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#影縫 余弦
rangertycho · 8 months
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Happy Birthday to very talented and beautiful seiyu Ryoko Shiraishi!!! 09 / 07
閃乱カグラ x 偽物語
commission artwork by @jisatsu-draw
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maplechad · 1 month
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影縫余弦 | Yozuru Kagenui
📋Commissions =  Please send a message to discuss ★ Support my work on Patreon [ https://patreon.com/MapleChad ] --------------------------------------------------------- Images were generated using Stable Diffusion. My images typically involve a variety of prompts, Lora's, and checkpoints. If you have any questions or want to discuss details regarding a paid request/commission, please send me a message.  画像は、Stable DiffusionとWebUIを使って生成しました。私のイメージには通常、様々なプロンプト、ロラ、チェックポイントが含まれます。質問、またはリクエストに関する詳細について話し合いたい場合は、私にメッセージを送ってください。 --------------------------------------------------------- Due to Pixiv policy changes, AI image requests are no longer allowed through the normal process. I am still accepting requests, however you will need to send me a message to discuss. Pixivのポリシー変更により、AI画像のリクエストは通常のプロセスではできなくなりました。それでもリクエストは受け付けていますが、メッセージで相談する必要があります。 ---------------------------------------------------------
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lostsidech · 4 months
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 同時刻、某所。
 真っ白な閉鎖空間の中に少女はいる。部屋は静かで、窓の一つもない。暖房の音だけが駆動する無機質な屋内に、並べられたテーブルと折りたたみ椅子がある。
 咳払いをして、毅然とした声を作った。
「貴方たちは私を貶める気もないのに、何故わざわざ攫ったのです」
 精いっぱいの不満を示すために、出された紅茶の一杯にも手を付けることはない。テーブルの上にはティーカップと、缶入りのクッキーすら並んでいるのだ。
『あんたのやり方はわかってる、お嬢ちゃん』
 対する男の声は冷静だった。いや、正確には、元は男の声なのだろうとわかる加工された音声だ。
『こちらの素性は掴ませないようにしてるし、あんたの声も全て加工された形でこちらに届く。サーモグラフィやセンサー��部屋にいることを確認しているだけで、姿だって見えやしない。悪いな、無礼な歓待で。そのティーセットはせめてものもてなしさ』
「……食べませんよ。私が飢えたほうが貴方たちは困る」
『賢いな』
 男は笑う。正確には声がそのように響いた。
『そうだ、貶める気はない。だからあんたに意図的に弱られると困る。だが、舌を噛み切るまでのことはしないだろう』
 莉梨はその言葉を反芻した。失敗を認めつつ、こちらの分析もできている。用意周到でありながら臨機応変、最も厄介な相手だ。
「さあ、どうだか」
『お嬢ちゃんのような強かな女性は、まだまだ希望を捨てないよ。手紙だってそうだろう』
 莉梨は肩をすくめる。それもばれていたか。
 誘拐から目覚めて顔を上げたとき、大会向けの脅迫状が目の前に置いてあって、君も何かメッセージを書くといいと言われた。表向きは拒んだが、折り目の位置にこっそりメッセージを仕込んでおいたのだ。文字はタイポグラフィ打ちでも、人間が何か作業を行う限り、そこに帆村莉梨の噛み痕はつけられる。ホムラグループ構成員にだけ伝わる暗号だった。少なくとも相手はそのやり方を知っている。
 人に見張られていないことでかえって逃げづらいとは皮肉な話だ。扉の前に見張りの一人でもいたら篭絡できるのに。
「ここはどこですか。今は何時」
 捕虜の権利とばかりに主張するが、相手の声はさすがに直接的には答えない。
『助けが来ればわかるだろうさ』
「あら、莉梨が助けを待つと言ったから合わせてくれたのですか 皮肉」
 相手は答えない。だが現状でも考察は十分にできる。
 大会中に帆村莉梨を攫う理由のある人間は、普通に考えればホムラグループに恨みがあるか、パネルディスカッションを邪魔したい人間だ。
 帆村莉梨は人の心のエキスパートだ。
「……莉梨のナイトは怖いですよ」
 莉梨は笑う。相手が答えようが答えまいがどちらでもいい。これは、己の心への洗脳でもある。
 所変わって、フラッシング・メドウズ・コロナ・パーク、パネルディスカッション会場。
 日沖翔成は電話越しに、個人的な先輩たちのさらに先輩にあたる高校生に向かって話していた。彼から状況問い合わせが掛かってきたので、全て話すことにしたのだ。自身の主にして友達││帆村莉梨の優秀さについて。
「莉梨さんを『捕らえることができる』人間は多くない。莉梨さんの力を知って対策できる人か、そうでなければよほど自我が強いかしか思いつきません」
『自我が強いのでもいいのか』
「特殊な意味でですけどね。莉梨さんの世界解釈に影響されないというのは、彼女があの世界観をものにしている以上の、何倍もの強固な世界解釈を持っていて、それが異能にも直結している人間じゃないと起こりえません。ホムラグループで研究されるレベルです」
『とりあえず候補からは外していいんだな。「対策できる」相手の方が現実性は高そうだ』
 隼二はふむ、と考える吐息を響かせる。
 翔成がいるのはステージ裏だった。表のステージでは、まさに彼の相方である丹治深弦が話しているところだ。
 ディスカッションの今日のテーマは「世界解釈の歴史的正統性」。本来ホムラグループ史が語られるはずのステージだったが、少々協会寄りの内容になっている。
『深弦の怪我の方は怪しいところはないのか』
「ええ。話を聞く限り完全に偶然です。というか、誘拐より後でした。阻止されないようにするなら先にしますよね」
 翔成は頷く。
「むしろ、丹治さんは試合に出てたほうが、普通に考えてパネルディスカッションの邪魔にはいいでしょう」
『理由がない、ってことだな。深弦は怪我したことでこちらにとどまったから、急遽代役になっただけ。偶然の要素が多すぎて、深弦自身を狙ったものじゃない』
「ですね。機材が倒れてちょっとした打撲になったって聞きました」
 聞くところの関係によると心底心配でもおかしくないのだろう電話の向こうの声は、あくまで必要なことの聴取に留まっており、冷静だ。だから最上位ペアなのだろう、と翔成は思う。
 もちろん莉梨のことは友人として心配していた。しかし、友人として心配するのであれば、同時に気になることがある。
「宝木さん、そっちはどうですか」
 宝木は電話の向こうで少しだけ黙った。
『実況の通りだ。ちょっと様子がおかしい』
 パネルディスカッションと同時に行われているトーナメント会場では、翔成の先輩たちが戦っている。
 そして多国語同時放送の実況音声は、試合の停止と再開を告げていた。 ××× 
「『ヒイラギ会さん』」
 理不尽な言葉が望夢を縫い止めていた。
 高瀬望夢は実際に八式にない技術を使っている。それは事実だ。だが、それはヒイラギ会の技術ではない。ではないのに││それを大きな声で言うことはできない。
 秘匿の時代はヒイラギ会の出現で完全に終わったとはいえ、まだまだ残存秘匿派はいて、高瀬家の命を狙う者も少なくないからだ。全世界に向けて自身の所属を公言することにより、恨みを買う可能性は十分にある。
 そして今や、それは瑠真も同じだ。彼女の異能はいつしか八式の域を超えている。時間や事実を遡って傷を消去するもの。それをジャンプして身に受けるデメリット。社会性の高い異能を標榜してきた協会にはありえない話だ。
 この大会では瑠真はそれを使っていない。だから彼らはそれを知らないはずだ──いや、どこかで掴んでいるのかもしれない。これを仕掛けてきたのだから。
『なんと』
 急に日本語の実況音声が耳に入ってきた。再生機器で音を拾ったアンドリューが気を利かせているのだ。
『ええと、どういうことでしょう SEEP出場者にヒイラギ会の伏兵が──』
『今、同時ニュースでお伝えします。パネルディスカッション会場でも同様の混乱が起こっています。アメリカ代表より、日本SEEPには以前から協会式以外の動きがあった旨の発表がありました。あっ、これは、東京都のヘリポートの映像です。ホムラグループ令嬢が行方不明のこともあり、混乱は収まりません』
 最悪だ。
 過去の協会が揉み消してきた、ありとあらゆる事件が悪い方に働いている。
 協会自体への同情はない。自業自得だからだ。でもそこに自分や瑠真が巻き込まれるのは困る。自分にとっては秘匿派からの恨みがまた一段強まるだけ。でも今まで表舞台に立っていない瑠真にとって、ここでの風評は一生の障りになる。
 大会には当然のこと、官公庁も関与している。その段階で警戒すべきだった。ヒイラギ会はもとより官公庁から流された支援金を元手に活動しており、当然官民ともに諜報は進んでいるはずだ。
 最悪のシナリオが思い浮かんでいた。
 アメリカ側は、ヒイラギ会と協会の繋がりを知っていた。そのうえで自分たちは違う、世界の味方だとトカゲの尻尾を切り離すため、日本SEEPを生贄に差し出したのだ。
『この大会は中止にならないのでしょうか』
 余計な実況音声が響いている。
『中止にはならない──というのが現在の委員会の判断です。「全ての解釈の競い合いを行う」という趣旨のもと、問題はないといえます』
 何が趣旨のもと、だ。想定シナリオ通りだとしたら、趣旨はまさに最初からこれだった。
「さあ、今さら取り繕ってないで」
 シオンの悪趣味な声がする。
「早く戦おうよ」
 彼らの在り方は、そう。全てのピースが嵌っていく。
 試合で正々堂々と『ヒイラギ会』を潰し、正義のヒーローになる少年少女。
×××
 シロガネはそのやり取りを聞きながら、コントロールルームで機械を弄っていた。
 隣で喋らない少女のヒマワリがシロガネの手元を覗き込んでいる。存在感は邪魔だが触りたがるやんちゃな子供ではないのは知っているので、とりあえずそこにいるのは許しておく。
 彼らヒイラギ会も会場にいた。
 ただし間違っても出場側ではない。興味本位でどやどやと見学に来たというのが正しい。
 全員で来るわけにはいかないので、小間使いのは日本に待機させていた。彼女の役回りはそうなので特に引け目もない。シロガネはカノに惚れ込んでついてきたというあの高校生の少女を全く信用していなかった。高校生はもう大人だよ。
 とはいえ、ヒイラギ会が在り方として大人の力を全く借りないわけでもない。
 現に電脳幽霊のはこの世に生まれてからの年だけで言えばお爺ちゃんもいいところのはずだ。彼は訳知り顔で、眼下の試合で起こっていることをカノに解説していた。
「そうなの 日本……春ちゃんはそれを、正々堂々の大会と勘違いしてたってこと」
『そうだろうね。やー春ちゃんの顔見たいなあ。テレビっ子だからきっと今も張り付いて見てて愕然としてるよ。まあ、最初から協会贔屓の、正々堂々かはハテナつきの大会だったけど』
 誉は楽しそうに言う。
『アメリカの協会も日本の協会も、この大会でヒイラギ会よりも協会が勝っていることを証明したかった。それは嘘じゃない』
 誉は上機嫌だ。彼にしてみれば何もかも面白くて仕方がないのだろう。ヒイラギ会を意識したお題目も、騙された日本の協会も、出場している子孫も。目の前にもある小さなスクリーンで見える大会の趨勢は、シロガネにとってみればさして面白くもない。
『そして彼らは、日本の協会が俺たちと繋がりを持っていることを、いくらか掴んでいたのかな。まあ、知っての通り、日本のSEEPと俺、あるいはカノやシロ、きみ自身のつながりは、どちからといえば因縁に近いものなのだけど』
 カノも興味津々の顔で頷いて聞いている。
『本当は、俺たちが手駒を潜り込ませていれば、アメリカはそれを使いたかっただろうね。だけど俺たちは別にあんな大会自体に興味がないからむしろ関係者を遠ざけた』
「争って勝利しようっていうのはホーリィ・チャイルドの基本方針にもとるしね」
『そうとも、カノ。生贄を見つけられなかった彼らは続いて、日本の協会に目を付けた。元々アメリカSEEPに設立の面では強い縁がありながら、クローズドで独立した系を作っていた目の上のたんこぶだ』
「え じゃあ、わたしたちのことはどうでもよくなって、協会に標的を変えちゃったの」
『いや、これも俺たちを意識した正義感だと思うよ。あるいは冷徹な判断』
 誉はにこりと訂正する。
『彼らからしてみれば、俺たちは本当に、協会が作ってきた安全な世界をひっくり返す邪魔者なのさ。俺たちを叩き返すためなら、自分たち協会の国際関係に傷がついても構わない』
「おとなの考えることってわからないわ」
 カノは桃色の唇をすぼめる。彼女は無垢そのものの象徴だ。協会秩序を安全と呼ぶのも、敵と味方を天秤にかけて敵を選ぶのも、シロガネがそうである以上に理解できないだろう。
『可哀想に。日本の協会は潰れるだろうね』
 誉は平然とそう言った。
『今、全世界放送で、日本の協会とヒイラギ会の繋がりがどんどん噂されてる。そして、そう、人間は勝者に弱い。ここでアメリカがカッコよく「ヒイラギ会関係者の日本」に勝てば、全世界の人たちにアメリカの協会が最も正しいように見える』
「ひどーい」
『そうだね、酷いし、俺たちとしてもちょっと困る。だから邪魔を入れておいたんだけど、試合中止どころか、むしろ日本的には図星の方に出ちゃったね』
 シロガネは顔をあげた。必要な機械のセッティングが一通り終わったのだ。
 カノは言われて思い至った顔をしている。
「あ、そっか。深弦ちゃんを試合に出さなければ試合止まるかと思ったけど、だめだったね。アメリカの協会に勝たせたら、わたしたちヒイラギ会も負けたってことになっちゃう」
『別にいいんだけどね。ここで負けたら逆に俺たちに同情票が集まって、ゆっくり巻き返すって方法もある』
 誉の言葉に、カノは唇をとがらせる。
「よくないよ。負けるの嫌いだもん」
 素直であまりにも単純。それゆえにシロガネたち子供にとっては、全身で魔力を放つ少女。
 誉は電子の体で指を立てた。
『準備、できてるでしょう シロガネ』
「あいあいさー」
 シロガネは返事をする。ヒイラギ会の力で天才になったシロガネに、怖いものは何もない。
×××
 翔成にそのあと継続的に試合の様子を気にする余裕はなかった。宝木との電話をイヤホンにつないだまま、日沖翔成は必死で指示された場所へと走っていた。ニューヨークに滞在しているホムラグループメンバー各員に、『莉梨を捕らえることができる人間がいる場所』の候補が配信され、足で潰すことになっているのだ。
 ニューヨーク中の元秘匿派コミュニティが暴かれ、ピンをつけて地図化されていた。莉梨を誘拐したのはその誰かだというのだ。彼女はやはり開放派の旗頭と見られがちだ。秘匿派異能者は高頻度で彼女の身柄を狙っているし、解釈によっては莉梨の力の打ち消しが可能な者もいる。ホムラグループとしてもアメリカに乗り込む以上、安穏と莉梨の自己防衛能力に任せていたわけはなく情報収集は行っていた。
『今どこだ』
 イヤホン越しの音声が訊いた。宝木の声だ。
「会場からそれなりに近い、廃バーです。ここは音沙汰ないですね。僕、可能性低いとこから回らされてるんで、当然ですけど。このあたり治安いいので」
『でも危ないだろ。誰かと合流できるまで待ってもいいんじゃないか』
 どちらかといえば異能解放の常識の中に生きている、一般人の高校生らしい言葉だ。
「でも、できることをやらないのも落ち着かないんです」
 翔成は彼と違って、とっくに自分の居場所を半分解釈異能界に置いている。春先の父親の事件、夏の帆村莉梨の一件、ヒイラギ会の情報収集。その全てを未熟なりに自分ができることがあると思いながら実地で体験してきた。
 一方の宝木は、翔成の想いを知ってか知らずか、
『じゃあオレと仮説の整理をしよう』
と言った。
 翔成は足を止める。信号に行き先を阻まれたのだ。
「何か思いついてるんですか」
『効率の話をしているんだ。君は実地担当としては経験が浅い。だけどオレより莉梨さんやホムラグループに詳しいだろ。オレが聞けば、オレが持ってる情報と合わせて、何かわかるかもしれない』
「ああ、なるほど、走り回るより情報整理のほうが役に立てるんじゃないかって……」
 翔成は苦い顔をする。それは翔成の能力から考えても自然なことだ。身体能力も知覚も優れていない。異能は薬剤補助を使いながら人に軽くメッセージを送る程度のもの。強いて強みである部分が莉梨との直接的なつながりから得てきた情報である。
「でも、さっきの話以上に今言えることは──」
『別の角度から考えよう。彼女を拘束できるのは本当に秘匿派異能者だけか』
「え」
 翔成は逡巡した。
「ええと、ヒイラギ会そのものはできます。正直、おれはそっちを疑ってます。先輩たちを試合に出させる狙いだったとしてもそれなら筋が通るし」
『だけど少なくともあの目立ちたがり屋たち、声明なんかは出してないよな。今までの堂々としたやり方と少し違う気もする』
 それは確かにそうだ。ヒイラギ会が前に莉梨を狙ったのは確か自分たちの存在の世界公開前の試験のような目的で、今また手を出す理由は思いつかない。脅迫状ももっと露骨に書くような気がする。
『それから 協会式解釈じゃ本当に莉梨さんには勝てないのか または一般人は』
「そんな、協会式……の人がホムラグループに手出す理由ってありますかね よっぽどの使い手ならともかく……」
『事情は人それぞれだろ。別に協会としてホムラグループに手出すってだけが動機じゃない。君に言うのは気が引けるけど、製薬会社として恨みがあるとか』
「こんな時に まあ、確かに無くはないですね……。少なくとも莉梨さんは協会式に対して相性優位です。やったとしたら相当な使い手でしょう」
『一般人は』
「一般人って、ちょっと前までのおれみたいなの言ってます 無理ですよ、莉梨さん、見ただけで相手を洗脳するのに」
 信号が再び青に変わった。翔成は話しながら踏み出そうとする。
 そこで、
『そうか ヒイラギ会の支援者ならたとえばどうだ』
 そんなことを言われて、思わず少しまた足を止めた。
「ヒイラギ会シンパで、大会のこと侮辱みたいに感じて……てことですか」
『動機はまあ置いといて。少なくとも莉梨さんの能力に詳しかったり、対策法持ってたりする可能性はなくはないだろ オレは正直、そっちの秘匿派云々を知らないから、最初にそっち思いついたけど』
 宝木は電話の向こうで、そう意見を述べる。
『単純か』
「いえ……、ええ、元々おれたち『トーナメント戦補欠』の意義も、ヒイラギ会に通じてる人が動くのを待つ、みたいな話らしいです……」
 翔成は唇を舐める。聞く限りトーナメント側は今、それどころではない状況ではある。
「動機の話すると……、一般人がやってる方が、可能性ある」
『どっちが可能性高いかは置いておこう。秘匿派云々の方が正しい可能性もある。でも、少なくともホムラグループの盲点だろ 現状、そっちの調査に力が割かれてない』
 翔成はその言葉に、薄々ホムラグループはそうだろうな、と思ってしまい、自分で少し自分の思考の冷徹さに辟易した。ホムラグループはもともと高瀬式を筆頭に既存秘匿派をライバル視しているふしがある。
『君の目的は彼女を助けることだろ だったら可能性が低い場所を一人で巡るより、グループが見てない場所を考えたほうがいいんじゃないかと思った。誰がやったにせよ、莉梨さんを攫ったらどこに、どんな仕掛けつきで潜伏すると思う 秘匿派の場合は君の会社の人たちが今調べてる。他は』
 翔成はすでに、グループから指示された場所へ向かうことを諦めていた。
 宝木の言うとおりだ。場数を踏んだ先輩の意見に納得している部分もある。それに、少しどきどきしていた。おれはグループ全体とは違う形で役に立てるかもしれない。トーナメント補欠に誘われたときの高瀬望夢の言葉を思い出す。『個人として解釈異能に関わってきた「俺たち」だからこそ、できることをしたい』。
 記憶をたどる。夏のヘリポートを思い出す。
「……前に使われた、思念を打ち消す機械を使われたのならどうしようもないです。どこにでも行ける」
 ヒイラギ会は、莉梨をほぼ無力化する装置を持っていた。確かクォリアフィルタというやつ。無力化されたのなら潜伏場所や確保方法は何でも問題ない。
「でも、あれは確かヒイラギ会の子が一人で作ってる試作品で、そんなに簡単にシンパの手にまで入るとは思えない。それに莉梨さんも自分で気づくでしょう。前に使われた機械だって。だから対策できる、とまでは断言しませんけど、莉梨さんも自分で色々調べてた」
『そうか、莉梨さん、手紙でメッセージ送ってくれたんだよな。そこまで分かってたら多分残してくれるよな。「前の機械だ」とか、「ヒイラギ会だ」とか』
「はい、メッセージは『騙されないで。私はだいじょうぶ』だった。これは、莉梨さんが完封される相手についてぎりぎりで残したメッセージだったら、さすがに書かないはず。『騙されないで』というのも、『秘匿派やヒイラギ会のようなわかりやすい相手じゃない』って意味に聞こえる。……そこまで洗脳して書かされてる、とかだったら予測は外れますけど、莉梨さんの繊細な能力の使い方まで、洗脳で操作できるとは思えない……」
 正確には、思いたくない。ヘリポート戦では、莉梨は暴走こそさせられたものの、言動単位までヒイラギ会の傀儡になっていたわけではなかったはずだ。
「ああいう装置を使わずに莉梨さんを誘拐するなら──」
 翔成は目を閉じる。騙されないで。惑わされないで。彼女を助けることだけを考えろ。たとえば自分自身が無能力だった時期に帆村莉梨を誘拐したいと思ったら、どこを使う
「彼女を、見なくても聞かなくても、捕まえられるところ」
『……とは』
 宝木が電話口で神妙に反応した。
「莉梨さん、少なくとも脅迫状の時点では意識がある。意識のある彼女を『見て』いるなら、彼女は無条件に身を守る力があるんです。誰も抵抗できないと思う。声も同じ。自分の声が届くとわかる範囲なら、莉梨さんに敵はいない。いつ意識が戻るかわからない人質を監視するなら、多分カメラ越しとか、音声加工越しとかにしか、できない。この情報はヒイラギ会シンパなら得られるものです」
『……それは、いい視点だと思う』
 宝木の声が少し勢いづいた。
『彼女に脅迫状を見られながら、誘拐犯自身は目に見えないし、彼女の声も聞こえない場所にいたってことだよな』
「はい。必要なのは画面がはっきり見えないカメラ、それから音声加工系の設備。個人でも手に入りますけど……おれが莉梨さんの能力を知ったうえで試すなら、絶対施設単位のでかい場所使います。怖いですもん。大会に脅迫状差し込んでくるような自信のある犯人が、しょぼくれた設備でやるとは思えない」
『カメラは画質の悪いのでも用意して、奥の部屋につけておけばどんな場所でも使える。だけど音は結構難しいぜ。完全に音をシャットアウトできる場所って、防音室でもないと厳しい』
 二人、早口で考察を重ねる。
「カメラの画質が悪い分、監視側としては、彼女が逃げ出したらすぐに気づける距離にいないと困りますよね」
『それでいて音が届かない場所。もともと音響設備を前提にした施設がいいかもしれない』
 少しだけ翔成の心は高揚していた。まるで事件から離れて謎を解く安楽椅子探偵と助手みたいだから。
『防音設備のある場所、片っ端から調べさせたらどうだ』
「どこだと思います? やっぱ」
 ロックミュージックモチーフを着ている少年は電話越しに、声に笑みを含ませた。
『ライブハウス、コンサートホール』
 ──アメリカには、たくさんあるだろう。 次>>
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mousouchuu-v2 · 4 years
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HxxG / ホン on Twitter
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kishinillust · 4 years
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2020.8.02
偽物語,憑物語 影縫余弦
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cheep-kobayashi · 6 years
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宝石の国×物語シリーズその2
羽川翼×ダイヤモンド
八九寺真宵×ジルコン
斧乃木余接×フォスフォフィライト
影縫余弦×ボルツ
千石撫子×シンシャ
神原駿河×ベニトアイト
臥煙伊豆湖×モルガナイト
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monogataribr · 2 years
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[EM CONSTRUÇÃO] Lista de Personagens
• Koyomi Araragi (阿良々木 暦) ♂ : Colegial. Meio-vampiro. • Karen Araragi (阿良々木 火憐) ♀ : Ginasial. Irmã de Tsukihi e Koyomi. • Tsukihi Araragi (阿良々木 月火) ♀ : Ginasial. Irmã de Karen e Koyomi. • Hitagi Senjougahara (戦場ヶ原 ひたぎ) ♀ : Colegial. Sempre doente. • Tsubasa Hanekawa (羽川 翼) ♀ : Colegial. Representante de Classe. • Mayoi Hachikuji (八九寺 真宵) ♀ : Ginasial. Garotinha perdida. • Kanbaru Suruga (神原 駿河) ♀ : Colegial. Estrela do time de basquete. • Nadeko/Nadeshiko Sengoku (千石 撫子) ♀ : Ginasial. Amiga de infância de Koyomi. • Sodachi Oikura (老倉 育) ♀ : Colegial. Amiga de infância de Koyomi. • Ougi Oshino (忍野 扇) ♀ : Colegial. Sobrinha de Meme. • Seiu/Hoshiame Higasa (日傘 星雨) ♀ : Colegial. Amiga de Suruga. • Kissshot Acerolaorion Heartunderblade (キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード) ♀ : Vampira. Rei das monstruosidades. • Lola/Laura (ローラ) ♀ : Humana. Bela Princesa. • Acerola (アセロラ) ♀ : Humana. Princesa amaldiçoada. • Shinobu Oshino (忍野 忍) ♀ : Ex-vampira. Ex-Kissshot • Meme Oshino (忍野 メメ) ♂ : Especialista em equilibrio com monstruosidades. • Yozuru Kagenui (影縫 余弦) ♀ : Especialista em monstruosidades imortais. • Izuko Gaen (臥煙 伊豆湖) ♀ : Mestre dos Especialistas. Sabe de Tudo. • Tooe Gaen (臥煙 遠江) ♀ : Irmã de Izuko e mãe de Suruga. • Tadatsuru Teori (手折 正弦) ♂ : Especialista em monstruosidades imortais. • Yotsugi Ononoki (斧乃木 余接) ♀ : Boneca viva. Serva dos especialistas. • Rouka Numachi (沼地 蠟花) ♀ : Ginasial. Rival no basquete de Suruga. • Tsuzura Kouga (甲賀 葛) ♀ : Chefe Policial do Esquadrão de Rumores. • Zenka Suou (周防 全歌) ♀ : Agente Policial no Esquadrão de Rumores. • Nozomi Kizashima (兆間 臨) ♀ : Inspetora Policial no Esquadrão de Rumores. • Mitome Saisaki (再埼 みとめ) ♀ : Guarda Policial no Esquadrão de Rumores. • Rouka Hanadori (花鳥 楼花) ♀ : Ginasial. Primeira vítima de Rouka Numachi. • Seishirou Shishirui (死屍累 生死郎) ♂ : Primeiro caçador de monstruosidades. • Dramaturgy (ドラマツルギー) ♂ : Vampiro. Caçador de vampiros. • Episode (エピソード) ♂ : Meio-vampiro. Caçador de vampiros • Guillotine Cutter (ギロチンカッター) ♂ : Humano. Caçador de vampiros. • Deathtopia Virtuoso Suicidemaster (デストピア・ヴィルトゥオーゾ・スーサイドマスター) ♀ : Vampira. Mestre original de Kissshot. • Tropicalesque Homeawave Dogstrings (トロピカレスク・ホームアヴェイヴ・ドッグストリングス) ♂ : Vampiro. Servo de Deathtopia. • Highwaist (ハイウエスト) ♀ : Vampira. Irmã gêmea de Lowrise. • Lowrise (ローライズ) ♂ : Vampiro. Irmão gêmeo de Highwaist. • Skyrumble Triplealps Fondants (スカイランブル・トリプルアルプス・フォンダンス) ♂ : Vampiro. • Meniko Hamukai (食飼 命日子) ♀ : Amiga de faculdade de Koyomi. • Amiko Yurugase (惣瀬 亜美子) ♀ : Colega de classe de Sodachi, na nova escola. • Lily Suzubayashi (珠洲林 リリ) ♀ : Colega de classe de Sodachi, na nova escola. • Mizudori (水鳥) ♂ : Ginasial. Namorado de Karen. • Rousokuzawa (蝋燭沢) ♂ : Ginasial. Namorado de Tsukihi. • Uroko Araundo/Gaen (洗人/臥煙 迂路子) ♀ : Filha de Izuko. • Hagoromo Iesumi (家住 羽衣) ♀ : Professora universitária de linguística. • Iie Iesumi (家住 唯々恵) ♀ : Filha de Hagoromo.
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konyokoudou-sk · 4 years
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Hellsinker.をめぐる備忘録④~DEAD LIARと決別の霊廟~
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(前回よりの続き)
前回は自機の一つのFOSSIL MAIDENとSeg5からSeg7までの攻略を概ね進めていました。 その時にSeg8のことにも少し触れましたが、それについては次の記事に書くのでちょっと待っていてくださいね。 今���は自機の一つなんだけど私の使用率がいまひとつなDEAD LIARさんと決別の霊廟について解説します。
(この記事の内容はSteam版に準拠しております。オリジナル版にはないことをも記述していますのでオリジナル版のみしかプレイしてない方はご容赦のほどを)
いかにも主人公というオーラを放っているお人だし設定的にも半分そんな気もするお人ですが、私が使い慣れてないのかヘタなのか相性が悪いのかこの備忘録でも出番がほとんどないDEAD LIARさん。
ですが、この人にもそれなりに使うメリットはあります。
1) 近距離における火力がすごい 2) サブウェポンを適所に配置するとわりとどこでも柔軟に攻撃できる 3) 超連射すれば貫通ショットとか出せる 4) 60秒耐えればすごいのが出るよ!
やっぱり1)と2)が大きいのですが、すごくクセの強い機体(まぁHellsinker.はそんな機体ばっかなのですが)で尖りまくってるのでなかなか使いこなすのが難しいのです。 なのでこの備忘録でも出番があまりないのです。
そしてDEAD LIARでは、SOLもLUNAもそれぞれ重要な意味を持っています。SOLもLUNAも以前の記事でざっくりと説明しました。その時はこんな感じで説明したように思います。
SOL 必要量まで溜まったらディスチャージが使えるようになるケージ LUNA 満タンまで溜まったらFOSSIL MAIDENの弾消しレーザーが使えるようになるケージ
ですが、SOLやLUNAのケージはそれら以外にも意味を持っています。 というか本来はこんな意味です。
SOL
・段階によってショットの火力やディスチャージの火力・持続時間が変わる。 ・ディスチャージを撃つと空になるけど自動回復する。 ・SOLイコンというアイテム(敵を倒せば取れることがある黒い正方形にSと書いてあるアイテム)を取れば回復速度が上がる。 ・LUNAが低いと回復速度が少し上がる。 ・規定の段階以上になるとディスチャージが使用可能になる ・オートリジェクション(被弾した時に発動することがある無敵判定を一時的に得るオートボムのようなもの)を発動してしまうと空になってしまいます。
LUNA
・量によってショットの連射力が変わります。 ・しかし、メインショットを撃っていると徐々に下がってしまいます(つまり連射力が落ちる)。 ・ただしLUNAが低い時はショットの火力がわずかに上がるらしい。 ・そしてメインショットを撃たないか溜めていると自動的に回復します。 ・LUNAイコンという紫色のアイテム(何種類かある)を取ると回復速度が上がります。 ・FOSSIL MAIDENだとHIの時に弾消しレーザーを撃つことができます。 ・DEAD LIARはLO以外の時は貫通ショットを撃つことができます。 ・KAGURAの神弥(おみわたり)では最大240発の残弾を示す値になります。
ざっとこんな感じです。 これを踏まえてDEAD LIARやほかの自機を使ってみると楽しくなるかもしれません。
メインショットその1:ルーザーズスピット ショット連打 メインショットその2:ナロウピアース ショット超連打 メインショットその3:デッドアレイ ショット溜め撃ち メインショットその4:60秒ブレード(通称) ショットを60秒溜め撃ち サブウェポンその1:離れた位置にサブウェポンを設置 サブウェポンその2:カーソルで指定した位置にサブウェポンを設置 ディスチャージ:カーネイジレイド
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メインショットその1:ルーザーズスピット
ショットを普通に連打してると出る攻撃。SOLとLUNAの量によって性能が変わってしまうショット。SOLの量が多ければ派手なエフェクトになって火力も上がるけど、少なければエフェクトも寂しいし火力も低いです。LUNAの量が高い時は連射性能は高いのですが、撃ち続けているとLUNAの値が下がって連射性能も落ちてしまいます。 このショットを撃ってる時は自機の周りに羽根のようなオーラが出たりするけどそれにも攻撃判定が微妙にあってたまに便利なことがあります。 ただし撃っているとサプレッションを張れないデメリットも(ちなみにサブウェポンのケージも溜まらないのでサブウェポンの火力が下がってしまう)。 MINOGAMEのメインショットと比べると使う場面は多いけどやっぱり使わない局面も多いです。
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メインショットその2:ナロウピアース
ショットを超連射しないと出ない攻撃。わりと強力なショットですが撃つのにコツがいる上に、撃っているとLUNAが徐々に下がっていきLOになると撃てなくなります。技量が低いとそう簡単に狙って撃てません。
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メインショットその3:デッドアレイ
ショット溜め撃ちで出る攻撃。三段階のチャージがありますが、わりとすぐ三段階目まで上がります。サプレッションとの相性が良いこともあってサブウェポンと並んでメインで使うことが多い攻撃。自機の目の前に浮いている白いロックのところで敵を攻撃すると高い火力が出る。わりと遠いポイントでも黄色いロックが出ている箇所なら距離を無視してダメージを与えられる。
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メインショットその4:60秒ブレード(通称)
デッドアレイを60秒ほど溜めていくと白いロックの部分が渦を巻き始めます。そのタイミングでぶっ放せばだいたいの敵を瞬殺出来るほどの斬撃が出ます。通常のデッドアレイよりもリーチが伸びてるのでなおお得。溜めに60秒も必要なことからロマン技かと思われるかもしれませんが、サブウェポンでだいたい障害を排除できるため意外と狙えるチャンスはあります。実用性については犬丼帝国Wikiの記事を参照のこと。
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サブウェポンその1:離れた位置にサブウェポンを設置
サブウェポンをちょん押しして発動。青(レベル1)とオレンジ(レベル2)の二種類があるが、オレンジ色の方が火力が高い。発動位置と自機の間に糸のようなものが発生し、それにも攻撃判定がある(しかもこれはショットボタンを溜めている状態だと火力と範囲が強化される)。使いこなせれば非常に便利。 方向キーやレバーで発動方向を微妙に変えられます。発動したあとにもう一度サブウェポンを押せば自機に近づくように調節出来ます。(発動する前にもう一度サブウェポンを押すと発動位置が自機よりもさらに遠い方向へ調節できる裏技も)
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オレンジ色の時のみ設置した位置に自機が近づくと火力と範囲が大きくなる。 一定時間が経つと自動的に解除されるほか、設置後サブウェポンを3回押せば設置を解除できる。
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サブウェポンその2:カーソルで指定した位置にサブウェポンを設置
サブウェポンを長押しするとカーソルが出るのでそれを動かすと任意の位置に設置できる。青とオレンジの二種類があるがサブウェポンその1同様にオレンジの方が火力が高い。サブウェポンその1よりは火力が低いものの制限時間もなく、雑魚のお掃除にはちょうどいい。 しかし、ショットの火力が下がってしまうというデメリットも。 サブウェポンその1と違って、設置後ボタンをもう1回押せば戻ってくる。
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���んと自機選択場面でKAGURAの装備を変更する要領でポーズを押せばサブウェポンのタイプを切り替えることができる。FOLLOWING TYPEは自機の位置によってサブウェポンも移動してくれるタイプ。SOLITUDE TYPEは最初に設置した位置に固定されるタイプ。なんと面倒くさいゲームなんだ…。
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ディスチャージ:カーネイジレイド
自機の場所を中心に光をまき散らす攻撃。発動にはSOL3以上が必要で発動すると全消費。SOLの段階によって範囲と持続時間が変わる。 ボタンを長押しすると無敵のまま発動のタイミングを遅らせることができる。
その場を中心に攻撃するタイプのディスチャージなので攻撃するには接近が必須である分扱いが難しい。
まぁおおよそDEAD LIARの機体性能を飲み込んだところで今回もそれを使うわけでもなく、今回もFOSSIL MAIDENを使って決別の霊廟の攻略へ行きたいところですがその前に。
STELLAとTERRAというパラメータについて解説しておきたいと思います。 二つともライフやSOL・LUNA、サブウェポンゲージと同じようにゲームの左側にあるパラメータですが、これらが決別の霊廟に大きく関わってきます。なので、先にこの二つのパラメータについて説明します。
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まず、STELLAとはほかのSTG(たとえばバトルガレッガとか)で言うところのランクに相当します。ただしバトルガレッガなどのように露骨に難易度に出る局面は少ないです。 STELLAの高さが難易度に露骨に出る場面は錆び付いた竜の開幕弾幕や一部の針弾ぐらいですね。とはいえ、安全に攻略したい場合はSTELLAを下げていく方が安全です。ただ稼ぎを行いたい人はSTELLAをあげると有利になります。
STELLAをあげる行動としては長い時間ミスしない、時々出てくる緑色の☆アイテムを取る、敵に攻撃を打ち込む、サプレッションで敵弾を消すと出てくるLUNA屑という小さなアイテムを取るなどがあります。
逆にSTELLAを下げる行動としてはミスをする(ライフが少ない状態でミスをしたり、前のミスから30秒以内にミスをするとさらに下がります)、ディスチャージやサプレッションなどで敵弾を消す、時々出てくる紫色の☆アイテムを取る
余談ですが、ミスした時に出る銀色のパチンコ玉のようなアイテムを取るとSTELLAがあがりますので気をつけましょう。(正確に言えばミスで失ったSTELLAが戻ってしまう)
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そして、TERRAというのは決別の霊廟に行くまでの目安みたいなものです。何らかの形でTERRAが0になってしまった時、次のステージに進む前に決別の霊廟に突入します。
TERRAはエクステンドやボスが倒れた時に出る金色のアイテム(遺骸イコン)を取得するなどすれば上昇しますが、被弾(オートリジェクションが発動してミスしなかった時も含めて)やSegmentのクリアや敵を倒して出てきたライフチップを取れずに落とすなどすると下がっていきます(前回のミスから30秒以内にミスをするとさらに下がる)。
なおTERRAはSeg1やSeg2のBEHINDを選択すれば、そのステージの間はどんなことをしてもTERRAが最大値から下がることはありません。確実に霊廟行きを遅らせたければそれらのステージを行くのも手でしょう。
TERRAをなるべく下げずにプレイしていくコツはできる限りライフチップを取ってエクステンドを狙いかつ短時間での連続ミスを避けていくのが一番確実でしょう。
STELLAとTERRAについてなんとなく飲み込めたところで決別の霊廟の説明に入ります。
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決別の霊廟はTERRAが0になった時に突入するのですが、まだTERRAが残っていてもSeg7をクリアした後に突入します。つまり、決別の霊廟自体を避ける方法はゲームオーバーにならずにプレイしてる限りはありません。
ちなみにコンティニューしていても条件を満たせば決別の霊廟に入ることはできますが、その時は入る直前と直後のテキスト(「星を見た、等と言えば笑われるだろう。」から始まるくだり)が省略されていきなり霊廟に突入します。 そして、このステージを終えて以降はコンティニューは二度とできません。つまり、Seg8は絶対にコンティニューできません。
決別の霊廟は、平たく言うと一種のボーナスステージのようなものです。一度通り抜けさえすればライフもSPIRIT(ほかのゲームで言うところの打ち込み点)もモリモリ稼げます。それ故に、できるだけゲームの終盤に出てくれる方が都合が良いです。そして、何度被弾してもゲームオーバーになることはなく残機は減りません。(入った瞬間にライフがUNCHAINEDになる) ボーナスステージのくせに難易度そのものはまったくヌルくなく、通常のステージのようにオートリジェクションが発動しないこともあって、慣れなければ何度も被弾してしまう最狂のボスラッシュです。
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ステージに入った瞬間、アイコンがいっぱい並んだ不思議な床に入りました。このアイコンの入った床はただの背景ではなく、床のパターンのうちのどれかに入ればこれからのボスラッシュに登場するボスの順番を決められます。
黒猫のマーク=英霊・ミリオンライヴズ 白猫のマーク=英霊・ナインライヴズ 球形のマーク=不浄の王・アルフォース ハンマーのマーク=物故・テンペラメント断章
一応制限時間もあるのでさっさと決めてしまいましょう。順番を決めないまま制限時間が切れてしまうと英霊・ナインライヴズ(白猫)→不浄の王・アルフォース(球形)→英霊・ミリオンライヴズ(黒猫)→物故・テンペラメント断章(ハンマー)での順番で固定されます。
ボスとボスの間には要石のような敵が挟まるのですがこれを倒せば次のボスが出てきます。
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そして本番スタート。スタートすると今までのステージで稼いできたSPIRITが一度没収されます。没収されたSPIRITは再び戻ってくるのでご安心下さい。
ステージ自体に制限時間が設定されており、その間に4体の人型ボスを倒して終端の雑魚ラッシュまで行って結晶を稼ぎまくりましょう。 この結晶の量によって獲得出来るライフやSPIRITの量が決まります。
結晶の量は概ねSTELLAの値に依存します。 STELLAの最大値Aを9として。
ボスの第1・第2攻撃 STELLA×2 ボスの第3攻撃 STELLA×4 要石 STELLA×2
霊廟に突入した瞬間、強制的にSTELLAが最大値のAになるのでノーミスであればボスと要石のセットで結晶が90個も稼げます。 そしてボスの攻撃でミスをすれば獲得出来る結晶の量が落ちてしまいます。 要石が何度ミスをしても結晶には影響はないですが、ディスチャージを撃つと結晶が獲得出来なくなります。 さらに最後の雑魚ラッシュでミスをしなければ最大64個も結晶を獲得出来ます。
そんでもって霊廟の愉快なボスたちを一人ずつ紹介していきます。
英霊・ナインライヴズ(白猫)
たぶん慣れれば一番弱いです。初見殺しの弾幕のオンパレードですが落ち着いて対処していきましょう。
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第一攻撃 SCARE SWALLOW 気の向く侭に 燕狩り
高速のワインダーで動きを拘束しながら自機狙いを撃ってくるのを繰り返してきます。途中でワインダーがだんだん閉じてくるけど動揺せずに避け続けましょう。
数秒ほどで防御力が落ちるのでそこを狙って落としましょう。
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第二攻撃 BONDAGE DIVIDER 影を射る眼差し 四肢を断つ刃
最初の弾幕は自機狙いの高速弾なのでちょん避けを心がけていけば当たりません。その後高速の奇数弾を滝のように流してくるのでうまく避けましょう。
防御力の低下のタイミングは第一攻撃と同じ。
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第三攻撃 UNDER THE SILENCE���彷徨う者共よ 無言のままに
最初から防御力が低いのでさっさと落としてしまいましょう。 弾幕も抜け出すことはそう難しくないので。
不浄の王・アルフォース(球形)
慣れなければ苦戦することも多いボスですが、ある程度からくりがわかれば案外怖くはないです。
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第一攻撃 STRANGE MOON 異形の月
この攻撃は仕様が特殊なので気をつけましょう。 なんとディスチャージを使用してしまうと体力が回復してしまいます。なのでできるだけディスチャージに頼らない戦法で切り抜けていくことが望ましいです。 FOSSIL MAIDENのバチルスクロークだとなぜか回復しません。
アルフォースが出してくるまがまがしい色をした不浄の膜を一つ一つ破壊してあげると防御力が下がります。体力と防御力は別口なので開幕ディスチャージで膜を破壊してしまうのも手です。
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第二攻撃 INVERSAL BAPTISM 錆釘の雨/逆の禊
ワインダーがぐねぐねうねってるので事故に注意。なお針弾も厄介。 後半の弾幕は半ば不意打ちのようなもので危険なのでそれまでには倒すことが望ましいです。
第一攻撃のようにディスチャージを使うと回復してくるわけではないので、開幕ディスチャージで膜を潰しつつ速攻で倒しましょう。
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第三攻撃 DESPERATE ANNULUS 散華の宝冠/無尽の礫
不浄の膜が自機を覆ってから破裂すると菱弾やらが飛んでくるので怖いです。あとワインダーで閉じ込められるので怖い。
ディスチャージが溜まったら速攻で片付けましょう。
英霊・ミリオンライヴズ(黒猫)
こちらの攻撃を遮る弾幕が多いしどう攻めるのかタイミングを掴みにくい局面が多いのでなかなかやりにくいです。
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第一攻撃 NOSTALGIC PAIN 面影を語る爪痕
攻撃中に斬撃のようなものが飛んできますが、攻撃判定はないのでご安心下さい。 でもこちらの攻撃を妨げてくるので非常に面倒くさいです。
自機狙い弾を飛ばしてくるので事故らないように。
ミリオンライヴズの攻撃は最初の数秒間は防御力が高いので速攻がしにくいです。
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第二攻撃 INNOCENT CLOCKWORKS 古びた振子の舞踏
適度にミリオンライヴズから距離を保ちながら弾幕が展開されたらさっさと中に入ってしまいましょう。自機との距離が近いと防御力が下がるようなので攻撃が当たってしまわないギリギリに位置しつつ頑張りましょう。
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第三攻撃 VOLCANIC LIBIDO 狂った鬼灯の接吻
最初の炎の壁のようなものが押し寄せてくる攻撃は簡単には避けられないのでディスチャージで。
炎の波になった瞬間からうまく合間を縫って打ち込みましょう。
物故・テンペラメント断章(ハンマー)
とにかく変則的な弾幕が多い上に避けづらいモノも多いので本当に気が抜けません。とくに第二攻撃は厄介なので速攻を心がけましょう。
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第一攻撃 ORIGINATOR'S REGAL ただ一張の弦
開幕だと防御力が低いのでディスチャージを決めたあとは追尾してくる弾幕をひたすら避けましょう。
避けた弾幕がテンペラメント断章に当たるとダメージを与えられるのでうまくダメージを与えられるように誘導しましょう。
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第二攻撃 VIRGINAL ORDER 霄を模る六十鍵
あんまり放置するとワケがわからなくなってしまうのでその前にディスチャージを決めてしまいましょう。 自機から近い距離にテンペラメント断章がいると防御力が落ちるのでそれを意識しながら落としましょう。
鍵盤のような弾はこちらの攻撃を遮断するだけでなく当たるとノックバックしてしまうので気をつけましょう。
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第三攻撃 FATAL STRINGS 定めを紡ぐ糸
ワインダーに気をつけながら両サイドから迫る菱弾をかいくぐりつつ、ディスチャージが溜まったら速攻で撃って落としましょう。
やっぱり厄介なところしかない弾幕なので慣れないと厳しいです。
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ボスとボスの合間に出る要石たちは基本的に後ろを取りながら攻撃すると比較的安全に倒せます。ただ二つ目の要石は注意が必要です。
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霊廟終端の雑魚ラッシュはとにかく被弾しない程度に攻撃を続けましょう。自機狙いを放ってくるのでそれだけには気をつけて。
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というわけで出てきた結晶を回収していけばライフとSPIRITもたんまり貰えます。ライフがIMMORTALになってる時はSPIRITがさらにもらえます。
次回はお待ちかね。ラスボスのSeg8の攻略です。 EXにもちょっと触れるかもしれません。
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see also How to Edit a Glyph that is not listed on iFontMaker
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rangertycho · 2 years
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Happy Birthday to very talented and beautiful seiyu Ryoko Shiraishi!!! 09 / 07
閃乱カグラ x 偽物語
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言葉と物と音について ー一多和田葉子とカールステン・ニコライ一一
 文字は数字になり、数字は点になる。 「ラビと二十七個の点」
 多和田葉子と「音楽」との関わりといえば、彼女と同じドイツ在住のジャズ・ピアニスト高瀬アキとの長年に渡るコラボレーションがつとに有名である。二人は日本、アメリカ、ドイツなど数カ国で朗読+ピアノのジョイント・ツアーを行なっている。だがもうひとり、あるドイツ人ミュージシャンと共同で一枚のコンパクト・ディスクを発表していることは、おそらくほとんど知られていないのではないか。yoko tawada + noto名義で一九九九年にリリースされた『13』がそれである。  ノトことカールステン・ニコライ(Carsten Nicolai)は、美術と音楽という異なる二つの領域と、両者を横断する「サウンド・アート」と呼ばれる分野において、近年めざましい活躍を続けている人気アーティストである。美術家としては、日本を含む世界各国で個展が催されており、ドクメンタを始めとする国際的に著名な展覧会にも度々参加している。音楽の世界では、ノトもしくはアルヴァ・ノト(alva.noto)名義で数多くの優れた作品を発表しており、エレクトロニカと総称される現在の電子音楽の一潮流において、シーンの最前線を牽引する存在として高い評価を受けている。『13』はニコライ自身のレーベルから限定盤CDとしてリリースされたものである。  筆者の知り得た限りでは、日本語で刊行されている多和田葉子の文章で、この作品に触れたものは存在していない(どういうわけか公式サイトのビブリオグラフィーにも載っていない)。それゆえ、どのような経緯で二人が知り合い、共同作業をすることになったのかは今なお不明なのだが(筆者はニコライ本人から直接CDを貰ったのだが、馴れ初めについては聞き損ねた。だがニコライが作家多和田葉子のファンであったことは間違いない)が、この一度限りの試みは、多和田葉子の「言葉」の特異な有様を考える上で、極めて重要な示唆を与えてくれるように思う。
 高瀬アキとのコラボレーションに関しては、多和田葉子は何度か書いている。たとえば「音楽と文学の境界を越えて、などといかにも新しいことのように言うのは正直言って恥ずかしい」などと言いながらも、言葉と音楽との出会いを、繊細かつ緻密に描写した以下の文章。
 音と言葉のパフォーマンスでは、ピアノの即興演奏と詩の朗読が同時進行するのだが、この同時進行というのは「あわせる」というのとはちょっと違う。わたしは、足の親指から喉までの領域は音楽に聞き入って音楽に応えながらも、舌から脳に至る区域は言葉の意味を追って進む。あるいはピアノの方に向いた左半身は音に向かって発熱させ、右半身はテキストの中に沈み込ませようとしてみる。すると、自分というものが二つに分裂して大変気持ちがよい。両者の間には溝がある。半分は言葉の世界の外に出ていて、半分は中に入っているような気持ちでもある。もちろん、つながりもある。しかし、そのつながりは、歌のメロディーと歌詞の間の関係のようにべ��たりしたものではない。両者は不思議な空間を屈折して進む振動によって、間接的に繋がっている。あるいは分離している。そうでなければ、「音楽に合わせて読んでいる」ことになってしまう。 「フライブルク一音楽と言葉」『エクソフォニー 母語の外に出る旅』
 フリーの即興演奏と、詩人や小説家による朗読のパフォーマンスという組合せは、特にヨーロッパにおいては、とりたてて珍しいものではないが、その際に現場でリアルタイムに起こっている、実のところかなり錯綜した、ある種の「戦い」にも似た事態を、この文章ほど見事に解き明かしているものはない。だがしかし、ここに記されている音と言葉の交感の明晰かつ詩的な自己分析は、ノトとの『13』の場合は、ほとんど当てはまらない。  『13』には一九分二五秒の長いトラック一曲のみが収録されている。最初に音楽抜きで「ヨーコ・タワダ、ドライツェーン(DREIZEHN=13)」と無造作にタイトルが告げられ、一拍置いてから、ノトのトレードマークである厳密に構成された電子音が、ミニマルでモノトナスなパルス=リズムをゆっくりと刻み出し、数秒の後に朗読が始まる。言葉が読まれる速度は非常に速く、切れ目もほとんどない。バックのサウンドにメロディ的な要素は皆無であり、朗読の調子も、極度にストイックで無機質なサウンドと同様に、ほとんど機械を思わせるような無表情さをひたすら保ち続ける。  朗読されるテクストは、題名の通り、十三の断片に分かれており、最初から九番目までがドイツ語、残りの四つが日本語で読まれる。内容はほぼ「詩」と呼ぶべきものであり、脈絡を断ち切られ縫合されたアブストラクトな言葉の連なりが、奇妙にコミカルな雰囲気を醸し出す。日本語によるパートの最初の断片は、たとえばこんな具合である。
 まくらするならだれもいないんでよなきするまくらしらないスリッパ あさおきるのがつらいんでいぬのとおぼえまねしているのがやかんねっとうそれからカーテンのやくそく ゆれながらさゆうにどんどんおおきくふくらんでいってめをあけてもちょくりつするのはだれ めがさめたときのわたし からだがいつものさんばいも (注:原文を参照できない為、CDから聞き取ってひらがなとカタカナのみで表記した)
 自然な抑揚を欠いた、だがいわゆる一本調子とはやはり違う不思議な韻律の、とはいえしかし六を挟む数字で割り切れるようなアルカイックな「日本語」の懐かしさがどこかで谺しているようでもある多和田の朗読。その背景で、エレクトロニックな発信音が整然と流れていく。その単調でマシニックな反復は、人間の「声」の寄り添いによって、初めてやっとかろうじて「音楽」と呼ぶことができるようなものであり、と同時に、そのような「人間」的な要素など、そもそもまったく必要としていないようにも聞こえる。  先のエッセイの続きで、声に出して読むこと=音読という行為(いや、運動と言った方がより正しいだろうか?)が、音楽の演奏と直に掛け合わされることによって、「言葉」が俄かに「音=響き」として浮上してくる驚きについて、多和田葉子は書いている。
 たとえば、「食べたがる」という表現に現れた「がる」という単語などは、「がる、がる、がる」と繰り返してみると分かるが、随分個性的な響きをもっている。ところが、普通に読書している時には、なかなかそのことには気がつかない。「がる」がその前にある動詞から切断されてたっぷり発音された瞬間に、その響きがいわゆる「意味」に還元しきれない、何か別のことを訴えかけてくる。言葉をたずさえて音楽という「もうひとつの言語」の中に入っていくと、そういった言葉の不思議さが自分のテキストの中から立ち現れてきて驚かされる。音楽を通して、言葉を再発見するということかもしれない。 (同前)
 音楽は「もうひとつの言語」である。多和田葉子の朗読と高瀬アキのピアノの共演は、まったく異なる二つの「言語」によって、手探り状態で対話をしているようなものだ。相手の「言語」が及ぼすエフェクトによって、自らが操る「言語」も刻々と異化されてゆ���ことになる。両者の間に完全な交通などはありえないが(それにもしもそうなったら「対話」の意味もなくなるだろう)、そうであるからこそ、そこにはマジックが生じ得る。  ピアノの音に対峙しながら、口唇から発される言葉は「意味」を脱色され、バラバラの音韻へと分節され、語の響きの肌理が、ざわめきとともに立ち上がってくる。つまり、言葉は「もうひとつの音楽」である、と言っても同じことではないか。「対話」であり「双奏」でもあるような、二つの「言語/音楽」による交通=コミュニケーション(それはもちろん、多和田の言うように「反コミュニケーション的なコミュニケーション」でもあるのだが)。「耳をすましても決して一致はしない、もどかしい、余りだらけの割算をお互いに繰り返しながら、発見を重ねていくことに、音と言葉の共演の楽しさがあるように思う」と、先の文章は結ばれている。  しかし『13』の場合には、そもそも言葉と音はまったくコミュニケーションしていないのではないか。サウンドは無骨にパルスを繰り返す。声は黙々と言葉を発音していく。あたかもそれは二台の機械が互いに無関係に駆動しているさまを見せられて(聴かされて)いるかのようなのだ。「不思議な空間を屈折して進む振動によって、間接的に繋がっている。あるいは分離している」などとは、とても呼べない。それらは繋がっても分離してもいない。そこには厳密な意味で「交通」は存在していない。アコースティックな即興演奏とエレクトロニックな反復音響という違いはあるにせよ、この共演はほとんど異様である。 実際のレコーディングがどのように行なわれたのかは不明だが、多和田葉子はノトと「対話/双奏」していない。  なるほど確かにひとつのポイントは、ノトの「音楽」自体がいわゆる「生演奏」ではない、ということにある。それはあらかじめ録音されたものであり、デジタルに記録されたオーディオ・データが機械的に再生されているのにすぎないからだ(もちろん、ニコライがその場でエレクトロニクスを操っていた可能性もゼロではないが、そのような想定はおよそナンセンスというものだろう)。当然のことながら、音楽がリアルタイムで声に反応JGすることはありえない。だから「交通」があるとしても、それは一方通行でしかない。この考えはまったく正しいが、しかし問題の本質は実はそこにはない。  たとえ既に完成されたバック・トラックをヘッドフォンなどで聴きながら多和田葉子の声が録音されたのだとしても、そのことが朗読にどのような影響を齎したのかは、完成した『13』からは聴き取ることができない。反対に、朗読が事前にレコーディングされており、音楽の方が後から付け加えられたのだとしても、結果はほとんど相違ないのではないかとも思える。つまり、言葉と音の時空間的なズレは、この作品の本質には関係しておらず、むしろこの無関係さこそが問題なのである。多和田葉子とカールステン・ニコライが一度も直接会ったことがなかったとしても、この作品は十分に成立可能であり、言葉と音が完全に別々に録られていようと(筆者はそう思っている)、あるいはそうでなかろうと、『13』の仕上がりには関係がない。そこに厳密な意味で「交通=コミュニケーション」が存在していないというのは、このような意味である。  では結局のところ、多和田葉子とノトの一度限りの共同作業は、多くの豊かな可能性を孕みつつ現在も継続中の高瀬アキとの共演と較べて、いわば試しに行なってみた無味乾燥な実験のひとつでしかなく、そこにはおよそ得るものはなかったということになるのだろうか。なるほど確かにそこでは「音楽を通して、言葉を再発見する」というような体験は、ほぼ皆無であったかもしれない。しかし、そのような言葉と音楽の生産的な交流とはまったく別の次元で、この出会いには明らかな必然が潜んでいたのだと、筆者には思える。そしてそれは何よりもまず、多和田葉子の言葉とカールステン・ニコライの音の「組成」が、極めてよく似ている、両者はほとんど同じ物である、という点に存している。
「私が目的としているのは、幾何学的な体験をするということであって、美的なものを追求していくということではありません」 カールステン・ニコライ
 音楽家としてのカールステン・ニコライは、デュオ・ユニット「cyclo.」として共同制作も行なっている池田亮司などと並んで、しばしば「サイン・ウェイヴ派」などと呼ばれている。「サイン・ウェイヴ」とは、一定の周波数を示す「サイン=正弦曲線」のみで表される「波=音」のことであり、倍音の要素を一切含まないことから、「純音」とも呼ばれる。言うまでもなく、「音」とは空気中の振動という物理的な現象なのだが、あらゆる「音(響)」は、フーリエ変換という数学的なプロセスによって、「サイン・ウェイヴ」の重ね合わせに分解することができる。ニコライと池田は、このような「純音」それ自体を、楽曲の素材として全面的に使用しており、ある意味では「電子音楽」の黎明期に立ち戻ってみせたかのような(既に五十年代にシュトックハウゼン等がフーリエ変換を用いて「サイン・ウェイヴ」による作品を発表している)、彼らのラディカル=原理的=急進的な方法論と、旧来の「音楽」の美学的価値判断を揺るがすような姿勢は、90年代の「テクノ」以後の環境の中で、極めて強力な影響力を持つことになった。  「サイン・ウェイヴ」の特質は、あらゆる「音」の原基を成すものでありながら、それ自体は徹底して人工的なものだということである。自然界には「サイン・ウェイヴ」は存在していない。現実の世界でも、たとえば時報や横断歩道のシグナル等といった限定されたもの以外では、正確な周波数だけの「音」を耳にすることは滅多にない(そしてこのことが「サイン・ウェイヴ派」が音色の点でも新鮮に受け止められた理由でもあるだろう)。いわばそれは「数」としての「音」だといっていい。  ところで、興味深いことに、「音」を「数」として、すなわち周波数の厳密な値として捉えることによって(それゆえ「サイン・ウェイヴ派」は「周波数音楽」などと一ある種の揶揄や批判も含めて一呼ばれることもある)、個々の「音」そのものを、まるで一種の彫刻のように磨き上げたり、ブロックのように連結したりといった、嘗ての「音楽」では考え方自体がありえなかったような作業が可能になった。言い換えればそれは、「音」を「物質的」に扱えるようになったということである。たとえば、1キロヘルツ(ヘルツは周波数の単位)の一秒の「音」は、「数」で表示されるものであるのと同時に、削ったりバラしたり、あるいはつまんだりすることもできるような、一種の「物」でもある。  更に現在のデジタル・テクノロジーは、「音」のサンプリングを一秒の四万四千百分の一(もしくは四万八千分の一)の精度で行なうことを可能にしており(更にいわゆる次世代オーディオではその二倍以上のサンプリング・レートが達成されている)、カ−ルステン・ニコライや池田亮司は、そのようなミクロな「音」の単位で制作を行なっている。比喩的に言えば、「サイン・ウェイヴ」が「音」を水平にバラしたものだとすれば、「ミクロ・サンプリング」は「音」を垂直に切り刻む。そうすることによって「物質」としての「音」が抽出されてくることになる。純粋で超微細な、分子のような,点のような「音」。  「数」であり「物」である「音」。このような意味での「音」は、およそ「音楽」の歴史において、作曲や演奏の俎上には上ってこなかったものである。今なお大半の音楽家にとって、それは「音ー楽」の「音」ではない。ちなみに『13』をリリースしたカールステン・ニコライ自身のレーベルの名称は「noton.archiv fur ton und nichtton(ノートン、音と非=音のための収蔵庫)」という。ノートンとはドイツ語で音を意味するtonに英語のnoを加えた造語であり、ノトというアーティスト・ネームも、ここに由来している。
 言うまでもなく、人間の「声」も「音」であることに変わりはない。「言葉」が「声」として発された瞬間、それは「音」になり、必然的に「サイン・ウェイヴ」の集積に分解され得る。そしてまた、たとえば「食べたがる」の「がる」は、もっと短い「が」の更に何万分の一ものミクロな「音」に分割され得る。このようなマセマティカルかつマテリアリスティックな観点に立った時、『13』における多和田葉子の朗読は、「言葉」としての「意味」を失うどころか、最終的には、ノトが用意したエレクトロニックな「音」との差異さえ消滅させてしまうことになる。「物」としての「音」に区別はありえないからだ。  もちろん、それはあらゆる「音」に関して等しく言えることであり、『13』の多和田葉子の「声」が殊更に「物質的」に振る舞っているわけではない。だが、カールステン・ニコライの「音」に対する幾何学的かつ唯物論的なアプローチは、多和田葉子の「言葉」へのアプローチと、明らかに通底していると思える。そしてそれは、朗読=音読によって生じる「音」としての「言葉」というよりも、むしろ「音」以前の書かれた「言葉」、すなわち「文字」の審級、そして更にその根元に在る「言語」の審級において、そうなのではないか……おそらくカールステン・ニコライは、このことに気付いており、それゆえ二人のアーティストは出会うことになったのではないだろうか?    私はよく、言葉のklangkorperとschriftkorperということを考える。これらは決してよく使われる合成語ではないが、klang(響き)とschrift(文字)は、大変一般的な単語である。それらの単語にkorperを付ければ出来上がり。言葉は意味を伝達するだけではなく、たとえば響きというものがあり、響きそのものが作り出す意味もある。文字についても、同じことが言える。 「からだからだ」『エクソフォニー』
 korperとは「からだ」(この「から」には「空」や「殻」も潜んでいる)の意である。「言葉+響き+からだ」と「言葉+文字+からだ」。「文字」と「響き」とが、同じ「からだ=言葉」の中に入れられる。それはいわば「グラモフォン(「文字」+「音声」/蓄音機)」(デリダ)としての「言語」ということであろう。だが、今や「音声/響き」は「物」でもある。ならば当然、もう一方の「文字」もまた「物」として捉えられなくてはならない。「グラモフォン」はそれ自体、すこぶる唯物論的な装置なのである。  断っておかねばならないが、それはしかし、ただ単に「文字」がインクの分子や、フォントのドットに分解可能だという、言わずもがなのことを意味しているの(だけ)ではない。「言葉」も「音」も「物」である、ということは端的な事実でしかない。だが、カ−ルステン・ニコライが、「音」が「物」で(も)あるという事実を潔く受け入れた地点から、彼の「非=音楽としての音楽」を開始し、旧弊な美学では太刀打ちできない、唯物論的なポエジーとでもいうべき「音響」の世界を切り拓いてみせたように、多和田葉子は、「文字」が「物」で(も)あることを、「書くこと」の始源において絶えず意識しながら(意識させながら)、すぐれて「詩」的でありながらも同時にやたらゴツゴツとした手触りを持った「非=言葉的な言葉」を駆使して、「グラモフォン」としての「言語」をアップデイトさせていると思えるのだ。そしてこの時、ドイツ語と日本語の境界は、もはや意味を成さなくなっている……。
 ここで俄に想起されるのは、ベンヤミンが「翻訳者の使命」で唱えた、あの非常に理解しにくい「純粋言語」なる概念である。
 二つの言語間の親縁性は、歴史的親縁性を除くとすれば、いかなる点に求めることができるだろうか。(中略)むしろ、諸言語間のあらゆる歴史を超えた親縁性の実質は、それぞれ全体をなしている個々の言語において、そのつど一つの、しかも同一のものが志向されているという点にある。それにもかかわらずこの同一のものとは、個別的な諸言語には達せられるものではなく、諸言語が互いに補完しあうもろもろの志向(Intention)の総体によってのみ到達しうるものであり、それがすなわち、〈純粋言語(die reine Sprache)〉なのである。 「翻訳者の使命」ヴァルター・ベンヤミン/内村博信訳
 ベンヤミンのもっとも有名な、かつもっとも難解なテキストの一つというべきこの論考は、しかし知られているように、もともとはボードレール『パリ風景』のベンヤミン自身によるドイツ語訳の序文として書かれたものである。であるならば、どれほど高度に観念的な思考が繰り広げられているように読めたとしても(そしてそれは勿論そうなのだが)、しかし一方ではそれは、ベンヤミンその人による具体的な翻訳作業の経験と、より正しく言うならば「翻訳」という行為に内在する紛れもない「物質性」と、密接に結び付いていると考えられなくてはならない。
 ひとつの言語形成物[作品]の意味が、その伝達する意味と同一視されてよい場合でも、意味のすぐ近くにあってしかも無限に遠く、その意味のもとに隠れあるいはいっそうはっきりと際立ち、意味によって分断されあるいはより力強く���きつつ、あらゆる伝達を超えて、ある究極的なもの、決定的なものが依然として存在する。あらゆる言語とそれぞれの言語による形成物には、伝達可能なもののほかに、伝達不可能な何かがなおも存在するのだ。それが象徴するものとなるのは、ただ諸言語で書かれた有限の形成物においてのみであって、これに対して諸言語そのものの生成のうちにおいては、それは象徴されるものとなる。そして、諸言語の生成のなかでみずからを表現し、それどころかみずからを作り出そう(herstellen[復元する])とするものこそ、純粋言語というあの核そのものなのである。 (同前)
 「象徴するものを象徴されるものそのものにすること」が「翻訳のもつ強力な、しかも唯一の力なのである」とベンヤミンは言う。「純粋言語」という概念は、そのような意味での「翻訳」を可能ならしめるものであり、と同時に、その絶対的な困難の根源に横たわるものでもあるように見える。それは「翻訳」を包含するあらゆる「言語表現」の基底であり、また限界でもあるようなものであり、しかし「翻訳」というあくまでも具体的な行為=運動によって、はじめてその存在を証立てるものとしてある。つまり「純粋言語」というもの自体は抽象的だが、それはいわば「言語表現」の「物質性」の果てしない乗数の狭間から立ち上がってくるのである。
 純粋言語とは、みずからはもはや何も志向せず、何も表現することなく、表現をもたない創造的な語として、あらゆる言語のもとに志向されるものなのだが、この純粋言語においてついに、あらゆる伝達、あらゆる意味、あらゆる志向は、それらがことごとく消滅すべく定められたひとつの層に到達する。 (同前)
 「翻訳者の使命」とは「異質な言語の内部に呪縛されているあの純粋言語をみずからの言語のなかで救済すること」だと、ベンヤミンは述べている。しかし彼は「みずからの言語=母国語」と「異質な言語=外国語」の非対称性について語っているのでは無論ない。当然ながら「みずからの言語」の内部にも「純粋言語」は呪縛されている。ここでの「呪縛」とはむしろ「みずからの」という自明性の中に潜在し隠蔽されている、というような意味なのである。  周知のように、多和田葉子には「翻訳」を主題とする一連の作品群が存在している。中編『文字移植(旧題『アルファベットの傷口』)』を始めとして、短編「大陸へ出掛けて、また戻ってきた踵」、パウル・ツェランを論じたエッセイ「翻訳者の門」など。ドイツ語と日本語を併記した詩集『あなたのいるところだけなにもない/Verlag Claudia Gehrke』もある。  多和田葉子は、彼女が「最も尊敬するドイツ語詩人」だというツェランの「詩人はたった一つの言語でしか詩は書けない」という言葉に関して、次のように述べたことがある。
 「一つの言語で」という時の「一つの言語で」というのは、閉鎖的な意味でのドイツ語をさしているわけではないように思う。彼の「ドイツ語」の中には、フランス語もロシア語も含まれている。外来語として含まれているだけではなく、詩的発想のグラフィックな基盤として、いろいろな言語が網目のように縒り合わされているのである。だから、この「一つの言語」というのはベンヤミンが翻訳論で述べた、翻訳という作業を通じて多くの言語が互いに手を取り合って向かって行く「一つの」言語に近いものとしてイメージするのが相応しいかもしれない。 「パリー一つの言語は一つの言語ではない」『エクソフォニー 母語の外に出る旅』
 「ベンヤミンが翻訳論で述べた」「一つの言語」とは、言うまでもなく「純粋言語」のことである。晦渋なベンヤミンの文章が一挙にクリアになった感があるが、しかし「多くの言語が互いに手を取り合って向かって行く」という明快な表現を、単純な意味でのポリグロット的な理想像や、あるいは間違ってもいわゆるクレオール的な言語様態への素朴な称揚と捉えてはならない(たとえ多和田葉子がしばしばクレオールへのシンパシーを表明しているとしても)。この文章を多和田葉子はこう結んでいる。
 ツェランを読めば読むほど、一つの言語というのは一つの言語ではない、ということをますます強く感じる。だから、わたしは複数の言語で書く作家だけに特に興味があるわけではない。母語の外に出なくても、母語そのものの中に複数言語を作り出すことで、「外」とか「中」とか言えなくなることもある。 (同前)
 「翻訳者の使命」を司る「純粋言語」なるものは、たとえば「日本語」と「ドイツ語」の「間」にあるのではなくて、それぞれの言語の内部につねに/すでに巣食っているのである。「一つの言語」の中に生成する「複数の言語(むしろ「無数の言語」と呼んだほうが正確かもしれないが)」と、「複数の言語」を貫通する「一つの言語」とは、つまりはまったく同じことを指しているのであり、「それ」すなわち「純粋言語」が露出する瞬間を、「翻訳」と呼んでいるのである。  しかしそれにしても、やはりもうすこし具体的な話にならないものだろうか。ジャック・デリダは、ベンヤミンの「翻訳者の使命」を論じた講演の中で、「純粋言語」を次のように定義している。
 それは言語の言語ー存在(=言語であること)、そのものとしてのかぎりでの言語ないしは言葉である。すなわち、諸言語が存在するようにさせ、そしてそれらが諸言語であるようにさせるといった、いかなる自己同一性も有しないそういう一者である。 「バベルの塔」『他者の言語  デリダの日本講演』ジャック・デリダ/高橋允昭訳
 ますます具体的から遠ざかったかにも思えるが、必ずしもそうではない。ここにふたたびカールステン・ニコライによる「純粋音響」を接続してみることで、何かが仄見えてくるように思う。だがそのためには「翻訳者の使命」に先立つベンヤミンのもうひとつの奇怪な言語論「言語一般および人間の言語について」を参照する必要がある。  「人間の精神生活のどのような表出も、一種の言語(Sprache)として捉えることができる」と書き出されるこの論考は、したがって「音楽の言語、彫刻の言語、といったものを論ずることができる」のだとした上で、極めて特異な一種の「汎ー言語論」を展開していく。
 言語は事物の言語的本質を伝達する。だが、言語的本質の最も明晰たる現われは言語そのものである。それゆえ、言語は何を伝達するのか、という問いに対する答えはこうなる一一どの言語も自己自身を伝達する。たとえば、いまここにあるランプの言語は、ランプを伝達するのではなくて(なぜなら、伝達可能な限りでのランプの精神的な本質とは、決してこのランプそれ自体ではないのだから)、言語ーランプ[言語となったランプ]、伝達のうちにあるランプ、表現となったランプを伝達するのだ。つまり言語においては、事物の言語的本質とはそれらの事物の言語を謂う、ということになる。言語理論の理解は、この命題を、そこに含まれているかに見える同語反復性を完全に払拭してしまうような明晰さにもたらしうるかどうかにかかっている。この命題は同語反復なのではない。というのもそれは、ある精神的本質にあって伝達可能なものとはこの精神的本質の言語を謂う、ということを意味しているからである。一切はこの〈……を謂う〉(これは〈そのまま直接に……である〉と言うに等しい)に基づいている。 「言語一般および人間の言語について」ヴァルター・ベンヤミン/浅井健二郎訳
 ベンヤミンが自ら先回りして注意してみせているように、ここで主張されていることは、いや、このような記述それ自体が、一見したところ、あからさまなまでにトートロジックに思える。「この命題は同語反復なのではない」とわざわざ述べることによって、それは却ってますます深刻な「同語反復」に陥っているようにさえ見える。字面だけでロジックを辿ると、ベンヤミンはほとんど「言語とは何ものでもない(もしくは、それと同じ意味として「何ものでもある」?)」ということを語っているようにさえ思われてくるかもしれない。長くなるが続きをもう少し引用する。
 ある精神的本質にあって伝達可能なものが、最も明晰にこの精神的本質の言語のうちに現われるのではなく、その伝達可能なものがそのまま直接に言語そのものなのである。言いかえるなら、ある精神的本質にあって伝達可能なものが、そのまま直接に、この精神的本質の言語にほかならない。ある精神的本質にあって(an)伝達可能なものにおいて(in)、この精神的本質は自己を伝達する。すなわち、どの言語も自己自身を伝達する。あるいは、より正確に言えば、どの言語も自己自身において自己を伝達するのであり,言語はすべて、最も純粋な意味で伝達の〈媒質〉(Medium)なのだ。能動にして受動であるもの(das Mediale/媒質的なるもの)、これこそがあらゆる精神的伝達の直接性[無媒介性]をなし、言語理論の根本問題をなすものである。 (同前)
 このようなベンヤミンの独特と言ってよい「言語」観は、先のデリダによる「言語ー存在」という語によって端的に言い表されている(もっともデリダは引用した講演原稿の中で「言語一般および人間の言語について」は自分の手には負えない、というようなことを語っているのだが。「その試論の性格が私の眼にはあまりにも謎めいているし、また豊かで多元決定もいろいろとあるので、私はその試論の読解を延期せざるを得なかった」)。「いかなる自己同一性も有しない一者」というデリダの表現にも現れていることだが、ベンヤミンの初期言語論は、ゲルショム・ショーレムによるユダヤ神秘主義から非常に強い影響を受けている。「言語一般および人間の言語について」や「翻訳者の使命」で語られていることは、つまるところ「言語」なるものを通したメシアニズムなのだと考えれば、明らかに理解はしやすくなる。そして、「言語一般および人間の言語について」と同年に成立した「同一性の諸問題についての諸テーゼ」や、「翻訳者の使命」より十年ほど後に書かれた「模倣の能力について」などの論考を読む限り、要するにそういうことなのだと考えて恐らくは差し支えない。  ベンヤミンの論述が過度に難解に見えるのは、彼がたとえば「精神的本質」という言葉で表そうとしているものの内容を、けっして直接には示そうとしないから、正確には示すことは不可能だし、またすべきでもない、と考えているからである。それでも人間はそれを「言語」において、あるいは「言語」的なるものにおいて掴まえようとするしかない。そして/しかし、「言語」は「同語反復」という形式によってのみ、それを表すことが出来る。  だとすれば、ある意味では「精神的本質」の内容は、もはや問題ではないのではないだろうか。極端に言えば、それはいわば一種の空集合のようなものである。いや、それ自身のみを要素として持つ集合のごときものなのであって、そして/しかし、「それ」を名指そうとした途端に、こう言ってよければ、この形式はあからさまに「宗教」的な色彩を帯びることになる(デリダの「いかなる自己同一性も有しない」という表現は、このことを更に逆説的に捉えたものだとも考えられる)。しかしここでは「純粋言語」とは「どの言語も自己自身を伝達する」のだということ、すなわち「言語ー存在」である、ということを、敢て専ら形式的に捉えてみたい。  たとえば「言語は言語である」はトートロジーである。しかし総てのトートロジーはオントロジーを稼働する。それは言うなれば「自己自身を伝達する」ことしかしていない。それは「言語がある」とだけ記しても、ほとんど同じ意味である。逆に言えば、それだけで足りるのに「言語である」ではなく、「言語は言語である」という無意味で非生産的な反復を必要とするところにこそ、「純粋言語」の核心がある。それが「純粋」であるというのは、「自己自身を伝達する」という運動=現象の純度を指しているのである。  ではここに「音は音である」というトートロジーがあるとしよう。空気中の振動現象を人間の鼓膜ー聴覚が認知することで生起するのが「音」である。前述したように、カールステン・ニコライが自らの音楽に用いている「サイン・ウェイヴ」は、あらゆる「音」の原基を成す、周波数成分としてはそれ以下に分解できない「音」、という意味で「純粋音響」と呼ぶことが出来る。それはすべての「音」の中に潜んでいるものではあるが、当然ながらわれわれは特定の音楽を「サイン・ウェイヴ」の重ね合わせにフーリエ変換して聴取する耳を持っているわけではない。それはあくまでも原理的にそうであることが知られるようになっただけなのだが、しかし同時にそれは厳然たる物理的な事実でもある。  カールステン・ニコライは、そのような「純粋音響=サイン・ウェイヴ」を、そのまま音楽の素材、構成要素として用いている。そこで次のようには言えないだろうか。「純粋音響」のみから成る「音楽」は、ただフーリエ的な意味で「純粋」であるというだけではなく、「音は音である」ということを極��的に明示し、「自己自身を伝達する」ということに収束しているという意味で、トートロジカルな存在なのであり、そのことによって、「音」のオントロジーを、すなわち「音ー存在」を証明しているのだ、と。そして極めて重要なことは、この「音ー存在」は、現実に聴くことが出来るということである。  ベンヤミンの「純粋言語」とニコライの「純粋音響」のアナロジー、そして両者の決定的な違いは、ほぼ明らかだろう。われわれは「純粋言語」を実際に読むことは出来ないが(それはたとえば「翻訳」という運動=現象の中でしか触知し得ない)、「純粋音響」は具体的な聴取が可能である。もちろん、ベンヤミンによれば「人間の精神生活のどのような表出も、一種の言語として捉えることができる」のであり、したがって「音楽の言語」というものが想定し得るのだった。しかし「音楽」を「言語」として捉えた上で、そこにおいての「純粋言語」を考えたとしても、結果としては同じことだ。つまるところ、われわれは「言語」においては、「音」における「サイン・ウェイヴ」に相当するものを、いまだ発見していない、ということなのである。
 多和田葉子が、自らの「言葉」によって検証し析出し探求しつつあることとは、ベンヤミンの不可能な「純粋言語」を可能ならしめようとするおそるべき試みであり、そしてそれはまた、カールステン・ニコライが「音楽」と「音」に対して行なってみせたのとほとんど同じことを、「言葉」において行なおうとする試みである。高瀬アキとのコラボレーション・パフォーマンス(朗読+ピアノ演奏)のために書き下ろされた「脳楽と狂弦」や、連作詩編「傘の死体とわたしの妻」などは、その最新の成果である。そこでは「言葉」が「文字」であり「音響」であり「物質」であるということが、「言葉」が「言葉」であるということが、驚くべき強度で反復されている。  おそらく「言語」には「サイン・ウェイヴ」は存在しない。だがしかし、ベンヤミンが漸近してみせたように、それが在ると考えることで露わになる真理がある。そしてわれわれは多和田葉子の他に、この真理を実践する者を、未だほとんど持ち得てはいない。
(『(H)EAR』青土社刊)
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如果等待是一場蒼老,那麽遇見便是一世傾城
不知從何時開始,增大膏我們習慣了等待,從花開到葉落,增大丸從青絲到白發。
在壹場無盡的煙雨裏,在壹樹壹樹的花開裏,增長增粗藥等待遠方的人歸來。
在斜陽殘照的高樓上,maxman增大丸在三千年前詩經的遺韻裏,望斷那條天涯的歸路。
在銘心刻骨的相思裏,美國威樂增大丸在老舊銅爐的裊裊香煙裏,等待流年的花開。
無論時光如何流轉,美國VigRX無論光影如何變幻,我依然守候在紅塵陌上,看過壹場月缺月圓,加拿大威馬增大丸等壹場現世的華麗。
惟願那時,時光靜好與君語,美國wenick man細水長流與君同,繁華落盡與君共。
為了壹個匆匆許下的承諾,美國GOODMAN增大膠囊為了壹個尚未寫下結局的故事,泰坦凝膠為了壹段種在心頭的情,就算壹生蹉跎,也是甘之如飴。
流光的影子,在時間的縫隙裏,俄羅斯泰坦凝膠瀲灩著自己的風情。壹片紅葉,便可牽動愁腸;壹簾秋雨,奥地利XXL軟膏足以長出相思;壹剪月色,便能撩人情思。
我眉間種相思,必利勁於姹紫嫣紅的春,在壹場無盡的煙雨裏,看梨花似雪落;於清涼的秋,在閑靜的窗臺下,雙效威而鋼寫壹段瘦比黃花的心事。
妳打馬走天涯,印度卡瑪格於煙花三月的江南,立於春光陌上,沐滿身花雨;於胡天八月的塞北,看過壹場飄飄灑灑的雪。果凍威而鋼流水輕煙,故事萬千,還有溪邊浣紗的嫻雅女子。
如果,守著壹段清淺的回憶,印度艾力達可以將余生的蒼白填滿,可以讓蒼翠的時光生動,超級必利勁可以改寫冷落的結局。那麽,我願獨自煮壹壺茶,由暖到冷;必利吉我願獨自聽壹場雨,從春淺,到秋濃。
席慕蓉:如何讓妳遇見我,希愛力在我最美麗的時刻;為這,我已在佛前求了五百年;
都說紅塵無罪,印度樂威壯只因相遇太美。如果等待是壹場蒼老,威格拉那麽遇見便是壹世傾城。
妳我相遇,在壹場杏花疏影裏,印度希愛力在清幽的笛聲中,妳踏著壹地清輝而來,我帶著經年的等待,希愛力雙效片也只能輕聲說壹句:好久不見。
妳我相遇,在瑟瑟清秋裏,在蒼茫的月色下,黑金��持久液在冰弦冷韻中,妳撥弄清音,別有幽愁,法國綠騎士我帶著隔世的惆悵,相對無言。
詩酒趁年華,日本神油在最好的年紀裏,在流年花開之時,遇見壹個清澈明凈,笑裏帶著梅花香的人。攜手走壹段路,2h2d黑金版看壹場花事,等壹場月圓。
在光陰的路口,2H2D持久液我們曾在三月的早春,邂逅過壹場花事;在清涼的初夏,倍耐力持久液遇見盛開欲燃的榴花;在風起的深秋,看過壹枚落葉,印度神油舞過最後的韶華;在清寒的冬夜,聽過壹場雪落下的聲音。
在歲月的長河裏,生命微小如塵埃,日本藤素能留下印記的,真的不多。而在每個人的回憶裏,馬來西亞汗馬糖那壹場場梨花似雪的遇見,總能溫柔過我們的時光。
拂落時間的塵埃,打開記憶的重門,東革阿里咖啡多少時光冷過的舊夢,多少匆匆抵達的潦草結局,永春糖多少虛度過的年華,停留只是壹瞬,回首卻是壹生。
行走在紫陌紅塵,時光的河岸上,壯陽藥總是寫滿那些雲煙裏的舊事,青梅過往,留下前世今生裏無名的因果。
遇見是午後回廊裏的微風,持久液吹皺了誰的似水流年,吹開了誰的詩酒年華,吹散了誰的落寞惆悵。
遇見是光陰的弦,撥動了誰的素時錦年,增大膏有用嗎洇開了誰的落落情懷,訴說著誰的落花流水,增大丸效果情緣聚散。
遇見是壹世的傾城,無論有過多少感傷惆悵,孤獨憂懼,最終都是平淡的歡喜。走過的路,都是心上的風景;經過的日子,都生命的時光傾城。
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lzhiming286 · 4 years
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詩意姜橋——大冶作協田園行
  我們是帶著詩意來的,希望在妳那兒淘到詩,我們是帶著畫意來的,希望在妳那兒淘到畫!姜橋,這名兒在耳旁熟悉到起了老繭超級雙效希愛力,就是沒有空去看壹看,訪壹訪。今天終於依夢而行,隨大冶作協壹同去那東楚的”周莊”,銅都的”烏鎮”!
  
  我總以為姜橋的橋就是那小車大車忙忙碌碌穿過的橋,是省道的壹塊肌肉,壹塊骨骼。姜橋街的街只是省道兩旁水泥鋼筋構築的店鋪高樓,如此而已。印度希愛力當我們在姜橋廣場下得車,馬上否定了先前的答案,才明白想象與現實存在的誤差太大。順著湯湯的河自東而西,岸兩邊大凡是古色古香的遊廊,紅柱黛瓦,雙效希愛力壹路都被青石鋪就。河堤由麻花卵石堆砌而成,色彩斑斕。遊廊盡處被石欄護著,得體大方,恰到好處!刷黑了的街道順欄桿遊廊遊走,壹旁傍水壹旁倚著飛檐鬥拱的古老樓臺,讓人仿佛是在小橋流水人家的詩行間,在夢裏水鄉的畫冊中,在斑駁安靜的舊照片裏……時光仿佛逆轉,歲月的碎片重回古老明清。河和街在百余米處轉個彎彎,希愛力雙效片在那彎彎上橫臥壹座高大的三孔石橋,他才是名富其實的姜橋了。
  
  據史料記載,元初十三年(公元壹二六六年),姜公維遠,看到散居於小河兩岸居民,出入極不方便。為此,他四處募捐,希愛力5mg終於建成宏偉大氣的三眼石拱橋,接通了南來北往的動脈。此橋秀美大方,高、寬兩丈余,長百余尺,全由大冶石加工後壘砌而成,希愛力20mg千百年來,紋絲不動搖。其牢固程度,時間可作證,其秀美風姿,日月可作證!
  
  姜橋街就是在背靠樓臺的壹方。從別致高雅,店鋪林立的建築群,可以想象這小鎮曾經���富庶,商賈的殷實,無愧為解放前大冶南區的壹方重鎮。我們用心壹點能在老墻的裂縫中查找到早期居民的文明,在某塊碎瓦裏看到舊時的星光。古街建築集各大流派之大成,有蘇派山水環繞、曲徑通幽的典雅,有徽派青磚高墻、謹雕精刻的靈秀,希愛力有京派高雅脫俗、富裕尊貴的大度,有晉派鬥拱飛檐、彩飾金裝的穩重。在古街上,迎面走來挑著竹框的老嫗,晃晃悠悠向前,慢慢悠悠叫賣:西瓜,又香又甜的土生土長的西瓜!那情景晃若隔世,輕輕地能讓人深入古裝電影中的某段情節。忽地小巷上走來壹撐花傘兒的小姑娘,帶著點憂傷的模樣兒,此刻又恰似走進了戴望舒那長長的雨巷……
  
  修橋的姜公早已作古,走在古橋上的不再是元明清代的人,今天走著的是會唱《春天的故事》的新時代的人。橋在滄桑中見證歲月的風浪雲月,街在歷史的流轉中記錄下滄桑舊事。盡管那橋那街都是壹大把年紀了,雙效犀利士但還是蘊存著大姑娘般的婉約、清秀、端莊。那碧水,那石橋,那飛亭,那樓閣,那古街,那眉柳,給人的第壹感覺是走進了周莊。
  
  登上樓臺,放眼四望,是壟畈上散發著稻香的田園,禾苗正在使勁拔節,贏得的不止布谷的贊美!稻田間鑲嵌著碧碧的荷,白色粉色的荷花裊娜開著,幾只綠色蜻蜓從那荷塘那邊向我們飛過來,它們該不是來趕詩會的代表吧?壹群鴨子在荷塘自在嬉戲,犀利士雙效片那鴨子不時側耳傾聽岸上銅鈴敲銅鈴的民歌:上河裏的鴨子下河裏的鵝,壹對對毛眼望著哥哥笑……陣陣雞鳴與狗吠不時入耳,農閑之余的老牛悠然犀利士5mg在河灘上自酌自飲……這景致不正是中外年輕人正追捧著的李子柒牧歌式的田園風光嗎?
  
  久立於橋上,且聽水車的短唱,且聽輕風的長吟,那是難能的享受。壹群大魚穿越石橋逆流而上,那身影是在哪部電影裏見過?它莫非是穿過夢境縫隙的大魚海棠?
  
  我靜靜的坐在青石岸邊,看無意的清淺河水輕柔流去,順便把手伸入水中,那水流如晃蕩的綢緞,凈涼中帶著溫潤,讓人體味到玉的質地,那貼膚的親切與細膩叫人心驚。我去過周莊,那裏的水是不夠活泛的,總感覺被壹層汙垢封印著,只有槳櫓才能敲出粗糙的紋理,槳櫓的聲音是沈悶的,總帶著莫名的惆悵!
  
  還是美女們飄逸的身影惹眼,撐把花傘兒在涼亭旁留個影,戴上有色鏡在風雨橋上拍個照,盡顯流年裏的芬芳。超級雙效犀利士男士們在古木樹影下悠閑點著半支黃鶴樓,咬文嚼字的閑篇裏來的全是靈感!此時此刻,年齡沒了界限,清壹色重返玲瓏少年!
  
  大冶市作家協會第七屆二次盛會就是在這千年古鎮文化禮堂召開的,在山水園林間共襄詩文,組織策劃者真乃匠心獨運。本次盛會與會者壹百五十余人,如果不是疫情,與會者怕是會番上壹番,可見大冶人是何等酷愛文學。代表大會上,黃石市文聯、作協來了,大冶市委宣傳部、文聯來了,陽新作協來了,大冶詩詞學會來了,文友們以飽滿的熱情深情致賀。
  
  此次盛會由大冶市作協副主席石功錦主持,作協主席陳曉頻作工作報告,黎先燕同誌作財務報告。會議中以表決的方式,選舉產生了新壹屆大冶市作家協會主席團,石高才同誌當選新壹任作協主席。石主席在講話中闡述了以活動促發展,以創作求突破,以服務添活力的主導思想,展望了大冶作協的美好未來。黃石作協主席荒湖和黃石文聯主席呂永超,超級犀利士帶著有磁性的聲音,詩意的語言,描繪了姜橋之美,暢談了大冶文明之美,大冶文學之美!在此活動中,有個無名的義工功不可沒,她叫周瑞玲,大家都叫她周姐,事無巨細,考量周全,姓如其人,名如其人。
  
  在作協我就壹新人,充其量是壹小學生,還不善於表達,但我是個及格的傾聽者。聽著那些激越滿滿的話語,犀利士20mg對自己的未來再也不盲目了,也有了無邊的自信、期許。在此盛會上大家才思橫溢,務實求真,初心不忘,肯定會不辱使命!我們定是那夢想的耕耘者,我們定是那時代的記錄人!於是,我也有了給盛會碼段文字的沖動,便粗糙幾句,望不辱詩文!
  
  什麽地老呀,什麽天荒啊,當所有的繁華落幕,超級希愛力淡出了榮華與富貴,姜橋,唯有那水還在相伴妳的日月,那街相伴妳的過往。總想找個懂妳的人給妳寫幾行詩或譜壹支曲,都沒能如願。但詩意總是會默默流傳下去的,或許是那個懷揣琴弦的歌者,或許是那個寡言落魄的文人……
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ground696 · 4 years
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整数や虚数は”素数を拡張させた遊び” 氏から国になり家から立場へ主義を変えた日本史 安冨歩教授のオモロイ概論にぴーすぴーすの物語シリーズNerd美容師 https://youtu.be/tgWVww_ZRLA #動画 #YouTube #コロナ禍 #学校教育 #学習 #授業 #立場主義 #数学 #三角関数 #老倉育 #斧乃木余接 #影縫余弦 #手折正弦 #サイン #コサイン #コタンジェント #カオス理論 #遊び心 #学問 #内発性 #入試勉強 #外発性 #石ころ #町 #空 #virtue #corona #哲学 #創発 (GROUND hair cut) https://www.instagram.com/p/B_EBFZgjUwQ/?igshid=pck3s2l2jxz8
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monogataribr · 3 years
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[EM CONSTRUÇÃO] GLOSSÁRIO
PERSONAGENS
• Koyomi Araragi (阿良々木 暦) ♂ : Colegial. Meio-vampiro. • Karen Araragi (阿良々木 火憐) ♀ : Ginasial. Irmã de Tsukihi e Koyomi. • Tsukihi Araragi (阿良々木 月火) ♀ : Ginasial. Irmã de Karen e Koyomi. • Hitagi Senjougahara (戦場ヶ原 ひたぎ) ♀ : Colegial. Sempre doente. • Tsubasa Hanekawa (羽川 翼) ♀ : Colegial. Representante de Classe. • Mayoi Hachikuji (八九寺 真宵) ♀ : Ginasial. Garotinha perdida. • Kanbaru Suruga (神原 駿河) ♀ : Colegial. Estrela do time de basquete. • Nadeko Sengoku (千石 撫子) ♀ : Ginasial. Amiga de infância de Koyomi. • Sodachi Oikura (老倉 育) ♀ : Colegial. Amiga de infância de Koyomi. • Ougi Oshino (忍野 扇) ♀ : Colegial. Sobrinha de Meme. • SeiuHigasa (日傘 星雨) ♀ : Colegial. Amiga de Suruga. • Kissshot Acerolaorion Heartunderblade (キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード) ♀ : Vampira. Rei das monstruosidades. • Lola/Laura (ローラ) ♀ : Humana. Bela Princesa. • Acerola (アセロラ) ♀ : Humana. Princesa amaldiçoada. • Shinobu Oshino (忍野 忍) ♀ : Ex-vampira. Ex-Kissshot • Meme Oshino (忍野 メメ) ♂ : Especialista em equilibrio com monstruosidades. • Yozuru Kagenui (影縫 余弦) ♀ : Especialista em monstruosidades imortais. • Izuko Gaen (臥煙 伊豆湖) ♀ : Mestre dos Especialistas. Sabe de Tudo. • Tooe Gaen (臥煙 遠江) ♀ : Irmã de Izuko e mãe de Suruga. • Tadatsuru Teori (手折 正弦) ♂ : Especialista em monstruosidades imortais. • Yotsugi Ononoki (斧乃木 余接) ♀ : Boneca viva. Serva dos especialistas. • Rouka Numachi (沼地 蠟花) ♀ : Ginasial. Rival no basquete de Suruga. • Tsuzura Kouga (甲賀 葛) ♀ : Chefe Policial do Esquadrão de Rumores. • Zenka Suou (周防 全歌) ♀ : Agente Policial no Esquadrão de Rumores. • Nozomi Kizashima (兆間 臨) ♀ : Inspetora Policial no Esquadrão de Rumores. • Mitome Saisaki (再埼 みとめ) ♀ : Guarda Policial no Esquadrão de Rumores. • Rouka Hanadori (花鳥 楼花) ♀ : Ginasial. Primeira vítima de Rouka Numachi. • Seishirou Shishirui (死屍累 生死郎) ♂ : Primeiro caçador de monstruosidades. • Dramaturgy (ドラマツルギー) ♂ : Vampiro. Caçador de vampiros. • Episode (エピソード) ♂ : Meio-vampiro. Caçador de vampiros • Guillotine Cutter (ギロチンカッター) ♂ : Humano. Caçador de vampiros. • Deathtopia Virtuoso Suicidemaster (デストピア・ヴィルトゥオーゾ・スーサイドマスター) ♀ : Vampira. Mestre original de Kissshot. • Tropicalesque Homeawave Dogstrings (トロピカレスク・ホームアヴェイヴ・ドッグストリングス) ♂ : Vampiro. Servo de Deathtopia. • Highwaist (ハイウエスト) ♀ : Vampira. Irmã gêmea de Lowrise. • Lowrise (ローライズ) ♂ : Vampiro. Irmão gêmeo de Highwaist. • Skyrumble Triplealps Fondants (スカイランブル・トリプルアルプス・フォンダンス) ♂ : Vampiro. • Meniko Hamukai (食飼 命日子) ♀ : Amiga de faculdade de Koyomi. • Amiko Yurugase (惣瀬 亜美子) ♀ : Colega de classe de Sodachi, na nova escola. • Lily Suzubayashi (珠洲林 リリ) ♀ : Colega de classe de Sodachi, na nova escola. • Mizudori (水鳥) ♂ : Ginasial. Namorado de Karen. • Rousokuzawa (蝋燭沢) ♂ : Ginasial. Namorado de Tsukihi. • Uroko Araundo (洗人 迂路子) ♀ : Monstruosidade relacionada a Izuko. • Hagoromo Iesumi (家住 羽衣) ♀ : Professora universitária de linguística. • Iie Iesumi (家住 唯々恵) ♀ : Filha de Hagoromo.
SERES
• Kaii (怪異) : Monstruosidade • Kyuketsuki (吸血鬼) : Vampiro • Omoshi Kani (重し蟹) : Caranguejo Pesado • Mayoi Ushi (迷い牛) : Vaca Perdida • Katatsumuri no Maigo (蝸牛の迷子) : Caracol Perdido • Rainy Devil (レイニーデヴィル) : Rainy Devil — Diabo Chuvoso • Saru no Te (猿の手) : Pata de Macaco • Jagirinawa (蛇切縄) : Cobra Cortante • Kichinawa (クチナワ) : Senhor Serpente • Sawarineko (障り猫) : Gato Importunador • Black Hanekawa (ブラック羽川) : Black Hanekawa — Hanekawa Sobria • Kako (苛虎) : Kako — Tigre Tirânico • Kakoi Hibachi (圍い火蜂) : Abelha Flamejada • Shide no Tori (死出の鳥) : Pássaro Moribundo • Phoenix (フェニックス): Fênix • Namekuji Tofu (蛞蝓豆腐) : Lesma Tofu • Akuma-sama (悪魔様) : Lorde Diabo • Kurayami (くらやみ) : Escuridão • Ningyo (人魚) : Sereia • Golem (ゴーレム): Golem • Ookamiotoko (狼男) : Lobisomem • Hito (ヒト) : Ser Humano
TÍTULOS
• Youtou Kokorowatari (妖刀 心渡) : Lâmina Demoníaca, Atravessadora de Corações • Youtou Yumewatari (妖刀 夢渡) : Lâmina Demoníaca, Atravessadora de Sonhos • [Kissshot] Tekketsu ni shite Nekketsu ni shite Reiketsu no Kyuketsuki (鉄血にして熱血にして冷血の吸血鬼) : A Vampiro de Sangue de Ferro, de Sangue Quente, de Sangue Frio • [Kissshot] Kaii Goroshi (怪異殺し) : Matadora de Monstruosidades • [Kissshot] Kaii no O (怪異の王) : Rei das Monstruosidades • [Deathtopia] Kesshi ni shite Hisshi ni shite Banshi no Kyuketsuki (決死にして死にして万死の吸血鬼) : A Vampiro Preparada para Morte, de Morte Inevitável, de Morte Certa • Vampire Slayers : Caçadores de Vampiros • Expert: Especialista • [Izuko] Know everything  Sabe tudo • Vallhala Combo (ヴァルハラコンビ) : Combo Vallhala • [Karen & Stukihi] Fire Sisters (ファイヤーシスターズ) : Fire Sisters • [Tsukihi] Moon Fire (ムーンファイア) : Moon Fire • [Nadeko] Otonadeko (おと撫子), Kabinadeko (媚 び 撫 子), Sakanadeko (逆撫子), Kaminadeko (神撫子), Imanadeko (今 撫 子) : Nadeko-Gentil, Nadeko-Bajuladora, Nadeko-Rebelde, Nadeko-Divina, Nadeko-Atual
TRATAMENTOS
• [Karen para Koyomi] Nii-chan (兄ちゃん) : Maninho • [Tsukuhi para Koyomi] Onii-chan (お兄ちゃん) : Irmãozão • [Izuko] Onee-san (お姉さん) : Irmãzona • [Yotsugi para Koyomi] Oni no Onii-chan (鬼 の 鬼いーちゃん): Demô-Maninho • [Black Hanekawa para Tsubasa] : Minhya Mestra • Senpai (先辈) : Veterano (a) • Kohai (後輩) : Calouro (a)
FRASES
• [Meme] : Alguma coisa boa te aconteceu? • [Tsubasa] : Eu não sei tudo, só sei o que sei. • [Koyomi para Kissshot] : Se por hoje você viver, então também viverei. • [Kissshot para Koyomi] : Se tu morreres amanhã, eu viveria por mais um dia — para contar sobre ti a alguém. Eu contarei, e eles ouvirão a história de meu mestre. • Unlimited Rulebook (アンリミテッドルールブック) : Unlimited Rulebook
LOCAIS
• Naoetsu Machi (直江津) : Cidade de Naoetsu • Shiritsu Naoetsu Koukou (私立直江津高校) : Colégio Particular Naoetsu • Kita-Shirahebi Jinja (北白蛇神社) : Santuário Shirahebi do Norte • Namishiro Koen (浪白公園) : Parque Namishiro • Rohaku Koen (浪白公園) : Parque Rouhaku • Mister Donut (ミスタードーナツ) : Mister Donut • Eiko Juku (叡考塾) : Cursinho Eiko • Kouritsu Nanahyakuichi Chuugakkou (公立漆佰壱中学校) : Ginásio Público #701 • Tamikura-sou : Apartamentos Tamikura
DEFINIÇÕES
• Tsukumogami (付喪神) : No folclore Japonês, são objetos que são possuídos por um espírito/deus após anos de existência. • Onmyoji (陰陽師) : No Japão antigo, são especialistas em magia e adivinhação que possuem tarefas de proteção contra espíritos malignos. • Shikigami (式神) : São espíritos invocados para servir e proteger um Onmyoji. 
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fufu-fufu-fufu · 7 years
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【俏硯】《鮫人淚珍珠》俏如來x硯寒清 作者:子馥
【俏硯】《鮫人淚珍珠》俏如來x硯寒清 作者:子馥 
* 一口打完,一萬字內  俏如來:硯寒清,你別這麼任性 硯寒清(不理你)
* 9月初精修
*目前所寫的俏硯系列相關文,俏硯無雙中的二版俏劇情但吃醋搶人吃硯不在本篇
*把握我大海境線,愛俏硯 *這排版我很不滿意,排版狂魔修改中
——未來可期可遇,與之連理。
——語繫心繫皆有你。
是夜,月朗星稀,俆俆微風,兩人髮絲倦怠微微揚起,旁人緩緩側首看向前方,隨後垂下金色的眼眸開口。
「硯寒清。」
「嗯?怎麼了?」
相處多日,這熟悉口吻充滿著暖意源源不斷淌入心中,不禁唇邊勾起一抹微微輕笑。
「天運果然很重要。」
又是講這句,你跟那個人一樣,他也這麼跟我講的……真不虧是……
當時硯寒清作了一個夢,夢見與過去的俏如來相見,在夢中,相處多日,終有一別。
「先生要回去了?」說著此番話的人,不以為意神情更像是預料般的平靜。
隨後俏如來在桌台的香爐上點了三炷香,靜靜看著香爐中兀自裊裊幾縷白煙,之後拿起茶壺與兩對茶盞,回到硯寒清身旁,得禮且細柔的說著,「先生能否就用著……」
「一炷香與一盞茶的時辰,在與現在的俏如來相處。」
來者是客,客來敬茶,待沸湯滾水燙溫茶壺後,俏如來掀開茶壺蓋面,將手掌內色澤鮮亮長捲似劍的葉尖子放入,往甑中注入熱騰沸水,第一壺茶水倒入至地面,茶水的鮮明橙黃茶色,啜啜余香,緊接沏上第二壺。
「我有點期待又有些羨慕……」俏如來坐下,手執起茶壺緩緩倒入茶盞之中,目光注視著茶水的自己的身影,之後將茶盞遞給硯寒清,接著又緩緩說著。
「期待的是他能與你相處,羨慕日後的我與你的關係。」
「睡吧,硯寒清,去見那個未來的我……」
「怎麼睡著了……」趴睡在木桌上醒來的俏如來,只見桌面兩對茶盞,以及香爐所餘留的檀香,卻不見對坐之人,無聲無息的,方才究竟是發生什麼?
俏如來垂目,滿是疑惑之際,手揉揉有些昏沉的太陽穴,抬眸卻看到桌面上的甜品,頓時感到安心,自然而然地拿起淺嘗一口,不聞其解何人道來,莫非只是匆匆過客,咀嚼片刻,激的舌尖味蕾四散,唯有僅言。
「這個素心軟……好甜。」
素心軟所綻出的甜味,綿軟適宜,勾起俏如來幼時在外的記憶,這時瞥見桌面上的字,是用茶水所寫的「青」,被抹去的部首字邊,不知是自己史精忠的「精」,仰或是抹去方才來客的余想。
抬首,一雙清澈的金眸望著蔚藍的天空,殊不知,身為鉅子的他,九界巡迴的第一界,將是太虛海境。
——幸好,未來的俏如來能遇到你。
——因為俏如來遇到硯寒清,幸好有你。
太虛海境的內戰告一段落, 鱗王發詔頒布,施行新政,舉辦科舉制度,以不分貴賤,促成 諸脈平等 。
在過一段日子也是外境貴客離去之時,為送行貴客,太醫令的硯寒清準備些許東西放在包袱內,前去見俏如來,將包袱遞了過去。
「硯寒清,這是……」俏如來低頭看著對方遞過來的包袱。
「素心軟,過陣子你要離開海境,前往下一界,不是嗎?」對方那雙棕色瞳孔注視著俏如來的神情。
「而你,還是要待在海境生活下去吧,硯寒清。」俏如來抬首淡然的神色望著硯寒清說道。
兩人不語,只是彼此相看著,對俏如來而言,身為鉅子,巡迴九界其中之一的太虛海境,如今已經彌平,然而暗潮再起,縱橫家的勢力崛起,雁王目的,不得不讓自己得加快步伐了。
良久,俏如來緊捏著手上的琉璃色佛珠串,似沉下心般開口:「硯寒清……你願……」就在此刻,一襲身穿著貴重華服的帝王到來,對著俏如來和硯寒清喚了聲。
「俏如來、硯卿。」
「鱗王。」
「王。」
相思 
紅豆生南國,春來發幾枝。 
願君多采擷,此物最相思。
硯寒清看著俏如來專注看著手上的紙張,不免問道:「俏如來,你在看什麼?」
「只是在想當初鰲千歲寫著八紘穌浥的其雨。」俏如來緩緩地將手上的紙張折起,又繼續說著:「硯寒清,你會因為思念我而落下鮫人淚珍珠嗎?」
「不會。」
「一顆也不會?」
「一顆也不會。」硯寒清鄭重其詞的說道,內心想著,俏如來你是當鱗族鮫人的淚珍珠是白菜啊,種一種就有。
「這世上有一定會成功的計謀嗎?」俏如來的金眸若有所思的望著硯寒清。
見俏如來轉移話題依然很差,但還是平緩心情了,再次回應著:「你這個問題,不是講過了嗎,符合了某種條件,計謀就一定會成功。」
「俏如來明白了。」俏如來點頭示意說道。
而那是前幾日的對話,現在的兩人相處的時間隨著流逝,越顯足彌珍貴,彼此心知肚明著,畢竟終究有那一日的到來。
「鉅子,終於巡迴到這了嗎?」硯寒清剛沐浴完回到臥室,披散著縷縷棕髮有些調侃的說道。 現在兩人在自己的居所屋內,說來,除了紫金殿與浪辰台以外,好在強烈拒絕過後,要不然兩人在太虛海境的各處都做了遍,興許是一方離別,一方滯留著,往後一別,不知何年何日能相見,發生也都自然而然。
自是明白對方刻意挑選在每個據點的原因,只是不說破,順著眼前人的意,畢竟過程都是不討厭的魚水之歡,每每快結束之際,這人總是用著指尖拂過自己的眼角,說是安撫也不似,更似在尋找什麼般。
硯寒清見俏如來坐在床沿上不語,也不再多問,沐浴完,只想一眠,爬上床榻,便躺下。
「今日是最後一日了。」
「俏如來,你這是做什麼……」
兩人在榻上,金色且深邃眼眸映出自己披散著棕髮的身影,當察覺到反常時,已經為時已晚,俏如來將掛在胸口身上的大佛珠取下將硯寒清雙手綁住,對於這番舉動更加不解了。
「我……沒事,我們繼續。」
「俏如來,你這是不說的意思?」
被俏如來壓下身的硯寒清兩手腕稍稍扯動著大佛珠而感到沉重的重量,接著身下衣物傳出窸窸窣窣的聲音,腰帶扯動便意識到什麼,用著堅決的語氣說著。
「不,我不要繼續,放開!」
「忍耐下。」
對方一如往常溫然的言語,但舉止不如往常般,俏如來將手中琉璃色的佛珠串纏繞在硯寒清的玉莖上,因有所刺激而稍稍挺立了起來,被佛家莊重的物品有所反應更感到羞澀,礙於兩手被大佛珠給緊緊束縛住。
自己就像擱淺在岸上的魚,只能使盡全力翻覆著想投入深水,只見罪魁禍首不肯解救自己於苦難之中,只是淡然的一笑,霎那卻見俏如面容閃過若離若即的疏離神色。
俏如來用著手指撫過硯寒清白淨的臉蛋,良久,微微啟唇:「我臉上又有什麼嗎?」
「還真敢講,快解開,我不要這樣。」硯寒清眼眸仍看著俏如來,內心橫豎漸漸擬出對方壓抑的心思,有所解讀著。
「硯寒清,你之後會娶妻生子吧……過著三餐有繼的生活,太好了。」俏如來話語越說越淡,不以為意的口吻彷彿失去了溫度:「我是不會了,因為我是鉅子……會眾叛親離,之後我還得找個傳人……殺師血……」
俏如來尚未把話講完,硯寒清儘管因大佛珠綑綁著而兩手不便,用腰身的力量來弓起身,唇瓣輕輕吻過俏如來額頭上的血印,之後又因雙手大佛珠所束縛重量,整個人再度重重躺下,緩著心緒,棕色眼眸滿是柔和,用著溫柔的語氣說著。
「別忘了,你是俏如來,先放開我,好嗎。」
俏如來手摸著在眉宇之間的血印,方才被硯寒清唇瓣吻落之處,隱隱約約的暖流正淌於心中,頓時像個無措的孩子般,看著身下之人的眼眸正投以著信任,他的雙目,他的唇瓣,他的一切一切,早在自己內心已經是……原來是這樣嗎……
「來不及了。」
「什麼?」
「今日是最後一日,我還是……」
——本以為能有所壓抑得住,自己可以的,原來還是這麼難。
——放不開。
俏如來一手握住硯寒清下方被佛珠所纏繞的分身,用著指尖按著佛珠刺激著,硯寒清感受到下方分身正逐漸腫脹卻阻止不了,修長的雙腿之間投以抗議踹動著,卻顯本末倒置的催情。
「俏……如來,我,不要這樣子做。」
硯寒清內心略顯慌忙,與先前兩人的情事不同,儘管老是換著地方承歡,但俏如來總是極為溫柔的顧及自己的感受,而今日反讓自己有些摸不著了。
俏如來伸出手,指尖的指腹又再度拂過硯寒清的眼角摩娑著,喃喃道:「還是沒嗎……」
「……什……」又是先前這樣,摸著自己眼角確認著什麼般的行為,硯寒清栗色的眸子眨著眨眼,滿是疑惑的問起:「還是沒什麼?」
沒得解答,卻在下一刻,硯寒清修長的雙腿被大大被岔開,最私密的地方就直接呈現在俏如來的目光注視之中,一覽無遺,若現在是有著魚尾的話,真想狠狠用著尾鰭把這隻雪白大狐狸拍打的遠遠的,奈何兩腿被架起在對方的肩膀上。
「這幾天……你辛苦了。」
「那就放開我,不是說好今日什麼都不做嗎?」見俏如來攻勢漸緩,硯寒清把握現下機會,決定提醒跟這隻大狐狸之前所提的共識,並且繼續說道,「而且……說好兩人沐浴完要看月亮的……」
「俏如來記得……」說著這句話的俏如來,將纖長的手指壓著硯寒清的雙唇,隨即將兩指放進口中,食指與中指夾著舌頭攪弄著,再次喚名:「硯寒清。」
「唔嗯……」
分明就是答非所問,知情不應,硯寒清略略不滿的瞇著眼,用著牙齒輕輕啃咬著俏如來放在自己口中的手指以示抗議。
俏如來倒是不在意,接著抽出充分被唾液沾濕的手指,稍看了片刻神情似是滿意,緊接著將滿是水澤的手指探入硯寒清的後庭內壁。
突然其來,不,不是吧,俏如來……硯寒清感受到動作,為之征然,內心有所敗陣,有些無法適應,兩人連日的無所節制縱情著,今日再這樣繼續下去,接下來吃不消的是自己。
不管兩人關係多麼親密,有些話說出來仍是感到羞澀,硯寒清努力平和緩著氣,近乎閉起雙眼,語氣微顫喚道。
「俏……俏如來,我,我用嘴替你……」
俏如來聞言,並未停下手指的動作,而是伸出另一隻手摸著硯寒清臉龐的耳鰭鱗片,將耳間的髮鬢用指尖梳著縷縷棕髮,溫潤聲調來回應著。
「這麼客氣。」
「……。」
硯寒清闔起雙眼,搖著頭,感到兩根指頭毫無預警的狠狠插入後穴內,異感襲來,儘管不適,也只能抿唇忍住不發出聲,想使力的雙手卻被大佛珠綑綁住而動彈不得,下身分身又被佛珠串纏繞著,只能緊緊的纂著拳頭,當下直想開口直說,然而俏如來接下來的話語,直接打斷自己要開口的念頭。
「多謝……當時用著鮫人之血替俏如來解毒。」
俏如來垂下金色的眼眸,腦海悠悠漫漫回憶著兩人的過去種種,難掩眷念的思緒,收起探在內壁的手指,兩手正要解開繫在硯寒清手腕上的大佛珠。
「多謝,當時為俏如來製造出突破口。」
「多謝,最後的關頭……一直……俏如來幸好有你,硯寒清。」
硯寒清細細聽聞著俏如來的告解,整身子放緩了不少緊繃,下一刻,察覺到自己的心思,內心喊了一聲又一聲的慘字,為何偏偏就是這個人,微微撇開頭,隱隱的調整著呼吸,彷彿釋懷了什麼般,漫不經心的說著。
今日是最後一日嗎……
「俏如來,你要做就做吧。」
「硯寒清?」
「我說你要做就……唔。」話語未成,俏如來府下身直接一吻硯寒清的唇瓣,兩人緊貼纏吻著,彼此沉甸甸的心跳聲左右呼應著,許久終於放開,微喘著熱氣,俏如來用舌頭舔了舔硯寒清的出著血而殷紅的唇,眉眼彎彎,堅定說著。
「做。」
「……那放開我。」硯寒清調理著呼吸仍稍喘著說著,白淨的臉蛋染上微微紅暈。
「不放。」俏如來稍稍搖著頭,語氣滿是綻綻笑意。
「那,我現在反悔了,我不要做了。」硯寒清掙扎了下兩手試圖解開束縛,說道。
「來不及了,一人做事一人當。」俏如來闔起雙眼,兩手抓緊硯寒清的腰肢,將自己腦袋往硯寒清胸膛間蹭了蹭,用著指責的口吻說著。
「別這麼任性……」
「……。」
倏然,俏如來微微傾身,將灼熱性器在硯寒清大腿內側的濕潤私處周圍來回摩擦著,極為挑釁的又一手再度伸向硯寒清的玉莖所纏繞的琉璃色的佛珠串稍稍拉緊。
「唔嗯……俏如來,你到底要做什麼?」硯寒清感受到刺激,不禁眨起一眼仍是疑惑的望著俏如來。
「給我吧……」俏如來兩手捧著硯寒清的臉蛋,兩人眼眸與之對視,碰觸兩人間的額頭的印,用著虔誠溫柔的話語喚著。
「硯寒清。」
硯寒清被俏如來這一眼注視著,以及喚著自己的名,反倒是被安撫,有所沉浸這份溫煦,而唇瓣有著殷傷口而未癒合所凝成血珠,因無意間的微顫,瞬間鮮血如弦從嘴角滑落至頸間。
那雙金眸如同深潭般,這回是自己不能解讀俏如來的神情了,咬緊牙根企圖舒展眉間,俏如來看著硯寒清闔上雙眼,纖長的羽睫微微顫動著,無意著含著雙唇想遮蓋唇上的傷口。
「今日是最後一日了。」
俏如來一手抬高硯寒清的臀部,另手扶著自己脹大已久的肉刃對準穴口,狠狠的往前用力挺進───
「唔……啊啊啊!」到底是因為那句話讓內心起生刻苦銘心,還是身體近乎撕裂的痛楚席捲,無論自己在如何百般隱忍著,仍是止不住叫喊了出來,硯寒清又感到俏如來的指尖撫摩著眼角。
「哈呃……俏如來……你到底想要什麼……」硯寒清努力在夾縫之中緩著呼吸,索性直接問了起來。
「你。」
——明明身在魚水之歡,自己卻成了溺水的魚,想躍出水面,奈何傾情如海水般至深。
緊窒的肉壁被硬生生被撐開,滲出微微殷紅,交合處隨一抽一插更加黏密,俏如來的感受到硯寒清又滑又濕的甬道,低沉的抽口氣,接著將肉刃在���道緩緩抽出……
「哈……嗯啊……」硯寒清整個身子顫抖不停,直喘氣緩解。
看樣子是結束了,正當硯寒清放鬆之際,俏如來又再度將肉刃挺入後穴,硯寒清挺勃已久的玉莖瞬間腫脹欲要釋放卻被佛珠抵住著,直直難耐的皺著眉心,緊閉著雙眼,喘著氣用著微弱的顫音說著。
「……解、快解開。」
「不行。」
硯寒清睜開雙眼,讀不懂對方的神情,不同以往的強勢也與先前的情事簡直判若兩人,這人是喝醉的俏如來吧……到底在堅持尋求什麼?現下更不想被這隻狐狸當成砧板上的魚。
——節制的情感對誰都好,同時節制著自己不要察覺對方的情感,何嘗不是壓抑?
「不要了,俏……唔咕,快……結……」
硯寒清臉色越發煞白,感到俏如來雙手抓緊他的腰肢,用著粗硬的性器捅貫著自己的甬道不見消停,這樣繼續下去,是真的要吃不消了,直直搖著頭喊著。
「我們快結束……」
此話出口,突然一陣沉靜,臥室內只剩若有似無的喘息,硯寒清心有餘悸地緩緩張開雙眼想確認是否結束了,也是夠折騰他的,好在俏如來還是願意聽著自己說的話,倒是怎麼還不退出自己體內,現在有些難受也是真的,然而……不可置信眼前正在發生的事情。
「呃……不……」
俏如來先有動作,仍是沒有退出的意思,而是抱起了硯寒清跨坐在自己身上,將束縛著硯寒清的大佛珠環繞在頸間,兩手放在腰側兩邊,緩緩將人提起……
硯寒清有些不知所措了,隨著肉刃一寸一寸在自己的甬道漸漸退出,然而他很清楚,俏如來這並不是要放開,連忙看向對方說道:「俏、俏如來,不……」卻見那金色的眼眸有些自己從未察覺過的一絲幽色,頓時征然。
「唔啊啊啊!」
這時,俏如來抓緊硯寒清的腰支,從上至下直接坐在自己脹硬的肉刃,硯寒清感到穴口有所撕裂反爾更加脆弱,甬道被強行撐開到極限,滲出熱騰的體液,幾乎體內感到燃燒起來,疼、熱、酸、麻、震多種感覺投向著。
硯寒清冷汗涔涔要承受不住了,知道接下來過程,想要掙脫將身子往後傾,卻被大佛珠束縛雙手,兩手環繞著俏如來的後頸間,有所限制根本動彈不得,這種折磨又不受控制場面,他真的不要了,理智逐漸紊亂喊道。
「哈啊……不,真的不要了……不要不要……」
然而俏如來並沒有放過硯寒清,一手伸往他衣衫不整的里衣,用著指甲陷緊乳首烙下指痕,激得身子又是一震,因上下位的坐姿,反爾讓對方性器插得更深,感到自己的分身又是脹起。
「解開……疼,難受……解開……」
硯寒清過多的刺激卻積聚在前端無法釋放出來,更是煎熬,用著越顯慌亂焦急的語氣急促說著:「俏如來……退出去……」
「俏如來要退也退不出去,是硯寒清你太緊了。」
俏如來這平靜的語氣這讓硯寒清感到聽岔了,這是在說自己不是了?
「硯寒清,你放鬆,自己慢慢退出去吧。」
「俏如來你……先解開我的雙手……還有拿掉、佛珠……」硯寒清更是沒好氣的努力恢復理智表示意思。
「你自己先退出去,我就解開。」
硯寒清不再搭理俏如來,則是用著環抱在俏如來頸間的雙手作為支撐,用著有些發軟的雙腿努力提起身子,但這一動更加難受了,動彈不得反爾無意間摩擦到內壁,體內更加炙熱襲來,整身子的無力感越加越重。
「俏如來,你……」硯寒清有些無力的埋首在俏如來胸膛,不讓人看到自己現在的神情,只是咬咬牙把話說出口:「幫我。」
「嗯。」俏如來手掌揉了揉硯寒清的後腦杓,指尖梳理著凌亂的棕髮,湊到耳畔淡淡回應著,隨後將兩手放在硯寒清腰側,溫柔說道:「放鬆吧。」
硯寒清盡全力放鬆,只想快點脫離苦海,正緩緩抽出感到折磨的肉刃,硯寒清心裡平復了不少,總算能得到解脫,便提起力氣,默默用著兩腿支撐並使力想盡早結束。
眼看就要抽出,突然俏如來一手撫至自己的玉莖,用著數顆佛珠滾按著,陣陣刺激讓硯寒清瞬間失去平衡,再度以騎乘的姿勢一坐到底,深深刺著甬道深處,瞬間腹部陣陣痛麻。
「啊啊啊……疼……」
硯寒清猶如萬劍刀割般刨刮自己脆弱的肉璧,劇痛的抽打著意識,感覺有什麼從穴口溢出腥紅緩緩流在白色被毯上。
俏如來重新將硯寒清躺在臥榻上,接著傾身壓下,將抵在硯寒清的深處的肉刃直接抽動了起來,如同破開緊縮不已的肉璧般,將溫熱的白濁灌入甬道深處。
「唔……」硯寒清體內感到一陣溫熱,有些恍神的輕吟著:「嗯……」
下一刻,俏如來稍微鬆解綁在硯寒清玉莖上的佛珠,解開的那一刻,硯寒清白濁的精液噴灑在俏如來的琉璃色佛珠串上,得到釋放後,整個人癱需無力,猶如無法翻覆的死魚般,然而俏如來卻持續著……
「結束……」硯寒清近乎昏厥,披散的棕髮更顯凌亂,感到下身一片荒淫的濡濕,後穴黏稠的白精緩緩微流著,想到分身還纏繞著佛珠,提醒自己方才出精沾染了神聖的佛家之物,想羞澀的情緒也提不上來,思緒盡是恍神。
「硯寒清,放鬆吧,我們再來一次。」
俏如來將硯寒清翻過身,將束縛他雙手束縛的大佛珠解開,兩手抓住硯寒清的雙手手腕,看著半露的白皙無暇的後背,俯下身輕輕啃咬後背落下點點殷紅。
再次提起肉刃進入硯寒清微微紅腫沾染白濁的穴口,操弄了起來,抽插頂弄之餘,將體內的白濁隨之抽出,白濁從修長的大腿蜿蜓流下至被褥。
「不……俏如來,不要……頂那邊……」
硯寒清背對著俏如來, 再次感到肉刃進入,分明對方已經解放了數次在自己體內,再次挺立的肉刃直搗著脆弱不堪的甬道,現在卻是針對自己敏感進行翻弄,肉璧的穴肉吮緊著。
被俏如來如此橫行所為,意識到僅存的防線將決堤,緊閉著雙眼,搖著頭試圖逃避體內迎來的感受,上不接下氣的喘息著:「哈啊……嗯……」
俏如來聽著硯寒清發出軟甜般呻吟,引得慾望再次點起喧囂了起來,情慾更加沸騰,反爾想索取更多。
而硯寒清的甬道肉璧絞緊著自己的肉刃,激烈的收縮貪婪索取,牢牢吸附著,如同玉石玉焚般,唯有操得更甚的抽插以作回敬。
俏如來變本加厲的一抽一插,像是懲罰般,將硯寒清穴甬道的嫩肉又出又進操翻,臥房間傳著榻上晃動之外,兩人喘息聲,不間斷的曖昧的呻吟,還有啪啪作響的淫糜的水澤聲。
「……不,啊啊,痛,唔嗯……」硯寒清白淨的臉蛋,潮紅片片,發出的聲音更是泣不聲,自己到底說出了什麼已失去理智的方向感,載浮載沉,嘴裡越發口乾舌燥,下面卻是一攤一攤止不住的盛情難卻的情事。
當中其間俏如來將頭靠著硯寒清頸窩處,金色的雙眼滿是溫柔,與下方激烈的承歡成了對比。
「啊嗯嗯……唔……」棕色的瞳孔渙散著,不可置信自己所發出的呻吟,但又克制不了,不禁抽蓄而顫慄著,難以承受的炙熱,不斷抽鞭體內的五臟六腑,卻不得不承認滅頂的快感,內心感到萬背般的羞澀,嗚咽的抽著氣。
「嗚……俏、如……來。」硯寒清完全不能把話說全,語帶咽哽,自己身子柔軟再好,經過這般折騰翻雲覆雨的情事,腰間傳來痠麻感,後臀也因為撞擊而感到疼痛,雙腿滑落滿滿霪液。
俏如來騰出一手握緊硯寒清的玉莖,指尖刮弄著小孔,被刺激後要再次挺立了起來,接著用著佛珠串如同出家人數著佛珠般,一珠一珠的經過玉莖小孔,惹得分身的主人身子顫抖抽蓄了起來。
硯寒清被釋出的雙手,但早在被大佛珠給束縛時已弄得相當乏力,仍是伸出手,抖顫的想制止俏如來的刮弄自己玉莖的行為,然而對方卻重新將佛珠串纏繞了起來,不禁急忙喚道。
「俏如來,哈啊……快住手,呃,啊啊……」硯寒清兩手再度被俏如來緊緊抓在背部後方,從背後咬著硯寒清的後肩,喘息更加急促,床面濕成一片,分不清是誰的體液或是汗水,兩人竄流著快感,直衝而上的情慾。
「嗚……唔,俏如來,讓我……射吧。」
俏如來並沒有回答,只是舌頭舔弄著硯寒清的後耳以及輕咬著耳鰭,繼續身下的衝撞著那黏蜜的甬道,穿插著淫靡的水漬聲。
「咳呃,夠了,承受……再插……會壞……」硯寒清掙扎了起來,越漸崩潰,碎語不成聲,眼眶溢出淚水,有種瀕死的錯覺,雙手推著俏如來的肩膀兩側,然而身下卻緊緊地箍著要捅破自己般的肉刃,渾身酥軟的微微痙攣要癱下去。
俏如來感到正要釋放之際,解開硯寒清束縛在腫脹玉莖上的佛珠串,兩人一同釋放著。
「硯寒清……」俏如來輕柔呼喚,說著後續話語:「……」
硯寒清意識快昏迷前,隱約聽到俏如來在自己耳畔說著三個字,看像那雙金眸,突然眼角滑落溫熱的淚水。
——珍珠。
這一夜比以往過得更為漫長,硯寒清緩緩睜開雙眼,方才所經歷的情事讓他仍是有些昏昏糊糊的,正想張口嘆氣,但喉嚨的生疼感只好作罷, 帶著倦容看著睡在身旁的俏如來。
最後一日,說來上次鰭鱗會跟皇城軍也是最後一戰,彼此內外對應著,在這場海境內戰畫上句點的最後一刻,下著雨, 淅淅瀝瀝雨聲,打落在心頭。
俏如來那時對自己說道:「幸好你及時趕回了。」
「有一事拜託你,以後……別再找我幫忙了。」 ​​​​
當時是這麼說的,俏如來也沒回應,硯寒清再度看向睡在旁邊的俏如來,心想著,這人,日後不會再麻煩我了吧…… 
俊秀的臉龐,雪白的頭髮,不免內心一笑,當時龍子夢虯孫將俏如來帶入試膳間,兩人便結識了,身為太醫令試膳官的自己,對俏如來事蹟也有所耳聞,相信這位海境貴客能盡快解決事情,屆時便會離開,畢竟是墨家鉅子,巡迴九界也是責任所在了,這人早晚會離開海境……
然而龍子經常帶這位貴客來到他的試膳間,在裡面當職的他,自然是想充耳不聞,繼續他的試膳官工作,但,自己還是插了手,為他們製造突破口,也……踏入此局。
硯寒清回想過去種種後,再度闔起雙眼,大概明日就得分別,送行的話語,自己倒是心裡默默練習起來,反覆反覆著,直到沉沉睡去,殊不知之後,有人抱起他。
翌日,硯寒清張開略沉重的眼皮,腰身仍微微疼痛著,但身體卻感到舒爽自在,自是明白是誰對他做了清理,緩緩起身,那人早已不在床邊,有所了然,便下了床,得前往紫金殿協助鱗王。
像是一日往常般,硯寒清在臥室裡整然有序的梳理著儀容,整數衣裝,戴上髮冠.待一切妥敘後,便離開自己的居所,走出幾步,轉身回看……
——跟心愛的人,生幾個孩子,有遮風避雨的地方,三餐有繼,好好過日子,人生,這樣就夠了,這不是什麽困難的事情吧。
——幾年前,我也如你這樣的想法。
——對了,方才聽先生的話意,難道先生已經有意中人。
硯寒清喃喃自語說道:「意中人嗎……?」伸手摸了摸的自己的眼角處,若有所思片刻,隨後轉身,舉步朝向紫金殿的方向前去。
在紫金殿內,硯寒清便與鱗王商議相關事宜,兩位皇子都無意接續太子之位,而自己也不打算去接相位,在與鱗王告退後,一人前往的城門。
硯寒清來到城門,與在場的修儒寒暄著,這時傳來「唷 」的一聲宏亮的語氣,朝往聲音的方向看去。
「 唷 ,都來到皇城門口了,這麼著急要送我們走」
硯寒清看向狼主身旁之人說道:「終於要走了啊,我不是說狼主」
「真是無情。」俏如來對著硯寒清的雙眸說道。
「記得鰲千歲死時我講的話?」
「那就後會……」
「無期,順走,不送。」硯寒清語速飛快的說道,幸好那晚的練習,能說得如此之快,自己也是首次如此了。
俏如來又是不回話,但也是明瞭,硯寒清開口問道:「這真的是你要的結果?你不怕這條路走到最後,你會崩毀?」
俏如來頓了頓,便回道:「有人隨行,縱是有悔,也是無懼。我會盡量,不讓自己成為眾人的負擔。」
硯寒清聽聞,仍是想講:「 聽我一個建議,俏如來,別再裝弱了,你用相同的手法連續釣出娘娘和雨相,再來一次,可是行不通。」
「那你怪我嗎,千方百計讓你入局。」
「因為你總有一天會離開海境。」 「而你,會一直生活在海境。」
硯寒清又說道:「哈,那我改口。」朝向著俏如來貴客一行人雙手作揖 :「再見,順走,珍重……」
別再來了,至少,等安定一點再來。
——一句珍重卻道盡了千言萬語。
從潛龍崁離去的硯寒清,步行在回程路上,垂目想著龍子立場已明確,往後將是對立面,看了自己的這雙手除了澈魂精粹,恐怕多了滄海珍瓏,但這是師相欲星移的劍,在師相醒來以前,便暫為保管吧。
硯寒清停下腳步,抬首望向一片澈藍的天空,心想起俏如來,應是離開太虛海境了吧。
「待你,俏如來下次來海境,也會是安定之時。」
出了太虛海境的俏如來一手握著手中之物,方才與硯寒清不約而同來到夢虯孫的潛龍崁,同一天經歷兩次見面與分別,當中調侃的交談與後續之別,彼此不再多說什麼,只因雙方都明白。
當未珊瑚對自己說道: 「俏如來,這個結果,你滿意嗎。」
儘管海境以鱗王為勝利的一方,但與夢虯孫對立以及綜橫家的勢力,以及閻王鬼塗的線索,俏如來思慮至此,闔著雙眼不禁握緊手中之物,開口說道。
「幸好俏如來身邊有你,硯寒清。」
《俏硯番外》則一
紅塵輪迴眾生顧,因果循環有定數。
放下屠刀雖成佛,願墜三途滅千魔。
不大不小的居所,廚房內有著兩人的身影,一人在灶間忙進忙出,另一人在旁陪同著,兩人一搭一聊的。
「知道了。」
「知道還不去擺碗筷,廚房很熱,快出去。」
「知道了。」
「知道就快去。」
俏如來正想轉身出了廚房,思忖片刻���又看向硯寒清的臉龐問道。
「之前聽你說的那場夢……硯寒清,你,喜歡過去的俏如來嗎。」
「終於來問了嗎……俏~如來,你也定性太好。」硯寒清停下手中的動作,不以為意的回應著。
「俏如來起初是佛家,自是定性好。」俏如來滿是寵溺看著,用手捏了捏硯寒清的耳垂又跩跩耳鰭。
「聽說墨家鉅子的舌頭都是惹人厭。」硯寒清睨了一眼俏如來,撇開頭滿是燜聲的語氣。
俏如來看向硯寒清又說:「那你沒聽說過,墨家鉅子身旁都有個武功高強且廚藝了得的人……」
硯寒清直接打斷俏如來,兩手摀著雙耳,一股拒絕鉅子舌,從自身做起的架式說道,「沒,沒沒,沒聽過,我也不想聽你說話,嗯……」隨後又是情意綿綿的一吻,再度被鉅子舌偷襲了自己的舌頭。
「有勞分擔了。」
俏如來滿意的用著額頭蹭了蹭硯寒清的肩膀,粽色髮梢間散著淡淡的清香很是安心,感到怡然自得又繼續說。
「何況我的鉅子舌多次碰過你這,你不討厭啊……」俏如來用著手上的佛珠串掃過硯寒清的衣服下擺,語氣輕輕柔柔的說著。
「俏如來!你再繼續講,我真的不煮了。」硯寒清緊握著手中的勺子,生怕會止不住直接飛了出去。
——鮫人之血可救人,但不能自救,一半的鮫人血渡你的弒師血繼之劫,剩下的餘生一人一半,作陪一生,閒情逸致,遊山玩水,扶危救困。
曾經想過嚮往的人生,後來有所承擔便不再餘念,畢竟那樣的生活已與自己毫無干係,直到遇到與當初自己的志向相同之人,聞言後,拍了拍他的肩,畢竟錐在囊中,難掩銳鋒。
多次生命遭受威脅,總是有這人相陪,當那人在交戰受傷時,揹著他,心中何嘗不也倘著血,內心千言萬語重復著一句話,聽著診治所言,緊握著佛珠,伸出手指觸碰躺在榻上昏迷不醒的他,顫抖顫抖,是要失去……
——能不要自我介紹嗎、別喊我名字、唉,那我不跟了。
——是你在賭命,我只睹這一次,記住老規矩。
——我有預感總有一天你會害死我。
——可以說是俏如來你指點的嗎?
——我不要聽道歉,你快點解決事情。
——你就不能多撐一下嗎。
——這位貴客,我很忙。
——俏如來,怎~麼了。
——你看,打到衣袖都破了,還補得回來嗎? 
——最後關頭,若之前不是,那今日也不是。
硯寒清內力消耗過多,受損的內腑與經脈皆需要時間修復。
——聽說墨家鉅子眾叛親離。
——因為我武功高強。
——符合了某種條件,計謀就一定會成功。
本名非是俏如來,因父親贖罪而入空門,被賜法號得此名,想起過去,少時習字,落筆���下自己的姓名,精忠精忠,後續相關書籍提到字義……
《書·大禹謨》惟精惟一。
有著𥈠献細緻之意。
纖細的手指沾著茶盞里的茶水,想起當年來訪自己夢裡的過客,在木桌上所寫的「青」字,被抹去的部首,是「精」還是……
「俏如來,素心軟好了。」
那是,幼時遊歷於外年節所嚐,數年來的春夏秋冬,每逢節日能與君品嚐。
說來,儘管不是節日,只要自己老實開口,那人總會熬不過,隨後就一道。
——在遮風避雨的地方,三餐有繼,與心愛之人在一起,相惜相伴,共守餘生。
「你~沏茶了?」
「嗯,俏如來想起一人。」
「誰?」
九界巡迴,墨家鉅子之位也將告段落,後繼有傳人,再也不是以弒師血繼作為傳承,而自己……
如今,那人與自己並肩而行,精忠情於此清—
寒清。
「人生這樣就夠了。」
《俏硯番外》則二
人情事理,似硯多磨。登台將相,日久牢枷。
揚波蹼影,不過群鵝。無爭此世,得願長歌。
硯寒清雙手端著白玉色的瓷碗,微微冒著白霧的熱氣,踏入書房門檻,只是靜靜佇立著望向那人,開口說道。
「俏如來,藥煎好了。」硯寒清將瓷碗放在桌上,望著俏如來說道。
「嗯。」俏如來看著瓷碗的藥湯,之後注意到硯寒清的注視自己的目光,抬頭問起:「怎麼了嗎?」
「看你把這碗藥喝完。」
「哈,俏如來沒事的。」
硯寒清手執起調羹放入碗中,舀了一勺,湊到俏如來唇邊示意喝下,俏如來的金眸看著調羹,片刻,張嘴含著調羹緩緩喝下。
不一回的時辰,瓷碗內的藥湯已見底,稍作收拾,兩人出外散步,和煦的陽光下,蟬鳴鳥叫,俆俆陣風掃過蔥蔥綠綠的青草,說起昔日往事,一來一往,一言一聞。
「這就是當時原因?」硯寒清聽聞一番話後,有些無奈又繼續說:「那俏如來你……」
「有比珍珠還足彌珍貴的。」俏如來走到前方蹲下身,雙手往後仰著,硯寒清嘴角勾起微微笑意,毫不猶豫地上前讓俏如來揹著自己走。
「反正……是……」
最後的幾字是俏如來跟硯寒清不約而同有默契的說著。
「我愛你。」
——俏如來這一生遇到很多人,而語繫心繫,情於你,硯寒清。
->
「我愛你。」當時最後一日,俏如來就是對硯寒清講這句,不過責任跟感情,當然選擇前者,可是仍是會……畢竟他仍是會哭會笑會憤怒會悲傷的俏如來。
俏硯祖師爺保佑,蒙眼的之後,鏡子的之後,水裡的之後,在鉅子椅的之後,老件的之後,等等之後,把握海境線把握海境線期間。
希望喜歡俏硯的有所喜歡,最後,感謝你觀文 by子馥
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