Tumgik
#丸首ジャケット
gallerynamba · 7 months
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◆8PM(エイトピーエム)なんばCITYミナピタポイント10倍参加◆
開催期間:11/23(木祝),24(金),25(土),26(日) 開催場所:Gallery なんばCITY本館1階店
上記期間、イタリアブランド、8PMが「なんばCITYミナピタポイント10倍」に参加。 当店では、正規輸入代理店より正式許可され取り扱いしています。 8PMはおそらく関西で最多の取り扱い数です。 セレクトショップ愛好者の2023年の今の気分を的確に捉えているブランドです。 その真骨頂である作品を揃えました。 是非この機会にGalleryなんばCITY店をご利用下さい。 スタッフ一同、心よりお待ちしております。
【 2023年度分、最後のポイント10倍! 】 11/23(木祝),24(金),25(土),26(日)の4日間、ミナピタポイントが10倍! 通常は110円(税込)で1ポイントのところ、期間中は110円(税込)で10ポイントを進呈。 御買い上げ額の約10%のポイントが付与されます。 御支払い方法は現金、クレジットカード、ギフト券、ミナピタポイント利用併用等、選択自由。 貯めたポイントは各店舗で1ポイント1円として御利用頂けます。 ポイントカードは店頭にて即時発行可能。 入会金、年会費無料。 ※御取り置きの精算や内金、残金、先払いもポイント10倍対象です。御取り置き商品の精算には最も御得な機会です。 ※店頭で精算時に付いたポイントをその場ですぐ次の御会計へ御利用出来ます。 ※通販、修理代はポイント10倍の対象外。
【ブランド解説】 「夜8時以降の大人の遊び着」をコンセプトに2009年に発表されたブランド。 2018年にブランドが刷新され、モードでありながら仕事から日常までのリラックスしたコレクションとなり、多くのイタリア人女性から支持されています。 オーナーのGIORGIAの絶妙なディレクションの下、デザイナーのマリネラ・サイノルフィーとアルナ・リヴィによる、アーバンで洗練されたデザインは、多くの女性たちから圧倒的な人気と支持を獲得しています。
Gallery なんばCITY本館1F店 〒542-0076 大阪府大阪市中央区難波5-1-60なんばCITY本館1F 【営業時間】11:00~21:00 【休館日】年内無休 【PHONE】06-6644-2526 【e-mail】[email protected] 【なんばCITY店Facebook】https://goo.gl/qYXf6I 【ゴルチェ派Facebook】https://goo.gl/EVY9fs 【tumblr.】https://gallerynamba.tumblr.com/ 【instagram】http://instagram.com/gallery_jpg 【Twitter】https://twitter.com/gallery_jpg_vw 【Blog】http://ameblo.jp/gallery-jpg/ 【online shop】http://gallery-jpg.com/
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tanakadntt · 1 year
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グッズのマリン三輪隊の話(二次創作)
あなたの詠唱はどこから?
 三輪秀次はビリジアングリーンの毛先を持つデッキブラシをぐるりと回して、コツンと甲板に突き刺した。風がデッキを渡り、身につけたセーラー服の襟がふわりと浮いて首を包む。腰の金ボタンが僅かに震え、陽光を反射し、古寺が一瞬目を瞑った。
 『詠唱』が始まる。
 しかし���その詠唱はお粗末なものだった。
「……世界を繋ぐ青い空‼ えーと、希望の空から降り注ぐおひさまのシャワー‼ ……んん、きらめくソード‼ キュア…」
「違います!」
「違う!」
「違うってよ〜」
「違うのか?」
 隊員たちからすぐさまダメ出しされ、隊長は詠唱を途中で遮られたことに不服のようだ。
「それは詠唱じゃないな」
 奈良坂は手旗をバツ印に重ねながら言う。こちらもセーラー姿だ。本日、三輪隊は嵐山隊他と一緒に広報の撮影に来ている。メインはやはり嵐山隊で、三輪隊も「他」に入る部類なので待ち時間が多い。
 スタジオ撮影ではない。わざわざ海近くの公園まで来て、観光用に係留されている帆船を借りての野外撮影だ。そんな場所だから、隊服の撮影ではない。隊それぞれに衣装が用意されている。マリンを意識した、水兵服風だ。
 そういうのは、広報部隊だけでいいだろうと思う人間は結構いるはずだが、どうしても必要だから、とメディア広報室長の根付から、ではなく、営業部長の唐澤に爽やかに笑ってポンと肩に手を置かれると誰も断れない。三輪も同様だった。
 時期を違えて、他の隊でも撮っていると聞けば尚更だった。
「さっきから何をやっている」
 やはり撮影待ちの風間が船底からデッキに出てくる。隣には緑川もいる。嵐山隊他の「他」の仲間はこの風間蒼也と緑川駿で、なぜこの二人が隊ではなく、それぞれ��ばれたのかは唐澤にしかわからない。
 風間は蒼也の蒼にちなんでブルーの、緑川は緑にちなんでグリーンのセーラー服を支給されている。三輪隊は隊服カラーの紫だ。皆、まったく一緒という訳でなく、少しづつ違っている。
 そのことに言及すると、奈良坂から何を当たり前のことを?と言いたげな視線を送られたので黙った。
例えば、緑川と風間のセーラー服は造りはほぼ一緒と言えるが、色はもちろん、金ボタンの位置やズボンのデザインが違う。さらに風間はつばを深く折ったような帽子を被っていた。セーラーハットというそのままの名前の帽子らしい。一方、緑川は縁にリボンの付いたベレー帽だ。彼の衣装は横ボーダーのインナーと短い丈のセーラージャケットで、両襟をアクセサリーで留め、まるでアイドルのようだった。
「先輩たち、暇だから遊んでるんでしょ」
 中学生に訳知り顔に指摘されて赤面する。尊敬する風間の前で言われるのも恥ずかしい。しかも、図星だった。
「棒が二本あるだろ? だから、オレが槍の使い方を教えてたんだけど、スタッフさんに危ないって怒られてさあ」
 米屋陽介が説明する。
「陽介、棒じゃなくてデッキブラシだ」
「棒だろ」
 デッキブラシは撮影の小道具で三輪と古寺のふたりがブラシ係だ。奈良坂は旗係で、二本の旗を持たされている。気に入っているようでずっと持っていた。米屋は何故か皮袋だ。デッキブラシを持たせても槍にしか見えないと思われたのだろう。ネクタイも腰に引っ掛けていて、休日に出かける船乗りという設定なのか、ラフな感じがよく似合っていた。
「それで、この棒を槍じゃなくて杖ってことにして、詠唱ごっこしてた」
「詠唱?」
 風間が首を傾げる。三輪が横から説明する。
「魔法使いが杖を使って呪文を唱えるじゃないですか?」
「ああ」
「最初は適当な呪文を言ってたんですが、今度は何かを召喚してみようって話になって」
「召喚?」
 緑川が面白そう、と言っている横で さらに風間が首を傾げる。三輪は申し訳なくなってきた。元々、考えついたのは三輪ではなかったから説明もしづらい。今度は奈良坂が助け舟を出す。
「魔法使いのごっこ遊びみたいなものです。魔法で精霊を呼び出す呪文を、一番それっぽく言えた奴の勝ちというルールです」
 奈良坂は進学校の学生らしく説明が上手い。しかし、明快に言語化するとますますやっていることのバカっぽさが際立った。
「それで三輪先輩ダメ出しされてたのかぁ」
 緑川がニヤニヤする。
「……」
 彼は迅以外には大体こんな感じだから三輪も気にしないことにしている。
「三輪は全然ダメだった」
「……」
 それには反論しようもない。三輪が魔法と聞いて連想するのは、昔、姉と観ていた魔法で変身する女児向けアニメしかない。
「今度は奈良坂がやってみろよ」
米屋が言った。
「ああ」
 コホンと奈良坂は咳払いをして、旗を上に構えた。デッキブラシではなく、こちらにするらしい。奈良坂の衣装はダブル六つボタンの付いたジャケットのようになっていて、カチッとした印象だった。
 長い腕で、二本の掲げた旗をくるり回すと舞踊を見ているかのようだ。奈良坂の詠唱は短かった。
「エクスペクト・パトローナム!」
「へ? 短くね?」
 ハリーポッターに全く興味のない米屋が無表情になる。元々、目に感情が入らないから少し怖い。
「守護霊生成ですから召喚とはちょっと違うかと」
 古寺が遠慮なく指摘する。
「ダメか」
「精進しろ」
 風間もわからないながらも審査に参加する気になったらしい。
「はーい、次オレ〜」
「よねやん先輩、頑張って」
 三輪からデッキブラシを渡され 嬉しそうにひと振りする。ぶんと勢いよく、棒がしなった。槍にしか見えない。彼の上着もジャケット仕立てで、奈良坂と違うところはシングルボタンである。大きく開いた上着から青の縞模様を見せている。足元はビーチサンダルで裸足同然だ。
 彼は魔法、魔法だよなあと呟いた。
「陽介、ちちんぷいとかじゃあダメだからな」
「と、思うじゃん?」
 米屋はニヤリと笑って、デッキブラシの柄でカンッと床を叩いた。そのまま、柄を丸く滑らせていく。
「魔法陣グルグル トカゲのし…」
「パクリでしょう!」
 また古寺が突っ込む。弟が二人もいて、少年漫画に詳しいのは彼しかいないのだ。
「そういえば、作戦室で観てましたね」
「テストで誰もバトってくれねえんだもん」
「勉強しろ」
「よねやん先輩かっこ悪い」
「ちぇー、奈良坂はパクリじゃねえのかよ」
「おれが許します」
「贔屓ィ」
 古寺は咳払いだけして無視する。
「じゃあ、次は古寺だな」
 風間は冷静に順番を数えた。
「はい、風間さん」
 途端に古寺が自信のなさそうな表情をする。三輪は「がんばれ」と励ました。
 後輩はデッキブラシを三輪から受け取って、杖を握り横に構える。目を閉じる。他の隊員たちよりひとつ下の年齢を意識してか、かわいいデザインになっていた。サスペンダーをし、ネクタイもリボンのように結んでいる。靴も軽快なスニーカーだ。
 しかし、その時、周りの者には風にはためく不吉な黒いマントの幻想が見えた。
「原初の時空に彷徨う白き者よ、我が誓願を聴きたもう。我が名を持ってここに顕現せよ。我は古寺章平、黄昏の支配者にしてこの地の放浪者なり」
 みんなポカンとしていた。
「これより一切の慈悲なく我が敵を殲滅よ!」
「ハーイ、カットぉー、木虎ちゃんお疲れ様ぁ」
 向こうから嵐山隊と撮影スタッフの声が聞こえる。
「えーと、終わりました」
 デッキブラシのブラシ部分を床に下ろして、こちらを見る。いつもの古寺だ。
「なんで、そんな本格的な……」
 三輪がうめくと、メガネの縁に手をかける。
「弟とやるカードゲームによく出てくるんで覚えちゃいました」
 絶対に読み上げなければいけないルールで、と付け加える。
「スゲエよ」
 と、米屋。
「カッコイイ、古寺先輩」
「お前が優勝だな」
 奈良坂は旗をパタパタと振った。
 風間もウムとうなづく。
 頃合いよく、スタッフから声がかかる。
「そろそろ撮影に入りまーす」
「ハーイ」
終わり
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kosuke-nakatsuka · 13 days
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短編小説書きました!
初めての作品です。これで俺も作家レビュー。。。!
これからも漫画やゲームといったメディアにアダプトできると良いなと思っています。
よろしくお願いします!!👍👍👍
________暗い真夜中。
ある一軒家の中に、大人1人、子供が1人いた。キッチンやバスルームを繋ぐ少し広めなリビングルームを、電球やシャンデリアたちが琥珀色のか弱い光で照らす。
男性なのか女性なのか、2人の関係は、親子なのか、兄弟/姉妹なのか。どう捉えるかはあなた次第。
大人はスマホを、ただただ弄っている。その画面に向けられている表情は、
穏やかな気持ちなのか、無心なのか。それともどこか怒りを抱いているともいえる複雑な顔つきだった。
子供が歩く。それはほふくではない。
何かに掴まったり、体を��らしつつも、足のみで歩けているため少なとくも生後9月以上といったところか。
口を半開かせ、ふらつきながらも腕を前に上げ、早く早くと大人の方へと進む。
手が座っていた大人の膝に当たる。その時既に深夜に差し掛かかろうとするころ。
疲れからか、子供はソファや膝の上にはあがれず左頬を膝の先に軽くぶつけながら座り込んでしまった。
大人がスマホを閉じて左に置く。
自身の右脚なのか虚空なのか。柔らかな絨毯の上に座りながら1点を見つめる子供の両脇に、それなりの血管や骨組みが浮き出た両手を引き伸ばす。
耳に聞こえるのは、注意を向けても電気の通う音や時々の暖房、偶に雪を潰し駆け回る車の音ぐらいか。
殆ど無音な室内に、腕と袖の生地が擦れ合う音が目立ち響き渡る。
子を持ち上げながら振り返らせ、腰の上に座らせた。
そのまま脇に右手を通してお腹を支え、左手ではスマホをまた取って、一緒に見るような形で再びいじり始めた。何をそんなに見ているのか。大事な情報やそのやり取り等ではなさそうだ。
すると、腕を伸ばしたために手首が少し。露わになる。
なんてこたあない、よくある光景のはずだったが、子供の脳がある違和感を察知させた。普段は手首など見ても気にしかったが、その内側が、子供の注意を引いた。
そこには、横に引いた線のようなものが、幾つもあった。スマホを持つ左手だけじゃない。右手にさえもあった。
そう、それらは傷跡だ。普通なら何があったか聞くかも知れんが、やはり子供か。直ぐにその傷跡に触れる、大人の左手首を、優しく左手で掴み、右手ですりすりと撫でていく。その感触は、他の肌と同じようにつるりとはしていたものの、軽く赤みがかっていたり、でこぼこしていたりと、やはり自分にはない、どこか異常なものだと確信した。
直感と言うべきか本能とでも言えるのか。子供が持つ小さな心臓は徐々に徐々にとその心拍の稼働する頻度を上げていった。
 ドキドキしている。
子供が膝上に座り始めて少しが経ったか、すりすりとしていた手を止め、当てた状態でゆっくり、大人の方へ顔を向ける。
視界に下目使いの顔が映る。眼が数ミリ移動し、こちらと目があった。子供の視線を感じてスマホに向けていた視線を、子供に向けたのだろう。
子供が口を開ける。
大人の目を見て、喋り始めが掠れながらも、今見ているものは一体何だと質問を投げかける。
ねぇ、、、。どうしてここ、線が着いてるの?  目を八の字に、少しだけ寄せながら言った。
大人は口をほんの少し開け、丸くした瞳を軽く細め、1呼吸して優しく答える。
それはね・・・
大人はスマホを切ってもう一度、左側のソファに置いた。
もう一度視線を合わせる。
これは・・・私が自分を傷付けたの。嫌なこと、辛い出来事がたくさんあってね。自分を痛めつけて楽になろうと。。 
               死んやろうと、思ってやったことなの。
  ___なんてことだ。
嫌な予感。直感が的中してしまった。
重いものを持ち上げたり、知らないことを教えてくれた。誰よりも強く、何にだって負けず、支えてきてくれた。
愛してくれていたと思い込んでいた人が、自分を切って血を流していた。
 そんな人だったなんて、子供は当然、思いもしなかった。空いた口は、塞がらなくなる。
し・・・ぬ・・・・?
そんな言葉、0歳児だって知っている。簡単な単語だ。
上がり始めた鼓動が、呼吸に現れ始める。
もし死んでいなくなってしまえば、自分は何も出来なくなる。呼んだらいつだって来てくれて微笑みかけてくれた人が死んでしまったら、夜中に電気もつけられない。1人で寂しく名前を泣き叫びながら、恐らく自分も続いて死んでくのだ。
そんな幼きながらの想像が不安を誘い込み、やがて涙として姿を現す。
や、、、やだよ。。そんなの、嫌だよ〜!
 声を荒がせ、体を揺らす。それでも視線は、ずっと合わせたまま。
大人は軽く目で微笑んだ。子供をまた持ち上げると、向き合うように振り向かせる。
そして小さな体を、その両手ですグッと抱き寄せた。
目を閉じて微笑み、顔を頭にあてる。昨日した、優しいシャンプーの匂いだ。
心臓の鼓動を感じる。寝る時いつも感じている、なんでなんだろ・・・何故か安心する音だ。
声がおさまり始めると、大人は目を開いて顔に両手を当てながら、親指で涙を拭った。そして再び優しく微笑み、穏やかな声で、語りかける。___
フフフ・・・。
 でもね、そのとき我慢できたおかげで、乗り越えてきたおかげで、今の時間を生きれて、今の私があるの。
この世で出会う多くの人、
人間というのは、みんな弱くてもろい生き物なの。
1人じゃ生きていくどころか、産まれて存在することすら出来ない。
誰だって、君がいつしか見た怖いと感じた人だって、誰かに支えられたから生きているし、誰かを支えたいという、思いやる気持ちだって、きっとどこかに必ずあるはずなの。  
いつしか子供の表情は、悲しみや恐怖よりも好奇心のような、ポカンとした顔に変わって見つめ続ける。
どんなに辛いと思っても、立ち去りたいと思っても。。。
私は生きていくことができた。
今のひととき。
この嬉しさ、喜びや幸せの恵みを目一杯、感じられるの。
子供を自身の目線へ抱え上げ、大きな笑顔で言う。
         
だから君に出逢えた。_____
その口調や表情は子供にとって、初めてと言って良いほどに幸せそうで、明るげな声だそうな。
子供の顔はさらに力が抜け、うっすらつ目と口を閉じ始めた。
自らを傷付けて死のうとしていたとしても、強くいてくれたからそばにいられる。その安堵感か。
長い話で難しかったのか。
ただ単に夜遅くで眠くなってしまったからのか。
理由は我々には分からない。
その子供を大人は優しく肩に抱き寄せて、背中をポン ポンと叩いた。2人の肌が触れ合う。
・・・もう寝る?
ほっぺとほっぺをくっつけたまま目線を向けて、そう言った。
      ・・・ん。
そのままゆっくり立ち上がり、2人は寝室へと向かった。
子供は今回のことを覚えていてくれているのだろうか。
一元一句は覚えていなくとも、こんな話を交わした、といった程度には心に留めてくれてるだろうか。
定かでは決してないが、本人には至って重要なことではない。
何故なら時間という命、人生を共有して過ごすことが出来たのでだから。
例え誰にも覚えられなくても、一緒にいたという事実は変わりない。
勿論、憶えているならいるだけで嬉しいけどね。
_____________________________〜〜おまけ〜〜______________
   
そして月日が経ち、子供は大人になり、大人は老人となる。
日の明るい光が差し込むある一室の白いベッドで青い毛布をかけて寝る老人。
隣にはその老人と接続されたコードや医療器具と、その機械。
ダークオークの焦げ茶色で暖かい雰囲気と、医療機械やベッドの冷淡な色の対比(コントラスト)が不釣り合いってやつだ。
___そこにコツコツと足音が鳴り始める。
ゆっくりとこちらへ向かっているようだ。
姿を現したのは、かつて子供だった大人。ジーンズにパーカー、ジャケットとモダンな服装をしている。
部屋の端にあるパイプ椅子を片手でベッドの脇に移動させると、そこに腰をゆっくり下ろす。目線は相変わらず、合わせたまま。
老人が目を開けた。いや、閉じているように見えていただけで、ちゃんと最初から開けてたかも。
2人は微笑みあっいる。
首もろくに動かせないため、近くに来て座った人が誰なのかを知ると、老人はさらに笑顔を見せた。あのときのままだ。
すると大人は老人の上がりかけていた右手をサッと取る。メロンの筋のようにシワがある。強く生きてきたことを示す証拠だ。
老人の口がゆっくりと開く。
だが何も喋らない。筋肉が衰えているのだ。無理して喋ろうとするものなら心臓に負担がかかっちまう。
大人は顔を近づけて、ゆっくりと、優しい顔、口調で言った
    もう・・・大丈夫だよ。
少し震えがある。瞳も輝いたと思ったら、やっぱりか。涙が溢れ出てしまった。
老人は右手を触れられている大人の両手と共に動かし、大人の頬へと寄せる。
また、あのときみたいに。
涙を拭ったのだった。
老人は更にはにかみ笑う。昔と変わらない。幸せそうな目だ。
右手はゆっくりと腰に降りていく。
この時、2人は最後まで笑顔を欠かさなかったのであった。
終わり
うんこうんこ。
うんこっこ。
なう(2024/05/25 02:05:07)
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vogvipcom622mo · 2 months
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heitaiya · 5 months
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明日月曜日は店休日になります
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ちなみに写真の黒のジャケットは、人気のシャギーニットのショートカーディガン。すごく伸びが良く、前のファスナーが甘くなり過ぎない大人っぽさにしてくれます。
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lostsidech · 1 year
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3-①
×××
 ニューヨーク州クイーンズ区、フラッシング・メドウズ・コロナ・パーク。
 紅葉に包まれた一一月の公園内の道を、大会目的の観光客や関係者が出入りしている。旧国連仮本部も置かれた広大な公園内には急遽巨大な仮アリーナが建設され、開花異能者たちの戦いを擁するトーナメント場になっている。  二〇世紀前半のニューヨーク万博時代から名所である、地球儀を模したモニュメント。その正面にアリーナは入り口を開けていた。その周囲にたくさんの出店や案内板が並び、観光客と出番を待つ出場者たちの憩いの場と写真スポットになっていた。  会場にはやってきたものの、望夢たち補欠がすることはほとんどない。ポップコーンやホットドッグ売り場で適当に食べ物を調達し、アリーナの周囲を練り歩いた。  試合については事前に説明を受けていた。参加チームは全部で三二。トップが決まるまでは五試合だ。一試合ごとにゲーム内容は変わる。内容は告知されているレパートリーの中から直前に開催委員のくじ引きで決定される。ゲームには基本的に二人組で出場する。ただし連続して二試合以上同じメンバーが出場することはできない。参加組織は、各ラウンドで所属メンバーの強みを活かしながら、これからくじで引かれる選択肢にも備えて戦力を温存する必要があった。 「あ、いたいた。アメリカチームだ。壮観だね」  隣を歩いていた新野がのんびりと言った。彼は開会式中は雑用係で会場のほうに呼ばれていたらしいが、ようやく一息ついて望夢に合流してきたのだ。逆に開会式中一緒だった翔成は、大会出場者に召集が掛かると同時にパネルディスカッションに参加する莉梨から呼び出しを受け、一旦別会場に向かっている。万一補欠の出番が来たら一試合以上前に呼び戻すことになっていた。  新野がこの状況で瑠真や他の子供たちを心配していないはずはない。しかし彼が努めて穏やかでいるように見えるのは、当人なりに真剣にリラックスしている結果だろう。重い事態でこそ力を抜くタイプだ。瑠真はと訊くと控室に籠もっていると肩をすくめていた。  望夢はフライドポテトをつまみながら、 「ん。どこ?」 「あっち」  新野が指さす。その指先を追い、会場前でミーティングらしく顔を合わせている、無国籍なチームを発見する。中には見覚えのある金髪とカチューシャの髪飾りの姿もあった。 「……なんつーか、層が厚そう」 「うん、そういう話だ。日本も負けてないはずなんだけどね、ちょっとさすがのアメリカは見栄えは違うね」  SEEP設立時、中心となった国の一つであるアメリカは当然のように協会所属者人数も多く、優勝候補国だ。それから次点で優勝候補とみなされているのが、社会的にSEEPの影響が強い日本。比較的遅くに協会相当機関が設立された南米や西アジアの諸国に関しては、異能統括組織としての力が弱くそれほど戦力も充当できないらしい。  そのアメリカのトーナメント代表チームは、中央で胸を張る小柄なシオンを取り巻いて、仲良さげに談笑していた。  一番小さい人影がシオン。その次に若いらしいのが、ハイティーンに見えるそばかすの少女だ。堀りの深さと褐色の肌を見るに、南米系の血が入っているのだろう。身長はすらりと高いが表情の動きは小さく、ぼそぼそと喋る声はこちらまでは聞こえない。シオンに笑いかけられると慌てたり戸惑ったりする様子が見える。気弱なのかもしれない。  次に青年が二人いた。片方は不健康なほど細い色白の青年。学生か社会人かといった年代だ。帽子を目深に被った下から長い前髪が覗いており、裾の長いシャツを着ている。積極的に発言しているようだが口調には棘がある。もう片方はがっしりした身体つきの男で、肌色は黒く、こちらもアメリカ系の顔立ちではない。年齢はますます分からないが、原色の赤いシャツの上からジャケットを羽織った服装の雰囲気からいって少なくとも二十代半ば以上といったところだろう。  最後の一人は小さな老齢の男だった。ラフな開襟シャツにくしゃくしゃになったズボン、手には赤い石のついた大きな指輪を嵌めている。大岩のような男と並ぶと短い枯れ木のようだが、シオンに負けず劣らぬ存在感の笑顔で話している。シオンを除く若者たちが、あまりフレンドリーな性格には見えない中、この男性のコミュニケーションが場を和やかに繋いでいるように見受けられた。全員に目を向け、愉快げに笑いながら頷く。若くても六〇近くに見えたが、動きは活き活きと若々しかった。 「モリー・スミス、アンドリュー・キング、ドミニク・エジャー、シルヴェスタ・ローウェル。シオンはもう芸名みたいなもので、フルネームは分からないね」  新野が指さしながら一人一人を名指す。手には公式の参加者が載せられたパンフレットがある。 「ふぅん」 「それぞれ何が得意かだとか、調べてる?」 「いや、別に……俺たち出場者じゃないし。ていうか別に勝ちたいわけでもないし……」 「それはそうなんだけどね」  新野は苦笑しているようだった。 「君は自分の仕事に忠実だからな。せっかくなら試合を楽しんでもいいんじゃない。日本と違う協会の華、特等席で見られるチャンスだし。シオンは知っての通り舞台パフォーマンスが得意、モリーは絵を描くらしいよ。アンドリューは音楽家、ドミニクはスポーツ、シルヴェスタは事業家」 「それって奴らの超常術に関係あるの?」 「さあ……。紹介に書いてあること読んだだけ」  新野もそれほど熱心な観戦者でもないようで間の抜けた返事を返した。望夢はフライドポテトを頬張りながら無遠慮にアメリカチームを眺めた。  絵を描くと言われたモリーは斜め掛けに画材が入りそうな大きさの鞄を提げている。アンドリューの恰好は日本チームの深弦や隼二を思わせる、ただしそれより主張が強いロック風シャツだ。ドミニクの服の裾から覗く手足には引き締まった筋が見て取れる。事業家と言われたシルヴェスタのこの話しぶりは経歴から来るものだろうか。  と、ふいにシオンと目が合った。  シオンがにっこりとこちらに手を振る。モリーが慌てたようにシオンの手を下げさせた。シオンが不満げに何か英語で喋る中、アンドリューがこちらにずかずかと進んできた。 「え?」 「So you are the one of our Japanese counterparts Sion said, right?」 「えーと」 「What do you think about Holly Children?」 「ん?」 「Boy──」  目の前に黒いロック青年がぬっと立ちふさがってまくしたてる。英語自体にというより、その剣幕に気おされてとっさに何を言われているのかわからなかった。新野が横で目をしばたいた。 「ホーリィチルドレン──ヒイラギ会のこと、訊かれてるんじゃない」 「ああ、……ハロー?」  とりあえず返事しようと話しかけたとき、慌てて追いついてきたモリーが目の前のアンドリューの手を取った。 「Sorry(ごめんなさい)。No, Andrew, come on, now come back(だめよ、アンドリュー、おいで、戻ってきて)」  アンドリューは不満げにモリーを振り向いて何か言った。モリーは何度か首を振って答える。後ろを垣間見ればドミニクやシルヴェスタは様子を変えることなく、ただ黙ってこちらを眺めている。  シオンが向こうから声を張り上げた。 「悪いね。失礼をするつもりはなかったんだ」  どうやら日本語を流暢に話せるのは彼だけらしい。 「ヒイラギ会は日本発祥だからね。みんなやっぱり気になってるんだよ」  しばらく目の前で押し問答をした末、モリーに丸め込まれたらしいアンドリューがそのままアメリカチームの元いたほうへ引き戻されていく。こちらを振り向いてまだ何か言いたげな顔をしていた。望夢はきょとんとしている新野に向かってぼそりと「何がなんだか」と呟く。 「あの子とは知り合い?」  新野がシオンを示して尋ねる。望夢は頷いた。 「気になられたって、俺たちだって何も言えない」  こちらもアメリカチームに聞こえるように声を張ると、シオンは向こうでにやりと笑った。 「そうかぁ。まあ、リヴィーラーズ・システムからすると目の敵だものね」 「……なんだよ」 「失礼をしたって言ったでしょ。それに試合で君たちの術を見たいとも」  嫌味な言い方だ。開場前の通路を通り抜ける人々がこちらの会話に気が付いたのかざわざわと近くでささめいている。純粋に通路を挟んでこんな会話をしていたら邪魔だろう。望夢は首を振った。 「俺は出場者じゃない」 「じゃあ伝えておいてよ」  そんなふうに、何故かこんなところでライバルのような会話を交わした直後、会場アナウンスの音声が鳴り響いた。
次>>
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pulpwagon · 1 year
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久米繊維工業(クメセンイコウギョウ)
WOMEN'S Tシャツ
Style: 久米繊維謹製レディスTシャツ
Color: 黒 
Tシャツの快適さはそのままにフォーマルな趣��持たせた、上質な生地で仕立てる大人のレディスTシャツです。美しい衿元とラインは、ジャケットに合わせて引き立つ品格ある1枚です。
久米繊維工業(クメセンイコウギョウ)
それは1950年半ばの事、まだ日本でTシャツという呼び名さえ広く知られていなかった時代。銀幕に映るTシャツ姿のハリウッドスターに憧れた下町の莫大小(メリヤス)製造所二代目。久米信市が弟の利男と共に国産アウターTシャツの開発をはじめました。生地、型紙、色、縫製全てに工夫を重ねたその1枚は「色丸首」と名付けられ日本のTシャツ文化の始まりを告げるべく東京本所石原町の私達の工場で産声をあげました。以来、熟年の職人が半世紀以上にわたりこの国で紡ぎ編んだしなやかな生地を細やかな心配りで縫い上げてまいりました。
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PULP WAGON
北海道釧路市錦町5ー1 幅口ビル 1F
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komakichi12 · 1 year
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 最近毎日仕事で忙しくしている恋人が、たまの休日に半分死んだように惰眠を貪っているとしたら、寝かせておいてやるのが人情だろう。ただでさえ晩秋の朝である。疲労困憊していなくても温かい布団は恋しい。
 しかしながら、同棲している一つ屋根の下、毎日毎日夜と朝の数分ほどしか顔を合わせず、挨拶もそこそこに会社かベッドにGOしてしまうのは寂しい限り、というのもまた本音だ。特に今は繁忙期らしいイライに代わり、家事の大半を引き受けている身としては。心にもないが、「家政婦じゃないのよ!」とテンプレ主婦を真似してみたら、きっと恋人はすまなさそうに俯いて、皿洗いとか洗濯とか掃除とかを始めるのだろう。黙々と、起床時間早めたり、就寝時間を遅らせたりして。
 そういう自虐的な誠意は求めていないので、ナワーブは目を閉じたままのイライの薄い身体をリビングまで引きずって行って、着替えを命じ、自分は朝食の準備に取り掛かった。
 ゆで卵とバターを塗ったパン一枚、ミルクと砂糖たっぷりのコーヒーをテーブルに並べて恋人を呼ぶ。イライはくらんくらんと、まるで太陽光でうごく置物みたいに頭を振りながら、なんとか椅子に尻を乗せた。普段はこざっぱりと整えた茶髪に盛大に寝癖がついている。シャツのボタンは掛け違えているし、目元には大きな目やにが。半寝状態でもそもそとパンを食している恋人に失笑を飲み込み、これは重症だ、と呟いた。よっぽど眠いのだろう。
「ほら、うー」
「んー……」
 ナワーブが手にしたシェーバーのじょじょじょじょじょという音とともに、一日で伸びた分の髭が刈り取られてゆく。イライの体毛は、生まれつき薄めなので青髭になりにくい。無精すればその限りではないが。
「っ、っ、ぁ、なわぁぶ?」
「こら、しっかりしろ、動くなオイ!」
 ブラシで梳いてやれば髪が引っかかる度に、まだ半分夢の中に足を突っ込んでいる恋人の頭はぐらんぐらん揺らめいて、ついつい声を荒げる。
「うーん、あんた、意外と髪が硬いんだよな」
 ため息混じりにブラシを放り、洗面台からイライ専用のヘアスプレーを持ってきて、頑固な寝癖に惜しみなく振りかける。いつも出勤前の恋人から漂ってくるさわやかな香りが居間に広がる。噴霧を吸い込んだらしいイライが「ぶひゅっ」と鳴いた。これが気が抜けているときの恋人のくしゃみなのである。久々にきいた「ぶひゅっ」にナワーブは我慢の甲斐なくおおいに笑った。
 ゲージで休んでいたレディにご飯を用意し、止まり木にロープジェスを繋いで準備は整った。機能性重視のミニバンの助手席に恋人を押し込んで、ナワーブはいそいそと運転席に座る。水筒に熱いコーヒー、カバンにガムと飴が数個と、買い置きしてあったスナック菓子。運転中に飲む用のペットボトルは途中のコンビニで買っていこう。
「……なぁ……どこぃ……」
「ん? ああ、海だ、海。海に行くんだ」
「んに」
「そう、海。あんたは寝ていていいからな」
「むふぅ……」
「……なんだか子どもみたいだな、イライ?」
 っくく、と静かに笑ってエンジンをかける。流れてきたラジオの音量を絞り、後ろの荷物からタオルケットを引っ張りだして、早々と寝始めたイライの腹にかぶせてやった。海までの予想所要時間は約一時間。天気予報は一日曇。よしよし、いいぞ。運転するなら曇りのほうがありがたい。道順はうろ覚えだが、ナビも地図も無しで行ってみよう。カーラジオからは微かに今月のヒットチャートが流れてくる。アップテンポな曲に背中を押され、ナワーブはうきうきとアクセルを踏み込んだ。
 コンビニで肉まんとピザまんを買ったらイライが目を覚ました。どちらがいいか恐る恐る尋ねると、案の定肉まんの方を奪われた。恋人は食べるものだけ食べて、またストンと夢の中へと帰ってゆく。ハイウェイには乗らず、下道を走っていると、山! 畑! たまに民家! みたいな景色になって行くので少々焦った。針葉樹の濃い緑と枯れ野の朽葉色を越えて、隣の隣の街の市街地を抜ける。ここに来て初めて渋滞にハマったが、海へと続く道に入った途端、前にも後ろにも対向車線にも、走っている車を見なくなった。季節外れの観光地、最高。
 堤防に寄せて車を停める。未だもって寝こけているイライのためにエンジンは切らない。最早無用となったラジオを消すと、波と風の音が窓を締め切った車内にもよく響く。ナワーブは水筒のコーヒーを紙コップに注ぎクリームを垂らしてかき混ぜた。後方へと傾いている助手席を見下ろせば、寝顔だというのに幼くも可愛くもない、きれいで凛々しい恋人が、まだ起きない。
「……む……んがっ……ぷひゅー……」
「! ……っぷ、」
 と思ったら、ずいぶん可愛らしい寝息が、カーエアコンで乾燥した唇から漏れた。ナワーブは紙コップを持ったまま、ハンドルに突っ伏して忍び笑う。腹筋が程よく痛んだところで、笑みの消えない唇を恋人の額へ。一度は離れたがやはり離れがたくなり、今度は刺青の入った頬へ。仕上げに前髪を優しく撫でつけて、運転席のドアを開け放った。
 風が強い。潮の香りにはためく髪が首や頬を細々と刺してくる。油断していた右手が紙コップを落としかけた。空は朝から変わらずの曇天で、堤防の向こうの海は灰色と白のまだら模様だ。お気に入りのパンツにフード付きパーカーという格好ではいささか寒い。
 車によりかかってコーヒをすすったところでエンジンが止まり、助手席のドアが恐る恐ると開いた。
「おはよう、寒いぞ」
「……うん」
 まだどこか虚ろな目付きで恋人はふらりとナワーブに並ぶ。
「……寒い」
「はは、すまん。服の選択を間違えた」
「驚いた」
「何が」
「起きたら海だった」
「ぶっはは! それはびっくりしたな。でも家を出るときに、ちゃんと言ったぜ。海に行くぞって」
 イライは俯いて肩を竦める。薄いジャケットのポケットに手を突っ込んでいる姿は様になっているが、窮屈そうでもあった。
「ハッピーバースデー、イライ」
「……あ、」
「まさか忘れてたとか、」
「……」
「まじか」
 縮こまって頭を抱えるイライのつむじをぐりぐり押してみる。まったくもって自分を勘定に入れない恋人である。
「コーヒー飲むか?」
「……ごめん」
「ああ、朝食が少なかったからな、砂糖は?」
「いや、そうじゃなくて、君に気をつかわせ、ん」
 珍しく俯いたまま話すイライをナワーブが覗き込んで、ちぅ。こういう時ばかり、この身長差に感謝していると、ひやりとした柔らかさはすぐに離れた。成功した悪戯に笑い、イライの真っ青な目がくりんと丸まった。
「せっかくのデートだぞ? そんな顔するなよ」
「私は……寝ていただけだよ。今まで」
「ドライブだからな。助手席のヤツは大抵寝るんだ」
「……ごめ、」
 ちゅ、と、再び。そしてまた、にやり。
「しかし寒いな。車の中に戻ろうか」
「……もう、いいのか」
「ん、海は来たしな。あんたも起きたし」
「帰りは私が運転する」
「うん、センキュ」
 荒れた波を堤防越しに眺め、ごうごうと吹き荒れる冷たい風に背中を押されて、それでもナワーブは満足そうに笑う。エンジン音が復活して、エアコンが暖かい風を送り出す。助手席に収まってシートベルトを絞めたところで、運転席のイライがナワーブの左手を握った。
 傍らを向く。その僅かな間に寄せられた唇に目を閉じる。風も波音も遠くなり、互いの唇を食み合う湿った音だけが車内に満ちる。口づけは次第に深まり、上唇を食んで、下唇を噛んで、どちらからともなく差し出した舌が絡み合えば、もう止まらない。
「ん、……ぁ、」
「っ……ライ……」
「ン、ん……、は……ぁ、なわ、ぶ……、っ」
 舌先から銀糸を引いて分かれる頃には、イライの眠気はどこかに吹っ飛び、多少値の張る昼食を、なんて考えていたナワーブの胃袋は、ぐうの音も出せずに縮こまった。
「……帰るか」
「……そう、だな」
 それからたっぷり五分ほど経ち、ミニバンはのろのろと動き出した。充分に温まった車内では、まだ「恋人とのドライブ」だけを楽しみにしていたナワーブが用意したスナック菓子が、無言のままの二人にぽりぱりと呑まれていった。ひと袋を空にしたところでのミントガムだ。二人して。無言で。
 ���だの思いつきと、ちょっとした復讐心と、寂しさが少し。疲れ果てた恋人を寝かせておいてやらなかった後ろめたさと、今感じている幸福と愛しさが、不思議と胸の中で調和する。
 望むらくは。
 ナワーブは、遠ざかってゆく海を瞼の裏に描きながら想った。
 どうかこの暖かさが、彼の上にもありますように。
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Lot 468 ハイネックスウェット
こんにちは 名古屋店 コジャです。
初めに2023 LUCKY BAGに関して御案内です。
毎年開催していた直営店限定福袋の先行予約販売ですが、2023 LUCKY BAGはオンラインでの福袋予約販売を致しません。 直営店でのみの販売(店頭販売のみ)となります。 ※直営店舗からの通信販売(代引き)も致しません。
楽しみにして頂いた方々には大変申し訳御座いませんがご了承の程宜しくお願い致します。
詳細は後日改めて御案内致します。
では本日のアイテムの御案内です。
寒い寒い寒い。。。 まだまだ寒くなると思うとぞっとします。。。
寒がりすぎる私にとって首元があるとないとじゃ大違い。そういう時にこそ手放せないスウェットがこちら。
WAREHOUSE & CO. Lot 468 ハイネックスウェット \16.500-(with tax)
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注目すべきポイントはネックだけでは無く、 切り込みの入った変形の袖リブに。
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丸胴の吊編みで生産した生地を開反して負荷の掛かるショルダー部分の縫い目を無くしております。(その為、脇下にシームが有ります。)
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随所に細やかな「意匠」・「配慮」が散りばめられております。
一目で分かるようなインパクトは無いですが手間の掛かるディティールですねぇ。
またこのモデルは着丈がやや長めの設定。 ハイネック仕様に加えて長めの着丈は防寒としても嬉しいところ。
179cm,69kg SIZE:42(私物 AFTER WASH)
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179cm,69kg SIZE:44(私物 AFTER WASH)
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179cm,69kg SIZE:42(NON WASH)
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タートルネック(ハイネック)は一枚で落ち着いた印象を与えてくれてますねぇ。
ではインナーVer.もお届けします。
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ジャケットの下から覗かせるひょこりにも首ったけ。
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ちなみに今季はLot 465 タートルネックSWの生産予定は無いのであしからず。 是非御検討下さいね。では失礼致します。
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☞ [営業時間のお知らせ]
平素よりウエアハウス直営店をご利用頂き有難う御座います。 ウエアハウス直営店では営業を下記の通り変更しております。
《2022.12.18.現在の営業時間》
◎東京店 【営業時間:平日 12時~19時 土日祝 12時~19時】無休 ◎阪急メンズ東京店 【営業時間:平日 12時~20時 土日祝 11時~20時】無休 ◎名古屋店【営業時間: 平日 12時~19時 土日祝 12時~19時】水曜定休 ◎大阪店 【営業時間: 平日 12時~19時 土日祝 12時~19時】 無休 ◎福岡店 【営業時間: 平日 12時~19時 土日祝 12時~19時】 無休 ◎札幌店 【営業時間: 11時~20時】  木曜定休
今後の営業時間等の変更につきましては、 改めて当ブログにてお知らせ致します。 お客様におかれましてはご不便をお掛けいたしますが、 ご理解の程、宜しくお願い申し上げます。
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WAREHOUSE&CO.直営店からのお得な情報や、エリア限定のクーポンなどを配布しています。
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弊社直営店で行っておりますジーンズ等のリペアの受付を休止させて頂いております。 ※ご郵送に関しても同様に休止させて頂いております。再開の日程は未定です。
ご迷惑お掛け致しますが、ご理解下さいます様お願い致します。 ※弊社製品であればボトムスの裾上げは無料にてお受けしております。お預かり期間は各店舗により異なりますのでお問合せ下さい。
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☞WAREHOUSE経年変化研究室
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〒460-0011 愛知県名古屋市中区大須3-13-18
TEL:052-261-7889
《2022.12.18.現在の営業時間》
【営業時間:平日 12時~19時、土日祝 12時~19時】水曜定休
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itocaci · 2 years
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カーンと冴えかえる
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こんばんは。
小説を読んでいると、たまに「猫騙し」でも喰らったかのような衝撃的な一文や表現に出会うことがある。
そんな時、何度もその前後を見返し、思わずニヤけてしまう。
それは、初めて読む小説で突然出会うこともあれば、何度か読み返す中で急にその一説にハッとさせられることもある。
共感・嫌悪・優しさ・孤独・驚き・発見といった感情面で揺さぶられることもあれば、描写・表現などに優れたセンスを感じて揺さぶられることもある。
娯楽として、楽しみとして本を読むことは当たり前なのだが、そういった出会いを求めて僕は本を手にし続けているのかもしれない。
そんな幾つかの強く印象に残っている一節の中で、僕の生活にも影響を与えてしまった作品がある。
梶井基次郎の『檸檬』だ。
教科書で読んだ方もいるのではないだろうか。
「その檸檬の色彩はガチャガチャした色の階調をひっそりと紡錘形の身体の中へ吸収してしまって、カーンと冴えかえっていた。私は、埃っぽい丸善の中の空気が、その檸檬の周囲だけ変に緊張しているような気がした。」
(梶井基次郎『檸檬』より抜粋)
丸善の中で、色の帯びた本を積み上げて崩し、その上にそっと檸檬を据え付ける。
なんとも理解し難い行為を楽しんでおり、奇怪な行動を主人公は行っている。
理解し難い行為ゆえ、なかなかと没入できずに読み進めていたのだが、先ほど紹介した一節を読んだ瞬間に、すっかりとその世界に飲まれてしまった。
鮮やかなレモンイエロウを「カーン」という、言葉を用いて表現したこの言葉に、僕は衝撃を受けたのだろう。
この一文の後、数行で作品は終わってしまうのだが、あれだけ没入できなかった作品も、最後には非常に満足した気持ちに浸らせてくれたことを覚えている。
無味無臭だった作品から、急に強烈な色彩と檸檬の香りを感じられたのだ。
以来、僕は鮮やかな色���見ると、心の中で「カーンと冴えた色だ」なんて考えてしまう。(毎回ではないですが。)
この、想像を遥かに超えてくる表現や言葉のセンス。
それでいて、きちんと色の描写も伝わる。
読んだことがある方は読み直してみてはいかがだろうか。
そして、読んだことのない方は、ぜひこの機会に読んでみてほしい。
ちなみに、『檸檬』は短編で、すぐに読めてしまうので。
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さて、今日は、そんな「カーンと冴えかえった色」を持つ服をピックして、まとめて紹介させてもらえたらなんて思っている。
色の強いアイテムが気になるという方にはもちろんだが、苦手という方は、読むだけで良いので、お付き合い頂きたい。
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amachi. : Meeting Jacket - PO  (Laib Yellow) ¥110,000 (tax in)
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amachi. : Tree Climbing Pants  (Yellow)  ¥50,600 (tax in)
まずは今季の"amachi."から2アイテム。
1着目のトップスに関しては、非常に上質で柔らかなウールのメルトン素材を用いており、落ち感も非常に素晴らしい1着となる。
シーズンを跨いで発表される"Meeting Jacket"。
素材をシーズン毎に変えて発表されるのだが、これまでの中でもトップクラスで良いと感じた。
そして、2着目のパンツに関しては以前のblogでもピックさせてもらっている。
もしよろしければそちらもご覧いただきたい。
https://itocaci.tumblr.com/post/692475796354383872/
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amachi. : Rainy Pattern Knit Hoodie (Orange)  ¥86,900 (tax in)
ダブルジャガードのニットとなるため、非常に肉厚で、都市部であれば12月まではアウター入らずの1着となる。
そして、何よりカーンと冴えわたったオレンジがとても印象的だ。
特に鮮やかなオレンジは、キッドモヘアとなり、肌触りもとても良い。
フード付きというデザインも他にはないユニークなデザインでおすすめのポイントだ。
また、フードや首周りに心地の良いキッドモヘアを使っており、その肌触りの良さを存分に感じていただける。
冬の凍てつく冷気も吹き飛ばすような、冴えた色。
これからの装いにぜひ取り入れていただきたいアイテムとなる。
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osakentaro : orange jacket  ¥68,200  (tax in)
柔らかなウール素材をベースとした"osakentaro"のジャケット。
色を失う冬の世界にパッと映えるような色のアイテムは、これからの季節にオススメの1着だ。
ボトムスやインナーなどをシックな色味のアイテムにまとめると、スタイリングにも取り入れていただきやすいのではないだろうか。
なお、こちらは現在"online shop"でもご覧いただける。
アイテムの詳細画像なども多くご覧いただけるので、もしよろしければこちらもご覧いただいてみてはいかがだろうか。
https://itocaci.thebase.in/items/68567184
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osakentaro : rib knit cardigan (Yellow) ¥41,800
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osakentaro : rib knit cardigan (Blue) ¥38,500
昨年のリブニットに続き、今季はインパクトあるカラーのリブニットを入れてみた。
素材の質感もこれまでのリブニットカーディガンと少しだけ変わり、より軽めな印象を受けるアイテムとなる。
黄色はネイビーやブラックといったコートのインナーに合わせていただいても良さそうだ。
一方、ブルーはベージュやブラウンといった色のコートのインナーにオススメだ。
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さて、ここでまた一度冒頭のお話に戻りたいと思う。
「私は、埃っぽい丸善の中の空気が、その檸檬の周囲だけ変に緊張しているような気がした。」
(梶井基次郎『檸檬』より抜粋)
冴えかえっていた檸檬は、埃っぽい丸善の空気までも変えてしまった。
そう、今日紹介した、「カーンと冴えた」色のアイテムもそんな力がある気がしてならない。
冬の陽射しは儚く、街の景色も淡い色に覆われていく。
木々の葉も落ち、凍てつく冷気は、鋭利な刃物になって肌を刺すようだ。
でも、こんな冴えた色のアイテムは、そんな世界においてパッとその場を明るく照らす。
冬の世界に自らを溶け込ませるような、淡いコーデも良いけど、寒い日にこそ、逆にそんな冷気を吹き飛ばすような色のアイテムを纏うのもオススメだ。
そして、もう一つ。
街でこんな「カーンと冴えた」色のアイテムを身につけている人を見かけると、どこか明るく、ポジティブな気持ちになったりしてしまう。
実際に、明るい色味の服を纏う日、その日に出会う方とは、必ず服の色の話になる。そして、会話にも自然と笑いが生まれるのだ。
周囲の景色や周囲の人の気持ちまでも、明るく変える服。
色にはそんな力が宿っているのかもしれない。
ネタバレになってしまうが、丸善の積み上げて崩した本に据えたレモンは、主人公によってそのまま放置された。
「丸善の棚へ黄金色に輝く恐ろしい爆弾を仕掛けて来た奇怪な悪漢が私で、もう十分後にはあの丸善が美術の棚を中心として大爆発するのだったらどんなに面白いだろう。」
「そうしたらあの気詰まりな丸善も粉葉みじんだろう」
(梶井基次郎『檸檬』より抜粋)
爆弾を仕掛けてきたという表現がまたユニークだ。
"blog"の冒頭で紹介した一節以降、終盤にきての畳み掛けが凄い。
そして、最後の木っ端微塵という言葉もまた印象的だ。
そう、まさに「カーンと冴えた」色のアイテムを纏った日。
それは爆弾のようなものを身につけているのかもしれない。
でも、それは誰かを傷つけるためのものではないのだ。
凍てついた日の空気を少しでも暖かく、明るく変える力だったり。
周囲の人の気持ちを明るく、ポジティブにさせる力だったり。
そして、そんな「カーンと冴えた」色のアイテムを身につけて街を歩く日。
「周囲の空気も、冬の凍てつく冷気も全て粉葉みじんにしているんだ」
なんて、思いながら、装いを楽しんでみてはいかがだろう。
想像してみただけで、楽しくないだろうか。
まずは、あなたが「カーンと冴えた」色に宿った力を感じられたのでは。
それでは次回もお楽しみに。
※ 今回紹介したアイテムで、気になるアイテムがあった方は下記までご連絡くださいませ。
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gallerynamba · 7 months
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◆BLAST-OFF(ブラスト オフ)なんばCITYミナピタポイント10倍参加◆
開催期間:11/23(木祝),24(金),25(土),26(日) 開催場所:Gallery なんばCITY本館1階店
上記期間、BLAST-OFFが「なんばCITYミナピタポイント10倍」に参加。 世界に一着の多数のショーサンプル、2023年秋冬物最新作を揃えました。 大阪のセレクトショップでは弊社のみの取り扱い。 ブランドの真骨頂に達している珠玉の作品を御覧頂けます。 是非この機会にGalleryなんばCITY店をご利用下さい。 スタッフ一同、心よりお待ちしております。
【 2023年度分、最後のポイント10倍! 】 11/23(木祝),24(金),25(土),26(日)の4日間、ミナピタポイントが10倍! 通常は110円(税込)で1ポイントのところ、期間中は110円(税込)で10ポイントを進呈。 御買い上げ額の約10%のポイントが付与されます。 御支払い方法は現金、クレジットカード、ギフト���、ミナピタポイント利用併用等、選択自由。 貯めたポイントは各店舗で1ポイント1円として御利用頂けます。 ポイントカードは店頭にて即時発行可能。 入会金、年会費無料。 ※御取り置きの精算や内金、残金、先払いもポイント10倍対象です。御取り置き商品の精算には最も御得な機会です。 ※店頭で精算時に付いたポイントをその場ですぐ次の御会計へ御利用出来ます。 ※通販、修理代はポイント10倍の対象外。
【ブランド解説】 60年代から70年代のUCLA等に代表されるアメリカンカジュアルのカレッジファッションへのオマージュ。 このブランドで最も人気を博しているのは大きなパイルのワッペンが付いた、スタジアムジャンパーです。 他にはアメリカンニューシネマのファッションへのオマージュが主軸のコンセプトです。 リディア パヴェシとエドアルド ジョミがクリエイティブディレクターです。 イタリア人が憧れるアメカジファッションというストーリーで、デザインされています。 それは、マカロニウエスタンに代表されるイタリア娯楽映画のパターンのパロディーであると思われます。
Gallery なんばCITY本館1F店 〒542-0076 大阪府大阪市中央区難波5-1-60なんばCITY本館1F 【営業時間】11:00~21:00 【休館日】年内無休 【PHONE】06-6644-2526 【e-mail】[email protected] 【なんばCITY店Facebook】https://goo.gl/qYXf6I 【ゴルチェ派Facebook】https://goo.gl/EVY9fs 【tumblr.】https://gallerynamba.tumblr.com/ 【instagram】http://instagram.com/gallery_jpg 【Twitter】https://twitter.com/gallery_jpg_vw 【Blog】http://ameblo.jp/gallery-jpg/ 【online shop】http://gallery-jpg.com/
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monthly-ambigram · 2 years
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2022-6月号
毎月8日発行 アンビグラム作家の皆様に同じテーマでアンビグラムを作っていただく「月刊アンビグラム」、主宰のigatoxin(アンビグラム研究室 室長)です。
『アンビグラム』とは「複数の異なる見方を一つの図形にしたもの」であり、 逆さにしたり裏返したりしても読めてしまう楽しいカラクリ文字です。 詳しくはコチラをご参照ください⇒アンビグラムの作り方/@2r96
◆今月のテーマは「世界史」です◆
6月号の参加者は [ 赤川広幸氏、 douse氏、 ぺんぺん草氏、 Σ氏、 兼吉共心堂氏�� オルドビス紀氏、宮倉ひの氏、 いとうさとし氏、 kawahar氏、 海氏、 siun氏、  黒目氏、  増池誠史氏、   .38氏、    lszk氏、   ヨウヘイ氏、 peanuts氏、 サボンテ氏、 意瞑字査印氏、 伊藤文人氏、  あらたかな氏、 igatoxin ] 計22名
今月は参加者の皆様に「世界史」から連想する語句でアンビグラムを制作していただいております。  人類史から発想された逆さ文字の数々をご照覧ください。
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では まずは赤川氏の作品からご覧ください。
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『フルメタルジャケット』   @赤川広幸氏  
回転型。180°ひっくり返しても「フルメタル ジャケット」と読めます。ベトナム戦争からの語句選択。キューブリック監督の映画タイトルです。見事な文字のスリット 。「ッ」の形がすごく好きです。 元ロゴを髣髴する素敵な回転文字になっています。
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『線文字B』    @douse氏 
回転型。  180°回転させても同じように「線文字B」と読めます。紀元前1500年頃の古代ギリシア文字からの語句選択です。糸の「小」部分が白眉ですね。いつも新しい表現で驚かされます。
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『明朝』         @ぺんぺん草氏
重畳型。  「日十・月」を二重にすることで「明朝」と読める明朝体アンビグラムです。本作は重畳型アンビグラムのお手本になる名品です。
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『肥沃な三日月地帯』    @Σ氏
鏡像型。  \軸の斜め鏡像文字になっていて「肥沃な三」を鏡に映すと「日月地帯」になる仕組みのアンビグラムです。なんとなくできそうかなという直感は働く文字並びですが いざ作品にするとなると技術を要する文字列です。対応解釈が的確かつ大胆で魅力的です。
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『歴史 ⇄ HERODOTUS』      @兼吉共心堂氏
回転共存型。ヘロドトス著「歴史(ヒストリアイ)」からの語句選択で 「歴史」を90°横倒しにすると「HERODOTUS」になります。勢いのある筆致で引き込まれます。
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『埃及 ⇄ 尼罗』  @Σ氏
回転共存型。 「埃及(エジプト)」を180°回転させると「尼罗(ナイル)」になるアンビグラムです。 どこかヒエログリフ味のある不思議な作品ですね。字画の省略が上手くはまっています。
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『自省錄』    @オルドビス紀氏
鏡像型。 シンメトリーな鏡文字。本作は鏡に映しても同じように「自省錄」と読めます。  ローマ皇帝の著作名からの語句選択ですね。自分を省みる形のレイアウトが面白いです。
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『魏 呉 蜀』    @宮倉ひの氏
鏡像型。  三国志を題材にした\軸mirrorのアンビグラムです。斜めに折り畳めば文字と文字が重なります。この角度だと「呉」の鏡像化が字形的に難しいのですがここまで仕上げてしまうのはさすがの力量です。
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『百年戦争』     @ぺんぺん草氏
回転型。180°回転させても「百年戦争」と読めるアンビグラムです。段々になった文字の組み方に工夫があり読みやすくなっています。字の雰囲気が良いですね。 「戦」の字がカッコイイです。
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『台頭/分裂』    @いとうさとし氏
図地反転型。「台」の背景が「分」に、「頭」の背景が「裂」になっているアンビグラムです。正方形の中でうまく領域を分け合っている文字組みが凄いです。
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『UltraPLINIan ⇄ ウルトラプリニアン』   @kawahar氏
回転共存型。  90度回転のバイリンガルアンビグラムです。 横書きの「Ultra PLINIan」を90°回すと縦書きの「ウルトラ プリニアン」になります。 クレタ文明の崩壊やポンペイの埋没など 人類史が引っくり返る天変地異であるプリニー式噴火をアンビグラム化。二段階の色の濃さが効果的で自然に読めるようになっていますね。
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『ジャンヌ・ダルク』    @海氏
回転型。   「ジャンヌ」を180°回転させると「ダルク」になるアンビグラムです。 色合いなどのレイアウトはジャンヌ・ダルクの紋章と同じになっています。カリグラフィー的でもあり やわらかい字形がとても良いですね。
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『新大陸』   @siun氏
鏡像型。 シンメトリーの鏡文字。鏡に映しても同じように「新大陸」と読めます。3文字の真ん中に「大」があり鏡像アンビグラムにしたくなる単語ですね。ミニマルな対応解釈が優れていて 尚且つレタリングも美しいです。
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『胡椒』    @黒目氏
回転型。 180°ひっくり返しても同じように「胡椒」と読める回転アンビグラムです。スパイスの王様コショウは大航海時代には同重量の金と交換されたそうです。字画の違う文字同士を上手く回していて驚きます。
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『貿易』   @増池誠史氏
回転型。 180°回転させても同じように「貿易」と読めるアンビグラムです。作者の増池氏のアンビグラムは毎回 読みやすいと思います。「貿易」は廻るものなのでアンビグラムの素材として完璧です。
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『シルクロード』     @.38氏
回転型。  繭をイメージした文字が面白いです。 180°回転させても同じ字形になる点対称デザインです。 本作は的確な対応解釈と独特なレタリングが合わさって極めてユニークなアンビグラム作品になっています。
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『年表 ⇄ 地図』     @lszk氏
回転共存型。 「年表」を90°横倒しにすると「地図」になるアンビグラムです。省略していいところを熟知している対応解釈だと思います。
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『私の辞書/不可能』    @ヨウヘイ氏
内包型。  「私の辞書」の字の中に「不可能」を見つけることが出来る内包型のアンビグラムです。「余の辞書に不可能の文字はない」として知られているナポレオンの名言です。ヨウヘイ氏なら何でも内包抽出してしまいそうだと思わされる作品です。
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『革命/戦争』    @いとうさとし氏
図地反転型。 黒字が「革命」。赤字が「戦争」になっているジグソーパズル状のアンビグラムです。 ボロボロに疲弊した字形が効果的です。 あと余談ですが「革命(レボリューション)」の語源は「回転」を意味するラテン語からきています。
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『古代 ⇄ 現代』     @lszk氏
鏡像共存型。 「古代」を鏡に映して90°回すと「現代」になるアンビグラムです。古きをたずねて新しきを知るアンビグラム。線を二重化して文字を成立させて字画密度の違いをうまく吸収する方法がすばらしいと思います。
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『ソンムの戦い』   @Σ氏
回転型。  180°回転させても同じように「ソンムの戦い」と読める点対称デザインです。戦車が初めて投入された一戦からの語句選択です。技ありな文字組で一塊で上手く語句を回しています。
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『宣言』         @peanuts氏  
回転型。180°回転させても同じように「宣言」と読めるアンビグラムです。 ∞宣言アンビグラム。躍動感があり 色合いも読みやすさに繋がっています。
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『世界恐慌』      @サボンテ氏  
旋回型組み合わせ。  「世⇔慌」「界⇔恐」がそれぞれ90°回転対応になっています。太さや模様を駆使して字画密度の差を吸収していますね。図案文字や美術字の味わいがあり可愛くて読みやすいです。
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『アナキズム』    @意瞑字査印氏
回転型。 180°回転させても同じように「アナキズム」と読めるアンビグラムです。∞無政府主義ロゴ。
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『連合/冷戦』   @いとうさとし氏
鏡像+図地反転型。  見開き状で折り畳むとピタリと合わさる仕組みです。 色合いは国連の旗のカラーになっています。「連/戦」の対応解釈が見事ですね。どこがどう対応しているかジックリ見てほしいアンビグラムです。
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『ぱりのだいかさい ⇄ のーとるだむじいん』    @伊藤文人氏
回転共存型。  「ぱりのだいかさい(パリの大火災)」を180°ひっくり返すと「のーとるだむじいん(ノートルダム寺院)」になるアンビグラムです。 アンビグラムは錯覚を活用した作字法とも言えます。  本作はそんなアンビグラム本来の驚きが詰まった長文アンビグラムです。
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『世界』   @あらたかな氏 回転型。  180°回転させても同じように「世界」と読めます。「世」を回すと「界」になる仕組みですね。丸みを帯びた字形は地球(世界)そのものをイメージしているのかもしれません。語句的に回転アンビグラムに適しています。 超名作アンビグラムです。
最後は私の作品を
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『諜報』   @igatoxin
鏡像型。「諜」を鏡に映すと「報」になる表裏一体のアンビグラムです。
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『遺跡』   @igatoxin
図地反転型。 「遺」と「跡」が90°旋回でジグソーパズル状になっています。
「世界史」をテーマにしたアンビグラム祭 いかがでしたでしょう。 各作家の個性も強く出て十人十色 多種多様な言葉のアンビグラムが集まったと感じました。
御参加いただいた作家の皆様には深く感謝申し上げます。
さて次回のお題は『海洋』です。 クジラ、首長竜、 サンゴ、 真珠、船舶、ダイビングなど、参加者が自由に 海洋 というワードから発想 連想してアンビグラムを作ります。    
締切は6月30日、発行は7月8日となります。 それでは皆様 来月またお会いしましょう。
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2017年 4月{ミステリー} 5月{音楽}        6月{童話}           7月{食}        8月{宇宙} 9月{回文}         10月{GAME}     11月{TOY}       12月{駅}
2018年 1月{書初め}    2月{蟲}               3月{映画}                4月{色彩} 5月{対語}        6月{アイドル}    7月{数学}                8月{恐怖} 9月{メカ}          10月{神}                11月{スポーツ}       12月{どうぶつ}
2019年 1月{書初め}       2月{地図}                  3月{漫画}            4月{職} 5月{都市伝説}   6月{速度}             7月{道具}     8月{文學} 9月{デパ地下}  10月{漢字4文字}    11月{学校}     12月{怪物}
2020年 1月{書初め}    2月{ART}           3月{気象}            4月{ギャンブル} 5月{カワイイ}   6月{建築}      7月{まつり}   8月{音楽} 9月{植物}       10月{ファンタジー}   11月{お笑い}       12月{時事}
2021年 1月{書初め}    2月{夜}                     3月{わびさび}       4月{日常} 5月{対語}     6月{医学}                 7月{トラベル}          8月{自然} 9月{料理}   10月{ファッション}    11月{ミステリー}    12月{時事}    
2022年 1月{フリー}      2月{天空}    3月{電脳}       4月{マジック} 5月{子供部屋} 
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heitaiya · 7 months
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デイリーユースに、ライトジャケット
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朝から曇っているような霧がかかっているような空模様でしたが、今日も穏やかなお天気になりました。
奉還町商店街では市内各商業施設と同じく「ええじゃないか 誓文払い」をしていますが、ワゴン商品が並ぶわけではないです。イベントとしては、各地のクラフトビール🍺のテントが並んでいます。スタンドテーブルなどではいくつものクラフトビールを飲みくらべている姿もあります。
今回はこれからの季節に必須、中綿ジャケット(7,900yen)の中でもデザインのオススメをアップしています。ウールなどのジャケットより気軽で、オフの日や通勤🚗などデイリーに使うにはちょうどいいアイテムです。
写真の丸首ノーカラーのショートタイプは、薄手のダウン&フェザータイプなので軽くて暖か。パンツにもスカートにも合わせやすいデザインです。
フードの付いたAラインタイプは、ポンチ素材とのコンビデザイン。ポリエステルの中綿素材ですが、ポンチ生地の伸びもあってニットなどの上にも羽織りやすいですよ。
ここのところ暖かい☀️日が続いていますが、朝晩からそろそろ出番が近そうです〜!
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agenai-movie · 4 years
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『子供はわかってあげない』プロダクション・ノート #2 脚本を書く
原作「子供はわかってあげない」の漫画本を渡されてから、
数日後、私は、公園で一人、輪の形をした芋スナック菓子を指にはめながら、
一人、頭を抱えていた。
田島列島さんが描かれた、この面白さを、どうやって映像にするべきか。
菓子の匂いにつられ、近寄ってくる鳩を嫌がりながら、私は、途方に暮れていたのである。そもそも、田島列島さんは、男性なのか、女性なのか。どんな人なのか。
こんな優しげでユーモアのある漫画を描く人が、
実際は、全身刺青だらけという可能性もある。
やはり、麻薬捜査官のご飯ものを、素直に受けるべきではなかったのか。
四ノ宮玲子の苦悶の表情が頭から離れない。
鳩が、私に近づいてくるのも、そのためか。
どうするんだよー。早くやれよー、ごちゃごちゃ悩んでんじゃねえよー。
スナック菓子くれよー。
鳩がそう言っていた。
私は、一目散に公園を逃げ去った。
 まず、脚本を書かないことには、話は始まらなかった。
 それには、ひとつ、困ったことがあった。
塔の上から、落下したことにより、私の全身の骨は、粉々になっていたのである。
特に、手の指の骨は全ての関節が砕け、もはや、使い物にならなかった。
今は、こうして、輪の形をした芋菓子を、コルセット代わりに指にはめ、なんとか生活をしているのだ。
書きたくても、書けない。
誰か、脚本家が必要だった。
 後日、改めてT氏とN氏に呼び出された私は、ヤギのいる喫茶店で一人、待っていた。
塔の上は、怖くて近寄る気がしなかった。未だに、猿と鳥の夢を見る。
気がつけば、待ち合わせの時間は、とうに、1時間を過ぎていた。
何かあったのだろうか。心配する私をよそに、そこへ、ようやくT氏とN氏がやってきた。またしても、異様なほど汗をかき、息をゼイゼイ言わせながら、店に入ってきた。
「すいません、ちょっと遅れてしまって」
聞けば、二人は、塔の螺旋の階段を、今日は1時間半かけて、降りてきたのだという。
「やっぱり、上りより、下りの方が、大変ですよね」
N氏が、笑ってそう言った。私は、愛想笑いで返した。
「でですね、今日は、沖田さんに、折り入って、相談が〜」
と言って、汗を拭き拭き、T氏が、何やら、ポケットをまさぐる。
「実は、脚本家を入れようかと思いまして」
なるほど。私が書けないことを見越してのことか。
T氏は、すでに脚本家のリストアップをしていたのだった。
「僕もちょうど、相談しようとしていたんです」
T氏は、ポケットから、丸まったクシャクシャの紙を取り出すと、丁寧に伸ばすように開き、私に差し出した。
なんてことはない、紳士服のバーゲンの広告チラシであった。
一人のモデル風の男性が、様々なジャケットを着ている。
「この人が、いいんじゃないかと思うんです」
T氏が真剣な眼差しで言った。
私は、なんのことかさっぱりわからなかった。
「どういうことですか?」
私は尋ねる。
すると、T氏が真剣な眼差しのまま、答えた。
「私ね、思うんです。自分を脚本家だと名乗る人と、今まで散々、仕事をしてきましたが、もういいんじゃないかと。たまには、圧倒的に脚本家じゃなさそうな人と一緒に、脚本を書いてみたいんです、もしかしたら、意外に、すごく面白い脚本ができるかもしれない」
隣に座っているN氏が、T氏と同じ想いだと言わんばかりに、続ける。
「二人で、今日、この紳士服の広告、ずっと見てるうちに、もしかしたら、この人、すごい脚本が書けるんじゃないかと思えてきて〜」
私は、なんといっていいかわからなかった。
ただ一つ言えることは、この二人は、とうとう、塔の上にいすぎて、頭がおかしくなってしまったということだけだ。
「沖田さん、やりましょう!、このスーツの人と脚本を書きましょう」
「あ、あの・・・え、だって、この人、お名前は?」
「知るわけないじゃないですか!、だって、紳士服の広告ですよ」
逆ギレされた私は、怖くなり、広告に��を落とした。
じっと見つめてみる。スーツの男が、胸元を手にして、笑う。
いい笑顔だ。
年の頃なら、30代か。
一瞬、思った。
もしかしたら、この人、ものすごい面白い脚本が書けるのかもしれない。
その可能性はゼロではない。ゼロではないのだ。
「沖田さん、やりましょう!」
脚本は、脚本家に頼む。それが当たり前だと思っていた。
違う方法がここにあった。
そうだ、これでいいのだ。自由なのだ。映画作りは。
この二人は、世界を変えようとしている。いい度胸だ。
 「沖田さん、全然、知らない人と脚本を書きましょう!」
T氏が泣いていた。汗かもしれない。
私は、その勇気に乗ることにした。
「わかりました!、やってみます」
気がつけば、私は、首を縦に振っていた。
 後日、その広告のスーツの男に連絡をとったT氏から、すぐに返事がきた。
 「脚本なんて、書いたことがないので、やめてください」
 半ば、怒りの口調であったという。
私もとうとう、頭がおかしくなってしまったらしい。
兎にも角にも、私は、他の脚本家を探さなくてはいけなかった。
指にはめた、輪の形をした芋スナック菓子が、すでに、湿気ていた。
 つづく。
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                           Furutani michiko
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pulpwagon · 1 year
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久米繊維工業(クメセンイコウギョウ)
MEN'S WOMEN'S 長袖Tシャツ
Style: セイヤング長袖Tシャツ
Color: 黒 
50年を越え支持され続けるセイヤングから長袖Tシャツをリリースいたしました。評判の肌あたりの良さは、上半身を覆う長袖となり、より強く体感することができます。肩から腕へと自然と沿い、袖口をだぶつかせないすっきりとしたシルエットは、1枚で着て絵になり、重ね着の際に、もたつかずタイトなジャケットなどと重ねて引き立ちます。
久米繊維工業(クメセンイコウギョウ)
それは1950年半ばの事、まだ日本でTシャツという呼び名さえ広く知られていなかった時代。銀幕に映るTシャツ姿のハリウッドスターに憧れた下町の莫大小(メリヤス)製造所二代目。久米信市が弟の利男と共に国産アウターTシャツの開発をはじめました。生地、型紙、���、縫製全てに工夫を重ねたその1枚は「色丸首」と名付けられ日本のTシャツ文化の始まりを告げるべく東京本所石原町の私達の工場で産声をあげました。以来、熟年の職人が半世紀以上にわたりこの国で紡ぎ編んだしなやかな生地を細やかな心配りで縫い上げてまいりました。
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PULP WAGON
北海道釧路市錦町5ー1 幅口ビル 1F
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susanowa · 4 years
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『大冒険はボタンから/1:Starting from a button of the mistake.』 1:ボタン
 カツン、コツン、コロコロロ。
 彼が、部屋の掃除を7割方終えた頃、|ソレ《・・》は、室内に転がり出た。
 書類の束が|堆《うずたか》く積まれた上。壁面の高い所に取り付けられている大きくて丸い時計は、11時5分を指している。
 コロロロロォ……カツン、ココンッ、ガキンッ―――!  机の上から、フローリングの床へダイブしたモノは、室内を縦横無尽に|跳ね回り続けている《・・・・・・・・・》。
「これは、いけませんねえ。面倒なモノを……見つけてしまったかもしれません」  額に|滲《にじ》む冷たい汗を、手の甲で拭う、年の頃は20代半ばと思われる青年。
 ボソン! ……コッーン! コカカカカカカーン!  紙束などに当たったときは、一瞬勢いが弱まるが、堅いフローリングに落ちたところで、勢いが復活してしまう。
 コココッ、カキン! コロコロロロッ!
 ゴロロロロロロロロッ……ゴチン!  ソレは、部屋の隅、冷蔵庫が有るあたりへ転がっていった。
「やっと止まってくれましたか。あまり|煩《うるさ》くすると、また怒鳴り込まれてしまうトコでした……」  彼は、溜息を付き、手にしていたファイルと、ミストパイプを作業机の上に放り出した。高級そうなオフィスチェアごと、部屋の対角線へ振り返る。  彼の服装は、仕立ての良さそうなスラックスに、ノータイの薄ピンク色のYシャツ。年齢からすると、やや、堅い部屋着と言える。
 ゆったりとした広さの、書斎のような空間。長い足を延ばして、ダンサーの|如《ごと》き跳躍をみせ、書斎の床の中央付近を華麗に飛び越えた。
 すとん。その細身ながらも筋肉質な長身を、最大限に縮めて、着地の衝撃を吸収する。  ぺたり。着地した姿勢から、そのまま床にへたり込んだ青年は、1ドア、レトロな冷蔵庫の下へ手を伸ばした。
「んぎぎぎぎっ……」  顔面を冷蔵庫に押しつけるほど、伸ばした指先がコツリ。冷蔵庫の脚に踏ませてあった、耐震シートにくっついてた|ソレ《・・》に触れた。
 コッコッガツン! コロコロコローーーーーーーッ!  再び、転がり逃げる小さくて丸いもの。
 彼は慌てて立ち上がるが、振り向いたときには、既に遅かった。  コンッ、コココココココココンッ!  サイドチェストと床壁面で囲まれたコーナースペースへ飛び込んだ丸くて平たいモノが、乱反射する度に加速していく。
 ゴガカカカッ―――!  それは既に、危険な速度に達していた。 「くっ!」  |飛翔物体《・・・・》は、青年に向かって、一直線に飛来する。
「―――それで、その跳ね回る物体を、どうやって捕まえたの?」
「それがですね、ちょうど冷蔵庫の方に向かって飛んできてくれたので、冷蔵庫のドアを開けて、―――」
「冷蔵庫に閉じ込めたというわけか」  鈴の音のような、聴き心地の良いソプラノ。
「はい。そのまま放置して……3時間は経過したので、流石にもう大人しくなってくれているとは思うのですが……」  彼が確認した店内の時計は、2時30分を指し示している。  24時間営業のファミレスの窓の外は、真っ暗で、何も見えない。
「あれ? 君、愛用の時計はどうした?」
「それが、……なにぶんアンティークなもので、とうとう壊れてしまいました」
「ふーん。良く似合っていたのに……残念だな」  見方によっては愛嬌のある大げさな仕草で、ナイフとフォークをガシャンと放り出す。
「まあ、本当に古いモノだったから、仕方がないですよ。ただ、時間が判らないと不便ですけどね」  彼は手首を指し示す。
「ふむ。相変わらず、デジタル嫌いは直らないのか?」
「僕的には、デジタル時計も、スマホもノートPCも嫌いではないのですけどね……」
「そうだったね、デジタル機器の方が、君を嫌っているんだったね……初めて聞いたときは、とても信じられなかったけど」
「……はははは」  力なく笑う青年の横へ立つ、年の頃は17、8歳の少女。ヨレヨレの白衣、大きな洗濯クリップで|纏《まと》めただけの、ボサボサの髪。赤みがかった金髪が揺れている。
「どうしました? もう研究所へお戻りですか?」  青年は、仕立ての良さそうなスラックスに、薄手のパーカーを合わせている。  パーカーの首元から覗いているのは、薄ピンク色の|部屋着《シャツ》と思われる。
「何を言っている? 君の家に行くよ」  そう言って、置かれた伝票をひったくって、走り出した少女。  目の下の真っ青な隈、草地を蹴飛ばして歩いていることが伺える緑色に汚れたハイカットスニーカー。あまり見目良いとはいえない印象。
「え!? ウチ来るんですか? 待ってください!」  慌ててストライプのジャケットを羽織り、荷物を抱え、後を追う青年。  磨き込まれた革靴に、ジキトーチカ社製の高級メッセンジャーバッグ。
「僕が誘ったんですから僕が……」 「いーえ、上司が部下に奢るのは当然でしょう?」  そう言って、レジへ提示したのは、首から下げていた、顔写真入りの所員IDパス。『Kanon,Riina Lucie』と書かれている。
「部下といっても、僕は研究所出入りの、ただの文書屋ですから~」
「ふむ。私としては君を|ただの文書屋だなんて《・・・・・・・・・・》思ったことは一度もないが、そう言うなら|なおさらだ《・・・・・》、素直に奢られなさいよ」  ニタリとした笑みを浮かべ、青年を振り返る少女。  やや、不気味だったが、白衣の下のブラウンのワンピースだけは、ちゃんとしてくれていたため、辛うじて、ティーンエイジャーとしての|面目《めんもく》が保てている。
「あんた達、いちゃつくなら外でやっとくれ。ほかのお客に迷惑だろ」  レジに立つ、オールドスタイルなメイド装束の美女が、憮然とした顔で少女の首ごと引っ張って、IDパスをレジスタに通す。
 ジージジジジッ、ガチーン♪
「アタシたちのほかに、お客なんて居ないじゃないさ」  フンッ! と首を持ち上げ、ネックストラップに取り付けられたIDパスを取り返す少女。
 とっとと出ていってしまう少女を、眼で追いかける青年。  レシートを受け取り、少女の非礼をウエイトレスに会釈して詫びる。  少女のモノであるらしい、小さなジュラルミンケースを小脇に抱えるその姿は、まるで付き人である。
 長身で引き締まった身体。柔らかい物腰。彫りが深く高い鼻、どこの映画スターかと問いただしたくなるほどの、眉目秀麗さ。 「まったく、あんなにイイ男なのに、勿体ないったらありゃしない」  ウエイトレスは、青年と少女の座っていたテーブルに向かい、食器を片づけ始めた。
「待ってくだっ―――さい?」  |ファミレス《ダイナー》を飛び出し、家路へ向かうルートへダッシュした青年は、10歩も進まないウチに、少女を追い越した。
「ふー、今度一緒にジョギングでもしませんか? 運動不足では研究に差し障りますよ?」  歩道へヘタリ込んでいた彼女へ、手を差し伸べる彼。
「う、うるさいわね。ちょっと食べ過ぎで苦しくなっただけよ」  年相応な、|辿々《たどたど》しい返事が返ってくる。  普段の老人のような落ち着いた物言いは、彼女の地では無いらしい。
 カカカッ。
「何よ、この音?」  と不意に顔を上げた少女と、眼が合う青年。 「何か聞こえましたか?」  青年には聞こえなかったようだ、あたりを見回している。
 少女が向いている方向は、青年の住まいが佇む方角だった。  彼は振り向いたが、そこには暗闇と歩道しか無い。
 ヴォムン!  爆発音と共に、小さな炎が飛び上がった。  漆黒の空を見上げる2人。
 カカッ―――――――――!
 突如、あたりは|眩《まばゆ》い光で包まれた。  白昼のように、いや、それよりも鮮明にあらゆるモノを照らし出した。  抱えていた荷物を放り出した青年は、光から顔を背けながらも、少女を|庇《かば》う様に覆い被さる。
 眼をキツく閉じた少女の|瞼《まぶた》の裏には、上空へ飛び上がった物体の姿が焼き付いたようだった。
「あれ、|君ん家の冷蔵庫《・・・・・・・》じゃなかった!?」
 凄まじい強さの光はやがて収まり、闇夜は一瞬にして漆黒を取り戻した。  ゴチャッ!  遠くの方で何か(おそらくは冷蔵庫)が、地面へ落ちた衝撃音。
「まあ、|我が家《ウチ》なら、……周りに|人家《じんか》も有りませんし、……だ、大丈夫ですよ、よ」  僅かに眼が泳いではいるが、気丈に振る舞う青年。
 ヒュルルルルッーーーーカァーーン!  上空を見上げていた2人の目の前。  歩道へ落ちてきた赤く光るもの。  その尾を引く赤光は地を跳ね、2人を大きく飛び越した。
 歩道脇の芝生へ飛び込んだ、燃えるような、……実際に燃えているソレは、プスプスと芝生を焦がし始める。
「|砥~述~《ト~ノベ~》! ―――水ーっ!」  少女は振り向きざまに、良く通る声で号令を出した。
「つぁーーー!」  彼、―――|砥述《トノベ》と呼ばれた青年は、さっきまでの物静かな口調とはまるで違う、奇声を発する。  腰を落とした直後、その姿が夜闇にかき消えるが如く��彼は姿を隠す。  袈裟懸けにされていたメッセンジャーバッグが、空中に取り残される。  ビキッ!  歩道に亀裂が入り、その上にメッセンジャーバッグが落ちた。
 バッグの横に、取り付けられていたはずのミネラルウォーターは、煙を立てる芝生の直上にあった。  ボトルのキャップと底を、手のひらで押さえる|青年も一緒に《・・・・・・》だ。  空中に出現した彼は、上下逆の上に、斜めになっていたが、その――リムジンで言ったら約2台分の――距離を一瞬で跳躍した事になる。
「っつぁあ゛ーーーーっ!!」  そして再び、空気を一気に、吐き出すような|呼吸法《奇声》。  その気合いと共に、ペットボトルが両の手のひらに収まり、パコンと閉じられた。  スプリンクラーみたいに水が|満遍《まんべん》なく掛けられ、|燻《くすぶ》っていた芝生が|鎮火《ちんか》する。
 ジュウウウウウウウッ!  赤く燃えて発光していた、コイン程度の大きさの|モノ《・・》は、冷却され水蒸気を発生させた。
 ドタン!  身体をクルリと半回転ひねって、ギリギリで、芝生の上へ着地した|砥述《トノベ》青年。
「|砥述《トノベ》ー! 大丈夫かっ―――!?」  慌てて駆け寄って来た白衣の少女が、芝生に足を取られて、―――転んだ。  下は芝生だから、少しくらい転んでも安全だが、さっきまで燃えていた物体に、触れれば|火傷《やけど》をしてしまうだろう。
 青年は、一瞬の|躊躇《ちゅうちょ》もなく、目の前の、まだ水蒸気を発している|物体《モノ》を、素手で掴んだ。
「あっち、あっちちっ!」  鎮火したとは言え、まだ、熱かったようで、手のひらの上をポンポンと、飛び跳ねさせている。赤く焼けていた金属に水を掛けた所で、直後に触れれば火傷するに決まっている。だが、彼は手の上で跳ねさせている。その様子から、特殊な材質で出来ていることが|窺《うかが》える。
「君は、そんなにも熱いモノを素手で掴んだりして、バカだなあっ、……あははははっ!」  そう笑う彼女は、焦げた芝生や|撒《ま》かれた水で、全身ぐっしょりだ。|頬《ほほ》も|煤《すす》だらけと、散々な状態だが、瞳をきらきらと輝かせている。青年をあざ笑うことに、全身全霊を|捧《ささ》げているのだ。
「……|佳音《カノン》さん、笑ってる場合じゃありませんよ。これがさっきお話しした、例の”|跳ね続ける物体《・・・・・・・》”ですよ」
 彼の手のひらを、飛び跳ねている|煤《すす》だらけの灰色の物体は、大きさは5セント硬貨くらい(直径2センチ、厚さ2ミリ程度)。直径沿いに2個の小さな丸穴が開いている。
「……確かに、飛び跳ねているな」  彼女、―――|佳音《カノン》と呼ばれた少女は、跳ねる動きに合わせて顔を上下させている。 「これは、|火傷《やけど》しないように、|手で跳ねさせてるだけ《・・・・・・・・・・》ですよ。硬い物じゃなければ反発は起きないようです、あちちっ!」  やはり、熱かったのか、|砥述《トノベ》はソレを放り出した。  ぼそり。  再び芝生の上に落ちたソレを、|佳音《カノン》がハンカチで、つかみ上げる。
「君、コレ、|シャツのボタン《・・・・・・・》にしか見えないのだが?」
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