Tumgik
#御囲堤
azakavrc · 4 months
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「……お前はバカなのか?」
彼……ISDF代表サリハの第一声はそれだった。
別の地区の見回りをしていた彼は仲間からの連絡を受け大慌てでここ、ウェストタウンの拠点に戻ってきた。
まるで戦場のような緊張感が拠点をぐるりと取り囲んでおり、サリハは軽く頭を抱えながら拠点内の応接室に入った。そこにいる来客……アルマ正教会教皇エルの姿を認め溜息混じりに吐き出した言葉がそれだ。
「お邪魔しております。……素敵なご挨拶ですね」
「生憎とお前のような御立派な暮らしなんて経験はないのでな。気に障るのならお引き取り願おう」
「いえ、ここだけの話……わたくしとて、畏まった対応ばかり受けるのは少々辟易しているのです。これは、内緒にしておいていただきたいのですが」
「……そうかい、じゃあ好きにさせてもらう」
「恐れ入ります」
「で、要件はなんだ?お前のようなヤツが茶を飲みにきただけということはあるまい?」
「此方のお茶は独特の風味でなかなか趣深い物で御座いますけれど」
コンコンっ
不意にノックの音がエルの言葉を遮り、
『お茶のおかわりをお持ちしました』
すぐ後を男声が追いかけてくる。
「アインスか。入れ」
「失礼します。……サリハさん、帰ってたンですね……って、ちょ、失礼ですって⁈」
茶器を乗せたおぼんを器用に片手で持ちながら扉を開けて男……アインスが入室する。
ソファに脚を組んで座るサリハの姿を見て目を白黒させている。
「寛大なお心でお許しいただけるそうだぞ」
「はい、構いません。アインス様もお座りくださいませ」
「俺もですか⁈……いや、俺はちょっと、まだ仕事がー……」
「なんだアインス。教皇様の頼みを無碍に断るのか?」
「アンタ絶対楽しんでるでしょ……」
「まぁまぁ。初対面というわけでもないのですから」
「その節は……まさか教皇様があんなところにいるとはつゆ知らず……とんだ無礼を……」
「おいおい教皇サマ。うちの部下をいじめないでやってくれないか」
「誰のせいですか誰の!」
「……うふふ……♪」
「……っとぁ、すみません……」
小さくなってサリハの横に座るアインス。相対する席で口元を隠し笑っていたエルが手を下ろす。その一動作だけで、室内の空気が変わった。
「……先日お送りさせて頂きました書状は、ご確認頂けておりましょうか」
「あぁ、スラムに教会を、とかいう例の件か。確かに拝読させてもらった」
https://discord.com/channels/1020297124434419722/1068114953753608262/1157536351915343923
「手の込んだ悪戯かとも思ったが、話をしたのがコイツで、確かに支援物資も資金も届いた。ご丁寧に教会の印章つきでな。信用しないわけにはいくまい」
「恐れ入ります」
「此方としては願ったり叶ったりではあるが……どういうつもりだ」
「……どう、とは?」
静かに圧を強めるサリハの言葉にもエルの態度は変わらない。ただ横で推移を見ているアインスだけが小さくなるばかりだ。
「あの書状を帝国ではなくこちらに寄越すということは、教会直々に我々の自治を認めたと捉えられかねん。まさかわからずにやったなどということはないだろう?」
「そうした方がよろしかったでしょうか?」
「当然、そうしていたらヤツらはこれ幸いとスラムの土地を接収しようとしただろう」
「然り。そのくらいの調査洞察は、この地を知らぬ……そうですね、“御立派な暮らし”のわたくし達とて可能です。なればこそ、地を知り人を知り、仁徳に満ちた英雄様にこそ打診を行うべきであると判断した次第に御座います」
「買い被り過ぎだが、信用には応えよう。お前ら教会が我々を裏切らないのであれば、我々が教会を裏切る事はない。誓おう……お前らの言う父なる神とやらは知らないが、俺の誇りに賭けて。こいつが証人だ」
急に指されてアインスは驚いて居住いを正す。
それを見てエルは微笑んで頷く。
「我々正教会は、人間が人間として正しく生きていく事をこそ肯定するものです。人は国に属するのではなく、国が人に属するのです。なればこそ、この地はあなた方の治める地。道理を通すべき相手はあなた方で間違いはないでしょう」
「そちらの意向はわかった。ならばここからは交渉の場だ。がっかりさせてくれるなよ」
「勿論。ご期待くださいませ」
若干緩んだ空気にアインスも内心でホッと胸を撫で下ろす。
「そうですね……まず、アインス様。この周辺の地図などありましょうか?」
「え?あ……はい、ちょっと待っててくださいっ」
急に声をかけられたアインスがバタバタと退席するのを見送り。
「此方から求める事は、
ひとつ、教会建設の為の土地の借用、
ひとつ、教会員の駐屯の許可、
ひとつ、教会管理下の隊商の通行、停泊の許可
それからもうひとつ……」
「もうひとつ?」
「建築した教会の管理者、指揮者として此方……ISDFから一名、任命して頂きたく思います」
「……ほう?」
「勿論、教会から補佐役として一名派遣を行いますが、基本的に建築した教会に付随する事物に関する采配の全権は、任命して頂いたその方に委任させていただきます」
「……お前は、自分が何を言っているのかわかっているのか?」
「はい。要するに……
教会建てる土地貸して
教会員が暮らすのを許して
ウチの隊商が通ったり休むのを許して
ついでに一人管理人役を出してくれ
です。そして、建屋の管理から搬入物資、人員、資金、土地活用に至る全権はその管理人役がやってくれ、とそういう要求です」
「……お前は、バカなのか?」
「はて?……あぁ、土地の借用費は搬入物資や資金から供出して頂くとして、教会員の生活費や隊商の消費した資源に関しては別途請求下さればご用意させて頂きます」
「そういう話ではない。……一体何を考えている?」
「何か問題がありましょうか?」
「これのどこが取引だというんだ。全く対等ではない……これでお前らは何を得る?我々を懐柔しようという腹か?」
「そうなれば僥倖では御座いますけれど、踏み台にされるだけでも此方としては十全。それ以上は“おまけ”のようなものです」
「……馬鹿げている」
「そうでしょうか。先程申し上げました通り我々正教会は、人間が人間として正しく生きていく事をこそ肯定するものです。そのために持てるものを捧げる。それこそが教会のあるべき姿です」
「…………」
沈黙が室内を満たす。
「……仕方ありませんね。此処だけの話としてお聞きくださいませ」
先に沈黙を破ったのは、エルだった。
そしてほぼ同時に。
 コンコンっ
「失礼します。すみません、お待たせしま……し、た……」
「ご苦労。座れ」
「はぃ」
入室したアインスが机に地図を置き再びサリハの隣に座る。
(サリハさん、なんか空気重くないですか……何があったンすか)
アインスが小声でサリハに問うもサリハは顎の動きだけでエルに話を促し答えない。
「……大戦により世界が被った被害……物質的にもそうですが、何より人心が負った傷は深く、目に見えぬ存在を信じる心を保てている方はそう多くはありません。されど、傷ついた心が救済を求めるのもまた必定。教会はそのような方に手を伸ばすのがその勤め……」
言葉を紡ぐエルも、それを受けるサリハも、仮面に隠れた顔から表情を窺う事はできない。
「現在の教会が持つ本質はその教えではなく、無国籍の人的ネットワークそのものです。実際に父なる神に信仰を持っている者は、騎士団を除けばごく僅かなのでしょう。わたくしもそれを理解した上で教会を指導する立場に就いております」
「……教皇様がそれ言っちゃうんですか……」
アインスが思わず溢した言葉にエルはゆっくりと頷き。
「事実を事実として受け止めぬほど愚かではないつもりです。されど、世の中は本音と建前を使い分ける事で安定して回るもの。それで救われるものがあるのならば、わたくしは、教会は喜んで嘯きましょう」
アインスは先日補給物資を運んできた隊商を思い出す。教会の印章を刻んだ一団ではあったが、確かにその言動は教会のものと言うよりは商人や輸送屋のそれであったように思う。
「教会の教えに一切の真もないなどと申し上げるつもりは勿論御座いません。どちらも実であり虚であり、結局のところ目指すのは人間の平和と繁栄……そこに尽きるのですから」
「ふん……なるほどな」
「ご理解頂けたようで幸いです」
「此方としてはスラムの奴ら���平和に暮らせるならお前らがどんな意図であろうと変わりはないからな」
「十全です。では、話を進めましょう」
「ああ」
「まず、立地に関してですが……」
アインスが持ってきた地図を広げて眺め、
「規則としてそれなりに広めの土地が必要になりますので、相応の場を借り入れたく存じます」
「使っていない土地自体は沢山あるが……」
「有事の際に避難所や防波堤としての役割を担う務めが御座います故……」
「防波堤?」
「はい。街や避難所に賊や根源生物が侵入しないよう、この教会の土地で万全の体勢で迎撃を行えるよう配備できるようにと」
「却下だ」
「……戦力は此方から駐屯させるつもりですが」
「尚更だ。資源のみならず防衛までお前らに委ねるほど俺たちは落ちぶれちゃいない。客は客らしく安全な場所にいろ」
サリハが地図を叩いて示す場所はウェストタウンのはずれではあるものの根源生物が多く観測される砂漠側からは遠い位置だ。
「畏まりました。では此方の場所をお借り致します。近日中に現地視察に人を派遣致します」
「そうしてくれ」
その後も話は速やかに進み、とんとん拍子に取り決めがなされた。
実建築にかかる際の人手借り入れの報酬、教会の規定に伴うワークショップや隊商の巡回周期、砂漠の遭難者や非常事態に備えたビーコン設備の取り付け、有事の際の避難所や臨時病床としての開放規則などなど、話す事は多数あったがつつがなく話は進められ、
「……事前に決めておくのはこれくらいで御座いましょうか」
「先に話していた管理者の件だが」
「はい。建築が終わる頃までに決めて頂ければと思います。……既に候補を絞られていますか?」
「アインス」
「はい?」
「お前がやれ」
「……はああぁ⁈な、なんですか急に⁈」
「アインス様がちょうど席を外していた時に出た話ですね。此方からの要求として、建築した教会の管理者をISDFから一名選出して欲しいとお願いさせていただきました」
「お前なら信用できるし悪いようにはしないだろうと判断した。やってくれるな」
「いや、まぁ……やれと言われればやりますが……いいんすか?俺、信仰心とか欠片もないですよ」
「いくつか守っていただきたい事柄は御座いますが、教会施設を自由に使う為の必要経費とお考え頂きましたら幸いです。勿論、無理にやれと申し上げるつもりは御座いません」
「え、自由に……って、どういう事ですか……」
「後で説明してやる」
「なんかめちゃくちゃ重要な事をさらっと押し付けられてる気がする……」
「正式な決定に関しては、先に申し上げました通り、建築完了までにお知らせ頂ければ重畳です。説明を受けてからご決断ください」
「あー、いや。サリハさんが俺なら信用できるって任せてくれるンですよね。なら、期待には応えますよ」
「話が早いのは助かりますが……押し付けたようで、少々申し訳なくも感じますね……」
「最終的に俺が自分で決めたんで。気にしないでください」
「……畏まりました。では、補助役の選定を急ぎます。建築完了前に此方に向かわせるよう手配を致します」
「お願いします」
ちょうどその時、扉をノックする音が室内に転がり込む。
『教皇様、そろそろ……』
室外で待機をしていた侍女の恐る恐るといった声がその後を追う。
「すぐ向かいます。あなたは出立の支度を」
『畏まりました』
「……申し訳ありません。この後も予定が御座いますゆえ、これにて」
「ああ。無事に生きていたらまた会おう」
「その日を心待ちにしております。では、皆様に、父なる神の祝福のあらんことを」
エルが退室したのを見送り、アインスは大きく息を吐きソファに体を沈み込ませた。
「はあー……なんかとんでもないことになった気がする……」
「ふ。期待している。俺もまだ予定が残っているから、あとの片付けは頼むぞ」
「あ、はい。了解です」
部屋を出たサリハの指示で、拠点を囲んでいた隊員は速やかに任務に戻っていく。
慌ただしい昼下がりを抜けて、スラムの日は続く。
    幕。
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udl-skm · 10 months
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御坊市職員WS
2023/06/28 御坊市の職員研修「御坊の未来のまちづくり」にお邪魔してきました。 少し早めに入り、市内を散策したあと、午後からの職員WSにお邪魔しました。現在策定中の都市計画マスタープラン、事前復興計画の策定の一環として開催されています。 職員WSでは、 事務局のみなさんが検討されていた方向性が、概ね間違っていなさそうだということを確認できたのがよかったかと思います。
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▲御坊駅から東に進んだところ。やはり水の流れが美しい。
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▲今回は道明寺を訪れました。あちこちに「伝説」があってテーマパークのようでした。
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▲御坊IC付近を日高川の堤防から。
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▲御坊IC付近。ハウスが工場のように並んでいますが花卉が多いようでした。
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▲御坊IC付近。非建ぺい地も少しあります。振り返ると電器屋さんやホームセンターなどが建ち並んでいます。
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▲職員WSの様子。はじめは意見を出しにくそうでしたが、中盤からよい雰囲気に。
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774 · 1 year
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丸ノ内線は、淡路町―御茶ノ水間で本郷台地の下の浅い所に線路を計画したら、徳川幕府によって造られた神田川の深い谷にぶちあたってしまった。急に川底まで深く潜ることもできないので、谷底近くに顔を出し、すぐにまた台地の下へと入っていくということになったのである。 四ツ谷駅は徳川幕府とさらに因縁が深い。家康は1607年江戸城本丸に天守閣を建てた後も本丸を囲む内濠の整備を進めた。さらにその外側に外濠を造る工事も始めた。外濠すべてが完成するのには、3代将軍家光の時代までかかっている。内濠や外濠は、途中何カ所か堤で仕切られ、区画ごとに内濠でいえば半蔵濠、千鳥ヶ淵といった具合に名が付けられている。 中央線の四ツ谷―市ヶ谷―飯田橋で線路に沿ってお堀が続いている。車窓からよく見え春には堀に沿って桜が咲くのでご存じの方も多いだろう。ここも江戸城の外濠の一部である。 四ツ谷駅は外濠の一つ、真田濠の中に造られている(一部、市ヶ谷濠にもかかる)。四ツ谷駅付近は小高い丘になっていて標高が約30メートルある。一方隣の市ヶ谷駅付近は標高約15メートルしかない。市ヶ谷駅前の市ヶ谷濠と真田濠の水面をほぼ同じにする必要があり、江戸時代に真田濠は丘を深く掘りこむ形で造られた。 そのため深い濠の底に造られた中央線四ツ谷駅のホームの両側は高い壁であり、新宿通りの四ツ谷見附橋が、ホーム(真田濠)をまたぐ形で横切っている。
丸ノ内線の地上走行は徳川家康のせいだった | 通勤電車 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース
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ysnsgt · 1 year
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リトルエイドPSP雑感
PSP起動するのいつ以来だろう~と本体に入れっぱなしだったUMD(ソフト)を取り出したら『楽園男子』でした。TAKUYOに踊り続けている。
母を早くに亡くし父親と双子の弟と3人暮らしをしていた元気ハツラツなJKが、父親の交通事故による入院で2学期最後の約10日間をどったんばったん過ごす中で恋愛したりしなかったりちょっとふしぎな体験したりキワモノと遭遇したりするテキストアドベンチャー。
TAKUYOゲーの快適なシステムが完成したのはいつからなのかずっと気になってたんですが、やっと完成以前のゲームに触れられてちょっとテンション上がりました。が、完成以前ということは不便なんだよなぁ!! 次の選択肢へスキップ機能と自動での選択肢前ログは神機能だと改めて思い知りました。
主人公のあかりちゃんが元気いっぱいで風紀委員がうるさい(※褒め言葉)にもかかわらず、全体的に静かというか落ち着いてるというか淡々としている……? ような、ふしぎな感覚でした。ボイスの音量が小さかったせいかもしれないとは思いつつ、TAKUYO謹製乙女ゲーの試作品みたいなとこあったのかもなぁ。「女子って薄味が好きなんでしょ? 全体的に薄くしよう」「はい(※すべてを薄くするとは言ってない)」「はま子ルート濃すぎやりすぎコンシューマでは削るからな」「戻せという要望が押し寄せてますが」「えっ」「濃い方が人気でましたね」「えっ」「いやあでもやっぱり薄味が好きなんじゃないですかねほら乃凪くん薄い薄い(※まったく薄くない)」そして風紀委員ルート路線へ、みたいな。
半年後が舞台のパニパレを先にやっていたので「半年前の天鳳高校はこんな感じだったのか……」とか、「名前が出てたな、この人か!」とかがいっぱいあって楽しかったです。今あらためてパニパレをやってるんですけど、前段階がわかってまた楽しみが増してますおいしい。
以下、キャラ別雑感。主人公、クリアした順、その他で。しかしキャラが多い……。
■ 西村あかり
TAKUYOで主人公もフルボイスなゲームは初めてやったんですけど、やっぱりボイスなしよりキャラが立って良いですねぇ。「ふみ」がどれも甘えきってる声音でかわいかった。
最初にお見かけしたのがパニパレ、カエル畑、スイクラとの合同企画だったので、もうちょっとしっかりしてるのかと思ったら余裕で無邪気なぶっ飛ばしタイプでした。よく考えたら企画だと半年以上後の世界線だもんね……TAKUYOゲーのキャラはちゃんと成長するもんね……。容貌は逆に合同企画からの印象よりおっとりした顔立ちでした。
■ はま子
息をするように風紀委員ルートから始めて風紀組のキャラの濃さににこにこしていたらそれ以上に濃すぎたはま子さんの存在感。なかなかにトンチキな話とテンションでパニパレ内沼ルートとは違う方向で「私は何を見せられているんだ?」「プレイヤーが試されている」と困惑したけど振り返れば一番楽しかったかもしれない。ヌイナイいるしな……。
はま子さん見た目は貝だけど普通に古式ゆかしい女人で素敵でした。幸せになってほしいような、いや冷静に考えたらだめなのか……?
■ 内沼
風紀委員ルートなのでまとめて語っちゃおう。パニパレであかりちゃんのことが好きなような描写があったので楽しみにしてたらあんまりそういう感じじゃない? 単にDKありがち(?)な「女子がいると華がある~!」という構い方なのでは? と思ってたら要所要所で疑いようのない様子が出てきて納得。乃凪がガムテープ投げなかったらどうなってたのか気になるけど所詮「脇役」だからだめなのか……。
なんというか、普段がふざけすぎなので説得力が落ちて損をしてるのと、感情の矛先が外に向かうタイプで伝わりにくいんだな……。好きな子が傷ついてる時、その子を労りに行くのではなく、傷つけた奴を潰しに行くタイプ。でも傷ついてるな、落ち込んでるなというのはすぐに気づいて「元気だして」とストレートに言えるあたり葛ちゃんやっぱり優しいんだな~などともしみじみ。
というわけでパニパレ亜貴ちゃんへの接し方は“妹”へのもので、あかりちゃんへの接し方は紛れもなく“気になってる女の子”へのものなんだな~対比~とテンション上がりました。ナイくんとのコントは相変わらず楽しかったです。
■ 乃凪
そしてこいつのあかりちゃんへの接し方はどこまでも「先輩」で、お前冒頭から亜貴ちゃんのこと相当に好きじゃん!! と大興奮してしまった。そして先輩としての乃凪もとっても良い。沢登に「大人」な諭しをされて身動きができなくなりかけてたあかりちゃんにさっと助け舟を出す先輩乃凪とってもかっこよかった。あとブラックコーヒー好きなことが発覚して万歳三唱した。甘いもの苦手なタイプですね?!(これまでのTAKUYO苦党キャラを頭に並べながら)
「死ねよ(笑顔)」とか言われてみればツッコミのキレが1.5倍のような、でも狼煙(のろし)と熨斗(のし)を間違えるのは旧家の長男としては致命的な気がするし冬休み補講対象とか成績の落ち方が想像以上だったのでそりゃ転校させるとキレられるわ。
ところで元々が右分けで顔周りの髪がうっとうしい長さの男が好物だったのと、髪色は彩度が低い方が好きだったりで2年時の乃凪もなかなかに好みなんですけどどうしても……生え際に……目が行ってしまい……そりゃいじられる…………。たぶんこの時の仁神さんの癖なんだろうなぁ。
■ 花邑創
はま子さんとのあれこれがあまりにインパクトあったのとパニパレでお名前をよく伺ってたのと乃凪と同じ声帯だったのでふらふら吸い寄せられてしまった。ところでなぜ杉田三役……? 何となくキャラに通じるところがあったというか乃凪くん脇役だけどお父さんのような包容力と知性、花邑のような優しさと相手の本質を見る目を持ってるんだよとかそういうこと? 濃すぎませんか乃凪。薄いとは。
はま子さんとのあれこれがあまりにインパクトあったのと、お兄さん駆け落ち+有希ちゃんとのすれ違い+灯台暮らしと周辺情報が濃すぎてあかりちゃんとの恋愛はまったく印象に残らず……。
上でもちらと書きましたが、外見にとらわれず相手のことを見るからこそ沢登の良き友であり、はま子さんの恋人になり得るんだな~。人物像はトップクラスに好きでした。
■ 早乙女篤
元々が苦手なタイプでちょっと引き気味だったんですが、売上のことだけ考えてお見舞いに鉢植えを押し付けた時点でアウトだし、デートの時も別に他の女の子の話をしたり乙女心とやらがわからないこと自体はいいけどあかりちゃんが嫌がってるとわかっても続ける思いやりのなさに無理判定が出てしまってすみません。根がいいやつなのはわかる。
■ 堤千弦
印象が薄い……。愉快な人なのはわかるけど愉快度なら風紀委員がぶっ飛ばしてるし、根が真面目なのは匣くんの方がはるかにそうだろうし。演劇は素直に応援したい。
■ 匣耕介
合同企画で「それなりに影が薄いメインヒーロー」と自己紹介されてたので気になってたんですけど、本当にそれなりに影が薄かった。とってもわかりやすくツンツントゲトゲした繊細美少年なのに影が薄かった。なんでだ。ルートによっては全然出ないからか……? サブキャラルートだとメインキャラの中では唯一出張る辺りにはメインヒーローらしさを見ました。けどやっぱ風紀委員組が持って行きすぎなんだよな……。
お年頃らしくツンツントゲトゲしてるけどとっても良い子なのですくすく育ってほしいです。いや身長は関係なく。あかりちゃんの恋愛相手として納得いったのは匣くんと早乙女くらいだったかも。
■ 沢登譲
お前……人の子だったんだな……。パニパレとくらべてずっとテンション低くて心配になるくらいでしたが、その状況ならそうなるよなぁ。と書いてて気づいた、リトエイ全体的におとなしい雰囲気がしていたのは沢登のテンションが低いせいだわ……。
女装してる理由が意外にシリアスで、TAKUYO御中けっこう「人は見かけじゃ判断できない」がテーマのひとつにあるよね。
あとは結構パニパレより傲慢(?)なトップの顔を見ることが多く、半年かけて丸くなったのか風紀委員という「内側」から見るとこういう姿なのかちょっと気になりました。後者かな……パニパレで「外の人間には優しいよな」とか言われていた気がするので……。
■ 砕我牙
とか呑気に構えてたら沢登とは違う方向で名前も見た目も派手なキャラが投入された。一時期流行った気がする容貌だ! 少女漫画で見たことあるストーリーだー! とキャッキャはしゃぎながら眺めましたが、そういう意味ではテンプレだったので味は薄かったようなわからない。むしろキャラよりふみくんがちらつかせていたふしぎ世界がやってきたことにワクワクしていたような。
ルートによって生死が変わるのは責任が重くて落ち着かないし、凛さんよく確認して行動しよう白虎隊じゃないんだから! とソワソワしてしまってうーん。
■ 土師博巳
土師先生も薄いな~鳩を出すって聞いてたからトンチキワールドの住人と思ってたんだけどな~真朱先生が濃すぎたんだな……と眺めてましたが、本人のルートで垣間見える心情はとても繊細で株がだだ上がった。そうだった国語教師だった、先生握手しよう。(※国語好き)
まぁ赤の御方との邂逅を果たせたルートなので好きにならないわけがないんだ。そして赤の御方を退けることができる大人とかもう見る目を変えざるを得ないじゃないですか。つまりみんなのしあわせを願い続けたグラナダにマリスは「思いやりを持つ人間なんて誰もいない」「みんな自分の欲望に忠実なのよ」と耳元で囁き続けてたってことでしょうやめていただけますか(涙目) そして本音はどうあれみんなのために自分を犠牲にし続ける少女との邂逅とか、そんな少女が自分のことをひたすらに思いやってくれるとか、福音以外の何物でもないし少女の存在がマリスの誘惑を否定する確たる証拠になり得るわけでそりゃ王様反転しようがない古橋よかったね柘榴ちゃんは可及的速やかに結婚してくれ(嗚咽)
じゃなかった。
教師ルートということでちょっと警戒していたのですが、あくまでふみくんと仲睦まじく過ごすことで「あなたの選択は誰も不幸にしていないよ」と示して彼の悔恨を救済する優しい話でとっても良かったです。後ろから女生徒に抱きついたことは許していない。
■ 西村ふみ
チートキャラ。あまりに無敵でぶっちゃけよその男を得る必要が見えない、あかりちゃんはもうふみくんと仲良くやってればよくない……? と本気で思いましたが双子の弟に依存してはいけないと思い知らされている私は初週から元気に距離を取りました。はま子は育たなかった。
しかし本人のルートもとにかくふみに冷たくするのが正解らしく、TAKUYOやっぱりそういうことなのね……ちゃんと外に出て色々な人と交流して世界を広げてやっと家族は健全な関係を築けるということなのね……そしてこれが「親がいる」効力なのね……わかるよ…………(噛み締めた唇から血を流しつつ)
■ その他
多すぎて書ききれない! 思い出せる範囲で!
有希: おっとりおかっぱかわいい。しかし髪型といいオカルト趣味といい私服といい、えっちゃんと関係あるのだろうか。恋愛あってもなくてもいいので花邑とずっと仲良くしてたほしい。
希世子: わりとどこにでもいるタイプの良い子だと思うけど威勢が良いので、広瀬……天鳳高校……地味な弟さんは苦労しそうなタイプだねたしかに……(カエル畑を見ながら)
寧音: ツインテお嬢様(CV沢城みゆき)とか最強の記号じゃん。実際めちゃくちゃかわいかった。あかりちゃんへの過保護ぶりもなんか「わかるよ……」と思ってしまった。ふみくんとくっついてほしいです。
父: 上でもちらと言ったけどトトロのお父さんのような、どこか抜けてそうなレベルにおっとりしてる雰囲気とそこはかとなく漂う知性がなんか安心感半端なかった。
里都: 母つよい、と思ってたら実際テッペン(?)やってたらしい。つよい。再婚後は賑やかな家庭になってそうで耕介くんが心配。
和原: 内沼とは違う方向でわかりやすいアホの子だった。好きです。
雨宮: 沢登をいなす強キャラ。乃凪のツッコミは雨宮譲りらしいのでその辺詳しく拝聴したい。エチュードPSPで見られるだろうか。
片桐、萩原: 顔が良い、と思ったらエチュード出身者だった。生徒会というか沢登のお守りお疲れ様です。真面目に着実にお仕事こなされていて、本当に風紀委員の存在意義とは。
勅使河原: 女子校で人気の出る先輩の容貌をしていることで頭がいっぱいになってしまった。演劇がんばってください。
悠見: 顔も出ないのにやけに存在感がある、かわいい、と思ったらエチュード出身者な上にツインテだった。そりゃ強い。エチュードやるの楽しみになりました。
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kachoushi · 1 year
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各地句会報
花鳥誌 令和5年4月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和5年1月4日 立待俳句会 坊城俊樹選 特選句
年賀状投函ポスト音を吐く 世詩明 大冬木小枝の先まで空を突く 同 猫寺の低き山門虎落笛 ただし 福の神扱ひされし嫁が君 同 石清水恙の胸を濡らしつつ 輝一 阿弥陀様お顔に笑みや秋思かな 同 去年今年有縁ばかりの世なりけり 洋子 潮騒の聞こゆる壺に水仙花 同 羽根をつく確かなる音耳に老ゆ 同 時々は絵も横文字も初日記 清女 初電話友の恙を知ることに 同 暁に湯気立ち上がる冬の海 誠 大寒のポインセチアに紅のあり 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月5日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
初暦いかなる日々が待ち受けん 喜代子 おさんどん合間に仰ぐ初御空 由季子 病院の灯消えぬや去年今年 同 雪掻に追はれつつ待つ帰り人 さとみ 海鳴りや岬の水仙なだれ咲く 都
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月7日 零の会 坊城俊樹選 特選句
あをき空うつし蓮の枯れつくす 和子 蓮枯れて底の地獄を明るめる 軽象 枯はちす揺り起こすなり鐘一打 三郎 破れ蓮の黄金の茎の高さかな 炳子 枯蓮の無言の群と相対し 秋尚 弁天の膝あたたかき初雀 慶月 面差しの傾城名残青木の実 順子 男坂淑気を少し漂はせ 三郎 恵方道四方より坂の集まり来 千種 葬儀屋の注連縄なんとなく細い いづみ いかやきのにほひに梅の固くあり 要 枯蓮のやり尽くしたる眠りかな 佑天
岡田順子選 特選句
枯はちす揺り起こすなり鐘一打 三郎 鷗来よ枯蓮の幾何模様へと 俊樹 そのあとは鳶が清めて松納 いづみ 毛帽子にまつ毛の影のよく動く 和子 北吹けりもう息をせぬ蓮たちへ 俊樹 蓮枯れて水面一切の蒼穹 和子 人日の上野で売られゆくピエロ 三郎 石段に散り敷く夜半の寒椿 悠紀子 恵方道四方より坂の集まり来 千種 よろづやに味噌づけ買うて寒に入る 眞理子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月7日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
双六やころころ変る恋心 朝子 下の子が泣いて双六終りけり 孝子 短日は数が減るかもニュートリノ 勝利 歌留多とり式部小町も宙に舞ひ 孝子 小春日や生ぬるき血の全身に 睦子 骨と皮だけの手で振る賭双六 愛 京の町足踏み続く絵双六 散太郎 粛々と巨人に挑む年始 美穂 来世から賽子を振る絵双六 愛
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月9日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
双六の終着駅や江戸上り 時江 たかいたかいせがまれて解く懐手 昭子 てのひらの白きムースの初鏡 三四郎 火消壺母のま白き割烹着 昭子 木の葉髪何を聴くにも左耳 世詩明 街筋の青きネオンや月冱てる 一枝 姿見に餅花入れて呉服店 昭子 はじき出す男の子女子のよろけ独楽 時江 一盞の屠蘇に機嫌の下戸男 みす枝 初詣寺も神社も磴ばかり 信子 御降や傘を傾げてご挨拶 みす枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月9日 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
初明かり故山の闇を払ひゆく かづを 万蕾にある待春の息吹かな 々 小寒や薄く飛び出る鉋屑 泰俊 勝独楽になると信じて紐を巻く 々 仏の前燭火ゆらすは隙間風 匠 筆箱にニトロとんぷく老の春 清女 二千五百歩小さな散歩寒に入る 天空
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月10日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
鋳鉄製スチームの音古館 宇太郎 始業の蒸気雪雲を押しあげて 美智子 溶けてなほ我にだけ見ゆる時雨虹 佐代子 失ふはその身ひとつや冬の蜂 都 寒灯下遺影に深く法華経 悦子 大木を伐られ梟去つたらし 史子 枯木立通り抜けたる昼の月 益恵
(順不同特選句のみ掲載) …………………………��…………………………………
令和5年1月10日 萩花鳥会
人生の余白少なし冬の薔薇 祐子 裸木が絵になる空を展げゆく 健雄 山茶花や気は寒々と花紅く 俊文 守らねばならぬ家族や去年今年 ゆかり 一椀に一年の幸雑煮膳 陽子 故郷で一つ歳とる雑煮かな 恒雄 昼食後一枚脱いで四温かな 吉之 亡き人に届きし賀状壇供へ 明子 逆上がり笑顔満面四温晴 美惠子
………………………………………………………………
令和5年1月13日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
初生けを祝成人と命名す みえこ 薪焚の初風呂済ませ閉店す 令子 御降りに濡れても訪ひぬ夫の墓 同 初詣光􄽄現れて良き日かな あけみ 注連飾父の車の隅に揺れ 裕子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月14日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
閼伽桶の家紋色濃し寒に入る 多美女 養生の大樹潤す寒の雨 百合子 勤行の稚の真似事初笑ひ 幸風 いつもならスルーすること初笑 秋尚 臘梅に鼻近づけてとしあつ師 三無 寒椿堂裏の闇明るうす 多美女 多摩堤地蔵三体春立ちぬ 教子 均しある土の膨らみ春隣 百合子 掃初の黒御影拭き年尾句碑 文英 悴んで顔を小さく洗ひけり 美枝子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月15日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
飛石を跳ね蝋梅の香に酔うて 炳子 木道の先の四阿雪女郎 幸風 その奥に紅梅の蕊凜として ます江 黒き羽根なほ黒々と寒鴉 貴薫 不器用に解けてゆきぬ寒椿 千種 入れとこそ深き落葉へ開く鉄扉 同 谷あひに弥生の名残り水仙花 炳子 椿落つ樹下に余白のまだありて 三無 木道まで香り乱れて野水仙 芙佐子 寒禽の群を拒まぬ一樹かな 久子
栗林圭魚選 特選句
山間の埋れ火のごと福寿草 斉 空昏く寒林よぎる鳥の影 芙佐子 厚き雲突き上ぐ白き冬木の芽 秋尚 福寿草労り合ひて睦み合ひ 三無 そのかみの住居跡とや蝶凍つる 炳子 水仙の香を乱しつつ通り抜け 白陶 入れとこそ深き落葉へ開く鉄扉 千種 竹林の潤み初めたる小正月 要 椿落つ樹下に余白のまだありて 三無 せせらぎのどこか寂しげ寒の水 白陶
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月16日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
若きより板に付きたる懐手 雪 北窓を塞ぎさながら蟄居の間 同 昨夜の酔ひ少し残るや初鏡 かづを 九頭竜や寒晴の綺羅流しゆく 同 除夜の鐘八つ目を確と拝し撞く 玲子 初明り心の闇を照らされし 同 一点の客観写生冬の句座 さよ子 翳す手に歴史を語る古火鉢 同 笑つても泣いても卒寿初鏡 清女 餅花の一枝華やぐ奥座敷 千代子 年賀状手描の墨の匂ひたつ 真喜栄 若水を汲むほどに増す顔のしわ 同 裸木村は大きな家ばかり 世詩明 春炬燵むかし昔しの恋敵 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月18日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
水仙や悲恋の話知りしより 啓子 堂裏の菰に守られ寒牡丹 泰俊 餅花やなにやらうれしその揺れも 令子 左義長の遥けし炎眼裏に 淳子 寅さんを追つて蛾次郎逝きし冬 清女 飾り焚く顔てらてらの氏子衆 希子 御慶のぶ一人一人に畏みて 和子 眉を一寸引きたるのみの初鏡 雪 初髪をぶつきら棒に結ぶ女 同 束の間の雪夜の恋に雪女 同 マスクして睫毛に化粧する女 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月20日 さきたま花鳥句会
凍星や夜行列車の窓あかり 月惑 葉牡丹や鋳物の町の鉄の鉢 一馬 どら猫のメタボ笑ふか嫁が君 八草 小米雪運河の小船音もなく 裕章 老木に力瘤あり春隣 紀花 竜神の供物三個の寒卵 ふゆ子 医学書で探す病名寒燈下 とし江 おごそかに雅楽流るる初詣 ふじ穂 人のなき峡の華やぐ柿すだれ 康子 小正月気の向くままの古本屋 恵美子 寒梅や万葉がなのやうに散り 良江
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月21日 鯖江花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
福引の種考へてゐるところ 雪 枯れ行くは枯れ行く庭の景として 同 懐手して身も蓋も無き話 同 思ひ遣り言葉に出さぬ懐手 昭上嶋子 言ひかねてただ白息を吐くばかり 同 きさらぎや花屋はどこも濡れてをり 同 父の碑を七十余抱き山眠る 一涓 藪入りを明日に富山の薬売り 同 人日や名酒の瓶を詫びて捨つ 同 一陣の風に風花逃げ廻る 世詩明 安座して児の母となる毛糸編む 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月22日 月例会 坊城俊樹選 特選句
舞ひ上がる金子銀子や落葉掻 千種 春近し湯気立つやうな土竜塚 昌文 寒林や父子のだるまさんころんだ 慶月 紅梅のどこより早く憲兵碑 同 冬帝に囲まれてゐる小さき者 いづみ 出征を見送る母子像の冷え 昌文 青銅となりて偉人は寒天に 千種 火の雨を知る大寒の展示館 いづみ
岡田順子選 特選句
狛犬の阿形の息を白しとも 俊樹 勾玉のほどけ巴に冬の鯉 千種 ただ黒し桜ばかりの寒林は 同 ボサノバを流し半熟寒卵 慶月 石に苔泥に苔あり日脚伸ぶ 和子 息白く母子像見てひとりきり 俊樹 寒林の一木たるを旨とせり 晶文
栗林圭魚選 特選句
冬の雲弛びそめたり大鳥居 要 朽木より梅百蕾の薄明り 昌文 ボサノバを流し半熟寒卵 慶月 能舞台脇座に現るる三十三才 幸風 日向ぼこして魂は五間先 俊樹 霜柱崩れ鳥居の崩れざる 同 青銅となりて偉人は寒天に 千種
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月 九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
大枯野太古は大海だつたかも ひとみ 初景色常の神木よそよそし 美穂 椰子の実のほろほろ落ちて神の留守 孝子 緋あけ色の空へ音ひき初電車 美穂 嫁が君大黒様の手紙持ち ひとみ おんちよろちよろと声明や嫁が君 睦古賀子 歌留多取対戦するは恋敵 睦吉田子 水仙はシルクロードの香を含み ひとみ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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hrs5758d · 1 year
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2023/03/26
自宅から一番近い桜の名所、御囲堤の桜が見頃を迎える。しかし今日は一日雨。
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tagchan · 1 year
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「今日の岩手山」2023年3月9日 盛岡 天気予報:晴れ 時々 くもり 最高気温:17℃ 最低気温:7℃ 昨日は18℃まで上がって、外に出たらひさびさに「暑い」と感じました。 明治橋からの景色から雪が消えましたね。 今日も最高気温は17℃ こんなに急激に気温が変わると体がついていきませんね。 皆さん、気をつけてお過ごし下さい。 昨晩は全員一人旅で6人宿泊でしたが そのうち3人が居酒屋の里伊(さい)に行って楽しんできたようです。 近くに美味しくて雰囲気のいいお店があるありがたさ。 魚介類の美味しい居酒屋に行きたい場合はぜひ里伊へ。 明治橋まで行ったら景色に違和感。 ずっと工事してた明治橋そばの堤防の覆いが取れてました。 新しいコンクリートの堤防はツルっとしてて 以前のザラザラの武骨な堤防もよかったなーと感じます。 さらに違和感を感じたのでなぜかなーと思ったら 以前は堤防を超えるほど伸びていた桜の枝が切られていました。 工事のために切ったのでしょうね。残念。 また枝が伸びるのを待ちましょう。 昨日問合せの電話をかけてきた方の話では 今日は盛岡市内の宿が埋まっているらしいですが、とととは空室あります。 明日明後日はほぼ満室なのに今日はエアポケット。 (問合わせの方はチェックイン時間内に来られないので残念ながらお断り) 御予約お待ちしています! それでは、よい一日を! #今日の岩手山 #明治橋 とととから徒歩5分 #My岩手山 #mymtiwate #岩手山 #mtiwate #毎日岩手山 #iiiwate #2023年の岩手山 #ととと #ととと盛岡 街歩きの楽しい町、盛岡 #岩手 #iwate #盛岡 #morioka #もりおか #鉈屋町 natayacho 町家の残る町並み 味わってほしい朝の鉈屋町・大慈寺界隈や神子田朝市 #盛岡ゲストハウス #岩手ゲストハウス #岩手においでよ ------------------------------------------------------- ととと -盛岡の泊まれるたまり場- 住所:岩手県盛岡市鉈屋町1-2 [宿泊] チェックイン 17:00-20:30頃到着まで ※泊まったのことのある方は21時到着まで 宿泊料金 1名1泊3,850円(税込)~ [たまり場利用] たまり場営業時間 17:00-23:30 ※最終入館 初めての方は21時まで 利用料 1時間まで:600円 / 1時間以上:1,000円 ※学生料金あり とととのたまり場(リビング&キッチン)は泊まらなくても利用できます。 宿泊ゲストの皆さんとの交流をぜひお楽しみください。 飲食物持込自由。キッチンで自炊可能。 ※来館前にあらかじめ連絡をください。10分前でもかまいません。 ※宿泊がない場合は休館の場合もあります。 ※現在、夜以外の時間のたまり場営業を検討中。曜日、時間帯などご希望があれば教えてください。 ※営業時間内の見学無料。お気軽にお越しください。 ------------------------------------------------------- (北上川明治橋付近) https://www.instagram.com/p/CpjKNB6B4T3/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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tsuntsun1221ts · 1 year
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2022.12 九重連山
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九州本土最高峰の中岳より、奥には昨日登った阿蘇山
朝4時に起床し5時に宿を出発。約40分で牧ノ戸峠に到着、駐車場には車が3~4割ほど停まっていたと思うが、とにかく外の気温は約3度でかなり寒い!まだ真っ暗で明るくなるまで車の中で待とうかと思っていたが、日の出の時刻を確認すると朝7時ぐらいにならないと太陽が出てこないということで、さすがに1時間以上待つのも時間がもったいなく、寒い中準備を始め登山スタート。
【コースタイム】牧ノ戸峠(0610)→沓掛山(0635)→星生山(0730-0735)→九重山中岳(0830-0905)→白口岳(0935-0940)→鉾立峠(1015)→法華院温泉(1030-1045)→諏蛾守越(1115)→大曲登山口(1155)
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とりあえずライトをつけて進むが光量足りなくて、夜が明けるまでは心もとない。登山口の看板。
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約30分で1つ目のピークの沓掛山に到着。まだ日の出前で景色も暗くあたりの様子はわからないが、街の灯りはたくさん灯っていた。
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沓掛山からこれから向かう方向、真っ暗。
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沓掛山から先はずっと緩やかな上り坂で、山登りではなくほぼハイキングの様。左に見えている山に朝日が差し込みそうで、予定はなかったが登ってみたいと思い急遽ルートを変更。ずっとなだらかな道だけ進んでいてもつまらないので���
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結構な急登だったが、稜線まで登り切るとかなり気持ちの良い道となる。先に見える山頂には何人か佇んでいるのが��える。
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予定はなかったけど中岳登る前に星生山に到着。そして日の出の時間を過ぎて朝日が差し込む。
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本来だったら歩いてたはずの平らな一本筋のルートが下の方に見える(西千里ヶ浜というらしい)。右に見えるのがさっき通過した沓掛山だろうか?
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朝日が山肌を照らす。目の前に見えているのはたぶん三俣山。そしてその右下の麓に川が流れたような地形があるのが北千里浜。この後九重連山をぐるっとU字のようにまわって、最後にあの三俣山の横を通過して下山する。
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星生山の山頂で少しだけ休んでいたが、下の方は雲海が少し出ているのが確認できた。奥に見えるのは明日登る祖母山か?
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本来のルートに合流するため星生山を下る。山頂直下は岩場となっているが、少し険しいので注意。また傾斜もややあり。
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しばらく下りると久住山避難小屋が見えてきた。あの小屋の近くは「久住分れ」という分岐点で、久住山・中岳・北千里浜を通って三俣山へ通じる道に分かれている。
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久住分れにて久住山(写真右)に向かう予定だったが、みんな中岳の方へ向かっていく。電波が通じたので調べ直したら、九重連山の最高峰(かつ九州最高峰)は中岳とのことで、またルートを変えて中岳へ進路変更。
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中岳への途中で御池を通過する。表面全体が完全に凍っており(左の透明に見える部分も全部)、上に乗ってみたが全然びくともしないくらい厚かった。今は12月の中旬くらいだが、九州の山でももう山頂はかなり気温が下がるらしい。
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御池を通過すれば中岳はすぐ近く。遠くに見えるかもしれないが、あっという間に頂上に到達する。
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九重山の最高峰中岳に到着、奥に昨日登った阿蘇山が見える。あちこちルート変更したが、駐車場から約2時間。ここは九州本土最高峰である(離島を含めた九州地方最高峰は屋久島の宮之浦岳1936m)が、百名山はこの中岳ではなく、標高は少し低いが久住山の方だったらしい・・・さっき登ろうとしたのに、もう分からんね。もうどっち登っても変わらないから百名山として攻略したことにした。
一応まとめると、九重連山の百名山として登録されているのが久住山で、九州本土最高峰なのが中岳。
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手前が稲星山。奥には明日登る予定の祖母山。
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下にさっき通過してきた御池。右のピークは天狗城、左奥が百名山の久住山。中央奥は夜明け前に踏んだ沓掛山か?九重連山という名前から分かる通り、周りにはたくさんのピークがあり、健脚者なら1日あれば全部のピークを踏むことはできるのか?それぞれのピークへのルートが複雑に張り巡らされている。
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久住山の先、最奥にそびえているのが雲仙普賢岳の溶岩ドーム。
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北側の眼下に黄金色の湿原「坊がつる」が広がっているのが見える(写真中央)。今回の経由地である法華院温泉は坊がつるの近くにあるので、これからあそこの近くまで下山することになる。このような火山群の中にまっ平らな湿原があるのが不思議(阿蘇山でもそうだったが)。また遠くに見えている目立つ双耳峰は由布岳か?方角的には由布があるはず。
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中岳の下り。正面は稲星山で、山頂へとつながる道と、山頂を踏まない巻き道が左の方へ伸びているのが見える。
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中岳を振り返る。そこまで標高を稼がないので勢いで稲星山に登っ��もよかったのだが、この日は移動距離長いのでもう積極的にピークは踏まないことにする。
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稲星山の巻き道を通過し稲星越へ向かう。この巻き道はコケモモの群生地らしい。たしかにそれっぽい苔はたくさん生えて入るが季節は冬だし、果たしてコケモモかどうかはよく分からなかった。
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巻き道を過ぎて稲星越まで進むと、今度は正面に白口岳が現れる。あれはピークを踏まないと法華院温泉へ向かえないので、しょうがないけど登る。
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中岳から1時間でで白口岳山頂。
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坊がつるがよく見えてきた。また左下に見える赤い屋根が経由地の法華院温泉。
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写真中央の鞍部が鉾立峠。白口岳~鉾立峠~法華院温泉の道はかなりの悪路であったが、特に白口岳~鉾立峠がひどかった。傾斜がかなり急でところどころ下るのが怖い箇所があるが、その中で体をよじりながら木々の狭い間を縫うように進んでいったり、道がかなりぬかるんでいてズルズル滑り落ちたりと、ちょっと勘弁してほしかった。特に冬だから夜に凍結して、昼になったら溶けてぬかるむのだろう。
とりあえず白口岳から鉾立峠まで約20分で到着。
その先の法華院温泉へは傾斜がゆるくなり断然歩きやすくなったが、一部ぬかるみがひどく相変わらず滑るところがある。
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中岳からけっこうな標高を下ってきたのだが、この先にある法華院温泉を通過したあとは写真の正面を再び登り返すことになる。左に見えているさっきまでいた中岳と、右に見える三俣山の鞍部を通過するが、かなり標高差がある。降りてきた高さの半分くらいあるんじゃないか?今回は法華院温泉を通過する関係上そういうルートになってしまったので仕方がない。
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法華院温泉近くになると木道が設置されていて歩きやすくありがたい。
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中岳から約1時間半で法華院温泉に到着。この日は温泉の料金が半額の日だったらしい(九重ならぬ9, 10日だったので)。なお温泉は11時からで、到着した時はまだ時間が早く入れない状態だった。
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上から眺めていた坊がつるは温泉の目の前に広がっている。あちらの方向から登ってくる人達も何人か見える。あっちのルートから来る場合は流石に日帰りは大変で、法華院温泉で1泊しないと難しいのではないか?山の中に温泉があるのも珍しいし、それはそれで楽しめそう。
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中岳からかなり下ってきたのだが、この後最後の大きな登りが控えている。いくつもの防砂堤?がドミノのように一定間隔で上の方まで設置されているのが確認できるが、まさかあそこまで登っていくとは・・・さすがに疲れる。
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なかなか急な傾斜だが、足場は岩がたくさんあるので歩きやすい方だった。思っていたよりも早い時間で上まで登りきった。
その先に広がっていた光景がまた驚き。まるで火星に来たような殺風景で周りは山に囲まれた、全く平らな場所(北千里浜)。坊がつるもそう���ったけど、火山群ならではのとても荒々しい地形を見てきたのだが、まさかこんな高原(荒原?)が広がっているとは。九重山は場所によってガラッと姿を変え見応え抜群。奥の方に見えている3つのコブが連なった稜線はさっき通過してきた星生山と思われる(たぶん)。
この北千里浜をずっとまっすぐ進むと久住山避難小屋や久住分れにぶつかる。
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北千里浜を進むが、途中で諏蛾守越に向かうため道をそれてゴロゴロした岩の道を登る。
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中岳と三俣山と星生山の中心鞍部にあるのが諏蛾守越で石で建てられた休憩小屋がある。壁はないので吹きさらしだが。 
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小屋の真正面に見えるのが三俣山で、標高差結構ありそうな大きな山。ここに荷物がたくさん置かれているので、おそらくデポって上まで登っている人がいるのだろう。登るのに30分くらいするかな。
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諏蛾守越で少しだけ休憩し、ようやく最終的な下山となる。先には温泉街の建物がいくつか見える。
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しばらくは岩がゴロゴロした道。とても荒々しい。
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10分ぐらい下っていくとある程度舗装された道路に出るのでとても歩きやすい。なおこの気持ちの良い空中歩道であるが300mくらいは途中で立ち止まっての休憩禁止である。なぜなら落石が多発して危険だから。
長者原方面と牧ノ戸峠方面への分岐があり、大曲登山口がある牧ノ戸峠方面へと向かう。林の中に入るのだが、これがまた悪路。踏む地面がV字になっているので普通に両足で立てず片足を置くのにやっとの細さ。その上ぬかるみがひどくてズルズル滑る。また藪こぎとまではいかないが、周りに生えている植物が近すぎて枝がたくさん出て進みにくかった。
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中岳山頂から3時間で大曲登山口に到着。名前の通り大きな曲がり角の中洲みたいになっているところに10台ぐらい停められそうな駐車場がポツンとある。なおここがいっぱいでもすぐ近くに路駐できそうなスペースはあった。
ここらへんは温泉が有名なので、日帰り温泉に入浴。自分一人だけで貸し切りで極楽。
大曲登山口から車を停めている牧ノ戸峠の駐車場までまで歩く必要があるが、車道では味気ない。遊歩道が設置されていたので、そちらの方を歩いた。牧ノ戸峠まで1.8kmだが、車道を歩くよりもいくらかショートカットされているし、静かで良い。
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牧ノ戸峠に到着し、少し遅めのお昼ご飯を食べようと思ったのだが、駐車場の目の前にあるお店は開いてなかった。この時期は閉まっているのだろうか。せっかく車で来ているので、少し走らせてお店を探した。
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車で拠点の豊後竹田へ戻る途中。遠くに阿蘇山。空気が澄んでいてシルエットがとても綺麗。そして左の根子岳の王冠のようなギザギザの山頂が阿蘇山以上にすごく目立つ。
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火山群の周囲はこのような高原みたいな台地が広がる。山を下っても景色には飽きない。
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豊後竹田は街並みも古くておしゃれ。
九重連山はいくつもの山頂があり、頑張れば1日で全部の山頂踏めるかもしれないが・・・まぁそこまでやる必要はないだろう。ハイキングのような道・荒々しい岩の道・池・湿原・いくつものピークなどなど、どこを歩いてもどのピークを踏んでも周りの景色に全く飽きない。載せている写真は地味なものが多くあまり伝わっていないかもしれないが、下山時も含めて常に楽しいのは今まで登ってきた山の中でもなかなかないし、昨日阿蘇山に登ってすごく興奮してきたのに、まさかそれを翌日超えてくるとは思ってもいなかった。
翌日の祖母山は天気が悪く残念だったけど、そのあと登った霧島も含めて、九州の山は本当にすごいね。阿蘇と九重連山だけでもう虜になってしまった。
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no1-shochu · 1 year
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【 若潮酒造の美味しい焼酎が飲めるお店 】 ( ラブモンスター 様 ) 今回ご紹介するお店は、 ラブモンスター 様です♪ 都城市でラブモンスター 様です♪超大人気のお店です♪、 若潮酒造の美味しい焼酎 白若潮(シロワカシオ)&カメハイを飲むことが出来ます⤴⤴⤴😋(白若潮は、漫画ザ・ファブルに登場した今人気上昇中の焼酎です♪) 今回は、刺身盛り、たこの唐揚げ、地鶏のタタキ、ウインナー、鶏の唐揚げ♪ お刺身新鮮で凄く美味しかったです。 特にぷりぷりの海老がめっちゃ濃厚で美味しかったです♪ 大きなウインナーこれがまた美味い♪ 噛むと中から肉汁があふれ出してきて超美味しかったです♪ どのお料理も素材にこだわっていて凄く美味しかったです♪ おつまみ以外に、ラーメンもあります。 また、このラーメンも凄く美味しくてビックリΣ(・ω・ノ)ノ! 文句なしのお味でした♪ 店内も広くてすごくオシャレで雰囲気の良いお店です♪ 皆さん是非 ラブモンスター 様に行って、美味しいお料理と美味しい焼酎 白若潮(シロワカシオ)と、こだわりの 歩く一日(カメハイ)を堪能して下さいね~~~♪ 皆様のお越しを心よりお待ちしております♪ ラブモンスター 様情報 (ラーメン・激辛・モンスター丼・レモネード) 住所 = 〒885-0111 宮崎県都城市菓子野町99976-1 営業時間 = ランチ=11:00~14:00(LO13:40) ディナー18:00~21:30(食事LO20:30、ドリンク21:00/最終入店20:00) 定 休 日 = (昼=木曜日) (夜=水曜日) 姉妹店 JAM ONE (ジャム) (スナック) 住所 = 宮崎県都城市牟田町20-4プルーンビル中1階 営業時間 = 20:00~ 定 休 日 = 日曜日 ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~ ザ・ファブルを読みながら黒若潮(くろわかしお)で乾杯♪ ※ザ・ファブルは、週刊ヤングマガジン(講談社) に連載され累計発行部数750万部越えの超人気漫画です♪ その超人気漫画 ザ・ファブル に若潮酒造の焼酎が登場致しました\(^^)/ 登場した単行本は、第一部11巻、13巻、19巻、20巻、第二部第2巻、3巻です♪ ※週刊ヤングマガジン(講談社)にて、ザ・ファブル第二部連載開始中♪ ※単行本 第二部 第1巻、第2巻、第3巻、第4巻、第5巻絶賛発売中♪ ※映画にもなって、今一番注目されている漫画です‼️ 凄く面白い漫画です‼️ 南勝久 先生様有難うございます♪ 心より御礼申し上げます♪ これからも若潮酒造を宜しくお願い致します。 皆さん是非本屋さんにて超人気漫画ザ・ファブルを買って究極の日常酒 白若潮 (シロワカシオ)を探して下さいね~♪ ( ザ・ファブルを読みながら白若潮で乾杯♪ ) 映画 ザ・ファブル 殺さない殺し屋 情報🎬‼️ 💿『ザ・ファブル殺さない殺し屋』DVD&BD 発売中‼️ 江口カン映画監督様作品。 主演も超豪華、 岡田准一 様、 木村文乃 様、 平手友梨奈 様、 安藤政信 様、 黒瀬純 様、 好井まさお 様、 橋本マナミ 様、 宮川大輔 様、 山本美月 様、 佐藤二朗 様、 井之脇海 様、 安田顕 様、 佐藤浩市 様、 堤真一 様 監督 = 江口カン 様 ( KOO-KI - 空気株式会社 様 ) 脚本 = 渡辺雄介 様 漫画 = 南勝久 先生様 V6岡田准一 様の超凄いアクションシーンにも注目‼️ ____________________________ ✨若潮酒造受賞歴✨ 鹿児島県本格焼酎鑑評会 ✨24連続受賞‼✨ ____________________________ ※若潮酒造の焼酎は、プリン体0・糖質0・甘味料0 、体に優しい芋焼酎です(^^♪ ★若潮酒造は見学、ツアーも出来ますので皆さん是非若潮酒造に遊びに来て下さいね♪ ( 会社が休みの場合も有りますので、見学に来られる際は事前に御連絡して下さいね。) 若潮酒造株式会社への 商品、見学、ツアー お問い合わせ 若潮酒造電話番号 = 099-472-1185 ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ #ラブモンスター #モンスター #JAM #JAMONE #居酒屋 #都城 #都城居酒屋 #都城ランチ #焼酎 #若潮酒造株式会社     #牟田町居酒屋 #宮崎 #カメハイ #スナック #歩く一日 #黒若潮 #都城市 #白若潮 #宮崎ランチ #ランチ     #牟田町 #ミヤコノジョウ #志布志 #若潮酒造 #焼酎好きな人と繋がりたい #飲酒タグラム #ほんわかくん #若潮酒造服部 #酒 #宮崎居酒屋       https://www.instagram.com/p/Cl8-FzOJ79G/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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highlandfeet · 2 years
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暖かな秋の朝、湖畔にて(御射鹿池 2022.10.15)
圃場の稲刈りが進み、木々は色付き始める10月中旬の八ヶ岳山麓。一気に秋が深まるかと思われましたが、ここ数日は少し足踏み。暖かな日が続きます。少し早く目が覚めた週末の朝、思い切っていつもの場所に出掛けてみます。 日の出を過ぎて周囲が明るくなり始めた、奥蓼科、御射鹿池。湖畔の木々も色付き始めています。 湖面に映る鱗雲と浅い青空。白樺に続き、落葉松の黄葉が始まっています。例年より1週間ほど、遅いでしょうか。 まだ浅い落葉松の黄葉と湖畔を彩る紅葉する木々。すっかり有名観光地になった御射鹿池ですが、朝方にはまだ訪れる方も少なく、水流の音が響く静かな時間が流れていきます。 日射しの差し込みが乏しい明け方の湖面は穏やか。鮮やかなツタウルシの赤い紅葉が湖面へ映り込みます。 御射鹿池は自然の湖ではなく、農業用ため池。このように下流側には堰堤が伸びています。堰堤越しに映り込むツタウルシの紅葉。八ヶ…
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ari0921 · 1 year
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我が国の未来を見通す(64)
『強靭な国家』を造る(1)
「少子高齢化問題がもたらすもの」(補足)
宗像久男(元陸将)
───────────────────────
□はじめに
 今回からメルマガ第4編を再開させていただきま
す。しばしの「充電期間」を頂いている間に、国内
外で様々なことが発生しました。個人的に最もショ
ックを受けたのは、何と言いましても、4月6日に
発生した沖縄・宮古島近海における陸上自衛隊第8
師団所属ヘリコプターの事故でした。
私自身は、若い時分に航空宇宙工学、なかでもヘリ
コプター工学に関心を持って学んだことや現役時代
にUH60の機種選定にも関わった経験があること
に加え、宮古島という現在の我が国防衛の最前線で
起きた事故であるとか、昔からよく知る師団長をは
じめ、「身の危険を顧みず」と誓って国防に人生を
捧げている10名の自衛官たちが事故に巻き込まれ
たことなどが重なって、言葉で言いつくせないほど
ショックを受け、ただただ残念無念で心が痛み、呆
然自失の状態の中で祈るばかりの日々が続いており
ました。
本メルマガが発刊される25日当日まで、行方不明
者の捜索や救出などがどれほど進展しているか不明
ですが、1日にも早く、本事故に遭遇した自衛官達
全員がご家族のもとに帰れることをひたすら祈って
おります。
▼第4編を取りまとめるにあたって
 
さて、頂いた読者反響の中に、本メルマガのデータ
について語っておられた方がおりました。遅ればせ
ながら御礼申し上げます。実は、本メルマガ『我が
国の未来を見通す』を発刊しようと決心した時、最
も悩んだのはメルマガの“スタイル”でした。その
時にヒントになったのが、『Numbers Do
n‘t Lie』(カナダ・マニトバ大学特別栄誉
教授バーツラフ・シュミル著)でした。本書は、サ
ブタイトルが「世界のリアルは『数字』でつかめ!」
となっているように、広範囲にわたるテーマを細部
までに“見える化”する手段として、信頼できる数
字とかデータを多用して解析しており、とても説得
力がありました。
この書籍の手法が私の好奇心に火をつけ、我が国の
未来についても、ただその傾向性や見通しなどを単
に文章で書き綴るだけでなく、可能な限り「数字」
を追ってみようと決意させました。
そうさせた背景には、日本人の多くが、時には国会
のような議論の中でさえも、「だれだれが言ってい
る」とか「マスコミが報道している」、そして最近
は「SNSで話題になっている」など、周りの意見
や考えに振り回され、それらをしっかり評価するこ
ともせずに、知らず知らずの間に自分の“知識”と
しているような傾向がある、と考えていたこともあ
りました。
最初の言い出しっぺ、つまり世間に流布される“意
見の源流”についても、よく調べてみると、その根
拠などをろくに分析しないまま、自分の主張とか思
想などに添った“観念論”を言い放っているだけに
すぎない場合が“ままある”こともわかりました。
そのような現状を打破するためにも、本メルマガで
掲げたテーマについては、可能な限りのデータを集
めることを心がけてみました。そうした所、“観念
論”で作り上げられた世間の“常識”とは違った事
実があったり、また違った見方ができることがたく
さんあることも発見しました。
一方、いかなる分野やテーマにおいても、著者が自
分の主張や意見に合った数字やデータを都合よく使
うこともよくあることから、数字やデータが正確な
ものかどうかについては、努めて違った視点のデー
タ等と比較検討するなどかなり時間をかけましたが、
その見極めは困難を極めました。
最近は、「チャットGPT」なるものが話題になっ
ていますが、使うデータの数や事例は人間では到底
及ばないことは明白としても、それらの数字やデー
タをいくら大量に収集したとしても、それらは「過
去のデータ」であることには間違いありません。い
くら丹念に集めて駆使したとしても、「未来」が正
確によめるかどうかについては異論があることでし
ょう。
現時点では、私は“懐疑派”の立場に立っています。
と言いますのは、世界の歴史を振り返ると、人類は
いつの時代も時に不合理とか不条理といえるような
判断を繰り返してきたからです。これから先も、A
Iがはじき出した「未来」とは別の「未来」を選択
する可能性は十分あると考えるのです。
「歴史はその時々の人間と国家が生き抜いてきた努
力の積み重ねであり、人間と国家の営みの大きな流
れである。大きな流れの中で戦争も生じれば平和も
生じる。その善悪を論じるべきものではない」と 
元外交官の岡崎久彦氏は「歴史」を振り返っていま
すが、時には国家の命運を左右する「戦争」のよう
な問題についてさえ、「人間と国家の営み」の中で
決断され、「歴史」を織りなしてきたのでした。
これから先、特に、日本の未来については、その時
々の日本人と日本という国家の努力と営みの中で創
り上げられることでしょう。一方、過去の歴史を振
り返れば、「歴史の繋がり」という点では、時代や
世代、あるいは日本の動きと世界の動き、つまり時
間軸・空間軸の両軸の繋がりは決して無視できない
ことも明白です。
「歴史に“if”は禁物」といわれますが、後から
振り返ると、「あの時こうしておれば」ということ
にしばしばで出くわします。しかし、「過去」はい
くら振り返ることはできても、時計の針を戻しても
う一度やり直すことはできません。
しかし、これから先の「未来」は違います。「現時
点の様々な判断が未来の歴史を創り出す」のです。
つまり、「より確からしい」「より明るい」「予想
される(あるいは想定外の)危機事態に対してより
的確に対処できる」などの「未来」は、現代に生き
る私たちが、過去の歴史に学び、様々な知恵を絞り、
議論を重ねつつ、完全ではなくとも、未来の日本人、
つまり後世の人達の選択肢を広げ、最適で合理的な
“営み”の中で未来の国家を創り上げることができ
るような“基盤”を整備することにかかっており、
このこと自体が今を生きる私たちの責任であると私
は考えます。
その中でも、「国家の生存そのものを失う可能性が
ある」、つまりその後の未来に繋がらないような、
致命的な選択肢の採用を回避できることこそが最優
先であると考えるのです。
本メルマガ『我が国も未来を見通す』は、これまで
「少子高齢化問題」「農業・食料問題」「気候変動
・エネルギー問題」を取り上げ、巷で述べられてい
るような観念論や理想論、さらには「多勢に無勢」
とか「長いものに巻かれろ」的な風潮にあえて棹を
指し、少数意見であってもより合理的で確からしい
と判断できたものについては、素人の勇気を振り絞
って取り上げてみました。
その結果、それぞれの「専門家」とか「権威」に対
して疑問を持つこともしばしばでした。例えば、気
候変動問題などは、大方の国際機関や大半の人類の
現状認識についてさえ疑問を持つこととなりました。
色々調べるうちに、国際連合のような国際機関であ
っても、ある目的を達成するためには、「反対意見
を封じる」ような“事実”があることもわかりまし
た。
こうなると、何が正しいのか、何を信じてよいか、
悩んでしまいますが、それぞれの問題に取り組んで
から1年余りの歳月が流れました。その経験を踏ま
えると、私たちが今、向かっているのは、本当に
「未来を明るくする道なのか」、あるいは「破滅」
とは言わないまでも、「未来に負の遺産をもたらす
道ではないのか」について、一度立ち止まって考え、
要すれば軌道修正する必要があるのではないかと考
えるに至っています。
さて、前置きが長くなりました。我が国の未来に立
ちはだかる「暗雲」は本メルマガで取り上げた3つ
の問題だけでないことも明白です。まず、現下の国
際社会や周辺情勢から厳しさを増しつつある「国防
問題」があります。これについては昨年末、「戦略
3文書」が策定され、十分かどうかはさておき、国
家として予想される事態に対する対処戦略は出来上
がりました。
もう一つは、近未来から将来にわたって発生するこ
とを覚悟しなければならない「天変地異」です。自
衛官であった経験から悲惨な被災現場を何度も目に
していることもあって、「天変地異に対する備えは
十分なのか」との疑問についても頭から離れません。
歴史的に災害大国であるとの我が国の特性を顧みず、
かつて「コンクリートから人へ」という、狂ってい
るとしか思えないような政策を掲げた民主党が政権
を担った時がありました。そのような時に、(誤解
をいとわずに表現すれば、“神様に見透かされたよ
うに”)なぜか大きな災害が発生するのも不思議で
す。
今年3月のある日、宮城県の仙台港の近くで仕事を
する機会がありました。仕事の合間に、岩手、宮城、
福島の3県の太平洋側にまたがる総延長400キロ
メートルに及ぶ防潮堤の上に立つ機会がありました。
今年は東日本大震災から13回忌にあたります。せ
っかくの機会と思い、遅ればせながら黙とうを捧げ
させて頂きましたが、その瞬間、「この防潮堤が東
日本大震災の前に完成しておれば、何人の人の命が
救われたことだろう」との思いが頭を駆け巡り、涙
が溢れてくることでした。
そして、東北地方の復興や備えがほぼ完成した今、
“30年以内に70%の確率で発生する”といわれ
る「南海トラフ」などへの備えを行なうべきとの思
いも沸き上がりましたが、そのような動きが依然と
して全く話題にならないことにも不思議さを感じて
います。
我が国は、伝統的に「将来に対する『備え』とか
『未然防止』が苦手である」との特性そろそろ気が
つく必要性があると考えます。そのような我が国の
本質的な欠点を含めて、これまで取り上げた5つの
「暗雲」に対していかに対処するかについては、個
別の対応のみならず、外してはならない「共通の要
素」があるような気がしてなりません。
第4編は、「『強靭な国家』を造る」と題して、こ
れらに対処するための「共通の要素」をあぶりだし、
その集大成として、未来に繋ぐ「国家のあり様」に
ついて不十分ながらも取りまとめてみたいと考えま
す。どうぞしばらくお付き合い下さい。
▼超高齢化社会がもたらす「介護」の現状と将来
 
さて、本メルマガ第1編「少子高齢化問題」につい
ては18回にわたり発刊し続けてから1年ほどの歳
月が流れました。最近、「異次元の少子化対策」と
の言葉が一人歩きしていますが、それらの是非につ
いては後述することにして、まず、第1編の発刊の
後に、私自身が発見したデータを紹介しつつ、第1
編を補足しておきたいと思います。超高齢化社会が
必ずもたらすものとしての「介護の問題」です。
歳をとるにつれ、要介護・要支援状態になる可能性
については説明を要しないと考えますが、現状のデ
ータからその比率や確率を知るとまさに驚愕します。
「要介護」の各段階を要約すれば次のように区分さ
れています。「要介護1」は「運動能力や認知能力
の低下により生活の中で一部介護が必要な状態」、
「要介護2」は「見守りや介助が必要な状態」、
「要介護3」は「ほぼすべての日常生活で介助が必
要な状態」で「要介護3」から特別養護老人ホーム
を利用できます。「要介護4」とは、「自力で立つ
・歩くなどの基本的動作が難しく、周りの人との意
思疎通も難しい状態」、「要介護5」は「1日中寝
たきり、意思疎通ができない状態」です。
厚生労働省の統計によると、令和4年1月末現在で
「要介護(要支援)」認定者数は、689.7万人、
そのうち、男性が218.9万人、女性が470.
9万人となっています。
平均寿命は、女性が男性に比して約6歳前後長くな
っていますが、健康寿命と平均寿命の差異という点
では、男性の約9年に比して女性は約12年と女性
の方が長くなっています。その差異がこの認定者数
にも表れていると言えるでしょう。
また、その内訳は、65歳以上が676.7万人で
すが、中でも80歳以上の受給者が517万人と全
体の約4分の3を占めています。また、「要介護3」
以上の受給者は237万人であり、全体の約3分の
1を占めています。
2020年度末の厚生労働省の資料に基づきもう少
し詳しくみてみましょう。「要介護」の「被保険者
に占める受給者の比率」を年代別にみますと、80
歳未満では、全体の12%ほどなのが、80歳から
85歳になると約27%と急増し、85歳以上90
歳未満では50%、90歳以上になると78%に増
加します。そのうち、90歳未満では、「要介護3」
以上は、各世代それぞれの「要介護」比率の3分の
1ほどですが、90歳以上になると約半数に増加し
ます。
私たちの認識を深めるために再度整理しておきまし
ょう。「要介護」に関しては、「80歳未満の高齢
者であればほとんど無視しうる水準ですが、80歳
以上になると約4分の1、85歳以上になると約半
数、90歳以上になると約8割の高齢者が『要介護』
になっている」のが現実です。そして、90歳以上
になると、3分の1を超える高齢者が「要介護3」、
つまり「ほぼすべての日常生活で介助が必要な状態」
になっているのです。
最近はまた、夫婦間の介護や老々介護なども話題に
なっていますが、「夫婦とも受給者にならない確率」
をチェックしてみると、さらに驚愕します。
80歳未満の夫婦が「要介護にならない確率」は7
7%で、ほぼ無視できる水準ですが、80歳以上8
5歳未満の夫婦の場合は、54%、85歳以上90
歳未満の夫婦は25%、90歳上の夫婦になるとわ
ずかに5%に減ってしまいます。そのうち、「要介
護3」については、90歳以上の夫婦の約4割のみ
が「要介護3にならない」とのデータもあります。
繰り返しますと、夫婦ともに長生きするのはおめで
たいことではありますが、夫婦とも「介護」に関係
ない生活ができる確率は、80歳を越えたあたりか
ら半数弱に減り、85歳を越えれば4分の1に減り、
90歳を越えるあたりで5%に激減します。つまり、
健康な日常生活を送れるのは、100組の夫婦のわ
ずかに5組のみという水準になるのです。
このように、高齢化に従い、夫婦のどちらか一方が
「要介護」になることは避けられない問題になりま
す。最近も「介護」が関連していると考えられる殺
人事件が発生しましたが、これらのデータを見る限
り、その背景がよく理解できるのではないでしょう
か。
「人生100年時代」といわれるように、平均寿命
が毎年のように伸び続け、2050年には、男性は
現在の約80歳から85歳に、女性は約87歳から
91歳に近づきます。最近、100歳以上の高齢者
が9万人を超えたことが話題になりましたが、20
50年頃には68万人になると見積もられています。
当然ながら、現時点では95歳以上、あるいは10
0歳以上に限定したデータはありませんが、現在の
「要介護」の実態をみる限り、「人生100年時代」
の到来を手放しで喜ぶことはできないようです。
これ以上の詳細は省略しますが、核戦争が現実のも
のになると言われた1960年代のフルシチョフが
語ったといわれる「核戦争の生存者は死者をうらや
むだろう」の言葉を引用して、野口悠紀雄氏は、自
書『2040年の日本』の中で「来るべき人生10
0年の時代に、長寿者は死者をうらやむだろうか」
と述べています。
「少子高齢化問題がもたらすもの」として、今回は
「介護」の問題を取り上げましたが、それだけでは
ないことも明白です。次回以降、「我が国の近未来」
について、特に「経済成長」予測などと絡めて「社
会保障の給付と負担」の増加などの問題についても
取り上げてみましょう。
(つづく)
(むなかた・ひさお)
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azakavrc · 4 months
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◆まだ書きかけ
彼……ISDF代表サリハの第一声はそれだった。
別の地区の見回りをしていた彼は仲間からの連絡を受け大慌てでここ、ウェストタウンの拠点に戻ってきた。
まるで戦場のような緊張感が拠点をぐるりと取り囲んでおり、サリハは軽く頭を抱えながら拠点内の応接室に入った。そこにいる来客……アルマ正教会教皇エルの姿を認め溜息混じりに吐き出した言葉がそれだ。
「お邪魔しております。……素敵なご挨拶ですね」
「生憎とお前のような御立派な暮らしなんて経験はないのでな。気に障るのならお引き取り願おう」
「いえ、ここだけの話……わたくしとて、畏まった対応ばかり受けるのは少々辟易しているのです。これは、内緒にしておいていただきたいのですが」
「……そうかい、じゃあ好きにさせてもらう」
「恐れ入ります」
「で、要件はなんだ?お前のようなヤツが茶を飲みにきただけということはあるまい?」
「此方のお茶は独特の風味でなかなか趣深い物で御座いますけれど」
コンコンっ
不意にノックの音がエルの言葉を遮り、
『お茶のおかわりをお持ちしました』
すぐ後を男声が追いかけてくる。
「アインスか。入れ」
「失礼します。……サリハさん、帰ってたンですね……って、ちょ、失礼ですって⁈」
茶器を乗せたおぼんを器用に片手で持ちながら扉を開けて男……アインスが入室する。
ソファに脚を組んで座るサリハの姿を見て目を白黒させている。
「寛大なお心でお許しいただけるそうだぞ」
「はい、構いません。アインス様もお座りくださいませ」
「俺もですか⁈……いや、俺はちょっと、まだ仕事がー……」
「なんだアインス。教皇様の頼みを無碍に断るのか?」
「アンタ絶対楽しんでるでしょ……」
「まぁまぁ。初対面というわけでもないのですから」
「その節は……まさか教皇様があんなところにいるとはつゆ知らず……とんだ無礼を……」
「おいおい教皇サマ。うちの部下をいじめないでやってくれないか」
「誰のせいですか誰の!」
「……うふふ……♪」
「……っとぁ、すみません……」
小さくなってサリハの横に座るアインス。相対する席で口元を隠し笑っていたエルが手を下ろす。その一動作だけで、室内の空気が変わった。
「……先日お送りさせて頂きました書状は、ご確認頂けておりましょうか」
「あぁ、スラムに教会を、とかいう例の件か。確かに拝読させてもらった」
https://discord.com/channels/1020297124434419722/1068114953753608262/1157536351915343923
「手の込んだ悪戯かとも思ったが、話をしたのがコイツで、確かに支援物資も資金も届いた。ご丁寧に教会の印章つきでな。信用しないわけにはいくまい」
「恐れ入ります」
「此方としては願ったり叶ったりではあるが……どういうつもりだ」
「……どう、とは?」
静かに圧を強めるサリハの言葉にもエルの態度は変わらない。ただ横で推移を見ているアインスだけが小さくなるばかりだ。
「あの書状を帝国ではなくこちらに寄越すということは、教会直々に我々の自治を認めたと捉えられかねん。まさかわからずにやったなどということはないだろう?」
「そうした方がよろしかったでしょうか?」
「当然、そうしていたらヤツらはこれ幸いとスラムの土地を接収しようとしただろう」
「然り。そのくらいの調査洞察は、この地を知らぬ……そうですね、“御立派な暮らし”のわたくし達とて可能です。なればこそ、地を知り人を知り、仁徳に満ちた英雄様にこそ打診を行うべきであると判断した次第に御座います」
「買い被り過ぎだが、信用には応えよう。お前ら教会が我々を裏切らないのであれば、我々が教会を裏切る事はない。誓おう……お前らの言う父なる神とやらは知らないが、俺の誇りに賭けて。こいつが証人だ」
急に指されてアインスは驚いて居住いを正す。
それを見てエルは微笑んで頷く。
「我々正教会は、人間が人間として正しく生きていく事をこそ肯定するものです。人は国に属するのではなく、国が人に属するのです。なればこそ、この地はあなた方の治める地。道理を通すべき相手はあなた方で間違いはないでしょう」
「そちらの意向はわかった。ならばここからは交渉の場だ。がっかりさせてくれるなよ」
「勿論。ご期待くださいませ」
若干緩んだ空気にアインスも内心でホッと胸を撫で下ろす。
「そうですね……まず、アインス様。この周辺の地図などありましょうか?」
「え?あ……はい、ちょっと待っててくださいっ」
急に声をかけられたアインスがバタバタと退席するのを見送り。
「此方から求める事は、
ひとつ、教会建設の為の土地の借用、
ひとつ、教会員の駐屯の許可、
ひとつ、教会管理下の隊商の通行、停泊の許可
それからもうひとつ……」
「もうひとつ?」
「建築した教会の管理者、指揮者として此方……ISDFから一名、任命して頂きたく思います」
「……ほう?」
「勿論、教会から補佐役として一名派遣を行いますが、基本的に建築した教会に付随する事物に関する采配の全権は、任命して頂いたその方に委任させていただきます」
「……お前は、自分が何を言っているのかわかっているのか?」
「はい。要するに……
教会建てる土地貸して
教会員が暮らすのを許して
ウチの隊商が通ったり休むのを許して
ついでに一人管理人役を出してくれ
です。そして、建屋の管理から搬入物資、人員、資金、土地活用に至る全権はその管理人役がやってくれ、とそういう要求です」
「……お前は、バカなのか?」
「はて?……あぁ、土地の借用費は搬入物資や資金から供出して頂くとして、教会員の生活費や隊商の消費した資源に関しては別途請求下さればご用意させて頂きます」
「そういう話ではない。……一体何を考えている?」
「何か問題がありましょうか?」
「これのどこが取引だというんだ。全く対等ではない……これでお前らは何を得る?我々を懐柔しようという腹か?」
「そうなれば僥倖では御座いますけれど、踏み台にされるだけでも此方としては十全。それ以上は“おまけ”のようなものです」
「……馬鹿げている」
「そうでしょうか。先程申し上げました通り我々正教会は、人間が人間として正しく生きていく事をこそ肯定するものです。そのために持てるものを捧げる。それこそが教会のあるべき姿です」
「…………」
沈黙が室内を満たす。
「……仕方ありませんね。此処だけの話としてお聞きくださいませ」
先に沈黙を破ったのは、エルだった。
そしてほぼ同時に。
 コンコンっ
「失礼します。すみません、お待たせしま……し、た……」
「ご苦労。座れ」
「はぃ」
入室したアインスが机に地図を置き再びサリハの隣に座る。
(サリハさん、なんか空気重くないですか……何があったンすか)
アインスが小声でサリハに問うもサリハは顎の動きだけでエルに話を促し答えない。
「……大戦により世界が被った被害……物質的にもそうですが、何より人心が負った傷は深く、目に見えぬ存在を信じる心を保てている方はそう多くはありません。されど、傷ついた心が救済を求めるのもまた必定。教会はそのような方に手を伸ばすのがその勤め……」
言葉を紡ぐエルも、それを受けるサリハも、仮面に隠れた顔から表情を窺う事はできない。
「現在の教会が持つ本質はその教えではなく、無国籍の人的ネットワークそのものです。実際に父なる神に信仰を持っている者は、騎士団を除けばごく僅かなのでしょう。わたくしもそれを理解した上で教会を指導する立場に就いております」
「……教皇様がそれ言っちゃうんですか……」
アインスが思わず溢した言葉にエルはゆっくりと頷き。
「事実を事実として受け止めぬほど愚かではないつもりです。されど、世の中は本音と建前を使い分ける事で安定して回るもの。それで救われるものがあるのならば、わたくしは、教会は喜んで嘯きましょう」
アインスは先日補給物資を運んできた隊商を思い出す。教会の印章を刻んだ一団ではあったが、確かにその言動は教会のものと言うよりは商人や輸送屋のそれであったように思う。
「教会の教えに一切の真もないなどと申し上げるつもりは勿論御座いません。どちらも実であり虚であり、結局のところ目指すのは人間の平和と繁栄……そこに尽きるのですから」
「ふん……なるほどな」
「ご理解頂けたようで幸いです」
「此方としてはスラムの奴らが平和に暮らせるならお前らがどんな意図であろうと変わりはないからな」
「十全です。では、話を進めましょう」
「ああ」
「まず、立地に関してですが……」
アインスが持ってきた地図を広げて眺め、
「規則としてそれなりに広めの土地が必要になりますので、相応の場を借り入れたく存じます」
「使っていない土地自体は沢山あるが……」
「有事の際に避難所や防波堤としての役割を担う務めが御座います故……」
「防波堤?」
「はい。街や避難所に賊や根源生物が侵入しないよう、この教会の土地で万全の体勢で迎撃を行えるよう配備できるようにと」
「却下だ」
「……戦力は此方から駐屯させるつもりですが」
「尚更だ。資源のみならず防衛までお前らに委ねるほど俺たちは落ちぶれちゃいない。客は客らしく安全な場所にいろ」
サリハが地図を叩いて示す場所はウェストタウンのはずれではあるものの根源生物が多く観測される砂漠側からは遠い位置だ。
「畏まりました。では此方の場所をお借り致します。近日中に現地視察に人を派遣致します」
「そうしてくれ」
その後も話は速やかに進み、とんとん拍子に取り決めがなされた。
実建築にかかる際の人手借り入れの報酬、教会の規定に伴うワークショップや隊商の巡回周期、砂漠の遭難者や非常事態に備えたビーコン設備の取り付け、有事の際の避難所や臨時病床としての開放規則などなど、話す事は多数あったがつつがなく話は進められ、
「……事前に決めておくのはこれくらいで御座いましょうか」
「先に話していた管理者の件だが」
「はい。建築が終わる頃までに決めて頂ければと思います。……既に候補を絞られていますか?」
「アインス」
「はい?」
「お前がやれ」
「」
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oniwastagram · 2 years
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📸北野天満宮“花の庭” / Kitanotenmangu Shrine Garden, Kyoto ② 続き。 ■紅梅殿別離の庭 梅苑・花の庭へと至る前、本殿の南西部~紅梅殿の前に広がる庭園が“紅梅殿別離の庭”。 北野天満宮の平成の境内整備にあわせて2015年に作庭されたもので、計画・設計は京都に本社を置く #空間創研 さん。これまで紹介した中では『梅小路公園 朱雀の庭』や『小倉城庭園』を手掛けている会社さん。 . 北野天満宮が所蔵する国宝『北野縁起絵巻』🗺の紅梅殿別離の段に描かれる、菅原道真の生家「紅梅殿」と中庭の屈曲した流れを再現した庭園で、奥の社殿をより映えさせている。 . ■御土居 御土居は豊臣秀吉が桃山時代の1591年(天正19年)に京を囲うように広範囲に築いた堤防/土塁。 北野天満宮の西部に残されたその一部の遺構に現在では約350本のもみじ🍁が植えられ、新緑や紅葉の時期に特別公開されます。 . 御土居の一角には茶室“梅交軒”が建ちます。北野大茶会の舞台となったこの地には他にも“明月舎”“松向軒”という茶室も残り、“松向軒”は細川忠興ゆかりの茶室で同名の茶室が『大徳寺 高桐院』にも残る🍵 . 最後に。一の鳥居から楼門までの参道で印象的なのは狛犬。これは竹内栖鳳の考案によるものなんだそう。昔の偉い人から近代の画家まで魅了する北野天満宮の現代の新しい庭園にも今後注目! . 京都・北野天満宮“花の庭”の紹介は☟ https://oniwa.garden/kitano-tenmangu-shrine/ ーーーーーーーー #japanesegarden #japanesegardens #kyotogarden #zengarden #beautifulkyoto #beautifuljapan #japanesearchitecture #japanarchitecture #japanarchitect #japandesign #jardinjaponais #jardinjapones #japanischergarten #jardimjapones #bonsai #kyotoshrine #庭園 #日本庭園 #京都庭園 #庭院 #庭园 #kyototrip #kyototravel #京都神社 #梅の名所 #京都梅 #学問の神様 #雪月花の三庭苑 #おにわさん (北野天満宮) https://www.instagram.com/p/CdZxJ5-PPmZ/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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keroxx-a-go-go · 3 years
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今津駅から甲子園浜まで散歩
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兵庫県西宮市にある阪神電鉄の今津駅からひたすら海へ向かいます。
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人気はありません…水門見えてきた。
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手前に見えるのが1800年代に今津港の安全を守るため酒造メーカーの大関が設置した灯台。
後ろで超デカイ水門を建設中、灯台は移転するようです。
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移転前に見れて良かったかも
しかし、曇天で爽やかさゼロ。
さらに歩いて甲子園浜へ向かいます。
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工業地帯にポツンと灯台
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両側とも砂浜だけど、海が一望できるわけではないので、川みたいな景色です。
橋を渡ります。
端っこまで行って瀬戸内海へ続く海が見たい…
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対岸へ来ました。
残念ながら防波堤工事のため通行止めで開けた海の景色は見れませんでした(;_;)
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足取り重く、また橋を渡って帰ります。
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今津駅へ戻る途中の酒蔵通りにある大関のお土産&カフェで休憩。
甘酒ソフトクリームうめぇ…神社も寄りたかったけど、日頃の運動不足でギブアップ。
ちなみに、夙川駅から香櫨園駅にかけて桜並木を抜けて御前浜公園の海岸へ出る綺麗なコースも1駅先にあります。
私はちょっと寂しい雰囲気が好きなので、今回は工業地帯の方へ来てしまいました。
次回はもう少し〈映える〉場所へ行って来ようと思います(^-^;
4 notes · View notes
hrs5758d · 3 years
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xf-2 · 5 years
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街が消えた。茶色く濁った水が一面に広がる光景に言葉を失った。東日本を縦断した台風19号の上陸から一夜明けた13日、取材ヘリで上空から長野県と栃木県に入った。千曲(ちくま)川の堤防が決壊した長野市穂保(ほやす)地区は、かろうじて建物の屋根や高層部が水面に顔を出す程度で、泥水につかっていた。千曲川の濁流の勢いは強く、日常を完全に流し去っていた。(北野裕子)
 千曲川に沿うようにして、街中を延びる北陸新幹線の線路の一部は、泥水の中に沈んでいた。
 付近にはJR東日本の「長野新幹線車両センター」がある。上空から確認できただけでも、少なくとも7本の新幹線が窓の下部あたりまで水につかっていた。少し離れた山側を走る、しなの鉄道北しなの線も途中から線路が見えなくなっていた。
 あふれ出た濁流は住宅や学校、コンビニエンスストアなど、人々の生活の拠点を容赦なくのみ込んだのだろう。店舗があったことは看板からうかがえるが、上空から見えるのはほぼ屋根だけだ。住宅のほとんどは1階部分が水没していた。
 目をこらすと、今にも沈みそうな住宅の2階で動く布のようなものが見えた。ベランダや窓から、取り残された住民らが救助を求めて必死に合図を出している。乳児を抱え、必死にタオルのようなものを振る女性の姿も見えた。
 自衛隊や警察のヘリが上空から救助にあたっていたほか、水没した場所でボートが泥水をかきわけ、住人らを運んでいた。
濁流はどこから流れ込んだのだろうか。堤防を目で追うと、70メートルほど決壊した所があった。濁流に削り取られたのか、堤防の一部で茶色い壁がむき出しに。川幅は大きく広がり、川沿いに生えた木が水流できしんでいた。
 一帯は一夜にして街の原形を失ったようだ。かろうじて被害を免れたであろう人々が道の所々で、沈んだ街を見つめて立ち尽くす姿が見えた。
 被害は広範囲に及び、長野県上田市では、千曲川にかかる上田電鉄別所線の赤い鉄橋の一部が濁流の中に崩れ落ちた。東御市でも、千曲川にかかる田中橋が崩落、亀裂が入った橋は半分が濁流に崩れ落ち、3人が行方不明のままだ。
 取材ヘリは続いて栃木上空に入った。市内を流れる秋山川の堤防が決壊し、多くの住宅が浸水した栃木県佐野市の様子を取材するためだ。上空に到達したのは13日午後3時半ごろだったが、住宅や水田が広がる一帯を埋め尽くした濁流は徐々に引きつつあり、地面が見える部分もあった。
 ただ、水が引いたことで、横転している車やコンビニエンスストアなどが泥だらけになった惨状があらわになっていた。水浸しの住宅街を住民らがまばらに歩く様子も見える。
 川は濁流ではあったが、水流の勢いは収まりつつあり、決壊した堤防付近では一部損傷した橋を補修するため、工事関係者らが土嚢(どのう)を積んだりして急ピッチで作業を進めていた。
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