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Oscar Peterson "My Favorite Instrument" 久し振りの"Exclusively for My Friends"シリーズ、お復習になりますが下記の6部で、( )内は録音年月です。 ●Vol.1 "Action" (March 1963/April 1964) ●Vol.2 "Girl Talk" (Late 1965, November 1966, November 1967, April 1968) ●Vol.3 "The Way I Really Play" (November 12, 1967) ●Vol.4 "My Favorite Instrument" solo piano (April, 1968) ●Vol.5 "Mellow Mood" (April 1968) ●Vol.6 "Travelin' On" (April 1968) 未購入はVol.6だけになりました。 本作は、シリーズ中唯一のソロです。ピーターソンはピアノ・トリオの期間が長く、もちろんどの作品も当たりはずれのない安定した素晴らしい演奏を聴かせてくれますが、アート・テイタムと並んで、ソロ向きのピアニストだと私は思います。 確かなテクニックから奏でられる誰にも真似の出来ない豊かな表現力は、他の楽器は不必要、ソロですべてを伝えられるからです。"一人芝居"を演じられるピアニストは、そう多くはいないでしょう。 また、音数の多い超絶技巧ばかりではなく、Side 2-4 "Little Girl Blue"のような静かなバラッドもタッチが繊細で美しく、華麗さと優雅さを併せ持ち、妙なフレーズや奇をてらわないことも、ソロにはうってつけだと思います。 録音は、もちろんこのシリーズに共通の全く文句の付けようのない美しい音色です。Sumico Pearlの繊細さが絶妙、真空管アンプ+フォノイコも素晴らしいです。低音域は身体に振動として伝わり、高音域は澄んでどこまでも届くようです。彼の声も聞こえるほどリアリティがあります。 1972年にトリオを解散しソロ・ピアニストとして活動するようになりますが、本作では早々にその自由奔放な思いのままのプレイを楽しんでいる姿を見ることが出来ます。 本作のシリーズは、MPSのオーナーであるブルナー・シュワァー氏の自宅でお客を招いてのパーティー形式でのピアノ・プレイを録音した珍しいものですが、Verveの契約切れを持ってMPSから発売。しかし発売予定の枚数に取り置きの音源が足りなくなったので、急遽追加録音して発売したのが、このソロ・アルバムだそうです。1945年からのレコーディングの中でも20年振りに生まれた初のソロ・アルバムだと言うことですから、ピーターソンのソロはこの1枚と言っても過言ではないでしょう。 このシリーズは再三再発されていますが、本盤はテイチクからのMPSベイシック・セレクション"2000"と言う日本盤です。そう言えば、このシリーズ、私が所有しているのは、全部日本盤です。 #jazz #fuzey #vinyl #jazzvinyl #vinylcollection #jazzvocal #ジャズシンガー #ジャズ #スイングジャーナル #レコード #OscarPeterson *作品を知るとジャズはもっと輝きます。情報くださる先輩諸氏に感謝。 https://www.instagram.com/p/Cp9EfQ_PcSf/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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kari3622-blog · 1 year
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Sue Raney ‎ "Songs For A Raney Day" オリジナル盤を見つけ、迷わず入手してしまいました!Capitalのレインボー・ラベルです。私の生まれる前のアルバムにしては、ジャケットはとても綺麗です。大事に聴かれていたのでしょう。 ジャケットはシミがありますが。 雷鳴と夕立のオープニング、ここのリアリティはどうでしょうか。 Shure M44-7のカートリッジ視聴比較をした時、女性ヴォーカル・アルバムの代表の一枚に本作を選びました。 Ameba Blogの「Charlie Kariのブログ」で公開したその時の結果は... ○Shure SC35C - 声がソフトで円やか、中低音域の豊かさは本作でも素晴らしい、ステレオ感には欠けます。 ★Tonar Banana - 華やかで艶がある歌唱に、発音もシャープで清々しい、声質と合っています。 △Shure M44-7 - 硬質で、彼女の爽やかな声質にはミスマッチ。奥行きも減ってしまいます。 と言う結果でした。アンプは違いますが、とりあえず、Tonar Bananaで聴いてみましょう。 オリジナル盤は、圧倒的に中低音域の量感が違いますね。これは、よくあること。奥行きとチャンネル・セパレーションにも優れているので、ヴォーカルのリアリティも増します。小音量でもしっかりした音を聴かせてくれますね。再発盤も決して悪いわけではありませんですし、再発盤でも十分、むしろ軽くて爽やかと言う点では良いと思いますよ。 お復習ですが、通称「雨の日のジャズ」「雨のスーちゃん」、スー・レイニー2枚目のアルバム。雨に因んだ名曲をビリー・メイの粋なアレンジで、名前と雨を引っかけたタイトルとは裏腹に、とても爽やかに歌い上げています。 ちなみに録音は1959年後半、1960年リリースとしか分かりません。大手のヴォーカル・アルバムは、どうして分からないのが多いのでしょうか。 #jazz #fuzey #vinyl #jazzvinyl #vinylcollection #jazzvocal #SueRaney #BillyMay #CapitalRecords #EdYelin #ジャズシンガー #ジャズ #スイングジャーナル #レコード *作品を知るとジャズはもっと輝きます。情報くださる先輩諸氏に感謝。 https://www.instagram.com/p/CpZRJGlvJX8/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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kari3622-blog · 1 year
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#512: Fats Waller "The Joint Is Jumpin'" ファッツ・ウォーラーは2枚目です。音質が期待できそうなので、これも匂い即買い。 Bluebird Treasury Series Digitally Remastered、BMC Musicからの1987年発売、録音が1929~1943年と14年も差があり相当古く幅広いですが、米国のデジタル・リマスター盤に惹かれました。 針を落とす前に私的初のこの珍しいBluebirdと言うレーベルについて... 1934年RCAレコードにより設立、本作発売当時はBMG勢のRCAビクターグループの傘下に。ジャズを中心に再発をメインにしていたそう。 #BluebirdRecords さて、リフリッシュ狙いでShure M44-7をチョイして、コンピレーション・アルバムなので、一曲ずつ丁寧に聴いてまいりましょう。 1-1 "Handful Of Keys" #FatsWaller (p-solo) 1929年3月1日録音。冒頭から回転数が早くなったのでは?と勘違いする楽しいソロ。 1-2 "The Minor Drag" Fats Waller And His Buddies 1929年3月1日録音。ハーレムのジャズって感じ。 1-3 "Smashing Thirds" Fats Waller (p-solo) 1929年9月24日録音。一人とは思えない真骨頂。 1-4 "African Ripples" 1-5 "Viper's Drag" Fats Waller (p-solo) 1934年11月16日録音。スピーク・イージー(禁酒法下のモグリ酒場)での陽気な一人スイング・ジャズってこういうの? 1-6 "Lulu's Back In The Town" Fats Waller And His Rhythm 1935年5月8日録音。スイング・ジャズ全盛期のウォーラーのヴォーカル。 1-7 "I'm Crazy Bout My Baby" 1936年8月1日録音。男性ヴォーカリスト、ウォーラー+高速ピアノ。 1-8 "S'posin" 同メンバー1936年9月9日録音。のんびりムードで、愉快なナンバー。 2-1 "Honeysuckle Rose" A Jam Session At Victor 1937年3月31日録音。ウォーラー作曲の超名曲スタンダード、これが貴重な本人のオリジナル演奏。 2-2 "I Ain't Got Nobody" Fats Waller (p-solo) 1937年6月録音。ミドル・テンポで心地よい。 2-3 "The Joint Is Jumping" Fats Waller And His Rhythm 1937年10月7日録音。タイトル・ナンバー、楽しいウォーラーのヴォーカル、まるで昔の白黒TV番組のよう。 2-4 "Yacht Club Swing" Fats Waller And His Rhythm 1938年10月13日録音。ナロー・レンジのトランペットとテナーとギターが懐かしい音色。 2-5 "(When You) Squeeze Me" Fats Waller And His Rhythm 1939年8月10日録音。40年代に近づいてきましたが、少しムーディになってきたでしょうか。 2-6 "Your Feets Too Big" 同メンバー1939年11月3日録音。ほとんど弾き語り。 2-7 "Carolina Shout" Fats Waller (p-solo) 1941年5月13日録音。ビ・バップがNYのクラブで産声を上げていたこの時期、ダンス・ミュージックから観賞用音楽へ、ウォーラーのピアノ・ソロにも変化が? 2-8 "Aint Misbehavin" Fats Waller And His Rhythm 1943年1月23日録音, Hollywood (from the soundtrack recording of the film "STORMY WEATHER")。2度目のレコーディング・ストライキ42年8月~44年11月期間中の貴重な録音、時代はパーカーとガレスピー、しかしウォーラーは堂々ウォーラー。 期待を上回る音質で再現される、古きよき時代のジャズに浸るのもたまにはいい。 #GeneSedric #TommyDorsey (trb) #CharlieTurner (b) #BennyCarter (tp) ん #jazz #fuzey #vinyl #jazzvinyl #vinylcollection #jazzvocal #ジャズシンガー #ジャズ #スイングジャーナル #レコード *作品を知るとジャズはもっと輝きます。情報くださる先輩諸氏に感謝。 https://www.instagram.com/p/CpARB5zvfRB/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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kari3622-blog · 1 year
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Elmo Hope Trio Featuring Philly Joe Jones 邦題「チュニジアの夜」、久々エルモ・ホープで"幻"のセッションなら、これも匂い即買い。 RCAレーベル (RVJ-6019)日本盤、スイングジャーナル選定ゴールド・ディスク。本作の存在は知りませんでした。 帯に「世界初のLP化、故エルモ・ホープの最高傑作ついに登場!」との表記ですが、本当ですかねぇ~?と言うのもA-1 Sound Studios, NYでの1966年3月8日(Side 1-1,2,3, 2-1)と1966年5月9日(Side 2-2,3)の録音だから... 。 "幻"その1... 本作は、アメリカのInnercityと言うマイナー・レーベルのElmo Hope "Last Session"(RJ-7337)の続編。発売前までディスコグラフィー等にも記載されていない、テープの存在すら全く知られていなかったホープ最晩年の貴重な演奏。このセッションは、Atlanticの創設者のひとりハーブ・アブラムソンの監修で、当初はFestivalと言うレーベルから発売される予定だったところ、お蔵入りになってしまいInnercityレーベルが買い取って発売したという"幻"の作品。私を含めファンには堪らない発掘盤です。 "幻"その2... ホープは、薬物使用のせいでニューヨークのキャバレー出演許可証を失ったため1957年にロサンゼルスに。しかし、西海岸のジャズ界に幻滅して1961年にニューヨークに戻りますが、またしても薬物所持のために短期間投獄、釈放後に演奏活動を再開したものの録音はほとんど行わず。で、その期間の貴重な録音が本作、なので"幻"。翌1967年に薬物の過剰摂取のため急死... と言うお決まりの人生。 "幻"その3... 演奏についてですが、1961年のCelebrity, Beaconレーベルの2枚とは別人です。バド・パウエル直系の強く明快なタッチと流れるようなフレーズが持ち味だったと思いますが、もたもたしていて微妙に外れます。ジャッキー・マクリーンみたい。麻薬漬けの人生を閉じる前年の録音ですので、当時の不安定な感情が表れているように感じますね。 表現は、冒頭お馴染みのバップ・スタンダード"Night In Tunisia"、この大胆な解釈こそが彼の特異性かも知れません。コール・ポーターのSide 2-1 "I Love You"もジョージ・ガーシュインの2-3 "Somebody Loves Me"も非常に斬新で自由な彼の個性が溢れています。 それにしても本作のフィリー・ジョーのドラムスは、いつもにも増して物凄い迫力ですね。音量を上げるとスピーカーが抜けそうなくらい叩きまくりです。確かにFeaturingで間違いない。 さて、音質は1966年なら決して誉められたものではないでしょう。Shure SC35Cでも楽器の音は硬く、チャンネル・セパレーションも弱いですね。真空管アンプ+フォノイコは奥行きがあるので、まだ聴けるのかも知れません。通常のプリメイン・アンプだともっと尖るか、暴れると想像します。 #ElmoHope (p) #JohnOrr (b) #PhillyJoeJones (ds, 1-1,2,3, 2-1) #CliffordJarvis (ds, 2-2,3) Engineer - #HerbAbramson , #AndrewBerliner Producer - #HerbAbramson Photo Courtesy Of - LynMaggs From The Collection Of Mrs. #BerthaHope Designed By #MasataniCogo #jazz #fuzey #vinyl #jazzvinyl #vinylcollection #jazzvocal #ジャズシンガー #ジャズ #スイングジャーナル #レコード *作品を知るとジャズはもっと輝きます。情報くださる先輩諸氏に感謝。 https://www.instagram.com/p/CohmqNkv_ED/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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kari3622-blog · 1 year
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The Zoot Sims Al Cohn Septet "Happy Over Hoagy" 名盤とは言いませんが、掘り出し物の素晴らしいアルバムをご紹介します。 ズートとアル、この素晴らしいジャケット・デザインに、久々の匂い即買い。 演奏、音質、ジャケット、メンバー、こういうことがあるから、ジャズは楽しい。 1957-1958年頃のStereo録音としか分かりませんが、二人で活躍していた全盛期では珍しいセプテットのアルバムですね。 A Howard Melton Production & Ⓒ Jass Records JACKET MADE IN CANADA 1987年の作品で1993年1月22日リリース、珍しくて個性的なレーベルでいい感じ。イラストを使ったオーセンティックなジャケット・デザインの雰囲気とは違って、リリースはとても新しいです。当時活躍していた漫画家みたいです。 さて、早速針を落としてみましょう。Shure SC35Cを真空管ハイブリッドプリメインアンプ+フォノイコで鳴らします。おぉ!って驚くほどクリアで高い分解能とチャンネル・セパレーション!ダイナミック・レンジも広く、期待を大きく越える音質!演奏も彼ららしい優しさと華やかさが絶妙にバランスされ実に素晴らしい!これは、超オススメです! 楽曲も下記のように、スタンダードが中心で聴きやすくて、素晴らしい!と思っていたら... 何と... ! The First Side 1-1 "I Get Along Without You Very Well" 1-2 "Old Rockin' Chair" 1-3 "Skylark" 1-4 "The Nearness Of You" The Second Side 2-1 "Georgia On My Mind" 2-2 "Up A Lazy River" 2-3 "Two Sleepy People" 2-4 "Stardust" 「All Music Composed By Hoagy Carmichael」と記載がある通り、すべてホーギー・カーマイケルが作曲した曲!オマージュだったのですね。 また「Previously Unreleased On Record」とあるので未発表の演奏のようです。 ホーギー・カーマイケルは、1899年生まれのアメリカのミュージシャンで、作曲家、ソングライター。共同作業者は、ルイ・アームストロング、デューク・エリントン、グレン・ミラーら。また、俳優であり弁護士というから驚き。カーマイケルは、1930 年代のティンパンアレーで最も成功したソングライターの 1人で、当時テレビ、マイク、録音などの新しい通信技術を利用したマスメディア時代の最初のシンガー ソングライターと言われているそうです。 ズートとアルは共に白人ですが、同時期に流行したウエスト・コースト・ジャズのような洗練されたイメージではなく、50年代のハード・バップ全盛期にレスター・ヤングの強い影響を受けたアーシーで軽やかにスイングするスタイル。音色は2人とも太くて柔らかくて温かく、特にズートのコクのあるテナーは絶品との評。いわゆるテナーバトル的な演奏ではなく、掛け合いの楽しさに満ち溢れ、ハッピー感に包まれるのが素晴らしい。カヴァーのイラストのイメージがピッタリ合っています。 ちなみに... 1947年に結成された"Second Herd"と呼ばれる第2期ウディ・ハーマン楽団の4ブラザーズといえば、スタン・ゲッツ(ts)、ズート・シムズ(ts)、ハービー・スチュワート(ts)、サージ・チャロフ(bs)。途中からハービー・スチュワートに変わりアル・コーン(ts)が参加、ここが二人の原点だそうです。 #ZootSims (ts) #JimmyCleveland (trb) #NickTravis (tp) #AlCohn (bs) #ElliotLawrence (p) #MiltHinton (b) #OsieJohnson (ds) All Music Composed By - #HoagyCarmichael Arranged By - #BillElton Producer Audio Restoration - #DougPomeroy Producer For Release - #AlKeller Cover Illustration By - #CollinKellogg Type By - #BTimbes Liner Notes - #WilliamFarrar センター・ラベルは表裏が違う珍しいデザインで、とてもキュート。全曲表記された文字だけの方が表面。裏面は、可愛いイラスト付きの #JassRecords ロゴだけ、洒落てます。 #jazz #fuzey #vinyl #jazzvinyl #vinylcollection #jazzvocal #ジャズシンガー #ジャズ #スイングジャーナル #レコード *作品を知るとジャズはもっと輝きます。情報くださる先輩諸氏に感謝。 https://www.instagram.com/p/Cn8zftnvGHA/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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kari3622-blog · 1 year
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Aretha Franklin "Sweet Passion" 本作は、大ヒット作前出の"Sparkle"から1年振り、完全オリジナルとしては"You"から2年振り、23番目のスタジオアルバム。 1976年のサウンド・トラックアルバム"Sparkle"のゴールド認定の成功で、アレサの売り上げが短期間で復活した後、有名なモータウンの美メロ魔術師プロデューサー Lamont Dozier(ラモン・ドジャー)とペアを組んで制作した作品。 がしかし、セールス的にはBillboard 49位/Billboard R&B 6位と振るわず... 。 1976-1977年ABC Recording Studios and Whitney Recording Studios (A1 mixed at Studio 55.) 録音&ミキシング、1977年5月19日リリース。 楽曲の方は、全般的にジャジーなアレンジがゴスペルっぽい歌唱とマッチ、いかにもラモン・ドジャーらしいドラマチックなメロウ・グルーヴ全開のアルバム。しかし、当時の音楽シーンの流行とソウルファンの期待からは、ずれてしまったのか.. 。 コーラスもなく、ジャズ・バンドのような6人編のSextet。ベースにレイ・ブラウン、ギターにリー・リトナーやレイ・パーカー・ジュニアの名前もあり、超豪華なんですが。 #AtlanticRecords ‎– SD 19102 Side A-1 "Break It to Me Gently" - 1stシングル、17曲目となるR&B 1位/POP 85位。R&Bが時代的に低迷している時期ながら、アレサの新たなR&Bムーヴメントを感じます。Carole Bayer Sager 作、しなやかかつ力強いヴォーカル、シリアスなバラード。 共同制作者としてマーティ・ペイチと息子のデヴィッド・ペイチ(TOTO)、ギターは、リー・リトナー&レイ・パーカー・ジュニア。 A-2 "When I Think About You" - 2ndシングル、R&B 16位。アレサ作のスロウでしなやかでスケール感ある全盛期にはないニューソウル的なナンバー。 レイ・パーカー・ジュニアのギター。 A-3 "What I Did For Love" - これまでのアレサにはなかったような哀愁感たっぷりのバラード。肩の力を抜いて紡がれる、見事な表現力。 ベースは、レイ・ブラウン。 A-4 "No One Could Ever Love You More" - Lamont Dozier 作。ストリングスを配した流れるようなミディアム・ハイな曲。 リー・リトナー&レイ・パーカー・ジュニアのギター。 A-5 "A Tender Touch" - アルバムの流れを決定づけているアレサ作の壮大なアップテンポのラヴ・バラード。 本作もギターは、リー・リトナー&レイ・パーカー・ジュニア。 Side B-1 "Touch Me Up" - Lamont Dozier 作。2ndシングルB面、77年以降Aristaに移籍する前までの短い間活躍したライヴ定番曲。 ギターは、リー・リトナー。 B-2 "Sunshine Will Never Be the Same" - Lamont Dozier 作。ゆったりとした平和なサウンドを散りばめた豊かな気持ちになれる楽曲。レイ・パーカー・ジュニアのギター。 B-3 "Meadows of Springtime (Aretha Franklin)" - アレサ作、メロウでとろけるような流れ。 レイ・ブラウンのベース。 B-4 "Mumbles / I've Got the Music in Me" - メドレー形式ながら3分程のジャズテイスト、アッパーで豪快なスキャットが聴き処。本作もベースはレイ・ブラウン。 B-5 "Sweet Passion (Aretha Franklin)" - ラストは若干重たくありつつも、最後までしなやかさの落ちないムーディバラード。リー・リトナー&レイ・パーカー・ジュニアのギター。 #ArethaFranklin #RayBrown (b) #LeeRitenour (g) #RayParkerJr (g) #LamontDozier #DavidPaich #MartyPaich 名作と評価されても良さそうなのですが、ソウルファンの中では評価は低いそう。前作"You"はマイアミ的な明るい心地良さ、次作"Almighty Fire"はカーティス・メイフィールド関連、次々作 "La Diva"はArista移籍直前のディスコサウンドと何かと話題性はありますが。 #soulmusic #fuzey #soulsinger #queenofsoul #vinyl #vinylcollection #soulrecords #recordcollection #arethafranklintribute #gospel  #アレサフランクリン #ソウルミュージック #ゴスペル #レコード ※作品を知り、ソウルの素晴らしさを伝えたい。様々なソースをアレンジ、先輩諸氏に感謝。 https://www.instagram.com/p/CnJ7LohPdaY/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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kari3622-blog · 1 year
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Bill Evance "Interplay" 明けましておめでとうございます。 2023年の卯年は「飛躍」「向上」が期待できる年だそうです。その通りになって欲しいものです。 さて、今年もビル・エヴァンスでスタートしたいと思います。 エヴァンスでは評価の分かれる迷盤?、ピアノ・トリオではないクインテットですが、スルーは出来ません。 エヴァンスの超名盤と言えば、エヴァンスらしさで初心者には"Portrait in Jazz"、エヴァンス・マニアより耳の肥えたジャズ・マニアには本作が名盤と言われているようです。何故かは、聴けばなるほどと理解出来ますね。 1962年7月16,17日、Nola Penthouse Studio, New York City録音。本盤は、とても状態の綺麗な重量盤、OJC-308(RLP-9445)、大変有り難い。 最高のパートナーであったスコット・ラファロが享年25歳で自動車事故死した1961年7月6日から、約1年後の録音です。 ところでアルバム・タイトルのインタープレイとは... 「優れたプレイヤーたちが 共演し、互いに触発し合いながら、素晴らしいインプロビゼーション・ソロを生み出すこと」 と本作に書かれています。 また... 「あるプレイヤーの即興演奏に触発された他のプレイヤーが即興で応え、互いに感覚や感性を刺激し合い、競合、共鳴、調和を繰り返しながら共同制作するもの」 とも。 簡単に言えば、プレイヤーが対等にアドリブで対話し合うこと。 さて、そんなことを期待しながらSumico Pearlを選択し、針を落としてみたいと思います。 まず録音音質ですが、チャンネル・セパレーションや分解能が文句なしに素晴らしい。楽器の音色も繊細でこの奥行き感は、真空管アンプ+フォノイコの威力もかなり感じますね。何でも良く聴こえてしまうかも。ちょっと、アンプを甘く見ていたかも知れません。 強さの出るShure M44-7では、いかがでしょうか。とてもいい。コントラストが効いて、楽器の音色にも艶が出てきます。軽めのバランスにも合っていると思います。 各人のソロが聴き処で、これこそがお互いを認め合い対話するアドリブ・インタープレイ。そのメンバーの組合せも大変興味深く、ここがジャズ・マニアには評価されるのかも知れませんね。 一方で、エヴァンスお得意のピアノ・トリオに、トランペットとギターが絡んだ新しい方向を示唆するクインテット編成の異色盤。なので、ラウンジ・ジャズ的な雰囲気で、全くエヴァンスらしくないところが、一般的には人気のない理由ではないでしょうか。 私は、とても洒落ていると思いますが。いろんなものが聴ける、面白いアルバム。それぞれの持ち味をエヴァンスが上手に引き出しています。こう言うこともやるんだなぁ、とエヴァンスの別の才能に触れた気がします。 ギターのジム・ホールとは、ほんの2か月前に吹き込まれた大名盤"Undercurrent"でデュオ共演。要は、ビル・エヴァンス&ジム・ホールのデュオにフレディ・ハバード+パーシー・ヒース+フィリー・ジョー・ジョーンズと言う凄腕の集まり! 意外とエヴァンスは控えめです。フレディ・ハバードの超絶技巧ミュート・プレイとパーシー・ヒース&フィリー・ジョー・ジョーンズの黒さに、エヴァンスが煽られています。MJQでもお目にかかれないパーシー・ヒースのベース・ソロも聴き処ですね。 #BillEvans (p) #JimHall (g) #FreddieHubbard (tp) #PercyHeath (b) #PhillyJoeJones (ds) Producer - #OrrinKeepnews Recording Engineer - #TomNola Album Design - #KenDeardoff Back Liner Photo - #SteveSchapiro Remastered By - #PhilDeLancie Liner Notes - #JoeGoldberg #jazz #fuzey #vinyl #jazzvinyl #vinylcollection #jazzvocal #ジャズシンガー #ジャズ #スイングジャーナル #レコード *作品を知るとジャズはもっと輝きます。情報くださる先輩諸氏に感謝。 https://www.instagram.com/p/Cm23o6Gv0L1/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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kari3622-blog · 1 year
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Ron Carter ‎"Etudes" 最近気になるのは、ベース奏者のリーダー作品。ということで、ロン・カーターの80年代のアルバムです。 1982年9月、Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, New Jersey録音。 フュージョン旋風が吹き荒れた70年代から、80年代はアコースティックな4ビート・ジャズ回帰。82年はセロニアス・モンク(2/17)、アート・ペッパー(6/15)、ソニー・スティット(7/23)、アル・ヘイグ(11/26)が他界、CDが登場。マイケル・ジャクソン「スリラー」発表3,500万枚を越える空前のベストセラーが誕生したのもこの年。変わり目の年と言えるかも知れません。 #ElektraMusician ‎– 60214-1, Elektra Musician ‎– 9 60214 Ron Carterは言わずと知れた60年代のMiles Davis黄金のクインテットを支えたアコースティック・ベースの名手。60年代以降、数多くのミュージシャンのアルバムに参加してきたジャズ史上最強のベーシストであることは誰も否定しないでしょう。 本作もそうですが、Milesクインテットの同僚であったTony Williamsとのリズム・コンビは、まさに無敵のリズム・セクション!70年代にはCTIのツアーやセッション等でエレクトリック・ベースも弾いていた時期もあるようですが、70年代半ば以降は再びアコースティックにカムバック。自己のソロ活動に加え、V.S.O.P.やG.J.T.にも参加、超売れっ子ベーシストです。 さて本作ですが、シンプルなカルテットによるストレート・アヘッドなメインストリーム・ジャズですが、ありきたりのハード・バップ的な作品で終わらないのが、Ron Carterらしいところ。カルテットといってもフロント二管をフィーチャーしたピアノ・レスという変わった編成で、Art Farmer(flh)とBill Evans(ts, ss)という珍しいコンビ。FarmerとはJim Hallの70年代の作品等で度々共演。 また、Miles Davisグループへの参加で一躍ブレイクした当時まだまだ新鋭だったBill Evansの起用が興味深いと。ピアニストのBill Evansと同姓同名の全く別人、紛らわしいですよね。 録音評ですが、電気楽器的な音色のベースは私的には好みではありません。音質全般は、現代的ですがクリアさやリアルさが不足していると思います。何か、加工された音と言う感じでしょうか。上品なSumico PearlよりShure M44-7のコントラストと力強い音質がマッチします。 サウンドはRon Carterらしいハード・バップ指向とフリー・ジャズっぽさが融合、盟友Tonyとの緊密なインタープレイを軸にしたプレイは、いつも以上にしなやかで自由。 Farmerは、少々甘ったるいイージー・リスニング的なプレイが特長ですが、ベテランらしいしっかりとした歌心と安定感が感じられます。 Evansは特徴的な音色やモダンな音遣い等個性的。 Williamsのドラミングは、まさにトップ・ドラマーとしての円熟味を感じさせるバッキング・プレイ、スウィング感や巧みなプレイが存分に堪能できます。 #RonCarter (b) #ArtFarmer (tp, flh) #BillEvans (ts, ss) #TonyWilliams (ds) Written-By - Tony Williams (tracks: A3, B3), Ron Carter (tracks: A1, A2, B1, B2) ウィリアム・D・ビル・エヴァンス... 1958年2月9日 - 、イリノイ州クラレンドン・ヒルズ生まれ。父はクラシック・ピアノの奇才。エヴァンス自身も中学生になるまではクラシックのクラリネットを勉強。サックスを学ぶようになって、最初はソニー・スティットやスタン・ゲッツといったアーティストのライヴをシカゴのライヴハウス「ショーケース」で聴いていたと。ヒンズデイル中央高校でテナー・サックスをヴィンス・ミッコに師事。エヴァンスに影響を与えたアーティストは幅広く、ソニー・ロリンズ、ジョー・ヘンダーソン、ジョン・コルトレーン、スタン・ゲッツ、スティーヴ・グロスマン、デイヴ・リーブマンなど。 #jazz #fuzey #vinyl #jazzvinyl #vinylcollection #jazzvocal #ジャズシンガー #ジャズ #スイングジャーナル #レコード *作品を知るとジャズはもっと輝きます。情報くださる先輩諸氏に感謝。 https://www.instagram.com/p/CmiqFbIPcaV/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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Oscar Peterson And Count Basie "Satch" And "Josh" 1974年12月2日, MGM Studios, Los Angeles, California録音。先に紹介したPablo Records巨匠共演企画の第二弾でしょうか。ただし、デュオではありません。 前出の作品から3日後、ロンドンからカリフォルニアへ、多忙極まりないですね。 オスカー・ピーターソンと今度はカウント・ベイシーです。偉大過ぎる二人のピアニスト、スタイルが全く違いますが合うのでしょうか。 ベイシーはファッツ・ウォーラーに師事したこともありストライド・ピアノスタイル。 ピーターソンはアート・テイラーの後継とも言われる華麗な超絶テクニック。 企画物なのでセールス優先?なんてことは全くなく、息がぴったり、引く押す、同期する、絶妙の間合い。さすがにお互いの引出しの多さに感銘です。互いにスイング・ジャズが根底にあるので、そこでつながるのかも知れませんね。 ピーターソンはいつもの超絶テクニックを抑え、ベイシーに合わせてゆったりのスピード感で、とても聴きやすいです。ピーターソンらしからぬドキドキするような緊張感はない軽音楽的な演奏、評価は分かれるかも知れません。 さて、この不思議なタイトル... ノーマン・グランツのライナーから。野球好きのベイシーが好んで話すジョークである投手"Satch"(Satchel Paige - サッチェル・ペイジ)と打者"Josh"(Josh Gibson - ジョシュ・ギブソン)のやりとりからつけられたもの。最悪の調子のSatchを見て、Joshは次の日曜日に母を招待するのでいいプレイがしたい���Satchに、Satchは心配ない任せてと... 。しかしゲームが始まるとSatchはすぐにストライク・ワン。JoshはSatchに約束を覚えているかと泣き叫んだが、何も言わずにストライク・ツー。スタンドに母が来ているからいいボールを、約束を忘れたのかと、しかしSatchの真似をしてベイシーが、まさか、あり得ないと頭を振って三振... 。しかし本作では、Satchのピーターソンが三振を取るだけでなく、Joshのベイシーがホームランを打つ、約束を守りつつ、互角の活躍をすると言う意味なのでしょうか... 。 #PabloRecords ‎(2310 722) #OscarPeterson (p) #CountBasie (p, or) #RayBrown (b) #LouieBellson (ds) #FreddieGreen (g) Producer - #NormanGranz 前出に続き、本作もピアノの音質は素晴らしい。全編通して軽め、ベースやドラムスは控えめで、2人のピアノにフォーカスしたマスタリングなので、ちょっと物足りないかも知れませんね。 本作は、左から聴こえるのがピーターソン、右がベイシーです。でも、どちらか、分からないほど融合しています。 #jazz #fuzey #vinyl #jazzvinyl #vinylcollection #ジャズ #スイングジャーナル #レコード #stayhome *作品を知るとジャズはもっと輝きます。情報くださる先輩諸氏に感謝。 https://www.instagram.com/p/ClsjHxIvPIg/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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kari3622-blog · 1 year
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Carmen Mcrae A Memorable Songbook 絶頂期の1954年から1960年、Decca, Kappに録音されシングル盤として発表した、今までLPには収録されたことをない貴重なと言うか、入手困難、入手不可能な25曲を集大成した豪華な2枚組のGatefoldコンピレーション盤! 8Pのライナー&解説が接着製本。#MCARecords レーベル(MCA-3136,3137)、ビクターからの日本盤。1954年10月8日, 1955年11月3日,12月16日,1956年5月4日,1957年3月5日,1958年3月5日,7月18日,1959年1月5日,6月29日,1960年2月8日録音。 ディスクユニオンのレシートにはCarmen Mcrae & George Shearingと表記、大間違い。♀ボーカルコレクションNo. 72。 そして本盤は、「学校法人尚美学園図書館蔵書J106~107」のステッカーと貸出カード。流通していい? そんな心配より、真っ先にお伝えしたいのは音質。クリアで大変素晴らしい!Monoとは絶対に思えない最高レベルの分解能でとても快適。録音日はまちまちですが、よく統一されたマスタリングです。 カートリッジは、円やかに情緒豊かに包まれたいならShure SC35C。よりシャープにクリアに彼女らしいヴォーカルを味わいたいならTonar Banana。Grado MC+ MONOは、最もナチュラルで聴きやすいバランス、細かい音の再現性にも優れていますので、これがお薦め。 「エラ、サラ、カーメン」と言われ、大橋巨泉さんはエラ、サラは「スキャット巧者」、カーメンを「崩し派ジャズ歌手」と表現。 ちなみに、ジャズ・ヴォーカルというジャンルを創設したとされる歴史的トランペッター、ルイ・アームストロングが「歌詞の書いてある楽譜を落とした」という「言い訳」で、即興的に「ウヴィダヴァ」と始めたのが「スキャット・ヴォーカル」の始まりらしい。 カーメン・マクレエは1922年(大正11年)ニューヨークの北部ハーレム地区に、ジャマイカ移民の両親の子供として誕生。1944年に初めはベニー・カーター楽団のピアニストとしてジャズ界デビュー。その後カウント・ベイシー楽団のピアニスト兼シンガーとして歌手活動を開始、1946年にビ・バップ・ドラムの開祖である名ドラマー、ケニー・クラークと結婚(1955年に離婚)して一時期家庭に。1953年にようやく歌手としてレコード・デビュー、すでに31歳。1954(?)年Decca、1958年MCA傘下のKappの専属として1959年まで150曲を越える吹き込みを。この初期のものは傑作の声が高く、数々のLPがありますが、吹き込み当時シングル盤ないしEP盤として発売されたものでLP化されていない曲がかなり残されていて、カーメンの歌に対する関心、再評価が高まっているファンの間で何とかLPで聴けないものか、と熱望。調べてみれば25曲もありLP2枚分、それが本作となってお目見えすることになったと。 カーメンの最初のDeccaセッションはイエブセンのディスコグラフィーでは録音日が明記されていないそうですが、アメリカから送ってきたデータでは1954年10月8日の4曲、"They All Laughed" "Keep Me In Mind""OOH""If I'm Lucky"、このうち最初の曲だけがLP"Blue Moon"に収録されており、残りの3曲が未LP化。疑問は、彼女のBethlehemからDeccaへの移籍は1955年となっていますが、この契約が正しいならこの4曲はDeccaの契約時期か平行してのリハーサル・セッションだったのかも知れないと。また、マイルス・デイヴィスのPrestigeからColumbiaへの移籍にも似ていると。Decca移籍第一作は1955年6月14日録音の"By Special Request"なので、宣伝用として録音されたセッションかも知れないとも。 楽曲は、ジャズにとらわれず、ポップスの新曲やミュージカル・ナンバーなど彼女のヴォーカルの上手さと柔軟性、表現力が味わえます。「カーメンに凡作なし」の定説を証明しているとは、野口久光氏のライナー評。 天性のモダンなフィーリング、やや金属的な響きの声、黒人臭さのない明快さ、まさに絶頂期の彼女が見事に目の前に姿を表す幻の名唱アルバムと言えそうです。 #CarmenMcRae #jazz #fuzey #vinyl #jazzvinyl #vinylcollection #jazzvocal #ジャズシンガー #ジャズ #スイングジャーナル #レコード *作品を知るとジャズはもっと輝きます。情報くださる先輩諸氏に感謝。 https://www.instagram.com/p/ClIVzIuPjAL/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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kari3622-blog · 1 year
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Oscar Peterson & Dizzy Gillespie 二人の巨匠、華麗なピアニストのピーターソンとお洒落なトランペット奏者のディジー・ガレスピーの正真正銘、二人だけの名演奏を収めた大傑作デュオ・アルバム、私としては大発見! それにしても、二人とも凄まじいテクニックです。だからと言って、決して我が儘ではないし、ちゃんと調和しています。 1974年11月28,29日, Advision Studios, London, England録音、#PabloRecords ‎(2310-740)、日本のポリドール「世界初の音の革命」SAL74 System(MW 2165)。Pabloのデュオ企画の第1弾として発表されたのが本作、Pabloお得意のモノクロ写真にスクリプト書体のジャケット。 収録曲の半分は"Caravan","Autumn Leaves"など超有名なスタンダード・ナンバー、ガレスピーのオリジナル曲と二人の即興によるブルースと言う構成。何てお洒落なアルバムなんでしょう。またしても思いがけない出会い、ジャズは底知れない魔力がありますね。 さらに、音質も目の前にいるかのようなリアリティーで素晴らしいです。突き刺さるようなディジーのトランペットの音色も嫌味が全くありません。勿論、Sumico Pearlの繊細な表現力あってのこと。センターにディジー、ピーターソンは背後を取り囲むように左が低音域、右が高音域。立体感が素晴らしい。 難解なジャズが主流の70年代ですが、とても分かりやすいノリノリのハイスピード&ハイセンスな最上級の名演純粋ジャズ。彼らの経験に裏打ちされた独特の解釈で、二人の世界に吸い込まれてしまいます。 ピーターソンは70年代、毎年のように来日、日本での人気はこの頃がピーク。Pablo Recordsでは物凄い勢いでレコーディングを行い、この時期だけで20枚以上のアルバムを発表。その中でも特に注目を浴びたのが、本作を含む大物ミュージシャンとのデュオ企画で、「ピーターソンと誰それ」というタイトルのアルバムが10枚もあるらしい。これはまた、集めてみたい気になりますね。 #OscarPeterson (p) #DizzyGillespie (tp) Producer - #NormanGranz Liner Notes - #BennyGreen Photography - #PhilStern Side A A-1."Caravan" (Duke Ellington, Irving Mills, Juan Tizol) A-2."Mozambique" (Dizzy Gillespie, Oscar Peterson) A-3."Autumn Leaves" (Joseph Kosma, Johnny Mercer, Jacques Prévert) A-4."Close Your Eyes" (Bernice Petkere) Side B B-1."Blues for Bird" (Gillespie, Peterson) B-2."Dizzy Atmosphere" (Gillespie) B-3."Alone Together" (Howard Dietz, Arthur Schwartz) B-4."Con Alma" (Gillespie) 本作でディジーは1976年のグラミー賞Best Jazz Performance by a Soloist賞を受賞していたという絶品中の絶品なんです! ディジーはどうもその生前、日本においての人気は今一つ... 。40年代アルト・サックス奏者のチャーリー・パーカーとともに、それまでのスウィング・ジャズに変わる現代につながる新時代のジャズ、ビ・バップ創始者として知られるジャズの歴史上の重要人物の一人なのですが... 。 どうやら、ディジーがステージで時折見せる、彼特有の楽しませようとするユーモアを交えたパーフォーマンスが、当時日本の生真面目なジャズファンの間では、軽薄で不謹慎な振る舞いと受け取られてしまい、その音楽自体も聴くに値しないものと敬遠されてしまったことにその原因があったとか。あぁ~残念。 #jazz #fuzey #vinyl #jazzvinyl #vinylcollection #ジャズ #スイングジャーナル #レコード #stayhome *作品を知るとジャズはもっと輝きます。情報くださる先輩諸氏に感謝。 https://www.instagram.com/p/CknQMDiPpxj/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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kari3622-blog · 2 years
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Earl Hines "Hine's Tune" 珍しいフランスでのコンサート・ライヴ録音盤と言うことで飛び付いてしまいました。 しかも1965年の録音なので、1964年の復活以降、米国内外で精力的にライヴ活動に飛び回っていた頃の名演の記録です。 録音評ですが... 録音年ではSumico Pearlですが、軽すぎますね。ライヴなのでShure SC35Cを推奨します。柔らかくて疲れない結構いい音、私は好きですね。 本作はメンバーが豪華ですが、ライナーの記載が明確ではありません。 ハインズ本人がメンバーを一人ずつ紹介して、段々増えていく珍しい演奏です。曲はとても短く、一曲ずつ聴きながら追いかけて確認したいと思います。 当然ピアノは #EarlHines です。 Face A A(1) "Hine's Tunes" B(2) "Rosetta" 冒頭2曲はハインズのソロ。笑顔が思い浮かぶような実に彼らしいインプロビゼーション。 C(3) "The One I Love Belongs To Someone Else" ジミー・ウッドのベースとのデュオとは珍しい。 D(4) "You Ave The Cream In My Coffee" さらに、ケニー・クラークのドラムスが加わりトリオに。 E(5) "Bag's Groove " ドン・バイアスのテナーも加わりカルテットに。 F(6) "I Can't Get Started" さらに、スタッフ・スミスのヴァイオリン。ちょっと長め。バスルームのような音色でマイクの位置が良くないかも、若干ビビりますね。 G(7) "Blue Turning Grey Over You" ベン・ウェブスターが登場、会場は一番の声援、甘くムーディな音色が包み込みます。 H(8) "Petite Laitue" 愉快?なドン・エルリッジのヴォーカル。 I(9) "Don's Blues" ドン・バイアスのテナーが加わったカルテットですが、音質がいいですね。明らかに違いますので、別日の収録では? J(10) "Cherry" 今度はベン・ウェブスターのテナーが加わったカルテット。これも音質がいいです。 Face B K(1) "Tenderly" 滑らかなドン・バイアスのテナーがメインのカルテット。Face Aとは音質が異なるので別日の録音だと思いますが、I(9)と同じでは?いい音質だと思います。 L(2) "Sweet Lorraine" 今度は、ベン・ウェブスターとハインズのヴォーカル。これは、J(10) と同じでは?音質はK(1)と似ていますので、つまりI,J,K,Lは別日の同じ収録ではないでしょうか。 M(3) "Boogie Woogie On St. Louis Blues" 最後は、ライナーにAll Musicianとの記述、A~Hと同じ収録です。ライナーとは違いますが、A~H, Mは1965年で月日不明、Enregistré à Paris, Mutualité 録音。I~Lが1965年11月3日、à Paris, Pleyel録音が正しいと思います。 #JimmyWoode (b) #KennyClarke (ds) #BenWebster (ts) #DonByas (ts) #RoyElridge (vo, tp) #StuffSmith (vi) ESOLDUN - INA からのFRANCE'S CONCERTレーベルでしょうか? 品番はFC 101、DistributionはWotre Music - France。ライナーが英語とフランス語が混在してして、非常に分かり辛いです。 Coordinator - #AlexandreNoble , #EtienneLacoste , #JoëlArlot Documents Research - #JoëlArlot , #MoniqueVaysse , #YvesBuilly Compiled By - #FrankDufour Cover - #MichelNoble Liner Notes - #JacquesChesnel Concept By - #FrancisPaudras , #PhilippeMalausséna Phonographic Copyright - Esoldun Phonographic Copyright - INA Manufactured By - PDO, France Photography By - #ArchivesPaudras , #HermanLeonar #jazz #fuzey #vinyl #jazzvinyl #vinylcollection #ジャズ #スイングジャーナル #レコード #stayhome *作品を知るとジャズはもっと輝きます。情報くださる先輩諸氏に感謝。 https://www.instagram.com/p/CkAh5F_PwLk/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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kari3622-blog · 2 years
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Philly Joe Jones Sextet "Blues For Dracula" 紛れもないハード・バップ・ドラミング作品であることは、冒頭の語りに驚かせれた後に訪れます。初リーダー作で、この出だしは強烈ですよ。 1958年9月17日, New York City録音。 どうやら、彼の趣味であるドラキュラ映画の主演者Bela Lugosi(ベラ・ルゴシ)への敬愛らしいです。本作、完全に色物と扱われることが多いらしいのですが、当然ですよね。ジャケットデザインもタイトルもしかり... 。 でも、そんなことは聴くにつれて全くの誤解だと気付くでしょう。 ドラキュラがタイトル・チューンになった理由...この録音の直前まで在籍していたマイルス・デイヴィス六重奏団のライブで、フィリーは盛んにこのベラ・ルゴシの物真似を演って人気を博していたからだったそうです。冒頭"Blues For Dracula"の独特な話し方は、このドラキュラ役者ベラ・ルゴシの声帯模写。 このトークのルーツは、レニー・ブルース (1925-1966)というお笑い芸人。ジョージ・ムラーツ(b)もコンサートのMCで言っていたように、昔のジャズクラブはジャズ演奏とお笑い芸を抱き合わせにしていたらしいです。レニー・ブルースのスタンダップ・コメディとビル・エバンス・トリオ、無論ドラムはフィリー・ジョー・ジョーンズの組み合わせでクラブ出演したことも。レニーは、従来タブーだった人種ネタや宗教ネタで世の中を痛烈に風刺したスタンダップ・コメディアンで、ビートニクやボヘミア志向の若者達にカルト的な人気を博したそうです。 私服刑事がレニーのステージを内偵している時は、わざと警官に多いカトリック教徒ネタ、アイルランド系をコケにするネタで挑発。ヴィレッジ・ヴァンガードのオーナー、マックス・ゴードンが青くなると「だってお客にウケるんだから」と平然としていたらしいです。 民族ネタがイジメにならず、イジられる側にもウケたのは、ユダヤ人である自分自身を笑い飛ばす自虐ネタ。当然ながら当局に睨まれ、ビリー・ホリディやバド・パウエルたちと同じく、猥褻語の使用や麻薬所持で逮捕歴数度、徐々に活動の場を失い、40歳の若さで薬物中毒で亡くなったらしい。 で、彼の信奉者は、ロビン・ウィリアムスやウッディ・アレン、リチャード・プライヤーなど後輩コメディアンから、フランク・ザッパ、ボブ・ディランに至るまで音楽界にも多く、フィリー・ジョー・ジョーンズもその一人だったと。 本作のプロデューサー、オリン・キープニュースの著作集「The View from Within」によれば、レニー・ブルースがクラブ出演するとフィリー・ジョー・ジョーンズは、頻繁に団体を引き連れて応援に行ったそう。 トーク部分も恐らくはレニーが書いたものかも知れないと。当初レニー自身が、トーキング・サイドマンとしてこの録音に参加したがっていたとのことですが、契約の問題で実現しなかったらしいです。 奇妙な作品の紹介が先になって肝心の録音評が最後になってしまいました。ドラマー名義なので、コントラストと歯切れの良いShure M44-7を選択してみましょう。ところが、かなり喧しい... 。圧倒的にSumico Pearlがベスト・マッチです!中音域の滑らかさが管楽器の音色をとても美しく表現してくれます。別のアルバムに変身!です。何か分からない魅力のあるアルバム、私は大好きです。 #RiversideRecords ‎- RLP 12-282 #PhillyJoeJones (ds) #TommyFlanagan (p) #JimmyGarrison (b) #JohnnyGriffin (sa) #JulianPriester (tr) #NatAdderley (co) Producer - #OrrinKeepnews Engineer - #JackHiggins Photography By - #PaulWeller Design - #PaulBacon フィリー・ジョー・ジョーンズのPhillyはフィラデルフィアの意味で、本名はJoseph Rudolph Jones。偉大な先輩ドラマーであるジョー・ジョーンズと区別するために、出身地のフィリーを付加。ジョー・ジョーンズの方は「パパ・ジョー」と呼ぶことが多いそう。 マイルス・デイヴィス・クインテットの一員、マイルスとは公私共に仲がよく、互いに「ブラザー」と呼び合う仲。 #jazz #fuzey #vinyl #jazzvinyl #vinylcollection #ジャズ #スイングジャーナル #レコード #stayhome *作品を知るとジャズはもっと輝きます。情報くださる先輩諸氏に感謝。 https://www.instagram.com/p/Ci4klxLv0sG/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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kari3622-blog · 2 years
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Red Garland ‎ "Red Garland's Piano" With Paul Chambers And Art Taylor 針を落とすと真っ先に音質の素晴らしさに気付きます。彼の名盤中の名盤"Groovy"は私が所有しているアルバムのマスタリングがたまたま悪いのかも知れませんが、著しく低音質、全く別物なのに驚いてしまいました。本作はPrestige‎、「アナログ銘撰集、プレステッジ篇⑱」なる日本盤です。 Grado MC+ MONOの出番。低音域から高音域まで、無理のない豊かなバランス、本当に素晴らしい。一聴してガーランドと分かる彼らしい左手のブロック・コードと右手のシングル・トーン全開。 さて、彼の初期のVan Gelder Studio録音には著名な3枚のリーダー作品がありますが、特に私は録音年月日に注目したいと思います。 初リーダー作の"Garland of Red"は1956年8月17日で一日だけの単独録音でまとまりがあり、大変素晴らしいです。 本作(PRLP 7086)は、*1956年12月14日(Side 2-1,2 )と1957年3月22日の2日。 そして"Groovy"(PRLP 7113)は、*1956年12月14日(2-1,2)と1957年5月24日(2-3)と1957年8月9日(1-1,2,3)の3日。 もうお分かりかと思いますが、*の日、本作は超名盤"Groovy"と一日だけ録音日が同じ、つまりPrestigeお得意の別日録音寄せ集め盤です。 普通なら*印の1956年12月14日録音でリーダー2枚目のアルバムを出すでしょう。 と言うことで、私的妄想でリーダー2作目を作ってみたいと思います! ◼️"Garland Second" ●Side 1 本作から2曲... 2-1"If I Were A Bell"(軽快で印象的) 2-2"I Know Why"(バラッド) "Groovy"から...2-1"Willow Weep For Me" (ミドルテンポで長い) ●Side 2 冒頭"Groovy"から... 2-2 "What Can I Say, Dear"(軽快で長い) 足らないので本作の1957年3月22日録音Side 1から2曲... 1-2 "Stompin' At The Savoy "(軽快なスタンダード) 1-4 "Almost Like Being In Love "(スインギー) を加えての全6曲構成で。 妄想のリーダー3作目は... 本作の1957年3月22日録音Side 1の残り... ◼️"Garland Third" ●Side 1 1-1"Please Send Me Someone To Love"(長いバラッド) 1-3 "The Very Thought Of You "(バラッド) 本作の同じく1957年3月22日録音Side 2の... 2-3" I Can't Give You Anything But Love"(軽快なベース・ソロ) 2-4"But Not For Me"(華麗) ●Side 2 Groovy"から1957年5月24日(2-3), 1957年8月9日(1-1,2,3)録音の... 1-1"C-Jam Blues"(代表的人気曲、長い) 1-2"Gone Again"(バラッド) 1-3"Will You Still Be Mine? "(アップテンポ) 2-3"Hey Now"(軽快な佳作) の8曲構成。 如何でしょうか。 では、"Groovy"と混ぜながら、妄想のアルバムを聴いてみたいと思います。 ●妄想のリーダー2作目"Garland Second"... 軽快なタッチが中心で素敵なバラッドが適度に味わえるガーランドらしい作品が出来上がりました。 ●妄想のリーダー3作目"Garland Third"... バラッド中心で軽快なナンバーが散りばめられ、ある意味新しさを聴ける仕上がりに。 と言うことで、本作は"Groovy"と合わせて聴くのがいいのではないかと個人的には思っております。 しかし、専門家諸氏がこの点に触れていないのは、なぜ?って感じがします。 しかも"Groovy"は非常に高い評価を得ていますが、本作はそれに比べればさほど話題に上りません。"Groovy"の評価が高いのは、1-1"C-Jam Blues"のおかげかも知れませんね。 #RedGarland (p) #PaulChambers (b) #ArthurTaylor (ds) Liner Notes - #IraGitler Recorded By - #RudyVanGelder Supervision - #BobWeinstock Design - #ReidMiles #jazz #fuzey #vinyl #jazzvinyl #vinylcollection #ジャズ #スイングジャーナル #レコード #stayhome *作品を知るとジャズはもっと輝きます。情報くださる先輩諸氏に感謝。 https://www.instagram.com/p/CiUZ-RgPKAY/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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kari3622-blog · 2 years
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Stan Getz "Stan Getz Plays" 大きな節目の500枚目。スタン・ゲッツの場合、名盤はこれと言うのは難しいですが、前期上り調子の最も勢いある時期のいわゆるクール・ジャズの代表作の1枚と言えるのが本作。 アルバムの紹介で「リコーダーのようにスムースなゲッツのテナー。これを才能と呼ばずして何と呼ぶ」と記載されている通りのゲッツらしい「クール・テナー」の神髄を味わえる作品です。 1952年12月12日New York City録音 (A1 to B2) 、1952年12月29日New York City録音 (B3 to B6) 、クール・ジャズって結構古いんですよね。 #VerveRecords ‎レーベル、あえてフランス盤をチョイス、(2304 387 MONO)。Verveが誇る高音質録音A panoramic true HI-FI recording / Supervised by Norman Granz。 クールとは言われていますが、意外とウォームなのが私のゲッツ評です。当時はビ・バップとの比較でクールと表現されていたのでしょう。 Shure M44-7で、そのクールさを体感してみるのが良いのですが、若干チープです。 Grado MC+ MONOはさらにクールでシャープ、とても素直に再生してくれますので、好印象です。 スタン・ゲッツは、当時のジャズ界ではセンセーショナルだったブラジル音楽ボサ・ノヴァのジャズ・ミュージシャンだと認識されている方が日本には特に多いと。 しかし、戦後間もない頃からジャズに親しんでいたベテラン・ファンは、「クール・テナーの巨人」こそがゲッツの本当の姿。1940年代末に白人流ビ・バップとして一時代を築いたクール・ジャズの雄が、スタン・ゲッツです。 クール・ジャズは、アルトのチャーリー・パーカーによる「コード進行に基づく即興演奏」というビ・バップと発想は同じ。しかし、聴いた印象が全く違い、パーカーたち黒人ジャズマンの熱気に満ちた演奏に比べ、白人ミュージシャン特有の清涼感みたいなものがクールに聴こえると。 もう少し具体的に言えば、黒人流ビ・バップは音が激しく跳躍し刺激的、楽器の音色も強くて明快。 一方クール・ジャズは音符の移行がスムースで滑らか、楽器の音色は柔和で優しい。 ゲッツの音色は、極めて柔らかくて滑らか、即興演奏を感じさせない緊張感の感じない純粋に美しいトーンは「ザ・サウンド」と称せられています。 #StanGetz (ts) #DukeJordan (p) #BillCrow (b) #FrankIsola (ds) #JimmyRaney (g) Cover Photography By - #PhilStern Supervised By, Liner Notes - #NormanGranz 村上春樹氏の著書「ポートレイト・イン・ジャズ」では… 「~僕はこれまでにいろんな小説に夢中になり、いろんなジャズにのめりこんだ。でも僕にとっては最終的にはスコット・フィッツジェラルドこそが小説(the Nobel)であり、スタン・ゲッツこそがジャズ(the Jazz)であった~」と。 ゲッツのアイドルはあの天才アルト奏者チャーリー・パーカーにも影響を与えた「プレス」こと黒人テナー・サックス奏者のレスター・ヤング。時代的にはビ・バップ以前のスイング期ですが、彼の繊細で微妙なリズムへの乗り方やフレージングはパーカーへ、そしてソフトなテナーの音色はゲッツへと。ホット系の代表パーカーと、クール・ジャズのゲッツの双方のルーツが同じだったとは。 #jazz #fuzey #vinyl #jazzvinyl #vinylcollection #ジャズ #スイングジャーナル #レコード #ビニールレコード *作品を知るとジャズはもっと輝きます。情報くださる先輩諸氏に感謝。 https://www.instagram.com/p/CiCN-Z0uolo/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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kari3622-blog · 2 years
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Leroy Vinnegar Sextet "Leroy Walks!" 2枚目かも知れません。サム・ジョーンズ以来、ベーシストのリーダー作品は。私的に初リロイ・ヴィネガー、また彼自身も初リーダー作。 1957年7月15日, 9月16,23日、Contemporary's studio in Los Angeles 録音。 #ContemporaryRecords ‎レーベル、オリジナルはS7542、本盤はOJC-160。 リロイ・ヴィネガーと言えば真骨頂は「ウォーキング・ベース」。「ウォーキング・ベース」は、四分音符でボン、ボン、ボン、ボンと一定のテンポ・キープで歩いているようなリズムの奏法です。独学で身に付けたらしいです。本作はその彼の奏法に関連した"Walkin'"や"Walk"にちなんだ曲を収録しています。カヴァーもベースを抱えて歩く、ストレートな表現。 音質は、ベーシスト名義だからズシズシ、ブンブンかと思いきや、Shure SC35Cでも物足りないくらいのとても軽めで乾いたContemporaryサウンド。 チャンネル・セパレーションがはっきりしていて、分解能も良いので、各楽器の音色は際立っています。クリアでシャープ、彼のウォーキング・ベースには抜群のマスタリング、やっぱりデュナンのサウンド。私は好きですが、この爽やかさは意見が別れるのでしょうか。 演奏は、ベーシストのリーダー作なのに誰がリーダーか分からない、出しゃばらない控え目さに好感が持てます。ソロ演奏は幾分多めですが。ベテランの共演者たちも、彼に沿うように演奏を引き立てています。皆、俺が俺がと出ない上品な隠れ名盤との評価も。 冒頭から彼のオリジナル、これが最高にカッコいい。テディ・エドワースのテナーもセンス抜群。リードのかすれ方も聞き物です。 2曲目は、ヴィクター・フェルドマンのヴァイブとカール・パーキンスの哀愁のピアノ・ソロがフューチャーされたバラード。 3曲目は、NHK朝ドラ史上初めて三世代の女性をフィーチャーし家族100年の物語を綴った「カムカムエヴリバディ」で有名になったルイ・アームストロングの名曲。この曲を取り上げるのは珍しいですが、「陽の当たる道を歩く」ということから選んだのでしょう。 ここまで、ヴィネガーの本格的な味のあるウォーキングベースが堪能出来ます。 Side 2は、マイルスのアルバムで有名なリチャード・カーペンターの"Walkin'"でスリリングにスタート。2-2,3,4はすべて有名なスタンダード。 ベーシストのアルバムに、ちょっと興味が湧いてきました。 #LeroyVinnegar (b) #CarlPerkins (p) #TonyBazley (ds) #TeddyEdwards (ts) #GeraldWilson (tp) #VictorFeldman (vi) Producer - #LesterKoenig Recorded By - #HowardHolzer , #RoyDuNann Sound Supervision - Roy DuNann September Sessions Mixed By - Howard Holzer Arranged By - Victor Feldman (tracks: 1-3, 2-2,4) Cover Design - #Guidi Cover Photo - #PeterJamesSamerjan 1-1 "Walk On" (Leroy Vinnegar) 1-2 "Would You Like To Take A Walk?" (Billy Rose, Harry Warren, Mort Dixon) 1-3 "On The Sunny Side Of The Street" (Jimmy McHugh & Dorothy Fields) 2-1 "Walkin'" (Richard Carpenter) 2-2 "Walkin' My Baby Back Home" (Fred E. Ahlert, Roy Turk) 2-3 "I'll Walk Alone" (Sammy Cahn & Jule Styne) 2-4 "Walking By The River" (Robert Sour, Una Mae Carlisle) #jazz #fuzey #vinyl #jazzvinyl #vinylcollection #ジャズ #スイングジャーナル #レコード #ビニールレコード *作品を知るとジャズはもっと輝きます。情報くださる先輩諸氏に感謝。 https://www.instagram.com/p/ChwaTcFPAqX/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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kari3622-blog · 2 years
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Cannonball Adderley "Jump For Joy" 全くノー・マークのキャノンボールのアルバムです。時期とパーソネルが興味深いので購入してみました。 さて、何が興味深いかと言うと... 本作の録音年月日です。1958年8月20,21日、NYCと言うのは... 。 ●1956年にキャノンボールは弟のコルネット奏者ナット・アダレイとクインテットを結成するものの僅か1年も経たずに解散... ●1957年にマイルス・デイヴィスの新しい3管セクステットのメンバーにジョン・コルトレーンと共に新人として抜擢。 ●そして、1958年2月4日と3​​月4日にマイルスの名盤"Milestones"(Columbia) の録音... その直後1958年3月9日に超名盤"Somethin' Else"の録音にも参加。 ●1958年7月1日にはJulian Adderley Quintet として"Portrait Of Cannonball"を録音。Cannonball Adderley (as)  Blue Mitchell (tp) Bill Evans (p) Sam Jones (b) Philly Jo Jones (ds)と言う超強力布陣! ●そして本作は、この約1ヶ月後の録音です... 。 ●翌年1959年2月3日録音、弟とのバンド復活"Cannonball Adderley Quintet in Chicago"... ●さらに1959年3月2日,4月22日録音は不朽の歴史的作品Miles Davis "Kind of Blue"... と繋がっていくことになります。 つまり、本作は上り調子のど真ん中の時期の録音で、マイルス・デイヴィスのコンボに在籍しながらも、実は自己のスタイルを模索しながら発表したアルバムなのです。 ですから、もうひとつの興味深い点は曲調です。当時からビル・エヴァンスとは親密のようですが、ほとんどエヴァンスらしさが見られず音量も聴こえないくらいに小さい。 さらにキャノンボールの作品には大変珍しい、弦楽四重奏を配したある意味非常に意欲的な作品です。彼の持ち味であるテンポの良いファンキー・ジャズとは全く別物。実は、彼のスタイルはこの後に確立します。 また、楽曲はデューク・エリントンのミュージカルから、アレンジはレニー・トリスターノの元学生であり1950年代スタンケントン・オーケストラに画期的な楽曲を提供していたビル・ルッソである点も本作の見逃せないポイント。 とにかく、一聴では決してキャノンボールのアルバムとは思えないかも知れませんが、キャノンボールだと思ってよくよく聴けば、確かにフレーズはキャノンボール、思い切り控え目なエヴァンスもエヴァンスですよ。 レーベルもMercuryとは珍しい。 カートリッジはShure SC35Cの円やかさが必須。演奏はキャノンボールが前に出すぎで他の楽器が弱すぎです。メンバーを考えれば、バランスを取って欲しかったのですが、たぶん当時キャノンボールを売り出そうとする意図だったのではないかと想像します。 #MercuryRecords  ‎(MG 36146)US盤 #CannonballAdderley (as) #BillEvans (p) #MiltHinton (b) #JimmyCobb (ds) #BarryGalbraith (g) #EmmettBerry (tp) #DaveSchwartz (viola) #GeneOrloff (violin) #LeoKruczek (violin) #GeorgeRicci (ce) Arranged By - #BillRusso Design - #EmmettMcBain Photography By - #DonBronstein #jazz #fuzey #vinyl #jazzvinyl #vinylcollection #ジャズ #スイングジャーナル #レコード #ビニールレコード *作品を知るとジャズはもっと輝きます。情報くださる先輩諸氏に感謝。 https://www.instagram.com/p/CheAhycv9Zw/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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