Tumgik
#緑翠園
kayoquito · 2 years
Photo
Tumblr media
京都御苑内、厳島神社の唐破風鳥居。その近くの九条家遺構、拾翠亭が1年の修復期間を終えて再び公開されていた。橋の木材の新しさにまだなじめない。 Dentro del Parque de Palacio Imperial de Kioto, se encuentra un torii con una viga curvado en el Santuario Itsukushima que fue fundado por Taira no Kiyomori en el Siglo XII. Cerca de este santuario, la ex-residencia de la família Kujo (una de las cinco familias nobles más importantes ) y su alrededor se volvieron a abrir sus puertas a los turistas después de un año de restauración. El renovado puente está tan blanco que no se ve tan atractivo para los japoneses que aprecian más la antiguedad. #拾翠亭 #厳島神社 #京都御苑 #日本庭園 #鳥居 #唐破風鳥居 #京都散策 #京都御所 #京都 #新緑 #全国通訳案内士 #神社 #shusuitei #palacioimperialdekioto #kyotogosho #kyotoimperialpalace #torii #santuarioshintoista #jinja #japanesegarden #jardinjapones #kyototrip #visitjapanes #visitjapan #kioto #tourguide (at 厳島神社 (京都市上京区)) https://www.instagram.com/p/CdgXKsWvqKf/?igshid=NGJjMDIxMWI=
4 notes · View notes
kennak · 6 months
Quote
官報によると、京都府京田辺市に本拠を置く茶生産・販売の「有限会社今村芳翠園本舗」は、10月16日付で京都地方裁判所より破産手続の開始決定を受け倒産したことが明らかになりました。 1849年(嘉永2年)に茶生産を目的として創業の同社は、1932年に製造工場と販売店舗を建設して宇治茶の卸問屋を開始すると、その後も長きにわたり事業を営み、近年は茶の生産・販売に加え、抹茶ロールケーキなど緑茶スイーツの製造・販売にも力を入れていました。 しかし、茶の需要減などから厳しい環境が続いたことで、資金繰りの行き詰まりから事業継続を断念し今回の措置に至ったようです。 負債総額は約1億2000万円の見通しです。
京都の茶販売「今村芳翠園本舗」に破産決定、負債1億円 国内倒産 - 不景気.com
2 notes · View notes
baien575 · 1 year
Photo
Tumblr media
令和5年3月29(水) その2 -くすかき🍃 @kusukaki_dazaifu ・ いざ4日目の 「くすかき」へ 初日よりも 落葉していて 集められた葉っぱが 大きな山になりました 1000年生きた樟のもと 1000年続くことを 目指したプロジェクト 新しい若葉の芽吹きは 自分も新しくなるようで 気持ちのよい朝でした✨ 🍃🍃🍃🍃🍃🍃🍃🍃 くすかきのうその餅 店頭では 4/1(土)-16(日) 限定販売いたします お取り置きもいたしますのでお電話ください😉 📞092-922-4058 落葉した葉っぱのそぼろを 松葉ほうきで掻くと 緑の若葉が現れます🍃 うその餅で くすかき体験ができます✨ ほうきあり1箱1780円(税込) 🍃松葉ほうきなし 1箱1280円(税込)です! 松葉ほうきにかぎりがあります🙇‍♀️ ・ ミニ梅守(くすかき印)も 期間中販売しております ・ くすかきは「くすかき奉加帳」という 寄付制度で運営されています 詳しくはコチラ👇 https://igayasu.com/ kusukaki/houga/ くすかき奉加帳のお礼の品として ・青梅餡の薄だね 「令和の翠(くすかき印)」 ・樟の葉を詰めた芳樟袋 ・樟脳を包んだ樟香舟 くすかきの終了後に 「樟と梅」という太宰府の春の香りが届けられます✨ 奉加帳へのご参加もどうぞよろしくお願いいたします🙇‍♀️✨ 梅園菓子処 営業時間 10:00-17:00 🟩店休日 4/3(月)10(月)、17(水)、24(月) TEL092-922-4058 FAX092-928-0383 住所:太宰府市宰府2-6-16 西鉄電車「太宰府駅」から徒歩1分 *参道に入って右側5軒目 *大きな看板が目印です ️*全国発送承ります #梅園菓子処 #太宰府梅園 #太宰府天満宮御用達 #うその餅 #ラムレーズン宝満山 #銘菓宝満山#よろつよ#裏千家#表千家#太宰府みやげ #太宰府和菓子#太宰府天満宮#ミニ梅守#うそ鳥#太宰府銘菓#博多人形#土うそ#郷土玩具#九州国立博物館#神戸智行展#くすかき#くすかき奉加帳#くすかきのうその餅 (梅園菓子処) https://www.instagram.com/p/CqX3L0Pv8Xg/?igshid=NGJjMDIxMWI=
2 notes · View notes
hotellover · 2 years
Text
Hyatt Regency Tokyo
Tumblr media
東京で宿泊する際には 新宿にすることが多いわたしですが どうせならハイアットグローバリスト ヒルトンダイヤモンドのメリットを使いたいので、 ハイアットかヒルトンにすることに。 かといって、パークハイアットを定宿にするほどでもないので ハイアットリージェンシー東京に泊まることが多いのです。
Tumblr media
むかしからあるホテルなので知名度は高いこのホテル。 近年、省力化に舵切りをしていて プールがいまはなくなってしまったのは残念。 
Tumblr media Tumblr media
飲食はなかなかいいお店があって  中華の翡翠宮は東京の中華でも好きな店です。 また、最近、館内になだ万が3店舗できました。 ただ、なだ万三兄弟は ハイアットの飲食クレジットだけでなく ハイアットのポイントも加算対象です。
Tumblr media
パブリックスペースは非常に豪華。 昔から有名な大きなシャンデリアをはじめ 椅子の数が多く宿泊者以外でも 椅子に座って休めます。 最近、休めない作りのホテルも多いですから…
Tumblr media
ここの客室設定ですが エグゼクティブクラブフロアが低層階なのも ちょっと面白いつくりです。
Tumblr media
スイートのベッドルームも木目を生かした作り
Tumblr media
昼は都庁がよくみえるのですが
Tumblr media
夜もこの通り
Tumblr media
バスルームも広くてよい! アメニティはRENで香りも質もよいのです。
Tumblr media
リビングも広くて一人では持て余してしまいますね
Tumblr media
なぜ低層階にクラブフロア?と思いきや 新宿中央公園の緑を堪能してほしいとのこと。 いかにもスイートでございます!! という感じではないインテリアが私は好きです。
Hyatt Regency Tokyo Address 2-7-2, Nishi-Shinjuku, Shinjuku-ku Tokyo, Japan 160-0023 Phone 81 3-3348-1234 Fax 81 3-3344-5575 Toll-Free 800-233-1234 Website tokyo.regency.hyatt.com Email [email protected] Year Built 1980 Year Renovated 2009 Number of Floors 28 Total Number of Rooms 746 Check in Time 2:00 PM Check out Time 11:00 AM
2 notes · View notes
illaalli444 · 8 months
Text
"イチ"をめぐって:『犬王』作中における当道座の拠点どこやねん問題
劇場アニメーション『犬王』のいわゆる「聖地」のひとつに挙げられる当道職屋敷址。仏光寺通に面する洛央小学校の敷地内にその碑はある。のだが、この「職屋敷跡」は近世のものらしい。では中世、殊に『犬王』の舞台と思われる1370年代の当道座の拠点はどこか。インターネットで拾える情報がやや錯綜していると感じたので整理しておきたい。
Tumblr media
関連スポットの地図を作りました。ていうかこれが伝わればだいぶ満足です。Google Mapもあるよ(https://maps.app.goo.gl/Qqe48CYHHGXKvGSi9?g_st=i)。
はじまりのイチ:『犬王』の時代の当道座はどこにあったか
まずこの問題、手がかりになる情報の多くは兵藤裕己『平家物語の歴史と芸能』(吉川弘文館、2000年)から得ることができます。岩波新書『琵琶法師』で『犬王』ファンにはおなじみの兵藤先生の単著! 現在は入手困難ぽいのででっかい図書館とか駆使して読もう。特に関連するのは以下の箇所。
第一部 第一章「覚一本の伝来―源氏将軍家の芸能―」pp.8-30(初出:「覚一本平家物語の伝来をめぐって」『平家琵琶―語りと音楽』ひつじ書房、1993年)
第二部 第三章「当道の形成と再編―琵琶法師・市・時衆―」pp.157-173(初出:「琵琶法師・市・時衆」『一遍聖絵を読み解く』吉川弘文館、1999年)
こちらを参考にすると、結論からいえば『犬王』の時代の当道座(一方派)の拠点は平安京の東市周辺だったとみてよさそう。『琵琶法師』でも言及されているように、『梁塵秘抄異本口伝集』巻十四にみえる「さめうしの盲目ども」のエピソードから、仁安年間(1166-69)の段階で東市北辺にあたる佐女牛小路付近を拠点とする琵琶法師の集団が形成されていたとみられる。その後、明石覚一を派祖とする一方派の拠点がどこに置かれたかははっきりしないけど、定一の次の代の総検校・慶一の在名が"塩小路慶一"(塩小路は東市の南辺)であることから、この頃まではまだ東市周辺に彼らの拠点があったと考えられるようです。
さらに絞り込むなら、以下は私の推測ですが、『犬王』の時代には、東市周辺でも佐女牛側(北側)ではなく塩小路側(南側)が拠点だったのではなかろうか。すなわち、先に触れた慶一の在名が塩小路であることに加え、(1)律令制の衰退とともに東市は廃れ、その東南側、七条大路と町尻小路の交差点付近を中心とする"七条町"に商工業地帯が展開すること、(2)空也と一遍が布教をおこない市屋道場・金光寺となったのは東市の南半であること(参考:リーフレット京都No.65「東西の市」)などをふまえると、慶一よりも前の世代から、一方の拠点は市の南側に移動していたと考えてよさそう。
ということで、『犬王』の時代の当道座の拠点は京都駅の北西から西本願寺の南側にかけて…くらいの場所と考えておくのがよいのではないでしょうか。(東市の位置はおおむね現在の西本願寺にあたるわけですが、2022年10月に西本願寺で『平家物語 犬王の巻』の朗読イベントやったのエモすぎません?!)
イチの痕跡:佐女牛八幡と市姫神社
現在の西本願寺周辺には当道座そのものの痕跡は残らないけれど、東市と周辺の人々に思いを馳せることができる場所はいくつかある。ここでは兵藤の『琵琶法師』でも言及がある佐女牛八幡と市姫神社に焦点をあてたい。
Tumblr media
「さめうしの盲目ども」の拠点とみられる佐女牛八幡=若宮八幡は、東市から北東に位置する。源頼義(八幡太郎義家の父)がその邸内に営んだことに始まり、以降、源氏の氏神として深い信仰を集めた。豊臣秀吉の京都改造によって五条坂に移ったが、旧地にも小さな"若宮八幡宮"が再建されている(写真)。移転先の五条の若宮八幡には足利義満寄進の手水鉢が残る。
ほかに「佐女牛」の名を残すスポットとしては、やはり源頼義の邸内にあったとされる佐女牛井(さめがい)がある。京の名水に数えられた井戸らしいけど、第二次世界大戦後に埋められ、西本願寺の北側、堀川通沿いに跡地の碑が立つ。また、西本願寺の北西にある緑のタイルが印象的な"井筒佐女牛ビル"5階には風俗博物館が入る。平安貴族の復元衣装や人形展示が見られるけど、日祝休館でタイミングによっては長期休館もあるので注意。
Tumblr media
市姫神社は東市に祀られた市の守護神。やはり秀吉の京都改造で河原町五条に移っている(市比賣神社)。旧地は西本願寺の寺域になっており何も残らないけど、JR山陰線を越えて西側、京都中央卸売市場の付近にも"市姫神社"がある。これは何なんやと思ったら、中央卸売市場の開設にあたって市比賣神社から分祀されているらしい。現代の市もお守りされているの、なんかいいですね。
移転先、五条の市姫社は女人厄除で有名で、マンションと一体化した入口も面白い。その西側には、やはり東市で空也と一遍が活動した市屋道場に端を発する市中山金光寺がある。非公開寺院。市姫神社とセットでこの地に移転しているわけで、東市と時衆の関係の深さがわかる。
京都観光Navi「若宮八幡」
フィールドミュージアム京都「佐女牛井跡」
京都観光Navi「市比賣神社」
その後のイチ:浄教寺と当道職屋敷跡
この文章の早い段階で、いや中世の当道座って浄教寺にあったんちゃうんかい、と思った方もいらっしゃると思うので、当道座の拠点が近世の職屋敷跡、仏光寺の北に移るまでの歩みも整理しておきたい。
兵藤の『平家物語の歴史と芸能』では、永享4年(1432)に「惣検校城存」が錦小路富小路の東頬に屋敷地を賜ったこと(『室町家御内所案』巻下)、永享9年(1437)に慶一の後を継いだ井口相一が「山法師戒浄」の屋敷を賜ったことを挙げ、15世紀初めには四条・五条の町地区へと移ったとしている。(ただ、城存は「城」の字からみて八坂方だろうし、山法師戒浄がどんな人で屋敷がどこにあったかまでは私は調べられていないです...。)
また、『職代記』には応仁の乱の際に当道の文書類が浄教寺で失われたという記載があるそうで、この頃には浄教寺に座務期間がおかれていたとされている。現在の浄教寺は四条寺町にあるけれど、これもやっぱり秀吉の京都改造で移ってきたもので、その前の所在地は五条東洞院。浄教寺は元は平重盛が小松殿に営んだ燈籠堂に端を発すると伝えられ、五条東洞院には"燈籠町"の地名が残る。なお、本来の重盛の燈籠堂は『平家物語』巻三にもあるとおり東山の小松谷にあった。現在、七条のフォーシーズンズホテル敷地内となっている"積翠園"は小松殿の庭園遺構であるとか。
Tumblr media
近世の当道職屋敷は、微妙な位置の変化はありつつも基本的には仏光寺の北にあったらしい(職屋敷址の碑は写真の植え込みのなかにあり)。絵図から位置が抑えられるのが寛永14年(1637)から。このあたりは以下の梅田論文に詳しいです。
梅田千尋2008「近世京都惣検校職屋敷の構造」『世界人権問題研究センター研究紀要』
なお、この論文では、永禄11年(1567)の当道座宛ての禁制文書の宛先が「四条かんこく惣けんぎやう町」となっていることから、戦国期には四条の函谷鉾町が拠点だったのではという指摘もされてる。
さて、ここまでつらつら書いてきましたが、『犬王』作中での描かれ方をみると、ラストの友有疾走シーンが四条室町っぽい(通りの描写の参考にしたと思われる国立歴史民俗博物館の復元ジオラマがここ。洛中洛外図屏風が描かれた頃の繁華街)ので、イメージとしては四条の街なかに位置していると捉えてもいいんじゃないかなと思います。平安・中世の東市周辺にしても、中世後半〜近世の四条・五条にしても色んな人がごちゃごちゃいて新しい音楽が生まれるのにふさわしい場所だったことは確かそう。私は劇場アニメーション『犬王』の、都市の物語でもあるところが大好きです。
0 notes
kachoushi · 1 year
Text
各地句会報
花鳥誌 令和4年11月号
Tumblr media
坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
………………………………………………………………
令和4年8月3日 花鳥さゞれ会 坊城俊樹選 特選句
宿浴衣姉の選びし緋の絵柄 笑 ふり向けば浴衣に貝の口結び 同 線香花火消えゆくまでの物語 同 耳澄ますふる里あたり遠花火 同 男あり鳥獣戯画の扇子手に 雪 買ひもせぬ西瓜叩きて女去る 同 ながむれば大団円の天の川 数幸 大西日かつて住みけり四畳半 同 堂縁はこの世の浄土三尺寝 匠 山頂に不動明王時鳥 清女 糊かたき浴衣に着替へ胡坐くむ 泰俊 盆の月もの言はざりし夢の母 啓子 一心に線香花火の果てるまで 千加江 水晶の数珠を両手に盆の経 天空
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年8月4日 うづら三日の月 坊城俊樹選 特選句
盆の月今宵は何を語らうか 都 端々の糸のほつれや秋すだれ 同 夜明より鎌を光らせ盆用意 同 極暑日や五臓六腑の吐息聞く 同 秋立つや雲の流れも水音も 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年8月6日 零の会 坊城俊樹選 特選句
夏草の色に埋れてマリア像 小鳥 十字架の墓石の装飾を蟻 健志 大小の蟻群をりて茂吉墓 季凜 炎天の墓を抱きし大樹かな 悠紀子 僅かなる供花に蟻よせ土饅頭 順子 あなたは此処にゐるのですかと墓洗ふ 美紀 黙祷のしじま落蟬動かざる はるか 鶏頭の墓守として枯るるまで きみよ 赤松の肌の剥がれてゆく晩夏 要 寝墓らは異国の夏草に埋む 慶月
岡田順子選 特選句
異国なる地下に眠りて百合の墓 俊樹 高々と維新の墓の晩夏越ゆ 慶月 父眠るまで蟬時雨澄みわたる 和子 冥界の番地を探す蟬しぐれ 千種 岡持で冷麦墓地を横切りぬ 荘吉 原爆忌蛇口に日差し反射する きみよ 観音の裸足の御足齧る蟻 眞理子 座る人なき八月の椅子を売る 和子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年8月8日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
小次郎の修業の岩や河鹿笛 時江 人を恋ふ夜は殊更に星流れ 信子 ストローに青の動いてソーダ水 同 火に油注ぐが如く蟬時雨 みす枝 塞ぐこともよきこともあり髪洗ふ 上嶋昭子 黒門は大き医師の避暑の宿 ただし 婉然たる笑みに怯みぬ水鉄砲 上嶋昭子 遺されし言葉しみじみ墓洗ふ 信子 燕の子花のごとくに口開き 同 肌シャツを濯ぐ男や夜の秋 上嶋昭子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年8月8日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
流灯会家長を兄が引き継ぎて エイ子 声明唱ふ百人の僧流灯会 あき子 ずつしりと固き重さの南瓜かな 秋尚 海鳴りの届く岬や星月夜 和魚 流灯の千のうねりに手を合はす あき子 子どもらの流灯舟に日暮れ待つ 和魚 通夜出て遠き日思ふ星月夜 廸子 天窓の四角の中の星月夜 同 流灯の岸離るるをためらひて 秋尚 今頃は虚子に逢はるる星月夜 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年8月11日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
黄昏にキセルを吹かす生身魂 登美子 献花終へ色なき風に立ち竦む 同 蚊帳の中げにも楽しき秘密基地 みえこ 地蔵盆僧の読経に老いの数珠 令子 おしろいが揺れて小包ひとつ来る 裕子 寂声の中寿の母の踊り唄 登美子 濃く流る昨日の雨か太宰の忌 令子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年8月12日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
サルビアや杖に適はぬ町歩き 悦子 軽き音する物買うて草の市 栄子 流蛍や宵の名残は夢の中 宇太郎 類縁の女ら遺影原爆忌 都 北向けば村中の墓盆の灯よ すみ子 法師蟬朝の一巻上げて去る 史子 日々草咲いて子沢山の路地 悦子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年8月16日 伊藤柏翠俳句記念館 坊城俊樹選 特選句
裏庭の風の匂ひの来る網戸 雪 大いなる幟淋しき夏祭 同 水中花咲かせしまひし淋しさよ 同 新涼の城朝影に包まれり かづを 一杯の水に生死や原爆忌 みす枝 空を染め海を彩る大花火 英美子 神主も僧侶も踊る盆踊り 千代子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年8月17日 萩花鳥会
過ぎし日や郡上踊の輪で踊り 祐子 この星に被爆で喜寿の原爆忌 健雄 若衆も今は老いたり山車を引く 恒雄 今日も晴れ猛暑何様甲子園 俊文 星祭り願ひはみんな平和の字 ゆかり 微唾も身体蝕む熱帯夜 明子 ひまはりの浴衣親から子へ孫へ 美恵子
………………………………………………………………
令和4年8月17日 福井花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
天の川流れ海まで幾千里 世詩明 山里を見守るがごと天の川 千加江 銀漢や幼き頃と同じ夢 同 銀河へと雄島の磯の紅い橋 笑子 空蟬の縋りし幹に影残し 同 制服の語り継ぐ子等原爆忌 同 初秋や静かにとまる指揮者の手 泰俊 銀漢を追へば遥かに集魚灯 同 蟬の殻こんな所に脱がずとも 雪 炎天に息を潜めて生きるもの 同 ポッペン吹く暑中見舞の切手貼る 同 かなぶんが一つ昔の音に落つ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年8月19日 さきたま花鳥句会
星月夜小さき漁港の舟だまり 月惑 緑蔭の茶室に一期一会の書 一馬 水澄めりザリガニのそり川の底 八草 研ぎたての刃の沈み込む熟れトマト 裕章 山寺の秋の蚊を吐く大木魚 紀花 亡き夫の座面の凹み籐寝椅子 とし江 はたた神関東平野を走り抜け ふじ穂 窓越しの明るさに覚め星月夜 ふゆ子 銅鑼の音の坂かけのぼる湖極暑 康子 いかづちの運ぶ大雨や地の悲鳴 恵美子 夜来雨止むやいなやの油蟬 静子 送り盆旧家の嫁を演じきり 良江 夏蝶の漂ふごとく遠ざかり 正子
………………………………………………………………
令和4年8月21日 風月句会 栗林圭魚選 特選句
踏切の音秋蝶を呼びにけり 和子 烏瓜花の朝を寂しめり 斉 蟷螂と共に息つく上り坂 軽象 耳に棲みついて遠かり秋の蟬 千種 新涼を幌深く行く乳母車 久子 水の秋平らかに音消し去りぬ 千種 向日葵のおとろへ雨の匂ひけり 溺れさうな飛びの行方や秋の蟬 久子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年8月22日 鯖江花鳥俳句會 坊城俊樹選 特選句
酔芙蓉とは酔ふ為に開く花 雪 此の水に咲かねばならぬ水中花 同 天の川小さき星を鏤めし 世詩明 草刈りて大きな句碑となりにけり 同 落蟬の魂の抜けたる軽さかな みす枝 流灯会手波を立てて送りやる 同 母と子の疎開の蔵の終戦日 中山昭子 初浴衣見せたき人に遠くゐる 上嶋昭子 一杖をもて厳流の滝に立つ 一涓 空蟬をとどめておかぬ大嵐 紀代美
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年8月 九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
暁に鳴るは鉄砲百合の花 成子 花楝仏心遠くけぶらせて 久美子 紙飛行機飛んで戻らぬ夏の海 ひとみ 少女らの腿でわけ入る青山河 佐和 海酸漿鳴らす少女の私へと ひとみ 白玉や雨の過ぎたる城下町 喜和 指鳴らす彼は嫌ひで空梅雨で 由紀子 乾坤の弾みさながら雨蛙 朝子 あめんぼの踏むは魔法の水ならん 古賀睦子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
0 notes
Photo
Tumblr media
おはようございます 8月30日(火) #西多賀眼科医院 午前9:00〜12:00 午後14:30〜17:00 ⁡ #ヤミ金融 ゼロの日 「や(8)み(3)きんぜろ(0)」の語呂合せ。 ⁡ 1948年 #井上陽水 の誕生日 (シンガーソングライター) ⁡ 【おすすめ仙台グルメ】 晩翠通りにありますアパホテルの中に 24時間オープンのトースト🍞屋さんができました。 夜は無人販売で、少し安くなっています。 現在250円で9/1から300円となるそうですが、それでも安いと感じます。 食べたら納得。 分厚いやわらかいトーストは、すこしオーブンで焼くと香ばしく、とても美味しいです。 今回は、あんバターと、納豆パンを食べましたが、これは全種類食べてみたいです。 ⁡ トースト専門店 persimmon アパホテル仙台勾当台公園店 070-5086-7642 仙台市青葉区二日町4-10 https://tabelog.com/miyagi/A0401/A040101/4025679/ ⁡ ホームページもどうぞよろしくお願いいたします↓ https://nishitaga-ganka-clinic.com/ ⁡ #眼科 #仙台 #白内障 #結膜炎 #緑内障 #ドライアイ #視力 #目 #目薬 #眼鏡 #メガネ #コンタクトレンズ #眼瞼下垂 #眼帯 #アレルギー性結膜炎 #結膜 #角膜 #網膜 #太白区 #鈎取 #西多賀 #長町 #八木山 #秋保 #秋保温泉 #日帰り手術 #仙台グルメ (アパホテル) https://www.instagram.com/p/Ch3CH7Evi0n/?igshid=NGJjMDIxMWI=
0 notes
eyes8honpo · 3 years
Text
四章 重力崩壊
「こっ、のぉ~! 落ちぶれ、貴族のっ、クセに! 生意気だぞ~!」 「そういう、ことは! 我々に! 勝ってから! 言ってもらいましょうか成金貴族!」 「むき~! テニスだったら絶対負けないのに~!」 「姫ちゃん落ち着くんだぜ~! 連携が崩れちゃうんだぜ!」 「今です春川くん! 攻めていきますよ!」 「HaHa~! みんなでバドミントン楽しいな~? 宙はとっても気に入りました!」  なんで、あんなに元気に動き回れるんだろう。  体育館の壁にもたれかかって、両膝を抱え込んだ翠は、目の前で走り回る同級生たちの姿にげっそりと肩を落とした。隙間から吹いてくる風は生ぬるく、湿気を帯びて翠の体力を奪い続ける。今年の梅雨明けは、例年より早い見込みです。連日流れるテレビのニュースに、うそつけ、と悪態をついた。朝から酷い濁り方を見せていた空は、雨こそ降らないものの、翠を心の底から憂鬱にさせた。 「ちょっと~暗い暗い! 暗いよ翠くん! そんなんじゃ幸せ逃げちゃうよ~?」  頭上から降ってきた底抜けに明るい声に、翠はあからさまに眉をひそめた。別に、逃げてもいいし。投げやりに答えると、ひなたは「ふーん」とどうでもよさそうに言って、翠の隣に腰をおろした。一人にしておいてほしかったのに。内心、そうは思ったものの、さすがにこのあと同じコートに立つ相方を邪険にするわけにもいかず、翠は座り込んだひなたのことを恨みがましくじっと見ていた。 「ずいぶん機嫌が悪そうだけど、どうしちゃったのさ。ライブは大成功だったって聞いたけど?」 「……誰にきいたの」 「忍くん。ま、聞いたのは俺じゃなくてゆうたくんだけどね!」 「あ、そう……」  そっけない翠の対応に、ひなたは動じなかった。  すごいお客さんだったらしいね。さっすが流星隊。一年生の子も堂々としてたって、話題になってるみたいだよ――会話するでもなく一方的に話し続けるひなたに、翠は辟易しきっていた。視線の先では、光のスマッシュが決まったのか、桃李と宙が嬉しそうに跳びはね、司だけが悔しそうに唇を曲げていた。  ライブが成功したというのは事実だった。  去年と同じ舞台。  遊園地でのヒーローショウ。  スーパーノヴァの再演。 「やりたいことがあったら、どんどん言ってほしいッス」  鉄虎の言葉に、後輩二人は目を輝かせて即答した。  勢いに圧倒されて、やや仰け反った鉄虎の背中を昨日のことのように思い出せる。実現させるためには、小さなことからコツコツと、ッス。まずはどうしても公園での定���的なヒーローショウとか、ゴミ拾いとか、そういうボランティア活動がメインになっちゃうッスけど。申し訳なさそうに告げた鉄虎に、二人は「やります」と嬉しそうに笑った。去年度の実績があるとはいえ、抜けた先代の穴は大きい。それを分かってか、望美も環も恐ろしく熱心にレッスンをこなし、どんな小さなライブにも手を抜かなかった。 「自分たちが入ったことで、流星隊の人気が落ちるなんてこと、あっちゃいけませんから」  普段あれほど気弱な環が、毅然とした表情でそう告げたのが、とどめだったように思う。  その日を境に鉄虎はあまり笑わなくなった。  昼休みも放課後も、隙を見ては企画書に赤ペンを引いて唸るような日々が続いた。外部の仕事を拾ってくるのは、翠たち三人が思っていたより遥かに困難だった。プロデュース科に頼ろうにも、あちらはあちらで新入生の育成に手一杯で、去年のように各ユニットのことを気にかけられる状態ではなくなっていた。かろうじて忍が生徒会経由で取ってきた仕事が成功したからよかったものの、鉄虎の表情は沈んだままだった。 ――あのひとは、やっぱりヒーローだったんスね。  ぽつりとこぼれた言葉の意味が、最初、翠には分からなかった。疲れきった鉄虎の右手がスーパーノヴァと書かれた企画書の束を高々と掲げ、一年生が割れんばかりの歓声をあげたその時になって、ようやく理解した。あの真っ赤な背中はいつも、たった一人であちこちを飛び回り、そんな努力の形跡など微塵も見せずに、誰かの願いを叶えていったのだということ。そして、あれと同じ色を背負った重圧から、鉄虎は必死で駆けずり回っていたのだということ―― 「鉄くんはさ」  心臓を掴まれたような悪寒が身体中に走る。 「大丈夫なのかな」  心を読まれたのかと思った。  血の気の引いた指先を握る。  隣を伺えば、ひなたの深いエメラルドの瞳が悩ましげに細められていた。 「……本人は大丈夫って、言ってるけど……」 「うーん。翠くんが相手でもそうか。困ったなあ。俺も友くんも、結構あの手この手で話しかけてるけど、大丈夫の一点張りだし。……なんとかしてあげたいんだけど。鉄くん、ちょっと頑張りすぎ。あんなんじゃそのうち倒れちゃうよね」 「……流石に、倒れるまで無茶しないとは思いたい……あんな分かりやすい反面教師がいたんだし……」 「反面教師がいるのとそれを自分に活かせるかどうかは別物だよ」  冷ややかな視線が、どこか遠くを見つめるように投げ出された。  ゾワ、と背中を嫌なものが駆けていく。 「ていうか、本気でそう思ってるんなら、ちょ~っとおめでたいんじゃないかな〜」  独り言のように呟くと、ひなたは今さっきまでの騒がしさが嘘のように黙ってしまった。  不穏な沈黙が、湿気と混ざり合って、ドロドロと質量を増していく。
「ひなちゃん! 交代な~!」  呼び声がして、翠もひなたも顔をあげた。  黄色い髪をふわふわと揺らしながら、宙が駆け寄ってくる。 「宙くん」  名前を呼び返しながら、ひなたが立ち上がった。ちょっと前までは苦手だと思っていたのに、今この場に限っては声をかけてくれて助かったとさえ思う。隣の不快な重圧が小さくなって消えたのを感じて、翠は身勝手にもほっとしていた。  コートの隅では、勝敗が決まったにも関わらず、桃李と司が睨み合いを続けていた。光の姿はそこにはなかった。代わりに遠くの方で、走るな天満、と教師の怒声が響いていた。 「おつかれ! アンドおめでと~! すっごい接戦だったね!」 「なかなか終わらなくて楽しかったな~? 次のゲームも今みたいにずーっと続いてほしいです! 宙はバドミントンが大好きになりました!」 「あはは、それはよかった。よーしじゃあ俺も頑張ってこよっかな! ぐんぐん勝ち上がって宙くんたちと当たりたいよね! 翠くん!」 「いや、俺に振らないで……ていうか勝手にやる気出されても困る――」  重い腰を上げてようやく立ち上がると、目線の高さに待ち受けていた形相に翠は息を飲んだ。 「ねえねえ、まっさかと思うけどさ~あ?」  この、時折見せる、辛辣な態度。 「鉄くんにも同じこと、言ってないよね」  薄々勘付いていた。だから近寄ってほしくなかった。  去年の今頃苛立ちと共にぶつけられた言葉が脳裏によぎる。俺、そんな子たちと一緒にやるの、嫌だな。オレンジ色の髪だけじゃなくて、きっと中身も似てるんだろう。翠は眉をひそめた。わざわざ嫌がることを分かった上で踏み込んでくる姿があの暑苦しい太陽の背中と重なって見えるところも、翠を不機嫌にさせた。 「……言わないよ」  爛々と見開かれた相貌を、睨み返すように見据えた。どうにも、今日の自分は酷く虫の居所が悪い。いつもだったらこんなことは絶対にしないはずだ。だって、余計に面倒なことになるに決まっている。そう思いながらも、翠は嫌悪感を隠せなかった。 「二人とも、どんより曇り空の灰色な~? 何か嫌なこと、あったんですか?」  肩の辺りで、小動物の耳のような黄色が、フワ、と揺れた。  驚いて見下ろせば、青とも緑ともつかない不思議な色の瞳が、空気の重さを打ち消すように輝いていた。翠が返事に窮した数秒の間に、ひなたは二度まばたきをして、いつもの明るさを取り戻していた。 「ううん! なーんにも!」  そう言って笑い、コートのほうへと駆けるひなたの背中を、翠は険のある表情で見送った。  なんにもないわけないじゃないか。下唇を噛んで、俯きがちに歩き出す。 「みどちゃん」  呼び止められて振り向いた。この子が自分の名前をこうして呼ぶのは、珍しい。なりゆきで何度か一緒に遊んだことはあっても、翠にとって宙は友達の友達で、特別親しい間柄というわけでもなかった。それでも宙の声に含まれる気遣いの色は本物だった。宙のように実際色が見えるわけではないが、それくらいのことは翠にも分かった。 「みどちゃん、大丈夫ですか? もう、ず~っと長い間、みどちゃんのまわりで色が濁って、みどちゃんの色が……よく見えないな?」  ううん、と片目をこすって、宙は不安そうに眉をよせた。 「……俺の色って、どんな、」  すがるようなか細い声だった。あまりの不甲斐なさに、消えてなくなってしまいたい、と思った。誰でもいいから助けてほしいと、心のどこかで考えている自分のことが、嫌で嫌でたまらなかった。同時に、不機嫌の理由を突きつけられたような気がして、翠の心はいっそう濁った。  単なる自己嫌悪じゃないか。  かっこわるい。 「普段のみどちゃんはもっと、お日さまの光をいっぱいに受けたみたいな、淡くて明るい葉っぱの色な~。でも……宙が灰色のぐるぐるじゃない時のみどちゃんを最後に見たの、もう随分前のことです」 「……元々、灰色なんじゃないかな……」 「そんなことはありません! それにみどちゃん、ステージに上がると時々、弾ける花火みたいにとってもカラフルになる瞬間があるな~! きっとモヤモヤに隠れて今は見えないだけです! だから、モヤモヤを吹き飛ばして、宙はまたみどちゃんの色と出会いたいな~? 何かお手伝いできますか?」  真剣に考え込んで小さく唸った宙の、鮮やかな黄色のつむじを見つめて、翠はもう一度唇を噛む。どうして、誰もがみんな、こんなに他人のために一生懸命なんだろう。自分のためにすらろくに動けない自分が、余計に惨めだ。黙ったままの翠の、うつろな視線の先で、ポンと軽快な音が鳴る。驚いて少し仰け反ると、宙はその小さな手のひらに、まっしろい鳩を一羽、乗せていた。  くる、くる。  あっけにとられる翠の顔を見上げて、鳩は小さく鳴いた。  かわいい。  けど、どこから?  呟いた翠に、宙はにっこりと笑った。そしてまたポンと煙を起こして、手の中のものを消してしまった。翠は目を丸くして、からっぽになった宙の、小さな手のひらを見つめていた。 「宙はまだ、ししょ~みたいに魔法が上手く使えません。大ししょ~みたいなマジックも難しいな~? でも願います! みどちゃんの色がキラキラの、本当の色になるように!」  ぱちん、と鳴らした宙の指先に輝くネオンのような光に、翠は目を瞬かせた。  なにかの見間違いかな。  数回のまばたきのあと、その光は跡形もなく消えてしまった。 「みどちゃん」  いってらっしゃい。  見送りの挨拶に、はっと我に返って顔を上げると、コートの向こうでひなたが大きく手招きをしていた。 「うん……ありがとう、春川くん」  駆け出した両足は、不思議と少し軽くなっていた。それが魔法だというのなら、翠は宙のことを立派な魔法使いだと思う。  でも、もし本当に魔法が、あるのなら。 「どーしったのっ? 翠くん。宙くん、手品でも見せてくれた?」  いつも通りの朗らかな笑みを携えて、ひなたがラケットを投げてよこした。  慌てて受け止めながら、うん、とぎこちなく返事をする。 「そっか。……よかった」  穏やかにそう言って、ひなたはコートの中央線をまたいでいった。さっきまでの淀んだ空気は、綺麗さっぱりなくなっていた。不思議だ。ラケットのグリップを握り直しながら、翠も自分の位置についた。  本当に魔法があるのなら。  それをかけてあげたいのは、もっと。  俺なんかじゃなくて。  脳裏にちらつく黒いえりあし。その項垂れた首が、疲弊した背中が、同じように少しでも軽くなればいいのにと、願わずにはいられなかった。ピィ、と吹き鳴らされたスタートの合図に、翠は深々と息を吐き出した。
   ★
「あれっ? 嵐ちゃん先輩なんだぜ?」  教室のドアの前に佇む人影を見て、光が駆け出した。あいつ、元気すぎ。汗だくの桃李がげんなりと眉間にしわを刻む。一ヶ月ほど前までは甲斐甲斐しく注意を飛ばしていた桃李だったが、全く聞く耳を持たないのでとうとう諦めたらしい。 「あらしちゃーんせーんぱーい」  大声で叫びながら手を振る光に、嵐は顔を上げて、あら、と口元を押さえた。 「やァだ、体育だったのねェ。道理で誰もいないはずだわ」 「うん! さっきまでバドミントンしてたんだぜっ! グランドがぐちゃぐちゃだからって、最近ずっと体育館にぎゅうぎゅう詰めで、オレすっごく窮屈だったんだぜ~」 「そうよね、最近雨ばっかりでなかなか外を走れないもの。アタシも思った以上にストレスだわ」 「きっとアドちゃん先輩に聞いてもおんなじこと言うんだぜ! アドちゃん先輩も絶対、広いとこのほうが好きだもん! やっぱり世界は広いほうがいいんだぜっ!」 「ウフフ。また随分と話が大きくなったわねェ。アタシは別に体育館でも言うほど困らないけど……あっ! あらヤダ司ちゃん!」  ぞろぞろと教室へ入っていく集団を、嵐が慌てた様子で呼び止める。ちょうど廊下から教室へと踏み込んだばかりの司が、つんのめって半回転した。邪魔ぁ、と桃李が低く吐き捨てたが、幸い司の耳には届いていないようだった。 「はい、鳴上先輩! 司でしたらこちらに!」 「危ないところだったわァ、司ちゃんに用があったのよアタシ。今日の練習なんだけどね、訳あって押さえてた場所を他に譲ることになったの。申し訳ないんだけど、放課後はスタジオの方に来てくれるかしら?」 「承知致しました、ではそちらへお伺いします。……しかし、わざわざお立ち寄りくださるとは。この程度のこと、Mailして頂ければ結構ですのに……」  不思議そうに小首を傾げる司を、ぼんやりと眺めたあと、嵐は教室のドアからわずかに中を伺って、小さく息をついた。 「……どうかなさいました?」 「鉄虎クン、は……そうね。このクラスじゃないものね」 「ええ。彼はA組です。何かご用でも?」 「用って程でもないんだけど……ちょっとだけ、ね。急に心配になっちゃったの。……思い詰めてるカンジだったらフォローしてあげたかったんだけど」 「そう――でしたか」  ほんの少し、察したように表情を曇らせて、司が相槌を打つ。 「鉄ちゃん、どうかしたの?」  きょとんと目を丸くさせて、光が嵐と司を交互に見た。  言い淀んだ司の横で、嵐は「なんでもないわ」と微笑んだ。 「アタシの杞憂で済むんなら、それに越したことはないのよ」  付け足された祈りのような言葉に、司も静かに頷いた。 「それじゃ司ちゃん、放課後にね」 「……はい。また後ほど!」 「光ちゃんもあんまり変なとこ走っちゃダメよォ? 椚センセに叱られちゃうから」 「ええ~? うーん、分かったんだぜ~……」  光がしぶしぶ返事をすると、嵐は「ホントに分かったのかしら」と困ったように眉尻を下げて笑った。駆け足で教室に戻っていく光と、軽く会釈をした司に、嵐もひらりと右手を振って歩き出す。
「あっ、あの」  それは予想外のことだったのだと思う。  呼び止められた嵐は、訝しげな表情でゆっくりと振り向いた。  そして声の主を捉えると、納得したように「あぁ」と頷いた。さほど面識があるわけではなかったが、顔くらいは覚えられていたのだろう。どうも、と首をすくめて、翠は胃のあたりで両手を組んだ。 「その、鉄虎くん……何か言ってました、か――」 ――やっぱりやめておけばよかった。  みるみるうちに後悔したのは、嵐の長いまつげがぴんと伸びて、次第に怒りを滲ませ始めたからだった。 「あのねェ」  凄みの利いた低音が、翠の鼓膜をふるわせる。  飲み込んだ息が、ヒ、と悲鳴のように鳴った。 「聞きたいのはアタシの方だわ。あの子、一体どうしちゃったっていうの? ちょっと見ない間にこわァい顔になっちゃって……似合わないったらないわ。眉間にシワの寄ったアイドルなんて泉ちゃんだけで充分よ、全く」  一歩、また一歩と嵐が詰め寄ってきて、翠は大きく後ずさった。捲し立てられた言葉が、ぐるぐると頭の中を駆けめぐる。ぎゅっと握った体操服の裾。廊下の隅に落ちた視線。嵐はくの字に折れた翠の体を一瞥して、ため息まじりに前髪をかきあげた。 「アナタ、同じユニットでしょうに。アタシに声をかけるだけの勇気があるんならね、ちゃんと本人を気にかけてあげなさいな」  冷ややかな声だった。  勇気を出したつもりで、一番肝心なところから逃げた卑怯者。そうなじられたようで、ぐわん、と頭の後ろが痛んだ。やっぱりやめておけばよかった。再び後悔がわいてきて、目頭に滲む。  いつもこうじゃないか。  中途半端になにかして、なにかした気になって、安心したいだけ。  本当にやるべきことは、別にあるのに。  分かっているのに。 「……ごめんなさい。流石にちょっと、言い過ぎだわ」  顔を上げてくれる?  ほんの少しやわらいだ口調に、翠は恐る恐る、目だけを向けた。絡んだ視線の先、淡い紫の瞳。何度かの瞬きのあと、悔やむように眉をさげて、嵐は息を吐き出した。 「あぁ、やだ、これじゃただの弱い者いじめじゃない。カッコ悪い。そうよね、自分の不甲斐なさを棚に上げて、偉そうなこと言えた義理じゃないわよね。でもどうしても見過ごせなかったのよ、アタシ。アナタには分からないかもしれないけど……人がボロボロに崩れ落ちる瞬間なんて、本当にあっという間なんだから」  渋い表情のまま一息にそう言うと、嵐は目を細め、ぼんやりと虚空を見つめた。 「崩れ落ちたあと、元に戻る保障もないのにね。……残酷な世界よねェ」  ゾ、と背筋が凍る。  粟立った両腕を、反射的にさすった。  嵐は、頬に片手を添えて大きくため息を落とした。 「そろそろ、着替えないといけないわよね。授業が始まっちゃう。……鉄虎クンには、アタシからも声をかけてみるわ。お互い勇気を出しましょ、“翠クン”」  え、と弾かれたように顔を上げる。名前。翠がそう呟くと、嵐はやわらかく微笑んだ。 「あの子がそう呼ぶから、ついね。イヤだったかしら?」  いえ、別に。ゆっくりと首を横に振ると、嵐は満足そうにもう一度笑って、じゃあね、と身を翻した。翠はしばらくそこに立ち尽くしていた。翠クン。翠くん。頭の中で、呼ぶ声を思い出そうとして、急に恐ろしくなった。一緒になって浮かんでくる表情の中に、笑顔が見つからない。翠くん。みどりくん。最近、呼んでくれることさえ少なくなった。行きと帰りの重たい沈黙。また明日。呟くとき、頬に落ちる、暗い陰。 「高峯くん」 「ひっ」  大きく肩を震わせて振り向くと、そこにはぎょっと目を見開いた司が立っていた。  胸元にはきちんと結ばれた、青のネクタイ。 「す、すみません。驚かせてしまったようで」 「いや、俺も、すごい声出しちゃって……びっくりしたよね……?」 「ふふ。少々驚きましたが、お気になさらず。それより高峯くん、ご無事でしたか?」 「ぶ、無事って、何が……」 「いえ……鳴上先輩は、普段はお優しい方なのですが、ひとたびお怒りになるとそれはそれは恐ろしい形相でこちらへ詰め寄っていらっしゃいますので……」  我が身のことのようにぞっとする司の表情に、翠は少し驚いた。 「……朱桜くんが怒られることなんかあるの」  この品行方正で、完璧にも思える小さな王様が。  不思議に思って尋ねると、司は普段の凛々しさから一転して、恥ずかしそうに頬をかいた。 「私もPerfectではありませんから。人としても、Leaderとしても、まだまだ未熟者です。ご指導頂くことの方が多いですよ。……意外でしたか?」  うん、と素直に頷いた翠に、司はもう一度照れたように笑った。先日も、後輩と激しい口論になって、先輩方に叱られたばかりでして。続く言葉に、ぽかんと口が開く。 「誰しも、Perfectな人間にはなれないものですね。……私も認められるようになったのは、つい最近のことですが。叱られて、Supportして頂いて、それが悪いことではないのだと思えてからは随分楽になりました。なにせ先代がああですから私の失態など可愛いものです。あそこまでFreedomに生きるのは命じられても困難というもの……ああいえ、すみません、これは余計な話でした」  照れ隠しなのか、ただの愚痴なのか、司は一息にそう言うと、口元に手をやって咳払いした。  なんだか、ただの同級生みたいだ。  間抜けな感想を抱きながら、翠はまばたきを繰り返した。  戦場で戦う背中しか知らなかった。遠い世界の人間だと勝手に思い込んでいた。完璧な人間なんかいない。いつかの赤い炎が、目の奥によみがえる。  それでいいんだと、あんたも言っていたっけ―― 「……彼も、あまり思い詰めないといいのですが」  は、と我に返る。見下ろした司は浮かない表情で眉をひそめていた。胸のあたりがぞわぞわしてきて、翠はきつく両手を組み直す。戻りましょう。司が促したちょうどその時、チャイムが響いた。少しして入ってきた教師は、体操着のままの翠を見て意外そうな顔をしていた。あと一時間。掛け時計の短針を静かに見つめながら、翠は小さく身を縮ませていた。
   ★
「それじゃあ俺、鍵取りに行ってくるッス――」  教室から勢いよく飛び出してきた鉄虎は、廊下へ降り立ってぴたりと動きを止めた。  むぎゅ。忍がぶつかったのか、後方で潰れたような悲鳴があがる。 「お、お疲れ……」  かすれた声で言って、翠は鞄のひもを握り締めた。お疲れッス。返事をしながらも、鉄虎の目は不思議なものを見つめるようにきょとんとしていた。 「あれっ? どうしたんでござるか? 今日部活でござろう」 「うん、今から行く……けど……」  鉄虎の肩の向こうから、背伸びした忍のまるい頭がのぞく。煮え切らない語尾に、鉄虎はゆっくりと眉をひそめた。部活、遅れるッスよ。生真面目な、硬い声が飛んでくる。うん、とまたひとつ頷き返して、翠は縮こまった。忍は不安そうに、翠と鉄虎の表情を伺っていた。 「な、鳴上先輩が」  呻くような、苦しい声だった。鉄虎は少し目を見開いた。 「心配、してた。……鉄虎くんのこと……」  また。逃げる。  頭のうしろが、ズキ、と痛んだ。  数秒の沈黙があった。拙者、鍵、取ってくるね。囁くように忍が言って、そうっと鉄虎の背中に触れる。鉄虎が返事をする前に、忍は音もなく廊下を駆けていった。ぼう、とその背中を見送りながら、鉄虎も静かに呟いた。鳴上先輩。 「……いつの話ッスか?」 「さっき……五限のあと、たまたま会って」 「先輩、なんて」 「……最近。顔がこわい、って」  かお。  繰り返して、ぺたり、と頬に手をやる。  自覚すらなかったのかと、再び悪寒が走った。アタシに話しかける勇気があるのなら。よみがえった叱咤の言葉に、強く、強く両手を握りしめる。 「てっ……鉄虎くんは、その……大丈夫なの?」  絞り出したそれが、翠にとっての精一杯だった。ばくばくと鳴る心臓を必死で押さえつけながら、沈黙に耐える。なにか、誰か、何か言って。祈るように一度目をつぶり、思い切って顔を上げた瞬間、翠はまた静かに後悔するのだった。 「大丈夫ってなんスか」  低い声。  寄せられた眉。  不服そうに曲げられた唇。 「な、んで怒るの……」 「別に怒ってないッス」 「だから、顔、怖いんだって……」 「元々こういう顔ッスよ。で、何が大丈夫じゃないんスか」 「そうは言ってないじゃん……ただ、その……ちょっと頑張りすぎなんじゃないかって、思っただけで……」  一時間前、体育館で聞いた台詞をなぞり返す。  言いたいことはもっとある。このところ減った口数のこと。目の下のなくならない隈。 「大丈夫ッスよ」  それを誤魔化そうとする、不自然なほどの明るい声。 「俺、頑丈ッスからね! ちょっと頑張りすぎるくらいがちょうどいいッス!」 「頑丈なのは、まあ、そうかもしれないけどさ……あんまり根詰めすぎてもよくないっていうか……照明案、帰ったあともやってるんでしょ?」 「だって、やんなきゃ終わんないッスから。さっさとやっつけて、一日も早くレッスンに入らないと。間に合わないッス。去年なんか散々だったじゃないッスか。あんなのは御免ッスよ、もう」  鋭い声で言い放った鉄虎の瞳は、去年の今頃のようにわずかに血走っていた。ステージ上での成功よりも、練習の出鼻をくじかれた苦い記憶のほうが強いのだろう。 「今年こそ、ちゃんと成功させるッス。休んでる暇なんかないんスよ」  あの時感じた焦燥と危うさだ。  とめなきゃ。 「でも……でもさぁ。それでもし、鉄虎くんが倒れちゃったりでもしたら俺たち」 「倒れないッスよ!」  翠の言葉を遮って力の限りに吼えると、鉄虎ははっと顔をあげて息を飲んだ。 「……ごめん。ごめんね。大声なんか出して。びっくりさせちゃって……翠くん、もうそろそろ、行かないとじゃないッスか? 部活、ちゃんと出ないと、ダメッスよ」  ぎこちない笑顔で笑いかけてくる鉄虎に、翠はもう何も言えなかった。  振り絞った勇気は粉々に散ってしまった。これ以上は、踏み込めない。 「俺、忍くんと、待ってるから。……また、あとでね」  無言で頷き返すと、鉄虎は申し訳なさそうに眉尻をさげたまま、廊下を駆けていった。翠も萎縮した体をなんとか動かして歩き出す。鉛のように重たい足だった。本当はもう何もする気にならなかったし、このまま家に帰って寝てしまいたかった。けれど、頭の中でガンガンと鳴り響く鉄虎の声が、翠を立ち止まらせてはくれなかった。待ってるから。その言葉を置き去りにして帰るなんて、できない。滑り落ちてくる涙を手の甲でぬぐいながら、翠は歩き続けた。  遅れて体育館に入ってきた翠を見て、真緒は驚いたように目を見開いた。  そしてすぐに真剣な表情になって、声を潜めた。 「今日は帰るか? 高峯」  問いかけに、帰れません、と首を振る。  渋い顔をした真緒は、分かった、とだけ言って翠の肩をぽんと叩いた。翠の動きはいつも以上に酷い有り様だった。それでも翠は懸命にボールを追った。途中、とげのある声で叱咤を飛ばしていたスバルも、次第にその必死さに口をつぐんだようだった。気付けば時間は過ぎて、真緒が終了の号令をかけていた。 「タカミン、しゃがんで」  その言葉に翠が反応する前に、スバルは器用に背伸びして、翠の頭をぐしゃぐしゃと撫でていった。驚いて固まっていると、「みんな帰るぞ~」と真緒の声がした。荒い呼吸を整えながら時計を見やる。行かなきゃ。大きく深呼吸をして、翠は歩き出した。
 ごめん 先帰る
 着替え終わって携帯を開くと、予想もしなかった一文が液晶の上部に浮かんでいた。受信したのは一時間ほど前のこと。一体、何が。戸惑いながら画面をなぞると、その数分後にもう一通、メッセージが送られていた。
 部活が終わり次第、至急AV室に来られたし。
 いつもはかわいいと感じるカエルのユーザーアイコンが、今日ばかりは不吉なものに見えて仕方なかった。いま行く。返信を打ちながら、慌てて部室を飛び出した。 「おっ、おいっ! どうした高峯!」  尋ねた真緒の声は、翠の耳には届かなかった。
   ★
「し、忍くんっ……」   飛び込んだ視聴覚室で、ぽつんと座る忍は、翠の顔を見るなり椅子から飛び上がった。 「翠くんっ! おつかれでござる!」 「うんお疲れ、鉄虎くんは――」  ぜえぜえと短く息を吐きながら、翠は部屋を見渡した。  いない。  携帯の画面を見た時から分かっていたはずなのに、自分の目で確かめてようやく実感が湧いてきた。いない。鉄虎くんがいない。先帰る。頭の中でぐるぐると文字が躍る。不気味なほどに真っ赤な西日が強く目の奥に差し込んで、酔いそうで、気持ち悪い。 「それが……鉄虎くん、一時間くらい前に、なんかぼーっとするって言い出して……熱でもあるんじゃないかって、保健室に行かせたんでござるけど……」  そのあとすぐ佐賀美先生が来て、先に帰らせるぞって、鞄とか、持っていっちゃったんでござるよ。詳しいことは、拙者にもよく。風邪とかござろうか。心配でござる。やっぱり疲れが溜まってたんでござるな――  説明しながら忍は鞄に荷物を詰め込んで、翠のもとへと駆け寄ってきた。翠は、忍の声を聞きながら呆然としていた。 「……帰る、でござろう? 翠くん」  忍が、不安げに眉を寄せ、翠の腕をつつく。 「――うん」  返事をしながらも、翠はがらんとした視聴覚室を、しばらくじっと見つめていた。  そこから先のことは、あまり覚えがない。気付いたらもう家で、夕飯を食べ終えて、布団の上に横たわっていた。酷く疲れていて、目を閉じればすぐにでも眠ってしまいそうだった。今の翠にとっては都合がよかった。このまま起きていたら、嫌な予感が身体中を埋め尽くして、はち切れてしまいそうだ。ゆっくりと呼吸をして、布団を頭までかぶり直す。どうか、俺のろくでもない予感が、的はずれでありますように――眠る間際の切実な願いは、叶わなかった。  翌朝鉄虎は翠を迎えにこなかった。  次の日も、そのまた次の日も、こなかった。  梅雨はすっかり明けてしまった。晴れ渡る空の下、ひとりきりで歩く商店街はあまりにいつも通りで、翠は途方に暮れてしまった。
0 notes
facad · 4 years
Photo
Tumblr media
Today’s matcha 杉本貞光作の茶碗で薄茶 Camera : Canon EOS 5DsR Lens : Canons EF 50mm F1.2L USM #matcha #tea_bowl ##winter #IGersJP #canon #eos_5dsr #ef50mmf12lusm #my_eos_photo #杉本貞光 #粉引き #緑翠園 #和の昔 https://www.instagram.com/p/B9L-k6KA_MZ/?igshid=1lmhvhjxoq51j
2 notes · View notes
helloimac3 · 3 years
Photo
Tumblr media
#ガーデニング #gardening #植物 #green #花 #flowers #ペチュニア純翠 #アークトチスグランディス #斑入りブルーデージー #シレネユニフローラ #ドレッツバリエガータ #バーベナ混色 #ビオララブラドリカ #instagardening #gardeningtime #gardeninglife #植物のある暮らし #緑のある暮らし #花のある暮らし #おうち園芸 #おうち時間 #コロナに負けるな #dontlosetocovid19 #今を乗り越えよう #スマホ撮影 昨日購入してきた植物を植え付けました。 ① もりもりわさわさに育ってくれますように🙏🏻✨ ② ずっと使い続けていたハンギングがついに壊れてしまったので100均で購入、仕立て直し。以前入れていたものが消えてしまったものもあったので、シレネユニフローラと庭に植えてあったベロニカロイヤルキャンドルとオレガノケントビューティーもプラス。うまく根付いてくれるといいのですが… ③ いただきもののビオララブラドリカがたくさん咲いてきたー🎶 https://www.instagram.com/p/CN94PynLBvZ/?igshid=yz2qzns7so2y
0 notes
explorers-camille · 3 years
Video
One of the top three night scenes in the world, along with Italy and Hong Kong, is the night view of Hakodate, which is listed in the Michelin Guide as a must-see! To reach the Hakodate Mountain Observatory, you can walk from Hakodate Station or take a shuttle bus to the Hakodate Mountain Cable Station and buy a ticket to the mountain.
イタリア、香港と並んで世界三大夜景のひとつに数えられる函館の夜景は、ミシュランガイドにも掲載されている必見の夜景です! 函館山展望台へは、函館駅から徒歩で行くか、シャトルバスで函館山ケーブル駅まで行き、乗車券を購入して行きます
Tumblr media
What kind of Mt. Hakodate have you seen? Have you ever seen such a mountain hidden in the clouds?
どのような函館山をご覧になりましたか? 函館山がこのように雲の中に隠れているのを見たことがありますか?
Tumblr media
It is my pleasure to introduce you to Hakodate in Hokkaido. If you come to Hokkaido, you can't miss this million night view!
北海道の函館を紹介させていただきます。北海道に来たら、この100万人の夜景は見逃せませんね
Tumblr media Tumblr media
(This picture was not taken by me)
Tumblr media
(This picture was not taken by me)
Formerly known as Hakodate, the city is a coastal city located on the Kameda Peninsula in the southeastern part of the Watashima Peninsula in southern Hokkaido (Donan), Japan. Surrounded by the Pacific Ocean to the east, the Tsugaru Strait to the south, and Hakodate Bay to the west, it is now the central city of the core. Hakodate is the third most populous city in Hokkaido after Sapporo and Asahikawa. It is the administrative, economic, and cultural center of the southern region of Hokkaido, and is also the location of the Watashima General Promotion Bureau, a branch of the Hokkaido Government.
旧函館市は、日本の北海道南部(道南)の渡島半島南東部の亀田半島に位置する沿岸都市で、道南の中心都市である。 東は太平洋、南は津軽海峡、西は函館湾に囲まれており、現在は核の中心都市となっている。 函館市は、札幌市、旭川市に次いで北海道で3番目に人口の多い都市で、道南地域の行政・経済・文化の中心地であり、北海道庁の出先機関である渡島総合振興局の所在地でもあります
Tumblr media Tumblr media
春も美しい この地域のシンボルとなっている風車 どの季節に来ても 一緒に写真を撮ってもらうこともできるし、すべてがとても美しい
Tumblr media Tumblr media
函館を訪れたら、食べ物を抜きにしては語れません。 私のお気に入りは、市牛の火鍋と���肉です。 長年、アメリカに住んでいるので 今ではバーベキューが大好きになりました
Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media
最も美しい季節は何か? 5月でなければならない 思わず足がすくむロマンチックな桜
Tumblr media
Cherry blossoms, snow, moon, falling cherry blossoms ...... In no time at all, the cherry blossoms have covered the campus, and the fire and silver trees are strolling under the wind, smiling their innocent and lovely smiles
桜雪月、散る桜 ...... あっという間に桜がキャンパスを覆い尽くし、火の木、銀の木が風の下で散歩しながら、無邪気で愛らしい笑顔を咲かせています
Tumblr media Tumblr media
April and May are the months when the cherry blossoms are in full bloom. When you enter the campus, the first thing you see is a row of cherry trees. Light pink, dark pink, and creamy white ...... As you get closer, you can see the cherry trees playing with each other. As I get closer, the cherry blossoms are playing and making noise, "I'm in bloom!" They are laughing
4月、5月は桜が満開になる季節です。 キャンパスに入ると、まず目に飛び込んでくるのが桜の列。 薄いピンク、濃いピンク、クリーミーな白 ...... が群生していて、目を見張るものがあります。 近づくと、桜が遊んでいて、"I'm in bloom!"と騒いでいます。 笑っています
Tumblr media Tumblr media
The petals of the cherry blossoms are pure and beautiful, cascading like the bread of a small sandwich. The stamens in the middle of the petals are like sunflowers, graceful in the wind. The edges of the petals are rich in tiny dots. The color of the petals cannot be described in words, but they are like emerald, like jade, like precious jade, very soft and flexible. The petals are as thin as paper and seem to release a large amount of water when gently squeezed. The petals have stamens about a centimeter long and look as elegant as a bright sunflower swaying in the wind! This is what we see
桜の花びらは純粋で美しく、花びらの層が小さなサンドイッチのパンのようになっています。 花びらの真ん中にある雄しべは、風に吹かれて優雅な姿を見せるヒマワリのようです。 花びらの縁には、小さなドットが豊かに集まっています。 花びらの色は言葉では表現できませんが、エメラルドのようでもあり、翡翠のようでもあり、高貴な翡翠のようでもあり、とても柔らかくて柔軟な印象を受けます。 花びらは紙のように薄く、優しく絞るとたっぷりと水が出てくるようです。 花びらの雄しべの長さは1センチほどで、まるで鮮やかなヒマワリが風に揺れているような、優美な姿を見せているように見える
Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media
The leaves on the trees are no longer as green as they were in the spring and summer, some are dark green, some are yellow-green, and some are orange ...... They have lost their dazzling luster in their heyday. The breeze blew, the tree full of small fan-like leaves of various colors swayed together, emitting a "rustling" sound. My son asked, "Mom, what are the ginkgo trees saying?" I gazed at the leaves with affection and said softly, "Listen with your heart, you can understand!"
木々の葉は、春夏の頃のような緑ではなく、濃い緑のもの、黄緑のもの、オレンジ色のものもある ...... 全盛期のまぶしいほどの輝きを失っている。 風が吹くと、色とりどりの小さな扇状の葉が一緒に揺れて、さわさわと音を立てます。 息子が "ママ、イチョウの木は何て言ってるの?"と聞いてきました。 私は葉っぱを愛おしそうに見つめながら、"心で聞いてごらん、きっとわかるよ!"と優しく語りかけました
Tumblr media Tumblr media Tumblr media
冬 私の好きな季節 なぜかというと、それは わからないですね。 いつもこの季節が好きです 純粋で真面目なのかもしれない 恋人と一緒に雪の中を歩き、降り積もる雪の上を歩く靴の音を聞きながら、心の中でノックするのが好きです。 人生は短いのだから、最高の時間を追求しなければならない
Tumblr media
旅の最終日 函館自由市場、見晴らしの丘公園、函館山展望台
朝食は函館自由市場に行きました。 刺身の盛り合わせを買って、ご飯と一緒に食べました。
公園ではカルガモの親子を見かけました。こんなにたくさんのアヒルの赤ちゃんを見たことはありません。
午後は函館山展望台でゆっくりと過ごしました。 街にはずっと雲がかかっていて、太陽の光はありませんでした😂。 レンタカーを返却し、新幹線で帰宅。
4500km🤣!
雨のために3日間を確保していましたが、あまりにも順調だったので後半は調整しました。 ラヒリ島に上陸するべきだった!?
Tumblr media Tumblr media Tumblr media
7 notes · View notes
Photo
Tumblr media
4.少年アリス [2003]
1.うちゅうひこうしのうた
何気なく見たテレビの向こう、いつか図書館で読んだ本の挿絵に似た素朴な線で、宇宙飛行士が漂っていた。優しい歌とピアノ、時折聞こえる未知の信号、嗅いだことのないレタスの匂いは黄緑色で、どこか懐かしいと思った。隙間のたった5分が待ち遠しい、それは2度目の出会い。
2.ソラヲミロ
赤く焼けた大地に聳え立つ岩場、地層を上に追っていけば厚い雲が走る空がある。強い風の中で、何度も倒れそうになりながら、その二本の足でしっかりと立つ姿。決意を感じさせる眼差しと、その背中は誇り高い魂を呼び起こして、咆哮にも似た声をあげる。まるでそれは映画のように。
3.スクラップ〜別れの詩
肌を切り裂くように吹きすさぶ風にさらわれて、溢れ落ちた記憶のスクラップが遠い空へ去っていく。疾走感に溢れたこの歌は、泥臭さの中に見つけた光の欠片。この鼓膜から体中を駆け抜けて、貫かれた魂が痺れる様にうち震える。追い立てるリズムが廻る車輪の様で息もつけない。
4.まきばアリス!
いろんな言葉に感嘆符がつくような、そんな楽しさで紡がれる言葉。手拍子をしながら、楽器隊は立ち上がり、高らかに歌う。握った君の手が少し汗ばんでいても、その足取りがもたついてもどうだって良くて、全部が愛おしくて世界ごと抱きしめたい。だって、僕らは恋人だから!
5.真昼が雪
触れればすぐに溶ける儚い雪も、降り続ければ世界を真っ白に変えてしまうように、積もり積もっていく思い。遠くまで続く送電線を伝って、この声があなたに届けばいいのにと思う。そんな事を呟いて思い出す、柔らかくて忘れたくないその腕はいつか来る春に似ている。
6.KINGFISHER GIRL
古びた背表紙の本を読んでいる。19世紀初頭に描かれた、子供たち向けの童話を集めた一冊。カリグラフィで飾られたタイトル、所々薄れた文字、そして鉱石のような輝きを持つ翡翠色のカワセミの羽根ーー歌うようにその物語をなぞる。燃えゆく最後さえも美しい、羽ばたきを聞いた。
7.ヒーロー
遮光カーテンの向こう側で、車や信号の点滅する光がちらついている。膝の上にはまるでずっとそこに収まっていたかのように馴染んだ体温があって、その硬い髪を撫でると時折耳の筋に指先が触れた。草臥れた重たい体に被さると、なんだか私達は一つだったかのような気がしてくるね。
8.夜
砕け散ったガラスの破片が暗い部屋の中でその輪郭をちらつかせている。片付けるのも嫌になって、ベッドに倒れ込んだら飲みかけのワインの縁が目に止まった。どうしてここにあなたが居ないのか、全然わからない、そうたとえ叫んでも声は夜に吸い込まれて、もうきっとあのドアは二度と開かない。
9 .CALL TO ME
夕暮れが傾いて、高い窓からこの部屋に落ちてくる。見覚えのある番号が、また鳴り出すのを待ちながら、どうしようもなく不安になって部屋の隅に座って夜が来るのを待っている。その焦がれるような空気がギターの刻みに見えて。弾き語りをするなら一番にこの曲が歌えるようになりたい。
10.光あれ
夕暮れの川沿いに立って、橙が世界を満たすのを見つめていた。掌に透かしても、真っ直ぐ胸に届くこの熱さに泣きだしそうになるのを堪えて、その光を見据えれば、眩さの中に見える未来に向かうのは自分の足でしかないと思い知らされる。信じる事が、かけがえのない力に変わる瞬間。
11.ちびっこフォーク
草原でギターを奏でながら、誰に向けてでもなく旅人が歌う。かき鳴らされるメロディに時折交じる、弦がしなる音に気付くと、かつてこの場所で起きた出来事が幻影のように今の景色に重なっては消えた。若人の嘆き、それでも戦うのは何故?答えを探して、僕らはまた旅に出る。
12.park amsterdam
ビルに囲まれた都会の公園で、高い背をした彼のポケットから出てきた恋人。歌うように笑い、面白可笑しく夢のような旅の話をしてくれた。気球の模様よりも、空から見た世界はそれはそれはちっぽけでしょう!二人だから素敵な物語に、私はもうお腹がいっぱい。どうかお幸せに。
13.03
世界が静かに生まれ変わろうとする夜明け、連なるビルが空の色に染まっていく。新しい日の訪れを知らせる風に乗るように、目を閉じれば、遠い果てまで見えるような気がした。朝の空気に溶ける身体は、やがて透明になり、金色の光が消えゆく輪郭を縁取ってゆく。それは私が最も私らしく在る時。
14.おきてがみ
手触りのいい、お気に入りの便箋にペンを走らせた。言い忘れている事がないか部屋を見渡すと、様々な物が大切な思い出として浮かび上がる。過ごした日々が教えてくれた事、愛された事を、忘れない。白い息を吐く。この部屋の窓から見る最後の朝日。そして私だけの道を行く、新しい旅へ。
特設サイトトップに戻る
11 notes · View notes
baien575 · 2 years
Photo
Tumblr media
令和4年10月1日(土) 神無月のおついたち ご来店 ありがとう ございました✨ 今日は 西南学院大学の チャペルでの バロック音楽の 公演に✨ 私の高校時代の 友人が オランダで ファゴット奏者として 活躍しており その音楽仲間で 梅園の大ファンで いてくださる 中村裕美さん (メゾ・ソプラノ) 秋葉美佳さん (バロック・ヴァイオリン)が ゲストとして コンセール・エクラタン福岡の 公演で 来福とのこと 駆けつけました❣️ バロックの楽器の 優しい音色に 裕美さんの 美しい歌声 素晴らしい 公演でした✨✨ 動画は アンコールのときの もので SNS投稿🆗 ということで 撮影しております! 少しでも 雰囲気が伝われば🥰 先月の 大丸芦屋店出店の折には 神戸にきていた 中村さんたちが リハーサルのあとに 駆けつけてくださって 嬉しかった🥰 写真左は バロック・チェロの 山本徹さんです! 西南学院大学は 母校で 専務とも出会った キャンパス😌 松の緑が美しい キャンパスで 懐かしかった チャペル出席も 必須科目でしたね 🎼🎼🎼🎼🎼🎼 ト音記号の ミニ梅守が とても喜ばれました❣️ 明日も 皆さんは 福岡、天神 アクロス福岡の 福岡シンフォニー ホールの リニューアル記念 コンサートに 出演されます (こちらは 定員になっております) 応援団は 明日も お菓子を持って 馳せ参じます^_^ 梅園菓子処 営業時間 10:00-17:00 🟩10月店休日 10/3(月)、10/11(火)、10/17(月)、10/24(月)、10/31(月) TEL092-922-4058 FAX092-928-0383 住所:太宰府市宰府2-6-16 西鉄電車「太宰府駅」から徒歩1分 *参道に入って右側5軒目 *大きな看板が目印です ️*全国発送承ります #梅園菓子処 #太宰府梅園 #太宰府天満宮御用達 #うその餅 #ラムレーズン宝満山 #銘菓宝満山#よろつよ#裏千家#表千家#茶席菓子#太宰府みやげ #太宰府和菓子#太宰府天満宮#ミニ梅守#令和の翠#和菓子の贈り物#うそ鳥#鳥好き#鳥のお菓子#太宰府銘菓#栗ようかん#東風梅#えくらたん#コンセール・エクラタン福岡#イギリス・バロックの栄華#中村裕美メゾ・ソプラノ#秋葉美佳バロック・ヴァイオリン#山本徹バロック・チェロ#西南学院大学92期#ト音記号のお菓子 (梅園菓子処) https://www.instagram.com/p/CjK_JmhPSTY/?igshid=NGJjMDIxMWI=
0 notes
xx86 · 4 years
Text
袖振り合うも
わたしには幼馴染が2人いる。ところがどっこい、そのうちの1人は保育園からの仲で、もう1人は小学校からの仲だ。全然幼馴染ではない。幼馴染ではないのだけれど、めんどくさいから総称して幼馴染と呼び合っている。
わたしの本当の幼馴染はみどちゃんとひびきちゃんの事を言うのだろう。アルバムを開くと、ほよほよのわたし達がぷくぷく笑って写真におさまっている。わたしが3歳まで住んでいたおばあちゃんの家の斜向かいがみどちゃんの家で、みどちゃんの家から2ブロック程行った先にひびきちゃんの家がある。みんな同い年で、ひびきちゃんとわたしだけ同じ保育園に1年一緒に通っていた。
幼馴染でそれなりに仲も良かったような気がするのだけど、みどちゃんとひびきちゃんとの記憶は全て薄ぼんやりしている。4歳になりたての春、わたしはおばあちゃんと住んでいた家から車で10分弱程の場所に引っ越した。引越し後もおばあちゃんの家には頻繁遊びに行ったし、特別連絡を取ったりしなくとも、どこからともなくみどちゃんとひびきちゃんがやってきてよく遊んだ。
古いおばあちゃんの家とは違って、2人の家は新しくて日の光が沢山入った。特にみどちゃんの家は確か螺旋階段があってとてもおしゃれだった気がする。
大きくなっておばあちゃんの家に遊びに行く回数が減るのと比例して、次第にみどちゃんにもひびきちゃんにも会わなくなってしまった。
2人に再会したのは中学に入ってからだ。わたしは1年ぐらい、みどちゃんがみどちゃんであることに気づかなかった。なんといってもわたしの中のみどちゃんは小学4年生ぐらいで止まっていたから。身長がぐんと伸び、顔つきも声も変わり、色黒い野球少年のみどちゃんとわたしの知っているみどちゃんがどうも結びつかなかった。そもそもわたしはみどちゃんの苗字を知らなかったし、てっきり名前の漢字は緑と書くと思っていたので、壮大な名字に合った翠利という漢字にも違和感しかなかった。
ひびきちゃんは入学して早々不登校になった。随分と大人しそうな、憂いを帯びた女の子になっていた。次にひびきちゃんを見かけるのは1年後なのだけれど、髪の毛を明るい茶色に染め、3度見してしまう程別人のメイクをほどこし、学校で1番目立つギャルと肩を組んで甲高い声で笑いながら歩いて行くのを廊下で唖然と眺めたのを覚えている。
結局わたしは中学で1度も2人と話していない。1学年200人ほど通うまあまあ大きな学校で、1度も同じクラスにならなかったせいもあるだろうけど、なんか。
わたしは物事をよそよそしくしてしまう天才だと思う。気軽にとか良い意味で気安くとか全く無縁のところにいる。あまり関係性のなかった元クラスメイトと数年ぶりにすれ違ったら気付いても間違いなく気付かないフリをするタイプだ。
みどちゃんとひびきちゃんは元気だろうか。
11 notes · View notes
koali-kajipo · 4 years
Photo
Tumblr media
勇侠園遊会~星降る夜のファンタジーマチネ公演アリカさん衣装うろ覚えスケッチ(1着目) ちなみに2着目は以前名駅メイトにも展示されていたソワレⅥのアンコール衣装でした(詳しくは2013年頃の投稿をご覧ください) ちなみにセットリストは下記の通りとなります 朗読劇「青い靴」(アリカさんソロコーナー) 1.月光浴 2.宇宙舞踏会 3.月夜のピエレット 4.薔薇色翠星歌劇団 5.靑蛾月 6.星降る夜の天文学~BEDSIDE ASTRONOMY~ 7.闇の翼ですべてをつつむ夜のためのアリア 8.今宵、碧い森深く 9.L’Amour Looks Something Like You 10.月下、緑雨幻想 11.胡蝶夢心中 12.絶國TEMPEST 13.月蝕グランギニョル 14.月光夜 EN1.星月夜 EN2.共月亭で逢いましょう
13 notes · View notes
sumizuki · 5 years
Text
ROCK×ON!!+α
東里琥珀(とうり こはく)
1/15生まれ。160cm、21歳大学生、ROCK×ON!!所属
バンドのベースを務めている。
重低音の腰にクるベース、ベースソロを務める程には才能ある。楽器ならベース以外でもなんでも出来る。曲によったらツインギターにもなる。
女装家。女装してる理由は特にない。可愛いから。
容姿は、女装時は白い髪、それを両サイドで軽く結いてる、ツインサイドハーフアップ。ぱっちりとしたオレンジがかった茶色の瞳。
南川凪咲(みなかわ なぎさ)
4/27生まれ。165cm、22歳、ROCK×ON!!所属
本職は音響スタッフ、バンドのドラムを務めている。
ちゃんとした女の子のはずなのにROCK×ON!!の中だと1番イケメン。そして苦労人。
激しい曲が得意、入りがドラムから入る曲は一番得意。一発で観客の心を掴むドラマーとして一部では有名。
I♡DOLLの壱翔と付き合ってる。
容姿はピンクがかった赤い髪を高い位置でサイドに結ってる。サイドテール。じとーっとした瞳にエメラルドグリーンの瞳。
北園繰実(きたぞの くるみ)
11/6生まれ。164cm、18歳、高校生。ROCK×ON!!所属
バンドのキーボードを務めている。ROCK×ON!!の所属している事務所の社長の娘。
自身が街を歩いてスカウトすることもしばしば。
天才的なアホで馬鹿。能天気で楽しいことが大好き。一番幼稚で一番純粋。ROCK×ON!!の癒しキャラ。
不安定な曲のキーボードをさせたら右に出るものはいない。相手を不安にさせるホラーっぽい曲が得意。
ラララ!の紅莉の従姉妹。(ラララは違う事務所)
容姿はオレンジ強めの茶髪で頭の上に2つお団子を作ってる。真っ青な深海を閉じこめたような綺麗な瞳。中には星のハイライトが浮かぶ。丸メガネをしてる。
南川亜蓮(みなかわ あれん)
5/1生まれ。180cm、25歳、凪咲の兄。
女装家。本職は図書館の秘書。
ギターもベースも出来る。たまーにライブに手伝いに来る。ROCK×ON!!メンバーの事が好き。妹が居る居ないにしても推してる。妹贔屓抜きにした推しメンは琥珀。
容姿は、凪咲と同じピンクがかった赤い髪。肩にかかるか掛からないかくらいのボブヘアーで片目が隠れている(左)。ピアスたくさん開いてる。目の色はコバルトグリーン。凪咲より少し深い緑色。メガネしてる。
女装解除時もその髪型のまま(地毛)、後ろで結んだりピンで止めたりして仕事してる。
南川純夏(みなかわ すみか)
8/31生まれ。168cm、21歳、凪咲の妹。
男装家。本職は探偵助手。
音楽はそんなに得意じゃない。キーボードが少し出来るくらい。得意なのは家事とかの方だからたまに差し入れしてくれる。ROCK×ON!!メンバーの事が大好き。推しは勿論凪咲。贔屓抜きにしたら皐月。
容姿は、凪咲と同じピンクがかった赤い髪がサイドに垂れたメッシュになっていてそれ以外は金髪。めっちゃショート。ショートボブ。きのこっぽい。瞳の色は翡翠色。凪咲より少し濃くて亜蓮より少し薄い。
1 note · View note