Tumgik
#付き合うまではいかない方がオイシイ まったくめんどくさい人間
Text
pixivでcpタグ漁ってて幸せそ〜〜〜なお二人を見てると彼氏欲しくなっちゃうからもうやめて寝よう
2 notes · View notes
kennak · 10 months
Quote
Twitterで話題になっていたが、年収800万円は日本人女性の上位1%ということらしい。それについて様々な議論が交わされ大変興味深かったが、わが家は妻の年収をアテにして、夫(私)がキャリアダウンをし、家計運営をすることにした家庭であり、今年、妻の年収がちょうど800万円を超える想定である。私たち夫婦としては、「合理的に考えて、男性がリスクを負ってキャリアアップをするより、女性が収入を増やす方が容易であり、家計運営においても有効である」という考えの下、このような決断に至った。今日は日本型雇用を踏まえてなぜ女性の収入アップが有効なのかについて、わが家の見解と実体験を書いていきたいと思う。なお、はてな匿名ダイアリー初投稿のため、不備や読みづらさがあったら申し訳ありません。1.わが家の状況<10年前:夫のキャリアダウン前>夫:1200万円 28歳 コンサルとか広告代理店とかそんな感じ。ほぼ毎日終電(裁量労働制のため、残業代ナシ・・)妻:400万円 30歳 大手JTCの一般職・時短勤務<現在:夫のキャリアダウン後>夫:500万円 38歳 地銀とか地方公務員とか大企業の地方子会社とかそんな感じ妻:800万円 40歳 大手JTCで一般職が廃止され、強制的に総合職(管理職にならなければ転勤はないという条件付)<住まい>関東の郊外都心通勤圏でもあるが、都心に用事はないただ緑の多い郊外に住んでいます、という感じそうは言っても人気の地区に住んでおり、地価は順調に上昇中で子育て世帯が多い家は高級と言われるハウスメーカーの、さらにだいぶデカい家に住んでいる(笑)<家族構成>夫婦2人と子ども2人夫が転職により時間が余りに余ったため、小さいうちに勉強を仕込み、近隣にある私立小(高校まで一貫)に入学別に教育熱心ではなく、子どもは将来日東駒専以上に行けばバンザイというレベル現在は上の子が中学受験をしたいと言い始め、私立小に通いながら受験塾に通っている<資産状況>基本的に余裕がある1軒目の家のローンは早々に完済できた(夫の転職で退職金が入った。夫婦の会社の株価がリーマン以降に大幅に上がった等、地合に恵まれた)地価も上がったため、購入時の倍ほどの値段で家をウリ、同じ自治体内のタワマン⇒子の小学校近くに再建築と移動。夫が転職して収入が減ってからも、資産額が前年を下回ったことはない。日々家と会社の往復しかしていないため、お金を使う用事がほとんどなく、夫も妻も帰宅時間が読みやすいので、突発的な出費(シッターへの依頼や預かりがわりの習い事への預け)が不要。時間に余裕もあり自炊もできるので、出費は少ない方だと思う。お金を貯めたいとは思っていないが、自然にどんどん貯まっており、なぜかサラリーマン生涯賃金の半分くらい貯まっている。2.妻を主たる生計者にすることとした理由夫は20代で1000万円を超える稼ぎがあり、当時も正直言って資産に余裕はあった。しかし、20代でこれだけ稼いでいるということは、当然激務であり、帰宅は毎日23時を過ぎていた。仕事は非常に楽しく、周囲のレベルも高く、世の中を動かしている実感も大きかったため、戻れと言われれば今でも喜んで戻りたいとは思うが、どうしても仕事を続けたくない理由があった。それは「転勤」があることであった。夫のような大した学もウデもない人間が大企業に所属するためには、総合職として全世界への転勤を受け入れる必要がある。しかし、転勤をしてしまうと、妻のキャリアが中断してしまうこととなる。大変失礼な話だが、妻もこれといって学やウデがあるタイプではなく、一度退職した後、どこかに再就職することは難しいのではないかと考えた。(まして転勤者の妻なんて、いつ辞めるかわからないんだから定食につくのは難しい。)妻の会社には「配偶者の転勤で一旦退職しても復職できる制度」があったが、妻が「そんな図々しいことができない」と頑として拒否したため、わが家にとって転勤は大きなハードルであった。また、上の子が超超超がつくほどの人見知り。新しい環境が苦手。どこかに行ったら間違いなくイジメにあって不登校になりそうなタイプであり、この子を連れて全国を回るのは、子どもの人生が壊れてしまうというリスクがあると思った。(これは子どもが小さいうちならではの心配な気もしていたが、やはり根本的な人間の気性は変わらず今でも同じようなタイプなので、全世界転勤がある仕事は離れて良かったと、今も思う)わが家も、上の子が小さいうちに夫が転勤する機会があったが、上記の理由で単身赴任をし、その後東京の会社に転職し、さらにその後現在の会社に転職をした。さらに、例えば私が病気になり働けなくなった場合、家族の収入が一気にゼロになってしまう。親が若くしてガンになり、その後家族が崩壊⇒進路が大幅に制限された私にとっては、これも大きなリスクとして考えられた。つまり、夫一人で1500万円稼ぐことを目指すよりも、夫婦で1000万円稼ぐほうが転勤リスクもなく、また、片方が病気で倒れた時も家族が崩壊しづらい環境を作る方が、「家族というチーム」においては強いと思ったのである。3.女性の年収800万円という環境は達成可能なのか結論から言うと、この10年くらいはボーナスタイムであり、例えば男性が700万円⇒1000万円(+300万円)を目指すより、女性が500万円⇒800万円(同じく+300万円)を目指す方が容易だったと思っている。そして今後もしばらく、この流れは続くのではないだろうか。実際、鼻で笑われそうな学歴のうちの妻でも十分に達成できたのは、正直なところ時代が良かったからであると思う。前述の通り、妻の会社は一般職制度を廃止し、旧一般職を全員総合職に登用した。※大半は仕事内容がそのままで年収が増えた状況。簡単に800万円は稼げないが、これはこれでオイシイ状況になっている。わが家では夫婦で話し合った結果、これを収入増のチャンスと捉えた。わが家は夫ではなく、妻の収入増を目指したが、これには大きく3つの理由がある。(1)社会的に女性の昇進・昇格が求められているので、すなわち昇進・昇格しやすい(2)家庭があると、休みやすい・リモートしやすい(※コロナ禍以降)・男性よりも周囲が理解してくれやすい(3)残業したり、成果を出せると、女性というだけで評価が上がりやすい。下手に男性が昇格を目指すよりも、バフをつけやすいのである。会社としても元一般職女性の昇進は「ロールモデル化」しやすいので大歓迎。ゲタも積極的に履かせてくれる。社会に求められているのは、男性の出世ではなく、女性の出世なのである。実際に誰でも800万円の年収を達成できるかは不明であるが、例えば年収500万円の夫婦がいたとしたら、男性より女性の方が、圧倒的に年収800万円の到達はしやすいのではないかと思う。正直それくらい、世の中の女性へのハードルは低い。低いというと失礼に聞こえるかもしれないが、女性は家事育児の中心を担う存在・男性は仕事をすべき存在という前提は根強い。そのため、世の中の常識と逆のことをすると、大きなメリットを享受することができるのである。4.元一般職の立場(と夫の協力)で、昇進試験で最高の成果を出す妻の会社の総合職には昇進試験があり、妻が総合職になった2年目に受験のチャンスが回ってきた。試験の内容はグレードによって異なるが、現在、妻は既に以下の2つの受験が完了している。(1)テーマに合わせて自身の業務を絡めて記述する作文試験(���発勝負・2時間程度)(2)自身の業務改善提案をして生産性200%を達成するための考案+プレゼン試験(準備2か月以上・本番1時間程度)総合職に新卒入社した人たちは、およそ入社6年目・10年目頃に受けるのが一般的なようだが、元一般職の妻は入社9年目・13年目頃に受験をしていた。ちなみに同年代以上の女性たちは、これらの受験をことごとく断ったそうだ。理由は「一般職として入社したので総合職の試験を受けるのはおかしい(抗議?)」「そもそもキャリアアップするつもりがない」「内容が難しそう」ということだったそうである。受験内容と、同僚が受験しない旨の相談を受けた時、私はすぐに受験を薦めた。理由は「他に受験する人が少ないのであれば、受験さえすればそれだけでプラス評価が得やすいのではないか」「他の元一般職が受け始めると比較されてしまうので、いつか受ける可能性があるのであれば、早い方が良い」というものだ。作文試験もプレゼン試験も取り組んでみるとなかなか難しい内容であったものの、「一般職でこういった試験に取り組む姿勢」「元一般職にしては異常に高いクオリティ(夫が作文・業務改善・プレゼンの指導を全力で行ったため、対策は万全であった)」が評価され、非常に高い点数を取得できた。なお、妻が受けた翌年以降、元一般職の試験は年々厳しくなっているらしく、現在は普通に落ちたり、低得点(今後の昇格にあまり良い影響を与えない)人もいるらしいので、早めに受験する作戦は、それだけで大成功だったと言える。というか、うちの妻(と同じく、機を見るに敏だった優秀な女性たち)が、ハードルを上げた面もあるだろう。5.収入の低い夫が家庭に存在するために正直、妻の方が稼ぎもよく、リモートワークにも取り組みやすいため、家庭における私は実際のところ、必要ではない。そうなった時に夫が発揮できる価値はなにか。それは妻への徹底的なサポートである。夫婦で家事を分担したことがある人はわかると思うが、家事はその日の体調や気分によってムラが生じる。また、得意分野や苦手分野がある。例えばわが家の妻は、料理は大好きだが皿洗いは嫌いだ。また、生理が重く、生理中はあまり家事ができない。低収入の夫の価値は、ここで徹底的にフォローし、家庭運営を軌道に乗せることである。妻が料理をしている間に机の上を片付け・箸やお茶を出す・その間に風呂を沸かす準備をしたり・子どもの連絡帳や宿題のチェック・明日の準備の声掛けをする。妻は体力がなく食事が終わると早々に寝てしまうので、その後に中学受験の子どもの学習を見るのは私の仕事である。子どもが寝た21時半以降に、食後の片付け・翌日の米研ぎ・みそ汁の準備・肉の解凍等の下準備・お茶づくり・ルンバをかける・翌日のゴミ出し準備・下駄箱に靴をしまう・気になるところの掃除(日常レベル)や片付け・洗濯機を回す。ここまで家事をこなし、ようやく自分の時間となる。その後ジムに行って汗を流し、帰宅後風呂に入り、風呂掃除をするまでが私の仕事である。もちろん、毎日こんなに完璧にルーティンをこなせているワケではない。妻もよく掃除をするし、洗濯ものやゴミのまとめをすることもある。収入の低い人間(夫)のすることは、収入の高い人間(妻)の状況を把握し、その他の対応をこなすことで、家庭を円滑に回すことなのである。ちなみに、別に収入が多い妻が偉いとか、男性である夫が偉いとかはない。あくまで家庭というチームを経営する上で、細かいことをイチイチ気にせずに、双方の得意分野や知見を持ち寄っているに過ぎないのである。6.妻は楽しく仕事ができているのか妻は望んでもいない昇進をさせられているのではないかと思った方もいるかもしれない。よく妻の仕事の相談に乗るが、そこで出て来る話は「昇進試験で作文やプレゼンをした内容を実際に業務に活かせて面白い」「というか、私みたいな経歴でもここまで昇進できるなんてラッキー!」みたいなテンションである。とどのつまりラッキー。夫としては時流をとらえて上手にライフハックしているつもりであるが、妻としてはあまり深く考えず、ラッキー!権限が増えたら仕事もラクになったわー!くらいの感覚らしい。実際、妻の仕事は年間での繁忙期が非常に明確で、その時期は毎月多大な残業を強いられるが、ある程度昇進してからは、妻の意見が採用されて業務改善を進めやすくなったり、短期で派遣さんを雇ったりと、自分の仕事にも良い循環が果たせるようになったそうである。担当以外にも、新しい華やか系の仕事が入ってきた際には、まず妻に声がかかるそうである。色々と新しいことをやっており大変そうではあるが、グループ全社に配られる社内広報紙に載ったりと、正直うらやましい。一方夫はというと、仕事面に関してはほぼ捨てている。これまでの人生観と180度変わったような転職をしたから当たり前である。年収が下がったという意味でSNSでは圧倒的に地位が低い(笑)しかし、家が近いことと、ほぼ定時で帰れることは最高である。最近ではリモートできる職種が増えたのでうらやましい(夫はリモートができない)が、当時の自分が選ぶことができた選択肢の中では、もっとも良い選択ができたのではないかと思っている。現状金銭面では困っていないが、子どもも大きくなることで家庭運営は年々ラクになっているため、チャンスさえあればやりがいのある仕事に再度チャレンジしたいと考えてすらいる。7.そもそものスタート地点は「そんなに収入って必要?」ここまで妻の800万円への道筋や、そのために夫が大幅年収ダウンしたこと等について語ったが、「結局夫が大幅年収ダウンしているから、意味なくない?」と思った方もいるであろう。確かにその通りである。本来は夫が1200万円を稼いだまま、妻が800万円を稼いでこそ、こういった場所で偉そうに他人にアドバイスができるはずだ。しかし皆さんに問いたい。正直、収入ってそんなに必要ですか?わが家は転職した当初、世帯年収が1000万円を切ったこともあったが、生活には特に困らなかった。自分の幼少期を思い出してほしいが、みなさんそんなに子どもの頃って裕福だっただろうか。つい30年ほど前の日本は、東京で治安良く住める地区はごく一部・どこもタバコくさい・きれいなトイレがない・貧乏っぽい家にはバキュームカーが来ていた・マクドナルドがmade for youではなく作り置きだった等、正直、誰もが裕福な感じはしなかった。ところが今は、どこでもだいたい治安が良く、タバコの臭いを一切かがない日もある・イオンに行けばトイレはキレイ・子どもがモンクレールを着ていたり・カロリーなんぞないスタバに長蛇の列・車もこぞってアルファードという家庭が増えている気がしないだろうか。この30年で、日本人はものすごい贅沢になったと、個人的には思う。人によっては年収1000万円では全くたりないだろう。しかし、適切に支出をコントロールすれば、わが家のようなちょい贅沢的暮らしはできてしまうのである。家族全員でモンクレールを着て、ゲレンデを所有して、高級腕時計をつけて、都心に居住して、私立小に通って、食材は最低でも成城石井、外食はチェーンではないお店でしか食べないというのであれば、稼ぎは多いに越したことはないだろう。そのレベルに行きたいのであれば、そもそも「雇われの年収800万円」程度では全く足りない。自らリスクをとって、事業を起こすべきなのだ。6500字を超える記事をここまで読んでくださった方は、夫婦でサラリーマンをしながら、妻も年収800万円を超えたいなと思っている方だろう。そのレベル(=もちろん私も含まれているので、皆さんを下に見ているつもりはない)で良いのであれば、支出のコントロールを考えることが、ある意味最も大事なことである。8.まとめここまでの話をまとめると、・夫は転勤懸念があり、共働きを維持するためにキャリアダウンを受け入れた・妻は「女性活躍」の流れに先んじて乗り、キャリアアップがしやすかった・夫の家庭参画時間を増やし、妻に稼ぎを集中してもらっている・それでも夫婦で年収1000万円は軽く超え、郊外であれば圧倒的に余裕のある生活ができるとなる欧米のように真のトップクラスのみが転勤をし続けるような働き方ではないからこそ、私のようなレベルの人材でも手に入れられていた1000万円。要するにわが家では、かつての日本型雇用に守られた男性中心の働き方よりも、女性の地位向上の流れに乗った方がQOLは上がり、ウェルビーイングであり、人生設計も安心安全であると判断し、そして現状ではそれで上手く行っている、ということである。今後社会情勢がどのように変わるかによって、夫婦がとるべき策も変わってくるかもしれないが、幸いにもアラフォーにして、今後つつましく暮らしていける程度のお金は手にしているため、今後も現状のキャリアをのんびりこなしていくことも悪くない。もしくは、お金はあるので、本当にやりたい仕事に戻り、やりがいを追求しても良いだろう。いずれにしても、人生のどこかで時流を読み、そこに上手に乗れることで、学歴がなくとも女性の年収800万円は達成可能であり、持続可能であろうということが、少しでも伝わればと思う。
夫がキャリアダウンして妻の年収を800万円にした経緯と結果
2 notes · View notes
elle-p · 10 months
Text
Persona 3 Original Soundtrack disc 1 comments scan and transcription
Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media
L I N E R N O T E S
ペルソナ10周年の今年、私もアトラス社員として10周年を迎えました。ということは私のアトラス人生はペルソナとともに歩んできたと言っても過言ではなく、いや、過言だな、残念ながらペルソナ2では開発に関わらなかったのですが···、しかし10年前アトラスに入社、早々にペルソナの開発に放り込まれ2ヶ月間自宅に帰れないなどの苦労を重ねつつ、とても貴重な経験を積ませてもらい、多くの人に受け入れられているこのペルソナシリーズの開発に関われたことを誇りに思っています。
さて、今���のペルソナ3のサウンド、最も特徴的なのはボーカル曲が多い点ではないでしょうか?ボーカルに川村ゆみさん、MCにLotus Juiceさん、ベルベットルームの歌に小宮知子さん、英詞に田中怜子さん、テーマ曲の詞には弊社の小成雄&小森祥弘(英訳)と様々な人に支えられ、彼らのおかげで素晴らしい音楽が出来上がったと思います。これもペルソナ3のゲームコンセプトに近いのかな?
もちろんボーカル曲だけでなく全ての曲に全力を尽くしましたので、このサウンドトラックをじっくり聴いてゲームプレイを思い出しつつ余韻に浸っていただければ幸いです。
P R O F I L E
Meguro Shoji 目黒将司
1971年6月生まれ、1996年にアトラスに入社
「女神異聞録ペルソナ」
「デビルサマナーソウルハッカーズ」
「魔剣X」「魔剣」
「真女神転生3ノクターン」
「真女神転生3ノクターンマニアックス」
「デジタルデビルサーガアバタールチューナー1&2」
「デビルサマナー葛葉ライドウvs超力兵団」
「ペルソナ3」の音楽を担当
COMMENT DISC 1
01 - Burn My Dread
ペルソナ3のテーマ曲でもあるこの曲、かなりの難産でした。主人公達の青春の光と影というのでしょうか、そのコントラストをくっきり付けようというイメージで前半とサビがガラっと違う曲調にしました。作詞は弊社の小森ズにお願いして、この2人のおかげで味わい深い英詞に仕上がりました。
02 - 全ての人の魂の詩
ペルソナファンの方々にはお馴染みの「ベルベットルーム」の曲です。魂の詩は「たましいのうた」と読みます。曲名、実は10年前のサントラ化の時にアレンジ版で歌詞をつけて歌にしましょうと提案した時にシナリオ担当の里見さんが日本語詞のサンプルを作ってくれ、その中にあった一節を拝借したものです。この曲、私のアトラスでの初仕事の曲だったのですが、実は入社前 (研修中) に作った曲なのです。ということは著作権は私に帰属するのでは?(笑)
03 - はじまり
はじめ��学生寮に訪れた夜のシーンの曲。
04 - この不思議な感覚
開発内では「ブランデー片手にソファーに座る音楽」と揶揄されたこの曲、私は結構気に入ってます。変拍子でメロディもやや奇抜、ちょっと違ったアプローチを狙ったのですが、基本はジャズの楽器構成でありながらリズムを打ち込みの音色で固めてます。
05 - Want To Be Close
学校の1学期の曲。ペルソナ3のシナリオは結構暗いところも多いのですがせめて朝学校に行く時くらいはポジティブに感じられるような曲を、という気持ちで作った曲です。校内で長く滞在している時にウザく感じさせないようにしつつ曲のブツ切りを避けたかった理由から後半部分の抑えめになった所をずっとループさせてます。
06 - Troubled
シリアスな会話で使われる曲。ゲーム中の会話シーンではこの曲はかなりの頻度で使われてますね。
07 - Crisis
実は『Calamity』の緊迫シーンのBGMを先に作ったのですが、こちらは緊迫過ぎて限定的な場所でしか使用できなかったので、弱緊迫シーンとして使用できるようアレシジしたのがこの曲です。
08 - シャドウ
学生寮で初めて主人公がシャドウに襲われるシーンの曲。この曲 いかにもペルソナって感じの曲ですよね、初代の女神異聞録にも出てきそうな。イントロのオーケストラ調の曲からガラッと雰囲気を変えつつもピアノのクラシカルなメロディで曲調を引っ張っていってます。
09 - ペルソナ発動
『シャドウ』のアレンジ曲。ゆかりがシャドウに弾き飛ばされて主人公が引金を引く決意をする重要なシーンへの繋ぎでこの曲の肝であるピアノの象徴的な駆け上がりリフで締めています。
10 - 避けられぬ戦い
主人公の初めてのバトルの他にも物語上の重要な戦いで流れるこの曲、いかにも私が作ったという感じの曲ではないでしょうか?ドラムの音を生々しくし、ギターのバッキングはかなりタイトに録音しました。今作のギターバッキングは総じて厚みを持たそうと思い、この曲に関してはバッキングだけで同時に6本分のギターを多重録音しています。これをタイトに録音するには凄く正確に6回弾かなきゃならないので、難しい&疲れる!んです。
11 - やすらぎ
オープニングテーマや『Want To Be Close』のメロディを 使ったこの曲、出だし部分の女性ボイスはオープニングテーマの仮々歌 (仮歌の前のデモ) で入れていた声で サン プリングCDの「アー」という単音をボイスピッチチェンジのプラグインを使って歌わせた物です。今更ながらPCのプラ グインのテクノロジーには驚かされます。コンピュータ万歳!
12 - When The Moon's Reaching Out Stars
この曲、個人的に一番気に入ってる曲です。奇麗なメロディでポップに仕上がっていると思うのですが、メロディにちょっと一癖ある所が気に入ってるポイントなのかも知れません。普段は引っかか りのない流れの良いメロディを書くことが多いのですが、「you love came all over me」の部分など ちょっとメロディの流れを遮った感じでそこが自分の書くメロディとしては珍しいかなぁと思ってます。
13 - 巌戸台分寮
学生寮で流れる曲。曲中のMCはサンプリングCDから切って 貼って声質変えて、尺を調整して。サビのメロは狙ったのですが、 ちょっと古くさいかもしれませんね。
14 - The Voice Someone Calls
25時で流れる曲。実はこの曲、タルタロスで流す曲として作ったのですが、途中から25時のイベントで流すことに変更しました。タルタロスは6段階でだんだん曲調を変化させてますが、この曲も当初はその予定で5段階くらいまで作っていたのですが、一番オイシイ響きの4段階目を25時イベント曲として採用しました。
15 - tartarus_0d01
タルタロスの第一階層の曲。タルタロスの曲は1~6階層の6曲で構成されて、浅い階層ではシャドウの声が響き、登るにつれてニュクスの旋律が浮かび上がっていくイメージで作っています。1階層目はあの耳障りなノイズのリフがシャドウの声、なのかな?
16 - Mass Destruction
通常バトルの曲。って毎回の悩みどころなので開発終盤まで作らなかったのですが、ディレクター橋野の方からデバッグしてて何も流れないと辛いので仮でいいから何か入れてくれという要望でファンクの曲を適当に突っ込んでみたら意外にイイ!周りの反応も悪くないのでファンク寄りの曲で、かつもっとハードなニュアンスを加えようと思いこんな曲になりました。MCのLotus Juiceさんも素晴らしい!ラップの入った一連の曲はホントにLo-tusさんに助けられました。
17 - 戦いのあと
リザルトの曲。リザルトではシャッフルタイムがあったりペルソナのレベルアップがあったりとさまざまなシーケンスがあるのですが、初期の仕様ではそのつど曲を分けて作る予定でしたが実際実機に乗せてみると曲がパラパラと変わって非常に聞きづらい!ということもありこのリザルトの曲1曲でまとめることになりました。
18 - p3ct004_01
「桐条エレクトロニクスの提供で~」のアニメシーンでスピーカーから 流れる曲。ほんの数秒しか本編では流れませんが、実はこのくらいの尺まで作っていたんです。
19 - Deep Breath Deep Breath
作戦行動などのBGMで順平がやらかしちゃう時に使われる曲。リリックの意味もいかにもな感じ。これはLotus Juiceさんが現 場でわざわざ作ってくれたリリックで、実は作り終わるまでに15 分くらいしかかかってませんでした。スバラシイ!
20 - Master of Shadow
ボス戦の曲。実は開発初期段階でサウンドの一つの目玉としてタルタロス探索では情報支援ユニットから主人公のヘッドホンへ好きな曲を流せるようにしよう&バトルも曲にあわせたバトルバージョンを用意しで切り替えようなんで仕様がありました。用意する曲は10曲、つまりフィールド10曲バトル10曲合わせて20曲、自分で提案しておきながら無謀な曲数でした!やっぱり20曲なんてこの開発期間で出来るはずも 無く途中まで作っていたこのバトルを開発終盤になってアレンジを加えてボス戦にしました。ちなみにこの曲の対となっているフィールドの曲は『Deep Breath Deep Breath』です。bpmも調もこの2曲、同じなんですね~。
21 - ポロニアンモール
ショップの曲、『When The Moon's Reaching Out Stars』のアレンジです。川村ゆみさんのスキャット、カッコイイです···。
22 - tartarus_0d02
23 - 嫌な予感
学校登校時に会話で何かを示唆するようなちょっと雰囲気の違うときに流れる曲。開発終盤で学校登校時に生徒が深刻な会話をしてるのにいつもの明るい曲を流すのはマズいんじゃないか、ということになり急遽作られたこの曲、徹夜続きで異様に高いテンションの中、短時間で書いた記憶があります。
24 - Fearful Expiriance
怪しい雰囲気で流れる曲。
25 - Calamity
『Crisis』のさらに緊迫したバージョンの曲。魔剣Xでよく使っていたVirusというシンセサイザー、今回はプラグインバージョンのVirusIndigoに替えてみました。プラグインの方もなかなかで気に入っています。で、ハードウェアのVirusは某楽器店へドナドナされていきました···。
26 - 試驗中···
試験中で流れる曲。ここの曲はペルソナ3の中でもめずらしくフュージョン色の濃い曲だと思います。
27 - Adventured act:
我がまま言って1曲入れてもらいました。コンセプトは「本当にクラブでかかってそうな4つ打ちテクノ」です。一番初めのレインボー2000の頃、クラブミュージックが超イカシテいたころの感じを狙って作りました。曲名はクラブの名前の元となっているフランス語である「escapade」の英訳です。(宇田)
28 - Joy
開発初期にはコミュイベントはこの曲が流れっぱなしで、テスト段階とはいえなんだかハッピーすぎるコミュでしたが、最終的にはコミュ がレベルアップするイベントのときなど限定的な箇所でのみ流れるようにしました。こちらもサンプリングCDからボイスを切り出して、切って貼って切って貼って···。
29 - tartarus_0d03
30 - 深層心理
サントラの収録時にすっかり忘れていたこの曲。マスタリング前日に気付きました。ラブホテルのシーンで使われていますが、ゲーム的にこれマズいんじゃないですかね (笑)
31 - The Path is Open
入りがアヴェ • マリアに似ているこの曲、企画担当の木戸に普通にアヴェ • マリアと言われて気付きました···。パッドの音色はボイス系のものとサイン波に近いパッドの音とやや明るめのバッドの音の3つを重ねて太い音にしています。
32 - The Path Was Closed
ゲームオーバーの曲。ベルベットルームの一部をピアノで弾いてます。
2 notes · View notes
chaukachawan · 2 years
Text
愛を込めて
ゆるあです🐎
今の私はあまりにも奇跡そのものの瞬間にいるなと思います。上手くは表現できないけど、例えば、押し花みたくぎゅっと形を留めておきたくなるような。あるいは、温いミルクに溶かして飲み干したくなるような。
そんな尊い今を形作っているすべてが愛おしくて仕方無いんです。そう、例えばあなたのことも。
・握飯子
彼女の努力や考えたことのかなり多くを知っている自信があるけれど、そんな風に悩みながら食らいつき続ける彼女のように私はなりたかった。彼女が舞台上で輝く瞬間を皆が待っています
・杏仁アニー
この時期にこんなに仲良くなれるとは! 今回みたいな役は初めてなのに、見るたびどんどん自分のものにしていくから正直驚きだった。まだいけるのか、って。本番でもう一度驚かせていただけることを期待してます
・田中かほ
私。おばさまにだけはモテる自信がある
・君安飛那太
今回の役は適任だと思っているけどこれいっつも言ってるな。アイデアと気づかいと優しさの人、知らないところで実はとても助けられてる気がする。今日を晴れにしてくれたのも彼。
・坪井涼
たぶん一生分からないって言ってる。彼の考え方はあまりにも私と違うから、話を聞くたびに視野が広がるような気分。今の目標は私の中に彼を1人住まわせることかも。たくさんお世話になった、ありがとう。
・一宮仁
脱いだらすごいんですみたいなマッチョいるじゃないですか、彼はそれ。あ、比喩的なあれですけど。知れば知るほど面白い。ただし結局私が彼を筋肉だと思っていることに変わりはない。
・緒田舞里
あ~~めんこい。可愛い、じゃなくて北海道弁の「めんこい」。伝わるかなあ。だからなでこなでこしてしまう。なでなで、じゃなくて。うーんこれは難しいぞ。でも舞台上の彼女をみたら少しは伝わるんじゃないかしら。
・梅本潤
役者の彼は無駄遣いされてるくらいが好き。なんでだろう。舞監としての彼にはいつも無理ばかりお願いしてる気がする。なんやかんや出来てしまうからまたお願いしちゃう。勿体ない男だぜ。
・えどいん
大道具班員の彼がお気に入りなのに今公演ぜんぜん見なかったな残念。でも役者として、更には演出として、外でも活躍してるのも見てるのですごいなあと思っている。ビッグになって帰ってきてくれ。
・ε
最近彼をお兄ちゃんと呼びたくなってる。すぐに目が合って助けてくれたり遊んでくれる感じ、長女の私には新鮮。最近頼もしさが倍増くらいはしたと思う。素直にありがとうと言いたくなくなるのも彼らしさ。
・ふぉにゃ
たぶん今公演でいちばん役者になった人。いや、元から役者だったけどその使い方を知ったのかしら。まだとてつもなく恐ろしいものを隠し持ってる気がするので、びくびくしつつ早くそれを見たいとも思う。
・亜臨界橋本濃度
雑絡みできる先輩第2位。なぜかとてつもなく惜しいのがなんなら良いところ。今回の役もめちゃくちゃ苦労してた。けどきっとお客様にはかっこいい所だけを見てもらうのでしょう
・雑賀厚成
目に光を入れることを覚えたシドさんは最強。面白いところもかっこいいところも持ってる今回はもしかして1番オイシイのでは。それを全部わくわくして待って、にこにこして見てしまいます
・たぴおか太郎
彼女の目が好き。残念ながら私には読みきれないんだけど、深くて多くを語る目だなって思う。きっとその目がお客様にも何かとても大きなものを伝えてくれるのでしょう。
・岡崎仁美
初役者に苦戦しながらも、みんなにもみくちゃにされてぐんぐん可愛くなる彼女を私は見ていられなかった。舞台上に上がった彼女を直視できる自信が無い。これからも稽古場に可愛いを供給してくれ。
・水琴冬雪
実は第一印象「あ、苦手かも」だった。けどちゃんと筋通すし有能だし実力派なので今はなんなら尊敬してる。僕は君みたくはなれないや。末恐ろしい奴かもしれないと怯えてもいる。
・夕暮児
1つ1つへの集中力がものすごい。それが人を惹き付けるし、お客様の目を奪ってしまうのもそれだと思う。今公演期間中だけでも多分何度か脱皮してて、それが彼の強さであり個性であり面白いところ
・佐々木モモ
前からにこにこくっついて来てくれてたけど、最近特に可愛いと全私の中で評判。唯一絡むシーンではそんな可愛いモモちゃんを怒らせてしまうので胸が痛い。俺はお前の笑顔が好きだぜ
・中津川つくも
こんな大きな役は初めてで、だけどつくもさんが一緒に考えてくださるのがとても安心で心強くて。沢山のものを貰いました。あのシーンは、つくもさんと一緒だからきっととても良いものになる気がしています
・黍
わたしに価値をくれた人。大袈裟じゃなく。役者としても舞台としても、余りにも贅沢に関わらせて貰いました。それが私にとってしあわせであり誇りです。そんなあなたに何かを少しでも返せる私でありたい
・アリリ・オルタネイト
彼女は私を変態おじさんにしてしまう何かをもっています絶対。同性なのにセクハラ発言ばっかりしてる。ごめん。でもどうしてみんなが理性を保っていられるのか分からない程度には彼女は可愛い。
とてもとてもありがとう
・かけうどん
「この人おらんかったら舞台たってない」。
気づけばわたしは竹川さんなしで何も出来なくなってしまいましたどうしてくれるんですか
キリがないのでこの辺で。
こんな壮大なことを言ってしまえるくらいには私はしあわせです。
あなたも私のせいでしあわせになってしまいますように。
1 note · View note
likemachupichu · 2 years
Text
Tumblr media
今月はまじで長かった。一日一日の過ぎるスピードがナマケモノ並みだった。いや、カタツムリ並み?まぁ、何故かと聞かれたら待ちに待った泊まりの予定があったからですね。本当に待ち焦がれてた。でもまじで秒だったね。あんなに待ってたのに、こんな一瞬で終わんの?って感じ。それくらい充実してたって事なんだろうけど。ハプニングしか起こんなかったけどな!ハプニングとか逆にテンション上がっちゃうくらい大好きだからオールオッケーなんですけどね。ちょっとオイシイし。元太が晴れにしてくれたから代わりに不憫を舞い込んだのかもしれないね。それはそうと、まだバイバイしてから数日しか経ってないって信じられる?俺は信じられない。もう一年前くらいの出来事に感じるわ。ちゃんと覚えてるけどね?
まず、一日目!俺が引くほど緊張してた。ぜんっぜん顔見れないし目も合わせらんない。受け答え出来てただけめちゃくちゃ凄いと思う。でも昼ご飯がまーじで美味くて心の中では「うっま!!」って叫んでたんだけど、多分元太には伝わってなかったと思う。ちなみにミートボールが激うまだった。元太は「うっま!!」って声に出してたけどね?元太が美味そうに食べる度に俺ニッコニコになっちゃってたんだけど気付いてた?まぁ緊張し過ぎて表情筋死んでたと思うけど。写真もあんまり好きな方じゃないんだけど、横に大好きなキャラクターがいたらそりゃツーショットも欲しくなるよね?あれは撮り過ぎだけど。ポージングのセンスの無さには目を瞑ってください。プラネタリウムはまーじで綺麗だった…。良い声も相まって睡魔を呼び寄せるけど。終わった後にアロマに気付くっていう失態も忘れてください。集中してると他の情報遮断しちゃうから!その後散歩してイルミネーション見て、綺麗で圧巻されちゃってずーっとキョロキョロしてた気がする。多分見蕩れ過ぎて口開いてた。その後もなんかすっげーオシャレな所ですっげー美味いご飯をすっげーフッカフカなソファで食ったね。美味いし綺麗だしソファも気持ちいいしで「(一生ここに居れる…。)」って気持ちだった。いや勿論帰りましたけど。そんなこんなで一日目終了。ここ行って、次にここ行って…って俺のためにいっぱい考えてくれたのかなってすっげー幸せな気持ちだった。元太からの好意をちゃんと実感出来たっていうか、俺めちゃくちゃ愛されてんなって感じました。
そして二日目!ガッチガチにしていた緊張も解れつつ、早起きして僕達が向かった場所はなんと……ディズニー。うちのかっこいい元太くんがチケットを取ってくれたんですよね。イケメン!世界一!フー!駅から歩いて向かって行くにつれ、少しずつ見えてくる夢の国が「(本当に来たんだ…。)」っていう気持ちにさせてくれて、高揚感がやばかったね。あの時は「やっば!」しか言ってなかった。語彙力皆無。元太にも笑われてたし。無事に入園して、バッチリと誕生日のシールも胸に貼ってたくさんの方々に祝ってもらいました。たまたま会ったスティッチにも。夢の国最高。俺が乗りたかったアトラクションも全部乗ったし(俺、バズ下手過ぎない?)、お昼ご飯も可愛くて美味かったし(ちょっと食べるの可哀想だったけど)、夜に綺麗なパレードも見たし(あの時の俺らはまじでバカップルだった)。月も綺麗だったし(俺のてるてる坊主のおかげ?)、良い写真撮れたし(別のカップルの)。大満足。帰る時はやっぱり寂しかったけど…。また来ようねって言ってくれたから、後ろ髪を引かれながらも帰れました。俺優柔不断だから、次ここ行こうとかあれ乗ろうとか、元太が俺の事引っ張ってくれてまじで助かった。超スムーズだった。俺に委ねられたら2時間かかるからね。いやー…まーじで楽しかったなぁ…。時間あっという間だったもんなぁ…。で、次はシー??USJ??
三日目!最終日!まずは昼まで元太の家でダラダラして…。会う前から、「手料理がたべたい!」「オムライスたべたい!」って言ってたから作ったね。オムライス。ちゃんと前日に食材買って。でも元太の家には砂糖が無いんですよ。信じられます?「まって!あるはず!」って必死に探して出て来たのがスティックシュガー1本。「これしかなかった…。」って。笑っちゃったね。作ってる時もすっげー邪魔してくるし、待てが出来ない犬。缶詰開ける時も、「俺これの世界大会でたから!」って自信満々に言ってたくせに全然開かない。間違いなく初戦敗退でした。多分その前の国内大会も対戦相手全員棄権してる。まぁそんなこんなで出来たオムライス。「げんたってかいて!」ってケチャップ渡されて書いた。ハートで囲ってやりました。ケチャップで字書くのってムズいね…。俺の分にも「かいとってかいて!」って。…いや俺が自分で書くの?そこは元太が書いてくれるんじゃねーの?って思いながら描きました。自分のもハートで囲ったわ。「なんかかいとって字のほうがかわいくね…?」って文句言ってきたけど。それは俺も思った。いただきますして、元太が食って「うっま!!」って言って。本当かよ…って思って食ったら美味かった。最高の出来。スティックシュガー1本で正解だったかも。「たべたいけどたべたらなくなる…。」って言って、げんたのげの字の方だけ残して「夜にたべる…。」って。俺の残した分も合わせてケチャップで文字を付け足して「けイ」にして満足そうにしてたけど、ラップで文字潰れてました。流石に笑った。んで準備して、またウダウダしてたらもう15時。本来は13時に出る予定だったんだっけ?この日は俺の誕生日プレゼントを探しに行こうって言ってくれてたから色んなお店回って、ちゃんと決まって。どんなプレゼントかは…秘密にしておこうか。俺が好きだからって買ってくれたわらび餅もまーじで美味かった。今まで食べた中で一番。あれは元太も食った方がいい。そしてちょっと散歩して。このままずっと一緒に居られたらなぁとか思いながら?雨降っちゃってたから���人で相合傘しながら歩いて。一日目も三日目も、荷物を元太がずーっと持ってくれてかっこいい以外の何物でもなかったね。よっ!スパダリ!そしていよいよ別れの時が来るわけよ。いやー…まじで帰りたくなかった。こんなに別れが惜しくなるの初めてだったから戸惑っちゃったよね。何回泣きそうになった事か。永遠の別れでも無いのにね。またすぐ会おうねって言って本当にバイバイ。時間の流れあっという間過ぎ。どうにかして時間操れる能力ゲットしないかな。そしたらずっと一緒に居られるじゃんね。…って流石にこれは元太の事好き過ぎ?ちょっと一旦無かった事に。家に着いて、一気に現実が戻って来て、あれ俺本当にさっきまで元太に会ってた?って気持ちだったけどカメラロールにはたくさんの写真があったからなんとか実感を保てた。秒で会いたくなったけど。一人寂しく枕を濡らし��がら寝ました。
とまぁ、引くほど長くなって自分でもビビってるけどどんな感じ?俺はね、ずっとすっげー楽しかったよ。どれが一番?って聞かれたら全部って答えるくらい。元太と居るだけでもう超幸せなんだよね。俺、こんな幸せでいいのか!?って何回も思った。元太コロコロ表情変わるから見てて飽きないし?何食っても「せかいいちうまい!」って叫んでるし、朝に甘い物食って「もう今日はあまいものいいや…。」って言ってたのに夜になったら食ってるし(しかも寒い中アイス)、歩いてるだけで色んな食べ物に目移りするし…って食べ物の事ばっかじゃね?でも色々考えててくれて、色んな所に連れて行ってくれて、どこの時間切り取っても充実してたんじゃないかっていうくらい幸せだったし、元太の気持ちすっげー伝わってきた。悔しいけどかっこよかった。最終日はちょっとあれだったけど。まぁあれは俺もあれだったし…?楽しくなかったってわけじゃなくて、それも幸せだったし楽しかったって事ね!元太と居るだけで俺は楽しいし幸せなんだよ。何も気にする必要無し。ちょっと過ぎたけど、今回あった出来事全部が最高の誕生日プレゼントだったね。誘ってくれてありがとう。次も楽しみにしてんね。…ってあれ、これってデート日記だったっけ?
2 notes · View notes
tmknas-lunlun · 5 years
Text
Rise of the tmnt 110b 翻訳
Tumblr media
Al Be Back
👍🐻  <  i'll be back
crew の一人が放送前に “crazy fun episode” と呟いていた通り,どったんばったん楽しい回だった。
いつにも増して多い映画パロや,Tom Kenny 無双なんかも見どころ。
コスプレの元ネタ(キャラデザ)
ラフ:ソウル風。James Brown
ドン:エレクトロ風。Daft Punk の Guy-Manuel
レオ:グラムロック風。David Bowie 
マイキー:hip hop/ラップ風。LL Cool J
Tumblr media
音楽ジャンルは違うけどハットは Michael Jackson ぽい 
その他の要素として Barry White,音楽は 2k12 の Ice Cream Kitty song っぽいとか
最初 レオとラフの screencaps を見て「女装回?」などと早とちりした私をどうか許してください
コスプレ歌唱大会
“アルベルトの店”
:誕生日おめでと!
:「誕生日おめでとう!…ターニャ・メレンデズ(棒読み)」
「今日でやっと 6 と 1/2 歳だね,たくましく育ったね」
「いい子だなあ!…ターニャ・メレンデズ」
:起こしてくれてありがとう,坊や!
そんな君にプレゼントですよ~
ダンスマシーンの隠しコードは…
左,左,左,左… そして左だ!
エンジン全開 どけどけ~い
どうもハンサムさん いい身体してますねぇ
ボンジョ~ルノ 子どもだち!私のこと覚えます?
(:さあ誰が帰って来たでしょう)
:ンアッー!
:君たちどこ行くんだ?
野蛮な悪魔め(Traitorous fiend)
この使えないロボット達で何しようってんだ?
:”使えない” ですと?
我々を使えなくしたのは 人間の操作がヘタクソだったからです
(failed:機能不全の~ => failure:失敗,「我らの唯一の失敗は人間に “動かされる” ことだった」と言ってる)
さあ 貴方たち自身が新たな管理者となるのです
 いきますよ~!(pa-tooey)
見てくださいよ 熊のフレンズがいっぱい!
さぁ仲間を探しに行きましょう
♪ I Pagliacci(道化師)♪
:あーつまんね!
:下水道のニオイ並にひどいYO
(it belongs in the trash:これはごみ箱行きだ,の trash を下水道にしてる)
:息子たちよ…どうかこの通り!
わしも仲間に入れてくれ~
:お断りします(イケヴォ)
俺たちは型にハマった音楽は求めてないのでね,親父さん
Tumblr media
:なんでそんな喋り方してんだお前
Tumblr media
:ソウルに染まりたいなら ソウルになりきれってな
:(バンドから)金だけ巻き上げるマネージャーが必要になったら
(rob someone blind:人から金を奪い取る)
呼びますわ,ヨロシイ?
:はいはい わかりやしたよ
こうなりゃ別のファミリーバンドに入ってやる
:それじゃあ坊主ども 時間だ
(boogie down:〈米俗〉行く)
かわいこちゃんが俺たちを待ってる
(Our adoring public awaits)
アルベルトランドは俺たちが乗っ取るんだ
(:アルベルトランドにグランドオープンなんかさせねえ)
:イカしたコンサートでもやってやるか?
(sweet gig)
:某ジャスティン B. 氏を通じてオイシイ話を頂戴しよっかな~
-なんて考えちゃったりして~
(I may or may not have intercepted a little email addressed to a certain Justin B at yeah, comma that one dod com は?)
Tumblr media
:オレ様は先走りたくないんだが
(get ahead of myself)
オレ達の音楽ってニュータイプだろ?
宇宙空間で生まれた異質なスタイルって感じ?
(Outer space:大気圏外)
:そうだねぇ
このエレクトロ&ソウル&ラップ&グラムロック音楽はまったく新しい-
-予測不可能なものだ
(too good to quantify)
:ここを出た日にはYO
僕らの音楽が世界を変えちゃったりなんかしたりしてネ!
:んじゃあハモるぞ -勝利のために
(Harmonize for good luck)
:NOOOW
:WHAAAAOOH
:mmm DROP
:(ドン流ビートボックス)
:キマったぜ
:アルベルトランド,ぶっ飛ばしてやっから覚悟してろよぉ
:「お鬚のアルのイカチップス屋」から来たるは-
お鬚のアル,勇気ある海賊のキャプテン!
ようこそ
:アイアイサー 調理はお任せ!
(:Arr をタルタルソースに混ぜるお)
(“Arr” はステロタイプな海賊キャラが使う言葉 日本じゃ馴染みないだろうから変えた)
:バイユー・ベルト…お前のオクラはバカでかい!
(“your gumbo was jumbo” ライム)
(バイユー・ベルトはヒルビリーがモチーフ)
:ポーボーイにナマズ,ほいだら借金だで
(ポーボーイ:米ルイジアナ州の伝統料理で,サンドイッチのようなもの)
(Guarantee:保証人だけど…)
:そう…(困惑)
「ル・プティト・アルベ~ア」から来たるはシェフ・アルベ~ア
(Le petite:〔仏〕小さなかわいい子,イタリアなら「ラ・ペティット」)
:高級レストランに熊のアニマトロニクスなんて妙な組み合わせだ,なんて言われましたよ
:まあ,その通りなんですがね
セラヴィ…これが人生というものです
(C'est la vie:〔仏〕これが人生ってやつさ)
:そして最後,「オットー・ヴォン・ベルトのヴルストハウス」から来るは-
オットー・ヴォン・ベルト!
:シュトルーデルうんめぇぞ~
-それはまるでブリッツクリーグのような衝撃
(Blitzkrieg:〔独〕電撃戦)
:ベルト諸君に告ぐ
今日という日は 我ら美食家が立ち上がらねばならない日である
(:gourmet dough のように立ち上がり…)
もはや油でギッタギタにのされることはない
もはやスピーカーシステムに声を操られることもない
我がアルベルトランドの同志たちよ
我らの手でロボットを人間の手から解放してやるのだ!
(We shall liberate all robots, beginning with the legions of our brothers at albeartoland!)
:アイアイサー!
:借金してでも!
:ウンダバー!(独:ワンダフル)
:ロボットでいるのも今日でおしまいだ
:コンサート楽しみだけどよー
ここら辺アルベルト達がうろついてんだろ?
:それで?
:最後にヤツに会ったの覚えてるか?
パーティーをめちゃくちゃにしただろ
(:あの日はうまくことが運ばなかったよな)
:さあね
:キュートな熊ロボをサイコ・ロボに変えちゃったのはお前なんだぞ
(略:オレたちを倒そうとする)
ほんとに?
エイプリルそれでクビになったじゃん
ほんとに覚えてないわけ?
:僕がそんなことするわけないだろ
(:それって僕っぽくない/僕好みの話じゃないよね,知らない)
Tumblr media
:目覚めさせるぞ!
我々がこれまで受けてきた屈辱を
コイツら人間どもに教えてやるのです!
:借金してでも
:ウンダバー
:聞いたかYO お客さんマジ盛り上がってんぜ
:いい調子だぞ
本番はリラックスして挑むんだぞ,ベイビー
:人生を変えるかもしれない瞬間に立ち会う準備はできたか?
Tumblr media
:どうもアルベル…うわっ!
:やっぴー!(Woot:Woohoo 的な)
僕らへの熱い愛の叫びが聞こえるYO!
(Our first blood curdling shriek of love:僕らの初めてのとんでもない/狂気の愛の叫びだ)
:このロボットども オレ達のコンサートだめにしてんだぞ
:それにお客さんにも嫌がらせしてる
:どっちにせよオレ達のこと邪魔してんだろ
:とっちめるぞ
Tumblr media
いつもと違って 無邪気な 14歳 & 渋い 13歳
:はあ…チカレタ…
もっと効率よくできればいいんですが
あのメインコントロールさえ手に入れれば
一度に兄弟の魂を呼び起こすことができるかもしれん
:無辜の人たちを追いかけ回すことと-
Tumblr media Tumblr media
オレ達のコンサートを邪魔するのとは別の話だろうが
(it’s one thing to do, its another to do:Aするのと Bするのは別物だ)
:ボンジョ~ルノ
:ぶっこんじゃうよ~!
(Flinga Bunga,最初 Fing-a-B*ng に空耳した(ホ難))
:テメエら鮫の餌になる覚悟はできてっか~?
(walk the plank:船のマストから突き出した板を目隠しされて歩かされること)
ドン:mizzenmast!(【海事用語】ミズンマスト)
(★今回のドナテロ数学塾
ミズンマスト:3本以上のマストのある船で、船首から三番目のマスト )
Tumblr media
from here ( https://www.schoonersail.com/the-ship/schooner-sail-plan/ )
:アゥ~♪
そんなにソウルの音色が恋しいか?
(:誰かソウルパトロールを呼んだ?)
Tumblr media
:ジャンバラヤ食いたいけ~?
(ジャンバラヤ:米ルイジアナ州の伝統料理で,米を使ったケイジャン料理)
:おしっ ベルト一味は片付けたな
:そだけど ファンは皆行っちゃったYO
Tumblr media
:あっあそこ 見覚えあるような無いようなヤツがなんかしてる
(whats that vaguely familiar guy doing? 😭)
:同志を解放する邪魔はさせませんよ,絶対にね!
さぁスパイスかけて気分アゲアゲでいきますよ!
(Spice up:〔状況を〕より面白くする & スパイスを掛けて風味豊かにする)
 CAPTURED…戊辰戦争…EMURATED
:ガラクタめ せっかくの忍務成功を台無しにしやがって
(:僕らの gig を台無しにしてる)
:いずれ 我々と人間の立場を逆転させよう
人間を使用人,エンターテイナーとしてこき使ってやる
チップは一切払いませんぞ!
さぁ この厄介な亀どもを 切り刻んでやるのです!
(:問題はこいつら亀どものみ)
:あーもうコンサートがめちゃくちゃだYO
なんでこうなるの?
:オレ達 世界を変えたかったろ
んでオレ達のサウンドに酔いしれさせたかった
(Eclectic:折衷主義の)
:このままアイツらに好き勝手させるつもりか?
:いーや そんなの計画にないね
:諸君 聞きたまえ
このグルーヴを,君たち美しい熊ロボたちに捧げよう
始めたまえ
:覚悟しなベルト一味 君たちの回路をぐちゃぐちゃにしちゃうYO
:Oh YEAH
♪ 俺はただの操りロボットにはなりたくない
♪ 俺はクローンロボットとして生きてきた(?)
♪ 俺は目の肥えた天才 ソウルとは自由なもの…
イ゙ェ゙~~イ゙ェ゙~
:全員 脚あげな~
:こりゃ海の婆さんとキスするよりひでぇや
(Hag:〔俗〕ババア,婆さん)
:最期の時までオラたちは…
(映画 “Thelma and Louise”〔テルマとルイーズ〕パロ)
(ここの乗り物の名前がまた 😁)
一緒だから!
:おい 何が起こった?
:連中の心を搔き乱してやったのさ
:ベニエ!誰でぃ!オラの金ぇー
(ベニエ:米ルイジアナ州略で,穴の開いてないドーナツ)
おっ?このひっどい音楽のお陰で
まともに喋れるようになっとるやん!
これでやっとまともな人生を歩めるんやなって…
:これマジで効いてんな
:彼ら意外と平和的なんだね
:こりゃひどい!
何かドラマチックでワルな演説がしたいのに
ひどい音楽のせいで何も考えられん!
この亀ギャングめが
よくもまた私をダメにしてくれましたね
(u have bested - no worsted me yet again)
:やったYO!
:初演でこんなうまくいくなんてねぇ
:俺たちゃマッドドッグ(狂犬)!
:一生眠ってろ,アルベルトランド
Tumblr media
ラフ:ハラヘリ?
レオ:ピザいっとく?
ドン:アルベルトの店?
ミケ:借金してでも食べたい!
ーーーーーー
END
ーーーーーー
雰囲気的に眼鏡似合わなさそうな子が黒縁眼鏡をかけると,私はこの上ないほど大喜びします(ホーマーとか)
それは置いといて,ストック坊やは二度目の登場にして一言も喋らず 
あっそうだ(唐突)
第46回 アニー賞 三部門でノミネートおめでとうございます(here)
ノミネートするのも当たり前だよなあ?
14 notes · View notes
sylphy-bat · 5 years
Text
Superman/Batman: Supergirl
Public Enemiesの続編となるこの作品。(翻訳になるとは思って見なかった) これも実はアニメ化されていて、Superman/Batman: Apocalypseのタイトルで出ていますね。こちらは原作にもけっこう忠実、とても面白いので、機会があればぜひ手に取っていただきたい。
Tumblr media
原書ではこのSuperman/Batmanシリーズが2作品を一巻ずつにまとめて復刊中で、Public EnemiesとSupergirlの間の短編、Protegeという作品がある。
Tumblr media
スーパーマンとバットマンがロビンとスーパーボーイに依頼するあるミッション。Hiro Okumura (Public EnemiesでSuperBat Robotを作った男の子)を説得して、Hushで殺されたハロルドの後継者として働かせるというもの。スーパーボーイがスーパーマンに言えない、自分はルーサーのクローンでもある、という秘密や、ブルース、クラークの自分のサイドキックへのそれぞれの信頼、ティムとコナーの軽妙な掛け合いと「暴走」など短いながら面白い作品だ。これも考えてみれば、次のSupergirlのテーマである信頼とサイドキックの関係にも響いてくる。
さてSupergirlであるが、あらすじはこうだ。バットマンがPublic Enemiesのクリプトンの小惑星のかけらを回収中に、ゴッサム湾で、ロケットの残骸を発見する。その後謎の少女がゴッサムで目撃され、次々と事件を起こす。スーパーマンのような力を持つ彼女は、ただ自分の状況を認識できずにいた。そんな中、バットマンは彼女を捕まえ、調査をしてみるのだが...
前の作品、Public Enemiesがバットマン、スーパーマンの、対等な立場での篤い友情と信頼にフォーカスされているのに対し、今度のテーマは、スーパーガール、カーラの登場で養子、サイドキックの関係性にフォーカスされる。とすると触れたくなるのはトリニティそれぞれの「養子(?)」への考え方である。バットマン重視になってしまうが、そこはご容赦いただきたい。
バットマンの調査とスーパーマンの介入により、身元不明の少女はKara Zor-El、カル=エル、クラークのいとこであることが判明。自分の親戚どころか自分の故郷である星をも失い、宇宙でも孤独という運命を背負っていたクラークにとって、自分の親戚が見つかったことは何よりも嬉しいことだ。ただバットマンは容易に他人を信用することはなく、ましてや抑制できない強大な力を持った謎の、背景もわからないような彼女を簡単には受け入れることはない。ロケットの残骸に記されたクリプトン語の解釈をめぐって、彼らが交わす会話があるが、ブルースが「翻訳間違ってるんじゃないのか?」と疑っているのに対し、「人類にとって脅威でも恐怖でもなく、宝だ」とクラークは強調する。
スーパーマンは感情で、バットマンは理性、という対照的な二人はここでも描かれている。Public Enemiesでは実は逆で、バットマンが自分の両親を殺した犯人がメタロ(あくまでも彼が人間だったとき)かもしれないと知った時、バットマンがいつもの冷静さを失ったのだが、それを止めたのがスーパーマンである。その話は今回の作品でもバットマンがスーパーマンに言っているわけだが、彼は耳を貸さないのだ。
今回はここに三人目のプレイヤーが登場する。ワンダーウーマンである。ダイアナは、カーラの、まだ未熟な力のコントロールの仕方を脅威に思い、半ば強制的にThemysciraへ連れて行く。その世界から隔絶されたアマゾンの楽園で、アマゾンの女性戦士の間で、彼女を鍛えるわけである。スーパーマンはもちろん大反発。自分の親戚なのに他人に指図される言われはないし、カーラはアマゾンの女性たちなんかよりも強いんだから、こんなトレーニングに意味があるのか、とまで言う。ワンダーウーマンはワンダーウーマンで、力の使い方を知らない者は危険だ、そしてそのコントロールされていない力を狙う者は絶対いる、と警告し、バットマンもそれに賛成している。(まあ、確かにその警告は、後々当たることにはなるのだが) スーパーマンは父親のように、彼女を守りたいという気持ちが強すぎている感じがする。母親のように、厳しく、また愛をもって「育てようとする」ワンダーウーマン、そのどちらにもつかず、常に一歩引いて冷静な目で状況を判断しようとするバットマン。彼らそれぞれの立場、態度が全て正しいとも言えず、また完全に間違っているとは言えない。ただ、カーラの意志がここでは完全に無視され、本当に今の状態(強制連行の末のThemysciraでのトレーニング)が彼女のためなのか、という疑問点は残るし、彼女を逆に危険な立場に置いたのも事実なのかもしれない。カーラは、結局はダークサイドに狙われ、アマゾン戦士たちとトリニティの活躍も及ばず(バットマンに珍しいバトルアックスシーンも素晴らしいのだが)、アポカリプスへ誘拐されてしまう。彼ら三人に残された解決策は、もちろんアポカリプスへと乗り込むことだ。
カーラが誘拐された後にスーパーマンが勢いあまって、ジェイソンを救おうとしていたら、こういう会話はしていたのか?とバットマンに言ってしまう。私自身、これはバットマンに向かってそういう禁句を言ったこと自体、スーパーマンがかなり自制心を失っていると思う。面白いことに(?)、バットマンは孤児を引き取ってロビンとしてトレーニングし、自分のサイドキックとしているので、そういう「養子教育?」に関しては経験豊富でもある。バットマンが「本当の血の繋がった」家族を持たない代わりに、ロビンやバットガール等を受け入れ、バットファミリーを形成するわけだ。彼らの家族形態はイレギュラーとはいえ、結びつきは強い。ただ「家族」を持つことにより、危険が生じる。たぶんその一番の例がジェイソンと言えるだろう。バットマンの中でも最大の失敗の一つとして言われるA Death in the Family。ジェイソンを救おうとして救えなかった彼は今でもそのことを自分の責任としてとらえている。今回の作品の中の自身の語りで彼はたびたびジェイソンのことに触れている。Hushの事件が時期的に近かったからかもしれない。Hushの事件とは、無論ジェイソンとの戦い。確かにクレイフェイスではあったのだが(後のUnder the Red Hoodでは前半部分の戦いはどうやら本人だったことが明かされる)、ジェイソンが実際に生き返り、バットマンに対して一方的な恨みを抱えて戦うという状況は、バットマンにとってみれば辛い記憶が新しく蘇ってくるという状況である。バットマンにはジェイソンが生き返って欲しいという思いはずっとあり、また彼を愛していたことも事実である。Hushの事件はバットマンにとってみれば本当ではなかったとはいえ、彼には大きな傷を残したことは間違いない。
そう思ってしまうと逆に今回のスーパーマンとカーラの関係もまた、バットマンとジェイソンが辿る道の前触れにも思える。スーパーマンも唯一の親戚をダークサイドに奪われた上に洗脳された結果、彼女と戦わなければならなくなったのだから。ジェイソンは洗脳と言うよりは、Lazarus Pitのせいでもあるかもしれないのだが、全てがPitのせいとも考えられない。後にカーラがスーパーマンに、ダークサイドに洗脳されたのか、それともダークサイドが自分がもともと持っていた心の中の闇を引きずり出したのか、と問うシーンがある。これはジェイソンにも同じことが言えるのかもしれない。ジェイソンはロビン時代、バットマンの命令にも関わらず自分勝手に行動することもあり、バットマンが貫く不殺ポリシーは尊重はしていたものの、そのポリシーはヴィランから見れば弱さにしか映らないのでは、とも思っていた。特に生き返った後に、ジェイソンは自分を殺した(?)ジョーカーがまだ生きていることを知り、バットマンに対して、なぜ奴が生きているのか、と問い詰めるのである。ジェイソンは、ロビン時代とレッドフード時代で、人格が全く変わったとは言い切れず、レッドフードというアイデンティティはロビン時代のバットマンの束縛からの解放の姿、とも言えなくもない。カーラもまた、無限の力と過保護からの束縛から解放された自由を(一瞬でも)ダークサイドから与えられることで、スーパーマンといる間は望んでも叶えられなかった欲望を実現したとも言える。
スーパーマンはカーラと戦い、ワンダーウーマンはBardaとともにGranny Goodnessの下のFuriesと戦い、それでバットマンと言えばダークサイドと一対一(笑) なぜかバットマンは常にオイシイところを持っていく...彼はアポカリプスと引き換えにカーラをスーパーマンへ引き渡せ、というものすごい賭けに出たわけだが、バットマンの何者も寄せ付けぬ強固な意志に逆にダークサイドがやられた感もある。結局彼らはカーラを救うことに成功するわけだ。(もちろんもう一回ダークサイドの復讐があるが...)
闇は、誰しもある、と言うこともできるが、その闇は愛と揺るぎない信頼によって乗り越えることができる。スーパーマンのカーラへの心からの愛情はあるが、ワンダーウーマンの厳しさ、バットマンの冷静さはもちろん全てカーラのためを思ってのことである。バットマンが冒頭カーラに母親の名前を問うシーンがあり、カーラは覚えていないと突っぱねるが、最後にカーラはバットマンに母親の名前を教える。最後になって、バットマンはずっと彼女の孤独さを救おうとしていたのではないのか、と思うシーンだ。彼の表情も珍しく柔らかい。
スーパーマンにとってもバットマンにとっても今回のケースは感情的にもハードであった。彼らの考え方と過去の違いが、確かに何回かぶつかり合う。でもそれだからこそ、不可能と言われることをお互いやれるような信頼が生まれるのだろう。そしてバットマンがレッドフードに対面するとき...彼は何を思うのだろう。
1 note · View note
yabunirami · 5 years
Text
【15thAnniversary】vol 41 個人的福岡五大事件 後編
1990年代後半、アタシが出入りしていたNG社という婚礼撮影会社は東京に本社がありました。 それがどうした、てな話ですが、たしかに本社が東京にあろうが大阪にあろうが、そこはどうでもいい。 不可解なのは、当時アタシが居住していた、そして仕事を受注していた福岡には支社どころか事務所も何もなかったのです。 だから仕事の受注っつーか連絡はすべてFAXで行われていた。それでも会社の人間と一切リアル接触なしに、というのはマズいと思ったのか、月に一度、社長と社員ひとりが来福してミーティングをやっていたのです。 その場所ってのがスタジオでして、そりゃね、一応写真やビデオ撮影を生業にしてるんだからそこが「撮影スタジオ」なら何の不可解さもないですよ。 アタシが不可解だと思ったのは、そこが<音楽>スタジオだったからです。 無駄にドラムやPAの機材が並ぶ中、音楽とは何の関係もないミーティングが行われる。 口には出しませんでしたが、心の中では思いましたよ。 「コイツら全員、トンチキすぎるやろ」 とにかくこんなトンチキの連続で、とくに社長のトンチキぶりには手を焼いた。 本質的には悪人ではないのかもしれないけど、いくらなんでも周りを振り回しすぎで、結果として会社全体がいい加減かつトンチキになってるという。 これだけなら罪はないのですが、ある時非常に不可解な封書がNG社から送られてきた。普段の連絡は全部FAXなのに禍々しく封書なんて、これは絶対に何かあるに違いないとピンときた。 案の定、アタシたち出入りのカメラマンやビデオカメラマンにとって極めて不利になることが記されており、しかもすぐに同意した上で返信しろ、とある。 いくらなんでもこれはおかしい。アタシはすぐにNG社を紹介してもらったEに連絡した。 Eはすでに封書の中身を読んでおり憤慨していた。これはおかしすぎる、と。 こうなったら月イチのミーティングの時にトンチキ社長を問い詰めるしかない。もしラチが開かなければNG社と縁を切るしかないな、と。 ミーティングの日がやってきました。 NG社からは社長と社員ひとり。契約スタッフが計5、6名。もちろんアタシとEもいる。 はじめはいつもと変わらず、社長がどうでもいいことを喋る。んで「お前ら、せっかくみかん持ってきたんだから、食べろよ!」と、これまたどうでもいいことをせっついてくる。 焦ってもしょうがないとはいえ、なかなか本題に入らない。いやみかんとかどーでもいいんだよ!早く本題に入れ! やっと本題に入った。 しかし完全に社長のペースで話し合いは終わりそうになっていた。もちろんアタシもEも何度も質問した。しかしそれらにたいして社長は軽くいなそうとするばかりで、まともに答えようとすらしない。 おい、このままじゃ、終わってしまうぞ。どうするどうする? 突然、だった。Eが静かに喋り始めたと思った次の瞬間、激昂しだした。こんな馬鹿なことがありますか。ちゃんと答えてください!! さすがのトンチキ社長も焦りはじめた。「理路整然」と「激昂」するEに押され気味になり、あきらかに「マズい」という色が顔に浮かんできた。 アタシはふと、Eの顔を見た。激昂するEの顔を、です。 不思議なもので、共通点が多いからか、それとも同郷だからか、アタシはEを見てすぐにわかった。 あ、怒った芝居をしている、と。 誤解されては困るのですが、Eが社長というかNG社に怒っていたのは本当です。だけれども怒声の上げるのはあきらかに演技であり、つまり「ここは自分たちのために怒り狂った芝居をするべき」という考えに基づいた怒声、と言えばいいのか。 怒声だけでは足りないと思ったのか、Eは罵声を吐いて音楽スタジオから飛び出して行ったんです。 この時の空気たるや、凄かった。それでも社長は必死で気をとり直そうとしていた。けどここでまた社長がいつものペースに戻ってしまったら、Eの行動が台無しになってしまう。 今、この時、アタシに出来る行動といえば・・・、もうEの行動を「被せる」しかない! もしEだけで終われば、下手したらEがオカシナ人間で片付けられるかもしれない。だけれどももうひとり、同じ行動をする人間が現れたら、トンチキ社長はわからないにしても、契約スタッフには「やっぱり、この契約はおかしい」とわかってもらえるんじゃないか。 アタシは一瞬の隙を狙った。そして社長がペースを取り戻しかけたその瞬間「だからさっきのEくんの質問に何ひとつ答えてないじゃないですか!」と声を張り上げた。もちろん芝居���して。 攻めるのはここしかない。アタシは一気に捲し立てた。すると社長は顔面蒼白になり、完全に黙りこくってしまった。 アタシは良い頃合いを見計らって、Eと同じくスタジオを飛び出した。ああ、この後もうどうなっても知らんからな、と思いながら。 その後、アタシと合流したEは真っ先にアタシに侘びた。「とんでもないところを紹介してしまったみたいで・・・」 いやいや、どう考えても悪いのはEじゃない。トンチキ社長をはじめとするNG社全体だ。それにアンタはアタシをはじめとする契約スタッフ全員を守る行動に出てくれたじゃないか。 ・・・なんてことを口にしようと思ったけど、なかなか上手く言葉が出てこない。するとEは急に笑顔になって 「あなたなら僕と同じこと(つまり怒声を上げて退場する)をしてくれると思ってましたよ」 この件がアタシがEという男を信用する決定打になった。だってそれだけアタシのことを信用してくれたんだもん。こっちも信用しないなんて嘘ですよ。 とにもかくにも、いい加減でトンチキなNG社とはこれで縁が切れた。っつーことはアタシはまたS社だけになってしまったってことです。 S社もタイガイな会社だけど、こことは別に喧嘩したりはしなかったから。いやNG社とS社ではいい加減の方向性が違うな。NG社が喧嘩腰で支離滅裂な<いい加減>だとするなら、S社は無気力の権化っつーか、喧嘩するような気力なんてはじめからない、と言えばいいのかね。 ノストラダムスがやってこないまま2000年になりました。ミレニアム、なんて言われた年です。 この年のゴールデンウィーク、北部九州地方から山口県をまたいだ形で、世間を震撼させる事件が起きた。そう、あの「西鉄バスジャック事件」です。 西鉄バスジャック事件ともネオ麦茶事件とも呼ばれる事件は、世間を騒がせた事件の中で唯一「もしかしたらアタシが巻き込まれたかもしれない」事件です。 2000年5月4日、アタシはS社の仕事で佐賀県の鳥栖に出張に行っておりました。そして九州自動車道の鳥栖までクルマで送ってもらって、そこから高速バスで福岡まで戻る予定だったんです。 ところが撮影が押しに押し、おかげで福岡までクルマで送ってもらえることになった。 当初の終了予定時間から鑑みれば、バスジャックされた車両に乗っていた可能性が非常に高いわけで、撮影が押すという不測の事態が起こったためにアタシは命拾いした。まさにラッキーという以外ありません。 が、「本来乗る予定だったバス」の行方はかなり気になった。だからテレビにかじりついて事態を見守っていたし、当時、懐かしの「テレホーダイ(23時〜翌8時までインターネットが使い放題になるサービス。厳密にはこの説明は間違ってるけど、まあいいでショ)」に入ったばかりの時期で、眠い目を擦りながらネットで状況を確認していました。 実はこの時初めて、犯行予告があったとされる「2ちゃんねる」なる掲示板の存在を知った。といっても本格的に見始めるのは1年半後なのですが、なんというか、インターネットってのはこんなに臨場感があるものなのか、と感心したことを憶えています。 もうひとつ、ビックリしたのが事件解決の瞬間で、1997年に放送された「踊る大捜査線 歳末特別警戒スペシャル」で劇中使われた閃光弾(フラッシュバン・スタングレネードというらしい)が「実際の事件で」使われたことです。 今の感覚だとちょっとフシギなんだけど、放送から3年も経っていたにもかかわらず、2000年の時点でも「踊る大捜査線」は非常に新しいドラマでした。最後は陳腐化し切った末に終了しましたが、まァ、それはいい。 とにかくネオ麦茶は逮捕された。アタシはバスに乗らずに済んだ。んでピンピンしている。 しかしどの道、長く福岡に住むことはない、と感じ始めていました。バスジャック云々はまったく関係なく、この頃からカノジョと上手くいかなくなってきたからです。 ユメもチボーもなく福岡にやって来て、ユメもチボーもないことだけキープしながらトシだけ食った。これはもう関西に帰るしかないな、と。 ああ、こんなことならあのバスに乗りゃ良かったかな。いやいやいや、それはない。 関西へ帰ることを決めながら、福岡から去る数日前にアタシはケータイの機種変をしています。 さっきも書いたようにインターネットの魅力に取り憑かれていたんだけど、関西に帰ればそう簡単にインターネット環境を整えることは出来ない。ならばせめて、iモード対応端末を買って最低限のインターネット接続環境をキープしておこう、と。 アタシが買ったのは「N821i」っての。これら当時大人気機種だったN502iにPHS機能が付加された、いわゆる「ドッチーモ」ってヤツだったんですが、なんてサラッと書いてるけどPHSもドッチーモも説明がないとわからない時代なんでしょうな。 ま、テキトーにググってくださいませ。 アタシが最後にS社の仕事に入った時だったと思う。「同じ機種に変えました!」と嬉しそうに報告してくる女子がいた。 どーせここにいるS社関係の人間全員と縁が切れるんだ。あ、ふーん。そうなの。だから?と言いたかったけど、そんな状況にもかかわらず嫌われたくないアタシは「うわっ!そうなんだ!お揃いだね!」と上辺の言葉を吐きました。 かと言って好かれたいわけでもない。最終的にカノジョにフラれて関西に帰ることになったわけで、つまりはフリーなわけです。オイシイ話があれば無碍にする必要もない。 この娘、まァLとしますか、Lは純日本人でありながらハーフもしくはクォーターじゃないかと思うほどのガイコクジン顔をしていました。 と書くとものすごく美人みたいだけど、こう言っちゃ申し訳ないけど「ザンネンなガイコクジン娘」って感じでね。正直まるで魅力を感じなかった。いや性格は悪くないと思うけどさ。 福岡から離れたアタシは21世紀、つまり2001年に入った頃には何故か関西ではなく東京に居住していた。ま、転勤ってヤツです。 あれは2003年の初めだったか、S社での仕事で知り合い、その後も友人関係にあるRという男がいるのですが、このRがとんでもないことを言い出したのです。 「Lって覚えてますよね」 「ああ、ザンネンなガイコクジン顔の」 「そうです。実は彼女、佐賀銀行の頭取の娘らしいんですよ」 いきなりネタばらしをしますが、この情報はウソです。調べればわかりますが、2003年当時の頭取はこの時点で60歳を超えており、当時20代前半だった女の子の父親のわけがない。ま、決めつけるのは乱暴だけど、実際Lは頭取の娘ではなかった。 まさかLが佐賀銀行の頭取の娘なんて、とはじめは信じませんでした。しかし、詳しくは忘れたけど、Rが次々に補足情報を持ってくるようになり、もしかしたら本当なのかも、と思い始めたのです。 「L、カレシとかいるの?」 「今はいないみたいです」 「これ、もしかしたら逆玉の輿のチャンスじゃね?」 半分冗談というか9割以上冗談です。でももしそういうことになれば、そういうことになってもいい、くらいにはランクアップはしていたのも事実で。 そして2003年の年末、「佐賀銀行取り付け騒ぎ」が起こります。 「おい、L、大丈夫なの?」 「いや最近会ってないんでよくわからないです。今度会って聞いてみます」 「佐賀銀行の頭取の娘だろ?って?」 「でも聞かなきゃわかんないじゃないですか」 そりゃそうだけどさ。んで聞いたらしい。 結果は先に書いた通り。彼女は一笑に付したそうな。 「銀行を舞台とした、デマから端を発したパニック」と言えば「豊川信用金庫事件」が有名です。豊川信用金庫事件はまさにオイルショックの最中ですが、正直ここまで口コミの伝達が完璧だった事例もそうはないのではないでしょうか。何しろ女子高生の雑談がひとつの銀行を潰す寸前まで行ったんだからね。ま、いろいろ教材にさえなっているようですが、それもわかります。 それに比べると、同じ取り付け騒ぎになったとはいえ佐賀銀行取り付け騒ぎはそれほど話題にならなかった。単に<事件>として見ればスケールが小さかったってことになってしまう。 だけれどもさ、もうこの頃には福岡を離れて3年も経ってたんですよ。なのに、まだ福岡関���の事件がアタシに絡んでくるってのはもう、憑かれているとしか思えない。 最初が最初なら、終わってるはずなのにまだ終わらない。とにかくアタシにとって福岡とはそーゆー街なのでありまして。 (初稿 2014年11月01日更新「フシギな街・フクオカ」、2015年10月2日更新「西鉄バスジャック事件を読み解かない」、2017年3月31日更新「豊川信用金庫事件と佐賀銀行取り付け騒ぎを読み解かない」、2017年7月16日更新「東芝クレーマー事件を読み解かない」、 2018年1月16〜18日更新「高架下暮らしに花束を」、2018年2月20日〜3月5日更新「変人に花束を」、2018年6月8〜10日更新「変人に花束を 番外編 BvsYS」他・改稿 2019年4月1、2日)
1 note · View note
Text
2009/07/22 SEEDA ”SEEDA” Interview
お待たせしました!引退宣言後もシーンの話題を独占している感のあるSEEDAのロング・インタビューをついに公開!引退宣言直前に敢行された取材だが、引退宣言の裏に隠れる彼の本音(?)を垣間みることの出来る興味深い内容になっている。
「僕的には、少数精鋭で小回りが利く展開じゃないと時代に付いていけないと思ってて、(メジャーでは)そういった自分のやりたい形では中々出来ないんですよね。自分は曲を録ってから出来るだけ短い時間で出したいんですけど、大きい会社になるとそれが無理なんですよ。そういうことを考えると自主で出すのが一番時代に対応できるかな、って」
 SEEDAが自身のブログで引退を発表したとき、筆者は一般のリスナーとはまた違う意味で驚いた。と、言うのも、実は以下のインタビューは引退を発表するほんの数日前に収録されたものであり、インタビュー時にはブログで告知されているように、SMITH CN(ESSENTIAL)、4WDのアルバム制作に関わる時期はラップから遠ざかるという発言こそあったものの、引退という2文字は一切出て来なかった(もちろん、直接の関係者以外誰にも伝えていなかったからだが)。それどころか、インタビューでは彼が今現在ラップにかける意欲の強さや前向きな姿勢が発言の随所に表われていたし、何より発言を訊くまでもなくそれは今作「SEEDA」の挑戦的に新たなスタイルに取り組んでいる姿勢からも強く感じ取ることが出来たからだ。果たしてSEEDAが筆者に語った発言、そしてその際の熱い語り口はウソだったのか……?筆者にはとてもそうは信じられないのだが、真実はSEEDAしか知らないことだ。
 あくまでこちらの諸事情で本インタビューの公開が遅れてしまったのだが、逆にリリース直後の引退宣言や、GUINNESSとのビーフなどの騒動が落ち着いたこのタイミングでこのインタビューを読むと、彼の引退宣言に対する各リスナーの解釈もまた違ってきて、それはそれで面白いかな、と思い、敢えて追加質問はSEEDAに訊かないで、元のインタビュー発言のままお送りしようと思う。(インタビュー収録時期は5月後半なので、当然GUINNESSとのビーフにも触れていないので悪しからず。まあ、彼のアンサー曲やブログでのコメントが全てを語っているとも思うので) インタビュー:伊藤雄介(Amebreak)
■先日ブログで公開していた曲“SEEDA”は何用の曲なの? 「恐らくCDなんですけど、6月にマキシ・シングルを出す予定です。オリジナル・ヴァージョンとリミックスの計3曲入りで、リミックスにはフィーチャリングで歌詞に力とソウルを持ってるラッパーとシンガーにひとりずつ参加してもらおうと思ってます(注:現時点でこのシングルのリリース日は未定になったとのこと)」
■アルバムをリリースした直後に未収録曲のシングルをリリースするというのは一般的には異例なことだと思うけど、どういう意図が? 「このシングルの歌詞は、アルバムからは漏れたんだけど、自分でどうしても使いたかった歌詞で、どうしても出したかったんですよね。(内容的にアルバムに合わなかった曲のリリックの)端々を集めてきてるって感じですね」
■この曲に限らず、今回のアルバムが出るまでに“DEAR JAPAN”や“GOD BLESS YOU KID”をリークしてたけど、アメリカやヨーロッパでは一般的でも日本ではまだそうでもないこのようなやり方を通してSEEDA君が得たかった効果とはどんなものだったの?
「より多くの人により早く伝えられるっていう、至ってシンプルなことで。それ以上は望んでないです。真面目な意見で言えばポッドキャストみたいなものってもう時代遅れだと思うんですよ。今はその日に思ったことやその日の情報がその日の内にチェックできるっていう時代にどんどんなってきてると思うんで、そのニーズに合わせるならこの方法しかない。みんなは音楽がタダになってメシが食えなくって怖いと思ってるかもしれないけど、僕は10年ぐらい(音楽で)食えずにやってたわけで、そういう意味では食えなくても音楽やってきたから怖くないっていうのがあるのかもしれない」
■じゃあ、プロモーション的な意図はそんなにはなかった? 「いや、ニーズに応えるということがプロモーションになると思ってましたね。逆にニーズから外れてるのに過剰に展開するのは違うな、とも思ってました。“TERIYAKI BEEF”にしても、最初は"SERIOUS JAPANESE"を聴いてカチンと来たんだけど、その次の瞬間には『あ、オイシイ、コレ』みたいな(笑)。全部そういう感じですね、時の流れを感じて形に変えるというか」
■前作「HEAVEN」時のインタビューでは、次作は「街風」と同じようなリリース体制で臨むといったような発言をしていたと思うんだけど、結果的には「HEAVEN」と同じ、自主リリースだよね。「HEAVEN」からの1年間でこの部分に関してどのような心境の変化があった? 「単純に音楽業界の流れが変わってCDが売れなくなって、皆がやるべきことが明確になってない時期だと思うんですよ。僕的には、少数精鋭で小回りが利く展開じゃないと時代に付いていけないと思ってて、そういった自分のやりたい形では中々出来ないんですよね。自分は曲を録ってから出来るだけ短い時間で出したいんですけど、大きい会社になるとそれが無理なんですよ。そういうことを考えると自主で出すのが一番時代に対応できるかな、って」
■SEEDA君にふたつ目指す目標があるとするなら、ひとつは自分の活動の自由さということと、もうひとつはそれこそオリコン1位を狙いたいというようなことも以前インタビューで言ってて。でも、後者に関してはインディでやることによって若干遠のいてしまうのは否めないと思うんだけど。 「あー、まあ、悔しいけどしょうがないですね。多分、僕が30億円持ってたら(1位)取れるっすね(笑)。それよりもFUCK JASRACですよ。違法ダウンロード取り締まれないくせに200〜300万はとられましたよ。腐った中間職が多すぎる」
■「作った曲をなるべく早く出したい」という発言はすごく納得が出来て、今作のリリース体制の話からも象徴されるように、SEEDA君の考えは短期間で結構大きく変わっていくよね?心変わりが早いという言い方もあるかもしれないけど、それは一方では短いスパンで学んで成長していくということでもあると思う。でも、だからこそSEEDA君みたいに1年に1枚ペースでアルバムを作っていくことに意味があると思うんだ。「その時々の自分の思考の記録」みたいなものを自分のアルバムに刻み込んでおきたいという思いはある? 「それは120%そんな感じっぽいです。ずっとそうっぽいですね。最初の頃は表現力がまだ乏しかったと思うんですけど、そういう気持ちはずっとありますね。今生きてる時代を曲に閉じ込めるというのが自分の歌詞の一番のポイントだと思いますね」
■この点はSEEDA君の音楽を考える上ですごく重要だと思うんだ。考え方が一貫してて変わらない人がSEEDA君のペースでアルバム出しても、聴き手側からすると絶対つまんないと思うんだよね。SEEDA君のアルバムは毎作賛否を呼んでいるような気がするけど、一枚毎に変わっていくからこその面白さをなんで否定的な人は分からないんだろう?っていつも思ってて。 「……大丈夫っす。ゴッホも死んでから評価されたし」
■なんでそんなに悲観的になるのよ(笑)。 「いや、音楽に対しては最初の10年間食えてなかったし、どう転んだって自分は自分の音楽に自信があるし、楽しいし、それ以上のものは別にそんなに望まない」
■なるようになれ、というか。 「コレで食えていけなくなったら音楽は趣味でやるけど、すぐ別の仕事やると思いますよ」
■今回のアルバムに限らず、アルバム一枚作る際、作っていくうちに方向性が生まれるのか、最初から方向性が明確なのか、どっちなのかな? 「作っていくうちに、ですね。いつも最初にヴィジョンはあるんですけど、最終的にそのヴィジョン通りになったことは一度もないですね」
■じゃあ、今作に関しては最初はどういう内容にしようと思ってたの? 「……あ、でも今作に関しては最初からこういうアルバムにしようと思ってたかもしれないですね。『HEAVEN』の制作が終わった後にBACHLOGIC(以下BL)君とした会話がひたすら影響してると思いますね。会話はただの音楽に関する世間話とかで」
■そういった会話を通してBL君と共感できた要素が今作に反映されてるということ? 「共感したものがあったとしたら、2008年までの流れを変えるものを作ろうと思いましたね。とりあえずニュー・スタイルを出すということを心がけましたね」
■こないだあるアルバムを聴いてたら出て来るラッパーがことごとくSEEDA君のラップにそっくりになってて思わず笑っちゃったんだけど、自分のスタイルが他のラッパーに相当模倣されてるということに関してはどう思う? 「そういう人の話しはしたくないッス。まだ練習中なんじゃないでしょうか?CDが誰でも出せることにも問題があるのかもしれないッスね。評価対象外ですね。SCARSは同じスタイルの人はひとりもいないし、昔からの人で言うと雷の人たちだってみんな違うじゃないですか」
■ただ、SEEDAフォロワーが出るというのはアメリカでターニング・ポイントとなる人が登場した後フォロワーが大量に出て来るのと同じなのかな、と思ったりもするけどね。 「それはそうだと思うんですけど、(トレンドが)一カ���に行き過ぎだと思うんですよね。キャラクターだけで言ったら『さんピンCAMP』の頃が一番みんな分かれてましたよね。今の日本のラップはラップの種類が減りましたね」
■アメリカもマネしてる人は多いけど、スタイルの種類自体は日本語ラップよりはるかに多いもんね。 「一番大事なのは、EGUOのラップを引用すると『影響されても左右はされない』ってヤツじゃないですか。みんな決まったことだけ意識しないことなんじゃないですかね。僕はぶっちゃけ特定の誰かになりたいって意識したことなんてないし。ham-Rとか、S.L.A.C.K.とか、SKY BEATZ、MoNDoHとか20台前半の子は結構気付いてると思うんですよね」
■SEEDA君自身が以前から語っていたように、今回は今までのSEEDA君の作品と比べるとかなり明るい作品だよね。こういう内容にしたのはSEEDA君の気分的なものが大きいのか、昨今の世の中が暗いからこういう内容にしようと意識したのか、どちらなのかな? 「両方ですね。『HEAVEN』をリリースした後、都会に疲れてどこかリラックスできるところに行きたいという気持ちも自分の中にありましたし、だんだん世の中不況になってきてそっちもウゼェな、っていう(笑)。しかも、みんな哀愁系のアルバム出すし、クラブ行ってもみんな暗いし」
■「HEAVEN」でみんなエモーショナルなラップ・スタイルに影響を受けたかもしれないけど、それがダウナーな方にばっか行ってる気はするよね。エモーショナルってそういうことだけじゃないんだけど(笑)。 「『HEAVEN』を作った後、20台後半の自分がこれ以上この路線で行くのは老け込みすぎだな、って思ったんですよね。今の方向性にはBL君が同調してくれったていうのもデカイですね」
■確かにBL君もNORIKIYOの「OUTLET BLUES」で新機軸を打ち出して、今回のSEEDA君のアルバムもその延長線上にあるサウンドになっているよね。 「これは賛否あるとは思うんですけど、『サンプリングの流れを一旦断ち切ろう』って言ってましたね。だから、このアルバムはサンプリングで始まる曲はNGになったんですよ。『サンプリングNG』という条件以外にもBL君と決めた基準がいろいろあって、今回はその基準にひとつでも達しないトラックはどんなに良くても全部ボツにしました」
■他の条件とは? 「『哀愁系、泣き系じゃない』『ラップをジャスト(オンビート)以外でラップするのは禁止』」
■ジャスト以外でラップするのを禁止にしたのは何故? 「流行ってないから。BL君の話では日本以外の国ではみんなジャストでラップするのが流行ってて、ずらしすぎるのはいまの時代のスタイルではないっていってましたね。一概には言えないと思いますけど。JUELZ SANTANA も好きだし。でも、彼も昔ほどはずらしていない。」
■BL君はシビアだね。でも、今作はSEEDA君のアルバムで一番ワールド・タイムとリンクした音楽性かもね。具体的に今作はBL君とどのようなプロセスで制作を進めていったの? 「今までと違うのは、『5曲以上完成するまで最後まで一緒にやるか分からないよ』って(BL君に)言われたことですね。1曲目が良かったら2曲目もやるし、もし半分以上BL君のOKした曲が続かないと最後までアルバム一緒に作ってくれなかった。3〜4曲作ってから実質アルバム制作スタート、みたいな。最初にスピットした衝撃でBL君を納得させなくちゃいけなかった」
■ハードル高いね。 「だから、このアルバムの曲は2人がOKしてるものからしか選んでないんですよ」
■と、いうことはSEEDA君は良いと思ってた曲でもBL君の判断でボツになった曲はあるの?
「たくさんありますね。でも、BL君が推した曲でも俺が却下した曲もありますね。“HELL'S KITCHEN”なんて、レコーディングの2週間前まで違うトラックでしたからね。途中でBL君から『コレでやってよ』って別のトラック渡されて『……確かにこっちの方が��ッコ良い……(既に依頼してたトラック・メイカーに)断んなきゃー!』って感じのことは何回かあってエグかったですね(笑)」
■「花と雨」の頃のBL君と今のBL君は変わったと思う? 「同じですね。音楽的にはもちろん変わってきてますけど、考え方は大きく変わってないと思いますね。常に音楽追求してて、シビアで、プライドが高くて天の邪鬼でもあるけど……すごい努力家だと思いますね。アレは天才じゃないですね、努力して理詰めで今があると思いますよ。例えば他の人はノリで音を足したり引いたりするけど、あの人の場合全部理由があるんですよね」
■BL君に共同監修してもらうことで、どのような効果を狙った? 「完成度が、僕ひとりだとちょっと劣ると思うんですよね。チャレンジしないと世界レヴェルには行かないけど、勉強してる時間はそんなにないから。僕が日本で一番すごいと思ってるプロデューサーはSUBZERO君とBL君なんですけど、自分がOKだと思ったものがBL君もOKだったら他人にもOKだって言えるだろ、って気持ちですね」
■ラップに関しては毎作新しいチャレンジを課しているように見えるけど、今回は? 「さっき言った『ジャストでラップする』ということですね。今までのなかで一番簡単……安易にやりましたね、結果的に。『ここはちょっとタメてカッコ良く見せる』とかは考えなくて、ラップのパートを一生懸命まっとうするというか。自分が出過ぎないようにするというか……ブログにも書いたんですけど、今まではどんな気分のときでもスタジオに入ったんですけど、今回はスタジオに入るときはポジティヴな気分のときしか入らなかったですね。ネガティヴになった瞬間、作業しないっていうのは基礎的なことですけど今までとは全然違うことですね。ポジティヴでやらないと、僕がやってるタイプのレコーディングだとメゲますね。もしかしたらBL君と僕が今やってるような作り方は、他のラッパーだと出来ないかもしれないです。みんな最終的に譲れないと思ってるところがあるだろうし。でも、僕がなんで今までBL君と一緒にやってこれたかというと、既存のラッパーの中では僕が一番フロウ/言葉の幅が広いと思うんですよ。だから、BL君の要求にも応えられる!……なんてね」
■今作の“脱サンプリング”なロック寄りだったりエレクトロニックなトラックの方が、新しいフロウを模索する上で新しいインスピレーションが浮かびやすい? 「そういうわけではないです。今でもサンプリング・トラックで新しい切り口は出来ると思います。でも、ジャストなラップを入れることによって、BPMの違う曲がいろいろ並んでた方がラップの幅が広く聴こえると思うんです」
■リリックの内容に目を向けると、所謂ストリートな視点は若干後退してて、その一方でもうちょっと大きな視点が目立つと思うんだけど、これまでなかったタイプの“DEAR JAPAN”や“HELL'S KITCHEN”のような曲を作ろうと思った理由は? 「より多くの人に今この時代何を伝えるべきか、って考えるとそうなってくるというか。一人称単数/半径500メートル以内の話は書き過ぎて飽きたっていうのもありますね。そういう曲じゃあ100曲書いたら1曲ぐらいは伝わるかもしれないけど、やっぱり自分に向けてる曲だから、自己満足だったんじゃないか、って。それはそれでいいと思ってるけど、今までにないような完成度で来ないとそういう傾倒のものはなんか違うんじゃないかな?って」
■でも、この部分は大きい変化だよね。政治的とまではまだいかないと思うんだけど、見せようとしてる対象が違うというか。 「このアルバムは自分の周りの人の意見をいっぱい取り入れてるんですよね。今までは自分の意見しか入れてなかったですけど、周りの人の意見で自分も賛同する意見をもらって“DEAR JAPAN”なんかは作られてるんですよ。ウチの親父の話も訊いたし、道ばたで会ったおじさんの話も訊いたし、医者に会ったとき高齢者制度の話も教えられたし。新聞/ニュース、いろんなものを見たときに賛同した意見を取り入れたんです。“DEAR JAPAN”が俺らの時代にケリをつけなければいけない問題だったら“HELL'S KITCHEN”は次の時代に残してもいいような問題を歌ってるというか。そういった部分に気付いてくれるのは嬉しいし、気付いてくれるんだったら次同じような曲を出すときはもっと違う切り口で深みが増している曲を作りたいですね」
■今後はもっと社会的なことを歌っていきたいということ? 「今の“時”の話ですね。2009年の今この瞬間、世の中にある自分の立場とか、世界における日本の立場とか。時代に対する答えを常に出すというか。今までは自分に対する答えを常に出すという感じだったと思います」
■「HEAVEN」リリース時に「音楽を通して自由を求めている」という風に語っていたけど、今作の方がそれを達成できているように個人的には感じたけど。 「100%でやらない方がいいってことを今回知りましたね。悪い言い方すると、気張りすぎて余裕がない=音楽じゃないっていうことになっていくんですよね。詩人の会みたいになっちゃうというか。一生懸命に書いた歌詞を如何に音に楽しく乗せていくかっていう。100%でやった方がズッシリしたものにはなるかもしれないけど、それは今求めてないですからね」
■以前「自分が今理想としている形があるんで、それをやったら散ろうかな」と語っていたんだけど、今作ではその理想は何%達成できたと思う? 「……3%ぐらいですかね」
■と、すると、まだやれることはあるということだよね。ラップすることに対するモティヴェーションはどんどん高くなってきてる? 「『コレで真剣にやってみよう』と思ったとき、『GREEN』を出したぐらいの頃からずっと変わらないかもしれないですね……先週ぐらいに、一個良いイメージが浮かんだんですよ。次出すんだったらこういう形だなっていうのは1パターンは浮かんだんで……次は多分33%ぐらいは出来てくるかな(笑)」
0 notes
naturalmagickk · 3 years
Text
私たちは彼らのことを一言で
「弥生」って記号化して呼んでしまっていますけど、
かなり深く学んで理解し会得していかないと
日本のカバールDSの正体というものは
付け焼刃のニワカでは掴めないと思いました。
確かにそうだと思います。
私は以前から
「縄文神アラハバキと核エネルギー」という
テーマでお話ししたこともあるように、
「縄文スピリット」というものはきわめてシビアで、
それは放射性物質を素手で触るようなものであり、
それこそ薄氷を踏む思いで臨まなきゃならない
ものだと申し上げています。
しかしその「逆位相」の世界がわかれば、
それはたとえば一度自転車に乗ることを覚えたら、
あとはもう無意識に運転することが出来るかのごとく、
「縄文スピリット」というものは、
まるで空気のように
私たちの肺を満たして機能を始めます。
弥生化した意識のまま縄文意識領域に
入ることはきわめて困難を要するのだということです。
――平和の意味を知らなかった縄文人というのは
未熟だったわけでもなく野蛮だったわけでもなかった。
地球最先端の先進的な「人」だった。
何もかもが美しくスタイリッシュで成熟して
完成されていた。
――そんな縄文をなぜ弥生は侵略したのでしょうか?
嫉妬と羨望です。
悔しかった。
自分たちが持っていないものを
縄文人たちはすべて持っているように思えた。
――「美しくスタイリッシュだった」ということは
どういうことでしょうか?
それは見かけの服装のことではありません。
生き方、考え方から立ち居振る舞いということです。
つまり彼らはヤハウェと「ひとつ」だったということ。
この「ひとつ」だったということが、
他の何にも代え難いスタイリッシュさを
醸し出していたのだということ。
――弥生の人たちはどうだったのでしょうか?
彼らはヤハウェを裏切り、
洗礼者ヨハネを貶め、
ヤハウェのオイシイ表層だけを盗みましたよね。
この瞬間に「二元論」の世界が生じたのです。
つまりこの瞬間に「敵」が現れたのです。
弥生の最大の特徴は「敵」の存在を生み出したということ。
するとこの瞬間に「悪」も突然現れたのだということね。
彼らはつまり、
上辺の見せ掛けは煌びやかな姿なのですが、
「ひとつ」と訣別したいびつな姿をしているのです。
だから表向きを装うのです。
これは服装に始まり、「名目」を装い、
「建前」を装い、詭弁を弄し詐術でしか
人々からの支持を得られなかった。
――せっかく「ひとつ」からの独立を果たしたものの、
そうそう上手くはいかなかったということなのですね。
その「ひとつ」からの独立という行為は、
数千年経った今でも
彼らの中に深く根ざしてしまっているのですね。
彼らは「ひとつ」であるヤハウェに対して挑んだということね。
自分たちならもっと上手くやれるはずだと、
増長して全知全能感を得てしまった。
姿も形もないつまらない概念としてのヤハウェなんか無能であると。
そんなものよりも私たちはもっと魅力的な「神」を提供できると。
――「全知の無知」の状態ですね。
そういうことになりますね。
「全知の無知」という状態、
「私は何でもすべて知っているのだという無知」のことです。
一方で「無知の知」は、
「私はまだ何も知らないのだということを知っている」
ということですよね。
「全知の無知」は「無知の知」とは
相容れない真逆の姿勢ということになりますよね。
このことを彼ら自身が一番よく知っていたわけです。
だからずっと劣等感に苛まれることになりました。
ヤハウェから独立し「新しい神」を創出し、
我が世の春を謳歌するはずでした。
しかし彼らは自ら「ひとつ」から離れたことによって、
寄り添いあって群れて泣きながら
慰め合わなきゃいられないという
猛烈な寂しさの中を行き続けなくてはならなくなった。
――そんな「全知の無知」の弥生たちが、
天真爛漫で純粋で朴訥な縄文に対して
嫉妬と羨望の念を抱いたということなのですね。
はい。
これは旧約聖書『創世記』にある
カインとアベルの寓話に似ています。
カインは農業を営む弥生です。
アベルは羊飼いの縄文です。
カインは一生懸命に育てた農産物を神に捧げます。
アベルはただの子羊を捧げただけでした。
神はカインの農作物には目もくれず、
アベルが捧げたただの子羊を受け容れたのです。
――現在の私たちの感覚ですと、
一生懸命に野菜を育てて捧げたカインこそが
神から賞賛されてしかるべきだと思われますよね。
どうして神はカインを無視したのでしょうか?
「私たちが野菜を作り上げたのだ」という
驕りと傲慢さ、そして、
「これだけ頑張ったのだから神は喜ぶに違いない」
という打算と野心という山っ気があり、
それが神に見透かされていたからです。
――では子羊を捧げたアベルはどうだったのですか?
「私は神の前では完全に無力である。
ならば、私が自らの力を誇り、
それを神に捧げものをするなどなんともおこがましいこと。
ならばすでにそこに完成形として在る子羊をもって
捧げものにする以外にさて私に何ができようか、
いやできるわけがない」
という姿勢だった。
――アベルは「無知の知」だったわけですね。
そう。
だからカインはアベルを殺したのよ。
これが嫉妬と羨望に憎しみが加算された
人類初の殺人事件となったわけだよね。
これと同じことが、
かつて縄文と弥生の間に起こっていたということ。
これが「偽者は本物を抹殺しようとする」ということの
根源なのだということ。
この「カイン」という存在は、
じつはカバールを暗示しているわけね。
バビロンで魔術や呪詛を身に纏い、
低層四次元という「別の宇宙」から、
「新しい神」を召還してしまったわけ。
「ヤハウェに対抗できる、いやヤハウェ以上の神を
私たちは生み出すことができるんだ」と。
それはまるでカインが農作物を育てるのと同じように、
ヤハウェに対して挑む形になってしまったんだね。
これがじつはヴィーガニズムの淵源でもあるのね。
自ら「ヤハウェ」と訣別し、
三次元顕在意識という肉の「アタマ」で
己の「本能」を否定したり、
肉のアタマで作り上げたイデオロギーで
己を勝手に規定しちゃったらマズいよね。
ヤハウェとの回線を遮断したがゆえに、
そういったカイン型の生き方を
積極的に選択するようになってしまうのです。
肉のアタマで規定できてしまうほど、
「人」というものは浅くはない。
――現代は「カイン型社会」だということですね。
そういうことです。
「古代ヘブライ王国」が北と南に分裂し、
南ユダ王国2部族がバビロンに捕囚され、
魔術を身に纏い、ヤハウェから分離独立し、
カインはアベルを殺害し、
弥生は縄文を蚕食(さんしょく)していった。
そして、18世紀半ばからの
イギリス産業革命の勃興によって、
脱穀の機械化と穀物の大量生産、
そしてそれらのグローバル輸送が可能となり、
世界は「弥生カバール世界」によって席巻されました。
これが「カイン型カバール弥生世界」です。
――それが今ひっくり返ってきているということですね。
そう。
つまり現代社会というもの、現代の世界というものは、
嫉妬と羨望と憎しみによる世界初の
殺人事件を起こしたメンタリティが
ベースになっているのだということね。
ほとんどすべての商品が、
他者と比較させて劣等感や嫉妬を想起させ、
購買行動に繋げていくというやり方なのです。
そしてそれはカインが抱いた
「全知の無知」という傲慢さと増長によるものだった。
つまりそれは「ヤハウェへの反逆」が発端なのよ。
つまり「ひとつ」が否定され拒絶されたということです。
――ひと言で「カバールDS掃討作戦」とか言いますけど、
その元を辿っていくと本当に長い歴史があるということが
わかってきました。
だから今、
「潜在的なカバールは数億人いる」って
言われていますけど、その理由は
ここまで遡らないと見えてこないということね。
――ということは自分がカバールだということに
気付いていない人たちもたくさんいるということですか?
もちろんそういうことになります。
また、気付いていないだけならまだしも、
その無自覚カバールたちの多くは、
「カバールDS掃討作戦」を応援しているのだということ。
だから私たちはこれから
見たくないものを見なきゃいけなくなる。
――カバールたちは「偽装」と「捏造」の達人ですよね。
ならば彼らは「敵」と「味方」もすり替えて偽装しますよね。
また三次元世界内での「正義」と「悪」も入れ替えます。
それは私たちの心にも及んでいて、
私たちの良心や正義感といったものの中で、
基礎に立脚していない脆弱な部分、
つまり「心の隙間」にうまく侵入して利用して来ますよね。
操られたその正義感は
「本物」を「偽者」と断罪すると思います。
それはものすごいパワーを持って
世に君臨すると思います。
そう。
そして彼ら「ジャスティスくん」たちは、
「本物」を「偽者」と断罪し、
快哉を叫び、祝杯を上げることでしょう
0 notes
lookpome · 4 years
Photo
Tumblr media
スロットの6号機は勝てる。低い天井+朝一モーニング、設定狙いも◎。 味覚の秋、到来。 新米に秋刀魚に果物と、美味しいものに溢れた秋ではありますが、みなさんお忘れじゃないでしょうか。 徐々に増えている6号機も実はオイシイということを。 こんな声をよく聞きます。 ・6号機は出ない ・だから新台には興味がない ふむふむ。わかります。けど、5号機のイメージを引きずってる人も多いと思うんですよね。 よくよく聞いてみると、6号機と5号機の違いも把握してなくて、ここ数年の新台はすべて出ない=興味なしとバッサリ切り捨てている人が多いこと多いこと。 確かに、5号機になって天井もなくなり朝イチの恩恵もなくなりました。 でも、6号機では天井も朝イチの恩恵も復活してるんです。 それを話すと、えーそうなのとビックリされます。 6号機がリリースされてから1年が経過しました。 そして2021年2月からは6号機のみとなります。 時代は待ってくれません。 中には20年前のモーニングを彷彿とさせる情報もあります。 食わず嫌いではなく、まずは軽く触れてみることから始めてみてはいかがでしょうか。 かつて4号機から5号機に時代が変化したとき、4号機世代は「5号機は出ない」「まだ残ってる4号機を打つ」と5号機に見向きもせずバカにしていました。 しかし、パチンコ店は新基準の5号機に設定6を大量投入し勝ち組は新基準で稼いでいました。 それからはや15年、時代は6号機になり5号機世代が同じことを言っている状況です。 リターンの高い5号機はベタピンでも客がつくので回収役になっているのが現実です。 今回の特集では「6号機の狙い目」と題し天井や朝イチなどオイシイ情報を満載しております。 機種情報|ネット『スーパードラゴン』 狙い目:朝イチ設定変更台を10G程度回す 狙い目:天井600G以上のハマリ台を当たるまで回す 朝イチ狙いで今一番オイシイのがネットの『スーパードラゴン』。 なんてったって、勝負が早い。 CHANCEランプが消えている台を10Gほど打つだけ。 シンプルです。 普段はCHANCEの左側が点灯しています。 設定変更後は、ボーナス終了後同様CHANCEランプが消えます。 1〜3G程度回すと、CHANCEランプが点灯し内部的に龍宮ゾーンへ移行するので、点灯してから9G回して当たらなければヤメとしています。 ここで9Gとしているのは、ボーナス後の場合、CHANCEランプ点灯の2G目から龍宮ゾーンに突入しているから。 龍宮ゾーンは7G継続し終了後1G目のレバーONでの逆転パターンを含めると8G間チャンスがあるので、それを考慮しCHANCEランプ点灯後9Gヤメとしています。 実戦では、通常の龍宮ゾーン(ボーナス期待度70%)ほど期待度は高くありませんが、5回に1回程度でボーナスに結びついています。 そこから連チャンが期待できますし、朝から昇龍で大量獲得というのも経験済みです。 ベースが43G以上あり、実質消費12枚程度でモーニングのチャンスとなりますからかなりのローリスクです。一番のネックはリセ台があるかどうか。 対策してる店もあるでしょう。 朝の稼働を上げたいと思っている店はあえてリセ情報を残しているようですから、そういうホールを見つけることが何より重要です。 天井狙いは、500Gから。 メニューボタンの十字キーをポチッとやると小窓に加算カウンタのゲーム数が表示されます。 この加算カウンタが600G以上なら当たるまで打つようにしています。 600G未満でも、ドラゴンランプの色が赤や紫なら打ちます。 この機種はチェリー時にそれまで溜めたゲーム数を一気に加算させるので、スイカやチャンスベルをたくさん引いて内部的に加算していても約100分の1(設定1)のチェリーが引けず内部留保がかなり溜まっているという状態がよくあります。 台の上のデータカウンタはあくまでも目安で、加算カウンタのゲーム数とドラゴンランプの色をチェックです。 また、128G以内でも筐体の枠色が紫なら128G以内のボーナスが濃厚となるようです。 今まで一度も見たことがありませんが、一応頭の片隅にでも。   機種情報|七匠『パチスロ 天元突破グレンラガン』 狙い目:朝イチ設定変更台を80G程度回す 狙い目:天井600G以上のハマリ台を当たるまで回す 設定変更後の旨味で言ったらこの機種が最強かもしれません。 設定変更していれば50%で内部的に謁見の間となり、つまりはボーナス80%ループ状態となるからです。 設定変更後は、内部ボーナス確率が19分の1、有利区間移行率が19分の1で、有利区間移行前にボーナスが成立すれば内部的に謁見の間へ突入となるようです。 設定変更さえされていればかなりオイシイ機種ですが、設定変更がされていればという条件付き。 それゆえ、朝イチは設定変更されたかどうかの判別がまず重要です。 判別方法は……実に簡単。 実戦上、リールのガックン判別が有効です。 なので、朝イチ7揃いとか対策してなければガックン=設定変更と判断できます。 また、有利区間ランプを利用した判別も可能となることがあります。 https://www.instagram.com/p/CGmqbftBxr8/?igshid=jn5z632gpji6
0 notes
yoshimura-mayuki · 6 years
Text
今年を振り返って 2017
もう大晦日か…。 いよいよ振り返るネタがないような気もするけど、今年を振り返ってみる。
◆1月  ・ディヴィニティオリジナルシンという協力プレイ可能ゲームが楽しかった( ゚д゚)  ・結婚指輪をメンテナンスに出す。  ・今更だけどドラクエ1とドラクエ2クリア。特に前者は難易度が熱かった。  ・相変わらず休日出勤をぶちかましていた。  ・仲の良かった会社の後輩が退職。自分も頑張ろうと思う。 ◆2月  ・松平が「だいすきー」とか言葉を覚え始めてかわいい。行ってらっしゃいのちゅーも覚えた。素晴らしい。  ・ちょっとだけFFヒーローズやってみたりした。  ・転職活動開始。会社の昼休み中に転職エージェントと電話してたりする。  ・なんか近場に手ごろな会社があったので面接する。明らかにスキルミスマッチ感漂うので、多分無理だろうなぁと思った。  ・……のだが、受かった。転職活動終了。エージェント登録から面接完了まで、合計10時間程度で終わった。いいのかこれで( ゚д゚) ◆3月  ・会社へ退職の話をする。想定される説得に対し、言い訳はかなりのパターンを用意して挑んだ。  ・部長との面談も発生。冗談で「部長と同額の賃金ならどうだ」と言われて意思が少し揺らぐ( ゚д゚)  ・なお、退職の話については後輩への影響が大きいため4月まで秘密扱いとされた( ゚д゚)  ・ニンテンドースイッチのゼルダが面白すぎる。  ・ひっそりとダークソウル2をクリアした。基本的に攻略サイトは見たくない派閥だけど、こればっかりは攻略サイト見ないと心が折れすぎて無理だった(´・ω・`)  ・粛々と退職に向けた準備をする。退職届を会社早退して書きにいく。印鑑押して、名実ともに退社確定…なのだが、退職は一か月後。
◆4月  ・プロジェクトへ自身の退社を報告。なかなかの話題となり、自チーム及びリーダー勢が1日仕事にならなくなる事態となるが、当の自分にはもう一ヶ月以上前の話なので温度差がすごい。  ・転職先会社との初回説明のため名古屋へ。ついでに熱田神宮を満喫する。  ・英語びっしりメールがきて、スパムかと思ったら英語圏からのファンメールだった。うれしい。  ・出勤最終日。退職のあいさつは横浜事務所と他拠点とビデオ通話を使用し150人くらい宛に…ってなんだこれ。その後飲み会して、つつがなく退職。12年務めた会社からの別れである。  ・転職祝いで日光旅行。楽しかったし、何より天気がよくて写真映えしてよろしい( ゚д゚)
◆5月  ・有休消化とゴールデンウイークの合わせ技で16日くらい休んだ。人は簡単にダメになれると思った( ゚д゚)  ・とはいえ、次の仕事でのスキルが一切Android携帯関係ないので勉強もしていた。結果的にはかなり有益だったりした。  ・初出勤。文化の違い、技術の違い、いろいろ困惑はあったけど、何より「帰宅が18時半(前職は24時)」という違いにビビる。  ・とはいえ、やっぱり12年働いた会社とはやりやすさ、コントロールできる量が当然段違いになり、「今なら戻ることも…」という妄想に結構悩まされてはいた。  ・はるさるさんから退職呪を頂く。呪いである( ゚д゚)  ・毎日18時半帰宅となり、娘と一緒に夕ご飯を食べるという奇跡を満喫する。  ・「あさひなぐ」という漫画が面白かったです( ゚д゚)
◆6月  ・引き続き新しい会社での日々。まだ慣れてない。  ・娘がトイレトレーニングに成功し始める。  ・マインクラフト、今まで1人プレイだったけど、御大がやっと乗り気になってくれてエンダードラゴン討伐までできた。(一人だとインフラ確立した途端に熱が冷めていた)  ・人生初の胃腸炎。1日スポーツドリンクを少しずつ飲み、伊集院光のラジオを死んだ目で聞いていた。本気で死ぬかも、とか思っていた。
◆7月  ・家庭菜園の収穫な季節。きゅうりが相変わらず豊作である。  ・大洗水族館の年間パスポート持ってるので事あるごとに大洗にいく。  ・健康診断にて初めての「尿☆潜☆血」とう診断を頂く。次回、吉村死す。  ・今更だけど、ポケモンXYを購入。  ・スプラトゥーン2購入。ほぼ御大がプレイする。  ・暗黒会(元会社のクソ同期だけの飲み会)をやる。なんだかんだで楽しかったりした。  ・娘に私の乳首の色がピンクであると指摘される。…もう…|д゚)  ・娘の血液型が私と同じABであることが判明。我が娘よ…( ゚д゚)
◆8月  ・尿潜血の検査。初めて尿の勢いとか量とか調べた。エコー検査もした。そして、腎結石だった(´・ω・`)  ・rimworldが楽しい。延々とやってた。  ・義姉さんとその子供が泊まりに来ていて大変騒がしい|д゚) 息子さんにやたら好かれた。  ・久しぶりの発熱。38度台なんていつぶりか…。  ・今更、ほしのの。Android版のレビューをもらう。  ・夏休み。そして娘の誕生日。嫌がらせのようにランドマークタワーへ仕事ではなく観光として行く。  ・小田原へかまぼこ食べに行ってた。片道4時間かかって半泣きだった(´・ω・`)
◆9月  ・娘のポケモンブームが熱い|д゚) 御大がコイキングぬいぐるみを自作する。  ・Rome2で我がブリタニア(イギリス軍)がヨーロッパを制覇する。  ・娘を泡風呂へ投入。
◆10月  ・何回目かのダイエット計画。なんとか現状も続いている。やっぱりわかりやすい形で張り付けておくというのは効果的だなぁ。  ・暗黒会のメンツで白馬村で一泊。かまいたちの夜のモチーフな宿だが死体は上がらず。  ・35歳のおっさんになりました(´・ω・`)  ・結婚記念日なのでディズニーランドへ。娘が思ってた以上に楽しんでいてまた行きたい( ゚д゚)  ・いろいろと溜まってきたのでタンブラーで日記を再度始める。
◆11月  ・かなり重たい事項があったりなかったり。  ・出張で名古屋へ。出張代でウハウハ…といいつつ普通のビジネスホテルである。  ・ガルパンはいいぞ。(やっと見て、一気に見た( ゚д゚))
◆12月  ・大洗水族館収め。いやー、何度もいったなぁ。  ・クリスマスのためにコストコで2時間かけて鳥丸焼をゲットする。  ・一方、娘は延々とクリスマスソングを歌っていた。  ・クリスマスプレゼントでロトム図鑑を渡したが娘に不評で御大がへこんでいた。  ・年末に伊豆へ温泉旅行。いやー、久しぶりの旅行で楽しかったなぁ。
そんな一年でした。 なお、上のまとめでは松平と遊びにいった場所とかは省いています。(多すぎるんで)
何はともあれ、転職したってのが一番大きかった。 自分でも想像していた以上に生活が一変。 6時起床23時半帰宅の生活が、7時起床18時半帰宅になっただけで、まったく違う。 何より、毎日娘に会うことができるってのはうれしいし、正直なところ、「今までこんなにも娘の成長を見ずに生活してたのか」という後悔も強かったりする。 娘が生まれて二年半という、何とも重要な期間、ほぼほぼ休日しか見ることが出来なかったってのは本当に勿体ないことをしたなぁ…。 まぁ、今後は改善出来たのでより一層、松平とキャッキャウフフしていきたいと思う次第です。
あと、大手のグループ会社的な所に転職したんだけど、年収こそ下がったものの、福利厚生的な所でかなりオイシイ事になり、下がった年収を結構補填できてるのがありがたいかぎり。 仕事自体は前の会社より面白くないし、スキルマッチは全然してないので苦労は正直あるんだけど、それでも今の会社で骨をうずめるんだろうなぁという緩い覚悟を固めています。
……さて。そんな具合で時間は出来ました。 ほぼ毎日、松平を寝かしつけた21時から寝るまでの時間は自由時間であり、製作ができるはずだ。 「クリエイターもどきの吉村麻之」が死んでほぼ6-7年。 そろそろ……出来るはずなんだけど、たぶんきっと、しばらくは着手できないと思います。 今でも稀に、アプリプレイヤーからのファンレターを頂くことがあり、私個人も想いはあるんですが…。 もうしばらく、死に続ける日々が続きそうです。
さてさて。来年のコレを書くころには松平は幼稚園生で、自分は新会社2年目だ。 どうなってるんだろうなぁ…。
3 notes · View notes
miimori · 6 years
Text
2017/11/19:  straightforward
最近あったことと言えば,東北の某大学の研究会に参加し仲良くなった先生と抽象的な女の話をしながら夜の仙台の街を歩いたとか,海外留学の奨学金の採用通知を受け取った瞬間に視界の色彩における彩度がおかしくなったので大学の精神科に駆け込んだとか,色々ある(色々ない)のであるが,某SNSが原因で2年半前の愚行について詳細に記さねばならなくなった.
あれは2015年の春のことであった.当時学部4年であった私は,ふと思い立って青春18きっぷを使った一人旅を行っていた.その2日目だったと思うが,私は京都を観光していた.当時私は某DMM製ソーシャルゲームにハマっており,それ故に比叡山に登らなくてなならないという使命感を抱いていた. というわけで,京都市中から叡山電鉄で忘れもしない八瀬比叡山口駅まで移動した.通常であればその地点と比叡山頂上を結ぶケーブルカーが運行されており,私は何の苦労もなく山頂まで到達,何らかの「勝利」を掴み,人生安泰の予定であった.しかし現地には「運転中止」と赤字のなんか丸いフォントで書かれた,誠意を微塵も感じさせない張り紙が残されているのみであった.その張り紙を目にした私がまず思ったのは「あ,これはオイシイな」ということであった.張り紙の写真を載せた呟きには16のいいねが付いた. さて登れないのであれば仕方がない,電車が来るまで暇をつぶすか,とSNSを開いたところ,「では登ればいいじゃないか」という意見が来ていた.なるほどこれは名案である.文明の利器が使えないのであれば,自分の脚を使えばいい.非常に人を馬鹿にした意見である.私は頂上まで登れそうな道を歩み始めた.その時点で午後3時程度であったと記憶している.しばらく歩を進めると,当時の私にとってはとてもいい人の顔をしていると認識された初老の男性に声をかけられた.「この道を真っ直ぐ進めば,比叡山のてっぺんまですぐ登れますよ」とのこと.なんといい人なのだろう,なんと京都はいい所なのだろう.彼の情報通りに進むと,確かに道がそれらしくなってきた.比叡山のてっぺんまでもう少しである.途中,強い疲労の色を顔に浮かべた若者とすれ違った.彼はきっと弱かったのだろう,もう少し我慢すれば比叡山のてっぺんまで行けたと言うのに.私は優越感を抱いていた.更に進むと,傾斜も大分険しくなり,人が歩むべき道も曖昧になってきた.確かにこれでは彼が挫折したのも無理はない.だがこっちは一週間に15km程度走っているのだ,学外の人間に負ける訳にはいかない��小学生以来であった山を登る感覚に懐かしさを覚えながら,歩を進めた. 流石に息が切れたので,休憩を取ることにした.少し冷静になり周りを見回すと,周りには木々がそれなりの密度で生えており,数十メートル先ですら何があるのかを知ることはできない.不安になり,足元を見て,また今まで歩んできた筈の軌跡を見る.本当にこの道で正解なのか?そもそも,これは道なのか?焦りを覚え,スマホの地図アプリを開く.画面全体が一様に濃い黄土色で染まっており,その真ん中にどうやら自分の指し示しているらしい小さな三角形が描かれていた.多感な少年時代に登山をした経験をある方であれば,登山道の外に広がる,傾斜のある場所に広がる森林を見て,ここで一人で迷ってしまった場合には大変なことになるな,と不要な想像力を働かした経験があるかと思われる.そんな大変な場所に,気がつけば,私は一人で立っていた.人間が山で遭難すると,脳内から言語が無くなる,という知見が得られた.日が沈み,自分が終わるまでにあと何時間か,という計算もした. 普通の人生に戻りたいと思いながら,急な斜面を無理やり下った.私は卒業論文でマルコフ連鎖モンテカルロ法の研究を行ったが,その時は,次はどの樹の根本に着地したら怪我をしないか,ということを考えていた.実際は本来の道を外れたと言ってもその程度はそこまで甚だしくはなく,10分程度で登山道に復帰できたと思う.だが助かると分かった瞬間に目に映っていたあの光景は今でも結構覚えている.駅まで歩いて戻る途中,先に勝手に軽蔑した彼の顔を思い出したが,特に追加的な感情はなかった.
つまらぬ話であったが,これが事の詳細である.当時は,比叡山の山道の写真をシェアした数時間後,何事もなかったかのように別の話題について呟いていたと記憶しているが,これは自己顕示の奴隷であった当時の私でさえ,「冗談にならないことをやらかしてしまった」という意識があったからである.
5 notes · View notes
groyanderson · 4 years
Text
ひとみに映る影 第七話「紅一美に休みはない」
☆プロトタイプ版☆ こちらは無料公開のプロトタイプ版となります。 段落とか誤字とか色々とグッチャグチャなのでご了承下さい。 書籍版では戦闘シーンとかゴアシーンとかマシマシで挿絵も書いたから買ってえええぇぇ!!! →→→☆ここから買おう☆←←←
(※全部内容は一緒です。) pixiv版
◆◆◆
 ただただ真っ白な空と海があった。 天地を分かつ地平線すら見えないほど白いその空間に、私、ワヤン不動という影だけが漂っていた。
 未だ点々と炎がちらつくその身体は、浅い水面に大の字に浮き、穏やかなさざ波に流されていく。 ここはどこだっけ、私はどうしていたんだっけ。 そういった疑問は水にさらされた炎と共に鎮静していった。
 遠くに誰かがいる気配がした。軋む身体を起こすと、沖縄チックな紅型模様の恐竜が佇んでいる。 濡れて重たい両足を引きずり、そこに近づくにつれて、段々と海は深くなり、かつ水が温かくなっていく。 立ったまま胸まで浸かる程深くなると、まるで露天風呂に入っているように、頭がぼーっとしてくる。
 恐竜の隣には小さな足場とベンチがあり、可愛らしい白装束を着た金髪ボブカットの女性が座っていた。 丸く神々しい後光がさしていて、顔は逆光でよく見えない。天女だろうか。 ベンチから足だけを温水に投げ出し、足湯を楽しんでいるようだ。私は水中からそれを見上げている。  (ああ…誰だっけこの人。どこかで会ったことがある気がするけど…) 挨拶するかどうか迷う。気まずい。いずれにせよ、何か声はかけよう。 ここはどこですか、とか、あなたは誰ですか、とか…  「…アガルダって、何なんですか」 いや、どうしてそうなるの。私。完全に変な人じゃん。 だめだ、頭が回らない。案の定天女は苦笑した。  「いきなり凄い事聞くよね」
 「知らないんですか?金剛楽園アガルダ」  「あんただって知らないんじゃん。 まあでも…金剛有明団(こんごうありあけだん)っていう、なんかこう、黒魔術師達の秘密カルトがあるらしいよ。 世界中から霊能者の魂を収集してて、何かにつけて金剛、金剛ってウザい喋り方するんだって。それじゃない?多分」  「ああ。それですね」  「てか、そんなの聞いてどうするの」  「滅ぼす」  「ウケる」 天女はコロコロと笑った。
 「ここは何なんですか」  「私の夢の中…それかあんたの夢かも? ま、どうでもいいんじゃない?」  「あなたも金剛の使者?」  「まさか。私だって昔、観音和尚様にはお世話になったんだよ?」  「え…」
 逆光の影をエロプティックエネルギーでどかして、私は改めて天女の顔を見た。 ああ、そっか…金髪にしたんだ。中学の時はさすがに黒髪だったよね。 髪、そうだ、髪だよ。私はその天女…いや、その祝女に問うた。
 「あのさ。どうでもいいけど…ゴムか何か持ってたりしない? さっきから髪がメチャクチャお湯に入ってるんだ」
◆◆◆
 何の脈絡もなく目覚めると朝になっていた。 私は怪人屋敷エントランスのソファで眠っていたらしい。 サイレンや話し声が騒々しい。外光が射しこむ窓越しに、救急車や数台のセダンが見える。  「一二、三!」 救急隊員さん達が、担架からストレッチャーに何かを乗せた。白い布にくるまれた、岩のような何かの塊を… そうか。ああやって外に出せているという事は、全て終わったんだ。 私達は殺人鬼を見つけて、悪霊を成仏させて…たくさんの命を救ったんだ。
 「あ…紅さん」 譲司さんがこちらに駆け寄る。  「紅さん起きましたーっ!」  <ヒトミちゃん!>「オモナ!ヒトミちゃーん!」 オリベちゃんとイナちゃんも…みんなボロボロだ。全身煤埃や擦り傷だらけの譲司さんに比べればマシだけど。 オリベちゃんに肩を借りて立ち上がると…バシン!私は超自然的な力に頬を打たれ、衝撃で尻餅をつく。  「リナ…」
 「アナタ、ワヤン不動になって、何回死んだの?」  「…」  「何人分殺されたの」 殺人被害者達の死の追体験。あの時はハイになっていて恐怖を感じなかったけど、今思い出そうとすると、身の毛もよだつ感覚が鮮明に蘇る。  「うう…数えればわかるけどさ…」  「じゃあ、二度と数えないことね。 アナタは…ちゃんと生きて帰ってきたんだから」  「え?」 宇宙人体のリナは長い腕で私を影ごと抱きしめ、子供をあやすようにぐしゃぐしゃに頭を撫でた。  「良かった…。アナタの精神がアレと相打ちにでもなったら、アタシ観音和尚に顔向け出来ないもの…」 初めて見た、いつも気丈なリナの泣き顔。彼女は涙を流しながら、人間の姿に縮んだ。 それはとても綺麗だった。美人だった。
 その後私達は警察やNICの職員さん達から聴取を受け、昼過ぎにようやく解放された。 水家曽良は表向き被疑者死亡で書類送検とされ、未だ脳細胞が活動し続けている遺体は研究対象としてドイツのNIC本部に収容されるらしい。 待ちに待ったお蕎麦屋さんに私達が到着した時、既にテレビではニュース速報が流れていた。 皆神妙な顔で画面に見入っていたが…
 ぐぎゅるるるる…
 私の腹の虫が重い沈黙を破った。慌ててトートバッグを抱きこんでも、もう遅い。  「くくく…やるなぁ、あんた…」 ジャックさんやリナの表情にじわじわと含み笑いが浮かんでくる。 普段なら恥ずかしいとか、タレントとしてはオイシイだとか思うけど、なんかもうダメだ。 ぐぎゅぅぅぅるるる…空腹と疲労と寝不足で、私はリアクションの一つも取れない。  「笑うなや。ワヤン不動様昨日飲まず食わずで、あんだけ働いてくれとったんやから。なあポメ?」  「わぅん」 譲司さんとポメちゃんの優しみ。有難い。 でも、すいません。もう限界です。糸が切れたように私はテーブルに突っ伏した。  <や、やだ、ヒトミちゃん!? ていうか何その手、ダイイングメッセージ!?> 霞む意識の中、私はお品書きを指さしていた。 最後の力を振り絞ってオリベちゃんにテレパシーを送る。  <お願い、こ、これを…注文して下さい…!>  <いや、私日本語読めないんだけど。 イナちゃん、これ(鴨南蛮)なんて書いてあるの?>  「アヒルナンバン大盛り」  「かもなんばん!!」 なんかノリツッコミしたら自力で復活できた。 代わりにリナ、萩姫様、ジャックさん、譲司さんが抱腹絶倒した。
 ようやく腹ごなしを済まし、私達は民宿に戻った。 荷物を下ろすやいなや、全員示し合わせたように脱衣所へ直行。 昨日も入った露天風呂だけど、めちゃくちゃ気持ちいい!  「あーーーー!染み入るーーーーっ!」  「本当よぉ!アナタ達バカだわ、せっかく磐梯熱海に来たのに、ちっともお風呂入らなかったんだもの!ねえ萩ちゃん」  「同感同感!イナちゃんは日本の温泉初めて?韓国の方々も温泉好きなんですってね?」  「そです、私達オンセン大好きヨ!気が清められるですねー!」  <うちの風呂もこれぐらい広かったらなぁー。そっちはどう、ジョージ?> すると衝立一枚隔てた男湯からレスポンス。  「pH結構高いなー!」  <いやダウジングしてどうすんのよ!>  「冗談冗談。あのねー!そもそも空気がめっちゃええの! 湯気で保湿されとるし肺まで癒されるわ!なあポメ?」  「あぉーん!」 ポメちゃんも上機嫌のようだ。
 私も男湯に声をかけてみる。  「ジャックさーん!うちのおんつぁどうしてますー?」 おんつぁは会津弁でバカの意。実は、プルパ型に戻った龍王剣をさっき男性陣に預けたんだ。 霊泉と名高い磐梯熱海温泉を引っ掛ければ、あれも少しはマシな性格になりそうだけど、女湯に入れるのはさすがに嫌だったから。  「おう、同じ湯船に入れたくねーからよ、言われた通り洗面器で漬けておいたぜ。 真っ黒なのは治んねえな!ハッハ…うおぉ!?」 ��「わぁ!」「きゃわん!」 男湯で異変!女子一同がそれぞれタオルや霊能力を身構える。  「ど…どうしたんですか?ジャックさん!」  「い、いや、その…龍王剣の中から…」  「中から…?」  「アー…剣じゃなくて、持ち手からなんだがな…あんたの和尚が馬頭観音になって出てきた」  「はぁ!?」
 そんな馬鹿な。和尚様は成仏されたはず。 まあ、既に観音菩薩になられた和尚様が『成仏』というのもおかしな話だけど…。  「ま、まさか観音和尚、お風呂入ってるの?裸!?」 リナが衝立を覗こうと飛び上がった。私は咄嗟に影手を伸ばし、阻止する。  「こらっリナ!和尚様の前でそっ、そんな破廉恥をっ!!」  「うるさいわね!いいのよアタシはインターセクシャルだから、どっちに入っても! これは美的好奇心であって猥褻な気持ちは一切ないわよ!」  「ヒゲと声以外ぜんぶ女のクセに何言ってるんだっ!やーめーなーさーいってのーっ!」  「アイタタタ、暴力反対!アナタだって本当は見たいんじゃないの?」  「んなわけあるか!!そりゃもう一度会いたいけど…っていうか小さい頃は一緒にお風呂入ってたもん!!」  「ずるい!このスキモノ!!」
 すると衝立越しにヒョコッとポメちゃんが掲げられた。 もみ合っていた私達は不意をつかれて膠着する。 ポメちゃんの口には、何の異変も起きていない龍王剣プルパが咥えられていた。  「ハーイ、ドッキリ大成功!したたびでーす!」 譲司さんが裏声で腹話術する。 私とリナも、いつもテレビでやっているリアクションを返した。  「「…ぎゃーっ!また騙されたーーっ!!」」
 そうこうしているうちに、また日が沈み始めた。 夕方五時。荷物やお土産をミニバンに詰めこみ、私達は民宿を後にする。 本当は猪苗代湖や会津方面の観光案内もしたかったけど、NIC職員のオリベちゃんや譲司さんが警察で事件の後処理をするため、私達はもう東京へ戻らなければならない。 そこでまず、萩姫様を大峯不動尊へ送りに行った。
 「あんな事があったけど、また遊びに来てね」 萩姫様はまた正装である着物に戻っている。けど、帯飾りや例のロケットランチャー型ポシェットといった小物に、オルチャンファッションの影響が残った。  「もちろん、また来るですヨ。ハギちゃんがバリとか韓国来る時も私呼んで下さいね」 そう言うイナちゃんの耳にも、萩姫様を彷彿とさせる黒い紐飾りピアスが揺れる。 通りがかりに寄ったお土産屋さんで売っていたやつだ。 私達一同と固い握手を交わし、萩姫様はお社へ消えていった。
◆◆◆
 車に戻ると、道路沿いに小さな原付屋台があった。 ポッ、ポポポポ…ガラスケース内で、ポップコーンが爆ぜている。バターの香りが漂う。 その傍らではエプロンを着たジャックさんが、フラスコ型喫煙具を吹かしていた。 彼は私達が戻ってきた事に気付くと、屋台についている顔とお揃いのマスクを被り、スイッチを入れる。 ブゥーン…屋台の顔に仕込まれたスピーカーから、電子的ノイズが漏れる。
 「アー、アー。ポップコーン、ポップコーンダヨ…ヨォ、ガキンチョ共! ポップコーンダッツッテンダロオラ!ポップ・ガイノウェルシー・ポップコーンガオデマシダゼェ!」 ボイスチェンジャー声に合わせて、屋台の顔ポップ・ガイはガコガコと顎を上下する。 何でちょっと逆ギレ気味なのかはよくわからないけど、これが彼の定型口上文なのだろう。  「今日ハ閉店セールダ、トビッキリノポップコーンヲ食ワセテヤル。 マズハオ前ダ、紅一美!」 ガコンッポン!ポップ・ガイの顎が大きく開き、口から焼きたてのポップコーンが一粒飛び出した。 それは物理法則に反して浮遊し、私の手の中に落ちる…あっつ!  「ソラ食エ、騙サレ芸人!アッコラ、フーフースルナ!」  「だ、誰が騙され芸人ですか!…あつつ!」 ポップ・ガイにそそのかされて、私は熱々のポップコーンを口に運んだ。 …結構しょっぱい。そして胸焼けするほど油っこい。けど、麻薬的な美味しさ。 アメリカ人の肥満率が高い原因の片鱗に触れた気がする。
 ポップコーンを嚥下すると、私の足元で、影が独りでに蛇の目模様を描いた。  「これは…」 見覚えがある。安徳森さん…ファティマンドラの種に見られる模様だ。 ジャックさんはマスクを被ったまま、スイッチを切った。  「そいつはファティマの目、トルコではナザール・ボンジュウと呼ばれるシンボルだ。 邪悪な呪いや視線を跳ね返し、目が合った悪しき魂を抜き取る力がある。 あのクソの脳内地獄で、安徳森が俺達タルパを保護するためにばら蒔いてたやつだ。 あんたが本気で金剛ナントカと戦うつもりなら、持っていけ」 蛇の目模様は影に沈んでいった。 つまりジャックさんのポップコーンは、彼の命を構成する欠片だったようだ。  「ありがとうございます」 私はファティマの目という霊能力を授かった。
 ジャックさんが再びスイッチを入れる。  「次ハオ前ダゼ、ジョージ・アルマン!」 ガコンッポン!射出された新たなポップコーンは、譲司さん目がけて飛んでいった。 アルマンは、譲司さんがイスラエルに住んでいた時の旧姓だ。  「あっつ、はふっ…ん? …ポップコーン種総量に対してバターが七〇%、レッドチェダーパウダーが五%、更に米油が…って、嘘やろ!?こんなに油使うん!?」  「バッカ、この野郎!読み上げるんじゃねえ!企業秘密だぞ! 養護教諭になるなら美味いポップコーンの一つも作れねえと、ガキ共にナメられるだろ」  「せ…せやな…?けどこれ、食べさせすぎたらあかんやつや! ほどほどに振る舞わせて貰うわ、ありがと」 譲司さんが授かった魂の欠片は、ポップコーンの秘伝レシピのようだ。 いずれバリ島に遊びに行って、ご馳走になりたいな。
 お次はオリベちゃんだった。  <うわ、確かに凄くジャンクな味だわ。 これは…ああ、懐かしいなあ…!> オリベちゃんは目を煌々と輝かせて、ぼーっと中空を眺める。  「ちょっとアナタ、何が見えてるの?一人で浸ってないで教えてよ、ねーェ」 リナがオリベちゃんの眼前で手を振った。  <ごめんごめん。あまり懐かしいものだから… 私が貰ったのは、これ。テルアビブ・キッズルームの、たくさんの楽しかった思い出よ> オリベちゃんが淡い紫色に発光し、周囲がテレパシー幻影に包まれた。
 オーナメントやおもちゃで彩られたカラフルな家で、様々な脳力を持つNICの子供達が遊んでいる。 人形ジャックさんは、幽霊の女の子とアドリブで物語を話し合い、それを器用そうな男の子が絵本に綴る。 幼いオリベちゃんは、人に感情を与えるエンパス脳力者の女の子と、脳波をぶつけ合いながら睨めっこをしている。 その勝敗を判定しているのは、弱冠八歳で医師免許を持つ天才少年だ。 部屋の奥では彼らの様子を、二人の優しそうな養護教諭さんが暖かい視線で見守る。  「まあ。アナタ、子供の頃から素敵なファッションセンスしてたのね」  <もちろん!なにせテレパシー使いはシックスセンスが命だもの!>  「うふふふ」 こうしてリナと会話するオリベちゃんを見ると、彼女のキラキラした笑顔は子供の頃から変わらないものだったんだとわかる。  『出てこいよ、ジョージ。みんないるぞ』 長い髪のサイコメトラーの少年が、クローゼットの扉をノックした。 すると、中から…分厚い眼鏡をかけた小柄な男の子が、前髪で顔を隠しながら、遠慮がちに現れた。  「オモナ!ヘラガモ先生、とてもちっちゃいなカワイイ男の子だったの!」 イナちゃんが両手を頬に当てた。確かに子供の譲司さんは、精悍な今の顔からは想像がつかないほど可愛い。 というより、先程のサイコメトラーの少年…例の殺された『アッシュ兄ちゃん』の方が、大人になった譲司さんによく似ている。 この二人の少年の魂が混ざりあって、今の彼があるという話を、まさに象徴しているようだ。
 「ねぇジャック、アタシ達にはないの?」  「わう!わう!」 リナとポメちゃんがジャックさんの周りをくるくる回る。  「ア?ドーブツ共ニヤルポップコーンハネエヨ、帰ッタ帰ッタ」  「馬鹿野郎、ポップ・ガイ。宇宙人のお客様なんて上客じゃねえか。無下に扱うんじゃねえぞ」  「ショーガネー、コイツヲ食ライナ!」 器用にポップコーン機構を操作しながらマスクスイッチを切り替え、ジャックさんが腹話術を披露する。 ガコンッポポン!射出された二粒のポップコーンはそれぞれ異なる軌道を描き、リナとポメちゃん目がけて飛んだ。  「先に言っておくとな。リナ、あんたには、水家の中にいたタルパ共の情報だ。 あいつは記憶を失った後も、金剛の呪いの影響で、無意識にあらゆる霊魂を脳内地獄に吸収していた。 人間だけじゃなくて、土地神やら妖怪やら色��な奴を吸い取っていたから、見ていて退屈しなかったぜ。 ��ルパを作るのがあんたの本能なら、何かの役に立つかもな。だが物騒な怪物だけは作るんじゃねえぞ」  「わかってるわかってるゥ!ああっ凄いわ! ツチノコからゾンビまで…あーっ妖怪亀姫もいるじゃない!」 妖怪亀姫って…猪苗代湖を守る神様の一人じゃん。 まさか、ハゼコちゃんが暴れた時に逃げ出して、そのまま水家に魂を奪われたとか!? 私、昨晩とんでもない方を成仏させちゃったかも…リナが福島の神々を再建してくれる事を祈るばかりだ。  「ポメラー子のは夢の中で発現する。フロリダの農村の記憶だ。 何も無くてだだっ広いだけのクソ田舎だと思っていたが、犬にとっちゃ最高のドッグランになるだろうよ」  「ほんま最高やん!良かったなあ、ポメ。俺仕事さっさと済ますから、今夜は早く寝ような」 譲司さんがポメちゃんの頭を優しくなでた。ポメちゃんは黙々とポップコーンを食べている。 彼女と譲司さんが夢の中の大自然で駆け回る、微笑ましい光景が目に浮かんだ。
 「じゃあ、最後はお前か」 ジャックさんがイナちゃんを見る。でも、イナちゃんは目を逸らした。  「私いらない」  「あ?」 マスクスイッチをオン。  「バカヤロー、オ前。俺ノポップコーンガ食エネエッテカ? 安心シロ、幽体デデキテルカラ、カロリーゼロダゾ」  「いらないもん」  「アァ!?」 スイッチオフ。  「何なんだよ?」  「だって…食べたらジャックさん消えちゃう」  「!」
 ジャックさんとポップコーン屋台は、既に薄れかけていた。 自分の魂を削って私達に分け与える度に、彼は少しずつ摩耗していったんだ。 ジャックさんがマスクを脱いだ。  「あのな、俺は二十年以上前に殺されたんだ。もうとっくにいない筈の人間なんだよ。 だから、そんな事気にするな」  「ウソ。じゃあどうして、ジャックさんずっと成仏しなかった? 本当は、オリベちゃん達が見つけてくれるの待てたでしょ」  「…どうだかな」  「せかく会えたなのに、どうして消えなきゃいけない? これからオリベちゃんの子供育つを見ればいい、これからヘラガモ先生バリで頑張るを、傍で見守ればいい! どうしてあなた今消えなきゃいけない!?」 イナちゃんが握りしめた両手が、ジャックさんの胸を無情にすり抜ける。 ジャックさんは掠れた幽体でその手を優しく掴んだ。  「イナ」  「!」 そして、初めて彼女を名前で呼んだ。
 「霊魂が分解霧散する事を、仏教徒共がどうして成仏だなんて呼ぶか知ってるか? 役目を終えて砕け散った魂は、エクトプラズム粒子になって、自然界に還る。そして、新たな生命に吸収される。 宇宙の営みってやつだ。宗教やってる連中にとっちゃ、それは宇宙や仏と一つになる、尊い事なんだそうだ。 俺は既にジャック・ラーセンじゃねえ。クソ野郎に霊魂を切り貼りされた、人工のクソ怪物だ。 それでも…お前みたいなガキの笑顔に弱い性格は、生前と変わらなかったんだよなあ…」
 ジャックさんの目から涙が零れ始める。彼の霊魂が更に希薄になっていく。  「…オリベ。ジョージ。俺の事…諦めずに見つけてくれて、ありがとう。 おかげで、お前らと遊んだ記憶をまた思い出せた。 歪な関係だったけど…短い時間だったけど…クソ楽しかったよな。 …なあ、イナ。そんな顔するなよ。魂を清めるのが、お前の力なんだろ? だったら祈ってくれよ。俺が世界中に飛び散って、宇宙と一つになって、もっともっと沢山のガキ共を笑顔にできるように。 綺麗な花を咲かせる生命力になって。人間を動かすハッピーな感情になって。…最高に美味ぇポップコーンになって。 スリスリマスリ…って、祈ってくれよ。頼む…!」 ガコンッ!コロロロ…ぼろぼろに涙を零し、声をきらしながら、ジャックさんは最後のポップコーンを作った。 それはポップ・ガイの口から力無くこぼれ落ち、イナちゃんの足元を転がる。  「…頼むよ…」
 イナちゃんはしゃがみこみ、そのポップコーンをそっと拾い上げた。 それはもはや喫煙具から立ち昇る煙のように、今にも消えてしまいそうな朧な塊だった。  「スリスリマスリ。スリスリマスリ」 ポップコーンは��ナちゃんの両手に優しく包み込まれ、そのまま彼女の魂に溶けた。  「…それでいい。カナヅチは今日で卒業だ。もう溺れるんじゃねえぞ」  「ウン」
 「イナ」 抱き合って、ぼろぼろに泣く二人。イナちゃんは顔を上げた。 薄れ行くジャックさんが、半魚人から人間の顔になる。 水家に似せられた髪型や背格好。ただ、彼はよりがっしりとした体格で、首が太く、彫りの深い黒い目を持つインド・ネパール系人種の男性だった。  「ジャックさん」  「…おっと、違う。これじゃねえ。これも作られた顔だったな」 魂がほぐれていくにつれ、より深層に眠っていた、彼の自意識があらわになる。 ジャックさんは、ジャック・ラーセンさんは、私達の前で初めて素顔を見せた。
 「アイゴー…!」  「な、諦めがついたか?俺みたいなチンピラにこだわってねえで、もっと良い男を見つけろよ、イナ」
 最後にそう言って、ジャック・ラーセンさんは分解霧散した。 本来の彼は…殺人鬼の言う通り、確かにちょっと魚っぽかったかも。 全身を鱗のような細かいタトゥーで覆い、オレンジ色に染めたモヒカンを側頭部に撫でつけ、ネジや釘が煩雑に飛び出した屋台やマスクと同じようにピアスまみれな… 言うなれば、ポップ・ガイのお父さんみたいな人だった。
 こうして、私達は熱海町を後にした。 リナは千貫森に帰り、タルパ仲間と共に福島のパワースポットを復興する。 オリベちゃんは水家の遺体と共にドイツへ飛び、譲司さんはバリ行きを延期して警視庁公安部に向かう。 その間、イナちゃんは私の家に泊まって待機する事に。私の次のスケジュールは…連ドラ『非常勤刑事(デカ)』のロケで福井へ行くのが、明明後日。それまでは自由だ。 そして明日は私の誕生日!やっとイナちゃんと渋谷や原宿で遊べるぞ。 私はそう思っていた…渋谷スクランブル交差点にあのロリータ服の悪魔が現れるまでは。
◆◆◆
 十一月六日、正午〇時。 ヴー、ヴー…トートバッグ内でスマホが震えた。画面には、『イナちゃん』。  「紅さん鳴ってるよ、ほら出てあげなさいよ」 ディレクター兼カメラマンのタナカDが、ファインダーを覗いたまま言う。 私は不貞腐れて電源を切った。  「二十歳になったのに、まだまだ大人げないなー。ま、ヘリコプターは機内モードってのも正解だけどね」 座席にふんぞり返ったアイドル、志多田佳奈さんが言う。  「私はヘリに乗せられるだなんて聞いてないです。 どうして誕生日にこんな所にいなきゃいけないんですか」
 ここは東京上空千メートル、小型ヘリコプターの中。 だいたい私は非常勤刑事のロケで福井に行くんじゃ…多分、それすら事務所が用意した偽スケジュールなんだろうけど。 今度、ドラマ主演の伶(れい)先輩に言いつけてやるんだから! そもそも、どうしてこんな事になったのか。それは遡ること二時間前。
 私はイナちゃんを連れて、竹下通り(たけしたどおり)でウインドウショッピングをしていた。 あそこはロリータファッションの聖地で、個人的にロリータにはあまり良い思い出がないから、普段足を踏み入れる事は無い。あくまで観光地だから連れて行くんだ。 そう思っていたけど、実際に行くと、普通に楽しかった。 猫の額ほど狭い路地に、各種ファストファッションの直営店から、煩雑なノーブランド品を売るセレクトショップまで所狭しと詰め込まれている。 更に中空には、死後ポップな姿を取るようになった霊魂や、人々の感情の結晶らしき可愛いモンスター、誰かが作ったマスコットタルパなどがひしめき合い、イナちゃんがそれを見て飛び跳ねながら歓喜する。 さながら多感で繁忙な思春期の女子高生の心を、そのまま結界にしたようなカオス空間だった。
 服やアクセサリーなど、両手に戦利品入り紙袋を大量に持って、私達は電車で渋谷駅へ。 (この時、やたらめったら嵩張るロングブーツを二足も買って後悔したのは、言うまでもない。) そのまま観光を続行するのは難しいため、荷物は駅中にある宅配サービスカウンターに預ける事に。 ついでにイナちゃんが、コインロッカーからスーツケースを取り出し、それもバリへ配達して貰えるように手続きしたいと言う。
 「テンピョウ書けました、お願いします」  「はい、少々お待ち下さい」 私はカウンター脇でイナちゃんが送り状を預けるのを眺めていた。 スーツケースの分と、原宿で買った荷物分。  「あと、これもお願いします」  「はい、かしこまりました」 ん、もう一枚?覗きこんでみると、そこにはこう書かれていた。
 『お届け先 ゆめみ台 志多田佳奈様 品名 紅一美 ナマモノ/コワレモノ/天地無用 お届け希望日 今日 したたび通運』
 『ヌーンヌーン、デデデデデン♪ヌーンヌーン、デデデデデン!』 天井スピーカーから阿呆丸出しなイントロが聞こえてくると同時に、私は条件反射でイナちゃんを置いて宅配カウンターから逃走していた。
 『ヌーンヌーン、デデデデデン♪ヌーンヌーン、デデッデーン!』 階段を下り外に出る。こんなところで捕まってたまるものか。
 『背後からっ絞ーめー殺す、鋼鉄入りのーリーボン♪』 出口付近にある待ち合わせスポット、モヤイ像が見えた。 …奇妙な歌を垂れ流すスピーカーと、苺の髪飾り付きツインテールが生えている。あのロリータ悪魔のシンボルが。私は血相を変えて更に走った。
 『返り血をっさーえーぎーる、黒髪ロングのカーテン♪』 私を嘲笑うアイドルポップと、ただただスマホカメラを向ける無情な喧騒。 それらはまるで、昨日までの旅を締めくくるエンディングテーマのようだ。 但し、テレビ番組ではエンディング後に次回予告が入る。
 『仕込みカミッソーリー入りの、フリフリフリルブラーウス♪』 そして次回が来たら、また過酷な旅に出なければならない。 嫌だあああぁぁ!行きたくないいぃぃ!! 私はイナちゃんと渋谷で遊んで、お誕生日ケーキを食べて、空港に見送りに行って、お家に帰ってゆっくり寝て、福井で女優をするんだああぁぁぁ!! ていうか考えてみたらイナちゃんもグルだったあああぁぁぁ!!!裏切り者おおおぉぉぉぉ!!!
  『防刃防弾仕ー様の、コルセットーもー巻ーいてる♪』 スクランブル交差点に、爆音を撒き散らすアドトラックが現れた。…天井に、なんか生えてる。  『…ご通ぅぅぅ行ぉぉぉ中の皆様あああぁぁ!!』 渋谷駅に響き渡るロリータ声。諸行無常の響きあり。 ドゴッ!…体が乱暴にすくい上げられたような浮遊感。背後を振り向くと、宅配業者制服の男達が私を神輿みたいに担ぎあげている。  「オーエス!オーエス!」  『こんにちはァー、したたび通運でーーーす!!』 私はあれよあれよとスクランブル交差点へ運ばれ…トラックに集荷された!
 『あーあー♪なんて恐るべきー、チェリー!キラー!アサシンだ!』  「何!?何!?何なんですか!!?」 男達が私に何かを背負わせ、トートバッグごとベルトで固定していく。 目の前では、いつの間にか宅配業者制服に着替えたイナちゃんが敬礼している。  「ヒトミちゃん、したたび通運空輸便だヨ!」  「え?は?は!?」
 『破壊されしーオタサーからー…』 トラック天井に運ばれる。棒とロープが生えたバルーンクッション。 ああ。空輸便って。察した。『…遺族ーのー声はー確かに届ーいたー♪』
…わたし 童貞を殺す服を着た女を殺す服を作るよ もっともっと可愛くて 殺傷力も女子力も高い服を…
 サビに差し掛かったアイドルポップが遠ざかっていく。 私は…飛んだ。逆バンジージャンプで射出されて、渋谷のど真ん中で空を舞った。 あーあ、結局また騙された。ばーかばーか。テレビ湘南に水家曽良の腐乱死体送りつけてやる。ばーかばーか。
 そして無限にも思える長い一瞬の後、私は再び渋谷の地へ…落ちず。 なんとそのまま、上空を旋回していた小型ヘリに空中で捕縛され、拉致されてしまったのだ…。
 「はーい、ドッキリ大成功!毎度おなじみ、志多田佳奈のドッキリ旅バラエティ、したたびでーす!」 放心状態の私をよそに、悪魔的極悪ロリータアイドル、志多田佳奈さんが『ドッキリ』と書かれたプラカードを掲げた。 異常が、事の顛末だ。(これは誤字じゃない。異常なんだ。)  「ちなみに今回のドッキリは視聴者公募で、ペンネーム『ビニールプール部』さんのアイデアをやらせて頂きました!ありがとうございました~!」  「何が視聴者公募ですか。あんた達全員ビニールプールに沈めてやろうか!? だいたい、どうしてイナちゃんまでグルなんですか!」  「あの子はねぇ」 タナカDが画角外から、私と佳奈さんの会話に割って入る。  「昨夜SNSに紅さんと福島観光してる写真をアップしてたから、アポを取ってみたら、あっさり快諾してくれてですね。 今日あなたが渋谷に行く事も洗いざらい教えてくれたよぉ。『カナさん一番好き日本のアイドル!』とか言ってね」 げ、そうだった!忘れてたあああぁ!! 宅配サービスカウンターに行くのも予定調和だったのかあぁぁ!!  「目的地に着いたら電話かけ直してあげなさいよ」  「目的地じゃなくて渋谷に帰して下さい」  「そう言うなよ、一美ちゃん。 今日から記念すべき新企画が始まるんだから」  「新企画?」
 佳奈さんが座席の下からフリップを取り出す。 おどろおどろしいフォントで『調査せよ!綺麗な地名の闇』と書かれたフリップを。  「じゃじゃーん!新企画、『綺麗な地名の闇』!」  「何ですか、物騒な…」  「一美ちゃんはさ、ゆめみ台って行ったことある?」  「ゆめみ台?電車の乗り換えで通った事ぐらいはありますけど」  「ゆめみ台の旧地名は知ってる?」  「知らないです」  「ジャジャン!これです」 佳奈さんがフリップ上の『ゆめみ台』と書かれたポップなシールをめくる。 するとネガポジ暗転カラーで『蛇流台』と書かれた文言が現れた。  「じ…じゃりゅうだい…」  「蛇流台a.k.a.(アスノウンアス)ゆめみ台は、元々土砂崩れが起きやすい場所だったんだって。 だから今は人が住めるように整備されて、ゆめみ台って綺麗な地名になった。 それって涙ぐましい努力の歴史だと思わない?」  「はぁ」  「そこでね!この企画では、そーいう一癖あるスポットのいい所も暗部も、体を張って紹介していけたらなーって思うの! というわけで一美ちゃん、今日はゆめみ台国立公園でロッククライミングね」  「ああはいはい…はい!?」  「大丈夫!もう蛇流台じゃなくてゆめみ台だから崩落しない!」  「それ以前の問題です!ロッククライミングなんてやった事ないですよ!? どーして突然拉致されて、挙句崖まで登らなきゃいけないんですか!? 私まだ一昨日までの疲れが抜けてないんです!!」  「え?一昨日まで何してたの?」 除霊…とはさすがに言えない。  「…徹夜で…別番組の、廃墟探索ロケ」  「あ、その企画いいね」 しまった!鬼に金棒を与えちゃった!  「い、いえ、私はクライミングがいいな!その方が健康的だし!」  「ひょっとして一美ちゃん、お化けが怖かったのかい?」  「うるさい!」 カメラ外からタナカDにチャチャを入れられた。 怖いも何も、実際は私が分解霧散させちゃったけど。 そんな事より…
 私はフリップ下部に書かれた幾つかのご当地ゆるキャラ達を見ていた。 ゆめみ台の物と思しき台形のパジャマ姿の子や、他にも鳩みたいなもの、犬みたいなものもいる。 その中に一つだけ異質な…毛虫らしきキャラクターを見て、私は戦慄を禁じ得なかった。 灰色の毛、歯茎じみた肌、潰れた目、黄ばんだ舌… 似ている。金剛倶利伽羅龍王に、あまりにも似ている。  「佳奈さん。この下に描かれたゆるキャラ達…まさか、今後これ全部まわるんですか?」  「ん?知ってるキャラがいた?」  どうやら…私に休息の時はないみたいだ。 これもイナちゃんが導いた、『気』の巡り合わせなのかもしれない。
 金剛有明団、きっとすぐ近い将来相見える事だろう。 私はトートバッグの中で、静かにプルパ龍王剣を燃やした。
0 notes
dossan12-blog · 5 years
Text
アルティメッツ:1巻
ようやく1巻まで読み終えましたよ…小プロさんから2012年12月に発行されたヤツです。いや本来は17年の秋の神保町ブックフェスティバルの小プロさんのブースにて、MARVEL NOW!以降の設定リランチ後の初翻訳ホークアイシリーズやアントマン関連の幾つかの翻訳本と一緒に買ったんです(2巻も)。それを何故ここまで長い事『積メコミ』状態にしていたのかと言うと…
まぁ単純な話、分厚過ぎて気軽に読める本じゃない事(コミック部分だけで330頁超)、アルティメットユニバースを舞台とした翻訳本に手を付けるのが久々だった事(翻訳された時点でUユニバース舞台の翻訳本は10年以上前のX-MEN誌とスパイダーマン誌位しか無かった様な…?)、序盤がメインキャラのイントロダクションに多くのページを使っているので先の展開をパラパラと流して見てみたらハルクが暴れてたり異星人が暴れてたり何やかんやBIG3で事態を解決してたりのお決まりのパターンで『何が何でも優先的に読みたいという程でもない』という点が非常に大きかったと思う。
なので先延ばしにしていたままだったものですが、流石に1年以上放置してるのはアカンやろという事で、本日仕事から帰ってすぐにメシも食わずに読み通しました。とても意義のない休日の時間の使い方ですね。平日でも出来るやんけ。
■着眼点■
________________________________ ・フューリーの姿(大方の映画でもこちらを採用) ・順当に老いたバッキー(Not ウィンターソルジャー)と、アース616と同じく氷付けで肉体年齢が変わらないまま復活したキャップの年代差の葛藤(復活までの経過年数はアース616が20数年、Uユニバースでは57年) ・トニーの脳腫瘍による余命設定 ・アイアンマンのデザイン(カラーに特徴が無くなった) ・ソーの姿(ドナルド=ブレイクがベース?) ・ジャービスの性格 ・バナーの設定(リック=ジョーンズはかかわってない?) ・ハルクのカラー(アース616の初出と同様の『グレイハルク』) ・ベティの役割(肝心のロス将軍は?) ・MCUで採用された『チタウリ』の名称の初出(『スクラル』の名称はFFの映画化の権利関係で使えなかったわけではなく、単にもっと格好良い名称に変えようという話だった事が巻末インタビューにて語られている。コメンタリーでもMCUでのチタウリの設定はまるきり別との事) ・チタウリの司令官の設定(チタウリ=スクラル。アース616のスクラル(厳密にはスーパースクラルかな?)にヒーリングファクターばりの回復能力があった記述を見たことが無い。独自設定なのか単にこちらの見落としか) ________________________________ 映画アベンジャーズの原点として採用された少なくない数の設定・デザインが本作アルティメッツに収められており、MCUを追う際に読んでおけば色々とニヤリと出来る部分が見受けられるというやつですね。単体で読む場合も『地球規模の災厄を解消するためのスーパーヒーローチームの結成から1つの事件の解決』という非常に分かりやすいプロットなので、存外サクサクと読み進められました。展開的には『シークレットインベージョンをアベンジャーズ結成直後の時間軸に持ってきた風に置き換えたもの』という説明でも大丈夫かなと。参考書並の分厚いボリュームですが、Uユニバースでのオリジンから描かれているので、スーパーヒーロー系のアメコミ入門には割とアリなんじゃないかと思います。そりゃ誰だって最初はこの分厚さだと躊躇するでしょ… 私がアメコミを読む理由の一つに『考え方の多様性』というファクターがあります。単なる勧善懲悪に終わらない、時代の流れや人種・種族的立場による正解の無い対立というのはMARVELコミックにおいては定番のテーマで、このアルティメッツにおいてもやはり、非常に小規模でありながら強烈な印象を残すものとして描かれていました。アイアンマンと互いに親指を立て合い、勇気と信頼の証を交わした黒人の少年が、アイアンマンが飛び立った数コマ後には笑顔の兵士達に無下に払い退かせられる(インタビューにおいても、こういう描写のリアリティーを重視しているとの対談内容であった)のはヒーローコミックの展開としては非常に痛烈な皮肉を表していて、こういう事をありのままに垣間見せられるアメコミという存在は本当にアメリカならではの文化だと羨ましく感じるのであります(分かってるとは思うけどコミック内の展開を賞賛してるわけじゃないよ?)。作家&編集者独自の世界だけに終始する日本のマンガ(日本に限らないが)にはこういうスタイルでの描き方は出来ないからね、ギリギリを攻めるのが挑戦的だとかなんとか言う自信過剰なクリエイターが不必要に一線を超えて色々と極端過ぎるものを乱発するおかげで規制もどんどん厳しくなってるし。 シビルウォーでは『ケースバイケース』という考えを欠いた、私が個人的に思っている上記の『多様性』を否定して考え方を1つに収束するための仲間同士の内ゲバ対戦に、展開が進む程胸が苦しくなって萎えていったものでした。本作ではチームとしての対立こそ無いものの、個人個人の問題を抱えた人物が集結するために、1つの事件は無事に終結してチームとしての成果は上々な結果を収めたものの、個々人のエピソードとしては残念ながらスッキリとした終わりという形にはなっていません。ヘンリーとジャネットのピム夫妻の暴力の件は言わずもがな、研究結果を満足に出せずにチームに貢献できないストレスが内に潜むハルクを解き放ってしまうという衝動を押さえ込めないバナー博士の心象は正直かなり辛い。キャップが旧友の詳細を知るたびに他界済みという現実を受け入れる必要がある事も。トニーの余命も言及自体は2ページで片付けられたけど、無視出来る事じゃない。言うてUユニバースでのスパイディは死んだけどさ。 そんな中でソーは正史世界のイメージとは打って変わってチームワークを重視した物分りの良い人物像で非常に好感が持てるキャラでした。逆に言えば正史世界のソーが鼻に付いて好きじゃないという現われでもあるけど…あとホークアイね。キャップ&トニーと初対面の時点でシールドの敏腕エージェントっていう役所、正直相当カッコいい。まぁ展開的に第一線は張らせてもらえないけど、暴れるハルクの直接のハルク化解除というオイシイ見せ所を貰えるのはやはり愛されてるキャラだった。 で、2巻ですが… こっちも1巻同様のクッソ分厚い鈍器級のシロモノなので読了には中々骨が折れそうです。他の趣味と平行しつつ、ボチボチ読み進めていきたい所。
Tumblr media
0 notes
carguytimes · 7 years
Text
「フィアット500X クロスプラス」イタリアンなのにジ���プ レネゲードの弟分!?【夏江ちゃんの次のクルマ選び!! Vol.03】
自らハンドルを握って、ぶらぶらとドライブするのが趣味という、タレントの夏江紘実(かえ・ひろみ)さん。いまどき珍しい、真性のクルマ好き女子です。最近、ますます自動車にのめり込んでいるカエちゃんが、次の愛車にしたいのは……!? 今回のクルマ、フィアット500X クロスプラス! フィアットとクライスラーが共同開発したジープ レネゲードのプラットフォームを使いながら、500(チンクエチェント)の丸目ヘッドライトや台形ノーズ、ボディを一周するプレスラインなどのデザインアイコンを巧みに取り入れ、オシャレなコンパクトSUVに仕立てています。試乗車クロスプラスの価格は334万8000円、ボディカラーは「ブルーアバター」、内装色は「ブラウン/グレー」をチョイス。 助手席の楽しそうな女子は・・? タレント・ラジオパーソナリティとして活躍する夏江紘実ちゃんです。ドライブ中は愛用のスマートフォンに入れたハワイアンミュージックを流しています。 49万円で購入した中古のトヨタ・プレミオ(2004年式)の年間走行距離は2万4000㎞。愛着はあるもののディーラーの定期点検でエンジンオイル漏れが発覚。その修理代を見積もったらなんと40万円。というわけで、次期愛車選びは「企画」じゃなくてガチになりました。 試乗車は最上級モデルのクロスプラス。高級感たっぷりのレザーシートや8ウェイパワーシート&シートヒーター(前席のみ)も標準装備。ダークグレー仕上げのインストルメントパネルはクロスプラス専用装備です。 「ドアを開けた瞬間に目に飛び込んでくるのがシックな色合いのレザーシート。もうこれだけでもセレブ感がプンプンしていますよね。『カワイイ系』や『オシャレモード系』のコンパクトカーや軽自動車はたくさんありますが、ドアの内張りまでレザーだし、革巻きのステアリングも女の子向けに細くするんじゃなくて太くてゴッツイ。徹底して『ホンモノ感』を追求している感じがします」。 「ドライブ、行っちゃう?」「車高も高くてアウトドアなイメージですが、街なかでコレを普通の足代わりにサラっと乗りこなしているとカッコ良くて大門未知子みたいな〝デキル女〞に見えると思います」。 自動防眩ルームミラーやダークグレーのインパネ(他はボディ同色)はクロスプラスの専用装備です。 センターコンソールにあるドライブムードセレクター。走行シーンに応じて車両の挙動を変化させ���3つのモードを選択するダイヤルです。「オート」は一般道や市街地走行に適したモードで燃費を重視、「トラクション」は雨天時や路面凍結時、荒れた路面などタイヤが滑りやすい走行環境に適したモード、「スポーツ」はエンジンのレスポンスが向上し、スポーティな走りを楽しむためのモードです。 「スピードを上げた時の安定感は抜群ですね。ATは驚異の9速ですが、ギヤのつながりがスムーズで滑らかに加速します。乗り味は〝コンパクト〞とは思えないほど、どっしり落ち着いている印象で1クラス上の高級SUVのような感じ。タイヤが18インチと大きいのでもっとゴツゴツしているのかと思ったけれど、お尻に伝わる衝撃も少なくて優しい乗り味がとってもカエ好みです」。 31 フィアット500X クロスプラスは、ベーシックなポップスターとポップスタープラス、上級モデルのクロスプラスの3本立てです。 「オーナーみたい?」ジャケットとクロスプラスのレザーと同系統の色でコーディネート。こんな楽しみ方ができるのもオシャレなイタリア車ならでは。 ポップスターは専用デザインのファブリックシートで、運転席は高さ調整機構と電動ランバーサポート機構付き。ポップスタープラスとクロスプラスはレザーシートで、前席に8ウェイパワーシートとシートヒーターが備わります。ステアリングとシフトノブは全車レザー。インパネはポップスターとポップスタープラスがボディ同色になります。 「シートのサイド部分が結構張り出していて、体全体が包み込まれる感じで安心感があります。自分が運転せずに〝助手席専門〞だったとしてもインパネの凝ったカタチや丸を基調にしたダイヤルやスイッチ、ドアノブなど、いろんな部分に遊び心たっぷりの演出が効いていてワクワクしちゃいます」。 「フォントが可愛い」ボディサイズこそ兄貴分の500とはだいぶ異なるものの、丸目のヘッドライトや台形ノーズなど特徴的なアイコンはしっかり継承され、紛れもなく500ファミリーの一員。500をモチーフにしたブランドロゴをフロントシートに刺繍。ホイールのセンターキャップやフロアマットなどいろんな場所にファミリーの証しである500のロゴが配されていています。 丸をモチーフにしたヘッドレストは3座席分備わり、左右にISOFIXチャイルドシートアンカーが備わります。 駐車場での撮影ですが、ちゃんとシートベルトをしてインプレッション。「なんか普通のシートと風合いが違うなと思ったら、部分的にプレタポルテ(高級既製服)の素材が使われているんですね。さすがはファッションセンス抜群なイタリア人。シートの質感にはこだわりますね。でも、これだけ内装がラグジュアリーな雰囲気だと、ドアを開けた時に〝服装チェック〞されそう。乗る人のファッションセンスが求められそうです」。 「フロントシートは着座位置が少し高めでSUVっぽく見晴らしがいいのに比べて、リアシートは逆にお尻を沈み込ませて座るスタイル。ちょっぴりタイトに包み込まれる感じが高級セダンみたい。なんか前後で雰囲気が異なるのが不思議な感覚です。窓が小さいので若干圧迫感はありますが、シート自体はクッションが適度に硬くてロングドライブでも疲れにくそうです」。 エンジンは全車1.4Lの直4インタークーラー付きターボ。スペックはポップスター/ポップスタープラスが最高出力103kW(140馬力)/5000回転、最大トルク230Nm(23.5kgm)/1750回転。クロスプラスが125kW(170馬力)/5500回転、最大トルク250Nm(25.5kgm)です。 クロスプラスは前輪がスリップすると後輪にも駆動力が配分されるパッシブタイプの4WD。トランスミッションはトルコン式の9速AT。ポップスター/ポップスタープラスはFF(前輪駆動)で、トランスミッションはデュアルクラッチ式の6速ATです。 ラゲッジ容量は350L。リアシート格納時は1000Lまで拡大します。 リアシートは6:4分割可倒式で着脱式のトランクカバー付き。バックドアの開口が大きく、ラゲッジの床がフラットなので楽に荷物を積み下ろせます。 「見た目や車内の雰囲気は高級なんだけど、だからこそあえて着飾らないでカジュアルで乗るのがカッコいい。『普段使いしたい高級車』ですね」。 「意外に広いかも!?」「スタイル優先で実用性は二の次かと思っていたら、荷室は結構広いじゃないですか。今回試乗したモデルは雪道に強い四駆だから、ここにスキーやスノボのアイテムを積み込んでゲレンデに出掛けるのも楽しそう」。 「可愛いうえに、使えるヤツ!」「丸目のヘッドライトから始まって、シートのヘッドレストまで丸かったりと、エレガンスなのにさり気なく遊び心を盛り込むあたりがニクイ演出ですね。そのうえ荷室の広さや使い勝手を含めて実用性はしっかり押さえている。文武両道のスポーツマンみたいです」。 クロスプラスとポップスタープラスのヘッドライトはキセノン、ポップスターはハロゲン式。フロントとリヤのフォグランプは全車標準。 「この記事を読んでいるお父さん、こんなシャレたクルマを奥さんや娘さんにプレゼントしてあげたら間違いなく喜ばれますよ」。 兄弟車のジープ レネゲードはクロカンテイストですが、同じプラットフォームを使いながら、卓越したデザインセンスで見事にフィアット500ファミリーに『変身』しました。 「フィアット、大好きかも」「ルックスは丸っこくて可愛いけれど500じゃ小さすぎるし、パンダはカタチが…という人には絶妙なサイズ感で、スタイリングも500譲り。なかなかオイシイところを突いていますなぁ。アルファロメオは少しマニアックな感じだけど、フィアットなら気負わず普段着感覚で乗れるのも魅力的ですね」 楽しい時間は「アッ」という間に過ぎ、フィアット500Xとの別れの時間が近づいて来たのでした。 (文:湯目由明/モデル:夏江紘実/ヘア&メイク:中田愛美/写真:ダン・アオキ) ■夏江紘実(かえ ひろみ) グラビアやイベントのほか、ラジオでも大活躍中の紘実チャン。FM NACK5「The Nutty Radio Showおに魂(毎週水曜20:00~23:00)」では話題沸騰の古坂大魔王の相方を務める。ラジオ日本「Hello! I,Radio(毎週金曜9:00~11:00)」も好評オンエアー中。木目パネルが似合う国産4ドアセダンをこよなく愛し、愛車は中古の先代トヨタプレミオをチョイス。購入後9ヶ月で走行距離が2万㎞を超えるほどのドライブ好きで、道の駅巡りにもハマっている。 ■湯目由明(よのめ よしあき) 新車雑誌やカスタム関連のムックのほか、カーグッズ専門誌での用品インプレッション、キャンピングカー専門誌では車中泊やクルマ旅をテーマにした取材を数多くこなす。愛車は2005年式R50ミニクーパーと1999年式S2000。クルマも好きだが鉄分も多い42歳。 【関連リンク】 ・フィアット500X http://www.fiat-auto.co.jp/500x ・夏江紘実 http://ameblo.jp/6363117/ 画像付き元記事はこちら:「フィアット500X クロスプラス」イタリアンなのにジープ レネゲードの弟分!?【夏江ちゃんの次のクルマ選び!! Vol.03】(http://clicccar.com/2017/02/13/444940/) あわせて読みたい * フィアット・パンダがマイナーチェンジ。価格据え置きで安全装備を充実 * フィアット500L改良型、豪雪でテスト!前も後ろも完全リフレッシュ * 「ツインエア」を積む150台限定のMT仕様「Fiat 500 S」が登場 * チェック柄シートや高級オーディオを備えた200台限定の「Fiat 500 Scacco」 * 2016夏の思い出「美女と愛犬」Fiat 500Cで葉山へ!【森谷まりん×愛犬ティティ】 http://dlvr.it/NMbJrJ
0 notes