いかな。
どれだけ体を縺れあわせてもわたしが繋いだ手をはなさないでいたらわたしよりつよいちからで上からシーツに縫いとめるみたいにして手を握ってくれる、ばれてる…手を繋ぐのがうれしいの。
もう片手が胸をつつんで指先で先端を弄られてため息みたいなのが漏れる。こめかみにキスしてた唇が耳を咥えてきた。
真澄に外につれてってもらってから、とまってた時間が動きはじめた。二次性徴のおとずれなかった体に初潮がきて体つきがすこし変わった。これからもっと変わるのかはわかんない。はじめは太っちゃったのかなとおもってたけど体重はそれほど変動がない、体全体ふにゃってやわらかくなった。胸とかお尻が膨らんだけど腰は前よりほそくなった。本で読んだことはあったけど、月経が毎月すごく痛くてくるしい、熱がでたり貧血になったり。それで真澄にいちど病院につれてってもらった。遠めに真澄のわるぐち言うちいさな声がきこえたからじっと無表情で相手の顔みたら黙った。
時間が動きだしたことをどうとらえるか… 端的に死への歩みがはじまったともいえるし、変化しないことこそ継続する歪な死だったともいえる、後者はやや文学的か。諸手を挙げて成長だ進歩だとよろこぶことはできない、ここまで急激などこまでつづくかわからない体の変化にわたしが対応しきれなければ真澄の最期に寄りそえずに終わるかもしれない、正常な第二次性徴とはきっと異なるし
片手で背中をさすりながらお腹にキスしてる真澄の頭をなでて、繋いでた手をはなして頭を抱えこんだ。真澄が頭の位置をずらしてわたしの鎖骨あたりに額をすりよせる。髪の毛をくしゃっと握って両腕で頭をだいてなでる。
真澄が顔をあげたタイミングで「真澄 かわいいね」って乱した髪の毛を梳きながら顔みあわせて言ったら、きょとんとした顔しながらなんかちょっとわらってる。あんまりわかってない。この場ではわたしがわかってればよしとしとこう。いやな意味じゃないよって伝えるために頰を撫でて唇にかるくキスしてわらう。
目をほそめてわらったせいで瞳にいっぱいたまってた涙が眦からこぼれ落ちた。真澄の唇が涙を拭っていく。
腰を両手でつかまれて入り口にあてられた、すぐ蕩ける体質のおかげで怪我がわりとすくなく済んできたけどいまははずかしいきがする。ここ何日も連日シーツよごしちゃってる…
あてられてるだけで体があつくて指先までじんじん痛いくらいきもちいい、いれられたらどうなるんだろ…
まだそのままなのにまた目が潤んできた はやくしてって、言わないけどねだるみたいに眉さげて真澄をみあげて首をかしげたらゆっくり挿入された
「……、…………っ あ…」
おもわずへんな声でて、はずかしくて目���ぎゅっと瞑った、堪えようとしたぶん腰を進められるごとに体がかってに身悶える、横顔を枕に擦りつける、頰に真澄の唇が降ってきた
きもちよくて首が反る、その首筋にもキスされて、首から下に体ひとつひとつたしかめるみたいに位置をずらしてキスされる、…やだ、わたしもなにかしてあげたい、
奥までいれられたままじっとされてさらに焦れる、でもここからうごかれたらじぶんがどうなるのか分からなくてちょっとこわい、いまもじっとしてるだけでイっちゃってなかがきゅうって真澄のを絞めつけてる、真澄に体を抱きすくめられてそのまま背中や脇腹を撫でられる、とじた目を開けても涙がこぼれる、あつい…、さらに快感が波みたいに寄せるたびに強烈になってく、まだじっとしてるだけなのに、脚が震える、枕をぎゅってつかんでた手をそっと取られてまた手を繋がれる
体をなでながら真澄が脚の位置を変えて、動かれそう、「…ぁ、まって…まって 真澄、」ちいさな弱い声しか出なかった、こんな状態で言っても説得力ない、わたしの体を抱いたまま真澄がゆっくり動きはじめて悲鳴みたいなちからの抜けた声がでた
はずかしいとか言ってられない、声あげないと頭おかしくなりそう、せめて真澄の頭に手をのばしてやさしくなでたら真澄も甘えるみたいにわたしの胸元に顔を擦りつけた
終わったら普段はなにもなかったみたいにすぐ元気にうごけるのに、今日はちからがはいらなくてベッドでいつまでもくたってしてる。
真澄が飲みもの持ってきてくれたけど起きあがれないままシーツにくるまって丸まってぼうっとする。
ベッドの淵に座ってわたしの髪の毛をなでてる真澄の手をとって、指先にキスしながらきいてみた。
「……真澄から見たわたしをおしえて」
真澄がわたしの顔のよこに腕をついた、耳もとに唇をよせて体の芯に響かせるみたいな声を耳から吹きこまれる
「 」
香澄視点 続き
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