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#瓦ヶ浜
atsushi2015 · 1 year
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このレポートは20221126のアーカイブです! 1120日目 u72 #田の湯 #茶房たかさきの湯 #竹瓦温泉 #北的ヶ浜町温泉 #弓ヶ浜温泉 #南的ヶ浜温泉   #別府八湯温泉道 #別府温泉部 #別府温泉名人会 #別府たのしー #大分県たのしー #おんせん県おおいた #いいお湯見つけました #いいゆ #いいゆてぬぐい #いいゆ手ぬぐい #いきなり腕立て伏せ #腕立てたのしー #腕立て伏せ #腕立て伏せチャレンジ  (田の湯温泉) https://www.instagram.com/p/CrgTMkhPUWg/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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oniwastagram · 2 years
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📸蘆花浅水荘(記恩寺)庭園 / Rokasensuiso (Kionji Temple) Garden, Otsu, Shiga ③ 滋賀県大津市の国指定重要文化財『蘆花浅水荘』の庭園が素敵…! 今週末6/18(土)・19(日)まで特別拝観中!近代を代表する日本画家 #山元春挙 が自らデザインした和洋折衷の近代和風建築と茶室、琵琶湖を借景とした庭園…。作庭は“植治”七代目小川治兵衛と並び称された近代京都の庭師 #本位政五郎 。 ...... 続き。琵琶湖🌊を借景とした庭園も山元春挙自身がプロデュースしたもので、作庭には京都の庭師・本位政五郎が携わりました。 . 昭和の京都を代表する庭師・小島佐一が《御殿風の小川治兵衛(植治)、加藤熊吉(植熊)の茶庭風、文人好みの庭の本位政五郎》と名前を挙げたことが京都の造園関係者の間では語り継がれているらしい?けれど、小川治兵衛と比べるとほとんど情報・データは無い本位政五郎…。 . この蘆花浅水荘は本位の代表作にあたりますが、残念ながら施設のパンフレットや大津市教育委員会による看板には名前が記されていない…。 . なだらかな芝生の斜面の中に植わったマツ🌴はその先の琵琶湖の風景を隠さないよう背が低く保たれ、天気が良い日は琵琶湖の向こうに“近江富士”三上山⛰の姿も望めるとか。 芝生の中には蛇行した流れ(現在は水は無し)が“莎香亭”の足元の手水鉢へと続く…で、この辺の作りが本位が京都・九条山で手掛け、昨年紹介した『閒居 吉田や』の庭園とよく似てる。 . 現在は庭園の奥に琵琶湖畔を埋め立てて開通した湖岸道路が通り、道路と元の庭園の間にも緑地スペースがありますが、元の庭園の築山を越えたところには船着場も🚣‍♀️ 埋立の前は大津・堅田の国指定名勝『居初氏庭園』のような感じだったのかなあ…。 . 座敷から向かって右手には春挙の師・森寛斎と父親の像を安置した持仏堂“記恩堂”、左手には茶室“穂露”が。穂露の側面の露地や網代編みもかっこいい。 . そして現在は“穂露”の向こうに高層マンション🏢、右手には有名宗教法人の教会が立ち、往時の“別荘と琵琶湖、他に何も目に入らない”という風にはいかず―― “そのようなマンションを望んできた”のは他でも無い自分達だと思うのであんまし“景観が損なわれている”とか言いたくないんだけど、せめて高さの規制や配慮はできなかったのかな〜とは思うし、“景観・借景・ランドスケープの価値を高める”発信/アピール不足を個人的には感じるところ…。 . でも現在の状態でも後世に残したい美しい近代の邸宅と庭園には変わりない! 近隣には春挙が復興を目指した“膳所焼”に関する美術館『膳所焼美術館』があり、こちらにも素敵な日本建築と庭園があります。あわせてチェック! .. 滋賀・蘆花浅水荘(記恩寺)庭園の紹介はこちら☟ https://oniwa.garden/rokasensuiso-kionji-temple/ ーーーーーーーー #japanesegarden #japanesegardens #kyotogarden #zengarden #beautifulkyoto #beautifuljapan #japanesearchitecture #japanarchitecture #jardinjaponais #jardinjapones #japanischergarten #jardimjapones #bonsai #建築デザイン #庭園 #日本庭園 #京都庭園 #滋賀庭園 #庭院 #庭园 #近代和風建築 #借景 #特別公開 #特別拝観 #重要文化財 #文化財庭園 #瓦ヶ浜 #おにわさん (蘆花浅水荘(記恩禅寺)) https://www.instagram.com/p/Ce5kssBvova/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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orion3sta · 3 years
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八郷側からは16:08日没 しのぶちゃんをサンマが大洗を連れて歩いてた! こたろうと散歩してたら、班内のゴミ集積所脇に大きなスズメバチの巣があってビックリ! 今日の、筑波山山頂の日没風景 こたろうと散歩してたら、班内のゴミ集積所脇に大きな雀蜂の巣があってビックリ! 今日の、筑波山山頂の日没風景 先日、お会いした鈴木敏信さんとの話題の中で ❶加波山の修験者の道の復活 ❷縄文時代から霞ヶ浦周辺は海だったので、昔の浜辺には貝塚がたくさんある。 ❸八郷には大きな前方後方墳が二つあるので、おそらく石岡より八郷の方が古墳時代初期には栄えてたということで意気投合‥‥‥ ❹八郷の川又地区の息栖神社には、日本武尊が、舟で浜辺にたどり着いたとの伝えがあるので、石岡の波付き岩から柿岡の丸山古墳辺りまで、舟で到達できたと考えるだけで、浪漫をかき立てられます‥‥‥ ❺全国に五つしか残っていない、うちの一つが常陸風土記であり、風土記に記されていた足尾山の謎の洞窟や、その当時に一千年を超えていると伝えの佐久の大杉、私の居住する宇治会も平安時代後期より、京都の石清水八幡宮の荘園であり、常陸国宇治会保からの名残、隣地区には、常陸国分寺の瓦を焼いてた、日本最大の瓦塚遺跡とか話題がつきません。 #iPhone日記 #雀蜂の巣 #筑波山 #日没 #ススキ #霞ヶ浦 #丸山古墳 #前方後方墳 #御神木 https://www.instagram.com/p/CJlZxQsH97j/?igshid=1ol114ov3u22w
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nagahamalpa · 4 years
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燈明祭
辺りはすっかり秋の涼しさ闇を照らす智慧の光。大木を囲む灯火と虫の鳴く声の中燈明が厳かに行われました。
昔を懐かしむ同世代の男性は「1ヶ月も前からここに来て瓦で竈をつくって、火を起こす準備をした」んだとか。そんな行事に寄り添うかたちも、年々変化…。
今のここの風習は、火を炊きお湯を沸かし境内で食べるのが毎年の習わし(主流は即席麺)。今年は唯一の楽しみも自粛しながら、集まるご近所さん達と秋の夜を過ごしました。
#燈明#祈り#暮らし#長浜 #木之本 #古橋#与志漏神社 #湖北#長浜ローカルフォト#山内美和子#olympus#omdem5markiii#mzuiko17mmf18
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kachoushi · 5 years
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各地句会報
花鳥誌 令和元年12月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和元年9月1日 柏翠忌法要句会
坊城俊樹選
生涯を有為転変の白絣 雪 柏翠忌隠しやうなき日焼の手 真弓 秋風や師の句が輪舞してをりぬ 千代子 九頭竜に秋潮満ちて柏翠忌 長治 残暑なほ遊廓名残格子窓 みな子 その母も愛子も知らず柏翠忌 ���栄 柏翠忌江戸に三国に日並びに 信子 湊街二百十日を眠らざる 良一 まだそこにきのふの雨の蛍草 啓子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年9月4日 立待花鳥俳句会
坊城俊樹選
洗ひ髪乳の匂ひの甘さもつ 世詩明 忘れ置く砥石の白き稲光 ただし 送南風北山杉の真直ぐに ただし さう云へばもう蟬の声なき庭に 清女 清貧と云ふ負け惜しみ冷奴 秋子 次の世も女でゐたい日傘さし 秋子 生きるとはすさまじきもの蟻の列 秋子 赤とんぼ好きな帽子に止まりけり すみ子 曼珠沙華遺骨無き墓守るよに すみ子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年9月5日 うづら三日の月句会
坊城俊樹選
浪漫の世にと引き入る天の川 喜代子 焼けた肌かばんの底に秋日傘 さとみ 浮き雲に吸ひ上げられそ秋の蝶 都 野分吹く雄島に古りし社あり 都
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年9月5日 花鳥さゞれ会
坊城俊樹選
蟬一つ落ち深閑と天ヶ下 雪 虹の句碑に虹立ち僧と師と我と 雪 明つ智様と慕ふ村人曼珠沙華 千代子 夜々の月明智ヶ妻の句碑照らす 千代子 数珠の手にうすきマニキュア柏翠忌 和子 忌心に赤とんぼうのついて来し 和子 闇の中しのび住みをり鉦叩 雪子 露草やひときは高き忠魂碑 匠 母似とも見し人ゆけり萩の寺 寿子 柏翠と自筆の墓碑に秋の風 天空
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年9月6日 鳥取花鳥会
岡田順子選
落日を見るやうに手の実玫瑰 都 神鼓鳴る厄日の夕こともなし 栄子 六地蔵へと道つづく露草野菊 悦子 昃れば芒は銀をいぶしけり 和子 散華する蓮まき散らし廟の池 悦子 石仏を囲む露草青尽くす 栄子 俳聖も籠りし宮や竹の春 益恵 レシートを栞に挿みホ句の秋 幹也 ちゝろ虫子の働くを見し夜の 栄子 秋霖に濡れ来し靴で乗る車 立子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年9月7日 零の会
坊城俊樹選
銀ブローチ失せにし秋の池光る 慶月 湧水の音に眠るか渡り鳥 光子 弁天のかをりの水へ鳥渡る 同 秋暑しフンボルトペンギンぎゆうと鳴く 佑天 遠くへと誘ふやうに秋の蟬 眞理子 澄める池嬲り色なき風となり 三郎 秋蟬の声降りしきるほど静か 秋尚 パレットに黒き絵の具や秋を描く 和子 何処へと白き流れの秋の蝶 三郎 沖のなきスワンボートを漕ぐ秋思 順子 めぐる秋メリーゴーランドの鏡 梓渕
岡田順子選
湧水の音に眠るか渡り鳥 光子 法師蟬よりも切なくギター弾く 俊樹 森は人数多吸ひ込み法師蟬 梓渕 武蔵野の大木に鳴き秋の蟬 はるか 神田上水汲み上げ硯洗ひけり 佑天 竜淵に潜み香焚く弁財天 光子 街騒に神の棚組む在祭 はるか ゆづり葉の下に住みあり秋灯 和子 めぐる秋メリーゴーランドの鏡 梓渕 モネの池めくや秋蝶触るるより 俊樹 手水舎は冷やか小さき弁天堂 小鳥
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年9月9日 なかみち句会
栗林圭魚選
穂芒の日を溜め風を振り払ふ 秋尚 鈴虫の声重なりて透き通る 秋尚 鈴虫のリズム途切れず夜も更けて せつこ 多摩川の芒野抜けて母の家 美貴 穂を解きて風の意のまま芒原 怜 お点前の流れ爽やか背筋伸び せつこ 濡れ色に穂芒ほぐれはじむ朝 秋尚 すべり台ちよんと芒の忘れ物 美貴 芒野に遊ぶ夕日も夕風も 三無 暮れてゆく光を集め糸芒 貴薫
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年9月10日 萩花鳥句会
突然の訃報に絶句みみずなく 祐子 木道の続く高原花野行く 美恵子 終りあり始まりもあり水澄みて 吉之 除草剤逃れたいのち蚯蚓鳴く 健雄 豪雨禍に里の蚯蚓も鳴きにけり 克弘
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令和元年9月14日 枡形句会
栗林圭魚選
忌心の句碑にむらさき油点草 百合子 弔問の往きも帰りも虫の声 美枝子 白き花蒼き翳ある秋思かな ゆう子 心血を俳句に注ぎ秋に逝く 教子 師の訃報想ひ出たたむ秋扇 多美女 露けしや枡形の碑を愛で偲び 文英 とんぼうの雲に亡き人偲びけり ゆう子 陽子師に千草の花を捧ぐ卓 瑞枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年9月15日 風月句会
坊城俊樹選
森の水小さく激ち釣舟草 圭魚 武蔵野の草の涯から秋の風 三無 木道に触れんばかりの花野かな 斉 その下に古代遺跡を置く花野 炳子 秋蟬の息ゆつくりと鳴き納む 佑天
栗林圭魚選
鬼灯の日を溜めて色膨らみぬ 秋尚 縦横に木橋のめぐる花野かな 芙佐子 纏ひゆく水の輝き秋の蝶 三無 葛の花在り処見せずに沼に散る 秋尚 声高に大らかに鳴く秋の蟬 淸流 澄む水に蝦蛄釣りの貌映し 斉 かばひあふやうにたふれて藤袴 千種 草むらに露草やつと抜け出でて 秋尚
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年9月16日 伊藤柏翠俳句記念館
坊城俊樹選
師の墓に触れて来し手に髪洗ふ 雪 露草の露草色と云ふを供華 雪 糸とんぼ水の如くに飛び交へる 雪 鳳仙花音なき風に���ぼれけり 英美子 赤のまま句碑まで続く風岬 千代子 かなかなや鳴き出してより厨事 世詩明 子と別る夜長の列車掌を振りぬ 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年9月18日 福井花鳥句会
坊城俊樹選
高原の風の仕手とし萩芒 越堂 追憶のページ繙く夜長かな 世詩明 月の夜も虫の夜もある二人かな 和子 鶏頭の花の厚みに在る重さ 昭子 長き夜の不思議な夢に覚めてをり 昭子 長き夜を誰かれのこと祈りをり 昭子 千年の松より秋の滴かな 雪子 強面の閻魔蟋蟀死して尚 数幸 寝待には寝待と云へる月明り 雪 九頭竜の淋しさに吹く水鶏笛 雪
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年9月22日 鯖江花鳥俳句會
坊城俊樹選
九頭竜に男の吹ける水鶏笛 雪 千枚田裾は白波葉月波 昭子 手を引きて一段ごとの今日の月 一涓 道挟む萩に触れゆく躙り口 みす枝 禅寺の百畳灯し秋彼岸 たゞし 山を見て海見て秋の彼岸寺 たゞし
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年9月25日 武生花鳥俳句会
坊城俊樹選
織り成して揺るるすすきのしなやかさ 靖子 秋桜一輪無人駅の棚 英美子 眠られぬ夜長の夜を持て余し 文子 赤とんぼ止まる頭を探しをり 清女 これといふ紆余曲折もなく端居 昭女 日輪に秋の色あり大地染む 三四郎 土の香は母の香であり零余子飯 ミチ子 直角に稲妻走り弾けたる 三四郎 母の忌や躾取らずの秋袷 英美子 人は皆眠れる葦の夜長かな 世詩明 千木に舞ふ神の木の葉や野分雲 ただし
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年9月25日 九州花鳥会(中洲クルーズ句会)
坊城俊樹選
岸壁に水あと残る秋のこゑ 由紀子 秋の灯の海へ無音を還しけり 哲行 唇に塩味ほのか秋の海 愛 ゴスペルの響く秋思の高架下 かおり 秋声の昭和歌謡を博多川 かおり 街騒と芥遠ざけ葉月潮 由紀子
田丸千種選
秋冷の瓦斯燈残るであひ橋 愛 遮断機の降りし音聞く虫の闇 久美子 岸壁に水あと残る秋のこゑ 由紀子 秋ですねちよつと船出をしませんか 孝子 靴音のあとの靴音星月夜 寿美香
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和元年9月26日 九州花鳥会(定例句会)
坊城俊樹選
醤油屋の屋号掠れし十三夜 愛 秋潮や沈黙の碑に翳りなく 洋子 色即是空写経のひと日秋のこゑ 由紀子 十六夜の浜へ寄せたる虚貝 かおり 酔芙蓉一番星にほろと落つ 由紀子 風なくば風を作らむ鷹柱 孝子 爽やかに明眸ときとして訛る 美穂 波ひとつ越え流灯のちりぢりに 佐和 秋灯ひとつ教会堂の錆びし玻璃 洋子 どの星も神話を宿し十六夜へる 阿佐美 十六夜や賢き額を持て生まる 美穂 十六夜の電柱多き小路かな 愛 南は鷹現はるる明るさに 千種 もうそこに血縁は無し彼岸花 伸子 走り根踏み祈りの岩へ虫の秋 順子 ポンポン菓子弾けて二百二十日かな 寿美香 一点の現れ大いなる鷹の空 千種 渡らざる鴉啼き飛ぶ鷹の空 千種 あかとんぼ覗く明るき懺悔室 志津子
田丸千種選
鬼灯のひと畝残り茜空 勝利 勾玉のかたちに棚田稲熟るる 初子 十六夜の月の明るき厨水 阿佐美 ハライソの在りし岩陰秋の声 志津子 木犀や明星低く出でにけり 愛 崩し去る露の小石の十文字 洋子 十六夜や金の波布く世良の岬 豊子 鳥撃ちし木霊に暮るる露の宿 佐和 虫しぐれ寝まりて覚めて明けにけり 和子 湾岸の倉庫は秋気錆ついて かおり 贋作の壺のつやつや烏瓜 伸子 十六夜や月赫々と出水跡 孝子 最果の潮鳴りじやがたら花の咲く 佐和 会心の紺に漬かりて秋茄子 初子 あかとんぼ覗く明るき懺悔室 志津子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
さくら花鳥会 岡田順子選
秋蝶が命日参り案内せり みえこ 秋障子影絵のごとく鳥遊ぶ 文子 願ひ事すれば弾けて鳳仙花 実加 柏翠忌雨降る余呉湖見て帰福 令子 酔芙蓉夢二の猫の尾のながし 令子 秋空に秘湯の煙ゆるゆると 寿子 間を置いて寒蟬法師鳴きにけり あけみ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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maborice · 5 years
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ぼくとスーパーダンガンロンパ2 CHAPT. 4-1
 怒っている。激しく怒っている。何に対してか? 当然自分に対してである。というわけで今回はその感情に身を任せたまま進んでみよう。なるべくゲームに対してはフェアであることを心がけながら。
 ゲーム再開。どうやら今までまっっっっっっっっっっっっっっったく良いところが無かったマネージャーと再開できるらしい。どうも口ぶりからして変なテコ入れが入ったらしいが……。 そしてたどり着いた砂浜。僕はそこでマジンガーZを見た。
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……あ、こいつ死ぬな(確信)。((非)日常編のスクショを撮り忘れていたために代用)
 4番目の島に移動。サルゲッチュ1にこんなステージあったな、という外観である。とりあえず探索。
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すげ~~~~エピソードの大盤振る舞いかよ! 流石に終盤! ……アローラ十神は完全に白昼夢で済ませる気だと思ってたから本編に絡んできてびっくりしたよ。 そろそろガンダムが犯人だったらちょっとショックなレベルに愛着湧いてきてつらい。前作はもうお前が犯人であってくれ~~~~~!!!! ってのが何人も居たのにえらい違いだ。いやいや誰もお前の話はしてないよ朝日奈。な! 葉隠! ヘイト製造機も居なくなったのに僕自身がヘイトを製造するのはやめよう。後でどうせやるハメになるから。
 適当に探索してたらそのままビックリハウスだかドッキリハウスだかに連れ込まれる。おい自由行動無しかい! ストロベリーハウスとマスカットハウス。2話、3話と島であることを活かしたギミックを持ってきたがここで屋内シチュエーションに戻るか。しかし前作とはまた違ったギミックが用意されていて飽きさせない。むしろ前作よくあの空間で何回も事件起こしたな……。
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うん、やっぱこいつのキャラ自体は悪くない。クソ要素いらないけど。
 しかし兵糧攻めとはまた今回の動機はえらくストレートだ。全体的に前作に比べて特定個人を責めたり物理攻撃に走ったりで正直この点はちょっと何とかならんかったのかとは思う。でも前作よりこの時点の団結力が圧倒的に高いから中途半端な動機だと動かせないのよね……。普通に裏切り者の件でそろそろ煽れば良かったんじゃない? とか思ってたらそれはちゃんと後で回収されて舌巻いた。
 主人公ハーレム���開を見つつああそうかこの時点で男女比が結構崩れてるんだな、と実感。今回女性陣は無事だな! ストロベリーハウスとマスカットハウスで建物の形が違うからマスカットがちょっとお得、って言われた時クスってなったけどまさか重要発言だとは思わなかった。
・自由時間 さてどうしようものか。澪田唯吹がラスト1話を残したまま散ってしまったのでターゲットに困る。とりあえず2話の頃に数合わせで1話進めたゲーマーに行くか……
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……ってオイ!?!?!?!?!? 自由時間に会話不能は死亡フラグですよ!?!?!?!?!? ガチで裏切り者展開とかやめてね!? 仕方ないので狛枝凪斗のストーリーでも進めるか……と思ってプレゼント上げても全然エピソード始まりませんよ!?!?!?!?なんで!?!?!?!?!? 試しにオワリに1話分使ったら普通に話進んだので余計謎。マジでなんなんだ。 結果的に何も収穫無しで終わった……。
 そして前作にもあった主人公が完全に頭おかしくなって意味不明なモノローグで惑わしてくるやつ。前作ではギリギリちゃんに助けられたが今作では……
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やはり君か……。僕こういう後ろめたいシチュエーションが背筋が凍るほど好きでめちゃくちゃインモラルを感じるんですよね。この後ろめたさも謝意も全部見透かしたような包容力がたまらなく居心地悪くて目を逸らしちゃう。自己の肯定感の無さが浮き彫りになる一瞬に生を実感させられてしまう。相手の許容を信じられずに挽回の一手をひねり出さないといけないと脳が緊急信号を発する。まあ今回このシチュエーションに遭遇してるのは僕じゃなくて日向くんなんだけど。 めちゃくちゃ好きな場面なんですがこれ可能性によっては彼女が裏切り者のパターンあり得なくはないので純粋に計画の邪魔だから排除された可能性あるんですよね。カーッ、たまんねえな!
 結局どうすればいいのかも分からないまま迎えた次の日。 ……うん、まあ退場するならこいつだよな、ロボ。ところで君ドリンクバーとかいうこの状況の救世主たる機能ついてたはずなんだけど使わなかったの?
 捜査開始。またハンマーか。でも今回は綺麗だぞ。 なんか瓦礫の上にモノが乗ってる展開も前作で見たぞ? とか何やらやっていると突然電話が鳴り始める。
 電話を取ると、そこは別キャラクター視点でした。 カ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ、やってくれたな! 僕をサブキャラクター操作パート大好き人間だと知っての狼藉か! もってけ泥棒! 称賛がある! ちなみにサブキャラクター操作パートが大好きな理由は味方のステータスが一定になっているおかげで製作者のバランス調整にも気合が入ってスリルのあるゲームが楽しめる可能性が高いからです。でも僕詰将棋とか苦手なんだよな。
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こうやってマップに普段映らない日向くんの位置書いてくれるところとか芸が細かくていいよね。
 不自然にならない程度に内面描写をしながらも表に出している分と言ってることが殆ど変わってないというのがうまい。こいつを操作すれば分かりあえる、なんて幻想は軽々と粉砕してくれる。
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といってもここに関しては新発見である。てっきり死んだ人の事を想って希望エネルギーに出来るなら良いことだよね! とか言いそうだと思っていたので意外。彼にとっての希望は思ったよりも結果主義らしい。
相変わらずの察しの良さで的確に手がかりを収集した後は今回で一番の問題の部分、ファイナルデッドルームに挑む。
 さて、僕はこのゲームをアドバイザーの友人と画面シェアをしながらプレイしているのだが、ファイナルデッドルームに突入した時点で時刻は午前1時を回っていた。しかも日曜日から月曜日になった瞬間の。 更に白状すると僕は脱出ゲームをあまり好んでプレイしない。何故なら生来の気質によって製作者の意図を察するのが死ぬほど苦手だからだ。この状態で始まった脱出ゲームは混沌極まる状態となっていた。 まず、アイテムを選択してから使用する場所を選択するという操作方法の基本中の基本を知らない。ハンガーとペンチ入手してから10分ベッドの前でうんうん唸っていた。(根本的にログを読み返すとか操作方法を確認するとかしろよな、というツッコミはこのアホに通用しなかったのである。悲しいことに。) とは言ってもそこ以外はまあ操作方法が違うだけでいつもやってることと大差ない。ペンチでハン���ー切って針金作って机の鍵取って鍵開けてハサミとってぬいぐるみ切ってデジカメの電池入れて太陽系の画像見てパスワード入力して(所詮移植版なので仕方ないが、PCで遊んでいるのにアルファベット26音を一文字ずつカーソルで選択して入力する方式に若干ストレスがつらかった)2進表を手に入れる。ここまでは良かった。問題はここからである。 手に入れた2進表は、ご丁寧にランプの点滅を縦に読むことで2進数を10進変換できる表になっていた(つまり、素直にランプが点滅する順番を素直に読んでいけば何の問題もない)。が、ゲーム中の背景には、この2進表は一般的な横に4ビット並べる形式の2進表が映っていた。そして大事なことはサラッと見逃すくせに余計なことだけ気になる目と性格を装備してしまっている僕がここに引っかからないはずがない。「は? なんで拡大時と通常時で縦と横の向きが違うんだ? おかしくない?」からの、「……ああ、つまりこの表に2進表である以上の意味はないのか」という誤った結論を出してしまう。 ここからが居たたまれない時間の開始である。素直にランプの光った場所を1として表に当てはめると4桁の数字を入力するはずなのに10以上の数字が存在することになる。逆に消えた場所を1としても(これは八つ当たりなのだが、そもそも黒背景を白く塗りつぶして2進表を表現されてもどっちを1と判断して良いのか余りにも分かりづらい)最後の1桁目に10以上の数字が入ることになる。 そうかこの路線は誤りか、まずは一旦ランプの光った順番をきちんと書き写してみるとなるほど4*4の行列になる、それなら……とやっているところで、アドバイザーからの一言が入る。
 「苦戦してるけど答えいる?」と。 普段の僕なら間違いなく一蹴するが、困ったことに時刻は午前1時15分。更に視聴者を退屈させているという状況に僕の焦りはドンドン増していく(ご存知だと思うが僕は人間からのプレッシャーに死ぬほど弱く、5分以上無言で見つめられると腹を下す)ばかりで、しかもこの性格を一定以上に理解してくれているアドバイザーの言うことだ。きっと今の僕は製作者の想定から遠く離れた暗黒世界へ波乗りしてしまっているに違いない。悔しいがこういうことは往々にしてある、さっさと答え聞いて答え合わせが重要だ……と、その問いに応と返してしまう。そして帰ってきた答えが
 「縦に読め」 であった。返事を聞いた僕の手元には、4*4行列となった点滅表に下向き矢印を一直線に引ききったメモがあった。
それ今やろうとしてたとこ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
分かっている、誰かを責めたいわけではない。あくまで答えを聞いたのは僕なのだから。そして元を辿ればそんな時間になってモタモタするのが悪いのだから。違う。僕は誰かを責めたいんじゃない。責める権利もない。 本当にそんなことをしたいんじゃない。ただ僕の中にある負の感情が自分を押し殺すだけ。自分への怒り。とっとと試せる手を試さなかったことも、試し切る前に諦めたことも、この発想に至っていないと思われたことも。最後のはちょっと僻みっぽいな? 呆れと情けなさと泣きたくなるような怒りがないまぜになって、掴みそこねた最後のピースを求めて行き場のないフラストレーションを積み上げていく。不健康な興奮が体を支配していく。僕はそんなどうしようもない気持ちの話をこのままだと延々と書き連ねそうなのでこのへんで辞めときましょうね。 知性を捨てろ! この話終わり!
 怒りと羞恥で爆発しそうになりながらもファイナルデッドルームとオクタゴンの捜査を終え、日向くんに操作権が返ってくることになる。色々と濃い時間帯だった。 ところでこの突然現れたって上から、とかそういう描写あった? 前作でどこから来たのか明確に把握してないせいでとんでもない勘違いした場所あったんだけどどこだったかな……。 日向くんの出自判明。まあ前話でそれっぽいこと言ってたね。どうせ最終話で何の才能も無いわけじゃないことが分かるまではあると思うんだけど、流石に2作連続で希望は名乗らんだろう、多分。もしくはそういうお約束か。というかガッツリがめついな希望ヶ峰学園! 本当にそんなことしてて卒業者は成功を約束されるとか言えるんか!? ブランドだけもらったボンクラがその後……いや社会の話をするのはやめよう。考えたくない。
 どちらかと言えば突然メンバー全体に冷たくなる方が先の展開的に気になるが、全員予備学科出身とかそういうアレじゃないのこれ? もしくは自分の出自の方に何か新発見があったか。この時点ではなんとも。
 捜査終了。今回は閉鎖空間だけあって考える余地があるので多少は頭を使っておこう。脱出ゲームの二の舞は演じたくない。え? 柱の太さにも疑似自殺映像の矛盾にも気付かなかったやつが何やっても無駄? わかる
・ドッキリハウスの構造 ファイナルデッドルームの奥のオクタゴンとかいう名称、やけに八面を強調する王女、マスカットハウス3階のモノクマルームが完全にうろ覚えだが八面だった気がするので多分オクタゴンと繋がっているはず。ついでにエレベーターもなんか180度反転してるらしいからまんまストロベリーハウスが上でマスカットハウスが下、エレベーターを通じて点対称の位置に移動し、タワーは回転してるんじゃなくて床が上下に移動してるんだろう。よって鎖のかかった扉は普通に別の場所につながっている可能性が高い。オクタゴンの窓から何が見えたかが問題だが角度的にタワーが見えてておかしくない気がするのでトリックに使えそうな予感はする。 ・手口 肝心の殺害方法についてはさっぱり分からん。「全員遅刻」のモノクマ発言から、死体発見場所はストロベリータワーである(その場合、何を基準にしてタワーの名前を分けてるのかが判別つかん)か、普通に遅刻した(時間を誤認した)のどちらかだろう。とりあえず建物中の時計を2時間ずらした可能性は非常に高いが、「全員遅刻」の中にロボは含まれているのだろうか。ロボは電波目覚まし時計持ちな上にどうもVIPルームは防音っぽいので目覚まし鳴らしても分からんのだから7時には確実に移動するだろう。極道が後ろ姿を見たのは朝7時のことだった、ということなんだろうか。問題はそれにしても30分待たされてることと、縛られてることなんだが。まあどうにかしてスリープボタンは押したと思うんだけど。でも寝かして縛って上から柱ゴチン! だと欠片が体の下にしかない説明がつかないんだよね。あの柱がぶつかったとしてどのように破片が散らばるのか全く想像つかないんだけど。 ・実行犯 肝心の実行犯だが全く想像がつかん。
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狛枝いわく、僕の論文並のガバガバこじつけで過去の事件との関連性が指摘されているのでじゃあ今回は自殺か? んなわけねーだろ裏切り者が犯人なんだろ!?!?!?!? 意外な中心人物が刺殺ぅ~~~~~~!!!!??????? 中心~~~~~~~~~~~?????????????? せっかくの裏切り者カードを何故ここで切るのか全く分からんが、仮に裏切り者の犯行だと仮定すると自分からファイナルデッドルームに行こうとしていたゲーマー、最後のタワーの扉開けるシーンで主人公に譲ってくれたガンダム、妙にヒント臭い言動の目立った(それはゲームの都合ではないか?)王女あたりがちょっと気になる。こいつ候補の中から半分以上ピックしてるでヤンス! もし裏切り者関係ないとするとやけに槍玉にあがる和ーちゃんが犯人だと思ったんだけど。もしくは生物係とロボの対比でガンダム。というか名前の上がってないメンツはもはや今回の犯人であってほしくないという願望でしか無い。
・キャラクター所感
・ゲーマー 「ここから出たらまた遊ぼうね」が不穏すぎる。いよいよヒロインと認めざるを得ない展開になってきたが一度疑うと疑わしくて仕方ない。そもそもファイナルデッドルームに入ろうとするの止めたところ、「後をつけてきた」って言ってるけどあれ普通に部屋周辺にいたんじゃねーの? って疑惑が止まらない。いやでも彼女が退場したら名実ともにヒロインはソニアか狛枝の二択だぞ。それはどうなんだ……? ・ガンダム 前話で捜査に協力的で友好的であっても犯人じゃないとは言えないということをきっちりと教えられてしまったので疑わざるを得ないのが悲しい。「殺すならまだ血の通ってないロボだと思った」みたいなこと言い出してもおかしくはないもんな……。 ・極道 極まってきたぜイカす男友人ポジション。カッコよさがとどまるところを知らないが何かやることやりきった感すら出てきたのでやはり安全圏にいるなどというのは幻想なのだろう。でもだからって今回の犯人だったらそれはダサすぎるのでやめてね。 ・マネージャー テコ入れが入った挙げ句死んだ。まあ命があれば儲けもんじゃい! をこの環境でズバッと言い切るところはかっこよかったね。 ・オワリ なんかナチュラルに今話のヒロインポジションに収まっているがこのままだとマジで黙ってるだけで終わるんだが? 流石になにかあるんじゃね? ・王女 やらかしてないだろな……。 ・メカニック 2話連続で活躍の機会をもらったりでなんだかんだ優遇されてる。日本舞踊家が居なくなった今パニック映画で死ぬ役のお鉢は今こいつに回ってきているわけなのだが果たしてどのような結末を迎えるか。 ・超高校級の幸運 割と結果論者の面があったりと新しい発見があったがまだまだ謎は多い。というかナチュラルにこいつは裏切り者じゃないという前提を置いてるけど捜査パートを経て内面を見てなお、「別に裏切り者じゃないとは言ってないけど?」とか言い出しても何一つおかしな点のないことしかしてない、という事実に驚愕。
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でもここはちょっと……その……論法がやっぱり僕の論文のガバ理論と同じなので……勘弁してくれませんか……類似と相違……ウッ
・追伸
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ア ス ラ フ ィ ル
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oharash · 5 years
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白砂の花びら
海沿いの俺のまちは、���も冬も日本海からの潮風に守られている。この日はどういうわけか 普段よりずっと日差しが強く、昨日よりおとといより気温がだいぶ上昇していた。冬にはあおぐろく染まる北陸の空でも夏はそれなりに抜けるような青さを見せる。一種の雰囲気を感じて振りあおいだら、立ち枯れたみたいに生えている電信柱のいただきに、黒くうずくまる猛禽の視線と俺の視線がかちあった。
 海沿いの道は温泉へ向かう車が時折走り抜けるだけで、歩いているのは俺たちだけだった。俺の半歩後ろをついて歩くユウくんはスマートフォンを構えながらあれこれ撮影している。ポロン、ポロンとこの世界に異質なシャッター音が溢れて落ちる。
 バグジャンプのふもとまでたどり着くと、彼は先ほどの猛禽をあおいだ俺みたいに首をまわして仰いだ。
「映像で見るより大きい。ていうか高い。スキーのジャンプ台みたいだね」
 俺の貸したキャップとサングラスが絶妙に似合わない。卵型のユウくんの輪郭にウェリントン型のフレームは似合っているのだけど、ユウくんがかけるとアスリートというより、田舎の海にお忍びでやってきたはいいけれどただならぬ雰囲気を隠そうともしないセレブリティに見える。
 バグジャンプは体育館を改築した旧スケボーパークに隣接している。パークに置きっ放しのブーツと板からユウくんに合うサイズを選んでフィッティングして俺もブーツを履き、板を持って2人でバグジャンプへの階段を登った。
 登り切ると眼下に日本海が広がる。日本も世界もあちこち行ったけれど、俺は今も昔もこの景色を愛している。光をたたえた海は水平線へ行くほど白くて曖昧で、潮風が俺たちの頬を撫でた。ユウくんが歓声をあげてまたシャッターを切る。
 ユウくんの足をボードに固定しでグリップを締めた。いざとなったら抜けるくらいゆるく。アスリートのユウくんは自分の身体感覚に敏感だからかスタンスのチェックは一瞬だった。「まず俺が滑るから見てて。俺はスタンスが逆だけどそこは気にしないで」「トリックやってくれる?」「やんない。ユウくんのお手本だから滑って跳ぶだけ」フェイクの芝の上に板を滑らせる。重心を落として体重を全て板にのせ、軽く弾ませてスタートした。視界がスピードをもって背後に駆け抜けてゆく。軽く踏み切ってそのまま弧を描いてエアクッションに着地した。板を足から外して体を起こし、バグジャンプに取りすがってユウくんに電話をかける。「こんな感じ。ターンとかしないで普通に滑り下りればオッケー。スピードでて怖くなったら力抜いて。体重偏らせる方が危ないから。踏切のときにもどこにも力入れないで。そのまま落っこちる感じでいけば今みたいになるから」「YouTubeで見たのと同じ絵だ! すっごい。俺今北野アヅサの練習見てるよすごくね?」「俺の話きいてる?」「聞いてる聞いてる。体をフラットにして変に力入れないで、姿勢の維持だけしておけばオッケーってこと?」「そう」「りょーかあい」
 ユウくんがバグジャンプのてっぺんで右手を掲げる。スマホを動画撮影に切り替えて俺も手を挙げた。板をしならせて、ユウくんがスイッチした。レギュラースタンス。腰を軽く落とした姿勢はいい具合にリラックスしている。ユウくんの運動神経に間違いはないけれど、万が一ケガがあったらという不安が喉につかえた。俺の心配を茶化すようにその姿はあろうことか一回転してエアクッションに沈んだ。
 「ありえない。回転しくじってケガしたらどうすんの」
「狙ったんじゃないよ。ちょっとひねってみただけ。エアってすごく気持ちいいんだね。横の回転なら慣れてるけど縦の回転はないから、めっちゃ新鮮。空が見えるし楽しいし着地気にしなくていいなんて最高。両足固定されてるのはちょっと怖いけど」
 回転数のあがったユウくんは頰を火照らせて躁気味に笑っていて、まばたきが減って口数が多くなってるのが余計に危うい。教えてくれというので絶対に無茶はしないことを約束させて、基本の滑りにもう少し解説を加え、簡単なトリックをひとつレクチャーした。もともと体ができていることもあるしユウくんの身体と脳は笹の葉のように研ぎ澄まされていて、俺の言葉の通りに体を操っていく。終いにはタブレットでお互いの滑りを録画し、「ここ、ユウくんは左に落としたいんだろうけど下半身がついてってない」だとか「アヅはこのときどこを起点に体を引いてるの?」だとか結構真面目にやってしまった。休憩のたびにユウくんは海へ体を向けて「船」だの「カップル」だの「カモメ…ウミネコ? 」だの、言葉を覚えたての子どもが看板を読みたがるように単語を頭の中から取り出して眺めていた。「ジャンプやばい。やればやるほど考えたくなってやばいやつ。ね、夕ご飯の前に海行こ」とユウくんから言い出した。
   行く、と言ってもバグジャンプを降りて道路を横切り防波堤を越えればもう砂浜だ。ボードを片付けて、軽くなった足でアスファルトを踏む。防波堤の上に登るとユウくんはまた海の写真を撮り出したので、その足元にビーサンを並べてやる。俺も自分のスニーカーを脱いでビニールに入れ、バックパックにしまう。
 やや遠くから犬を散歩するじいさんがこちらへ歩いてくるくらいで、ここは遊泳区域でもないので先客はいなかった。ユウくんは「砂浜やばい、何年振り」だの「ここ走ったら体幹鍛えられそう」だの「日本海は綺麗だって聞いてたけど本当だね。うちの県の海水浴場は海藻ばっかりだよ」だの俺の相槌も必要とせず軽やかに波打ち際へと歩いて行った。
 波に脚を浸したユウくんの半歩後ろにたつ。そのまっすぐ伸びたかかとのうしろで、黒や茶色の細かい砂利が水のふるいにかけられて一瞬まとまり、また瓦解していく。そこには時折海藻だとか丸まったガラスの破片だとか、たよりなくひらひらと翻る桜貝だとかが浮かんでは消え、俺はなんとなくユウくんの白いかかとその様を眺めていた。
     ユウくんは「俺札幌雪まつりやる」と言い出し、それはどうやら砂で何かを造ることだったようで、黙々と建造を始めた。俺はごろんと横になって脚をのばし、自然と目に入ってきたユウくんの、キリンの子どもみたいに野生的な首筋についた砂つぶを眺めていると、風にあおられたその粒がハラハラと飛び散って俺の目に入った。ユウくんの向こうでは空が乳白色になるポイントと遠浅の海の水平線が交わりハレーションを起こしている。
 キャップをかぶせているとはいえユウくんを長時間砂浜で太陽光にさらすのはよくないだろう。日焼け止めはバックパックの中に入っているけれど…そう思いながら目をしばたいているうちに意識が遠のいていく。次に目に入ったのは呪いの像みたいな謎のオブジェだった。「…それって」「どう? 自由の女神」「ゲームにとかに出てきそう。調べると誰かの遺書とかみつかるやつ」「アヅひっど。辛辣。砂と海水だけで作るの難しいね。ねえ、どこかの国にね、砂の像の本格的な大会があるんだって。砂と海水だけで最低でも高さ1m以上のものを作るの。砂浜一面にたくさん城だとかオブジェだとかが作られるんだけど、どれも満ち潮になると流されちゃうから、その日だけ。ヨーロッパっぽくないよね。その侘��寂び精神って日本っぽくない?」「侘び寂び精神?」「ほら日本人って桜が好きでしょ。すぐ散っちゃうハカナサ的なもの込みで。何かそういうこと」
 ユウくんはスタイルの悪い自由の女神の頭部を指先で整える。俺たちの一身先まで波がきてまた引いていった。ここも満潮時には水がやってきて、その呪いの女神像も今夜には海に還る。
 大学生になって夏休みの長さに驚いた。中高をほとんど行けてなかった俺にとって、夏休みは授業の進行を気にしなくていい気楽な期間だった。それにしたって大学の夏休みは長い。俺は授業があろうがなかろうが練習漬けの毎日だが、この2ヶ月という期間を世の大学生は一体何に使うのだろう。
 大学一年生の冬、2度目のオリンピックに出てからメディアからのオファーが目に見えて増えた。俺自身も思うところがあって露出を増やすことにした。15歳のときもメダルひとつで世界が変わったけど、あのときはそれでも中学生だったからか(すぐ高校生になったけど)競技の注目度の低さからか今考えれば優しいものだった。夏季オリンピックへの挑戦を表明してからは練習練習練習スポンサー仕事練習練習といった毎日だ。調整のために海外にいる日も少なくない。
    だからこの2日間だけが、きっと本当の夏休みになる。
    俺も俺で慌ただしかったが、そのパブリックな動き全てがニューストピックスになるユウくんのそれは俺の比ではなかった。シーズンが終わっても出身地にモニュメントが造られたりタイアップの観光案内が造られたり、国内のショーに彼が出演すると報じられた瞬間チケットの競争率がはね上がったり。そんな彼がスカイプで「夏休みをやりたい」と言い出したときは、いつもの気まぐれだろうと俺は生返事をした。しかしそれはなかなか本気だったようで「海行ったり花火したりする‘ぼくの夏休み’的なのやりたい。田んぼに囲まれた田舎のおばあちゃんちで過ごすみたいなワンダーランド感をアヅとやりたい」と彼は食い下がった。
「俺と? ユウくんのじいちゃんばあちゃん家ってどこにあるの?」
「うちの実家の近所。長閑な田舎感ゼロ」
 成人男子の頭をふたつ持ち寄ってしばし考えたものの、俺たちは家族旅行の記憶もまともにない。物心ついた頃から休日は練習だし、旅行=遠征だ。「国内がいいな。海…沖縄?」「このハイシーズンにユウくんが沖縄行ったりしたらめっちゃ目立たない?」「うううん、目立つのは仕方ないけどアヅとゆっくり過ごせないのはやだな…じゃあ何かマイナーなところ」そんな場所が即座に出てくるような経験はお互いにない。だからしばらくお互いスマホをつついてるうちに俺が「海と田んぼあって田舎で特に観光地でもない、ウチの地元みたいな場所っしょ。何もないところって探すの逆に大変なんだね」と口を滑らせたのは特に他意のないことだった。
「アヅの地元‼︎ 行きたい、スケートパークとかあのバグジャンプとか見たい。日本海って俺、ちゃんと見たことない。アヅの家見てみたい」と食い気味に言われて面食らったものの悪い気はしなかった。知らない土地に行くより気安いし何よりうちの地元には人がいない。両親は友人を連れていくことにはふたつ返事だったが、それがユウくんであることには絶句し、地味に続いている友人関係だと告げるとやや呆れていた。でもそんなの普通だろう。だって高校生を過ぎて、友人のことを逐一両親に話す必要なんてない。ユウくんがただの同級生だったらそんなこと言わないっしょ、と胸に芽生えたささやかな反発はそれでも、訓練された諦めによってすぐに摘み取られた。
 砂の上に起き上がり砂をさらっていくつか貝を拾い、謎の像を写真に収めているユウくんに声をかける。「そろそろ晩メシだから帰ろ」夏の太陽はそれでも夕暮れにはほど遠く、西に傾いた太陽の、ささやかに黄色い光がものがなしい。振り返ったユウくんの顔はなぜか泣きそうに見えた。その頰は午後5時の光線の中でもはっきりわかるくらい白くて、まるで俺が拾った桜貝の内側のようだった。彼の唇がちいさく動いたけれど、波の音に消されて何も聞こえない。かりにユウくんの目から涙がこぼれていたとして、そしてそれが流れる音がしても、波の音にかき消されてしまうだろう。「疲れたっしょ。車持ってくるから待ってて」。踵を返そうとしたらTシャツの裾を掴まれた。俺はユウくんの白い手を包んでゆっくりほぐした。「大丈夫、すぐ戻ってくるから」
 スケートパークの駐車場からラングラーを出し、国道へゆっくりと出る。ユウくんが防波堤の上で所在なさげに棒立ちになっているのが見えた。  
   まず落ちたのは母親だった。ユウくんがメディアで見せるような完璧な笑顔と言葉づかいで挨拶しスポンサードされている化粧品メーカーの新作を渡す頃には、母の瞳は目尻は別人のように下がっていた。そこには緊張も俺たち兄弟に向けるようなぶっきらぼうさも消え失せ、俺たちにとってはいっそ居心地の悪いほどの幸福が溢れていた。さすが王子様。さすが経済効果ウン億の男。さすがおばさまキラー。夕食が始まる頃には遠巻きに見ていた弟も積極的に絡み出し、ヤベエとパネエを連発していた。野心家なところがある父が酔って政治的な話題を持ち出さないかだけが心配だったが、父はあくまで俺の友人として接することに決めたようだ。ユウくんの完璧な笑顔、お手本のような言葉に少しだけ負けん気を混ぜる受け答え、しっかり躾けられた人の優雅な食事作法。兄は居心地が悪そうに俺の隣でメシを食っていた。俺と兄だけは今、心を連帯している。スノボをとったら芯からマイルドヤンキーな俺たちと、歯の浮くような爽やかさを恥ともしないユウくんではあまりに文化が違う。いつも感じている座りの悪さがむくむくと膨らむ中、母が産直で買ってきたであろうノドグロの刺身と名残のウニだけが美味かった。
 風呂上がりには念入りにストレッチをした。俺の部屋では狭いので居間でふたりで体をほぐす。ユウくんの体はゴムでできているように関節の可動域が広く、股割りを始めたときは思わず感嘆の声をあげた。俺もケガ防止に体は柔らかくしている方だが到底叶わない。いくつかペアストレッチをしてお互いの筋肉を触る。「アヅすんごい鍛えてるね。腹筋は前から板チョコだったけど大胸筋と下腿三頭筋ヤバい。何してるの?」「体幹メインだからそんなに意識してないけど…直で効いてるのはクリフハンガー。後で動画見よ」「もっと筋肉つける予定?」「んん、もう少し空中姿勢作りたいから、体幹は欲しいかな」「アヅがこれ以上かっこよくなったら俺どうしたらいいの…POPYEの表紙とかヤバイじゃん。ユニクロであれだけ格好いいとか何なの。あっ俺、明日は新しいスケートパーク行きたい」「マジ? ユウくんにスケボーとかさせれらないんだけど。怖くて」「うんやんなくてもいい。アヅが練習してるの見たい」ユウくんの幹のような太ももを抑えながら、俺は手のひらで彼の肩をぐっと押した。
   両親はユウくんをエアコンのある客間に通すように俺に言ったけれど「コンセプトは夏休みに友達んち、だから」と言って俺は自室に布団を運んだ。六畳の俺の部屋は俺が大学の寮へ移ってからもそのままにされている。どれだけモノを寄せてもふたり分の布団を敷けばもうスペースはない。ユウくんは俺の本棚の背表紙を指でなぞりながら「教科書とスノボ雑誌以外なんもねえ」と楽しそうにしている。さっき風呂から出たばかりなのにもう肘の内側や膝の裏が汗ばんでいて、ないよりはマシだろうと扇風機をまわした。「もう寝る?」「んん、寝ないけど電気消す」窓を開けて網戸を閉め、コードを引っ張って電気を消した。カエルの鳴き声が窓の外、群青色の彼方から夜をたなびかせてくる。それは記憶にあるよりずっと近く、耳の奥で遠く響いた。
 ユウくんは行儀よく布団に収まって俺の側に寝返りをうった。「自由の女神像、流されたかな」「多分ね。見に行く?」「あっそういうのもいいね。夜にこっそり家抜け出して海行くとか最高。でもいいや、そういう夢だけでいい」指の長い手のひらが、探るように俺の布団に潜り込んでくる。俺の指をつまむようにして指を絡めた。
「…何もしないのって思ってるでしょう」「うん」「今日は何もしないよ。ここはアヅの家だから。セックスして翌朝親御さんの前で息子やってるアヅも見てみたいけど、我慢する」ユウくんはいつもそうやって自分をあえて露悪的に見せる。思ったことだけ言えばいいのに、と心がざらついた。
「どうだった、うちの地元」
「うん、最高。���ヅと歩いて、バグジャンプ見ただけじゃなくて跳べて、海で遊べたんだよ。こんな夏休み初めてだよ。バグジャンプからの眺め最高だった。一生忘れない」
「大げさ…」
 ユウくんの目はほとんど水分でできてるみたいに、夜の微かな光を集めてきらめいていた。その目がゆっくりと閉じられるのをずっと見ていた。指先にぬるい体温を感じながら。
   率直にいって覚えていないのだ。その夜、本当に何もなかったのか。
  眠りの浅い俺が微かな身じろぎを感じて起きると、ユウくんが窓辺にもたれていた。布団の上に起き上がって片膝をたてて窓枠に頰を押しつけるようにして、網戸の外へ視線を向けている。俺の貸した襟のゆるくなったTシャツから長い首と鎖骨が覗いていて、それが浮かび上がるように白い。
 扇風機のタイマーは切れていて夜風が俺の頰を心地よく撫でた。俺の部屋は二階。窓の外では田んぼが闇に沈んでいる。目が慣れてくるとそのはるか先に広がる山裾がぽっかりと口を開けるように黒く広がっていた。ユウくんの膝と壁の微かな隙間から細かな花弁を広げてガーベラみたいな花が咲いている。彼の足元から音も立てずシダが伸びていく。教育番組で見る高速再生みたいに、生き物として鎌首をもたげて。ユウくんは微動だにしない。名前のわからない背の高い花がもうひとつ、ユウくんの肩のあたりで花弁を広げた。
 海の底に沈んだみたいに静かで、どの植物も闇の奥で色もわからないのに、そこには生々しい熱が満ち満ちている。
  布団の上を這って脱力しているユウくんの左手の人差し指と中指、薬指を握った。ねっとりした感触に少し安堵する。
「アヅごめんね。起こしちゃったね」
 ユウくんは首だけを俺に向けて囁いた。
 背の低い葦がユウくんの膝を覆う。ずっと気づいていた。右足首の治りが芳しくないこと、それに引きづられるようにユウくんが心身のバランスを大きく欠いていること。
「ねえ、春からずっと考えてるんだ。今まで俺強かったの、俺が完璧に滑れば誰も叶わなかった。でもそうじゃない潮の流れがきちゃった。アヅ、日本選手権の前にテレビで‘誰でも何歳でもチャレンジはできる’って言ってたでしょう。あれ聞いて俺すごいどうしようもない気持ちになったんだよね。腹立てたり嫉妬したりした。お前まだ二十歳じゃん、俺も二十歳だったら、って。アヅとスカイプするたびに思い出しちゃって、一時期ちょっとダメだった。でもアヅに連絡しちゃうし、そういうのって考えるだけ無駄だし、もちろんアヅも悪くないし。なんか今までは細かいことに迷うことはあっても大きなベクトルを見失うことってなかったんだよね。世界選手権2連覇するとかそういうの。でも今わかんない。引退もしたくないけどどんどん前に行くガソリンみたいなのがない。スケート以外も何もやる気おきない。ゲームも立ち上げるの面倒くさいし音楽も聞きたくない。でもこういうことって最後は自分で何とかすることだから誰に言っても仕方ないし、自分の中で消化するしかないんだけど。アヅはどんどん先行っちゃうし。それがすごいカッコイイし。好きだけど嫌い。でも俺にとって世界で一番カッコイイのアヅだな。アヅみたいに必要なこと以外は喋らないでいたいな。アヅの隣にいるのすごい誇らしい。これ俺のカレシーって皆に言いたいくらい。それが言えないのもすごい嫌だし。何かもう何もかも」
  感情の揺れるままにユウくんは喋り、彼の語彙の海に引きずり込まれる。その偏りというか極端さというか、きっとこれが海水なら濃度が濃すぎて生き物は死んでしまうし、雪山だというのなら環境が過酷すぎて大した植物は育たない、そういったものに窒息しそうになった。俺たちの語彙や世界は圧倒的に貧しくて何も生きていけない。そこには美しさだってカケラもない。「よくわかんない。死にたくないけど、いなくなりたい」
 幾重にも重なるカエルの声。降り注ぐような虫の声。こんなにもたくさんの生き物が泣き喚いているのに、そしてこのやかましくて力強い音楽が月明かりに照らされ満ち溢れている世界で、それでも虚しさしか感じられないユウくんが哀れだった。誰も見向きもしないやせ細った貧弱な空虚を大切に抱えているユウくんが。
  ユウくんの背後に虚無が立ち彼の肩をさすっていた。けれどそはユウくんとほぼイコールの存在で、彼にとっては他人に損なわせてはいけない自らの一部だった。それは誰にも意味付けられたり否定されたり肯定されるべきではない。
 勝ち続ける、他者より秀でる、新しい技術を得る。けれど俺たちの誰も等しく人間であるので、それには自分の体を損なう危険が常に伴う。けれど誰にもう十分頑張った、と言われても表彰台の一番上が欲しいのだ。
 そして自分の体が重くなってゆくこと、誰かが自分より圧倒的に秀でるであろう予感を一番先に感じるのも、自分自身だ。
 ユウくんは空いている右手でなく、俺とつないでいる左手をそのまま持ち上げて頰をこすった。子どもじみた仕草で。
 ユウくんは孤独な惑星の住人で俺はその惑星のディテールの何一つもわからない。ただ俺もただひとりで惑星に佇んでいるという一点だけで、俺と彼は繋がっていた。
「アヅ、キスしたいな」
 繋いだ手はそのままに、俺は体を起こして膝でユウくんを包む葦とシダに分け入った。草いきれの中でユウくんのうなじを掴んでキスをする。最初は触るだけ、次はユウくんの薄い舌が俺の唇を舐めた。そのままゆっくりと歯を探られればやがて頭の芯が痺れてゆく。ユウくんの唾液はぬるくて少し甘い。音をたてないように静かにキスをしながら、指に力を込めた。これだけが本当だと伝わりはしないだろうか。
 こんなキスをしたらもう後戻りできない。俺の足に蔦が絡みつく。空虚が鳴る。胸を刺されるような哀れで悲しい音だった。
 次に目を冷ますと空が白んでいた。寝返りを打つうちにユウくんの後ろ髪に顔を突っ込んでいたらしく、それは麦わら帽子みたいな懐かしくて悲しい香りがした。スマホを引き寄せて時計を見ると4時半。ユウくんの肩は規則正しく上下している。そこは正しく俺の部屋で、布団とテレビと本棚、積まれた衣装ケースがあるいつもの光景だった。ユウくんの足元に追いやられていたタオルケットを引き上げて肩までかけてやった。
 首を傾けて窓の外を見る。抜けるような晴天にほんの少し雲がたなびいていた。手付かずの夏休み、2日目。俺はユウくんの腹に手をまわして目を閉じた。
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tarubitwublog · 7 years
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821pop-up shopをおこないます
すでにホームページでもお伝えしていますが、4/1〜17までの間、横浜でpop-upのイベントを行うことになり、今は準備に追われています。
 これまで、展示の時は アクセサリーがメインのことが多かったのですが、だんだんと布の作品を作ることに魅かれていて、今回はバッグが中心になりそうです。 
新作を作りました。 夏の大人のクリアバッグ。春らしい日が増えてきて、新しいバッグを持ってお出かけしたくなる季節。軽やかに、でも大人っぽく落ち着いたクリアバッグをデザインしました。 ステッチにアンティークのスパンコールやビーズなどのパーツをあしらい、1点ずつ丁寧に制作しています。  
その他にも、久々に幾つかの新しいbagをデザインしお仕立てしました。
沢山の方に見ていただけたら嬉しいです。 →→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→ →→→→→→→→→
 ノマディックサーカスのイベントにて、TARUBITWUと素敵なドローイングを描くSUMIKO FURUTAさんをメインに、個展のようなポップアップショップをする事になりました。 
. . 3/18土-4/17月の1ヶ月間、
横浜赤煉瓦のそばのベイエリアに出来たMARINE&WALK YOKOHAMAの1周年を記念して、ルールマランにてポップアップショップを行います。 
主催はノマディックサーカスさん。今回はこちらの期間限定ショップです。
後半戦の4月1日から17日の二週間、TARUBITWUの品々は並びます。

2年ぶりのTARUBITWUのお披露目となりました。 今回は陶器やハーブのブーケなど、TARUBITWUにゆかりのある仲間にも���声がけして、コラボレーションも楽しんでいます。春のお散歩に、ぜひいらして下さい♪
新たな試みを感じて頂けると嬉しいです。
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MARINE & WALK YOKOHAMA 1st anniversary 
NOMADIC CIRCUS ポップアップショップ
2017 2017年3月18日(土)-4月17日(月)
11:00 ~ 20:00  ※3/31と4/17は16:00まで ✴︎✴︎後半 4/1-4/17✴︎✴︎ 
【TARUBITWUの手仕事+SUMIKO FURUTA ドローイング展】
●TARUBITWU(タルビトゥ)・・・ハンドクラフト小物、陶器、ハーブなど
●SUMIKO FURUTA(フルタスミコ)・・・ドローイング @suuu_suuu_suuu . . ●Helicopan(ヘリコパン)・・・オリジナルテキスタイル小物
●gochoju(ゴチョウジュ)・・・お菓子
●johansen(ヨハンセン)・・・スウェーデンのセレクト小物
●ancre meubles(アンクル ムーブル)・・・鉄造形 . . 前半は始まっています。すてきな品々が並んでいるようなので、そちらも是非!是非! 
【会場】
LOURMARIN MARKET&GALLERY(ルールマラン マーケット&ギャラリー)
神奈川県横浜市中区新港1丁目3番1号
MARINE & WALK YOKOHAMA 1階 E-114
TARUBITWUのサイト ノマディックサーカスのブログ・HPにてご案内しています。
http://miouchi.exblog.jp/23892103/ 
http://nomadic-circus.com/work.html  
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jinkansupo-blog · 5 years
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角島 & 土井ヶ浜へ!!
前日、山口県の角島、土井ヶ浜へ行ってきました(^^)
角島は、角島大橋がかかり、大人気観光地へと化したところ!
島へと続く橋を渡り、角島へ!(^^)
海が綺麗ー!!
まるで沖縄の、古宇利大橋みたい!!と思ったのは私だけ…??
古宇利島はハートロックのある沖縄の島ですよ〜
数年前に嵐が出るJALのCMのロケ地にも使われてました!ご存知ですか?(話が脱線してしまいました…)
角島には灯台もあるんですよ
立派な灯台は登ることもできます!
もちろん全て階段なので、無理のないように…
親切?で配慮してくださるこんな注意書きまで。笑
確かに急ですごく狭い階段でしたヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3
そしてメインイベント!!
土井ヶ浜!!
ちょっとこの日は波が高かったのですが、
海の水は澄んでいてとても綺麗でした(^^)
そこで携帯?バーベキューセットでお肉焼き焼き
うん…
風が強かったせいか、火…
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oniwastagram · 2 years
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📸蘆花浅水荘(記恩寺)庭園 / Rokasensuiso (Kionji Temple) Garden, Otsu, Shiga ② 滋賀県大津市の国指定重要文化財『蘆花浅水荘』の庭園が素敵…! 今週末6/18(土)・19(日)まで特別拝観中!近代を代表する日本画家 #山元春挙 が自らデザインした和洋折衷の近代和風建築と茶室、琵琶湖を借景とした庭園…。作庭は“植治”七代目小川治兵衛と並び称された近代京都の庭師 #本位政五郎 。 ...... 続き。中庭を挟んでほぼ一体の本屋と離れ。 見学は主庭園🌴を一望する主座敷(書院)からはじまり、表千家の茶室から名が取られた“残月の間”とその露地庭、主庭園に迫り出した(外観は懸造り)の“莎香亭”と、それと接続した1畳ちょっとの隠し部屋のような書斎“無尽蔵”、床柱から円窓の模様まで全て竹でまとめられた“竹の間”(写真🎋)、そして2階にある洋風の応接室とかつての画室とお寺としての本堂… . 文字だけじゃ伝わらないんだけど、和洋折衷、また様々な要素を取り入れて意匠を凝らした素晴らしい近代和風建築。このアトリエでは昭和天皇の御大典のために制作された『主基地方風俗歌屏風』も描かれました🎨 . で、各所���掲げられている書などの美術品もすごい。まず玄関にはコンクリートに立て替えられる前の近江八景“瀬田の唐橋”の擬宝珠。書院には江戸時代の有名画家・池大雅や儒学者・頼山陽、皆川淇園などの書🖌 . そして扁額の多くは京都『建仁寺』の黙雷禅師の筆、本堂には真宗大谷派・大谷光瑞、大谷尊由や黄檗宗・隠元禅師、石山寺の貫主…など色んな宗派の方の書が分け隔てなく(並べて)掲げられている。更には九鬼隆一男爵の書…キリがないけど春挙の人脈の広さが現れている。 続く。 . 滋賀・蘆花浅水荘(記恩寺)庭園の紹介はこちら☟ https://oniwa.garden/rokasensuiso-kionji-temple/ ーーーーーーーー #japanesegarden #japanesegardens #kyotogarden #zengarden #beautifulkyoto #beautifuljapan #japanesearchitecture #japanarchitecture #japanarchitect #japandesign #jardimjapones #建築デザイン #庭園 #日本庭園 #京都庭園 #滋賀庭園 #庭院 #庭园 #近代建築 #近代和風建築 #数寄屋建築 #数寄屋 #特別公開 #特別拝観 #重要文化財 #文化財庭園 #瓦ヶ浜 #おにわさん (蘆花浅水荘(記恩禅寺)) https://www.instagram.com/p/Ce4oNhrPnsA/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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shibaracu · 4 years
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◆日本を楽しんでいますか?
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◆日本を楽しんでいますか? 思い上がる 思い当たる 思い余る 思い合わせる 思い入れ 思い浮かべる 思い起こす 思い思いに 思い返す 思い掛け無い 思い切って 思いきや 思い切り 思い込む 思い知る 思い過ごし 思い出す 思い立つ 思い違い 思い付き 思い付く 思い詰める 思い出 思い止る 思い直す 思い做し 思い残す 思いの丈 思いの外 思いの儘 思い人 思い迷う 思い乱れる 思い見る 思い設ける 思い遣り 思い煩う 思い佗びる 
これは私の所持している昭和34年前後に発行された旺文社の国語辞典に 思いで調べた結果出てきた言葉である。 全部で40有る。 同じ思いでも微妙な気分や周りの条件などが反映されて使い分ける為に これだけの言葉が生まれている。 国語学者ではないから正直の所 何とも言えないけれども まだ他にもあるのかも知れない。
この中で読めなくて意味も判らなかったのが 思い做し おもいなし と読む。 意味はネットで調べたところ デジタル大辞泉に 1 そうであろうと思い込むこと。気のせい。 2 まわりの人が推定して決めること。世間の評判。 こう出ている。
後幾つかは読めるし意味は判っているつもりでもどう使うのかが 思い当たらないものが有る。
日本て本当にスゴイと思った。
全部キーで打ち出したのだけど変換してくれないものも幾つか有った。 手書きで何とか埋め合わせはしたけれども。 IMEも余り進歩していない。 むしろ交代している部分もたくさんあるのではなかろうか。 こんな所にも日本文化の消滅を図る力が働いているのか それとも日本人が退化したのか。 私はグーグルのとマイクロソフトとATOKを混合して使っている けど製作している担当者は日本人だとは思うけど。 この辺も専門家で話すので判らないけどモシこんな分野まで 工作員のような人が入り込んで日本語を消そうと しているのであれば問題だ。
私の思い過ごしであれば良いけど。
少し話がそれたけど今の考古学では日本人と言うより縄文人の歴史で 少なくても二万年という人が多いようだ。 五万年とも七万年とも言われていることもあるけど。     ●世界最古の一覧 http://bit.ly/tluSna   ●ねずきちの ひとりごと 世界四大文明の嘘 - ねずきちの ひとりごと - FC2 http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-791.html http://nezu621.blog7.fc2.com/?m&no=791&photo=true https://nezu3344.com/blog-entry-4337.html   ●1万2千年間、日本人は何を思想したか~日本精神の起源と、その発展 http://www.hayashi-hideomi.com/opinion/4163.html 2018/04/15 世界的に見て日本は、歴史の浅い国と思われているが、約1万年続いた縄文時代を含めると、黄河文明やエジプト文明、シュメール文明やインダス文明などの代表的な古代文明を、はるかに超えて世界最古となる。 そもそも都市文明ばかりが文明なのだろうか。狩猟採集を基本にムラを形成する程度の暮らしであったものの、土器を巧みに用いた縄文時代は「土器文明の時代」と呼んでもいいと思う。土器を活用した生活は、その製造技術の高さからしても、煮炊きによる食文化の豊かさからしても、実に高度なものであり、それが広範囲に亘るとなれば、もはや立派な文明であると。   ●世界最古の縄文文明 - るいネット http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=330488 2017/10/18 日本には世界最古のものがたくさんある。土器、磨製石器、様々な道具・・・。文明が日本から始まったと考えるとつじつまが合ってくる。 縄文人はみんなのために役に立つことを常に考えていたその結果ではなかろうか?   ●世界最古の文明は日本文明!? http://kaminoseki.iza.ne.jp/blog/entry/1892404/   ●世界の文明は日本から発祥した! - ウガヤフキアエズ王朝実在論 https://00m.in/m9F5i 2016/08/06 九鬼文書による日本と世界の関係 『九鬼文書』は、藤原氏の末裔である九鬼(くかみ)家に伝わる古文書です。 そこには、「世界の文明は日本から発祥した!」という記述があります。 『竹内文書』が伝える世界観とよく似ていますが、幣立神社に伝わる 「五色人伝承」とも重なっており、興味深い内容となっています。 これを、超カンタン要約すると下記のとおりです。   ●縄文人と弥生人の特徴の違いについて http://blog.kodai-bunmei.net/blog/2006/12/000050.html   ●対話 日本の原像 - BIGLOBE http://www2u.biglobe.ne.jp/~itou/hon/genzou.htm 梅原猛・吉本隆明著  柳田国男は、アイヌ語の地名は自然の地��をそのまま名づけた所が多いのだという。なぜアイヌ語の地名が残っているのかというと、それは単にそこにアイヌ人が住んでいたからではなくて、アイヌ人またはそれに近い人たちが住んでいたときの地名があった所へ、後から移り住んで来た人間がいる。先住民を完全に駆逐してしまったら、その地名はなくなってしまう。そこで地名が残っているということは、アイヌ人たちと後から来た人間たちとが共存状態であったのだろう、と言っています。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ●世界最古の文字? 美作・袴ヶ仙(はかまがせん)の巨岩に刻印 岡山 | モジログ https://yamap.com/activities/4539866/article 2019/09/15 袴ヶ仙(はかまがせん)は那岐山と後山のほぼ中間に位置し、 登山者がほとんど訪れない素朴で静かな山です。 上部は道が不明瞭な所も多く、直登もハードなため、やや難易度が高いです。 往路の作業道も復路の登山道もところどころ水が流れて崩れた跡があり、 去年の豪雨の影響が残って歩きにくく、わかりにくいところもありました。 たまに道から外れていますが、歩けなくはありません。 この山に興味を持ったきっかけは今から8年前にあるメディアに掲載された記事でした。 それは・・・ 「世界最古の文字、シュメール文字ではないかと見られる刻印が 美作市東谷上の袴ヶ仙山頂近くの巨岩でみつかり、研究者らが現地を調査した。」 というものです。 巨岩というのは、伝説の巨人「三穂(さんぶ)太郎」が置いたといわれる鳥帽子岩のことです。  ※さんぶ太郎伝説 ↓  http://www.town.nagi.okayama.jp/kankou/kankou_spot/miru/sanbu-tarou.html 岩に世界最古のペトログラフ(岩刻文字)がある!   ●岡山県美作市 宮ノ上~袴ヶ仙周回 好展望&巨岩群&古代文字 ... https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2021065.html 2019/09/15 - 06コスモス秋の到来を感じさせる代表的な花ですね(*^^*) 1; 07キバナコスモス &ツマグロヒョウモン♂ ツマグロヒョウモンは、前翅の先端付近に黒い ... 袴ヶ仙(はかまがせん)は那岐山と後山のほぼ中間に位置し、登山者がほとんど訪れない素朴で静かな山です。上部は ... 世界最古の文字、シュメール文字ではないかと見られる刻印が美作市東谷上の袴ヶ仙山頂近くの巨岩でみつかり、研究者らが現地を調査した。」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ●世界最古の縄文文明って知ってる? http://logsoku.com/thread/hato.2ch.net/morningcoffee/1316510786/ 1 : 名無し募集中。。。 : 2011/09/20(火) 18:26:26.10 0 縄文文明とは君達が思っているより高度な文明で、争いもなく平和な暮らしをしていた。 彼らは船で漁に出てマグロなんかもとって生活していた。 縄文といえば東日本のイメージがあるが、今の南九州に大きな縄文文明を築いていた。 しかしBC5000年頃に起こった鬼界カルデラの大噴火(雲仙普賢岳の100倍の規模)による噴煙で西日本から関東に至るまで完全に人が住めない大地になった事で 彼らは東へ東へ逃げ、現在の東北付近に移住した。青森に残されている三内遺跡などは数百人が住む大きな町だった事が分かる。 また航海技術に長けた彼らは東日本だけでなく、海流に乗り遠く南米に移住し、インカ帝国を築いた祖先でもある。 インカ帝国付近には縄文土器が数多く出土し、縄文人特有の遺伝子病も現地の人から見つかっている。 また西に逃げ、地中海、中東に逃げた人々がシュメール文明を築いた。遺伝子的にも日本人、中東、インディオがDNAがC型D型と血縁である事が分かっている。 しかし現在の世界は白人社会、また中国の力が強い為、縄文文明がシュメールまたインカの源であるという事は認められる事の無い事実であり、黙殺されている。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ ●世界最古の土器。世界最古の企業は金剛組。 http://www7a.biglobe.ne.jp/~mkun/study/sekaisaiko2.htm ちょっと前までは、 日本の佐世保市 瀬戸越町 泉福寺洞窟から1970年に出土した 豆粒文土器でした。1万2000年前(縄文時代)のものだそうです。 私が調べた限りでは、高校の教科書で、この世界最古の土器の事にふれているのは、「山川出版」の教科書だけです。 大平山元遺跡が世界最古の土器 今では、 1988年、青森県の大平山元遺跡で見つかった土器が、世界最古の土器という事になっています。 1万6500年前(縄文時代前)のものと言われています。 これは、中国や他の国で発見されているものと比較して、群を抜いて古いものです。 発掘がすすめば、さらに古い土器が発見されるかもしれません。   ●泉福寺洞窟 - Wikipedia  https://ja.wikipedia.org/wiki/泉福寺洞窟 泉福寺洞窟(せんぷくじどうくつ)もしくは泉福寺洞窟遺跡(せんぷくじどうくついせき)は、長崎県佐世保市瀬戸越(旧北松浦郡大野)にある旧石器時代から弥生時代の岩陰遺跡である。国の史跡に指定されている。 標高89メートルの砂岩の岩壁に4つの洞窟が開口しており、断続的に利用された住居跡で、泉福寺洞穴とも呼ばれる。洞窟の開口部が南向きでそばに湧き水があり、住居として適していた。1969年(昭和44年)に大野中学校の生徒が発見し、翌年から10年かけて千葉大学名誉教授の麻生優を団長の下、発掘調査が行われた。12層の土層があり、後期旧石器時代のナイフ形石器から平安時代の瓦器までの遺物が出土した。 東端の第3洞窟の前庭部で5メートルの地中から大量の細石器や隆起線文土器、ブランク、スクレイパー、叩き石などとともに約12,000-13,000年前といわれる世界最古級の土器である豆粒文土器(とうりゅうもんどき)が発見されている。第10層の最下部から豆粒文土器が、中位で豆粒文・隆起線文併用土器が、上部で���起線文土器が検出され、さらに上層で爪形文土器、押引文土器が確認された。土器の変遷が分かる。縄文時代草創期の研究に多大な役割を果たすであろうと期待されている。本洞窟は1986年(昭和61年)3月7日史跡に指定された。 これら出土品は国の重要文化財に指定されている。現在は佐世保市博物館島瀬美術センターに保管されている。尚、展示品は復元されたもの、三川内焼美術館にあるものはさらにそのレプリカである。 豆粒文土器 粘土を摂氏500度程度で焼いた土器で、文様は粘土の長楕円形の粒を口縁部に等間隔に貼り付けられていることからこの名称がついた。器形は胴部がやや膨らみ、丸底に近い平底である。 隆線文土器の一種とする考え方もあるが、泉福寺洞窟の場合、佐世保市吉井町にある福井洞窟で隆線文土器が発見されたものと同一の層よりも下の層で発見されていることから、これを誤りとする考えもある。 ●大平山元遺跡 文化遺産オンライン https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/231271 青森県 旧石器後期から縄文草創期 青森県東津軽郡外ヶ浜町 指定年月日:20130327 管理団体名:外ヶ浜町(平26・7・10) 史跡名勝天然記念物 大平山元遺跡は、後期旧石器時代後半期(約2万年前)から縄文時代草創期(約1万3千年前)までの各時期の変遷や、日本列島各地との交流関係等を追うことができる北日本では稀有の遺跡であり、極めて重要である。 。。。。。。。。。。。。。。。 ●世界最古でなくてもいいけど 大平山元遺跡が世界最古の土器 1万6500年前(縄文時代前)のものと言われています。
マダマタ゜あるけれどもこれだけの歴史の中で生み出されてきた 言葉であることは確かである。
この中の 思い遣りという言葉が今回の東北地震でも世界から注目されている。 上記の思いの熟語と言うかは総て二つに別れる言葉。 二つの言葉を重ねあわせて出てきた言葉に成る。 コレに繊細な縄文人の心が反映しているのではなかろうかと 最近つくづく思い知る此の頃である。
「大平山元|遺跡(おおだいやまもといちいせき)」 1万6500年前(縄文時代前)のもの
何故か|(いち)が入っている。 普通の1ではない。 記号の中のタダの縦棒である。 通常は使わない文字である。   ●大平山元I遺跡 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/大平山元I遺跡 大平山元I遺跡(おおだいやまもといちいせき)は、青森県外ヶ浜町にある縄文時代草創期の遺跡である。2013年に国の史跡に指定された。指定名称は「大平山元遺跡」。 1975年とその翌年には青森県郷土館が、1998年に旧蟹田町教育委員会により発掘されている。 1998年の民家の建て替え工事に伴い、旧蟹田町教育委員会が行った発掘調査によって発掘された土器には、世界で最も古い土器である[1]とされるものがある。 縄文土器に付着した炭化物のAMS法による放射性炭素年代測定法[2]の算定で16,500年前(暦年較正年代法による)とされるが、現在は中国出土の土器にその座を譲っている。 また、石鏃も世界でもっとも古いもので、これは世界で最も古い弓矢の使用を示す。 外ヶ浜町山元地区にはI~IV遺跡、墓地公園遺跡などいくつもの縄文遺跡が発見されているが、このうち本遺跡は縄文時代草創期のものである。 これらから出土した石器や土器は、大山小学校の跡の大山ふるさと資料館に保存されて自由に見学ができるようになっている。 大平山元I遺跡からは石斧や石核、石鏃などの石器も発掘されている。ほとんどの石器の材料は地元の川から採れる頁岩からできているが、中には青森県鰺ヶ沢町から運ばれてきた黒曜石からできている石器もある。 土器はすべて小破片で形の分かるものはないが、文様はなく平らで角張った底の土器である。土器の内側には炭化物が付着しており、食料の煮炊きに使ったものであることが分かる。 これは世界でもっとも古い煮炊きの後と言えるだろう。 現在は民家と民家の間に挟まれた狭い空き地にある。田の近くにあるため、縄文時代には湿地帯のすぐ近くの小高い場所だったとされる。   ●「|」バーティカルバー - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/バーティカルバー バーティカルバー (英: vertical bar)は、約物のひとつで、「|」と書き表される。Unicode名称はバーティカルライン (vertical line)。縦線とも呼ばれる。コンピュータ言語や数学などで主に使用される記号で、自然言語ではほとんど使用されない。   何か策が裏には見え隠れがする。 ネットでは知った人はみな騒いでいる。
隠蔽しようとしているのか。
この国にはマダマダ沢山の謎が潜んでいる。
文字一つとっても他国には無いものが沢山有るから。 言葉もそれに類する。
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hikoheihi · 5 years
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7月から今日まで
久しぶりに忙しい内容の生放送。朝冷蔵庫に忘れ物をして幸先が悪い。雨宮さんに試食を丸投げしてディスプレイする。放送開始後生肉を切りにいかなくちゃならず、インカムから聞こえる縁起のいいめだかを紹介する中継を聞きながら「おめだか様の手も借りてえ・・・」と思う。めだかには手も足もないというのに。猫に助けを求める時点で相当てんてこ舞いなのに、めだか。まあなんとか破綻せずにすんだ。かなり危なかった。試食入れ終わったの10秒切ってた。相変わらず想像力がない。帰って役所に行くつもりだったけど結局寝てしまった。19時に起きてデニーズにいく。1時に帰宅。流石に疲れてフラフラで寝る。
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ちょっと余裕ある時間に起きてステーキ丼食べる。堀井さんの担当回を少し見て家を出る。 JAFNA。川畑さん仕事早い時はちゃっちゃとやってくれるからってそんなトゲのある言い方しなくても。今日はまあ普通。そんなに早くは終わりません。昼飯は例によってはしご。5回連続。だあろう。隣の人が食べてたシュウマイがうまそう。次はだんだんとシュウマイかな。 なんだか酷く疲れてしまい帰ったら寝るなと思ったのでプロントに入る。が、wifiがなく結局飲んじゃう。 
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朝雨がすごかったから小田急でツイート検索したら積み残しが凄そうだったのでケイクスにメールして1時間余計に寝た。カレー食べて11時半くらいに電車乗って12時半とかに出社した。パン祭り今日だったのにおにぎり弁当買っちゃった。なんだかんだ結構食べちゃう。全部めちゃうまかった。ロブションのクリームパンすごい。今度人に買っていこう。体力がガーーっとなくなって大変だった。結構やばい気分だったけど下北で一龍食べてブルーマンデーでES書く。興が乗ってきて、いい感じでまとめることができた。なによりやりきったことで得体の知れないエネルギーを得た。22:50くらいまでいたけど0時前に帰ってきた。下北沢は近い。
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朝起きて学校に行って証明書を発行して図書館にいって本を読もうと思っていたのに結局14時まで寝てしまった。背中に痛みを感じつつシャワーを浴びて代々木八幡に行く。月一の散髪。着く直前に清水さんから連絡が来ていることに気がつく。早稲田に移動。証明書を入れるクリアファイルを忘れてどうしようか迷ったけどお父さんは週末しかいないので発行することに。ついでに成績証明書も取っておいた。なにかに使う気がするので。図書館で『舞踏会に向かう三人の農夫』を借りて少し読む。どうやら舞踏会とは戦場のことらしい。19時に合流してピカソ。桃のサラダと2本目のワインが美味しかった。牧舎に行って藤田さんの誕生日に乾杯する。気にかけてくれていて嬉しい。
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13時まで寝てしまう。お父さんがご飯に誘い出してくれた。ロイホでハンバーグ。 煙草の吸いすぎで胸が痛くてあんまり長くものごとを考えられない。 少ししてヤマザキに買い物に行く。そうめんをゆでて食べてしばらくしてからデニーズに行く。��記を書いている。このあと帰ってお風呂に入って寝る。
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リハをやって本番をやる。古野さんが最後だったのにうまく感謝を伝えられなかった。頼りにされていたと思うし、つくしたいという気持ちがあった。いい経験だった。江ノ島に撮影に行く。しゅんじに手伝ってもらいながら二日間で5カット。満足。でも提出時に5カット”以上”で、テーマが『早稲田の光』であることに気づいてしまった。まあいいか。電車の乗り継ぎを間違えてしゅんじを1時間も待たせてしまった。ふつうにおちこんだ。 木金は銀座で事務。久保さんいないので好き勝手やった。でも仕事はほとんどきちんと終わらせた。ウーバーイーツを初めて使った。tosirou(85)がお届けしてくれた。ビッグマックセット。帰りにオールスター見たくて代々木上原のビアバー行って5千円も使ってしまう。でも秋山が松坂からホームラン打つところみれたからいいか。今日はプール行ってそうめん食べた。音楽の日とかいうテレビの歌番組で宇多田ヒカルを見る。今日も美しかった。
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引越しを手伝う。12時に渋谷につけるように起きて家を出た。セブンイレブンでサンドイッチとコーヒーを食べて電車に乗ったらお腹が痛くなって新百合で降りた。間に合うかなと思っていたらやっぱ13:30と連絡があってこの感じ懐かしいなと思った。下北で立ち読みして100均でメジャーを買って改めて渋谷に向かう。井の頭線に新しいエスカレーターができている。結局14時前に集合して天下寿司にいく。美味しい。元祖より美味しいし値段もそんなにしないし閉店間際は安くなるらしいしいい。カーテンを買いベッドを物色してから無印へ。ベッドを決めてハンズで壁美人を買う。ニトリに戻って鏡を買って再び戻る。楽しみだなあこれからの人生と言った友達が眩しかった。おれは全然楽しみじゃない。正気を保つので必死だ。
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俊二と早稲田に行って図書館とコンタクトセンター。ふたりでメルシーを食べる。別れて松の湯にいく。体重が70kgになっていて驚く。ゴトーでチーズケーキ食べて帰る。ダイエットだと思い夜はツナ缶とレタス。那須の話が動き出す。
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金曜日の夜からリンクス同期7人で那須に旅行に行った。1日で先に東京に戻って新木場でceroのtrafficに。SPANKHAPPYに間に合うか危なかったけど大丈夫だった。完全に整った。帰りにコンビニで煙草を吸うこともなく、石鹸を買い足し忘れたことにも苛立たず。おおらかなこころを取り戻した。
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9時台に起きて朝ごはんを食べる。昼まで洗濯をして12時半に正ちゃんへラーメン食べに行く。しょうゆ味玉。アイス食べてCS見る。ずっと後手。点差以上の差を感じた。
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ファミマで肉まん食って夜はサガミで味噌うどん。怒りの葡萄上巻読み切ってコンビニでコーヒーとチョコ。まじでおもしろい。怒りの葡萄。文章全体が煌めいてる。
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多摩川に行ってお昼を食べる。川沿いを歩く。狛江高校の女子陸上部がいる。硬式の少年野球がいる。小さい子供とその親がいる。女の人二人組がいる。洪水を伝える石碑を見つける。おれにも伝わったよ、と思う。トイレに行きたいのとゴミを捨てたいのとで駅に向かって歩く。結局改札内にしかトイレもゴミ箱もなかった。なんて不便なところなんだろう。駅でガーベラを、セブンでロックアイスを買って帰る。裏庭で焼き鳥をするというので鶏肉を切って串に刺す。串に食材を刺すことを串を打つという。ビール飲んで焼き鳥食べる。日本シリーズを最後まで見てコンビニに行く。帰ってきて風呂に入ってウイスキーを一杯だけ飲む。2時に寝る。
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俺を漢字一文字で表すと瓦らしい。瓦斯の瓦。青い炎。採用。9時に起きて着替えてコンビニまで散歩。なんとか振り絞ってES書いて履歴書も書き直してギリギリで家出る。走る。間に合って面接。可愛くて愛想がいいけどペラい感じの女の子が受け付けてくれる。なんか小説に出てきそうな絵に描いたようなベンチャー企業の若い女の子だ。面接はけっこう芯食ったと思う。終わって駅前でサンドイッチとカフェオレ。煙草。帰って授業の準備と授業。面接と演習で脳が興奮状態にある。
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リハ。ADさんが有能でとても助かる。パターンいじってただけ。本屋とベローチェで時間潰す。ベローチェにZAZYがいた。魚金で飲み会。楽しかった。
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本番。飯田さんへの手元大根の打ち込み浅かった。記憶ねえ。こういうとこだ。 オファーボックス整備。めっちゃオファーくる。去年の今頃からやっとけばよかった。
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12時半まで寝てから掃除と洗濯をして、ツタヤに行って帰りにコンビニでタバコを吸ってあとは部屋で音楽を聴いたりSNSをみていた。今日は129円しか使わなかった。これで2千円浮かしたのでもう本が買える。 年金の督促が来てしまったので遡って猶予できるか確認しにいかなくちゃいけない。でもこれで最大でも九月までしか猶予にならないことは確実になったから少なくとも半年分は月16000円払わなくちゃならない。ばりキツイ。
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11時前に起きてご飯を食べる。宇多田ヒカルのプロフェッショナルを見てからまほろ駅前狂騒曲をみる。真実は他者にはない。世界にもない。自分にしかない。思い出す作業に近い。なにか引っかかったら引き寄せくる。まほろは終盤急に大味になっていまいちだった。あのぬるっとした緊張感のなさと進行している狂気のギャップが悪い方にでてた。でも作品全体に横たわる空気はとても好きだ。映画終わってちょうどM-1始まったから見る。ここ3年はとても刺激的で、しかも笑いを通してなにか世の中の倫理観とか空気感がいい方向に転がっているような感覚がある。平場の志らくほんと嫌いなんだけど絶対上沼殺すマンになっててよかった。塙富澤志らくは審査基準を繰り返し述べていたのが番組全体に安定感と信頼感を与える結果になっていてとてもよかった。霜降り明星の漫才はボケ単体でもパワーがあるのにツッコミが全ワードハマっててすごかった。久々に背中痛くなるくらい笑った。92年93年生まれらしくて嬉しくなった。和牛が準優勝3回目と聞いて聖光学院かよと思った。ジャルジャル。もうジャルジャルが2本やっただけでいかにいい大会だったかということがわかる。その上で3位。いい塩梅。絶対結果を出そうとして、その過程についてまでも理想を描いて、突き詰めて、あの組み順で決勝に残って、ウケて、あの2組にああやって負けて、エンディングのあの表情。もう充分すぎるくらい見せてくれた。あなたたちが俺たちの幸福を願ってることは充分伝わった。あしたからも楽しく、幸せに、全員連れて行く漫才をつづけてください。ありがとう。
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新バイトへの説明と本番、JAFNA。眠すぎて市民センターいけなかった。友達から結婚の報告を受ける。おめでたい。すすすっと生きていくのに全然悲壮感やさみしさを感じさせないコミーさん好き。
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面接して面接。1本目はとてもうまく行ってその場で内定がでた。変に受け流しても体に良くない気がしたのでじんわり喜んだ。でも次があったので脚はわりと高速で回転させた。2本目は大失敗した。面接官の第一声を聞いた瞬間にこいつ冷たいな、見下してんな、しゃべりたくねえなと思った。終始全然響いてない感じで、締めの言葉が御足労ありがとうございましただったんでもう完全に終わったと思った。やべえどうしよう、まじでエンジニアか。これどっちだ?悲しいのか?迷いなくなってむしろいいのか?んんん??となりつつタリーズでなんかピザクロワッサンみたいなのとチャイミルクティー、煙草。ぼーっとして、ぼーっとしながらも猛烈な勢いでなんJ読み漁るいつものぼーっとするをして、ながらご飯、みたいなことだけど、して、体はねむいし頭は混乱してるから首がくんして寝ようとするけど次の瞬間には巨人のプロテクトリスト予想見て、いやどうせ若手が漏れてる、とか思った瞬間にはガクン。してるうちにメール。え、うわっ3時間で来た。常にお互い即レスという12月採用あるある第2位をやりながらここまできたもののさすがに今回はひらけず。再び広島スレを回遊したのち急にプロ野球が色褪せて見えたので、やっぱ一番面白いの自分の人生か、と思いつつ開いたら通ってて草。通ってて草。なにがあった?の答え一発目として上出来なやつだった。草ってリアルで使う人ほんと無理だったんだけどこの1年でちょっと大丈夫になった。3時間ふらふらだったけどまた別の種類のフラフラがきてフらふラだった。でも迷いは晴れない、とりあえず脳内に『まだ内定じゃない』をかけて戦闘モードを呼び戻す。
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最後のJAFNA。文書保存箱の組み立て方がわかんなくて、何はともあれ検索だと思ったら動画でてきて5秒で解決した。10分くらいウンウン言ってたのに。ファイルの整理や会員向けの資料の封書をしているうちにお昼に。最後なので事務局長とお食事。勤務初日に行ったイタリアンと同じビルにある和食屋さんに行った。目の前の壁に白鵬の手型が飾ってあってベタだなと思った。なんかふつうにハンバーグとステーキ重で迷っていていや和食和食と穴子重にした。穴子って銀座の和食屋でのランチとして一番ちょうどいい気がした。うなぎだと鰻屋のパチモンみたいになるし。美味しかった。なんで留年したのかとかどんなバイトしてたのかとかを話した。通常初日にする話。一応就活終わりましたと報告しておめでとうな空気にしておいた。就留中社会性を保つために始めたバイト先が、まさか解散し、まさか最終勤務日の前日に内定をもらうとは、なかなかかけない筋じゃないですか、と言おうと思ったけど何かの拍子に忘れ、今思い出し、言わなくてよかったと思う。席を立つ時「ここに白鵬の手型あるの気づいてましたか」と聞いたら見るなり「思ったより小さいのね」と言うので笑ってしまった。小ささに気づくの早っ。確かに小さい気がするけど。驚きの焦点の切り替わり方が早すぎる。バナナジュースコリドールに移動。レトロポップ&たしかな品質に久保さんも気に入ってくれたようでよかった。今日はベースを豆乳に変えてレモンとナッツを追加した。めっちゃうまい。またポイントカード作るの忘れた。午後は封書を頑張る。60ちょい。また盛大に紙を無駄にしながらも印刷したりなんだり。春にやってたら絶対おわんなかったし間違いまくりだったけど今はわりとふつうなのでふつうに頭が働いていい感じにミスを未然に修正してくれた。おれは間違えるけど脳みそが助けてくれる感じがした。無意識がのびのびしてるのがちょうどいい時
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9時に起きてラグビー。7時に兵藤から10時集合との連絡あったようだけどもう間に合わないと連絡。インスタみるも兵藤の気配がないのでたぶん朝まで起きてて今寝てる。三ツ沢上町から球技場まで歩く。とても立派な公園。球技場は球技場だけあって臨場感すごい。負けちゃった。けど生ラグビーはとても良いもの。早明戦以来だった。あれも冬。冬の晴れた日に熱く美しいスポーツを見るというのはなかなかいいものです。試合後横浜で飲む。みなさん暖かく受け入れてくれてありがたかった。
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吉祥寺でワカサギ会議。ワカサギを釣りにくことが決まった。長野に。久しぶりに井の頭公園にいく。大道芸人がとてもすごくて見いってしまった。その後ローグでキルケニーとなんかIPAを飲む。トラファルガーより品があって気分が出る。店内禁煙になっていたのもいい判断なように思う。お釣りが合わないからとたくとにスタバでチャイラテを買ってもらう。甘いの忘れていた。全然美味しくない。帰宅後、ご飯がなんにもないので腹ペコの中日記を書く。チャイへの後悔と空腹からナイルレストランを思い出して無性に食べたくなる。
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リハ。助手さんが有能で助かるというかおれが無能すぎて申し訳ない。でもなんとかなりそう。
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本番。まあなんとかなる。もっと時間をかけて準備しなくては。やっぱりSEは向いてない、というか嫌、やりたくない、のかもしれないと思い始める。まさきくんとよっちゃんと会う。よしひろに彼女ができたの本当だった。なんだか胸が熱くなった。相手と自分にきちんと向き合って常によしひろにとって最良の選択肢を選んでほしいと願うし、そのための力になりたいと思った。
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内定先の選定で無間地獄に落ちる。双六のルートを限界まで読み込んだところで結局ルーレット次第なので意味ない。意味ないことを意味ないで終わらせられなくてずっと困り続けてる。
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本番。朝、あっきーとあめみーさん結婚の報を知りはい?となる。目が覚める。以降いつになく調子がいい。つつがなく進む。結構見えてる感じ。一回インカム聞き逃して変な感じになったけど。サンドラ・ブロックがキアヌ・リーブス好きだったと告白したという記事で、当時サンドラはキアヌの顔を見るとあはははってなっちゃうから真剣になるのが大変だったと書かれていて、その好きのこぼれ方はとてもいいなと思った。
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9時に起きて10時から授業。途中11時からのも頼まれて12時に部屋に戻る。4時まで何をしようかと思っていると1時からもと言われて結局3時前にコメダに。グラコロバーガーとたっぷりウインナーコーヒー。おいしい。インヴィジブルを読む。佳境に入る。こういう視点の切り替えとても好きだ。夜はセブンの肉じゃがを2パック買ってきて食べた。美味しい。なんなら家のより塩分控えめでいいんじゃないかとすら思う。Spotifyはじめてみたけどとてもいい。
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9:30に起きて10時から授業。一コマやって夕方まで間があったので下北へ服を買いに行く。せっかくなので一龍納めする。奥のほうに常連がいていつもよりずいぶんにぎやかだった。なんか年末っぽい。一番盛り上がって最古参と思われたおじさんが実は初めての来店だったらしく他の客にひかれていた。4時に帰宅。夕飯の準備をしてから2コマ。終わって炊事。ニラとケールと豚肉と卵の炒め物。ネギと里芋がいつのまにかお好み焼きのタネにされていたので味噌汁はインスタントにした。
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インターン先に1ヶ月ぶりに出勤。新オフィスめっちゃ綺麗で笑ってしまった。編集部のみなさまに挨拶。なんだかんだ可愛がってもらってありがたいことです。鈴木くんと目黒。落ち着いたしいろいろ書こうねという話をする。なぜかダーツへ。楽しい。
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昼飯に藤田へ。鴨南蛮。この商店街もそろそろ建て替えらしく西側はもう取り壊されたらしい。よく��った駄菓子屋俺たちのサンケイこと三景も閉まったらしい。ドキュメント72時間の年末スペシャルを見て泣いたりウンウン唸ったりする。デパート閉店の回が特によかった。6時ごろ出て下北で時間潰す。山角納めしようと思ったらすでにお納まりになっていた。仕方がないからひとりでジンギスカンを食べる。今ブルーマンデーでこれを書いていてこのあと渋谷に行く。
20181229
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#negi_okinawa #negi_architects #negi_okinawa_tokashikiisland #GAB_design_and_construction #沖縄 #沖縄建築 #渡嘉敷島 #設計施工 【渡嘉敷島・エンドロール vol.2】渡嘉敷島の現場。島で工事をするにあたって色々な島に関わる全ての人たちに助けて貰いました。ありがとうございます。 〈那覇の出入り口である泊港の渡嘉敷村船舶課那覇事務所の方々、そして、渡嘉敷島の船舶課の方々〉チケットや貨物の予約で急なお願いも聞いてもらい、度々助けて頂きました。ありがとうございます。 〈フェリーや高速艇の船員の方々〉気さくに挨拶したり、貨物の相談にのって貰ったりと心強かったです。 〈渡嘉敷漁業共同組合の方々〉何度かフォークリフトを貸してもらいました。港から荷物を軽トラに乗せたり、現場まで瓦を運んだり、なくてはならないモノでした。ありがとうございます。 〈民宿かりゆし・旅館村元・メルスィ〉島で工事をするための生活の拠点。心と身体を休ませてもらいました。民宿かりゆしの気さくなスタッフや、旅館村元の美味しいご飯、メルスィの可愛いダルメシアンのMerry。どれをとっても欠かせない想い出です。ありがとうございます。 〈漁師食堂かなろあ・たつみパン工房〉職人さん用に島で月極めで借りていた民家。そんな職人さんたちの朝昼夕のご飯をお願いしていたカナロアさんにたつみパン工房の吉原さん。職人さんたちの働きの原動力である食事。本当にありがとうございます。僕も何回か食事を頂きましたが、美味しかったです。また食べに行きます。その時はどうぞ宜しくお願い致します。 〈JAショップとかしき・新浜屋〉 離島でお店といったらJAですが、加えて島のコンビニ・新浜屋さんもあります。どちらもパンを買ったり飲み物を買ったりと生活の隙間を満たしてくれるお店。JAのレジのKさんの明るさには元気を貰いました。島で1番遅くまで開いている新浜屋さんも夜の小腹が空いた時には欠かせない存在です。ありがとうございます。 〈敷地隣のオトーとオカーに後ろのオバー〉 現場で1日に一回は必ずユンタクする後ろのオバー。オバー曰く、「工事が始まってから1番の特等席でずっと見ていたさー。けど、音も1番うるさくて昼寝もできんさ!」と笑いながら話してくれました。すみません。けど、見守って頂きありがとうございます。無事に怪我人なく工事を終えました。そして、隣のオトー。元大工とのことで、僕は色々と教えて貰いました。油断するとずっと喋ります。そんな時にオカーが止めに入ってきてくれます(笑)オトーからは色々と教えてもらい勉強になりました。オカーもいつも気にかけてくれて、飲み物を貰ったりしました。ありがとうございます。 〈マリンボックス 〉 島での滞在ラスト1ヶ月で初めて行った、所謂“マリボ”。お酒、3年ぶりに呑みました(少量)。僕は呑めないのではなく、買ってまで呑まないタイプです。なので飲み会ではいつもハンドルキーパー(笑)。久しぶりに少しだけ騒いだあの日。工事の不安の息抜きになりました。ありがとうございます。 〈渡嘉敷村クリーンセンター〉 工事には廃棄物が付き物です。日々出る材料の端材やら、職人の弁当のガラ等々、様々なゴミを受け入れてくれる所。ゴミ捨て場が無いと現場としては1番困る。感謝です。ありがとうございます。 多くの島の人に支えられて出来た渡嘉敷島の住宅です。 本当にありがとうございました。 https://www.instagram.com/p/BpWyGhBgobX/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=wneqmsumm8r3
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kachoushi · 6 years
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9月の各地句会報
平成30年9月の特選句
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
平成30年9月1日 第十九回柏翠忌法要俳句会 坊城俊樹選 特選句
師の忌来る三国に雁の渡る頃 越堂 美しく古りし虹屋の秋扇 雪 柏翠忌矢羽根芒の白ゆらし 世詩明 ピカソの絵背にある喪服柏翠忌 清女 潮騒も雨も淋しと終の蟬 清女 沖を行く豪華客船柏翠忌 ただし 厄日とて静かな忌日迎へたし ただし 涼しき目迎へてくれし師の遺影 錦子 昨夜の雨天地浄めて柏翠忌 錦子 此の路地に画廊虹屋や柏翠忌 昭子 穏やかな二百十日の忌でありぬ 真弓 卯建ある街並み漫ろ柏翠忌 淳子
(順不同 特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
平成30年9月1日 零の会(九月一日) 坊城俊樹選 特選句
眼を開けてゐるも厄日の羅漢かな 光子 群れなして秋の悟りへ尊者たち 三郎 藷太る五百羅漢を眠らせて はるか 二百十日釈迦は親指ひよいと上げ 小鳥 風よ来よ芒の遊ぶ相方に 淸流 秋日影忽とオルガン鳴りにけり 炳子 爽やかに朱の篠笛の流れをり 慶月 風高く渡して欅薄紅葉 秋尚 切れ長の眼で見張りをる案山子かな 同
(順不同 特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
平成30年9月5日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
雲流る影が花野の風となる 越堂 石の傷なめたる如く台風裡 世詩明 柏翠忌終へてお肌の手入れなど 清女 朝顔の青の向かうに父がゐる すみ子
(順不同 特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
平成30年9月6日 うづら三日の月句会 坊城俊樹選 特選句
九頭竜の中洲へ舟で螢狩 柏葉 義兄さんと永遠の忘れや酔芙蓉 由季子 先師知る俳諧人も露の人 都
(順不同 特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
平成30年9月7日 芦原花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
颱風が脱けて農夫の皺深し 孝子 虫の音や昭和の歌のやうに聞く 由紀子
(順不同 特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
平成30年9月7日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
霊送星を仰げば父母かとも 俊子 打ちつくる雨や濤とも野分来る 都 嘗て田を厄日の雨に流されて 幸子 シャッター街一夜賑はふ盆踊 佐代子 帰省子のつんつるてんの浴衣かな 幹也 爽やかや老の卓球まだつづき 和子 畑見舞ふ白髪乱し野分だつ 栄子 夜の蛇口黒ぶだう剥き指洗ふ 悦子 災ひを祓ひ給へよ秋の雲 史子 戦中の地震も証され震災忌 益恵 幾度も読みし手紙や銀河濃し 立子 嫁がずに親の看取や鳳仙花 すみ子 五郎助の頻りに啼ける厄日かな 美智子
(順不同 特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
平成30年9月8日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
衰への眼労りつつ夜学 瑞枝 代弁を小声でつなぐ夜学かな 多美女 ことたるも一品加へ新生姜 亜栄子 虫を聞くゆとり嬉しや昨日今日 和代 葉隠れに色づく柿や子規忌なる 三無 はじかみの薄紅刻む厨かな 清子 秋暑し雲湧きいづる河口かな ゆう子 痩身に余震百回白露の日 亜栄子 耳遠き母にちちろの届かざる 百合子 氷より選りて買ひたる初さんま 清子
(順不同 特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
平成30年9月10日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
思ひ切り血の繋がりし秋蚊打つ 三無 閉づでなく煽ぐでもなく秋扇 秋尚 秋の蚊を足で追ひつつ立話 怜 聞き役の閉ぢて開く秋扇 秋尚 むらさきの好きは母似よ秋扇 怜 伸び伸びと秋の蚊生きる閻魔堂 あき子 秋の蚊を乗せて行きたるエレベーター 貴薫 秋の灯や笑はざりし日今日もまた 美貴 秋の蚊の影ごと壁に仕留めけり 秋尚 岨奔る千の車窓や秋灯し 聰
(順不同 特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
平成30年9月11日 萩花鳥句会
見降ろして津和野は霧の底の町 牛子 虫時雨残る虫まで虫は虫 小勇 秋風に頰撫でられて今日の句座 祐子 霧が霧招き長者ヶ森隠す 孝士 阿弥陀笠乙女隠して風の盆 美恵子 爽やかにテニスの女王はたち顔 健雄 柏翠師句碑に山萩こぼれけり 克弘
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平成30年9月16日 伊藤柏翠記念館 坊城俊樹選 特選句
飛んでゐるだけかも知れず火取虫 雪 独り居に台風恐し右往左往 直子 敬老の日と思ひつつ紅をひく 清女 妹逝き淋しき灯火親しめり 文子 分骨す菊の花束海へ投げ 文子 秋蝶の一途へ雲の透き通る 八重 産土の浄め水も秋澄める 一仁 里芋の露を集めて手を洗ふ 富子
(順不同 特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
平成30年9月19日 福井花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
虫啼けど空ふかぶかと村眠る 世詩明 仄暗き芭蕉堂より昼の虫 嘉子 ふる里は灯り乏しく虫繁し 昭子 流れ星おしまれて逝く名女優 千代子 名月や地に下ろされし石の鯱 よしのり 青空に雲も置かざる子規忌かな よしのり 俗名の露を置きたるごと一字 雪
(順不同 特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
平成30年9月20日 花鳥さゞれ会
帝立つ足羽山頂鳥渡る 越堂 過去帳に弟を見る秋彼岸 かづを 山門に出迎へる如秋の蝶 希 御百度の人を眼下に鳥渡る 数幸 実石榴や童子の声の高く澄み 天空
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平成30年9月22日 鯖江花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
月一つ搦め捕つたり鰯雲 越堂 ちちろ鳴くここもかしこも古墳とや 越堂 古墳群とても花野の一起伏 越堂 十九回修す柏翠忌の喪服 雪 つゆけしや北前船の大錨 雪 子規のごと一葉のごと菊に病む 一涓 さながらに真葛原なる捨田かな 一涓 下り鮎九頭竜川を大曲り たゞし きちきちの堤防横切り見失ふ 世詩明
(順不同 特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
平成30年9月23日 花鳥月例会 坊城俊樹選 特選句
神木に耳あてて聴く秋の声 政江 市に売る読本の反り秋日影 眞理子 金風は神門の千木傾ける 梓渕 好々爺盗人萩にほくそ笑み 順子 城址の血潮となりし曼珠沙華 斉 江戸城の徒士の血ほどの曼珠沙華 順子 天高し青き鳥居のまつすぐに 小鳥 赤まんま犬と子と泣く乳母車 炳子 香らねば偽物のやう金木犀 小鳥 秋の日の一筋白き憲兵碑 佑天 葉の色になり切つてゐるばつたかな 秋尚 市に売る読本の反り秋日影 眞理子 一亭の秋寂ぶの木戸固く閉づ 政江 蜻蛉の日に貫ぬかる羽根の綺羅 三無 秋草を壺に挿し香具師の昼餉時 光子 秋日濃し市の隅なる金ボタン 眞理子 名月やゆるがぬものに大鳥居 公世 大鳥居より脈々と秋の雲 斉 それはそれはきれいに食ぶる秋刀魚かな 公世 紫の光を返し野菊咲く て津子
(順不同 特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
平成30年9月26日・27日 九州花鳥会
平成30年9月26日 観月句会 坊城俊樹選 特選句
よそゆきの顔してたたむ秋日傘 かおり 瓦斯燈の届かぬところ虫の恋 寿美香 十六夜の月一盞に溢れをり 寿美香 残照を湖におとして十六夜 かおり 大鯉のぐらりと秋の日を返す 孝子
村山要選 特選句
よそゆきの顔してたたむ秋日傘 かおり 西下せし人と一献良夜かな 美穂 とんぼうに風の階段あるやうな 阿佐美
平成30年9月27日 定例句会 坊城俊樹選 特選句
竹の春日矢百本の匂ひかな 寿美香 小料理景子仄と灯を夕月夜 勝利 さざめきを尽せし浜に秋の雨 桂 中秋の磨きぬかれし窓硝子 阿佐美 つづれさせ景徳鎮に罅すこし 寿美香 人力車歩み緩めて竹の春 光子 鱗雲天に哀しき渚あり 美穂 神主の月の祝詞の湿りがち 千代 きのこ雲見しはこの山竹の春 ちぐさ 晩婚の姉のしあはせ竹の春 睦子 全景を統べ八角鷹の西方へ 要 曼珠沙華風にぎくしやく揺れ残り さえこ 恋すてふ言葉あそびや吾亦紅 郁子 寂光とはこの白曼珠沙華の明り 孝子 昼の虫神鼓一打に消されをり 久美子 潮鳴りをたたむ浦々竹の春 和子 白杖の重さしんじつ露しぐれ 朝子 見たやうな景色の中を赤とんぼ 美穂 この石に��りし人よ草の花 朝子
村山要選 特選句
この先は五島の岬鷹渡る 光子 きのこ雲見しはこの山竹の春 ちぐさ 晩婚の姉のしあはせ竹の春 睦子 つづれさせ景徳鎮に罅すこし 美香 竹の春在所に足りし暮しかな 伸子
(順不同 特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
幕下す福井シネマや星月夜 登美子 明日勝つと誓ふ若者らの夜食 登美子 控へ目に母を横切る秋の蝶 登美子 鰯雲子のやはらかき笑ひ顔 裕子 夜食なり呼ばずと降りる足音は みえこ 新涼や味噌汁増やす朝の膳 あけみ 重陽やお下り物の餅一つ みえこ
(順不同 特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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2018年度の第一回合同練習会のレポートです。
5月19日の土曜日(友引)に今年度の第一回合同練習会を行いました。前日は29度の東京から移動し、夜の福島市は雨でしかも3月並みと言われる冷え込みのため、しおれそうな天候でしたが、おかげさまで一転晴れました。
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新緑におおわれた練習会場の福島民報社ビルに楽器を担いだ団員達が歩道橋の上をすたすたと向かっています。
この第四期は3月の演奏会から1ヶ月だけ置いての5月からスタートとなりました。これまでは毎年7月の説明会からのはじまりでしたから、今期は気合が入っております。
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まずは東北ユースオーケストラの第四期の活動についてお話しをしました。新しく入団するメンバーの保護者の方々も何名かお越しになりました。決して怪しい団体ではないことをご理解いただくために、まずは事務局の自己紹介から。
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トップバッターとしてのわたくしは某広告代理店勤務でありながら、もう一つの顔である一般社団法人田中宏和の会の代表理事としての、田中宏和運動ネタなどを混じえて、笑いを取り、場を温める係です。
事務局自己紹介で最も注目を集めたのは、長年福島テレビの社員としてFTVジュニアオーケストラの事務局を務めて来られ、今は東北ユースオーケストラの母、大塚真理さんの1ヶ月での変身ぶりでした。
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ヘアスタイルだけでなく、ファッションスタイルも攻め気味でした。
事務局紹介に続き、「石の上にも3年」と、石に座った猿をスクリーンに投影しながらお話ししました。目の前に座っていた小・中学生団員に「石の上にも3年って知ってる?」と聞いても恥ずかしがって答えてくれませんでしたけれども、これまで「いつまでもあると思うなTYO」と団員に何度となく言い放ったこともありながら、運営サイドとしては心身労力をかけて何とか3年間続けられたという感慨があります。
第四期は「原点を見直そう。」と言いました。311直後の学校の楽器修復プロジェクト「こどもの音楽再生基金」を継承するかたちで、2013年のルツェルンフェススティバルの復興支援プロジェクトARKNOVAをきっかけに発足した東北ユースオーケストラの成り立ちを話しながら、ちびっこ団員には理解が難しいかと思いながらも東北ユースオーケストラの理念を語りました。
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このオーケストラは、
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311から生まれた縁であり、
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つねにオープンな組織である。311を体験した人にとって「機会平等」である、と言いました。
この3月の演奏会が終わって、団員に反省点や改善点、今後の活動に望むこと、次に演奏したい曲などの意見を募りました。その中で、匿名の意見として、入団にあたってはオーディションをするべきというリクエストを受けました。この意見には事務局一同、正直がっかりしたのです。坂本龍一監督はじめ運営サイドの意志がまったく伝わっていないなと。
だからあえて厳しいことを言いました。以前から「来るものは拒まず、去るものは追わず。」と言っていたのですが、今年は一行加えました。
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東北ユースオーケストラは演奏の技量で入団の選別をしません。むしろ、福島事務局を置かせていただいている楽器店ブリリアントの経営者である渡辺豊さんが取り組まれている未来ふくしま芸術創造アカデミーでの楽器を触ったことすらないような子供たちに音楽演奏への扉を開く試みに連携して、今年の東北ユースオーケストラの合同練習会のどこかのタイミングで、オープンキャンパスのような、はじめての楽器体験ができる日をつくろうと前日に話し合っていたのでした。
志が違う人には去っていただいて、団員が半分になっても、一人になっても、必要とされているのなら続けるのが東北ユースオーケストラだと、あらためて宣言しておきます。
そんな戦闘的な気構えで今年度を迎えようとしていた先週。この3月で卒団し、4月から望みが叶って北海道の誰もが知る会社に就職した、服部未来子さんから連絡が来ました。今年度のキックオフにあたって団員に差し入れを贈ってくれるというのです。せっかくだからメッセージも送ってと返したら、長文のメッセージが戻って来ました。
あまりに長かったので、団員にも「服部さんからメッセージが来たんですが、相変わらず熱過ぎて、しかも長かった」と言ったら、それだけで笑いが起きていました。
まずは札幌での研修で4キロ痩せたという服部さんの狙いを感じる写真を映し出しながら、
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いただいたメッセージを抜粋して紹介します。
東北ユースオーケストラの団員の皆様、北海道からこんにちは!そして、お久しぶりです。(新規の方は、はじめまして!)
東北ユースオーケストラのOBOG会会長の服部未来子といいます。
まずは、第4期の活動開始、本当におめでとうございます。そして、4期の活動のために各地から集まってくれたことに関して、本当にありがとうございます。特に、新規団員の皆様、よくぞ勇気を持って一歩踏み出す決断をしてくれました。
TYOと私の関わりについてお話しします。2014年夏、大学2年生の時に一般社団法人TYOの1期立ち上げに参加し、そこからヴィオラを始めました。演奏に関しましては、1期・2期とヴィオラのパートリーダー兼首席を経験させていただきまして、また、演奏以外では高校卒業以上の皆さんでR18会というものを組織し、練習以外の時間で交流会を開いたりしていました。未だに卒業した団員や現役の団員と遊んだりしますが、本当に楽しいですね。
TYOは、近年稀にみるぶっとびオーケストラです。ありえないようなことを実現しちゃう、エンターテインメントなオーケストラです。坂本龍一監督が床に寝そべって集合写真に写っちゃうオーケストラなんて、世界中探してもここしかありません(笑)。3年間を振り返ってみると、面白いし、しんどいし、滅茶苦茶だし、けどなんかクセになる病みつきオーケストラだったなぁと思います。私はTYOの存在があったからこそ充実した音楽ライフを送ることができたので、この感謝の気持ちをどうにか返し続けていきたいなと考えております。TYOが存在し続ける限りは、私をはじめOBOGのみんなでTYOの活動を応援し続ける所存です。だからこそ、団員の皆様には自分のできることを最大限にやって、やり切って、6月の有志演奏会や3/30・31の演奏会などのあらゆる機会を利用して、または機会や活動を自分たちで創造して、TYOならではの楽しさや面白さを世界に発信していって欲しいなと願っています。
そのためにも、まずは楽譜を製本し、譜読みを行い、楽譜に書いてある音符を、みなさんの手で、楽器で、音楽に変えるところから頑張ってください。音を並べること=音楽ではないことは皆さんよく分かっていることと思います。最近読んだ『入社1年目の教科書』という本に書いてあった3つの原則を音楽に当てはめるなら①頼まれたことは必ずやりきる②50点で構わないからまずは早く「フォルテ」で音を出せ③つまらない練習はないということが言えます。あとは、練習には必ず消しゴムとB2以上の鉛筆とチューナーを持参することを習慣にするといいオケマンになれると思います。まあ、1番大切なのは気合いとやる気です。そこは今この瞬間から変えられるところです。「音楽」が「音が苦」にならない程度に、健全に頑張ってください。皆さんの頑張りを、そのうちこの目で確かめにいきたいなと思ってます。
北の大地からTYOを応援しています!
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服部さん、ありがとう。いただいた六花亭のお菓子詰め合わせと、盛岡のトランペットでプロを目指している中学生、藤田サーレムくんです。
今年の団員構成です。総勢114名でスタートします。
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そして、来年の3月の演奏会でのメイン楽曲の発表です。
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東京事務局の飯島則充さん、東北ユースオーケストラのテクニカル・ディレクターであり、長きに渡って坂本龍一監督のライブの製作をされているプロマックスのCOOの飯島さんに解説をお願いしました。
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この場で紹介されたエピソード。飯島さんが音大生だった何十年か前に、教員試験と初のプロオケでの演奏会が重なり、悩んだ末に選んだトロンボーン奏者としての板乗りがなんとブラームスの交響曲第2番だったと。この曲に縁を感じるとのお話しでした。
そして今年度の運営の方針です。
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団員のみなさんが「こうしたい」「やりたい」と言うならば、事務局はできる限りのサポートをしますよ。「音楽性」についても、楽器演奏が上手と同じではありませんよとお話をし、さらに他のオーケストラやクラブ活動では体験できない、東北ユースオーケストラでしかできない活動にしていきたいと述べました。
今年度のキャプテン発表です。思えば、オーケストラで「キャプテン」もあまり聞かないですが、こちら「ぶっとびオーケストラ」だからいいのです。
2年間キャプテンを務めてくれた畠山茜さん(ヴァイオリン、大学4年生で絶賛就活中)から告げてもらいました。
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2018年度、第四期の東北ユースオーケストラのキャプテンは、福島県の会津出身、現在は武蔵野音楽大学の3年生でホルンを担当している磯貝雛子さんとなりました。
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なんと前任の畠山さんがつけていたという東北ユースオーケストラのキャプテン日誌が渡されます。わたくしは思わず写真を撮ったのですが、じーんとしましたよ。
そして、2年間キャプテンを務めてくれた畠山さんから。
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なんとそんなに気が効くのか。TYOでの活動で坂本龍一監督、吉永小百合さん、渡辺真理さん他みなさんからいただく差し入れで学んだのでしょうね。差し入れは、人類の起源からあったと思いますよ。ホモ・サピエンスは、アウストラロピテクスから木ノ実の差し入れを受け取っていたと思う。畠山さん、ありがとう。引き続き就活の支援をします。もはや東北ユースオーケストラで活動していたら就活で有利くらいにしたいものですね。
はい、磯貝キャプテンの所信表明。
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この後スクロールしていただくと、磯貝新キャプテンのインタビューをご紹介します。
何しろ今年度は動きが早いですよ。さっそく有志演奏や岩手宮城福島の各県担当などの各係のリーダーが磯貝キャプテンから発表となりました。
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この読み上げている画面を送ってもらいました。
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各係のリーダーのみなさん、どうぞよろしくお願いしますね。
そして、今期からの規則を東京事務局のTYOのお姉さん、岡田直美さんから発表発表。
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東北ユースオーケストラの活動への熱意年間三回の欠席で退団とする、通称「スリーアウトルール」を導入することにしました。団員のみなさんは、とにかく貴重な合同練習の機会を逃さないよう、万が一避けがたい理由で欠席の場合は、わかった時点で事務局に連絡するようにしてください。
続いて、第一期から熱心に取り組んでくれている仙台の大学四年生、トランペットのパートトップの中村祐登くんが、自らリードして作成した13ページに及ぶ「団員による団員のためのマニュアル」を紹介、説明してくれました。
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なんとも頼もしい限り。今年は後進の育成にもしっかり取り組んでください。
そして、全員による自己紹介タイムとなりました。まずは最前列の一番右に座っていた郡山市出身の石川律くんから。
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この春めでたく受験に合格し首都圏の大学生となった石川くんは、このあと奇しくも初めてのコンサートマスター席での練習となりました。
宮城県の中学生、トロンボーンの福澄茉音くんは、発足時からの最古参メンバーの一人です。
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しっかりわたくしのフリを利用して「石の上にも3年」と言って笑いを取ってくれました。大人になりましたね。
福島出身のフルートの遠藤なみさんは盛岡の大学に通い、今年も岩手県組のリーダーになってもらいます。
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毎回の合同練習会にあわせて小学生含め8名を引率して盛岡駅から福島駅までの往復ですので、責任ある立場です。どうぞよろしくお願いします。
自己紹介で何名かが「ブラ2」ことブラームスの交響曲第2番を演奏できてうれしいとか、演奏したことがあると言っていましたね。頼もしいですね。
第四期からの新規メンバー22名ですが、この日に来た15名で記念写真を撮ってみました。
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TYOでの活躍に期待しています。早く溶け込んでくださいね。
お昼休みはいつもの小学生から大学生までが入り混じる休憩タイムです。
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かと思いきや横ではさっそく各係のリーダーが話し合っていました。
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クラウドファンディング係の橋本果林さん、有志演奏係の冨澤悠太くんは、ともに福島県いわき市出身。
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今年度の活動について書類をまとめてきてくれました。今年の有志演奏会は早くも来月6月23日に南三陸での演奏を準備しているそうです。詳細決まりましたらお知らせしますね。
冨澤くん、東京事務局のわたくしの会社の後輩、宮川裕くんをつかまえて有志演奏の説明をしていました。宮川くんが机に置いているカメラは、最近某電機機器メーカーを担当することになったことをいいことに奥さんに怒られることなく買った高級品であります。
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さて午後の練習開始に合わせて、今年も練習会場と打楽器の保管場所を提供していただく、福島民報社の荒木英幸事業局長(一般社団法人東北ユースオーケストラ理事)から激励のご挨拶をいただきました。
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記者の方にも取材いただいて、翌日日曜日の福島民報「今年度活動スタート 東北ユースオーケストラ」という記事がYahoo!ニュースにもなりました。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180520-00000976-fminpo-l07
休憩時間を利用して、新キャプテンの磯貝雛子さん(福島県会津若松市出身)にインタビューをしてみました。
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311の時は何をしていましたか?
会津の中学一年生で当日は卒業式でした。毎年最後に全校生徒が並んで卒業生をお見送りする「挨拶坂」という坂があるのですが、地震のためにすぐ脇のプールから水で溢れました。もしお見送りの時に地震が起きていたら大変なことになったとゾッとします。 わたしは自宅にいて、祖母と一緒にいて、漫画読んでいました。家が小学校からすぐ近くなので、地震が起こり小学生たちの悲鳴が聞こえてきました。三つ違いの妹が小学校にいたので怖かったです。地域の人たち全員がなんだなんだと家から出てきて、電信柱が鉛筆のように揺れ、地面が波打って、自分のところが一番揺れているんだと思いました。幸い家の中は何かが倒れたりの被害も無く、祖母は頭を守ったり、ガスの元栓締めたり、ドアを開けたり、テレビ、ラジオをつけたりと冷静に行動していました。やっぱり日頃の訓練は大事ですね。揺れが収まって父母に祖母が電話して親戚に電話して、父は郡山にいてガラスが割れて降ってきたと聞きました。ずっと余震が起きている中、大変なことが沿岸部で起きているなとテレビを観ていました。津波や瓦礫だらけのシーンが本当なのかなと実感が湧かなかったです。実はリアルに海を見たことがこれまで一度しか無くて、小学校五年生の臨海学校でいわきの海を見て、これが海かと、足をつけ、貝殻をいっぱい拾って帰ったのをよく覚えています。小さい頃から水泳は選手育成用のプログラムに参加するくらい得意だったのに、親から海は危ないと言われ続けて今に至ります。TYOで今年こそ夏の沖縄合宿で人生2度目の海を体験できると楽しみにしてたのに残念です(笑)
楽器に出会ったのは、小学校のスイミングスクールで一番水泳な得意なライバルの子が合奏部に一緒に行こうと誘ってくれたからです。体験会で「あなたはホルン」と言われ、それ以来10年目。最初は楽しくなかったが、練習してうまくなって行くのが楽しかったです。通った小中学校は吹奏楽が強く、練習も厳しくて挨拶の練習で声が小さいと先生が帰ってしまうような学校でした。小学校6年の時、漫画の『のだめカンタービレ』の影響でライバルの子がトランペットでプロになるというので、そんなことができるのか知ったんです。中学でピアノを習い、たまたま近くの音楽教室にいらっしゃったホルンの先生についたのが良かったです。練習の目的を常に明確にする方で、練習を無断で休んだり、いただいた連絡に返事もしない人間として駄目な私をまともにしていただけました。
311の体験は磯貝さんをどのように変えましたか?
自分の地域は断水も無く、震災直後からも幸いに被害は少なかったです。学校も4月から普通にはじまり、原発事故も会津は放射線の影響が少なく、場所によってはホットスポットもあったけれど、全般に平和でした。むしろ沿岸部から避難してきた方や転校生がやってきたのが会津です。 しかし、いまだに地震速報の警報音は怖いですね。
高校生の時に音大向けの夏期講習に通った時、「福島県です」と出身地を言いにくかったです。今も東京の飲食店でバイトしていると出身地を聞かれるのですが、「福島です」と言うと「大変だったね」と言われます。そんなに大変で無かった私は、むしろ福島の元気なところを見せていきたいと思っています。
TYOのキャプテンとして今期の抱負を教えてください。
団員には危うく津波にのまれるところだった人やいろんな体験をしている人が集まって来ているわけですが、今はみんな一つになって元気に明るく練習しているということを発信していきたいです。
最初「来期のキャプテンに」と言われた時はドッキリかと思いました。自分は2期からの参加なので、また馴染めないところもあるから、みんなとしゃべって仲良くしていきたいです。どうしていったらいいかまだわからないから、まずはもっと和やかな雰囲気にしたいし、みんな挨拶がしっかりできるようになればと思います。 メインで演奏するブラームスの交響曲2番は楽しみです。わたしは4番が好きなんですけど(笑)。指揮の栁澤さんにはいつも同じこと注意されている気がするので、メインに限らずどんな曲にも手を抜かず練習していきたいです。そして、オケのオーディションを受けながら、小さい頃からの夢であったプロを目指していきたいです。
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新キャプテンに期待しています。根掘り葉掘りの質問に答えてくれてどうもありがとう。
インタビューを済ませると、さっそく中学生に取り囲まれました。
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ともに第一期からのメンバー、福島市の赤間奏良くん(ホルン)と北川聖彩さん(ヴァイオリン)です。二人そろって3年間で30センチ以上背が伸びたでしょうね。大学3年生の磯貝キャプテンをついに抜いてしまいました。
午後にはお一人ゲストの方がお見えになりました。
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産経新聞社の東京本社文化事業部の堀口葉子さんです。以前、坂本監督の産経新聞での連載コーナーをご担当されていたご縁でTYOのご支援をいただいています。
今回、産経新聞社が企画協力されている福島県須賀川市立博物館で行われている日本画の大家「松尾敏男展」で、6月2日(土)に弦楽四重奏の演奏機会をいだきました。
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こちら決定した選抜メンバーです。
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右からヴィオラの村岡瞭くん、マイクを持っている伊藤拓也くんは昨年度の休団から見事に大学合格をして戻って来てくれた初年度のコンサートマスター、同じくヴァイオリンの佐藤実夢さん、チェロの誉田憲丸くん。
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別室でのカルテット練習の合間に堀口さんと記念撮影です。演奏にあたり移動の交通費とは別途ご寄付もいただけるとのこと。どうもありがとうございます。
さてホールでは福島事務局でFTVジュニアオーケストラで講師も務めていらっしゃる竹田学さんの指導で、なんといきなりブラームス交響曲第2番を。
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いろんな方向から写真を撮ってみました。
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途中止まりながらもなんと最初から最後までブラ2をさらいました。竹田さんに話を聞いてみました。
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いきなり通しで演奏となりましたね。
とりあえずさらってみました。こんな感じの曲だと知ることが大事かと。今年は、わからないなりにもついて行こうとするやる気を感じました。去年まではわからないとなると諦めモードがあったのですが。「いよいよ始まったな」と実感してもらうためにも少々強引かと思いましたがやってみました。次回の栁澤さんご指導による練習にスムーズにつなげられるかと思います。
竹田さんから見てブラームスの楽曲の特徴はどこですか?
リズムやテンポが難しいところですね。練習中に「モザイク画のようだ」と言いましたが、凄く緻密に組み立てられていて、聴いていて心地よいのです。それでいて激しい情熱も感じられます。リズムの組み合わせによるズレと統一感がブラームスの魅力ではないでしょうか。
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ブラ2の練習で糖分を欲したのか、休憩時間にはお菓子差し入れコーナーに群がります。
黙ってシャッターを押すと、みんなの眼が怖いことになっていました・・・。
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石川くんが急きょコンマス役でチューニング。
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「最後はいつもの曲で気持ちよく帰りましょう」との竹田さんの発案で、「ラストエンペラー」と「エチュード」を合奏しました。
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初回の練習会なので記念にその場にいた人でパチリ。
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練習が終わっても名残惜しげにみんなで喋っているいつもの光景が帰ってきました。
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ホールを出たら、石川律くんがいたので、「今日は初の急きょコンマスで、どうだった?」と言ったら、
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「いきなりなのでビックリしました」と爽やかに苦笑いで応じてくれました。
その後、Twitterで「東北ユース」と検索したらこんなツイートが!
「18じゃりの練習と時を同じくして僕はブラームス2番初見でコンマス席に座らされて4楽章まで一気に通しでやらされました。東北ユースオーケストラ恐るべし。」
石川くん、大学入学とともに大人になったね! 今後も積極的な情報発信をお願いします!!
そして、おかげでこんなツイートを発見しました。休憩時間に「非公式の団員ツイッターを本格的に稼働させたい」と広報係の二人から相談されたので、「団員ツイッターとしてじゃんじゃんやってください」と言ったら、さっそく模様替えされていて、
https://twitter.com/tyo_members
始球式的にこんなツイートをしてくれていました。
「今日から第4期の活動が始まりました! 第4期はこのアカウントを通して、練習風景などの活動の裏側をたくさん発信していきたいと思います。 広報係のHr千田とVn菊地で頑張りますので暖かく見守って頂けると嬉しいです 広報係」
裏側も結構ですが、暗黒なつぶやきは控えてね。
東京に向かう福島駅の新幹線ホームで思わず眼を見開きました。
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東京横浜行きのチケットで「TYO」らしいのですよ。東北ユースオーケストラはいつでも広告出演できるようスタンバイしております!
団員のみなさん、来月は3日(日)が合同練習会です。全員参加を祈ります!
ご覧のみなさま、今年度もご支援のほどどうぞよろしくお願いします。
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oharash · 5 years
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砂浜の教室
「アヅサはいいよね。学校以外に行くところあるんだから」
小5の夏、人間関係に悩んでいた友人にそんなことを言われた。
嫌なら話さなければいいじゃん、とかそんなことを俺は言ったのだろう。
彼の目にかすかにちらついていた怒りとも憎しみともわからない火の粉は俺の皮膚を焼いた。火傷みたいに。
「アヅやっぱり制服似合うね、中学の学ランもよかったけどブレザー着るとカッコイイ感じ。指定ジャージも送って! 友達とお昼食べてる写真とか送って、ていうかもう毎日何か撮って送って」
「そんな撮るものなくね? 」
「あるよ、もうね鞄とか文房具とか教科書ノートとか全部見せて欲しい。あー高校生いいな、俺もアヅと制服デートしたい」
机の上に立てたタブレットの向こうで、頭に寝癖をつけたユウくんがぼやいている。日本とカナダ・トロントの時差は約13時間。こっちが夜ならあっちは朝だ。練習を終えて帰宅するとユウくんからのスカイプが入っていた。朝ギリギリまで寝ている彼からすると珍しいことだ。
「昨日帰ってきたらそのまま寝ちゃってさ。9時間寝てんのこれでも。目が覚めたらもう寝れなくって、アヅが帰ってくるまで待ってよーって。あ、俺ね✖️✖️に日本に帰るよ。東京で仕事。平日なんだけどさあ」
リラックスして喋っていたユウくんの声が少し早口になる。先週新しくしたiPadはトロントとのスカイプもほぼ時差なく映すけど、目元のこわばりや声の硬さが伝わるほどではない。そのはずなのに、ユウくんの早口が俺の凪いだ心に雫を落とした。波紋が音なく広がりユウくんの緊張が伝わる。
「ごめ、平日は学校行かなきゃいけないから」
「だよね。東京からアヅんちだとギリ日帰りできないしなー。仕方ないね」
俺は一年の半分を海外で過ごす上、日本にいるときも調整や大会が入れば遠征にでかけてゆく。だからスノボ関連のスケジュールがない日は絶対に学校に行くことにしている。小中から父に厳しく言われたことだが、今は俺の意思だった。
けど、時々後ろめたくなる。ユウくんは俺以上に忙しく競技の他に取材や撮影、さまざまなタイアップをこなしていて、俺たちが会えるのはオフシーズンのそれも俺の学校のない夏休みか土日、そしてユウくんが帰国していてスケジュールの空く日。これらが合致する奇跡的なタイミングのみだ。学校、というのは恋人に悲しい思いをさせても優先するべきものなんだろうか。一日くらいいいんじゃないのか。けれどひとつ特例を作ったらほかの何かも瓦解する気がして、俺は未だ頑なだった。そしてユウくんはそれに対して何を言うでもなかった。
「シーズン前の帰国はそれでラスト?」
「ううん、お盆に帰れると思う。じいさんの初盆なんだ。時間作るからさ。会お」
それでもこの半年の付き合いでその奇跡が何度も起きて、話もしたし手も繋いだしキスもセックスもした。世界の未知をふたりでつかむような心地だった。「俺ら運命だよね」と言うユウくんのポジティブさを、俺は結構愛している。
「じゃあそろそろ支度するね。愛してるよアヅ」
7インチの画面の中で、小さなユウくんがウインクをする。ラテン系のスクールメイトと仲良くなってからよく使うようになった仕草だが俺はいつも即座に反応できない。曖昧に笑って通話を切った。
なだらかでない世界��克服してゆく、本質的な強度を備えているユウくん。不器用で怠惰であるがゆえに、世の中に振り回されて日常生活の些細な達成に喜びを見出す人とは違うところにいる。でも、無神経ではない。
石川さんの唇が数回、何かを言いかけて震えた。
初夏の日差しが教室に差し込み、学校指定のハーフパンツから覗く彼女の膝を照らしている。進学したと思ったら球技大会が始まり、間を空けずに体育祭がやってきた。俺は体育祭当日は遠征。一年はコスプレをしての応援合戦に棒倒し、四人5脚にリレーと種目が多い。当日不在なことと接触系が多いこともあって俺は競技の練習には不参加。いよいよ準備に大詰めのラスト一週間、俺にあてがわれたのは横断幕の作成だった。
俺は絵も字も書けない、というかペンキ自体触ったことがない。ペイント用のクラッカーの方がまだ馴染みがある。幸いにもひとりではなくて、足首を捻挫していて体育祭に参加できない石川藍は俺より少しは頼りになりそうだった。
「いいフォント探して、それ拡大コピーしてレタリングしよ」。石川さんはスマホに「黎明」と表示させて俺に突き出した。チームのお題、というかテーマ。読み方を尋ねると石川さんは呟くように「レイメイ」と教えてくれた。
そうしてスマホとコンビニのコピー機を駆使して、俺たちは横断幕サイズの「黎明」の文字を手に入れた。カーボン紙を敷いて、A3のコピー用紙をパズルのように並べてゆく。コピー用紙の上を膝で移動するとぺたぺたと音が響く。それくらい教室は静かだった。ブラバンの音が遠く響いている。
「…音楽かけてもいい?」
静寂と、慣れない人が至近距離にいるのが落ち着かなかった。かと言って何を喋っても続かない気がする。
石川さんの唇が何かを言いかけて震え、恐らく始めに思いついたのとは違う言葉を差し出した。是。
iPodを取り出して、あまりハードでないプレイリストをタップする。ゆるいヒップホップが教室の空気を眠くしていった。
体育祭は来週の水曜日。土日を考えると明後日の金曜までには完成させておきたい。なるべく忠実に元の字をなぞっていく。
「北野って結構几帳面なんだね」
「…そうかな。やったことないから怖くて」
「すごい丁寧だと思う。私もちゃんとやろ。今日美術の松田に‘もっと丁寧に書けっていわれちゃったよ」「…そう」「北野は芸術、何とってるの」「音楽」「ああ、それっぽい。河野くんとかと一緒だ」クラスの半分は名前と顔が一致しない俺だが、コウノとは初日に‘やべえ! 銀メダリスト!’と声をかけてきて以来、多分そこそこ仲がいい。「河野くん、歌上手いよね。応援歌練習のとき隣だったんだ」「そうかも。桑田佳祐のモノマネも上手いよ」「あーそれ聴いたことある! わかる! ぜつみょーに上手い!」石川さんは鉛筆を掲げるように振って歯を見せた。靄がかかっていた教室に花が咲いたみたいだった。「あいつノートとか貸してくれるし、助かってる」「ああ北野いないこと多いもんね」「体育祭の日も遠征だからこの横断幕、デビューするとこ見れない」「じゃあ写真送ってあげる。LINE教えて」言われるままに画面を開く。俺のアイコンはチョコバナナ。ボード仲間のタクミが勝手に設定した。「片山じゃん」「…?」「かたやま」石川さんは俺が聞き取りやすいようにか、気持ちゆっくりと発音した。ゆるい川のように流れていた会話が俺の側で滞る。石川さんが顔を上げた。ああこれきっと、いつものやつだ。俺だけがわかんないやつ。「世界史の片山、タイと靴下の色合わせるじゃん。前に茶色いスーツに黄色いタイと靴下履いててさ。それがチョコバナナっぽいって。私の周りだけの内輪ネタだったかも、ごめんね」石川さんは過剰に笑う。笑顔にペンキをぶちまけるように。ペンキの飛沫は俺の膝を汚して、それ以上は侵食してこなかった。プレイリストのヒップホップが会話の空白をゆるく埋めてゆく。
中学は小学校からの持ち上がりで、義務教育は同じメンツで過ごした。あまり行けない学校はそれでも人見知りの俺にとってはどこか安心する場所だった。「高校で色んな出会いがあるといいね。俺とかアヅは普通の学生やってたら全然会えない人にたくさん会えるけど、学校の友達って特別だから」俺の入学前にユウくんが言っていた。俺には地元の友達もスノボ仲間もスケボー仲間もたくさんいて、仲間を積極的に増やす必要はないような気もする。けれどそれらはほとんど年上の人たちだった。そのことに対する漠然とした危機感と、新しい制服に身を包んだ高揚感が俺の舌を走らせた。
「俺、あんまりそういうのわかんないんだ、一年のうち8ヶ月くらい海外にいるから、日本の流行りとか全然わかんない」言いたいことはそれではないのだけれど、伝える語彙がない。世界史の教師のスタイリングは日本の流行りではないのわかっているが、もっと言うなら暗黙の了解だとか、これを言うとみんなが笑う、みたいなのがわからない。言語、価値観、それはなんて言うんだろう。もっとつかみどころのない、明日になれば忘れるランディング。
「そういうのってかっこよさじゃん」
石川さんは手をとめず、ハーフパンツの裾をまくるの同じナチュラルさで言った。
「ううんと、北野がそう言えるのってかっこよさじゃん。内輪ネタなんて大事なことじゃないし、学校を一歩出たら伝わらないしね」
その通りだ。この学校の広さはどれくらいだろう。そして世界はその何倍あるのだろう。教室の30人と、この時間にしか存在しない頼りないマークのようなもの。けれど時々、そんな薄雪のようなものが欲しくなる。ピンで刺した場所だって、ピンが増えればいつか大陸になる。ユウくんもこんな気持ちになったことがあるだろうか。
「わかったらわかったで面倒だよ。私とかそういうものばかり気にしちゃう。ソフトやるために来たのにさ」
「…ソフト部なんだ」石川さんは恐らく気を使って、自分を下げて言ってくれているのだろうに、俺のコミュニケーション能力ときたらこれだ。石川さんは足首のギプスを振り返って「これだけどね」と呟いた。まつげの先に光が粒を作っている。骨を感じさせないまるい頰が、やけに幼くみえた。
「体育祭出れないメンツふたりで横断幕つくることになった。相手女子だし俺人見知りだから沈黙作業になるかと思ったけど、少しコミュニケーションがとれた。俺も少し成長してね???」
帰り道、バスの中でユウくんにメッセージを送る。時差があるのでリアルタイムの返事はない。ユウくんがくれたイヤフォンは重低音がよく響く。窓の外を景色が流れてゆく。田植えの終わった水田から短い稲がまっすぐ天に向かってのびている。その清々しさと黄色くなってきた光の物悲しさがせめぎ合う時間帯だ。作業着のじいさんが腕を組んで農道に佇んでいる。次の角を曲がると海が見える。俺はこの山と畑と田んぼと海しかない田舎を結構愛していた。冬はこの町にいることはほとんどないから、春と初夏の風景を。
横断幕を作る作業はあと1日。嫌な作業でなくてよかった。学校に行くのが億劫になってしまうのは避けたかった。夜、練習から帰ってきたユウくんと少ししゃべった。「どんな子? かわいい?」「んー、運動部って感じ」「そうでもないってことね。何話したの?」「暗黙の了解。教師のあだ名とか。俺がそういうのわかんないって言ったら北野はそれでいいんじゃないみたいなこと言われた」「あー、俺らあるあるだよね。学校の内輪ネタみたいなのわかんない」「そうそれ。寂しいわけじゃないけど、わかんねえなって思う」「アヅは気になるの?」「んー…」画面の向こうではユウくんがストレッチをしている。股関節がべったりと開く。「気になる、っていえば、なる。…」沈黙が落ちる。俺は思ったことは似たような言葉に乗せないでちゃんと船を作って相手に届けたい。面倒なときもあるけど、少なくともメディアで喋る時とユウくんと話すときは逃げないでトライしたい。ユウくんはこの沈黙を許してくれて、かつ罪悪感を持たなくて済む珍しい人だった。「小中は同じメンツだったから、あんまり感じなかったけど。俺はクラスの人全部覚えてないけど向こうは俺のこと知ってて。お客さんみたいに扱われてる感じがする。それが学校だっていうのが、何か、俺だけ置いてかれてる気がする。みんな同じバスに乗ってるところを原付で追いかけていくみたいな」でもそれって、内輪ネタがわかんないからってだけなんだろうか。「ああ、置いてかれる、ね」ユウくんは笑うと目がすっと細くなる。「ちょっとわかるよ。あー、アヅの近くに行きたいな。嫌かも知れないけど、俺と次会うまでその気持ち持っててよ。消化しないで時々思い出して、新鮮なままにしてて」
俺が所属するのはスポーツ科で、学校が力を入れている野球と陸上、ソフトボールの生徒が多かった。スノーボードをやっているのは俺だけだ。寮生活をしてる奴も多いからか、自然と部活ごとにグループができる。自然とぼっちになりかけた俺によく絡んでくれるコウノは陸上部だった。日焼けしていて手足が長く、眉と髪がいつも嫌味なく整えられている。コウノと一緒にいる陸上部の奴らもよく声をかけてくれる。石川さんからみたら、俺もこのグループにいるように見えるんだろうか。
三限の移動教室の帰り、講義室Bに忘れ物をした俺はひと足遅れて階段を降りていた。視界の端には教室の前に備え付けられたロッカーが見える。その手前で女子がひとつの生き物のように塊になっていた。抱きついたり顔を寄せたり、女の子のコミュニケーションは密だ。みんな短髪で日焼けしている。制服と同じようにそれが揃っていて、その中に石川さんを見つけた。これがソフトボール部の子たちか。ふと、楽しそうにじゃれあっていた女子たちが動きを止めた。ほんの一瞬。その瞬間に彼女たちは分裂するように個々の生き物になった。石川さん以外の女子はお互いに顔を見合わせて、困ったような含み笑いをして教室に入っていく。
不安げに視線を上げた石川さんと目が合った。彼女の唇はわなないていたけど、言いたいことがあるようには見えなかった。喉の奥にぬるいものが引っかかる。石川さんはこの光景を誰にも見られたくなかったろう。迷った末に挨拶のつもりで左手を挙げた。彼女は眉を釣り上げ、肩をいからせて教室に駆け込んで行った。
さらさらと天気雨が降っている。教室は昨日より暗くて、机を寄せて作った作業スペースが昨日より広く感じた。
下書きを終えた俺たちはペンキで文字の縁をなぞり始めた。黎明。レイメイ。石川さんは俺の斜め向かいで筆先を睨むように作業していた。今日のプレイリストはトゥデイズヒッツ。洋楽邦楽男女ソロバンドグループ。スマホは脈絡のない音を流し続けて、音は砂のように俺たちの間に積もっていった。「…この曲」「うん?」積もった砂を蹴ちらさない、静かな足取りのような声。「✖️✖︎駅ってタイトルじゃん。うちの実家の最寄駅なの。待合にこの曲の宣伝ポスターたくさん貼ってあってさ、この人のファンクラブみたいになってる」「…そうなんだ。✖︎✖︎駅ってどこにあるの?」「S区」「へえ。じゃあ実家東京なんだ」「そう」砂が積もり続ける。このままでは泥になる。こういうときユウくんならどうするんだろう。石川さんがすごくコミュニケーションが上手いとか、すごく美人だったら俺の舌ももう少し饒舌だったのだろうか。興味を持って。昼間見た光景が蘇る。俺は何もしてやれないし、それについて聞くのも気持ち悪がられる気がした。この場だけの会話を楽しく進める方法も思いつかない。泥に足をとられる。
石川さんが立ち上がり、部活用のウインドブレーカーを羽織って戻ってきた。日焼けした指先には血の気がない。女の子には今日の気温は寒いのだろうか。このまま泥に膝まで浸かって時間をやり過ごすのはダサい気がした。小学生のときに言われた「アズはいいよね」という言葉を思い出す。そうだ、だって俺は命がけでその居場所を作っているのだから。でも本当にそれでいいんだろうか。誰かのことを一生わからないとしても、まだ諦めるのは早い気がする。ユウくんのことを思い出した。石川さんの額をじっと見た。ユウくんは俺から言葉を引き出したいとき、何も言わず目に力をこめる。自分の視線の力を疑わないかのように。「…何?」石川さんの声がざらついた。胸の奥が冷えた。逃げないためには地面を踏みしめなくてはいけない。期せずして我慢比べのように石川さんと睨み合うかたちになってしまった。
泥から抜け出したい。
開け放した窓から入ってきた風が布と床の隙間に入り込み、布を波打たせた。文字とそこに停滞していた空気がふわっと動き、視界が揺れたみたいな印象を与えた。見ていた俺の脳髄が揺れたのかもしれない���
先に表情を解いたのは石川さんだった。肩を落としてゆっくりと静かに息を吐く。「何か言いたいことあるなら言ってよ。先回りして私に考えろっていうの。いくら北野がスゴイ奴だからってそこまで私にさせる権利ない」石川さんが身体中にトゲを立てた。今度は俺が唇を震えさせる番だった。うん、とか、えーと、とか言えば言うほど自分を追い詰める言葉しか出てこない。「…4限の前」「やっぱりそれかあ。北野って結構おせっかいっていうか、スマートじゃないよね」踏み入った報復とばかりに、石川さんが俺の心を刺す。その声は低く、けれどふくらみがあって、どこか優しかった。丸い頰の石川さんんが俺よりずっと年上に見えた。
「なんか、気になって」「うん」
「4月の初めにたくさん雪が降ったの覚えてる? さすが新潟だね雪ヤバイ、って言ったの。ちょっと調子に乗ったようにか、無神経に聞こえたのかな。みんなに、直接は何も言われないけどすごく嫌がられた。東京から来たんだもんね、って。なんかそれから、部活も寮も馴染めない。シカトとかハブるとかはないけど、私が話すと、まあ見たとおりだよ」石川さんは所在なさげにギプスに触って、ぐにゃりと顔を歪めた。「でもまだ学校入って2ヶ月だし、家にも帰れない」「…ごめん」「謝るくらいなら聞かないでよ、何がしたいの」「うん」
プレイリストはいつの間にか終わっていて、ハードなヒップホップになっていた。ラッパーのしゃがれた声が教室に似合わない。‘SNSでくだらねえことを垂れ流す豚になるな。俺らは先へゆく。’ボードに乗っているときはあれほど高揚感をくれる音や言葉が、はるか遠くに聞こえた。雨はいつのまにか上がっていて青い空だけが浮かんでいた。
「じゃあ私も北野に聞くよ。何がいいかなあ…」
石川さんが、きっと優しさでもって空気を動かす。彼女が新潟の女の子にとって無神経に見えたとしても彼女が優しいか否かとは別の話だ。
「北野、彼女いるの」
相変わらず俺はダサく絶句するしかなかった。絶句。四句。杜甫。テストに出すって今日古典の中村が言ってた。行く先々で聞かれる質問なのでそれなりに答えは用意してあった。けれど今は、自分の心の柔らかい部分のベールをあげてくれた石川さんには、それで答えるのはフェアじゃない。不道徳や道ならぬことより今は嘘のほうが罪が重い。
「あっ人に言えない感じ? 人妻とか⁉︎」
「…人妻じゃない。年上だけど」
「ふうん。どっちから告白したの? 北野?」
首を振る。テーブルの下で手を握られた日のことを思い出す。‘俺ら付き合うべきだ。そう思わない? ’初めて目が合った時から、俺はユウくんの言うがままだ。
「何だ違うの。いいね、私も好きな人がいるんだ」
気づけば文字の着色が終わっていた。石川さんが四隅を引っ張って布をぴんと張り直す。その一方で、俺たちを繋ぐ微かな糸がたわむ。
「これで乾かして終わりだね。今日はこのまま帰ろ。私明日、朝練の前に来て後のことやっておくから」
「…ありがとう。頼む。コウノとかに手伝わせる? 俺、言っとくけど」
「今の私が男子に手伝ってもらったりしたらまじでハブられかねないからやめて。北野と作業してるのだってギリギリなんだよ。大丈夫、あの子たちこれくらい手伝ってくれる」
石川さんは安心しきれない悲しい顔で笑った。
下足箱の前でスニーカーに履き替える。いつの間にか雨はやみ、外は白いほど明るくて、校舎の中は真っ暗だった。しばらく学校に来れないから、教科書やワークブックを詰め込んだデイパックが肩に食い込んだ。校門を出るとようやく深く息が吸える気がする。帰ったらスケボーに乗って体を温めて、夕飯を食べて体をよくほぐしてから車に乗ろう。
校門を出て左に曲がって、フェンス沿いを歩くと公園が見えてくる。いつもはうちの生徒もたむろしているけど、今日は体育祭の前だからか小学生ばかりだった。ひとりだけ、フードを被った若い男がリフティングをしている。フリースタイルフットボールだろうか。あまり上手くはないけれど、この辺では珍しい。ウエアがアンダーアーマーなのが日本っぽい。サンクレメンテで見るボーラーたちはみんなNIKEかPUMAだ。
「…はっ?」
腹筋が動いた。結構なボリュームで俺は間抜けな声を出して、耳からイヤフォンを引き抜いた。
ボーラーは俺の姿を目に止めると手を振ってゆっくりと近づいてきた。背後の民家の二階の窓が揃って青く浮かび上がる。
「アヅお疲れー。わあ本当に高校生してる、制服眩しー。そろそろかなって電話しようと思ってたところ。アヅから見つけてくれるなんて、俺たち本当に運命だね」
「いや何してんの。は? 東京で仕事って言ってたじゃん」
「明日からね。空港から直で来ちゃった。北陸新幹線サイコー」
「じゃなくて帰りは」
「新幹線じゃ間に合わなくても、車なら明日の朝までに帰れるんだなあ。プータローしてる友達がいたからバイト頼んだの、あとで合流してレンタカーで帰るから安心して。車の中で寝てけるし。アヅ電車の時間まであと50分あるでしょ。っていうかせっかく来たんだからもっと喜んでよ」
何で俺の通学電車のダイヤを知っているんだ。いやユウくんならそれくらい調べる。GoogleアースとGoogle検索を駆使して、徒歩電車バスの乗り継ぎまで把握してるだろう。
「マジで? そのために来たの? その、50分のために?」
「うん、本当はアヅの家まで送って行きたいんだけど、車の中じゃふたりきりになれないからね」
そういう問題ではない。ベンチに座らされてミネラルウォーターを渡される。俺の好きな銘柄。ユウくんが使っていたサッカーボールはところどころ擦り切れていた。誰かの忘れ物を使っていたのか、それくらい使い込んでいるのか。全く判断がつかなかった。 されるがままにペットボトルを開けて水を口に含む。キンとした冷たさが額に響いた。渦を巻いていた言葉たちが凪いできた。
「ユウくんがうちのうちの学校の前にいんの、なんかシュール」
「ええどういう意味? 夢みたいってこと?」
「夢みたいにありえない。ていうかユウくんいつからフットボール始めたの」
「んんーついこの間。ネットでストリートスポーツ見てたら見つけて。スケボーとかスノボはできないけど、これならできるかな? って」
それであんまり上手くなかったのか。氷上でなら世界一をとるユウくんがボールを転がしている姿は結構不恰好だった。俺は微塵もスケートに関心を示さないのに、この人はエクストリームスポーツやストリートスポーツに興味を持ってくれる。こういうところがユウくんと俺の違いなんだろうか。いやもっとシンプルなものか。時間だとか体力だとかを考慮して、たぶんほとんどの人は50分のために片道6時間をかけて移動はしない。けれど最後に決めるのは自分だ。自分で決めて、欲しいものは手に入れる。それを突き詰めるとこんな変な人間になるのだ。俺はユウくんのつるりとした頰に触れた。
ベンチでの時間は瞬く間に過ぎた。ユウくんと肩を並べて駅までの道を歩く。身長差が7センチもあるので、俺がユウくんに話しかけるときは自然と斜めから見上げる格好になる。
「ユウくんは高校の友達と今でも会ってる?」
「んー? 俺高校で友達ほとんどいなかったよ。うちのスポクラ、男子は野球部多かったから。俺とかすごく嫌われてた。わかるでしょ?」
「え、自分は友達いないのに俺には友達作れって言ったの︎」
「そうだよ。俺友達欲しかったし。アヅ、この間のLINEで‘ちょっとコミュニケーションとれた’なんて無理してたけど、その女の子と少しちゃんと話せたみたいだね。この間俺がそのままでいてって言ったのに、今寂しくなさそうだよ」
それはユウくんが来てくれたからだろう。ふと、学校を振り返った。駅までほど近いところまで来てしまってはもう校舎は見えない。石川さんはもう帰っただろうか。居辛いという、寮に。
改札は人がまばらだった。「キスしたいな」というユウくんを小突いた。肩を引かれ、7センチ上から唇を寄せて囁かれる。「じゃ、次会ったらエッチしよ」もう一回小突く羽目になった。ユウくんは目を糸のように細めてケラケラ笑っている。得体の知れない魔物のように。フィストバンプをして別れを告げる。「来てくれてありがとう」「んん、いつでも。アヅがいるところに行くよ」
定期を通して改札を通って、何度も振り返った。ユウくんは胸のあたりで手のひらを振っていた。テレビで見るより少し無骨な仕草だった。‘アヅサ’と、声を出さずに口のかたちだけで俺を呼ぶ。普段呼ばない本名を呼ばれて、どうということはないのに鼻の奥がじんわり熱くなって、イヤフォンを耳に突っ込んだ。会えない時間より別れの瞬間の方が、心が台風みたいになる。
翌日、空港に向かう道中で車であくびをしていると、石川さんからメッセージが届いた。「頑張ってね」の言葉と櫓にかけられた‘黎明‘の横断幕。雨は降らなかったようで、まだ人のまばらなグラウンドに俺らの旗がひらめいていた。
1ヶ月の遠征を終えて帰国すると、田んぼは力強く青さを誇っていた。俺は初めての夏服に袖を通してユウくんに写真を送った。帰ってはきたがひと息ついている暇はなかった。南半球のオンスノーで得た手応えとか課題を日本でこなさなくてはいけない。そうしているうちにあっという間にシーズンインだ。俺の一年は子どもの頃からスノボでまわっている。
久しぶりの学校は少し緊張した。コウノはわざとらしい大声で歓迎してくれた。そこで俺はやっと石川さんが退学したことを聞いた。コウノは「体育祭から後くらい? からこなくなった。先週HRで川北先生が退学しましたって言ってたわ。家庭の事情だって」と特に何も知らない様子だった。やがて石川さんの話題は夏の高校総体の話や考査の範囲にこぼれ落ちて波に飲まれ、ゆっくりと俺たちの足元に沈んでいった。
あのとき石川さんのメッセージに俺はなんて返したっけ。ありがとう、とかそんなだった気がする。もっと何か聞くべきことがあったのは知っていたけれど、帰ったら会えるしまあいいか、と手を止めていた。トークルームを開くと石川さんのアカウントはunknownになっていた。昼休みにベランダで電話を鳴らしてみたが使われていない番号です、というアナウンスが遠く響いた。
石川さんのギプスと、ユウくんのことを思った。担任に食いさがって連絡先を教えてもらうとか、クラスの女子たちに手当たり次第に聞くとか、やってるかわからないけどSNSを辿るとか、きっと何かしら石川さんに連絡をとる方法はあるだろう。けれどそれをして、俺は彼女に何を言うんだろう。ユウくんとのトークルームを開いて閉じた。ユウくんは誰よりも好きな人だけどこの気持ちは共有できないし、間違わずに手渡せる自信がなかった。石川さんは辛さを俺に渡してくれたのに。
みぞおちの奥に、さらさらと砂が積もっていく、砂浜のようなあの教室を思い出す。退屈で薄暗くて、蜂蜜みたいに濃密だった時間。「きたのーメシ食おうぜー」とコウノが窓から顔を出した。上手く笑えない笑顔で返して、俺は教室へ戻る。外の明るさに慣れた目が、一瞬教室の中を暗くした。すぐに目は慣れてしまって、俺は教室の喧騒に溶けていった。
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