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#風鈴の音色が涼しげ
myonbl · 10 months
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2023年7月29日(土)
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高齢男子と妙齢女子の凸凹コンビ、酷暑の中で3ヶ月ぶりの京都ツアーを敢行した。以前から宿題であった<松尾大社>をスタート、<鈴虫寺>は空振り、<魚問屋ととや>で美味しくランチを頂き、<安井金比羅宮><八坂神社>と経めぐって、いつもの<キリンシティ新京極店>で打ち上げ。酷暑に打ち勝つには麦酒でなければと、美味しくグラスを空けたとさ。
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午前4時起床。
日誌書く。
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朝食。
洗濯。
久しく使っていなかったEvernoteにログインできず、パスワードをリセットする。
今日は妙齢女子と3ヶ月ぶりの京都ツアー、阪急桂駅で待ち合わせ、松尾大社駅まで移動してまずはお詣り。
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風鈴祈願 招福除災の音
~夏の境内を彩る 600個の風鈴~
“鈴” は神代の昔より神事にも用いられ、音の “涼しき” より名付けられました。その音色は神様をお慰めすると同時にご自身の罪穢れを祓い、清々しくするものと伝えられます。
日々の穏やかな願いを短冊に記し、風鈴の音色と共に皆様の祈りを松尾山の風が松尾(まつのを)の大神様にお届けします。短冊祈願料500円 当社、授与所にて受付中。
皆様よりお預かりした風鈴は、松尾大社八朔祭9月3日まで境内にお供え致します。
とても綺麗で涼やか。
本来のターゲットは<鈴虫寺>、ところが門前の列に恐れをなしてすごすご退散、上桂駅まで汗をかく。
桂駅まで戻ってバスへ、七条千本で下車して<ととや>、15分程度待ってからの入店、日替わりの刺身定食+🍺を美味しくいただく。
タクシーで東山まで移動、安井金比羅宮へとやって来た。
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なんとこちらも<縁切り縁結び碑>にお詣りする人が長蛇の列、とっとと退散して八坂神社へと向かう。
疫神社夏越祭 素戔嗚尊が南海に旅をされた時、疫神社の御祭神蘇民将来に手厚くもてなされたことを喜ばれ、疫病流行の際、蘇民将来之子孫は疫病より免れしめると誓約された故事により鳥居に大茅輪を設け、参拝者は之をくぐって厄気を祓い、又「蘇民将来之子孫也」の護符を授かります。
夏越の祓は他では6/30だが、こちらは祇園祭の最後に執行される。茅の輪をくぐって邪気を払っていただいた。
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よく歩いて汗びっしょり、仕上げはやはり美味しい麦酒。
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<SOU・SOU伊勢木綿店>に立ち寄る、相変わらず圧倒的に女性客で賑わっている。
阪急で桂駅まで移動して解散、本日もお疲れさまでした。
帰宅してすぐに<鈴本演芸場>にアクセス、8/12(土)の夜席チケットを無事に確保できた。
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ツレアイが買い物してくれていたので適当に見繕っての夕飯、彼女も美術展めぐりから汗だくで帰宅、早い時間にみなでいただく。
録画番組視聴。
(59)「鳩(はと)のなかの猫」
世界が愛した名探偵、エルキュール・ポワロ。アガサ・クリスティー原作の人気ドラマシリーズ。名門女子校で教師が殺害される事件が起きる。さらに学園の生徒が行方不明に…
名門女子校のメドウバンクを訪れたポワロは、校長のバルストロードから「次期校長の人選で悩んでいるので助言してほしい」と頼まれ、しばらく学校に滞在することに。そんな中、体育教師のスプリンガーが、深夜に体育館で殺されるという事件が起きる。スプリンガーは嫌みな性格で、教師や生徒たちから好かれていなかった。さらに学園の生徒でラマット国から来た王女が行方不明になる。ラマット国は政変で揺れていた。
片付け、入浴、体重は2日前から450g増、まぁよく食べてよく飲んだからね。
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さすがによく歩いた、水分は2,060ml。
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udauda-diario · 2 years
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借景
というのがあるけれど、ちょっと憧れる。
朝起きた時とか、風を通すために窓を開けると
先月くらいから
軽やかで涼しげな音色が風に ちりんちりん。
お隣さんの風鈴 借音。
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amrgamata · 22 days
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虚ろゆらゆら misskeyまとめ #2
「ひらひらふわふわして落ち着かぬの……」
由良が小さく抗議する。けれど、僕の持っている服で由良でも着られることの出来る服といえば、今由良が着ているものしかなかった。文化祭で着せられたぎりぎり制服に見えるか見えないかくらいの女子向けの服だった。 と、いうのも、である。 今日僕と由良は、一緒に外へ出かけるのであった。可視化した由良は、僕に会う前になる事の出来た「霊体化」が出来なくなってしまったらしく、僕としては大変不本意なのだけれど、僕の持っている服を着せることにした。無論、こないだの「お菓子事件」再発防止の狙いもある。
「由良だって男物着るのは嫌だろ?」 「まあ、そうじゃがの。別にわしの普段着でもいいじゃろ」 「悪目立ちするよ。今の時代じゃね」
僕は変に注目を浴びるのが昔から嫌だった。ほぼ裏方に徹するような生き方をしてきたと言える。 それに、恐らく世間知らずの由良はあれやこれやと言葉を上げるに違いないと僕は踏んでいた。現に、テレビやスマホの画面に出たものにいちいち「あれはなんだ」と興奮気味に声を上げるのだから、それは簡単に予想できる。あらかじめルールを決めたところで、由良は自分の中で決めた方を優先する性格だから、僕の言葉に果たしてどれほどの抑止力があるのかどうかも分からない。
「とにかく、僕から離れないこと。いい?」 「何度も言わずとも理解しておるわ。わしとてここは住みよいからの」
ローファーの爪先をとんとんと地面にぶつけながら由良は言う。
「……まあ、誉め言葉として受け取っておくよ」
そう言って、僕は玄関のドアの把手に手を掛ける。 由良が息を呑み、こくりと喉を鳴らした。
ーーーーーー
ふはあ、と由良がやっと息を吐く。 由良の喉がつっかえてしまうのではないかとというほどに、由良はパンケーキを口に運び続けていたから、僕はなかなか訪れない由良の呼吸を心配していた。 両手でカップを持ち、由良はそれに入っていたミルクティーを一気に飲む。飲み終わり、満足げにまた息を吐いた。
「こんなに美味いものが世の中にあったとはのう……」 「僕にとっては日常なんだけどね……」 「てれびやすまほだけでは世界は完結せぬのじゃな」 「知らなかったの?」 「言うてみればわしは『そういう設定』じゃからの」
メタいな、と僕は思う。由良がスマホを使うことで、確かに由良の世界は広がっていた。先程の言葉も、恐らくはネットサーフィンをしていて見つけたのだろう。
「夕陽は食わぬのか?」 「さっき言ったように僕にとっては日常だからね」 「日常的にこのようなものを食うておるのか、お主」
唇を突き出し、由良が抗議する。
「それ食べたら帰るよ」 「まだ回りたい場所があるのじゃが」 「だめ。また来週」 「……『また』があるのじゃな?」
したり顔で由良が言う。都市伝説とはいえ外に出ないままでは気が滅入ってしまう。そう考えたのと近所にカフェができたできたからという理由で、今日の外出は計画されたものだった。
「次は『げえせん』に行ってみたいのう」 「はいはい。考えておくよ」
子供のようにはしゃぐ由良を見ながら、僕は由良は都市伝説としては何歳なのだろう、とぼんやり思った。
ーーーーーー
濡鴉の眼を閉じて、由良が何か考え事をしていた。 口の中で何かを言いつつだから、僕は少しばかりそれが気になってしまう。 手は指先だけ合わせ、それから十分程度過ぎた頃に、由良はやっと眼を開けた。
「考え事?」 「いや、会話じゃよ」
由良の言葉に、僕は面食らう。 明らかに由良は独りでいた筈なのだが。そう思っている僕の考えを見抜いたのか、由良はにまあ、と笑う。
「気になるか?わしが一人でいたにもかかわらず『会話』という言葉を使った理由が」 「……気になるなんて言ってないだろ」 「強がらなくともよい。眼を見ればわかるからの」
胸に手を当て、由良はふふん、と鼻を鳴らし威張る。その態度に僕は少しばかりかちりと来たけれど、僕は言わないでおいた。
「『カシマアヤコ』を知っておるか?」 「カシマアヤコ……確か、『かしまさん』って怪異の本名の一つだよな」 「知っておるなら話は早いな。わしはアヤコと話しておったのじゃ、交信を使ってな」 「交信?テレパシーみたいな感じか?」 「ああ、そうじゃな」
人がスマホや電話で話をするように、都市伝説も離れた場所にいても話ができる、そういったものだろう。
「……カシマさんが知り合いってすごいな」 「そうかのう?」
由良は言いながら、こて、と首を傾げた。
ーーーーーー
「……「妖怪神社」に、花見?」 「そ!七神も行こうぜ」
鈴渚神社ーー通称「妖怪神社」の次期当主である頼山が僕に言う。
「……合コンじみてないよな」 「おう、その辺は大丈夫。今度ばっかしはな」
去年行われた「花見の皮をかぶった合コン」の悲惨さを思い出したのか、頼山は苦笑いする。去年はとにかく、女の子達に振り回されただけだったのだ。
「でも妖怪神社って桜あったっけ?」 「いんや、梅見ってのがあるらしい。梅の木なら何本かあるぜ」 「ふうん……」
僕が気のない返事をすると、頼山は食いついてきた。
「んでんでんで、七神も行こうぜ?」 「どうせ行かなかったら会長になんか言われるんだろ……分かった、行くよ」
溜息を吐きながら、僕は言う。瞬間、頼山の表情がより明るくなった。
「ドタキャンとかなしだかんな!」 「分かってるよ」
バタバタと足音を立てながら、頼山H廊下を走っていく。
「梅見か。久しいな」 「そうなんだ……って由良?」 「ああ、そうじゃぞ」
ふよふよと浮きながら、由良が応える。いつからいたのか、どうやって学校まで来たのか、それらは僕にはわからずじまいだ。
「……僕以外にも見えてるの?」 「夕陽だけじゃろ。勘の鋭いものなら見えるかもしれぬがの」
含み笑いをして、由良は僕をちらちらとみる。訊かずとも、僕と頼山の話を聞いていたのだろう。
「わしもついていってもいいじゃろ?」 「……はあ」
僕の溜息で由良は全て分かったのか、嬉しそうにくししっ、と笑った。
ーーーーーー
ちちち、と雀が鳴く。 見上げれば、満開の梅が誇らしげに咲いていた。
「へえ、じゃあ君って七神の従妹なんだ?」 「多少古くさい喋り方はするがの」
由良の声がして、僕は木の上の雀から由良のいる方へ眼を向けた。そしてよく化けたものだな、と感心する。 今由良は「人間として」怪異研究会の面子と顔合わせしていた。怪しまれないように僕の入れ知恵はしてあるから、ちょっとやそっとのことじゃ由良の正体はバレないだろう。
「じゃあ、夕陽くんがなんか楽しそうだったのって、由良ちゃんが来てたからなの?」 「まあ、そうなるかな」
僕は苦笑する。方向性や意味合いは多少違えど、それに変わりはない。
「余程夕陽くんは由良くんを気に入っているのだね」 「……そう見えます?」 「見えるよ。そして由良くんも夕陽くんを気に入っている。違う買い?」 「わしは夕陽を好いておるぞ。夕陽は優しいしの」
由良が会長の問いにそう応えると、頼山と大鳥がひそひそと話をする。��の話が聞こえずとも、大方は想像がつく。僕と由良の間に恋愛感情があるのかどうか話しているのだろう。
「それにしても、見事な梅じゃ」
むぐむぐと三色団子を食べながら由良が言う。それに僕は頷きを返した。
「『妖怪神社』なんて言われてるのにね」 「うぐ。それを言うなよな、七神……」
がっくりと、頼山が肩を落とす。次期神主様にも、色々あるらしい。そう思いながら僕は由良と同じく、三色団子に手を伸ばした。
ーーーーーー
「由良ちゃんっていっぱい都市伝説知ってるんだねぇ」
すっかり酔った頼山がそう言葉を発する。それに大鳥も頷きを返した。会長も、眼を細めて感心している。僕だけ一人、由良は都市伝説なのだから当たり前だと思っていた。 それにしても、と僕は思案する。由良がここまで完璧に化けることができるのを僕は知らなかった。一緒に住んでいるとはいえ、まだ由良について知らないことはありそうだ、と僕は思い、くぴくぴと音を立てながら梅酒を呷る由良を見る。
「……由良って酒飲めたんだな」 「なんじゃ夕陽、わしが幼子のような見目じゃから呑めぬとでも思うておったのか?」
僕の呟きに由良が不満げに答えた。僕はそれに、またも苦笑しながら首を横に振って否定の意思を伝える。
「ふん、どうじゃかの……それにしてもこやつらは弱すぎるのではないか?」
ちらり、と由良が酔いつぶれて眠っている頼山と大鳥を見る。ついさっきまで起きていた気がするのだが、と僕は微かに首を傾げる。
「……二人が眠っている今だから、突っ込んだ話をするけれどね」
酒の入っているらしい紙コップを傍らに置いて、会長が切り出した。
「由良くん、君ーー人間じゃないんだろう?」
その会長の言葉に、僕と由良の動きはぴたりと静止した。けれど会長はお構いなしに言葉を続ける。見れば、会長は涼しげな顔をしていた。
「え、と……会長……」 「そこまで警戒しなくとも平気だよ。私も此岸と彼岸で言うなら『彼岸側』のものだからね」 「……は?」
由良が会長の言葉に訝しげに短く言葉を発する。 途端、寒気がぞわりと背筋を駆け上がった。
「白面金毛九尾の狐、とでもいえば、分かるかい?」
ぶわり、と風が吹く。一瞬見ないうちに、会長は以前由良がやったかのように、腰のあたりから九本の金色の狐の尾を出してみせる。 再び会長は目を細めて、くけけ、と嗤った。
ーーーーーー
「……うまく化けたものじゃな」
じとり、と由良が会長を見る。
「心得てはいるからね。化け方も、騙し方も」
くい、と酒を呷り、会長は涼し気に言った。
「わしに妖気を悟られないとはな」 「千年は生きているからね」
目を細め、会長は再び由良に応える。
「殺生石になって見世物にでもなったかと思ったが」 「結構前にその姿は辞めたよ。今は私の……そうだな、跡取りがやってるかな」 「……あ、のー」
たまらず、僕は言葉を上げる。一つ引っかかることがあったからだ。会長と由良、四つの眼が僕を見る。
「跡継ぎ、って……?」 「うん、いい問いだね。今や九尾の狐は一個体じゃないんだ。下手すれば神格化すらされてる」 「……それで、近親婚でもしておるのか?」 「まさか。そんなことしていないよ。過去にそういった行為に手を染めた九尾の狐もいるかもしれないけれどね。私にはそいつの血は継がれていないよ」
くつくつと笑いながら、会長は由良と僕の言葉に流暢に答える。そして、「それじゃあ」と言葉を続けた。
「今度はこちらから訊くけれど、君はいつ顕現したんだい?」 「『顕現』などと大それたものではないがな。この姿はまあ、ふた月ほど前になるかの」 「ふた月、ねぇ……」
じ、と会長が由良を見つめる。 そしてやおら、うんうんと頷いた。
「その程度だと思ったよ。由良くんは化けるのがあまりうまくないからね」
会長の言葉に、由良が息をのむ。
「……わしに化けるのが下手じゃと言いたいのか?」 「うまくない、と言ったまでだよ」 「同じことじゃろ」
握りつぶしそうなくらいに強く握られていた缶の酒を一気に飲んで、由良は会長を睨みつける。
「ちょっと、由良……」 「なんじゃ夕陽」 「睨みつけるとかさ、やめてよ……?」
僕がそう言葉を上げたことで、由良に睨みつけられるのは僕になった。そういえば狐の眷属は階級に煩いのだっけ、と以前読んだことのある噂話を集めたブログの文言を思い出す。会長はもしかしたら、僕と由良が一緒に暮らし始めていることを感づいていたのかもしれない。僕はぼんやりと思う。
神格化までされた九尾の狐、会長と、一般と言っていい狐にしか化けられない由良。どちらの方が立場が上なのか、そういったことにあまり詳しくない僕でも分かる。 その九尾の狐に、遠回しでも「化けるのが下手だ」と言われてしまったのだ。由良の高いプライドが傷付けられているのも、また火を見るよりも明らかだった。寸前で「睨みつける」で済まされているだけで、本当は襲い掛かりでもしたいところだろう。そんな由良をなだめつつ、僕は眠っている頼山と大鳥に眼を向ける。無論、二人にまで止めに入ってくれれば、なんて思ってはいないけれど、せめて目を覚ましてくれれば事態が好転するかもしれないと思っていた。
「……起こそうか?二人を」 「え?」 「催眠術はもういらないだろう?今日はお開きにして、夕陽くんと由良くんは帰るといい。想一くんとひすいくんは私が送ろう」
僕は眼を瞬かせる。そして、感づいた。 頼山と大鳥は酒につぶれて眠ったのではなく、会長の催眠術にかけられたのだ、と。
ーーーーーー
「アヤコに訊いたぞ。彼奴、名を『時揃』というのじゃな」
梅見から帰り、ふくれっ面のままの由良がそう僕に言う。
「……ああ、会長のことか」 「彼奴以外に『時揃』などという奇天烈な名を持つ奴なぞいてほしくないわ」
苦々しく、けれど確かな信条を持ったような眼で、由良は僕を見上げる。
「で……その会長がどうかしたのか?」 「話はそれに終結するが、九尾の狐というのは矢に射られて死んでおるのじゃ。つまり、」 「会長を矢で射ろう、って?それは喩え僕が許しても世間が許さないよ」
僕が由良の言葉をばっさり切ってそう断言すると、由良は再びふくれっ面に戻った。
「何故じゃ」 「なんで、って……会長は人としてこの世界に生きてるからだよ」 「わしにかかれば証拠なぞ残らんぞ」
ずい、と顔を僕に近づけ、由良はまだ不機嫌そうに言う。
「郷に入れば郷に従えっていうだろ?人の姿で顕現した以上、由良も人の仲間ってことだよ。知ってると思うけど、人の世界だと殺人は許されない」
僕の言葉に、由良は少し考えるような仕草をする。ぐるうり、と一度首を回して、由良は溜息を吐いた。
「……お主に言い敗かされるとはな」 「納得、した?」 「悔しいがしたな」
由良は呟いて、苛立ちを表すようにがしがしと頭を掻いた。
ーーーーーー
「七神ィー」
廊下で名前を呼ばれて、僕は振り返る。声の主は頼山だった。ひらひらと手を振りながら、こちらへ向かってくる。
「頼山。どうしたんだ?」 「どーしたもこーしたもねぇよ。こないだの梅見、俺とひすい寝落ちしたじゃん?アレで由良ちゃん怒ってねぇかなーって。そんだけ」
バツが悪そうに、頼山は言う。まさか「あれは会長の催眠術で」なんて言えるわけもないから、僕は心情を隠しながら首を横に振る。
「んお。そうなのか?」 「うん。……まあ、別のことでイラついてはいたけど」 「別のこと……?」 「ああ、こっちの話」
僕の言葉に、頼山はじっとりと僕を見る。けれどそれはほんの一瞬で、すぐに「ま、いいや」と頼山は話を変える。
「会長が言ってたんだけどさ、次の心スポ巡りどうするか、だってさ」 「……なんでそれを僕に?」 「いんや、由良ちゃん都市伝説に詳しかったからさ」
ひすいの意見も取り入れ済み、と付け足して頼山は言う。
「……あれで由良ってかなり世間知らずだけど」 「あー……それはあの喋り方だしなんとなく予想できるわ」
ケラケラと笑って、頼山はすれ違いざまにばしばしと僕の背中を叩いて「ま、由良ちゃんに宜しくな」とと言い残して行ってしまう。 後には、「由良にそんなことを聞いたところで有用な意見が得られるのだろうか」と思う僕が残された。
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kachoushi · 5 months
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各地句会報
花鳥誌 令和5年12月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和5年9月2日 零の会 坊城俊樹選 特選句
売られゆく親子達磨の秋思かな 三郎 初秋の六区へ向かふ荷風かな 佑天 浅草にもの食ふ匂ひして厄日 和子 秋の風六区をふけばあちやらかに 光子 蟬一つ堕つ混沌の日溜りに 昌文 中国語英語独逸語みな暑し 美紀 神谷バーにはバッカスとこほろぎと 順子
岡田順子選 特選句
ましら酒六区あたりで商はれ 久 レプリカのカレーライスの傾ぐ秋 緋路 鉄橋をごくゆつくりと赤とんぼ 小鳥 ぺらぺらの服をまとひて竜田姫 久 橋に立てば風に微量の秋の粒 緋路 秋江を並びてのぞく吾妻橋 久 提灯は秋暑に重く雷門 佑天 浅草の淡島さまへ菊灯し いづみ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月2日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
さざなみの落暉の中の帰燕かな 睦子 流木を手に引き潮の夏終る 同 無干渉装ふ子等や生身魂 久美子 秋暑し右も左も行き止まり 愛 秋の虹までのバス来る五号線 同 バスを降りれば露草の街青し 同 投げやりな吹かれやうなり秋風鈴 美穂 先頭の提灯は兄地蔵盆 睦子 なりたしや銀河の恋の渡守 たかし 指で拭くグラスの紅や月の秋 久美子 くちびるに桃の確かさ恋微動 朝子 法師蟬死にゆく人へ仏吐く たかし 息づきを深め白露の香を聞く かおり 燕帰るサファイアの瞳を運ぶため 愛
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月4日 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
恐ろしき事をさらりと秋扇 雪 美しき古りし虹屋の秋扇 同 秋扇想ひ出重ね仕舞ひけり 千加江 秋扇静かに風を聞ゐてみる 同 鵙高音落暉の一乗谷の曼珠沙華 かづを 秋夕焼記憶に遠き戦の日 匠 補聴器にペン走る音聞く残暑 清女 夕闇の迫りし背戸の虫を聞く 笑 秋扇閉ぢて暫く想ふこと 泰俊 曼珠沙華情熱といふ花言葉 天空
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月6日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
片足を隣郷に入れて溝浚へ 世詩明 野分中近松像の小さかり ただし 吹く風の中にかすかに匂ふ秋 洋子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月7日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
何事も暑さの業と髪洗ふ 由季子 染みしわの深くなり行く残暑かな 都 膝抱き色なき風にゆだねたり 同 秋の灯を手元に引きてパズル解く 同 のど元へ水流し込む残暑かな 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月9日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
枯蟷螂武士の貌して句碑に沿ふ 三無 籠に挿す秋海棠の朱の寂し 百合子 一山の樹木呑み込み葛咲けり 三無 風少し碑文を撫でて涼新た 百合子 守り継ぐ媼味見の梨を剥く 多美女 葛覆ふ風筋さへも閉ぢ込めて 百合子 かぶりつく梨の滴り落ちにけり 和代 秋雨の音の静かに句碑包む 秋尚 梨剥いて母看取り居ゐる弟と 百合子 たわわなる桐の実背ナに陽子墓所 三無
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月11日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
登り来て峙つ霧を見渡せり エイ子 太鼓岩霧に包まれ夫と待ち のりこ 秋茄子の天麩羅旨し一周忌 エイ子 秋茄子の紺きっぱりと水弾き 三無 散歩道貰ふ秋茄子日の温み 怜 朝の日の磨き上げたる秋茄子 秋尚 山の端は未だ日の色や夕月夜 怜 砂浜に人声のあり夕月夜 和魚 四百段上る里宮霧晴るる 貴薫
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月11日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
星月夜庭石いまだ陽の温み 時江 サングラス危険な香り放ちけり 昭子 団子虫触れれば丸く菊日和 三四郎 羅の服に真珠の首飾り 世詩明 無花果や授乳の胸に安らぐ児 みす枝 蜩に戸を開け放つ厨窓 時江 秋立つやこおろぎ橋の下駄の音 ただし 曼珠沙華好きも嫌ひも女偏 みす枝 長き夜を会話の出来ぬ犬と居て 英美子 妹に母をとられて猫じやらし 昭子 長き夜や夫とは別の灯をともす 信子 蝗とり犇めく袋なだめつつ 昭子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月12日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
鳳仙花見知らぬ人の住む生家 令子 秋の灯や活字を追ひし二十二時 裕子 露草の青靴下に散らしたる 紀子 父からの裾分け貰ふ芋の秋 裕子 かなかなや女人高野の深きより みえこ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月12日 萩花鳥会
秋の旅ぶんぶく茶􄽂の茂林寺に 祐子 胡弓弾くおわら地唄の風の盆 健雄 大木の陰に潜むや秋の風 俊文 月今宵窓辺で人生思ひけり ゆかり 天に月地に花南瓜一ついろ 恒雄 月白や山頂二基のテレビ塔 美恵子
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令和5年9月12日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
蜩や五百羅漢の声明に 宇太郎 我が庭は露草の原湖の底 佐代子 水晶体濁りし吾に水澄める 美智子 手作りの数珠で拜む地蔵盆 すみ子 蝗追ふ戦終りし練兵場 同 病院を抜け出し父の鯊釣りに 栄子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月15日 さきたま花鳥句会
虫しぐれ東郷艦の砲弾碑 月惑 熱帯夜北斗の杓の宵涼み 八草 兵の斃れし丘や萩の月 裕章 夕刊の行間うめる残暑かな 紀花 校庭に声もどりをりカンナ燃ゆ 孝江 八十路にもやる事数多天高し ふゆ子 子供らの去り噴水の音もどる ふじ穂 杉襖霧襖越え修験道 とし江 耳底に浸みる二胡の音秋めけり 康子 敬老日いよよ糠漬け旨くなり 恵美子 重陽の花の迎へる夜話の客 みのり 新涼の風に目覚める日の出五時 彩香 鵙鳴けり先立ちし子の箸茶碗 良江
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令和5年9月17日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
昼の星遺跡の森を抜けて来て 久子 曼珠沙華もの思ふ翳ありにけり 三無 いにしへの子らも吹かれし秋の風 軽象 明け六つの鯨音とよむ芒原 幸風 秋の蟬さらにはるけき声重ね 千種
栗林圭魚選 特選句
朝涼の白樫の森香の甘し 三無 莟まだ多きを高く藤袴 秋尚 艶艶と店先飾る笊の栗 れい 榛の木の根方に抱かれ曼珠沙華 久子 揉みし葉のはつかの香り秋涼し 秋尚 風に揺れなぞへ彩る女郎花 幸風 秋海棠群がるところ風の道 要 秋の蟬さらにはるけき声重ね 千種
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月20日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
江戸生れ浅草育ち柏翠忌 世詩明 神谷バーもつと聞きたし柏翠忌 令子 柏翠忌句会横目に女車夫 同 旅立たれはやも四年となる秋に 淳子 桐一葉大きく落ちて柏翠忌 笑子 虹屋へと秋潮うねる柏翠忌 同 言霊をマイクの前に柏翠忌 隆司 若き日のバイク姿の柏翠忌 同 一絵巻ひもとく如く柏翠忌 雪 柏翠忌旅に仰ぎし虹いくつ 同 柏翠忌虹物語り常しなへ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年9月24日 月例句会 坊城俊樹選 特選句
秋天を統ぶ徳川の男松 昌文 秋の水濁して太る神の鯉 要 眼裏の兄の口元吾亦紅 昌文 秋冷の隅に影おく能楽堂 政江 群るるほど禁裏きはむる曼珠沙華 順子
岡田順子選 特選句
身のどこか疵を榠櫨の肥りゆく 昌文 カルメンのルージュみたいなカンナの緋 俊樹 口開けは青まはし勝つ相撲かな 佑天 光分け小鳥来る朝武道館 て津子 蓮の実の飛んで日の丸翩翻と 要
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年8月2日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
炎天下被るものなき墓の石 世詩明 夫恋ひの白扇簞笥に古り 清女 野ざらしの地蔵の頭蟬の殻 ただし 一瞬の大シャンデリア大花火 洋子 三階は風千両の涼しさよ 同 素粒子の飛び交ふ宇宙天の川 誠
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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ohnoyoshito · 9 months
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別の視点で気分転換を。
連日、目覚めた時から凄まじい日差しでしたが、 今朝は、少し暑さがましでした。 久しぶりに雨が降っていましたが、雲の切れ間からは、 日差しも刺しており、我々の年代では「狐の嫁入り」と、 よく言いましたが、今もそんな事言うのでしょうか? 同じ様に暑い日でも、 窓際に吊るした、「風鈴」から聞こえる涼しげな音色や、 部屋に飾った「花」や、お気に入りの「ポスター」を見て、 気持ちが落ち着く等、 聴覚や視覚で、気分的に緩和される事も、 あるのではないでしょうか。 職場での悩みや、人間関係の不満等でも、 自分の力や努力で、どうする事も出来ない場面もあると思います。 そんな時は、上記の「風鈴」や「花」の様に、 全く別の事で、心を落ち着けたり、癒したり 出来るといいですね。 苦しい(難しい)状況が、すぐには変えられなくても、 心まで疲れていかない様に、自分に合う、 気分転換や癒し方法を、持っていたいです…
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syndow-14 · 9 months
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Don't stop the music
2023年の夏であります。地球温暖化ならぬ、地球沸騰化という言葉が誕生した。
こんな日には山奥の平屋で、長毛種の猫と追いかけっこをしていたい。
昼になったら、鶏小屋から卵をひとつふたつ失敬して、オムレツをいただくことにしましょう。バターは多めの20g。真っ黄色のラグビーボールにお似合いなのは、自家製の酸味を抑えたトマトケチャップ。瓶詰めを傾けながらオムレツのキャンバスにアウトラインを描く。と、ここでケチャップが無くなってしまった。そうだ、午後には裏のお庭からトマトを収穫して、ケチャップ作りをするとしましょう。
オムレツをダイニングテーブルに運んで、カモミールのアイスティーをゆっくりと注ぐ。グラスの形をした風鈴が、カランカランと涼しげな音を奏でる。その音に釣られてか、長毛種の猫が足元をくすぐる。そのままテーブルまでの高さを測る仕草を始めたので、だめよ、の意味でまあるい頭をトントンと叩く。長毛種の猫は目を瞑りながら、大きなあくびをして、大きく横になった。子猫の時から体の大きかったこの猫に、当時の私は「グランデ」と名付けた。
オムレツが跡形もなくなった頃、グランデはとっくに夢の中の世界に行ってしまっていた。その邪魔をしないように、私はグランデのようにゆっくりと音を立てないよう席を立った。皿を洗ってからトマトを収穫しようと考えていたが、水の嫌いな眠り姫に嫌われないためには、今ここで流しを使うのは余り良い策とは言えないだろう。私は麦わらの帽子をかぶって、裏の庭へ向かった。
バケツを手に、真っ赤な真珠を目にする。太陽が一番高い位置にある。日差しは強いが、山を通り抜ける風が心地いい。「よし!」と声をあげて、バケツの底をバンと叩く。今の太陽の位置がなるべく変わらない内に家へと帰ろう。
バケツいっぱいのミニトマトは、宝石のようにも、マグマのようにも見える。シンクにバケツをどかッと置き、蛇口を捻る。ジャーっとトマトに水が当たり、そこでハッと気がついた。グランデはまだ夢の中だった。気の遣いすぎだったかと安心して、ザブザブとトマトを洗う。洗う。洗う。私はこの無心になれる作業が好きだ。
水気を浴びて、さっきと違う光り方をしたトマトをミキサーにかけていく。そこには玉ねぎやニンニク、ハーブなんかも入れていく。ペースト状になったら、タネや皮を丁寧に取り除く。丁寧に、丁寧に裏ごししたケチャップの赤ちゃんを、今度は鍋にあげる。驚くほどの砂糖と、わずかなビネガーを加えて煮ていく。
「良い香りだね、グランデ」
と夢の住人に声をかける。彼女はピクっと身体を動かしては、また穏やかな寝息をたてる。その姿が午後4時の日差しと本当にマッチしていて、つい私も目の奥に眠気を感じてしまう。
ケチャップが出来上がると、空き瓶に詰める作業が始まる。この作業もまた、余計なことを考えずに済むため私は好きだ。ケチャップをいくつかの瓶に分けたら、鍋に残った分を少し舐めてみる。今回も上出来であります!少し小腹も空いたので、この鍋に水とブイヨン、少しの野菜を入れて、トマトスープを作ることにした。特別美味しすぎない、この味がとても落ち着ける。時計の針はもうそろそろ5と6の間を指す頃だが、まだまだ日は落ちそうにない。
スープを持ってダイニングへ向かうと、ちょうど目を覚ましたグランデが何かを話しかけてきた。ふむふむ、なるほど、君もお腹が空いてきたかい。今日の私は機嫌がいいので、いつもより高級なおやつをグランデに渡した。もっとゆっくり食べなよ、という間におやつを平らげたグランデは、まだ物足りなそうな顔をして、そういうような事を喋ってどこかへ行ってしまった。私は半分何をしにダイニングテーブルについているのか忘れていて、テーブルの上のスープはじっと息を潜めているようだった。まだ少し湯気が立っていたので良かった。
ここまで書いて思うのは、とにかく「西の魔女が死んだ」の世界観に憧れがあるということです。主人公と同じくらいの期間、ああいう生活をしてみたい。
2023/08/06 15:37
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caramelcubechocolat · 10 months
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☆**CARAMEL MUSEUM情報  CMお品書きご紹介PT.2♡**☆
こんにちは♡キャラメルキューブです😃
遂に開催まで
後,,,,,,,
✨✨✨✨✨5日✨✨✨✨✨
となりました❣️
7月21日~8月15日の26日間、池袋P’PARCOさん 1Fにて開催する
🎪ハンドメイドの博物館🎪
🌈💍🐠CARAMEL MUSEUM 🐠💍🌈
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開催発表BLOGはこちら✨
ご参加作家様一覧はこちら🎶
春のCMお迎えフォトBLOGはこちら📸(CC.CH)
配置図ご紹介BLOGはこちら♡
イベントウェブ販売サービスについてはこちら🎁
☆**CARAMEL MUSEUM**☆イベントハッシュタグ
#CARAMEL_MUSEUM
こちらは
ご参加作家様・サークル様からお届け頂いた
・**。+お品書き。**・
のPART.2となっております♪
ぜひPART.1と合わせてお目当ての作品を事前にチェックしてみてくださいね🎶
☆**CARAMEL MUSEUMお品書き♡**☆
スペースC
全期(7/21~8/15)ご参加
前期 (7/21~7/29)ご参加
中期 (7/30~8/6)ご参加
後期 (8/7~8/15)ご参加
スペースM
1部 (7/21~7/26)ご参加
2部 (7/27~8/2) ご参加
3部 (8/3~8/9) ご参加
4部 (8/10~8/15) ご参加
*つくもあさ様*
CMスペース番号 :M2部・M-10
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*一言コメント*
【人魚とその海】をテーマにした一点物のアクセサリー。
淡水パールを使ったかんざしや天然石を使用したバングル・ブレスレットなど。
*あづまや様*
CMスペース番号 :C前期・C-17
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*一言コメント*
今回初めてCMに参加させていただきます。
作品について、主に羽二重を使用したつまみ細工のアクセサリーを、普段使いしやすいよう小さなサイズで制作しております。普段のお洋服から浴衣などに合わせても可愛いアクセサリーです。
今回は夏をテーマとした作品を中心に展開します。羽二重の透き通るような生地の薄さを感じていただきたいので、この機会にぜひ会場でお手に取ってご覧いください。
*雪華様*
CMスペース番号 :C前期・C-18
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*一言コメント*
オリジナルデザインのメタルパーツを使ってアクセサリーや雑貨を制作しているユニット雪華です。 薄く繊細なすかしパーツに純金めっきを施し、高級感がありながら軽く普段使いしやすいアイテムを目指したものづくりをしています。 夏のCMでは定番の風鈴風アクセに新しい札や新素材が仲間入り! 本格的な旅行シーズンにお役立ちなご朱印帳バンドや、夏らしいアクセなどたくさんお持ちしますのでよろしくお願いします!
*藍猫屋様*
CMスペース番号 :C前期・C-21
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*一言コメント*
猫と魔法をテーマに貴方だけの物語を彩るファンタジーなアクセサリーを制作しております。 魔法使いが身に付けていそうな耳飾りや幻想的なネックレスなど異世界の旅人にぴったりの魔法アクセサリーを揃えてお待ちしております。 夏の新作もございますので、是非覗いてみて下さいませ! 最新情報はTwitter→@ainekoya ▷Cスペース・前期 7/21~7/29【C-21】 ▷ショコラ常設BOX:AA-36
*Rouge様*
CMスペース番号 :M1部・M-13
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*一言コメント*
美味しそうだけど食べられない?!
樹脂粘土製の可愛い食べられない食べ物を作っております。
様々な使い方ができる人気のチャームをはじめ、キーホルダーをメインで出す予定です!
細部まで作っておりますのでぜひお手に取ってご覧下さいませ。
*Labyrinthe Magique Doux様*
CMスペース番号 :M2部・M-3
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*一言コメント*
今回2回目で参加させていただきます! 今回は私らしい可愛いデザインのピルケースやミラーだけでなく、夏デザインのヘアゴム、海塗りのバレッタ、ドライフラワーをたっぷり入れたイルカのバッグチャームも作りました! 7/27〜8/2まで【M-3】でお待ちしております!
*THEORY_MOVE様*
CMスペース番号 :M3部・M-18
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*一言コメント*
UVレジンやスワロフスキーなどを使って、お菓���をイメージしたアクセサリーを制作しています。 水饅頭やアイスキャンディー、フルーツゼリーなど、涼しげなお菓子のアクセサリーをお届けします。 少しでも涼を感じていただけたら嬉しいです。
*SheRa様*
CMスペース番号 :M1部・M-11
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*一言コメント*
「日々を彩る」をテーマにアクセサリーを作っていますSheRaです。CARAMEL MUSEUMではレースリボンのポニーフックやヘアゴムなど、ヘアアクセサリーを中心に販売します。
日々のコーディネートを彩るお手伝いができるようなデザインを目指しました。夏のコーディネートに合わせていただけたらうれしいです。
よろしくお願いします!
*mahana tiare様*
CMスペース番号 :M1部・M-6
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*一言コメント*
和風な色の組み合わせや和柄を用いたリボンアクセサリーや布小物を作成しているmahana tiare(マハナティアレ)と申します。
今回のキャラメルミュージアムは7/21〜7/26のMスペースの1部に参加させていただきます。
今回は和柄リボンを使ったヘアアクセサリーなどを並べます♪
浴衣などの和装だけではなく、洋装にも合うデザインを考えて作成しています。
会場にて手に取ってご覧いただけると嬉しいです。
*くろねこ工房様*
CMスペース番号 :C中期・C-17
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*一言コメント*
アクセサリー・雑貨やタイツ・オーバーニーソックスなどを制作している、くろねこ工房(CCC BB-10/AA-29)です。
切子硝子風や猫ちゃんクリームソーダの耳飾りのほか、初披露新作のインク沼のキーホルダー、和雫シリーズが仕上がる予定です
画像にないカラーverも追加しますので、詳細はTwitter @conecowork にて。
軽くて使いやすいアクリルのオリジナルデザインアクセサリー、ぜひご覧ください!
*Flower drops様*
CMスペース番号 :C後期・C-4
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*一言コメント*
Flower drops(フラワードロップス)です。 レジンやビジューを使ったキラキラ光り輝くアクセサリーを制作しています。 定番アイテムの「花のしずく」、「煌めくしずく」シリーズの涼しげな新色をお披露目します。 前回ご好評いただけた片耳ずつ色を選べるアイテムもございます。 今回紹介しきれなかった新作はTwitterやInstagramで発信していきますので、ぜひご覧ください。 ID共通:@nyoco_fd
*月音様*
CMスペース番号 :M2部・M-6
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*一言コメント*
月音の早希と申します。 蝶や星などのピアス、歯車のイヤークリップを中心に取り扱っています。 色違いなどもある為、カラーが豊富です。 歯車のイヤークリップは、ほぼ一点物での作成となっています。 普段使い出来るアクセサリーを目指していますので、素敵なご縁があると良いなと思っています。
*煌鉱堂様*
CMスペース番号 :M4部・M-17
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*一言コメント*
新作のシーリングスタンプヘッドをご用意しました。今回は単品販売も行います。
またシーリングスタンプ初心者様向けのセットもありますので、ぜひシーリングスタンプに挑戦してみてください。
その他、キラキラと煌めく魔力を込めた新アイテムも多数ありますので、会場で手に取ってみてくださいね。
*NiamiL様*
CMスペース番号 :C中期・C-21
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*一言コメント*
ゴシック、歯車、季節、猫、天然石など様々なアクセサリーのご用意をしております
*煌々流星群様*
CMスペース番号 :M2部・M-17
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*一言コメント*
「普段使いできるキラキラのアクセサリー」をテーマに作っている煌々流星群(きらきらりゅうせいぐん)と申します。
各地でお祭りや花火大会が再開されているので、そんなお祭りでも映えるかんざしを中心に新作アクセサリーを作成しました。
他にも様々なアクセサリーを持ち込み予定です。
それぞれのキラキラを会場や通販で探してみてください。
*porupotoruko様*
CMスペース番号 :C前期・C-4
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*一言コメント*
porupotorukoです。
『ラッコとシュノーケル』をテーマに、おちゃめで夏らしいアクセサリーを展開します。青や透明、ときどきビビッド。ゆらゆら、シュワシュワ、なみなみと。海の生き物モチーフなど、水分と涼しさを感じてもらえると嬉しいです。
ちなみに海に暮らすラッコの潜水時間は実は1、2分。人間とあまり変わりません。
*pure*wire様*
CMスペース番号 :C前期・C-24
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*一言コメント*
チタンワイヤーと天然石やガラスでアクセサリーを作っています。
今回は宝石猫を多めにご用意しますので、猫好きさんに是非ご覧頂きたいです♪
チタンは軽くて丈夫で錆びない、そして金属アレルギーを起こしにくい素材ですので、お手入れの煩わしさや、重さ、アレルギーでアクセサリーを諦めていたにも楽しんで頂けたら嬉しいです。
*wangen様*
CMスペース番号 :M4部・M-13
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*一言コメント*
「見た人の顔がほころぶような、そんな一品との素敵な出会いを」をテーマに、仕事の傍ら花や星、月をモチーフにしたアクセサリーを製作しています。
新作の月見花など、夏らしい色合いのアクセサリーたちをお���けします!
*月のきまぐれ様*
CMスペース番号 :M1部・M-7
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*一言コメント*
M1部(スペース番号M-7)に参加させて頂くことになりました月のきまぐれと申します。 レジンやリボンを使ったアクセサリーを製作しています。 今回はキラキラ可愛い魔法モチーフに加えてリボンを使ったヘアアクセやマーメイドカラーの可愛いアイテムもご用意しております。 詳細はTwitter(@tkmk_lights)でも発信しておりますので是非チェックしてみて下さい(^^)
*blaue meer様*
CMスペース番号 :C中期・C-8
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*一言コメント*
クラゲをモチーフにした紫陽花の入ったちょっと変わった紫陽花クラゲのアクセサリーです 夏にピッタリの紫陽花クラゲさんを着けてお出掛けしてください そして、小粒ながらも存在がある耳元で輝く小さなアクセサリーもございます 是非好きな色、推しの色を探してみてください。
*ヒナノハナ様*
CMスペース番号 :C前期・C-13
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*一言コメント*
紫陽花をはじめとして、四季折々のお花を使ったアクセサリーを作っています。 ヒナノハナです
今回の新作はマーメイドカラーの紫陽花。 1枚1枚、丁寧にコーティングしてランダムに重ねました。 青と紫の鮮やかなグラデーション…ぜひ手に取ってご覧いただければ嬉しいです。 もちろん人気の紫陽花シリーズは、他にも納品予定でおります。 素敵なご縁がありますように♡
*GlassOre様*
CMスペース番号 :M4部・M-10
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*一言コメント*
GlassOreと申します。
鉱石風なガラスは一つずつ溶かした手作りになります。ラメ入りのものやモヤがかかったものなどあります。
柔らかな輝きを放つアクセサリーは”シンプルだけど幻想的”でシーンを選ばすお使いいただけるかと思います。
ピアスやネックレス、かんざし等ご用意していきますのでよろしくお願いいたします。
*LittleSpica様*
CMスペース番号 :C中期・C-14
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*一言コメント*
今回Cスペースの中期で出展させて頂きますLittleSpicaです。 夜空や宇宙をイメージしたアクセサリーを作りましたので是非会場でご覧ください。 新作や様々な情報はTwitter(https://twitter.com/_LittleSpica)にて随時報告致します。
*Atelier Chouchou様*
CMスペース番号 :C後期・C-15
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*一言コメント*
「毎日にキラメキとトキメキを」というテーマで、色や季節を楽しめる作品��制作しているAtelier Chouchouです。 今回は、夏にピッタリな人魚をモチーフにしたアクセサリーや、海を切り取ったようなアイテムを中心にご用意しております。 キャラメルミュージアム→ C後期 C-15キャラメルキューブショコラ→ A-77Twitter → https://twitter.com/AtelierChou2
*たそがれ水曜日様*
CMスペース番号 :C中期・C-12
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*一言コメント*
「黄昏時、憂鬱の背中を蹴り飛ばす勇気。」 時とともに移り変わる空や海の美しい色彩をレジンで表現し、丁寧に研磨して透明感と輝きにこだわった作品を制作しています。 夏にぴったりの透き通ってきらめくアクセサリーをぜひお手に取ってご覧ください! twitter:@twd_hm キャラメルキューブショコラ【AA-41】
*TARADOLL様*
CMスペース番号 :M4部・M-8
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*一言コメント*
ゆめかわいい世界に、一軒の
キノコのおうちが建っています。
中では、女の子がなにやら絵を描いたり、
アクセサリーを作っているようです。
女の子の名前はTARADOLL。
目を瞑って、楽しいことを考えるのが
大好きです。
今日も目を瞑って、かわいいアクセサリーを
作ったり、オシャレしてる自分を想像して
イラストを描いている…
こちらはそんな女の子が開いている
お店です。
今回のテーマは、
海に住むお姫さまと仲間たちです♪♪♪
*Spica LILA様*
CMスペース番号 :C後期・C-20
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*一言コメント*
ちょっとロマンチックなきらめくアクセサリーを制作する【Spica LILA】です。 今回はC後期 8/7〜8/15 の期間に参加します! ご好評いただいているくらげの耳飾りや夏らしく涼やかな色のアイテム、はちみつや星モチーフなど、色々なアクセサリーをご用意します。 新作も準備中です! 素敵な出会いがありますように。 新作やお品書きは、Twitter(@Spica_LILA)でお知らせします。
*じおぐらふぃ|ハナサガシ様*
CMスペース番号 :M3部・M-3
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*一言コメント*
じおぐらふぃ|ハナサガシ です。 夏の新作としてお花のポニーフックや、熱帯魚をイメージしたイヤリングとピアス、 キャンディチャームのブレスレットなどをご用意しました。 色違いで各色一点物の作品が多いです。 会場にて実際にお手に取ってご覧いただければ幸いです。 キャラメルキューブショコラ A−4 そのほか各種お知らせ Twitter&Instagram @ha7geogr ※各種バリエーションもこちらでご確認いただけます!
*花奏-はなかなで-様*
CMスペース番号 :C前期・C-16
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*一言コメント*
華奢で繊細、透明感のある非現実的なアクセサリーを制作しています。人と違うカラーアクセサリーをお探しの方へ。花弁とドロップのお店です。
*Strawberry♡flower様*
CMスペース番号 :M1部・M-3
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*一言コメント*
『くまポップコーン☆キーホルダー&バッグチャーム』 毎回イベントで完売のくまポップコーンのキーホルダーです。ボールチェーンも付いているのでバッグチャームとしても使っていただけます。 トッピングなどもひとつひとつ違うのでお気に入りのデザインを見つけてくださいね。
『カップケーキピニャータのバッグチャーム(くま、うさぎ)』 毎回ご好評いただいているくま、うさぎカップケーキのバッグチャームになります。
ご来場、心よりお待ちしております♡
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myonbl · 10 months
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2023年7月25日(火)
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手ぬぐいと足袋下2足が毎月届くSOU・SOUの頒布会、葉月号が届いた。毎回デザインのテーマが設定されているが、今回は<風鈴>だ。賑やかだが涼しそう、見ていて飽きない。我が家には風鈴はないのだが、その代わりに手ぬぐいをリビングに掛けてみようかな。何しろ酷暑の京都は今日も36℃越え、エアコン入れて風鈴の音を目で楽しもう。
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5時起床。
日誌書く。
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朝食のヨーグルトに、M姉からいただいた一保堂のグリーンティーをかけてみた、色がきれい。
洗濯。
可燃ゴミ、30L*2。
ヤクルトさんから野菜ジュース購入。
AppleからOSアップデート通知、Mac mini, iPad, iPhone and AppleWatch と順番に作業する。
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噂通り、Twitterのアイコンが青い鳥から<X>に変わっている。
ツレアイ(訪問看護師)は自転車で訪問に出る。
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『東京かわら版』8月号が届く、『東都寄席演芸家名鑑2』発行とのこと、早速メールで注文する。
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高校の同窓会の案内が届く、この手の会合には出たことはない、今後も出ることはない。
酢タマネギ作る。
冷蔵庫の残り物をカレーに仕上げる。
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ランチ、息子たちには素麺、訪問から戻ったツレアイにはカレー+🍷。
一息つく間もなく、ツレアイは打合せのために山科へ。
軽く午睡。
西村歯科の予約は16時30分、10分前に入るとすぐに呼ばれる。数日前から左下奥が腫れていることを申告、クリーニングの途中でドクターがチェック、何しろ一番厄介な部分だが加療せずとも消毒で収まるだろうとのこと。少しきつめの処置、うがい薬と予備の抗生物質(化膿止め)を処方していただいた。次回は、8/29(火)16時の予約を取る。
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帰宅すると、ツレアイはZOOMミーティング中。
夕飯準備を始めると、ココが下りてきてご飯を食べ出した。この調子なら、今夜は点滴の必要はなさそうだ。
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昆布締めポークをオーブンで焼き、ジャガイモをストウブで蒸し焼きにする、ちょっと焦げたのはご愛敬。息子たちにはスパークリングワイン、ミーティングを終えたツレアイにはO姉からいただいた鯖江の酒で慰労する。
片付け、入浴、体重は250g減、よし。
明日から3日間は出勤、また弁当づくりが始まる。
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久しぶりの12,000歩ごえ、水分は1,580ml。
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mofmofp · 2 years
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涼しい風鈴の音色に癒やされる【かなで】熊野大社・山形県 2022-07 予告編2できた
涼しげな風鈴に癒やされる【かなで】予告編2 熊野大社 山形県 2022-07     熊野大社の風鈴 涼しい音色が流れる境内 山形県 2022-07 予告編 1 予告編 1 できました〜 こんだけいっぱいの風鈴にびっくり 今回の動画はその一部です。     縁結び祈願祭「かなで」の時期 境内の至るところに飾られた風鈴が涼し気な音色を奏でる。 期間…
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misako-yoshioka · 2 years
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こんばんは
見てくださり
ありがとうございます🐰
美容や洋服、お酒などのコンテンツを通して
おしゃれな素敵女性になっていく
みさこです✨
私の家の近くで風鈴の音が鳴っています🎐
この音を聴くと「夏がきたー」って思うんですよ😆
風鈴といってもデザインや音などが様々ありますよね💡
その中きら自分が好きな一つを選びたいですよね✨
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今回は、風鈴の選び方をお教えできたらと思います🙌
チェックしておきたい2つのポイント🌈
1つ目は、たくさんある種類から選ぶ
形や素材、作り方、作っている場所で風鈴には様々な種類が存在します。
代表的な風鈴が【江戸風鈴】と【南部風鈴】です。
【江戸風鈴】は、ガラス製の風鈴とカラフルな絵付けが特徴!
また、チリンチリンという短い音色も特徴!
【南部風鈴】は、重厚感のある見た目とは裏腹に、リーンとした高い澄んだ音が特徴!
2つ目は、素材や大きさによって音も変化
鉄製なら、リーンという高音が長く響き。
ガラス製なら、チリンチリンという深みのある涼しげな音が短く鳴り。
陶器製なら、柔らかい音が辺りに響き。
一つ一つが手で作られているため、自分が好きな音色やデザインをみて選ぶのが最高です👍
私はガラス製の音色が好きです☺️
みなさんも自分が好きな風鈴を選んでみませんか🌻
ではでは、今回は以上です•。°
最後までご覧くださり
ありがとうございます😁
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kachoushi · 6 months
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各地句会報
花鳥誌 令和5年11月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
………………………………………………………………
令和5年8月3日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
思ひ出はねぶた祭りの鈴の音 由季子 居合はずも気配感じて墓参り さとみ 小さき手の祈る姿や原爆忌 都 新刊にしをりはさみし今朝の秋 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年8月5日 零の会 坊城俊樹選 特選句
夏蝶の影夏蝶の見当たらず 和子 夏帽を墓誌にぱさりと一礼す 小鳥 炎帝の甘い息なり草いきれ 和子 ビルとなく夏草となく墓となく 千種 墓参直方体の石たちへ 緋路 刻む名のなき墓石の灼けてあり 和子 十字架の寝墓を埋めし夏の草 美紀 空蟬を俯きにして走り根に 要 炎天にかつて士族は墓じまひ いづみ
岡田順子選 特選句
睡蓮の影睡蓮の葉に揺るる 緋路 利通の墓へ鋼の夏日かな 俊樹 墓参直方体の石たちへ 緋路 葬列の中のたじろぐ黒日傘 三郎 あふひ句碑墓域にありて百日紅 佑天 奔放で供花ともならず猫じやらし 荘吉 青山の水に肥りし金魚かな 美紀 夏草に陋屋のごと耶蘇眠る はるか 立ち枯れの草より薄き八月の蝶 和子 イザベラの墓へ絵日傘高く上げ 小鳥
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年8月5日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
金灯籠灯の曼陀羅をよへほ節 美穂 盆灯籠十万億土超ゆ君へ 久美子 流燈の火の川となり闇に浮く 孝子 流灯の破線となりて彼の世へと 睦子 行く夏や波に消えゆく砂の山 修二 家紋古る釣灯籠に代々の火を 久美子 黒髪に戴く山鹿灯籠かな たかし シヤンデリア墜ちてはじまる夏舞台 睦子 縁日やうすものの母追ひ越さず かおり ダリア立つ背に御仏のおはす如 勝利 炎帝を睨み返せし不動尊 かおり 戦争を知る人とゐて沙羅の花 朝子 恋に堕つ日々はまぼろし星月夜 美穂 風天忌しがらみ捨てて西東 修二 思ひの外長く連れ添ひ夕端居 光子 あの雲の八月六日兄の背に 朝子 河童忌やセピア色なる供華の水 睦子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年8月7日 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
九頭竜に天蓋として秋の空 かづを 饒舌を寡黙にしたる猛暑かな 同 老い包む羅にある粋を着て 同 絽の喪服広げて暫し母偲ぶ 笑 海上を照らし消えゆく花火舟 同 羅に心の綾は隠し得ず 雪 絽の美人正面見すゑ瞬かず 泰俊
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年8月8日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
鳳仙花記念写真のまた増えて 裕子 秋薔薇キリスト葬は花のみに 令子 図書館の絵本を借りて秋の朝 実加 秋初め装丁だけで選ぶ本 登美子 褪せ果つるトーテムポール夏の月 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年8月8日 萩花鳥会
広島の原爆殘害眼前に 祐子 盆提灯座敷一変かの浄土 健雄 ひぐらしがよう帰ったと里日暮れ 俊文 七夕や家族揃うてバーベキュー ゆかり 庭野菜取りたて供ふ盆支度 恒雄 ひと日生く古稀の我また花木槿 美惠子
………………………………………………………………
令和5年8月9日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
化粧水嫁にねだりて生身魂 すみ子 立葵老女の夢は咲きのぼる 悦子 棚経を待つ朝よりの野良着脱ぎ 美智子 水脈長く長くや土用蜆舟 都 縁台の仰臥は浮遊天の川 ��太郎
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年8月12日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
烈日の寺の甍や蟬時雨 亜栄子 白粉のゆふぐれ匂ふ句碑明かり 文英 達者なる日を百歳の生身魂 同 好物に笑顔は童生身魂 恭子 小湾の潮香満ち足る島の秋 多美女 ビートルズ聴きつうたたね生身魂 亜栄子 草々に水やり終へて今朝の秋 恭子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年8月14日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
打水に乾きし土の匂ひして 迪子 蜩の声に憶ふは奥貴船 貴薫 新涼や虚子文学碑なぞり読む 怜 蜩や今日の仕舞ひにジャズを聴く 貴薫 新涼の風運び来る水の音 三無 蜩の声に包まれ森深き 秋尚 新涼の風運びゆくミサの鐘 怜 直したる服受け取りて涼新 貴薫
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年8月14日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
耳に残る脱穀の音終戦日 昭子 大都市の火の海と化し終戦日 みす枝 薄れゆく記憶手繰りし原爆忌 英美子 俗論をまた聞かさるる残暑かな 昭子 喜んで逃げる爺婆水鉄砲 みす枝 しみじみと肩甲骨や更衣 昭子 夫の船べりを掴みて鮑海女 同 桐一葉風の意のまま落ちにけり 英美子 どの墓も供華新しき盆の寺 信子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年8月16日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
火取蟲てふに一夜を果つ定め 雪 考へず居れば済むこと髪洗ふ 同 花火果て破に残りし余熱かな 真喜栄 漆黒の闇に銀漢ふりかぶり 同 百日紅又百日紅てふ団地 清女 それとなく秋を呼びゐる風の音 かづを 九頭竜の闇を沈めてゐる銀河 同 ゴジラ似の雲立ち上がる原爆忌 嘉和 地獄より来る祖もありぬ盂蘭盆会 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年8月16日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
啼く声の細くとぎれし法師蟬 啓子 足さばき揃ひよせ来る盆踊り 笑子 灯籠に女心の一句添へ 希子 流灯の仏慮の風に促され 同 球児等もスタンド席も灼けてゐし 和子 地図上に台風の道あるらしく 同 盆の月古城の上にまかり出る 隆司 吟行も供養の一つ盂蘭盆会 泰俊 故郷の色町とほる墓参 同 表情のはみ出してゐるサングラス 雪 頷いてばかりも居れず生身魂 同 月夜の踊り雨夜の踊り見しと文 同 何となく日向水ある日向かな 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年8月16日 鯖江花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
蝿叩きにも自らなる居場所 雪 頷いて居れば安泰生身魂 同 火を恋ひし火蛾の果てとはこんなもの 同 狙ひたる金魚に又も逃られし 同 音もなく傷も付けずに流れ星 みす枝 蜩の声が声呼び森震ふ 同 偕老に二本つましく牽牛花 一涓 来世又君に逢むと墓参 世詩明 夏まつり村の掟は捨て難し 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年8月18日 さきたま花鳥句会
鳳仙花迷路のごとき蔵の街 月惑 天高し殿堂入りの行進曲 八草 夕まずめ途切れ途切れに法師蟬 裕章 あの人に会ひたくなりし天の川 紀花 座の窪きまり南瓜のおほらかに 孝江 朝の厨一分間の終戦日 ふゆ子 夜咄やはたと団扇の風止まる とし江 炎暑寺水鉢かつぐ鬼を吸え 康子 一夜あけ光の洗ふ野分後 恵美子 尺玉の花火の弾け音弾け みのり 強風に七夕飾りもつれけり 彩香
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令和5年8月20日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
裏返り空を見詰むる秋の蟬 秋尚 校庭の空を奪ひし秋茜 経彦 大空に機関車の缶灼けゐたり 幸風 菩提樹を絡めとりたる葡萄葛 同 なびき癖各々違へねこじやらし 秋尚 山城の搦め手いづこ野路の秋 眞理子 一葉落ち青空丸く生まれたる 三無
栗林圭魚選 特選句
TARO展残暑を赤く塗り潰す 千種 おしろいの紅固く閉ぢしまま 秋尚 横山に行合の空今朝の秋 幸風 校庭の空を奪ひし秋茜 経彦 水被り残暑の石の獣めく 千種 たくさんの水飲み干して夏果てり 久 わが息の荒さをしづめ秋の蟬 千種 秋の蟬力惜しまず昼を裂き 三無 噴水の歪みもとより秋暑し 千種 妣の声聞きに葉月の恐山 経彦
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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nairegosyuincom · 2 years
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今回は、福岡県那珂川市にある #現人神社 (あらひと神社)に夏詣でに行ってきました。 ※音量注意してください。 境内に入ると、カラフルな風鈴から涼しげな音色に癒されます。 その数400個の風鈴回廊が飾られていて、とっても素敵でした。 夜はライトアップもしているようで、お昼とは違う雰囲気で楽しめそうです。 素敵なイラストの入った御朱印を頂きました。 御朱印帳に貼ると、二つ折りになってしまうので、ホルダータイプの御朱印帳に入れました!! とっても素敵な神社でした。 是非、訪れてみてください!! ホルダータイプの御朱印帳もいろんな種類販売しておりますので、 是非、名入れ御朱印.com BACE店をご覧ください。 naire_gosyuin.com_i #福岡 #Fukuoka #現人神社 #風鈴 #夏の風物詩 #夏詣 #福岡神社 #福岡観光 #願いむすび風鈴 #パワースポット #インスタ映え #御朱印 #御朱印帳 #御朱印集め #御朱印巡り #御朱印スタグラム #御朱印好きな人と繋がりたい #gosyuin #名入れ #名入れギフト #オリジナル #オリジナルグッズ #オーダーメイド #名入れ御朱印ドットコム #オリジナル御朱印帳 #名入れ御朱印帳 https://www.instagram.com/p/CgbsaYnv1np/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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mutter-inthework · 2 years
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これ?(バージョン違うけど)
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yukarikousaka · 2 years
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2022.07.02
 夏の記憶はいつだって冷ややかだ。神社の境内で鳴る風鈴の音を思いだすときも、水泳の授業のあとの浅く広がる疲れた空気を思いだすときも、その空気のなかで毛先から滴る前の席の同級生の水滴を思いだすときも、木漏れ日の溶けるアイスクリームを思いだすときも、うだるような暑さのなかで燃える性のやり取りを扱った小説の一文一文を思いだすときも、わたし自身はまるで二十度の空気のなかにさらされているように冷ややかなのだ。
 春や秋の風物詩として思い起こされるものはその季節からの恩恵であることが多い。冬であっても雪や行事など、その季節からの恩恵と、冬に対抗するための措置が半分ずつ風物詩として挙げられる。だが夏はどうだろう。夏の風物詩のほとんどが、たとえば風鈴や団扇や西瓜は、夏の暑さに対抗するための措置ではないか。だからこそ夏の記憶はいつだって冷ややかなのかもしれない。うだるような暑さも忘れて、ただ涼しさのなかにある。
 夏の記憶の多くはフィクションから取り入れた存在しない記憶だ。わたしにとっては。だからこそ涼やかではなく冷ややかで、それが好きだった。けれどもそれも難しくなってきているのかもしれないと近ごろの暴力的な暑さを感じて思う。概念上の夏の、概念、を掴むことすらままならない世代が生まれてくるのかもしれない。存在しない夏の記憶を掴むことすら、青と白と水しぶきと少女の表紙の本から夏の思い出を掴みとる本の選び方すら。
 最後に、わたしが夏を思い浮かべる本を紹介しよう。この本たちから、次の世代が存在しない記憶の夏を思い出してくれると嬉し��。千早茜『神様の暇つぶし』、石沢麻依『貝に続く場所にて』、飛浩隆『グラン・ヴァカンス』、佐藤泰志『きみの鳥はうたえる』、最果タヒ『夜空はいつでも最高密度の青色だ』。影の色が濃く、それゆえに光の白さが目に焼き付いて離れない、そんな作品ばかりだと思う。夏は、冷ややかで、その輪郭が濃い。
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krtk-fukuroi · 2 years
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. 🎐遠州三山風鈴まつり🎐  袋井の遠州三山-法多山、可垂齋、油山寺-では2022年5月21日(土)から8月31日(水)まで遠州三山風鈴まつりが開催されています✨ 夏らしく涼しげな風鈴の音色を楽しんでみてはいかがでしょうか♪ 季節限定の御朱印やスイーツや催し物もあるみたいですよ✨ #くれたけインプレミアム袋井駅前 #ビジネスホテル #ホテル #くれたけイン #呉竹荘 #静岡観光 #袋井観光 #くれたけ #無料朝食 #ハッピーアワー #パブリックバス #袋井新産業会館キラット #キラット #ビジネス #カップル #ファミリー #エコパ #コンサート #ライブ #イベント #駅近 #法多山 #油山寺 #可垂斎 (法多山 尊永寺) https://www.instagram.com/p/CecIRt9vLw_/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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kyo-sakisaka · 2 years
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「もしよかったら夏休み、一緒に遊ばない?」
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イベントお疲れさまでした。メッセージボードの書き込みもありがとうございました!嬉しさで知能3くらいになりながらひとつひとつお返事書かせていただきました。 本来ならこの話を展示として当日間に合わせたかったんですが、無理でした。
というわけで供養です。夏の轟出。
表紙お借りしました!→illust/84600613
***
 じり、と焦げ付くような日差しが肌を焼く。クーラーのない体育館は、さながら巨大な蒸し風呂のようだった。申し訳程度に入口に置かれた巨大な扇風機がごうごうという音を響かせて、マイクを握って話を続けている校長の声を途切れさせる。夏。飽和してしまうほどの、夏。首筋のあたりを伝う汗に僅かに身じろいで、壇の上で掲げられた日の丸をぼんやりと見つめた。  七月某日、終業式。校長の話からはじまり、生徒指導部からの諸注意事項(くれぐれも学校の名を落とす行為はするなだとか、そんなやつ)も終われば、ようやく蒸し風呂から出ることができる。あちい、と学校指定のシャツの胸あたりを持ち上げて、ぱたぱたと空気を送り込んだところで涼まる具合などたかが知れていた。 「轟くん」  蒸し風呂のような体育館と一転、クーラーの効いた教室は天国のよう。配られたプリントをまとめながら、視線を上げればそいつは俺を見るなりへにゃりと笑ってみせた。気の抜けるようなその笑みからは、ヒーロースーツを着ているときのような鋭さはまったくといっていいほど感じられない。どこにでもいそうな、ごく普通の男子高校生のように思う。いや、男子高校生にしては童顔すぎるだろうか。丸まって団子のようになったネクタイが胸元でその存在を主張している。 「やっと終わったね」 「ああ」 「轟くんは、夏休みどうするの?」  終業式も終わり、長期間の休暇に向けたホームルームも済んでしまえば、いよいよ本当に夏が迫って来る。これまでにないほどにクラスは浮足立っていた。どこからか雄叫び声すら聞こえる。きっと上鳴あたりだろう。 「どう……つっても」  それはどこかへ行ったりだとか、何かをしたりだとか、そういうことを指しているのだろうか。その点で言うのならば、夏休みだからといって特にこれといってすることがない。今までの夏休みといえば実家で過ごすしかなかったから、嫌が応にも親父の鍛錬を受けるしかなかった。だからこうして寮生活がはじまったこの夏が、ひとりで過ごす初めての夏休みになる。確かに、自分は一人で過ごすには長すぎるこの夏をどうやって過ごそうか。答えあぐねて周りを見渡せば、周りは早速この夏の計画を立てているようで。 「もしてかしてまだ何も予定ない?」 「……緑谷はあるのか?」  自分が聞かれるとは思っていなかったんだろうか。途端にはっとしたような顔になった緑谷は、うんうんとくちびるに手を当てて考え込みはじめる。何度も目にしたことのあるそれは、緑谷の癖。ふにふにと右手の親指で触り続けるその唇に、柔らけえんかな、なんてぼんやりと考えた。  考え込んだ緑谷の姿の後ろで、みーんみーん、だなんて元気そうに鳴り響く蝉の声。ふと視線を外にやれば雲一つない晴れ間が広がっている。相変わらず外は連日猛暑続きで、三十度を優に超えているらしい。雲の一つでもあれば違ったのかもしれないが、外はいっそ憎らしくなるほど綺麗に晴れている。 「うーん、何かしらトレーニングかなんかしようとは思っていたけれど」 「予定じゃねえだろ、それ」  そう口にした言葉に、緑谷が勢いよく顔を上げる。気付きませんでした、と言わんばかりに丸められた瞳は、まっすぐに俺を射貫いていた。ただそれはほんの一瞬の出来事で、それからすぐに緑谷は困ったような笑みを浮かべてみせる。 「確かにそうだね」  ぎゅう、と胸のあたりに感じる僅かな苦しみ。ほんの少し。ほんの少しだけ、肌の内側に隠されているはずの心臓をかき回されたような気がしたのは錯覚だろうか。緑谷がよく見せるその困ったような笑みは、どこか眩しいもので。緑谷出久という人間はどこまでもありふれたようで、それでいてこの世の何もかもと違う。きらり、と輝くような輝きを放つ瞬間がある。胸の奥をじん、と打つような瞬間があるのだ。 「なんだか僕も、予定がないみたい」  一瞬、それは確かに一瞬のことだった。  ぴたり、とクラスの喧噪がやむ。ただ聞こえるのはじくじくと鳴き続ける蝉の声だけ。まるで時が止まってしまったかのように、けれども蝉の声だけがやけにわざとらしく、たっぷりと鼓膜の奥に響く。まるで緑谷の笑顔に、この世界の音が吸い取られてしまったかのようだった。かたちを変えて体積を最大にした夏が、目の前に迫る。それはどういうわけか、そこはかとない予感のようなものをもたらした。 「もしよかったら夏休み、一緒に遊ばない?」  ――夏が、やってくる。めいっぱいに膨らんで、弾けてしまいそうな夏が。   ***  夏休み、というものがある。一般的に夏休みと言われれば、何を思い浮かべるのだろうか。花火だとか、プールだとか、旅行だとか。そういった類のものを知識として知ってはいても、経験として思い浮かべるのはクソ親父の顔ばかりで。だからこそ、夏は嫌いだった。いつもより家で過ごす時間が増えるから。周りの同級生が、自分の兄弟が、楽しそうに笑っているのが、余計につらかったのだ。  夏休みともなれば、寮で見かける同級生の姿もぽつりぽつりと少なくなるもので。階段を下りた先、休憩スペースには珍しく人影が見られない日々が続いていた。付けっぱなしのテレビから響くのは、この夏おすすめのテーマパークや商業施設のイベント情報ばかり。そのどれもが家族連れや恋人といった客層に向けたもので、どこか遠い世界の話のような気さえした。 「おまたせ」  窓の外で燦燦と降り注ぐ太陽の日差し。それをじっと見つめていれば、不意に視界の向こう側に見慣れた姿が映る。その手にはビニール製のショップの袋が握られていた。誰かとこうして――友達とこうして出かけるのは、初めてのことで。ふわふわしたような、それでいてどこか気持ちが急くような。そんなわけのわからない胸騒ぎにも似た感覚を覚えつつ、おう、と返した。 「行こう、轟くん」  ハイツアライアンスを抜ければ、すぐに熱風が俺たちを出迎える。気温三十二度。まごうことなき真夏日だ。あっつ……なんて呟きながら緑谷は手のひらで太陽を遮っている。白地に謎の文字が書かれたTシャツは相変わらずで、どこまでも緑谷出久らしい。そこから伸びた腕に残る生々しい傷跡に、つきりと胸が痛んだ。 「轟くん?」  俺の視線に気付いたように緑谷はこちらを見やる。俺がなにを考えていたのかなんて、緑谷は知る由もない。だからこそ真っ直ぐに向けられるその横顔がやけに眩しく見えた。 「なんでもねえよ」 「そう?」  ――友達。口を噤んだ先で、その言葉の定義を考える。緑谷に対する感情は、紛れもなく友達のそれでありながら、それでいてどこか確実に違っていた。もっと別の、もっと深いところにあるような。他人というよりは、自分の内側にその存在があるような気がした。  俺がそう言えば、緑谷は笑う。その頬にそばかすを乗せて、どこまでも綺麗に笑った。それがなんだか、よく見せるあの困ったような笑みとは違うものだったから、どこか嬉しくなった。  気まぐれのように吹く風が、つう、と汗の流れる首筋の熱をさらっていく。瞬間的に涼しさを感じたものの、すぐに止んだ風はさらったはずの熱をみるみると埋めていった。炎天下のなか、視界の向こう側で揺れるのは陽炎。コンクリートの上で地続きにゆらゆらと揺らめいていたかと思えば、突如として消える。黙々と歩いていた足を不意に止めた、その先。その先の視界に広がっていたのは、あたり一面のひまわり畑だった。 「じゃあ、始めよっか」  ソーダ水をぐい、と飲んで口元を拭う。ここに来るまでの道中で買ったそれは、もうすっかりとぬるいものになっていた。舌の上で弱く弾ける炭酸に喉が潤えば、残るのはほんのりとした甘さだ。ビニール製のショップの袋から取り出されたのは水鉄砲。さながら、プラスチックでできた透明な銃のよう。 「準備は良い?」  にやりと唇の端を吊り上げてみせた緑谷に、こちらもにやりと笑って返す。挑発的な緑谷の表情は、初めて見たかもしれない。なんだかそれだけで、この夏がとびきり楽しいものになる気がした。 「いつでもかかってこい」  この夏いっぱいの透明を詰め込んだ、プラスチックでできた銃を片手に俺たちは不敵に笑う。蝉しぐれの声に合わせて、水飛沫が跳ねた。ひまわりの背に隠れるようにして水飛沫から逃れれば、夏の日差しに反射して水滴が七色に光る。 「強いね、轟くん」 「緑谷もなかなかやるじゃねえか」  互いの息が切れる頃には、Tシャツがぐっしょりと濡れていた。吸い込んだ空気は、雨の匂いを少しだけ孕んだ夏の匂い。眩しいくらいに輝くひまわり畑から、照りつける日差しに視線を上げる。――ああ、  ――夏が来た。   ***  茹だるような暑さのなか歩くこと十分ほど。最寄り駅に到着した俺たちの耳に、ちりん、という風鈴の音が響いた。ここから電車で一駅ほど離れた場所が、今回の目的地。改札を抜けた先、駅のホームには真夏の装いをした人の姿がちらほらと見受けられた。この人たちも俺たちと同じように、遊びに行くのだろうか。そんなことを思いながら電車に揺られれば一駅なんてものはすぐに過ぎるもので。列車内に流れるアナウンスに次いで、右側の電車の扉が開かれる。 『海に行かない?』  夏といえば海、だなんて発想は王道すぎるかな。照れたように頬を掻きながら緑谷はそう提案した。ホームに降り立った途端に、ふわりと香るのは潮風。頬を撫でるその風は少しだけべたついている。駅から南に歩けば、開けた視界の先に大海原が広がる。  (――これが、海…………)  初めて目にした海は、そうぞうよりずっと青かった。真上にある太陽の光を反射してきらきらと光る水面が、波となって生き物のように形を変える。灼けてしまいそうなほどに熱を持った砂浜に足を踏み入れば、足の裏が沈み込むような感覚。おろしたてのビーチサンダルに細かい砂が入り込む感覚に慣れなくて、波打ち際の浅いところに足を浸した。冷たい。 「お」  不意に、頬のあたりに感じたのはきんと鋭く尖ったような冷たさ。びっくしながらも後ろを振り向けば、そこには両手にかき氷を抱えた緑谷の姿がある。買ってきちゃった、と笑いかけた緑谷はずい、とかき氷を俺に差し出した。プラスチックカップの上にこんもりと盛られたふたつの氷の山。その頂上がひとつは緑色に、もうひとつは赤色に染まっている。  ――ね、見て轟くん。 「おそろい」  ぎゅん。  そんなわけのわからない効果音が聞こえたような気がする。胸のあたりに衝撃に近いような何かを受けて、咄嗟に心臓のあたりを押さえた。カップの外側、緑谷が持つ指先の熱に溶け始めた氷が、じんわりとシロップの色を滲ませていく。苦しさのような、それでいてなにかが溢れ出してしまいそうな。そんな熱にも似た何かが体中を駆け巡る。 「どっちがいい?」  照り付ける日差し。真夏の空気に交じる、潮風の匂い。どこまでも眩しい笑顔を浮かべる緑谷の色に手を伸ばしたのは、もう仕方のないことだろう。ひとくち口に含んで入道雲を見上げる。しゃくりと音を立てたそれは口に含んだ途端、みるみるうちに溶けていった。後に残るのは冷たさと、甘ったるいメロンの味。 (……………甘い)  ちらりと視線をやったその先で、緑谷がいちご味のかき氷を食べている。その赤とピンク色の中間のような色が、緑谷のくちびるのあたりを染めていた。考え事をするたびに緑谷の親指によって触れられるその場所は、シロップのせいで本来の色よりも少しばかりその色を濃いものにしている。 「………………………………」  そのくちびるを舐めたら、いちご味でもするんだろうか――。そんなことを思いながら、ほんのりと緑色に染まった下唇を舐めた。   ***  どれだけの時間、海で遊んでいたのだろうか。寮を出るまえに塗ったはずの日焼け止めはもうすっかり落ちてしまったにちがいない。ほんのり赤くなった肌にそんなことを思いながら、砂浜に寝転がる。あの赤く際立ったくちびるから逃れるように海の中に飛び込んで、はや数時間。真夏の日差しによって温められた海水の水温は、わけのわからない衝動に駆られた俺の頭を冷やすには十分でなかった。その大きさは先ほどよりは小さくなったものの、お揃い、だなんて言われた際に衝動を受けてから、それはまるで以前から俺の内側にあったかのように巣食い続ける。 「ここね、僕にとって特別な場所なんだ」  先ほどまでの弾むような声とは一変して、静かな声で緑谷はそう口にする。心の内側を見せるようなその声に、緑谷の新たな一面を見た気がした。ああ、俺は緑谷のことを全然知らないんだな、だなんて痛いほどに実感させるようなその声。沈む夕日を眺めて砂浜に寝転がりながら、口を噤む。隣に体育座りをしたままの緑谷は、そんな俺に一度微笑んで続けた。 「僕の始まりの、場所なんだ」   一際強くなった、潮の匂い。夕日に頬を焼かれた緑谷は、どこまでも穏やかな表情をしていた。その視線は、寄せては返す波打ち際のあたりへと向けられている。眩しいくらいの光を反射させた波の白さと、どこからか鳴きはじめた蝉の声。  ――はじまりの、場所。  視界の端にまでどこまでも広がる海を眺めて、緑谷はどう感じたのだろうか。緑谷を、緑谷出久という人間に、歩み寄り沿ってきたのがこの海ならば。もしそうなのだとしたら、それはなんだかずるい。俺の知らない緑谷を知っているこの海に、なんだか羨ましさのようなものさえ感じてしまう。 「どうしてそんな大事な場所に誘ったんだ?」  水平線の彼方に落ちてゆく太陽を見つめながら、俺はそんなことを口にした。明確な答えが欲しかったわけじゃない。ただどうしようない感情の行き先を探すかのように、それでいてどこか、この夕日の色に負けないなにかを期待するかのように、その言葉は滑り落ちる。 「轟くんには、知っていてほしかったから」  なんでだろうね、と続けた緑谷の姿に、ああ、ほらまただ。たちまち感情を蝕んでいくような、わけのわからない衝動。ぎゅん、だなんて心臓のあたりを掴まれるような、苦しさにも似たなにか。喉が渇くかのように、なにかを欲した指先が緑谷の頬に触れる。みどりや。そう口にすれば、じんわりとした熱のようなものが広がった。 「おまえは強いよ」  あの体育祭で涙を流したとき。そのとき、自分にもまだ泣けるということにひどく驚いた。ほかのひとから見れば俺はきっと恵まれている��だろう。誰もが知るヒーローの息子で、その個性をしっかりと受け継いで。けれども本当は苦しくて、憎くて、たまらなかった。どうしようもならない日々に爪を立てて、部屋の片隅でひとり泣いていた頃。 「強くて、優しいよ」  この世に超人なんていないことくらい、誰もが知っている。それでも緑谷は、そうあろうとしていた。傷だらけの腕で、指先で、いつだって誰かを、そして何かを守ろうとしていた。そんな緑谷の優しさに、真っ直ぐさに救われた。確かにあのとき、救われたというのに。どうして今になって、そんな緑谷の優しさをひどく恐ろしいものだと感じてしまうんだろうか。  身を削って、ぼろぼろになって、誰かを救って、それからまた身を削って、その繰り返しで。その果てにいつしかこいつは自分のすべてを捨てて、どこかへ行ってしまうんじゃないかなんて。 「だから分けてくれよ、ヒーロー」  守りたい、だなんて思われるような奴じゃねえことは百も承知で。俺のことをお前が救ってくれたのなら、お前のことは一体誰が救うというのだろう。誰しもに向けられるその優しさが、たまらなく嫌だ。その優しさに救われたクチなのに、俺はなんて我儘なのだろうか。なんだかもうそれは、ひとりの友達に対する感情とはだいぶ離れてしまったように思う。 「お前のその優しさも、強さも、辛いことも」  遠くに聞こえる蝉しぐれ。海水で貼りついたシャツの裾を、少しだけべたつく潮風が揺らす。緑谷の頬に触れながら感じるのは、限りなく近くにある夏。茹だるような暑さにぬるくなったサイダーのような、舌の上で弾ける微炭酸。 「……つらいことは、だめでしょ」  ヒーローなんだから。そう言って泣きそうに笑った緑谷は、俺の手のひらに自分のそれを重ねる。手のひらの内側と外側の両方から感じる緑谷の体温に、なんだかたまらなく嬉しくなった。 「いいんだよ」  とくり、と心臓が動く音。胸のあたりで答えを出しつつあるそれは、けれどもまだ曖昧のままで。だというのに、どっちなんだろうかなんて考えてるくせに、答えなんて当の昔に出ているような気がした。 「俺だってヒーローなんだから」  そう口にすれば、その眉根のあたりが一瞬泣きそうに歪む。それでもまばたきをした後にはその表情が緑谷の肌に残ることはなかった。そうして寄せては返す波が浜辺の砂をさらっていくように、緑谷はどこまでも穏やかに笑ってみせたのだ。   *** 「突然だけど、肝試しをしようと思います」 「本当に突然だな」 「やっぱり夏といえばこういう怖い系かなって」  ハイツアライアンスの5階。俺の部屋に来るなり至極真面目な面持ちで切り出した緑谷は、肝試し、だなんて面持ちとは正反対に突拍子もないことを口にした。 「ふたりじゃできねえだろ」 「……確かに」  そう口にするなり、緑谷は暇を持て余したようにぼんやりと窓の外を眺める。つう、と雫を伝わらせた、テーブルの上に置かれたグラス。麦茶の入ったそれは、からん、と氷同士がぶつかる高い音を立てた。 「じゃあ、怖い話しよ」  締め切った窓の外側で、じくじくと鳴く蝉の声。なんでもないようにそう口にした緑谷の声は、けれどもなんでもない風を装ったような違和感があった。どうしたんだろうか。いつもの緑谷とは違う様子に、不安のようなものを感じる。  8月。猛暑の7月が過ぎれば、その夏の影をさらに色濃くしたような8月がやってくる。目が痛くなるほど真っ白な色をした入道雲が、空にぽつりと浮かんでいた。クーラーを付けて窓を締め切った部屋じゃ風のひとつもないはずなのに、それとなく置いていた風鈴がちりん、と鳴る。照り返す日差しの暑さと、どこからか香る線香の匂い。記憶の中の夏が、まぼろしめいた夏が、確かにいまここにあった。 「なんでそんな余所余所しいんだ、今日」 「そ、そうかな」 「そうだろ」  すこし上擦ったような声で視線を彷徨わせながらそうかな、と口にするその姿は、余所余所しい以外の何物でもない。あの日、海に行った翌日から緑谷にどことなく視線を逸らされるようになった。とはいえ自分から夏を満喫しようと言った手前、約束を反故にすることはできないんだろうか。余所余所しいような態度をとりつつもこうして俺の部屋に来るあたり、いじらしくてたまらない。そんなことを考えながら瞳をじっと見つめれば、また慌てたように目を逸らされてしまう。ただ、その頬のあたりにうっすらと赤みが差しているのに気づいてしまったために、動きを止めてしまったのは俺の方だった。  ――なんなんだ、それ。  だってそんなの、意識されてるみたいで。読んでいたはずのヒーロー雑誌を取り落として、ばくばくとうるさい心臓のなか緑谷を見つめる。がちがちに固まった肩から伝わる緑谷の緊張が伝播して、なんだか蝉の音がものすごくうるさくてたまらない。  何が悪いかって言えば、きっと夏が悪い――。  からん、と麦茶の氷が溶ける音。それがきっかけのように、掴んだ腕の熱さ。ぁ、と小さく漏らした緑谷の声に、どくりと体の内側の血液が沸騰する。  溢れんばかりの夏の中に、俺たちはいた。掴んだ腕を引き寄せれば、呆気なく俺の胸へと倒れ込む。無意識のうちに緑谷の頬に手を伸ばしていたということに、触れてからようやく気付いた。思わず触れてしまったその頬に。戸惑うような、それでいて夏を溶かし込んだかのような、ほんの少しだけ期待するかのような緑色の瞳に。回らない頭の中で必死に言葉を探す。ああ、もう全部夏のせいだ。 「暑そうだったから」  完全なる口実だった。口にすると同時に、個性を発動してその頬を冷やす。うっすらと赤みが差していたその肌は、けれどもますます赤くなるばかりで。恥じらい混じりにすこしだけ細められた目が風鈴の音を誘って、ありったけの夏を拡散させていた。 「……きみのほうが」  暑そうだよ。そう消えそうな声で呟いて、真っ赤に染まった頬を隠すように緑谷は俯いた。つう、と首筋を伝った汗が、やけに思考を奪っていく。  ぱちぱちと柔い炭酸が弾けるように、視界がきらめく。内側にあるこの感情は、なんだかとても甘酸っぱいから。だからこの夏が終わるまで、秘密にしておこうか。   ***  夏の風物詩といったら、外せやしないのは間違いなくこれだろう。今日の日付が書かれた花火大会のチラシを見て、そんなことを思う。夏休みが始まる前、緑谷に一緒に遊ぼうだなんて言われたときには、こんな気持ちで花火大会を迎えるだなんて想像すらしていなかった。ほんとうに、予想外だったのだ。晴れていたかと思えば、急に降り出す夏の夕立のように、それはあまりにも唐突だった。それでいて、白い入道雲が透き通った青空に浮かんでいるように、そうなるであろうことはどこかしら決まっていたかのようにも思う。緑谷は、友達だ。それは変わらない。ただ今は、それだけじゃない。それだけじゃなくなってしまったのだ。  待ち合わせは18時。折角だし浴衣で行こうか、と提案したのは緑谷で。日が落ちるにつれれば、街の空気がどこか浮き足立ったようなものに変わっていくのを感じた。遠くで聞こえる笛の音と太鼓の音が近づくたび、心臓の鼓動がうるさいものになっていく。ばくばくと脈打ち続ける心臓を宥めすかそうと、生唾をごくりと飲み込んだ。やけに長く感じる一分一秒に、スマホのロック画面の明かりを付けては消すのを繰り返す。  そんな行動を何度繰り返した頃だろうか。視界の端に映った緑色は、俺の姿を見つけるなりぱあ、途端に満開の笑顔を咲かせたかと思えば、すぐに眉間に皺を寄せて何かを堪えるような顔をしてみせる。落ち着いた色合いの深緑色の浴衣は、緑谷によく似合っていた。  こうして和装になれば、線が細いとまでは言わずとも図体が大きいとは言い難い。なかなか近づいて来ない緑谷に痺れを切らしたのは自分の方で、近づいて緑谷の隣に並べば顔を赤くしてあわあわと慌てはじめる。 「と、とどろきく、ん」 「? どうしたんだ」  ――かわいい。  真っ赤になった緑谷の慌てた顔を見た脳内は、そんな感情を弾き出す。出店の安っぽい灯りと、焼きそばでも売っているんだろう、どこからか漂うソースの匂い。綿飴のようにふわふわしていて、それでいて炭酸のように弾けてしまいそうな。そんな今夜この街を包み込んでいる浮き足立ったような空気に、どうやら自分まで呑まれてしまったようで。  一体全体、自分はどうしてしまったんだろうか。そんなことを考えていれば、突如としてどん!という大きな音が響き渡る。わあ、と喜色ばんだ声がどこからか上がったかと思えば、周囲の人だかりが一斉に夜空を見上げた。その先には、夜空を彩る七色の光があった。打ち上げられた花火はその光を小さなものにしながら、やがて煙となって重力に従う。出店の香ばしくも甘い匂いと硝煙の匂いが混ざりあって、夏の生ぬるい風とかたちを変えたそれが肌の上を撫でていった。 「すごい、きれいだね」  さっきまでわたわたと慌てていたのが嘘のように、うっとりとした表情で緑谷は空を見上げていた。透き通る緑色の瞳に、たちまち色を変えていく火花の光が反射する。万華鏡のようなその移ろいはまばたきした次の瞬間には別の世界になって、戻れなくなってしまいそうで。だから、まばたきひとつできなかった。夏に溺れた世界の中で、ただひとり目の前の存在を焼き付けるのに必死だったのだ。――ああ、でも。 「はぐれたら……その、大変だから」  咄嗟に掴んでしまった緑谷の手のひらに、そんな到底無理のある言い訳を重ねる。どん!と鳴り続ける音がまた一段と体温を上げていくような気がした。焼き付けるだけじゃ、満足できない。思い出の中だけで、生きることができないように。限りなく大切な友達のはずなのに、友達だったはずなのに、それだけじゃいられなくなってしまった俺は。俺は、一体どれだけ強欲なんだろうか。 「ほら、見て回るんだろ?」  ちょっとばかりうるさすぎる心臓を押さえつけながら、緑谷に微笑みかける。これが、楽しいってことなんだろうか。生ぬるい夜風に緑谷の前髪がふわりと揺れて、緑色の瞳が見開かれていく。夏に溺れた世界の中で俺たちもまた、もったいないくらいに夏に溺れていた。 「……うん!」  はにかんだような笑顔の後ろに、一際大きな花火が咲く。こんな夜が、こんな季節が、いつまでもずっと続くのなら。いつまでもこうして、いられたのなら。  終わらないでほしい、だなんて思ったのは初めてかもしれない。俺が内側に持っているこの想いと、緑谷のそれの答え合わせをしたいようで、したくなくて、それでいて少し知りたいと思う。  緑谷に出会わなければきっと気付くことのなかったこの感情は、思った以上に厄介なもので。厄介なのに、愛おしくてたまらないのだから、もうどうしてしまおうか。   *** 「……買いすぎちゃったね」 「そうか?」  灯りが立ち並ぶ出店の列を抜けて少しばかり歩けば、人通りは途端に減る。花火を見るのにうってつけの、穴場とも言えるこの神社は確かにあまり知られていないようだった。灯りの少ない夜道は、祭りで賑わう通りからいつのまにか別世界に来てしまったかのようにすら思える。俺も緑谷も片手に、多くの食べ物を抱えていた。もう一方の手を離せばそれらを持つのはもっと楽になるだろうに、誰に言われるでもなく、それでいて至極当たり前のように、その手が離されることはなかった。  よっこいしょ、と緑谷が近くの石に腰掛けるのに倣って、その隣に腰を下ろす。そうしてそこで、初めて繋いでいた手が離れた。たった今まで緑谷の手のひらに触れていたその手は、しっとりと汗ばんでいる。冷やせば解決するであろうと分かってはいたが、なぜだかそれをする気にはなれなかった。そんな俺のことなどつゆ知らず、緑谷は轟くん、と俺の名前を呼んだ。   「これ、さっき見つけたんだ」  そう呟いた緑谷の視線を落とした先にあったのは、綿飴の袋。ビニールでできたその袋の上には、誰もが知っているであろうオールマイトの柄が印刷されている。確かに憧れの存在であるとはいえ、雄英にいればいつでも会える人物だというのに、緑谷はいつだってオールマイトのことを敬愛していた。緑谷とオールマイトの間にはきっと、俺が知ることのないなにかがあるんだろう。   「いつかは僕たちもここにいるのかな」  その言葉には、期待以上にどこか寂し気な色が見え隠れしていた。どこまでも静かに、それでいて優しくオールマイトの姿をなぞる瞳に、どうしてこんなにも胸がざわついてしまうのか。   「そうだろ」  きっと。そうちいさく呟いた声は、けれども緑谷にきちんと届いていたらしい。 「……そうだね」  遠くで聞こえる祭囃子のなか、緑谷はひどく大人びた微笑みを浮かべた。子供の頃に思い浮かべていた夢が現実になるまで、あと一歩のところまで来ている。誰のものにもならないのも、誰の物にもなれないのを知っていて、それでもなお目指したはずなのに。どうしてこう、今更になってそれを惜しいと思ってしまうんだろうか。  どん!と響いたその音に伸ばしかけた指先を、そっと下ろす。夏のせいだ。夏のせいにしてしまえば、きっと何もなかったことになる。確かに感じていたはずのあの熱も、どくりと疼いた心臓も、きっと今なら後戻りできるのだ。ぽつりぽつりと世間話を続ける俺と緑谷。その間を埋めていたはずの蝉の声は、もうしない。   「緑谷」  帰り道。先を行く緑谷の背中に声をかければ、緑谷はこちらを振り向く。その姿にまた、ぎゅん、ともう隠せないほどにまで大きくなった疼きが皮膚を侵した。   「どうして俺を誘ったんだ?」    この夏のきっかけ。一緒に遊ばない?、と声を掛けた緑谷は何を考えて俺にそう言ったのだろうか。わからないけれども、そこにこの夏の答えがある気がする。どこまでもずるくて、それでいてどこまでも淡いこの夏の、答えが。  前にも言ったけど――、そう呟くなりひとつ深呼吸をしてみせた緑谷の姿は、なんだかひどく寂しそうに見えた。   「見せたかったんだよ」 「僕の好きな夏を、轟くんにも」  近づくところまで近づいて、それから離れるような。そんな、幻めいた夏。とろとろと蕩けるような甘さを孕む水蜜桃にも似た、白昼夢。  ふたりぶんの足音だけが響く、夏の夜道。気付けば花火の音は止んでいた。あたりに漂う硝煙の匂いは、きっともう浴衣に染みついてしまっているだろう。       ***  夏休みが終わるのをやけに早く感じるのは、きっとこの夏が初めてかもしれない。日が落ちるのが早くなるのを感じるにつれて、じくじくと鳴いていたはずの蝉の声も聞こえなくなっていた。最近ではひぐらしの声ばかりが響いている。  夏休み最終日。きっちりと課題を最終日前に終わらせているのは、俺と緑谷の性格なのだろう。少し考えただけでも最終日にまでしっかりと残していそうなクラスメイトを思い浮かべて、そんなことを思った。   「轟くん」  ――最後に花火しない?  最終日。俺の部屋を訪れた緑谷は、コンビニのビニール袋をその手にぶら下げていた。どこか吹っ切れたかのような表情に見えたのは、俺の気のせいかもしれない。  寮の建物の影になるような、人目につかないであろう場所。そんな場所でこっそりと火をつけるのは、とてつもなく悪いことをしている気分で、忘れられそうにもなかった。結構な量の花火を買ってきたと思ってはいたが、こうして火をつけていればやがてそれは最後の一種類を残して灰になってしまう。水の入ったバケツには花火の燃え残りでいっぱいだった。それがなんだか、この夏の残滓のようで。   「夏休み、楽しかった?」  火をつけた線香花火から、弱弱しく炎が灯る。穂先の火薬を巻き込んで次々と燃えていったかと思えば、それはやがてちいさな赤い玉を作った。そうしてぱちぱちと散り続けるか細い火花を、緑谷はじっと見つめる。  あっという間の夏だった。時が止まってほしいと願うくらいには、ずっとこのままでいたかった。けれどもそんなことを俺たちは選べない。この夏は幻だったんだと、そう言い聞かせて友達のままのふたりに戻るのがきっと、賢い選択なんだろう。きっとそれを、選ぶべきなんだろう。  言ってしまえば、後戻りできなくなる。それでもこの夏が。どこまでもずるい夏が、その終わり際に背中を押してくれた気がしたのだ。   「楽しかったけど」 「けど?」 「なんか途中から苦しかった」 「………………え?」  え、なんて呟くと同時に、目を見開いた緑谷がこちらに視線を向けた。もう随分と大きくなった炎の玉が、ぱちぱちと激しく弾けている。  そんなものに気にも留めず至近距離まで近づけば、緑谷の体がびくりと硬直する。言葉の意味を悟るなり、みるみると赤くなっていく頬と、それに比例して弾けていく線香花火の火花。   「お前の笑顔を見ると心臓のあたりが苦しい」  ――なあ、緑谷。  視界いっぱいに広がる緑色と、触れてしまいそうな距離にあるくちびる。こつん、と合わせた額の下、俺と緑谷の足元の間で線香花火が火花を散らしている。吐息が感じられるほどの距離で、夏が、咲いていく。 「どうしたら治るんだ、緑谷」  ――教えてくれ。  ぽとり。音もなく落ちた炎の玉は、触れ合ったくちびるの後先を知ることはない。誰にも見せる気なんてなかったからちょうどいい、なんてそのくちびるを味わいながら思った。  こんな距離で、逃げられないのをわかっていて、どうしたら治るんだなんて白々しい言葉を吐いて。そうして唇を奪うのは、やっぱあまりにもずるいだろうか。    初めて触れた友だちのくちびるは、柔らかくて、どこまでも甘かった。   *** 「………………あれ?」  新学期。とはいっても教室にいる生徒たちは、夏休み前と何一つ変わらない。少しばかり日に焼けたとか、宿題が終わらなくてげっそりしているだとか、夏の思い出話に花を咲かせているだとか、そういったくらいで。  あっという間だったなあ、なんて思いながら耳郎響香は、机に頬杖を付きながらぐるりと教室を見渡す。そうして見渡した先に、わずかな違和感を感じた。なんてことはない、いつもの光景。緑谷と飯田、それから麗日の三人が談笑している光景の中に、どこか言いようのない違和感を感じる。    よく見れば、それは緑谷のネクタイだった。  いつも胸元のあたりで不器用そうに丸まっていたそれが、今日は綺麗に整えられている。どうしたんだろうか、なんてしばらく緑谷を見つめていれば不意に自分以外の視線を感じた。え、と思わず身を乗り出してその視線の先を追えば、そこにいたのは本日もクールなうちのクラスきってのイケメンの姿。   「……ふーん、そういうことなんだ」    まあ、黙っておいてやろうかな。  にやり、とひとり意味深な笑みを浮かべて耳郎は伸びをした。
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