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#恵比寿 脱毛
koch-snowflake-blog · 9 months
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石岡 真衣は、日本のタレント、グラビアアイドル。恵比寿★マスカッツのメンバー。所属芸能事務所はプリュ。愛知県豊田市出身。 ウィキペディア
生年月日: 1990年8月7日
映画: 脱衣サバゲー、 カマトト、 冷たいキス
音楽グループ: 恵比寿マスカッツ1.5 (2017年から)、 さらに表示
出身地 愛知県豊田市
血液型 A型
毛髪の色 茶
身長 / 体重 155 cm / ― kg
スリーサイズ 80 - 59 - 87 cm
靴のサイズ 23 cm
身長: 155 cm
カップサイズ: F
  
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kennak · 1 month
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<北海道> 函館市、小樽市、釧路市、夕張市、岩見沢市、網走市、留萌市、稚内市、美唄市、芦別市、赤平市、紋別市、士別市、三笠市、根室市、砂川市、歌志内市、深川市、富良野市、登別市、伊達市、北斗市、当別町、新篠津村、松前町、福島町、知内町、木古内町、鹿部町、森町、八雲町、長万部町、江差町、上ノ国町、厚沢部町、乙部町、奥尻町、今金町、せたな町、島牧村、寿都町、黒松内町、京極町、共和町、岩内町、泊村、神恵内村、積丹町、古平町、余市町、赤井川村、南幌町、奈井江町、上砂川町、由仁町、長沼町、栗山町、月形町、妹背牛町、雨竜町、北竜町、沼田町、当麻町、比布町、愛別町、上川町、上富良野町、和寒町、剣淵町、美深町、音威子府村、幌加内町、増毛町、小平町、苫前町、羽幌町、遠別町、浜頓別町、中頓別町、枝幸町、豊富町、利尻町、美幌町、津別町、清里町、小清水町、訓子府町、佐呂間町、遠軽町、湧別町、滝上町、西興部村、雄武町、大空町、豊浦町、白老町、洞爺湖町、むかわ町、日高町、平取町、浦河町、様似町、えりも町、新ひだか町、士幌町、広尾町、池田町、豊頃町、本別町、浦幌町、釧路町、厚岸町、浜中町、標茶町、弟子屈町、白糠町、羅臼町 <青森県> 青森市、弘前市、八戸市、黒石市、五所川原市、十和田市、むつ市、つがる市、平川市、平内町、今別町、蓬田村、外ヶ浜町、鰺ヶ沢町、深浦町、藤崎町、大鰐町、板柳町、鶴田町、中泊町、野辺地町、七戸町、横浜町、東北町、六ヶ所村、大間町、東通村、風間浦村、佐井村、三戸町、五戸町、田子町、南部町、階上町、新郷村 <岩手県> 宮古市、大船渡市、久慈市、遠野市、一関市、陸前高田市、釜石市、二戸市、八幡平市、奥州市、雫石町、葛巻町、岩手町、西和賀町、平泉町、住田町、大槌町、山田町、岩泉町、田野畑村、普代村、軽米町、野田村、九戸村、洋野町、一戸町 <宮城県> 石巻市、気仙沼市、白石市、角田市、登米市、栗原市、蔵王町、七ヶ宿町、村田町、川崎町、丸森町、松島町、七ヶ浜町、大郷町、色麻町、加美町、涌谷町、女川町、南三陸町 <秋田県> 能代市、横手市、大館市、男鹿市、湯沢市、鹿角市、由利本荘市、潟上市、大仙市、北秋田市、にかほ市、仙北市、小坂町、上小阿仁村、藤里町、三種町、八峰町、五城目町、八郎潟町、井川町、大潟村、美郷町、羽後町、東成瀬村 <山形県> 鶴岡市、酒田市、新庄市、上山市、村山市、長井市、尾花沢市、山辺町、中山町、河北町、西川町、朝日町、大江町、大石田町、金山町、最上町、舟形町、真室川町、大蔵村、鮭川村、戸沢村、高畠町、川西町、小国町、白鷹町、飯豊町、庄内町、遊佐町 <福島県> 会津若松市、白河市、喜多方市、二本松市、田村市、伊達市、桑折町、国見町、川俣町、天栄村、下郷町、檜枝岐村、只見町、南会津町、北塩原村、西会津町、猪苗代町、会津坂下町、三島町、金山町、会津美里町、泉崎村、棚倉町、矢祭町、塙町、鮫川村、石川町、玉川村、平田村、浅川町、古殿町、三春町、小野町 <茨城県> 日立市、常陸太田市、高萩市、北茨城市、潮来市、常陸大宮市、稲敷市、桜川市、行方市、鉾田市、城里町、大子町、美浦村、河内町、八千代町、五霞町、利根町 <栃木県> 日光市、矢板市、那須烏山市、益子町、茂木町、市貝町、塩谷町、那珂川町 <群馬県> 桐生市、沼田市、渋川市、藤岡市、富岡市、安中市、上野村、神流町、下仁田町、南牧村、甘楽町、中之条町、長野原町、嬬恋村、草津町、東吾妻町、片品村、みなかみ町、玉村町、板倉町 <埼玉県> 行田市、秩父市、越生町、小川町、川島町、吉見町、鳩山町、ときがわ町、横瀬町、皆野町、長瀞町、小鹿野町、東秩父村、神川町、寄居町、松伏町 <千葉県> 銚子市、勝浦市、富津市、八街市、南房総市、匝瑳市、香取市、山武市、いすみ市、栄町、神崎町、多古町、東庄町、九十九里町、芝山町、横芝光町、白子町、長柄町、長南町、大多喜町、御宿町、鋸南町 <東京都> 檜原村、奥多摩町 <神奈川県> 三浦市、中井町、山北町、箱根町、真鶴町、湯河原町 <新潟県> 小千谷市、加茂市、十日町市、村上市、糸魚川市、妙高市、五泉市、阿賀野市、佐渡市、魚沼市、胎内市、田上町、阿賀町、出雲崎町、湯沢町、津南町、関川村、粟島浦村 <山梨県> 都留市、大月市、韮崎市、上野原市、甲州市、早川町、身延町、南部町、富士川町、道志村、西桂町 <長野県> 大町市、飯山市、小海町、佐久穂町、立科町、長和町、阿南町、阿智村、平谷村、天龍村、上松町、南木曽町、王滝村、大桑村、木曽町、生坂村、筑北村、小谷村、坂城町、高山村、山ノ内町、木島平村、信濃町、小川村、飯綱町、栄村 <静岡県> 熱海市、下田市、伊豆市、御前崎市、牧之原市、東伊豆町、松崎町、西伊豆町、川根本町 <愛知県> 津島市、新城市、南知多町、美浜町、設楽町、東栄町、豊根村 <三重県> 尾鷲市、鳥羽市、熊野市、志摩市、木曽岬町、大台町、度会町、大紀町、南伊勢町、紀北町、御浜町、紀宝町 <富山県> 氷見市、南砺市、上市町、入善町、朝日町 <石川県> 七尾市、輪島市、珠洲市、加賀市、��咋市、志賀町、宝達志水町、穴水町、能登町 <福井県> 大野市、勝山市、あわら市、池田町、南越前町、越前町、高浜町、若狭町 <岐阜県> 美濃市、瑞浪市、恵那市、山県市、飛騨市、郡上市、下呂市、海津市、養老町、関ケ原町、揖斐川町、池田町、七宗町、八百津町、白川町、東白川村 <滋賀県> 高島市、甲良町 <京都府> 宮津市、京丹後市、井手町、宇治田原町、笠置町、和束町、南山城村、京丹波町、与謝野町 <大阪府> 富田林市、河内長野市、柏原市、門真市、泉南市、阪南市、豊能町、能勢町、岬町、太子町、河南町、千早赤阪村 <兵庫県> 洲本市、西脇市、加西市、養父市、朝来市、宍粟市、多可町、市川町、神河町、上郡町、佐用町、香美町、新温泉町 <奈良県> 大和高田市、五條市、御所市、宇陀市、山添村、安堵町、三宅町、曽爾村、御杖村、高取町、上牧町、河合町、吉野町、大淀町、下市町、黒滝村、野迫川村、十津川村、下北山村、上北山村、川上村、東吉野村 <和歌山県> 海南市、橋本市、有田市、御坊市、田辺市、新宮市、紀の川市、紀美野町、かつらぎ町、九度山町、高野町、湯浅町、広川町、美浜町、由良町、みなべ町、日高川町、白浜町、すさみ町、那智勝浦町、太地町、古座川町、串本町 <鳥取県> 岩美町、若桜町、智頭町、八頭町、大山町、日南町、日野町、江府町 <島根県> 雲南市、奥出雲町、津和野町、隠岐の島町 <岡山県> 玉野市、笠岡市、井原市、高梁市、新見市、備前市、真庭市、美作市、久米南町、吉備中央町 <広島県> 竹原市、府中市、安芸高田市、江田島市、安芸太田町、神石高原町 <山口県> 萩市、長門市、美祢市、周防大島町、上関町、田布施町、平生町、阿武町 <徳島県> 鳴門市、小松島市、吉野川市、阿波市、美馬市、三好市、勝浦町、佐那河内村、神山町、那賀町、牟岐町、美波町、海陽町、上板町、つるぎ町、東みよし町 <香川県> さぬき市、東かがわ市、土庄町、琴平町 <愛媛県> 宇和島市、八幡浜市、大洲市、四国中央市、西予市、上島町、久万高原町、���子町、伊方町、松野町、鬼北町、愛南町 <高知県> 室戸市、安芸市、須崎市、宿毛市、土佐清水市、四万十市、東洋町、奈半利町、田野町、安田町、北川村、本山町、大豊町、いの町、仁淀川町、中土佐町、佐川町、越知町、檮原町、日高村、津野町、四万十町、大月町、三原村、黒潮町 <福岡県> 嘉麻市、小竹町、鞍手町、東峰村、添田町、川崎町、みやこ町、築上町 <佐賀県> 多久市、玄海町、大町町、白石町、太良町 <長崎県> 平戸市、松浦市、対馬市、壱岐市、五島市、西海市、雲仙市、南島原市、東彼杵町、小値賀町、新上五島町 <熊本県> 水俣市、上天草市、天草市、美里町、和水町、小国町、産山村、高森町、山都町、氷川町、芦北町、津奈木町、多良木町、湯前町、相良村、山江村、球磨村、苓北町 <大分県> 佐伯市、臼杵市、津久見市、竹田市、杵築市、豊後大野市、国東市、姫島村、九重町、玖珠町 <宮崎県> 串間市、えびの市、高原町、国富町、諸塚村、椎葉村、美郷町、高千穂町、日之影町 <鹿児島県> 枕崎市、阿久根市、西之表市、垂水市、曽於市、南九州市、三島村、さつま町、湧水町、錦江町、南大隅町、肝付町、大和村、喜界町、天城町
「消滅可能性」744自治体 人口戦略会議 239自治体が脱却 / 日本農業新聞
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oisiihito · 1 month
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いい加減に 東京へ出てくるとうんざりするのをやめたい 新宿や渋谷ならまだしも 上野などでうんざりしているようでは 情けがないから やめたいのだけど やっぱりどうしてもああやって人が大きな塊になるような状況をみると 誰でもいいじゃないかという気になってくるので苦手だ そこにいるのは誰でもいい かけがけのないことのないただの記号という形をとった肉の塊にしか思えない だからそのような有象無象に気を配る気にもならない 中高生のような 人を殺す目で あれくらいの時期はみんな特に意味もなくあるいは大きな意志の元で人を殺したいと思っているものでは? うつむきながら 足早に肉塊を通り過ぎるしかない フードエッセイストである平野紗季子さんの (NO)RAISIN SANDWICH が クッキー・モンスター (青色のけむくじゃら) とコラボするということで 銀座のソニーパークへ 遊びに行く 銀座はよくわからない 近いようで遠い街だと思う 京橋や日本橋なんかは完全に他人事なんだけど 銀座に関してはどうしても割り切れない部分が個人的にあったりするわけで 上野から銀座線に乗り ライクアタイトル回収 銀座駅で降りる まずまずの人 ソニーパークは駐車場の傍らにある 以下HP引用 "銀座四丁目交差点改札より、そのまま地下コンコースを歩いてお越しください。B7とC3出口の間にある「西銀座駐車場」の入口を入ってすぐ左がSony Park Miniです" なんとも簡潔でいて分かりのいい文ではないの 無駄のないうえにそこまで事務的でもないのが良い 変な場所にある施設が 結構好きです 新橋の ニュー新橋ビル な 熱海の 第一ビル商店街 な 感じの施設 施設群? この日のために PACS の Round Corner Pocket shirts を卸した 真剣な青色で 名前の通り ザッツリテラリー ポケットがまあるくなっている 生地もスーピマコットンなので 肌触りも良い かつ光沢もあり品の良いシャツに仕上がっている かわいいねお気に入りです 大きめに着る 靴下もファミリーマートのアクアブルーだったので 話しかけられた店員さんに 「格好もクッキー・モンスターを意識されてるんですね!」 などと言われ 恥ずかしそうに頭をかきながらうんとかすんとか ヘラヘラするしかなかったよ 23にもなるのに 恥ずかしそうにヘラヘラするしかない場面がいまだにある ステッカーや缶バッジ なんとなく目当てにしていたクッキー・モンスターのTシャツはソールドだった まあそうだねと思いながら"PREMIUM COOKIE SANDWICH for COOKIE MONSTERS"を抱えて後にした この時点で汗が止まらなくて病気かと思う 汗をかきはじめると 周りの視線が過度に拡張されていく感覚になる 批評よりも批判よりの視線にさらされているような感覚 さすがに耐え難いので 鳥越の方に逃げた 昔に といっても2年前までは鳥越に居をかまえていたので 今でもマイメンな東京のスポットなのだ そんな場所は本当に貴重だ 鳥越神社という大きな公園のわきにあるアパートの一階部分には Torigoe T という小さなフランス料理のお店があったのだが それも1年前に閉店して今はアメリカ雑貨のお店になっているのを目撃した 6月は鳥越神社の例大祭があり 裸の男たちが蔵前橋通りを神輿担ぎ闊歩する 言語というよりむしろ発声に近い掛け声に混ざるぶつかり合う肌と肌の音は 何かしら象徴的に聞こえるものです 例大祭のチラシがあちこちに貼られているのに沿って鳥越の街を歩く もうこの街は 自室から浅草にあるアルバイト先まで 日陰から一歩も出ることなく歩いて行けるまでに 知っている 知っているのにすでに住んでいないというのはどうして不思議だ 1時間くらい歩き続けて観念したように浅草橋から総武線で新宿まで出張る 小田急線の急行で下北沢に着く頃にはもうだいぶ風が出て涼しくなったような気がして またシャツを羽織った だいぶ変わってしまったねこの街も 高校教師 (1993) には当時の京王井の頭線沿いも出てくるのだが 1993年時点での下北沢駅周辺はとても文化的ではなかったように見える ホームも薄暗くなんとなく湿り気のあるそんなイメージだった むろんあくまでイメージ 妄想ではある産まれてないしそもそも しかしな 今やサブカルチャーにとどまらず演劇や映画のベースメントとして 機能しているので 大したもんだと思う 人間が本気になれば 何もない場所に都市を計画し造ることなんぞは きっと造作もないのだろう 東京も元々大きな湿地帯であったことを考えると 人間のその豪胆さと労力の惜しげのなさには驚かされるばかりである 茶沢通りを北沢タウンホールに抜ける路地の左手に アンダーニース という楽器屋があり ビルの3Fで品揃えもいいしなによりオーナーの人当たりの良さ! この楽器屋でその感じなのありがたい 友人にお土産として Danelectro Black Coffee を買った DODのFX25B Envelope Filter とも悩んだが ゲインがフルテンで固定というオーナーの説明にクラッときたので そっちにした 朝からまともなものを食べていないことに気づいて 渋谷駅から渋谷川に沿って並木橋の方へ降りると恵比寿の手前にフレッシュネスバーガーがあるため そこでフレッシュネスバーガーとジンジャエールを食べる ジンジャエールがとにかく濃く作られており 自家製なのもあって 飲みごたえがすごいことになってんの 正直ハンバーガーには合わせない方がいい 完全に負けているので 狭い店内の後ろの席には 学芸会終わりの親子が感想戦などをしていた ジメっている恵比寿 リキッドルームに家主がやってくるということで 友人を誘った 昨年の12月に出したアルバムのツアー 恵比寿リキッドルーム ワンマン フルセット 整理番号はなぜか800以降のカスだが 久しぶりのライブも 友人に会えるのも嬉しい チケット代の代わりに 何かモノをくださいという暴力に 友人は旅館の灰皿とぶっとい葉巻で応えた 吸わなかったら灰皿で人を殺してもいいらしい とにかく喫煙が足りないと言われた 喫煙が足りない 喫煙が足りない? アウトレイジ 最近バイトや大学の合間を縫って アルバムのレコーディングなどしているらしく 小職よりも忙しそうにしているので頭が上がらない ライブはもちろん完璧だった 正直言ってここまでのめりこめるライブも少ない 撮影が可能らしく ちらほら撮影している観客もいたが 昔気質だからだろうか どうしてもライブという場において撮影という行為がイマイチしっくりこない いまそこにある景色を損なう可能性を 考えてしまって スマホへ手が伸びなかった 撮影などしなくてもライブはサイコーであるのであれば 無理して撮影する必要はない そうだよね ウン 途中マジで酸欠になって フロアが最高潮だからね クラクラしながら ぜんまいじかけ のリフが宙に浮いて見えたりしたが 無事 終演 熱冷めないまままた歩いて渋谷駅まで戻ることになり 家主の話よりむしろバックナンバーやクリープハイプの話になりなぜ? 家主の話をしないということによってむしろ家主の存在が際立っているような 哲学や文学の文脈でよく使われる論文の手法のような雰囲気で 道玄坂のロイヤルホストに滑り込んでひといきをつく 柴田聡子の新譜は ある種 脱構築的に音楽よりも言語 あるいは歌詞や詩の動きにフォーカスしたアルバムだと論じる 前作 ぼちぼち銀河 においてもその様子はたしかにうかがえたが 今回で完全に音と歌詞 (詩) は同時に存在するように作られはじめた それぞれで見てもイマイチパッとこない 納得できない そのふたつは 同時に鳴ることで私たちの前になにかしらの意味を持って突如立ち現れることになる そこが柴田聡子の独自性ではないかという話で盛り上がって 過ぎる時間 こんな話がしたかったと思っていることに気づいたのは分かれてから銀座線で上野御徒町へ戻る最中だった 山形行きの高速バスで 友人がSound Cloudにあげていると教えてくれた レコーディング中のアルバム そのリード曲になるというデモをこっそり聴く 疲れた身体でも 十分に良いと思える曲だった コンスタントな振動に揺れ カーテンをこっそり開けて 高速道路のナトリウムランプが玉になって流れていくのを眺め 耳を澄ませて友人の曲を何度も 繰り返し聴く はじめて聴くのが夜行バスの中で良かったと思った 眼をつむるまでにそんなに時間がかかることもないだろうなと 考える間もなく 眠った 朝の4時に福島にほおりだされて 始発で郡山へ戻り 8時には職場にいるのだから 頭がおかしいとしか思えない 一緒に住んでいる人には 花屋の娘 が入ったフジファブリックのCDをお土産に買った ディスクユニオンの袋に包まれたのを 満足そうに机の上から机の上へ置き直して ニコニコしている 郡山は肌寒く しまったはずの毛布を取り出した
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linkand7 · 1 year
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新感覚理容室LINK(リンク) 目黒駅徒歩1分個室でくつろぐシンプルラグジュアリーサロン ・鼻毛WAX脱毛 新しいグルーミングの定番、WAX脱毛で無駄な鼻毛を根こそぎ除去。爽やかな通気をお楽しみいただけます。 ♯理容室 ♯目黒駅 ♯五反田 ♯白金 ♯恵比寿 ♯ヘッドスパ ♯シェービング ♯理容室link (新感覚理容室link_目黒駅前店) https://www.instagram.com/p/Cp837wIvAjZ/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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brilliet · 4 years
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こんにちは。日中汗ばむ時もありますが、ようやく人心地(^^)涼しくなってきましたね♪寝やすくなっていいですが、秋から冬は乾燥の季節、美肌にとっては大敵です(^.^; そんな季節の変り目にお肌を潤してくれる肌改善フェイシャルをご紹介します♪ 美容家絶賛の化粧品、フェース化粧品を贅沢に使用し、お肌のトラブルを根本からケアしていきます(^_^)フェース化粧品が特許をとっている生コラーゲンがお肌に入り傷んだ部分を修復、そのままお肌の一部になってくれます。赤みが出やすい敏感肌の方にもオススメのコースです。Brillietオリジナルの小顔マッサージ付 ぜひ一度お試しください。 #Brilliet恵比寿店#Brilliet天王寺店#美バスト#光バスト#エステサロン#完全個室#コロナ対策万全 #恵比寿 #ハイフ #キャビテーション#ラジオ波#全身脱毛#VIO脱毛#顔脱毛#痩身#光フェイシャル#オールハンドマッサージ#毛穴ケア #フェース化粧品#生コラーゲン https://www.instagram.com/p/CFWA03pjNBn/?igshid=6fdksv5ghykz
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virginwax-blog · 5 years
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🌸4/1-4/7ご来店の方🌸 . ◇◆全店舗◆◇ お会計時にこの画面ご提示で ✨100円オフ✨ . ほかのクーポン割引と併用可能です💕 . . #wax #waxing #brazilianwax #ワックス脱毛 #ブラジリアンワックス #脱毛 #池袋 #渋谷 #新宿 #六本木 #大宮 #横浜 #町田 #北千住 #恵比寿 #錦糸町 #立川 #waxingsalon #tachikawa #ikebukuro #sinjuku #shibuya #roppongi #ebisu #machida #yokohama #kitasenju (池袋 いけぶくろ) https://www.instagram.com/p/Bva25AKlO4b/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=yombz55t7dsr
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mcgeebass04 · 2 years
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Permanent Hair Removal And Laser Hair Removing
Laser hair removal is an innovative cosmetic technique was executed to remove unwanted human body or facial tresses permanently using gentle energy. It is definitely a new and even improved alternative to be able to shaving, tweezing, waxing and taking advantage of all forms of chemicals to take out hair. Laser hair removal is yet a much less time consuming treatment than other approaches, for instance electrolysis. This can remove locks from several regions at the same time. Permanent locks removal works extremely well on legs, chest or back, and also some facial areas, many of these as eyebrows or perhaps lips. Laser Curly hair Removal Applicants The best candidates intended for permanent hair removing are individuals with fair skin plus dark hair. Laserlight hair removal is much less effective on reddish colored or blond curly hair and has better effects on coarse instead of fine hair. Several treatments are usually required and sufferers have to become happy to spend a lot of time within this procedure. Remedies are performed in a length of several several weeks. The number involving treatments required intended for facial hair treatment varies from one particular patient to one more. The best candidates have to be both mentally and even physically healthy and share realistic objectives on the potential results of laser hair removal. Permanent Laser Hair Removal Procedure Doctors use one of several laser types intended for a permanent hair removal procedure, such as diode laser and the Q-switched Nd: Yag. For patients which have dark-colored skin area, they often implement a bleaching lotion to increase the particular chances of large effectiveness. An anaesthetic cream is placed on the skin surface area after it will be shaved and cleaned. Then pulses involving laser light give energy in to the color of the hair shaft, thus harming the surrounding hair follicle. Some surgeons employ a carbon lotion, which responds to the laser wavelength and helps together with stopping the tresses from growing. The particular Risks of Laser Hair Removal Even though long lasting hair removal will be usually safe, right now there are some aspect effects that might take place in some cases. Among these side effects there is the deepening or lightening regarding the skin surface area which was treated. More dark skin is associated with a higher risk involving changing its color, so tanning before the laser treatment ought to be avoided. An additional possible unwanted effect is burning and blistering. Typically the risk of these side effects can easily be decreased by following carefully typically the cosmetic surgeon's guidelines and instructions. Duration of Permanent Hair Elimination Treatment Your frizzy hair are probably not really all within the exact same growth stage with a given time. Generally, two-thirds of hairs are growing, while the other folks are in the regenerating phase. Consequently , 恵比寿 脱毛 are needed in order in order to get the specified effects. On average, three sessions are required to be able to remove almost all the hair through one area. Therapy sessions are usually scheduled at very least one month apart to ensure typically the remaining hair can be back in the growth stage and can be removed during the particular next procedure. The length of one particular session depends upon whether it is definitely performed for body or facial locks removal along with the dimension of the area that is to be treated. The particular necessary timeframe for one session runs between five mins and another hour. Long lasting laser hair removal is a ground-breaking cosmetic procedure that will provides a lot of benefits and releases a person from worrying regarding unaesthetic body locks and depilation. However, in order to slow up the probability regarding negative effects, you have got to make sure you choose a high-qualified cosmetic surgeon to execute the procedure.
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mark-0201 · 3 years
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#恵比寿 の西口にある、 #メンズ脱毛サロン の #BUBHOMME さま にて、2回目の #ヒゲ脱毛 を受けてきました❣️ 1回目の施術で、おひげを剃った後がツルツルしているのを実感で、青ひげも薄くなった気がします❣️ 最新の #光脱毛 で、ジェルを使わず、お肌を冷却してフラッシュを当てるので、きれいなお姉さんと楽しくお話をしながら、あっという間に終わります❣️ この投稿をご覧になった方は、初回おお試し 2,000円 で体験出来るそうです❣️ #美意識 の高い男性の方❣️ 是非一度、#BUBHOMME さま で脱毛をお試しください❣️ BUB HOMME 様の アカウントはこちら ✨⬇️ @bub_homme @bub_ikd @bub_kudo #美容 #美容男子 #美容男子と繋がりたい #メンズ脱毛 #ヒゲ脱毛 #ひげ脱毛 #脱毛 #メンズビューティー #脱毛したい #脱毛キャンペーン #脱毛デビュー #脱毛男子 #뷰티스타그램 #뷰티 #일상 #恵比寿脱毛 #メンズ脱毛サロン https://www.instagram.com/p/CLhB3jMLp4q/?igshid=1pf5y8965sesm
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epi-walk · 3 years
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ミュゼ恵比寿店の行き方 / https://www.datsumo-walk.com/musee-ebisu/
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cosmobodycare · 5 years
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#教えて院長 AGA薄毛の話し 鍼灸でも、円形性脱毛の治療があります! AGAは、男性型薄毛の事ですね テストステロンの問題が育毛サイクルを狂わせているので テストステロンの変化を押さえて 育毛サイクルを正常にしていくのです 女性の場合の薄毛は、ホルモンが違うので 飲む薬は、男性の物とは違います ストレスによる円形性ですと 身体の治療を行い全身の血液循環をあげてから 頭部の鍼灸治を行い頭の血流を良くするのです。 髪の毛が生えて来るのに 時間がかかる物です。 鍼灸治療を行なっていると 円形性脱毛の相談も受けますので なぜそうなったのか? この原因は、解明されて無いのですが ストレスの要因が言われていますので 何についてストレスを感じているのか? そこから、身体のケアに入ります。 今回は、AGAの話として ドクターからメカニズムを学んだので スタッフセミナーにて、 知識を共有する ホルモン系のメカニズムは、 ドクターに任せる どちらにしても 身体全身の血液循環をあげる事が必要との事でしたので 鍼灸としては、身体全身の血流をあげる事を目的とした施術が良いのかと思う ストレス系の問題であれば 身体のケアはメンタルのケアに繋がるので きちんと、ケアを受けて頂くと 身体の反応も出て来ますね ただ、時間がかかる事だけは ご理解して欲しいです。 10ヶ月とか目安になるでしょう #薄毛 #メンズヘア #乾燥 #薄毛治療 #頭皮ケア #女の子 #美髪 #頭皮 #脱毛症 #aga治療 #aga #カウンセリング #恵比寿 #渋谷 #中目黒 #鍼灸 #鍼灸院 #整体 #マッサージ #マタニティ #美容鍼 #美容鍼灸 #コスモ治療院 #ストレス #円形性脱毛症 #育毛 (コスモ治療院) https://www.instagram.com/p/Bz75B4bAQAc/?igshid=5ocqd4jp82xd
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INVERALLAN 「3A Lumber Cardigan」
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INVERALLAN『3A Lumber Cardigan(ランバーカーディガン)』 Color:black,charcoal Size:38,40 Price:¥42,000(+TAX)
こんにちは。東京店の岡本です。
今年も残りわずかになり、東京もグッと気温が下がってきました。ここ最近はインナーとしても出番の多いこちらをご紹介します。
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※着用モデル:165cm/50kg 着用サイズ:36(ブラックを着用)
言わずと知れたニットの最高峰、インバーアランのニットカーディガンです。 東京店でもインポートブランドとしてお取り扱いをしております。
未脱脂ウールという油分を多く含んだ毛糸を使用しているため、防水性・防寒性に優れています。
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今の時期はインナーとしての出番が多く、肉厚な生地ですが程よく硬さもあるので着ぶくれなども気になりません!
もちろん暖かさは申し分なし、寒がりの僕でもポカポカです!
カラーはブラックとチャコールをセレクトしています。
写真では分かりづらいのですが、ブラックはそのまま濃い黒、チャコールはスミクロの様にやや色の抜けたブラックといった印象です。
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☝チャコール
今の時期はインナーとして、春先には軽めのアウターとして、冬限定のヘビーな印象ですが以外と使えるシーズンが長い優れものです。
気になる方は、お気軽にお問合せ下さい♪
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2019年1月29日より、弊社直営店で行っておりますジーンズ等のリペアの受付を休止させて頂いております。 ※ご郵送に関しても同様に休止させて頂いております。 再開の日程は未定です。 ご迷惑お掛け致しますが、ご理解下さいます様お願い致します。
WAREHOUSE東京店 150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1-29-8 恵比寿ウエスト1階 TEL:03-5457-7899 営業時間:平日 PM12:00~PM8:00、土日祝 AM11:00~PM8:00 ※定休日はございません。
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originalpatrolyouth · 4 years
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エミリーライクステニス二万字インタビュー企画第二回は、最後の加入メンバーにして最年長の赦-forgive-。個性がぶつかり重なり合うバンドの中で確かなベースの主張がありながら人間性はあまり見えてこない。同じベースプレイヤーかつ同年代という共通項で比較的フランクに行われたインタビューで見えて来たのは、彼の見えない人間性ではなく、そもそも人間性という型の無さであった。否が応でもこれまでの型を破り、これからを暗中模索しなければならない今日のわれわれにおいて、彼の型の無い人生観やベースプレイはひとつの糸口となるのではないだろうか
(聞き手・早瀬雅之)
●それではエミリーライクステニスのメンバーそれぞれの二万字インタビューということなんですが、今回は飯田君(赦-forgive)、始めて行きましょうか。よろしくお願いします。
「よろしくお願いします。俺、二万字も話すことあるかな。俺二千字で良いかなー(笑)」
●ははは少ねえよ(苦笑)
「まあ乗り気で頑張ります!」
だんだん距離感とかわかってくるんだろうね、近すぎず遠すぎず。
●それでは生い立ちから訊きたいなと。出身はどこ?
「出身はちょっと色々引っ越してて説明がめんどくさくて」
●それは親の都合で?
「そうだね。親の社宅が色々転々と場所が変わっていって、生まれた時は千葉に住んでいて、2歳で渋谷区の恵比寿に引っ越して、小学三年生の時に川崎市の等々力競技場の近くに引っ越して、そっから長くて、高校を卒業したあたりで横浜へ。横浜は親が家を買って。川崎市が一番長かったかな」
●ああそうなんだ。まあざっくりいうと関東圏内を転々と、って感じだね。
「そう転々とっすねぇ。だからこれと言った地元っていう感覚が分からなくて、大学の時とか地方から来たやつが半分以上だったから『休みに実家に帰る』みたいな話を聞くと地元に帰るっていう一つの儀式みたいなものが羨ましかったりした。地元があるっていうことは自分のルーツがしっかりあって逆にそういうのがない自分はルーツはわからないから自分は何者なんだろうというフワフワした感覚が昔からあって。親の出身も二人とも関西だし。ずっと『ここは自分の居場所なんだろうか』っていう正体不明の違和感がずっと付き纏っていた。裏を返すと『ここも、ここも地元だよ』っていう風にどこでも出しゃばっているけど、とにかく地元があるやつはみんな羨ましかった」
●家族構成はどんな感じなんでしょう?
「父親、母親、それで姉二人」
●姉二人か、へぇそうなんだ。兄弟の仲とかはいいの?
「あー、どうなんだろうね、自分の家族しかわかんないし客観的に考えたことなかったなあ。うーん、どうだろう。仲が良いっていうのはどういうことを言うんだろう。そういえば早瀬くんは兄弟いるの?
●俺は弟がいるよ。
「へえ、仲良い?仲良いっていうのは一緒に遊んだりっていう感じなのかな」
●子供の頃はそうだね。子供の時だったら一緒に遊んだりっていうのが仲良いってことじゃないかな。飯田くんは子供の頃どうだったの?
「そうね、小さい頃は結構、姉が友達と遊んでいる時に、一緒に遊びに連れてってもらって、まあ姉の友達に可愛がられたり、甘やかされたりしたよね。(だんだんと思い出して)ああ、でも真ん中の姉には小さい頃すげえいじめられてた気がしてきた。三人兄弟ってさあ、一番上はまあ親にとって最初の子供だからすごく可愛がられて、それで一番下はまあずっと甘やかされてチヤホヤされるじゃん。そうすると、真ん中の子って可愛がられる期間が短いし、末っ子は可愛がられてるしで、ひねくれたりするんだよね。
●なんかそういう傾向はあるよね、三人兄弟は。
「それでさ、小さい頃の家族の写真、俺泣いてて、隣で姉がにやけてたりすんの。大きくなってから何で俺泣いてんのかって思って親に聞いたら、写真撮る直前につねられたりしてたわよ、って」
●笑
「甘やかされてる弟にムカついててて、俺がなんか憎たらしいことを言ってそれを親に訴えたところで『お姉ちゃんなんだから我慢しなさい』っって言われるだけだから、陰でこっそり俺にヤキを入れていたんだろうね。あるいは単純にいじめてたか」
●はいはいはい(笑)
「でも高校生とか、大人になってくるとそういうのは段々となくなっていって、いつも普段はそんな会話する方ではなかったんだけど、むしろ節目とかことあるごとに俺がどうしようとか悩んでると『おい、あのな、』と的確なアドバイスとかくれたりして、『え、何で俺のことそんな知ってんの。』って不思議に思いつつすげえなあってなったりして。あんまり喋りはしないのに。よく見てんだね、姉というものは。ああ、今まで生意気なこと言ってきてごめんなさいって。
●いやでもいい関係ですね、それ。
「だんだん距離感とかわかってくるんだろうね、近すぎず遠すぎず。人間関係は適度な距離が大事と言うことを学んだし、姉は偉大だと」
●なるほど。
●子供の時は客観的にどんな子供だったと思う?
「うーん、やっぱり客観的に考えるのは苦手だな、、、。まあ喋んなかったね。
●結構無口だったんだ。
「無口だねえ。自分の主張とか苦手だね。授業中手をあげたりしないし、友達作ったりとかも積極的にしないし。学校帰りとかに友達んちにゲームしに行ったりとかはまああったけど、家で一人でなんか一人遊びしたり図鑑を読んでたりしてるのが多かったなあ。
●積極的じゃなかったんだね、意外だなあ。
「え、そう?俺の中では今も全然変わった感じしないんだけどなあ」
●あ、そう?(笑)
「そう(笑)」
●内気な少年だったんだ。
「そうね、小心者だし。あまり目立ちたくないんだよね。何事も傍観していたい」
●将来の夢とかあった?
「それね、そういう質問になるよね!」
●内気な少年は何になりたかったの?
「無い!その時どきでみんながなりたいようなのになりたいっていうのはあったけど。プロ野球選手とか、パイロットとか、他色々。
●ベタなとこね。
「ベタなとこはあったけど、『絶対これになりたい!』っていうのはなかったねえ。多分、自分の将来を思い描いてなかった、描けなかったんだろうね。あ、これいいね。ここ使ってよ!『内気な少年は、見えない未来を思い描くことが、出来なかった・・・』」
●はいはい(苦笑)
こんな中学行きたくねえ、こんなとこ絶対抜け出してやる!
●中学校の時とか部活何やってたの?
「そりゃ将棋部っすよ」
●あっ!本当に将棋やってたの!?
「本当に将棋部なんだよ!」(注:赦-forgiveは一時期「将棋部」と名乗っていた)
「話が脱線するんだけど、ビーストとかドラゴンが実名でやると名字が珍しいから仕事的にまず���かもみたいなのでステージネームを決めるって話になって、俺は全然支障ないし、ありふれた飯田と言う苗字だし別に飯田で良いんだけどなーって思っていたんだけど、飯田さんも揃えてつけましょう!って流れになって、それでビーストが『飯田さん、〈DJボカロP〉か〈囲碁部〉にしましょう!」って言ってきて。
●なんだよそれ(笑)
「なんだよそれだよな。まあ『DJボカロP』は無いじゃん。俺そんな面白い名前背負える自信ないし、そんな名前つけるほど派手な真似できないし」
●まあそうだね(笑)
「それで消去法で〈囲碁部〉が残るんだけど、実際に将棋部だった手前、それを名乗るのは俺は許せないわけよ。『いや、囲碁できねえし、将棋部だったし!』って感じで、『じゃあ〈将棋部〉でいいかな』って」
●そんな話だったんだ。
「それでまたね、一年かそこら将棋部でやってたけど、将棋で藤井くんって怪物が出てきて、将棋ブームがやってくるわけよ。俺、将棋部入ってたけど、全然部活熱心に行ってなくて、ほぼ帰宅部だったから、これまた背負えないわけよ、『将棋部』という看板を。おこがましすぎるじゃんよ。それで『将棋部』に似た音の、ショウギブ・・・・・フォーギブ・・・forgive(赦す)・・・・これだ!・・・っと」
●それが名前の由来だったんだ。それでも意味わかんないけどね。
「うちのバンドの意味のわからなさは今に始まったわけではなく。まあもう、飯田でいいんだけどね、なんでもいいよ。名前はただの記号だし」
●ちょっと話を戻して、中高の頃とかどうだった?やっぱり内気だったの?
「中高の頃は多少変わって喋るようにはなったかもしれない。友達も普通にいたし。そう言えば中学に入る前の、小学生の時もずっと内気だったかと言われると、そうではなかったかもしれない気がしてきた。まあ小さい頃は内気で喋んなかったんだけど、小学校入学してから三年生の時まで渋谷区にいるときは割と学校で騒いでたり積極的に喋ってたりしてた方かも。川崎市に引っ越してからガラッと変わったかもしれない。渋谷と川崎って距離は近いんだけど、結構雰囲気が違ってね。渋谷区って、渋谷駅の雰囲気はまた違うけど、そこで暮らしてる人たちってやっぱり余裕がある人が多かったりして、全体的に落ち着いていると言うかマセていると言うか独特の雰囲気があって。川崎の方は、一般的な工業的な川崎のイメージのある東の方の地域よりもっと西の陸の方に行って、イメージとしての川崎よりももうちょっと落ち着いているんだけど、でもなんか、等々力らへんの、都会っぽさと田舎っぽさが共存しているところで、まあ日本全体で考えると川崎の方で渋谷の方が特殊なんだけど、俺はそこで育ったから川崎に言った瞬間に空気が違うのを肌で感じて、嫌いじゃないし居心地が悪いわけではないんだけど、なんか萎縮してしまって、ちょっとからかわれたりするだけでヘコんで、気の許せる同級生とだけ喋るって感じで。それで、しょうろくになるぐらいに中学のこととか段々意識するようになるけど、それで地元の中学が通学路にあったから毎日様子を見てたんだけど、『あ、やべえ、金髪のやついるし、なんかバット持ってるし』ってなって、もうぬくぬく育てられた気弱な俺はそんな中学で過ごしていく自信なんか湧くわけないから『こんな中学行きたくねえ、こんなとこ絶対抜け出してやる!』っていうふうなことで中学受験を決意しまして。親も俺がそういう性��なのはもちろん知ってるから『じゃあ頑張んなさい』と」
●なんか初めて自我みたいなものが見えたね。
「あー。そういえば。いいこと言うね。それまで自我というか、自分で『これやりたい』と主張したことなかったな。初めての自我の芽生えかもしれない。それで、中学はなんかおぼっちゃまみたいなのが集まるような学校だったから、また水が合うのか自然にに過ごせるようになって内気では無くなったかもしれない。まあ中高は楽しく過ごしてましたね。
●ちなみに音楽はどのぐらいの頃から聴いてた?
「どうだっけな。最初は姉が買ってきたりしてたCD聴いたりしてたなぁ。あとは学校で流行りの音楽を聴いたり。特別深いものでもなく、普通にJーPOPを。小沢健二とかB’zとかスピッツとかミスチルとか奥田民生とか。初めて自分で買ったCDは、シングルはラルクだったかなあ。アルバムはTMレボリューションの『トリプルジョーカー』。
●ちょうどそのへん流行りだったね。TMレボリューションとかって小学生の時だっけ。
「いや、中学入ってからな気がするなあ。小学校のときはお小遣いはそんなにないしジャンプとかVジャンプとかドラクエのバトル鉛筆に消えてたから、お小遣いが増えた中学生の頃だったと思う。(注:赦-forgive-と早瀬は一学年の差があり、一九九八年のTMレボリューションやラルクアンシエルが流行った時期は赦が中学一年生、早瀬が小学六年生でお互いの認識はそれぞれ正しい。)
「中学のときも流行りの音楽を聴くだけで、意識して色々聴き始めたのは高校生になってからかな。友達たちもみんなそれぞれ音楽的に趣向が出てきて、情報交換、というか『これやべえいいぞ』とか教えてもらって、NOFXとかRED HOT CHILI PEPPERSとかRAGE AGAINST THE MACHINEとかRADIOHEADとか王道なのから、SLAYERみたいなスラッシュメタルだったりJOHN ZORNだったり、でもJUDY AND MARYめっちゃ聴いてたり。一番学校でややっべえぞってなったのが、AT THE DRIVE-INで。そんで、高校ではいわゆるミクスチャーとかメロコアと呼ばれてるのが流行って俺もだいぶ聴いてたけど、高三になったあたりでUKロックがロックリバイバルになった頃で、このあたりが一番ダイレクトに影響受けたかもしれない。FRANZ FERDINAND、THE MUSIC、THE CORAL、がかなり大学生になってロック研究会とブルースサークルに入って、そこから一気に世界が広がったかもしれない。50年代とか60年代のロックやブルース、そしてソウルとかファンクとかの世界を知った感じ」
●親の影響とかは有ったの?
「父親はなんか、楽器はやってなかったけど音楽を聴くのはすごく好きだったみたいで、めっちゃ大量にCDを買い漁ってて、それがアメリカのカントリーとかサザンロックとか、ジャズとかクラシックとか大量に千枚とか二千枚とか家に有って。なんか馬鹿高そうなオーディオとか買ったりして。ロック系だったらオールマンブラザーズとかアルクーパーとかフェアポートコンベンションとかリトルフィートとか、あともちろんビートルズとかも。別に父親と仲が良いとかもなく、父親もそんなに会話する方じゃなかっし、音楽とかそういう話はした記憶がないんだけど、父親が高そうなオーディオで垂れ流してるのを俺は自然と聴いて、『あ、これ良いな。』とか心の中で思っていたり、思わなかったり。あとは、姉がエレクトーン習ってたりしたのと、俺の幼稚園の同級生のお母さんかおばあちゃんか忘れたけどピアノの先生をやってたから、それがきっかけで俺は幼稚園の時からなんとなくピアノ習ってて、引っ越す小学校三年生までやってたかな」
●あ、ピアノやってたんだ。ピアノってなんか音楽というかベースに役立ったりしてる?
「それね、めちゃくちゃ役立ってる。楽譜読むのとか基礎的な部分とか、和音の構成の知識がついて、それでベースライン考えられたり。この音出したいなら、フレットをこんだけ移動スレばこの音になるんだなとか検討ついたり、ベースやるなら他の楽器もやった方がいいというか、他の楽器を始めてからベースをやった方がいいと思う。いきなりベースやると基本的に全体のことが良く見えなくて、無意識にコードがCだったらドを弾かなきゃみたいな。でもCだからってドを弾かなきゃ行けない訳ではなくて、他の音を弾いてもいいし、逆にここはドを絶対弾いた方がいいみたいな、色々考えるには他の楽器やってからの方がいいベース弾けると思う。それでその楽器の経験とか知識がベースに組み合わさって面白い発想のベースが弾けると思うし。俺のベースは変わってる、みたいなことを言われることが多くて、自分では『どの辺が?』と思うけど、これは多分俺はベース始めたときにギターを触ったことなくて、鍵盤をベースにしてたりするからかなあと。まあ音楽的な話はつまらないからこのぐらいでやめよう。
●ベースを始めたのはいつ頃になるの?
「人生のたいていのことはあんまりはっきり覚えてないんだけど、ベースを始めた時期はよく覚えていて、中学二年の時。さっきの話に通じるけど、俺は中学の頃は今で言ういわゆるキョロ充みたいな奴で、オタクな奴とも仲良いし、嫌いな言葉だけどスクールカースト的に上位の、流行の最先端を追いかけてる奴とかとも仲良くて、それで、上位の奴とかが『バンドやろうぜ』みたいなブームが中二くらいで出てくるのね。俺は、その時はもうピアノもやってないしそれほど音楽にも興味はなかったんだけど、どういう流れか忘れたけど『飯田もやれよ。』ということになって、それで『ベースいないから、お前ベースな』って言われて。『ベースって何それ?』という感じで。俺も、よくわかってなかったけど楽しそうだから『じゃあやるわ。』と。その頃は、バンドというのもよく知らないし、ギターとベースの違いとかも全然わからなかったんだけど、それで友達の家で、その友達は医者の息子で吹奏楽部に入ってて、千葉に豪邸が建ってて、当時は出たばっかりで高級品のソニーのMP3プレーヤーとか持ってて、『すげえ、いっぱい曲入ってるし!』って興奮したんだけど、そいつはNOFXとかハイスタンダードが好きで、そいつの家でハイスタンダードだったか忘れたけどミュージックステーションの録画でバンドが演奏しているのを見せてもらって、『このでかい方のギターがベースだよ。今度買いに行くぞ』って。『俺は深夜にこっそりエヴァンゲリオンとギルガメッシュナイトを録画したことしかないのに、こいつは音楽番組を録画して、MP3プレーヤーを持ってるし、なんてハイソサエティな世界なんだ!』と興奮しちゃって、ベースやるぞって気持ちがどんどん盛り上がってきて。ちなみに二〇年前のテレビなんか大して低音が聞こえないから、結局ベースの音が一体どういうものか全くわからなかったんだけど。それで数日後にお茶の水の楽器屋へ行って、三万か四万くらいのヤマハの初心者セットを買って、ベースを始めた感じ」
●(笑)じゃあ始めたきっかけは友達の影響って感じなんだ。
「うん。自我が基本ないからね。友達がやってて楽しそうだったらやる、みたいな」
●最初はどういうのやってたの?
「最初はHIDEとかハイスタとか、イエモンとか・・・」
●当時の流行りひと通りって感じだね。
「何かエンリケとかが毛嫌いしてそうな奴ばっかだな(笑)」
●高校に行ってもバンドを続けてたたの?
「俺、何事も自分からは始めることってあまりないけど、一回やり始めたらなかなかやめないからね。やり始めたら止まらない。っていうか学校が中高一緒だったんだよ。中学から同級生みんなそのまま高校へっていう流れがあるから普通にやってた。ベースやってみたら、『あ、結構楽しいじゃん』って、ずっとやってた。
●バンド組んだら、文化祭とか、発表の場とか、自分で作ったことはある?
「文化祭ライブは前からあったんだけど、うちの高校は軽音部みたいなのが元々なくて、ちょうどうちの代の人達が『軽音部作ろうぜ』ってなって軽音部を作ったね。俺はまあ傍観してただけだけど。スーパーガンバリゴールキーパーズの抜けたメンバーとか、同級生なんだけど、そいつらが積極的に動いてた。
●あ、同級生だったんだ。
「そう。実は」
●それが高校時代。そっから大学になると思うんだけど、進路とかどういう風に決めたの?
「いやー、進路が難しかったんだよね。何しろ将来の夢とか具体的になかったから。大学、学部どうしようって。
●大学に行こうっていうのは決めてたの?
「高校がみんな大学受験するって感じの高校だったから、大学受験する以外の選択肢は特に無くて、大学受験するっていうのだけ頭にあって、『とりあえず勉強頑張って、一番行けたところに行こう』と」
●高校の時って頭良かったの?
「学校の中で?」
●うん。
「いや、全然。二八〇人くらいいて、大体二五〇位とか二六〇位とか」
●低いね(笑)
「高二ぐらいまで五年間勉強はほとんどしないでゲームとバンドしかやってなかったからね。さすがに高三になって、『さすがに勉強しないとまずいな』って。自分の中���何も勉強しないで適当に卒業して適当に大学行ってたら人生に何も残らないで後悔するだろうなって危機感が湧いてきて。とりあえずやることはちゃんとやろうと思って。結局高三になってからそんなんじゃ現役では受からないから浪人することになるんだけど」
●すごいね。また自我らしきものが出てきたね(笑)
「そうなんすよ」
●それ以外は流されるままに生きてるね(笑)
「そうだね(笑)」
●やっとこう、自分の意志で、ていうのが出てきましたね。
「高三の時にね、学年のボスと同じクラスになって、なんか急に仲良くなって。野崎くんっていうんだけど。野崎は中学からマジ怖くてね。蹴られたりとかしてたんだけど、高三になって同じクラスになってから急に仲良くなって、一緒に学校帰りに自習室に行ったり。野崎が「俺は将来弁護士になりたいから中央法に行く」って言ってて。俺も影響されてめっちゃ勉強して」
●学部はどこ?
「経営学部ってとこで。これはなんでここかっていうと、ここはセンター試験の点数だけで良くて、俺はセンター試験でめちゃくちゃ点数とったから、センター利用でこことあと何個か合格して、行きたかった私立は滑って、結局まあ自分なりに頑張ったでしょとここに落ち着いて。経営学部は、まあ全然興味なくて本当につまんなかったね。もっときちんと学部を調べればよかった。
●サークル的なものは?
「最初、映画研究部っていうところに入って、これは単に部室が居心地良かったからなんだけど、これも映画が全然好きじゃなくてね。ここでも自我が無いな(笑)」
●バンドのサークルはどうだったの?
「最初入ってなかったんだんだけど、経営学部にやっぱり授業出てなかったりで友達いなかったんだけど、大学にマルチメディア文化課程っていうとこがあって、何するかよくわかんない学科なんだけど、まあ日大芸術学部みたいなとこなのかな。そこに入ってくる奴はもう変な奴しかいなくて、映画研究部にもマルチのやつがいっぱいいたからマルチのやつと仲良くなってって、そいつから『マルチのやつでバンド組みたいやつがいてベースいないらしいんだけど、飯田くんやる?』っていう流れになって。マルチのKくんっていうのが組もうと言ってて、そのKくん含めてマルチの三人と俺とでバンドやり出して、それでロック研究会に入りました。
●バンド組んだのが先だったのね。
「そう。でもこのバンド、そのKくんとは”音楽性の違い”でKくん以外の三人で活動するようになるんだけど(笑)」
●大学行ったらバンドを続けよう、あるいはやめようみたいな気持ちはあったの?
「あー、最初はやろうと思ってなかった!『バンドなんて将来の役に全然立たない』っていうのがあったから、いつやめようかなあって。最初は大学で勉強しまくるぞって。でもやっぱり大学は水が合わないし、学部は全然つまらないし、受験で燃え尽きてたし、でも、なんかバンドは楽しいじゃん。それ大学行かずにロッ研だけは行く、みたいな」
●バンドはどういう感じの活動だったの?
「最初は横浜のライブハウスに出たりしてて、そのうち下屋根のオーディション受けに行こうってことになって、俺はそん時仕組みをよくわかってなかったから『オーディション!?やべえじゃん何それ!」ってなってて、後から考えると屋根裏のはそんな大袈裟なものじゃないと気づいていくけど、俺たちはオーディション受かったぞ!うおおお!みたいな自惚れみたいなもので興奮して、屋根裏とかに出るようになって。そん時に太平洋不知火楽団とかオワリカラとか対バンで見てたりして。向こうは俺たちのことなんて何にも覚えて無いと思うけど。俺たちは謎の根拠の無い自信で調子乗ってて、もっといろんなバンドと交流しておけば良かったなと後悔してる。あとから三年か四年後とかに、太平洋とかオワリカラとかやべえぞ!みたいな。そん時俺は『同じようなところで出てた同世代のちゃんと頑張って活動してるカッコイイバンドはどんどん結果出してるじゃん。何やってんだ俺は。』ってやる気どんどん無くして行って」
●そのバンドはいつぐらいまでやってたの?
「いつまでやってたかな。他にもサークルで組んだりとかもあって・・・、四、五年くらいやって、自然にやらなくなっていったかな。あ、ちなみにそのバンドのやつ、放送研究会にも入ってて、エンリケの先輩になるんだけど、性格に癖が強すぎてエンリケがそいつをめちゃくちゃ苦手でね。まあ俺は同級生で同じバンドだからそいつのこと面白くて良いけど、確かにこいつが先輩だったらめちゃくちゃ嫌だろうなって(笑)エンリケが『バンドはカッコイイし、飯田さんは良い人なんですけどね・・・』って(笑)今は『飯田さんのベースは認めるけど、人間性はね・・・。』って、真逆のことを言われてるけど(笑)」
●エミリーライクステニスに入ったのはどういう流れ?
「前々からエンリケが『飯田さん、ベースやってくださいよ。ブボンペキペキってやつを』って言ってくれてたんだけど、俺はずっと断ってたの。先輩とやったらエンリケが遠慮して、自由に出来ないで堅苦しいだろうなって。そのあと、やってたバンドもやらなくなって、就職もしないでずーっとゲームとかして虚空を見つめて人生無駄な期間過ごしてて、ちょうどエミリーライクステニスの先代のベースが抜けて。『もう、飯田さんしかいません。』って。『じゃあやる。』って。二〇一三年だったっけな。もう七年くらい前か」
 あれ?これはめちゃくちゃカッコイイぞ。
●それまでは、エミリーを外から見ててどんな印象だった?
「そうね、最初は三人でやってて、横浜のライブハウスとかに見に行ったりしてて、なんかまあ、俺もバンドやってるから、『エンリケのやりたいのはおそらくこうこう、こんな感じなんだろうな。』って頭の中で補正しながら見てて理解はできたんだけど、やってることは甲高い声でエンリケが叫んで、速いリフの応酬で、でも全然演奏がめちゃくちゃで、なんかMCだけはまあエンリケのことだから面白い、誰が見に来るんだ、みたいな」
●それはエンリケも言ってたね。『演奏は受けずにMCだけ受けてました』って。
「そんで、しばらくして、先々代のベースがいて、ビーストとドラゴンが入学して二人が入って、四人でやってるのを学祭で見た時に『あれ?これはめちゃくちゃカッコイイぞ。演奏はめちゃくちゃだがこのまま演奏が上達したら良い感じになりそうだな。』って印象になってきて」
●おお。
「でもね、先々代のベースが就職する時に『辞めます。』ってなって、先代のベースが入って。その時は俺は虚空を見つめてたから一回もライブ見てないんだけど。なんかいろいろあったらしいことをエンリケから相談というか報告されてて、それでさっきの話の通り俺が入ることになって」
●なるほど。飯田くんが入ってから、いろいろ幅が広がったし、やろうとしていることの再現度が上がったりしてきたと思いますけども。
「それは褒められてんのかな(笑)」
●そうですね。ライブ中は何を考えていたりするの?
「そうだねえ。色々考えてるけど。むしろ早瀬くんはどういうことを考えてライブやったりしてた?」
●そうね、エンリケとこないだ話したことだけど、『ライブ中何も考えない時の方がいい時が多いよね。』って話をしてて。
「そういうのはあるなあ。でも何も考えないでやるって、昔はできてたけど、最近は、エミリーやってからはなくなったなあ。何かしら考えてやったりしてる。演奏、走ったりとかしないか、とかここでこのタイミングで音変えるぞ、とか考えなきゃいけないことが多くて。エミリーに入ってから無心で無邪気にできなくなったというか。昔は『俺が弾くものは全部ベースソロだぞ。』みたいな感じだったけどエミリーでは支えなきゃいけないなって意識が出てきて。先輩という意識もあったし、俺が演奏面で支えなきゃいけない自覚が出て。これは成長なのかな。まあ演奏以外では別に先輩みたいな威厳とかは全然無いんだけれども。演奏に関してはまあある程度矜恃はあるので。あとはステージの上は恥ずかしいよね。恥ずかしいからビースト全部任せたぞ、って感じで」
  俺たちがやる意味あるんですか?
●曲作りの面では、どういった作り方とか、どういう役割?
「難しいよね。一曲一曲違うし、以前と最近ではだいぶ作り方変わってきて。最近はコロナがあってしばらくスタジオには入ってないから作ってないけど。ボツになるのも多いし。なんかいい感じのフレーズができても『こういうの俺たちがやる意味あるんですか?』とか、『面白いところがわからないから無しにしましょう。』とか」
●やっぱ基準が「面白いかどうか」になってるんだね(笑)
「そうだね。具体的には・・・スサノオ先生とかは、ビーストが『東京オリンピックの新しい種目の応援ソング作りましょう!』とか言って、『種目はスポーツチャンバラです。』って。まあ俺も最初は『???』だよね。最終的にブラジルの少年がスポーツチャンバラでヤマタノオロチを倒すみたいな感じで、『じゃあ曲調はサンバのリズムで作るか』とか、うーん、すぐ思いつくのは、スペースパワーで、俺が最初言ったのかビーストが言ったのか忘れたけど、『動物はもういっぱいやったから宇宙で行こう』見たいな感じになって、まあ宇宙って言ったら、Pファンクとか、あとはスペースカウボーイっしょ、って感じで、ジャミロクワイっぽい『ドゥンべべドゥンべべドゥンべべドゥンべべ』ってアシッドなベースを考えて、そっからどんどん肉付けして行って」
●最初にコンセプト的なものが生まれるってこと?
「ここ最近はね。最近スタジオ、二時間入ったら、一時間くらいは会話でずっと大喜利やってるもん。最近の面白いのあったけどまだ曲完成して無いからここでは言えないわ。映画制作みたいな曲の作り方なんじゃない?『このシーンはこういう感じで、次のシーンはこういう感じで・・』ってどんどん」
●展開が一方通行だよね。同じ展開が出てこない。
「繰り返さないね。俺もなんか心配になって『繰り返さないの?』て言ってみたら『いや、繰り返しません。』と」
●ハハハ(笑)一方通行って覚えるの大変じゃないの?
「それがねえ、よく同じこと聞かれるんだけど、むしろ逆で簡単。一方通行で流れがあるから一回覚えたらむしろ混乱がなくて、覚えられるよ。みんながイメージしてるより簡単。並列だと、繰り返しがあると数えなきゃいけないじゃん。例えば、イントロあってAメロが何小節でサビが何小節あって、またAメロで次はサビ二回あって、とか。『あれ?今どの部分引いてんだっけ?』とか、数えなきゃいけないじゃん。そっちのほうが断然頭使わなきゃいけないと思う。直列の方が間違えない。もし間違えるとしたらそれはもう技術的な問題。』
●その、エミリーの曲の作り方とか構造はみんな気になるよね。
「なるのかね。まあ俺もたまに『ん?ん?何言ってるんだこいつら』ってなってるけど(笑)」
●(笑)
「まあ俺はあんまり構成とかはなるべく意見しないようにしてるけど。俺あんま面白い人間じゃないし���三人の方が面白いこととか突拍子ないこととか考えてるから面白いことは三人が考えてればいいっしょって。俺はフレーズ、こここういう方がしっくりくるんじゃない?とかそういう細かいところとか、リフ一緒に考えたりとか」
●そういうところでも役割がいろいろあるわけですね。
●また次の質問に行きますけど、バンドとかやってるけども、最近、普段音楽どういうのを好きで聴いてる?
「あーそうね、最近は・・・。三〇代になると根気とかなくなってきて昔みたいに聴き漁ってはないけど」
●新しいのを掘ったりしたりしなくなってくるよね。
「もともと、他の、バンドやってる人たちに比べては漁ってないと思う。最近はこういうのかっこいい、とか発掘しないね」
●プレイの面で影響受けてるものとかは?
「この話面白いのか疑問だけど(笑)この種の話をしだしたら面白味もなくダラダラ二、三時間くらい続くけど(笑)まあベースに関してもいろんなもの影響してるので全部はあげられないから一番だけ挙���ると、生で一番『やべえぞ、このグルーヴは。』ってなったのは、溝渕さん(注:ex.スイセイノボアズのベース)。まあ他にも挙げたらキリがないのでこの辺で」
●はい(笑)
●エミリーに入ってもう長いと思うけど、もしバンドをやってなかったら今頃何やってた?
「何やってたんだろうね。考えられないな。生活の一部だからね。うーん。まあ・・・・・ゲームしてるかなあ」
●あ、そう(笑)
「ゲーム・・・。マジで何してただろ」
●例えば、今(コロナの影響で)バンドできないで家にいるだろうからゲームするの?
「ゲームといえばね、俺さあ、ゲームばっかやってたから、もうかれこれ一〇年以上以上ゲーム買わないで禁止してたわけよ。ずっとやっちゃうから。
●なるほど。
「でもね、そこで今回のコロナよ。俺、久しく一人で旅行とかそういうのしてこなかったから、冬ぐらいに『なんか東京に疲れてきたしたまには一人でちょっと北海道でも行こうかな。』って思って、三月に飛行機と宿を予約したのよ。そしたら見事に北海道で『これコロナじゃないの?』みたいになり始めたタイミングで、『マジかよ。何でこんなピンポイントで。こっそり行こうかな。でも絶対怒られるよな。』って自問自答して。まあ結局行かないで正解だったんだけど。そんで飛行機代は損したけど、あっちで三、四万くらいパッと使うかーって考えてたから、『行けなくなっちゃったなあ。鬱憤ばらしになんか買うか。』って。『そういFF7リメイク出るじゃんか。これだ。』って。それでPS4買って、FF7リメイク予約して、ドラクエⅪとか買って。ちょうど四万くらいだし。三月からもうずっとゲームして。いやもうPS4やばいよ」
●(笑)。俺ゲームやんないからわかんないけどどうすごいの?
「スーファミとかPS1とかで止まってたとこからいきなりPS4になったらね」
●だいぶ飛んだね(笑)PS4になると例えばPS3とかと比べると何が違うの?
「PS3は全然わかんないんだよ。やってないから。でも多分、PS3でも、ムービーとかはすごかったと思うの。でも操作中とかは多分荒くなったり。PS4でさ、まずドラクエⅪやって、動いてる最中もずっと綺麗だから『うわあ、リアルドラクエだ。』って感動して、さらにFF7リメイクやったら、もうフルCGムービー状態で操作できんの。FF7リメイクはなんか賛否両論あるみたいだけど。いやもう没入感がすごかった。それで切れ目がないから、ずーっとエンドレスでやっちゃって、四日くらいでクリアして。五〇時間くらいだったから一日一〇時間以上か」
●えー。熱中しちゃうね。
「だから、バンドやってなかったらそんな生活してたと思う」
●廃人になってたところでしたね(笑)
「別に今も廃人みたいなもんだけど(笑)」
●ふふ(笑)
●なんかこう、今こういう状況ですけど、これが明けたら、なんか『こういうことしたい。』っていうのありますか?バンドとしても個人的にも。
「まあこれは普通にもうね、普通にライブしたい。さっきステージ出るの嫌だみたいな話したけど、やっぱり、生でやるのはいいですからね、バンドは。もう普通にバンドしたい。
●そうだよね。
「そのね、普通にライブできる状態にするには、ライブハウスが普通の状態に戻らないと行けない。でもなんか俺ができることって何なんだろうって。何にもねえなあって」
●いやまあ、このインタビューでもそうなんだけど、エミリーはいろいろアイデアに溢れてるから、状況問わず、面白い発信のしかたがありそうですけどね。
「うん。まあそういう面白いアイデアは三人が考えて、俺は『あ、それいいんじゃない?』って言ってるだけだけど(笑)まあそんな感じでなんかやれたらいいっすね」
●まあ、アイデア豊富なバンドを支える、ベース飯田くんって感じですかね。
「なんか綺麗にまとめようとしてるね(笑)」
●いやでも、一人そういう人がいないと収拾つかなくなると思うんだよね。
「まあバンドに一人はそういう人必要だけど、俺が支えてるかって言われると、うーん。そんな気はしないけど」
●まあ一人そう、受け入れ態勢のある人がいないと、結構ぶつかったりとかも増えると思うし、いいバランスなんじゃないですかね。
「そんなもんなのかね。まあ良いように言うとね。まあなん今回のインタビューで振り返ってみると、小さい頃から『受け入れてる』のかな・・」
●そうっすね。そういう感じがある。
俺ね、面白いやつと一緒にいないと何にも面白くなんないんだと思う。
●今こうバンドやってる上で、その辺の意識というか、バンドを最初始めたきっかけも、周りの影響で始めたとか多かったけど、なんかこう、自分の意志でやってるなって感覚はあります?
「やっぱりあんまない気がするよなあ。かと言って消極的にやってる訳でもないんだけど。俺、多分さ、『こういうのいいんじゃないすか?』って言われて、『それはいいんじゃないか』とか『よくないんじゃないか。』とか『それ面白そうだな。』とか『むしろこうしたらもっと面白くない?』とかが多くて。そんで『じゃあそれやってみよう。』って、やってそれが面白そうだな、って思ったら割と積極的にやってたりする」
●はいはいはい。0から思いつくっていうより、人から提示されたものを重ねて行ったりする方が得意なんだね。
「そうそう。確かにずっとそうだった。0から1にするよりも、1を2にしたり、10を11とか12にしたりは得意だな。改良したりアレンジしたり。
●そこが持ち味ですね。
「俺ね、面白いやつと一緒にいないと何にも面白いよね。俺一人だと全然なんも面白くない。面白いやつと一緒にいたらその面白いやつをさらに面白くさせられるとは思う。だからね、こういうインタビューは、大変ですよ(笑)」
●ハハハ(笑)そうだね。個人のインタビューはね(笑)
「そういうの含めて、自分の話好きじゃないんだよ。『俺の話なんかして、お前、なんか面白いか?』って」
●まあでも、今回は飯田くんの自我がどこにあるのかってい うのがポイントだったと思うけど、今の話でなんか見えた気がする。
「うん。まあ俺は金魚の糞ですよ。コバンザメ」
●ハハ(苦笑)
「なんか面白そうなやつにくっついて、なんか面白そうにしてるだけ。
●まあ、なんか面白そうなものを膨らませる可能性を持ってる感じですね。
「なんかやっぱり上手いようにまとめようとしてるね(笑)」
●いやまあ、この辺で質問ももうないし終わりに向かって行こうかなと(笑)
「いや、でも二千字で終わるつもりだったから思ったより長くなった(笑)」
●じゃあまあこのへんで(笑)ありがとうございました。
「ありがとうございました」
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emilylikestennis · 4 years
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赦-forgive-
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エミリーライクステニス二万字インタビュー企画第二回は、最後の加入メンバーにして最年長の赦-forgive-。個性がぶつかり重なり合うバンドの中で確かなベースの主張がありながら人間性はあまり見えてこない。同じベースプレイヤーかつ同年代という共通項で比較的フランクに行われたインタビューで見えて来たのは、彼の見えない人間性ではなく、そもそも人間性という型の無さであった。否が応でもこれまでの型を破り、これからを暗中模索しなければならない今日のわれわれにおいて、彼の型の無い人生観やベースプレイはひとつの糸口となるのではないだろうか
(聞き手・早瀬雅之)
●それではエミリーライクステニスのメンバーそれぞれの二万字インタビューということなんですが、今回は飯田君(赦-forgive)、始めて行きましょうか。よろしくお願いします。
「よろしくお願いします。俺、二万字も話すことあるかな。俺二千字で良いかなー(笑)」
●ははは少ねえよ(苦笑)
「まあ乗り気で頑張ります!」
●それでは生い立ちから訊きたいなと。出身はどこ?
「出身はちょっと色々引っ越してて説明がめんどくさくて」
●それは親の都合で?
「そうだね。親の社宅が色々転々と場所が変わっていって、生まれた時は千葉に住んでいて、2歳で渋谷区の恵比寿に引っ越して、小学三年生の時に川崎市の等々力競技場の近くに引っ越して、そっから長くて、高校を卒業したあたりで横浜へ。横浜は親が家を買って。川崎市が一番長かったかな」
●ああそうなんだ。まあざっくりいうと関東圏内を転々と、って感じだね。
「そう転々とっすねぇ。だからこれと言った地元っていう感覚が分からなくて、大学の時とか地方から来たやつが半分以上だったから『休みに実家に帰る』みたいな話を聞くと地元に帰るっていう一つの儀式みたいなものが羨ましかったりした。地元があるっていうことは自分のルーツがしっかりあって逆にそういうのがない自分はルーツはわからないから自分は何者なんだろうというフワフワした感覚が昔からあって。親の出身も二人とも関西だし。ずっと『ここは自分の居場所なんだろうか』っていう正体不明の違和感がずっと付き纏っていた。裏を返すと『ここも、ここも地元だよ』っていう風にどこでも出しゃばっているけど、とにかく地元があるやつはみんな羨ましかった」
だんだん距離感とかわかってくるんだろうね、近すぎず遠すぎず。
●家族構成はどんな感じなんでしょう?
「父親、母親、それで姉二人」
●姉二人か、へぇそうなんだ。兄弟の仲とかはいいの?
「あー、どうなんだろうね、自分の家族しかわかんないし客観的に考えたことなかったなあ。うーん、どうだろう。仲が良いっていうのはどういうことを言うんだろう。そういえば早瀬くんは兄弟いるの?
●俺は弟がいるよ。
「へえ、仲良い?仲良いっていうのは一緒に遊んだりっていう感じなのかな」
●子供の頃はそうだね。子供の時だったら一緒に遊んだりっていうのが仲良いってことじゃないかな。飯田くんは子供の頃どうだったの?
「そうね、小さい頃は結構、姉が友達と遊んでいる時に、一緒に遊びに連れてってもらって、まあ姉の友達に可愛がられたり、甘やかされたりしたよね。(だんだんと思い出して)ああ、でも真ん中の姉には小さい頃すげえいじめられてた気がしてきた。三人兄弟ってさあ、一番上はまあ親にとって最初の子供だからすごく可愛がられて、それで一番下はまあずっと甘やかされてチヤホヤされるじゃん。そうすると、真ん中の子って可愛がられる期間が短いし、末っ子は可愛がられてるしで、ひねくれたりするんだよね。
●なんかそういう傾向はあるよね、三人兄弟は。
「それでさ、小さい頃の家族の写真、俺泣いてて、隣で姉がにやけてたりすんの。大きくなってから何で俺泣いてんのかって思って親に聞いたら、写真撮る直前につねられたりしてたわよ、って」
●(笑)
「甘やかされてる弟にムカついててて、俺がなんか憎たらしいことを言ってそれを親に訴えたところで『お姉ちゃんなんだから我慢しなさい』っって言われるだけだから、陰でこっそり俺にヤキを入れていたんだろうね。あるいは単純にいじめてたか」
●はいはいはい(笑)
「でも高校生とか、大人になってくるとそういうのは段々となくなっていって、いつも普段はそんな会話する方ではなかったんだけど、むしろ節目とかことあるごとに俺がどうしようとか悩んでると『おい、あのな、』と的確なアドバイスとかくれたりして、『え、何で俺のことそんな知ってんの。』って不思議に思いつつすげえなあってなったりして。あんまり喋りはしないのに。よく見てんだね、姉というものは。ああ、今まで生意気なこと言ってきてごめんなさいって。
●いやでもいい関係ですね、それ。
「だんだん距離感とかわかってくるんだろうね、近すぎず遠すぎず。人間関係は適度な距離が大事と言うことを学んだし、姉は偉大だと」
●なるほど。
●子供の時は客観的にどんな子供だったと思う?
「うーん、やっぱり客観的に考えるのは苦手だな、、、。まあ喋んなかったね。
●結構無口だったんだ。
「無口だねえ。自分の主張とか苦手だね。授業中手をあげたりしないし、友達作ったりとかも積極的にしないし。学校帰りとかに友達んちにゲームしに行ったりとかはまああったけど、家で一人でなんか一人遊びしたり図鑑を読んでたりしてるのが多かったなあ。
●積極的じゃなかったんだね、意外だなあ。
「え、そう?俺の中では今も全然変わった感じしないんだけどなあ」
●あ、そう?(笑)
「そう(笑)」
●内気な少年だったんだ。
「そうね、小心者だし。あまり目立ちたくないんだよね。何事も傍観していたい」
●将来の夢とかあった?
「それね、そういう質問になるよね!」
●内気な少年は何になりたかったの?
「無い!その時どきでみんながなりたいようなのになりたいっていうのはあったけど。プロ野球選手とか、パイロットとか、他色々。
●ベタなとこね。
「ベタなとこはあったけど、『絶対これになりたい!』っていうのはなかったねえ。多分、自分の将来を思い描いてなかった、描けなかったんだろうね。あ、これいいね。ここ使ってよ!『内気な少年は、見えない未来を思い描くことが、出来なかった・・・』」
●はいはい(苦笑)
こんな中学行きたくねえ、こんな世界絶対抜け出してやる!
●中学校の時とか部活何やってたの?
「そりゃ将棋部っすよ」
●あっ!本当に将棋やってたの!?
「本当に将棋部なんだよ!」(注:赦-forgiveは一時期「将棋部」と名乗っていた)
「話が脱線するんだけど、ビーストとかドラゴンが実名でやると名字が珍しいから仕事的にまずいかもみたいなのでステージネームを決めるって話になって、俺は全然支障ないし、ありふれた飯田と言う苗字だし別に飯田で良いんだけどなーって思っていたんだけど、飯田さんも揃えてつけましょう!って流れになって、それでビーストが『飯田さん、〈DJボカロP〉か〈囲碁部〉にしましょう!」って言ってきて。
●なんだよそれ(笑)
「なんだよそれだよな。まあ『DJボカロP』は無いじゃん。俺そんな面白い名前背負える自信ないし、そんな名前つけるほど派手な真似できないし」
●まあそうだね(笑)
「それで消去法で〈囲碁部〉が残るんだけど、実際に将棋部だった手前、それを名乗るのは俺は許せないわけよ。『いや、囲碁できねえし、将棋部だったし!』って感じで、『じゃあ〈将棋部〉でいいかな』って」
●そんな話だったんだ。
「それでまたね、一年かそこら将棋部でやってたけど、将棋で藤井くんって怪物が出てきて、将棋ブームがやってくるわけよ。俺、将棋部入ってたけど、全然部活熱心に行ってなくて、ほぼ帰宅部だったから、これまた背負えないわけよ、『将棋部』という看��を。おこがましすぎるじゃんよ。それで『将棋部』に似た音の、ショウギブ・・・・・フォーギブ・・・forgive(赦す)・・・・これだ!・・・っと」
●それが名前の由来だったんだ。それでも意味わかんないけどね。
「うちのバンドの意味のわからなさは今に始まったわけではなく。まあもう、飯田でいいんだけどね、なんでもいいよ。名前はただの記号だし」
●ちょっと話を戻して、中高の頃とかどうだった?やっぱり内気だったの?
「中高の頃は多少変わって喋るようにはなったかもしれない。友達も普通にいたし。そう言えば中学に入る前の、小学生の時もずっと内気だったかと言われると、そうではなかったかもしれない気がしてきた。まあ小さい頃は内気で喋んなかったんだけど、小学校入学してから三年生の時まで渋谷区にいるときは割と学校で騒いでたり積極的に喋ってたりしてた方かも。川崎市に引っ越してからガラッと変わったかもしれない。渋谷と川崎って距離は近いんだけど、結構雰囲気が違ってね。渋谷区って、渋谷駅の雰囲気はまた違うけど、そこで暮らしてる人たちってやっぱり余裕がある人が多かったりして、全体的に落ち着いていると言うかマセていると言うか独特の雰囲気があって。川崎の方は、一般的な工業的な川崎のイメージのある東の方の地域よりもっと西の陸の方に行って、イメージとしての川崎よりももうちょっと落ち着いているんだけど、でもなんか、等々力らへんの、都会っぽさと田舎っぽさが共存しているところで、まあ日本全体で考えると川崎の方で渋谷の方が特殊なんだけど、俺はそこで育ったから川崎に言った瞬間に空気が違うのを肌で感じて、嫌いじゃないし居心地が悪いわけではないんだけど、なんか萎縮してしまって、ちょっとからかわれたりするだけでヘコんで、気の許せる同級生とだけ喋るって感じで」
●ふーん。
「それで、しょうろくになるぐらいに中学のこととか段々意識するようになるけど、それで地元の中学が通学路にあったから毎日様子を見てたんだけど、『あ、やべえ、金髪のやついるし、なんかバット持ってるし』ってなって、もうぬくぬく育てられた気弱な俺はそんな中学で過ごしていく自信なんか湧くわけないから『こんな中学行きたくねえ、こんな世界絶対抜け出してやる!』っていうふうなことで中学受験を決意しまして。親も俺がそういう性格なのはもちろん知ってるから『じゃあ頑張んなさい』と」
●なんか初めて自我みたいなものが見えたね。
「あー。そういえば。いいこと言うね。それまで自我というか、自分で『これやりたい』と主張したことなかったな。初めての自我の芽生えかもしれない。それで、中学はなんかおぼっちゃまみたいなのが集まるような学校だったから、また水が合うのか自然にに過ごせるようになって内気では無くなったかもしれない。まあ中高は楽しく過ごしてましたね。
●ちなみに音楽はどのぐらいの頃から聴いてた?
「どうだっけな。最初は姉が買ってきたりしてたCD聴いたりしてたなぁ。あとは学校で流行りの音楽を聴いたり。特別深いものでもなく、普通にJーPOPを。小沢健二とかB’zとかスピッツとかミスチルとか奥田民生とか。初めて自分で買ったCDは、シングルはラルクだったかなあ。アルバムはTMレボリューションの『トリプルジョーカー』。
●ちょうどそのへん流行りだったね。TMレボリューションとかって小学生の時だっけ。
「いや、中学入ってからな気がするなあ。小学校のときはお小遣いはそんなにないしジャンプとかVジャンプとかドラクエのバトル鉛筆に消えてたから、お小遣いが増えた中学生の頃だったと思う。(注:赦-forgive-と早瀬は一学年の差があり、一九九八年のTMレボリューションやラルクアンシエルが流行った時期は赦が中学一年生、早瀬が小学六年生でお互いの認識はそれぞれ正しい。)
「中学のときも流行りの音楽を聴くだけで、意識して色々聴き始めたのは高校生になってからかな。友達たちもみんなそれぞれ音楽的に趣向が出てきて、情報交換、というか『これやべえいいぞ』とか教えてもらって、NOFXとかRED HOT CHILI PEPPERSとかRAGE AGAINST THE MACHINEとかRADIOHEADとか王道なのから、SLAYERみたいなスラッシュメタルだったりJOHN ZORNだったり、でもJUDY AND MARYめっちゃ聴いてたり。一番学校でやっべえぞってなったのが、AT THE DRIVE INで。そんで、高校ではいわゆるミクスチャーとかメロコアと呼ばれてるのが流行って俺もだいぶ聴いてたけど、高三になったあたりでUKロックがロックリバイバルになった頃で、このあたりが一番ダイレクトに影響受けたかもしれない。FRANZ FERDINAND、THE MUSIC、THE CORAL、がかなり大学生になってロック研究会とブルースサークルに入って、そこから一気に世界が広がったかもしれない。50年代とか60年代のロックやブルース、そしてソウルとかファンクとかの世界を知った感じ」
●親の影響とかは有ったの?
「父親はなんか、楽器はやってなかったけど音楽を聴くのはすごく好きだったみたいで、めっちゃ大量にCDを買い漁ってて、それがアメリカのカントリーとかサザンロックとか、ジャズとかクラシックとか大量に千枚とか二千枚とか家に有って。なんか馬鹿高そうなオーディオとか買ったりして。ロック系だったらオールマンブラザーズとかアルクーパーとかフェアポートコンベンションとかリトルフィートとか、あともちろんビートルズとかも。別に父親と仲が良いとかもなく、父親もそんなに会話する方じゃなかっし、音楽とかそういう話はした記憶がないんだけど、父親が高そうなオーディオで垂れ流してるのを俺は自然と聴いて、『あ、これ良いな。』とか心の中で思っていたり、思わなかったり。あとは、姉がエレクトーン習ってたりしたのと、俺の幼稚園の同級生のお母さんかおばあちゃんか忘れたけどピアノの先生をやってたから、それがきっかけで俺は幼稚園の時からなんとなくピアノ習ってて、引っ越す小学校三年生までやってたかな」
●あ、ピアノやってたんだ。ピアノってなんか音楽というかベースに役立ったりしてる?
「それね、めちゃくちゃ役立ってる。楽譜読むのとか基礎的な部分とか、和音の構成の知識がついて、それでベースライン考えられたり。この音出したいなら、フレットをこんだけ移動スレばこの音になるんだなとか検討ついたり、ベースやるなら他の楽器もやった方がいいというか、他の楽器を始めてからベースをやった方がいいと思う。いきなりベースやると基本的に全体のことが良く見えなくて、無意識にコードがCだったらドを弾かなきゃみたいな。でもCだからってドを弾かなきゃ行けない訳ではなくて、他の音を弾いてもいいし、逆にここはドを絶対弾いた方がいいみたいな、色々考えるには他の楽器やってからの方がいいベース弾けると思う。それでその楽器の経験とか知識がベースに組み合わさって面白い発想のベースが弾けると思うし。俺のベースは変わってる、みたいなことを言われることが多くて、自分では『どの辺が?』と思うけど、これは多分俺はベース始めたときにギターを触ったことなくて、鍵盤をベースにしてたりするからかなあと。まあ音楽的な話はつまらないからこのぐらいでやめよう。
●ベースを始めたのはいつ頃になるの?
「人生のたいていのことはあんまりはっきり覚えてないんだけど、ベースを始めた時期はよく覚えていて、中学二年の時。さっきの話に通じるけど、俺は中学の頃は今で言ういわ���るキョロ充みたいな奴で、オタクな奴とも仲良いし、嫌いな言葉だけどスクールカースト的に上位の、流行の最先端を追いかけてる奴とかとも仲良くて、それで、上位の奴とかが『バンドやろうぜ』みたいなブームが中二くらいで出てくるのね。俺は、その時はもうピアノもやってないしそれほど音楽にも興味はなかったんだけど、どういう流れか忘れたけど『飯田もやれよ。』ということになって、それで『ベースいないから、お前ベースな』って言われて。『ベースって何それ?』という感じで。俺も、よくわかってなかったけど楽しそうだから『じゃあやるわ。』と。その頃は、バンドというのもよく知らないし、ギターとベースの違いとかも全然わからなかったんだけど、それで友達の家で、その友達は医者の息子で吹奏楽部に入ってて、千葉に豪邸が建ってて、当時は出たばっかりで高級品のソニーのMP3プレーヤーとか持ってて、『すげえ、いっぱい曲入ってるし!』って興奮したんだけど、そいつはNOFXとかハイスタンダードが好きで、そいつの家でハイスタンダードだったか忘れたけどミュージックステーションの録画でバンドが演奏しているのを見せてもらって、『このでかい方のギターがベースだよ。今度買いに行くぞ』って。『俺は深夜にこっそりエヴァンゲリオンとギルガメッシュナイトを録画したことしかないのに、こいつは音楽番組を録画して、MP3プレーヤーを持ってるし、なんてハイソサエティな世界なんだ!』と興奮しちゃって、ベースやるぞって気持ちがどんどん盛り上がってきて。ちなみに二〇年前のテレビなんか大して低音が聞こえないから、結局ベースの音が一体どういうものか全くわからなかったんだけど。それで数日後にお茶の水の楽器屋へ行って、三万か四万くらいのヤマハの初心者セットを買って、ベースを始めた感じ」
●(笑)じゃあ始めたきっかけは友達の影響って感じなんだ。
「うん。自我が基本ないからね。友達がやってて楽しそうだったらやる、みたいな」
●最初はどういうのやってたの?
「最初はHIDEとかハイスタとか、イエモンとか・・・」
●当時の流行りひと通りって感じだね。
「何かエンリケとかが毛嫌いしてそうな奴ばっかだな(笑)」
●高校に行ってもバンドを続けてたたの?
「俺、何事も自分からは始めることってあまりないけど、一回やり始めたらなかなかやめないからね。やり始めたら止まらない。っていうか学校が中高一緒だったんだよ。中学から同級生みんなそのまま高校へっていう流れがあるから普通にやってた。ベースやってみたら、『あ、結構楽しいじゃん』って、ずっとやってた。
●バンド組んだら、文化祭とか、発表の場とか、自分で作ったことはある?
「文化祭ライブは前からあったんだけど、うちの高校は軽音部みたいなのが元々なくて、ちょうどうちの代の人達が『軽音部作ろうぜ』ってなって軽音部を作ったね。俺はまあ傍観してただけだけど。スーパーガンバリゴールキーパーズの抜けたメンバーとか、同級生なんだけど、そいつらが積極的に動いてた。
●あ、同級生だったんだ。
「そう。実は」
●それが高校時代。そっから大学になると思うんだけど、進路とかどういう風に決めたの?
「いやー、進路が難しかったんだよね。何しろ将来の夢とか具体的になかったから。大学、学部どうしようって。
●大学に行こうっていうのは決めてたの?
「高校がみんな大学受験するって感じの高校だったから、大学受験する以外の選択肢は特に無くて、大学受験するっていうのだけ頭にあって、『とりあえず勉強頑張って、一番行けたところに行こう』と」
●高校の時って頭良かったの?
「学校の中で?」
●うん。
「いや、全然。二八〇人くらいいて、大体二五〇位とか二六〇位とか」
●低いね(笑)
「高二ぐらいまで五年間勉強はほとんどしないでゲームとバンドしかやってなかったからね。さすがに高三になって、『さすがに勉強しないとまずいな』って。自分の中で何も勉強しないで適当に卒業して適当に大学行ってたら人生に何も残らないで後悔するだろうなって危機感が湧いてきて。とりあえずやることはちゃんとやろうと思って。結局高三になってからそんなんじゃ現役では受からないから浪人することになるんだけど」
●すごいね。また自我らしきものが出てきたね(笑)
「そうなんすよ」
●それ以外は流されるままに生きてるね(笑)
「そうだね(笑)」
●やっとこう、自分の意志で、ていうのが出てきましたね。
「高三の時にね、学年のボスと同じクラスになって、なんか急に仲良くなって。野崎くんっていうんだけど。野崎は中学からマジ怖くてね。蹴られたりとかしてたんだけど、高三になって同じクラスになってから急に仲良くなって、一緒に学校帰りに自習室に行ったり。野崎が「俺は将来弁護士になりたいから中央法に行く」って言ってて。俺も影響されてめっちゃ勉強して」
●学部はどこ?
「経営学部ってとこで。これはなんでここかっていうと、ここはセンター試験の点数だけで良くて、俺はセンター試験でめちゃくちゃ点数とったから、センター利用でこことあと何個か合格して、行きたかった私立は滑って、結局まあ自分なりに頑張ったでしょとここに落ち着いて。経営学部は、まあ全然興味なくて本当につまんなかったね。もっときちんと学部を調べればよかった。
●サークル的なものは?
「最初、映画研究部っていうところに入って、これは単に部室が居心地良かったからなんだけど、これも映画が全然好きじゃなくてね。ここでも自我が無いな(笑)」
●バンドのサークルはどうだったの?
「最初入ってなかったんだんだけど、経営学部にやっぱり授業出てなかったりで友達いなかったんだけど、大学にマルチメディア文化課程っていうとこがあって、何するかよくわかんない学科なんだけど、まあ日大芸術学部みたいなとこなのかな。そこに入ってくる奴はもう変な奴しかいなくて、映画研究部にもマルチのやつがいっぱいいたからマルチのやつと仲良くなってって、そいつから『マルチのやつでバンド組みたいやつがいてベースいないらしいんだけど、飯田くんやる?』っていう流れになって。マルチのKくんっていうのが組もうと言ってて、そのKくん含めてマルチの三人と俺とでバンドやり出して、それでロック研究会に入りました。
●バンド組んだのが先だったのね。
「そう。でもこのバンド、そのKくんとは”音楽性の違い”でKくん以外の三人で活動するようになるんだけど(笑)」
●大学行ったらバンドを続けよう、あるいはやめようみたいな気持ちはあったの?
「あー、最初はやろうと思ってなかった!『バンドなんて将来の役に全然立たない』っていうのがあったから、いつやめようかなあって。最初は大学で勉強しまくるぞって。でもやっぱり大学は水が合わないし、学部は全然つまらないし、受験で燃え尽きてたし、でも、なんかバンドは楽しいじゃん。それ大学行かずにロッ研だけは行く、みたいな」
●バンドはどういう感じの活動だったの?
「最初は横浜のライブハウスに出たりしてて、そのうち下屋根のオーディション受けに行こうってことになって、俺はそん時仕組みをよくわかってなかったから『オーディション!?やべえじゃん何それ!」ってなってて、後から考えると屋根裏のはそんな大袈裟なものじゃないと気づいていくけど、俺たちはオーディション受かったぞ!うおおお!みたいな自惚れみたいなもので興奮して、屋根裏とかに出るようになって。そん時に太平洋不知火楽団とかオワリカラとか対バンで見てたりして。向こうは俺たちのことなんて何にも覚えて無いと思うけど。俺たちは謎の根拠の無い自信で調子乗ってて、もっといろんなバンドと交流しておけば良かったなと後悔してる。あとから三年か四年後とかに、太平洋とかオワリカラとかやべえぞ!みたいな。そん時俺は『同じようなところで出てた同世代のちゃんと頑張って活動してるカッコイイバンドはどんどん結果出してるじゃん。何やってんだ俺は。』ってやる気どんどん無くして行って」
●そのバンドはいつぐらいまでやってたの?
「いつまでやってたかな。他にもサークルで組んだりとかもあって・・・、四、五年くらいやって、自然にやらなくなっていったかな。あ、ちなみにそのバンドのやつ、放送研究会にも入ってて、エンリケの先輩になるんだけど、性格に癖が強すぎてエンリケがそいつをめちゃくちゃ苦手でね。まあ俺は同級生で同じバンドだからそいつのこと面白くて良いけど、確かにこいつが先輩だったらめちゃくちゃ嫌だろうなって(笑)エンリケが『バンドはカッコイイし、飯田さんは良い人なんですけどね・・・』って(笑)今は『飯田さんのベースは認めるけど、人間性はね・・・。』って、真逆のことを言われてるけど(笑)」
●エミリーライクステニスに入ったのはどういう流れ?
「前々からエンリケが『飯田さん、ベースやってくださいよ。ブボンペキペキってやつを』って言ってくれてたんだけど、俺はずっと断ってたの。先輩とやったらエンリケが遠慮して、自由に出来ないで堅苦しいだろうなって。そのあと、やってたバンドもやらなくなって、就職もしないでずーっとゲームとかして虚空を見つめて人生無駄な期間過ごしてて、ちょうどエミリーライクステニスの先代のベースが抜けて。『もう、飯田さんしかいません。』って。『じゃあやる。』って。二〇一三年だったっけな。もう七年くらい前か」
あれ?これはめちゃくちゃカッコイイぞ。
●それまでは、エミリーを外から見ててどんな印象だった?
「そうね、最初は三人でやってて、横浜のライブハウスとかに見に行ったりしてて、なんかまあ、俺もバンドやってるから、『エンリケのやりたいのはおそらくこうこう、こんな感じなんだろうな。』って頭の中で補正しながら見てて理解はできたんだけど、やってることは甲高い声でエンリケが叫んで、速いリフの応酬で、でも全然演奏がめちゃくちゃで、なんかMCだけはまあエンリケのことだから面白い、誰が見に来るんだ、みたいな」
●それはエンリケも言ってたね。『演奏は受けずにMCだけ受けてました』って。
「そんで、しばらくして、先々代のベースがいて、ビーストとドラゴンが入学して二人が入って、四人でやってるのを学祭で見た時に『あれ?これはめちゃくちゃカッコイイぞ。演奏はめちゃくちゃだがこのまま演奏が上達したら良い感じになりそうだな。』って印象になってきて」
●おお。
「でもね、先々代のベースが就職する時に『辞めます。』ってなって、先代のベースが入って。その時は俺は虚空を見つめてたから一回もライブ見てないんだけど。なんかいろいろあったらしいことをエンリケから相談というか報告されてて、それでさっきの話の通り俺が入ることになって」
●なるほど。飯田くんが入ってから、いろいろ幅が広がったし、やろうとしていることの再現度が上がったりしてきたと思いますけども。
「それは褒められてんのかな(笑)」
●そうですね。ライブ中は何を考えていたりするの?
「そうだねえ。色々考えてるけど。むしろ早瀬くんはどういうことを考えてライブやったりしてた?」
●そうね、エンリケとこないだ話したことだけど、『ライブ中何も考えない時の方がいい時が多いよね。』って話をしてて。
「そういうのはあるなあ。でも何も考えないでやるって、昔はできてたけど、最近は、エミリーやってからはなくなったなあ。何かしら考えてやったりしてる。演奏、走ったりとかしないか、とかここでこのタイミングで音変えるぞ、とか考えなきゃいけないことが多くて。エミリーに入ってから無心で無邪気にできなくなったというか。昔は『俺が弾くものは全部ベースソロだぞ。』みたいな感じだったけどエミリーでは支えなきゃいけないなって意識が出てきて。先輩という意識もあったし、俺が演奏面で支えなきゃいけない自覚が出て。これは成長なのかな。まあ演奏以外では別に先輩みたいな威厳とかは全然無いんだけれども。演奏に関してはまあある程度矜恃はあるので。あとはステージの上は恥ずかしいよね。恥ずかしいからビースト全部任せたぞ、って感じで」
俺たちがやる意味あるんですか?
●曲作りの面では、どういった作り方とか、どういう役割?
「難しいよね。一曲一曲違うし、以前と最近ではだいぶ作り方変わってきて。最近はコロナがあってしばらくスタジオには入ってないから作ってないけど。ボツになるのも多いし。なんかいい感じのフレーズができても『こういうの俺たちがやる意味あるんですか?』とか、『面白いところがわからないから無しにしましょう。』とか」
●やっぱ基準が「面白いかどうか」になってるんだね(笑)
「そうだね。具体的には・・・スサノオ先生とかは、ビーストが『東京オリンピックの新しい種目の応援ソング作りましょう!』とか言って、『種目はスポーツチャンバラです。』って。まあ俺も最初は『???』だよね。最終的にブラジルの少年がスポーツチャンバラでヤマタノオロチを倒すみたいな感じで、『じゃあ曲調はサンバのリズムで作るか』とか、うーん、すぐ思いつくのは、スペースパワーで、俺が最初言ったのかビーストが言ったのか忘れたけど、『動物はもういっぱいやったから宇宙で行こう』見たいな感じになって、まあ宇宙って言ったら、Pファンクとか、あとはスペースカウボーイっしょ、って感じで、ジャミロクワイっぽい『ドゥンべべドゥンべべドゥンべべドゥンべべ』ってアシッドなベースを考えて、そっからどんどん肉付けして行って」
●最初にコンセプト的なものが生まれるってこと?
「ここ最近はね。最近スタジオ、二時間入ったら、一時間くらいは会話でずっと大喜利やってるもん。最近の面白いのあったけどまだ曲完成して無いからここでは言えないわ。映画制作みたいな曲の作り方なんじゃない?『このシーンはこういう感じで、次のシーンはこういう感じで・・』ってどんどん」
●展開が一方通行だよね。同じ展開が出てこない。
「繰り返さないね。俺もなんか心配になって『繰り返さないの?』て言ってみたら『いや、繰り返しません。』と」
●ハハハ(笑)一方通行って覚えるの大変じゃないの?
「それがねえ、よく同じこと聞かれるんだけど、むしろ逆で簡単。一方通行で流れがあるから一回覚えたらむしろ混乱がなくて、覚えられるよ。みんながイメージしてるより簡単。並列だと、繰り返しがあると数えなきゃいけないじゃん。例えば、イントロあってAメロが何小節でサビが何小節あって、またAメロで次はサビ二回あって、とか。『あれ?今どの部分引いてんだっけ?』とか、数えなきゃいけないじゃん。そっちのほうが断然頭使わなきゃいけないと思う。直列の方が間違えない。もし間違えるとしたらそれはもう技術的な問題。』
●その、エミリーの曲の作り方とか構造はみんな気になるよね。
「なるのかね。まあ俺もたまに『ん?ん?何言ってるんだこいつら』ってなってるけど(笑)」
●(笑)
「まあ俺はあんまり構成とかはなるべく意見しないようにしてるけど。俺あんま面白い人間じゃないし、三人の方が面白いこととか突拍子ないこととか考えてるから面白いことは三人が考えてればいいっしょって。俺はフレーズ、こここういう方がしっくりくるんじゃない?とかそういう細かいところとか、リフ一緒に考えたりとか」
●そういうところでも役割がいろいろあるわけですね。
●また次の質問に行きますけど、バンドとかやってるけども、最近、普段音楽どういうのを好きで聴いてる?
「あーそうね、最近は・・・。三〇代になると根気とかなくなってきて昔みたいに聴き漁ってはないけど」
●新しいのを掘ったりしたりしなくなってくるよね。
「もともと、他の、バンドやってる人たちに比べては漁ってないと思う。最近はこういうのかっこいい、とか発掘しないね」
●プレイの面で影響受けてるものとかは?
「この話面白いのか疑問だけど(笑)この種の話をしだしたら面白味もなくダラダラ二、三時間くらい続くけど(笑)まあベースに関してもいろんなもの影響してるので全部はあげられないから一番だけ挙げると、生で一番『やべえぞ、このグルーヴは。』ってなったのは、溝渕さん(注:ex.スイセイノボアズのベース)。まあ他にも挙げたらキリがないのでこの辺で」
●はい(笑)
●エミリーに入ってもう長いと思うけど、もしバンドをやってなかったら今頃何やってた?
「何やってたんだろうね。考えられないな。生活の一部だからね。うーん。まあ・・・・・ゲームしてるかなあ」
●あ、そう(笑)
「ゲーム・・・。マジで何してただろ」
●例えば、今(コロナの影響で)バンドできないで家にいるだろうからゲームするの?
「ゲームといえばね、俺さあ、ゲームばっかやってたから、もうかれこれ一〇年以上以上ゲーム買わないで禁止してたわけよ。ずっとやっちゃうから。
●なるほど。
「でもね、そこで今回のコロナよ。俺、久しく一人で旅行とかそういうのしてこなかったから、冬ぐらいに『なんか東京に疲れてきたしたまには一人でちょっと北海道でも行こうかな。』って思って、三月に飛行機と宿を予約したのよ。そしたら見事に北海道で『これコロナじゃないの?』みたいになり始めたタイミングで、『マジかよ。何でこんなピンポイントで。こっそり行こうかな。でも絶対怒られるよな。』って自問自答して。まあ結局行かないで正解だったんだけど。そんで飛行機代は損したけど、あっちで三、四万くらいパッと使うかーって考えてたから、『行けなくなっちゃったなあ。鬱憤ばらしになんか買うか。』って。『そういFF7リメイク出るじゃんか。これだ。』って。それでPS4買って、FF7リメイク予約して、ドラクエⅪとか買って。ちょうど四万くらいだし。三月からもうずっとゲームして。いやもうPS4やばいよ」
●(笑)。俺ゲームやんないからわかんないけどどうすごいの?
「スーファミとかPS1とかで止まってたとこからいきなりPS4になったらね」
●だいぶ飛んだね(笑)PS4になると例えばPS3とかと比べると何が違うの?
「PS3は全然わかんないんだよ。やってないから。でも多分、PS3でも、ムービーとかはすごかったと思うの。でも操作中とかは多分荒くなったり。PS4でさ、まずドラクエⅪやって、動いてる最中もずっと綺麗だから『うわあ、リアルドラクエだ。』って感動して、さらにFF7リメイクやったら、もうフルCGムービー状態で操作できんの。FF7リメイクはなんか賛否両論あるみたいだけど。いやもう没入感がすごかった。それで切れ目がないから、ずーっとエンドレスでやっちゃって、四日くらいでクリアして。五〇時間くらいだったから一日一〇時間以上か」
●えー。熱中しちゃうね。
「だから、バンドやってなかったらそんな生活してたと思う」
●廃人になってたところでしたね(笑)
「別に今も廃人みたいなもんだけど(笑)」
●ふふ(笑)
●なんかこう、今こういう状況ですけど、これが明けたら、なんか『こういうことしたい。』っていうのありますか?バンドとしても個人的にも。
「まあこれは普通にもうね、普通にライブしたい。さっきステージ出るの嫌だみたいな話したけど、やっぱり、生でやるのはいいですからね、バンドは。もう普通にバンドしたい。
●そうだよね。
「そのね、普通にライブできる状態にするには、ライブハウスが普通の状態に戻らないと行けない。でもなんか俺ができることって何なんだろうって。何にもねえなあって」
●いやまあ、このインタビューでもそうなんだけど、エミリーはいろいろアイデアに溢れてるから、状況問わず、面白い発信のしかたがありそうですけどね。
「うん。まあそういう面白いアイデアは三人が考えて、俺は『あ、それいいんじゃない?』って言ってるだけだけど(笑)まあそんな感じでなんかやれたらいいっすね」
●まあ、アイデア豊富なバンドを支える、ベース飯田くんって感じですかね。
「なんか綺麗にまとめようとしてるね(笑)」
●いやでも、一人そういう人がいないと収拾つかなくなると思うんだよね。
「まあバンドに一人はそういう人必要だけど、俺が支えてるかって言われると、うーん。そんな気はしないけど」
●まあ一人そう、受け入れ態勢のある人がいないと、結構ぶつかったりとかも増えると思うし、いいバランスなんじゃないですかね。
「そんなもんなのかね。まあ良いように言うとね。まあなん今回のインタビューで振り返ってみると、小さい頃から『受け入れてる』のかな・・」
●そうっすね。そういう感じがある。
俺ね、面白いやつと一緒にいないと何にも面白くなんないんだと思う。
●今こうバンドやってる上で、その辺の意識というか、バンドを最初始めたきっかけも、周りの影響で始めたとか多かったけど、なんかこう、自分の意志でやってるなって感覚はあります?
「やっぱりあんまない気がするよなあ。かと言って消極的にやってる訳でもないんだけど。俺、多分さ、『こういうのいいんじゃないすか?』って言われて、『それはいいんじゃないか』とか『よくないんじゃないか。』とか『それ面白そうだな。』とか『むしろこうしたらもっと面白くない?』とかが多くて。そんで『じゃあそれやってみよう。』って、やってそれが面白そうだな、って思ったら割と積極的にやってたりする」
●はいはいはい。0から思いつくっていうより、人から提示されたものを重ねて行ったりする方が得意なんだね。
「そうそう。確かにずっとそうだった。0から1にするよりも、1を2にしたり、10を11とか12にしたりは得意だな。改良したりアレンジしたり。
●そこが持ち味ですね。
「俺ね、面白いやつと一緒にいないと何にも面白いよね。俺一人だと全然なんも面白くない。面白いやつと一緒にいたらその面白いやつをさらに面白くさせられるとは思う。だからね、こういうインタビューは、大変ですよ(笑)」
●ハハハ(笑)そうだね。個人のインタビューはね(笑)
「そういうの含めて、自分の話好きじゃないんだよ。『俺の話なんかして、お前、なんか面白いか?』って」
●まあでも、今回は飯田くんの自我がどこにあるのかってい うのがポイントだったと思うけど、今の話でなんか見えた気がする。
「うん。まあ俺は金魚の糞ですよ。コバンザメ」
●ハハ(苦笑)
「なんか面白そうなやつにくっついて、なんか面白そうにしてるだけ。
●まあ、なんか面白そうなものを膨らませる可能性を持ってる感じですね。
「なんかやっぱり上手いようにまとめようとしてるね(笑)」
●いやまあ、この辺で質問ももうないし終わりに向かって行こうかなと(笑)
「いや、でも二千字で終わるつもりだったから思ったより長くなった(笑)」
●じゃあまあこのへんで(笑)ありがとうございました。
「ありがとうございました」
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virginwax-blog · 5 years
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✨スタッフ紹介✨ . 🎀武内(別名:毛抜きのタケウチ) 🎀(株)VirginJapan代表取締役 🎀1月生まれ 水瓶座 . 🎀2013年に池袋でVirginJapanを立ち上げました。今はたくさんのお客様と仲間にこんなにも立派にVirginWaxを育てていただきました🥺会社ではVirginWax以外のサロンやビジネスを展開中🌹 一緒に同じ目標に向かって頑張ってくれる仲間を募集しています✨ . . #wax #brazilianwax #ワックス脱毛 #ブラジリアンワックス #脱毛 #エステ #池袋 #渋谷 #新宿 #六本木 #大宮 #横浜 #町田 #北千住 #恵比寿 #waxing #錦糸町 #waxingsalon #立川 #tachikawa #ikebukuro #sinjuku #shibuya #roppongi #ebisu #machida #yokohama #kitasenju #omiya #kinshicho (Akasaka) https://www.instagram.com/p/BvlkQXAFSqZ/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=y8nous3xlaa3
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mcgeebass04 · 2 years
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Permanent Hair Removal Plus Laser Hair Treatment
Laser hair removing is an innovative cosmetic technique was executed to remove unwanted human body or facial hair permanently using mild energy. It is usually a new and improved alternative to be able to shaving, tweezing, waxing and using all kinds of chemicals to eliminate hair. Laser curly hair removal is yet a fewer time consuming process than other methods, for instance electrolysis. That can remove curly hair from several places at the similar time. Permanent locks removal can be used in legs, chest or perhaps back, in addition to some facial areas, like as eyebrows or even lips. Laser Tresses Removal Candidates Typically the best candidates for permanent hair removal are individuals using fair skin in addition to dark hair. Laser hair removal is less effective on crimson or blond hair and has far better effects on coarse instead of fine tresses. Several treatments will be required and patients have to end up being happy to spend the lot of period on this procedure. Treatment options are performed within just a length of several a few months. The number associated with treatments required regarding facial hair treatment varies from one patient to another. The best candidates have to become both mentally plus physically healthy and share realistic anticipation on the possible results of laser tresses removal. 恵比寿 脱毛 make use of one of various laser types intended for a permanent curly hair removal procedure, including the diode laser along with the Q-switched Nd: Yag. For patients which have dark-colored pores and skin, they often implement a bleaching cream to increase typically the chances of higher effectiveness. An anaesthetic cream is placed on the skin surface after it will be shaved and washed. Then pulses involving laser light deliver energy into the color of the curly hair shaft, thus harming the surrounding hair follicle. Some surgeons work with a carbon lotion, which responds to the laser wavelength and helps along with stopping the hair from growing. The Risks of Laser Hair Removal Even though permanent hair removal is usually safe, there are some area effects which may happen in some cases. Among these aspect effects you will find the deepening or lightening associated with the skin area that is treated. Deeper skin is linked with a greater risk regarding changing its color, so tanning prior to laser treatment have to be avoided. An additional possible complication is burning up and blistering. The particular risk of these side effects could be decreased by simply following carefully the cosmetic surgeon's tips and instructions. Length of Permanent Hair Treatment Treatment Your fur are probably not all inside the same growth stage from a given occasion. Generally, two-thirds of most hairs are increasing, while the other folks are in the sleeping phase. Therefore , a number of laser hair treatment treatments are required in order to be able to get the specified effects. On average, a few sessions are needed to be able to remove just about all the hair through one area. Treatment sessions are typically scheduled at the very least one month aside to ensure the remaining hair is going to be back inside the growth stage and can always be removed during typically the next procedure. Typically the length of a single session depends about whether it is usually performed for human body or facial curly hair removal plus the dimension of the region that will be treated. The particular necessary length of time for one session amounts between five moments and something hour. Permanent laser treatment is an innovative cosmetic procedure that will provides a lot of benefits and releases an individual from worrying regarding unaesthetic body locks and depilation. On the other hand, in order in order to lower the probability of unwanted side effects, you have to make certain you pick a high-qualified cosmetic surgeon to accomplish the procedure.
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momosyari · 4 years
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やっほーやほやほ(((^-^)))💕
今日は朝おきてから、眉毛サロンに行って、ジムに行って、帰ってきてメイクしたら友達とご飯に行くつもりだったのに、
朝起きて寒すぎて布団から出れず、眉毛サロンキャンセルした( ;∀;)( ;∀;)( ;∀;)
行きたかった眉毛サロン( ;∀;)綺麗になりたかった眉毛( ;∀;)( ;∀;)
眉毛サロンって言うのはね、眉毛の形を決めて、ワックス脱毛と毛抜きで感動するほど綺麗な眉毛にしてくれるの!!ほんとにびっくりした!!!
でもね、死ぬほど死ぬほど痛くて、死ぬ( ;∀;)
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前ストーリーであげたんだけどね、恵比寿にあるよ( ー̀֊ー́ )✧テキトーにホットペッパーで探したんだけど、よかった( ー̀֊ー́ )✧( ー̀֊ー́ )✧
また明日でも行こ😿
なんだろー、なんか死ぬほど寒くて、え、今日そんな天気悪いの?ってカーテン開けたら外バリバリお日様出てて草(^^)(^^)
なんだったんだろうこの寒気😭😭
とりあえず眉毛サロンの人不機嫌そうだったしごめんて( ;∀;)
それで寒すぎて布団から出れず、さすがにずっと寝ちゃまずいと思って、布団から出てメイクして、それでも寒くて、駅まで走っていったら逆に汗かいた🤣
体温調節どーなってんの(((^-^)))(((^-^)))
そんなこんなで、これから友達とあってきます♡
またあとでねん(((^-^)))
ももしゃり。
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