Tumgik
dmulala-blog · 2 months
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おもいだしたこと
”「非常に高い能力を持っているのに、女性であるがゆえに、男性社会のなかで認めてもらえない現状がある。男女差別をせずに、能力をみとめるべきだ」という問題意識で作られている映画がとても多いと思うんです。たしかに差別をせずに女性の能力を認めるべきと言うのは、そのとおりなんですが、じゃあ、「高い能力を持っていない人はどうなるんだ?」というのが気になるんですよね。”
ここを読んでハッとした。そしてあることを思い出した。
ある若い医師が講演で「患者さんに「あなたの治療の目的は?」とたずねると「血糖値を下げること」とか「HbA1cを下げること」と答えるけど、それはまちがってます。合併症にならないことなんです」と強調していた。 それを聞いてちょっと寂しい気持ちになった。すでに合併症になっている人はどうなるんだ?
合併症にならないことはもちろん大切。でも合併症になるのは自己責任ではない。同じことをしていてもならない人だっている。
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dmulala-blog · 3 months
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障害ではなく文化
黒人と白人は違うけど黒人の文化が劣っているわけではない。ただ白人の文化とは違うだけ。 男と女は違うけど女が劣っているわけではない。
脳の多様性、ニューロダイバーシティ。 障害は欠損状態ではなく独自の文化を生きていると考える。だから発達障害には発達障害の文化がある。 でも潰瘍性大腸炎の文化はないのではという問い。
いや「からだの多様性」だってあるでしょ、と。
聾の人たちには聾の人たちの感じ方考え方がある。ひとりひとりは違っても、聾の集団にとってきわめて固有性の高い感じ方や考え方があるはず。その体験世界の総合性が文化。潰瘍性大腸炎にもそのような文化があるはず。
ならば「糖尿病の文化」ってなんだろう。
当事者対決! 心と体でケンカする - 世界思想社 (sekaishisosha.jp)
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