チャット機能の使い方
レスの方法(アンカーについて)
修飾タグ
ランダムタグ
簡易メモ、PL発言の「/*」、独り言の使用例
前提
村内の発言投稿はチャットと言うよりは掲示板方式です。
一度の発言で入力できる文字は20行400字までです。
レスの方法
発言の左上にある発言番号(画像の場合 >>107 の部分)を押すとクリップボードに番号がコピーされます。
また、発言右下の「返信」または「秘話」を押すと入力フォームに自動で返信先が設定されます。
【Tips】
・ゲーム内日付が進行すると前の日付の発言から返信ボタンは消えます。
・独り言、秘話の発言番号はエピローグまで明かされません。
発言内に発言番号を入れることでレスアンカー(返信)となります。
一発言内にアンカーを複数付けることも可能です。
チャット上で返信先をわかりやすくしたい時にキャラクターの名前や略称を添えることもあります。
【Tips】
WOLF MANSIONには返信を受け取った際に、Webhookと連携してDiscordに通知する機能があります。詳しくはWebhook機能解説をご覧下さい。
※ 参加者全員が通知設定するとは限らない点にご注意ください。
修飾タグの使い方
特定の文字列を二重にした半角大括弧[[これ]]で囲むと修飾タグとして機能します。
【例】
文字サイズを大きくしたりする場合は投稿画面で以下のように入力します。
[[large]]ここに任意の文章[[/large]]
タグを用いて文字を強調したりルビを振るなどの演出が可能です。また、異なるタグも同時に使うことが可能です。
発言フォームの下にあるリンク(もしくはルールページ)から、修飾タグの種類を参照できます。
右下の歯車マークから修飾ボタンを表示させることができるので、表示にチェックを入れておくと便利です。
ランダムタグの使い方
WOLF MANSIONでは設定された値のいずれかをランダムに表示するタグを使用できます。
[[fortune]]なら0~100のダイス、[[allwho]]なら入村している人物のいずれかを名指しするといった具合です。
規定のタグ以外に、ユーザーが任意のランダムタグを登録して使うこともできます。
[[sweet]]ならお菓子の種類、[[candy]]なら飴の味が登録されています。
辞書登録されたランダムタグは、発言フォーム下の「文字修飾・ランダム機能」→「ユーザー定義のランダム発言」の手順で見ることができます。
その他
簡易メモの表示場所
状況タブの参加者一覧に表示されます。(画像の村長ヴァルターの[テストです]や楽天家ゲルトの[簡易メモ]の部分)
発言一覧やシステムメッセージには表示されませんが全員に公開されます。
勿論、ここでも推理発言は禁止です。
PL発言「/*」や独り言の使用例
人狼界隈ではPL発言であることを表明する際、発言の頭に「/*」(コメントアウトの始点)が付けられることがあります。
PL連絡をする用途の他、独り言で感想や推理を呟き、ゲーム終了時に見せ合うことも可能です。
誰かに見える場では推理や結果に言及できないので、是非独り言を活用して感想投稿や推理RPなどをして頂ければ幸いです。
(以下はあくまで一例です)
@wwrp_ 私の独り言の使い方、呻いたり闇の乙女ゲー攻略したりなので、皆様が推理状況まとめたりキャラの掘り下げロールしてるの見て「なるほどな…賢いな…」となったよ pic.twitter.com/bkZkF20vX1
— 🥛スズ🍓暗377 September 13, 2021
【文章作成:suzupuyo】
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マンション人狼の遊び方
・マンション人狼とは?
・そもそも人狼ってどんなゲーム?
・村への参加方法
・ゲーム上の諸注意
マンション人狼とは?
推理ゲーム「汝は人狼なりや?」 (人狼ゲームと呼ばれることもあります) の派生ゲームです。
人狼ゲームサイトWOLF MANSIONで遊ぶことができます。
一般の人狼では対話による疑い合いや役職騙りが発生しますが、マンション人狼では公開場所での推理の共有や相談が原則禁止となっており、システム生成の要素(足音、投票など)から状況を推理します。
役職によって様々な能力があり、例えば「人狼」や「共鳴者」などの役職は他者に見えない専用のチャット(=窓) で同じ能力を持つ人との相談が可能です。
・対話でなくシステム生成の要素(足音、投票)から推理する
・投票や役職について嘘をつかなくていい!(※嘘をつける役職もある)
・パズル感覚で遊べる!
そもそも人狼ってどんなゲーム?
村人陣営と人狼陣営に分かれ、陣営の勝利を目指して遊ぶ推理ゲームです。
ゲーム上の一日が経過する(=ゲームが進行する)ごとに村人が人狼に襲われて減っていくので、村人達は誰が狼なのか推理しながら多数決(投票)で選ばれた一人を毎日退治し、村の平和を守ります。
人狼側は村人に正体がバレないように立ち回り、人狼の全滅を防ぎつつ村人を減らしていきます。
村に潜む狼を全員倒せば村人の勝利、村人の数を人狼の数以下に減らせば人狼の勝利となります。
・長期ベースの遊び
今回の柊鬼夏祭り村では24時間ごとにゲームが進行します。
村ごとにゲーム進行の更新間隔を設定できるので、更新間隔が15分~30分程度の短期村もあります。
・キャラクターチップについて
通常の人狼村では、予め用意されたキャラクターチップ(チップ=ゲーム上の駒)をプレイヤーの分身としてゲームを遊びます。
今回の村ではWOLF MANSIONの機能を用いてオリジナルキャラのアイコンを持参し、ゲームを遊びます。
WOLF MANSION内の「自分でキャラクターおよびキャラクター画像を用意する村について」の記載の通り、ルールを守った画像で遊びましょう。
ルール記載の通り、アップロードされたアイコンは、WOLF MANSION運営による各種宣伝の際に使用されることがあります。
表示サイズはデフォルトが縦横60pxですが、設定から画像を拡大して表示できるので、気にされる方は縦横120px以上推奨です。
ただし、システム上の仕様により、サイズが100KB以上の画像はアイコン登録できません。
※上段の画像が縦横120px、下段が60pxです。
村への参加方法
WOLF MANSION にユーザー登録する。
メールアドレスは不要。IDとパスワードだけで登録できます。
村が開催される前に取得しておくとスムーズ。
トップページの「ID登録」で登録したら、「ログイン」!
IDはゲーム終了時に公開されます。また、ユーザー一覧から自分のIDを開けば自己紹介の編集ができます。
開催されてる村へ行く。
トップページ下部に開催されてる村一覧があります。
必要事項を入力して村に参加!
キャラ名、キャラ名略称、入村発言、村のパスワードを入力!
見学者(=ゲーム部分に参加せずチャットだけ参加する枠です)で参加する場合は「見学者として入村」にチェック!
キャラ名やキャラ名略称についての説明は入村名およびサブPCについてをご参照ください。
※今回の村では役職希望は無効です。
注意事項に同意し、入村すると以下のように反映されます。
上記画像ではキャラ名を「顔良 イケメンもどき」、キャラ名略称を「顔」に設定しています。また、入村時のアイコンはシステム面(ゲーム盤面、人狼の襲撃台詞など)に使用されます。
※上記はゲーム終了後に撮ったスクリーンショットなのでユーザー名も表示されていますが、ゲーム開始時点では表示されません。
入村後の名前変更は可能ですが、ゲーム面に影響が出るため推奨されません。
変更する度にシステムメッセージがログに表示されます。
プロローグ期間が明けたらゲーム開始!
サイトや村のルールを守って楽しく遊びましょう!
プロローグ期間(=入村ができる期間)は最終アクセスから24時間経過で自動退室される仕様なので、発言せずともログインは小まめにすると良いでしょう。
いつのまにかログアウト状態で閲覧していることもあります。注意!
詳しい推理の仕方はゲーム・推理解説をご覧ください。
推理RPの方針については守ってほしい注意点の「推理について」をご覧ください。
ゲーム上の諸注意
■公開チャットでの推理発言・推理の共有は禁止です
SNSなど外部ツールを用いて不参加者相手と行ってもいけません。
役職『人狼』、『共鳴者』がゲーム内の囁き/共鳴会話で行うのはもちろん大丈夫!
また、『導師』のみ、公開チャット上でCO(=カミングアウト。自分の役職を明かすこと)して能力の結果を公表することができます。
■ゲームの内容について他者を責める発言は村内外問わずやめましょう
ゲームに慣れていない人も居ます。思いやりの心を持って楽しい夏祭りにしましょう。
【こういう発言はやめてね】
・導師さんが出てこないとAさんが狼かわからないな〜(公開場所での推理に関連する発言)
・くそ~~参加者AがBに投票してくれたらCを吊れたんだが~~(他人に責任を押し付ける発言)
・ちくせう、××は(ぼくのかんがえたさいきょうのルート)で足音たててくれたらいいのに~~
・おいおい、Aは味方なんだから俺に投票するなよ~ など
■投票先のセットを忘れずに
投票先の設定を忘れると自分自身へ投票してしまいます。注意!
■一つの村に複数のアカウントを用いて参加しないこと
今回の村ではアイコンが複数登録できるので擬似的にサブPCも動かすことが出来ますが、この村でも一般の村でも複数のアカウントを用いて複数のチップを動かす行為は禁止です。入村名およびサブPCについてにも記載の通り、サイト側から厳しい措置が取られます。
【文章作成:@suzupuyo】
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見えないものと見えるもの ー黒沢清『ダゲレオタイプの女』論ー
命題1。Esse est percipi./To be is to be perceived. 存在するとは知覚されることである。
命題2。Seeing is believing(To see is to believe.) 見ることは信じること。
命題3。映画は、事物が「見えること」と「存在している」こととのぎりぎりのせめぎ合いから成り立っていると私は思う。ーー黒沢清
『ダゲレオタイプの女』は、黒沢清監督にとって初めての「フランス映画」である。ここでいう「フランス映画」とは、主にフランスの資本(「主に」というのは今日のヨーロッパ映画の多くは多国籍の合作で製作されており、この作品もフランスーベルギー日本の共同出資であるからだ)によって、主にフランスの俳優(メインキャストではベルギー国籍のオリヴィエ・グルメ以外は全員がフランス人)とフランス映画のスタッフを使って、全編フランスでロケーションされた、フランス語の映画ということだ。黒沢監督は、ほとんど身ひとつで(もちろん実際には通訳や製作陣として日本人も参加していただろうが)彼の国に渡って、一本の映画を撮り上げた。
この企画が如何なる経緯で可能となったかについては本稿では触れない。というか私はその事情を知らない。また、そのことが如何なる意味を持っているか、如何なる影響を今後の黒沢監督自身と、彼がこれまで属してきた「日本映画」に及ぼすことになるのか、という点にかんしても述べるつもりはない。ただ言えることは、この作品が、単に黒沢監督にとって初の「フランス=外国映画」であるばかりでなく、多くの意味で、彼の映画の集大成と言える作品になっているということだ。集大成というのは、必ずしも最高傑作ということを意味しない(だが個人的にはそう呼んでしまいたい衝動をいま私は感じている)。しかし「日本映画」であるがゆえの様々な拘束や制約が軒並み取り外されたことによって、黒沢清という映画作家がほんとうは何をしたいのか、いや、彼はほんとうのところ何をしてきた/いるのか、ということが、これまでにない鮮明さで露わにされたことは確かだと思う。そしてその鮮明さは、われわれに納得と驚きと感動を同時にもたらす。
『ダゲレオタイプの女』は、多くのこれまでの黒沢映画と同じく、一種の心霊映画、怪奇映画、恐怖映画としての結構を持っている。まずはストーリーを述べてゆこう(尚、本稿では最終的に結末まで記すので映画を未見の方はご注意願いたい)。非正規雇用の低賃金労働者として暮らしてきたらしい青年ジャン(タハール・ラヒム)が、かつては国際的に有名だったが、モデルでもあった妻の死後、商業的な仕事から半ば引退して郊外の屋敷に一人娘のマリー(コンスタン・ルソー)と引きこもっている写真家ステファン(オリヴィエ・グルメ)にアシスタントとして雇われる。ステファンは世界最古の写真技術とされる「ダゲレオタイプ」に取り憑かれており、妻に代わって娘のマリーをモデルとして屋敷の地下のアトリエで撮影を続けている。
ダゲレオタイプとは、一八三九年にルイ・ジャック・マンデ・ダゲールによって発明されたもので、ネガが存在せず、写真像を直截銀板に焼き付ける技術である。極めてクリアで細密な、リアルなイメージを得ることが出来るかわりに、長時間の露光が必要で、その間、被写体は不動でいることを強いられた。実際のダゲレオタイプは、最初期でも十〜二十分程度の露光時間であり、それも程なく短縮されたが、この映画の設定では、ステファンは原寸大の写真像を得るための超大型の撮影機を所有しており、露光時間が長ければ長いほど実物に近いリアルさが達成されるということで、彼はモデルに数十分、遂には二時間もの不動状態を求めるようになる。アトリエには人体を固定するための拘束具が置かれている。それはおそろしくグロテスクな形状をしている。
写真に興味はあったが助手の経験は皆無のジャンは、最初は割の良いバイトのつもりだったが、ダゲレオタイプの異様さとステファンの暴君ぶりに気圧されつつも、次第にこの仕事に入れ込んでいく。マリーは母親の青いドレスを着て、粛々と父親のモデルを務めているが、彼女の夢は植物園で働くことであり、屋敷の横にある温室の世話もしている。ある日、彼女は遠く離れたトゥールーズの植物園から内定通知を貰う。ステファンの承諾を得られるかどうか心配するマリーに理解と共感を示したジャンに、彼女は思わずキスをする。この映画の時間経過は明確ではないが、二人は急速に惹かれ合っていく。
ところで街は再開発計画の真っ只中であり、あちこちで工事が行なわれている。ジャンは土地開発業者のトマ(マチュー・アマルリック)から、ステファンの屋敷が指定区域の中にあり、今なら500万ユーロ以上の大金で売却出来ると聞かされる。だが、追って交渉にやってきたトマをステファンは怒りに燃えて追い返してしまう。トマは帰りしなにジャンに再開発事業の書類を預ける。ジャンから書類を見せられたマリーは、高値が付いているうちにこの屋敷を売り払い、父娘でトゥールーズへと引っ越すことが望ましい選択だと言う。それに、ステファンも本心ではここから出て行きたいのだと。
ステファンは以前から、亡き妻ドゥニーズの幻に苦しめられていた。実はドゥニーズは精神を病み、温室で首を吊ったのだった。ある夜、ステファンは妻の影に誘われるように地下室に降りていき、青いドレス姿のドゥニーズの亡霊と対峙する。彼は妻に許しを乞うが、返事はない。ドゥニーズは無言のまま階段を昇っていき、ステファンはその後を追う。そこにマリーがやってくる。父親を探して彼女は階段を昇り、姿が見えなくなった次の瞬間、何事が起こったのか、階段を転げ落ちてくる。続いてステファンが駆け降りてくるが、マリーは倒れたまま微動だにしない。どうやって撮影したのかは不明だが、マリーの階段落ちからステファンが彼女を抱き上げるまでは切れ目無しのワンショットで撮られており、『回路』(二〇〇一年)の名高いワンショットの飛び降りシーンを彷彿とさせる。
そこにジャンが撮影道具を片付けにやってくる。慌てふためいた彼は、茫然自失のステファンを置いてマリーを車で病院に連れていこうとする。ところが、夜道で突然タイヤがパンクしてしまい、河沿いで車は急停車する。その拍子に後部ドアが開き、外に放り出されたのか、頭から血を流していたマリーの姿が消えている。ジャンは暗い場所で彼女を探すが見つからない。諦めかけた時、ふと見ると闇の奥にマリーが浮かび上がるように立っている。彼女は意識を取り戻し、もう大丈夫だから家に帰りたいと言う。不思議なことに頭の怪我も治っている。屋敷に戻ると、ステファンは泥酔している。ジャンはマリーは無事だったと伝えるが、ステファンは信じようとしない。彼は娘は死んでしまったと思い込んでいる。そこでジャンは妙案を思いつく。このままマリーが死んだことにしたら、ステファンは屋敷を売る気になるのではないか。ジャンはマリーを自分の部屋に匿う。こうして二人の奇妙でささやかな愛の生活が始まる。
屋敷売却の書類を揃えたら多額の手数料をトマから得る約束をしたジャンは、ステファンを説得しようとするのだが、妻ばかりか娘も失ったと信じているステファンは酒浸りとなり、全てに投げ遣りになって登記簿の在処も忘れてしまっている。いまや屋敷には濃厚な死の気配が漂っている。やがて温室でドゥニーズの亡霊と決定的な遭遇をしたステファンは、鍵を掛けた部屋の扉の外でジャンが真実ーーマリーは死んでいないことーーを告白したのにもかかわらず、拳銃自殺を遂げる。狼狽したジャンはトマを電話で呼び出すが、やってきたトマに彼がステファンを殺したのではないかと疑われ、我を失ってトマを撃ち殺してしまう。かくして完全に追い詰められたジャンは、マリーを連れて車で逃亡の旅に出るのだが……。
ラストシーンの手前まで来たが、ここまでの粗筋では敢えて触れていなかったことがある。それは物語の後半、マリーが実はとっくに死んでいるのではないかと、ジャンがずっと疑っているということだ。自分の部屋で寝起きして、料理を作ったり会話を交わしたりしているのは、生きているマリーではないのではないかという疑念を、彼は拭い去ることが出来ない。そして、この疑いは観客のものでもある。実際、マリーが夜道の事故で車から投げ出され、そのまま河に落ちてしまったことを露骨に仄めかすシーンも存在する。あの後、ジャンがその場所を通りがかると、警察官とダイバーが集まっている。釣りに来た子供が河の底に何かが沈んでいるのを見たというのだ。死体が発見されたという事実が描かれることはないが、これだけでも十分だろう。そして、この映画を最後まで観れば、残念ながら、ジャン(と観客)の疑念は正しかったことがわかる。しかしジャンは疑いを抱きながらも、ほんとうは実在していないのかもしれないマリーを、より一層愛するようになっていく。後でも触れるが、非現実感に襲われたジャンがマリーを問いただそうとする場面もある。だがジャンが決定的な問いを口にすることはない。彼には真実を確かめる勇気がないのだ。
黒沢清の映画を観てきた者なら、誰もがここで一本の作品を思い出すことだろう。『叫』(二〇〇七年)である。主人公の刑事吉岡(役所広司)の妻である春江(小西真奈美)は、怪事件に翻弄される吉岡を二人が暮らすマンションで優しくいたわってくれるのだが、実は他ならぬ吉岡自身の手によってずっと前に殺されていたことが映画の終わりに明らかにされる。春江の姿は、われわれ観客にも、他の登場人物たちと何ら変わらぬものとして、確かに見えていたのだが、しかし彼女は実在してはいなかったのだ。幽霊らしさ、死者らしさというものがあるとして、そうした徴をほとんどまったく有していないのに、実はこの世のものではない(のかもしれない)存在という意味で、マリーと春江はよく似ている。だが違いもある。もちろん注意深い観客には疑いが生じる余地が設けられているものの、春江の非実在は基本的にラストまで伏せられており、真実が露わにされた時、観客は少なからず驚かされる。しかしマリーの場合は、先にも触れたように事故のシーンの後、かなり早い時点から(そもそも額の血が忽然と消えているという露骨な描写もあるのだし)、彼女の実在は繰り返し疑問視されており、むしろ観客は次第に、マリーがほんとうに幽霊ではなかった、彼女がほんとうに生きていた、という可能性の方に、意外性の軸を置くことになるとすら言える。絶えず疑いを抱いてはそれを打ち消そうとし続けるジャンとともに、われわれもそんな「意外な結末」を希う。それゆえ、まだ記していないラストシーンを経て、エンド・クレジットが静かに上がってきた時、われわれは、やはりそうだったか、どうしてもこの結末を迎えるしかなかったのかと、やりきれない想いに駆られることになるのだ。
もう一作、『岸辺の旅』(二〇一五年)についても触れておこう。あの映画では、長らく行方不明になっていた優介(浅野忠信)が、ある夜突然、妻(深津絵里)の許に帰ってくるのだが、彼は自分がすでに死んでいることを告白する。だが、優介は生きていた時とまったく変わらず、死者=幽霊であることを匂わせるような様子もほとんどない。もちろん触れることだって出来る。それどころか、ここが『叫』の春江、そしてマリーとの違いだが、彼は妻と一緒に旅に出て(そもそも彼は旅をしながら帰ってきたのだが)、彼女以外の人々ともごく普通に接するのだ。つまり優介は生者と一切見分けのつかない死者なのである。だがそれでも、彼は生きてはいないのだ。幽霊の属性を持たない幽霊。その事もなげな死にぶりは、全然怖くはない幽霊映画としての『岸辺の旅』の魅力の核となっている。
さて、しかし実のところ、ここで考えるべきなのは、生者と死者の区別ではない。幽霊と幻影の区別である。どういうことか。まるで死者=幽霊らしくはないものの、死んでいることを前提として物語に召喚される『岸辺の旅』の優介とは異なり、マリーと春江は、彼女たちが客観的な(という言い方も変だが)意味での霊なのか、それとも、ジャンや吉岡の妄想の産物、すなわち幻でしかないのかが、どうにも判別し難いという意味において、同質の存在だと言っていい。そして黒沢監督は明らかに、巧妙かつ狡猾に、その線引きを曖昧にしている。いや、先回りして言ってしまうなら、そもそも幽霊と幻影のあいだにはっきりとした区別などつけられるのか、そんなことは誰にも出来はしないと、黒沢清は言いたいかのように思われる。そしてそれは確かにそうなのだ。裏返すならばこれは、誰であれ、何ものであれ、しかと疑いなく確実に実在しているなどと、どうして断言出来るだろう、という問いでもある。だが、この問いに向かうのはまだ早い。いま暫く足踏みをしなくてはならない。
恐怖映画にはーーいわゆるジャンル論とは別にーー二つの方向性がある。仮に実在論的恐怖映画と反実在論的(観念論的)恐怖映画と名付けよう。前者は、おそろしい出来事が現実的具体的に起こっている映画。後者は、実際には超常的なことは何も起きていないのに、登場人物の誰某の精神の内部におそろしさが宿っている映画である。大方の恐怖映画はもちろん前者だが、当然のことながら、あらゆる実在論的恐怖映画には観念の次元が潜在している。妄想の次元、想像力の次元と呼んでもいいだろう。それに、全てではないにせよ、多くの実在論的恐怖映画は、その正体が反実在論的恐怖映画であるという疑いを完全には排除出来ない。恐怖映画が恐怖をもたらす真の理由は、むしろここにある。つまり怪異が、この世ならざる出来事が、「世界」の側に在るのか、「心」の中に在るのかが、判定出来なくなる場合があるのだ。そして、この決定不能性こそが、もっともおそろしいのである。
ジャンが陥っていくのは、この決定不能性である。マリーが生きているのか死んでいるのかは、本質的な問題ではない。たとえ生きていないのだとしても、彼女はここにいるのだから。問題は、ここにいるマリーが超常的(超自然的)存在=幽霊なのか、それとも妄想的存在=幻影なのか、なのである。『ダゲレオタイプの女』には「ステファン×ドゥニーズ」と「ジャン×マリー」の二組の男女による二重のストーリーラインがある。この二つの系列は、青いドレスという形象によって掛け合わされている(この点においても「赤いドレスの女」が登場する『叫』との関連は明らかだ)。ステファンは死んでいるドゥニーズに責められ、襲われる。ジャンは死んでいるマリーと暮らし、愛し合う。ドゥニーズの死は事実と考えてよいが、マリーの生死はラストまで宙吊りにされている。しかし繰り返すが問題はそこにはない。見るべきは、ステファンの前に現れるドゥニーズ、ジャンが接するマリーが、彼ら以外にとっても実在しているのかどうかなのだ。
幽霊と幻影の違いは、言うまでもないことだが、前者はしばしば複数の人物にその姿を示すが、後者は結局のところ特定の人物の意識の内に現れるものだということである。常に青いドレスを着て出現するドゥニーズは、ステファンの歪んだ悔悟が生み出した、彼にしか見えていない幻なのか、それとも自らを死に追いやった夫への恨みーーここで重要な事実を述べておくと、ステファンは長時間の不動状態を要するダゲレオタイプのために、ドゥニーズに筋弛緩剤を投与しており、彼女の自殺はその薬物とかかわっていたらしいことが示唆される。そしてステファンは娘にも同じ薬を与えていたーーによって下界に繋がれた霊なのか。そしてマリーは、ジャンの狂気の愛が彼だけに見せている幻なのか、それとも彼のためにこの世に留まってくれている霊なのか。ジャンはマリーに「お父さんは君が死んだと思い込んでいる」と話すが、現実は逆で、ジャンがマリーを生きていると思い込んでいるだけなのかもしれない。ステファンはジャンに「この頭が狂えば、気が楽になるのに」と言う。程なくステファンの望みは叶えられるが、それ以前からジャンの頭の方が狂っていたのかもしれないのだ。そして何よりも重要なことは、そのことにジャン自身が気づいているということである。彼はマリーの生死を疑っているのではない、自分の頭を疑っているのだ。では、実際のところはどうなのか。ジャンの頭は狂っているのだろうか?
では、ここで、ドゥニーズとマリーが、幽霊なのか幻影なのか、私なりの考えを記してみようと思う。愚昧さはもちろん承知の上である。先にも述べたように、黒沢清自身が、意図的にこの判別を宙吊りにしているのだから。しかしそれゆえにこそ、考えるためのヒントはそこかしこに散らばっている。まずはドゥニーズから。彼女はステファンがひとりでいる時にしか現れない。写真家が自室で書物を捲っていると、耳元で「あなた」と呼ぶ声がする。彼は驚いて後ろを振り向くが、誰もいない。だが再び「ステファン」という声がする。窓の外を見ると、緑の中に青いドレスの女が立っている。遠くて顔はわからないが、服装は見紛いようがない。この時点では声と姿だけだが、後には、椅子に座ったステファンの両肩をドゥニーズが背後から抱きしめるショットが出てくる。ドゥニーズがステファンに接触するのはこの一度きりだが、この映像は重要である。ごく短いショットにこの世ならぬものがいきなり映っており、すぐに切り替わった次のショットではあっけなく消えているというのは、『降霊』(二〇〇〇年)など、黒沢恐怖映画ではしばしば見られる趣向だが、ここでも、どんな高度な特殊撮影技術よりも効果を上げている。マリーの転落に至る地下室のシーン、ステファンが恐怖の閾値を超えてしまう温室のシーンでは、ドゥニーズは姿形だけの存在であり、その場にはステファンしかいない。この映画の中では、他の誰もドゥニーズを見ていない。従って、彼女はステファンの妄想である可能性が高いと考えることが出来る。だが、ここには幾つか留保も付けられる。
映画が始まってまもなく、ステファンの屋敷に初めてやってきたジャンは、二階に上がる階段に青いドレスの女の後ろ姿を目にする。その女性は踊り場に黙って立っており、ジャンが見ているとゆっくりと上に昇っていく。この後、ステファンと会ってそのまま助手に採用されたジャンは、ダゲレオタイプに定着されたマリーの写真像を見せられる。だから階段に居た女性はモデル姿のマリーだったと考えられるし、ジャンもそう思っただろうと推測出来る。しかし、そうではなかった可能性も残る。それはマリーではなくドゥニーズの霊だったのかもしれない。また後半、ジャンが地下室で登記簿を探していると、とつぜん照明が消えたり点いたりする。いわゆるポルターガイスト現象である。ドゥニーズが出現することはないが、彼女の仕業であるかに思わせる場面ではある。もっとも、このシーンはマリーの事故よりも後なので、ポルターガイストの正体がドゥニーズであるという保証はない。このように、ドゥニーズがステファンの妄想に過ぎないと完全に証明することは難しい。だが私は以下の理由で、彼女は幽霊ではなく幻影なのだと考えている。
ドゥニーズはマリーの前にステファンのモデルを務めていた。彼女はダゲレオタイプ撮影のために長時間の拘束を何度となく強いられ、筋弛緩剤まで使われた結果、遂には自殺したものと思われる。ステファンはダゲレオタイプこそ「本来の写真」なのであり、それは「存在そのものが銀板に固定される」のだと宣う。しかし、ならばどうして、ドゥニーズのダゲレオタイプ像が、この映画には一度も出てこないのか。青いドレスを身に纏った原寸大の写真は、常にマリーのものである。ステファンが、地下室の壁に立てかけられたマリーのダゲレオタイプ像とドゥニーズの写真を対面させようとする場面があるが、彼が手に持っているのは、ごく普通の肖像写真であり(彼は「こんなに小さくなって」と写真に語りかけ、次いで「復讐は順調かな」と言う)、ダゲレオタイプではない。これはどういうことなのか。
もちろん、その理由はわからない。だが、こう考えることが出来るのではないか。ステファンはドゥニーズの死後、彼女のダゲレオタイプを全て処分したか、どこかに隠してしまった。彼女を見ないように、そしてそれ以上に、彼女に見られないように。ステファンがドゥニーズからの視線を怖れていることは、先の肖像写真が横向きであることにも示されている。そしてむしろ、そのことによって、彼は妄執に蝕まれていったのだ。マリーはジャンに、父親は「写真と現実を混同して生者と死者を区別できない」と言っていた。つまりステファンの前に現れるのは、ドゥニーズの霊ではない、ドゥニーズのダゲレオタイプなのである。
ダゲレオタイプという技術は、あるあからさまなパラドックスを有している。写真は静止像であり、決定的瞬間という言葉にも明らかなように、間断なく連綿と流れゆく時間を切断し、一瞬を固定する。それはいわば時間的な連続のどこにも存在していない断面としての写像である。ところがダゲレオタイプのような長時間露光の場合、その方法からして、瞬間の内に、時間の持続を閉じ込める。ダゲレオタイプも他の写真と同様、平面の上に固着された静止像であることに変わりはないのだが、そこには同時に時間の流跡が刻まれているのだ。だが、そこに封じられた時間の中に動くものがあると、像は乱れてしまう。従ってダゲレオタイプの撮影においては、現実の時間を止めることが要請される。その結果、リアルな静止像が得られる。しかし翻って言えば、その像には無理矢理に止められた、いわば無時間的な時間が刻印されているのだ。
実際、青いドレス姿のドゥニーズは、顔も体も、ほぼ不動である。温室でステファンがドゥニーズに迫られるシーンでも、刻々と近づいてくる彼女の表情は凍りついたままだ。それは自分を死に追いやった夫への復讐のためにこの世に舞い戻った亡霊ではない。そうではなく、ステファンを狂気へ、自死へと誘うのは、何よりも彼自身がそう信じている、銀板に固定された存在そのもの、すなわちドゥニーズのダゲレオタイプ、もっと精確に言えば、その本物そっくりの写真像の記憶なのである。彼は亡き妻のダゲレオタイプを見えないようにしたからこそ、その幻を見るようになったのだ。そして温室の場面で、遂に彼は彼女と目が合ってしまう。
では、マリーについてはどうだろうか。ジャンは(冒頭の場面の可能性を除けば)ドゥニーズの姿を見ることはないが、事故後、ステファンは娘を一度も見ることはない。死んだことにして隠れているのだから当然とも言えるが、一箇所だけ例外がある。居間でステファンとジャンが話していると、突然「パパ」という声が聞こえ、思わず二人とも身構える、というシーンである。続いてステファンは向こうの部屋にマリーが居ると言って脅えるが、そこには誰もいない。ジャンは少なくとも、そこにマリーが居るわけがないことを知っている。彼は「こんな家にいたら誰でもおかしくなる」と言う。だが、二人とも(そしてわれわれ観客も)確かにマリーらしき声を聞いたのだ。
もうひとつ、より重要な意味を持つ場面がある。屋敷内の美術作品を査定に来た業者が、帰りしなにジャンに「階段で若い娘さんを見かけた」と言う。失礼を詫びたが無言だった、と。ジャンが「そんな人はいない」と答えると、業者は曖昧な顔で誤摩化す。不審に思ったジャンが急いで自分の部屋に戻ってみると、マリーはそこにいて、外出などしていないという。業者の言葉からして、それは無論ドゥーニーズではない。このシーンは、この映画の中で唯一、ジャン以外の人物が事故後のマリーを見た可能性を示すものである。
そして決定的と言っていいのは、正気を喪ったステファンが薬剤を撒き散らし、植物たちが枯れ果ててしまった温室に、ジャンの部屋を抜け出したマリーがひとりでやってくる場面である。このシーンにはジャンは出てこない。ということは、マリーは自らの独立した意志を持った霊なのであって、ジャンの妄想内存在ではないのだろうか。この場面をそのまま受け入れるなら、そう考えるのが妥当なのだと思われる。だがもちろん、幾らだって疑うことは可能だ。マリーはこの時、誰とも出会わないので、他者の認識によって彼女の存在を証立てることは出来ない。このシーンが現実であるという確たる証拠はどこにもない。この出来事自体がジャンの妄���の一部なのかもしれない。真実はどこまでも宙吊りにされている。だが私は以下の理由で、マリーは幻影ではなく幽霊なのだと考えている。
ここで、これまで述べていなかったラストシーンを語ることにしよう。田舎に向かって車を走らせたジャンとマリーは、モーテルで一夜を過ごす(おそらくこの時はじめて二人は結ばれる)。翌朝、近くの教会で結婚式を挙げようとジャンはマリーに言う。彼女は嬉しそうに同意する。誰も居ない教会に入り、道に落ちていた針金で拵えた指輪をマリーの指に嵌めて、ジャンは神父と新郎を兼ねて婚姻の誓いを述べる。マリーもそれに応じる。二人は接吻を交わす。そこに神父らしき男が訝しげに入ってきて、祭壇に立ってはいけないと注意する。すると、マリーの姿が消えている。神父の目には最初からジャンしか映っていなかったようだ。戸惑いながらも、ジャンは教会を出て行く。映画の終わり、ジャンは畦道の真ん中に車を止めて泣いている。マリーの姿はどこにもない。やがて彼は何とも苦しげな笑顔を浮かべ、助手席の虚空を見据えて、マリーに語り掛け始める。この先どうしよう? 君の好きでいい。家に帰りたい? 僕は構わない。君といられるなら……彼の最後の台詞は「楽しい旅だった」。なんて哀しい幕切れだろうか。黒沢映画において、これほどストレートに心を揺さぶられる場面は過去に観たことがない。タハール・ラヒムの素晴らしい演技も相俟って、深い深い余韻の残るラストになっている。およそ物語上の情緒的な要素に対しては、常に一定の距離感をーーおそらく本能的にーー導入してきた黒沢監督が、ここまでエモーショナルな演出をしてみせたことに、私は不意打ちにも似た感銘を受けた(それゆえにこの結末を嫌う黒沢ファンも居そうだが)。
マリーは、どうして消えたのだろうか? それは私にはわからない。だが、こう考えることは出来る。教会でジャンは、婚姻の誓いの言葉として「死が分かつまで」と言う。マリーも同じ言葉を返すのだが、その直後、彼女は不意に消滅する。キリスト教の結婚において誰もが口にする、ごく平凡な台詞だが、しかしマリーがほんとうはもう死んでいるのだとしたら? 二人を分かつ「死」は、すでに訪れていたことになる。ただ、その事実を直視しないことによって、マリーはジャンと同じ世界に存在し得ていたのだ。しかし「死が分かつまで」という言葉が、そのことを露わにしてしまった。その結果、マリーは自分が死者であることを、幽霊であることを、とうの昔に二人が分かたれていたことを、認めざるを得なくなった。受け入れざるを得なくなってしまったのだ。
マリーがジャンの妄想的存在だった場合も、結果は同じになる。ジャンはずっとマリーが生きているのかどうか不安だった。いや、彼はマリーがほんとうは死んでいることを最初から知っていたと言ってもいい。そして彼は、夜の闇の奥から現れたマリーが、自分の狂った頭が生み出した幻であるということにも気づいている。だが、妄想もいつまでも続くなら現実と変わらない。もはや彼にとっては、マリーが生者であるか死者であるか、幽霊であるか幻影であるかは問題ではない。彼女といられるなら、何だっていいのだ。だからある意味で、ジャンが発する「死が分かつまで」という言葉の意味はーー結婚の儀の真似事ゆえの不用意な慣用句だけではなかったのならーーこうして今、二人は分かたれていないのだからマリーは死んでなどいないのだと、自分に対して、彼女に対して、世界に対して、やみくもに宣言するため、言い募るための、どこまでもそう思い込むための、思い込み続けるための、魔法の言葉だったと考えられるのではないか。しかし、その言葉を口にしたがゆえに、魔法は消えてしまったのだ。
つまり、こういうことなのだ。ステファンもジャンも、幽霊と幻影を、現実と妄想を取り違えた。だが二人の錯誤は真逆である。ステファンは、実際には妄想=幻影であるものを現実=幽霊だと勘違いした。それが彼の悲劇だった。しかしジャンは、現実=幽霊を妄想=幻影だと思い込んだのだ。彼はずっと、マリーを彼の心が生み出したイメージではないかと疑っていた。最後の最後までそうだった。だが、ほんとうはそうではなかったのだ。マリーは、死者として、確かにそこに存在していたのである。ジャンがマリーに思わず真実を問いただそうとする場面で、「君とここにいることが信じられない。すべてが本物じゃない、現実じゃない気がする」と彼が言うと、彼女は穏やかに微笑んで「悪くない生活でしょ」と応える。そして彼女はひとつの質問を口にする。「これが現実なら、どこが境目?」。そう、彼はこれは現実じゃないと思うべきではなかった。これは紛れもない現実で、そしてマリーという、いま目の前で微笑む女性こそ、奇跡の別名である境目なのだと認識するべきだったのだ。だが、彼はそう思わなかった。それが彼の悲劇であり、そうして彼は何もかもを失ったのだ。自分に見えているものを信じ切ることが出来なかったがゆえに。
だがしかし、最後に言っておかなくてはならない。ジャンの悲劇は、けっして彼が愚かだったからではない。彼の立場になったとして、いったい誰が霊と幻の区別をつけられるだろう。そればかりか、いったい誰に、見えないはずのものと見えているものを、見えているものと存在しているものを分けられるだろうか。それが不可能であることこそ、人間が人間であるゆえんではないか。なぜならそれは、人間が想像力というものを、或いは希望と呼ばれる能力を持っていることの証左であるからだ。黒沢清という映画作家は、このことを問うている。問おうとしている。問い続けている。そしてこれは、すこぶる映画的な問題であると同時に、無論のこと、映画だけの問題ではない。
(初出:新潮2016年11月号)
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第0回・とらのもイベント
たまには活動報告的なものも書こうと思い立って。
以前より、定期的にイベントを開催したいと考えておりましたが、やりたいことが多すぎて会場選びが難航したり、なかなか機材トラブルが解決せず…で進まないことも多く、正直心が折れかけていた…orz の、ですが!
ご縁がありまして、大変面白そうな会場をお借りすることが出来ました。
ここが約束の地か!٩( ᐛ )وFoooooooooooo
とらのもさん は、秋葉原(駅的には末広町が近いのね)にある「角打ち」というスタイルのお店さん。自分は初めて聞いたのですが、要するに酒屋さんが軒先でキャッシュ・オン・デリバリーのお店を始めたよ!みたいな感じなんですね。たぶん。
お酒はビール、日本酒、ワインが置いてあり、ボトル・徳利単位での購入が可能。呑み放題プランもあるようで、わたし的には越乃景虎、寒梅別撰が置いてあったのでとてもうれしい
クラフトビールなんかも多くて、まだビールがあまり沢山呑めないわたしはジュースの様に頂けるリンデマンズ・ペシェでよい気分になりました(´,,・ω・,,`)
ガッツリした食べ物メニューは無いですが、おつまみ類が購入できます。
持ち込みや出前の注文もOKなので「食べないと呑めないんだYO」という、わたしのような常に空腹系の人種でも問題ございません。
そしてそんな、呑兵衛にはたまらんお店の二階はイベントスペースになっておりまして、こちらでは誰でも、一日店長が出来ちゃうイベントを開けるというのが面白いところ。
実はお店のオープン前から情報を頂いていたものの、諸々の事情で実現叶わなかったのですが…ついに!
ということで、8/19、まずはお試し…ということでひっそりイベントしてまいりました!
そもイベント開催決定が夏コミ直前であったこと、かつ、一般に情報が出たのは一週間を切ったタイミングでしたので(片霧烈火FC「みんマンション管理組合」の方々には比較的、事前に情報を流していたんですけどね)、まあ、これだとお客さんは来ないよなあーという目算だったのです。
あと、やりたい企画は諸々あれど、まずは機材確認とか企画のすり合わせからだよねー…ってことで、今回はセッティングしているところに遊びに来てもらって、生暖かく見守って頂ければみたいな、そんな趣旨だったからというのもあります。
手作り感あふれるイベント運営は楽しいのですよっ(・ω・
そんなこんなで、お昼間から機材を持ち込んでセットアップに注力しながら、以下のようなことをしておりました。
アナログゲームで遊びましたよ!
・ゴーストハンター13 タイルゲーム
マンション住民さんと継続して遊んでいる、というタイル(のようなカードをペラッとめくって展開していく)ゲーム。壮大なRPGゲームをアナログで、ゆっくり時間をかけて遊んでいるような感じです。これがまた面白いんだ…
初見さんが即参加できるか?と問われるとちょっと難しい(一回のゲームのパーティー人数が限られているから)んですが、GMさんが懇切丁寧に解説してくれるので、もしチャンスがあれば是非飛び込んで頂きたいです!
・狼ニ到ル病(人狼ゲーム)
みんなだいすき人狼ゲーム。ぼくもすき!
以前、人狼を主題とした作品を発表したのですが、そちらに特典として「実際にゲームが出来るカードとマニュアル一式」をつけておりました。
今回は、その特典用カードを使って頂いて、8人くらいでプレイしました!
しかし初めて参加される方が4回中・3回も人狼(しかも孤独な戦い)を強いられてとても面白すぎ大変そうでしたが、何だかんだで和やかに遊べてよかったです٩( ᐛ )و
ちなみにぼくはハンター1、村人3でした)^o^(
やることほぼなかったけど一度も死ななかったぜ。
その他にもお客様は沢山のアナログゲームを楽しんでいたようです!
…が、わたしは音響機材のセットアップに回ったので、ちゃんと遊べたのは先述のふたつくらい(;w; 店長はつらいよ
持ち込みのお酒を振る舞いましたよ!
うちで開栓したものの、呑み切れなくて悩んでいたラム酒がありまして、じゃーみんなで呑めばいいじゃないの!と思い立って、とらのもさんにお願いして持ち込みませて頂きました。
ぶっちゃ���時間経ちすぎでアルコールは飛んでるんですが、類を見ない濃厚な甘さはコレはコレで…と軽く説明しながら呑んで頂いたのですが、比較的好評だった(と思いたい)ので、安心しました。
…とはいえ、やはり基本的には、
とらのもさんに置いてあるお酒を買って頂きたいです。
ただ、ウイスキーとかの所謂スピリッツ系は扱いがなかったので、競合しないオススメの一本を、余興の一つとしてみんなでシェアして呑むのは、楽しいでかなーと思いました♪
おつまみを作ってきましたよ!
今回はおうちで簡単なおつまみを作って持ち込みました。
これを売ればボロ儲けじゃねーかヘッヘッヘ…と思っていたのですが、現地で味見したらなんと、作りたてのものより味が薄い_ノ乙(、ン、)_
こんなんでは雄山ブチ切れで億万長者計画ではない…
とはいえ捨てるのもアレなので泣く泣く無料でバシバシ配ったところ、たくさん詰めてきたハコがほぼ空っぽに!みんなおいしいって言ってくれたよー優しいね!!
次はもうちょっと美味しいものが出すよ_ノ乙(、ン、)_悔しい
ライブをしましたよ!
定期イベントの大きな目標、ライブ開催!
とらのもスタッフさんのご助力も頂き、無事に音響機材セッティングが終わりましたので、3曲ほどライブをしました!
わざわざ照明も落として頂いて、しっとりから激しいのまで歌い、歌いながら残ったラム酒をラッパ呑みで空にして、大変アホすぎた楽しいライブで大満足。
お客様にも笑って頂けて何よりです><えがったえがった
ちななみに呑みながらのライブは大体翌日に喉が死ぬので良い子のヴォーカリストちゃんは真似しないでね٩( ᐛ )و今回は大丈夫だったーよかった
でも真面目に、ライブするのも問題ない環境なので、ほんと定期的にミニライブができたらいいなあと思います。
アコースティック小編成だったら生楽器もイケそうだしね。夢が広がるー。
パソコンを組み立てましたよ!
え、なんでPCなん?とお思いでしょうが。
生放送を配信したい、ゲーム実況やライブを配信したい、というのがもうひとつの大きな目標なのです。
でもそのために毎度PCやら機材やら持ち込むのは結構大変なんですよ…
そんなれば専用マシン組んだれ!ってことで有志でパーツを持ち寄り、住民さんに手伝って頂いて組み上げて頂きました!
ちなみにワイはケースをカッタデー
ビールがキーボードにぶっかかったりとかいろいろありつつ、時間をかけて作業してくださったスタッフさんには頭が上がりません。
でもライブやってる横で青画面を出して作業をしている、というのはなかなかシュールでしたw 歌ってても笑ってしまうというねw
ちょっと難航した様子で、今回はひとまずOSを入れるところまででしたが、次回は生放送できるところまで環境を整えられればいいなあ、と思います!
そしてでかいミドルタワーのマシンを預かってくれるとらのもさんの事務所懐の広さに感動です荷物多くてスイマセン…
ダイジェストで、いろいろ書いてみました。
他にもいろいろあるんですよ。
残り少ない景虎を一升瓶でラッパ呑みしたとか。
ライブコーナーが終わったあとにAnswerが好きって言ってくれたお客様がいらっしゃったのでベロベロ状態でアンコールしたりとか、ね!
あと、ひっそり突発の割にはTwitter等で知ってくださったお客様が来てくださって、ゲームやライブを楽しんで頂けたようで、ホッとしました。
自分自身も本当に面白かった!
ただ反省点もありまして…
終了後、スタッフさんに伺ったところ、お客様がいらしてくださったものの「状況がよくわからない…」ということで、お帰りになってしまった、ということもあったそうで…
折角足を運んで頂いたのに、ご案内や誘導ができず、ごめんなさい。
ホスト側かつ出演などもしていると、直接、細々ケアできないのが実情なので、どうにかそのあたりをフォローできるようになりたいな、と思っております。
どんなことが出来て、今どういうコーナーなのか、いつでもわかるようにしておく、とかね。
まだまだ改善したり考えるべきところは多いですが、今後「あのイベント面白い!毎月呑みに行きたいナー」と思ってもらえるような、たのしいイベントになるよう精進いたしますので、是非ゆるく見守って&足を運んでくださると嬉しいです。
次回は9月中旬の開催(連休あたり)を予定しております。
まだセットアップ中なので、0.5回と銘打っての感じでしょうか。
ゲーム実況とかできるようになってるといいな…という希望を胸に抱きつつ。イベントやお買い物帰りに、フラリと足を運んでくだされば幸いです!
また、とらのもさんは他にもたくさんのイベントを開催していたり、もちろん通常営業もなさっているので、気軽に呑みに行くことが出来ます。
「片霧烈火が紹介してたから来ました」って言っても何ももらえないけどわたしの株が上がるはずなので秋葉原にお立ち寄りの際は、是非!(ひどい)
そして最後まで書いてふと気づく。
アップできるような写真を殆ど残しておらぬではないか…
女子力の低さ露呈orz なんという
次回はもうちょっと様子が分かるようなレポをお届けしたいと思います(*'-')
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連作:小学生審神者と刀たち
第参話「蜂須賀、主にとある進言をせし事」4
それより二週間後。ついに大改装の時がやってきた。住人たちはこの日に備え、暇を見つけては荷造りを進めたが、なかなかどうして大変な手間であった。
この本丸が稼働してから一月が経とうとしているのだ。ヒトとして生きていくには何かと物が必要だ。程度の差こそあれど私物はそれなりに増えている。
すべての荷の梱包を終えたのは当日の朝のこと。当然ながらさあこれで一段落、とはいかない。屋敷の外へ荷を運び出す作業が待っているのだ。
家事を担う式神たちの手も借りながら、風呂敷や段ボール箱に詰め込まれた品々をすっかり庭先に運び出したときには午近くになっていた。ここから先は、審神者の仕事である。
屋敷の庭に立つ少女の前には、新屋敷の小型模型が立体投影されていた。デフォルト設定の屋敷をいったん霊子にまで分解し、設計図に沿って再構築するのだ。
今日の彼女はいつもの白衣緋袴の上に無地の千早を重ねている。本来は奉納舞に用いる衣装であるが、この場では審神者の霊力を高め、霊子操作を補助するために小道具として機能する。くわえて左手には榊の枝に紙垂(しで)をとりつけた大幣(おおぬさ)を、右手には神楽鈴を携えていた。
練度の高い審神者は祝詞や祭具が無くとも霊子を操ることができるというが、少女の技量にはまだまだ不安がある。ゆえに、できる限り神職の正装に近い装身具が用意された。
特別な装束を身につけた少女は深く長く息を吐いた。大仕事を前に、緊張していないと言えば嘘になる。それでも、あの日、蜂須賀虎徹を顕現させた折の様な不安は無い。静かに精神を統一し屋敷を構成する霊子を少しずつ収束する。その中には、馴染み深い刀剣たちの気配が混じっていた。
少女の第六感は、彼らの痕跡を様々な色彩を放つ光の粒子として知覚する。この金色のは蜂須賀虎徹、白銀のは五虎退、桃色は宗三左文字・・・・・・。それらの粒子一つ一つに、ここで過ごした彼らのとの記憶が宿っている。
いつしか少女は微笑みを浮かべていた。大丈夫、みんなの気配が背中を押してくれている。
屋敷の輪郭が徐々に薄くなり、両手の祭具��宿る霊子が濃度を増していく。薄眼を開けて手首を返す。右手の神楽鈴が立てるシャリンという澄んだ音が辺り一面に響きわたった。その鈴音に導かれて、収束した霊子が分散し、新しい形に再構成されていくーー。
どれほどの時間が経っただろうか。少女が肩から力を抜いたとき、一同の前には前庭をそなえた屋敷が姿を現していた。
その屋敷は、正面から眺めると乳白色の化粧煉瓦が美しい洋館に見える。玄関には優美なアーチを描く白いドア。その上部にはステンドグラスが嵌め込まれている。向かって右手にあるテラスが目を引く。大きな窓が温室を連想させるのだ。
洋館部分は主に審神者の執務や本丸の管理、訪問者の接待といった公的な目的に利用する。山伏国広と、それに続くであろう者たちの為に設けたフィットネルームもこちらだ。鳴狐が希望した娯楽室もある。半地下にせり出す広間に、書架のみならず机やソファを並べたそこは、もはや図書館に近い。
この洋館の裏手に回れば数寄屋風の家屋が見える。こちらは主屋であり、少女や刀剣たちの居住空間だ。坪庭を囲む板張りの廊下で繋がれた造りを採用した。中庭に面した硝子戸や、幾何学的に組まれた木枠が、どこかモダンな風情を感じさせる。宗三の様に料理を好む者のために設けた大厨房と食堂はこの主屋に設けた。
実はこの主屋、和室と洋間が混在している。そのうちの一室、マントルピースのあるホールは以前の大座敷に代わる会議室だ。大浴場とは独立したタイル張りのバスルームもある。少女の居室は主屋三階の洋間だが、刀剣たちの居室は和室と洋間を同数用意した。南に面した部屋を選べば、以前と変わらぬ知泉回遊式庭園を望むことができる。
浮島の「ゲート」や、楠の大樹、そして未だ使用されたことのない茶室も据え置きだ。鍛刀部屋と道��は、利便性を考慮して、屋敷から独立した別棟として設置した。ことばもなく立ち尽くす一同を前に、近侍として主の相談に乗っていた蜂須賀虎徹が口を開く。
「皆の要望を考えると、和式と洋式の意匠を兼ね備えた屋敷がいいのではという話になってね」
この屋敷を作り出した張本人である少女は、『気に入ってもらえましたか?』 と書かれたページを開き、そろそろとスケッチブックを頭上に掲げた。その目はぎゅっとつむられている。
刀剣たちの反応を見るのが少女には殊更おそろしい。みんなの顔に失望が浮かんでいたらどうしよう? 蜂須賀には「サプライズの楽しみは大切だ」と説得されたけれど、やっぱり断りを入れておくべきだったのではないか。そんな疑念と不安に、少女は身を縮こませる。
けれどもいつまで経っても誰の声も聞こえてこない。さすがにこれは・・・・・・反応が鈍すぎる。何かあったのかと不審に思った少女がついに顔を上げようとしたそのとき、不意に何か柔らかいものが胸元に跳びついてきた。驚いて目を見開けば、そこには鳴狐のお供の姿。
「すばらしいです!主さまぁ!」
「これは面白い。予想外だ。最高」
混乱する少女の前にキツネの主人がいつの間にか現れて、彼女髪をくしゃくしゃにかきまぜる。先手をとられた堀川国広は、「抜け駆けはずるいですよ!」と叫びながら駆け寄ってきた。
「粋なお屋敷ですね! 兼さんも山姥切の兄弟もきっと気に入ってくれます。ありがとうございます」
真正面からの賛辞を捧げられて少女は耳まで赤くなった。次にやってきたのは五虎退と虎たち。頬を紅潮させた五虎退が 「主様! すごいです!」と喝采を上げれば、虎たちが歓声をあげながら跳びついてくる。それに対抗心を燃やしたキツネも加わって、少女は彼らに揉みくちゃにされた。
助けを求めて蜂須賀を見やっても、彼は悪戯に成功した子どもの様な笑顔で微笑むばかり。あれは駄目だ、助ける気がまるでない。「覚えてなさい」と唇を動かせば、彼はやれやれと肩を竦めて見せた。
興奮冷めやらぬ獣たちから少女を助け出してくれたのは山伏国広だった。軽々と少女を抱き上げた彼は「主殿、お見事!」と言ってニッと微笑んだ。その野性的な外見を裏切る繊細な動きで芝の上に降ろされた少女の前に、宗三左文字が現れる。物憂げな目をわずかに緩めて、青年は口を開いた。
「誰にも文句などはつけさせませんよ。あなたはよく頑張りました」
柔らかな声音で告げられたことばに、少女の目が潤んでいく。コクコクと何度も首を縦に振る彼女は、無意識に彼の袖を摘まんでいた。宗三左文字はそれを咎めない。彼はよく知っているのだ。少女が表にはしなかった葛藤を。刀剣たちの為に苦心した時間を。
最後にやってきた蜂須賀虎徹は主の涙に気づかぬ振りで、「さあ、屋敷の中を見せようか!」と一同に呼びかけた。少女の周囲から賑やかな歓声が上がるなか、蜂須賀の温かな手が肩に添えられた。ーーわたしの神様たちは、こんなにも優しい。
ーーー
荷運びも終わり、皆が新しい居室にに落ち着いた頃。荷ほどきにいそしむ刀剣たちとは裏腹に、主たる少女は新たな自室で大きな溜息を吐いていた。
審神者に就任するまでずっとマンション住まいだったから、居室兼寝室であるこの部屋は洋間にした。木製のベッドに、作業机、鏡台、クローゼット。小ぶりのソファ。センスのよい壁紙やカーテンは蜂須賀の手によるものだ。
この居心地の良い部屋には何の不満も無い。少女の眉を曇らせるのは、ベッドの上に広げたワンピースだ。この、見るからに仕立ての良いお洒落着を、これらから身につけなければならない。それがどうにも憂鬱で仕方が無い。
着飾った主を真ん中にして、新しい屋敷の前で記念撮影をする。それが蜂須賀虎徹の願いなのだ。
審神者に支給される白衣とあくまで袴は新人向けの装束であって、常日頃から着用を義務づけられている訳ではない。神楽鈴や大幣と同じく、 文字通り審神者という役職に「形から入る」ための装置なのだ。練度が上がればこうしたお膳立ても必要がなくなる。
顕現の様な神経を使う儀式は別として、今の少女にはこの装束を纏う必要も義務もない。けれども、彼女はこれまで、ただの一度も私服を身につけた試しはなかった。
そんな主に、蜂須賀は「この機会に俺の見立てた衣装を着て欲しい」とねだったのだ。もちろん、日頃から蜂須賀を頼みにしている少女が断れないと知った上で、だ。
少女は蜂須賀の言うところの「お仕着せ」に身を包むことに抵抗はない。むしろ今まで袖を通したこともない類の可愛らしいワンピース、こちらの方がよほどハードルが高い。鏡の前で何度か体に当てたはしたものの、すぐにベッドに放り出した。事の発端となった蜂須賀の提案が恨めしい。他ならぬ彼の頼みでなければ絶対に却下していた。だって、まるで似合う気がしないのだ。
審神者に就任する前、俗世では母親が選んだ服を疑うこともなく身につけていた。服だけではない。ペンケース、ノート、食器、鞄、靴、ありとあらゆる日用雑貨すべては母の趣味によるものだった。髪型も同じだ。いつもショートカットに髪を整えていた。顎にまで毛先が伸びてくると美容院に連れて行かれた。彼女の頭には、娘に好みを尋ねるという選択肢は無いようだった。
お母さんが今のわたしを見たらきっと怒るだろうなと、少女はぼんやり考える。あの人はわたしが女の子らしい装いをすることを嫌がっていたから。少女は陰鬱な思考を放棄して、ぺたんと尻もちをつく。ベッドに広がるワンピースの柄をじっと見つめていた。
「・・・なんです、そんなところに座り込んで」
何の前触れもなく降ってきた艶のある声に、少女は大いに狼狽した。驚いてふり仰げば、そこには物憂げな雰囲気をまとう青年、宗三左文字が建っていた。
身振り手振りでなぜノックをしなかったのかと抗議をする少女は、何度もドアを叩いたが返事は無く、そのうえ最初からドアは開け放たれていたと言われてがっくりと肩を落とした。「床に座り込んで宙を眺めている主の姿を見たら、心配にもなります」と告げる彼のことばは、まったくの正論だ。反論の余地も無い。
ぐうの音も出ない立場に置かれた少女は、潔く降伏することにした。宗三にソファを勧めて、自らも備え付けの椅子に腰掛ける。妖艶な青年は遠慮なくソファに沈み、長い足を組んだ。海外誌のトップを飾るモデルのように様になっている。美しい。
『何のご用ですか?』
「皆、新しい部屋に落ち着きました。気の早い連中は荷ほどきを終えて玄関先に出ていますよ」
宗三の言に驚いて柱時計を見れば、新居に足を踏み入れてから優に二時間が経っている。想像以上に長い時を呆けたままに過ごしていたようだ。
「主は女性ですから、支度には時間がかかるだろうと噂していましたけれど、何となく気がかりで」
「……」
足を組み替えた宗三左文字は、ベッドに投げ出されたままのワンピースを 流し目で見遣る。ペパーミントグリーンの、愛らしいそれ。
「なるほど。あなたの気鬱の原因は、アレですか」
見事に頭痛の種を言い当てられた少女は目を丸くする。蜂須賀以外の刀たちには、身支度を調えてから記念写真を撮るとだけ説明している。この本丸に就任してより初となる洋装を披露することは知らせていない。塞ぎ込む少女とワンピースを結びつける手掛かりはなかった筈だ。そんな少女の反応を見た宗三の顔には「腑に落ちた」と書いてある。
「それで? 何がご不満なんです? わが主様は」
不機嫌さを隠そうともしない宗三の態度に少女は抵抗する気力を失った。蜂須賀にも告げていない想いを、のろのろと文字にする。
『この服は、わたしには、にあわないです。髪も、ずいぶん伸びちゃった』
「まだ袖を通してもいないのに、なぜわかるんです」
にべもない青年の言に少女は黙り込む。ギュッと袴を握り込み、無言を貫く主の姿を前にして、宗三は盛大な溜息をついた。
駄目だ。刀剣たちの前では気を張って、主人らしくふるまおうと務めてきたのに。今日はどうも旗色が悪い。これではまるで駄々をこねている様だ。この胸の内には重苦しい感情が渦を巻いているのに、ちっとも伝えられやしない。
「そうですね。これを纏った姿が好ましいか否か。それはあなたが決めることです。第三者の意見はどうであれ」
「・・・・・・?」
主の態度に苛立ちを隠そうともしない宗三が言い放ったのは、幼い主の意向を尊重することばだった。しかし目を見ればわかる。理屈としては納得しても彼の感情はそうではない。事実、彼が続けたのは少女の懊悩を否定することばだった。
「これはあくまで僕個人の意見ですが、なかなか良いと思いますよ。そのワンピース」
『そうかな』
「ええ、そうですとも」
『でも、無理に着せようとはしないんですね』
「それは僕の主義に反しますから」
主たる彼女にこうまで歯に衣着せぬ物言いをするのは、今のところ宗三左文字くらいだ。その嫋やかな出で立ちに反して、少女が顕現させたこの打刀は直情的で血の気が多い。
実を言えば、そんな率直な言動を見せる彼のことを少女は少しばかり羨ましく思っている。だからだろうか。気がつけば、言わずにおこうと決めていた疑問を口にしていた。
『宗三、あのとき、どうして本当の願いごとをいわなかったの』
「おや、どうしてわかったんです」
『宗三の嘘はわかりやすいです』
「あなたも言いますね」
ふぅ、と細く長い息を吐き出して、宗三左文字は天を仰いだ。もしも映画であったなら、ここは主演俳優が優雅に紫煙をくゆらせる場面だ。
「僕の本当の願いは、誰かに頼んで叶えられる類のものじゃありませんから」
『宗三は、カゴの鳥でいるのはいや?』
「ええ、あなたと同じ様に」
向かい合う二人の間に沈黙が落ちる。主従は互いの目をじっと見つめた。そこに甘やかな空気などは微塵も無い。殺気すら感じさせる無言の応酬の後で、先に動いたのは宗三左文字の方だった。
「あなたも、この本丸という籠から出ることはできないのでしょう?」
「・・・・・・」
「そんな風に睨まずとも、無理に事情を聞き出しやしませんよーーあなたが僕に踏み込んでこない限りは、ですが」
この辺りが話を切り上げる頃合いだと考えたのだろう。胸に渇望を秘めた青年は「そろそろ失礼します」と口にして腰を上げた。少女はそれを黙って見送る。ドアノブに手をかけた宗三はしかし、そこで主の方へ振り返る。
「髪が気になるなら、堀川国広にでも頼むことです。くれぐれも僕に切ってくれなんて言わないでくださいね。僕らは刀の付喪神であって、鋏じゃないんですから」
脈絡の無い宗三の発言に、少女は首を傾げる。彼の意図を理解するまでには数秒を要した。・・・・・・思い返せば、彼に何が気にくわないのかと尋ねられたとき、この服と髪に違和感があると答えた。あれは話の枕だとばかり思っていたが、違ったようだ。
確かに、自分で髪を切る自信はないから、誰かに頼もうとは考えていたけれど。 髪が話題にのぼった時からずいぶん間が空いている。なぜ今頃になってわざわざ蒸し返す必要があったのか。
そんな疑問が顔に出ていたのだろう。少女の訝しげな態度を前にして、宗三左文字は憂鬱そうに呟いた。
「写真を撮るというから前髪を少しばかり整えてみたら。見て下さい、この様です」
そう言って彼が持ち上げた一房は、言われて見れば実にざんばらだった。真面目くさった声音のまま「どうやら僕は、思っていたよりも不器用だった様です」と悲し気に呟いた。
その情けない表情と先ほどまでの傲岸な彼の落差たるや。少女は思わず吹き出した。肩を震わせる主に、そんなに笑うことはないでしょうと拗ねて見せるものだから、ついに少女は腹を抱えた。
もしも声が出せていたなら大声で笑っていただろう。先ほどまで張りつめた空気はすっかり緩んで、霧散していった。泣き笑いをしながら少女は悟る。
宗三左文字は彼なりに気をつかってくれたのだ。彼の言うとおり、ひどく不器用なやり方で。
少女は乱れた呼気を整えながら、子どものように膨れる彼をおいでおいでと手招きする。向かう先は鏡台だ。ここには蜂須賀が必要だと言い張って集めさせた小物が詰まっている。
抽斗から何かを取り出した少女は、宗三に手を出せとジェスチャーする。怪訝そうな色を浮かべる青年の手のひらに載せられたのは、金属製のヘアピンだった。
鳥の羽根を模した装飾が控えめに施されている。摘まみ上げたそれをしげしげと眺めた彼は、やがてニヤリと微笑んで見せたのだった。
この日、幼い少女を主と仰ぐ刀剣たちは新たな屋敷を得た。引っ越し作業を一段落させた彼らは玄関先に集う。ペパーミントグリーンのワンピースを纏った少女がそこに登場すると、彼らは多いに湧き上がった。
晴れやかな衣装に身を包んだ主を囲んだ刀剣たちは、記念写真を撮影した。本丸の初期部隊の面々が顔を揃えたその一葉は額に納められ、少女の執務室に飾られている。
主の隣を陣取った宗三左文字が見慣れないヘアピンをしている理由は、少女と彼だけの細やかな秘密である。
了.
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柊鬼商店街鍋パ実行委員会
RP文章作成やルール整備等、全般で多大な協力を賜りましたが、メイン担当を記載しています。
委員一覧
マンション人狼のルール文章作成・サイトレイアウト調整・あやかしつづら原案
【suzupuyo】
マンション人狼の機能説明・村設定・つづらの遊び場テキスト
【Pitti1097】
告知画像・マンション人狼のルール調整・当村ローカルルール・つづらの遊び場ロケーション原案
【math_sicx】
つづらの遊び場ロケーションテキスト
【dot_kyom】
柊鬼商店街および秋の柊鬼商店街主催・全体監修
【okayu_7kusa】
引用・参考文献
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発言抽出機能解説
マンション人狼には、暗夜迷宮本編のようなルーム内チャットルームの増設によるRP整理の機能、特定ツリーの会話のみを表示する機能などはありません。
ですが、発言の検索・絞り込み表示に関する機能が充実しています。
RPの交通整理はこちらの機能の一部を使って行います。
好きなキャラクターのRP、独り言などゲーム中は見えないところで行われた推理の思考過程などを閲覧する際にもとても役立ちますので、ぜひご活用ください。
基本機能説明
現在表示されている日の発言ログのうち、チェック・入力内容に応じた発言のみを抽出表示します。
発言抽出を行っている時は、抽出ボタンの色が緑に変わります。
その状態で抽出ボタンをもう一度押すと発言抽出は解除され、すべての発言を表示する状態に戻ります。
また、いずれかの発言内のハッシュタグをクリックした場合でも、自動で同じハッシュタグを含む発言のみが抽出表示されます。
自分が新しく行った、またはWebhook通知を受けた他キャラクターからの発言が表示されない場合、まず発言の抽出が行われた状態でないか、加えて別の日数のログを閲覧中でないかご確認ください。
マンション人狼の発言ログは、ルーム単位に加えてゲーム中の日数単位で区切られています。
発言抽出をしているかに関わらず、現在表示されているものと別の日のログを表示することはできません。
発言抽出を設定した状態で別の日のログに移行しても抽出設定は保たれるため、日数を跨いだレスポンスを行う際は抽出機能をご活用の上、レスポンス用の窓を別に開くなどしてご対応ください。
ゲーム進行中の他キャラクターの独り言など、現在自分が閲覧できないものは抽出の対象になりません。
エピローグに移行し、すべてのログが表示された時にはすべての発言種別を跨いで抽出が可能になりますので、抽出機能を存分に活用して読みたいログを積極的に読んでいきましょう。
設定方法
パソコンからの参加の場合は画面中央下部の「抽出」
スマートフォンからの参加の場合は画面中央下の漏斗ボタン(逆三角形に近いボタン)
を押すと、発言絞り込みに関するポップアップが表示されます。
抽出項目カテゴリー解説
発言種別
キャラクター
キーワード
宛先
の4カテゴリーで検索できます。
同じカテゴリー内で複数のチェックを入れた際は、入れたチェックのどれかに該当する発言がすべて抽出されます(or検索)
異なるカテゴリーを跨いでチェックを入れた際は、入れたチェックのすべてに該当する発言が抽出されます(and検索)
ただし、発言種別「村建て発言」「公開システム」「非公開システム」は同時にキャラクター検索にチェックした場合でも影響を受けません。
例:
発言種別「通常」のみをチェック
→全キャラクターの通常発言のみを表示
発言種別「通常」にチェックした上で2キャラクターにチェック
→指定したキャラクターの通常発言のみを表示
発言種別「通常」「独り言」にチェック+自分のキャラクターにチェック
→自分の通常発言と独り言のみを表示
エピローグに入った後、発言種別「通常」「独り言」にチェック+2キャラクターにチェック
→指定したキャラクターの通常発言と独り言のみを表示
発言種別
特定の発言種別のみを抽出します。
各発言種別については、発言種別解説ページをご参照ください。
キャラクター
チェックしたキャラクターの発言のみを抽出します。
キーワード
指定したキーワードが含まれる発言のみを抽出します。
ハッシュタグをクリックした際は、この欄に自動でハッシュタグが入力されることでハッシュタグ単位の抽出が行われます。
クリックのみではタグ内の特定キャラクターの発言などは抽出できないため、その場合はタグをコピー&ペーストした上でのキーワード検索とキャラクター検索の併用が必要です。
宛先
プルダウンで選択したキャラクターの発言へのアンカーが含まれる発言のみを抽出します。
必ずしも選択したキャラクターの発言ではないことにご注意ください。
村の参加者としてログインしている場合、「自分宛抽出」をクリックすることで自分宛のアンカーが含まれる発言を抽出することができます。
キーワード検索とともに、Webhook通知でリアルタイムに通知されない独り言・秘話における言及をエピローグ後に確認する場合に便利です。
【文章作成:@Pitti1097】
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Webhook機能解説
マンション人狼では暗夜迷宮本編と同様、各参加者の発言に関する通知をDiscordのWebhookで受け取ることができます。
閲覧から会話まで、楽しいRPにご活用ください。
設定方法
パソコンからの参加の場合は画面右下の「⚙設定」を、スマートフォンからの参加の場合は画面右下の「⚙」ボタンを押すと、各種設定に関するポップアップが表示されます。
ポップアップをスクロールすると、以下のような「Discord通知設定」が表示されます。
こちらでWebhookURLと通知内容を設定して「保存」ボタンを押してください。
設定が完了すると、設定されたURLへテスト通知が届きます。
村名は表示されず、村名冒頭にある村番号での通知となります。
通知設定は村(ゲームルーム)ごとのものです。
前編「柊鬼夏祭り」にご参加いただいた方も、改めて通知の再設定が必要となります。
おすすめの設定内容
特にこだわりがなければ、チェックボックスはすべてONにしておくのがオススメです。
自由入力の「キーワード通知」には、
自分のキャラクター名
気になったムーブメントのキーワード
などを入れておくと言及に反応しやすくなります。
各通知についての詳細
設定画面でのチェックボックスのうち上3つ、
「開始通知」
「日数経過通知」
「エピローグ通知」
はマンション人狼のゲームシステム面に、
下3つのチェックボックスおよび���由入力の
「秘話通知」
「アンカー通知」
「役職窓通知」
「キーワード通知」
は他キャラクターの発言に関する通知機能です。
関連部分が同じ通知はだいたいの基本機能も共通しているため、この解説においても大きくこの2分野に分けて解説します。
秘話、アンカーによる返信、各種発言種別など、マンション人狼での発言に関する基本機能についてはチャット機能の使い方および発言種別をご参照ください。
開始通知
日数経過通知
エピローグ通知
「開始通知」はプロローグが終了し、ゲーム部分が開始した際、
「日数経過通知」はゲーム部分が進行し、ゲーム内日数が進行した際、
「エピローグ通知」はゲーム部分が終了し、エピローグへ移行した際に通知される機能です。
この3つの形式はほぼ同じで、このようにいずれも村(ゲームルーム)へのリンクURLがつきます。
秘話通知
アンカー通知
役職窓通知
キーワード通知
条件に該当する発言があった時、通知される機能です。
この4つの形式はほぼ同じで、すべての通知に送信元のキャラクター名・発言種別が明記されます。
「秘話通知」は自分宛の秘話、
「アンカー通知」は自分の発言へ向けたアンカーが含まれる発言、
「役職窓通知」は自分が参加している役職窓の発言、
「キーワード通知」は指定キーワードを含む発言、
それぞれすべてを通知します。
条件に該当するうち、特定キャラクターのみの発言を通知する機能はありません。
自分宛の秘話にキーワードが含まれている場合など、複数の条件に該当する場合は該当した数だけ多重に通知されます。
条件に該当する発言であっても、それが発言時点で自分に見えないメッセージであった場合、通知されません。
条件に該当したのが自分の発言である場合も通知されません。
【文章作成:@Pitti1097】
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マンション人狼の遊び方
マンション人狼とは?
そもそも人狼ってどんなゲーム?
村への参加方法
ゲーム上の諸注意
マンション人狼とは?
推理ゲーム「汝は人狼なりや?」 (人狼ゲームと呼ばれることもあります) の派生ゲームです。
人狼ゲームサイトWOLF MANSIONで遊ぶことができます。
一般の人狼では対話による探り合いや役職騙りが発生しますが、マンション人狼では公開場所での推理の共有や相談が原則禁止となっており、システム生成の要素(足音、投票など)から状況を推理します。
役職によって様々な能力があり、例えば「人狼」や「共鳴者」などの役職は他者に見えない専用のチャット(=窓) で同じ能力を持つ人との相談が可能です。
対話でなくシステム生成の要素(足音、投票)から推理する
投票や役職について嘘をつかなくていい!(※嘘をつける役職もある)
パズル感覚で遊べる!
そもそも人狼ってどんなゲーム?
村人陣営と人狼陣営に分かれ、陣営の勝利を目指して遊ぶ推理ゲームです。
ゲーム上の一日が経過する(=ゲームが進行する)ごとに村人が人狼に襲われて減っていくので、村人達は誰が狼なのか推理しながら多数決(投票)で選ばれた一人を毎日退治し、村の平和を守ります。
人狼側は村人に正体がバレないように立ち回り、人狼の全滅を防ぎつつ村人を減らしていきます。
村に潜む狼を全員倒せば村人の勝利、村人の数を人狼の数以下に減らせば人狼の勝利となります。
長期ベースの遊び
今回の村では24時間ごとにゲームが進行します。
村ごとにゲーム進行の更新間隔を設定できるので、更新間隔が15分~30分程度の短期村もあります。
キャラクターチップについて
通常の人狼村では、予め用意されたキャラクターチップ(チップ=ゲーム上の駒)をプレイヤーの分身としてゲームを遊びます。
今回の村ではWOLF MANSIONの機能を用いてオリジナルキャラのアイコンを持参し、ゲームを遊びます。
WOLF MANSION内の「自分でキャラクターおよびキャラクター画像を用意する村について」の記載の通り、ルールを守った画像で遊びましょう。
※ 上記リンク先の記載の通り、アップロードされたアイコンは、WOLF MANSION運営による各種宣伝の際に使用されることがあります。
表示サイズはデフォルトが縦横60pxですが、設定から画像を拡大して表示できるので、気にされる方は縦横120px以上推奨です。
ただし、システム上の仕様により、サイズが100KB以上の画像はアイコン登録できません。
※下図は上段のアイコン画像が縦横120px、下段が60pxです。
村への参加方法
WOLF MANSION にユーザー登録する。
メールアドレスは不要。IDとパスワードだけで登録できます。村が開催される前に取得しておくとスムーズ。
トップページの「ID登録」で登録したら、「ログイン」!
IDはゲーム終了時に公開されます。また、ユーザー一覧から自分のIDを開けば自己紹介の編集ができます。
開催されてる村へ行く。
トップページ下部に開催されてる村一覧があります。
必要事項を入力して村に参加!
キャラ名、キャラ名略称、入村発言、村のパスワードを入力!
見学者(=ゲーム部分に参加せずチャットだけ参加する枠です)で参加する場合は「見学者として入村」にチェック!
キャラ名やキャラ名略称についての説明は入村名およびサブPCについてをご参照ください
※今回の村では役職希望は無効です。
注意事項に同意し、入村すると以下のように反映されます。
以下の例ではキャラ名を「顔良 イケメンもどき」、キャラ名略称を「顔」と設定しています。
また、入村時のアイコンはシステム面(ゲーム盤面、人狼の襲撃台詞など)に使用されます。
※以下はゲーム終了後に撮ったスクリーンショットなのでキャラ名の後ろにユーザー名も表示されていますが、ゲーム開始時点では表示されません。
入村後も名前変更は可能ですが、ゲーム面に影響が出るため推奨されません。
変更する度にシステムメッセージがログに表示されます。
プロローグ期間が明けたらゲーム開始!
サイトや村のルールを守って楽しく遊びましょう!
プロローグ期間(=入村ができる期間)は最終アクセスから24時間経過で自動退室される仕様なので、発言せずともログインは小まめにすると良いでしょう。
いつのまにかログアウト状態で閲覧していることもあります。注意!
詳しい推理の仕方はゲーム・推理解説をご覧ください。
推理RPの方針については守ってほしい注意点の「推理について」をご覧ください。
ゲーム上の諸注意
公開チャットでの推理発言・推理の共有は禁止です
SNSなど外部ツールを用いて��参加者相手と行ってもいけません。
役職『人狼』、『共鳴者』がゲーム内の囁き/共鳴会話で行うのはもちろん大丈夫!
また、『導師』のみ、公開チャット上でCO(=カミングアウト。自分の役職を明かすこと)して能力の結果を公表することができます。
ゲームの内容について他者を責める発言は村内外問わずやめましょう
ゲームに慣れていない人も居ます。思いやりの心を持って楽しい村にしましょう。
こういう発言はやめてね
・導師さんが出てこないとAさんが狼かわからないな〜(公開場所での推理に関連する発言)
・くそ~~参加者AがBに投票してくれたらCを吊れたんだが~~(他人に責任を押し付ける発言)
・ちくせう、××は(ぼくのかんがえたさいきょうのルート)で足音たててくれたらいいのに~~
・おいおい、Aは味方なんだから俺に投票するなよ~ など
投票先のセットを忘れずに
投票先の設定を忘れると自分自身へ投票してしまいます。注意!
一つの村に複数のアカウントを用いて参加しないこと
今回の村ではアイコンが複数登録できるので擬似的にサブPCも動かすことが出来ますが、この村でも一般の村でも複数のアカウントを用いて複数のチップを動かす行為は禁止です。
入村名およびサブPCについてにも記載の通り、サイト側から厳しい��置が取られます。
【文章作成:suzupuyo】
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守ってほしい注意点
参加可能範囲
「柊鬼商店街の関係者(バイトまで可)」と「関係者から紹介を受けた方」に該当するPLが対象となります。
関係者からのお誘いしたい人へのお声掛けは大歓迎です。
関係者以外の参加希望者は、お手数ですが関係者へお気軽にお声掛けください。
コンセプトについて
当企画は、 マンション人狼の自作アイコンアップロード機能を使い、各位のPCを持ち寄ってRPを楽しむことに主眼を置いています。
マンション人狼の本来の遊び方との差異もありますが、遊び方をご確認の上、参加者全員で楽しいログが作れるようご協力ください。
当企画コンセプトは、「秋を楽しむPCたちが見たい!」と「PCたちの退魔師仕草が見たい!」です。
適度なほのぼのRP・シリアスRPが見れることを楽しみにしております。
この村のレーティング設定は「全年齢」となっております。
柊鬼商店街の参加規約にも「子どもが来ても大丈夫な商店街」を心がけていただくようお願いがございますが、それを引き続きお守りください。
また、PC・PL共に、柊鬼商店街や公式のイメージを毀損するような発言はご遠慮ください。
システムについて
マンション人狼では、見学参加でも参加者と同じようにRPしていただけます。
ゲーム参加がない分、RPに注力できる余裕があるため、そちらに重きを置かれたい方にもオススメです。
また、当村はパスワード付きの村になります。
パスワードは「ヒイワシ君」です。
推理について
一部ローカルルールではありませんが、重要事項のためご確認ください。
「独り言」と「役職窓」を除き、推理発言は禁止です。
(秘話でもNGです。)
役職を明かしていいのは導師だけです。
導師は役職・結果COの際、 結果に絡めたRPはせず、「#導師CO」を付けたうえで、テンプレートに沿って簡潔に結果のみCOしてください。
周りの参加者も、COに反応しないようご注意ください。
(独り言や役職窓では言及OKです。)
=導師COテンプレート(例1・能力未行使)=
[[b]][[large]]【導師CO】[[/large]][[/b]]
#導師CO
=導師COテンプレート(例2・能力行使後)=
[[b]][[large]]【導師CO】[[/large]][[/b]]
[柊]柊鬼水神 ヒイワシ君は怪異のようだ。
#導師CO
PCがしそうな推理とPLが行った推理に齟齬が出る場合、PLとしての推理を優先してください。
(PCがしそうな行動とPCの行動結果を決めるダイスに齟齬があった場合、ダイス結果の反映を優先させるようなものです。)
当村では持ち寄ったキャラクターとして推理をするRPを歓迎しております。
「マンション人狼を舞台にしたからこそできる、推理RPという独自栄養素を見たい!」も当企画コンセプトの一つです。
推理にご参加の方は、独り言や役職窓でぜひRPをお楽しみいただけますと幸いです。
メタ推理(PLが◯◯さんなら、こういう推理をしてここに投票しそう! など、人読みを盛り込んで動くこと)は禁止です。
この村では、誰がどの役職を担当するのかはランダムで決定されます。
人狼などゲーム上の方針相談が必要な役職を引いた場合は、できる限り相談に参加するようにしてください。
推理がわからない場合も、正直に伝えることが大切です。
間違いも過度に恐れる必要はありません。
仲間からの反応がないと不安になるのは、画面の向こうの相手も同じです。
ゲーム上の役職編成は、「村人」「導師」「賢者」「人狼」「狂人」の5つの役職を使う簡易なものを予定しております。
RPについて
暗夜迷宮公式ガイドに案内のある地名・組織名や、他ユーザー企画発祥の、ご自身が権利を持たない固有名詞のご利用はお控えください。
「西東京」や「退魔師組織」、「うちの学校」、「職場」等の一般地名・名詞としての単語に置き換えるようご協力をお願いいたします。
毎日RPをする必要はありません。
ただし、ゲーム参加者はゲーム期間中、自分が生存している間は最低でも一日一回の投票が必要です。
サブPCおよび入村名について
【サブPCの扱いについて】
この村では一般的な定期更新ゲームと同じ感覚で自作のアイコンをアップロードして登録するため、性質上、一人のPLが一つのアカウントで複数PCを扱うことが可能です。
ただしマンション人狼のシステム上、アカウントの扱いや発言時の名前の登録・変更などの点で暗夜迷宮や一般的な定期更新ゲームと違う点があることにご注意ください。
大事なこととしてまず最初に、マンション人狼はそのゲームの性質上、一つの村に複数アカウントで入村することが禁止されています。
検知システムも導入されており、見つかり次第マンション人狼で行われる全ゲームへの参加禁止措置が取られるため、1PL1アカウントを厳守の上ご参加ください。
【ゲーム中の名前変更について】
最近の定期更新ゲームでは発言の度に発言欄の名前を自由に変更できるシステムが一般的ですが、マンション人狼では名前の変更こそ可能なものの、変更の度にシステムメッセージで全体に告知され、かつ発言と同時には行えない仕様となっています。
この仕様は、名称の変更がゲーム部分にも影響するマンション人狼のシステムに由来します。
このため、特にゲーム開始以降の名前変更は、通常のマンション人狼でもこの村でも推奨されません。
(当村ではゲーム開始前であれば入力ミスなどの訂正は問題ありませんが、頻繁な変更はおすすめしません。)
メインPC以外に扱うサブPCがいるなど、村内にて複数名のPCでRPを行う予定がある場合にメインPC名での入村を行うと、マンション人狼ではサブPCまでがメインPCの名前で喋ることになってしまいます。
サブPCを扱う場合、入村の段階である程度自分の動かすどのPCが喋ってもいい名前で入村する必要があります。
参加申請用フォームでも名前・PC紹介といった「メインPC情報」と「入村予定名」、サブPC情報などを含む「備考」について区別して申請をいただきますので、複数名PCでRPを行う予定のある方はフォーム入力内容と、各フォームの解説をよくご確認ください。
入力について迷うことがあれば、参加者一覧から既存入力者の書式や内容などを参考にしてみてください。
【マンション人狼における入村名】
マンション人狼では、【[肩]肩書 キャラクター名】というフォーマットに沿った形式の名前が使われます。
=サンプル=
[柊]柊鬼水神 ヒイワシ君
※入村時には、キャラクター名に「柊鬼水神 ヒイワシ君」、 キャラクター名略称に「柊」と入れています。
通常のマンション人狼では画像・肩書きがセットになった既成のキャラクターチップを使用するため、使用チップのデフォルト設定名で入村するのですが、今回のようなアイコンアップロード形式の村では入村時に自分で名前を入力する必要があります。
肩書はそのPC及びサブPC達に合ったものをご自由にお持ち寄りください。
名前の先頭につく[ ]内には、他の参加者と被らないひらがな・カタカナ・漢字一文字を、肩書きの語中から取って使用するのが一般的です。
ゲーム時に参照されるものであるため、一文字でどのキャラか判別しやすくなるよう、入村済みの方の一覧を見て被りがないようにご協力ください。
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柊鬼夏祭り実行委員会
RP文章作成やルール整備等、全般で多大な協力を賜りましたが、メイン担当を記載しています。
委員一覧
マンション人狼のルール文章作成・サイトレイアウト調整・ヒイワシ君ガチャ(各種パーツ説明)・花火RP・鰯祭りの歌および柊鬼音頭(作詞)・屋台(一部)&花火RP
@suzupuyo
マンション人狼の機能説明・村設定・タイムテーブル・ラジオ体操RP
@Pitti1097
告知画像・マンション人狼のルール調整・当村ローカルルール・ヒイワシ君ガチャ(各種パーツ説明)
@math_sicx
芳竹会長挨拶・ヒイワシ君ガチャ周り・鰯祭りの歌および柊鬼音頭(楽曲)
@dot_kyom
柊鬼商店街および柊鬼夏祭り主催・全体監修
@okayu_7kusa
引用・参考文献
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発言抽出機能解説
マンション人狼には、暗夜迷宮本編のようなルーム内チャットルームの増設によるRP整理の機能、特定ツリーの会話のみを表示する機能などはありません。
ですが、発言の検索・絞り込み表示に関する機能が充実しています。
RPの交通整理はこちらの機能の一部を使って行います。
好きなキャラクターのRP、独り言などゲーム中は見えないところで行われた推理の思考過程などを閲覧する際にもとても役立ちますので、ぜひご活用ください。
基本機能説明
現在表示されている日の発言ログのうち、チェック・入力内容に応じた発言のみを抽出表示します。
発言抽出を行っている時は、抽出ボタンの色が緑に変わります。
その状態で抽出ボタンをもう一度押すと発言抽出は解除され、すべての発言を表示する状態に戻ります。
また、いずれかの発言内のハッシュタグをクリックした場合でも、自動で同じハッシュタグを含む発言のみが抽出表示されます。
自分が新しく行った、またはWebhook通知を受けた他キャラクターからの発言が表示されない場合、まず発言の抽出が行われた状態でないか、加えて別の日数のログを閲覧中でないかご確認ください。
マンション人狼の発言ログは、ルーム単位に加えてゲーム中の日数単位で区切られています。
発言抽出をしているかに関わらず、現在表示されているものと別の日のログを表示することはできません。
発言抽出を設定した状態で別の日のログに移行しても抽出設定は保たれるため、日数を跨いだレスポンスを行う際は抽出機能をご活用の上、レスポンス用の窓を別に開くな���してご対応ください。
ゲーム進行中の他キャラクターの独り言など、現在自分が閲覧できないものは抽出の対象になりません。
エピローグに移行し、すべてのログが表示された時にはすべての発言種別を跨いで抽出が可能になりますので、抽出機能を存分に活用して読みたいログを積極的に読んでいきましょう。
設定方法
パソコンからの参加の場合は画面中央下部の「抽出」
スマートフォンからの参加の場合は画面中央下の漏斗ボタン(逆三角形に近いボタン)
を押すと、発言絞り込みに関するポップアップが表示されます。
抽出項目カテゴリー解説
発言種別
キャラクター
キーワード
宛先
の4カテゴリーで検索できます。
同じカテゴリー内で複数のチェックを入れた際は、入れたチェックのどれかに該当する発言がすべて抽出されます(or検索)
異なるカテゴリーを跨いでチェックを入れた際は、入れたチェックのすべてに該当する発言が抽出されます(and検索)
ただし、発言種別「村建て発言」「公開システム」「非公開システム」は同時にキャラクター検索にチェックした場合でも影響を受けません。
例:
発言種別「通常」のみをチェック
→全キャラクターの通常発言のみを表示
発言種別「通常」にチェックした上で2キャラクターにチェック
→指定したキャラクターの通常発言のみを表示
発言種別「通常」「独り言」にチェック+自分のキャラクターにチェック
→自分の通常発言と独り言のみを表示
エピローグに入った後、発言種別「通常」「独り言」にチェック+2キャラクターにチェック
→指定したキャラク��ーの通常発言と独り言のみを表示
発言種別
特定の発言種別のみを抽出します。
各発言種別については、発言種別解説ページをご参照ください。
キャラクター
チェックしたキャラクターの発言のみを抽出します。
キーワード
指定したキーワードが含まれる発言のみを抽出します。
ハッシュタグをクリックした際は、この欄に自動でハッシュタグが入力されることでハッシュタグ単位の抽出が行われます。
クリックのみではタグ内の特定キャラクターの発言などは抽出できないため、その場合はタグをコピー&ペーストした上でのキーワード検索とキャラクター検索の併用が必要です。
宛先
プルダウンで選択したキャラクターの発言へのアンカーが含まれる発言のみを抽出します。
必ずしも選択したキャラクターの発言ではないことにご注意ください。
村の参加者としてログインしている場合、「自分宛抽出」をクリックすることで自分宛のアンカーが含まれる発言を抽出することができます。
キーワード検索とともに、Webhook通知でリアルタイムに通知されない独り言・秘話における言及をエピローグ後に確認する場合に便利です。
【文章作成:@Pitti1097】
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Webhook通知解説
マンション人狼では暗夜迷宮本編と同様、各参加者の発言に関する通知をDiscordのWebhookで受け取ることができます。
閲覧から会話まで、楽しいRPにご活用ください。
設定方法
パソコンからの参加の場合は画面右下の「⚙設定」を、スマートフォンからの参加の場合は画面右下の「⚙」ボタンを押すと、各種設定に関するポップアップが表示されます。
ポップアップをスクロールすると、以下のような「Discord通知設定」が表示されます。
こちらでWebhookURLと通知内容を設定して「保存」ボタンを押してください。
設定が完了すると、設定されたURLへテスト通知が届きます。
村名は表示されず、村名冒頭にある村番号での通知となります。
通知設定は村(ゲームルーム)ごとのものです。
後編へご参加の際は、改めて通知の再設定が必要となります。
おすすめの設定内容
特にこだわりがなければ、チェックボックスはすべてONにしておくのがオススメです。
自由入力の「キーワード通知」には、
自分のキャラクター名
店名
気になったムーブメントのキーワード
などを入れておくと言及に反応しやすくなります。
各通知についての詳細
設定画面でのチェックボックスのうち上3つ、
「開始通知」
「日数経過通知」
「エピローグ通知」
はマンション人狼のゲームシステム面に、
下3つのチェックボックスおよび自由入力の
「秘話通知」
「アンカー通知」
「役職窓通知」
「キーワード通知」
は他キャラクターの発言に関する通知機能です。
関連部分が同じ通知はだいたいの基本機能も共通しているため、この解説においても大きくこの2分野に分けて解説します。
秘話、アンカーによる返信、各種発言種別など、マンション人狼での発言に関する基本機能についてはチャット機能の使い方および発言種別をご参照ください。
開始通知
日数経過通知
エピローグ通知
「開始通知」はプロローグが終了し、ゲーム部分が開始した際、
「日数経過通知」はゲーム部分が進行し、ゲーム内日数が進行した際、
「エピローグ通知」はゲーム部分が終了し、エピローグへ移行した際に通知される機能です。
この3つの形式はほぼ同じで、いずれも村(ゲームルーム)へのリンクURLがつきます。
秘話通知
アンカー通知
役職窓通知
キーワード通知
条件に該当する発言があった時、通知される機能です。
この4つの形式はほぼ同じで、すべての通知に送信元のキャラクター名・発言種別が明記されます。
「秘話通知」は自分宛の秘話、
「アンカー通知」は自分の発言へ向けたアンカーが含まれる発言、
「役職窓通知」は自分が参加している役職窓の発言、
「キーワード通知」は指定キーワードを含む発言、
それぞれすべてを通知します。
条件に該当するうち、特定キャラクターのみの発言を通知する機能はありません。
自分宛の秘話にキーワードが含まれている場合など、複数の条件に該当する場合は該当した数だけ多重に通知されます。
条件に該当する発言であっても、それが発言時点で自分に見えないメッセージであった場合、通知されません。
条件に該当したのが自分の発言である場合も通知されません。
【文章作成:@Pitti1097】
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