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#lomofirm
yoshing-bt · 2 years
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ねこさん Sep. 2022 nimslo 3D camera lomography LADYGREY 400 film
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tanamaphoto · 5 years
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【Blog】最終回の女
生まれては消えゆく、のか?
生まれて生まれて生まれて
膨らみ続けていく新しいものを前に ほとほと疲れてしまった。
今年の芥川賞は現代社会の孤独を独自の視点で切り取ったセンセーショナルな作品です、
とかもう何回も聞いた気がするし、 出版不況とはいえ作家はいなくならないし、
作家でなくても最早媒体を選ばずどこでだって自己を主張できる。
溢れて拡散されて続ける言葉、場所を選ばず吐き出され続ける映画やドラマ、
機械にハッピーバースデーを歌わせたり、 時計がわたしの心拍数を知っていたりするなんて。それが当たり前になってきているなんて。
ぎょっとする。
もっと健康的な生活を送りましょう、とでも言われるのか?
「新しくいなくてはいけない」と誰に脅されたわけでもないのに、 右向け右の集団心理からドロップアウトしてみたら
何だかすこんと大きな穴にでも落ちた気がする、見上げた空は青い。
あんなに好きだった音楽や小説も、 前線から身を引いた途端に心が必要としなくなった。
ひさびさに親友に会う。
何を境にか、友人達の会合にぱたりと顔を出さなくなった彼女には年に数回会う程度。
SNSをやらない彼女だけど、
お互い何の気なしに「元気か?」と連絡をとることもあるし、
まあ元気でやっていることは知っているからわたしたちはいつもどこか安心しきっている。
「だってあの人たちは、あまりに幸せそうだから」
出不精になった彼女は、その理由をしずかに口にした。
わたしは深く息を吸う。
そうなんだよな。
人生を前進も後退もしていないわたし達は、誰にそう言われたわけでもないのに あらゆるものに取り残されたような気持ちになるのだ。
そうなんだよな。
久々に話題の作家の小説を2、3読むとそれはそれで面白い。
電車の中でも、歩いている時も没頭して読んでしまい、また本の虫であったころの自分のように そこにある精神世界に逃げ込もうとしていることに気がつく。
わたしには、小説の結末を最初に読むという癖がある。
変わっている、らしい。
本好きの友人に言うと本気でムッとされることもある。
何事も、終わりが先に見えないとがまんならないのかもしれない。
終わりを知って、ああそうか、と納得したうえで、自分の身の振り方を決められたらどんなにいいだろうか。
未来に行って、自分が死ぬところをみたいとも思ったこともある。
前進も後退もしない、というのはしんどいものだ。
すこんと空いた大きな穴。
昨日久しぶりに会った昔の恋人は 相変わらず香水のにおいがきつくてむせ返りそうなほど。
隣にいる自分の血も、細胞もそのにおいになっていくような気がした。
そのひとはお風呂に入る時にかならず
わたしの頭を洗ってくれた。
小さな子どものようにわたしを大切に大切に扱ってくれて、お付き合いをはじめた当初のわたしは面食らったものの
その様々な、ユニークな愛情のあらわしかたに毎度胸を高鳴らせたものだ。
友人界隈では、彼は
「頭を洗ってくれる人」と呼ばれていた。
5つも年上なのに、いつも手を繋ぎたがって
歩いている途中で解くとひどく怒った。
だけどわたしが何歳かも、どこで、いつ産まれたかも、覚えないような人だった。
今は、一緒に乗る電車の座席も、なんとなくお互いに所在がなくって
一席分の空白を空ける。
余白、や空白、スペース、と呼ばれる以上のすこんとした何かが確かにそこにある。
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安いインスタントの白黒カメラで。
目の前では昔から好きな女性アーティストのライブが間も無くはじまるところ。
終わったあと、わたしはどんな気持ちでいるだろう。
さみしい気持ちでなければいいな、と少し思う。
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