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#サピア・ウォーフ
ryotarox · 2 years
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理科系の文学誌/詳細|工作舎
PART 1 言語の宇宙へ ケースⅠ 『バベル-17』  a 善意の〈罠〉が必要な理由について  b デカルトの凡ミスと言語について  c 言語の謎についてのSF的事例  d 完全言語のこわし方  e 理想言語をもとめる人々の心得
バベル17 (ハヤカワ文庫 SF 248) | サミュエル R.ディレイニー, 岡部 宏之 |本 | 通販 | Amazon
川又千秋氏の傑作『幻詩狩り』と並ぶ、《言語SF》の傑作です。魅力的な《キャラクター》、センス・オブ・ワンダー溢れる《アイデア》、最後まで読者を引っ張って行く《ミステリー的展開》など、読み所が満載です。でも、この作品のキモはやっぱり、ディレイニー特有の、詩的かつ神話的な《言語論》にあると思います。簡単に言えば、《言語とは、それ自体が、一つの独立した世界である》という所でしょう
バベル-17 - Wikipedia
バベル-17(Babel-17、BABEL 17との表記もある)は、アメリカ合衆国のSF作家サミュエル・R・ディレイニーによる1966年の長編SF小説。 1967年に「アルジャーノンに花束を」とともにネビュラ賞長編部門を受賞
あらすじ 人類を含む3つの星間種族からなる同盟と他の4つの種族からなるインベーダーは長い戦争を続けていた。同盟に対する破壊工作が行われる直前に必ず記録される謎の通信はバベル-17と名付けられたが、誰も解読することが出来なかった。天才的な言語学者で著名な詩人でもあるリドラ・ウォンはその解読を依頼され、敵がどうやって戦略的拠点に侵入しているのかを調べるため、宇宙船ランボー号と多彩な乗組員を雇用する。
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kennak · 10 months
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昭和の頃、ある有名な英語学校が「英語で考える」を教育スローガンにしていた。その広告を見るたびに、なんだか奇妙な感じがした。言いたいことはもちろん、わかる。英語で文章を作るときは、日本語の発想とは全く異なる仕方で、最初から英語的に組み立てないと、まともな英文にならない。自分の頭の中で日本語を介在させても、時間と思考力のムダになるだけだ。だが、それを「英語で考える」と呼ぶべきなのか。わたし達は本当に、「言葉で考えて」いるのだろうか?わたしが昨年、出版の取りまとめと編集をお手伝いした恩師の著作「 気品あるアタマと冒険ある実践」(西村肇・著)の中に、「人間と言葉 〜人は言葉で考えるか 科学者とコトバ〜」と言う文章が収められている。もともとこれは’90年代に、ある大手メディアが100万円の賞金をかけて21世紀論文賞を募集したときに、応募した論文であった。そして審査委員会でいったん受賞が決まりかけたのだが、一部の委員(特に名をあげると故・星野芳郎氏)が強く反対して、結局、受賞者なしとなってしまったという、いわくつきの文章だ。この論文の最初の方に、著者がそれ以前にある雑誌に「人が何かモノを作り出そうと考えている時、コトバで考えるのだろうか」との疑問を書いたら、共感と批判の両方が寄せられた、というエピソードが紹介されている。技術者からは賛同が多く、文化系の人たちからは厳しい意見が多かったと言う。ことに、ある芸術大学の教授からは、「人は言葉で考える」のである、に始まる明確な反論が寄せられた、と書かれている。ある種の文化系的な、あるいは西洋型教養を身に付けた人にとって、「人間は言葉で考える」は、自明の真理らしい。上に述べた星野芳郎氏の審査意見にも「本質をついていない」と言う言葉があったという。星野氏はどうやら、人間の思考の本質を、自分自身はご存じだと信じていたようだ。だが、人間の考えるという行為は、それほど自明なものだろうか。ちょっと調べてみるとわかるが、「人間は言葉で考える」という見解は、『言語思考仮説』(linguistic relativity hypothesis)と呼ばれている。カッコ内に英語があること、その英語が日本語とは微妙に違うことから、このような考え方は西洋で育ってきたものだと推測できる。言語思考仮説の提唱者は、20世紀初頭に活躍した言語学者のエドワード・サピア(Edward Sapir)と、彼の弟子筋にあたるベンジャミン・リー・ウォーフ(Benjamin Lee Whorf)と言われており、彼らの名前を合わせて「サピア=ウォーフの仮説」とも呼ばれる。サピアは人類学者でもあり、「使用する言語によって人間の思考が枠付されている」という言語観を打ち立てる。のちにウォーフがそれを発展させ、「言語の構造が、その人の世界の認識のしかたに影響を与える」との説を立てた。いずれも言葉(Word)や言語(Language)が、人間の思考に重要な役割を果たしている、との主張だ。彼らはまず、言葉(Word、語彙)と概念の関連に着目する。各言語にはそれぞれ特有の語彙が存在し、異なる単語や表現がある。英語におけるsnowのバリエーションは限られているのに対して、日本語の雪を表す言葉、粉雪とかぼたん雪とか細雪などは幅広い。さらにアイヌ語の雪に関する語彙は、もっと豊富らしい。あるいは、わたしがよく引き合いに出す例だが、英語のManagement、 control、 administrationの区別に比べて、日本語は「管理」の一語で全部済ませてしまう。そこでマネジメントという行為の内容を、より詳細に分析する思考が止まってしまいがちだ。つまり言語が提供する語彙の範囲が、思考をも制限してしまう可能性がある訳だ。そしてもちろん、英語の文法や、その元になっている、時制、単数複数の区別、仮定法・接続法、冠詞の存在なども、思考の枠組みや展開に影響を与えているはずだ。若い頃、フランスからの留学生に、「日本語は単数と複数を区別しないが、それでどうやって論理的に考えることができるのか」と問われて、うまく答えられなかった記憶もある。単複の区別は別になくても不便に感じないが、しかし仕事で後輩が、過去形と現在形をごっちゃにして話しているのを聞くと、「もっと区別してくれないと相手に誤解を与えるのに」とイライラすることはある。日本語には時制の概念が薄く、「確定してしまった事態」であるかどうかの判別が重要になる。このように事象の認識に、言語のあり方が作用するのは、たしかに事実だろう。だが、サピア=ウォーフの立論が、『仮説』と呼ばれている点にも注意してほしい。まだ実証はされていないのだ。なのに、西洋の論説が海を渡ってわたし達の国に来ると、いつの間にか真理や本質になってしまいがちなものらしい。それとサピアやウォーフは、いずれも20世紀の米国の人であり、これらの主張が意外と新しいこともわかる。19世紀までの西洋社会では、西洋文化の考え方が絶対的に正しいもので、それ以外は未開だと考えられてきた。サピア=ウォーフの仮説は「言語相対性仮説」とも呼ばれるが、アメリカ先住民の言語研究などを通して、非西洋人も、非西洋人なりに「考える」のだ、という(我々から見れば当たり前の)ことを、明らかにした訳である。しかしまあ一般に、欧米文化は言葉を重んじる文化だと言うことはできる。「始めに言葉ありき」というヨハネ福音書の冒頭の聖句を信じてきたから、という見方もあるだろうが、むしろ言葉を重視してきたからこそ、いかにもギリシャ的なヨハネの神学を受け入れやすかった、ということかもしれぬ。
考える技法——人間は言葉で考えるか : タイム・コンサルタントの日誌から
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behavior-science · 2 months
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時間感覚においてもサピア・ウォーフ仮説が支持される
言語表現が認知に影響を与えるというサピア・ウォーフ仮説を支持する新たな実証例です。
時間を表す言語表現は言語の種類によって異なっていて、日本語の「長さ」のように距離になぞらえるものや、容器が満たされていくことになぞらえるものがあるのだそうです。
そこで、直線が伸びていくアニメーションと容器が満たされていくアニメーションを被験者に見せて、どちらが正確に時間を感知できるか調べたところ、言語表現の種類と相関があったということです。
興味がおありの方はお読み下さい。
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straycatboogie · 2 months
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2024/03/17
BGM: U2 - Get On Your Boots
今日は休日だった。朝、恒例のzoomでのミーティングで英会話に興じる。その後、これまで続けている英語のアクティビティ(つまり、どんなことを英語を学ぶ上でやってきたか)をメモパッドに書いていった。たとえば英語で毎朝日記を書きつけ続けていること、いつも書いている英語メモ、DiscordやMeWeでの英語でのコミュニケーション(単にチャットしているだけだが)、そしてその他SNSを使った交際。その後、図書館に行きオーシャン・ヴオン『地上で僕らはつかの間きらめく』を借りる。
10時より、zoomを使った「発達障害を考える会」のオンラインミーティングに参加する。そこにおいて、ぼくの発表の板に上に書いてきた英語活動について話す。この学びの始まりをたしかに思い出せる。なぜこんなふうに英語を学ぼうと思い始めたのか――その昔、40歳の時(そしてすでに人生に絶望していた頃)、いまのジョブコーチの方に言われた言葉が発奮するきっかけとなったのだった。「あなたの英語はきれいでわかりやすいです」と。そしてほぼ同時期、MeWeで別の友だちが言ってくれた。「あなたの英語はクールだ!」。ああ、そこから変わったのだった。
でも、だからといって「英語は必須! できないのは単にあなたが怠惰だからだ。世界はグローバル化しているんだから」なんてことは言わない(「口が裂けても」言わない。ぼくだって皮肉でもなんでもなく、きわめて怠惰な人間です)。この世にはすでにいろいろなデバイスが存在する。平たく言えば、翻訳してくれるポケトークのような機器がある。そうした機器はきわめて早く・的確に英語に翻訳してくれる。それらを使うな、なんてことは言わない。便利なのはいいことだ。ただ、思い出すのは「サピア=ウォーフの仮説」だ。使う言語がその人の考え方・フィーリングを左右する(可能性を持つ)というもので、この仮説にしたがえば言葉を学ぶこと・話すことは別の言語へと自分を開くチャンネルとなりうる。だから興味を以て学べるのだろう。
そのミーティングでは、他の方のプレゼンテーションも楽しめた。特にある方の「ルッキズム」という現象に関する発表が面白かった。これは見かけ・外見がその人の印象を左右しかねないというものだ。言い換えれば外見がその人に対する偏見を生むきっかけとなる(「偏見」なので、騙されることもある)。ぼくが思い出すのは、とあるアメリカのネイティブの方の話。この方は英語教師で、アフロ・アメリカン(俗に言う「黒人」。ただ、彼女のルーツはよく知らない)なので「ヒップホップはお好きですか」と訊かれてそれで困ったのだとか。もちろんアフロ・アメリカンならヒップホップなどの音楽に通暁しているという偏見の産物だろう。
夜になり、またある友だちの英語でのzoomのミーティングに参加する……ああ、アホみたいにたくさんの機会を介して英語に触れている。勉強家? ではないだろう。なんというか、自分でも「英語クレイジー」だなとあきれてしまった。
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toya-matsuzawa · 8 months
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『未来をつくる言葉:わかりあえなさをつなぐために』(ドミニクチェン)を読んで
普段、読書感想文のようなことは書かないし、本のレビューってあんまり信用していない。その時にその人が受け取ったように自分が受け取れると感じないからだ。でも今回はこの本から受け取ったことを自分なりに解釈して、自分の言葉で書き残そうと思った。直感で、それが必要と感じたから。 サピア=ウォーフ仮説と環世界 サピア=ウォーフ仮説ある言語を母語とする人の認識・思考はその言語によって影響されるという説。言語相対主義ともいう。 コトバンク 環世界生物がその感覚器官によって主体的に知覚し、直接働きかけることができる環境のこと。物理的な環境や人間がとらえる環境とは別に、種によって異なるその種特有の環境があると、ドイツの生物学者ユクスキュルが提唱した。 コトバンク サピア=ウォーフ仮説は簡単に言うと、話す言語で自分の人格も変わると言うもの。環世界は生き物によって世界は違って見えると言うものだ。私はこの…
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nagachika · 8 months
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ことばと思考 を読んだ
岩波新書。主にサピア=ウォーフ仮説(思考は言語に規定される)についてその是非を確認できるような実験結果の紹介とともに言語がいかに人間の思考に影響を及ぼしているかというのを説いた本。
結論としては言語は確かに思考に影響を与えておりその多様性は大きいが、人間の思考には元からあるパターン/癖のようなものがありその影響のほうが強い部分もありサピア=ウォーフ仮説の強い主張(言語が思考を規定するため他言語話者との真の意思疎通はできない)を是認することもできないし、完全に否定することもできない、というまあそうですよねという落とし��ころ。そこは正直どうでも良くて、挙げられている実験の結果から考えられる人間の思考のパターンがおもしろかった。
第2章では主に特徴を異にする母語を持つ集団間での差異に注目して、第3章では小さな子どもが言語習得前と後とで認知のしかたが変化することをもって(さらにそれが異なる言語を母語とする場合に変化のしかたが異なることをもって)、言語が人間の思考に与えている影響について例示している。主にモノの名前の分類(名詞の性や助数詞)、色の分類、動詞や助動詞の分類の違い、数に関する言葉の違いと数学的能力の関係、空間的な位置関係の表現の違い(絶対座標系と相対座標系)、時間の表現の違いなどが挙げられている。
特に興味深かったのは位置関係についての語彙で、前後左右を指す単語がない言語というのがかなりの数あるそうで、そういった言語ではどうやって位置を示すのかというと東西南北を指す単語を使うらしい。つまり絶対座標系で示す。その民族は方向感覚が良いんだろうなぁと思ったら実際に実験してもそうらしい。そしてこういった母語を持つ人はある図形の並びをみてから身体を180度回転して後ろを向いてから「さっきと同じ順に並べてください」と言われると、自分からみた順ではなく(我々はおそらくそのように並べることが多い)絶対的な包囲に合わせた並び(つまり鏡に映したように、自分からみると逆の順)に並べるらしい。なるほど。そしてさらに面白いのは、言語を習得する前の子どもは絶対座標系のほうで認知しているらしく、人間のデフォルトはそっちらしい。相対的な位置関係というのは後から身につく能力みたいで、ある意味でより高度な認知能力らしい。なるほど〜。
と、いろいろおもしろい実験が紹介されていてたいへん良いのだが、最近こういった心理学系の実験が再現性がないものが多いという話を読んだばかりなので、紹介されている実験についても対照の設定が甘いんじゃないかなとかやや細かいところが気になってしまった。なんとなく全体としては納得できる話ではあるけど、細かな実験結果については半信半疑くらいで憶えておこうかなと思う。
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inhhhread · 9 months
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2023.09.05
ジュリア・ペン『言語の相対性について』を読んだ。一般に「サピア=ウォーフの仮説」と呼ばれる言語相対性の仮説についてロックとライプニッツの論争等にまで遡り議論を整理する論文なのだが頁数の半数以上を占める解説のほうが難しかった。パースとか、あるいはヤコブソンとか何もわかっていないので勉強したい。
新宿のTOHOシネマズでウェス・アンダーソンの新作の『アステロイド・シティ』を見た。かなり衝撃的だった。「映画は映画である」というゴダール的命題を想起したのは的違いだろうか。いずれ見直そうと思う。
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siteymnk · 1 year
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「言語が違えば、世界も違って見えるわけ」ガイ・ドイッチャー/著を読了。
「言語がヒトの思考に影響を与えているか」という問題、いわゆるサピア=ウォーフ仮説の弱いバージョンについての本である。 ホメロスには海がワイン色に見えていたのか? という問いから、言語表現に顕れる、人の遺伝的特徴と文化的特徴の影響について探求していく。 青と緑、青と水色を区別しない言語を使う人々は、そもそも色の区別ができないのか、しないのか。 前後左右の代わりに常に東西南北を用いる言語を使う集団がいて、その人たちは飛行機のような例外を除けばどんな所でも東西南北が判別できるらしい。言語を通じた人間の後天的能力獲得の力に驚かされる。
「言語が話者の思考を制限するという考えはおそらく間違っている。問題は言語が何らかの思考(記憶、直感、連想)を強制するのではないか」
色の語彙の歴史的変遷や文化間差異、単語にジェンダーを持つ言語と持たない言語の差異による翻訳の妙などは興味深く、「違って見えるわけ」よりも、違って見えるプロセスや背景が面白かった。
<まとめ> ・サピア=ウォーフ仮説(強いバージョン)→否定された ・「言語は思考に影響を与えている「(弱いバージョン)→ほぼ確定 ・その影響は重大か否か→論争中
知的好奇心としては面白かったのだが、実験・検証の経緯、ディティールの言い回しが独特で、読むのは少し大変だった。
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jinchousan · 2 years
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サピア・ウォーフの仮説は本物の言語学者の間では棄却されたらしいが、しかし、あまりに英語圏の人間の思考パターンが我々日本語圏の思考パターンと違いすぎ、であるがゆえに、彼らが日々生み出す言語的ミーム(イディオム、定型句、その他コミュニケーションを楽にする流行りの言い回し)を真似した途端、まるで思考パターンすら「彼らと同じようにならなければならない」と思えてくる。
個人的に重要だと思っていることは、とはいえ英語圏から概念が発明されることはしばしばあるし、日本語圏はそれを往々にして借用するのだということだ。
そして、借用した結果、日本語圏は日々助かっているのである。
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ryotarox · 13 days
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ソシオメディア | アナーキー・イン・ザ・UX
上野 学 2016年12月26日
ベネディクト・エヴァンスはこう言っています: 「道具はまず仕事に合わせて作られるが、やがて仕事の方を変えてしまう。」
モードレスな道具は、それが何に役立つのかを、ユーザー側が考えることになります。ユーザーはその道具の性質を理解し、自分が持つ様々なコンテクストに照らして、道具がサポートできる場面を見つけるのです。 ユーザーが自ら道具の使い道を発見するということは、道具がユーザーに対して新たな行動や価値観を与えるということです。道具は、ユーザーの要求を満たすためにデザインされながらも、それを使うことでユーザー自身を変えてしまうという力を持っているのです。
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Xユーザーのultravioletさん:
人間にはどうも、「道具を本来の目的意外に使いたい気持ちが起きる」「目的外使用が上手く行くとなんか嬉しい」という性質があるようで、これが創造性を促進する役に立っているような気もするが、労災を引き起こす原因にもなっているよな
2022年1月19日
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ここでの「道具」を「言葉」に置き換えるとサピア=ウォーフの仮説っぽくなる。
そして、人間が比喩として言葉を辞書にない意味で使うことにも似てる。
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wasite · 2 years
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WASITE.store 2022.01.26 now OPEN  今日の海 現実の世界は、すべての人が同じように把握しているか? これが「サピア・ウォーフの仮説」です。 1884年の今日 エドワード・サピア 誕生! アメリカの人類学者・言語学者です。 仮説は彼の名を冠する通り、 この人と教え子ベンジャミン・ウォーフによって提唱! これはつまり 「使用する言語によって、   人間の思考が枠つけされている!」 という全く新しい言語観を世界に打ち立てた! これが出てきたおかげで、 全ての言語を超えて、同じ情報環境を構築しよう! っと応用し発明されたのが、 プログラミングのハイパーテキストだったり、 今のOSじゃ当然のグラフィカルユーザーインターフェース、 情報を直感的に触れるマウス。 だから基本的に同じプロダクトが全世界中で使えることになる。 最近じゃメタヴァースという仮想現実世界で活動する流れもあるが、 世界はそれでひとつになる? そこにどんな「意義」があるのだろう? サピア・ウォーフの仮説の流れでいうと、 「意義」の概念はさまざまな言語の間で相違がある、としている。 みんな、違う意義を持ってるのです。 もっと身近な例で言うと、 日本で誰かを励ます時、 「がんばれ!」 って言うよね。 これ、世界ではこう表現します (意訳だけ紹介) 英語 「幸運を」 スペイン語 「元気!勇気!」 フランス語 「度胸」 ドイツ語 「成功を!」 イタリア語 「オオカミの口の中」(幸運を的な意味だって) ロシア語 「幸運を」 中国語 「油を注ぐ」(つまりもっと燃えろってこと?) アラビア語 「神があなたを助けます」 などなど、 幸運を祈る言葉が多いように見られます。 逆に言うと、 日本の「がんばれ」ってちょっと特殊だよね。 誰かを励ます。 そんな時も現実世界の見え方が 他の言語の人たちとは違うってこと。 J-popの応援歌で「ファイト」という言葉が 使われていたりしますが、あれは外国じゃ無理ゲー。 「戦え」 ってなるからw 大変なことなりますよ〜〜〜www 中島みゆきの名曲「ファイト」? まぁあれは応援歌というより、 自分が "自分" と戦ってる歌。 その"自分"とは、 「周囲に逆らうのも怖くて、   闘う前から諦めてはいなかっただろうか。    本当の敵は、周りの環境を変えようともしない     見て見ぬフリが上手くなった自分なのだ」 (って解説サイトから拝借) 現実世界は甘くない、私の認識ではね。 栃木の電車で暴行を受けた高校生は可哀想だ。 私も高校3年生のある日、 電車で女性に嫌がらせする男性を注意したことがあった。 私も殴られた。 ポコポコ殴られながらも反撃しようと思ったら、 周りの大人たちが止めに入りました。 で、すぐに私の降りる駅に着いて降ろされ、 何事もなかったかのように。。。 「殴られ損じゃん!」 ってイライラした時を過ごしましたが、 私の時は大人が止めてくれてよかったです。 (サンクス!あの時の電車のエヴリバディ!) 現実世界は思ったようにならないね。 自分の側に正義や正論があっても、 頭のおかしい奴がそれを聞かなければ 世界は平行線上で交わることはない。 言語の差で世界の認識は違うけど、 言語以前に会話の通らない奴とは そもそも同じ世界の住民にはなり得ない。 (言語の違いじゃなくて、話を聞かない、聞こうとしない人間ね) 栃木県の高校生の彼。 まずはちゃんと治療を受けて、はやく回復されることを願います。 彼と私は似ている。 メタヴァースの世界で、 アバターになって会えたら親友になれるかもしれない。 そこで!映画「アバター」の名セリフ!!! 「時に、狂った行動が人生を決めることがある」 1/26は、 私が東京から沖縄に向けてバイクで冬の道を20日走り、 鹿児島からフェリーに乗って本島に到着した日。 狂った行動でした(春にすればよかったのに)。 飛び出しちゃったことで、 人生は変わりましたよ。 もし、SF的ですが、 あの時の若い自分に一言、言葉をかけられるなら、 「頑張れ」じゃなくて 「幸運を」かもしれないです。 言葉の数だけ、意義と思いがあるのです。 今日もお読みくださってありがとうございます では、今日も良い1日を
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yuicasebaby · 4 years
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AIが生成した「存在しない言語」のジングルベルが流れるラジオを制作しました。 サピア・ウォーフの仮説によると、私たちの価値観は使用する言語によって規定されるとのことです。 存在しない言語のクリスマスソングを聞いた時、どうクリスマスを捉えるでしょうか。 @obake_ai @goodbye_fuji https://t.co/HFlpXHJVyH http://twitter.com/ryo_hat_chet/status/1211272448311615488
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dotomtom · 4 years
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AIが生成した「存在しない言語」のジングルベルが流れるラジオを制作しました。 サピア・ウォーフの仮説によると、私たちの価値観は使用する言語によって規定されるとのことです。 存在しない言語のクリスマスソングを聞いた時、どうクリスマスを捉��るでしょうか。 @obake_ai @goodbye_fuji https://t.co/HFlpXHJVyH ryo_hat_chet さんのツイートから
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tsubasasris · 7 years
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Arrival/メッセージ
もう随分前のことになりますが、映画「メッセージ」を見ました。
バイリンガルニュースで紹介?されて知ったこの映画、言語学についてすごい興味あるし、SFで面白そうだし、で上映前から気になっており、上映初日に見に行きました。
とっても思い白かったです。以下感想(ネタバレあり)
・非ゼロ和(Non zero sum)
この映画のテーマの一つである「非ゼロ和」。僕はこの映画を見るまでこの言葉を知りませんでした。一方が利益を得ることによって他方が損失する(Zero sum = 合計0)ではなく、一方の利益が必ずしも他方の損失にはならないこと。いわゆるwin-winという意味ですね。 この映画の中では、「争うのではく、対話する事で非ゼロ和をもたらす」ということを伝えているのだと思います。劇中に「武器は時制を解放する / Weapon opens time」というセリフがあり、その武器というのはヘプタポッドからの贈り物である「言語」。主人公ルイーズはヘプタポッドの言語を修得することで未来が見えるようになり、また中国の将軍を説得させ、後に世界が一つとなり、そして結果的に人類は3000年後ヘプタポッドを救う存在となる。非ゼロ和ですね。 ヘプタポッドたちと言語を教え合う下り、すごく面白かったなあ。
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・時間という概念
これもこの映画にとって、とても大きなテーマだと思います。 エイリアンであるヘプタポッドは前と後ろ、という概念がありません。それはヘプタポッドの宇宙船内の構造や彼ら自身の姿に現れています。我々は過去現在未来を直線的に捉えていますが、彼らにとってそれらは同時に円環して存在しているのです。面白い。ルイーズは彼らの言語を習得することでこの概念も習得して行きます。 言語を習得する事で思考が変わってくる、というあたりサピア=ウォーフ仮説をそのまま取り込んでいる感じでいいですね。 それに、ルイーズが将軍にいうセリフを未来の自分から教えてもらう、というのも完全にタイムパラドックスでぞわぞわしました。 特にルイーズの回想シーンは過去ではなく、未来のことなのでは?と気付き始めた感覚もぞわぞわです。CMで「娘を失った言語学者」とあったので、CMにやられた、、と思いました(笑) これは町山さんの解説で知ったのですが、この映画自体も最初と最後が同じシーンで繋がっており、円環する物語になっているんですね。おしゃれ。
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・ルイーズの決断
「愛」というのもこの映画の大事なテーマなのではないかな、と思います。 ルイーズは習得した能力で自分の夫(イアン)と娘の存在を知ります。そしてルイーズはイアンと別れてしまうこと、娘が若くして亡くなってしまう、ということも知ります。しかしルイーズはイアンと結婚し、娘を産む決断をするのです。(明確には示されてなかったかな?)死んでしまうことがわかっている娘を産むという決断。人間らしさ、を感じました。だって、もし産まなかったら、娘に会うこともできないし、愛することもできない。自分の中にある存在しない娘の思い出だけしか残らない。愛していたからこそ産む、という決断をしたのだと思いました。たとえ終わりがわかっていても愛することを止めることはできないんだろうなあ。深い。
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他にも色々思うことはありますが、すでに長いのでこの辺で。 映像もすごく綺麗で、さすがSONYだと思いましたし、物語も素敵。 もう一度見たい!と思う映画でした。
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shunusan · 4 years
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nazenazeboy · 4 years
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サピア=ウォーフの仮説
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