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#スペイン:はちみつ
vegehana-food · 6 months
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✿ トゥロン | Turrón ・ナッツ類にハチミツや砂糖などを加え、卵白で固めたヌガー菓子。季節を問わず親しまれるお菓子ですが、クリスマスのシーズンには特に多く出回ります。トゥロンの代表的な産地としてアリカンテ県ヒホナ町があり、この地で作られるトゥロンは地理的表示保護 (PGI)に認定されています。
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ari0921 · 10 months
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カルタゴ滅亡をトレースする現代日本
◆カルタゴはなぜ滅んだのか?!
日本と同じような商人国家であったカルタゴが、完膚なきまでに滅ぼされた例を他山の石として日本人は国防を考え直す必要があると切に思うからです。
カルタゴは紀元前250年頃、地中海に覇を唱えていた大国でした。
第2次ポエニ戦争に負けて、戦勝国から武装を解除させられ、戦争を放棄することになったカルタゴは、戦後の復興を貿易一筋で見事に成し遂げ、戦後賠償も全てきれいに払い終えました。しかし、その経済を脅威だと捉えたローマ帝国によって、結局は滅ぼされてしまいました。
滅ぼされる直前、カルタゴの愛国者であるハンニバル将軍は、ローマの考えを悟り、祖国の危機をカルタゴ市民に訴えましたが、平和ぼけした市民は耳を貸そうとしませんでした。
それどころか「ハンニバルは戦争をしようとしている!」と中傷する者さえいました。しかも、最終的にハンニバルはローマに洗脳された者達によってローマに売られ、自殺にまで追い込まれてしまったのです。
平和ぼけした市民は、ローマから無理難題を次々に要求されてからはじめてハンニバルの警告が正しかったことに気が付きましたが、時すでに遅く、徹底抗戦に踏み切るもカルタゴの陥落を防ぐことはできませんでした。この間、たった3年の出来事でした。
ちなみに、生き残ったカルタゴ市民は約5万人でしたが、その全てが奴隷にされてしまいました。城塞は更地になるまで徹底的に破壊され、再びこの地に人が住み、作物が実らぬように大量の塩が撒かれたと言われています。
これはただの負け方ではありません。まさに地上からの抹殺です。
この悲惨なカルタゴ滅亡の理由は2つあると言われています。
1つは、カルタゴ市民が軍事についてほとんど無関心だったことが挙げられます。もともと自国の防衛はおおむね傭兵に頼っていた上に、国内世論も「平和主義的」な論調が強く、有事に備えて軍事力を蓄えておくといったことはままなりませんでした。
2つめは、国内の思想が分裂状態であったことが挙げられます。そもそも挙国一致して事に当たらなければ有事を乗り切ることはなかなか難しいものですが、カルタゴにはそれがなく、戦時中にハンニバルが外地を転戦している間も市民は素知らぬ顔をしていました。そして、ハンニバルを売り渡したのは、ローマに洗脳されたカルタゴの売国奴達でした。
自らの手で愛国者を切り捨てる・・・かくしてカルタゴは「滅ぶべくして」滅んだわけですが、私は今の日本がこのカルタゴに酷似している様に見えて仕方がありません。
今こそ日本の国防を真剣に考えないと本当に危ないと思います。
【対比】日本と似すぎているカルタゴの運命
カルタゴは、フェニキア人が建国した海洋国家で、現在のアフリカ大陸チュニジアに位置しています。
カルタゴは、世界一の造船技術を持ち、スペイン、シチリア島などの海外領土を支配していました。
紀元前3世紀、地中海貿易により富を蓄え、ローマ帝国と並ぶ強国となります。
BC264年、両者の中間にあるシシリー島で紛争がおこります。そして、これを契機にカルタゴとローマは、世界の覇権を賭けて激突します。この戦いは、23年間の中断をはさんで63年間続きます。(第一次ポエニ戦争、第二次ポエニ戦争)
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1867年、島国日本は、長い眠りから覚め、明治維新により近代国家への道を目指します。西洋文明を積極的に取り入れ、富国強兵に邁進します。日清・日露の戦争に勝ち、朝鮮、台湾、南樺太と領土を拡張します。
強国となった日本は、戦艦大和を建造して、世界有数の海軍を持ち、
太平洋をはさみ、超大国アメリカと対峙します。
1941年12月、日本連合艦隊は、ハワイの真珠湾の奇襲に成功します。太平洋戦争が始まります。
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カルタゴの英雄ハンニバルは、象36頭と兵士5万人を率いて、スペインを出発します。象を連れて、アルプス山脈越えに成功、ローマの本拠地イタリア半島を奇襲します。ハンニバルは、イタリアに、なんと15年も踏みとどまり、ローマを一時追い詰めます。
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「マレーの虎」山下奉文中将は、マレー半島を南下、シンガポールに侵攻します。インド兵への離反策が成功し、1942年2月15日シンガポールは陥落、イギリス軍は降伏します。
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カルタゴは、地力に勝るローマに対して次第に劣勢になります。ついに、名将スキピオ率いるローマ軍が、カルタゴの本拠地に進軍します。カルタゴは、イタリアで善戦していたハンニバルを帰国させ、本土決戦に賭けます。BC202年、天下分け目の戦い(ザマの戦い)が行われます。カルタゴの完膚なき負け戦でした。
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アメリカは、生産力、技術力で日本に勝っていました。ミッドウェー海戦を境に、戦局は逆転します。ガダルカナル、硫黄島、沖縄。日本は、敗退を続けます。本土空襲が激しくなり、広島と長崎に��爆が投下されます。日本の完膚なき負け戦でした。
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カルタゴは、ローマに無条件降伏します。
全ての海外領土は、放棄され、軍船、象もローマに引き渡されます。軍隊は、自衛のためのものだけが許されました。そして、自衛のためでも戦争する場合、ローマの許可が要ることになったのです。(この許可の項目が、後に大問題となります)
そして、50年賦で1万タラントの賠償金をローマに支払うことが決まります。
ともかく、カルタゴの町は、無事に残りました。100人会は、貴族の世襲制でしたが、戦後まもなく代議員が選挙で選ばれるようになります。
カルタゴは、民主主義の国家に生まれ変わります。
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「忍び難きを忍び、耐え難きを耐え・・・」玉音放送が流れ、日本は無条件降伏します。
日本列島以外の領土は、返還されます。アメリカが決めた平和憲法で戦争が放棄されます。(後に自衛隊が誕生します。)国土は焼け野原、アジア諸国には賠償金の支払いが必要でした。ともかく、本土決戦だけは避けられました。
日本は、天皇主権の国家から、主権在民の民主主義国家に生まれ変わります。
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カルタゴ人(フェニキア人)は、ユダヤ人やアラビア商人と同じセム語族で、最も商才があるといわれている種族です。
軍事国家への野心を棄てたカルタゴ人は、ますます貿易や商売に熱中するようになります。ローマ人は、楽しむために働きましたが、カルタゴ人は働くこと自体が人生の目的でした。奇跡の経済復興が実現します。
戦勝国ローマは、休む間もなく、マケドニアやシリアと戦わなければなりません。軍備費の要らないカルタゴは、次第にローマに匹敵する経済大国に、のしあがります。
BC191年ローマは、シリアを打ち破ります。
無敵の軍事大国ローマにとっての脅威は、経済大国カルタゴに移っていくのです。
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日本人には、勤勉さと物作りの才能がありました。
焼け原から立ち上がった日本人は、ひたすら一生懸命働くことで豊かになろうとしました。エコノミックアニマルと日本人は、陰口を叩かれます。奇跡の経済復興が実現します。
アメリカの核の傘に入り、軍事費もいりません。戦勝国アメリカは、ソ連との冷戦を戦わなくてはなりませんでした。
10%を超す高度経済成長が続きます。日本は、世界第二位の経済大国になります。
ソ連が崩壊し、日米の経済摩擦が激化します。
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BC187年、カルタゴは、50年賦と決められた賠償金を一括払いしたいと申し出ます。いくら叩いても不死鳥のように蘇る、カルタゴ人の経済力に、ローマ人は、羨望と恐怖心を抱きます。ポエニ戦争の悪夢がふと蘇ります。
経済大国カルタゴの最大の悩みは、隣国のヌミディアでした。ヌミディアは、騎馬兵団で有名な、戦争に強い国です。自衛力��か持たないカルタゴを侮り、その領土を侵犯します。
カルタゴは、ローマに調停を頼みますが、黒幕のローマはもちろん取り合いません。ついに、カルタゴとヌミディアの間で戦争が起こり、平和の国カルタゴは、敗北します。
ローマの事前許可のない戦争開始は、条約違反でした。
ローマは、カルタゴに対して、突然宣戦布告をします。
驚いたのは、カルタゴです。ローマの許しを得ようと、300人の貴族の子供を人質に差し出します。しかし、8万人の世界最強のローマ兵が、上陸し、カルタゴに進軍します。
カルタゴの使者が、「どうすれば、許していただけるのですか?」とローマの司令官に聞きます。
「全ての武器を差し出せ。」司令官は、答えます。
カルタゴは、20万人分の鎧、投げやり、投げ矢、2000の石弓を司令官に差し出します。
すると、司令官は、最後の要求を使者に言い渡します。
我々は、カルタゴの街を根こそぎ破壊することを決めた。
カルタゴ人には、今の街より10マイル内陸部に
新しい居住地帯を造ることを許可しよう。
使者からローマの意向を聞いた20万人のカルタゴ人は、驚愕して、嘆き悲しみ、最後に激怒します。
「こんなひどい仕打ちがあろうか。街を破壊するだと。
内陸部に引っ込めだと。どうせ死ぬなら戦って死のう!」
カルタゴ人は、丸腰で戦う覚悟を決めます。返事の猶予期間の30日間、密かに戦争準備がすすめられます。
武器職人は、連日徹夜で武器を作ります。
若い女性は、長い髪を元から切って石弓の弦が作られます。
こうして、始まったのが、第三次ポエニ戦争でした。
(戦争というより、ローマによるカルタゴの民族浄化です。)
カルタゴは、ここで奇跡的な粘りを見せます。なんと丸腰で三年間ローマの猛攻を食い止めたのです。
しかし、戦闘と飢えと疫病で、20万人のカルタゴ市民は、10万人に減ります。
そして、ついに、ローマ兵は城壁を破り、街へ進入します。
女、子供までがレンガを投げて抵抗しますが、5万人が虐殺されます。
ビュルサの砦に逃げ込んだ5万人のカルタゴ人は、オリーブの枝を掲げて投降します。
彼らは、一部が処刑され、残りは奴隷として売られます。
カルタゴの街は、十数日燃えつづけ、灰は1メートル積もります。カルタゴの復活を恐れたローマ人は、この地に塩を撒き不毛の土地にします。
700年続いた経済大国カルタゴと世界の富を独占したカルタゴ人は、BC146年こうして滅んだのです。
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yoga-onion · 1 year
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[Image above: ‘The Celtic Princess’ by Gaston Bussiere]
Legends and myths about trees
Celtic beliefs in trees (2)
- Who were the Celts?
Celtic means 'unknown people' in Ancient Rome and was not originally a term for an ethnic group.
The Celts appear to have migrated to central Europe around the Danube River in the early to mid 1st millennium BCE. They were first discovered around 500 BCE by the Greek historian Hecataeus of Miletus, calling them 'Kertoi'. Or 'Celtae' in Latin, and later the Romans called them ' Galli'. However, it is unlikely that the Celts in question were conscious of themselves as having a 'Celtic' identity.
The latest archaeological and linguistic evidence suggests that the Celts have their roots in western Central Asia, around what is now southern Russia and Ukraine.
It is not clear how the ancestral Celtic peoples arrived in Europe, but as mounted nomads based in the steppes, they probably travelled westwards along the Steppe Route and entered Europe. It is estimated that from around 1000 BCE onwards, they moved inland from around the estuary of the Danube River and extended their settlement into the lower Alps.
As their population grew, they dispersed to all parts of Europe in search of new lands, and by the 3rd century BCE they had settled over a wide area, from the central plains of Turkey in the east, through the Balkans, Hungary, the Czech Republic, Austria, Switzerland and northern Italy to France, Belgium, Spain, and Britain and Ireland.
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木にまつわる伝説・神話
ケルト人の樹木の信仰 (2)
〜ケルト人とは?
ケルトとは古代ローマで「未知の人」を意味し、もともとは民族を示す言葉ではない。
ケルト人は前1千年紀の初め頃から半ば頃に、ヨーロッパ中央部のドナウ川周辺へ移動してきたと見られる。前500年頃に彼らを最初に発見したのは、ギリシャの歴史家、ミレトスのヘカタエウスで、彼らを「ケルトイ」と呼んだ。またはラテン語で「ケルタエ」、のちにローマ人は「ガリ」と呼んだ。
しかし、当のケルト人が、自らを「ケルト人」というアイデンティティを持って意識していたとは思われない。
考古学や言語学の最新の証拠により、ケルト人のルーツは中央アジアの西部、現在のロシアの南部・ウクライナ辺りにあると推定されている。
ケルト人の祖先がどのようにしてヨーロッパに到達したかは不明だが、草原を拠点とする騎馬遊牧民として、草原の道(ステップロード)を西進し、ヨーロッパに入ったのであろう。前1000年頃以降、ドナウ川の河口域あたりから内陸部に入り、アルプスのすそ野に居住地を広げていったとみられる。彼らは人口が増えるにつれ、新天地を求めてヨーロッパ各地へ四散し、前3世紀までには、東はトルコの中央平原からバルカン半島、ハンガリー、チェコ共和国、オーストリア、スイス、イタリア北部を経て、フランス、ベルギー、スペイン、そしてブリテン、アイルランドに至る広範な地域に移住した。
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hachikenyakaiwai · 16 days
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【かいわいの時】1600年5月12日(ユリウス暦):家康、大坂城でウィリアム・アダムスと会見(大阪市史編纂所「今日は何の日」)。
アダムスの手紙によると、アダムスたちが帰船を許され堺のリーフデ号に戻ってみると、船員のすべての持ち物が持ち去られていたといいます。この略奪は家康の知らないところで行われていたそうです。
そこで家康は盗難品の代償として現金で5万レアル銀貨を支給した。レアル銀貨は当時世界各地で普及していたスペインの銀通貨で(略)当時の史料をみると1レアル銀貨は8匁の価値に換算されていた。1匁を現代の金銭価値に換算すると、約2000円になるので、5万���アル銀貨は8億円に相当する(クレインス)。『ウィリアム・アダムス 家康に愛された男・三浦按針』2021より。
ここにみる「5万レアル銀貨」は、現在価値にしてどれくらいになるか、上記クレインス氏の換算式(1レアル=銀8匁、銀1匁=2000円)には疑問が残ります。当時、世界中で通用したスペイン銀貨は重さが約27gで「8枚分の銀貨(Real de a ocho)」と呼ばれ、8レアルの価値がありました。しらかわただひこ『コインの散歩道』によると、当時の1レアル銀貨は3.38グラム(品位835/1000)で、ほぼ日本の銀1匁(3.75グラム・品位800/1000)に相当します。また、当会では、「米の絶対価値不変の法則」を適用して、米1石=銀10匁(慶長年間)=27万円(現在)すなわち銀1匁=2万7000円=1レアルで換算します。これにより、5万レアル=銀5万匁=13億5千万円。クレインス氏は、銀8匁を1レアルとして、1レアル=16000円で換算しています。これは、1石=銀15匁とした場合の銀1匁の価値にあたり、当会の試算と(誤差の範囲で)ほぼ一致します。
いずれにしても、18人分の「盗難品」の対価としては多すぎるような気もします。アダムスの書簡にある「盗難品」は、没収された「積荷」も含んでいると考えればつじつまが合います。
(写真)沈没船「ウィダー」号から回収されたスペインドル銀貨(PHOTOGRAPH BY ZUMA PRESS INC ALAMY STOCK PHOTO)
スペインドルは、 ピース・オブ・エイト(Real de a ocho)とも呼ばれ、直径約38mm(1.5インチ)の銀貨で、8レアルに相当します。1497年の通貨改革後、スペインで鋳造され、含有量は25.563g=0.822oztのファインシルバーでした。標準および製粉特性が均一であるため、最初の国際通貨として広く使用されました(wikipedia)。
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rabbitboy · 1 year
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本気か? なんで配役がカリブ海のステレオタイプ植民地構成なんですかね?????????? 原作エアプか? 黒人女性を起用しておいて、王子様がイングランド人で、父親がスペイン人って、何? ガチ無知か何か? 歌が上手い人を選抜して黒人女性がアリエルになった。 このロジックは全然わかる。 その上で……偶然イングランド人とスペイン人がこの配役で揃うってありえないやろ! ていうか普通避けるだろ! どういう神経でオファー出してんだよ! 大事なことだが役者さんは何も悪く無い、全部無神経な配役が悪い。 主演に黒人女性を起用しておいて、なんで真っ先に避けるべき植民地のステレオタイプの配役を? これのどこが社会的に正しいのですか? 黒人女性のキャスティングついてツイッターには否定も肯定もたくさんありますが、どっちの方も、興味があったら世界史を齧ってみてください。 それ以前の問題が起きているので。 これは政治的な発言ですが、というかさっきから政治的な話しかしていませんが、私は「実力」とか「多様性」とか「エンタメ」を盾に、植民地の歴史のテンプレを美化してスルッと混ぜ込むのは何も正しく無いと思います。 この配役でも、現代ものならわかる。 2022年なら黒人女性とイングランド人男性が恋に落ちるのはどこもおかしく無いし、黒人女性の父親のスペイン人男性がいるのもどこもおかしく無い。 だがこの映画は帆船が出ているので、その言い訳は通らない。 帆船は時代のアイコンそのものだからだ。 船が一体何を運んでいたのかご存じないのだろうか? 綿花ですか?砂糖ですか?タバコですか?紅茶ですか?銀ですか? それとも別のものですか? 船は西欧に莫大な利益をもたらしたが、アフリカ及び"新大陸"は回復できない痛手を負った。 この時代の西欧の悪行は書ききれないしググれば大量に出るので割愛する。 まじめに興味がある人は山川出版社のアメリカの歴史とかを買ってください。
【お気持ち】ワイ、実写版リトルマーメイドの配役にキレる【マジレス】|メキ
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moment-japan · 8 months
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Allen Toussaint - Southern Nights
今日の仕事があまりにもハードすぎて、半分寝ながらストリングスのサウンドフォントで楽しんでいたらいつのまにか本気で1時間近く寝てしまっていました。
起きた時、鍵盤を抑えたまま寝てたらしいのでバイオリンの音が鳴りっぱなしだった。
(よっぽど眠かったんだな)
ニューオリンズ出身の音楽プロデューサーで、ジャズピアニストでもあり、R&Bソングライターでもあるアラン・トゥーサンの名曲「サザン・ナイツ」。
オリエンタルチックで明るいR&Bサウンド。
1977年、米国のカントリー歌手、グレン・キャンベルがこの曲をカバーしてビルボードチャート1位に。
後に、「ビューティフルサンデー」でおなじみ田中星児が昭和の名アレンジャー馬飼野康二の編曲でこの「Southern Nights」をリリースしています。
日本では2006年、中島美嘉のアルバムにピアニストとして参加しているアラン・トゥーサン。
2015年、スペインでのコンサートの直後、心臓発作で死去。
どちらかというと裏方的な立ち位置とイメージの彼ですが、R&Bとアーティストの育成にに多大な貢献をした実績を認められ、1998年にロックの殿堂のソングライター、プロデューサーなどに与えられる非演奏者部門で殿堂入りを果たしました。
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スペイン「コスタリカに圧勝し、ドイツと引き分け」 ドイツ「コスタリカに圧勝し、スペインと引き分け」 日本「ドイツとスペインに勝ちました」 コスタリカ「日本に勝ちました」 ⋯⋯こんなの「嘘つきは誰だ?」みたいな論理クイズで、死のグループEの結果を予想的中させる人のほうがおかしいんや。
浅井ラボ@されど罪人は竜と踊る22(12月20日発売)さんはTwitterを使っています: 「スペイン「コスタリカに圧勝し、ドイツと引き分け」 ドイツ「コスタリカに圧勝し、スペインと引き分け」 日本「ドイツとスペインに勝ちました」 コスタリカ「日本に勝ちました」 ⋯⋯こんなの「嘘つきは誰だ?」みたいな論理クイズで、死のグループEの結果を予想的中させる人のほうがおかしいんや。」 / Twitter
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「ファースト・カウ」、観た。今年最初の映画館だった。 あまりうまくまとめられてないけど、ひとまず。ややネタバレだけど、あんまりネタバレ関係ない映画だと思う。
観終わった直後はそんなにかなあというか、自分が分かってないことがたくさんあるのかなと思っていたけど、いくつか感想や解説などを読んでみた感じ、そこまで深読みする感じでもなさそうで、観たまんまでいいのかなというところで落ち着いた。そうじゃない可能性もあるけど。
まず驚いたのは、アスペクト比が4:3。なぜ今更4:3だったんだろう…。昔の西部劇が4:3だったとかなのかな…? 4:3だと構図が必然的にかなり変わってくるので、全体的に新鮮な感じはあった。森の風景とかカヌーのカットなんかは横長の方が合うのに、なぜわざわざ…。風景よりも人物を(特に主役の二人を)大きく写したかったのだろうか。(冒頭、すごく横長なものが出てくるのに4:3でびっくりした)
そしてその映像はもちろん、音楽や環境音もすごくよかった。フクロウの鳴き声はKRZを思い出したなあ。映像は若干暗すぎて見えづらいなと思ったところもあったけど、これは意図的なものかな。ろうそくの明かりや、星明かりしかない暗闇の表現だったと思う。
後から調べたらこのファースト・カウの舞台の1820年はまだ西部開拓時代の前だったようで、舞台のオレゴン州もまだアメリカの州ではなく「オレゴン・カントリー」というアメリカ、イギリス、フランス、ロシア、スペインが自分のものだと言い合っていた地域だったらしい。いわゆる西部劇とは舞台設定からして違っていたということなのかな。こういう歴史は全然知らなかった…。
ほとんど西部劇は観ていないのだけど、ジム・ジャームッシュが好きで、「デッドマン」はすごく好きな映画。で、このファースト・カウとはストーリーその他諸々が全然違うんだけど、冒頭にウィリアム・ブレイクの詩が引用されていて、なぜかずっとデッドマンを思い出していた。なので、途中で出てきたインディアンがデッドマンの「ノーバディ」役の人にすごく似てるなあと思ったけど、さすがに勘違いだろうと思っていたら、なんと本当にノーバディ役のゲイリー・ファーマーでかなりびっくり。ジム・ジャームッシュもこのファースト・カウを褒めていたようで、意外とつながりがあったのかも。
デッドマンとの話はここに出てた。
あらすじや映画の紹介では男の友情、みたいなことが結構書かれていたけど、なんとなく自分的にはそれは違うかもかなという気がした。もちろん二人の間に友情はあったと思うし、もしかしたらそれ以上の感情もあったのかなという雰囲気はあったけど、クッキーはとにかく美味しいパンやお菓子が作りたかっただけなのかも…という気がした。クッキーの過去はあまり詳しく語られることはないけど、ボストンでまあまあ有名なパン職人に師事してたというような話もあったし、なんというか職人ぽい感じがした。牛乳を盗むことには抵抗がありそうな感じだったけど、結局盗みをやるのはお金を儲けるより美味しいドーナッツを作りたかっただけなのかなあ、とか。ぜんぜん違う映画だけど、宮崎駿の「風立ちぬ」の主人公に少し似ているかもと思った。
対してルーは中国でも嫌われ者だった(?)みたいな話があったり「ここではまだ歴史が始まってなくて、自分たちのほうが歴史より先に着いた」というようなセリフもあったりで、とにかくなにかしらでアメリカンドリームをやるぞ!という野心に満ちていた気がした。クッキーのドーナッツを売ろうというのもルーが言い出してるし、「すぐに飽きられるから今が稼ぎ時だ」というようなセリフにも現れていた気がする。結局二人は根本では違う人間だったのかなあという気もする。それが悪いということでは全然ないと思うけど。「アメリカに生まれたアメリカ人とアメリカ以外から来た移民」というのもあるのかな。
いわゆる西部劇にありそうなヒーロー性とかかっこよさ、マッチョな男性性みたいなのがとことん排除されている感じが今っぽいのかなと思った。この辺は去年見たバービーのケンにもつながるかもしれない。そういえばこの映画はほとんど女性が出てこなかったな…。男らしさ、女らしさってなんなんだろう。
ラストはシンプルでよかったなと思うと同時に、冒頭のあのシーンは必要だったのだろうか…という気もした。でも、あのシーンで「オチが重要な映画じゃないよ」という宣言をしたかったのかな。
ちょっと静かで地味すぎる感じもあったけど、映像や音がよかったし、色々考えたし、デッドマンとのつながりもありそうで、いい映画だったな。でもやっぱり自分は古い人間なのでデッドマンの方が好き。
※追記 ちょっとリスホチキスも思い出した。リスホチキスも書いておこうと思って書いてないな…。
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dbfandom · 1 year
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日本のみなさん、こんにちは!
英語で書かれた海外ファン作品に戸惑ったことのある方は少なくないと思います。
この記事では、外国人の漫画アニメファンが、SNSにおいて自分の作品(小説、漫画、イラスト、アニメ等)を通して、ファン同士どのようにコミュニケーションをとっているかを分かりやすく解説しようと思います。
今回は食べ物に関する用語です!
けっこう頻出用語なので、満腹になりたい人におすすめの内容です。
イラストアカウントなのにfoodという単語を見た経験はありませんか。ファン同士の使うFoodという用語は、「作品の作り手が相手に見せるもの」を意味することがあります。これには、イラスト、同人誌、アニメーション、ビデオエッセイ、二次小説はもちろん、評価、批評など、あらゆることが含まれます。
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作品を作っている準備段階のことCooking(料理中である)あるいはin the kitchen(台所にいる)という場合もあります。cooking の短縮形cookin'が使われているかもしれません。
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例) I’m cooking the next panel now.  (いま次の漫画の原稿描いてるところ。)
Hungry (腹ペコ)を使って、
I hope you're hungryというと、「あなたがお腹が空いているといいな」つまり「(今制作中のものについて)楽しみにしていただけると嬉しいです」「乞うご期待」といった意味になります。他にも、
I'm preparing good food, y'all hungry? (良い作品を準備中なのでお腹を空かせて待っててね)という表現は、クリエイターが現在準備しているものについて、フォロワーやファンをからかうときによく使われます。
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何かのイベント前にはfeastという単語がよく見られます。feastは、「ごちそう」という意味ですが、ニュアンス的には「いきなりたくさんの食べ物が出る」感じです。
例えばサイヤの日(3月18日)が近くなったら、"Prepare for the feast!"みたいな感じで伝えると盛り上がります。
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R18(英語ではNSFWの表記が一般的)のコンテンツに感想を言いたい時は、spicyやhotが使えます。スパイシーと聞くと辛口評価を連想するかもしれませんが、そのような否定的な意味はなく、自分にとってキャラクターやシチュエーションが魅力的すぎる時に使う用語なのです。”It’s hot(spicy) food, I’m so thirsty now" などと言って、口渇を覚えるほどホットであると表現することもあります。👄や👅や💦などの絵文字を使ってもいいです。
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また、料理人(クリエイター)が料理(作品)を作るために使用する材料、すなわち、美術のテクニックやストーリーのアイデア、独創的なコスチューム、などについて話していることもあります。
例えば、公式ストーリーやキャラクターがちょっと理解し難かったり予想外だったりすると、以下のように「ちょっと待て、俺に料理させろ」と言って、ファンならではのアイデアで二次創作することがあります。hollup は hold up の短縮形で、「ちょっと待って」"という意味です。
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(source)
例:
絵師: Uhmmm, I want to do a Cell-but-human design… (うーん、人間ぽいデザインのセル描こうかな)
フォロワーA: Oh, noooo! lol Don’t do it!(マジかw やめてー)
フォロワーB:  No, wait, let him/her cook. (いやいや、描いてみたらいいじゃん)
その他、WIPという表記とともにプレビューやドラフトを投稿しているのを見かけることがあります。これはwork in progress、つまりクリエイターが、作業中の内容をフォロワーに見せている場合です。フォロワーは、待ち切れないということを伝えるために、よく以下のようなリプをすることがあり、これは英語圏では全く失礼なことではありません。
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辛抱強く待つ
"I'm at the table. Smells delicious!" (テーブルに着席中。おいしそうな匂いがするわー)
"I'm starving (hungry), serve me!"(お腹空いたんですけど、何か出してー!)
“Serve the food!" や "Cook faster!"といったバリエーションもあります。
公式が出しているもの、特にシリーズ物については、こんな表現をすることがあります。
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"What is Toyotaro cooking?!"(とよたろう先生は何を作っているのだろう)
これは、驚きと戸惑いを表現したい場合に使います。
"SDBH's food is delicious this week!" (今週のSDBHのエピソードはおいしいよ)
これは、まだ読んでいない人にお勧めする場合に使えます。
時には、自分の感情を表現するために、GIFやさまざまなリアクション画像を投稿する人もいます。
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日本人には少し刺激的かもしれませんが、腐った食べ物、まずそうな食事など、ネガティブな画像を使うこともあります。
ネット文化になった料理番組や有名シェフもたくさんいます。中でも欧米で大人気の3ツ星シェフ、ゴードン・ラムゼイは、キレのある毒舌で有名で、テレビにもよく出ているのでご存知の方も多いのではないでしょうか。
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これは、ラムゼイが残念な料理をさんざん食べさせられ失望し嫌気がさしていたところへ、ついに超絶品料理にありくことができてホッとしている様子を表しています。外国人はよく、「Finally some good fucking food」と言って長い苦しみからついに解放されて得た喜びを表現することがあります。
これをファンの創作作品の下にコメントすると、こういう意味になります。
「公式にはホント失望させられたけど、二次創作のおかげでやっと満腹になった!」
欧米ならではのユーモアのある辛口コメントですね。
ドラゴンボールでは食べ物にまつわるダジャレが多く登場し、英語圏の人もすでにそれをわかっているので、食べ物に関する話題を通して、ファン同士より楽しむことができますね。
海外ファンはネットに投稿された作品に躊躇なくコメントします。しかし、自動翻訳機を使っている場合、スラングを上手く訳せません。
もし日本の皆さんの中で、外国人が何を言っているのか、褒められてるのかディスられてるのかすらわからなくて困っている場合は、いつでも私に聞いてください。私はスペイン語、フランス語、英語に対応可能です。ポルトガル語やイタリア語も大丈夫です。
お役に立てたなら幸いです。
Von~
@aolihuiさんには、このテキストでとても助けられました、ありがとうございました!
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ryotarox · 4 months
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興亡の世界史 東インド会社とアジアの海 (講談社学術文庫) | 羽田 正 |本 | 通販 | Amazon
17世紀のイギリス、オランダ、フランスに相次いで誕生した東インド会社。この「史上初の株式会社」の興亡を通して、世界が大きく変貌した200年を描きだす異色作。喜望峰からインド、中国、長崎にいたる海域は、この時代に「商品」で結ばれ、世界の中心となり、人々の交流の舞台となっていた。そして、綿織物や茶、胡椒などがヨーロッパの市場を刺激して近代の扉を開き、現代に続くグローバル社会の先駆けとなったのだった。 講談社創業100周年記念企画「興亡の世界史」の学術文庫版。大好評、第3期の3冊目。[原本:『興亡の世界史15 東インド会社とアジアの海』講談社 2007年刊]
上位レビュー
本書によれば通商航海とはなばかりで、艦砲射撃で徹底的に途中の諸国を痛めつけ、そのうえで有利な条件で通称を結ぶという威嚇商法であったことがわかる。 ポルトガルは、この航路開拓によってインドネシアをはじめとする香辛料の産地を勢力下に置き、大きな利益を上げることができた。 これをみた、イギリス、オランダ、フランスなどが、それぞれ「東インド会社」なるものを設立し、香辛料貿易に割って入った。本書では、それぞれの国の「東インド会社」の成り立ち、歴史など個別に詳述するのみならず、それがヨーロッパの文化にいかなる影響を与えたかについても説明されている。 わが国の歴史にも大きな足跡を残した東インド会社。日本は、これらの国の武力の餌食にならず、逆に長崎の出島経由でしか貿易を許さないという強い態度に出た。これは、当時のアジア諸国の中で、日本だけが「国民国家」として独立国の体裁を保ち、武力も強かったので、領土的野心をもっていたスペインやポルトガルをお出入り禁止にすることが出来たという。
イギリスもオランダもプロテスタントであり交易が目的が第一の目的だった。 ポルトガルは本国の経済力と国力が貧弱なせいかカソリックの力を借りての進出だった。どこの国に進出するにしても宣教師がついていき、宣教をすすめて侵略するの繰り返しだった。 一方でオランダはポルトガルが宣教師を使って侵略を企てていると情報を流すことで効率的に競争者を排除した。 ただ、そのあと、食い込みを図った国の対応は様々だ。強力な統一政権を確立した日本では出島に押し込められたが、それ以外では植民地化を進めた。
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seafood-33 · 1 year
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2022-06-02
Yuzuru hanyu x Javier Fernandez special dialogue in FaOI 2022 pamphlets. Yuzuru asked current situation in Spain after Javier saying he didn't skate in ice show for almost 3 years, the difference between competion and profession, and thought he couldn't do Javier's style of comedy, like making audiences laughing. Javier talked about he like "Parisienne Walkways" in whole black costume and "Haru Yo, Koi".
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新型コロナウイルス感染拡大で、2年間中止になっていたファンタ ジー・オン・アイス。 3年ぶりに実現した今回の公演は、5月27日の幕張から始まってこの神戸が3公演目。 このファンタジーでは長年要出演者として参加し、選手としては2012年の夏からはチームメイ トとなり、切磋琢磨しながら世界で戦ってきた羽生結弦とハビエル・フェルナンデスに、アイスショーへの思いを語り合ってもらった。
取材・文/ 折山淑美。このインタビューは、6月2日に日本ガイシホールにて実施しました。
Fantasy on Ice had been canceled for 2 years due to the spread of the new coronavirus. This performance, which has been realized for the first time in 3 years, started in Makuhari on May 27th, and this Kobe is the 3rd performance. Yuzuru Hanyu and Javier Fernandez, who have participated in this fantasy as key performers for many years and have been teammates since the summer of 2012 as skaters, discussed their thoughts on the ice show.
Interview and text by Yoshimi Oriyama. This interview was held on June 2 at Nippon Gaishi Hall.
<Part I, pamphlet of Kobe>
——3年ぶりのファンタジー・オン・アイス。 すでに幕張公演を終えていますが、今回のショーのスタートはどんな印象でしたか。
-- Fantasy on Ice for the first time in 3 years. You have already finished the Makuhari show. What was your impression of the start of this show?
羽生
ファンタジー・オン・アイスは初演から最終日まで、 すごく日数もあってツアーという感じでやっていますが、今回は最初から「もう最終日?」 というくらいの熱量を感じられたのでそれが嬉しかったですね。 何か、僕の演技がどうのこうのとか、みんながどうのこうのではなくて、すごいファンタジーとしての・・・・ファンタジー・オン・アイスならで はの一体感みたいなものが、観客の皆さんとのコネクションの中で感じられたなと思いました。
Hanyu:
From the premiere to the final day of Fantasy on Ice, we have a lot of days, so we are doing it like a tour, this time, from the very beginning, I was so happy that I was able to feel the intensity of "It's already the last day?" It was not about my performance, or about everyone else's, but about the connection with the audience that I could feel a sense of unity that is unique to... Fantasy on Ice as a great fantasy.
フェルナンデス(以下ハビ)
Fernandez (Javi hereafter)
ユヅルが言ってくれたことと同じことだけど、他のスケーター、そして観客の皆さんから 来るエネルギーというのは素晴らしいものがあったと思います。またこれまで長い間、お客さんの前で滑るチャンスがな かったのと、ファンタジー・オン・アイスも開催できていな かったということで、いつも以上のエキサイティングな気持 ちがみんなの中にあると思いました。そして本当に多くのス ケーターにとって、 今回はある意味チャレンジングなところもあると思います。 ほぼ3年間やっていなかったので、僕もな かなか感覚などが戻ってくるまで時間がかかっていて、 当然 疲れも出ます。 でもいい経験だと思うし、いいカムバックに なったなと思います。
I agree with what Yuzuru said, the energy from the other skaters and the audience was amazing. Also, we haven't had a chance to skate in front of an audience for a long time, and we haven't had Fantasy on Ice for a long time, so there was more excitement than usual in everyone's hearts. And for many skaters, this time will be a challenge in a sense. I have not skated in ice show for almost 3 years, so it has taken some time for me to get back to my senses, and of course I am tired. But I think it was a good experience and a good comeback for me.
羽生
スペインはコロナの状況がすごく厳しくて大変だったと聞いているけど、ハビの生活はどうでしたか。
Hanyu:
I heard that the corona situation in Spain was very tough and difficult, how was life for Javi?
ハビ
やっぱりスペインの状況はずっと良くなくて、スケート自体もなかなか出来なかったし、感染対策もいろんなことをしなければいけなくて・・・・。日常生活をすることや、練習 に行ったりする中でも非常に複雑なことをやっていかなけれ ばいけなかったので、すごく大変でした。 でも段々、世の中が普通の生活に戻りつつあるので非常に嬉しくて、今はエキサイティングな気持ちになっています。やっと自分の人生や生活が戻ってきたな、という感じになっています。
Javi:
The situation in Spain was not good for a long time, and it was not easy to skate, and we had to do a lot of things to prevent infections. It was very difficult because we had to deal with very complicated things in our daily lives and even when we went to practice. However, I am very happy that life is gradually returning to normal, and I am now feeling excited.
——今回はアイスショーでの振り付けや、演技に対してのこだわりということを聞きたいのですが、お互いにどんなこ とを大切に考えてショーに臨んでいますか。
-- This time, I would like to ask you about the choreography for the ice show and your commitment to acting. What kind of things do you consider important to each other when you go to a show?
羽生
僕のこだわりはやっぱり音楽だったり・・・・。 もちろん 世界観も大事にしているんですけど、音楽との調和だったり。 あとは自分が、どういう風にその音楽に対して物語を持って いったり、どういうテーマだったりということを常に明確に していくことを大切にしています。
ただそれが、なにか「自分の中でこうやりたい」 みたいな感じで完結してしまうのではなくて、ちゃんと皆さんの中に、自自分の思っていたものが100%「ボン」と伝わるわけではなかっ たとしても、何かしらが伝わるような演技にしたいなという のはいつも思っています。
Hanyu:
My focus is on the music and... of course, the worldview is important, but it is also important to be in harmony with the music. I also place importance on how I bring a story or theme to the music, and always make it clear.
I always want to make sure that the performance conveys something to the audience, even if it does not convey 100% of what I had in mind.
ハビ
僕もユヅルと同じですが、 氷上でいろんな小さなストーリーを、もしくは音楽を表現することによってお客さん が自分たちのやっていることを・・・・、 そして氷上で繰り広げていることを少しでも感じてもらいたいなと思っています。 だから、できるだけお客さんをこちらに引き寄せたいなというように感じています。
今は神戸からの公演をすごく楽しみにしています。 そこでは、 非常に面白い時間が過ごせるのではないかなと期待している んです。 というのはこれまでの2公演とは違ってコラボレー ションプログラムを用意しているのですけど、それは五輪で メダルを獲った時の曲をアーティストの方に実際に歌っても らって滑るもの���す。 実はあの曲を生の歌で滑るのは自分にとっても初めてのことなのですごく楽しみですし、お客さんにも気に入ってもらい、それを観ることによって五輪のことを思い出してくれたら嬉しいなと思っているんです。
Javi:
Like Yuzuru, I want the audience to feel what we are doing at... and what we are doing on the ice by expressing various small stories or music on the ice. That's why I feel like I want to attract customers here as much as possible.
I'm really looking forward to the performances from Kobe now. I'm looking forward a very interesting time there. That's because, unlike the previous two performances, we have prepared a collaboration program.
Actually, it's the first time for me to skate that song live, so I'm really looking forward to it, and I hope the audience will like it, where the artist actually sings the song that won the medal at the Olympics and skates.
羽生
ちょっとまた僕から質問したいんだけど、競技をする選手とプロスケーターの違いはどう感じていますか。
Hanyu:
I would like to ask you a question again. What do you feel is the difference between a competitive skater and a professional skater?
ハビ
とてもいい質問だよね (笑)。 競技をやっていた時からプロになるというのは、1日で生活がガラッと変わってしま う感覚がありました。 「競技を辞める」と決めた瞬間から、「新しい人生が始まったな」と感じました。 毎日毎日、厳しいト レーニングをしなくてもよくなる。 もちろんアイスショーへ 向けての練習はするけど、 競技をやっている時とはまったく 違う世界です。 それまでは自分でスケジュールをきっちり決 めて、しっかり自分のことを管理してやり続けるのがとても 大変でした。 朝起きてトレーニングをして、 氷上練習をして 家に帰って休んでから寝て、という暮らしだったけど、それ がすべて違ってきました。 今ではもう、 本当にいろんなこと が1日のうちに起きています。 まるで扉を開けて、新しい世界 に一歩踏み出していく感覚です。 それはとても面白いけど、 それと同時にいろいろなことで、競技をやっていた時とは違 う忍耐力が必要かなとも思います。
Javi:
That's a very good question (laughs). From the time I was competing, becoming a professional had the feeling that my life would completely change in a day. From the moment I decided to quit competing, I felt that a new life had begun. I don't have to train hard every day. Of course, I practice for the ice show, but it's a completely different world than when I'm competing. Until then, it was very difficult for me to set my own schedule, manage myself well, and keep going. I used to wake up in the morning, train, practice on the ice, go home to rest, and then go to bed. Now, so many things happen in a day. It is like opening a door and stepping into a new world. It is very interesting, but at the same time, I think it requires a different kind of patience than when I was competing.
——フェルナンデスさんがコラボのことを話しましたが、 アーティストとのコラボレーションはファンタジー・オン・アイスならではのものですが、その場合の選曲はどういう基準でしていますか。またコラボレーションの面白さ、難しさも教えてください。
-- Fernandez-san, you talked about collaborations, but collaborations with artists are unique to Fantasy on Ice. Also, please tell us about the fun and difficulty of collaboration.
羽生
僕はそうですね、 自分の得意な曲調でやることももち ろんありますし、 逆に何か、「あっ、こういうものもやりたい な」とか、「こういうこともできるよな」 みたいな、 自分の幅を広げるという意味でも曲を選んだりしてきました。 だから何 というか、今までやったことがないようなジャンルをやって ・みたり・・・・、というのももちろんあります。
ただ、コラボレーションというのはやっぱり、アーティスト の方がそこにいらっしゃって、それで自分が演技をするので、 通常よりもプレッシャーがかかるんです。 アーティストさん に迷惑をかけたくないというか、一緒にやってより完璧なも のを作りたいというプレッシャーはすごく強くあります。そ ういう意味ではすごく冒険でもあるし、また逆にそのプレッ シャーがすごくいいパフォーマンスを生み出してくれること もあったりもするので。毎回すごい勉強をしながらやってい るという感じは強いですね。
Hanyu:
For me, of course, there are times when I do songs that I'm good at, but on the other hand, I'm like, "Oh, I want to do something like this," or, "I can do this, too." I've been choosing songs in a meaningful way. That's why, of course, there's also the fact that I try and try genres that I've never tried before...
However, in a collaboration, the artist is there, and I act with them, so there is more pressure than usual. I don't want to bother the artist, or rather, the pressure to create something more perfect by working together is very strong. In that sense, it's a great adventure, and on the other hand, there are times when the pressure gives a very good performance. I have a strong feeling that I am studying hard every time.
ハビ
ユヅルの言う通りだと思いますね。 やはりプレッシャー は、他の自分のプログラムを滑る時より多くかかるというの は同じ感覚ですけど、共演者の方とのチームワークというも のも必要になってくるというのは強く感じます。ただ自分た ちにとっては、いつもと違ったことを、 新しいことをやると いう面では非常にいい機会だとも思います。 より特別な瞬間 というか、特別な時間を過ごすことができると思います。
やはり生の歌というのはすごく美しいですし・・・。 普通に練習をしている時には同じ曲をただ繰り返してかけるだけだったのですが、アーティストが生で歌う曲に合わせて滑るというのは貴重なことだし、とても新鮮でいいことだと思います。 だから、そのために使う曲を選ぶときには、僕はまず自分に合う曲調のイメージというものを考えています。
Javi:
I think Yuzuru is right. I feel the same pressure as when I skate my own programs, but I also strongly feel that I need to work as a team with my co-stars. However, I think it is a great opportunity for us to do something new and different from what we usually do. I think we will be able to spend more special moments, or rather special time.
After all, live singing is so beautiful... When I was practicing normally, I would just play the same song over and over, but skating to the song that the artist sings live is a precious thing, and I think it's a very fresh and good thing. So, when I choose the songs to use for that purpose, I first think about the image of the tune that suits me.
——ふたりはこのファンタジー・オン・アイスでも長年共 演していますし、他のアイスショーや大会後のエキシビショ ンにも一緒に出演していると思いますが、これまでお互いに 相手のプログラムや演技を見て「すごいな」と思ったものは ありますか。 それとともに、 「自分にはできないな」と思っ たこともありますか。
-- The two of you have worked together for many years in Fantasy on Ice, and I believe you have also performed together in other ice shows and post-competition exhibitions. Have there been any programs or performances that you have seen each other do that you thought "wow" and "I can't do that"?
羽生
何だろう、やっぱり彼にしかできないコミカルなプログラムというのはあるんですね。 僕にはそういった、ちょっと力が抜けた感じというか・・・・。ただそれは、単に笑いを取りにいっているわけではなくて。チャップリンもそうだけど、 お客さんに対して気持ちを飛ばしつつ、 でも何か自然体でありながら、でもちょっとコミカルな感じ。そのバランスというのは、お笑いになってはいけないからすごく難しいと思うんです。だから彼のやっている、 お客さんたちとコネクトしながら「クスッ」と笑えるようなところとか、なにか気持ちがほぐれてくるようなものというのは、僕にはできない彼ならではの演技や動きだなと思います。
その理由となるとすごく表現が難しいんですけど、僕のス ケートってなにかフワッとしているタイプじゃなくて、もつ とガッチリお客さんの気持ちをつかみにいったりとか、逆に すごく美しく見せたりとかはできるんですけど、そういうな にかは・・・・。ちょっと技術的に詳しく言うと、ブレードを前後に揺らした感じとか、動きの止め感などというのは、彼な らではのものでもあるんです。 そういったものがやっぱりうまいなと思います。
I guess there is a kind of comical program that only he can do. For me, it's that kind of relaxed feeling, or... But I am not just trying to get laughs. Like Chaplin, I want to be able to express my feelings to the audience, but at the same time be naturalistic, but still a little comical. I think it is very difficult to find a balance between these two, because it should not become a comedy. So, I think that the way he connects with the audience and makes them laugh or relax is something that only he can do, something that I cannot.
The reason for this is very difficult to express, but my skating isn't the type that is kind of airy, I try to grasp the audience's feelings more firmly, and on the contrary, I can make it look very beautiful. But that kind of thing is... Technically speaking, the feeling of swinging the blade back and forth, the feeling of stopping the movement, etc. is something that is unique to him. I think that kind of thing is really good.
ハビ
ユヅルのプログラムで「すごいな!」と思ったものは いっぱいあるから、選ぶのは大変ですね(笑)。 でも強いて言えば、ひとつ思い出したのは、名前は出てこないのですけど、 黒い衣装でロック調の曲ですごくかっこいいやつ。 僕の 『ブラック・ベティ』 にちょっと似た感じのプログラムですね。
Javi:
There are a lot of Yuzuru's programs that made me think, "That's amazing!", so it's hard to choose one (laughs). But if I had to say it, I remember one that I can't name it, but it was a very cool one with a black costume and rock music. It's a bit like my "Black Betty" program.
羽生
何だろう、「マスカレード」かな?
Hanyu:
What is it, "Masquerade"?
ハビ
いや、もっと以前のプログラムだったね。
Javi:
No, it was an earlier program.
羽生
それなら、ドアーズの「ハロー・アイ・ラブ・ユー」かな。 それとも、 ゲイリー・ムーアの「パリの散歩道」かな?
Hanyu:
Then it's "Hello I Love You" by The Doors. Or maybe Gary Moore's "Parisienne Walkways"?
ハビ
アッ、ゲイリームーアだ。 『Parisienne Walkways」 だね。 ロック調ですごくかっこよかったんだ。 それにもうひ とつよく覚えていて印象的だったのは、 「春よ、来い」 ですね。 日本の曲というので 『Parisienne Walkways」 とはまった く違ったスタイルの演技だけど、 スケーターとして自分の国 の曲で演技をするのは特別な思いがあると思っています。 あ のプログラムはすごく滑りが素晴らしいだけではなくて、ユ ヅルのプログラムに込めている気持ちが伝わって来るよう な演技だったので、もう芸術作品だと思って見ていました。
Javi:
Ah, Gary Moore. 'Parisienne Walkways'. It was rock-style and really cool. Another thing I remembered very well was "Haru Yo, Koi" It's a Japanese song, so it's style is completely different from "Parisienne Walkways", but as a skater, I think it's a special feeling to perform to your own country's song. Ah, his program was not only amazingly slick, but it was his acting that conveyed the feelings that Yuzuru put into his program, so I thought it was a work of art when I was watching it.
Ps. Yuzuru black-top costume Parisienne Walkways 2012 video and photos.
<Part II, pamphlet of Shizuoka>
——そんな状況も経験しているからこそ、3年ぶりのファンタジー・オン・アイスはふたりともすごく楽しみにしていた と思いますが、今回はアイスショーに対する思いを聞いてみ たいと思います。 おふたりともこのファンタジーに限らず、 初めてアイスショーに出演した時に、 競技会との違いをどう感じましたか。 そして経験を積んできた中で、 その印象はどう変化し、 どう自分の成長につながってきたと感じていますか。
--I think that's why both of you were really looking forward to the first Fantasy on Ice show in 3 years, and I would like to ask you about your thoughts on ice shows. How did you both feel the difference from competitions when you performed in ice shows for the first time, not only this fantasy show? How have your impressions changed as you have gained experience, and how do you feel they have led to your personal growth?
羽生
僕は正直、最初から競技会��りアイスショーの方が好きだったので、「見てもらえる!」という嬉しさが強かったですね。やっぱり僕自身の中でもアイスショーに憧れていた気持ちが強かったので、自分が初めてスポットライトを浴びて滑った時は緊張感などよりも、 楽しかった思い出の方が強烈に記憶に残っています。
ただ、段々、段々経験を積むにつれて、やっぱり「いい演技をしなければいけない」とか、コラボレーションだったら「完璧 にしなくてはいけない」などという気持ちがドンドン湧いてくるので。 そういう意味では、昔より楽しめなくなっているなとも思います。 でもそれがいい演技につながったというの もあるし。ただ楽しんで、自分のために滑っているのではな くちゃんとお客さんとコネクティングしたり、また自分の表現したいものにちゃんと責任を持ってスケートをしなくて はいけないとか。 今では何か、自分がアイスショーに出演すあるスケーターとしての責任みたいなものを、しっかり感じながら滑れているなと感じます。
Hanyu:
To be honest, I liked the ice show more than the competition from the beginning, "You can see it!" I was very happy to be able to do this. After all, I had a strong desire to go to an ice show myself, so when I skated in the spotlight for the first time, I remember the fun memories more than the nervousness.
However, as I gain more and more experience, I feel that I have to give a good performance, or if it is a collaboration, I feel that I have to make it perfect. In that sense, I think I don't enjoy it as much as I used to. But that also leads to good performances. I have to skate not only for my own sake, but also to connect with the audience, and to be responsible for what I want to express. Now I feel that I can skate with a sense of responsibility as a skater who performs in ice shows.
——そういう気持ちや技術、 表現などは、 競技会にも還元 できているのではないですか。
-- I think that such feelings, techniques, and expressions are also being reflected in the competitions.
羽生
それはもちろんあります。 でもなにか、やっぱり競技の時の緊張感とアイスショーの時の緊張感はけっこう違うんですよね。 リンクが狭かったり、 という制約ももちろんあるんですけど、それよりも「お客さんたちにどう伝えるか」というのが大切なので。競技会だとジャッジに向けてどう伝える かというのがメインなので、その違いは大きいですね。 だからバーッと360度、 全方向に対して気持ちを飛ばすということは意識しています。 もちろん昔は、そこまで考えていませんでしたけど(笑)。
Hanyu:
Of course there is. But the tension during a competition is quite different from the tension during an ice show. Of course, there are restrictions, such as the narrowness of the rink, but more important is "how to communicate to the audience". In competitions, the main focus is on how to communicate to the judges, so there is a big difference. So, I am conscious of flying my feelings 360 degrees in all directions. Of course, in the past, I didn't think that far ahead (laughs).
ハビ
僕は最初のアイスショーのことは覚えていないんで す。スペインの小さなショーだったかもしれないな もしかしたら初めてのアイスショーは、今もスケートクラブの子供たちが小さなショーをやっているからそれだったかもしれ ない。でも今、ユヅルが言ったことに付け加えると、やっぱりショーは試合とは違う雰囲気だったので、それがすごく楽しみでした。照明もあったりして特別感もあるから、それを楽しめるのがいいかなと思います。
ただ、どうしてもショーになると照明がチカチカしたりする ので、それに慣れなければいけないこともあったり、自分が学んでいかなければいけないこともたくさんあります。でもすべてのスケーターにとって、ショーに出るということはすごくいい経験になることだと思います。 誰でもみんな、たくさんのお客さんに観てもらいたいと思っている。世界のお客さんたちに見てもらって、 フィギュアスケートを好きになってもらいたいと思います。
Javi:
I don't remember my first ice show. Maybe it was a small show in Spain. Maybe it was my first ice show, because the kids in my skating club still do small shows. But to add to what Yuzuru just said, I knew the show had a different atmosphere from the competition, so I was really looking forward to that. There were lights and a special atmosphere, so I thought it would be good to enjoy it.
However, when it comes to shows, the lights flicker, so there are things I have to get used to, and there are many things I have to learn. But I think for all skaters, going to a show is a great experience. Everyone wants to see as many people as possible. I hope that people from all over the world will see it and fall in love with figure skating.
羽生
あとは、アイスショーだと自分のオリジナリティを出さなければいけないと思いますね。 自分が滑るからこそ喜んでもらえるものだったり、 自分にしか滑れないものだったり。 そういうものがすごく必要になるのがアイスショーだなと思っています。 僕はそういうことを、アイスショーを通じて学んだなと思っているけどハビはどう思っている?
Hanyu:
Also, in an ice show, I think I have to show my originality. I can be happy because I can skate, or something that only I can skate. I think ice shows require such things. I think I have learned that through ice shows, but what does Javi think?
ハビ
僕がアイスショーのいい部分だと思うところは、いろんな遊び心を持って自分たちの演技ができるというところだと思っています。 例えば音楽の選曲だったり、 どういうスタイルのプログラムを選ぶかというところでも、普段ではできない色々なことを試すこともできます。そのうえに競技会とは違い、すごく難しいテクニカルなことをやる必要も無い。 ステップを複雑にする必要も無いし、すごいスピンを入れる必要も無くて、本当にオープンに「お客さんを楽しませる」ということに重きを置いてやることができる。
それで音楽も「自分が滑りたいな」とか、「これをやったらすごく自分が盛り上がるな」という曲を選ぶことができる。ショーというのは観てくれる人のため、お客さんのためというのもあるんですけど、もちろんそれ以外にも「自分たちのためにも役に立つ」ところもあると思います。
Javi:
I think one of the best parts of ice shows is that we can perform with a playful spirit. For example, we can try various things that we normally cannot do, such as music selection or what style of program to choose. Moreover, unlike competitions, we don't have to do very difficult technical things. We don't have to complicate our steps or put in amazing spins, and we can really focus on "entertaining the audience" in an open manner.
And then, as for the music, we can choose songs that we "want to skate to," or songs that we "get really excited when we do this" . Of course, a show is for the audience, but it is also "useful for us" in other ways.
——そういうアイスショーに向けて羽生選手は、以前にも「練習ではかなり追い込んでいる」と話していましたが、その追い込み方は競技会へ向けてとの違いは心を追い込むとか、気持ちを高めるという、精神的なものが多くなるのですか。
-- Hanyu, you have said in the past that you are "pushing hard in practice" for such ice shows, but is the way you push yourself differently from competitions, in that you push your mind or raise your spirits?
羽生
これは今回のファンタジーへ向けてのことですけど。 今回もかなり追い込んだ練習をやってきて、 実際に体重が3 キログラムくらい減って、すごく体力もついたと思っていま す。でも、練習している時は・・・ 普通の競技会へ向けた練習 だったら、さっき「ジャッジに向けてどう伝えるかを考える」 と話したように、いつも同じパターンでしかやらないんです ね。 同じ方向を正面にしてしかやらないんです。
でも今回のファンタジーに向けて練習をした時には裏側で やってみて、それが本当にどういう風に見えているかという のもちょっと考えながらやっていました。 その時に、「本当にこれがちゃんと表現できているかな?」と考えて。 正面から見た時に表現できているのは当たり前なんですけど、そうじゃなくて裏側から見た時にカッコいいかどうか。ちゃんとシルエットがきれいかどうか、というのはすごく考えてやました。そういう意味では、一つひとつのディテールを、細かく、細かく砕いていって練習をするというのがアイスショーには必要だと思うので、それだけ時間はかかります。
それにもちろんジャンプもしっかり跳ばないと意味が無いので、そういう面では競技会の時に学んだ、 「ジャンプをどれだけ正確に跳んでいけるか」という練習をしつつ、それにプラスアルファで、 反対側の位置でやってみたりとか、細かいディ テールをやっているという感じですね。
Hanyu:
This is for this fantasy. This time too, I practiced quite hard, and I actually lost about 3 kilograms, and I think I gained a lot of physical strength. But when I'm practicing... When I'm practicing for a normal competition, I always follow the same pattern, just like I said before, "I think about how to tell the judges." . I only do it with the same direction facing the front.
However, when I practiced for this fantasy, I tried to do it on the back side and thought about how it would really look like. I was thinking, "Am I really expressing this properly? I wondered if I was really expressing it correctly. It is a given that it is expressed when seen from the front, but I also wondered if it looked cool when seen from the back. I really thought about whether or not the silhouette is beautiful. In that sense, I think it is necessary for an ice show to practice each and every detail in detail, so it takes a lot of time.
And of course, there's no meaning in jumping unless you do it well, so in that respect, while practicing "how accurately you can jump", which I learned at the competition, I also added something to the position on the other side. It feels like I'm doing fine details, such as trying it out.
ハビ
ショーへ向けたトレーニングプログラムの話だったよね?
Javi:
We were talking about a training program for the show, right?
羽生
そうだよ。
Hanyu:
Yes, it is.
ハビ
ユヅルは試合の時もアイスショーの時も、とにかく周到に準備をするタイプなんですよね (笑)。 僕はそこまでではないですけど、ただショーというのは試合よりお客さんたち が近くにいて、そのお客さんの目の前で演技をします。その点で非常にいい面としては、自分のキャラクターであったり、 自分自身をお客さんに売り込めるというか、わかってもらう ことができることです。 ただそれはいいんですけど、ひとつ 怖いというかマイナス点というのは、目の前にいるので逆にお客さんの反応がしっかり見えてしまうことです。もしそこでお客さんたちの反応があまり良くないときには、非常に怖いというのがあります(笑)。 試合もアイスショーもとにかく全力でやるだけですけど、そういう点は違っているので、 楽しくもあり怖くもあるのは、 アイスショー独特のものなんです。
Javi:
Yuzuru is the type of skater who prepares very carefully for both competitions and ice shows (laughs). I am not that much, but in a show, I am closer to the audience than in a competition, and I perform in front of them. The good thing about this is that I can sell my character and myself to the audience, or at least have them understand me. The downside is that I an right in front of the audience, so I can see their reactions. If the reaction of the audience is not so good, I am very scared (laugh). I just do my best in competition and ice shows, but that's the difference, so it's fun and scary, It is unique to ice shows.
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vegehana-food · 1 year
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✿ メル・イ・マト | Mel i Mató ・牛やヤギなどのチーズに、甘いハチミツをたっぷりとかけたスイーツ。13世紀から食べられていた伝統のある、カタルーニャ地方を代表する一品です。ハチミツの甘みが、さっぱりとしたチーズに包まれて、ど��か懐かしさを感じさせる味です。
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ari0921 · 5 days
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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和六年(2024)5月24日(金曜日)
   通巻第8263号 <前日発行>
 敵を誤断するな、誤断したら滅ぼされるのはこちらだ
   カルタゴはローマの野心を最後まで認識できなかった
*************************
 サルマン・ラシュディは『悪魔の詩』をかいてモハメッドを揶揄したとイスラム原理主義者から判断され、イランは死刑判決を出した。トルコではラシュディ支持派の宿舎が放火され多数が死亡、また日本でも翻訳者の五十嵐つくば大學教授が殺害された。このためラシュディは長きに亘って表舞台にあわれず地下に潜っていた。
 三年ほど前からラシュディはテレビに出演するようになり、五月にも「パレスチナの自由国家は『タリバンのようなもの』であり、イランの『属国』になるだろう」とずばり述べた。ラシュディは2022年にNYで講演した折、暴漢にナイフで襲われ右目を失明している。
 ドイツの放送局RBBとのインタビュー(5月21日)で、「今、誰もがガザで起きていることに心を痛めているはずです。しかし、デモ参加者の何人かにハマスについて言及してもらいたいのは、紛争原因はどちらにあるか。ハマスはテロ組織だ。若い進歩的な学生や政治家がファシストのテロ集団を支持するようなことは非常に奇妙だ。」と力説した。
 歴史家のビクター・デイヴィス・ハンソンは新著『すべての終焉:戦争はいかにして滅亡に至るか』のなかで、敵によって完全に破壊された4つの文明を考察し、その後、米国と国内外の敵との比較を描いて衝撃を運んでいる。アメリカの知識人のなかで、鮮明にトランプを支持するハンソンの著作は十冊あまりあり、そのうちの『古代ギリシアの戦争』が邦訳されている。トランプもハンセンの愛読者の一人だ。
 かれは言う。「一方が戦争に負けた場合、典型的な対応は降伏することである。彼らは全滅したわけではない。ひとつは古代ギリシアのテーベ(ギリシア語=ティヴァ)はマケドニアとたたかい、アレキサンダーに滅ぼされた。(ハンセンは「アレキ��ンダー大王は英雄ではなく『古代のヒトラー』と比喩した。そういえば習近平も中国では習徳拉(シティラー=ヒトラー)だ。
 さんざん議論されたカルタゴがそうだ、とハンソンは続けた。カルタゴはローマと三回戦い、殲滅された。
 敗北しても残存しているのはコンスタンティノープル、そして多くの知識人も殆ど知らないテノチティトラン(アステカ帝国の首都、スペインに殲滅された)だ。
 これらの国指導者らは自分たちが無敵であると思い込み、たとい侵略されても、政治的に巧みに処理し、交渉し、勝利できると考えていた。
「最初に侵略者を理解することが重要です。カルタゴらはローマ人が世界的な野心を持っており、地中海全体を支配したいと考えていたとは知りませんでした。自分たちが唯一の障害であり、何をしても障害と解釈されてしまうことに気づいていないのです。カルタゴはローマ人を説得できると考えたのです」
 猛将ハンニバルが象部隊を率いてアルプスを越え、ローマを追い込んだとき、カルタゴ議会はハンニバルに撤退を命じた。
 まさに平和主義者が戦争を引き起こすのだ。ハンニバルはフェニキアに追われ、そこで毒を盛られた。 
 米国が衰退する大国であると仮定して、中国が台頭する大国として見ると、「我々は二度の世界大戦に勝利し、戦後秩序を築き上げ、どの国の防衛にも最も多くの資金を費やした。私たちが勝ちたいと思えば(中国に)勝てるのです、とハンソンは言う。
 ▼アメリカの敵はアメリカの内部を蝕んでいる敵だ
「しかしながら、米国は36兆ドルの負債を抱えている。100日ごとに1兆ドルを借りています。軍隊は4万5000人不足しています。都市は犯罪で満ちています。中国は米国を弱体化させる計画を持っています。彼らは私たちよりも速く核兵器と核艦船を製造しています。彼らの人口は米国のほぼ5倍です。習近平は『アメリカに対して人民戦争を行っている』と言っています。これ以上明確なことはありません。しかしどういうわけか私たちは気づいていません」。
 脅威を認識できない原因はメディアと知識人の主知主義にあるとしてハンソンが警告する。
「最大の脅威は、メディア、ハイテク、高等教育を受けながらもユートピア的な衝動を持ち、他の人たちより道徳的または知的に優れていると信じている一群のエリーと層です。
かれらは夢を達成するためにはどんな手段も許されると考えています。すべての教育機関はかれらによって攻撃にさらされています。私たちは新たな(危機的な)領域に入り、政府機関や組織は非常に歪んでおり、短期的な政治的利益を狙っています。皮肉なことに、これをやっている人々のほうが『民主主義は闇の中で死ぬ』と言っているのです」。
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tokiosuzuki · 7 months
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20231111 : merit /demerit
今住んでいる部屋は山形の部屋よりも狭く、絵を描く環境を優先しているので寝る場所にも困る。布団を持つことができないけれど、ある程度満たされてしまうよりは全然いい。”「俺は、柔らかいベッドと旨い物を食いたがる奴を信用しない」。”そんな言葉もありますから。 東京にいても絵が描きにくい環境ならその選択は間違っているのでは?そう思えるかもしれないけれどダメだなんてことは全然思っていません。ダメとは言えないのは、時間の流れがやっぱりこっちの方が過ごし易いなと感じること、それと最もの理由はいろんなところでさまざまなものが見られるから。休みの日はSNSで知り気になった作家の個展や展覧会を見に出かけたりもしています。 先週は、 「禅と美―スペインからのまなざし」展 会場;駐日スペイン大使館 会期:2023年10月28日〜11月24日 伊豫田晃一 | Visionaire…
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ayumegumi · 7 months
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Saturday, 4 November 2023
自転車をとられて、ショックだったもののふーんみたいな、あんまり機嫌を損ねなかった自分にわたして何なんやろ、と思いながら、一緒にいた友だちの方が怒ってくれてありがたかった、でもよくよく考えるとふだんわたしは自転車がないとかなり立ち行かない部分があり、平日が始まる前になにかしら代替手段を考えねばならないのやった。
今日の朝はなんか余裕があったので(いやなかった、でもなんとなく)タッパーに入れて持って出たサラダ、食べようと思うと肝心のおはしやなんやは忘れている。こんな感じやなーと思いながらこの文章をメモ。10月はやたら天気がよかった、いろいろ目まぐるしいなあと思ってたらもう過ぎている。一年で何度か、ときどきぽかんと出来る時期があって、それがわたしにはとても大事なんやけど、それってどういうときなんやろう?
そんなこんなで今日も暑く、Tシャツに重めのアウターを手で抱えて出てきてる、今日はそう、最初に書いた自転車のこと、サリーが乗らなくなったマウンテンバイクをくれるというので用事のあと夜取りに行く。うちからは少し遠いから、もらった自転車で知らない街をサイクリングして帰るつもり──あ、ぽかんと出来るのってそういうときかも。思いがけず知らない街、とか。わたし、自転車、たぶん戻ってくるんちゃうと思ってたんかもしれん。だから怒らんかったんかなあ。戻ってくるかな。2台になったら友だちに貸せる。
今朝シャワーを浴びて気づいたんやけど、左手の小指に永遠にはめていた指輪がなくなっている。いつ? 自転車なくした日かも。スペイン語で「SUERTE」と入っていて、それは幸運とか、運命とか、運みたいな意味で、あの日、それをなくした手だったのだと思うとちょっと面白かった。買い直すのか、すこし迷う。
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mlyzvt-no2157 · 4 months
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一文字の間違いで物凄い意味が違った事
【ご注意】
今回のエピソードは、かなりお下品です。っていうか、ガチで下品です。それでも大丈夫って方なら、どうぞ👇
私が前に勤めていた会社は珍事件の宝庫だった。特に、ユニークで面白いというか個性的(変な人とも言う)が非常に多く、常に誰かがネタを落としてくれていた。
私が新人の頃、嘱託で読書家だったZさんはスペイン語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語を話すマルチリンガルで、若い頃の記者時代はキューバ革命や冷戦中のキューバ危機、コロンビアの紛争など、主にスペイン語圏の中南米の記者だった。そして、かのカリスマ革命家のチェ・ゲバラにも会ったという事で私も含めて若手記者達の目標と憧れでもあった。(ちなみに私は、アル・カイーダのウサマ・ビンラディンに会ってみたかったが、終ぞ、彼に会う事は叶わないまま、ビンラディンは死亡してしまった)
ただ、Zさんはラテン語は物凄く上手なのに、英語は超が付くほどド下手だった。ハッキリ言って、そこら辺にいる小学生や、中学生の方が遥かに英語が上手だろうと思うくらい、英語が下手で、普通に英単語の発音が間違っていたり、ラテン語が混ざっていたりするので、Zさんが使う英単語が何を意味するのか理解出来ない人がほとんどだった。例えば、イギリスのチャールズ皇太子(現チャールズ国王)をラテン語読みで「シャルル皇太子」と言うので、理解できるまで???状態になってしまう事もしばしばだった。
ある日、所属長のMさんと同期のS君と私との3人でのんびり過ごしている時、Zさんが我々の部署にやってきて、私の隣の席(もともと誰も座っておらず、常に空いている)に座り、声をかけてきた。
Zさん「なぁなぁ、みずほちゃん、今暇?時間大丈夫?」
私「暇なわけじゃないですが、立て込んでないので大丈夫ですよ」
Zさん「よかった。ところで、みずほちゃん、『ペニスの商人』って知ってる?」
私は教皇の間に呼び出されたミロのように、思わず、「はっ?」と言ってしまいそうになったのをグッと堪えた。
『ペニスの商人?なんじゃそりゃ????臓器売買のブローカーのことかな???いや、ペニスは臓器じゃないか(👈どうでもいい)...ペニスを除去するのなら、私が子供の頃はモロッコ、今はタイが主流だけれど、何の事だろう???そもそも、ペニスを取り除くって需要があるのは知っているけれど、ペニスが欲しいって需要なんかあるのかな?それとも、私が知らないだけで、ペニスの売買っていう市場があったのかな?しかし、需要と提供のバランスはちゃんと取れているのかな?ペニスを提供する人は何の為に提供するのかな?ひょっとして物凄い高額な市場なのかな?でも、聞いた事ないしな~???』
私の頭の中は疑問符が飛び交っていた。
私が珍妙な表情をして黙りこんでしまうと、Zさんは、「おーい、みずほちゃん、聞こえてる?」っと尋ねてきた。
「聞こえてますよ」
「じゃぁ、返事くらいしてよ」
「いや~、Zさんが仰った『ペニスの商人』って何だろう?って思って、考え込んでしまったんです。『ペニスの商人』って何ですか?臓器売買のブローカーか何かですか?」
「臓器売買のブローカーって恐ろしい事いうなぁ...ペニスの商人は明るい話で、有名な小説だよ。知らんの?」
「小説ですか。初めて聞きました。」
Zさんが、『ペニスの商人』が小説だと言うので、私はそのとき、ふと小松左京さんの『アダムの末裔』という小説の事を思い出した。以下がアダムの末裔の簡単なあらすじである。
ポルノ小説作家である主人公は、恋人と幸せに暮らしていたが、自分の作品がマンネリ化している事に悩んでいた。新しい小説の連載の締め切り期限が近づいているが、一向に新鮮なネタが思い浮かばず、悩んでいるとき、自宅のリビングの飾り棚に物凄く巨大なペニスのオブジェがある事に気付く。恋人と自分の関係もマンネリして、恋人がこの巨大なオブジェを買ったのだろうか?と疑問を抱きながら、主人公がオブジェを見ていると、なんと、そのオブジェが動き出した。ビックリ仰天した主人公は腰を抜かしてしまう。そして、気が付くと、自宅の周りには、その最初に見たオブジェと同じぐらいの大きさのペニスのオブジェが溢れかえっていた。恐れおののく主人公。巨大ペニスの大群が自宅の中を好き放題荒らしていったが、一匹(と言っていいのか分からないが💦)のペニスがネズミ捕りの罠にかかり絶命してしまう。その他のペニスはいつの間にか忽然と消えていた。すると、巨大な人がやってきて、そのペニスはずっと未来の人間の男性の姿なのだと言う。遠い未来、男性の役割は子種を残す為だけのものとなり、進化の過程の一環で、身体はペニスだけとなり、文明の繁栄をもたらす女性は巨大化したのだという。絶命したペニスは未来からやってきた女性に持って帰られ、主人公は男性の未来の姿がペニスだけになるという事い愕然とする一方で、男性で人類の祖先と言われている聖書の「アダム」の「末裔」が「巨大化したペニス」という小説のネタを思い浮かぶ
30年以上前に、親友に借りて読んだ小説なので、あまりはっきりとした事は覚えていないが、アダムの末裔のあらすじはこんな感じだったような気がする。私は、Zさんが言っている「ペニスの商人」と言うのは、ちょっと内容は異なるが、ひょっとして「アダムの末裔」のことではないかと思った。
私「ペニスをテーマにした題材なら、小松左京さんの『アダムの末裔』なら知ってますけど、「ペニスの商人」は初めて聞きました。誰の作品ですか?」
Zさん「ペニスの商人の作者は、日本人じゃなくて、外国人の作家。有名な作家だよ。けど、ボクは作者の名前を発音できないけど、ファーストネームは『ギジェルモ』で、ラストネームは『○×◆□×////』ダメ、ボクは発音できない。しかも、ペニスを売るからペニスの商人っていうタイトルじゃなくて、ペニスっていうのは地名だよ」
私「『ペニスの商人』は、ギジェルモ・ナントカさんって人が書いた小説なんで、ペニスは地名ですか...?」
私の頭の中は益々混乱した。
ギジェルモって誰だろう?有名な外国人作家でギジェルモなんて人はいたかな?トーマス・マン、フランツ・カフカ、オスカー・ワイルド、アレクサンドロス・デュマ、エミリ・ブロンテ、ビアトリクス・ポター、アーネスト・ヘミングウェイ、ドストエフスキー、レフ・トルストイ、チャールズ・ディケンズ、ヘルマン・ヘッセ...やっぱり、ギジェルモって人は知らんなぁ...
しかも、ペニスなんて地名はあっただろうか?一体何処だろう?未承認国家の山の奥地かな?それとも、インドネシアのジャングルの奥地に住んでいる原住民みたいなペニスケースを衣服としている人々の集落かな?うーん、検討もつかない...Zさんは、一体何の何処の場所を言っているんだろう??
私の頭の中は、益々激しく疑問符が飛び交っていた。
私「ペニスってどんな場所ですか?未開の地のジャングルか山奥の原住民が暮らしている集落ですか?アフリカの奥地ですか?それともアマゾンの奥地ですか?もしくは、鎖国している国にある秘境か未開の場所ですか?」
Zさん「違う違う!ペニスはキレイな事で有名な街だよ。そうだな~一番の特徴は、お面を付けるお祭りがあることかな」
私「ペニスには、お面を付けるお祭りがあるんですか?」
Zさん「そうそう!お面を付けた華やかなお祭り!いっぱい観光客が来るよ♪」
私の頭の中はまたもや疑問符だらけになってしまった。第一「ギジェルモ」なんて名前の有名な小説家は聞いた事が無いし、お面を付けたお祭りなんて、ひょっとこのお面にドジョウ掬いぐらいしか思い浮かばなかった。ひょっとこのドジョウ掬いは、島根県に由来する事は知っていたが、私の頭の中で、島根県に『ペニス』なんて地名はない。島根県のドジョウ掬いを、外国の有名な作家が、わざわざ舞台にして小説化するだろうか?ドジョウ掬いの祭を見に行ったことはないが、観光客が押し寄せるとも考えにくい。しばらく考え込んでから、私は再びZさんに尋ねた。
私「お面を付けたお祭りって、もしかして、島根県でやる、ひょっとこのお面を付けたドジョウ掬いの事ですか?」
Zさん「違う違う。そんなんじゃなくて、もっと洗練されたカッコイイお祭!」
私「洗練されたカッコイイお祭りですか。ペニスってお面を付けたお祭り以外にも、何か有名な物ってないですか?」
Zさん「ええっとねぇ。まず、ヨーロッパにあって、観光客が常にいて、車の乗り入れが禁止されていて、アドリア海に面していて、昔都市国家だったときに凄く繁栄していた街。それでね、物凄く街並みがキレイで、世界遺産にもなっていて、ペニスは別名として『アドリア海の女王』とも呼ばれている所!」
私は、『アドリア海の女王』という言葉を聞いて、やっとZさんが言っていた「ペニス」が何処であるかを分かった。都市国家、車の乗り入れ禁止、物凄くキレイな街並み、かつては都市国家として栄光の歴史を歩んでいる、『アドリア海の女王』、これはすなわち、アドリア海に面した運河の街、イタリアのヴェネツィアで間違いないだろう、と。
私「Zさん、ペニスって、イタリアのヴェネツィアのことですか?」
Zさん「そうそう!ヴェネツィア!ヴェネツィアを舞台にしたギジェルモ・ナントカの喜劇小説!」
私「やっと分かりました。ウイリアム・シェイクスピアの『ヴェネツィアの商人』の事ですね」
Zさん「そうそう!その通り!」
ヴェネツィアは、英語読みすると『ベニス』と発音する。Zさんは、英語が恐ろしく苦手な人なので、濁音の「ベ」が半濁音の「ペ」になってしまっていたのだろう。そして、ウイリアム・シェイクスピアのファーストネームであるウイリアムはスペイン語読みで「ギジェルモ」と発音する。『シェイクスピア』をZさんは発音できなかったのだろう。
この後、Zさんとどういう会話をしたか、あまり覚えてないが、チラっとMさんとS君の方を盗み見ていると、PCの画面に顔を埋めて肩が小刻みに震えていた。恐らく我々の会話を聞いて、吹き出したいのを堪えていたのだろう。
私は、Zさんに、ヴェネツィアの英語読みは、『ペニス』ではなく、『ベニス』と発音すると教えてあげるかどうか迷ったが、Zさんに恥じをかかせる事になると思い、黙っておくことにした。
しかし、一文字の違い、しかも濁音か半濁音かの違いで、トンデモナイ意味の違いがあるのだなぁと改めて思った。同じ事を意味のつもりでも、『ヴェネツィアで、仮面を付け、仮装した人々でカーニバルが開催される』と『ペニスで、お面を付けたお祭りがある』では、Zさんにとっては同じヴェネツィアのカーニバルの事を意味していても、聞く方になってみると、全く違うモノを想像してしまう。
一文字の違いが、こんなに大きな意味の違いになってしまうとは、字書きとして、気を付けなければと思った瞬間だった。
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