Tumgik
diary-10 · 3 years
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語彙の話をしてはりねずみ、という答えが返ってきたのは人生で初めてです。所説あると思うのですが、彙は象形文字で、はりねずみが体をまるめて毛をピン!と立てている形だそうです。その毛が密集していることから転じて「あつまる、あつめる」の意味となったようですよ。語彙と語と彙に分解して捉えてみようと試みるあたりがすごくあなたらしいなと思うし、そういうところが好きだなと思いました。ちなみに僕はあなたが風情のない人だとは思いません。
明朝体話、ありがとう。まるで僕にはない発想だな、なるほど!あっぱれ!と思わず扇子を開きたくなるようなお話でした。方程式の意味するところや根本的な考え方自体を理解できれば、あなたのいうとおり日常生活の色んな場面において役に立つんだろうと思います。ただルールや規則性を覚えるだけではなく、そこに至るまでの過程を言葉で説明してくれると物凄く分かりやすい。僕は結果までのおおよそ筋道を立てて、かつその過程の意味を自分が理解していないと苛々してしまって先に進めないタイプです。あなたのような人に教わっていたらもう少し数字が好きになっていただろうな。ときすでにおすし…いや、まだ遅くない。ねばーとぅーれいと、っていいますもんね。遅すぎることはない。きっとこういう話を聞かせてくれ!と言わなくても、あなたの言葉のなかにはきっとこういう価値観が埋め込まれているんだなと思うと、ディスプレイに映しだされる無機質な数字にも意味を見出したくなります。貴重なお話をありがとう。誰もが同じ答えにたどり着けるって確かに美しいと思います。僕の修めていた学問はどちらかというと、自分にしか見つけ出せない答えを導くために読み解いていく、という感じです。梶井基次郎の『檸檬』という小説は寺子屋時代に読みましたか?僕はのちにそれを研究する機会があったのですが、所謂国語の教科書的模範解答とは真逆の結論を導き出せるのでないか?と思い奮起した末、大分こじつけ感強し!な論文になりましたが、楽しかったことを思い出しました。僕も寺子屋時分から図書館、図書室が大好きな童だったゆえ、書庫に引き籠って調べ物をするという作業は性に合っていたのだと思います。久しぶりに『博士の愛した数式』を読んでみようかな。僕の愛読書の一つです。そういえば、先日僕の名前の話をしたと思うのですが、そういう意味では名は体を表せられているかもしれません。ちなみにもう一つ意味があるようで、本に挟む=目印、というところから、周りの人や物事をいい方向へ導けるような人になってほしいという願いも込められていたそうです。そんな素晴らしい人にいつかはなれたらいいなと思います。
ここまで聞いてみて、あの方たちのコントにあなたが惹かれたのも今となってはすごく腑に落ちました。言葉の力を最大限に活かし、緻密に細部まで作り込まれていて、かつ一つの無駄のない構成。僕たちを魅了する要素があまりにもあり過ぎます。そんなあなたにはきっと気に入ってもらえると思うので、先日僕がラジオのヘビーリスナーであることを告白した某南国果実殿の好きなコントを書いておこうと思います。何かしらの媒体で観られると思うのでぜひ!「secretive person」「二重思考人間」「wonder moon」「4」「dumb cluck」「恋人岬」「the Supernatural」「絵本」…お得意のあげすぎました、すみません。長尺なので本当に暇なときに観て笑ってくれたら嬉しいです。
追伸、偶然は重なり続ける…。あなたが高菜好きなことは十分証明済です。そういえば久しく食べてない気がしたので今日のお昼はパスタにしよう。高菜はないので、オクラ+納豆+大根おろし+大葉+めんつゆのパスタでいこうと思います。あと僕も三半規管よわよわなのでジェットコースターなんぞ乗ったら絶命します。
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diary-10 · 3 years
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先日、長年購入を悩んでいた香水を購入した。金木犀の香りの香水だ。ネットで色々調べて、これが一番本物のにおいに近いという口コミが購入の決め手となりました。なので、もし今日の電話で話したことが実現する日がくるならば、そのときはあなたの手首に教えてあげます、僕の大好きな香りを。
ほんの数時間前に電話をきったばかりなのに、まだなんとなくあなたの笑い声が耳に残っていて不思議な感覚です。こんなに声を出して笑ったのも、こんなに怖い…となったのも久しぶりの感情過ぎて、まだぼんやりしています。電話中、というか平常時からぼんやりしているのがデフォなんですけれども。あなたも楽しかったようで何よりです。こうして文字で話すのと声で言葉を交わすのでは同じ話をしていてもやっぱり感覚が違うからうまく話せるか心配だったけれど、要らない心配でした。ほぼあなたに頼りっぱなしでしたが。
お互い好きだということが発覚した某芸人さんも、まさしく僕が日本語に興味を持つきっかけになった要因の一つである。日本語が好き、の話をし出すと長くなってしまいますが…どうして好きなんだろう。語彙の意味とか、それこそ古典の内容を解読していくのが好きなのはやっぱり幼い頃から本を読むのが好きだったという環境が大きいのか。例えば、日本語のなかには様々な言葉があるけれど、一つ一つの言葉は語(単語)であり、語の集まりとして日本語の言葉全体をとらえてさすときは「日本語の語彙」となる。語彙の「彙」は「集まり、類(たぐい)」という意味で、つまり「語彙」とはある範囲内に含まれる語全部のことである。という語彙論であったり日本語の音声学であったり、聞いてるだけで面倒くさい雰囲気漂いまくりのことも学んでおりました。そういう点でいうと、僕はあなたの語彙がめちゃくちゃ気になります。どういう意識体系を持っていてどんなふうに話すのかなって。だからあなたの選ぶ言葉の一つ一つにあなたっぽさという名の魅力を感じるし、自分にないものを持っているなと思います。
あとは古典の話。古典も漢文も、ぶっちゃけ文法さえ分かれば内容はすぐに理解できます。古典でいえば謙譲語、尊敬語などの使い分けで今この台詞はどっちが喋っているのか、どういう立場の登場人物なのか、ひたすらそれを分析していけば分かるし、漢文も同じように言葉の意味が分かれば分かります。そこから作者や作品による文法の癖とか言葉の意味の変遷とか、やっぱり古典と仏教とは切り離せないので当時どういう思想があったのかとか、そういうのを調べていくのは楽しかったなぁ。近代文学だと作品というよりかは、僕は検閲のことを調べるのが好きでした。これもやっぱり思想と絡んでくるんですが、何故この本のなかのこの部分の文章だけ規制されたのか、そこには検閲者のどういう意図があったのか、とか。当時ってただの文学小説であってもめちゃくちゃ厳しい検閲があったんですよ。ということは、それだけ「言葉」が人に与える影響力が強いという証明にもなるなと思って。それは今でも変わってないんだろうな、すごいな言葉って、とか考えて興奮してるような危ない人間です僕は。聞きたいと言われたので調子に乗ってこんな話をしてしまいましたが、引かれていないか今すごく心配です。次はあなたの明朝体話を聞かせてください。
追伸、先日紹介した動画の話ですが、お笑いコンビの片割れである眼鏡の人は、実は元々数学教師だったんです。こんなところにも接点を感じてしまいぞくっとしました。
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diary-10 · 3 years
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ボタン押しにきました。なんちゃって。すっかり外の装いは秋めいてきましたね。先日話したとおり、僕は秋が一番好きです。それは様々な理由で好きなのですが、もう一個言い忘れてた理由があって、それは金木犀です。うちの近くに大きな金木犀の木がなっていて、このにおいがするとあぁもう秋だなと思うわけです。あなたが書いていたとおり、多分僕らの嗜好は似ていると思うから、もしかしたら好きな香りも似てたりして。だったらなんだというわけではないけれど、好きの気持ちを共有できる相手がいるというのはこんなにも筆を進ませてくれるといいますか、嬉しいものなのですね。教えてくれてありがとう。
僕はこの世界にきてかれこれ十年弱ぐらいです。あなたはどれくらいここで息をしているんでしょう。僕の欠点はたくさんありますが、よく言われるのは先日話したとおり何を考えているのか分からない(本当に私のこと好きなの?はもう耳タコレベル)、気持ちが伝わってこない。最大の欠点は、正論しか言えないということです。正しいことを言うのが正しいと思っているせいで人間関係において相手の気持ちに寄り添うということが非常に苦手な、つまり簡単に言うと冷たい、ちっとも優しくなんかないのです。こういう話をすると開き直っていると思われると思いますが、諦めたくないと思ってはいます。一応。ただこの持って生まれた性格はなかなか頑固で、難しいのが現状です。だから僕が仏教の話を好きなのも…仏教はおじいちゃんが亡くなったときにお寺で聴いたご住職の話が興味深かったのもあるけれど、仏教や心理学に興味を持って調べたいと思ったのも、人に興味をもてるようになりたかったからで。あんなに偉そうに喋っておいてお恥ずかしい限り。本を読むのは物心ついた頃から好きでした。こういう面倒な話もきっと同じように面倒な性格そうなあなただったらそうなんだ、って聞いてくれるだろうか。まぁこんなつまらない人間の話なんてそうそう長く聞いていられないだろうから、今日はこの辺にしておきます。
PS.この趣味はあまりにも個人に寄り過ぎているので話すのがちょっぴり怖いんですが、載せておきます。暇すぎて困ったときに調べてみてください。曲の言葉遊びが気持ちいです。ちなみにこの緑の髪の毛の人と眼鏡の人は元々コンビでした。
https://youtu.be/cB1e1wT8eJY
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diary-10 · 3 years
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あの頃からただただずっと、ふわふわしている。夢なれど夢にあらじ。好きなものが多いっていうのは本当は、何も好きじゃないのかもしれない。
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