みほとけのかげわたしのかげの夜をまもる
種田山頭火
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いくさとの花鳥の音もかすむ日の光のうちに篭る春かな
正徹
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紫陽花のあせたる花に歌書きて送りても見んさめたる心
宮本百合子『短歌習作』
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さくらさくらさくさくらちるさくら
種田山頭火
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桜よ
我がしんじつを感ぜよ
らんまんとそそぐ日光にひろがれ
あたたかく楽しき春の
春の世界にひろがれ
室生犀星「桜と雲雀」(抜粋)
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暮れてゆく春の手向けやこれならんけふこそ花は幣とちりけれ
後嵯峨院
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柊を幸多かれと飾りけり
夏目漱石
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寝た者から順に明日を配るから各自わくわくしておくように
佐伯紺
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ほのかにも紫陽花のはな咲けば、
新にかけし撒水の
香のうつりゆくしたたり、
さて、消えやらぬ間の片恋。
北原白秋「紫陽花」(抜粋)
『東京景物詩及其他』 所収
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生きてかひなき身と知りながら
なにとて我は死なで在りや。
人の世には美とよぶもののあればなり。
美はいづこより来れるや。
美は詩篇より来る。
詩篇はたくみなる言葉より来る。
巧なる言葉はいづこより来れる。
そはメロデイーより来る。
メロデイーはいづこより来れる。
そは悲しみより来る。
悲しみは人の本性より来る。
本性は伝統より来る。
伝統はいづこよりか来れる。
伝統は絶えざる人の世の流より来る。
さればわれ
生きてかひなき世と知りながら
今も猶死なで在り。
冬の日はさむし冬の日はくらし。
われに与へよ。
わづかなるあたゝかさ。
つかのまの光を
「暗き日のくりごと」永井荷風
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月光の中より生れ来し人か玲瓏として輝きにけり
堀口大學
ルネ・ラリック「立像 シュザンヌ」(マントルピース装飾?)
東京都庭園美術館「北澤美術館所蔵 ルネ・ラリック アール・デコのガラス モダン・エレガンスの美」にt
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風吹かば今も散るべき身を知らで花よ暫しと物急ぎする
樋口一葉
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桜みなうす紫となるころを黄昏時となづけけらしな
吉井勇
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うたてやな櫻を見れば咲きにけり
上島鬼貫
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咲くからに見るからに花のちるからに
上島鬼貫
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世の中よ蝶々とまれかくもあれ
西山宗因
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いま一つ椿落ちなば立去ん
松本たかし
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