ご近所さん「うれしいプリン屋さんマハカラ」の絶品桜抹茶プリン
中目黒の名物である目黒川沿いの桜は、ここ1週間ほどで開花し現在5分咲くらいです。
目黒川に沿って咲き誇る桜はとても圧巻なので、近くにお越しの際は一目見ていただくことをおすすめします。
本日は目黒川沿いにある、『うれしいプリン屋さんマハカラ』さんの春限定のプリンをご紹介。
『うれしいプリン屋さんマハカラ』さんは、中目黒駅から徒歩5分、Lovignetteから徒歩10秒のところにあり、大人気のプリン専門店です。
ベーシックなプリンの他にも、季節ごとに他では味わえないオリジナルのプリンを販売されています。
桜の咲く時期だけしか販売されない季節のプリンは『桜抹茶プリン』。
日本の春を思わせる桜と抹茶の組み合わせです。
毎日ひとつずつ手作りで作られるプリン。瓶にぎゅっと一つ一つ詰められていて、開ける前からワクワクです。
プリンが抹茶味、カラメルが爽やかな桜味になっています。
鮮やかなグリーンが綺麗です。
プリンは柔らかくスプーンがすぅっと滑らかに入ります。
プリンらしさを感じながらも抹茶のムースのように、滑らかな口当たりでとろけます。
抹茶は濃すぎずに、小さなお子様でも食べやすい味でした。抹茶好きの方はもちろん、普段あまり好んで食べないという方にもおすすめできます。
カラメルは優しい甘さの桜味。桜味と言っても独特な味ではなく、カラメルの甘さがベースでほのかに桜を感じる程度です。
お花見しながら味覚でも春を感じられる、春にぴったりなプリンでした。
マハカラさんは、食べて美味しい、その先にある「うれしい」を届けるという素敵な思いでプリンを作られています。
ベーシックのプリン2つ(うれしいプリンと白プリン)、桜抹茶プリンとフィナンシェがギフトBOXになったお花見セットも販売中でした。
中目黒土産や、東京土産、お礼の品やちょっとした手土産にもおすすめです。
テイクアウトでもお店の前でも食べられるので、中目黒にいらした際はぜひ立ち寄ってみてください!
店舗紹介----------------------------------
うれしいプリン屋さん マハカラ
【営業時間】11:00〜18:00 *月曜定休日
(金〜日・祝日は隣の店舗「うれしいクレープ屋さん」で20:00まで販売)
東京都目黒区青葉台1-17-5 メゾン青葉1F
03-6427-8706
----------------------------------------------
Lovignette中目黒は、プリン屋さんの先にある十字路を左に曲がってすぐです。
春限定の桜の花びらをデザインしたアクセサリーや、ファッションジュエリー、結婚指輪から婚約指輪まで、全て日本の職人がハンドメイドで仕上げたジュエリーです。
1からデザインをおこし、世界に一つだけのジュエリーを制作するフルオーダーメイドもオーダーいただけます。
ひとつひとつ日常づかいを意識し、着け心地に良いジュエリーを制作しています。
K18イエローゴールド、プラチナなどの高品位の素材のみを使用し、末永く愛用していただけます。
Lovignette中目黒店舗は、中目黒駅から徒歩約5分、代官山駅から徒歩約8分、恵比寿駅からも徒歩でご来店いただけます。
土日祝日は12:00〜20:00までオープン、平日は予約制です。
ファッションジュエリーは、プレゼントにもおすすめなピアスやブレスレット、ネックレスなどたくさんご用意しています。
ファッションジュエリーは、オンラインショップでのご注文も承ります。
公式オンラインショップ
プレゼント用のラッピングも無料で承ります。ぜひこちらもご活用ください。
目黒川の桜はあと少しで満開です。中目黒には温かみのあるカフェや雑貨屋さん、ショップが立ち並んでいます。
中目黒にいらした際は、ゆっくりと散策を楽しんでくださいね。
Lovignetteでお待ちしております。
INSTAGRAM
WEBサイト
» ご来店予約/問合せフォームへ
〒153-0042 東京都目黒区青葉台1-17-2
土/日/祝 12:00 - 20:00(平日は予約制)
03-6427-0198
0 notes
20201114
ゆつき@remiyuki8012
22:46
@Ryota_Fujimaki 先日、フルで上げていただいた新曲の動画もですが、この記事を読んで、ますますRFPC2020が楽しみになりました!選曲やアレンジなど、期待が高まります。
12月のはじめの日に今年一年を思いながら聴いたら、きっと色々な気持ちが込み上げてくるんじゃないかな…。などと思います。
ドーリー@remipomme
21:38
@Ryota_Fujimaki まさかのスイーツ作り
ますらをエプロンかわいいのでグッズにしてください‼︎
お菓子作るのでフィナンシェのレシピも教えて欲しいです♪
裕子@hiroko_fujimaki
20:37
@Ryota_Fujimaki とても濃い内容のインタビュー、大変興味深く読ませて頂きました。
私たちがただ何となく聴いて素敵だな~と思ったり感動したりする裏には、サポートの方々の色々な工夫や努力があることが分かります。
ますます期待が高まるRFPC2020、そういうこともしっかり意識しながら楽しませて頂こうと思います
モーリー@EkuCm7RlB4uQba1
19:56
@Ryota_Fujimaki 凄いスイーツまでですかまさかのフィナンシェ作りも凄いです私も型を持ってるので久しぶりに作ってみます焼き菓子いいですよね
。。。@akkiki39
19:23
@Ryota_Fujimaki あいちゃんに出会えてよかったね。
聞きたくなるよ
みぽ☆。@RemihoRomen
19:01
@Ryota_Fujimaki 素敵な対談を読んで、12/1がますます楽しみになりました〜
裕子@hiroko_fujimaki
17:50
@Ryota_Fujimaki 第二弾は何かな~と思ってたら、何とスイーツ作りでしたか
意外性にビックリしましたが、亜緒さんの説明はとても分かりやすく、作り方の勉強にもなりました
エプロン姿で一生懸命頑張る亮太さんも可愛く、マネージャーさんとの微笑ましいやり取りも楽しかったです
後編も楽しみにしてますね~
。。。@akkiki39
17:48
@Ryota_Fujimaki エプロン姿いいね。。。
後半は、レシピ公開あるのかなぁ。。
作ってみたくなったよ。。
一時、めっちゃ食べてたのよ。
pompom*藤巻っこ@remi_pompom
17:17
@Ryota_Fujimaki エプロン姿も様になりますね
料理やスィーツ作りをどうにかして⁈音楽作りと結びつけようとする話の流れが、、、面白かったです
私は普通のフィナンシェが好きですが、ラムレーズン入りのフィナンシェ:藤巻スペシャルのお味はどうだったのか
味見したいなぁ
まおママ♪@maoricomama
17:07
@Ryota_Fujimaki え?スイーツ作り?!ってビックリしてしまいました
亮太さんはエプロン姿も素敵ですね
後半も楽しみ
空雲 日晴@GoodDay_RMO
15:27
@Ryota_Fujimaki 亮太さんのセンスが光るー!!
梅崎美智子*藤巻っこ@umezakisakura
15:27
@Ryota_Fujimaki 不慣れな手つきにハラハラドキドキスイーツ男子になりますか?楽しく見させていただきましたお味はどうだったのか、、気になりますマネージャーさん、お疲れ様でした録画してた樋口さんも
ユキ☆@3_9yu_ki
15:07
@Ryota_Fujimaki えぇー!?それは後からゆっくり観ないと!楽しみです!
ゆつき@remiyuki8012
15:01
@Ryota_Fujimaki え?スイーツ!?ちょっと意外な組み合わせだけ���面白そうです。
。。。@akkiki39
15:01
@Ryota_Fujimaki ヤバい早く見たいわ
Mako@remi_mako_romen
0:19
@Ryota_Fujimaki いつか必ずと希望を込めてチケットを大切に持っていました。会場に駆けつけてリアルライブに参加したい気持ちは富士山のように大きいですが、まだ東京は遠く難しそうです
ずっとずっと待っていた特別なライブ、画面越しでもお祝いしたいファンが沢山います。配信も検討してもらえたら嬉しいです
0 notes
一日一はや慕Weekly 2018年1月24日~1月30日
835. 1月24日
「やっぱりはやりちゃんのおっぱいは気持ちいい…」
「もっと甘えていいよ」
「やった」
今日は落ち込むことでもあったのか
いつも以上にはやりんに甘えてくる慕ちゃん
でもはやりんからすれば
いつも以上に慕ちゃんがべったりしてくれるので
彼女との一体感が増して心地良く感じる
頃合いを見て何があったのか
慕ちゃんに聞いてみるはやりん
「どうしたの?」
「特になんでもないよ。いつもより外が寒かった。それだけ」
「良かった…」
自分の想定していたほど
深刻な状況でなくて
ほっと胸をなで下ろすはやりん
「あ、今はやりちゃん安心した?」
「そうだよ。だから良かったって」
慕ちゃんがホントに精神的に落ち込んでるのでなく
ただ寒くて温もりを求めてるだけで
良かったと心から思うはやりん
なぜなら慕ちゃんが傷ついてるのを
見るのは嫌だから
「このまま寝ちゃっていい?」
「ダメだよ。ちゃんとベッドで寝ないと」
「え~?」
「私が寝違えたらどうするの…」
836. 1月25日
「慕ちゃん家に遊びに行くからクッキー焼いてあげないと」
部活から帰ってくるなり
ご飯も食べないでクッキーを焼くはやりん
明日慕ちゃんの家に遊びにいくので
プレゼント代わりに何枚か焼いてあげようと
思いついたのだ
「美味しそうに食べる慕ちゃんの顔が目に浮かぶなぁ…楽しみ☆」
作ったクッキーの中には
慕ちゃんの好きな鳥さんをあしらったものもあった他
麻雀牌をクッキーにしたものもいくつかあった
そして完成した生地を型に押し込んで
オーブンに押し込んだ後は
焼き上がるまでじっと待っているはやりん
「ああ…早くできないかなぁ…」
鼻歌を歌っているとそこにお母さんがやってきて
「楽しそうにお菓子作ってるわね」
「お母さん…その…慕ちゃんのとこへ遊びに行くから、クッキーでも焼いていこうかなって」
お母さんに慕ちゃんのことを言うのは
恥ずかしさが伴ったのか照れた顔になっていた
「そのはやりの顔、懐かしいわね。真深さんにクッキーとかフィナンシェ作ってた時みたい」
真深さんのことを言われると
はやりんも弱いのか一気に動揺してしまう
「ま、真深さんと慕ちゃんは違うよ…」
動揺を堪えて恥ずかしそうな
声を漏らす娘を見るのが
楽しいお母さんはさらに追い打ちをかけるように
「そりゃそうだよね。はやりが昔真深さんに抱いてる感情と、今慕ちゃんに抱いてるそれは別だもの」
痛いところを指摘されて
すっかりゆでだこになってるはやりん
自分が慕ちゃんのことが好きなんて
誰にも言ったことがないのに
何故かお母さんにはお見通しだった
「(やっぱりそういう所、叶わないなぁ…。変なところで鈍感なのに、変なところで鋭いの…)」
心の中で悪態をつきながらお母さんの目を見るはやりん
そこから漏れた言葉は
意外なものだった
「はやりが慕ちゃんたちを連れて家に上がってきた時、本当に嬉しかったわ」
どこか懐かしむような顔で
小学生の時のことを振り返るお母さん
「今まではやりが友達を連れて家に上がったことなかったから。はやりにもそういう友達が出来て嬉しかった」
お母さんの言葉を受けて
自分も勇気を出して口を開いたはやりん
「あの時は、確かに慕ちゃんのことを友達だと思ってたよ。でも今は、大好きな人」
「告白はまだできてないんだ」
お母さんの問いにはやりんは
コクンと肯いて答えた
「流石にまだ…告白するには早いかなって。それに…」
「それがどうかしたの?見た感じ慕ちゃんもかわいらしい子だから、早く告白しておかないと他の子に取られちゃうよ?」
「わかってるけど…」
どうにも頭が良すぎて
こういう時に煮え切らない娘を諭すように
お母さんは言った
「恋は当たって砕けろって言うじゃない。はやりも当たって砕けてみたら?」
お母さんからのアドバイスに
思いっきり吹っ切れたのか
目の前で宣言するはやりん
「うん。明日慕ちゃんに告白する」
「そうそう。それでこそ我が娘。頑張りたまえ」
そしてクッキーが焼き上がった後も
お母さんも加わっていろんなお菓子を
大盤振る舞いするように作っていくはやりん
「こんなにたくさん大丈夫?」
「娘の恋のためだもの、惜しくはないわ」
「お母さん…」
「いや~久々にハードワークして肩こったわ…後は頼んだわ」
「はいっ☆」
厨房を去って行くお母さんに
感謝の念を込めてお辞儀をするとともに
明日の告白を絶対に成功させようと
心の中で決意するはやりん
そして翌日
たくさんのお菓子を詰めて
慕ちゃんの家へ向かうはやりんを
お母さんは出迎えた
「さぁ、張り切ってらっしゃい」
「ありがとう…」
「失恋したら失恋したで、慰めてあげるから」
「うん」
告白という一大決戦へ向かう娘を
母としての包容力で包み込んだお母さん
「これも経験よはやり。全力で恋しなさい」
「もちろん」
闘志に燃えるはやりんの目を見て
ほっと胸をなで下ろすお母さん
「行ってきます!」
「がんばって」
バス停へ向かって走る娘の後ろ姿を見て
胸の中にふっと寂しさがよぎるお母さん
「(はやりが大きくなって、また一つ私から離れてく。わかってるけど寂しいことね。っと気を取り直して仕事しますか)」
837. 1月26日
「慕ちゃん、今日」
「疲れたからもう寝るよ」
慕ちゃんが最近相手してくれないので
どう振り向かせるか思案するはやりん
頭の良いはやりんは今まで
慕ちゃんの相手をしてきた経験を元に
即座に結論を出した
「(慕ちゃんはおっぱいが大好きなはずだから…それを強調すればいいよね)」
というわけで事あるごとに
はやりんはおっぱいを強調することで
慕ちゃんを誘惑してみることに
例えばテーブルの上におっぱいを
たわわと載せてみたり
「たわわ~☆」
しかし慕ちゃんはそれを見つめるなり
冷たくスルーしてしまう
「疲れてる?」
「(ぜんぜん効いてない!?なんで!?)」
その後もはやりんは慕ちゃんに
モーションをかけるなどして
色欲に訴えかけるものの
見事に空ぶりを演じてしまう
「どうして…私のおっぱいが通用しない!?」
ショックで頭を抱えるはやりんの
心の中には不安が兆していた
「(もしかして慕ちゃん。私のおっぱいに飽きちゃったのかな…)」
はやりんとしては考えたくもないことだったが
最近妙に慕ちゃんの態度が冷たいのも納得がいく
「どうしようどうしよう…」
不安に駆られたはやりんは
半ばやけくそになって
慕ちゃんを無理矢理にでも
押し倒すことを考え始める
「慕ちゃんの愛が冷めてたら冷めてたで…ふふふっ…」
不穏な笑みを浮かべるはやりんは
慕ちゃんが買い出しから帰ってくる
タイミングを待って一気に仕掛けた
「おかえりっ…って…どうしたの?」
「慕ちゃん、私の愛を受け止めて!」
「はやっ!?」
不意を突かれたのか抵抗できずに
そのまま押し倒された慕ちゃん
「いきなりどうしたの?」
慕ちゃんの問いに涙ながらに
答えるはやりん
「最近…慕ちゃんが冷たかったから…」
そう思いたくなかったことは確かだったが
言葉にするのは身体が引き裂かれるような気がした
「なんだ…そういうことだったんだ。ごめんね」
謝罪とともにはやりんのおっぱいにキスをする慕ちゃん
「最近、あんまりベタベタしすぎてはやりちゃん疲れてないかなって思って。あえて夜のことも遠慮してたんだ」
申し訳なさそうに言う慕ちゃんに
はやりんは安堵したのか
納得の笑みを浮かべた
「なんだ…てっきり私に魅力を感じなくなったと思って」
「何度もおっぱい見せ付けられて、誘惑に乗っちゃうかと思ったよ」
キチンと誘惑も効果があったことも
確認したのかすっかり安心したはやりん
「おっぱいにも反応しないなんて、慕ちゃんらしくないと思ってたのに」
「これでも我慢するのに必死だったんだよ」
「じゃあこれで、我慢しなくても良いよね」
慕ちゃんにはやりんの乳房を含ませて
そのまま舐めさせるはやりん
「どう?久しぶりのおっぱい」
「おいしいっ…」
美味しそうに堪能する慕ちゃんに
いつもの彼女が戻ってきたのを感じたはやりん
「さぁ、もう一丁」
「大盤振る舞いだね」
「最近してなかった分、溜まってるんだから。覚悟してね」
そのまま最近の空白を埋めるように
肌を重ねるはやりんと慕ちゃんだった
838. 1月27日
「いいの?わざわざついてきて」
「はやりちゃんと一緒に東京行きたかったから」
はやりんが志望する
大学のオープンキャンパスに
ついてくる慕ちゃん
せっかくなのでオープンキャンパスという名の
大学デートを敢行することにした二人
「けっこう落ち着いてそう」
「綺麗だね…」
はやりんも慕ちゃんも
小学生の時の全国大会や
インターハイなどで東京に行ったことはあるが
それとはまた違った発見があったのか
まるでお上りさんのように
周りの風景を見ていた二人
「無事大学受かったらどこ住む?」
「その辺は事務所に相談しないと」
「続けるんだ」
「うん」
大学生になっても牌のお姉さんを
目指しているはやりんの表情は
夢を追う少女そのもので惹かれるものがあった
「はやりちゃんのこと、応援してるから」
「お願いね☆」
そんなこんなで大学の近くまで来ると
流石の二人もドキドキが止まらなくなる
見るからに学生らしい人影が
町並みを闊歩しているのを見ると
「これぞ大学って感じだよね」
「いいよね…私じゃ気後れしちゃうかな…」
大学のキャンパスを羨ましそうに
見つめる慕ちゃんの目を見て
自分も切なくなってしまうはやりん
「(そういえば慕ちゃん、進学希望じゃないんだっけ…)」
ある日慕ちゃんの進路志望を見てしまった
はやりんは衝撃を受けた
慕ちゃんの進路志望票には
『プロ雀士』以外に何も書かれていなかった
「進学、しないんだ」
「うん。これ以上おじさんに迷惑はかけられないし。できるだけ早く自活しなきゃって」
慕ちゃんの実績から考えると
プロ雀士になれる可能性は
まず間違いなく高いことは
はやりんも理解していた
おそらく麻雀ドラフト会議が始まれば
いくつかのチームから指名が集まるだろう
だがそれにしては慕ちゃんの表情は暗かった
「はやりちゃんこそ、プロにならないんだ」
「私には、プロになることよりも大事なことがあるから」
慕ちゃんとしてもその答えは
想像の範疇だったらしく
やっぱりと俯くだけだった
「それじゃあ、卒業しちゃったら…」
慕ちゃんは口に出しかけた言葉を引っ込めた
それ以上言ってしまうと
自分たちが別れ別れになってしまう事実を
認めてしまうだけだから
「これからもきっと私たちは一緒だよ」
気休めのような言葉を
慕ちゃんにぶつけるはやりん
「本当?」
あの日の慕ちゃんの縋り付くような目が
はやりんの心にずっとこびり付いていた
「(私のオープンキャンパスについてきたのもきっと…)」
はやりんと一緒に居たかったこともあるけど
できる限り納得したかったんだと思う
こんなに魅力的な場所ならば
はやりんが行くのも無理はないと
「どうしたの?はやりちゃん」
「なんでもない」
キャンパスに入っていった二人は
まだ見ぬものへの不安を覆い隠すように
その手を握りしめて離そうとはしなかった
「見学ツアーはこっちだって」
「わわっ…」
学生アルバイトの誘導でキャンパスのあちこちを
歩き回る二人はその風景にひたすら圧倒されていた
「すごい…私にはわからない」
「この大学で研究に力を入れてる物質なんだって」
「へぇ~」
自分ではわからない説明も
うんうんと肯いて聞けるはやりんに
流石と納得する慕ちゃん
そして一通りキャンパスツアーも終わって
学生達の集まる食堂で昼食を取っていると
「(見られてる?)」
男子学生からの目が二人に
いや主にはやりんに注がれていた
「このラーメンおいしい」
「そうだよね…」
はやりんがラーメンを啜る度に
揺れるおっぱいに見とれる男子学生たちを
きっとにらみ返す慕ちゃん
「(はやりちゃんは私のものだから、手は出させないよ)」
あまりの威圧感に男子学生たちは
自分の手元の昼飯に目線を戻していく
「きつい目してる」
「いや、特になにかあったわけじゃないよ?」
「?」
案外周囲の目線に気づいていない
はやりんの鈍感さに内心呆れながらも
これから来るであろうナンパからも
彼女を守らなければと決心する慕ちゃん
そしてその後も襲い来る男子学生の目線を
かいくぐりながらもキャンパスを巡り終えた二人
「すごい楽しそうなとこだよね」
「そうだと思う…でも、そこに慕ちゃんがいたら…もっと楽しいかな」
はやりんの寂しげな顔を受け止めながら
慕ちゃんはこう言った
「例えはやりちゃんの大学と私のチームが離れてても、はやりちゃん家に遊びに行くからね」
「ホント…や、約束だよっ…」
すでにキャンパスから離れては居たけど
公衆の面前で思い切り顔を真っ赤にするはやりん
「何恥ずかしがってるの…」
「あのその…安心したから…」
「(ああ…やっぱりはやりちゃんはかわいいなぁ…)」
高校を卒業してそこから道が分かれたとしても
一緒にいる決意を固めた二人はそれを確かめるように
ぎゅっとハグをした
839. 1月28日
「(慕ちゃんにオーダーされて着てみたけど、やっぱり寒い…)」
デートの集合場所で慕ちゃんを待ちながら
コートを羽織って寒さに耐えるはやりん
「いくらなんでも、こんな日のこのチョイスは…さむっ…」
一つため息をつくと白い息が
夜の街灯に照らされて
そのまま空中へと飛んでいく
結局落ち合う予定の時間より4分ほど
早く慕ちゃんが来たので
そのタイミングで言える愚痴を
たんまりぶつけていくはやりん
「今日の注文…こんな日に着させるってどうかしてるよ…」
「はやりちゃんなら似合うかなって思ったけど」
慕ちゃんの言うことを言葉通りには
受け取れず不満を燻らせるはやりん
というのも慕ちゃんがそういうことを
言う時は決まってはやりんをからかって
遊びたい時と相場が決まってるからだ
数年付き合っていれば嫌でも慣れるけど
それでも不満は隠せない
「どうせ、慕ちゃんは私で遊びたいだけでしょ」
「そんなことないよ?」
「(この反応…図星だ…)」
慕ちゃんのあたふたした反応を見て
その本音を察したはやりん
「(流石に何年も付き合ってたら、慕ちゃんの考えることぐらい私にもわかるもん)」
きっと慕ちゃんが何も言わなくても
彼女の思考や感情はだいたい読み取れる
ああ見えてムッツリスケベなところだって
「寒いから、カイロ代わりにしていい?」
考えれば考えるほど腹が立ってきたので
慕ちゃんの腕を抱きしめて
暖房器具代わりにするはやりん
慕ちゃんのスケベな感情も満たされるので
彼女にも文句はないはずだ
「さぁ、目的地のバーまでキリキリ歩いて」
「(怒ってるはやりちゃんもかわいい…それにおっぱい当たってる…)」
傍目から見れば仲睦まじいカップルな
二人がたどり着いたのはこじんまりとしたバー
マスターは女の子二人でやってきた客に
何も言わずクールに席を案内した
二人はそっと奥の方の席に座って
お酒が出てくるのを待った
そしてマスターが注文を聞き終わったタイミングで
慕ちゃんの目が据わった
「はやりちゃん、手が冷たいんだけど」
「はいはい…」
慕ちゃんの意図を察したはやりんは
そっとコートを脱いでセーターだけになった
「これでいい?」
はやりんの着ていたセーターは
胸の部分に穴の開いた縦セタで
その大きい胸が強調されるようだった
「(やっぱりこんな所で…恥ずかしい…)」
はやりんが恥じらった反応を見せるのも
お構いなくさっそく冷えた手を
セーターの穴の部分に突っ込む慕ちゃん
「やっぱりはやりちゃんのおっぱいはあったかいね…」
適度に胸を弄びながらはやりんの
顔をペロリと舐る慕ちゃん
「ここ汗かいてる…」
「んっ…」
谷間をかき回す慕ちゃんに
為す術もなく流されるはやりん
そしてはやりんと慕ちゃんは
密着させ合いながらキスをした
もちろんマスターにも見えないように
「お酒来ちゃうよっ」
「あっ…」
二人の間の甘い雰囲気を察しても
何も言わずに注文したカクテルを並べて
マスターは持ち場に戻っていった
「お酒も来たことだしこのままはやりちゃんと一緒に楽しもう」
はやりんはため息をつかずには居られなかった
完全に自分の痴態を肴にして
お酒を楽しもうとしてる
「へんたい」
「それははやりちゃんも大概だよね」
お酒の力を得て慕ちゃんの行為はエスカレートしていくが
だんだんはやりんも乗り気になっていったが
「これ以上はホテルで」
「わかってる」
はやりんに歯止めを掛けられて
ムスっとする慕ちゃん
840. 1月29日
「何食べてるの?」
「一緒に仕事した子から貰ったお饅頭」
はやりんが何かをおいしそうに
食べてると思ったら他人からのもらい物なので
警戒する慕ちゃん
「私の作ったもの以外を食べてる」
「そんなこと言わない。これホントにおいしいんだよ」
はやりんが熱烈に勧めるので
仕方なく食べてみると
「んんっ…おいしっ…」
「私がおいしいって言ったから間違いないでしょ」
「外サクサクなのに中身が柔らかい…」
「気に入った?」
「うん」
あの貰い物のお菓子は
なんと一口で慕ちゃんを
魅了してしまい
はやりんと競って食べ合ってしまうほど
「ちょっ、食べ過ぎない」
「こんなにおいしいもの食べさせたら、はやりちゃんの舌がその子に取られちゃうっ…」
「(それはこっちのセリフだよ)」
結局二人でお菓子を食べきってしまったものの
はやりんは味わった感触から
材料や製法をおおよそ把握していた
「慕ちゃんも気に入ったことだから、今度同じものつくってあげる」
「やったっ」
子どものように喜ぶ慕ちゃんの顔に
作りがいを感じるはやりん
��でも、はやりちゃんの手作りなんていつぶりだろう…」
「(慕ちゃんの舌が他の女に取られないように、ちゃんと私が作ったお菓子を食べさせなきゃ…)」
もちろん慕ちゃんの舌を魅了するほどの
お菓子をプレゼントしてしまった子には
陰で理不尽な制裁が下されるわけですが
それはまた別のお話
841. 1月30日
「どうしよう…」
何日も考えてきたことのはずなのに
どうやっても頭がまとまらない
「明日���生日なのに…」
慕ちゃんの誕生日に
何を贈れば良いのか
喜んでくれるのかわからない
何年も慕ちゃんの誕生日を祝ってるのに
だからこそわからなくなってる
「はぁ…私慕ちゃんの恋人失格だなぁ…」
誕生日のことについて考えすぎて
何も手が付かないせいか
授業では普段では考えられない失敗を犯すし
部活でもここでは振り込まないはずなのに
振り込んだりする
「(慕ちゃんのこと考えすぎて、調子がおかしくなってる…。おまけに眠れてない)」
このままじゃお肌に悪影響も出るかなと
心の中で呟いていると
「どうしたんだ」
「閑無ちゃん」
ジュースを買ってきてたのか
そのうち一本を私に差し出してくれた
「目にクマまでできてるじゃないか…眠れてるのか」
「ううん…全然」
「普段のお前なら絶対犯さないミスもするし、何か悩んでるのか?」
素直な閑無ちゃんになら
私の悩みを言って良い気がした
普段の悩みだったら慕ちゃんに相談しても良かったけど
今回ばかりは彼女にだけは言えそうにないから
「明日慕ちゃんの誕生日でしょ…。それでね…贈るプレゼントが決まらないんだ。どんなプレゼントにすればいいのかも」
「ちょっと待って。お前らもう何年も付き合ってるんだろ?なのにそんな悩みか!?」
私の悩みが閑無ちゃんの想像とは違ったものだったらしく
戸惑いを通り越して呆れてるようだった
「うん。慕ちゃんに毎年毎年プレゼントを贈ったら喜んでくれるんだけど。だからこそわからないというか。本当に彼女が喜びそうなものが何なのか考えても答えが出ないというか」
慕ちゃんは私がプレゼントしたものなら
何でも喜んでくれる
毎年彼女の喜びそうなものは何か悩みながら
プレゼントを選んで渡してるけど
どんなものでも喜んでくれる
それはそれで嬉しいはずなのに
慕ちゃんが本当に欲しいものを
渡せてないような気がして余計に悩んでしまう
ああ見えて慕ちゃんは
自分の欲求を素直に伝えることはしないし
ワガママ一つ言わない
良い子なんだけども同時に
自分が欲しいはずのものまで
押し殺してるような気がして
私は慕ちゃんの恋人なんだから
それぐらいわかってなきゃいけないのに
「ねぇ…私って本当に慕ちゃんに喜んで貰えてる?」
不安に満ちた本音を閑無ちゃんに
吐き出した途端彼女は腹抱えて大笑いした
「はやりって、頭いいのに単純なこともわかんないんだなってさ」
「単純なこと?」
「慕はお前の贈るプレゼントなら、なんでも喜ぶんだろ。つまりはさ、お前から心を込めてプレゼントしてくれるなら何でも嬉しいんだよ。はやりのプレゼントには愛情が篭もってるから慕も嬉しいはずなんだよ」
閑無ちゃんの明快な言葉に
私ははっとさせられた
今まで私は慕ちゃんが欲しがってる「もの」ばかり
考えていてそこにある思いのことがわかってなかった
「少なくとも私の知る限りの慕は、はやりのプレゼントに喜んでたぜ。毎年」
「何で知ってるの…」
「誕生日のたびに延々メッセでノロケてくるからな」
閑無ちゃんの言葉を聞いて
私のプレゼントで本当に喜んでくれてることが
ようやくわかって納得したような気がした
「だからさ、何を贈るとかそういうことでくよくよ悩んでるよりはさ。はやりが慕に思いを込められそうなプレゼントにすればいいんだよ。少なくとも慕の欲しいプレゼントはそれだと思うぜ」
「ありがとう…閑無ちゃん。お話聞いてくれて」
「やっと吹っ切れたか。じゃあ今日の部活は早退だって顧問に伝えておくからさ。さっさとプレゼントを用意しな。慕を失望させたら私が許さないぞ」
閑無ちゃんに背中を押されて
今までに無いくらいに
身体が熱くなっていた
その瞬間に慕ちゃんへ贈るものは
決まっていたから
「(今年のプレゼントは、いつもよりはシンプルで原点回帰して。手作りのお菓子を作ろう)」
慕ちゃんの喜ぶ顔が私の頭のなかに浮かんだ
そういえば私の作ったお菓子なら
なんでもおいしいって言ってくれたっけ
すっかり悩みも解消して
今までにないほど軽い足取りで
家路についていた
慕ちゃんのプレゼントを用意するのが
ここまで楽しいのは初めてだったから
「ドデカいケーキとかもいいよね。とにかく張り切っちゃおう」
慕ちゃん待っててね
今年のプレゼントは
今まで以上に愛情を込めてるから
楽しみにしててね
そんなことを私は
暮れゆく夕方の空に投げかけたのだった
0 notes