Tumgik
#【じゃあね】 — ( queue )
mcmcntomorii-later · 1 year
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  Mukuro was never a morning person, even from an early age, when she had no issues sleeping, the attitude and focus she had in the morning hours was never good。 And that mood and ability to function would only decrease as time went on and nightmares became a more frequent thing for her, resulting in a lot less energy in the mornings and maybe a bit more moody。 But she was doing her best to curb that attitude, seeing as there was suppose to be a sense of camaraderie in a squad and she wasn’t going to achieve that by being a bitch first thing in the morning。
  At least this morning, Mukuro seemed to be doing a bit better than most。 She wasn’t super new into this squad but new enough that she wanted to make some good impressions。
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「Ah, good morning, Abarai-san, right? It’s nice to meet you,」 Mukuro said with a small smile as she gave a small, polite bow to her head when their paths cross, she recalled him being in some of her classes back at the Academy but they didn’t really get to know each other well then, hopefully now, that’d change。
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                                                         starter for 【 @wild-pineapple-butt​ 】
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hitogatarock · 3 years
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Red light, Dead line
LYRICS TRANSLATION of one of the songs on the Akudama Drive Character song mini album.
Singer : Courier (Umehara Yuuichiro), Cutthroat (Sakurai Takahiro)
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All translations are belongs to me, make sure to credit properly if you plans on sharing this! Enjoy reading!
Listen along • google doc • twitter post
「あぁっ、きれい…! 君は僕のものだ。
"Aa, kirei…! Kimi wa boku no mono da.
"Ah, so pretty…! You are mine right now.
もう誰にも渡さないからね。
mou dare ni mo watasanai kara ne.
I'm not gonna let anyone else have you.
君の命を脅かすものは その時は…
kimi no inochi wo obiekasu mono wa sono toki wa...
If anything that threatens your life, and then...
安心して…僕の最高の天使」
anshin shite, boku no saikou no tenshi."
You can rest assured, my absolute best angel."
思い描くそれは 最短の経路
omoi egaku sore wa saitan no keiro
It's the shortest route to envision
誰にも邪魔させない 今イグニッション
dare ni mo jamasasenai ima igunisshon
I don't let anyone stop me, now's the time for ignition
引き受けた依頼 しくじりはしない
hikiuketa irai shikujiri wa shinai
I make no mistakes in accepting someone's request
加速する 風に乗れ 駆け抜ける町は
kasoku suru kaze ni nore kakenukeru machi wa
Ride the accelerate wind, the city that runs through is a
prison oh prison
誰も気がついちゃいない
dare mo kigatsuichainai
And yet no one notices it
包囲網をくぐり抜け
hooi-mou wo kugurinuke
Go through the tight besiegement,
指定された その場所へ 
shiteisareta sono basho he
to the designated location,
この牢をぶち抜け
kono rou wo buchinuke
then break out from this prison
Red light 恐れを 
Red light osore wo
Red light, shrug them free
Dead line 振り切れ Woh-oh-woh
Dead line furikire Woh-oh-woh
Dead line, from your fears Woh-oh-woh
Red light 止まるな 
Red light tomaru na
Red light, don't stop there
Dead line 進むんだ Woh-oh-woh
Dead line susumunda Woh-oh-woh
Dead line, keep on going Woh-oh-woh
居場所を 賭けたら 後には引けないだろう
ibasho wo kaketara ato ni wa hikenai darou
If you bet on your whereabouts, then you can't back down
Red light 紹介も 
Red light shoukai mo
Red light, with no referrals,
Dead line 後悔も Woh-oh-woh
Dead line koukai mo Woh-oh-woh
Dead line, and no regrets Woh-oh-woh
すべて廃棄してやるさ
subete haiki shite yaru sa
I'll discard everything that's on my way
「あぁ…近くで見ると溶けちゃいそうだよ!
"Aa… chikaku de miru to tokechai sou da yo!
"Ah, looking at it from upclose makes me want to melt!
君は僕にとって特別なんだよ?
kimi wa boku ni totte tokubetsu nanda yo?
You are very special to me, you know?
僕の最高の天使 
boku no saikou no tenshi
My absolute best angel
だからずぅっと君のこと殺したかったんだ!」
dakara zu~tto kimi no koto, koroshitakattanda !"
That's why I've always wanted to kill you!"
そうさミッション
sou sa misshon
That's right, show them
生きる 覚悟を示せそれが
ikiru kakugo wo shimese sore ga
your readiness to ever live with this mission
誰のものでもない お前が勝ち取る
dare no mono demo nai omae ga kachitooru
It doesn't belong to anyone, 'cause you've won
本当の居場所さ
honto no ibasho sa
the true place where you belong to
Red light 恐れを 
Red light osore wo
Red light, shrug them free
Dead line 振り切れ Woh-oh-woh
Dead line furikire Woh-oh-woh
Dead line, from your fears Woh-oh-woh
Red light 止まるな 
Red light tomaru na
Red light, don't stop there
Dead line 進むんだ Woh-oh-woh
Dead line susumunda Woh-oh-woh
Dead line, keep on going Woh-oh-woh
誰よりそう 早く
dare yori sou hayaku
Yes, faster than anyone else
Red light 切り裂け
Red light kirisake
Red light, so tear it open
Dead line 終わりを Woh-oh-woh
Dead line owari wo Woh-oh-woh
Dead line, through the end Woh-oh-woh
Red light それしか 
Red light soreshika
Red light, and that is
Dead line 道はないさ Woh-oh-woh
Dead line michi wa nai sa Woh-oh-woh
Dead line, the only way Woh-oh-woh
命を賭けたら 後には引けないだろう
inochi wo kaketara ato ni hikenai darou
If you bet on your life, then you can't back down
Red light 紹介も 
Red light shoukai mo
Red light, with no referrals,
Dead line 後悔も Woh-oh-woh
Dead line koukai mo Woh-oh-woh
Dead line, and no regrets Woh-oh-woh
置き去りにしてやるさ
okizari ni shite yaru sa
I'll leave all of it behind me
Ah…..! Ah!
— translator notes : another favorite! well since this song has my Akudama faves together, so this become my favorite quickly. Well, I don't plan to translate the other chara songs since there's queue and my upcoming Kiryca TLs, but let me know if you want more of the chara songs to be translated!
—————
30 notes · View notes
nejiresoukakusuigun · 3 years
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『心射方位図の赤道で待ってる』読書会レジュメ
この記事について
この記事は、文芸同人・ねじれ双角錐群が、2019年の第二十九回文学フリマ東京にて発表した第四小説誌『心射方位図の赤道で待ってる』について、文学フリマでの発表を前に同人メンバーにて実施した読書会のレジュメを公開するものである。メンバーは、事前に共有編集状態のレジュメに自由に感想や意見を書き込み合った上で読書会を実施した。読書会当日の熱気は残念ながらお伝えできないものの、レジュメには各作品を楽しむための観点がちりばめられているように思われる。『心射方位図の赤道��待ってる』読者の方に少しでもお楽しみいただけたならば幸いである。
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『心射方位図の赤道で待ってる』についてはこちら
神の裁きと訣別するため
一言感想
実質まちカドまぞく
岸部露伴とジャンケン小僧的な
サウダージを感じる
むらしっと文体はミクロとマクロをシームレスに語るのに向いている、というか何を書いても神話っぽい感じがする。神待ちという地獄に誘う詩人ウェルギリウス的なポジとして冒頭に置かれているのがとてもいい。読者は思わず一切の望みを捨ててしまうだろう
いつもよりむずかしくなくて(?)そのぶんむらしっと文体の魅力に意識を割いて読めた
一読した印象として、古川日出男っぽいなというのがあった
完全なグー まったき真球〜チョキまでのくだり、かっこよさの最大瞬間風速
細部
箇条書きって進むポイントというか切れ目が明確? みたいな感じはあって、ノベルゲー(いや別にノベルゲーでなくても良い。ゲームで)で次のテキストに進むために決定ボタンを押すじゃないですか。なんかそういう感覚がある。箇条書きが一つ一つ切れていることが。
連打していく感じになる
それが後半で長いのがでてきたときに効いてくる
あとなんか連打のだるさみたいなのがあるじゃないですか? 別に箇条書きじゃなくてつながってるのと負荷変わってないはずなのに。ゲームもつながった文章を読むのと変わらんはずだが決定ボタンを押すリズムがこう負荷を作ってるよな。
上記は箇条書きがあげている効果について書いたんだけれども、そもそもどうしてこの作品は箇条書きなんだろうか? その意図というか、狙ったことがあるんだろうか? そこまでないにしてもなぜ箇条書きにしようと思ったんだろうか?
●のシーン。ナツキ(本田圭佑)が導入されてじゃんけんの話をしてこの時点でギミックと言うか、じゃんけん強いというのが、すでに引き込む力がある。じゃんけんからの視点の飛躍、特に蝉が木から落ちる下りで「次の年」っていきなりなるのは良いなと思った。
池袋西口、昔のおとぎ話、宇宙、キムチチャーハン、みたいな、遠近が入り乱れている世界観に特色がある気がする
★の家族のところが印象強くて、いたりいなかったりする兄とか、石を食べて予言をする姉っていうのが、マジックリアリズムな感じもありつつ、グラース家的なイメージも感じたりした。
▲のところで、つまり地の文のまなざしは父性だったということになるんだけど(実質)、それが変質していくというか、悪夢が変形する感じがちょっとあって。おとぎ話はグイグイ来て良い。
じゃんけんに関する要素が入れ子みたいになっている
完全なグー、外界を寄せ付けない孤独の象徴
P16「完全なグーについて」「ナツキの孤独について」で、ナツキがじゃんけんに絶対に勝ってしまい疎まれることが語られる。孤独。
●の部分がグーということなんだろうけど、ここでナンパの男にじゃんけんで勝ち続けて気味悪がられるナツキの孤独が語られている
完全なパー、記録すなわち過去の象徴
P18「完全なパーについて」「ナツキの記憶について」で、ナツキ(というより、「ぼく」)のナツキのはじめてのじゃんけんの記憶が語られる。
★の部分が(この完全なグーチョキパーを語っているところを含めて)ナツキの過去を語っており全体が記録、過去になっている
完全なチョキ、繋がりを切断する、他者との関係の象徴
P21「完全なチョキについて」ここはグーとパーと異なり「ナツキの●●について」という言葉は続かないんだけど、他者との関係、そしてそのつながりの切断についてということになるんだろう。家族のことが語られる
▲の部分が、逆に★の部分で語られなかった相手である「ぼく」、父親との関係とその断絶になっている
P21ではじめてのじゃんけんでナツキに無意識に出された手が、完全なチョキであったことの意味を噛みしめてる感
我が子に関係を「切断」されたということを否定したくて(その完全性を壊したくて)、躍起になったのかな
ところどころナツキが負けたがっていることを知っている描写があり、自分がナツキの完全性を否定することが彼女の救いになることもわかっているはずだ
でもなんか挑発的だし、やっぱり負けたのがすごく悔しかったのかもしれない
官吏(仮)も天体望遠鏡の順番決めでじゃんけんをしていた。むしろじゃんけんのほうをたのしみにしているようにも読める(P14)。
父もナツキに負けたことで、宇宙をいくつかまわって再び勝負をしかけるくらい入れ込んでいた。
父も実はじゃんけん自信ニキだった?
本田圭佑vs本田圭佑
全然関係ないが、じゃんけんする人の国民的ポジションを一瞬で本田圭佑がサザエさんから奪い去ったのすごいな
自信ニキにしてはパー(過去)を出すのにも「失敗したキムチチャーハン」で負けるあたり、舐めていたのか、地力が低かったのか、ナツキが強すぎたのか。
父は抱きしめてやるべきだったんだよこれ。
おとぎ話、これなんなんだ?
最強の手「グーチョキパー」と、官吏が囚人とのじゃんけんで出した手が官吏にしか分からない(グーとチョキとパーいずれかを事後報告できる)ということは、似ている
並行宇宙の話をしてたから、つまり重ね合わせの状態の手を出しているということか(???)
どの宇宙でも勝つように収束する
やけに星がよく見える池袋でナツキたちのちょうど反対側にいた男の故郷(この国でいっとう星がよく見える土地)と、官吏の故郷(星がいっとうよく見える土地というのがこの世界にはある。おれの故郷はそんな場所の一つだ)の類似
わからん。もう少し考えたい
それはちょっと意識してるのかなーとおもったけど、おもったけど、その先がわからなかったな
よく側を通り過ぎている女二人は官吏の妻と、彼女と密会していた女っぽい(P33)?
あの二人はなんか意味はありそうなんだけど、そうなんですかね? なんか手がかりある?
そもそも官吏の妻が密会していた女っていうのがよくわからん。p33「隣の独り身の女と、三日にいっぺんは会っていた」も最初は読み方がわからないというか、男の誤記か、会っていたの主語は官吏の方かとか考えてしまったから、でもここでその目立つ書き方をしているってことは、通り過ぎている女二人なのかもしれないな、必然性があるはずだと考えるならば。
「~しあわせな結末が待っている/そのまえにすこしだけの試練~(P12)」「おれの女房が、じつはおれのことを好いていない~(P33)」
同性愛で、片方には少なくとも家庭があり云々っていう話で素朴に読んでました。おとぎ話と「現実」が地続きなことを示唆する描写っぽいけど、地続きだとしてどういうことになるのかはまだよくわかりません。
反対側に官吏(仮)がいるので、当然彼女たちのことも見かけているはずだけど、そういうところには踏み込んでいない。
「塔のまわりをぐるぐる回るわたしにまとわりついて、しゃべりはじめた(P30, L9)」
ナツキの父の一人称は「わたし」じゃなくて「ぼく」
ここの「わたし」が「ぼく」の誤りだったら、「実は父の回想でした」筋が通る気がするんだけど
だとしたら反対側にいる男がおとぎ話の官吏で、囚人がナツキの父親なら、ふたりともここにいる/そこにいないのはどういうことかってなるし
おとぎ話パートに一人称が出てきてもなんらおかしくないという当たり前の結論に達した
これがただのおとぎ話だとしたらやっぱり、上記の類似はなに?ってなるな
「官吏のいかさま/それを覆す方法」のどちらかが、ナツキに「勝てる方法(P30, L2)」と対応する?
「つまらない方法」でも「教訓がない」と強調されている
P16で完全なグーチョキパーと「昨日見た夢」が並列に扱われている
おとぎ話との関係ありそうか?
最後のじゃんけんのところ
「親指をひろげて」「人差し指をひろげて」「中指をひろげて」「薬指をとじて」「小指をとじて」なんかじゃんけんの最強の裏の手みたいなやつか?
『ラッキーマン』で勝利マンがじゃんけんで出す最強の手「グーチョキパー」の印象が強かったので読みながらウフフとなった
指を家族にたとえる歌「おはなしゆびさん」
「中指をひろげて おにいさんゆび」って言ってるけどこの宇宙には、もうおにいさんは「すでにいない(P22)」はず
ナツキはおにいさんが「すでにいない」ことを知らないのか
「だからおおむね、いるのだといっていいのだろう(P22)」で解決か
小指=あかちゃんゆび=ナツキ自身
「わたしはもういなく���るから」の意味とは?
めっちゃかっこいいんだが、なんで勝つと神の不在を証明できるんだ?
自分を負かす存在を待っている→やってきた男に勝つ、という構図で、テーマが神待ちだから?
(1)完全性の自覚を打ち砕いてくれるくらい完全なもの(神)に出会いたい→満を持して史上最も期待できそうなやつ(父)が現れるが、勝ってしまう→神の不在に感じ入る
(2)「勝てる方法」を使用してくる父に勝つには「最強の手」を使うしかない→勝つために「最強の手」を使った自分は完全ではなくなった→「じゃんけんの神」であるナツキはいなくなった。(※「最強の手」には完全性が宿らないという前提)
後者だと「わたしはもういなくなるから」に若干繋がりそうな気配があるが……。
「気に入らない男だけれど、負けるのはほんとうらしい(P30)」
実は勝ってないけど負けることによって勝利しているとかそういう話の可能性は、ないか。
なにもわからなくなってきた。
最後のビュレットがないことの意図
ここまでの文が全部、ナツキが最後に出した「最強の手」の動線ってことなのか。
山の神さん
一言感想
広瀬の(声 - 小野大輔)感
笹さんは本当にエッチな男だなあ
広瀬の絶妙なすけべ感がすごいいいんだよな
舞台が大正時代なのもあって、なんとなく森見登美彦風味も感じた
実質ヤマノススメ
過去と未来、機械と人が「重なって」ゆき止揚される様がいい。
私は毎回打倒笹さんを目指してカワイイ女の子を描こうと四苦八苦しているのだが、そんな私の苦闘を尻目に笹さんは毎回さらりと可憐な少女を書いてしまう。私がシャミ子なら笹さんはさながらちよももといえるのではないか? この観点からね群とまちカドまぞくの類似点について指摘したい。
ね群とまちカドまぞくの類似点について指摘するのはやめろ
おもしろい小説を書くのってむずかしい(今回なぜかとくに思った)んだけど(隙自語)笹さんはすごいよ
時代は姉SF
対比的な文体芸が楽しい
ちゃんとそれぞれの文体の思考法でおのおのの結論に至るという意味での必然性もあり
短文が素打ちされていき、隙間にとぼけた感じが挟まれるこの手の文章が自分は好きなんだよなと思った。というか、思えるくらいに自然でうまいというのがある
p58で一瞬ネタにして明示してくれるの親切というか、やっぱりそうなんだ!っていううれしさがあり、かといってそれ以上しつこくネタにしない慎み深さがある
「機械の身体」にたいする各々の対照的な考えが、登山という身体性をともなう行為によって止揚される云々!テーマの消化のしかたがきれい
おれは登山をしたことはほとんどないが……
とまれ、こういう短いキャッチフレーズにまとめられるくらいの主題があるのは大事だよなあといつも思うんですよね……
会話が四コマ漫画を連想させてまんがタイムきららだろ、これ。
意識して読んだらマジでまんがタイムきららが脳内展開された。
ドキドキビジュアルコミックス
SF的な設定について
ものすごく複雑なことをしてるわけでもないと思うんだけど、人間と機械のきょうだいってのはちょっといろいろ考えがいがありそうなんだよな
血縁がないにもかかわらず姉妹を擬制するというのはひとつの伝統なので……
義姉妹の約を結んだのか……
単純にスペア的な存在のような気が(名前が神籬だし)
医王山登りたいな
プロットで動機や結末などを「重すぎず、軽すぎず」っていう思案してたっぽいけど、それがちゃんと活かされててよいな。
細部
大正15年、大正デモクラシーの流れで前年に男子普通選挙法、昭和が目前、世界恐慌前だしそんな世情はギスギスしてない感じだろうか。張作霖爆殺が昭和3年とかなので徐々に種が撒かれてた感もあるか
舞台は金沢らしい。旧制高校のエリートである
転移時の文章のくずれのかっこよさ、これなにか書くコツとかあるのかな……
実質パプリカ(映画)なんだよな
今敏監督で映画化だ
p52で先を歩かせてるときにスカートがちらちらするのぜったい気にしとるやろがそれを明らかにせず別の理由をつけるあたりのむっつり感
「まったく許しがたいことだ」じゃあないんだよ
p.72「広瀬は次に登る山のことを考え始めた」の爽快感がすごくよかった。
でもじつは神籬のことをめっちゃ考えてたんだけど、私小説的な照れ隠しでこの書きっぷりだった可能性もあるな
エピローグ(p.72の※以降)で広瀬たちと神籬の後日談があることが最高の読後感を提供してくるんだよな
囚獄啓き
一言感想
夜ごと街を走って体力を高めるの草
え、なんで妻は罪を犯したの?
愛だ。小林さんは愛の輪郭線をたどることで愛を浮かびあがらせるのが巧い。直江兼続の兜を想起させる。そして銀河犬が気になる。
いつもよりギュッとしてる
ぼくも同じ印象を持って、最初は漢字のとじひらきがかなり過剰に閉じ寄りになってるからかなと思ったんだけど、むしろいつもより地の文が多く、強めの短文を連打してるからなのかな
どこかに魚が出てくるかなと思ったけど、なかった
ところどころに小林さんの昏い性癖が出てる気がします
冒頭にある「地獄とは心の在り方ではないか」がポイントなんすかね
平等な地獄を作ったはずの主人公が、また別の、その人固有でしかありえない、妻の不在という地獄に……という、やっぱ愛か……
刑罰ってのがそもそも歴史がありその意義などいろいろな話があり現代に照らし返せるものの多い、したがって近未来の世界の「当たり前」がどうなっているかを描くまっとうなSFに向くテーマで、そのへんを上記の愛の話のもう片手として簡潔にまとめてるので、SF!って感じがするのだよな
理屈づけのおもしろさで魅せてく鴻上さんのとか、未来ならではの思索で魅せてく笹さんやばななさんのとあわせて、SFらしさのバリエーションがでてると思う
初読時には時系列というかエピソード間の間隔のことあんま意識して読んでなかったんだけど、妻が事件を起こしてから刑を執行されるまでにけっこう時間が経ってるのがわかって、なかなか大変やなというきもちになった
と言いつつ実はちょっとわかってないんですが、二人称で語られる断章は(多少その前な箇所もあるとして、おおむね)妻が捕まって以降の話ということでいいのかな?p85の妻への言及とかも相まって自信がないんですが
そもそもそのへんの語り全体が妻の見ている地獄という解釈もあるんだろうけど……(でないとなんで語り手がこんな詳らかに知ってるのかが説明できないというのもあり)
「牛乳を含んだ雑巾」みたいな独特の比喩から小林節を感じる。
SFってガジェット自体の新規性や利便性から話の筋を作るというのもあるんだけど、そういう未来を描くことで(かえってその迂回が)現在に通用する倫理とか問題意識を切実にさせる側面もあるんじゃないか、みたいなこと考えることがあり、これはすごくそれよりな感じがします(感の想)。時代によらず共感しうるものだったり、いま揺れている倫理に地続きの問いだったりが中心に据えられている。んじゃなかろうか。
「あなた」の作る地獄(への道)を「無関心」で舗装していたのは、むしろ妻のほうか(P79の後ろからL5、あるいは全体に漂うフラットな語り口から)? 舗装、とは言い得て妙かもしれない。その下に押しつぶされているもののほうをこそ俺はなんとなく想像してしまう。
妻の犯した過ちには子供の死と、ひょっとしたら、球獄とそれを取り巻く感情が関係している。いる?
平等であるというのは、ある意味残酷なことだ。だからこそふさわしいのだろう。意思が介入せず、全くぶれない罰を与える球獄だからこそ、罪の清算(救済)が可能である。それがどんなに償い難い罪だろうと、いやむしろ償い難いものであるほどそう感じられるのかもしれない。「あなた」による偏執的な研究の日々の傍で失われていったものがあるならば、それらの重さは球獄という完全性への期待に加担する。その信仰は、妻の中にも「あなた」の中にも、いつからかあるはずだ。
「神待ち」に関して
これから堕ちる地獄(世界)の創造主(=神)に「そこで待っている」という発言をしたことが、テーマに沿っている気がしたんだけど、どうなんだろう。
こういう発言にも妻の「あなた」への共犯意識が垣間見れるし、なんかやっぱり妻の罪の動機と球獄の製作って関わってるよね。そこをあえてすっぽり省いてる気がして。
脳波の逆位相を……という発想がよく考えたみたらどういうことだってところではあるんだけど、とくに瑕疵にらなないのはいいなというのがある
性的快感の逆位相=性的快感以外のすべてがある
妻がいない世界に生きる「あなた」=妻以外のすべてがある世界に生きる「あなた」
ということで、妻の地獄と、それ以降の「あなた」の生活は相似しており、このことがp.90「僕たちは二人並んで閻魔様に裁かれて、それから長い長い地獄に落ちるんだ」に繋がるところがうまいと思った。
細部
終盤で語り手が妻だとわかるみたいな仕掛けはやっぱりグッときちゃうんだよな
p80 パパ活やってて喫茶店のスティックシュガーパクる?と思って笑ってしまった
p81 京文線、なぜか印象に残る。急に架空の(だよな?)固有名詞が差し込まれるのが異質っぽいのかな?(ワイン、とか、省、とか、固有名詞が割と排除されている空気の中で)
「顔が見えていても私はいいんだけどね」「また来ても良い?」普通は、三倍払うと言われてそれに釣られてやってきた女は、こんな好意的な反応を返さないだろうから、そこに都合の良さというか、あるいは記録者による逆のバイアスがあるのかなとか思ったりする
p82「再び端末のキーを押下」エンジニアしぐさ
p84「君の身勝手な自棄で何人の未来を奪ったんだ」なにやらかしたの?
p.86「銀河犬」「(おばあちゃん)その辺で見ませんでしたか?」の台詞がすごく好き。小林さんは一作目からこの手のシュールさを志向している印象がある
記録の語り手が妻っていうのはなるほどねと思った
p.85「それから数年にわたって女はあなたの研究室に通い続けた」以降は、妻が罪を犯した後?
p.88「語りが過ぎた。ここで記録は結ばれ、以降は記録ではなく〜」記録3の後の最後の断章は、妻が地獄執行される場面であり、妻はその場面の記録を執筆できないということを意味している
p.89「私の心は現在どのレイヤーにあるのだろうか。」レイヤー?わからなかった
杞憂
一言感想
中盤からの加速感
これ絶対あれだろと思って読んでたのにやられた
デジタルタトゥーとかそういう意味じゃないけどわかる単語がずるいよな
インディアンのネーミングについて調べてしまった(おもしろい)
この手の一般名詞(?)をそのまま訳して名前として表すやつがなんか知らんが妙に好きなんだよな
ナツメもライチも中国原産っぽい?
原産というか縁がありそう
両方とも滋養強壮できるらしい
ちゃんと資料にあたり、ネイティブアメリカンの習俗とかJKリフレの店内の様子とかそういう細かいところをしっかりさせてて、小説の足腰ができている、見習いたいんだ……おれは……神は細部に……
SF的な理屈をいかに飽きさせずに読ませるかってところで、JKリフレとの強引な対応関係をつくる手つきがすげえ上手いんだよな
馴染みのある語彙に変な言葉を紛れさせて地の文で展開する、みたいな
オーバーロードが中年男性に……(さらにはそれがエルクに……)っていう絵面的なおもしろさと設定的な必然性を両立してるのとか、漫才っぽいプレイの流れのなかでちゃんと話進めるところとか
文化盗用とかアーミッシュへの皮肉っぽい視線みたいなのは前回の感動ポルノに通じるところあるよな
バトルシーンの手の込みようとおっぱいで窒息するくだらなさの融合だけで“勝ち”なんだよな……
もしかしてこれをやりたいがためにここまでの全部を作り込んできてないか!?!?!?
古事成語オチをつけてなんかやっぱネイティブアメリカンの伝承の話だった?みたいにするふざけかたも好き
あ、ここから怒涛のあれが来るんだって予感でわくわくしてやはり来て、凄かった。
SF的な設定、未来の世界での娯楽・趣味的的な観点がけっこうよくて
意図されたであろう魅力が初読で存分に伝わるつくりで、かつ細部に注目する部分がたくさん残されているのがめちゃくちゃつよい。
人物やガジェットのネーミング、その他取り扱われている文化へのリスペクトなど。
細部
p97「俺たちの世界の理にして〜」、読み返してみると、焼き脛は序盤からちゃんとわかって言ってんだな……
侍ミーて
「ひょっとするとお忍びで欲望を満たしにきた元老院議員の可能性さえある。」ここクソ笑うんだよな。千と千尋のあれかよ。
「あれこれ無駄な心配をする痴れ者をさして杞憂と呼ぶ習慣」これ文脈的に杞憂じゃなくてマウンティングベアって呼ばれるんじゃないの??
なんか笑った
略されて使用されていくうちに逸れていく、みたいな、なんかそういう言葉いくつかある気がする。いまは思いつかないけど
用語について調べて/考えてみる
赫の終端(レッドコーダ):ハンドラ族の長
赫は赤いこと、勢いが盛んであること。コーダは音楽で終わるあれ。なので日本語とルビは直訳的に対応しているっぽい。レッドコーダーだと、競技プログラミングのあれになる。プログラミング力が高いから長なのか?
ポアソンの分霊獣
ポアソン:名前。有名どころだと数学者? ポアソン分布の。
分霊獣:分霊は分け御霊。獣?
分霊という言葉のもともとの意味は、分け御霊ということで、コピーして増えるという意味の分けるなんだけど、作中でこの獣の動きとしては、流れを分ける、分配するという意味の様子。
っていうかロードバランサだよな? だからポアソン分布なのか! 待ち行列だから神待ちなんだ!(今更気づいたの俺だけか?)
待ち行列SFらしいということは垣間みえていたんですけど、まさかこんなん出てくると思わんやろ
杞憂(キユー)
杞憂は空が落ちてくることを心配した故事成語。カタカナでキユウではなくキユーなのはなにか意味あるのかな。待ち行列のキュー?
あー!なんで杞憂なのかと思ってたら、そうか、queueか!気づかなかった……
キューとかレッドコーダーみたいな二重の意味、他のやつにもそういうのあるんじゃないかと思ったけどわからんな
キノコジュース
一言感想
光――
初手「ふざけるなよ」と感想を書こうとしていたんですが、本人がふざけているつもりないとしたらめちゃくちゃ失礼になってしまうな、と口をつぐんでいました。やはりふざけるなよでよさそうです。
そういう意味では、我々としてはかなり楽しく読めるんですが、どこまで本気でやってるのか測れない距離の読者からすれば、読んでいて不安になる可能性もあるのかもですね
購入者の感想がたのしみです(なんなら自分の作品よりも)
ふざけどころの緩急がすき
ナンセンス漫画ってやっぱ絵があるからこそギリギリ成り立つもんなのかなあと思っていたところ、それを小説で成り立たせてる腕力がすごい
理路のつながらなさをゲーム的な世界観と苦しむ顔がかわいい女を好きな思い込みの激しい男とでギリギリもたせている感じというか、一般のナンセンス文学の退屈さを補う怒涛のクリシェというか
ほかの人のはそれぞれに「自分もこういうのできるようになりたい」という部分があり、その一方で「だけど本当にそれが書けるようになることを自分は求めてるのか?」という立ち止まりもあるなかで、国戸さんのは心情的に共感みがすごいんだよな。「これをやりたいし、これをやればおれのやりたいことができるのか!」みたいな
好き。酒呑みながらブコウスキー読んだときとおんなじ仕合わせな気持ちになる作品。
実際完敗した感じはあるんだよな。旋風こよりを前にした上矢あがりみたいな。
国戸さんの料理好きな部分が出てるのか。登場する食べ物飲み物が気になる。苔とか。
笑えすぎて本当にずるい
細部
すべてが細部なので読みながら挙げていきます(正直一文一文挙げてきたいところはあるんだが……)
そもそも冒頭の大剣のくだりからしていきなりバカにしてて、そこから「エロい体」の「悪魔系の魔物」が出てきて(系ってなんだよ)、ハートがパチン、そして光——の畳み掛けで完全に引き込まれちゃうんだよな
本当に最初の3行ですごいじわじわきたところに「セクシーで人間と同じ形状をしたエロい体の悪魔系の魔物」でトドメ刺されるんだよな。笑えすぎる。
くっそお、俺はこいつが好きだ
「大型魔物」、「の」を入れないのが良い
最強の二人のもう片方、だれだっけて
双剣を捨てる言い訳から店主を攻撃して半殺しってところまで一文一文笑いどころしかない
全体的にそうだという気もするんだけど、とくに「ルシエは用心棒で〜」からのくだり、なんか妙にサガフロ2を思い出したんだよな
キノコジュースのくだり正直まったく不要で、リアリティを増すための習俗の描写を馬鹿にしまくってる感がある
そういう意味ではその前の鴻上さんの緻密さと対比的でおもしろいな
「戦闘で、全力でしゃべってるんだと感じた」突然詩的になるな+ペンダントのくだりの思い込みの激しさ
いきなり世界が壊れだしてから第三世界の長井みがこれまでにも増して、ちゃんとゲームの世界なんですよという無用の目配せに笑ってしまうんだよな
素直に強く反省する主人公
p136の唐突な暴力描写の投げやりっぷり
「まさか点滅して消えるだなんて」ほんと好き
「その勢いは凄まじく、まるで矢のような勢いで飛び込んで来たのだ。」ここも好き
ひかりごけをいきなり食って、しかも飢えた人間へと連想をつなげるのをやめろ
もうこのあたり完全にゾーン入ってるんだよな、一文一文が常に笑える
「強い恐怖は、それまで持っていた弱い恐怖を克服する」の決め台詞感に至るまでの思考回路がくだらなすぎる
玉ねぎの連想から無���やり涙につなげて、象徴にもなってない象徴を引っ張り出したうえで「確かに」と結論づけさせるのすごすぎる
「過去の出来事が現在の状況を暗示している」みたいなありがちなアレをばかにしてる
いきなり寝ている、いきなり寝るな
「すると〜」からの段落の描写の雑さが主人公の現実認識の雑さを象徴しててめちゃくちゃいいんだよな
ダグラスの登場あたりからやにわに話が盛り上がるのだが(そもそもこれで盛り上がってる感がちゃんと出てるのがまずすごい)、インベントリがいっぱいなことを心配したり速い虫の話をしたりさらには親の回想がはじまったりしてこいつ集中力がなさすぎないか?
とても速いなにかしらの虫ってなんなんだよ、ほんとに。何回読んでも笑ってしまう
でもなんかちょっとかっこいいんだよな
p140からのなんかいいこと言ってる感の空虚さがすごいし、そもそもなんでダグラス現出してんだよだし、それらすべてが学校の机でガタンの恥ずかしさとなんかしらんが妙にリンクしてる感じがして凄みがすごい
「あれ、これだいぶ前にもやらなかったか?」で突然我に返って、読んでる方も一瞬我に返り、ページをめくると最終ページの登場���ある
「苦しそうな顔が〜」で最後までふざけて、ロケットが開くのもなんか勢いで、それから光——ではないんだよ
まさしく腕力
リュシー (Lucie)は、フランス語の女性名。 ラテン語の男性名ルキウス(Lucius)に対応した女性名ルキア(Lucia)に由来し、『光』を意味する。
蟹と待ち合わせ
一言感想
マァンドリン
わりと文章が硬質なんだけど擬音語擬態語とか、こういう音声的な話を印象的に使ってくる印象がばななさんにあったけど今回それが強まっている気がする
いつもより書いてて楽しそうな印象をうけた
どこかでも書いたがばななさんの導入いつもよいと思う(導入以外が、という話ではなく)
今作はわりとエキゾチックなんだよな。キャノンビーチの鳥居を蟹がくぐる光景がエモい。
全体的にアルカイックなのは意識の誕生以前の世界への回帰だからか。
おなじ文献に着想を得てるのに杞憂との落差よ。
御神体フェチ
毎回SFギミックがハードコアではあるのだけど今回もそうで、そのうえ↓の書き手の感想にあるとおり、実際書き方がより挑戦的になってる
んだけど、それなのに!夏の島のバカンスの雰囲気に包まれててめちゃくちゃさわやかなんだよな、なんなんだよ
そう、すごくさわやかなんだよな……本当に
ずっと空と海を描いていて、そのうつくしさは質感としては憧憬に近いんだけど、ラストで急にその突き抜ける青さが手元に戻ってきて調和するのがすきなんだ
人類補完でなにが起こるかのところにこの回答持ってきたのは(↓で書いた情報の出し方のおかげもきっとあるんだけど、個人的な考えとしても)個人的にはめちゃくちゃ納得感がある
収録作のなかでもアジテーション的で、わりと全体通してゆっくりアジってくるので「たしかにそうだよな……」みたいな納得感がある。あるよな?
「鯨」で強めの主張をしてからの「石球」での転調、そこからラストの「蟹」で落とす流れがきれい
というか、全体的に情報の出し方のコントロールという基本ががうまいんだよな。我慢できなくて設定語りしちゃわない?おれは我慢汁出ちゃう!
細部
ちょっと入り組んでいるので整理を試みます(みなさん適宜修正してくれ):
人類
全体と言語野を共有している
読む限り電脳である以外、形としては「普通の人間」でよさそう?
現代から100年後が舞台であること(そう遠くなく、まだ最後の電脳化が終わって間もない)、人間の肉体として考えて不自然な描写が出てこないこと
もし「異形」であるなら、相応の描写があっていいはず
自然な人間の形であるからこそ「四本足」や「七つの目」という描写が活きているんじゃないかと思って
しかし、なんでもいいというのも、この話の主題のひとつだ
「アラスカやシベリアの軍事拠点と並び、地球上で全住民の接続を完了した最後の地のうちの一つだった(P152)」
語り手たちはまだ完全に統合しておらず「人間らしい」雑念に溢れている(ように語っている、が)
笠木
御神体「ヘイスタック・ロック」
「キャノンビーチ」
笠木グループ:腕が各2本、脚が各2本の3体か
彼らの姿を想像することにあまり意味はなさそうだがいちおう
肉体(?)の数と一人称複数形のバリエーションの数は一致しない
p146で「三つの肉体」とあるから上記の解釈をしたんだと思うけど、最初読んだときそう読み取っていなかったのでなるほどと思った。何故かはよくわからないが、6本腕(兼ねる、脚)がある物理的には1つの塊を最初イメージした。p145で「七つの瞳」(3では割り切れない)とか、「三つの声、四つの声」とか書いてあるのを読んで、あまり整合的にわかりやすい体の形をしたものが何体かいるみたいな状況じゃないんだろうなと思ってしまったので。
でも油圧ショベルを操縦してるから、人間みたいな形をしているのだろうか(人間向けの油圧ショベルなのかどうかは定かではないが)
瞳のひとつは「対流圏から熱圏にいたる範囲を巡航する種々の飛行撮影機と衛星によって構成された視線(P163)」とのこと
なるほど!!
どうも彼らは記録をしているらしいことがわかる
マンドリングループ(たぶん)とは異なる一人称複数的な主体を維持しており、(一方的であれ)独立性を保てるらしいことがわかる
性交は非対称的な行為であること
「私たちは背中が三つある獣(P147)」すごいな
マンドリン
御神体「鯨→海自体へのイメージ」(仮)
マンドリングループ:腕が計6本、脚は計4本
……とあるけれど、海岸を歩んでいない2本があったりするかもしれないか
人類全体の意識(というべきではないかもしれないが)が共有されており、各々の肉体は物理的な入出力器官として位置付けられている、入れ替わることもあるていど自由っぽいことがわかる
「四本の足(P150)」という表現、ひとりはかならず共用スペースで開発をこなしているという描写(ここすき)
「肉体と精神の求めに応じて」とあるので海岸を散策する肉体も実際に交代してそうな雰囲気がある
「巨大な一つの意思たる海、それを身に纏う美しい惑星(P154)」(『ソラリス』だ)に自分たちの集合知としての存在を重ねる
パレイドリアがそれなり大事そうな概念として導入される
大戦があったこと、舞台が太平洋の群島であることなど、若干の歴史や場所の情報
環礁・核実験・地形などの情報からビキニ環礁だと思われる
鯨グループ:7つの眼
あとの「蟹」を読むかぎりでは笠木グループと同一であると思われるが……
パレイドリアの話の続きとして:自他の境界がない(このへんが神々の沈黙っぽい)→パターンを形作ることができず、生の感覚(?)としてしか受容できないみたいな話になってくる(現代的に見れば統合の失調ではある)
人間の意識(?)が完全に同一化するまでの過渡期らしいことがわかる
石球
御神体「石球」
「2121年9月のアラスカ」と明確に述べられている
時系列的にはちょっと前のように見えるが、正直よくわかってない
夢:イリアスっぽい描写
このへんも神々の沈黙で、ゆうたら「自他の境界がない、昔バージョン」の話
「開いた」球
視覚的な描写ができない、よね?
笠木グループっぽい
7つのうちのひとつの瞳が別の夢を見たらしい
俯瞰することの話ふただび
ここまでときどき出てくる語りのアップロードなどなどの話から徐々に彼らの生態の全体像が見えてくる形になってる
小さなボートのなかに女
「人類すべての言語野がつながったのが、いまからちょうど半年前(P152)」で七つ目の瞳は「一年以上にわたって(P160)」漂流していた女を見ていた(という夢を見ていた?)
P158で大地が揺れたことと関係がありそうなんだけど
鳥居をくぐる。今まで、あえて鳥居をくぐることはしなかった(P161)
純粋な観測者であるはずの7つ目の瞳が女をとらえて震える
「間近で見た御神体の岩肌は、海鳥の糞にまみれて白く汚れていた(P164)」は単純に美醜の描写を行ったり来たりすることで対象の存在感が強まるという効果もあるんだけど、もしかしたら「岩→女」への神性の移行ともとれる
女は一人称単数でしゃべる
濃い日焼け、脇毛ぼうぼう、乳に蟹
その前の段落の「あたしはようやく目を覚ます」の主体がちょっとあいまいで、おそらくこの女なのだけど、どうもここまでの一人称複数であった人間たちのうちの一個体のようにも読める……読めない?
むずかしい……最後の台詞の読解にかかっている気がする
ここで個としての人間が復活しているらしく、たしかにしているっぽいのだが
システムの「手足」に回収されつつある在りかたを、独立した「動物」のほうに引き戻してくれたらということなんだろうけど、この言いかただとそういう流れは止まらないと展望している
しかし七つ目の瞳のほうは、純粋な観測者としてあるまじき挙動をしていて……
もはや個を剥奪された端末になりつつある人間から全体への、人間性の逆流? といえばいいのか?
鳥居(文脈から切り離された木一般の意味が異邦で再構築される)というのが、いや鳥居に限らず漂着物の再構築などが(マンドリンもそうだ)、女の登場と構造的に対応しているように思う
単純な近似ではなく、その異質さを強調するための
イリアスパートの「怒り」は、システムに回収されつつある生の叫び(全体的な語りから読み取れる)に沿っている気がする(捕らわれたクリューセーイスの奪還と、漂着した「女」の物語的な関係やいかに。未読なので詳しくはわかりません)
鯨も同様、またソラリスの話も寓意に富む
女、オフラインなのかな(最後の台詞からははっきりと推測できない)
書こうか迷ったが、もしかしたら「正体」があるんじゃないか
P150の環礁・核実験・軍艦というワード(七つ目の瞳では観測できない海底)
ビキニ環礁のクロスロード作戦
鳥居への祈りから、日本の軍艦を連想
クロスロード作戦で沈没した日本艦は長門・酒匂
軍艦の擬人化と言えば艦��れ・アズレン
双方のキャラクターの特性に照らす
「あたし」という一人称と「ささやかな乳房」という情報
「酒匂」ちゃん??
艦これの話か?
なんかこうもっとロジカルに導きたいんだけど、まだひらめきに近い
でもこう読むとすっと入ってくる描写とかある気がするんだよ
海への柔らかい執着とか、肉体の話とか
深海棲艦説としか思えなくなってきた
あー、なんかそっちっぽい!
最後の台詞がわかった気がする
元の肉体(艦)が(七つ目の瞳以外に)憧憬?をもって観測されつづけたことによって顕現できた、みたいなことか?
どうなんや
元あたし(傍点)じゃん?
いくつもあった「すれ違う」描写、しかし最後に「越境」して交わり、岐路に立つ!
つまり女の漂着は人類にとっての“クロスロード”だったんだよ!!!(キバヤシ)
ブロックバスター
一言感想
コインを振る。裏。←かっこいい
まったくわからないんだけど、いつもよりわかるよな
Cの盛り上がりがBとDのクライマックスと呼応していく感じが好き
読後感すごくいいからやっぱりこれ最後配置で正解なんだよな
津浦さんの作品一番難解なんだけど、なんか童話的な柔らかさがあるんだよな
ポリフォニック(ね群メンバーの作品は全体的にそうかもだけど)
こーしーもう一杯
王の祈る姿が比例して増えた←感謝の正拳突きしそう
細かな表現のかっこよさはもはや言うに及ばずなんだよな
Aの語りに出てくるモチーフの並置の伸縮自在さとか
あと「その大きさはもはや比喩の範疇を超えて唯一だった」がめっちゃ好き
挙げてくとキリがないのでやめます
細部
こっちもまずは整理してみる(修正求む)構成:4幕。
(1) p.168「「世界」という言葉がきらいだった」
(2) p.171「「世界」という言葉は、ずっと昔のあいまいな約束だった」
(3) p.174「「世界」という言葉は、その実なにも説明できていない」
(4) p.177「「世界」という言葉が薄い殻から芽吹くとき、その平熱の期待を逃してはならない」
語りの種類:5種類。
A:ほかと同じ明朝体のやつ
各挿話の最初に置かれ、「「世界」という言葉」からはじまる
p.168は病院に行く(お見舞い?)シーン?
p173「恋人の手」と「犬のクソ」は素晴らしいものと価値のないものを表しておりそれらを混同しないとみんな言いはるんだけど実際には紙一重だ、みたいなことを言っているように読み取れる、一方でp174では「生きている私たち」の強調によって、両者はいずれも生命を示しているというふうにも止揚されてくる
p.177「意味のある対象が〜
B:丸ゴシックのやつ
母を知らず、物語を作るハルと、魚から這い出したところを見つかった、八つ目の毛玉のキャット
八つ目!魚から!Cの「ものども」あるいは王だ!
母を知らないっていう宣言的な言い方がDとの関係というか、そういうものを感じる
p171「私は無垢を演じているのではないかと~」からも、直截的にはそういう読み方が誘発されると思った。Dの母との問題を無視した空想の世界。p171の描写は作り物感を補強している。p172「自身のスペアを要請」
世界の果てでコインを投げる
世界の果てが出てきて殻を破るって実質ウテナじゃん
p.180「あるいは誰かのその前駆が私と私の世界を作ったのだとしたら〜」エフェメラルな雰囲気がする
最後に揺れて、そのあと魚、でもって「彼」は(世界の)棘を持つ、(Cの)大亀だわな…
C:教科書体(?)のやつ←例のクレー
彷徨し、「世界の棘」を持つ大亀、王とものども
p.183より、ものども(たぶん王も)八つ目である
最後、魚がめっちゃとんできて世界の殻が壊れる
p.183Bによれば、Bにおける「物語」が世界と同一視できそうではある
D:薄めの丸ゴシックのやつ
現代劇っぽさのあるわたし(空想が好き、大学は文学部、就職に困る)と母。二人は折り合いが悪い
p178「世界に目を向けて」という母親の言葉とそれに従わずに目を閉じる私。「世界」という言葉への反発はAにつながっているように思う。
目を閉じて以降、空に魚が出現し母が消えるので、ここで世界に背を向けたように感じられる。というかp182のBにシーン的には合流しているように読める。丸ゴシック繋がりもあり。
ふと思ったがここの「わたし」が神待ち行為を行なっていた可能性があるぞ!!!!(ないです)
最後、やっぱ空に魚(バラクーダ!)が出現する。母はいなくな
E:薄めの明朝体のやつ
わたしと「彼女」(母性を感じはする)、あやとり
p.174「わたしは彼女の暇潰しの相手に過ぎない」が、その前のp.173B「気晴らし」につながらなくはなくて、そうなると物語自体ってことになるのか?
p.183「名づけたのは他でもない、わたしだ」。「世界」を?「世界の棘」を?
「ふだん浮遊している〜彼の棘はもたらす」らしいぞ!(だいじそう)
ストーリー性は希薄で、間投される語り
p.183、やっぱ魚は大亀の斥候なんだよな
あ、ここに寝室(Dの末尾の舞台)出てくんじゃん
あえて階層構造を仮定するなら、基底から順にD→B(Dのわたしの空想あるいは物語)→C(Bのハルの物語)で、大亀による崩壊がC→B→Dと還流してるように読めなくはない気はするんだけども……(BとDは……つーか、いうたら全部上下がなく並列でもいけるか)。で、それで世界がつながるのはわかる。じゃあ「その外に残された」の外って?(火じたいは王の演説にも出てくる)
レイヤーを想定しちゃうのは悪い癖だな。読み返してたらあんま上下関係ない説の方が強まってきた
自分だったらレイヤーを想定して書くのだろうが、多分作��的にはレイヤーとかじゃないんだと思う。しかし相互の関係性とかが変奏していく感じがあって良いんだよな
テーマについて
神待ち
神の裁きと訣別するため:自分を負かす誰かを待っている→勝って神の不在を証明
山の神さん:神待ちアプリ
囚獄啓き: 「地獄とは神の不在なり」なので、不在なんじゃないかな 
杞憂:中年男性(世界を維持するための計算資源→神?)待ち、待ち行列理論
キノコジュース:ルシエが宮殿で完全性を持つであろう存在を待っていたこと
蟹と待ち合わせ:蟹待ち
ブロックバスター:亀待ち
むりやりまとめると、神待ちの「神」を、原義側に寄せた、圧倒的なものとか完全なものとかでとって書いたのが多数派、という感じだろうか
とどのつまりは祈りだ。
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chiisana-koumori · 5 years
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Life Update:
I’m sorry it’s been so long, clearly I’m not the best at maintaining a langblr…I’ll keep trying though!
Anyway, I’m glad to say I’ve been away largely because things have been going well for me, and I hope you’ve all been doing well too!
I completed my senior Japanese thesis and was able to graduate with honors in the discipline, was accepted to my first-choice grad school (for applied linguistics), and was able to find a nice enough apartment within walking distance from my school. I still have a lot I need to do, I’ve been trying to learn the IPA before the semester starts, and my apartment is completely unfurnished so I’ve been shopping around a lot for basic furniture/kitchen appliances/etc., and just preparing to move in. Not to mention all the fun paperwork and emails that go along with enrolling in a new school. 
But I really do want to get this blog active again, especially since I likely won’t be taking Japanese classes at school anymore—and I’d like to use this blog to keep up on my Japanese. I don’t really know how consistent I’ll be in posting outside of the daily vocab, but I will do my best to post whenever I’m able.
I definitely will try to post little life-updates and whatnot in Japanese, especially once I move to my apartment and live in the city (in other words: actually have interesting stuff to post about, haha). And I’m planning on typing up a lot of my notes for myself to review--and I’ll be sure to post them in my google doc folder (and here), though I won’t take it personally if they’re not the most helpful for you all-I just figure if I’m going to type them up for myself I might as well share them in case they are helpful to someone out there. Those will be more advanced stuff, (no romaji, no furigana for all kanji, etc.) since that’s where I am personally, but I will try and make some more beginner-appropriate posts since I know a lot of people who follow me are newer to Japanese. But I’ll get more into that when we get there, this is long enough already.
But yeah. I hope to be around a lot more, and look forward to continuing to learn Japanese with you all. I’ll get the queue of daily vocab up later today or tomorrow.
じゃあまたね 💙💙💙
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maraquanwocky · 5 years
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Original Song: MARETU Rock arrangement: BuruBuruP English Lyrics: JubyPhonic Rap: Dr. R. UST: MakkuSan Gekiyaku: くるくる数字
i did two other versions:
Original (YouTube) Acoustic (SoundCloud)
Lyrics:
Hold on a second ma’am without a care The clothes you wear don’t give a damn Sleeping up and down the block They got you knocked up by a man Thinking you’re the Mother Mary Pure but very dumb and can’t Kick the dick from out your mouth But do you even understand?
Hold on a moment sir without a heart What kind of shit you tryin’ to sell? Talking up a simple girl You picked her cherry very well Promising the sun and moon The story that you always tell Now you’re out the door?! I hope you cherry pick your way to hell
“When’s it coming? Can’t recall Oh mirror mirror on the wall” Sex and bitter cynicism Laughing, watch it start to fall Picture perfect pandering Pathetic, made you miserable Though I shouldn’t care I couldn’t wait to finally see 'em all in hell
(I’ll drag them as we crawl)
Ah, doing it right, feeling that high, taking what’s mine And I feel just fine You took it all away so now this hero cries in pain Holding you tight, fighting all night, telling me why But I can’t rewrite The memories I made of you and me, won’t go away
SIT DOWN BITCH あの夜見たいな光景 (Just like you did that night) WHEN YOU SUCKED HIS DICK YOU SHOULD’VE CUT HIS LITTLE SHTICK 今の男女の関係 (Boy-girl relationships these days) ただ FUCKING TIL YOU COME, EH? (Just fucking til you come, eh?) 見てごらんその馬鹿な FUCKING MUCK (Look at them, so stupid, a pile of fucking muck)
はーい、妊娠している一人暮らしの方どうぞ (Pregnant, single women waiting in queue. Next, please!) 馬鹿はここで馬鹿はここで馬鹿はここでここ (One idiot here, another idiot here, and one more here) 将来の夢なんて叶えっこねーじゃね (You won’t have the slightest chance to achieve your future dreams) 彼と VIBRATOR、PLAY TIME OVER (Your lover and the vibrator, play time over)
結婚するべき昔着てた派手なブラジャー (It’s time to get married, that flashy bra you used to wear) YEAH OH STRIP IT OFF もう青春なんて RIP IT OFF (Yeah, oh, strip it off, no more youth, rip it off!) FUCKING VIRGIN お前のまんこをふらりふらりと馬鹿に捧げたから (Showing your pussy like that) くそな馬鹿が中だしして種をまき散らして (No wonder some idiot banged you and filled you with his seed) ONE NIGHT STAND それは ONE LIGHT STRAND (One night stand and that one light strand)
Ah, changing my face, bearing that pain, joy that I made And you threw away The heroine alone and weeping all throughout the night Feeling okay, talking all day, repeating that play But they just won't fade The memories we made of you and me, l couldn't fight
Poker face but the lies you buried deep were found Run away but there will be blood to go around Try to hide but the scars will open up again “Didn't like but it's gonna hurt you in the end”
Take it in stride, meeting your eyes, planning all night Remember those times? Wallowing away in things I know I just can’t change Laughing at jokes, getting so close, didn’t we know That time goes so slow?
The memories are fading, I’ll say goodbye to everything!
Na nana nana nana nana nana nana nana WELCOME TO THE FUCKING WORLD THAT YOU AND I ARE LIVING IN Na nana nana nana nana nana nana nana 一つの間違いお前の SUFFERING (One mistake and now you’re suffering the consequences)
この腐った社会に SHACKLE 逃げることが出来ぬわんこ (Shackled by this rotten society like a dog) ばばあとママごめんなさいって言っても (Even if I apologize to my mom and grandma) 何も変わらない、何をしてもつらい (Nothing will change, the end result is always pain) 「I LOVE YOU」それはうそ KNEW (“I love you”; you knew that was a lie)
Na nana nana nana nana nana nana nana Na nana nana nana nana nana nana nana Na nana nana nana nana nana nana nana Na nana nana nana nana nana nana nana
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idein-inc · 5 years
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Hikey970について
エンジニアの徳田です。芋を煮るにはいい季節になってきましたね。
我々は普段はActcastの開発のためにRaspberry Piと戯れておりますが、周辺のSoCのチェックも当然行っております。 その中でも、Hikey970というボードを紹介します。
Hikey970
Hikey970はSoC Kirin970を用いたDevelopment Boardです。 特徴はやはり、ARMのMali GPUが使えること、NPUが搭載されていることでしょうか。
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他にもあっさりLinuxが動作するため、通常のaarch64環境のテストなどにも用いることができると思います。
CPUの計算能力も高く、ARM Computing Libraryをビルドしても24分ほどで終わります。ちなみに私のデスクにあるRyzen 7 1700のマシンでは3分ほどです。
遅く見えますがRaspberry Piの上では絶対にやろうとは思わない程度にこのライブラリは大きいので、 自前の環境でビルドできてしまうのは驚きでした。
メモリもLPDDR4Xで6GBあります。 前職のノートPCと同じ容量です。。。
温度
Hikey970は高性能っぷりにあわせて発熱もすごいです。会社で測定してみましたが、アイドル時で約60度あります。
これは本当にアイドル時で、何回も計算させた後では80度を超えることもあり、机に置くときは危険なので触れない場所に置くようにしてください。
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セットアップ
他の96boardのSoCはたくさん落とし穴があったりして苦労するのですが、この子は本当に楽でした。96boardsで共通ですが、電源だけ12V 2Aのものが必要なので気をつけてください。また、プラグは日本ではあまり見かけないEIAJ-3規格に準拠したものですが、変換コネクタがついているため心配しなくて大丈夫です。
イメージも公式ページにリンクがあるものを指示通りに焼けばいいです。Raspberry Piと異なり、USB Type-Cを接続しfastbootコマンドでイメージを焼く所は戸惑うかも知れません。
イメージを焼いて起動してみると、GUIデスクトップが本当にあっさり動きます。感動します。ただし無線LANドライバは機能していないように見えます。
ただしGPUの仮想ファイルである/dev/mali0のパーミッションに気をつけてください。配布されているイメージではrootしかこれに触れないようになっています。
動作確認
まずはclinfoを動かしてみます。
$ ./clinfo Number of platforms 1 Platform Name ARM Platform Platform Vendor ARM Platform Version OpenCL 2.0 v1.r10p0-01rel0.e990c3e3ae25bde6c6a1b96097209d52 Platform Profile FULL_PROFILE Platform Extensions cl_khr_global_int32_base_atomics cl_khr_global_int32_extended_atom\ ics cl_khr_local_int32_base_atomics cl_khr_local_int32_extended_atomics cl_khr_byte_addressable_store cl_khr_3d_imag\ e_writes cl_khr_int64_base_atomics cl_khr_int64_extended_atomics cl_khr_fp16 cl_khr_icd cl_khr_egl_image cl_khr_imag\ e2d_from_buffer cl_khr_depth_images cl_arm_core_id cl_arm_printf cl_arm_thread_limit_hint cl_arm_non_uniform_work_gr\ oup_size cl_arm_import_memory cl_arm_shared_virtual_memory Platform Extensions function suffix ARM Platform Name ARM Platform Number of devices 1 Device Name Mali-G72 Device Vendor ARM Device Vendor ID 0x62210001 Device Version OpenCL 2.0 v1.r10p0-01rel0.e990c3e3ae25bde6c6a1b96097209d52 Driver Version 2.0 Device OpenCL C Version OpenCL C 2.0 v1.r10p0-01rel0.e990c3e3ae25bde6c6a1b96097209d52 Device Type GPU Device Profile FULL_PROFILE Device Available Yes Compiler Available Yes Linker Available Yes Max compute units 12 Available core IDs Max clock frequency 767MHz Device Partition (core) Max number of sub-devices 0 Supported partition types None Supported affinity domains (n/a) Max work item dimensions 3 Max work item sizes 384x384x384 Max work group size 384 Preferred work group size multiple 4 Preferred / native vector sizes char 16 / 4 short 8 / 2 int 4 / 1 long 2 / 1 half 8 / 2 (cl_khr_fp16) float 4 / 1 double 0 / 0 (n/a) Half-precision Floating-point support (cl_khr_fp16) Denormals Yes Infinity and NANs Yes Round to nearest Yes Round to zero Yes Round to infinity Yes IEEE754-2008 fused multiply-add Yes Support is emulated in software No Single-precision Floating-point support (core) Denormals Yes Infinity and NANs Yes Round to nearest Yes Round to zero Yes Round to infinity Yes IEEE754-2008 fused multiply-add Yes Support is emulated in software No Correctly-rounded divide and sqrt operations No Double-precision Floating-point support (n/a) Address bits 64, Little-Endian Global memory size 4294967296 (4GiB) Error Correction support No Max memory allocation 1073741824 (1024MiB) Unified memory for Host and Device Yes Shared Virtual Memory (SVM) capabilities (core) Coarse-grained buffer sharing Yes Fine-grained buffer sharing Yes Fine-grained system sharing No Atomics Yes Shared Virtual Memory (SVM) capabilities (ARM) Coarse-grained buffer sharing Yes Fine-grained buffer sharing Yes Fine-grained system sharing No Atomics Yes Minimum alignment for any data type 128 bytes Alignment of base address 1024 bits (128 bytes) Preferred alignment for atomics SVM 0 bytes Global 0 bytes Local 0 bytes Max size for global variable 65536 (64KiB) Preferred total size of global vars 0 Global Memory cache type Read/Write Global Memory cache size 524288 (512KiB) Global Memory cache line size 64 bytes Image support Yes Max number of samplers per kernel 16 Max size for 1D images from buffer 65536 pixels Max 1D or 2D image array size 2048 images Base address alignment for 2D image buffers 32 bytes Pitch alignment for 2D image buffers 64 pixels Max 2D image size 65536x65536 pixels Max 3D image size 65536x65536x65536 pixels Max number of read image args 128 Max number of write image args 64 Max number of read/write image args 64 Max number of pipe args 16 Max active pipe reservations 1 Max pipe packet size 1024 Local memory type Global Local memory size 32768 (32KiB) Max number of constant args 8 Max constant buffer size 65536 (64KiB) Max size of kernel argument 1024 Queue properties (on host) Out-of-order execution Yes Profiling Yes Queue properties (on device) Out-of-order execution Yes Profiling Yes Preferred size 2097152 (2MiB) Max size 16777216 (16MiB) Max queues on device 1 Max events on device 1024 Prefer user sync for interop No Profiling timer resolution 1000ns Execution capabilities Run OpenCL kernels Yes Run native kernels No printf() buffer size 1048576 (1024KiB) Built-in kernels (n/a) Device Extensions cl_khr_global_int32_base_atomics cl_khr_global_int32_extended_atom\ ics cl_khr_local_int32_base_atomics cl_khr_local_int32_extended_atomics cl_khr_byte_addressable_store cl_khr_3d_imag\ e_writes cl_khr_int64_base_atomics cl_khr_int64_extended_atomics cl_khr_fp16 cl_khr_icd cl_khr_egl_image cl_khr_imag\ e2d_from_buffer cl_khr_depth_images cl_arm_core_id cl_arm_printf cl_arm_thread_limit_hint cl_arm_non_uniform_work_gr\ oup_size cl_arm_import_memory cl_arm_shared_virtual_memory NULL platform behavior clGetPlatformInfo(NULL, CL_PLATFORM_NAME, ...) ARM Platform clGetDeviceIDs(NULL, CL_DEVICE_TYPE_ALL, ...) Success [ARM] clCreateContext(NULL, ...) [default] Success [ARM] clCreateContextFromType(NULL, CL_DEVICE_TYPE_DEFAULT) Success (1) Platform Name ARM Platform
Mali G72が正しく認識されているようですし、周波数も767MHzと正しいです。 ローカルメモリもあるし、OpenCLがちゃんと実装できるハードウエアって良いですよね。
基礎性能
まずは単純な計算での計算能力がみたいので、clpeakを動かしてみます。clpeakはOpenCLで書かれた単純なカーネルを実行して、ハードウエアの性能を測るためのツールです。
clpeakは、例えばSingle-precision computeの性能を測るために、FMA命令が連続で出て最後にstoreがある、といった命令列がおそらく出力されるであろうカーネルを実行します。それをみることで、単純に命令が連続で出力された場合の性能を見ることができます。
$ ./clpeak Platform: ARM Platform^@ Device: Mali-G72^@ Driver version : 2.0^@ (Linux ARM64) Compute units : 12 Clock frequency : 767 MHz Global memory bandwidth (GBPS) float : 16.23 float2 : 15.32 float4 : 16.20 float8 : 5.86 float16 : 3.36 Single-precision compute (GFLOPS) float : 175.93 float2 : 175.79 float4 : 175.74 float8 : 175.43 float16 : 174.67 half-precision compute (GFLOPS) half : 55.93 half2 : 105.62 half4 : 105.50 half8 : 105.22 half16 : 104.81 No double precision support! Skipped Integer compute (GIOPS) int : 175.62 int2 : 175.20 int4 : 175.05 int8 : 175.16 int16 : 173.86 Transfer bandwidth (GBPS) enqueueWriteBuffer : 7.06 enqueueReadBuffer : 7.80 enqueueMapBuffer(for read) : 791.32 memcpy from mapped ptr : 7.82 enqueueUnmap(after write) : 1950.13 memcpy to mapped ptr : 7.70 Kernel launch latency : 127.99 us
デスクトップのGPUと比較すると単精度性能が175.93 GFLOPS性能が低いですが、モバイルGPUとしてはかなりよい結果が出ています。ちなみにRaspberry Piに搭載されているVideoCore4の単精度の理論性能は300MHz動作で28.8GFLOPSで、私のスマホのMali T834ではclpeakの単精度性能は20GFLOPSでした。
半精度の場合の性能が面白いですね。half-precisionのhalfの結果とhalf2の結果で倍の性能差が出ています。
彼らのHotChip28の発表スライドで、この次世代のMali GPUは32bitをベースにしたアーキテクチャであることが明らかになっています。 SIMTアーキテクチャなので計算モデル上は通常スカラ値としてすべての値を扱ってよいはずなのですが、fp16は32bitのレジスタ?を2分割して使っているようなことがスライドで暗示されており、おそらくhalfの際にはこの部分のSIMD化がソフトウエア的に動いていないのですが、half2を使って手動でSIMD化すると期待通りの動きをしているのではないかと推測できます。
この結果はこのハードウエアの構成が見えるようで面白ですね。
DLの性能
我々はこれでDeepLearningなどの機械学習アルゴリズムがどの程度の速さで動くのか興味がありますので、ARM ComputeLibraryで性能を測ってみます。
ちなみに、OpenCLでの数値計算カーネルの評価はCLBlastも考えたのですが、ComputeLibraryのほうがsgemmの性能が出ているようなのでこっちで良いやと思いました。
測定のため、このライブラリのUtil.cppに時間計測のコードを挿入しています。測定時点のバージョンはv18.05です。
気をつけることは、TunerのオプションをONにして測定することです。 TunerなしではMali G72はこれよりハードウエア性能が劣るMali G71に負けることがあります。Hikey970のMali G72は12コア767MHz動作しますが、Hikey960のMali G71は8コア1037MHz動作します。このとき並列度を使い切れていないのか、何も考えないで実行するとシングルコアの性能差でG71のほうが性能が高く出るときが当然あります。
$ LD_LIBRARY_PATH=. ./examples/graph_resnet50 --target=CL --enable-tuner --fast-math ./examples/graph_resnet50 Threads : 1 Target : CL Data type : F32 Data layout : NHWC Tuner enabled? : true Tuner file : Fast math enabled? : true 200729 ms 85 ms 68 ms 67 ms 68 ms 68 ms 68 ms 68 ms 85 ms 68 ms Test passed
チューナーをONにした初回は凄まじい時間がかかっているのがわかります。 チューニング結果はcsvファイルで出力されるため、次実行するときにはこの結果をそのまま用いることができます。
$ LD_LIBRARY_PATH=. ./examples/graph_resnet50 --target=CL --fast-math --tuner-file=./acl_tuner.csv ./examples/graph_resnet50 Threads : 1 Target : CL Data type : F32 Data layout : NHWC Tuner enabled? : false Tuner file : ./acl_tuner.csv Fast math enabled? : true 74 ms 67 ms 66 ms 67 ms 68 ms 67 ms 67 ms 67 ms 66 ms 66 ms Test passed
実験結果を下に示します。全部のグラフを実行するのは大変なので、適当に選んで示しています。なお入力はすべて224x224です。
| googlenet | resnet50 | resnext50 | vgg16 | | 31 ms | 67 ms | 174 ms | 131 ms |
まとめ?
本当は他のAdreno GPUなどと比較したいところですが、あんまり時間もないのでこのへんで。。。 みなさんも火傷に気をつけながらHikey970で遊んでみてください。
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kaialone · 6 years
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Yokai Watch Busters 2 Translation
(Masterpost for my Yokai Watch translations can be found here)
This will contain spoilers for Yokai Watch Busters 2, specifically Chapter 6, so proceed with caution.
With that being said, this will be a translation of the beginning of the chapter.
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This is a scene I’ve been looking forward to translating.
Like I noted above, this is the beginning of the chapter, so the very first scene of it.
Bolded is the original Japanese; for reference and in case someone who is better at Japanese reads this, and feels like correcting something.
Bolded and italicized is my translation.
(Number) Indicates I got a specific comment to make on that part in the translation notes.
Please keep in mind that I’m a beginner when it comes to Japanese, so it’s possible that I make mistakes, too.
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第6話 知恵比べ! 灼熱のオリから大脱走! Chapter 6 Wisdom Comparison! The Great Escape from the Burning Cage! (1)
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At Night, by the Altar:
Komasan: ん? 誰かいるズラ? Hm? Someone there?
Tanto: あ! お前 バスターズの一味だろぉ! Ah! Are you from that Busters gang!?
Komasan: そうズラ! オラ コマさんズラ。 よろズラ〜。 That's right! I'm Komasan. Nice to meetcha.
Tanto: うわわっ! く… 来るなよぉ! Uwawah! S... Stay back!
Komasan: ひとりで何してるズラ? What're ya doin' here all alone?
Tanto: …ここを見張ってろって言われてんだ。 中に みんながいるならさ。 I got told to keep watch here. 'Cause everyone's inside, you know.
Tanto: あわわっ これはナイショだぜ! Awawah, that's supposed to be a secret!
Komasan: わかったズラ〜! I gotcha!
Tanto: ふう… あぶないところだった…。 Phew... That was close...
Tanto: オマエらと いっしょにいるってバレたら また兄ちゃんに ドヤされちまうよぉ…。 If they found me together with you guys, my big bro would yell at me again...
Tanto: 「見張りもロクにできないのか!」 ってさ…。 He'd be like: "Can't you even keep watch properly!?"...
Komasan: 大変ズラね でもだいじょうぶズラ! なーんも聞いてねぇズラ。 That sounds bad, but don't worry! I didn't hear a thing.
Tanto: …お前 盗賊でもないくせに イイやつだなぁ。 ...You’re a pretty nice guy, even though you’re not a thief.
Tanto: へへ… オイラ タントってんだ ブンドリー一家なんだぜ〜! Hehe... I'm called Tanto, and I'm a Bundory! 
Komasan: 「チョーエキ1万年」の一家ズラね! もんげーズラ〜! That family with a "prison sentence of 10 thousand years"! Mongee!
Komasan: きっと いーっぱい お宝盗んだんズラねぇ。 Y’all must've stolen lots of treasures.
Tanto: へっへーん そうだろ! Heh heh, that's right!
Tanto: ……はぁ でもホントはさ オイラだけ まだ懲役「1年半」なんだよな。 ...*Sigh*, but you know, I still only got a prison sentence of "one year and a half", to be honest.
Tanto: 見張りばっかし 失敗ばっかしだからさ…。 I only keep watch all the time, 'cause I only mess up all the time...
Komasan: だいじょうぶズラ! マジメに生きていれば いつか きっとチョーエキも増えるズラ! Don't worry! If ya live life seriously, then I'm sure your prison sentence will get bigger one day, too!
Komasan: クヨクヨちゃ ダメズラよ。 …はい ソフトクリームでもなめるズラ。 Don't worry so much. ...Here, eat some soft cream. (2)
Tanto: ソ… ソフトクリーム!? バ バカいうな! 見張り中に… So... soft cream!? D- Don't be stupid! 'm in the middle of keepin' watch...
Tanto: って ああああっ! それは行列店の「ソルティソフト」ぉぉっ! Ah- Ahhhh! That's the "Salty Soft" from that popular store! (3)
Komasan: 甘い物好きなんズラね〜! オラも だーい好きズラ! Ya like sweets, dontcha? I love 'em, too!
Komasan: ちょこっと塩がかかってて うんめーズラよ〜! With a bit of salt in it, it's so delish!
Tanto: コッ コマさんよぉ… ズビ… オイラも盗賊… ジュル…一家なんだぜ。 Ko- Komasan... *drool*... 'm also from... *slobber*...a thief family.
Tanto: それが ソフトズビビクリームなんかで なびいたとズビったら…。 I-if you're trying to win me*drool*over with something like soft*droool*cream...
Komasan: ヨダレがスゴすぎて 何言ってるか わかんねぇズラよ。 I can't understand a word with ya droolin' so much.
Komasan: ほら エンリョしないで食べるズラ! 長旅だからいっぱい持ってきたズラ〜。 Here, don't hold back an' just eat it! I brought lots of 'em with me, 'cause it's a long trip.
Tanto: ホントに いいのかよぉ? でも… It's really okay? But...
Komasan: ソフトクリーム食べてても 見張りはできるズラ〜! Ya can still keep watch while eatin' soft cream!
Tanto: た… たしかに…っ! お前 かしこいな! …あんがとよぉ。 T... That's right...! You're smart! ...Thanks.
-
Komasan: もんげ〜 うまいズラ〜。 Mongeee~ so tasty~
Tanto: サイコーだな! これめっちゃンマイよぉ〜 あ〜 見張りやってて良かったぁ〜! It's the best! This is super good~ Ahh, 'm glad I was keepin' watch!
-
Tanto: コマさん… ありがとなぁ。 Komasan... Thank you.
Komasan: どういたしましてズラ〜。 It was nothing' ~
Tanto: あの… でもさ…。 Umm... But, you know...
Komasan: わかってるズラ! ないしょズラ! I got it! It's a secret!
Tanto: ホッ… あるがとなぁ! Oh... Thank you!
Komasan: 甘い物好きに 悪い人はいねぇズラよ! またいっしょにソフトクリーム食べるズラ! There's no bad people who like sweets! Let's eat soft cream together again sometime!
Tanto: おう! じゃあなぁ! Yeah! See you later!
Komasan: じゃあズラ! 楽しかったズラ〜! See ya! This was fun!
Notes:
I’m unsure if cage is the right word to use here, since オリ/ori is written in katakana instead of kanji, so I can’t be certain about the meaning.
Soft cream is a type of ice cream, similar to soft serve, that can be bought in Japan.
What I translated as “That popular store” is 行列店/Gyōretsuten in Japanese, which refers to stores that always have long queues.
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awsexchage · 4 years
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Amazon CloudWatch EventsのイベントルールでターゲットをAmazon SQSにしてAWS Lambdaでイベントソースにして処理するAWS CloudFormationのテンプレートをつくってみた https://ift.tt/2VCgm4X
Amazon CloudWatch EventsのイベントルールでターゲットをAmazon SQSにしてAWS Lambdaでイベントソースにして処理するAWS CloudFormationのテンプレートをつくってみた
AWSマネジメントコンソールからだと簡単に設定できましたが、AWS CloudFormationのテンプレート化するのにいろいろとハマったのでメモ。
リソース
必要最低限となる構成はこんな感じになりました。
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利用するサービスは以下になります。
Amazon S3
AWS CloudTrail
Amazon CloudWatch Events
Amazon SQS
AWS Lambda
AWS CloudFormation(リソース管理用)
ポイント
先にポイントをいくつかあげてみます。 完成形のテンプレートはこのあとにおいてます。
Amazon S3のバケットを複数用意する
Amazon CloudWatch EventsでAmazon S3のイベントを扱うのにAWS CloudTrailも必要になります。
Amazon S3 ソースの CloudWatch イベント ルールを作成する (コンソール) – CodePipeline https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/codepipeline/latest/userguide/create-cloudtrail-S3-source-console.html
AWS CloudTrail 証跡を作成にはログファイルを出力するAmazon S3のバケットがいりますが、これをイベントを扱いたいバケットにしてしまうと。。。あとはわかりますね。無限ループに陥ります。
また、AWS CloudTrailでログを出力しない設定にすると、イベントが発火しませんでした。
AWS CloudTrailのログファイルを保存するキー名は固定
ログファイルを保存する先はバケット名/AWSLogs/AWSアカウントID/*と指定する必要があります。
テンプレート抜粋
CloudTrailBucketPolicy: Type: AWS::S3::BucketPolicy Properties: Bucket: !Ref OutputBucket PolicyDocument: Version: "2012-10-17" Statement: - Effect: Allow Principal: Service: cloudtrail.amazonaws.com Action: s3:GetBucketAcl Resource: !GetAtt OutputBucket.Arn - Effect: Allow Principal: Service: cloudtrail.amazonaws.com Action: s3:PutObject Resource: !Join - "" - - !GetAtt OutputBucket.Arn - "/AWSLogs/" - !Ref "AWS::AccountId" - "/*" Condition: StringEquals: s3:x-amz-acl: bucket-owner-full-control
AWSLogsを別名にしてみたらAWS CloudFormationのスタック作成でエラーになりました。
Incorrect S3 bucket policy is detected for bucket: <ProjectName>-output (Service: AWSCloudTrail; Status Code: 400; Error Code: InsufficientS3BucketPolicyException; Request ID: 3a9a7575-5226-4f19-b62a-737e87acc9b8)
AWSアカウントIDを指定せずにバケット名/AWSLogs/* とするとイベントが発火しませんでした。
AWS Lambda関数でメッセージの削除はしなくて良い
AWS Lambda関数でAmazon SQSを自前でポーリングして処理する場合、正常に処理が完了したらメッセージを削除する必要があったのですが、イベントソースにするとそれも必要なくなるみたいです。
AWS LambdaがSQSをイベントソースとしてサポートしました! | Developers.IO https://dev.classmethod.jp/articles/aws-lambda-support-sqs-event-source/
次に関数コードを入力します。サンプルの関数はチュートリアル通り以下の内容として保存します。ここでSQSメッセージの削除処理を入れていないことが分かります。
最初はチュートリアルのサンプルだからかな?と思ってましたが実際に動作させると正常終了時にメッセージが勝手に削除されました。こりゃ便利。
なので実装はキューの情報からS3バケットに保存されたオブジェクトのキーを取得して出力しているだけです。
テンプレート抜粋
ReceiveQueFunction: Type: AWS::Lambda::Function Properties: FunctionName: !Sub "${ProjectName}-ReceiveQueFunction" Handler: "index.lambda_handler" Role: !GetAtt LambdaExecutionRole.Arn Code: ZipFile: | from __future__ import print_function import json import os import boto3 def lambda_handler(event, context): for record in event["Records"]: requestParameters = json.loads(record["body"])["detail"]["requestParameters"] print(str(requestParameters)) Runtime: "python3.7" Timeout: "60" ReservedConcurrentExecutions: 3
AWS Lambda関数の同時実行数を調整する
上記テンプレートでReservedConcurrentExecutions: 3と同時実行数を指定していますが、こちらはケース・バイ・ケースで指定する必要があります。
AWS::Lambda::Function – AWS CloudFormation https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSCloudFormation/latest/UserGuide/aws-resource-lambda-function.html#cfn-lambda-function-reservedconcurrentexecutions
大量のキューをさばく必要がある場合、同時実行数の制限まで全力でポーリングしてくれます。 なので同時実行数を指定していないと、標準設定の1,000まで同時実行してくれます。アカウントの同時実行数は最大1,000となりますので、もし他にも関数がある場合、影響する可能性があるのでご注意ください。
イベントルールのターゲット指定でバケット名やキーがプレフィックス指定できる
こちらは下記記事をご参考ください。地味に便利です。
Amazon CloudWatch EventsのルールでAmazon S3のキーをプレフィックス指定できた – Qiita https://cloudpack.media/52397
今回はキーをprefix: hoge/とすることでs3://バケット名/hoge/ 配下にオブジェクトがPUTされた場合にイベントが発火する設定にしました。
テンプレート抜粋
CloudWatchEventRule: Type: AWS::Events::Rule Properties: Name: !Sub "${ProjectName}-EventRule" EventPattern: source: - aws.s3 detail-type: - "AWS API Call via CloudTrail" detail: eventSource: - s3.amazonaws.com eventName: - CopyObject - PutObject - CompleteMultipartUpload requestParameters: bucketName: - !Ref InputBucket key: - prefix: hoge/ Targets: - Arn: !GetAtt S3EventQueue.Arn Id: !Sub "${ProjectName}-TarfgetQueue"
SQSのキューポリシーを設定する
今回、一番ドハマリしました。 キューポリシーがなくてもリソースは作成できるのですが、それだとバケットにオブジェクトをPUTしてもイベントが発火しませんでした。AWSのドキュメントを漁ってみてもそれらしき記述が見当たらずでしたが、下記のフォーラムに情報があり知ることができました。
AWS Developer Forums: CloudWatch event rule not sending to … https://forums.aws.amazon.com/message.jspa?messageID=742808
AWSマネジメントコンソールでぽちぽちと設定する場合にはポリシーを勝手に作成してくれるので、テンプレート化する際にハマりやすいポイントだったみたいです。
テンプレート抜粋
SQSQueuePolicy: Type: AWS::SQS::QueuePolicy Properties: PolicyDocument: Version: "2012-10-17" Statement: - Effect: "Allow" Principal: AWS: "*" Action: - "sqs:SendMessage" Resource: - !GetAtt S3EventQueue.Arn Condition: ArnEquals: "aws:SourceArn": !GetAtt CloudWatchEventRule.Arn Queues: - Ref: S3EventQueue
テンプレート
ちょっと長いですがテンプレートになります。
AWSTemplateFormatVersion: "2010-09-09" Parameters: ProjectName: Type: String Default: "&ltお好みで>" Resources: InputBucket: Type: AWS::S3::Bucket Properties: BucketName: !Sub "${ProjectName}-input" AccessControl: Private PublicAccessBlockConfiguration: BlockPublicAcls: True BlockPublicPolicy: True IgnorePublicAcls: True RestrictPublicBuckets: True OutputBucket: Type: AWS::S3::Bucket Properties: BucketName: !Sub "${ProjectName}-output" AccessControl: Private PublicAccessBlockConfiguration: BlockPublicAcls: True BlockPublicPolicy: True IgnorePublicAcls: True RestrictPublicBuckets: True S3EventQueue: Type: AWS::SQS::Queue Properties: DelaySeconds: 0 VisibilityTimeout: 360 LambdaExecutionRole: Type: AWS::IAM::Role Properties: RoleName: !Sub "${ProjectName}-LambdaRolePolicy" AssumeRolePolicyDocument: Version: "2012-10-17" Statement: - Effect: Allow Principal: Service: lambda.amazonaws.com Action: "sts:AssumeRole" Path: "/" ManagedPolicyArns: - arn:aws:iam::aws:policy/service-role/AWSLambdaBasicExecutionRole Policies: - PolicyName: !Sub "${ProjectName}-LambdaRolePolices" PolicyDocument: Version: "2012-10-17" Statement: - Effect: Allow Action: - s3:* Resource: "*" - PolicyName: !Sub "${ProjectName}-LambdaRoleSQSPolices" PolicyDocument: Version: "2012-10-17" Statement: - Effect: Allow Action: - sqs:ReceiveMessage - sqs:DeleteMessage - sqs:GetQueueAttributes - sqs:ChangeMessageVisibility Resource: !GetAtt S3EventQueue.Arn ReceiveQueFunction: Type: AWS::Lambda::Function Properties: FunctionName: !Sub "${ProjectName}-ReceiveQueFunction" Handler: "index.lambda_handler" Role: !GetAtt LambdaExecutionRole.Arn Code: ZipFile: | from __future__ import print_function import json import os import boto3 def lambda_handler(event, context): for record in event["Records"]: requestParameters = json.loads(record["body"])["detail"]["requestParameters"] print(str(requestParameters)) Runtime: "python3.7" Timeout: "60" ReservedConcurrentExecutions: 3 CloudTrailBucketPolicy: Type: AWS::S3::BucketPolicy Properties: Bucket: !Ref OutputBucket PolicyDocument: Version: "2012-10-17" Statement: - Effect: Allow Principal: Service: cloudtrail.amazonaws.com Action: s3:GetBucketAcl Resource: !GetAtt OutputBucket.Arn - Effect: Allow Principal: Service: cloudtrail.amazonaws.com Action: s3:PutObject Resource: !Join - "" - - !GetAtt OutputBucket.Arn - "/AWSLogs/" - !Ref "AWS::AccountId" - "/*" Condition: StringEquals: s3:x-amz-acl: bucket-owner-full-control CloudTrail: Type: AWS::CloudTrail::Trail DependsOn: - CloudTrailBucketPolicy Properties: TrailName: !Sub "${ProjectName}-Trail" S3BucketName: !Ref OutputBucket EventSelectors: - DataResources: - Type: AWS::S3::Object Values: - Fn::Sub: - "${InputBucketArn}/" - InputBucketArn: !GetAtt InputBucket.Arn ReadWriteType: WriteOnly IncludeManagementEvents: false IncludeGlobalServiceEvents: true IsLogging: true IsMultiRegionTrail: false CloudWatchEventRule: Type: AWS::Events::Rule Properties: Name: !Sub "${ProjectName}-EventRule" EventPattern: source: - aws.s3 detail-type: - "AWS API Call via CloudTrail" detail: eventSource: - s3.amazonaws.com eventName: - CopyObject - PutObject - CompleteMultipartUpload requestParameters: bucketName: - !Ref InputBucket key: - prefix: hoge/ Targets: - Arn: !GetAtt S3EventQueue.Arn Id: !Sub "${ProjectName}-TarfgetQueue" SQSQueuePolicy: Type: AWS::SQS::QueuePolicy Properties: PolicyDocument: Version: "2012-10-17" Statement: - Effect: "Allow" Principal: AWS: "*" Action: - "sqs:SendMessage" Resource: - !GetAtt S3EventQueue.Arn Condition: ArnEquals: "aws:SourceArn": !GetAtt CloudWatchEventRule.Arn Queues: - Ref: S3EventQueue LambdaFunctionEventSourceMapping: Type: AWS::Lambda::EventSourceMapping DependsOn: - S3EventQueue - ReceiveQueFunction Properties: BatchSize: 10 Enabled: true EventSourceArn: !GetAtt S3EventQueue.Arn FunctionName: !GetAtt ReceiveQueFunction.Arn
スタック作成して動かしてみる
最後にざくっと検証してみます。
# リソースを作成 > cd テンプレートファイルがある場所 > aws cloudformation create-stack \ --stack-name <お好みで> \ --template-body file://<テンプレートファイル名> \ --capabilities CAPABILITY_NAMED_IAM \ --region <お好みの> \ --parameters '[ { "ParameterKey": "ProjectName", "ParameterValue": "<お好みで>" } ]' { "StackId": "arn:aws:cloudformation:<お好みのリージョン>:xxxxxxxxxxxx:stack/<お好みのスタック名>/18686480-6f21-11ea-bcf3-020de04cec9a" } # ファイルをアップロード > touch hoge.txt # hogeキー配下にアップロードしない > aws s3 cp hoge.txt s3://<ProjectName>-input/ upload: ./hoge.txt to s3://<ProjectName>-input/hoge/hoge.txt > aws s3 cp hoge.txt s3://<ProjectName>-input/hoge/ upload: ./hoge.txt to s3://<ProjectName>-input/hoge/hoge.txt > aws s3 ls --recursive s3://<ProjectName>-input 2020-03-26 06:28:03 0 hoge.txt 2020-03-26 06:26:12 0 hoge/hoge.txt # Lambda関数のログを確認 > aws logs get-log-events \ --region <お好みのリージョン> \ --log-group-name '/aws/lambda/<ProjectName>-ReceiveQueFunction' \ --log-stream-name '2020/03/26/[$LATEST]ae8735ef9a1c46c38ab241f23a26b384' \ --query "events[].[message]" \ --output text START RequestId: 10f98cf9-c39b-531b-9514-da0f8ea72a42 Version: $LATEST {'bucketName': '<ProjectName>-input', 'Host': '<ProjectName>-input.s3.<お好みのリージョン>.amazonaws.com', 'key': 'hoge/hoge.txt'} END RequestId: 10f98cf9-c39b-531b-9514-da0f8ea72a42 REPORT RequestId: 10f98cf9-c39b-531b-9514-da0f8ea72a42 Duration: 1.85 ms Billed Duration: 100 ms Memory Size: 128 MB Max Memory Used: 69 MB Init Duration: 275.58 ms
やったぜ。
まとめ
AWSマネジメントコンソールで設定すると比較的かんたんに設定できるのですが、CFnのテンプレート化する際にはそこそこ大変でしたが、良い知見を得ることができました。
参考
Amazon S3 ソースの CloudWatch イベント ルールを作成する (コンソール) – CodePipeline https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/codepipeline/latest/userguide/create-cloudtrail-S3-source-console.html
AWS LambdaがSQSをイベントソースとしてサポートしました! | Developers.IO https://dev.classmethod.jp/articles/aws-lambda-support-sqs-event-source/
AWS::Lambda::Function – AWS CloudFormation https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSCloudFormation/latest/UserGuide/aws-resource-lambda-function.html#cfn-lambda-function-reservedconcurrentexecutions
Amazon CloudWatch EventsのルールでAmazon S3のキーをプレフィックス指定できた – Qiita https://cloudpack.media/52397
AWS Developer Forums: CloudWatch event rule not sending to … https://forums.aws.amazon.com/message.jspa?messageID=742808
Amazon CloudWatch LogsのログをAWS CLIでいい感じに取得する – Qiita https://cloudpack.media/50416
AWS CLIを使ってAWS Lambdaのログ取得時に注意したいこと | Developers.IO https://dev.classmethod.jp/articles/note-log-of-lambda-using-awscli/
元記事はこちら
「Amazon CloudWatch EventsのイベントルールでターゲットをAmazon SQSにしてAWS Lambdaでイベントソースにして処理するAWS CloudFormationのテンプレートをつくってみた」
April 13, 2020 at 04:00PM
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shin1ogawa · 7 years
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TumblrのQueue機能
いつも使っているんですが、どの画面で確認できたっけ?確か設定画面だったよな、と思ったけど、見つからず。
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一旦Queueの確認は諦めて、一つエントリを書いて見たら、やっぱり設定画面にありました。
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要素ががない項目が表示すらされないのは、あんまり良いデザインではないと感じちゃいますね。
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mcmcntomorii-later · 1 year
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Kengou's Christmas gift list for Mukuro: Date through the christmas park setup
Ring on her finger
His last name
Blow out her back.
Looks like three of the four things are done. The last one she gets on Christmas Eve.
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@royleteas
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「Looks like I’ll have a very white Christmas~」
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【 unprompted asks 】                      ♡                      【 always accepting 】
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redux-pain · 6 years
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chapter 19: Yuuhigaoka Park
[note: Busy with work this week, so the queue may be a little spotty]
お兄ちゃん……ありがとう。
これで、やっとミントは自由に なったんだよね。
Thank you, Atsuki...
Now Mint can finally be free.
[Nami:] Onii-chan... thank you.
Now Mint is finally free.
ありがとう…… 本当にありがとう。
大丈夫よメロディ。
Thank you... Thank you so much...
It’s OK, Melody.
[Nami:] Thank you... thank you so much.
It’s okay, Melody.
私、あの子の分まで生きて 幸せになる。
人間も動物も、どっちも 仲良くできるように頑張る。
I’m gonna live long & be happy for Mint, too.
I’ll work hard so people and animals can get along.
[Nami:] I’m going to live and be happy for her.
I’m going to do my best to get along with humans and with animals.
[note: She’s not saying humans and animals will get along with each other, but that she herself wants to be able to get along with humans too, now.]
ありがとうお兄ちゃん。
これからミントをキレイな 場所に埋めてあげるんだ。
Thank you, Atsuki.
I’m gonna bury Mint somewhere pretty.
[Nami:] Thank you, Onii-chan.
I’m going to go bury Mint somewhere pretty.
お花をいっぱい入れて……。
可愛いミントに、 ピッタリのお墓にしてあげる。
With lots of flowers...
I’ll get a grave perfect for cute little Mint.
[Nami:] I’ll put lots of flowers on it...
I’m going to make a grave that’s perfect for cute little Mint.
だから、後は大丈夫。
それじゃあ、ね。お兄ちゃん。
I’ll take over from here.
See you later, Atsuki.
[Nami:] So everything’s going to be fine.
Bye now, Onii-chan.
ナミは優しくミントを 腕に抱え上げると その頬を愛しそうに なでながら去って行った。
Nami cradles Mint and lovingly pets his cheek as she walks away.
/Nami gently gathered Mint into her arms and walked away, stroking her cheek lovingly./
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charlietokyojp · 7 years
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既に欧州にいくつかの(超)高級ホテルを持っている富豪がまた1つホテルを建てることになった(からオープニングセレモニー来てね)という話しの中で、一昨年異業種から移ってきた新入りを新ホテルのマネージャーにしようかと考えていることを聞いた。
この新入り、プログラマーだったが突然セレブリティサービスに興味を持って、皿洗いからでもイイと入社した人材。
当時、洗ったお皿は一番下に入れるように何度教えても、上に重ねて上から使う(同じものばかり使う)癖があり、世間話的に「何とかならないか」と私に意見を求められたので、黙って「スタックじゃないキューだ!」と叫んでてみてくれと、オーナーの奥さんの友達に伝えた。
その日を境にみるみるうちに出世していったこの新入り。「スタックじゃないキューだ!」とボスから言われて、自分の専門分野側に飛び込んできてくれたと感じ嬉しかったようだ(笑)。
それ以来、イチイチ新入りの問題について話しを聞くハメになった(笑)。
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キュー(queue)はプリントキューのソレであり、先に入ったオーダーから順次処理していく。配列操作で言う「push&shift」と同じ。
これをスタックで処理すると、上積みされた処理を上から処理するので、古いオーダーがいつまでも残ってしまう。配列なら「push&pop」の状態。
育ちがよければお皿はキューで処理するはずなんだが(笑)。
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mcmcntomorii-later · 1 year
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@outlawschaos​
"Aw, ya' look like ya' missed me. I'm flattered.~" Don't mind Ashe making a kissy face at Mukuro, but she does offer an apologetic smile after. "... Had some business to take care of, hope a fine lady like yerself can understand. Wouldn't have wanted ya' caught up in my mess."
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「And here I was, going to say that I did miss you〜」 Mukuro spoke in a playful, teasing tone and laughed softly, 「but maybe I didn’t〜」 A smile remained on her lips as she nodded。 Mukuro could easily understand the reasoning behind Ashe’s absence, but it didn’t mean that Mukuro had to like it。
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「Well, I hope whatever business you had is finished now。」
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【 unprompted asks 】                      ♡                     【 always accepting 】
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mcmcntomorii-later · 2 years
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@championselect​
∗ 16﹕ sender  pushes  receiver  against  a  wall  to  kiss  them .
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  Mukuro’s lips parted to let out a little giggle when she was pushed up against the wall, but almost just as soon as her back touched the wall, Minato’s lips were on her’s。 A hum echoed through the kiss and Mukuro’s arms wrapped around him along with one of her legs, keeping his body close to her’s as they kissed。
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【 𝟏𝟎𝟎 𝑵𝑶𝑵𝑽𝑬𝑹𝑩𝑨𝑳 𝑷𝑹𝑶𝑴𝑷𝑻𝑺 】                    ♡                   【 accepting 】
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mcmcntomorii-later · 2 years
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@championselect​
gag. maybe with fingers in her mouth? >:)
gag.  for your muse to place their hand over my muse’s mouth, to try to keep them quiet.
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  Mukuro saw something like this happening, especially with how vocal she could be when Minato’s teasing became a little too much for her to handle。 And it seemed he saw this coming as well, which wasn’t too much of a surprise to her considering how often they found themselves like this。 So quickly, her moan was muffled by his fingers being shoved into her mouth, which only caused the muffled moans becoming a little louder still。
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「Mmn~❤」 Her body only shivered in delight in response to his actions, her eyes momentarily rolling back as his lips continued marking her neck。
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【 First Meeting Sentence Starters 】               ♡               【 accepting 】
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