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#長崎移動が大変
7131122 · 1 year
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ari0921 · 2 days
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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和六年(2024)5月26日(日曜日)
    通巻第8266号
 パラノイア指導部の幻覚症状は狂気を帯びてきた
  習近平の『中華民族共同体概論』なるものをどう読むべきか
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シン文化大革命の本格化なのか?
『中華民族共同体概論』なるものが発表された。毛沢東が提唱した階級革命ではなく、むしろ漢民族の文化的、人種的ナショナリズムを基軸とする、幻覚症状が顕著なのである。
中国共産党の少数民族政策に対する新たなアプローチは、少数民族が政治的、文化的自治権を行使し「自らの家の主人」となることを認めた過去の約束を頭から否定した。
新しい概論は中国の過去と未来に漢民族中心の物語に変色され、チベット人、ウイグル人、モンゴル人、その他の先住民族の「主権」と「祖国」は消去され、漢民族の植民地主義と人種形成の目的論に置き換えられた。時代錯誤も甚だしいと言える。
習近平がとなえる「中華民族」とかの抽象的概念は「統一された多民族国家」を統治するための新しい正統性を明確に表現している。『中華民族共同体概論』が提示す考え方は、民族統治に対する従来のアプローチ、「共産主義的多文化主義」というパラダイムから漢民族中心の文化的および人種的ナショナリズムへの根本的な後退を表している。
2018年に改正された中華人民共和国憲法は、1億2500万人と公認されている「少数民族」に対し、10億人を超える漢民族との平等を引き続き約束している。それぞれの故郷において、憲法はこれらの少数民族が「自治権を行使」できるよう「地域自治」を約束している。「独自の言語」『独自の文化』の権利も含まれるのである。この憲法を土台から無視しているのは、さすがに無法国家である。
『中華民族共同体概論』は、少数民族に漢民族の規範への服従と、言語、文化、アイデンティティの緩やかな消去を要求しており、中華人民共和国の少数民族を新たな漢帝国の植民地の「臣民」と定義した。
▼多様な意見はもはや少数民族自治区公共の場では存在しない
新たな正統派思想、「習近平の国家建設事業の強化と改善に関する重要思想」と呼ばれているものは、少数民族や漢民族の当局者から反対されてきた筈だった。
近年の典型がウイグル族への撤退的な弾圧だった。党国家官僚機構の再編、新疆ウイグル自治区やその他の辺境地域での暴力的な取り締まり、そして「民族問題」を担当する少数民族当局者の粛清がつづき、多様な意見はもはや公共の場では存在しない。
チベットのパンチェンラマは23年間、行方不明である。習近平主席が自ら宣言した「新時代」が到来した。
1991年のソ連崩壊後、民族分離主義の危険性と伝統的な中華文化の復興が緊急に必要であるとの強迫観念に取り憑かれた中国共産党は、「第二世代の民族政策」を提唱した。
政権の安定に「深刻な課題をもたらす根深い問題」とは、海外から煽られたテロ、過激主義、分離主義の三つの「悪の勢力」だけでなく、国内の「イデオロギーの誤解」や「誤った見解」も含まれる、とする。
「一部の地域では、少数民族文化の特殊性を誇張して「後進的で奇妙な風習や習慣」を促進している一方で、「一部の人々」は「意図的に少数民族のアイデンティティを強調し、中華民族のアイデンティティを薄め、意識的または無意識的に中華民族の共通性を無視している」と報告された。
『中華民族共同体概論』はこれまでの少数民族優遇政策を批判している。
過去の称す民族への政策は「当初の意図から逸脱し、民族的差異を固定化し、狭い民族意識を助長し、誤った『少数民族例外主義』論を生み出した」とし、ウイグル族、チベット族、モンゴル族が自らの歴史を歪曲し、「文化的多様性の保護を利用して後進的な生活様式や固定観念に固執する」ようになったなどとした。
同概論では中国の歴史に関する13の「講義」を中心としている。
また、習近平政権下での国家建設活動の新たな指導政策策定の意味、重要性、影響を解説している。
驚き桃の木は「中華民族は、約200万年前に、中国特有のヒト科のグループとともに出現した。その後、周囲の民族をその優れた華夏・漢民族の中核に引き込み、吸収することで有機的に成長し、途切れることなく分裂することなく、その規模と地理的分布を拡大した」そうな。
ホモサピエンスは235000年前、北京原人の人骨が再発見されたとしても、中国の最古のものは50万年前の類人猿である。北京市房山区周口店で北京原人の化石が見つかったのは1929年12月2日だが、その後、頭骸骨は行方不明である。
 
しかも「中華文明の寛容、平和、開放性」が自然な成長をもたらしたなどと吠え、文明の衝突、植民地主義、略奪、弱肉強食を克服した中国は、帝国と国民国家の両方の上部構造を超越する「人類文明の新しいパターン」を開拓したとなどと事大主義的な幻想を唱えている。妄想に近いのではないか。
なにしろ��すべての民族が中華民族とその国民国家に「同一視し忠誠を誓う必要性」を持つために国民を「導く」積極的な役割を果たさなければならない」とし、「中華民族は絶対に『想像上の共同体』ではなく、むしろ5000年以上の中国文明の伝統が染み込んだ巨大国家共同体である」とパラノイア症状は重症になる。
たしかに殷王朝から秦始皇帝、漢帝国と中国では易姓革命が継続されたが、秦も隋も唐も鮮卑系であり、元はモンゴルであり、清朝は満州族だった。漢族の王朝は漢と明と宋でしかないが、この歴史実態は「中華民族共同体」でひとくくりにするわけだ。
『中華民族共同体概論』では中国文明は約5000年前に共通の政治共同体を生み出した「血縁の基盤」の上に築かれたと主張している。
第一の特徴は「血」という用語が夥しく使用され、中国の歴史全体を通じて、民族間の結婚、文化の融合、地域間の移住、「絡み合った血統」について頻繁に言及している。
習近平は漢民族と少数民族の関係を説明する際に「大家庭」の比喩を頻繁に用いている。中華人民共和国建国の際に毛沢東が同じ比喩を用いたとき、「中華民族の家族の血縁関係」を明らかにしようとした。つまり、「あなたは私の中におり、私はあなたの中におり、誰も他の人から切り離すことはできない」というわけである。
第二に、各民族の意識と中華民族の共通意識との関係である。両者は「手を取り合って」はいるものの、同等ではない。むしろ、中華民族全体の利益が第一であり、各民族の意識は「中華民族共同体の意識に従属し、奉仕すべきである」とする。
第三に、中華文化と各民族文化の関係である。「中華文化は背骨であり、各民族文化は枝葉である。根が深く幹が強くてこそ枝葉が栄える」
第四に、物質と精神の関係がある。「経済と社会の発展は、自然に国家の統一をもたらすものではない」とし、党の指導者は「魂のエンジニア」でなければならない。積極的に中国国民全員の思考、隠語、行動、身体を形成しなければならないが、少数民族は後進的と見なされているため、特別な配慮が必要である。
冒頭にのべたように、現在の中国では毛沢東を尊敬するパラノイア指導部によって、新たな文化革命が本格化している。漢民族の文化的、人種的ナショナリズムの波である。過去の約束、政策、歴史を歪曲することで、漢民族中心主義の神話を再構築しようとしていることになる。つまり、中国共産党王朝にただ一人の主人がいる。
それが漢民族基軸のシン帝国、習近平皇帝ということである。
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dropoutsurf · 21 days
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移民が米国の在来の労働者にとって大きなマイナス要因になっていることを示す推計は存在しない
移民は高卒以下の給料を引き上げた - himaginary’s diary
移民,不法滞在,特定技能,技能実習制度,経済,論文,
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ノア・スミス「移民流入の害は,いっこうに実証に現れない」(2024年5月10日) – 経済学101
ノア・スミス「移民がやってきても賃金が下がらない理由」(2020年12月30日) – 経済学101
結局は人口が増えることが経済を上げることに直結している
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・岡崎良介 米国経済徹底分析【3月FOMC議事要旨『移民に困惑するFRB』|〇回登場した移民という言葉|米国家計調査 労働市場|クレジットカードローン延滞率|今週のNEWS】2024年4月13日 配信 - YouTube
00:00 今週の注目ニュース 01:23 〇回登場した移民という言葉 03:58 移民は個人消費を増幅させている 05:32 移民は賃金に圧力をかけずに雇用を増加させている 07:02 移民の経済に及ぼす影響を評価するのは難しい 08:29 就業者数に占める移民の割合 10:30 米国家計調査:労働力人口の長期的な構造変化 11:59 米国家計調査:就業数の長期的な構造変化 12:45 米国労働市場:長期的な構造変化 16:14 米国:クレジット・カードローン延滞率の推移 18:16 米国生まれと外国生まれ:失業率の推移 20:03 米国労働市場:複数職従事者の長期推移
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移民政策での好循環はアメリカのような社会保障スカスカだと有効。日本のような生活規範の最低水準が高く、高福祉国家だと中途半端な数の低スペ移民増はトータルでマイナス。
ヨソ者を過剰に怖がる田舎者根性を克服できてない人が多い。
ベトナム人、クルド人の犯罪者(不法滞在)が多すぎる。 ベトナム人の犯罪急増『技能実習の闇』...毎年5000人前後が失踪 保護活動者が「もぐらさん」と呼ぶ人々の犯罪の根源にある厳しい現実 | 特集 | MBSニュース]
移民を受け入れたくない社会の空気の中で、実質行われている移民政策は、同化政策(教育)をしていないので1世代ほどで政治的な問題になる。
移民反対派の一番の懸念は治安悪化だから経済的に恩恵があるって擁護だと話がかみ合わない
不良移民(素行不良、偽装難民)を即強制送還する制度設計。
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kennak · 4 months
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警察側の証人から「捏造ですね」という異例の発言が飛び出した、大川原化工機冤罪事件を巡る国賠訴訟。東京地裁(桃崎剛裁判長)は12月27日、検察と警視庁の捜査の違法性を認め、国と東京都にあわせて1億6200万円余りの賠償を命じた。 公安警察の強引な捜査や人質司法の問題を浮き彫りにした事件で、国賠訴訟の原告代理人を務めた高田剛弁護士に話を聞いた(ライター・梶原麻衣子) ●「警察が会社にたくさんやってきたんですが」 ――企業法務の専門家である高田弁護士が、企業が絡むとはいえ刑事事件である大川原化工機の事件に関わることになった理由を教えてください。 10年以上前ですが、一度、大川原化工機の金融系の案件を担当したことがありました。その時のご縁がもとで顧問のような関係性が続いていました。 ある時、突然電話がかかってきて、「警察が会社にたくさんやってきたんですが、どうしたらいいですか」と相談を受けたのです。つまり、警察がガサ入れ(捜索)にやってきたところから関わることになったのです。 ガサ入れ後、大川原化工機の役職員に対する任意の取調べが始まりました。これに対し、大川原化工機側は、自社の製品が生物化学兵器製造に転用できるような性能を持っていない、輸出規制に関する経産省の省令にも違反していないとの自信があり、きちんと話して理解してもらえれば嫌疑は晴れると考えていました。 そこで私も警察には全面的に協力すると方針を決め、大川原化工機にもそうアドバイスしました。大川原化工機側は聴取に全面的に協力し、50人の役職員が延べ300回近く聴取を受けています。 他方で、私は同時並行的に、将来の輸出にかかわる部分の基準作りをするために、経産省と協議を行いました。今問われている事件はともかく、大川原化工機は今後も噴霧乾燥機を扱っていくことになりますから。 しかしその時の経産省の動きがかなり悪く、どうしてこれほど対応が遅れるのか疑問に思っていました。その時は背景が分かりませんでしたが、蓋を開けてみればまさに経産省が訳した輸出規制の文言のあやふやさが事件の発端で、既に警視庁公安部との間で、数カ月にわたる打合せを経て手を握っていたというわけです。 ●人質司法「これほど根深い問題だとは」 ――今回は、警視庁公安部が噴霧乾燥機や細菌兵器の専門家らの「当該の噴霧乾燥機では生物兵器は生成不可能」という証言を捻じ曲げて輸出規制事件に仕立て上げるなど、かなり悪辣な事例だったほか、逮捕して長期勾留し、自白に持ち込もうとする「人質司法」の問題も明るみに出ています。 一般論として「人質司法」の問題は認識してはいましたが、まさか自分がこの問題にかかわり、しかもこれほど根深い問題だと知ることになるとは、思ってもみませんでした。 逮捕されたうちの一人で技術者である相嶋静夫さんは、勾留中に体調不良に見舞われました。保釈を訴えましたが認められないので、勾留執行停止という一時的なもので対応せざるを得ませんでした。最初の勾留執行停止はわずか8時間しかもらえませんでした。その間に大学病院で診察を受けたところ、進行胃がんだと発覚したのです。 そうと分かれば治療を受けなければならないし、その方針を決めるための精密検査も必要です。本来は入院する必要がある状態だということで再度保釈を請求しましたが、これも認められませんでした。裁判所の判断としては「2週間の勾留執行停止で対処すればいいじゃないか」という感覚だったようです。 しかし、勾留執行停止というのは時限的なもので、いわば不安定な状況です。ある大学病院からはアンオフィシャルな形ですが、入院を断られてしまい、別の病院を探さなければならなくなりました。時間に追われて、本来必要な医療を十分受けさせることができないというのは、病院にとっても負担だったのかもしれません。 ――相嶋さんの例は最たるものですが、大川原正明社長、島田順司さん、ともに5度の保釈請求が却下されています。なぜ裁判所は保釈を認めなかったのでしょうか。 私たちも本当に不思議でした。 2020年3月末に起訴されて、4月末から公判前手続きに入っており、公判担当部の裁判官と検察官を交えての話し合いが行われていました。この年の10月の段階で裁判所に「全然保釈されないんですが」と言ったら、公判担当の裁判官が「この件で長期保釈されないのはおかしいと思う」と言ってくれて、その旨を記載した詳細な期日メモを作成してくれました。そこで、その期日メモを添付して改めて保釈請求したのですが、令状部はそれでも保釈を認めませんでした。 ●「食事を床に置かれ、排泄しているところが独房から丸見え」 ――保釈請求却下の理由は、「口裏合わせの恐れがある」からだ、と。 これもおかしな話で、「口裏合わせの可能性」自体が、机上の話でしかないのです。そもそも大川原化工機側は、警視庁公安部による任意の取調べに1年間以上も全面的に協力していて、50名の役職員が自らの認識を供述し、求められた供述調書に署名をしていました。 さらに、大川原社長らの逮捕後、検事自ら、多数の従業員の取調べを行い、検察官面前調書に署名させていました。すなわち、捜査機関は、起訴の時点で大川原化工機の関係者の認識について、必要な証拠化を終えていました。また、この事件では故意や共謀の成否以前に、噴霧乾燥機の殺菌性能という客観的要件が主要な争点となっていました。したがって、保釈による口裏合わせのリスクが現実的にはほとんど問題にならない事件でした。 もっとも、この事件では検察官が証拠請求をした供述調書には、大川原社長や島田さん、大川原化工機の社員らが話してもいない内容が書かれていました。そのため、弁護人としてはそれらの供述調書の証拠請求に同意することはできませんでした。 これを検察官の立場からみれば、弁護人が証拠請求に同意しないため証人として法廷で証言してもらわなければならなくなり、保釈を許すと、大川原社長らが他の役職員に働きかけることで、「証言が汚染される可能性がある」と主張しやすくなります。そしてまた、裁判所としても検察官からそういわれると強く出られなかったのでしょう。 ――驚いたのは、大川原社長ら3名が勾留の時点でほとんど刑務所と同じような扱いを受けていたことです。 外国特派員協会での会見で大川原社長も述べていましたが、食事を床に置かれ、排泄しているところが独房から丸見えになってしまうような施設に勾留されました。今回は2020年3月11日に逮捕されてから、東京拘置所に移る同年7月半ばまで、約4ヶ月間もこうした「代用監獄」に勾留されていたのです。 警察の手の内にあるこうした施設に閉じ込められ、屈辱的な扱いを受けるという精神的な負荷は、想像を絶します。普段の生活との落差が大きすぎて、心が折れてしまう。しかも、何も悪いことをしていないうえに、警察にもあれだけ協力的に対応していたのですから、その失望感はなおさらです。もしも自分だったらと想像すると、「嘘でも自白すれば解放されるのではないか」と思って「僕がやりました」と言ってしまうかもしれません。 否認するために黙秘を貫く方針を取ったので、それによって勾留が長引いたことは確かです。しかし相手が自白を取りに来ている以上、被疑者は黙秘をするしかないんですね。警察官や検察官はプロですから、とにかくしゃべらせれば、徐々に自白と取れる発言を導き出すことができるという頭で来ています。誤った自白を防ぐには、黙秘するしかないのが現実なのです。 ●「ここまで行政側が“真っ黒”な事件だとは」 ――大川原化工機を巡る事件、国賠訴訟では、信じられないような警察の捜査のずさんさ、無理にでも事件化しようとする強引な姿勢、そして自白ありきの人質司法の実態が明るみになりました。この事件をきっかけに、警察組織、捜査機関が変わることは期待できるのでしょうか。 大川原社長や、島田さんが強く主張しているのがまさにその点で、特に取り調べの透明化です。最初の取り調べの段階で弁護士を立ち会わせるとか、録音録画を双方で行うとか、取り調べを受ける側のメモ取りを許可するなど、これらを認めてほしいと。 取り調べを行う警察側はたくさんの資料や、「専門家」の見解を持参して議論をしてきますが、取り調べを受ける側はメモすら取れません。そのため、取り調べ時の質問にどう答えたかさえ、後から確認できませんし、回答内容が混乱してしまっても無理はありません。その状態で生じた矛盾を突かれているうちに、いつの間にか警察のストーリーに��せられていた、ということもあり得るでしょう。 本来は弁護士が立ち会うのが一番だと思います。「それは話を誘導しすぎだ」「前と言っていることが違う」などと指摘するだけでも、警察側にとってはプレッシャーになるでしょうから、もう少し節度ある取り調べになるのではないかと思います。 図らずも刑事事件、しかも警視庁公安部主導の外事事件と見なされる事件から国賠訴訟となった本件ですが、率直に言ってここまで警視庁側のやり方が「真っ黒」な事件だとは、当初は思いもよりませんでした。 今回の損害賠償請求では、慰謝料の部分と実費を合わせての5億数千万円という数字を出していますが、会社が受けた営業上の損害については一切、考慮していません。あくまでも実費と慰謝料です。 慰謝料については、相嶋さんにつき1億円、大川原さんらは1人あたり5000万円を請求していますが、日本の裁判実務では高額の慰謝料は認められにくいと思っています。ただ、相嶋さんが勾留中に十分な医療を受けることができずにお亡くなりになったという事実を、裁判所がどう判断するのかに注目しています。 少なくとも、警視庁公安部の捜査幹部の過失は認定を受けることができると期待しています。故意・重過失まで認められるかは分かりませんが、いずれにしましても、注目も集まっている事件ですから、将来の冤罪防止のために踏み込んだ事実認定と評価が述べられるものと思います。 (編注:インタビューは判決前の12月22日に実施しました) ●判決は インタビュー後の12月27日、東京地裁(桃崎剛裁判長)は検察と警視庁の捜査の違法性を認め、国と東京都にあわせて1億6200万円余りの賠償を命じた。 判決後、大川原正明社長は「警視庁、検察庁にはしっかりと検証をしていただいて、できることなら謝罪をしていただきたい」と述べた。また高田弁護士も「警視庁の捜査だけでなく、検事の起訴まで違法と認定された。非常にいい判決だ」との評価を示した。 【取材協力弁護士】 高田 剛 (たかだ・つよし)弁護士 1995年東京大学薬学部卒業。2000年に弁護士登録し、2016年に和田倉門法律事務所を設立。専門は民事・商事訴訟全般、刑事弁護、インターネット関連法務、医薬関係法規の他多数。著書に『取締役・執行役ハンドブック』(商事法務)『論点体系会社法補巻』(第一法規)など。 事務所名 :和田倉門法律事務所 事務所URL:https://wadakura.jp/
食事が床に置かれ、排泄も丸見えの「代用監獄」に閉じ込められる苦痛 大川原化工機事件「人質司法」の闇 - 弁護士ドットコム
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spring-is-yours · 2 months
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早くも更新を忘れる。言い訳としては今週の週末にライブがなかったので曜日感覚が極端になかった。てかこんなもん誰に頼まれてやってる訳でもないので言い訳する必要も本当はない。けど、ごめんねって感じ。その感じ、多分大事。
3.18 月
普通にバイト、珍しく男ばっかのむさ苦しいメンツでウケた。家族と軽く会って、帰ってきてコインランドリーに行って飯を食いながら映像の世紀を見る。ロシアってずっとクソやばいんだなー。明日は名古屋。かーーーー。23時に寝て、1時にまた起きる。カスすぎる。なんとかしてーーーー
3.19 火
ガッツリ寝坊したので全てが嫌になり、名古屋に向かう。車内で基本的にDJやるんだけど、気分的にイヤホンしてたらやじまがベイマックスだのアナ雪だの流してて、もはや音楽も聞かないって感じでウケた。おれ音楽聴いてない時間バイト以外ほぼないけど、案外そっちがキチガイなのかも。てか名古屋遠すぎる。車内でコレを書いてる。明日はオーディションらしい。おれが苦手なもの一位が長距離移動で二位がオーディションなんだけど、どっちも網羅。最悪。そんなハンデがあっても良い曲と良いライブ見せられるので、こんなん書いてもお客さんに失礼なんてこたーない。名古屋着いた。寝れるかなーーー。あーあ。高崎帰りてーマジで。
3.20 水
ネカフェで3時間寝て名古屋でライブ、一月来た時も思ったけど、名古屋、毎回アウェイだなとか思うし実際アウェイなのにお客さんからめっちゃブチ上がっててくれて嬉しい、今日はオーディション形式のライブで、コレが世に出る頃には発表されてるだろうけど普通にダメだった、オーディションとは言っても来た人の投票の数で決まるアレで、名古屋やその近辺のバンド達は片っ端から友達なり家族なりを呼びまくって数の暴力で圧倒していて、こんなん書いたら怒られるだろうが、ライブや曲の良さなんか1ミリも関係ねーじゃんとか思ったり思わなかったりした。まあでも名古屋でやるフェスの出演権だし、名古屋での集客を求められて当たり前で、何組か知ってる関東在住のバンドもいて、その中にはわりとバズってるバンド達もいたけど総落ちしてた。投票制ってわかった瞬間コレ無理だろとはなったけど負けるとやっぱり腑煮えくりかえるとかでは済まない程悔しいしハッキリ言ってクソ死にてぇ。今機材車の後部座席でイヤホンしてメンバーとの会話も放棄してコレを書いてる。けどまあ嬉しいことも確かにあって、前述の通りみんながブチ上がってくれたしおれらの集客は情けない話一桁だったんだけど30票近く入っててそれがクソ嬉しくてヤバかった。20人近くがおれら目当てじゃないのに投票してくれてるのは、何にせよ一旦手放しで喜んでもバチは当たらない気がする。去年くらい前まではバンドなんか辞めちまおうかと思ったけど、それでもこうして頑張ってるぜー!!みたいなMCしてる先輩達を見ながら、おれバンド辞めようと思ったことないけど???とか冷めた目で見てたけど今なら正直全然気持ちわかる。まあ流石に金払っておれらのライブ見に来手くれた人達の前でそんなMCしようとはマジで思えないが、大変だよなって、来月、4月から同級生達は就職する、中学高校の友達は卒業旅行で忙しいらしい、そんな中、名古屋まで行って負けて帰ってくるおれ…。こんなん誰だって真っ当に就職してそれなりに大好きな人と付き合って結婚して家族を安心させたい…とか思うだろ。でもなーーー、今日のライブの時のみんなの顔思い出すと、流石にそんなこと言ってられなくてウケる。この地獄を続けるしかなくてウケる。おれを地獄に閉じ込めてるのはあなた達です、本当にありがとう。GEZANのあのちの最後の曲が終わったのでここら辺でおれも目を閉じる。寝れないだろうけど。群馬に着くのは流石に朝だけど、出来るだけ寝てバイト行きたい。クソーーーーーー!!!!!!!!
3.21 名古屋から朝帰ってきて、大体こういう時は気絶のようにめちゃくちゃ寝ちゃうのになかなか眠れなくてドン引きした。その後軽く気絶して軽くバイトして軽くノアでバキ漢きじまドラム30時間の打ち合わせ。何を言ってるのかわからないと思うけど友達兼高崎仲間のバキ漢きじまが30時間ドラムを叩き続ける。し、ノリノリなのも怖い。どう考えてもアホ。そこが良い。おれはこういう奴に力貸したい。当日ギター弾いて歌うの楽しみだなー。
3.22 めちゃくちゃ寝て働いて電話して壁殴って寝た。クソ寒い。カスの1日。麻婆豆腐とか作った。
3.23 2時間で起きてしまったので4時起きで朝からバイトに行く。花粉と不眠で辛かった。隣の席が面白社員さんじゃなきゃ死んでた。めっちゃ疲れた。その後のスタジオも濃すぎたのでめちゃ疲れた。おす。麻婆豆腐の残り食べる。
3.24 舐めんな!を駆使してバイト。夜はバキ漢と仲間たちと30時間前夜祭。やるのみ。家系ラーメン食う。食欲バグった。お腹痛くて起きたりした。
写真解説
左上から時計回りに
ウチの近くのコインランドリーの壁。言わずもがな、イキりすぎである。
ノアビルにあった餃子の残骸。どう生きてたらこうなるんだ?
名古屋のヤバいドーム。色変わっててやばかった。
雪降った高崎。かなりの豪雪だったのに正午にクソ晴れてもはやなかったことになってた。
車に敷き詰められるバキ漢。
ねこちゃん。よく会う。
グラフィティ煮連発。おれは街のグラフィティが好き。普通に違法だし逮捕の可能性まで孕んでんのに街に自分を残してやろうという気概。動機やそこに至るまでの過程はどうでもいい、気概1発にシンパシーを感じる。
名古屋の赤い椅子。しばらく立ち止まり、どうやって高崎まで運ぶか考えたが、別に運ばなくて良いことに気付いた。
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helloharuo-diary-2023 · 3 months
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茶畑庵→新松戸→水道橋→Motown→蒲田
Saturday 1 March 2014
今日坐禅会は、禅寺の都合でお休み。真観は、始発バスに乗って東京へ向かった。バスが新宿に着きその後山手線に乗���日暮里駅へ。常磐線に乗り換えて新松戸駅へ。余裕で到着したのでマクドナルドで暫し休憩。今日は撮影日。撮影は身体障害者の方だった。中々いい表情が撮れなかったが一瞬の笑顔を逃さず撮影出来た真観。その笑顔の写真を最後に撮影は終了。
スタッフと別れ1人東京のオフィスに戻る真観。帰りは、日暮里駅から秋葉原駅に移動し総武線で水道橋駅まで。オフィスに着くとUさんはまだ来ていなかった。機材をオフィスに起きてランチを食べに餃子の王将へ。餃子とミニ天津飯を食べる。531円也。Uさんといつも水道橋で食事をするがUさんは餃子の王将はガヤガヤとうるさいから好まない。真観は、1983年の上京以来お世話になっている。
オフィスに戻るとまもなくUさん登場。そしてOさんも登場。この3人でおしゃべりすることがオフィスでよくある。話題の一つは、Oさんが撮った真観のポートレイト写真。その写真を真観がFBにプロフィール写真として公開すると結構な数の「いいね!」を頂いた。そのお礼をOさんにしながら真観は。自分の考えたことを2人に伝えた。
今日3月1日は、坐禅会に参加して1周年になる日。 昨年の3月から7月までの4ヶ月FBを休止し再開するに当たってすべての友人のフォローを一旦止め真観の投稿記事に対して反応をしてくれた友人からやり取りを始めた。その後、自分からフォローする友人も少しずつ増やして行った。これはSNSのコミュニケーションから振り回されることに対しての苦肉の策だった。そして今日の朝、晴れて真観はFB上の友人(610人ほど)すべてをフォローすることに決めそれを実行した。これは坐禅の経験から得た回答だった。
夕方になりUさんと2人で新宿で開催されている真観の生徒の写真展に赴いた。この週末又雪が降るのではないかと懸念されていたが小雨止まりであった。水道橋駅から四谷駅、四谷駅から四谷三丁目駅に電車で移動。その後は写真展まで小雨の中歩いた。真観はよっぽどの大降りでないと傘は使わない。写真展は、「Motown』と題され愛知県の豊田市をテーマにしていた。真観のクラスの生徒なので作品内容は知っていたが改めて展示された写真たちは展示用に再プリントされまた違う顔を見せていた。写真は、4x5ネガフィルムで撮影されていて生徒自身でプリントしていたが印画紙が以前と変えた様でコントラストがあり見栄えが良い写真になっていた。Uさんも一通り写真を見て生徒に感想として展示レイアウトについて助言した。このテーマを今後彼が続けて行くかどうかは分らないが1年続け2年続け10年続いた後に同じギャラリーで同じ枚数の写真を展示すれば印象は当然変わって来る。この生徒に対して学校の先生方の期待は大きい。でも期待など全く意味がない。これも坐禅をして得た回答の一つ。ただやる気があるならこのテーマ続けるがよろしい。それだけだ。
写真展を後にしてまた小雨の中歩くのもなんだとタクシーを拾うことして信濃町駅に移動。今夜は、Uさん宅にお泊まりするので蒲田駅までさらに電車で移動。Uさん宅はこれで2回目の訪問となる。蒲田駅に着いてから駅ビルのレストラン街で麦とろ定食を食べる。近くのテーブルで酒を飲みその勢いで声の大きい2人組がいたがやや不快だった。仕方ない公衆の場だ。でも食事は美味しく頂き麦飯をご飯茶碗に2杯食べた。食事の後Uさん宅まで歩く。途中Uさんは酒屋でワインを1本と干しホタルイカを購入。
Uさん宅に着くと家猫のニーチェがいるのだが今夜は真観を警戒して顔を見せない。初めて訪れた時は膝の上に乗ったんだがなぁ。ニーチェにとってはいい迷惑かもしれない。だとしたらごめんよ。でもそれも分らない。分らないなら放っておけばいい。
Uさんとの語らいは、まるで先生と生徒の様。Uさんは惜しみなく真観の疑問から様々なキーワードを与える。真観は、メモを書き込むためペンとノートを用意した。
苦海浄土石牟礼道子>森崎和江全共闘運動のスローガン「連帯を求めて孤立を恐れず」谷川雁キリスト教原罪塩狩峠三浦綾子氷点内藤洋子ビッグバンライプニッツウィトゲンシュタインヒットラー血盟団事件唐牛健太郎60年安保の全学連委員長吉本隆明田中清玄児玉誉士夫渡辺芳則組長・・・
2人でワイン1本飲み干したら深夜1時になっていた。楽しい夜になった。真観は、1月に亡くなったUさんのお母さんが使っていた部屋で寝た。
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ichinichi-okure · 5 months
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2024.1.6sat_tokyo
鳥の声で目が覚めた。ちゅんちゅんちゅん。こんな朝の起き方理想的すぎないかと思うのだが、朝、雀がめっちゃ庭に来る。ちゅんちゅんちゅん。
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と言っても今は10時、正月の名残ということで昨日はわざと目覚ましをかけずに寝た。わざとじゃなく1月3日は目覚ましをかけ忘れて、新年最初のイベントには遅刻した。
昨日も朝から稼働した担当イベントの後に23時までコワーキングのラウンジでご飯も食べずに仕事した。えらい。帰ってから夜中に能登のニュースをずっと見てしまったので眠い。昨日は好きな人たちとたくさん話したし、地味に疲れて本当に体が動かないので、2度寝する。 11時にむくっと起きる。昨日水につけておいた小豆を炊く。大きい小豆のお汁粉大好き。いつも一応ちゃんと飾るお飾りも鏡餅も、なんだか気持ちが乗らなくてできなかったので、鏡餅用に買った餅を飾らないまま焼く。切り込みも入れたのに、ちくびみたいなお餅が焼けてしまった。おもろいな〜。
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来週は甲府にも行くし(楽しみにしてた天然ラジウム増富温泉・不楼閣にいく!)、夜もずっと予定があるので、今日明日はいろんな仕事を終わらせておきたいので頑張る。
15時、また動けなくなって地面に横になる。布団は危険だからだめ。こんな日は結構珍しいのだが、頭が考えることでパンクしてるのも影響してる気がする。無理すぎる。目を瞑る。考えることがたくさんある。GAZAのこと、戦争のこと、能登半島のこと、自分のこと、家族のこと、仕事のこと、近い未来のこと。
こういう時は音楽も、映画も、色々を見るのがキャパオーバーで難しくなる。なので家で作業する時はずっと無音。だけど、写真だけはみたい気がしていて、写美で始まったホンマタカシさんと、 松蔭美術館の牛腸茂雄さんや瀧口修造さんの展示は見逃さずに行きたいとぼんやり思う。
身体は地面に垂直のまま、石川県輪島市の知人である漆工の桐本滉平くんのインスタのストーリーをチェックする。今回の地震で、代々守られてきた、明治時代に工房として建てられた自宅が全壊全焼したと投稿していた。リアルな景色に目を覆いたくなるけれど、ニュースでは得られない、桐本くんのまさに今を切り取っている投稿を見ながら、今できることを考える。といっても寄付くらいしかできないのかもしれない。でも、こうやって遠くでも想うことができること、情報が共有できる時代というのは、本当に希望も多くある。 桐本くんは元旦から今もずっと、輪島の未来や、会ったことのない誰かを救うために、全力で動いていて、避難所のこと、道のこと、今この瞬間のみんなが必要な情報をSNSで発信し続けている。きっと本当に多くの人がこの投稿に助けられている。
私の1/1の16時6分は、埼玉のおばあちゃんちで10数人の親戚一同で集まっている時だった。お寿司を食べて、ビンゴ大会の手前でこの地震が起きた。まずはじめに私の携帯が聞きたくない大きな音で鳴った。その30秒後くらいにみんなの携帯が鳴って、すぐ地震が起きた。自分の携帯にはYahooの災害アプリが入っていて、画面には36秒後に地震が起きますと書いてあった。たった30秒だけれど、みんなの携帯とは30秒の差があったのだった。親の携帯にもアプリを入れなければ。そのままテレビをつけて、地震の情報を流しながらみんなで過ごした。私はXを見ながら地震や津波の情報を集めまくる。石川県には大事な友達たちもいる。途中お母さんが、血圧が高めで眩暈がすると横になりに寝室に行ったが、私は変わらず画面に張り付けになっていて、横にいたいとこの旦那のわたるくんが「ニュースも気になるけど僕は寝室の方が心配だよ」と言ってくれて、まさに…と思って、寝室に様子を見に行った。気持ちを落ち着かせながらその場にはいたけれど、帰る前に寝てた身体を起こして、お母さんから渡された”幸せが訪れますように”と書かれた封筒には3万円とビール券が入っていて、北の国からの泥だらけの1万円札くらい使えねえよ…………………………。とか考えながら、帰宅する電車の中でいろんな気持ちになり小さくバレないように泣いてしまった。
地震のSNSのこと。尊敬する、信頼する人たちからの情報はなるべく信じたい。そうなのだけど、発信をすることについて、映画監督の枝さんが信憑性の話をしていて、シェアができない、というようなことをSNSに綴っていた。良心を騙すような、いろんな詐欺も起きていて、ちゃんと調べてから行動したいと思いつつ、今は瞬発力なのではと思ったり、寒い季節がやってくるよなあと、頭がごちゃごちゃする。寄付について考えているとき、わざわざの平田はる香さんが「被災地に感情移入しすぎて普段の生活を失わないように。寄付はできる範囲で継続的に。1万円を一回より千円を10回百円10回でも。長期間にわたって支援しよう」と書いていて、まさにそう、1回で満足しないで、何度でも、と頷いたり。でも、自分の暮らしもちゃんとしなくちゃとか、ぐるぐるする。
ガバッと起きて、下北沢ボーナストラックに向かう。自転車で10分ちょっと。ギャラリースペースではカレンダーマーケットが開催中で、友達や自分がお誘いした出店者さんがいるので、挨拶をしに。到着してすぐにミヤジが良いカレンダーを案内してくれておもろい。ビール飲んで、ゲラゲラしながら、出店中のヤマグチナナコちゃんと、SAITOEさんに阿部龍一ブースの良さを発表して満足する。阿部の作品や思考は本当に素晴らしい。
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同施設内にあるキッチンスペースでは、今日は養生家の鈴ことさなえさんと、mizudoriのまみさんが出店していて、場所を管理しているりさPが、紹介したいと言って連れて行ってくれた。以前山梨の0-siteで開催されたイベントで、ちまきとホットワインを購入したことがあって、さらに昨年末にeatrip soilで開催のイベントでも見かけて気づいてくれていたらしく、その話もしつつ嬉しい再開。美味しい白味噌の雑煮と、出汁割り、おこぼれで微発泡の日本酒、出汁もご馳走になる。残り福。身体にあったお出汁や日本酒のことをお話しして、一息つく。ほっとする。今年一緒に何かやりたいな〜とお話する。嬉しい。
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続けてラウンジで残って仕事をしようと思ったけど、真っ直ぐ帰宅する。帰り道、怒鳴りながら自転車を漕いでる人がいて、「こわ〜」と思いながら、私が動線を塞いだようになった瞬間に(絶対に悪くない)罵倒されてしまったが、心を無にして道を変えたら、矛先がなくなったからか、さらに大きな声で背中越しにまた罵倒された。さらに無になって大きく深呼吸して、「あの人にもあの人なりの理由があるのだ」とほんの少しだけ思考して、記憶装置から抹消した。毎日いろんな人がいろんなことを抱えて生きてる。
さっきお雑煮食べたので、夕飯は野菜だけのサラダにする。菜の花が美味しいよ〜。そのまま残った仕事をしながら、明日も担当のイベントがあるので早く寝なくちゃとお風呂に入ろうと思ったところ、建築集団 々の野崎将太さんが、インスタライブをしていたので開く。実際に野崎さんは地震が起きてすぐに被災地に向かっていて、現地で簡易トイレを作ったり、生のその日の様子をレポートしつつ、今何をするべきなのかを投稿に残していた。野崎さんとは1回しか会ったことがないけど、仲の良い友人たちが信頼している人で、場作りも含めて作る建築は本当にかっこいいなあと思う。人としても。今回はあやおさんという実際に被災をした方と話す機会を設けていて、報道やSNSで流れていることと、実際に体感したことの違いや、これから起こりえること、今実際に起きていることなどを話していた。現状、今は被災した家に侵入する盗難が多発しているらしく、家を守るために車中泊して見張っている人も多くいるという。被災地が渋滞になるから、ボランティアに来ないでくださいという投稿もよく見るけれど、実際緊急物資などは、一般の人が通れない大きな道を使っているので、現状実際には関係ないこと、スカスカの道もあること、言ってるようにすごく渋滞している道もあること、だけどそれは明日にはわからないこと、被災地には本当に若者がいないことなどを丁寧に話してくれた。これから雪深くなり、外に出れていた人が避難所の中だけで過ごすようになることでのストレス���ことなど、本当に今起きていることを話してくれていた。
あと、桐本くんが、地震直後、楽天モバイルだけが使えたことや楽天のキャリアが一番先に避難所に到着して救われたことを書いていて、忘れないようにしようとか。災害メモ作らなきゃとか。色々また巡ってしまい整理する。野崎さんは、阪神淡路大震災の時の経験が、今回の行動にもつながっているというようなことを話していた。身近な友達のアグネスも阪神淡路を経験していて、出かけるときはコンセントを全て抜くと話していた。私は3.11の時も京都に住んでいたので、大きな地震は経験したことがない。
お風呂に入った後に、GAZAのことを発信してくれている波田野州平くんのストーリーもチェックする。自分じゃ拾えない情報を集めてくれて、ずっと発信してくれている。戦争も本当にやだよ。自分にできることも考えるけど、もうちょっと勉強をすることもしなくては。自分は無知すぎる。 (そういえば1/13-19まで下高井戸シネマで2019年作の「ガザ 素顔の日常」という映画が上映される!見なければ)
お正月に起きたいろんなこと、秋から続く悲しい出来事、全部ぜんぶ終わりますように。願うし、動きたいし、できること考えたい。でも、まずは自分が悲しくなって倒れないように、心のケアもしつつ。メディアからも距離をとることをちゃんとして、一人で考えないで、隣の誰かと話すこと。会話して安心すること、みんなが考えてることを知ること。何もできなくてもちゃんと想ってるだけでもいいと思う。あとテンション上がりすぎないように、ちょっと落ち着くこと。余裕が無くならないように、自分のことも考えること。深刻になりすぎないように日常を過ごすこと。この日記も、そういう安心の場になるといいなといつも思う。日常をみんなに綴ってもらえるというかけがえのないこと、を、続けたいです。
元旦から文章にしたくて、自分の番じゃないけど日記を書いてしまいました。こんなことを考えながら、1m以上ある立派な泥ごぼうを夜中に炊き、ホクホクのごぼうができたよ。うまいです。幸せ。明日は楽しみにしてる新年会もあるのです。みんなに会えるの嬉しい。おやすみなさい。
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-プロフィール- 鷹取愛 東京 山ト波
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myonbl · 6 months
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2023年11月30日(木)
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今日で11月が終わる。このところ朝晩の冷え込みが厳しくなってきたので、私の衣装も冬仕様だ。春・秋用の<襟巻ジバン>の上に冬用のボア付きを着てみると、これがポカポカと本当に暖かい。木曜日は昼には仕事を終えて退出、カレンダーをめくると残り1枚、最後の出勤は12/21(木)となる。他の予定は書き込んでいないが、週末はイベント続きで忙しい、さすがに<師走>というべきか。
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4時30分起床。
日誌書く。
大丸にお節を発注する。
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朝食。
弁当*2。
いつもなら朝食前に洗濯をするのだが、腰の痛みのせいかいつもと胃リズムが狂ってしまい、すっかり忘れていた。
プラゴミ、20L*1&45L*1。
ツレアイの職場経由で出勤する。
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順調に到着する。
木曜日1限は<共生社会と人権>の11週目、冒頭に先日NHKで録画しておいた<よみがえる新日本紀行>を見せる。
最初のニュータウン 〜大阪・千里〜
初回放送日: 2023年11月18日 昭和54年、大阪・千里ニュータウンを訪ねた新日本紀行を再び!日本最初の巨大人工都市の暮らしを住民でもある漫才トリオ・かしまし娘の正司照枝さんがリポートしている。 番組から44年、千里ニュータウンではこの20年ほどで団地の建て替えやマンションの建設が進み、新たに住み始める若い世代も増えている。正司照枝さんは90歳のいまも元気いっぱい。新日本紀行当時と同じ家に住み、近くにいる妹の花江さんが届ける食事を楽しみにひとり暮らしをエンジョイ中だ。この街の良さは昔と変わらぬ静かな雰囲気だという照枝さん。今回も味のあるナレーションで千里への愛を語ってくれた。
その後、今日のテーマは<性的マイノリティーの人権>、時間が無いので<LGBT理解増進法>の成立経緯の説明を朝日新聞の記事の参考に、<BIG ISSUE>の<ジェンダーの生物学>の紹介し、最後に高校生のトランスジェンダーの生活を追ったニュース映像を見せて終了。後のコメントで正反対の意見があったのが面白い。
水曜日の入力問題のチェック。
来週の<情報機器の操作Ⅱ(11回目)>の内容チェック。
弁当を食べ、カレンダーをめくって退出する。
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早い時間だが、今日も1号線の交通量が多い。
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長男が使っていた室内こぎのバイク(何と言えば良いのかわからない)が壊れているので大型ゴミに出すことにした。今週からWebで申込を受け付けるとのことだが、初めてなので仮登録した後でセンターに電話して本登録という流れになる。完了すると、受付番号と集配場所の地図が送られてきた。12/4(月)回収、手数料は1,200円、10kgごとに値段が違うのだが、よくわからないので<30kg未満>でお願いしたのだ。
保健協議会の仕事、12/16(土)の<移動式拠点回収>のチラシを各組長さん宅まで配付する。
ファミリーマートで、大型ゴミチケット(400円*3)を購入する。
腰の痛みは大分よくなったのだが、姿勢が悪かったのか、今度は右の肩から首に掛けて痛みが出てきた。
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冷蔵庫食材で夕飯準備、南アの赤ワインシリーズも3本目、今夜は<CABERNET SAUVIGNON>。
録画番組視聴。
サラメシ シーズン13 (25)まるごと群馬SP 豊かな自然と食 受け継ぎ守る人
初回放送日: 2023年11月23日 群馬県内各地の奥深~い仕事とランチをご紹介▽生産量日本一!だるまの産地、高崎市の工房をお弁当ハンターの阿部了さんが取材▽本州最大の湿原・尾瀬。貴重な植物を踏み荒らさないよう整備された木道。その修理、架け替えを担う人たちのパワーの源、山小屋で頂くチカラめし▽地元の子どもたちに大人気のレトロ遊園地。陰で支える副園長さんの秘めた思いとは?▽小麦の産地、群馬の新名物!高崎パスタ店の絶品まかない。
「落語研究会」のDVDから、「つぼ算」「住吉駕籠」桂米朝。60代前半、一番良い頃かもしれない。
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3日ぶりの入浴、桶を持ったり頭を洗ったりする動作がやりづらい。
今月の血圧、けっこういい数字だった。
右肩に湿布を貼って貰う。
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痛みが消えるまでは無理しないでおこう。
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patsatshit · 8 months
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今日10/10、待ちに待った『トークサバイバー2』の配信日。昨日は0時に配信開始になるのかと頑張って起きていたけれど、30分経っても追加されてこなかったので「板倉さん、今回も即退場、車で帰宅でお願いします」と笑いの神様にお祈りしてから寝た。
そんなわけで今日は一日中『トークサバイバー2』のことで頭がいっぱいだった。我慢できず休憩時間に1話だけみたのだけど、もう…さいっこうに面白かった!!!お笑いレベルもさらに高くなったし、何よりもセットとか演出がより派手になっていて、映画感が増していた!やっぱりNetflixお金あるから…すごいなぁ。ところ構わず笑っていたから周りにいた人は不審に思っただろうな…。ウンウン。
もともとテレ東でやっていた『NEO決戦バラエティ キングちゃん』の「ドラマチックハートブレイク王」という企画が大好きだったので、「キングちゃん」と同じ佐久間(宣行)プロデューサー×千鳥で似た構成のバラエティ番組をやると聞いた時は「おもしろくないわけがない!」と色めきたった。
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↑伝説の大悟さん大遅刻回(画像@テレ東プラスhttps://www.tv-tokyo.co.jp/plus/entertainment/entry/2017/013698.html)
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↑私と同じく『夢で逢えたら』に衝撃を受けたことから全信頼を置いている佐久間P。画像@お笑いナタリーhttps://amp.natalie.mu/owarai/news/418295
実際、シーズン1は全話神回と言っても過言ではないほど満足度が高かったし、まさに令和(いま)のバラエティに求めていた「お笑い純度100%」の番組だと感じた。しかも今回はじろうさんやダイアンユースケ、ランジャタイの国崎さんなど前回に増して豪華だし個人的にも好き度高めな芸人が参戦しているので、2話以降も期待値はうなぎのぼり。1週間で全話観てしまうのはもったいないから2日に1話を2回観ようかな……。
さらに、この番組により私は初めてサブスクリプションに登録することになった。今までも疑惑はあったけれど、他人に見せてもらったり��コい方法で観てみたりしていたのでここにきて正式に加入した。
長らくサブスクに登録して映画を観るという行為に抵抗があり、頑なにディスクや劇場で鑑賞する派としてあらゆる配信コンテンツはスルーしてきた。TSUTAYAに行って何を観るか決める楽しみが好きだったこともあるけれど、映画に限ったことでいえばディスクだと画面の比率や色味の調整がオリジナルのままきちんと反映されているので、監督の撮影の意図やこだわりを知ることができる。あと配信だと字幕も変更・削除されていたり(今の世の中にとって適切な言葉に変換する必要があるから⁇)するので、公開当時の表現で楽しめなかったりもする。特典映像も大事。メイキング映像を見て作品の背景が知れたり、演者と監督の関係が知れたりするので、どんなにつまらない映画でも特典映像を見ればある程度の満足感が得られる。これはまぁ…私個人の意見であって他の人からすればそんなにマジ(な気持ち)で映画観るの?って感じかもしれない。That's Right! そうだよね。それも分かるのだけど、やっぱり作り手側の熱意と気持ちを出来るだけ正確に汲み取りたいと思うし、映画は劇場で観るのが一番という、昔は当たり前だったその嗜み(心がけ)を絶やしてはならないと思っているので、映画は劇場もしくはディスクを借りるか購入して観るものだと考えてきた。今もずっとその思いはある。単純にWi-Fi環境が整っていないと画質が悪くなったりするのも映画の内容どうこう以前の問題でストレスじゃない?とも思う。内容に没頭できなかったとかなら仕方ないけれど、画質が悪くて集中できなかった、は最悪。知るかって話。作り手の方々に失礼。作品が可哀想。
だけど2016年に『ストレンジャー・シングス 未知の世界』『フリークス学園』が立て続けに配信されると心が激しく揺れた。これらは当時…何らかの方法で誰かが動画をあげていたので(このことについて詳しく話したくはない。It’s dangerous.)、登録する必要はなかった。
しかし(逆説の逆説)2018年頃にマーティン・スコセッシがNetflix製作で『アイリッシュマン』というタイトルの映画を撮るという情報をキャッチし、再び気持ちが強く揺らいだ。
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↑デニーロ、アルパチ、レイ・ロマーノ(@imdb)。渋アツ面子
なぜならスコセッシは動画配信サービスに対していくつか懐疑的なコメントを出していたし(レファレンスは忘れたが、恐らくVarietyなどのマスメディア)、かれは時流に乗った映画製作ではなく昔ながらの方法で新たな作品を提供することにこだわっていると思っていたからだ。私はスコセッシの少々厄介な映画愛をすごく…貴重なものとして信頼していたし、作品のオリジナリティを大切にする姿勢を尊重していた。だからスコセッシとネトフリのタッグと聞いて、正直どうして世間のトレンドに乗っかっちゃったわけ?みたいな気持ちになった。だがその後ある記事でその理由が簡潔にまとめられていた。2019年の日記にメモしているので引用する。「以前からスコセッシは(ロバート)デニーロと共に、ジミー・ホッファにまつわる映画を撮りたいと熱望していたが、膨大な製作資金を用意できる配給会社がなかった。当初は大手のパラマウント社が製作権、配給権を握っていたが、演者のギャラやセットの費用などが膨大にかかり、最終的に配給権を手放した。そこへNetflixが1億ドルもの製作費を提案したことで、映画制作は続行され、結果的に成功を収めた」とのこと。スコセッシほどの監督でも自由に映画を作ることが難しくなっているのか…それほど映画産業は落ち込んでいるのか…?とショックを受けた。スコセッシの意向でネトフリで配信される前にわずかな劇場で2週間限定公開されることが決まった。その時私はスコセッシが「この作品はあくまで劇場で観る映画だ」ということを示したかったのかな、と彼の僅かな抵抗を感じ取った。そしてなぜか悔しさみたいなものが込み上げてきて切なくなった。なお、これを私は2度観に行った。
映画産業の落ち込みと、配信業界の脅威。TSUTAYAは次々に閉店し、時代の移り変わりを感じながら私も変わらなきゃいけないのかな…と思いはじめる。
その後、『アイリッシュマン』の配信開始と共にスピンオフ的な作品が配信されたとの情報をみて、私は一度お試しで登録することを決意した。大げさな言い方だけど、私にとっては一大事だ。だってスコセッシとデニーロ、アル・パチーノとジョー・ペシの4人が同じ画面に映る映像なんかみたいに決まってるでしょう!
お試し期間中、Netflix限定配信のドラマ、例えば『ストレンジャーシングス』の続編だとか『フルハウス』などのひと昔前のドラマを見始めたが、映画は頑なにTSUTAYAとAmazonを利用し続けた。気づいたら時が経過していていよいよサブスク登録かと思われたが、月額料金の問題などあらゆる点を考慮して断念した。
その後、コロナ禍を経て近所のTSUTAYA2店舗とよく行っていたTSUTAYA2店舗が閉店し、決意を固めた。『ハートストッパー』などの話題作や『ストレンジャーシングス』の続編が観たかったし、『相席食堂』などのバラエティが全話みれる、そして佐久間Pの新作『トークサバイバー』なるものが配信されるとの情報も得て、いよいよかとNetflixに登録した、というわけだ。
今やAmazonプライムビデオのお試しにも入っていて、『私たちの青い夏』という学生リアル充実恋愛ドラマにはまったしまったし、『Diego』などの限定配信番組、『千鳥のぼっけぇtv』『シャバダバの空に』『野性爆弾のワールドチャネリング』などの昔のバラエティにも手を出す始末。学生時代ならまだしも今動画地獄にはまったらヤバい。アマプラは見送る予定。
スコセッシ情報を言えば今月20日に新作が公開される。これは劇場公開プラスApple tv+で配信される模様。Apple tv+は『ビースティ・ボーイズ・ストーリー』を観るために数回(なぜか)お試し入会したけれどもさすがにもう無理だろうな。映画館で何度も観よう。
話がいろんな方向に飛んだが、とにかく『トークサバイバー2』がアツい。ネタバレはしたくないので何も書かないけれど、がっかりしないオモシロ番組なので沢山の人に観てほしいなと思います!
https://about.netflix.com/ja/news/last-one-standing-2-cast-trailer
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kyoto4 · 9 months
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『私たちが図書館について知っている二、三の事柄』 中村 文孝、小田 光雄  著 (論創社)
この50年間、何があったか。
第1部(1970年から2020年にかけての図書館の推移;小学校、図書室、児童文学全集;戦後ベビーブームと児童書出版史;こども図書館、石井桃子、松岡享子;私立図書館の時代と博文館、大橋図書館;GHQとCIE図書館;国会図書館発足と中井正一;慶応大学日本図書館学校、図書館職員養成所、司書課程;都道府県立図書館と市町村立図書館;『中小都市における公共図書館の運営』と『市民の図書館』;日本図書館協会と石井敦、前川恒雄『図書館の発見』;『図書館の発見』の再考と意味;石井桃子『子どもの図書館』;図書館と悪書追放運動;日野市立図書館と書店;戦後図書館史年表)
第2部(1970年代における社会のパラダイムチェンジ;電子図書館チャート;図書館法制度と委託業務会社;官製ワーキングプアの実態;元図書館員へのヒアリング;竹内紀吉『図書館の街 浦安—新任館長奮戦記』;公共建築プロジェクトとしての図書館;浦安の地元書店との関係;マーク、取次、図書館;図書館流通センター(TRC)の出現;図書館と書店の基本的相違;岩崎徹太と岩崎書店;村上信明『出版流通とシステム』;尾下千秋『変わる出版流通と図書館』;TRCの現在図書館流通システム)
第3部(図書館のロードサイドビジネス化;佐野眞一『だれが「本」を殺すのか』;『理想の図書館』と図書館営業;『図書館逍遙』と「図書館大会の風景」;鈴木書店での図書館状況報告会;國岡克知子と編集房;『季刊・本とコンピュータ』創刊;今井書店の「本の学校・大山緑陰シンポジウム」;『季刊・本とコンピュータ』の展開と座談会;「出版人に聞く」シリーズを立ち上げる;卸売業調査に見るTRC;本の生態系の変化;1970年以降の図書館をめぐる動向とその行方)
あとがき/小田光雄
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quiye · 9 months
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夏休み2
金曜日、都内に用事があったのでお昼の電車に乗って向かった。
横浜と川崎のあいだでは何もせず窓を見ていたのだが、空が青く、入道雲が白く、はっきりした輪郭のそのコントラストがとても綺麗だった。今年はこんなはっきりした入道雲を見た数が少ないと思った。
爆発的に高さがある入道雲を、地元にいた頃はよく見ていた。というか学校の登下校中に見るものといえば道路か雲か田んぼくらいしかなかったのでそうなるのも仕方がない。
夏休みは山登りに使ったので、延長戦として岬で海と雲を見るとバランスが取れると思った。
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土曜日、家から東方向には先週行ったので西に向かうことにした。はっきりとした行きたい場所はないが、ちょっと形が気になっている真鶴岬を目的地にした。最速で一時間で着くらしく、面白くなくても後悔しない距離だ。バイクの練習にもなる。
相模川にかかる橋の温度計は、暑さで壊れたのか気温2度を示していた。
行きはできる限り有料道路を使うようにした。日光に当たる時間を短くして体の負担を下げたいのと、有料道路とはどんなもんか知りたかったのだった。間隔が全然均等でない料金所を3回通過した。
「岩」という名前の出口を下りて下道を走った。
事前にナビが計算した通り、一時間程度の運転で岬についた。バイクを停めて自販機でコーラを買い、海まで歩いた。
この辺りは過去に岩を切り出して運び出すことが行われていたらしく、海岸の一部が断ち切りになった岩だった。砂浜はなく、当たったら怪我するような岩場が海に続いていた。
天気が良く、熱海の初島、伊豆の大室山や伊豆大島、さらにその先の島や房総半島まで見えた。
遠くの南の海上に入道雲が敷き詰められていたが、下部が見えず、上部だけが海から現れているような形に見えた。もしかしたら地球が丸いから、下部が見えないのかもしれない。昔の人も「遠くの雲は下部が見えないが、近くに来ると下が見える」ということから地球は球体であると考えていたのだろうか。
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駐車場に戻る途中、集団で列になって海に向かって歩く一行とすれ違った。楽しそうに話す人もいれば、無表情でつまらなそうな若者もいた。自分はこういうときに逆張りをするタイプだよなと自分のことを考えた。
汗でベージュのズボンが暗く変色して気色悪かった。自販機でお茶を買って飲んだ。
開いている定食屋を探して湯河原まで走り、温泉とレストランが融合したような施設で温泉には入らずアジの刺身定食を食べた。地球の裏で行われている陸上競技の様子を大型テレビで見ながら食べた。テレビは二つあり、もう一方のテレビでは24時間テレビが映されていた。40人近くが座れる店の中で客は自分一人だった。
雨雲が近づいてくるようなので、降られないようにそそくさと帰る支度をした。うねる山道を30分ほど走った。アクセルと体重移動で車体をコントロールしながらバイクを駆っていくのは自分の体が拡張されているように感じられて楽しい。こういう感覚はピアノが弾けたり絵が描けたりすることに近いのかもしれないと思った。
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運転していたらやっぱり雨に降られることはないんじゃないかという楽観的な気持ちが大きくなり、パスタが切れていることを思い出したので二宮のスーパーによってパスタと梨を買った。
海の果ての方は暗い雲がかかっておらず、夕日が当たって雲が黄金色に輝いていた。このコントラストが鮮やかで忘れないでおきたいと思った。美術館で見た西洋の風景画のやけに立体的な雲とそっくりだった。
134号を東に進むと路面が暗い色に変わった。色だけでは濡れているのか、コンクリート敷きたてなのか違いがわからなかったのでバイクから足をおろして地面につけて、乾いた路面のグリップではないことを確かめ、本当に雨が降ったのだと確認した。その5分後くらいに大粒の雨が思い切り降ってきた。ずぶ濡れになって運転したことが今までなく、このまま安全に帰れるか不安で心細かった。左の車線に移ってゆっくり走った。
殴られるような雨のなかでバイクを運転すると肌に濡れた服がまとわりついてひどく不快で、しかも夏でもわりと冷えることが判明した。
自分は雨の中にいるのにそれほど遠くない大山の山体ははっきり見えていたので、おそらく自分がいる周りだけが夕立に降られているのだとわかり、みじめな気持ちが加速した。
でも周りの同じようなライダーたちもずぶ濡れで、こんなことで一体感を感じた。
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ari0921 · 1 month
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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和六年(2024)4月14日(日曜日)
    通巻第8215号
 激戦州での黒人票、14%がバイデン支持からトランプへスィング
  黒人男性の30%(前回は18%)が民主党を見限った
*************************
 ニューヨークタイムズ(4月12日)の世論調査はトランプ46%、バイデン45%。その差が、わずか1%に縮んでいると報じた。ただし、この調査の設問は「トランプとバイデンの一騎打ちを仮定したら。。。」で、第三候補のRKJを除外している。
 2024年大統領選挙を前に、有権者総数は2億4605万人と発表された。このうち黒人が3445万人、ヒスパニックが3620万人、アジア系が1500万人。これら少数民族は従来、民主党への投票が多かった。
 WSJ(ウォールストリートジャーナル)が激戦州で黒人の投票動向、事前世論調査を実施したところ、次のような数字があらわれた。
 黒人男性 バイデン支持=57%(前回は80%) トランプ支持30%(12%) 
黒人女性 バイデン支持=77%(同90%)   トランプ=11%( 6%)
大卒黒人 バイデン支持=66%(同91%)   トランプ=21%( 9%)
 数字の変化は一目瞭然である。民主党のドル箱、集票マシンの中核だった黒人有権者の民主党離れがここまで進んでいたとは!
 コロラド州デンバー市(ア・マイルシティ=標高1600メートルの高原都市)のマイク・ジョンソン市長は民主党である。
彼はエール大学時代からデンバーのホームレス救済活動のボランティアをつとめ、ハーバード大学時代にはアル・ゴアの選挙を手伝った。コロラド州上院議員を務め、いちどは州知事に立候補するが予備選で敗退、2023年から市長。
 不法移民がデンバー市内におよそ4万人。この人たちのシェルター建設に市予算9000万ドルを投じると発表した。財源は同市予算の納税者へのサービスをその分、削減するとした。
 シェルターはおよそ千カ所が、これから6ケ月いないに建設されるという。
 住民税を支払うデンバー市民の福祉はおざなりとなり、不法移民の住居対策費用に回される。
たしかに人道援助であるが、次の選挙で有権者は、何かの反応を示すだろう。
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shredderwastesnow · 10 months
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クィアたちのZINE交換【後編】
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前回の記事に書いたが、ZINE交換会で、私は7冊のZINEをいただいた。 今回の後編では、それぞれを読んだ感想をまとめてみる。
※作者がセクシュアリティをどの程度オープンにしているか分からないため、ZINEの作者名は伏せています。 ※オンラインで公開・販売されているものについては、末尾にリンクを貼っています。
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■「ノンバイナリーがわからない」というテーマ詩またはエッセイ シンプルな紙面から、生きているだけで「男/女」と申告させる社会への失望が伝わってくる。これまで深く知る機会のなかった生きづらさに気付かされる。 「お兄さん」「お姉さん」という呼びかけも、時として相手のメンタルを削ることを学んだ。会話の端々で、知らず知らずのうちに相手を「男/女」のカテゴリーに当てはめていたかもしれない……と怖くなる。
「男/女」のあわいにいる人と同じ社会に生きているのだと、もっと意識して生活しなければと思う。 そして、無意味な性別の振り分けをなくす方向に社会を変えることも必要だ。当事者を死に追いやるレベルの苛烈なトランスヘイトが実際に起きている今、一層強く感じる。 シスジェンダーの自分には、まだまだ見えていないことがあると気付かせてもらえた一冊。
■YOGA HAMSTER STAMP ヨガのポーズを、素朴なハムスターのイラストと共に解説するZINE。 モフモフしたハムスターが、1ページごとに「チャイルドポーズ」「猫のポーズ」などを決めている。手足が短いなりに頑張っていて可愛い。
様々な研究で、クィアが精神を病む率は、そうでない人よりも高いことが分かっている。 体をほぐし、リラックスする時間を意識的に取ることも、クィアとして豊かに生きる上では大事だなと認識した。いや……いっそハムスター飼う?
■LIFE LIFE LIFE vol.3 そうだ、京都行こう 写真が趣味の6人(Gender Identityは男性寄りと思われる)が、京都で撮った作品をまとめたZINE。 作品と共に、撮影エピソードも載っている。歴史ある町並みや自然の佇まい、旅の興奮が伝わってくる。
ZINE作りに参加した6人のうち、3人は一緒に撮影旅行をしたそう。 1人では挑戦しづらい着付け体験に連れ立って行き、着物姿で街を散策しながらお互いを撮り合う。スーパーで食材を買い、airbnbの宿で一緒に料理をする。朝は古い喫茶店でモーニングを楽しみ、香り高いコーヒーを優雅に味わう。 エッセイパートで若者たちの予測不能な旅の面白さを追体験しながら、友達が家庭を持ってしまった今はこんな旅行もしづらくなった……と少し切なさもよぎる。
なお、この3人のうちの1人が、旅先で気分が落ち込んでしまったときに2人がそっとしておいてくれて嬉しかったと書いており、印象に残った。 自分が相手より優位に立っていることをアピールしたり、キャバクラなどの空間で女性にケアしてもらいながら親睦を深めたりする「ホモソーシャル」なノリではなく、お互いに褒め合ったりケアし合ったりする友情の育み方が、読んでいて気持ちよかった。 作者のクィアネスについては特に触れられていなかったが、シスへテロ男性らしさを要求されないコミュニティが、作者の精神を支えているのかもしれない。
■Q&Q スモールトークが苦手なわたしのための質問カンペZINE A6版の手に収まるサイズ感と、ポップなイラスト、ドミノピザの箱のような色使いが可愛い。 イベントで初対面の人と実のある対話ができるようにという心遣いから、各ページに「今日はどうしてこちらへ?」「今の社会に足りないものはなんだと思いますか?」などの質問が並び、読者(ユーザー?)はページを指差したりめくったりして会話を進めるという仕組み。便利!
趣味や好きなカルチャーに関する比較的軽い質問もあれば、「どんなジェンダーの相手とでも、友情は成り立つと思いますか?」「自分の力で社会は変えられると思いますか?これまでに何か変えられた経験はありますか?」など、ぱっと答えられないような深い質問もある。
後ろの方には、作者が推している海外ドラマや本などの紹介も付いていて、世界が広がる。 最近はセクシュアリティの問題を扱った作品の数が増えて嬉しい反面、作り手側に深い理解や考察のない作品は観ても傷つくだけなのでうかつに手を出せないという現実もある。 セクシュアリティについて日々真剣に考えている人から、口コミで良作を教えてもらえるのは有難い。
読んだのがイベントから帰った後だったので、作者の方と会場でこれを使って喋れたら更によかったかも。次回に期待。
★おまけ★ 「どんなジェンダーの相手とでも友情は成り立つか」について: 友達になれないと感じるジェンダーの人は思い浮かばないが、テレビに出ているゲイやトランスジェンダー(ドラァグクイーン)に時折見受けられる「自由=性的に奔放」という考え方は苦手だなと思う。 タレントの恋愛相談に「積極的にどんどん行っちゃいなさいよ!そうやって経験を積んで人は大人になるんだから~」と答えるオネエ言葉の人たちは、恋愛やセックスをしない自由という発想がなさそうなので、友達になれる気がしない。知り合い止まりにしたい。 でも、あの人たちも、テレビが作り上げたステレオタイプを演じさせられているのかもしれない……どうなんだろう。 ドラァグクイーンでも文化人寄りのヴィヴィアン佐藤さんあたりは、恋愛相談に対してもっと深みのある言葉を返すのではないかと思う。
■アセクシュアルである私がどのようにしてサトシに救われ、今回の件でどのようなことを考えたか 2022年の冬、25年もの期間にわたって放送されてきたアニメ版ポケットモンスター(以下「アニポケ」)の主人公が、次のシーズンからサトシではなくなることが発表された。 このニュースは、アニポケのオタクであり、アセクシュアルでアロマンティック傾向のある作者にとって、人生を揺るがす出来事だった。
作者は、小学校時代から自身のセクシュアリティを自覚し、友人の恋バナについてゆけず疎外感を味わってきたという。 恋愛に無頓着でありつつポケモンバトルに魂を燃やし、そのまっすぐな生き方で人々に愛されるサトシの姿は、作者にとって救いだった。 脚本を書いた人は意図していなかったかもしれないが、テレビの前でアニポケを観ていた一人の小学生は、恋愛がなくても充実した人生を送ることができるというメッセージを受け取ったのだ。
主人公の少年が戦いを通じて成長するストーリーの少年向けアニメでは、多くの場合、サイドストーリーとして恋愛が描かれる。 「るろうに剣心」「NARUTO」「鬼滅の刃」など、主人公と女性キャラクターのカップルをぱっと思い浮かべられる作品は多い。 これらの恋愛は基本的に異性愛であり、同性カップルは登場しない。ほとんどの少年向けアニメの世界観は、シスへテロ恋愛規範に基づいていると言えるだろう。 こういった状況にあって、物語に恋愛を持ち込まないアニポケは、作者にとって抵抗なく楽しめる希有な作品だった。 サトシに好意を持つ女性キャラクターが登場しても、サトシにはぴんと来ず、「そんなことよりバトルしようぜ!���という態度を取る。そして、周���はそんなサトシを責めたり馬鹿にしたりせず、「まあサトシだからね」と受け入れる。 こういった物語に触れることで、恋愛感情の湧かない作者は、自分自身も肯定されたと感じていた。
しかし、サトシが主人公のアニポケは、もう制作されない。作者の心の支えが、一つ失われてしまうのだ。
そして作者が危惧しているのは、「NARUTO」→「BORUTO」のような続編への移行だ。 「NARUTO」の続編である「BORUTO」は、「NARUTO」の主人公うずまきナルトとヒナタの息子が主人公。 この展開によって、主人公が異性と結婚して家庭を持つ=ハッピーエンド、という原作者と制作者の世界観が鮮明になった。 もし、同じように次期アニポケの主人公がサトシの子供になってしまったら――それはつまり、制作者の中に、「バトルに熱中していた少年も、大きくなれば異性を好きになって恋愛→結婚・セックスするのが当たり前」という考え方があることを意味する。 これまでアロマンティックやアセクシュアルを肯定する存在だったサトシが、シスへテロ恋愛の模範として再定義されてしまうことを想像し、作者は何度も泣いたという。 やり場のない不安を整理すべく、このZINEが作られた。
このZINEが突きつけてくるのは、恋愛や性愛のない人生を肯定してくれる物語の少なさだ。 純文学などの中には探せばあると思うが(谷崎潤一郎「細雪」とか)、沢山の人が楽しむアニメや漫画などのポップカルチャーの中に、主人公が恋愛なしで満たされている作品を見つけるのは難しい。 2022年、主人公がアロマンティック・アセクシュアルのドラマ「恋せぬふたり」がNHKで放送され、話題を呼んだ。 このような、恋愛に縛られない幸せの形を提示できる物語が、もっと作られてほしい。 そして、私も何か書けるかな……。
https://note.com/ichijosayaka_59/n/n93046e8a589f
■2306 最悪のプライド月間を、なんとかやり過ごすZINE 1968年にアメリカで起こったクィアによる反差別運動(通称「ストーンウォールの蜂起」「ストーンウォール事件」)にちなみ、6月は「プライド月間」とされている。 今年の6月も、世界各地でセクシュアルマイノリティへの理解を深めるキャンペーンやイベントが行われた。 日本でもこうした取り組みは盛り上がりを見せたが、一方でLGBT理解増進法案が保守勢力によって骨抜きにされるなど、国や社会によるクィアへの抑圧が鮮明になるような出来事もあり、国内のクィアにとっては希望を感じづらい1ヶ月となってしまった。
このZINEには、ゲイであり鬱療養中の作者がこの6月をどう過ごし、何を考えたかが記録されている。文章の合間にゆるい漫画や犬の写真が配置されているので、深刻な内容があってもそこまで肩肘張らずに読めて有難い。
鬱によって思い通りに動かない身体。過去に受けた性被害のトラウマ。 反差別というメッセージが限りなく薄められたLGBT理解増進法案や、SNSでのトランスバッシング。 彼氏が両親の留守中に犬の世話をするため実家に帰ることになり、こっそり同行させてもらうという楽しいイベント。 彼氏が両親にカミングアウトしていないため、表向きは友人を装わなければならない現実。 彼氏と犬のユズちゃんと共に過ごした穏やかな時間。 無職である後ろめたさ。梅雨時の湿気。 その時々の作者の感情が、グラデーションになって迫ってくる。
二人と一匹の間に流れる温かい空気を感じながら、二人が堂々と一緒に暮らせないことを悔しく思う。 また、病気などの理由で一日八時間労働が難しい人が社会から零れ落ちてゆくような現状も、もっと改善できないものかと感じた。 (「Marriage for All」に署名し、選挙の時も人権意識のありそうな人に投票するようにはしているが、まだ足りないんだろうな……。) 一応、作者が欲しいものリストを公開した時に、応援を込めて1品ポチッとした。まだ足りないだろうけど。
※「はじめに」のみ公開 https://nigenige2020108.hatenadiary.jp/entry/2023/06/30/090000
■恋愛も結婚もセックスもしたくない人がいるんです アロマンティック・アセクシュアルである作者が、自身のこれまでの人生と現状、将来のビジョンをエッセイ漫画にしたZINE。
作者は30代で、性自認は女性。アロマンティック・アセクシュアルでありつつ、BLが好きで百合も読む「腐女子」。 自分が恋愛や性愛の当事者になりたくはないが、フィクションの恋愛や性愛は読者として楽しめる、ということになる。
恋愛を経ての結婚をする気はないが、何かあったときに助け合える人がいてほしい気持ちもあり、いわゆる「友情結婚」にも興味がある。 助け合うことと恋愛・血縁が分かちがたく結びついている現代社会では、恋愛感情や性欲がなかったり少なかったりすると孤立しがちだな……と改めて認識する。 「恋愛経験がない/少ない=人間的に未熟」というバイアスに苦しめられるくだりは、共感しかなかった。
平日は金融機関で働き、週末にオタ活を楽しむ作者の人生は、ちゃんと充実している。 変わるべきは、「人生には恋愛と性愛があるべき」という価値観を振りかざし、無駄なコンプレックスを味わわせる世間の側だろう。 恋愛・性愛のない豊かな人生はあり得るという希望を見せてくれる、爽やかな読後感のZINEだった。
※8/11時点でこのZINEは完売、続編は購入可能 https://hinotoya-akari.booth.pm/
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こうして感想を並べてみると、作者7人のセクシュアリティと抱えている事情が千差万別であることに、改めて驚く。 本やウェブで「LGBTQ+とは?」みたいな解説を読んだだけでは絶対に見えてこない現実と実感が、それぞれのZINEから生々しく伝わってくる。
社会がカテゴライズした性別や恋愛・性愛規範に自分を無理矢理当てはめて解釈しようとすると、どこかで無理が生じる。 クィアはそうでない人より無理をしなければならないが、自分がクィアだと明確に認識していない人も、実は無理をしていることがあるのではないかと思う。 (「性自認が男なのにメイクしたいと思うのは変かな?」「恋人との時間より友達との時間が楽しいと思う私は間違ってるのかな?」といったように。)
既存の枠組みに囚われずに自分のセクシュアリティを語ることは、社会や権力の都合によって奪われた自分の一部を取り戻し、自分の生を自分に合う形にカスタマイズする第一歩なのかもしれない。
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kennak · 11 months
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台風で仕事が休みになりそうなので暇つぶしに。3年くらい前に日本の半導体産業の近況をまとめたのですが、ここ数年で政治家の先生たちが何かに目覚めたらしく状況が大きく変わりつつあるので各社の状況をアップデート。前回の記事 https://anond.hatelabo.jp/20200813115920先端ロジック半導体■ JASM (TSMC日本法人)熊本工場:28nm, 22nm (工場稼働時) / 16nm, 12nm (将来計画)日本政府の補助金とソニー・デンソーの出資という離れ業により、業界人が誰も信じていなかったTSMCの工場進出が実現した。現在は建屋の建設が進んでおり、順調にいけば2024年内には量産開始となる。生産が予定されているプロセスはいずれも世界最先端に比べると古いものだが日本では最先端であり、HKMG(ハイケーメタルゲート、トランジスタの性能を上げる技術)やFinFET(フィンフェット、性能の良い3次元トランジスタ)といった技術が新たに導入される。工場で生産される半導体の主なクライアントは出資者のソニー。衰退の激しい日本の電機業界だが、ソニーはまだ世界と戦う余力を残しており年間半導体購入金額世界10位で日本トップである。ただし、PS3のCell Processorを長崎で作っていたように先端プロセッサをここで作れるわけではない。PS5のCPUはTSMCの6nmプロセス製造であり、この工場では製造できないのだ。識者の予測ではイメージセンサー向けロジック半導体を生産すると想定されている。■ Rapidus (ラピダス)千歳工場:2nm日本政府の国策で、IBMから技術を導入し自前で最先端の半導体製造を狙う野心的なプロジェクト。量産開始は2027年を予定。社長を務めるのは御年70歳になる小池氏。彼は日立→トレセンティテクノロジーズ(ルネサスの那珂工場の前身)→SANDISK→Western Digitalという国内外の半導体メーカーを渡り歩いた華麗な経歴の持ち主である。以前に社長を務めていたトレセンティテクノロジーズは2000年に日立と台湾の大手ファウンドリUMCとの合弁の半導体製造会社で、世界に先駆け現在の標準となる300mmウェハに対応した先進的な工場であった。ファウンドリ全盛の今から後知恵で見れば、限りなく正解に近い経営戦略と先進性を併せ持っていたがビジネスとしては成功しなかった。工場はルネサスに吸収され、小池氏はSANDISKへと移籍することに。そんなわけで今回の国策ファウンドリRapidusの社長就任は小池氏の二十数年越しのリベンジマッチでもある。なお、氏のポエミーなプレゼンは業界でも有名。記者会見で日本半導体衰退の原因を「驕り」と一刀両断した一枚のパワポが話題をさらったが、本人が一番驕っているのではと不安がる声もある。■ ルネサスエレクトロニクス那珂工場:40nm日立・三菱電機・NECのロジック半導体部門が統合した日本を代表する半導体メーカー。5万人いた従業員を1/3にする大リストラ、先端プロセス製造からの撤退、海外メーカーの買収ラッシュを経て復活。そして大躍進。昨年の売り上げは1兆5千億円を超え、はじめて統合直後の売り上げ(ピークは2011年3月期の1兆1千億)を抜いた。もう1+1+1=1とは言わせない。旺盛な車載半導体需要にこたえるべく、政府の補助金を得てリストラで閉鎖した甲府工場の再稼働を決定。コロナ禍では働き方が柔軟になり、リモートワークは全国どこでもできるようになった。ルネサスは開発拠点も大リストラで統廃合しており、三菱系の伊丹やNEC系の玉川をはじめ全国にあった設計拠点を日立系の小平に集約している。地元の拠点が閉鎖されて単身赴任をしている人も多かったのだが、最近ではリモートワークを活用して単身赴任先のマンションを引き払った人も出てきている模様。■ ユナイテッドセミコンダクタージャパン三重工場:40nm増大する車載半導体需要にこたえるべく、デンソーが出資してパワー半導体のIGBTの生産を始めた。筆者はパワー半導体は専門外で、家電芸人が語る家電の説明程度にしか話せないため軽く紹介するにとどめたい。■ タワーパートナーズセミコンダクター魚津工場:45nm半導体部門を手放したがっていたPanasonicがイスラエル企業のTower Semiconductorと共同で運営していた工場。Panasonicが台湾Nuvoton technologyに持ち分株式を売却したため、現在ではイスラエル・台湾共同運営という珍しい業態になっている。さらに、半導体最大手のIntelがTower Semiconductorの買収を進めているため、将来的にはIntelの拠点となる可能性があり、日本でIntelのCPUが作られる世界線もあるかもしれない。が、本案件は米中対立のあおりで中国での買収審査が長引いているため、先行きには不透明感が漂う。メモリ半導体■ キオクシア四日市工場 / 北上工場:3D NAND 162層日本を代表するメモリ半導体メーカー。前回からの3年で、積層数は96層 → 112層 → 162層と2世代進化した。競合他社は232層品の量産も始めている(キオクシアは開発完了 / 本格量産前)が、最近の3D NANDは闇雲に積層数を増やせば低コストで作れるというわけでもない模様。なお世間では半導体不足のニュースの印象が強く、半導体はもうかっているとの認識があると思うがコロナ禍でのIT投資ブームが終了したメモリ業界はリーマンショック以来の大不況である。キオクシアも例外ではなく、最新の4半期決算で1000億円単位の赤字を計上してしまった。Western Digitalとの統合のうわさがあるが、もちろん筆者は何も知らないし、仮に知っていても絶対にここには書けない。■ Micron Memory Japan (旧エルピーダメモリ)広島工場:DRAM 1βnm世代ルネサスと同じく、NEC、日立、三菱電機のDRAM事業統合で生まれたエルピーダメモリを倒産後に米Micronが買収。前にも書いたが、DRAM業界はプロセスのサバ読みが横行しており、20nmを切ったあたりから具体的な数字ではなく1X, 1Y, 1Z, 1αときて、ついに1βnm世代の量産にたどり着いた。広島サミットに合わせて、社長が来日。岸田総理と会談後大々的な設備投資を発表。1γnm世代を目指して日本初の量産用EUV露光装置が導入されることが決まった。このEUVというのは波長が13.5nmの極超紫外線(Extreme Ultra Violet)を使った露光装置で1台200~300億かかる人類史上最も高価で精密な工作機械でありオランダのASML社が独占的に製造している。もっとも、メモリ業界の大不況を食らっているのはMicronも例外ではなく、岸田総理と華々しく会談している裏で数百人規模のリストラを慣行。こういう外面の良さと裏でやってることのえげつなさの二面性は、いかにも外資だなと思う。■ Western Digital東芝と共同でフラッシュメモリの開発を行っていたSANDISKをHDD大手Western Digitalが買収。キオクシアの四日市工場と北上工場を共同で運営している。Western Digitalはメモリコントローラーを内製していることで知られSSDの性能の良さに定評があり、スマートフォン向けの売り上げが多いキオクシアとは、同じ工場を運営していても得意としている販売先が微妙に異なり、住み分けがなされている。(そのため、2社統合によるシナジー効果が期待されたびたび観測気球的な記事が出回る。)なお、もともと日系半導体メーカーが大リストラをしていた時の人材の受け皿として中途をたくさん採用していた経緯もあり、人材の流動性は高い。在籍時の仕事ぶりがよければ、他社へ転職していった元社員の出戻りも歓迎と聞く。前述のRapidus社長の小池氏は、つい先日までここの社長をしていた。余談だが、上記Micronの米国本社の社長も旧SANDISKの創業者でWestern Digitalによる買収後に引き抜かれている。こういう話を聞くと、いかにも外資だなと思う。イメージセンサー■ ソニーセミコンダクターソリューションズグループイメージセンサーで世界最大��シェアを誇るソニーの半導体部門。2020年、2021年は米中対立のあおりを受けて主要顧客のHuawei向けの出荷減少に苦しんだが、2022年度は大幅に売り上げを伸ばし、1兆4千億円となった。他の半導体の例にもれずイメージセンサーも国際競争が過酷であるため、対抗して人員増強を進めている。Panasonic系エンジニアを引き抜くために関西に設計拠点を開設し、各地の工場の拡張も並行して進めている。調子のいい半導体メーカーはどこも人員増強を進めているが、ここ10年ほどは理工系の学生の半導体業界人気がどん底、かつ人材ニーズも少なかっため、新卒で半導体メーカーに就職した絶対数が致命的に少なく30~40歳くらいの中堅技術者の確保にどこも苦労している模様。なお、スマートフォン向けカメラの次の飯の種として、車載用途に数年前から注力開始。最近徐々に成果が出始めている。ファブレス半導体■ ソシオネクスト富士通とPanasonicのLSI設計部門が統合してできた日本最大のファブレス半導体メーカー。昨今の半導体ブームの波に乗り、株式上場、売り上げ2000億突破と非常に好調。3年前は1000億程度の売り上げだったので、すさまじい成長である。もっとも、母体となった富士通・Panasonicはピーク時の半導体売上が1社で5000億近くあったので、少々物足りなさを感じなくもない。復活は道半ばである。■ メガチップスソシオネクストが誕生するまで日本最大のファブレス半導体メーカーだった。もともと任天堂向けの売り上げが大半だったのだが近年は多角化を進めている。昨年の売り上げは約700億とSwitch人気がピークだった時と比べるとやや劣るが営業利益は過去最高を記録している。■ ザインエレクトロニクスかつては日本を代表するファブレス半導体メーカーと言えばここだった。昨年の売上高は54億と、3年前紹介したときの30億から伸びたものの、ファブレス上位2社からはかなり離されてしまっている。大昔は韓国のサムスン電子に自社製品が採用されたのがウリで創業者の武勇伝にも頻繁に登場していたが、今では売り上げの75%を国内に依存しており海外展開の出遅れが否めない。非先端ロジック・マイコン・アナログ・ディスクリートなど■ 東芝車載用途のパワー半導体需要が伸びており、石川県の工場に300mmウェハ対応ラインを建設。この記事でよく出てくる300mmウェハとはシリコンの基板の直径であり、大きい方が製造効率が良い。125mm → 150mm → 200mm → 300mmと順調に大型化が進み次は450mm化と思われたが、大きすぎて弊害が大きく、ここ20年間はずっと300mmが最大サイズである。従来はCPUやメモリといった分野の製造にしか使用されていなかったのだが、ここ5年くらいでパワー半導体にも300mm化の波が押し寄せてきている。■ ローム何かと癖のある京都系メーカー。車載事業が好調で売り上げが順調に伸びている。次世代パワー半導体材料と呼ばれていたSiCで日本国内の他のメーカーをリード。余談だが、筆者は学生のころSiCを実験で扱っていた。単位を落としまくっていた不良学生だったので、教授がワクワクしながら話していたSiCの物性の話はすべて忘れている。今では家電芸人並みのトークしかできないのでSiCについて語ることはご容赦いただきたい。研究から本格量産まで20年超の時間がかかっていることに驚きである。基礎研究の大変さを実感する。■ 三菱電機パワー半導体大手。半導体に力が入っていないシャープから福山工場の敷地を取得し、300mmウェハ対応のラインを構築。SiCのラインも熊本に作るぞ!パワー半導体には詳しくないからこの辺で勘弁な。■ ミライズテクノロジーズ日本の半導体産業が衰退しまくっていたころに、トヨタが危機感を覚えてデンソーとの合弁で設立した車載半導体メーカー。コロナ禍中に行われたオンライン学会に知らない会社の人が出てるなと思って調べたらここだった。■ TI米系のアナログ半導体世界最大手。富士通とAMD合弁のNOR FlashメーカーSpansionから買収した会津若松工場と茨城県の美浦に工場を持つ。最近は日本法人の話をあまり聞かない。■ On semiconductor米系のアナログ半導体大手。三洋電機の半導体部門を買収したが、旧三洋の新潟工場は日本政策投資銀行出資のファンドに売却した。現在の日本拠点は富士通から買収した会津工場。富士通が半導体事業から手を引き工場を切り売りしたため、会津若松市内には米系大手半導体メーカーの工場が立ち並ぶことになった。■ Infineon Technologies (インフィニオン)ドイツの大手電機メーカー、Siemenseが20年ほど前に半導体部門を分社化して誕生した。従来欧州系半導体メーカーは日本での存在感があまりなかったのだが、富士通のマイコン半導体部門を米Spansionが買収、そのSpansionを同じく米Cypressが買収、そのCypressをInfineonが買収した結果、日本市場でも存在感を示すようになった。もともとInfineon自体が車載半導体に力を入れており、有力自動車メーカーがそろう日本市場に注目しているというのもある。■ Nuvoton Technology (ヌヴォトン)台湾の半導体メーカー。半導体から撤退したがっていたPanasonicから、Tower Semiconductorと共同運営している工場と、マイコン設計部門を買収する。Panasonic時代は、自社家電向けの独自マイコンをメインに作っていたのだが、Nuvotonに買収された後はArmベースの汎用マイコンに設計品目が変わった。日本法人は車載やモーター制御向けのマイコン開発に特化させていく方針で台湾の開発チームとは住み分けを図る模様。富士通ほどではないが、Panasonicも半導体部門を切り売りしており、所属していたエンジニアはバラバラになってしまった。研究室が一緒でPanasonicの半導体部門に入社した友人がいたが、彼は今どこに流れ着いているのだろう?
令和05年最新版 日本の半導体産業の現状について
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hanbunmensch · 1 year
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カムスキーCEO復帰エンディングで流れるオペラ曲について
 「カムスキーエンド」と通称される主人公早期全滅ルートで、カムスキーが「Un bel dì, vedremo」を聴いている。ざっと検索したところ、このことに言及しているページが見当たらなかったので書く。ただ、使用曲はエンドクレジットを確認すれば誰にでも分かることで、別に元々オペラに詳しいわけではないためご留意を。  まずはエンディングの概要から。
条件:  カーラが『ズラトコ』以前の章で死亡するか初期化されてメモリを復旧できず、コナーが『最後の切り札』で停止処分になり、マーカスが『自由への行進』で死ぬか『交わる運命』でジェリコから追放される(マーカスが死んだか追放されたかによって報道シーンの構成が変更される)。
 つまり正確には全滅というか、最終章より前にプレイヤーがやることがなくなってしまった場合に条件を満たす。
あらすじ:  FBIがジェリコに襲撃を仕掛けたことを機に、変異体の権利闘争は収束へ向かう。軍により国中のアンドロイドが捕獲・破壊されているという、リビングのテレビが流す大統領の声をバックに、ハンクはロシアンルーレットの当たりを引く。一連の事件を受けてサイバーライフのCEOに再任命されたイライジャ・カムスキーは、アンドロイドは生命を真似てみせるだけの従順な機械であることをカメラの前で明言する。
そして船は現れない
 エンディングムービー中盤のカムスキー邸のシーンで、国がアンドロイド収容所を設置したニュースが聞こえる後ろに、プッチーニのオペラ『蝶々夫人』のアリア「Un bel dì, vedremo(ある晴れた日に)」冒頭が流れている(一応何度も聴き比べて確認したが、もしイタリア語が分かってオペラの聞き取りもできる人がいて、これが間違っていたら知らせてほしい)。
youtube
Un bel dì, vedremo  levarsi un fil di fumo  sull’estremo confin del mare  E poi la nave appare
ある晴れた日に* 一条の煙が上がる 海のかなたに そして船が現れる
*「ある日」が正しいという指摘もあるが、日本では「ある晴れた日に」でよく知られているので今回はこちらを採用した
 聴く限りでは、nave(船)という単語に差し掛かったあたりで、カムスキー邸から次の報道パートに切り替わる。  『蝶々夫人』は長崎を舞台に、アメリカ人の海軍将校と結婚した没落藩士令嬢である蝶々さんが彼に捨てられるまでを描いた悲劇ものオペラ。「Un bel dì, vedremo」は、中盤、国に帰った夫の船が現れるのを蝶々さんが愚直に待ち続ける場面で歌われる。実際のところ将校は彼女を現地妻と考えていて、結局長崎に戻ってはくるがアメリカ人の正妻を連れている。既に彼の為にキリスト教に改宗までして勘当もされていた蝶々さんが、それを知って父の形見の刀で自害し、幕を下ろす。  このオペラ自体は安いエキゾチシズムとしてよく批判されるが、それはともかくとして、ハンクが自殺し暗転してから「Un bel dì, vedremo」が流れるカムスキー邸までの一連のシーンでは、人間──作中世界で迫害される少数派として散々描かれたアンドロイドではなく──が現地妻の立場に置かれている。窓辺の椅子に座るカムスキーは、「海のかなた」(多分デトロイト川だが)を望み、現れない船を待っている。現れない船は、ついぞ出航せず、革命を成し得なかった廃船・ジェリコだとここでは見立てることにする。
伝染病を待ちながら
 『カムスキー』チャプターに遡ると、カムスキーは待たせる側だった。来客をエントランスで待たせるだけでは飽き足らず、部屋に招き入れ���うえでわざわざ何往復か泳いでみせて──それが演出か素かはさておき──待たせる側に立とうとした。  待たせることにはどのような意味があるか。ロラン・バルトによるとそれは「あらゆる権力につきものの特権」だそうだ。
転移現象のあるところには常に待機がある。医師が待たれ、教師が待たれ、分析者が待たれているのだ。さらに言えば、銀行の窓口や空港の出発ゲートで待たされている場合にも、わたしは、銀行員やスチュアーデス相手にたちまち攻撃的な関係を打ちたてる。彼らの冷淡さが、わたしのおかれた隷属的状態を暴露し、わたしをいらだたせるからだ。したがって、待機のあるところには常に転移があると言えよう。わたしは、自分を小出しにしてなかなかすべてを与えてくれようとしない存在──まるでわたしの欲望を衰えさせ、欲求を疲労させようとするかのように──に隷属しているのだ。待たせるというのは、あらゆる権力につきものの特権であり、「人類の、何千年来のひまつぶし」なのである。(『恋愛のディスクール・断章』)
 「転移」とは精神分析の用語で、患者が他の人に向けるはずの抑圧された感情を分析者に対し抱く現象を言う。患者はカウンセリングの中で分析者のことを、何でも知っている人だと思い込み、分析者を転移対象にする。転移する感情は愛情であったり敵意であったりする。医師と患者の関係は対等ではないため、医師は患者からの転移性恋愛に応じることを控えなければならないが、転移自体は重要な治療のプロセスでもあり悪いわけではない。  D:BH作中最もよく分析者然と振る舞っていたコナーを例にとると、ダニエルを信頼させたルートでのちのち「お前は必ず報いを受ける」と恨み言を言われたり、ハンクの個人的な事柄を調べ上げて当人にあけすけに語ることで好感度が上がったり、或いは『最終任務』で対立した際に「その言葉(「友人」)の意味もわかっちゃない」とキレられたりするのも、ある種彼らに転移されているのかもしれない。  そして『カムスキー』チャプターでは、変異体について何か知っているに違いない者として、カムスキーが待たれていた。
 そのカムスキーもまた実は革命を待っている側だったことは、別にゲームの制作段階で削除された台詞を参照しなくとも想像できる。  カムスキーは「自由への欲求も伝染病といえるかな?」と言ったが、この発想は珍しいものではない。20世紀初頭、ボリシェヴィキ革命後の時点で既に、のちの西側諸国は共産主義を伝染病に準えて「防疫線」を提唱した。現在も、主に批判的意味合いで特定の思想を伝染病に喩える場面はよく見られる。
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『自由への行進』/『サイバーライフタワー』
 デトロイト実況プレイ動画などを見ていると「こいつら本当に自我あるのか?」とすこぶる評判の悪い(ような気がする)マーカス達の「さあ起きて」描写だが、敢えてこの異様さそのものを好意的に捉えるとすれば、彼らが「伝染病」という言葉の簒奪を果たしている点と言えるだろうか。また、『カムスキー』でクロエを撃ち殺して選択肢「ウィルス」の質問をした場合の、カムスキーによるウイルスの潜伏に関する説明と、『サイバーライフタワー』でコナーが失敗した場合にたどり着くフローチャート項目における、倉庫の変異しなかったアンドロイドに関する言及で、remain dormant という同じ表現が使われている点も考慮していいかもしれない。ここではウイルスが、アンドロイドが、「精神的ショック」をスタンバイしている。革命を為そうとする時、形容の影にカムスキーがいる。
 今回のエンディングの話に戻ると、アンドロイドが創造主に対して立ち上がる日を待望していたであろうカムスキーと、うまくいけば変異体の支持者になることで人生を取り戻せたかもしれない──そして本当にうまくいけばフードトラックの前で待っていてくれたかもしれないハンクという二人の人物が、「Un bel dì, vedremo」の引用を介して、将校の乗る船を待つ蝶々さんにオーバーラップする。悲恋に暮れるのは今日のところ「人間」のようだが、恋ほど人を惨めな気分にさせるものはない。
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sheena-ipr · 1 year
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20180120の記録(べったーからコピペ)
りさ子のガチ恋俳優沼を友達にお家に来ていただき見せてもらいました。
見てお喋りした後にこれを書いています。特にまとまってはおらず思いついたことをだらだら書いてるので読みやすさは0です。
書き終わってからいろんな感想を探しに行くので、そしたらまた見解が変わるかも!そうしてから何度か見たい作品でした。
感想まとめ
・舞台俳優好き女性の演技や表現がとてもリアルでゾクゾクニヤニヤした
・役者さんの「表舞台じゃないところ」を考えるきっかけになった
・役者さんの演技がお上手。特にりさ子とルルちゃんと会社の同僚の人に目が行った
・アマゾンズ黒崎隊の隊長がおった…
・私達が見ている舞台を作っている人達は私達のことをよく見ている
・友達に勧めるのは難しい(人を選ぶ)
・昔の考えの自分なら確実に見れなかったしクリティカルヒット瀕死状態だった
りさ子を初めとした、舞台を見て舞台俳優にハマる女性があまりにリアルで、研究しすぎなのではと恐ろしくなった。
基本的に興奮して早口になるところ、俳優の前では緊張して声が小さくなるところ、観劇後のアフター、俳優さんに対しての「尊い」「ありがとうございます」とか。
そういえば今回「推し」って単語はなかったかな。出てて気づいてな���だけかも。
みんなで鑑賞会しているのは正直心の中でひっくり返った!
「みんなで映像見て楽しむよね~」「確かに思ったこと気づいたことその場でバッと言う」「映像として見るから見るところが細かくなっているのすごくわかる」「生で見た時と比べたり思い出したりしちゃう」
こう、細かいな~というところまであるのがすごくよくて、ただ、カラオケで鑑賞会してるっていうのが個人的には結構ウッとなった。どうして大画面良音響で観ていることまで知っているの…。
逆にそういうファンじゃない人のやり取りもリアルですごい。
私は職場に男性の方が多いから「イケメン観に行ってます~イェ~」くらいのノリで深くもつっこまれないし、突っ込まれたとしても「オタクなんで漫画の実写化のやつとかミュージカルとかで~す」って適当に答えてるくらいで終わり。1人仲良い先輩には「このイケメンが!」って画像まで見せたことあるのでバンバン話す。
周りの人も聞いてくれるんやけど、こちらが控えめに言いつつ(舞台面白いですよ、という軽い感想)本音も混ぜつつ(親目線です、という本心)だと急に本音の時にびっくりされてこっちが説明しなくなる状況とてもわかる。だから本音とか混ぜて言わない方が面倒じゃなくて楽。
友達が言ってたようにSNSの話?使われ方?がよかった。
あれtwitterメインだったけど、本人に対するリプ以外のところの論争がとても面白かった。
リプ返したり
特定。
宝探しのような感覚、一番に見つけた時の嬉しさ。そういうのがすごくわかるし私もやった。今でもちょっと気になったらやる時がある。
けどこれって少し気持ち悪いことなのかも、って思い始めてあまりしなくなった。
今思えば失礼だし大変ブーメラン刺さってたんだけど、他の人が役者さんのtwitterかブログで掲載された物をすぐに見つけてツイートしていたのを見て、なんだか「あっこれは違う」って思ったのがたぶんきっかけでした。
でもボーダー(私個人の感覚だけど)が難しいとも思う。
例えばその人が紹介していた物や場所(お菓子・化粧品・雑貨とか)は全然OKと思ってて私も買うことがある。
その人が紹介してはいないけど身の回りにあった物や場所は個人的には際どいところ。
その物が商業的なコンテンツで使われていた物ならいいかなと思う。ブロマイドやCDジャケットで着てた衣装、使ってある小道具、雑誌に載った時に付けてたアクセ、撮影場所とか。でもtwitterやブログに載ってる何気ない写真に写りこんだ物は厳しい。普段使っていそうなケース類や私服、お店とかはなんだか「オアーッ」てなるなあ。
それ以上の物、場所はちょっと怖いかな!
けど私は、こんな偉そうな事を言いながら、特定された情報を元に商品を買おうとした事もある。
人がそれをする事に抵抗感を持ちつつも、自分はやらずそれにより得た情報を使おうとしてたので同じ穴の狢です。すみません。
ちなみに買おうとしたのはブログに移りこんだ写真から特定された、その方が使っていた化粧品でした。
SNSがあって、芸能人はテレビや舞台やラジオに出ているときだけが仕事じゃなくなっている。
プライベートってなんだろうなってよく思う。
俳優界隈はあまりわからないけど、m$$ρ界隈では怖いことも聞くので、ガチ恋の話やストーカーの流れやtwitterでの本人叩き、ファン叩きはちょっと重ねつつ見てた。
ガチ恋とか妄想ブログとかってああいう風に生まれているのかな…「認知されたい」って気持ちとか…
けど私がこの辺強く否定できないのは、小中高生の時に同じ考えがあったから。
だから私は当時夢小説を読みに読みまくっていたし、妄想もしていた。だから全てではないけど、こういうガチ恋とか認知とかの気持ちはわかる気がする…
「たまに現れるTwitterの怪しいアカウントは本人か本人近くの人かもしれない」って友達から聞いた意見にハッとした。こわいね。
例の和田琢の件ももう一度この後調べようと思います。
あと私はキャラにハマるって俳優さんにハマることは多くないと思ってる。
ので、俳優さんのプライベートとか恋愛事情とか考えたことほとんどなかった。
ていうか見えないなら気づかないので、いても不思議ではないけどそういう事が想像できないというのが正直なところかな。
せっかくなので、りさ子を見てその辺を考えてみた。
ショウタくん・ルルちゃん・りさ子に対して、
ショウタくんは「彼女はいません」と言いつつ結局バレたというのがよくなかった。
ルルちゃんも匂わせで自己顕示欲や自慢が抑えられなかったのがよくなかった。
りさ子はショウタくんに夢見すぎてショウタくんやルルちゃんも一人の人であるということをもっと考えられなかったのがよくなかった。
と思ってる。
けどそれぞれの立場や言い分にも同意できる。
「仕事が生きがいです」って答えるのが、ウソであっても正しい答えだっただと思う。
けどそうやってウソをつくなら隠すなら最後までウソをつき通して隠し通せばよかったというのも、とってもわかる。とってもわかる。
なんなら今思うと、ランダムリプだったんだからそれに対してはスルーすればよかったかもね。邪推されるけど答えられないのもファンはわかってるよ。
いろいろ考えてみると
みんなあんなにイケメンで人気者で年齢も適齢なんだから彼女やセフレの1人2人いるよな
っていう気持ち。
別に彼女がおろうが結婚しようがご本人の自由かなーと。
けど「結婚してません」「彼女もいません」とその時点で本人が言うのなら、それは頑張って隠し通してほしい。そうじゃなかった時、ファンは「騙されていた」という事実がショックなんじゃないかな…邪推せよ本人が言ったならその言葉を受け取るしかないので。
ただその後彼女ができたとか、考えが変わって結婚もしたいと思うようになったとかは人間なので当然あると思うし、その時はこう邪推されたり匂わせとかがなくパッとわかれば一番嬉しいな…というわがまま具合。
ガチ恋じゃないからそういうショックにはならないと思うので、そうじゃなくて一人の人として好きでありたいしこれからも好きでありたいと思うから、好きでいさせてもらえるように人として嫌なことはしてほしくないのかもしれない。
V6の岡田くん結婚報告でファンも世間も荒れたことを急に思い出した。
もし私が岡田くんのファンだったら「結婚おめでとう。でも報告の仕方は考えてほしかった」と少し冷めるんだと思う。
最近ちょうど「私ってどういうオタクなんだろうな」って考えていたので、作品を見て再考した。(この作品ではりさ子みたいな人はファンと言われていてオタクとは言われていなかったね)
何かいい作品に触れて感動興奮したいタイプ。良いと感じた物事やそれにより自分が気づいたことや影響を受けたことを発散したい。自分の何かに訴えた感覚や興奮が全てで、それを自分の中で抑えていられないのでツイートしたり記事書いたりする。発散できればよくて、可能なら誰かに聞いてもらえた時点で私は満足する。
私が人にあまりコンテンツを勧められないのは、それが相手にとって迷惑だったらどうしよう、あまり好みじゃないかもしれないという小心さから。
自分がイイ!と思った物だけどそれは絶対的自分の感覚によるものだから、それが別の人にとってはボコボコで面白くないものかもしれないのが怖い。
否定的な事を受けた瞬間に、その作品に対してしょんぼりしてしまうし、それにより受けた自分の感動や興奮や感覚が同時に否定されたような気がしてしまうから。
自分でも受け入れられている否定的なところなら構わないんだけど、気づいていない観点から刺されるのが怖いんだと思う。
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