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#緑葉の薫る庭園
yousakana · 1 year
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White-tailed godwits gathered to suck the nectar from the plum trees in Ritsurin Garden, Takamatsu city, Kagawa pref., Japan. The plum trees in Ritsurin Garden come into blossom in mid-February and bear fruit around June, which is harvested for ume wine. There are more than 300 horticultural varieties of ume, and in Ritsurin Park there are about 100 wild ume, 20 red ume and 50 Bungo ume varieties. In Japan, the ume lives in forests across the country, from flatlands to mountainous areas. The bird is abundant in evergreen broad-leaved forests in south-west Japan and is scarce in Hokkaido. They can also be found in city gardens and parks. Characteristic feature is the white rufous plumes around the eyes. These are also short feathers. White-eyes like the nectar of camellias and other flowers. Its tongue is like a brush used by humans, and it feeds on nectar by inserting it into the nectar and holding it in the tip of its tongue. They often appear in front of us. Along with the sweet-loving shorebirds, white-eyes are thought to have originated in the tropical regions of Asia. It is thought that they acquired their ecology in places where fruit and flowers are abundant all year round. The name of the country's new era, "Reiwa", was chosen more than 1,200 years ago from a preface to 32 poems about plum blossoms in the Manyoshu, the oldest extant collection of Japanese poetry in Japan. 「初春令月 気淑風和 梅披鏡前之粉 蘭薫珮後之香」 The air is beautiful and the wind is gentle, the plum blossoms bloom white as if in front of a mirror, and the orchids are fragrant like the fragrance they carry in their bodies. The air is beautiful and the wind is gentle.) メジロが栗林公園(りつりんこうえん)の梅の蜜を吸いに集まっていました。 栗林公園の梅は、2月中旬に花の見頃を迎え、6月頃に実がなり梅酒用に収穫されてます。梅の園芸品種は、300種類以上あり、栗林公園には、野梅系が約100本、紅梅系が約20本、豊後系が約50本あります。 日本では全国の平地から山地の林にすんでいます。西南日本の常緑広葉樹林に多く、北海道では少ない鳥。市街地の庭や公園にもいます。特徴は、目のまわりの白いフチドリ。これも短い羽毛です。メジロは椿などの花の蜜が好き。舌が人の使う筆のようになっており、花蜜にさし込んで舌の先に含ませるようにして食べています。よく私たちの目の前にあらわれてくれます。甘い物好きのヒヨドリと共にメジロもアジアの熱帯地域に生まれた鳥と考えられています。一年中果実や花に恵まれている場所で獲得した生態なのでしょう。 元号「令和(れいわ)」は、1200年以上前、日本に現存する最古の和歌集「万葉集」の梅の花の歌32首の序文から引用され決められました。 「初春令月 気淑風和 梅披鏡前之粉 蘭薫珮後之香」 @udonken_kagawa #uptak #takamatsu #kagawa #ume #plum #japan (栗林公園) https://www.instagram.com/p/CorYiLbPoNR/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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spst-haru · 2 years
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[ 青もみじの窓 ] . . . 悟りの窓からのぞく、 美しき庭園の青もみじの色。 . . . ==================== 📸 2022.06 Meigetsu-in, Kamakura, Kanagawa . Nikon D5300 💠🍃💠🍃💠🍃💠🍃💠 ==================== . . . #japan #kanagawa #meigetsuin #meigetsuin_hondo #meigetsuin_satorinomado #satorinomado #meigetsuin_greenleaves #meigetsuin_ryokuyo #ryokuyo #meigetsuin_aomomiji #meigetsuin_momiji #神奈川 #明月院 #明月院_本堂 #明月院_悟りの窓  #悟りの窓 #明月院_緑葉 #明月院_青もみじ #明月院_もみじ #緑葉セカイ #ryokuyo_sekai #眩しき青もみじの世界 #beautiful_aomomiji #緑葉の薫るお寺 #temple_with_green_leaves #緑葉の薫る庭園 #garden_with_green_leaves #清浄なる美しき境内 #clean_and_beautiful_precincts #nikond5300 (at 明月院) https://www.instagram.com/p/CfZfcc6vhsW/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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kachoushi · 2 years
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各地句会報
花鳥誌 令和4年10月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和4年7月2日 零の会 坊城俊樹選 特選句
観音の御手炎天にやはらかく 佑天 跡地へと想ひありしか夏の蝶 三郎 白あぢさゐ少し離れて年尾句碑 和子 病院も看護記録も夏草に いづみ 小さく深き緑蔭が抱く年尾句碑 和子 息荒く仏へ寄りし暑さかな 光子 日盛の祠に生れし真の闇 和子 みづからを菩薩に添うて空蟬に いづみ
岡田順子選 特選句
面影は西日晒しの看板に はるか 夏草や記憶の中のナース服 三郎 朝涼の鎌倉よりの風頰に 慶月 息荒く仏へ寄りし暑さかな 光子 五輪塔とは緑蔭のただの石 俊樹 元禄も享保の墓も灼けをれり 佑天 暑き日を年尾の句碑のふところに はるか 観音は水の色して大酷暑 いづみ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月7日 うづら三日の月句会 坊城俊樹選 特選句
浮き沈み女三代夏のれん 都 空つぽの香水びんの残り香よ 同 長茄子の悩ましきかな曲線美 同 パナマ帽明治の父の伊達姿 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月7日 花鳥さゞれ会 坊城俊樹選 特選句
白と云ふ色たゞならぬ半夏生 雪 前山の雪崩るる如く青嵐 同 やゝに老いやゝに夏痩せして在す 同 炎帝のどかりと座りたる越路 かづを 滝音に鳥語人語も呑まれたり 同 九頭竜と対峙し流る天の川 同 静もりて明智が墓碑に沙羅の花 笑 能登半島掻き消してゐる青嵐 千代子 悠久の光を抱へ滴れる 泰俊
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月8日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
子等見つつ弁当番や海の家 宇太郎 屠場へと曳かれるやうに炎天へ 都 死者送り窓に吹き込む青田風 すみ子 川に還す一夜を共にせし蛍 美智子 次の子に少し短かき古浴衣 宇太郎 病窓に影の騒ぎて青嵐 悦子 風紋は海へ傾れて雲の峰 宇太郎 先輩の墓碑に献杯原爆忌 益恵
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月9日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
戦なき広き空欲し雲の峰 三無 風ひたと止んで初蟬響きくる 百合子 夏蝶のげに句碑守のごと飛びぬ 同 雲の峰草の匂ひに樹の匂ひ ゆう子 アルプスを小さく見せて雲の峰 白陶 菜園の胡瓜ピカソの絵に似たり 多美女 句碑に影落し戻り来黒揚羽 三無 供へればくらりと揺るる甜瓜 ゆう子 炎天に浄き閼伽水陽子墓所 三無
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月11日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
七夕や竹切る音のとよもせり 時江 夏潮にロシア軍艦越境す 世詩明 うしろから八つ裂きに来る稲光り 信子 鷺草や鎮守の杜を結界に 時江 七変化寡黙な夫のいつもゐて 信子 生きる意義考へてゐる山椒魚 上嶋昭子 花擬宝珠通夜の灯うるみ傾きぬ 中山昭子 青田もう何も映さず靡きをり みす枝 浴衣の娘女工哀史のこと知らず 世詩明 風鈴を気楽な人と聴いてをり 上嶋昭子 黒南風や酒場は白きピアノ置き 同 見馴れたる山を見飽きず端居かな 中山昭子 昼寝人濁世を忘れ仏顔 みす枝 水打つて日本の地震を鎮めをり 信子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月11日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
武蔵野の風に目覚めし合歓の花 三無 羅や近より難き気を纏ひ 同 艶やかに羅笑みて同窓会 同 金魚鉢洗ふ役目の誇らしげ 貴薫 金魚掬ひ父の背中の逞しき 有有 旅先で出合ひて嬉し合歓の花 貴薫 慎ましく生きる姿の合歓の花 史空 羅の似合ふ真砂女に恋多き あき子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月13日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
七夕の雨に濡らしてハイヒール 登美子 片恋のラジオ相談星の秋 同 玉葱を貰へば娘吊るしをり 令子 夏座布団友の数だけ広げけり みえこ 天道虫後ろ姿の子らを撮る 裕子 たばこ屋の小窓に覗く扇風機 実加 忠霊場若きの墓は盆静か 令子 老いらくの母の見入れる天の川 登美子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月15日 さきたま花鳥句会
炎天の小江戸の街や車夫の愚痴 月惑 老いてなほ一鞭入れて草を引く 八草 空蟬や何も語れず逝きし友 裕章 夏空へ磴駆け上る柔道部 とし江 厳かにお祓ひ後の心太 ふじ穂 紅芙蓉誉め合ふ笑みの立ち話 恵美子
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令和4年7月16日 伊藤柏翠俳句記念館 坊城俊樹選 特選句
此の先は教へぬつもり道をしへ 雪 野地蔵も息をひそめる炎天下 英美子 日盛りに息をひそめてゐる地蔵 同 母の影盆灯の後見え隠れ 山田和子 羅やさらりとまとひ香の立つ 真喜栄 バス降りて一人一人の夏終る 世詩明 短夜や夢幻の如くなる 同 めまとひを払ひて無人切符買ふ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月17日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
大蟻の車輪のごとく駆け抜けし 久子 炎天の武蔵野の底滑る蝶 三無 変ること厭ふ白紫陽花の白 久 水光り羽黒蜻蛉は神の使者 慶月 古座敷や行くあて知れぬ茄子の馬 軽象 水音を真中に抱きて森涼し 慶月 大蟻も小蟻も参ず地蔵塔 眞理子 夏空を映す水たまりを蹴上げ 久 天牛の角ふりかざす古戦場 眞理子 紫陽花の絞り出したる終の藍 圭魚 甘味屋の蓮を描きし夏暖簾 同 民家古りただ現し身の黒揚羽 千種 森深く闇に添ひゆく黒揚羽 斉
栗林圭魚選 特選句
水音を真中に抱きて森涼し 慶月 ハケの家夏炉の湿る匂ひかな 要 大蟻も小蟻も参ず地蔵塔 眞理子 紅蓮の今日崩れゆく命かな 久子 夏空を忽ち縮め潦 斉 みがかれし床に朝採り茗荷の子 久子 式台に雨跡ありて風涼し 同 茅葺きの土間の暗がり死蛾美しき 炳子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月19日 萩花鳥会
みちのくの吾娘が来たるや月見草 祐子 炎帝や必殺狙撃動天す 健雄 一面の葉に見え隠れはすの花 恒雄 夏山はこれで十分梅むすび 俊文 夏料理語り尽くして持て成さる ゆかり 駄々つ子の泣きやんだらし夏の雨 陽子 痛風の足を投げ出し夏の月 吉之 頭垂れ雨乞ひしたるや庭の花 明子 法螺貝の響く城下や雲の峰 美恵子
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令和4年7月20日 福井花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
もくもくと九頭竜のぼる雲の峰 千代子 七夕や笹は願ひに撓るほど 千加江 幼きを呼び戻したる天瓜粉 同 かの人の垣根に高く酔芙蓉 昭子 三人の遺影の部屋も梅雨湿り 清女 七夕に女心の糸結ぶ 啓子 小石踏む音の近づく夏館 泰俊 夕立や濡れて礎石の薄明り 同 面も手も己れ矜恃の日焼かな 数幸 穴を出し蚯蚓一糸も纏はざる 雪 裸火に想ひの丈を飛べる火蛾 同 水の如く又火の如く人涼し 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月21日 鯖江花鳥俳句會 坊城俊樹選 特選句
風鈴の欲しいと思ふ風が今 洋子 右衛門に隣る左衛門夏構 同 鉈の音山の地肌に万緑に 同 賽銭を打つ音までも黴臭き 同 万緑や山相いよよ文殊山 雪 祭帯器用に結びくれし母 同 その人とカンカン帽に気付く迄 同 盆の月家系図のこと何もしらず 昭中山子 炎天に近道すれば転びけり 同 子が囃す夜空の証や地蔵祭 ただし 鳳仙花姉妹の話途切れ無し みす枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月24日 月例会 坊城俊樹選 特選句
零戦に少年口を閉ざす夏 和子 靖国へ四方より迫る雲の峰 要 夏蝶は翅で息して歩みたる 和子 空蟬の祈る形に落ちにけり 同 蓮花へと極楽の風触れて過ぐ 政江 静脈の巻きつく手首白日傘 和子 羅を纏ひかの世の話など はるか
岡田順子選 特選句
目の前を突然蟬の木となれり 千種 絵日傘のシスターの行く九段坂 眞理子 大きさの合はざる蟬の殻と穴 千種 礼拝の黙を蓮の解かれゆく 炳子 羅を纏ひかの世の話など はるか 炎帝の子の鉄棒や大鳥居 小鳥 見巧者の折紙付きや泥鰌鍋 幸風
栗林圭魚選 特選句
零戦に少年口を閉ざす夏 和子 熱砂踏む雀らの影ゆらゆらと 順子 横顔の考へてゐる団扇かな 同 病葉となるや社の奥に降り 眞理子 空蟬は拾ひ奉仕の竹箒 順子 最短の空行く鴉街灼くる 千種 大鳥居溽暑の穢土を寄せつけず 月惑 能舞台しづかに進む蝸牛 幸風
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年7月 九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
大鍋のたぷんたぷんと一夜酒 愛 悪童の頃瓜番に追はれしと 同 瓜番の灯りを返す獣の眼 同 この辺り魔法使ひの夜店らし ひとみ 甘酒のとろみも憂さも呑み込みぬ 久恵 蟬時雨遠くに聞けば海凪ぎて 桂 逆転か球は外野へ峰雲へ 由紀子 夕雲は��グマ色して浜万年青 久恵 咲き疲れてゐるかも知れぬ水中花 ひとみ 丁寧にハンカチ畳み恋語り さえこ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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自転車
   自転車は風と光と空と水を連れて来る。始めて自転車に乗れるようになったのは小学校1年生の時だ。右側の補助輪がなかなか取れずに苦労した。ついているときは補助輪なしでも走れるのに、はずしてしまうとたちまちバランスを失ってこけてしまって。。。何度転んでは足を擦りむいたりぶつけたりしたことだろうか。その頃は成城に住んでいた。家の前は芝生を作っている大きな、ただひろい平地で、溝の向こうにはそれを囲うように鉄条網が張り巡らされていた。家の横は畑だった。生垣はお茶の木で、白い花が咲いた後に実がなった。畑のにらの花にはよく茶色の蝶か蛾が飛んできていた。一度、母がお茶を作ったが、乾かした後にお茶の葉を縒るのが大変だった。お茶の味はよく覚えていないけれど、とても香ばしい薫りが一面に漂っていたのを思い出した。家の前を右に曲がって真っ直ぐ行くと、地主さんのうちがあった。そこには欅がたくさん生えていて、その下の道を自転車で飛ばしていくと風と緑の光が爽快だった。そのままさらに真っ直ぐいくと、大きな通りに出てしまう。通りにでないために右にまがってずっといくと、住宅地が続いていて、いろいろなきれいな花や庭を見ることができた。歩いていくとすごく時間がかかるそんな場所にあっと言う間についてしまうのがうれしくって学校から帰るとあちこち、友達の家に自転車で行ってみた。家の前を左に曲がってまた左に曲がって右に曲がるとそこには一番仲良しの友達の家と、その隣にはピアノの先生の家がある。そこをさらにまっすぐにいくと右側は林になっていて、弟や妹と一緒にそこに秘密基地をつくったものだ。幼稚園のときにもらったペンダントをその林のどこかで失くしてしまった。あの、秘密基地の洞穴のどこかにあるにちがいないのだが、とうとう探し出すことができなかった。誕生石のガーネットのように赤い石を金色の縁飾りが囲んでいた、私の大事な宝物だった。青いビロードの白いレースの襟のあるワンピースにペンダントをつけて私は入学式にのぞんだ、ような気がする。とっておきのお気に入りの服とアクセサリーだったのだ。お転婆な私は木に登るのが好きで、木をみると直ちにこれは登れるだろうかと思案して、登れそうだと思ったらすぐ実行するタイプだった。そんな私がペンダントを秘密基地に持っていったのはいったいどうしたわけだったのだろう。洞穴の中で煌く赤い色を見てみたかったからにちがいない。まったく私のやりそうなことだ。そうして、見たあとはスカートのポケットにいれてまた木登りや石登りをして落としてしまったに違いない。さて、林を右にみてさらに真っ直ぐすすむとそこは下りの坂道になっていて、またちがう住宅地があらわれるのだった。
   祖父母の家は日本一の鮪の漁港がある海岸どおりにあった。夏休みはほぼずっと毎年のようにそこですごしていた。母の従姉妹だが、私と同い年の遊び相手が、祖父母の家から車で10分位のところに住んでいて、私と彼女は毎日のように一緒に遊んだ。祖父母の家にある、叔母のものだった自転車を借りて彼女の家のほうにいくと田んぼがあって小川があって中に小さな魚が泳いでいた。暑い暑い夏だから小川に入って濡れてもすぐ乾いてまたすぐに暑くなった。自転車を漕いで始めてひとりで駅前商店街���で行ったのも忘れられない。いつもタクシーで素通りするだけだった商店街に自力でいったということが当時の私にはすごくすごく感動的だったのだ。そしてお小づかいで買ったピンクのズック靴。店の前に出ていて可愛いなあと思ったのだ。そして値段を見てみるとお財布の中のもっているお金で足りる額だった。多分、自分で始めて買った靴だと思う。家ではお小づかいを貰っていたけれど学用品も身の回り品もすべて両親に買ってもらっていたから、使うことなどなかった。小学校と家のあいだには店などなかったから、お菓子を買うということもなかった。お菓子は親が買ってくれていて家で食べるものだった。ただ、祖父母の家にいるときだけは祖母が10円をくれて近所の駄菓子屋さん(かけすかやさんと、もう一軒はなんだっけ?)でアイスを買ったりガムをかったりすることが許された。夏のパラダイスでは自転車が大事なお供だった。
  今また私には夏のパラダイスがよみがえってきた。湖の見下ろせる、小高い所にある、緑に囲まれた私の家。風と光と空を連れて、私は湖に向かって自転車を走らせる。びゅんびゅん飛ばして、通り過ぎる緑の牧草地帯、林檎の樹や牛や馬をどんどんと後ろにして。
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2ttf · 12 years
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spst-haru · 2 years
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[ 緑薫る庭園 ] . . . 緑葉コキアの広がる猪苗代の庭園から、 青い会津富士を望む。 . . . ==================== 📷 2022.09 Inawashiro Herb Garden, Yama-gun, Fukushima . Nikon D5300 🍃🏔🍃🏔🍃🏔🍃🏔🍃 ==================== . . . #japan #fukushima #inawashiroherbgarden #inawashiroherbgarden_mtbandai #inawashiroherben_bandaisan #inawashiroherbgarden_aizufuji #inawashiroherben_aizufuji #inawashiroherbgarden_kochia #inawashiroherben_kochia #inawashiroherbgarden_greenkochia #inawashiroherben_greenkochia #inawashiroherbgarden_bluesky #inawashiroherben_bluesky #福島 #猪苗代ハーブ園 #猪苗代ハーブ園_磐梯山 #猪苗代ハーブ園_会津富士 #猪苗代ハーブ園_コキア #猪苗代ハーブ園_グリーンコキア #猪苗代ハーブ園_緑葉コキア #猪苗代ハーブ園_青空 #緑葉セカイ #ryokuyo_sekai #夏風に揺れるグリーンコキア #green_kochia_waving_in_the_summer_breeze #緑葉の薫る庭園 #garden_with_green_leaves #此処より会津富士望む #the_place_to_view_mtbandai #nikond5300 (猪苗代ハーブ園) https://www.instagram.com/p/Cj1BHK_SvHT/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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spst-haru · 2 years
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[ 木漏れ日の庭で ] . . . 木漏れ日の庭園で、静かなひとときに浸る。 . . . ==================== 📷 2022.08 Yokohama English Garden, Yokohama, Kanagawa . Nikon D5300 🍃✨🍃✨🍃✨🍃✨🍃 ==================== . . . #japan #kanagawa #yokohama #yokohamaenglishgarden #yokohamaenglishgarden_ryokuyo #yokohamaenglishgarden_greenleaves #ryokuyo #greenleaves #yokohamaenglishgarden_komorebi #komorebi #yokohamaenglishgarden_bench #bench #神奈川 #横浜 #横浜イングリッシュガーデン #横浜イングリッシュガーデン_緑葉 #緑葉 #横浜イングリッシュガーデン_木漏れ日 #木漏れ日 #横浜イングリッシュガーデン_ベンチ #ベンチ #迷いこんだメルヘンの世界 #get_lost_in_the_marchen_world #緑葉セカイ #ryokuyo_sekai #緑葉の薫る庭園 #garden_with_green_leaves #木漏れ日の園 #komorebi_no_sono #nikond5300 (横浜イングリッシュガーデン) https://www.instagram.com/p/CiaqpzfP2YQ/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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kachoushi · 2 years
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各地句会報
花鳥誌 令和4年9月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和4年6月2日 うづら三日の月句会 坊城俊樹選 特選句
愛猫の裏声しきり猫の恋 喜代子 吾が枕かすかに匂ふ梅雨の夜 都 忘られぬ都忘れの名も色も 同 君待ちていつもの位置に置く円座 同 夏至の日の夕日急がず海に落つ 同 雨上る藍より青き四葩かな 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年6月4日 零の会 坊城俊樹選 特選句
老頭児の浜灼けさらし雲の峰 順子 サンドレスのボタン外して眠りをり 和子 又ひとつ汽笛と薔薇の香を混ぜて 三郎 海風に揺れて売らるるあつぱつぱ 光子 夏暖炉婦人の長き留守を待つ 慶月 又違ふ汐風と薔薇の香りと 三郎 もう薔薇は厭きたと銀髪の女 千種 開港の跡ことごとく薔薇として 同 ロザリオを石のクルスに掛くる夏 炳子
岡田順子選 特選句
枇杷のなるフランス軍の駐屯地 きみよ 又ひとつ汽笛と薔薇の香を混ぜて 三郎 丸窓を過ぎるマダムの夏帽子 眞理子 乳母車より乗り出してあぢさゐへ 光子 十字架と昼を沈めて夏の蝶 和子 麦秋の港から来る貨物船 いづみ 海風を拾ひ歩きの夏帽子 はるか 開港の跡ことごとく薔薇として 千種 潮の香も薔薇の香もある司祭館 炳子 客死せりそよぐバナナの葉の下に いづみ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年6月10日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
鯉幟降ろされ空は日常に 佐代子 久々に人の気配や四葩咲く 益恵 漁期終り蜑六月の浜に立つ すみ子 青嵐一往復に果つ鉄路 益恵 若きらは羽化登仙に夏の町 悦子 骨酒となりて香の立つ岩魚かな 宇太郎 沼に立つ青鷺衛士の貌をして 都
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年6月11日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
梅雨蝶の低くころがるやうに飛び 秋尚 十薬の花の展ごり年尾句碑 美枝子 天辺から影の崩るる栗の花 秋尚 紫陽花や湿りを帯びし杖の音 三無 やとの風静かに流る菖蒲園 瑞枝 梅雨曇陽子の墓所に赤き供花 亜栄子 河鹿鳴く信濃の里の蒼き夜 美枝子 錆色に形とどめて朴の花 亜栄子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年6月13日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
太陽の金色に燃え麦の秋 中山昭子 夏潮の深き浅きに海女の息 世詩明 麦秋や金の波打つ十町歩 英美子 耳すませ月下美人のひらく音 同 夏燕影を落とさぬ速さかな��みす枝 神楽笛青田の波を操りて 時江 ひとところ湧くがごとくに蛍舞ふ 信子 気が付けば妻は近くに蛍の夜 三四郎 田植済み一村深き寝息かな みす枝 句友逝き麦秋の野の遺さるる 中山昭子 刻刻と力漲る植田かな みす枝 水現れて二つに割れて女滝かな さよ子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年6月14日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
路地裏に古書店短夜のデジャヴ 登美子 十薬の花を巡りて隣家かな 紀子 赤い服着て子らの行く夏の森 あけみ 通院の道すがらとは薔薇に眼を 令子 薔薇園のアーチを出れば此岸なり 登美子 薔薇の園老い就く母を飲み込むる 同 薔薇園へ行きしアーチを潜りきし 令子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年6月15日 福井花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
夜には夜の風の匂ひや遠蛙 雪 はつきりと蛙となりし声に啼く 同 庭下駄に僅かな湿り梅雨の宿 千代子 時鳥雄島の森を鳴き交し 同 十字架の見えつづく道薔薇咲ける 令子 ジューンブライドも年かさね老いてゆく 同 藍深き防具の少年青嵐 笑子 寺の蟻行き着く先は経机 泰俊 放課後の曲は窓より万緑へ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年6月16日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
涼しさを木々が集めてゐる故山 かづを 日本海梅雨てふ黙のありにけり 同 靴脱ぎに僧の下駄ある走り梅雨 たいし 能面の深さ秘めたる梅雨の宿 同 涼しさは江戸の名残りの箱階段 千代子 観音は金色にして梅雨の中 和髙畑子 剣持ちと神の使ひの伊勢神楽 やす香 白きものばかり干されて夏に入る 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年6月17日 さきたま花鳥句会
片削ぎの武甲の嶺や夏霞 月惑 菖蒲田や八ッ橋傘を除け合ひて 一馬 五月雨や氷川の杜を浄めける 八草 ほむら立つ大地哀しき麦の秋 裕章 白絣母の遺品の鯨尺 とし江 白蓮と言へどほのかに紅を乗せ ふじ穂 水匂ふ闇をひきずり蛍狩 康子 水に映ゆ早苗見下ろす浅間山 恵美子 赤き薔薇ノスタルジーと名のありき ミトミ
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令和4年6月19日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
青蔦に窓を狭めて駐在所 斉 頂上に遺跡眠らせ夏木立 慶月 あどけなく谷戸の早苗のそよぎをり 幸風 悠然と闇ゆるがせて黒揚羽 軽象 古の山気を纏ひ黒揚羽 炳子 蟻行くや弥生時代と同じ道 佑天 釣鐘を五つぶら下げ茎傾ぐ 白陶 木下闇鎮もり眠る木霊達 眞理子 くるぶしを立ち上りくる草いきれ 千種 乗り換へし草のさ揺れやかたつむり 同
栗林圭魚選 特選句
蜘蛛の囲や無防備なりし腹見せて 亜栄子 十薬や森の􄼱間を埋め尽し 同 雨後の朝でで虫のそり弛むかな 同 しやぼん玉子等の高さに風集め 同 塗り残したるが気掛り半夏生 秋尚 緑陰に尺八びやうと流れをり 佑天 朝方の雨も上りて破れ傘 秋尚
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年6月20日 萩花鳥句会
ホトトギス啼きし裏山雨後の夜 祐子 夢うつつ公金一獲明易し 健雄 夜通しの仕事となりし辣韮漬け 恒雄 梅雨寒や足元摩るひと夜かな ゆかり 坂道を蹴上がり来るや青嵐 陽子 地下足袋で踏んばる竿に鮎跳ねる 美恵子
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令和4年6月25日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
大緑蔭佇む人も青みたり 三無 公園の何処を歩すも涼風に 怜 雛鳥の如く口開けかき氷 史空 半夏生あふれて白き風光り ます江 見送りは紫陽花揺れる線路傍 エイ子 日に向かひ一途に咲くや苔の花 貴薫 緑陰や木々のざわめき鳥語落つ エイ子 紫陽花に圧倒されてしやがみても 和魚 一歩ごと紫陽花の色変りゆく ことこ 梅雨晴れや台地の風の心地良き エイ子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年6月26日 月例会 坊城俊樹選 特選句
神池は母なる海へ蜻蛉生る 慶月 炎天へ神の鳩にはなれずして 順子 雅楽笛浮遊してゐる風死せり いづみ ぬつと黒く太く鳥居が茂より 和子 灼くる杜かの海鳴りのはるかより はるか 籐寝椅子かつては海の見えし部屋 要 短夜の狛犬の見た海の夢 いづみ 玉砕はこんな日かとも油照 慶月
岡田順子選 特選句
濠ひとつ蓮の樹海となりしかな 俊樹 弟も妹も亡く合歓の風 梓渕 ぬつと黒く太く鳥居が茂より 和子 枇杷落ちて錆びゐるままの男子校 要 短夜の狛犬の見た海の夢 いづみ 海千山千の漢汗ぬぐふ 政江 神池は母なる海へ蜻蛉生る 慶月
栗林圭魚選 特選句
アッパッパ気怠い午後の瞼なる 政江 灼くる杜かの海鳴りのはるかより はるか 白鯨のやうな雲ゆく日の盛り 順子 黒揚羽気怠き昼の残りけり 炳子 迷ひ出し土偶めきたるサングラス 順子 神池の石灼け鳩の足赤く 要 海千山千の漢汗ぬぐふ 政江 鮮らけく小雨に浮ぶ濃紫陽花 幸風
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年6月31日 鯖江花鳥俳句會 坊城俊樹選 特選句
文机に古き艶書や多佳子の忌 一涓 江戸見遣る梅雨入も漂と佐内像 同 還俗の一人となりてサングラス 同 笠深く垂れて編笠百合となる 雪 芍薬の花の何処かにいつも蟻 同 昔から好きに生きてる単帯 昭上嶋子 蛍の灯恋の暗号送りをり みす枝 口閉ぢしままの狛犬苔の花 たゞし
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年6月 九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
暁に鳴るは鉄砲百合の花 成子 花楝仏心遠くけぶらせて 久美子 紙飛行機飛んで戻らぬ夏の海 ひとみ 少女らの腿でわけ入る青山河 佐和 海酸漿鳴らす少女の私へと ひとみ 白玉や雨の過ぎたる城下町 喜和 指鳴らす彼は嫌ひで空梅雨で 由紀子 乾坤の弾みさながら雨蛙 朝子 あめんぼの踏むは魔法の水ならん 睦古賀子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年6月 花鳥さゞれ会 坊城俊樹選 特選句
団子虫ころりころりと梅雨に入る 雪 此の辺りかつて洗ひ場初蛍 同 九頭竜の瀬に囮鮎てふ哀れ 清女 草や木も梅雨の暗雲塗りこめし 希 葭切の物申すかに急かしをり 笑
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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spst-haru · 2 years
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[ 清涼なる音 ] . . . 青もみじに覆われた庭園に、 涼しげな白き水流の音が響き渡る。 . . . ==================== 📸 2022.06 Koishikawa Korakuen, Bunkyo-ku, Tokyo . Canon EOS Kiss M2 💠🍃💠🍃💠🍃💠🍃💠 ==================== . . . #japan #tokyo #bunkyoku #koishikawakorakuen #koishikawakorakuen_shiraitonotaki #koishikawakorakuen_greenleaves #koishikawakorakuen_ryokuyo #ryokuyo #koishikawakorakuen_aomomiji #aomomiji #koishikawakorakuen_momiji #東京 #文京区 #小石川後楽園 #小石川後楽園_白糸の滝 #小石川後楽園_緑葉 #小石川後楽園_青もみじ #青もみじ #小石川後楽園_もみじ #緑葉セカイ #ryokuyo_sekai #眩しき青もみじの世界 #beautiful_aomomiji #緑葉の薫る庭園 #garden_with_green_leaves #水流の旋律 #sounds_of_water_stream #滝の旋律 #sounds_of_waterfall #canoneoskissm2 (at 小石川後楽園) https://www.instagram.com/p/CfXBRWkPcII/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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kachoushi · 2 years
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各地句会報
花鳥誌 令和3年12月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和3年9月2日 うづら三日の月句会 坊城俊樹選 特選句
落し水音のみ聞こゆ闇夜なり 喜代子 新涼や見知らぬ人に会釈され 都 ほろ酔ひし色なき風に身をゆだね 同 紅さして女艶めく秋の夜 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年9月4日 零の会 坊城俊樹選 特選句
露の世の明かりを映す黒真珠 緑 聖ルカの塔に露けき鐘鳴る日 順子 JUNASHIDAをお召しに秋を麗らかに 光子 繋がれし手をいつほどく鰯雲 ゆう子 人形の家の中にも良夜かな いづみ 秋めくや海を見るとき横顔に 千種 猫過る秋霖の坂黒々と 慶月 秋潮のしづもる中を渡られよ 悠紀子 刃の触るる刹那はち切れたる西瓜 要 伊勢丹のリュック花野を遠ざかる 千種 一炷の揺らめきの香を黒葡萄 瑠璃
岡田順子選 特選句
草茂る中仏法も神託も 荘吉 目覚めたる百鬼へ夕風の風鈴 光子 蚊柱を抜けて主宰の幻に 三郎 いつときの片陰にあり先師墓所 梓渕 朴家てふ墓の木槿の夕かな 要 八月の某日祖父は屋根の上 伊豫 八月の海へ子浸す父と母 慶月 老人は老人を避け今朝の秋 千種 八月や肩怒らせてシャツ乾く 同 七夕を祀る一人の遊びとす 伊豫 故国より灼けイザベラの墓所の昼 梓渕 青山の一番強い蚊に出会ふ 三郎
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年9月9日 花鳥さゞれ会 坊城俊樹選 特選句
静かなる故山はみだす虫時雨 かづを 星月夜鳴き添ふもののある狭庭 同 赤とんぼ舞ふや軍馬の碑に 同 語り部となりて卒寿の原爆忌 笑 仰向けの蟬にひと声かけもして 同 天明と読めし地蔵に赤とんぼ 天空 赤とんぼつと休みきて飄と去る 同 頰杖を突きて来し方虫を聞く 雪 野仏に続くこの道曼珠沙華 啓子 故山訪ふ夕暮れはまづ赤とんぼ 希
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年9月10日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
芒芒と過ぎゆく夫のなき夜長 悦子 魚捌く鈴虫の音の近くあり 幸子 天空に静止蜻蛉は何を見る 佐代子 畦道を通せんぼして曼珠沙華 和子 声そろへ陸軍墓地のかなかなは 美智子 追悼の筆重き夜や蚯蚓鳴く 都 神域を蜩の声満たしをり 宇太郎 正しさは時々淋し白桔梗 都子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年9月11日 札幌花鳥会 坊城俊樹選 特選句
三叉路の古りし地蔵や秋の蝶 晶子 いつまでも続く現役木の葉髪 同 振り向けば頰を掠めて秋の蝶 同 銀漢や規則正しき子の寝息 のりこ 一叢に残るぬくみや秋の蝶 岬月 農道は馬の優先蝦夷の秋 同 あつてよしなくてよき名や草の花 同 マンションてふ鉄琴の音や虫時雨 雅春 威し銃日本海へと鳴り響く 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年9月13日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
緑蔭に先客のあり風のあり 久子 月仰ぎ中子先生召されけり さよ子 裸婦像の肌赤銅に日焼けたる 世詩明 秋雨にぼんやり窓をながめをり 三四郎 甕墓の千年杉や盆の月 ただし 台風を呑んで白波岩を噛む 世詩明 サングラス案外臆病かも知れず 上嶋昭子 女には勝てぬ男や女郎花 世詩明 深み行く秋に地の声天の声 英美子 夕映えにますます赫し赤とんぼ みす枝 鈍行をゆれて見送る秋桜 上嶋昭子 鍬入れば抱へて重き八つ頭 三四郎 葛の蔓引けば一山曳く如し みす枝 蜑の焼く秋刀魚見守る猫のゐて 時江 虫時雨明日のいのちの知らざるに 信子 秋の暮回るを止めた観覧車 三四郎 中子師のご恩繙く秋灯下 みす枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年9月13日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
筆止まりおけら鳴く声戻り来る 秋尚 日替りの夜食に力受験生 エイ子 大漁の船団帰港鰯雲 せつこ 雨上がり重たき夜気におけら鳴く 秋尚 螻蛄鳴くや屋号で呼びあふ村の衆 あき子 ジャス風の蘇州夜曲や夜食とる 貴薫 仕入れ荷を解く祖父の背鰯雲 美貴
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年9月14日 萩花鳥句会
芸北の紅蕎麦畑目に浮かぶ 祐子 厨房に迷ひ込みたるコクワガタ 美恵子 米寿まで一年草の鳳仙花 健雄 秋雨や昔ばなしを二人して 陽子 みどり児の揺籃に添ふ月の秋 ゆかり 古戦場跡曼殊沙華曼殊沙華 克弘
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年9月15日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
中子師の色紙に似合ふ秋海棠 令子 満月に照らされる雲より白く あけみ とんばうの骸を庭に埋め供養 令子 覗き見る母の行李や蚯蚓鳴く 登美子 箸紙に深謝の一句月の客 同 秋薔薇の棘は淑女の指を刺す 同 中子師の思惟を偲べはちちろ鳴く 令子 虫を聴く早朝ヨガの息深し みえこ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年9月15日 福井花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
児を乗せて蜻蛉を載せてペダル踏む 世詩明 精霊蜻蛉見送る人の寄辺なき 同 露の世に女将と生きて今仏 千代子 秋風の優しき人を連れ去ると 昭子 母と子も面会できぬ秋思かな 令子 夕蜻蛉淋しき影を残しけり 啓子 新米や昭和は飢ゑと飽食と 泰俊 流し目の女描きし古団扇 雪 行燈に灯の点りたる簾かな 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年9月16日 伊藤柏翠俳句記念館 坊城俊樹選 特選句
祭待つ皮貼り替へし大太鼓 かづを お入りと呼びゐる萩の寺なりし 同 犬の瞳のきらきら澄んで天高し 清女 柏翠忌終へし三国へ鰯雲 同 百畳の藺草の香り夏座敷 ただし 難破せし船の破片や秋の波 同 一枚の落葉にもある物語 みす枝 中子師と歩いた道に百日紅 千代子 母と娘の影の重なる暮の秋 真喜栄 小倉山銀河と名付く石も秋 雪
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年9月19日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
森の音秋水の音として有り 幸子 一本の木道に添ふ花野かな 斉 音もなく降る雨に揺れ秋海棠 芙佐子 水澄むや虚子の元へとまたひとり 千種 蛇穴に入る人の背の遠ざかる ゆう子 釣舟草縺れもつれて藪の中 亜栄子 竹伐りて土留めの竹となりにけり 久子 花野にもならず遺跡の埋もれあり 炳子 寺奥の闇しんしんと竹の春 亜栄子 子規の忌や野にも水にも花赤し 千種
栗林圭魚選 特選句
風を呼ぶ高さ競ひて藤袴 秋尚 風ごとにゐずまひ正す蜻蛉かな 眞理子 糸瓜忌や花の名覚え歩き継ぐ ゆう子 水澄むや虚子の元へとまたひとり 千種 蛇穴に入る人の背の遠ざかる ゆう子 森深く法師蟬との別れかな 幸子 虫籠に松毬一つ持ち歩く 久子 葛咲きぬ遺跡の森の木牌に 炳子
���順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年9月21日 鯖江花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
小次郎の燕返しの像涼し 雪 つゆけしや石の貌又石の声 同 浮世絵の女流し目古団扇 同 古扇かつて虹屋を謳はれし 同 灯を消せば闇ゆたかなり虫時雨 信子 六道の辻は坂道曼珠沙華 同 秋袷本音ばかりで生きられず 上嶋昭子 石徹白は元越の国稲実る ただし
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
大阿蘇の畝鋤上げて大根蒔く 朝子 月光の掌より零るる夜なりけり 桂 人波に呑まれ遠のく秋の人 久美子 名月や馬鹿も阿呆も照らしゐて 桂 秋夕焼莨くゆらす休み海人 洋子 命ふと消ゆると思ふ野分雲 朝子 行く夏や少年波に乗れぬまま 桂 柱状の窟をんをんと秋怒濤 千代 秋風や人差指に来る孤独 孝子 海光の一島飛魚を干しゐたり 佐和 爽やかにかみさまおはやう園児たち 志津子 波の穂の風に揃はぬ神の旅 佐和 水の秋水琴窟の遠谺 伸子
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令和3年8月14日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
いいですなあと句の評始む生身魂 秋尚 いつよりか雲高かりし法師蟬 百合子 新涼や机上に白き貝ひとつ 美枝子 南瓜畑草間彌生の絵のやうな ゆう子 せぐくまる墓碑に陽子の盂蘭盆会 幸風 一族の集ふ真中に生身魂 多美女 いくつかの夢はかなひて生身魂 美枝子 直売の幟の灼けて南瓜畑 三無 法師蟬啼き止む一ト日恙なく 多美女 力籠めビタミン色の南瓜斬る ゆう子
(順不同特選句のみ掲載)
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kachoushi · 3 years
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風月句会
2021年10月17日
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生田緑地公園 多摩市民館4F
坊城俊樹選 栗林圭魚選
坊城俊樹選 特選句
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坊城俊樹選 特選句
末枯を見すゑ子育地蔵尊 慶月 本堂に秋灯暗く濡れてをり 斉 矢印に従ひ行けば秋の声 菟生 昨夜の酔ひ残して雨の酔芙蓉 秋尚 大寺にごつごつ競ふ青花梨 幸風 武士の鬨の声かと鵙鋭声(とごえ) 眞理子 秋雨の空白色に降り続く 貴薫 姦しく森はみ出してゐる小鳥 斉 瓢箪の細きくびれを打てる雨 圭魚 かくれんぼ鬼と芒の残さるる 千種
坊城俊樹選 入選句
穗芒の雨の雫を光らせて ます江 鰐口の音も寂ぶるや秋深し 眞理子 雨に色磨き傾げる竹の春 秋尚 雨降りて熟柿となるや里の径 貴薫 秋霖の辿る昔や古戦場 眞理子 桐の実や空からからと乾きゆく 千種 寂莫の堂宇はるかに後の月 幸風 秋の雨ゆらりと仏灯揺れ動き 三無 秋雨の音聞くばかり年尾句碑 秋尚 大いなる多摩の横山年尾の忌 亜栄子 寺庭は黄泉の静けさ初紅葉 三無 軒を打つ雨に艶めき式部の実 芙佐子 佇てる人なき深秋の年尾句碑 圭魚 金木犀散りて輝く年尾句碑 幸風 青北風やメタセコイヤをざわつかせ 三無 掃き溜めて団栗砂に残しあり 斉 多重等おほふ大樹や小鳥来る 芙佐子 鬼の子の忘れものなり痩せし蓑 千種 白つつじ暗闇坂の返り花 文英 無患子やくらやみ坂は禅の坂 亜栄子 色草の句碑賑はしくしてをりぬ 芙佐子 秋雨に灯明ゆらぐ靴重し 文英 香煙と読経の余韻秋の寺 亜栄子 秋雨に相対仏の笑み温し 三無 中子師のナース姿や花野へと 眞理子 隠沼の色なき風や母の塔 幸風 観音の指へと零す秋時雨 眞理子 山門に無骨なくわりんまだ青き 芙佐子 椎の実を踏むやそぼ降る旧家へと 貴薫 散らばってひと固まりの吾亦紅 秋尚 年尾句碑静寂を好む小鳥来る 三無
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栗林圭魚選 特選句
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栗林圭魚選 特選句
秋雨の音聞くばかり年尾句碑 秋尚 濡れそぼつ幼の合羽のうそ寒く 斉 大寺にごつごつ競ふ青花梨 幸風 多重等おほふ大樹や小鳥来る 芙佐子 白つつじ暗闇坂の返り花 文英 姦しく森はみ出してゐる小鳥 斉 かくれんぼ鬼と芒の残さるる 千種 年尾句碑静寂を好む小鳥来る 三無
栗林圭魚選 入選句
鰐口の音も寂ぶるや秋深し 眞理子 秋霖の明るく降りぬ花ユッカ 久子 そぞろ寒竹林雨の女坂 文英 隠沼の静寂破る小鳥来る 文英 雨降りて熟柿となるや里の径 貴薫 冷雨に耐へて竜胆陽子墓碑 三無 欄干を軽く飛び越ゆ葭刈夫 久子 油点草雨粒待てり年尾の忌 文英 桐の実や空からからと乾きゆく 千種 冷まじや吹く雨風に口結び 貴薫 古民家の三和土の湿り秋桜 菟生 高くある花水木の実ごっき赤 ます江 年尾忌やしみじみ夜更偲ばるる 文英 句碑を守る人も老いけり年尾の忌 芙佐子 雨はげし窓の向こうの烏瓜 久子 新蕎麦を啜りて今日の句会かな ます江 秋さうび朝一番の風に散る 千種 枡形の門へ誘ふ山帰来 炳子 軒を打つ雨に艶めき式部の実 芙佐子 昨夜の酔ひ残して雨の酔芙蓉 秋尚 雨はじきたわわに実る柿の家 貴薫 石工の納骨準備や秋深し 芙���子 青北風やメタセコイヤをざわつかせ 三無 城山の藪の秀づる蔓もどき 炳子 無患子やくらやみ坂は禅の坂 亜栄子 隠沼の色なき風や母の塔 幸風 山門に無骨なくわりんまだ青き 芙佐子 散らばってひと固まりの吾亦紅 秋尚 烏瓜一つ真上に年尾句碑 斉
(順不同特選句のみ掲載)三無記
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spst-haru · 3 years
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[ 青が薫る ] . . . 青苔と青葉に覆われた、 木漏れ日が気持ちの良い庭園。 . . . ==================== 📸 2020.08 Hokokuji, Kamakura, Kanagawa . Nikon D5300 🍃✨🍃✨🍃✨🍃✨🍃 ==================== . . . #japan #kanagawa #hokokuji #hokokuji_bamboogarden #hokokuji_takenoniwa #hokokuji_bambooforest #hokokuji_bamboo #hokokuji_komorebi #hokokuji_moss #神奈川 #鎌倉 #報国寺 #報国寺_竹の庭 #報国寺_竹林 #報国寺_竹 #報国寺_木漏れ日 #報国寺_苔 #青苔の絨毯 #green_moss_carpet #竹林の美しい場所 #beautiful_bamboo_forest #緑葉セカイ #scent_of_green_leaves #ミドリキラリ #green_kirari #adobephotoshoplightroom #nikond5300 #instagram #photography #photo (Hōkoku-ji) https://www.instagram.com/p/CScBp1PHSr9/?utm_medium=tumblr
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kachoushi · 3 years
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各地句会報
花鳥誌 令和3年8月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
……………………………………………………………… 令和3年5月1日 零の会 坊城俊樹選 特選句
海までの二キロを歩く五月かな 小鳥 母の日やわたしのなれなかつたわたし 公世 絶海へ日覆のなき舟を出す 光子 海を見て海を触れずに行く春を いづみ 南風のつまづきやすき摩天楼 悠紀子 徒労でしたあれは蜃楼でした 光子 白南風やアンチテーゼの一行詩 同  棒となり水著の母の佇める 順子 絢爛に罠を編みあげ蜘蛛をらず 同  さまよへるオランダ人と夏至白夜 公世 海の向かうこんなに遠き五月かな 美紀 昭和の日池袋演芸場休む 公世 まどろみのたつぷりとして藤の昼 美紀 知盛の飛び込みし海大南風 佑天 糸遊を置き去りにして小海線 要   凱風といふ柔らかな南風 佑天 夏蝶の急に曲がりて倉庫街 小鳥
岡田順子選 特選句
絶海へ日覆のなき舟を出す 光子 海を見て海を触れずに行く春を いづみ 持ち上げて放つ扉や夏の海 和子 山藤の貴きをさげて村の口 慶月 葉桜の蔭の娘は誰とゐる 三郎 大百科ありし空間昭和の日 眞理子 胎内の記憶は春の波の音 きみよ 真つ白に夜を濁して南風の吹く いづみ 海亀消えし夜は上弦の海原 瑠璃 惑星に南風吹かば月に海 いづみ
(順不同特選句のみ掲載) ……………………………………………………………… 
令和3年5月6日 うづら三日の月 坊城俊樹選 特選句
友訪へば無人の駅に遠蛙 由季子 田植ゑすみ腰掛語る畦の端 さとみ 朴の花一風ごとに散華せる 都   雲水の衿足青し寺薄暑 同 
(順不同特選句のみ掲載) ……………………………………………………………… 
令和3年5月6日 花鳥さヾれ会 坊城俊樹選 特選句
花月夜名残の花の散ることも 雪   此の路地も海へ出る路地春日傘 同  後手を組みて即ち春惜しむ 同  卯波寄す礁に白き飛沫立て かづを 風棲める東尋坊に卯波打つ 同��� 楊貴妃かクレオパトラか牡丹散る 清女 山車見上げほろ酔ふ爺の茶碗酒 千代子 夏のれんかけて母者の独り言 雪子
(順不同特選句のみ掲載) ……………………………………………………………… 
令和3年5月8日 札幌花鳥会 坊城俊樹選 特選句
若葉風ポプラは広き空を持ち 寛子 街抜けてただただ碧き初夏の海 のりこ 烏賊の墨手に受け流す釣師かな 岬月 一夜干す烏賊に対馬の海明かり 同  郷愁や草笛濡れて届かざる 同  大漁や城の桜に迎へらる 雅春
(順不同特選句のみ掲載) ……………………………………………………………… 
令和3年5月10日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
金盞花こんなに咲かせ晴女 一枝 人のなき遮断機炎天下に下りる 世詩明 新茶古茶口述筆記してゐたり 同  琵琶湖辺の古き灯台亀鳴けり 三四郎 内緒事しまひきれずにソーダ水 上嶋昭子 鐘を撞く牡丹かすかに揺れにけり 中山昭子 妖精の生まれさうな緋の牡丹 信子 葉桜になりて堤防静かなり 錦子 何時も何時も待つばかりでは春日傘 上嶋昭子 更衣羽化して少女立つてをり 同  時止まる一部屋のあり竹の秋 同  囀や椨の大樹に祠あり 中山昭子 カーネーション捧げる母は車椅子 すみ枝 噴水にまつさらな朝来てをりぬ 上嶋昭子 田植機の揺らぎて入る重さかな みす枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年5月10日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
こんなにも美しき花とは姫女苑 和魚 切り口の虹色滲む初鰹 美貴 品書きの達筆跳ねる初鰹 同  夏場所も横綱不在なる軽さ 秋尚 海の色残して光る初鰹 同  逆上がりあともう少し姫女菀 美貴 江戸つ子の思ひは知らず初鰹 和魚 土匂ふ雨の急坂姫女菀 美貴
(順不同特選句のみ掲載) ……………………………………………………………… 
令和3年5月11日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
厨には筍茹でる鍋滾り あけみ 白靴や盲の人の朗らかに 登美子 朝の声風を動かし燕飛ぶ 光子 赤色のつつじばかりが植ゑられて 紀子 花の塵籠めてお濠を染め上げる 同  はつなつや浜大根と海風と みえこ ぢいちやんの筍の山地図に無く 登美子
(順不同特選句のみ掲載) ……………………………………………………………… 
令和3年5月11日 萩花句会
山法師思ひ出重ねし旅カバン 祐子 初鰹薬味談議で盃重ね 美恵子 時の花ドラマで咲かせ橋田散る 健雄 柏餅ほどの重さの命かな 吉之 読み物の上で遊ぶや柿若葉 陽子 思ひ出の夏のゲレンデひとり佇つ ゆかり コロナ禍も堂々帰省夏燕 明子 初鰹土佐の女将と差しで飲む 克弘
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令和3年5月12日 立待花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
生ビール奢りし男前に酔ふ 世詩明 母の日や般若の面の美術館 ただし 里山の夏軍馬の碑偉人の碑 清女 玄関の梁に田舟や夏来る 誠   みどり児の五指のきらめき若楓 秋子 縦の物横にして生き菜種梅雨 同  それぞれの香りほのかに芽吹きけり 同 
(順不同特選句のみ掲載) ……………………………………………………………… 
令和3年5月14日 芦原花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
翻る開店の旗若葉風 よみ子 夏落葉目鼻薄れし道祖神 同  ひとしきり騒ぐ鴉や梅雨兆す 同 
(順不同特選句のみ掲載) ……………………………………………………………… 
令和3年5月14日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
更衣マリア地蔵の赤子とて 都   斎場の窓に縋りて夏の蝶 悦子 母の日の鏡台在りし四畳半 宇太郎 疫病を恐れ家居の草を引く 和子 海芋剪り白の陰影活けにけり 史子 灯籠にクルスの黙示卯浪立つ 都   湯屋跡の煙突射止め夏の月 悦子
(順不同特選句のみ掲載) ……………………………………………………………… 
令和3年5月16日 伊藤柏翠俳句記念館 坊城俊樹選 特選句
遠蛙孫より長き便りかな かづを 鯉幟胴復さけて裏返り ただし B 面ももうあと少し白牡丹 すみ枝 若楓暗き狭庭を明るうす 芙美子 新緑に吐く息までもみどりめく 輝子 素十句集読み耽りたる大朝寝 清女 此の花も散る為咲きし白牡丹 富子 香水を匂はす女名告待つ 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ……………………………………………………………… 
令和3年5月16日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
風に消えまた風と来て句碑の蝶 三無 紫陽花や観音の指濡れたまひ 佑天 薔薇園へフランス人形抱き来り 千種 出会ひたる薔薇の門より伊予ことば 幸子 蛇出でて狭庭の遠くなりにけり 芙佐子 朴の花一つ一つに仏乗せ 三無 園薄暑裸婦像バラをにぎりしめ 千種
栗林圭魚選 特選句
鳴り終る校舎のチャイム桐の花 ゆう子 開け放つ蕎麦屋の廊下若楓 久子 うたてしき日々は語らず二重虹 炳子 からたちの花の香仄か朝月夜 同  天道虫指で弾きて翔たせけり 同  鯉幟当主の腕に横たはる 久子 吊橋も木霊もゆらし若葉風 眞理子 城址へと玉巻く葛を払ひつつ 炳子 朴の花一つ一つに仏乗せ 三無
(順不同特選句のみ掲載) ……………………………………………………………… 
令和3年5月19日 福井花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
落城の今に残せし杜若 世詩明 大空やひふみよ数ふ鯉幟 千加江 薔薇の散り橋田壽賀子も散りゆきぬ 令子 いたづらに爪染めてみる日焼けの子 清女 手拭の喧嘩結びや夏祭 泰俊 寺遅日今に黒髪物語 雪   蝶飛べる影を見てゐて蝶を見ず 同 
(順不同特選句のみ掲載) ……………………………………………………………… 
令和3年5月21日 鯖江花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
春愁や今となりてはどちらでも 雪   話すまで聞かずと決めて花菜漬 上嶋昭子 古浴衣ぺたんと座る板だたみ 同  サンドレス一つ大きなサイズ買ふ 同  電灯の笠に守宮や駅舎旧る 同  父祖百年棚田はいまも田植衆 一涓 更衣夫の祈りは深かりし 洋子 代田掻く高き鉄塔揺れてをり みす枝 鐘を撞く薫風に乗り山里へ 中山昭子 朱の傘に雨を弾きて牡丹寺 同  新緑に翅休ませて去りにけり 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ……………………………………………………………… 
九州花鳥会  坊城俊樹選 特選句
道草や指より発ちぬ天道虫 孝子 飛魚の跳んで深海波立たす 喜和 飛魚の鳥でありたるころの夢 桂   天牛のぎいと写楽の寄り目かな 伸子 蛇苺裏切り者の匂ひせり 美穂 鯨尺は母の物指し鳥曇り 喜和 指きりの遠き記憶や陽炎に 光子 新樹照る重たきほどの葉をつけて 睦子 いまだなほ指先にある春愁ひ 光子 玄海を航くや飛魚従へり 佐和 昔日を蜘蛛の網より覗きみて かおり また二つ別れを惜しむ柿の花 さえこ いちにちの過ぎるはやさに夕焼けて 佐和 飛魚の先へ先へと壱岐航路 光子
(順不同特選句のみ掲載) ……………………………………………………………… 
枡形句会 栗林圭魚選 特選句
大寺の甍煌めく朴の花 文英 源流の山葵の花を少し噛み 美枝子 緑濃き葉に包まれて売らる蕗 三無 夏めくや街路樹高く風渡り 秋尚 蕗浸し仄と香のある夜の厨 百合子 閼伽桶に若葉明かりの水満たす 三無 磨かれし匙触るる音夏めきぬ ゆう子 花蜜柑島に嫁ぎて二児の母 美枝子
(順不同特選句のみ掲載) ……………………………………………………………… 
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spst-haru · 3 years
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[ 木漏れ日が広がる ] . . . 美しき木漏れ日の揺らめきが、 地面いっぱいに広がる。 . . . ==================== 📸 2020.03 Kyu-Furukawa Gardens, Kita-ku, Tokyo . Nikon D5300 🍃✨🍃✨🍃✨🍃✨🍃 ==================== . . . #japan #tokyo #kitaku #kyufurukawagardens #kyufurukawagardens_fleshgreen #kyufurukawagardens_freshgreenleaves #kyufurukawagardens_shinryoku #freshgreen #freshgreenleaves #shinryoku #kyufurukawagardens_greenleaves #kyufurukawagardens_japanesegarden #東京 #北区 #旧古河庭園 #旧古河庭園_新緑 #新緑 #旧古河庭園_緑葉 #旧古河庭園_日本庭園 #緑薫る場所 #scent_of_green_leaves #新緑香る場所 #the_season_of_fresh_green_is_here #木漏れ日の園 #komorebi_garden #adobephotoshoplightroom #nikond5300 #instagram #photo #photography (旧古河庭園) https://www.instagram.com/p/CMhKLllJbqh/?igshid=6jwocvoy7ip9
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spst-haru · 4 years
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[ 苔の絨毯 ] . . . 竹林の美しいお寺は、 地面も緑が敷き詰められて、 庭園のあちこちが青々として 爽やかな美しさでした。 . . . ==================== 📸 Hokokuji, Kamakura, Kanagawa . Nikon D5300 🍃✨🍃✨🍃✨🍃✨🍃 ==================== . . . #japan #kanagawa #kamakura #hokokuji #temple #hokokuji_greenleaves #hokokuji_greenleaves #greenleaves #hokokuji_komorebi #komorebi #hokokuji_moss #moss #神奈川 #鎌倉 #報国寺 #寺 #報国寺_緑葉 #緑葉 #報国寺_木漏れ日 #木漏れ日 #報国寺_苔 #苔 #木漏れ日の園 #komorebi_garden #緑薫る場所 #scent_of_green_leaves #adobephotoshoplightroom #nikond5300 #instagram #photography #photo (報国寺) https://www.instagram.com/p/CE69gBuA9aM/?igshid=dqd1xvy2yimm
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spst-haru · 4 years
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[ 緑の庭 ] . . . 竹林、葉、苔。 . . . たくさんの緑に囲まれた庭園は 清浄な空気で心地よく、涼しげな雰囲気でした。 . . . ==================== 📸 Hokokuji, Kamakura, Kanagawa . Nikon D5300 🍃✨🍃✨🍃✨🍃✨🍃 ==================== . . . #japan #kanagawa #kamakura #hokokuji #hokokuji_bamboogarden #hokokuji_takenoniwa #bamboogarden #takenoniwa #hokokuji_bambooforest #bambooforest #hokokuji_bamboo #bamboo #神奈川 #鎌倉 #報国寺 #報国寺_竹の庭 #竹の庭 #報国寺_竹林 #竹林 #報国寺_竹 #竹 #竹林の美しい場所 #beautiful_bamboo_forest #緑薫る場所 #scent_of_green_leaves #adobephotoshoplightroom #nikond5300 #instagram #photography #photo (報国寺) https://www.instagram.com/p/CERXv__J7_q/?igshid=13xncarmb4vv
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