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nemui67909 · 2 months
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「その時気づいたんですよね、自分が普通じゃないって」「小さいころから人とは違うことがコンプレックスだったので」
本は、テレビは、ラジオは言った。
ぼくは普通だった。ずっと普通だった。普通の家庭に生まれ普通の家族がいて普通に勉強ができて普通に運動ができて普通に友達がいて普通に好きな人がいて普通に先生の言うことを聞いて普通に大人になって普通に仕事して普通にお金をもらって普通にご飯を食べて普通に恋人がいて普通に趣味がある。今も、昔もずっと普通だった。
本は言った「自分は普通だと思ってたんです。でも普通を装ってただけなんですよね」普通を装うってなんだろう。テレビは言った「頑張って周りと合わせていただけでほんとは興味なかったんですよね」自発的に合わせないといけない話ってなんだろう。ラジオは言った「だから今でもみんなと違うよねって言われることが怖いんです」みんなと違うのってなんで怖いんだろう。
ぼくはいつもみんなだった。ぼくはいつも大多数で、一般で、全国で世界だった。
これはぼくがずっと思っていたことです。そして今初めて言葉に起こします。
ぼくは普通じゃない人が羨ましかった。普通じゃないということがかっこいいと思っていた。普通なのに普通じゃないことを装うこともあった。だから「自分は普通じゃない」という人たちのことを君たちも本当は普通なんだろうとどこか蔑んでいた。でも違った。本当に普通になれない人もいるんだ。
だからぼくは分かりたかった。その人たちの気持ちを分かりたいと思った。でも、たくさん本を読んでたくさん声を聞いてもちょっとずつしかわからない。ぼくは普通だから。だからもっとたくさん読まないといけないんだ。聞かないといけないんだ。傲慢かもしれないけど、それが、普通に生まれたぼくができることだと思うから。
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nemui67909 · 2 months
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別に誰かと比べる必要はないよってみんなが言ってた。それは自分を卑下してる人にばかり向けられていると思っていたけど、あの人が他を下げて自分をよく見せようとしていると君が言っていて、自分を上げる場合にも当てはまるんだと思った。
常識ってなんでしょうか。最近スーパーの野菜の値段を見ると思います。このブロッコリーの値段は誰が決めたんだろう。海の色の名前は青って誰が決めたんだろう。死んじゃダメって誰が決めたんだろう。子どもは夢をもつものって誰が決めたんだろう。偉い人が失言するといなくなるのは誰が決めたんだろう。仕事しなくちゃいけないって誰が決めたんだろう。ずっと昔常識になる前はきっと常識じゃなかったことがたくさんの人がそうだって言って常識になっていった。常識って結局、「みんな」がそう言うからそうだってことなのかな。それって常識じゃなくて足並みを揃えるための共通認識ってことな気がしている。でも、みんなが足並みを揃えるからきっとみんなはそれなりに生きやすい世界になる。多分そうじゃない人もいるんだ。一緒に行進できない人もいるんだ。こういうこと、たまに思い出さないと僕は僕をまた嫌いになる。
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nemui67909 · 5 months
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つらい。つかれてしまった。1人になりたい。1人がいいと思いながら誰かに話を聞いて欲しいと思ってしまうのは、わがままで、自分なんて消えてしまえばいいという思いを加速させるだけだった。毎日胃が痛んだ。いや、もはや痛いのは胃なのか、お腹のどこか別のところなのかわからなくなっていた。自然でいい、人間でなくていい、誰か、誰か、ありがとう
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nemui67909 · 5 months
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愛情が欲しいと喚き散らすあなたたちを見て自分は違うと、他人に迷惑などかけないと、ただ遠くから見ている僕が1番気持ち悪いのだと自分でわからなければならなかった。正直に生きるってなんですか?君に嫌われるくらいならほんとは泣きたくても反射的に笑ってしまうのは悲しいことかもしれない。とても好きだったけど今は憎い君。君に会ったとしても、僕はきっと笑ってしまう。本当のことなんてずっと声にはならない。僕がいなくなるまで。
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nemui67909 · 6 months
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人間があまりに違いすぎて、言語はもはや意味をなさなくなっていた。夜、怪獣みたいに暴れ回っても昼になると「自分は一般です」という顔をする子は多分強くない。暴れ回る怪獣を笑い物にして、涼しい顔でいる君だって、冗談でピュアをやってるピエロかもしれなかった。箱の中身は誰にもわからない。僕は君になれないし、君は僕になれないから。だから僕はここから見ている。はやく元の静かな夜に戻るのを。
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nemui67909 · 7 months
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泣き叫ぶ。
ずっとその言葉が浮かんでいた。どこでもいいから走りだして何に対してかわからない言葉にならない何かを叫びたかった。
あなたたちにはどんなふうにこの世界が見えていますか。君には明日がはっきりと見えているんでしょうか。
僕には今は何も
忘れられない景色を思い出して気持ちを取り戻すことしか今はできなくて、汚い言葉を吐くだけの人間になってしまったことを悔いています。
大きなお風呂に入ると何もかもお湯に溶けて綺麗になった気になれますね。
全部湯気になったんだったっけ。記憶も。
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nemui67909 · 10 months
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暑すぎて朝起きると鼻血が出ていた日、ビルの隙間から花火見えた。
自分にとって大切な人たちが増えるほど、誰かを思いやるほど、結局僕は独りなんだと思った。
物を売るために何かをつくる人たちよりも自分より弱い人たちを助けようとする人たちの方がずっと大変で辛いのに報われない世界だということを知ると大人になってしまったのだと怖くなった。
最近はずっと眠い。最後に深く眠った日はいつだったんだろう。小学校高学年になってから今まで眠くない日はなかった。病院に行って覚醒する薬を飲めば変わると本で読んだけど、必要以上の頭の容量が増えたところでどうでもいいことを余計に考えてしまうのだから病院には行かなかった。たまに森の奥に住む民族とか戦争で生き残った人が見つかったとかテレビで見ると、病院って本当に必要なのかと思う。みんな死ぬのが怖いんだ。僕も 。
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nemui67909 · 11 months
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東京でもカブトムシっているんですね。踏まれないように木に移してあげました。カブトムシには優しくできるのに蜘蛛やゴキブリには一生をかけても優しくできない。
なんでこんなにも世の中には曖昧な人が多いんでしょうか。落語の良さは人間の曖昧さを肯定してくれることと聞いたことがありますが、僕は曖昧な人が好きになれません。芸術の世界において曖昧さは必ずと言っていいほど肯定されるもので、それはなんとなく理解できるのです。でも、人間関係において曖昧な返事をする人、自分の素直な感情を見せない人をいつも苦手に感じてしまう。怖い。そんな人間が8割を占める日本にいて、こんなことを言うのは日本人失格なのかもしれない。大好きだったあの子でもある人の前だと全く違う人に見えました。みんなそれを平気でしている国。どうか、僕の大好きな君たちはいつまでも素直でいてください。
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nemui67909 · 11 months
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誰かを信頼しても、また会うまでの間に文面のみでのやり取りをする中で、どんどん気持ちが減っていって、次会う時にはまた不確かな存在になっている。毎日オーブンの中みたいに暑すぎる東京で、自分を大切して思ってくれるのはやはり自分だけだと心が分裂しそうになりながら生きるのは大変なんだとお母さんに言いたかった。僕はこの先どうなるんでしょうか。冬の曇り空よりも、真っ青な夏のブルーハワイみたいな空に飛び込む方が魅力的に思います。僕では何も変えられませんでした。ただ生活をしているだけの人間でごめんなさい。
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nemui67909 · 11 months
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この曲を聴くと泣いてしまう。韓国のガールズグループの曲は強い女性をテーマにした曲が多いけど、この曲はただ強いだけじゃなくて、大変だったこと、頑張ってきたことを思い出してもう一度自分を奮い立たせている健気さみたいなのを感じる。それから、女友達が「まだ、まだだよ、一緒に行くよ」と励ましてくれているような、そんな心強さも感じる。だから泣いてしまう。この涙は卒業式の涙に似ている。世界を鋭い眼差しで睨んでいる少女の物語が詰まっているみたい。 
和訳
ビルの間に咲いたバラ
どうか生き残ってくれたら
折れないで すくすく育って
全身を覆っているトゲ
どれだけ辛かったの
耐えてくれてありがとう
美しくない花はみんな
切り捨てて
美しければ美しいで
摘んで いつかは枯れて
どうして放っておけないの
そのまま通り過ぎて
悪環境の中で咲いたわけじゃない
頑張って生きてきたじゃない hey
私はビルの間に咲いたバラ
索漠としたこの都市が美しく染まるまで
前を向いて頑張る 最後まで
皆が私の香りを嗅いで酔いしれ 笑うまで
Oh oh oh oh
No I'm not goin' down I'll be alright
Yeh I'm only goin' up and Imma be alright
Hey
私は望んでここで咲いたんじゃないと
恨んでみても変わらない 何も
振り返ってみると
前だけ見てきた私がいる
その都度 よく耐えたと
思わない ただ自分を信じた
強い風が吹いて
私を折ろうとしても
しょっちゅう虫が私に
ついて苦しめても
No いつもめげずに
倒れない私
悪環境の中で咲いたわけじゃない
頑張って生きてきたじゃない hey
私はビルの間に咲いたバラ
索漠としたこの都市が美しく染まるまで
前を向いて頑張る 最後まで
皆が私の香りを嗅いで酔いしれ 笑うまで
Keep it up
Oh oh oh oh
It's a song for you and I
Say that we're alive
Celebrate it now
私はビルの間に咲いたバラ
索漠としたこの都市が美しく染まるまで
前を向いて頑張る 最後まで
皆が私の香りを嗅いで酔いしれ 笑うまで
Keep it up
Oh oh oh oh
No I'm not goin' down I'll be alright
Yeh I'm only goin' up and Imma be alright
Hey
Keep it up
Oh oh oh oh
No I'm not goin' down I'll be alright
Yeh I'm growin' up and Imma be alright
Hey
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nemui67909 · 11 months
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子どもが偉くて大人が何もできない世の中だったら世界はもっと平和になるんじゃないかな。大人なんてろくな生き物じゃないから人間は30歳くらいで不能になるように作られればよかった。知識と経験があれば、ない人たちを自由に支配してしまえるのはどうしたら変えられますか?前世の記憶を持ったまま生まれた子どもが世界を牛耳ってしまえばいいのに。本当に助かるべき人は助けを求めていないのかもしれない。海の向こうで君がが叫んでいてもその声が僕に届くまでどれほどの時間がかかるんでしょうか。聞こえない声を聞きた��。傲慢。偽善でもいい。できることはありますか。
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nemui67909 · 11 months
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七夕に空を見上げたことはありますか。大好きなお父さんに何年も会えない子どもがいる星に住んでいて、一年に一度必ず会える彼らの再会を祝うことをしているのは変ですね。天気予報に一喜一憂している人たちを見ると大人も子どもも女も男も自然の摂理には逆らえないのだと可笑しくなります。亀が脱皮するみたいに僕の指の傷の瘡蓋が剥がれて、人間もこんな薄い皮で自分を守っているのだと自分がちっぽけに感じました。蚊はなぜ僕の血を吸うんでしょうか。いつから人間の血を吸っているんでしょうか。蚊が危険な生き物だと知りながらなぜ人間は血に蚊を殺す薬を仕込むように進化できなかったのでしょうか。人は弱い。星になれば無敵になれますか。無敵って、敵ってなんだろう。僕にとっての敵は
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nemui67909 · 1 year
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大人が嫌いだったあの頃の気持ちが大人になっても顔を出す時がある。自分を制御できていないようでがっかりするけど、何かを生み出したい時それはすごく大切な気がしていて無くならないでいてくれたことに安心した。でもそれは年々姿を見せなくなってきているように感じてそのことに最近は焦りを感じている。世の中の才能があると呼ばれてる人たちはみんなそれが剥き出しになっている気がする。大人って意外と大人じゃないよな、と大人になればなるほど思う。あの時感じていた大人を嫌悪する感情は割に間違ってなかったのかもしれない。大人ってなんなんだろう。
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nemui67909 · 1 year
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これは去年の夏の花火。みんなで無人島に行った日、花火大会があった。小学生の頃家族で見た花火も中学生になってはじめて友達と出かけて見た花火も高校生になって浴衣を着て見に行った花火も大学生の時バイトしながら見た花火も社会人になって会社の窓から見えた花火もどれも良かった。光の花はいつも私から言葉をなくしてくれた。余計なことまで話してしまう時間をなくしてくれた。毎日花火が上がれば世界から悪口がなくなるかもしれない。遠くの国で花火みたいな大きな音を立てて光が流れて落ちた。ここにもいつかやってくるかもしれない。そんな日が来ないことを祈るしかできない。君が無事でいることを願っています。今年も花火が見れたら幸せかもしれない。でも今は日常を噛み締めたい。近くの幸せに気づきたい。今が続きますように。
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nemui67909 · 1 year
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世界には知らなくていいこともある。平穏を愛せていますか。自分を大事にしてください。自分を大事にするってなんだろう。君にとって君を可愛がることは僕にとっては暴力かもしれない?、君はもっと愛されていい。僕の知らない世界で誰かに傷つけられてもその傷を自分だと言って愛してしまうような人なのかもしれないけれど、傷つけない人ばかりの世界もあるのだとどうか気づいてほしい。僕は間違っていますか?たくさんの種類の人間がいるから世界が歪んでしまうんでしょうか。輝きたい。希望は怖い。今を愛したい。どうか、大切な人たち、幸せでいてください。
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nemui67909 · 1 year
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信号を待ちながらこのまま信号が変わらなかったらどうしようと考えていた。信号が青にならない世界。車が私の目の前を通り過ぎることのない世界。そんな風に世界は分岐しているのかもしれない。
私やみんなを虜にする君たちはこんなにも輝いていて、でも君たち自身はその莫大なエネルギーと全ての人を幸せにするその魅力をまだ信じきれていない。でもきっとそれでいい。信じきれない心が危うさという美しさとなり、私たちへの大きな愛となっているのだから。大丈夫。大丈夫だよ。そんなに頭を下げなくていい。いつだって君は、君たちは美しくて、かわいいのだから。いつだって君たちへ向けられる私たちの愛情は本物なのだから。君の潤んだ瞳を見ると、今日がきっと紛れもない晴天で、それまではずっと土砂降りだったようなそんな日々を過ごして来たんだろうと想像してしまいます。いつか互いを裏切る日が来ても、幸せだった時間と記憶は永遠に綺麗なままだよ。今を信じていてね。信号が青に変わる世界にいる限り。
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nemui67909 · 1 year
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夜だった。
足元には草が茂っていた。
畑や田んぼや川の近くにあるような農道。細くて長いその道に私は立っ��いた。
何かを追いかけて走り出すと、足元や周りにさまざまな大きさの鳥居があることに気がついた。鳥居の中には火が揺らめき、私はその鳥居を飛び越え、くぐり走り抜けるが、最後には何か悪いことをしたようで決まって後悔するのだった。
道の途中で、陰陽師のような服を着た人間が何かに祈りを捧げていた。祈りの先では何かとんでもないものが地面から出てこようとしているように見えた。
ピピピピピピピピ。
どこからともなく聞こえる機械音。
ピピピピピピピピ。
私の目に映るのは木目の天井だった。
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