Tumgik
#黒い下着の女 雷魚
shihlun · 5 months
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Takahisa Zeze
- Raigyo
1997
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kachoushi · 1 year
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各地句会報
花鳥誌 令和5年5月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和5年2月2日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
厨女も慣れたる手付き雪掻す 由季子 闇夜中裏声しきり猫の恋 喜代子 節分や内なる鬼にひそむ角 さとみ 如月の雨に煙りし寺の塔 都 風花やこの晴天の何処より 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月4日 零の会 坊城俊樹選 特選句
暗闇坂のチャペルの春は明日あたり きみよ 長すぎるエスカレーター早春へ 久 立春の市の算盤振つてみる 要 冬帝と暗闇坂にすれ違ふ きみよ 伊達者のくさめ名残りや南部坂 眞理子 慶應の先生眠る山笑ふ いづみ 豆源の窓より立春の煙 和子 供華白く女優へ二月礼者かな 小鳥 古雛の見てゐる骨董市の空 順子 古雛のあの子の部屋へ貰はれし 久
岡田順子選 特選句
暗闇坂のチャペルの春は明日あたり きみよ 冬帝と暗闇坂にすれ違ふ 同 大銀杏八百回の立春へ 俊樹 豆源の春の売子が忽と消え 同 コート脱ぐ八咫鏡に参る美女 きみよ おはん来よ暗闇坂の春を舞ひ 俊樹 雲逝くや芽ばり柳を繰りながら 光子 立春の蓬髪となる大銀杏 俊樹 立春の皺の手に売るくわりんたう 同 公孫樹寒まだ去らずとのたまへり 軽象
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月4日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
敬􄼲な信徒にあらず寒椿 美穂 梅ふふむ野面積む端に摩天楼 睦子 黄泉比良坂毬唄とほく谺して 同 下萌や大志ふくらむ黒鞄 朝子 觔斗雲睦月の空に呼ばれたる 美穂 鼻歌に二つ目を割り寒卵 かおり 三􄼹路のマネキン春を手招きて 同 黄金の国ジパングの寒卵 愛 潮流の狂ひや鯨吼ゆる夜は 睦子 お多福の上目づかひや春の空 成子 心底の鬼知りつつの追儺かな 勝利
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月6日・7日 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
潮騒を春呼ぶ音と聞いてをり かづを 水仙の香り背負うて海女帰る 同 海荒るるとも水仙の香の高し 同 坪庭の十尺灯篭日脚伸ぶ 清女 春光の中神島も丹の橋も 同 待春の心深雪に埋もりて 和子 扁額の文字読めずして春の宿 同 砂浜に貝を拾ふや雪のひま 千加江 村の春小舟ふはりと揺れてをり 同 白息に朝の公園横切れり 匠 風花や何を告げんと頰に触る 笑子 枝川やさざ波に陽の冴返る 啓子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月8日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
雪を踏む音を友とし道一人 あけみ 蠟梅の咲き鈍色の雲去りぬ みえこ 除雪車を見守る警備真夜の笛 同 雪掻きの我にエールや鳥の声 紀子 握り飯ぱりりと海苔の香を立て 裕子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月10日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
東風に振る竿は灯台より高く 美智子 月冴ゆる其処此処軋む母の家 都 幽やかな烏鷺の石音冴ゆる夜 宇太郎 老いの手に音立て笑ふ浅蜊かな 悦子 鎧着る母のコートを着る度に 佐代子 老いし身や明日なき如く雪を掻く すみ子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月11日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
朝光や寺苑に生るる蕗の薹 幸風 大屋根の雪解雫のリズム良き 秋尚 春菊の箱で積まれて旬となる 恭子 今朝晴れて丹沢颪の雪解風 亜栄子 眩しさを散らし公魚宙を舞ふ 幸子 流れゆくおもひで重く雪解川 ゆう子 年尾句碑句帳に挟む雪解音 三無 クロッカス影を短く咲き揃ふ 秋尚 あちらにも野焼く漢の影法師 白陶 公魚や釣り糸細く夜蒼し ゆう子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月13日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
犬ふぐり大地に笑みをこぼしけり 三無 春浅しワンマン列車軋む音 のりこ 蝋梅の香りに溺れ車椅子 三無 寒の海夕赤々漁終る ことこ 陽が風を連れ耀ける春の宮 貴薫 青空へ枝混み合へる濃紅梅 秋尚 土塊に春日からめて庭手入 三無 夕東風や友の消息届きけり 迪子 ひと雨のひと粒ごとに余寒あり 貴薫
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月13日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
浅春の眠りのうつつ出湯泊り 時江 老いたれば屈託もあり毛糸編む 昭子 落としたる画鋲を探す寒灯下 ミチ子 春の雪相聞歌碑の黙続く 時江 顔剃りて少し別嬪初詣 さよ子 日脚伸ぶ下校チャイムののんびりと みす枝 雪解急竹はね返る音響く 同 寒さにも噂にも耐へこれ衆生 さよ子 蕗の薹刻めば厨野の香り みす枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月14日 萩花鳥会
水甕の薄氷やぶり野草の芽 祐子 わが身共老いたる鬼をなほ追儺 健雄 嗚呼自由冬晴れ青く空広く 俊文 春の園散り散り走る孫四人 ゆかり 集まりて薄氷つつき子ら遊ぶ 恒雄 山々の眠り起こせし野焼きかな 明子 鬼やらひじやんけんで勝つ福の面 美惠子
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令和5年2月15日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
吹雪く日の杣道隠す道標 世詩明 恋猫の闇もろともに戦かな 千加江 鷺一羽曲線残し飛び立てり 同 はたと止む今日の吹雪の潔し 昭子 アルバムに中子師の笑み冬の蝶 淳子 寒鯉の橋下にゆらり緋を流す 笑子 雪景色途切れて暗し三国線 和子 はよしねまがつこにおくれる冬の朝 隆司 耳目塗り潰せし如く冬籠 雪 卍字ケ辻に迷ひはせぬか雪女 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月16日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
指先に一つ剥ぎたる蜜柑の香 雪 大寒に入りたる水を諾ひぬ 同 金色の南無観世音大冬木 同 産土に響くかしは手春寒し かづを 春の雷森羅万象𠮟咤して 同 玻璃越しに九頭竜よりの隙間風 同 気まぐれな風花降つてすぐ止みて やす香 寒紅や見目安らかに不帰の人 嘉和 波音が好きで飛沫好き崖水仙 みす枝 音待てるポストに寒の戻りかな 清女 女正月昔藪入り嫁の里 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月17日 さきたま花鳥会 坊城俊樹選 特選句
奥つ城に冬の遺書めく斑雪 月惑 顔隠す一夜限りの雪女郎 八草 民衆の叫びに似たる辛夷の芽 ふじほ 猫の恋昼は静かに睨み合ひ みのり 薄氷に餓鬼大将の指の穴 月惑 無人駅青女の俘虜とされしまま 良江 怒号上げ村に討ち入る雪解川 とし江 凍土を突く走り根の筋張りて 紀花 焼藷屋鎮守の森の定位置に 八草 爺の膝捨てて疾駆の恋の猫 良江
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月19日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
古玻璃の奥に設ふ古雛 久 笏も扇も失せし雛の澄まし顔 眞理子 日矢さして金縷梅の縒りほどけさう 芙佐子 梅東風やあやつり人形眠る箱 千種 春風に槻は空へ細くほそく ます江 山茱萸の花透く雲の疾さかな 要 貝殻の雛の片目閉ぢてをり 久 古雛髪のほつれも雅なる 三無 ぽつねんと裸電球雛調度 要
栗林圭魚選 特選句
紅梅の枝垂れ白髪乱さるる 炳子 梅園の幹玄々と下萌ゆる 要 濃紅梅妖しきばかりかの子の忌 眞理子 貝殻の雛の片目閉ぢてをり 久 古雛髪のほつれも雅なる 三無 老梅忌枝ぶり確と臥龍梅 眞理子 山茱萸の空の広さにほどけゆく 月惑 八橋に水恋うてをり猫柳 芙佐子
(順不同特選句のみ掲載�� ………………………………………………………………
令和5年2月21日 鯖江花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
師を背負ひ走りし人も雪籠 雪 裏庭開く枝折戸冬桜 同 天帝の性こもごもの二月かな 同 適当に返事してゐる日向ぼこ 一涓 継体の慈愛の御ん目雪の果 同 風花のはげしく風に遊ぶ日よ 洋子 薄氷を踏めば大空割れにけり みす枝 春一番古色の帽子飛ばしけり 昭上嶋子 鉤穴の古墳の型の凍てゆるむ 世詩明 人の来て障子の内に隠しけり 同 春炬燵素足の人に触れざりし 同 女正月集ふ妻らを嫁と呼ぶ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月26日 月例会 坊城俊樹選 特選句
能舞台昏きに満ちて花を待つ 光子 バス停にシスターとゐてあたたかし 要 空に雲なくて白梅すきとほる 和子 忘れられさうな径の梅紅し 順子 靖国の残る寒さを踏む長靴 和子 孕み猫ゆつくり進む憲兵碑 幸風 石鹸玉ゆく靖国の青き空 緋路 蒼天へ春のぼりゆく大鳥居 はるか
岡田順子選 特選句
能舞台昏きに満ちて春を待つ 光子 直立の衛士へ梅が香及びけり 同 さへづりや鉄のひかりの十字架へ 同 春の日を溜め人を待つベンチかな 秋尚 春風や鳥居の中の鳥居へと 月惑 料峭や薄刃も入らぬ城の門 昌文 梅香る昼三日月のあえかなり 眞理子 春陽とは街の色して乙女らへ 俊樹
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年2月 九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
ポケットの余寒に指を揉んでをり 勝利 黒真珠肌にふれたる余寒かな 美穂 角のなき石にかくれて猫の恋 朝子 恋仲を知らん顔して猫柳 勝利 杖の手に地球の鼓動下萌ゆる 朝子 シャラシャラとタンバリン佐保姫の衣ずれ ひとみ 蛇穴を出て今生の闇を知る 喜和 鷗外のラテン語冴ゆる自伝かな 睦古賀子 砲二門転がる砦凍返る 勝利 小突かれて鳥と屋や に採りし日寒卵 志津子 春一番歳時記の序を捲らしむ 愛
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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tokyomariegold · 2 years
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2022/7/29〜
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7月29日 歯医者へ行くと席に着いた途端に「最近は黒ごまラテ飲んでないですか〜?」とニヤニヤされる。もう1年以上続けていてつまらなくないですか?あなたのツボが黒ごまなんですね、の意を込めて「飲んでませんけど…」と答えると、少し、あっ……という感じになった。態度で示すことも大切。 コンクールのホワイトニングは研磨剤入りなので、歯磨き粉を使うならシュミテクトのホワイトニングがおすすめとのこと。 あまりお目にかかれない院長が、受付で三脚を持ってガタゴトやっていた。入口の熱帯魚たちに餌をやっていて、これは院長先生のお仕事なのですね〜、となる。 図書館で「食とジェンダー」の特集雑誌を読んでいたら待ち合わせに遅れてしまった。女性が料理をすること、みたいな内容がメインみたい。私は、グミは柔らかくてフルーティーで基本女性向けのため、男性向けのコーラ味ハードガチ固グミ出ました!!、は?、みたいなのを期待していた。 用賀で待ち合わせをして、わかやまけん展へ。バスがだいぶ来ないので、タクシーで美術館まで行った!スムーズで臨機応変で、大人!と思った。 作家さんは、しろくまちゃんのホットケーキ位しか知らなかったけれど、あかべこの絵本を描いていたらしくあかべこが展示されていた。ヘドバンしないかな〜、と思いながら観ていた。(今日の夢にマンスーンさんが出てきたな、そういえば。) 出口の撮影スポットで、お姉さんに写真をお願いした。友人と来ていた彼女はとてもチャーミングで、そのチャーミングさに似合わない子供が乗ったベビーカーも連れていた。こうやって子供ができても一緒に美術館へ行ってくれる友達がいるのは良いね。「中高の図書館でMOE読んでた〜」と言っていたので、同級生なんだろうな。
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7月31日 今日まで7月だったことを、これを書いていて気がついた。とても暑くて、目がくらくら、足ががくがくで、周りの人達が元気に歩いたり喋ったりできているのが不思議でたまらない…という感じになった。たぶん、かなり体調がおかしくなっていて、OS1ゼリーを買って、あとは記憶はあるけれど体の感覚がないままに帰宅していた。 4年くらい前の毎日サバイバルな程体調が良くなかった時を経ているせいで、(当時に比べれば)まだまだいける…と、無理をするのが当たり前になっている気がする。そして、その無理に耐えられなくなってきているのは、年齢を重ねたせいなのかもしれない!と怖くなった。
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8月1日 退職された方の机と椅子が廊下へ運び出されていた。 お手洗いでマレーシア帰りの方に会う。会うなり「試験ぜんぜん出来なかったんです…」と報告してくれた。それと、マレーシア滞在記を少し聞かせてくれた。やっぱり「私も来年は試験を受けようかな…」と流れで言ってしまう。 マレーシア出張中は、上層部の方々と毎晩食事を共にしたらしく、一度だけ話したことある部長は私のことを「おっとりした人だね。イメージと違った。」と言っていたらしい。 引き出しに入れっぱなしの貰った手紙を開くと、もう2ヶ月近く時間が経っていた。なにやら、あーでもないこーでもないとうだつの上がらない内容の様に思えて、まあ運動でもして、少し良いものを食べて、社会で認知されて、そうね優しいワークでお金を稼ぐと良いのでは?とかお返事を出してしまいそうなので、暑中見舞いを書こうと思う。
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8月2日 ずっと気持ちが悪い!耐えられずにお昼休みにOS1ゼリーをコンビニへ買いに行く。でもコンビニでは取り扱ってないみたいなので、熱中症タブレットをなめてみた。 コンビニで他の部署の上司がレジにいるのを見かける。私が店を出るとまだ上司の車が駐車場に。なるほど、コンビニで買ってきてjeep飯をしてお昼休みを楽しんでいるのですね。 気持ち悪さと眠気覚ましに、ロッカーに溜め込んでいた頂き物のお菓子を処分することにした。地元の洋菓子店のマドレーヌ、モンドセレクション金賞のれんこんクッキー、ココアの焼き菓子、ヨックモックシガール、コアラのマーチ、どら焼き、ハラダのラスク、神戸の洋菓子屋さんのパイ、醤油のお煎餅、モロゾフのチョコレート。どれもこれも賞味期限切れで助かった。 エルフの、日常生活というものへのディス、みたいな文章が楽しい。
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8月3日 感染症が拡大しているため、オンラインで打ち合わせ。会議室で宇宙との交信みたいな音を聴いて、初めは頑張って聴いていたけれど、途中から、もうどうにもできない!となってしまう。 資料にメモしていたタブレットとペン。微妙な筆圧も感知して書きづらいな〜、と思っていたけれど、スケッチ等に向いているのかな、と落書きしてみる。楽しい。 久しぶりに絵を描いてみたら楽しい(素人画の趣き)の、典型的なイラストが出来上がりスクショしておく。
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帰りにスーパーに寄ると、セルフレジがざわざわしていた。バーコードを見つけられない人、ポイントカードの登録がわからない人、パック寿司をひっくり返してしまった人。 パック寿司の人も店員さんも穏やかで「気をつけて下さいね〜」と言われながら残りの商品を詰めてもらっていた。(パック寿司をもう4つくらい買っていた。) 床にいくらが散らばり、海苔に抱かれた玉子だけが寿司で、ひっくり返る軍艦と共にカートの網目に引っ掛かっている様子が、とっても写真!だった。トーマスデマンド先生…。 バーコード決済をしながら写真を撮る。今日はモラルとリテラシーが落ちている。
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8月4日 地震と雷が怖かった日。 エドワード・エルフの本が面白い。と、いうか、神話とか現代の没場所性について、いろんな文献や事柄を取っ替え引っ替え言い換えて、時々よくわからないので、何度か読み返して読み進めている。やっと最終章目前になった途端、言いたかったのはコレでした!!と言わんばかりに流暢な文体になった気がする。(訳者の裁量でもあるのかしら。) 8月5日 現場から戻ると空きデスクに切られたスイカが置かれていた。2期下の方がスイカを片手に業者さんからの預かり物の報告をしてくれる。 どう見てもスイカを食べている真っ最中過ぎて、思わず「めっちゃ夏ですね。」と言った。彼女はスイカを食べていることよりも、食べるためにマスクを外したまま私に話しかけたことを気にして「あ!すみませんでした!」と言っていた。 彼女は新人さんだけれど、物怖じせず平等な態度と正直さとハツラツさがまぶしい。 来週のお仕事の予定も、彼女からお誘いしてくれた。業���の中で真っ当なシーンでコミュニケーションをとってくれるので嬉しい。私はいつも話しかける口実みたいなお菓子を用意してしまう。 気になっていた豆腐もちをつくった!実験みたいで楽しい!(美味しいとなおいいな。)
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shiningwizard · 3 years
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Raigyo (Zeze Takahisa, 1997)
snakehead. A true crime pink film that’s sure to disappoint people seeking the gratifications of both. Industry choked nature. life choked life. Sex and murder and the procession of existence as dull as meaningless as each other.  A cycle of aggrievement and death. I want to say it looked beautiful but i see there’s a 1080p TV rip available now, and what i like of it visually might be more due to a dim, flat DVD transfer. The sun was out, apparently. 
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pierppasolini · 2 years
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Raigyo (1997) // dir. Takahisa Zeze
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vagabondedlife · 3 years
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‘黒い下着の女 雷魚’ Directed by Takahisa Zeze
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trinityt2j · 3 years
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ダ-ティ・松本 不健全マンガ家歴30年[-α]史 ●はじめに  この文章は同人誌「FUCK OFF!7」において書かれたものをベースにして逐次増補改定を加えていき、いずれ歴史の証言として、[というほど大袈裟なものでは無いが…]一冊の本にまとめたいという意図のもと、近年どんどん脳が劣化していくダ-松の覚え書きとしても使用の予定。事実関係は間違いに気付き次第 訂正。同人誌発表時のものも今回自粛配慮して、実名、エピソード等を削除した箇所有り。有り難い事に某出版社よりすでに出版打診があったがまだまだその時期ではない、マンガを描く事が苦痛になったら活字の方も気分転換にいいかも…。 /*マークは今後書き加える予定のメモと心得たし。 ●前史/修行時代・1970 さいとうプロの短くて濃い日々……  1968年に上京。数カ月後東京は戦場に。熱い季節の始まりだった。 2年後親元を飛び出し友人のアパートに転がり込む。場所は渋谷から井の頭線で駒場東大駅下車、徒歩5分。地図で見ると現在の駒場公園あたり。昼間でも裸電球を付けなければ真っ暗という馬小屋のような部屋。数メートル先には当時の建設大臣の豪邸が…。前を通りかかるだびに警備のおまわりがじろり。  いつまでも友人に迷惑もかけられないのでとりあえずアシスタントでも…と手元にあったマンガ誌をひっくり返し募集を探す。幸いさいとうプロと横山まさみち氏のところでアシ募集があり両方応募。どっちか一つ通れば…と思っていたら何と両方受かってしまい、双方に条件を聞く。当時高円寺 のアパート、風呂無し4畳半の部屋で相場12000円の時代。前者一ケ月の給料10000円、後者20000円との事。給料の方がボロアパートの家賃より安いとは…!どう考えても前者は食う方法がないと判断し、後者さいとうプロへ入社。  ここに居たのはたったの半年に過ぎないけれど今思えばこれだけで本が一冊描ける位の濃い半年だった。しかしこのあと2X年分も書かねばならないことを思えば今回はいくつかのエピソードを書くだけに留めよう。  ダー松が入った時は小池一夫氏[クビ?]、神田たけ志氏や神江里見氏、きしもとのり氏[現・松文館社長]等と入れ替わりの時で、きし氏の女遊びの凄さと神江氏の絵のうまさは伝説になっていた。現在「亀有」「ゴルゴ」が歴代単行本の巻数の多いベスト1、2位だが[ともに100巻を越えた]、3位は神江氏の「弐十手物語」[70巻以上]だという事は知ってる人は少ないだろう。  当時の制作部は、さいとうたかを[以下ゴリ]をトップに石川班[ゴルゴ13、影狩り]、甲良班[バロム1]、竹本班[シュガー、どぶ等]の3つに分かれ、それぞれのキャップにサブ・チーフが一人づついて、ヒラが2~6人いるというシステムで総16名。独立し現在も活躍中の叶精作、小山ゆう、やまさき拓味の3名がそれぞれの班のサブ・チーフ。ダー松は石川班で左右1メートル以内に叶氏とゴリにはさまれ、のんびり出来ない状態で、はなはだ窮屈。叶氏はほとんどマンガ家になりたいとも思った事のなかった人で、設計事務所みたいなところで図面を引いていた人がなぜマンガプロダクションに来たのか不思議だった。格別マンガ好きというわけでもなかったせいか現在まで全ての作品が原作もので、オリジナルは一本もないのはそのせい?祭りなどの人がうじゃうじゃ出てくる群集場面が得意。 やまさき氏は大の競馬好き、現在競馬マンガを多く描くのは当時からの趣味が生きたというべきか。もう一つの趣味である風俗についてはここでは書くのは差し控えよう。小山氏は後日ここの事務の女性と結婚するが、当時はつき合っているとは誰も知らず、スタッフの一人がやめる時その女性に交際を申し込んだら、茶店に呼び出されて小山氏からと凄まれたと聞いたが嘘か本当かは不明。  ここでの生活���新入り[ダー松を含めて3名]は朝の9時前に会社に行き、タイムカードを押し、前日のごみをひとまとめして外に出し、トイレ掃除をして、16人分のお茶を2Fで入れて制作部のある3Fへの狭い階段をふらふら昇り、机ごとに置いて歩き、終れば、一息ついて買っておいたパンと牛乳を3分で食べて、やっとそれから仕事。しかし新入りの3名の内1人折茂は常に遅刻なのでいつも佐藤と2人でやっていた。佐藤も遅れる時はダー松1人で。辞めてから10年位、16人分のお茶を持って階段をふらふら歩きお盆をひっくり返す夢をよく見たものだが、実際ひっくり返したのは折茂と佐藤の2人で、よく茶碗を割っていた。 たまには夕方6時には帰れるが、普通は夜10時までで、アパートに帰って銭湯に行けばもう明日にそなえて寝る時刻、このくり返しの日々。週1日は徹夜で明け方に帰り、その時は当日の昼12時出勤。休日は日曜日のみで忙しい時はそれも取り消し。つまり休みは月3日。[これで給料2万円!]そんな日々の繰り返し。  夕方までは皆和気あいあいと仕事していたが、ゴリが夕方6時頃に「おはようさん」と現れると、全員無駄口がたたけなくなり、仕事場はシーンと静まり返り、以下その日が終わるまでは疲れる時間がただひたすら流れるのみ。 当時石川班は「ゴルゴ13」と「影狩り」を描いていたがゴリは主人公の顔と擬音のみ。マジックで最後に入れる擬音はさすがに入れる位置がうまいと感心。ゴルゴの顔はアルバムに大小取り混ぜてコピーがとってあり、忙しい時は叶氏がピンセットで身体に合わせて「これが合うかな~」といった感じで貼り付けていた。  その頃すでに「ゴルゴ」は近々終わると噂されていたが、現在もまだ続いているとは感嘆ものだ。 ゴリと石川氏が「ゴルゴ」の最終回の終わり方を話しているのを聞いたら、何ともつまらない終わり方。しかしあれから20年以上も経つ事だし、きっともっといい終わり方を考えてあるだろうなと思っていたら、先日TVで本人が最初から考えてある終わり方だと言うのを聞き、がっくり。企業秘密だろうから書かないが、作品の最初の方に伏線が数度出ているのでわかる人にはすぐわかる筈。  辞めた小池一夫氏とさいとうプロに何があったかは知らないが、漏れ聞く話では結構もめ事があったみたいだ。 「子連れ狼」で「ゴルゴ13」と同じ設定の回があった時、「小池のガキャー訴えたるー!」とゴリが吠えていたものだが、結局たち消え。さいとうプロ作品で脚本を書いた本人が辞めた後、他の作品で同趣向の作品を書いても著作権は脚本を書いた原作者のものだと思うがどんなものだろう。その回のタイトルは忘れたが、ある場所に居合わせた人々が武器を持った集団の人質となり、その中に素人だと思われていた主人公、実は殺しのプロフェッショナルがいて、次々とその集団を殺していく、といったプロットで、ミッキー・スピレーンの短編に同じような作品があり、本当に訴えていたら恥をかいたと思うが・・・。  そういえば事務の方には山本又一郎という男がいたが、後年映画プロデューサーとして 「ベル薔薇」や「太陽を盗んだ男」等を創る事になるが、この野郎が生意気な男で当時皆に対して10歳は年上、といった感じの振る舞いだったが後日俺と一つしか年が離れてなかった事を知り、そんな若造だったとは、と皆怒ったものだ。以来奴の事を「マタさん」から「クソマタ」と呼ぶようになる。  さて半年後に先輩たちが積もり積もった不満を爆発させる反乱事件が勃発し、2年は居るつもりでいたここでの生活も、辞めるか残るかの選択を迫られる。残ればさいとうプロの現体制を認める事となるので、ダー松も退社。 しかし反乱グループとは別行動をとって一人だけの肉体労働のアルバイター生活へ突入。超ヘビーな労働の製氷工場、人使いの荒い印刷所、命綱もない高所の足場で働く建設現場等々。トラックの助手をしていた時は運ちゃんが「本宮ひろしって知ってるか?うちの息子の友達でさぁ、昔、おっちゃんメシ食わしてくれーなんて言ってきたもんだが、今は偉くなっちゃってさー、自分のビル建てたらしいよ。赤木圭一郎みたいにいい男なんだ。」とうれしそうに話してくれたが、運ちゃんには悪いがそいつは今も昔も一番嫌いなマンガ家なんだ。あの権力志向はどうにかならんか。天下を取る話ばかりだもんなぁ。  ところで後日、単行本の解説で高取英が「さいとうたかをのヤローぶっ殺してやる!」とダー松が言ったなどと書いているが、小生はそんな危ない事言った覚えはないのでここできっちり訂正しておきます。 「会社に火ィつけてやる!」位は言ったかも・・・[嘘] 。 悪口は言っても別に怨みなど無い。ところでアシスタントとしてのダー松は無遅刻、無欠勤以外は無能なアシだったと反省しきり。理想的なアシスタントとはどんなものか、それはまた別の機会に。 *入社試験はどんな事を? *さいとうプロには当時ほとんどろくな資料は無かった? *ハイジャックの回の飛行機内部の絵は、映画「大空港」を社内カメラマンが映画館で写してきたものをもとに描く。 *当時のトーンは印刷が裏面にしてあり上からカッターでけずったり出来ない。 *トーンの種類は網トーンが数種、それ以外はほんの3、4種類位しかなかった。 *仕事中のB.G.M.はアシの一人が加山雄三ばかりかけるので大ひんしゅく。好評だったのは広沢虎造の浪曲「次郎長三国志」、初代桂春団次の落語。眠気もふっとぶ位笑えた。 ダ-松が岡林信康の「見る前に跳べ」をかけてるとゴリは「何じゃー!この歌は!」と怒る。名曲「私たちの望むものは」はこの男には理解不能。 ●1 9 7 1 ~ 1 9 7 4  持 ち 込 み & 実 話 雑 誌 時 代    当時は青年劇画誌全盛時代で、もともと望月三起也氏や園田光慶氏のファンで活劇志向が強く、 主にアクションもののマンガを描いて持ち込みに行っていた。今のようにマンガ雑誌が溢れかえって、山のようにマンガ出版社がある時代ではなく、数社廻るともう行くところがない、という状態で大手では「ビッグコミック」があっただけで 「モーニング」も「スピリッツ」も「ヤン・ジャン」も当然まだない。テーマを盛り込んだ作品を持って行くと編集から「君ィ、うちは商売でやっているんだからねぇ」と言われ、アクションに徹した作品を持って行くと「君ぃ、ただおもしろいだけじゃあねぇ」と言われ 「おい、おっさん!どっちなんだ?」とむかつく事多し。この辺の事は山のように書く事があるが、有りすぎるのでパス。 *そのうち書く事にする。  ただ金属バットで頭をカチ割って脳みそをぶちまけてやりたいような奴が何人もいたのは事実。今年[’97]「モーニング」に持ち込みに行って、断られた奴が何万回もいやがらせの電話をかけて逮捕された事件があったが、そのうちトカレフを持って殴り込みに行く奴が出てくるとおもしろい。出版社も武装して大銃撃戦だぁ!などと馬鹿な事書いてどうする!とにかく持ち込みにはいい思い出が何もない。そんな中、数本だけ載った作品は渡哲也の映画「無頼」シリーズの人斬り五郎みたいな主人公がドスで斬り合う現代やくざもの[この頃の渡哲也は最高!]、ドン・シーゲルの「殺人者たち」みたいな二人組の殺し屋を主人公にした『汚れたジャングル』、陽水の「傘がない」が好きだという編集さんの出したテーマで車泥棒とブラックパンサーの闘士とのロード・ムービー風『グッバイ・ブラザー』、拳銃セールスマンを主人公にした『ザ・セールスマン』、等々10本ちょい位。  さてその頃並行してまだエロマンガ専門誌といえるようなものがなかったような時代で、実話雑誌という写真と記事ページからなる雑誌に4~10ページ位を雑誌の味付けとして描かせてもらう。当時、お手本になるようなエロマンガなど皆無で、エロ写真雑誌を古本屋で買ってきてからみのポーズを模写。マンガで裸を描く事はほとんど初めてで、これがなかなか難しいのだがエロシーンを描くのは結構楽しい。当時出版社に原稿持って行き帰りにグラフ誌をどっともらって帰るのが楽しみだった。SM雑誌の写真ページも参考になる。なお当時のペンネームは編集部が適当につけた池田達彦、上高地源太[この名前はいけてます。また使いたい]等。その数年後、逆にマンガが主で記事が味付けというエロマンガ誌が続々と創刊される。 *さいとうプロをやめたあと編集や知人に頼まれて数人のマンガ家の所へ手伝いに行く。秋田書店「漫画ホット」で『ジェノサイド』を連載中の峰岸とおる氏の所へ行き、仕事が終わったあとまだ売れてない頃の榊まさる氏も交え酒を飲む/川崎のぼる大先生のところへ数日だけ/3000円たこ部屋/小山ゆうオリオンププロ *当時のアルバイトは記憶によると時給150~200円位/大日本印刷市ヶ谷駐屯地/坂/ *一食100円/どんなに貧しい漫画家もみかん箱の上で書くやつはいない/TV萩原サムデイ *ろくでなし編集者 ●1 9 7 5 ~ エ ロ マ ン  ガ 誌 時 代 に 突 入   実話誌は意外とエロは抑え目で描くように口すっぱく言われていたのだが、以前活劇っぽい作品を描かせてもらってたが潰れてしまった出版社にいた児島さんが編集する「漫画ダイナマイト」で打合せも何にもなしに好きに描かせてもらい、ここでエロマンガ家としての才能[?]が開花する。描いてて実に楽しく眠る時間がもったいない位で、人に睡眠時間が必要な事を恨んだ程。出来る事なら一日中休まず描いていたい気分で完全にはまってしまう。  初の連載作品「屠殺人シリーズ」はこの頃から/『漫画ポポ』。中島史雄氏は大学時代にこの作品を見ていたとの事で、トレンチコートにドクター・ペッパー模様のサイレンサーつきマグナム銃で遊戯人・竜崎一也が犯しまくり殺しまくり、サディスト、マゾヒスト、殺人狂、まともな奴が一人も出てこない性と暴力の祭典。ちなみにタイトルページは描かないでいい、との事でどうするのかと思っていたら編集部が中のワンカットを拡大してタイトルページを創り、1ページぶんの原稿料をけちるというせこいやり方だった。けちるといえば、原稿の1/3にCMを入れる際、原稿料を1/3削った会社もあり。 ●1 9 7 6 ~   後に発禁仲間となる高取英と出逢い、『長編コミック劇場』で「ウルフガイ」みたいのをやろうと、怒りに震えると黒豹に変身してしまう異常体質の主人公を設定し、獣姦のイメージで「性猟鬼」なるエロマンガをスタート!しかしその号で雑誌が潰れる。この路線は今でもいけそうな気がするがどんなものだろう。  この頃の珍品に「快楽痴態公園」がある。タイガースに11-0とワンサイドで打ちまくられ、怒ったジャイアンツファンのおっさんが公園でデート中の女をずこずこに犯りまくり、その間にジャイアンツは9回裏に12-11とゲームをひっくり返してしまうのである!その時のジャイアンツの監督はもちろんミスター長嶋、先発堀内、打者は柴田、土井、高田、王、張本等々がいる。タイガース監督は吉田、ピッチャー江本、キャッチャーフライを落球する田淵、そしてあの川藤もいる。解説は牧野…… ●1 9 7 7 ~   上記2作品を含む初の単行本「肉の奴隷人形」が久保書店より発行。後にリングスの会場で逢った佐竹雅昭氏はこの本が一番好きとの事だった。  「闇の淫虐師」もこの年スタート。一話完結でバレリーナ、バトンガール等々、毎回いろんな女たちをダッチワイフのごとくいたぶりまくるフェチマンガとして1979年まで続け、単行本は「堕天使女王」「裂かれた花嫁」「エロスの狂宴」「陶酔への誘い」「終りなき闇の宴」の全5巻。ちなみに今年「闇の淫虐師’97」を『コミック・ピクシィ』にて発表。いつか『闇の淫虐師・ベスト選集』でも出したいところ。 [’98に実現、’99には続刊が出る] ●1 9 7 8 ~   久保書店より第2弾の単行本「狂った微惑人形」。収録作品の「犯された白鳥」は持ち込み時代に描いた初のバレリーナもの。結構気に入っていた作品なのに、後年再録の際、印刷所の掃除のおばさんが捨ててしまい、この世にもはや存在しない不幸な子となる。[’99に宝島スピード・ブックに本より直接スキャンして収録]  エロ、グロ、ナンセンスの会心作「恍惚下着専科」を発表。サン出版より同名の単行本発行。また同出版より「コミック・ペット/堕天使画集」として今までの作品を続々単行本化。全10巻位。これは今でも古本屋で流通しているとの事で、まだまだ世間様のお役にたっているらしい。  この年、「堕天使たちの狂宴」を描いていた『漫画エロジェニカ』が発禁処分、来年でもう20年目となる事だし、当時の人たちと集まってその大放談を収録し「発禁20周年特集号」でも創ってみようかと計画中。さて当時の秘話としてもう時効だろうから書いてみるけど、前述の『堕天使画集』に「堕天使たちの狂宴」は収録される事となり、当然修正をガンガン入れて出版されるものと覚悟していたら、米国から帰国後出来上がった本を見ると発禁になった状態のまま再録されている!以下桜木編集長との会話 ダ/いや~、いい度胸してますね。 編/だって修正してあるじゃない。 ダ/��の修正状態で発禁になったんですよ 編/・・・・・ ダ/・・・・ 以下どんな会話が続いたのか失念…… それにしてもサドの「悪徳の栄え」の翻訳本は発禁後20年以上して復刻されたけれど、「堕天使たちの狂宴」は半年もしない内に単行本になっていたとはエロ本業界とは何といいかげんな世界!しかし作品そのものは、今見るとリメイクする気にもならないどうという事もない可愛い作品で、結局あれもあの時代の姑息な政治のひとかけらに過ぎなかったのだろう。いい点があるとしたら一つだけ、それまでのエロマンガになかった瞳パッチリの少女マンガ的ヒロインを登場させた事位か。今の美少女エロマンガは本家の少女マンガもかくや!という位眼が大きいが当時としては画期的だったかも。 ●1 9 7 9 ~   この年の「淫花蝶の舞踏」は「堕天使たちの狂宴」よりずっといい/『漫画ソフト』。今年出た「別冊宝島/日本一のマンガを探せ!」でベスト2000のマンガがセレクトされているが、ダー松の作品の中ではこの作品が選ばれている。教師と生徒、二人の女たちが様々な男たちの手によってに次々ともてあそばれ、闇の世界を転々として再び巡り会う時、女たちは蝶と化し水平線の彼方に飛び去り、男たちは殺し合い血の海の中で屍と化す。ダー松作品にはこのように男根が女陰の海に飲み込まれてに負けるパターンが多い。[性狩人、遊戯の森の妖精、美少女たちの宴、人魚のたわむれ・・等々]  この年からスタートの「性狩人たち」シリーズ[劇画悦楽号]はバレエ、バイオレンス、SEXの三要素がうまくからみあい、それぞれが頂点まで達する幸福な神話的作品だ。ここから派生した路線も多く、美少年路線は’83の「聖少女黙示録」へ。身体障害者路線は’80の「遊戯の森の妖精」、’84からの「美姉妹肉煉獄」へと繋がる。’81の最終話「ハルマゲドンの戦い」ではせりふなしで24ページ全てが大殺戮シーンという回もあり、中でも一度やりたかった見開きで銃撃戦の擬音のみという事も実現。こんな事がエロマンガ誌で許される時代だった。ちなみにこの回は[OKコラルの決闘・100周年記念]だが、何の意味もない。単行本は最初サン出版より、その後久保書店より「白鳥の飛翔」「少女飼育篇」「ヘラクレスを撃て!」「眼球愛」「海の女神」の全5刊。現在入手出来るのは後の3刊のみ。[「海の女神」も最近在庫切れ]  この年出た「人魚のたわむれ」の表題作は性器に{たこ}を挿入するカットを見た編集長が「・・・[沈黙]・・・頭おかしいんじゃ・・ブツブツ・・気違い・・・ブツブツ・・・」と呆れてつぶやいていたのを記憶している。たこソーニューは今年出た「夜顔武闘伝」で久しぶりに再現。なおこの作品は’83にマンガと実写を噛み合せたビデオの珍品となる。水中スローモーションファックがなかなかよい。 ●1 9 8 0 ~   なぜか「JUNE」の増刊として作品集「美少女たちの宴」がサン出版より出版され、その短編集をもとに脚本化し日活で映画が創られる事となる。[「花の応援団」を当てたこの映画の企画者・成田氏は日活退社後「桜の園」等を創る。]その際、初めて映画撮影所を見学し、せこいセットがスクリーン上ではきちんとした絵になってるのを見て映画のマジックに感心。タイトルはなぜか「性狩人」で、’96にビデオ化された。監督・池田敏春のデビュー第2作となり現在までコンスタントに作品を発表しているが、出来のいい作品も多いのになぜか代表作がない。初期の「人魚伝説」が一番いいか。  この映画に合わせて「美少女たちの宴」を2~3回のつもりで「漫画ラブラブ」で描き出すがどんどん話がふくらみ、おまけに描いてる出版社が潰れたり、雑誌が潰れたりで雑誌を転々とし条例による警告の嵐がきた「漫画大飯店」を経て、「漫画ハンター」誌上で完結したのは’83になる。この作品でクリトリスを手術してペニスのように巨大化させるという人体改造ものを初めて描く。  この年の「遊戯の森の妖精」は身体障害者いじめ鬼畜路線の第2弾!森の中の別荘に乱入したろくでなしの二人組が精薄の少女の両親達を虐殺し、暴行の限りをつくすむちゃくちゃな作品で、雷鳴の中、少女の性器に男達のペニスが2本同時に挿入されるシーンは圧巻!しかしこのとんでもない男達も少女の性のエネルギーに飲み込まれ、朽ち果てていく・・・。 ●1 9 8 1 ~   美少女マンガ誌のはしり「レモン・ピープル」誌創刊。そこで描いたのが「白鳥の湖」。虚構の世界のヒロインを犯すというコンセプトは、アニメやゲームのヒロインをずこずこにするという今の同人誌のコンセプトと同じかも。バレエ「白鳥の湖」において悪魔に捕われたオデット姫が白鳥の姿に変えられる前に何にもされてない筈がないというモチーフにより生まれたこの作品は、悪魔に男根を植えつけられたヒロインが命じられるままに次々と妖精を犯して歩き悪魔の娘となるまでを描くが、あまり成功したとは言えない。ただ人形サイズの妖精をしゃぶりまくり淫核で犯すアイデアは他に「少女破壊幻想」で一回やっただけなのでそろそろもう一度やってみたいところ。「ダーティ松本の白雪姫」はその逆をいき、犯す方を小さくした作品で7人の小人が白雪姫の性器の中にはいり、しゃぶったり、処女膜を食べたり、と乱暴狼藉![ちなみに両者をでかくしたのが同人誌「FUCK YOU!3」の「ゴジラVSジュピター」]この童話シリーズは意外と好評で続いて「ダーティ松本の赤い靴」を上記の単行本に描き下ろして収録。童話は結構残酷なものが多く、この作品も切られた足だけが荒野を踊りながら去って行くラストは原作通り。 *近年童話ブームだがこの頃もっと描いておけば「こんなに危ない童話」として刊行出来たのにとくやまれる。 「2001年快楽の旅」もこの本に収録。快楽マシーンを逆にレイプしてしまう、珍しく映画「2001年宇宙の旅」風のSF作品。  掲載誌を決めずに出来る限り多くのマンガ誌で描こうというコンセプトで始めたのがこの年スタートした「怪人サドラン博士」シリーズ。「不死蝶」シリーズや「美少女たちの宴」シリーズの中にも乱入し、「漫画ハンター」最終号では地球をぶっ壊して[その際地球は絶頂の喘ぎ声をあげ昇天する!]他の惑星へ行ってしまう。今のところ10誌位に登場。いつかこのサドラン・シリーズだけ集めて単行本化したいところ。ちなみに「サド」と「乱歩」を足して「サドラン博士」と命名。作者の分身と言っていい。 [後年、「魔界の怪人」として全作品を収録して刊行、04年現在品切れ中]  この年描いて’82の単行本『妖精たちの宴』に収録の「とけていく・・」はレズの女たちが愛戯の果てに、肉体が溶けて一匹の軟体動物と化す、タイトルも内容も奇妙な作品。作者の頭もとけていた? ●1 9 8 2 ~ 1 9 8 3   ’83年に「美少女たちの宴」が完結。全てが無に帰すラストのページは真っ白のままで、このページの原稿料はいりません、と言ったにもかかわらず払ってくれた久保書店、偉い![明文社やCM頁の稿料を削った出版社=某少年画報社なら払わなかっただろうな……と思われる……]この作品以外は短編が多く、加速度をつけてのっていく描き方が得意のダー松としてはのりの悪い時期に突入。また10年近く走ってきてだれてきた頃でもあり第一次落ち込み期と言っていい。マンガがスタンプを押すように描けないものか、などとふとどきな考えまで湧いてくる。思えば一本の作品には、いったい何本の線を引いて出来上がっているものなのか。数えた馬鹿はいないだろうが数千本は引いている筈。一ヵ月に何万本とペンで線を引く日々・・うんざりする筈です。  この頃のめぼしい短編をいくつか書くと、少女マンガ家の家に税務調査にきた税務署員が過小申告をネタにねちねちいたぶるが、アシスタントに発見された署員は撲殺される。そして板橋税務署は焼き討ちにあう、といった作品「[タイトル失念]xx税務調査」。[後日読者よりこのタイトルを「色欲ダニ野郎」と教えていただく。ひどいタイトル *編集者のつけるタイトルはその人のセンスが実によくわかる。しかしサイテ-の題だなこりゃ…。 果てるまで「おまんこして!」と言わせながら処女をやりまくる「美処女/犯す!」はラスト、狂った少女が歩行者天国の通行人を撃ちまくり血の海にする。「嬲る!」はパンチドランカーとなった矢吹ジョーが白木葉子をサンドバッグに縛りつけ、殴って、殴って、殴りまくる。段平おっちゃんの最後のセリフ「・・ブスブスくすぶっちゃいるが・・・」「打てッ!打つんだ!ジョー!」「お前はまだ燃えつきちゃいねえ!」とはエロ・ドランカーの自分自身に向けて発した言葉だったのかも。トビー・フーパーばりの「淫魔のはらわた」は電気ドリルでアナルを広げてのファック!とどめにチェーンソーで尻を切断!いまだに単行本に収録出来ず。[’98の「絶頂伝説」にやっと収録]「からみあい」は夫の愛人の性器を噛みちぎる。「危険な関係」はアルコール浣腸をして火をつけ尻から火を吹かせる。この手は『FUCK YOU!2』の「セーラー・ハルマゲドン」で復元。そういえばこの作品の序章と終章だけ描いて、間の100章位をとばすやりかたはこの頃の「禁断の性獣」より。女性器にとりつき、男性器に変身するエイリアンの侵略により地球は女性器を失い滅亡する、といったストーリーで当時聞いた話では谷山浩子のD.J.でこの作品がリスナーの投書でとりあげられ、ダー松の名はダーティ・杉本と読まれたそうな。ヒロインの少女がひろ子という名前なのでこのハガキが選ばれたのかもしれないが、作者は薬師丸ひろ子からとったつもりだったのだが・・。[別にファンではない。] 「女教師狩り」は映画館で観客に犯される女教師とスクリーン上の同名のエロ映画の二本が同時進行し、一本で二本分楽しめるお得な作品。 ’83は’80に「漫画エロス」にて描いた「エロスの乱反射」の最終回の原稿が紛失したため単行本が出せないでいたのを、またまた「仏の久保さん」に頼んでラスト近くをふくらませて「漫画ハンター」に3回程描かせてもらい、やっと’85に出版。見られる事に快感を覚えるファッション・モデルが調教される内に、次第に露出狂となっていき、街中で突然裸になって交通事故を起こさせたり、最後はビルの屋上でストリップショー。そしてカメラのフラッシュの中に飛び降りていき、ラスト1ページはその性器のアップでエンド!  本格美少年・ゲイ・マンガ「聖少女黙示録」も’83。レズの姉たちの手によって女装に目覚めた少年がホモのダンサーたちに縛られなぶられ初のポコチンこすり合いの射精シーン。そして性転換して女となった主いるが、その中の’84の「白い肌の湖」はタイトルで解る通りのバレリーナものだがポコチンを焼かれた男が、一緒に暮ら人公が手術で男になった少女と暮らすハッピーエンド。この作品は単行本「美少女ハンター」に収録されてす二人の女と一人の男に復讐するエンディングがすごい!まず男の性器を切り取り、片方の女の性器にねじ込んだあと、その女の性器ごとえぐり取る。そしてその二つの性器をつかんだまま、もう一人の女の性器にフィストファック!のあげく、その二つの性器を入れたままの女性器をナイフでまた切って、ほとんどビックマック状態でまだヒクヒクうごめく血まみれの三つの性器を握りしめるとんでもない終り方!全くダー松はこんな事ばかりやっていたのかとあきれかえる。もう鬼畜としか言い様がない!しかし「ウィンナー」を二枚の「ハム」で包むなんて・・GOODなアイデアだ、又やってみよう。 ●1 9 8 4 ~   「漫画ハンター」で「闇の宴」前後篇を描き、後日これをビデオ化。雪に包まれた六本木のスタジオで痔に苦しみながらの撮影。特別出演として中島史雄氏が絶妙の指使い、東デの学生時代の萩原一至が二役、取材に来たJITAN氏もスタジオ��入ってきた瞬間、即出演で生玉子1000個の海で大乱交。カメラマンが凝り性で照明が気に入るまでカメラを廻さず、たった二日の撮影はやりたい事の半分も出来ず。撮影が終ると痔はすぐに完治。どうもプレッシャーからくる神経性だったみたいでこれに懲りてビデオは一本のみ。 この年の「肉の漂流」は親子丼もので、近所の書店のオヤジからこの本はよく売れたと聞いたが、一時よく描いたこのパターンは最近では「FUCK YOU!3」の「母娘シャワー」のみ。熟女と少女の両方が描けるところが利点。「血の舞踏」は久しぶりの吸血鬼もの。股間を針で刺し、噛んで血を吸うシーン等々いい場面はあるが、うまくストーリーが転がらず3回で止める。短編「果てるまで・・」は核戦争後のシェルターの中で、父が娘とタイトル通り果てるまでやりまくる話。被爆��ていた父が死んだ後、娘はSEXの相手を捜して黒い雨の中をさまよう。  またリサ・ライオンの写真集を見て筋肉美に目覚め、マッチョ女ものをこの頃から描き出す。しかしなかなか筋肉をエロティックに描くのは難しい。 ●1 9 8 5 ~   くたびれ果ててすっかりダレてきたこの頃、8年間働いてくれたアシスタント女史に代わってパワーのかたまり萩原一至、鶴田洋��等が東京デザイナー学院卒業後加わってダーティ・マーケットも第2期に突入!新旧取り混ぜておもしろいマンガをいろいろ教えて貰って読みまくる。「バリバリ伝説」「ビーバップハイスクール」「ペリカンロード」「めぞん一刻」「わたしは真悟」「Be Free!」「緑山高校」「日出処の天子」「吉祥天女」「純情クレイジー・フルーツ」「アクター」「北斗の拳」「炎の転校生」「アイドルをさがせ」「綿の国星」「いつもポケットにショパン」「バツ&テリー」「六三四の剣」永井豪の絶頂期の作品「バイオレンス・ジャック」「凄之王」「デビルマン」等々100冊以上とても書ききれない位で、う~ん・・マンガってこんなにおもしろかったのか、と感動! そこで眠狂四郎を学園にほうり込んで、今まであまり描かなかった学園マンガをエロマンガに、というコンセプトで始めたのが「斬姦狂死郎」。「六三四の剣」ばりに単行本20巻を目指すものの、少年マンガのノリは今では当たり前だが、当時はまだエロマンガとして評価されず、ほんの少し時代が早すぎたかも。’86に中断、今年’97に「ホリディ・コミック」にて復活!果たしていつまで続けられるか? →後に「斬姦狂死郎・制服狩り」、「斬姦狂死郎・美教師狩り」として刊行完結  前年末から始めた「美姉妹肉煉獄」は身障者いじめの鬼畜路線。盲目の姉とその妹を調教して性風俗店等で働かせ、娼婦に堕していく不健全・不道徳な作品で、肉の快楽にひたっていく盲目の姉に対し妹も「春琴抄」の如く己の眼を突き、自らも暗黒の快楽の世界にはいり、快楽の光に目覚めるラスト。 また、これからは女王様物だ!となぜか突然ひらめき「筋肉女」シリーズの延長としてフィットネス・スタジオを舞台に「メタル・クイーン」シリーズも開始。これは単行本2冊分描いたが、連載途中でヒロインの髪型を歌手ステファニーのヘア・スタイルにチェンジしたり、レオタードもたっぷり描けてわりと気に入っている。  10年近く描いた「美蝶」先生シリーズもこの年スタート!こうしてみるとマンガを描く喜びに満ちた大充実の年だったかも。 ●1 9 8 6 ~   この年は前年からの連載ものがほとんどだが、「エレクト・ボーイ」は空中でファックするシーンが描いてみたくて始めた初の超能力エロマンガ。コメディ的要素がうまくいかず2回で止める。この路線は翌年の「堕天使輪舞」で開花。  「夜の彷徨人」は自分の育てた新体操選手が怪我で選手生命を失ったため、その女を馬肉のごとく娼婦として夜の世界に売り渡した主人公という設定。しかし腕を折られ、女にも逆に捨てられ、そして事故によってその女を失ったあげく不能となってしまう。失った快楽を取り戻すため無くした片腕にバイブレーターを取りつけ、夜の街をさすらい次々と女たちをレイプしていくというストーリー。がっちり設定したキャラだったのにまったく話がはずまず、男のポコチンは勃起しないままに作品も不発のまま終る。  「斬姦狂死郎」が不本意のまま終わったため学園エロス・シリーズは「放課後の媚娼女」へと引き継がれる。当時見ていた南野陽子のTV「スケバン刑事・」とS・レオーネの「ウエスタン」風に料理。ラストの「男といっしょじゃ歩けないんだ」のセリフは一番好きな映画、鈴木清順の「東京流れ者」からのもじり。単行本は最初司書房から出て、数年後ミリオン出版から再販、そして’97久保書店より再々販ながら結構売れて今年また再版。この作品は親を助けてくれる有難い孝行息子といったところ。 ●1 9 8 7 ~   さいとうプロOBで那珂川尚という名のマンガ家だった友人の津田が「漫画ダイナマイト」の編集者になっていて、実に久しぶりに同誌で「堕天使輪舞」を描く。超能力エロマンガの第2弾。今回はエロと超能力合戦とがうまくミックスされ一応成功といっていい。この路線は「エレクト・ボーイ」とこの作品、そして’96の「夜顔武闘伝」も含めてもいいかも。一時、この手の作品は数多くあったが最近はめったに見かけない。しかし、まだまだこの路線には鉱脈が眠っているとにらんでいるがどんなものだろう。 ●1 9 8 8 ~   「放課後の媚娼女」に続いて抜かずの凶一無頼控え「放課後の熱い祭り」を2年がかりで描く。’89に完結し司書房より単行本化。そして今年’97に改定してめでたく完全版として復刊!この頃が一番劇画っぽい絵で、たった2~3人のスタッフでよくこれだけ描き込めたなと改めて感心!エロシーンがちょっと少なめながら中島史雄氏がダー松作品でこの作品が一番好き、とお褒めの言葉を頂戴する。  TVで三流アマゾネス映画を見ている内、むくむくとイメージがふくらみ、昔から描きたかった西部劇と時代劇がこれで描けると、この年スタートさせたのが「不死蝶伝説」なるアマゾネス路線。昔々青年誌の創世期にあのケン月影氏がマカロニ・ウエスタンを描いていたことを知る人は少ないだろう。俺もあの頃デビューしていたらウエスタンが描けたのに、と思う事もあったが、このシリーズでほんの少しだけその願望がかなう。  この頃、アシスタントやってくれてた格闘技マニアの鶴田洋久に誘われ、近所の空手道場通いの日々。若い頃修行のため新宿でやくざに喧嘩を売って歩いたという寺内師範は、もう鬼のような人で、行けば地獄が待っていると判っててなぜ行く?と不思議な位休まず通う。体育会系はマゾの世界と知る。組手は寸止めではなく顔面以外は当てて可だったので身体中打撲のあざだらけ、ビデオで研究したという鶴田の体重をかけたムエタイ式の蹴りをくらい、右手が饅頭のように腫れ上がる。先輩たちの組手の試合も蹴りがもろにはいってあばら骨が折れたりで、なぜこんなヘビーな事をする?と思うが、闘う事によって身体の奥から何か沸き上がってくるものがある。スリランカの元コマンドと組手をやった時、格闘家の気持ちが少しだけ判るようになった。 ●1 9 8 9 ~   ’94まで続く「美蝶」シリーズでこの年は『ノスフェラトウ篇』を描き、シリーズ中これが一番のお気に入り。同人誌の「王夢」はこれが原点。  短編では「悪夢の中へ」はスプラッタ・エロマンガで久しぶりにチェーンソゥでお尻のぶった切り!はらわた引きずり出し、人肉食いちぎり!顔面叩き割り等々でラストに「ホラービデオの規制をするバカは俺が許さん!」などと書いているので、この年が宮崎事件の年か?世間は彼が日野日出志・作のホラービデオ「ギニーピッグ」を見てあの犯罪をおかした、としてさんざんホラービデオの規制をやっといて、結局見てもいなかったとわかったあとは誰一人日野日出志氏にもホラービデオさんにも謝らす゛知らんぷり。残ったのは規制だけで、馬鹿のやる事には全く困ったもんである。先日の「酒鬼薔薇・14才」の時も犯罪おたくの心理学者が、「これはマンガやビデオの影響です。」などと相も変わらずたわけた寝言をぬかしていたが、馬鹿はいつまでたっても馬鹿のまま。少しは進歩しろよ!お前だよ、お前!短絡的で幼稚な坊や、小田晋!よぅく首を洗っとけ!コラ!  「獣人たちの儀式」は退学者や少年院送りになつた生徒、暴走族、ヤクザ達が集まって酒盛りしながら女教師たちをずこずこにしてOB会をひらく不健全作品。編集長が「また危ない作品を・・・」とこぼしたものだが、岡野さん、田舎で元気にお過しでしょうか。この頃の「漫画エロス」には「ケンペーくん」だとか「アリスのお茶会」だとかおもしろい作品が載っていたものです。「爆走遊戯」は伝説のストーカー・ろくでなしマンガ家の早見純が一番好きな作品と言ってくれたが、なぜだかわからない。人の好みはいろいろです。以上3本は単行本「熱き唇の女神」に収録。 「ふしだらな女獣たち」はフェミニストの女二人が美少年をいじめる話。これは「氷の部屋の女」に収録。 ●1 9 9 0 ~   この年の「美蝶」シリーズは『ダンシング・クイーン篇』。マネキン工場跡でJ・ブラウンの「セックス・マシーン」にのせて5人プレイをするシーンや文化祭でのダンスシーン等々結構好きな場面多し。暗くて硬い作品が多いので、この「美蝶」シリーズは肩肘張らずに、かなり軽いノリでキャラクターの動きに任せて、ストーリーも、そして次のコマさえも先の事は何にも考えず、ほとんどアドリブで描いた時もある。  「不死蝶伝説」に続いてシリーズ第2弾「不死蝶」は2誌にまたがって2年位続ける。これも結構お気に入りの一遍。 ●1 9 9 1 ~ 1 9 9 3   「性狩人たち」の近未来版、といった感じの「夜戦士」は学園物が多くなったので、マグナム銃で脳天をぶっとばすようなものが又描きたくなって始めたミニシリーズ。全5話位。松文館より単行本「黒い夜と夢魔の闇」に収録。  この年から知り合いの編集者がレディス・コミックを始める人が多く、依頼されてどうしたものかと思ったが、エロなら何でもやってみよう精神と何か新しい世界が開けるかも、という事から’94位までやってみたものの結果的に不毛の時代に終わる。与えられた素材が体験告白物という事で、非現実的なものは描けないという事は得意技を封印して戦うようなもので苦戦を強いられ、これって内山亜紀氏がやまさき十三原作の人情話を描いたようなミス・マッチングで不発だったかな。今後、もしやることがあれば美少年SMのレディス・コミックのみ。そんな雑誌が出来れば、の話だが。  いくつかやったレディコミの編集の一人「アイリス」の鈴木さんは同じさいとうプロOBで、マンガ・アシスタント、マンガ家、マンガ誌の編集、そして今はマンガ学校の講師、とこれだけ多くのマンガに関わる仕事をしてきた人はあまりいないだろう。これでマンガ評論でもやれば全て制覇だが・・・。  この頃はいつもと同じ位の30~40本の作品を毎年描いていたが、レディコミは一本30~40枚とページが多く結構身体にガタがきた頃で、右手のひじが腱傷炎になり1年以上苦痛が続く。医者通いではさっぱり痛みがひかず、電気針で針灸治療を半年位続けてやっと完治。その後、住んでいたマンションの理事長を押しつけられ、マンション戦争の渦中に巻き込まれひどい目にあう。攻撃するのは楽だが、話をまとめるなどというのは社会生活不適格のダー松には大の苦手で「お前等!わがままばかり言うのはいいかげんにしろー!」と頭をカチ割りたくなるような事ばかりで、ひたすら我慢の日々で血圧がガンガン上がり、病院通いの日々。確実に寿命が5年は縮まる。あの時はマジで人に殺意を抱いたものだが、今でも金属バット持って押しかけて奴等の脳みそをクラッシュしたい気分になる時もある。いつかこの時の事をマンガにしようと思っていて、まだ誰も描いてない「マンション・マンガ」というジャンル、タイトルは「我が闘争」。え?誰も読みたくない?  この間に出た単行本は「血を吸う夜」、「赤い月の化身」「熱き唇の女神」[以上・久保書店] /「牝猫の花園」「真夜中の人魚たち」[以上久保書店]、「美蝶/放課後篇」「美蝶/ダンシング・クイーン篇」「不死蝶/鋼鉄の女王篇・上巻」[以上ミリオン出版]。 ●1 9 9 4 ~ 1 9 9 5   ろくでもない事が続くのは厄払いをしなかったせいか、このままここにいたら頭がおかしくなる、と15年以上いたマンションから引っ越し。板橋から巣鴨へ移動し気分一新!以前からうちもやりましょうよ、と言われていた同人誌創りをそのうち、そのうちと伸ばしてきたものの遂に申し込んでしまい、創らざるをえなくなる。しかもそれが引っ越しの時期と重なってしまい大いに後悔する。しかしいろんな人にお願いして何とか一冊でっちあげ、ムシ風呂のような夏コミに初参加。これが運命の分岐点。レディコミもこの年で切り上げ、以下同人街道をまっしぐら。現在まで「FUCK OFF!」が9まで、「FUCK YOU!」が4まで計10+&冊創る。  ’95からダーティ松本の名前にも飽きてきたしJr,Sam名でも描き始める。 レディコミ時代は松本美蝶。あと2つ位違うペンネームも考案中。  この間の単行本「氷の部屋の女」「双子座の戯れ」[久保書店]、「黒い夜と夢魔の闇」[松文館]、「危険な女教師/美蝶」[ミリオン] ●1 9 9 6 ~   美少女路線の絵柄もこの年の「夜顔武闘伝」あたりでほぼ完成、今後また少し変化させる予定。しかしこの作品は超能力、アマゾネス、忍法エロマンガとでも呼ぶべきか。「グラップラー刃牙」みたいに闘技場での勝ち抜き性武道合戦までいきたかったけれど、残念ながらたどり着けず。  「冬の堕天使」は久しぶりの吸血鬼もの。都営住宅で生活保護をうけている吸血鬼母子のイメージが浮かび、そこから漫画家協会・加藤芳郎を撃つ有害図書騒動のマンガへ。吸血鬼少年が光の世界との戦いに旅立つまでを描き、「闇に潜みし者」は時空を越えて近未来での戦い。その間を描く作品を今後創らなければ。  「FUCK CITY 2006」はクソ溜めと化した近未来のTOKYOを舞台に久しぶりにダーティ・バイオレンスが炸裂!ハード・エロ劇画と同人誌風・美少女路線の合体は果たしてうまくいったかどうか?30ページほど描き足して、’97、9月にフランス書院のコミック文庫���て発売。[「少女水中花」]  「放課後の媚娼女」と「人形愛」刊行。[いずれも久保書店刊]前者は以前、上下巻だったのを一冊にまとめて。後者は近作を集めた同人時代を経ての初単行本で、同人誌を知らなかった読者はショックを受ける。メタルフアンから以下のようなお手紙を受け取る。「これはジューダス・プリーストの『ターボ』だ。ラストの『眠れる森の少女』は『レックレス』にあたる。しかしジューダスもその後『ラム・イット・ダウン』や『ペイン・キラー』という傑作を世に出した事だし、今後を期待したい」という意のダー松のようなメタルファン以外は意味不明の激励をうける。 ●1 9 9 7   同人誌「エロス大百科シリーズ」スタート!いろんな項目別に年2刊づつ計100ページ位を別刊シリーズとして出し続ければ10年で1000ページになり、以前「谷岡ヤスジ1000ページ」という枕に最適の本があったが、これも一冊にまとめて枕にして寝れば、目覚める頃は3回夢精しているなんて事に・・・などとまだたった40ページの段階で言っても何の説得力もないか。飽きたら2~3号でSTOPするだろうし・・。[推測通り「毛剃り」「美少年SM」「女装」3号でストップ中]冬にはやおい系にも進出の予定。  今年出した単行本は厚くて濃いエロマンガを集めた久保書店MAXシリーズ第2弾!「放課後の熱い祭り/完全版」と「夜顔武闘伝」オークラ出版。ともに大幅描き足して25周年記念出版として刊行。ティーツー出版よりJr,Sam名で「昼下がりの少女」、9月にはフランス書院より「少女水中花」の文庫本が出る予定で現在、この同人誌と並行して描き足し中。「斬姦狂死郎」第2部も「ホリディ・COMIC」誌にて6月よりスタート!年内創刊予定の『腐肉クラブ』なる死体姦専門のマンガ誌にも執筆予定。  さてさて25年間、旅行の時を除いて、現在まで2日続けてマンガを描かなかった事はほとんどない。これはその昔、伊東元気氏というマンガ家とお会いしたとき「今月何ページ描いた?」との問いに、「今月仕事ないんでぜんぜん描いてません」と答えたら、「そんな事じゃ駄目だ。仕事があろうがなかろうが、毎月100頁は描かなきゃ。」と言われ、以後その教えを守り[描けるページ数は減ったが]、マンガは仕事ではなくなり、朝起きたら顔を洗うのと同じで生活そのものとなり現在に至る。  今は何でも描けそうなハイな状態で、以前はたまには外出しないと煮詰まってしまうので週いち位ガス抜きをしていたものだが、最近はせいぜい月いち休めば十分の「純エロマンガ体」。[純粋にエロマンガを描くためだけの肉体、の意。ダー松の造語]  こうしてふり返ると、この路線はまだえぐり足りない、これはあと数回描くべし、なぜこれを一度しか描かない!等々、残り時間にやるべき事、やりたい事の何と多い事! 爆裂昇天のその日まで・・・      燃 え よ ペ ン !  なお続きは 1997年後期 1998年 INDEX
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やかん
 無学者は論に負けず、無法は腕ずくに勝つ、なんてことを申しますが、よく知りもしないことを、むやみに知ってるふりをして説明してるかたがございます。こういうのがお笑いの種《たね》で…… 「ええ、ごめんくださいまし。先生、いらっしゃいますか?」 「ほほう、あらわれたな、愚者《ぐしや》」 「え? なんかふみつぶしましたか?」 「なんだ?」 「いえ、ぐしゃって、そういったでしょ?」 「なにを申しておる。ぐしゃというのはな、おろかなるものと書いて、これを愚者と読む。つまり愚者といえば、おまえのことだぞ。わかったか、愚者」 「へーえ、その愚者てえのは、あっしのことですか? へーえ、そりゃあ、まあ、当人が気がつかねえうちに、愚者なんぞにしてもらって、どうもありがとうござんす」 「いや、礼をいうほどのことはない。まあ、そこへお坐り。ふーん、きょうは身なりがととのっておるな。どこぞへいってきたか?」 「へえ、きょうは、浅草の観音さまへおめえりをしやしてね」 「どこへいったんだ?」 「だから、浅草の観音さまへいったんで……」 「ほほう、浅草の観音さまへ……そういうものが、近ごろできたのか?」 「近ごろできたわけじゃあねえ。むかしっからあるじゃありませんか」 「そうか。いっこう知らんが、どのへんだ?」 「あれっ、知らねえのかい? ……雷門で電車をおりましょう。で、石畳がしいてあって、ずーっと、この売店があらあ、仲見世《なかみせ》てんだ。ふしぎなもんだね、どこの店でも、銭を持ってかなくっちゃ売ってくれねえ」 「あたりまえだ」 「つきあたりにお堂があるでしょ?」 「おまえのいう観音というのは、あれか?」 「へえ、あれさ」 「まねをするな。あれは観音ではない」 「へーえ、金毘羅《こんぴら》さまかい?」 「なにをいっておる。あれはな、金竜山浅草寺《きんりゆうさんせんそうじ》に安置したてまつる、聖観世音菩薩《しようかんぜおんぼさつ》というもんだ」 「へーえ、おっそろしく伸びちゃったねえ。やっぱり陽気がいいと伸びるかい?」 「アメではないから、陽気で伸びたりはしないよ……で、人は出ておったか?」 「ええ、陽気がいいもんですからねえ、ぞろぞろぞろぞろ、もう、出たの、出ねえのって、てえへんなもんで……」 「どっちなんだ? 出たのか、出ないのか?」 「だから、出たの出ねえのって……」 「出たかとおもえば、出ないというが、出たならば出た、出ないならば出ないといいな」 「ああ、そうか。じゃあ、出ました」 「そんなに出たか?」 「ええ、猫も杓子《しやくし》も出ました」 「猫も杓子も出た? ……猫は生きものだから出ないとはかぎらないが、杓子が出るのか?」 「そんなこたあ知らないよ。しゃもじがどういうかっこうで出てくるか……」 「だって、おまえ、いま、そういったではないか」 「だって、よくいうでしょ? 人が出たことを、猫も杓子も出たって……」 「だから、おまえは愚者だ。それをいうならば、女子《めこ》も赤子《せきし》もという」 「そりゃあなんです?」 「女子《めこ》とは女子《おなご》、赤子《せきし》は赤ん坊だ。つまり、女性も幼《おさ》な子《ご》も、老若男女《ろうにやくなんによ》すべてが出ており、たいそう雑踏《ざつとう》をいたしておりました、とこういうふうにいうべきだ。わかったか、愚者」 「変なところに愚者がついたね。へーえ、女子も赤子もですかねえ……」 「ばかに感心しているな……まあ、お茶でもおあがり」 「へえ、ありがとうござんす……うーん、こりゃあうめえや。結構なお煮花《にばな》でござんすねえ」 「なんだい、おにばなとは……いつ、あたしが鬼の鼻を飲ましたい?」 「だって、ていねいにいうと、お煮花ってんでしょ?」 「葉をいれて、出端《でばな》、つまりではじめをやったんだから、それは出花というべきだ」 「へーえ、出花かねえ……まあ、こうやって、うめえお出花をいただくってえと、なんか甘《あめ》えもんがほしくなるね」 「なんだ、甘えもんとは。甘味《あまみ》なら甘味といいなさい」 「うっかりなんかいうと、すぐに叱言《こごと》を食うんだからたまらねえや。じゃあ、その甘味を食わしておくんねえ」 「うん、到来物《とうらいもの》があるから、それをごちそうしよう」 「へーえ、葬《とむら》いでもらったんですか?」 「葬いじゃあない。到来物、つまり、もらいものだ」 「ああ、そうか。どうせ買やあしねえや」 「なにをいってるんだ……まあ、これをおあがり」 「うまそうなあんころですねえ」 「おいおい、そのあんころてえのはどういうわけだ?」 「どういうわけって……こりゃあ、あんころでしょ?」 「あんこの上をころっところがしただけで、そんなにうまくあんこがつくか?」 「さあねえ、つかねえでしょうねえ」 「つかないものをなぜあんころというか?」 「そんなりくついったってだめだよ。餅屋へいけば、どこだってあんころで売るじゃあありませんか」 「では、餅屋があんころといえば、おまえが、どうしてもあんころといわなければならぬ義理でもあるのか?」 「義理もなにもねえが、あんころじゃあねえのかい?」 「これは、あんこで餅をくるんであるのだから、あんくるみ餅というべきだ。どうしてもあんころといいたいならば、なんべんとなく、ころころころがすから、あんころころころころころころ、ころ餅といわねばならん」 「へーえ、むずかしいんだねえ。じゃあ、あんころころころころころころ、ころ餅をいただきます……しかし、なんですねえ、先生なんか、世のなかに知らねえってこたあねえんでしょう?」 「まあ、わしなどは、天地間にあらゆるもので、わからんことはないな」 「へーえ、てえしたもんですねえ……じゃあ教えてもれえてえんですが……さかなにねえ、いろんな名前がありますねえ、あれは、だれがつけたんです?」 「おまえはどうしてそのように愚《ぐ》なることを聞くんだ。そんなことは、どうでもいいじゃあないか」 「どうでもいいったって、あっしゃあ気になるから……」 「つまらんことを気にするんじゃあない」 「だれが名をつけたんです?」 「うるさいな……名をつけた者は……いわしだ」 「いわし? さかなのいわしですかい? へーえ、どうしてあのちっぽけなさかなが名をつけたんで?」 「いわしは下魚《げうお》といわれているが、あれでも数が多いから、さかなの中ではなかなか勢力があるんだ」 「へーえ、そんなもんですかねえ……じゃあ、いわしの名前はだれがつけたんです?」 「うーん……その……あれは、ひとりでにできた名前だ」 「どうして?」 「ほかのさかなたちが、『どうも名前をつけていただいてありがとうございました。さて、あなたはどんなお名前がよろしいのでございますか?』と聞いたんだが、そのときに、『わしのことは、なんとでもいわっし』とこたえた。そこで、いわしとなった」 「へーえ、いわっしで、いわしですかい?」 「そうだ」 「まぐろってえなあ、どういうわけなんで?」 「あれは、まっ黒だから、はじめは、まっくろといっていたが、それがつまってまぐろとなった」 「だって、まぐろの切り身は赤《あけ》えじゃあありませんか」 「だからおまえは愚者だ……切り身で泳ぐさかながいるか?」 「ああ、なるほど……ほうぼうってえのは?」 「ほうぼう? ……あれは、おちつきのないさかなで、ほうぼう泳ぎまわって住居が一定しない。そこでほうぼうだ」 「ほんとうですかい? ……じゃあ、こちってえのは?」 「こっちへ泳いでくるから、そこでこちだ」 「だって、むこうへ泳いでいきゃあむこうでしょ?」 「そういうときは、おまえがむこうへまわればこちになる」 「変だなあどうも……ひらめってえのはどういうわけなんで?」 「平ったいところに目があるから、ひらめだ」 「なるほど……じゃあ、かれいは?」 「あれは……平ったいところに目があって……」 「それじゃあ、ひらめとおんなじじゃあありませんか」 「だから、あれはなあ……」 「どうなんで?」 「うーん……そのう……そうそう、ひらめの家来だ」 「へーえ、さかなに家来なんかあるんですか?」 「あーあ、あるとも……たいとか、ひらめとか、ああいうのは身分のいいさかなで、人間にたとえると、あれは大名、のちの華族《かぞく》だな」 「その家来なんですか」 「ああ、家令《かれい》(華族の家の管理人)をしてるんだ」 「家令? それでかれいかい? なんだかおかしいなあ」 「おかしいことがあるもんか。むかしから、殿さまのことを御前《ごぜん》というだろう?」 「ええ」 「御前(ご膳)のことを、英語でライスという」 「へーえ、ご膳ていえば、おまんまでしょ? それをライスっていうんですか?」 「ああ、そばに家令(カレー)がついて、ライスカレー」 「なんだかあてにならねえなあ……じゃあ、うなぎてえなあどういうわけです?」 「おまえは、いきなりいろんなことを聞くなあ。うなぎは……あれは、もとは、のろといったんだ」 「のろ?」 「のろのろしてるから、のろといったんだ。あるとき、鵜《う》という���が、こののろを飲みこんじまった。半分までは飲んだんだが、あんまり大きいので、あとが飲みこめずに、鵜が目を白黒して苦しんでいた。これをみた人が、『やあ、あんな大きなのろを飲みかけて、鵜が難儀《なんぎ》をしている。鵜が難儀だ。鵜、難儀、鵜、難儀だ。うなぎだ』と、こういったんだ」 「なんだかおかしいなあ……じゃあ、うなぎを焼いたのを、かば焼きというのはどういうわけです?」 「かば焼きか? ……ええ……あれは、はじめはばか焼きといった。のろのろしてばかだから、ばか焼きといったんだが、いかにも名前がわるい。そこで、これをひっくりかえして、かば焼きというようになったな」 「名前をひっくりけえすなんて、おかしいじゃありませんか」 「ひっくりかえさないと焦《こ》げちまう」 「それじゃあ、おとしばなしだよ……この湯飲みてえのはどういうわけです?」 「湯を飲む道具だから湯飲みじゃあないか」 「ああそうか。つまんねえことを聞いちまったな……茶わんは?」 「茶わん? ……茶わんというのは……そのう……茶わんをここへ置くとうごかない。ちゃわんとしている」 「なんだかおかしいなあ……じゃあ、土瓶《どびん》てえのは?」 「これは泥でできている。こういうものは、むかしは瓶《かめ》をかたちどった。瓶《かめ》という文字は、『へい』と読む。瓶《へい》は、すなわち『びん』と読む。泥でできているから土瓶《どびん》だな」 「ああ、そうですか。鉄瓶《てつびん》は?」 「鉄でできてるから鉄瓶だ」 「ああ、そうか。じゃあ、やかんは?」 「やでできて……いないな」 「やでできてるわけじゃあねえさ。しんちゅうか、あかがねか、アルマイトだよ。だから、しんちゅうびんとか、あかびんとか、アルびんとかいいそうなもんじゃあありませんか。どういうわけで、これだけ、やかんというんです?」 「それはだな……むかしは……」 「のろといいましたか?」 「そんなことはない……ええ……これは、水わかしといった」 「水わかし? それをいうなら湯わかしでしょう?」 「だから、おまえは愚者だ。湯をわかしてどうなる? 水をわかして、はじめて湯になるんじゃあないか」 「ああ、そうか。じゃあ、どういうわけで、その水わかしがやかんになったんです?」 「水わかしがやかんになったについては、ここに一条の物語りがある」 「へーえ、どんな物語りがあるんで?」 「ころは元亀《げんき》、天正《てんしよう》のころというから戦国時代だ。このとき、信州の川中島をはさんで、対陣したのが上杉謙信と武田信玄の軍だ」 「ああ、川中島のいくさってえやつは、あっしも聞いた���とがあります」 「ある日、大雨のときがあった。このような雨の日には、よもや敵は攻めてくることもあるまい。ひさしぶりに、大いに英気をやしなおうと、上戸《じようご》は酒、下戸《げこ》はふんだんにものを食べてぐっすり寝たが、油断大敵だ。片方の軍が夜討ちをかけた。物見の兵がこれをみて、『おのおのがた、夜討ちでござる! 夜討ちだ、夜討ちだ。お起き候《そうら》え! 夜討ちでござるぞ!』と陣地を触れあるいた。安心してぐっすり寝こんでいるところへ、夜討ちをかけられたんだから、周章狼狽《しゆうしようろうばい》、てんやわんや、人のかぶとをかぶっていく者があるかとおもうと、ひとつの鎧《よろい》を二、三人でひっぱりっこしている者もあって大さわぎ。このとき、ひとりの若武者がはね起きたが、若いに似合わず、おちついて身じたくをすませ、最後にかぶとをかぶろうとしたら、枕もとに置いてあったはずのかぶとがない」 「ははあ、だれかがあわててかぶっていっちまったんだな」 「さてこまったと、かたわらをみると、大きな水わかし、これに湯がぐらりぐらりとたぎっていた。『これ究竟《くつきよう》のかぶとなり』と、湯を大地へがばっとあけると、かぶとのかわりにかぶったな」 「へえー……で、どうしました?」 「これから、馬へ乗ってのりだしたが、この若武者が強いんだ。群《むら》がる敵勢のなかへとびこむと、縦横無尽に荒れまわるそのいきおいのすさまじさ……」 「そりゃあいさましいや」 「この若武者のために、敵がたは、どーっとうしろへさがっていく。これをふしぎにおもった敵がたの大将が、床几《しようぎ》からたちあがって、小手をかざしてながめると、緋《ひ》おどしの鎧《よろい》を着て、水わかしをかぶった異様な化けものが、馬上において、抜群《ばつぐん》のはたらきをしている。『あれへ奇っ怪なる水わかしの化けものがあらわれた。ただちに射ておとせ』という下知《げち》がくだったから、二、三十人の若ざむらいたちが、弓へ矢をつがえて、ヒョーフッとはなつと、水わかしにあたってカーンと音がした。また矢をはなつと、水わかしへあたってカーン、矢がとんできてはカーン、矢がとんできてはカーン、矢カーン、矢カーン、やかんとなった」 「とうとう、やかんにしちゃったねえ。どうもごくろうさま」 「これから陣地へ……」 「あれっ、まだつづきがあるんですか?」 「陣地へひきあげて、若武者が、ほっとひと息ついて水わかしをぬぐと、いままでまっ黒に生えていた毛がすっかりぬけていた」 「どうしたんです?」 「たぎりたった湯をあけて、あついのをがまんしてかぶっていた。それがために、すっかり毛がぬけてしまったんだ。これから、禿《は》げたあたまをやかんというようになった」 「またおかしくなった……しかし、あんなものをかぶったら、いくさをするのに不自由じゃあありませんか?」 「いや、そんなことはなかったな」 「そうですかねえ……ふたなんかどうしました?」 「あれは、ぽっち(つまみのところ)をくわえて面《めん》のかわりにした」 「へーえ……じゃあ、手に持つつるのところは?」 「つるは、あごへかけるから、忍《しの》び緒《お》のかわりになり、水わかしがおちなかったな」 「なるほど、ひものかわりになるとは、気がつかなかった。やかんの口は?」 「むかしのいくさは、みんなが名乗りをあげた。そのときに聞こえないといけないから、口がそれを聞く耳の役をした」 「そりゃあおかしいや。耳なら上へむいてなきゃあ聞こえないじゃありませんか。あれ、かぶったら下をむくのに……」 「だから、おまえは愚者だ。その日は、朝からの大雨だ。口が上をむいてたら、雨がはいってきて耳だれになるぞ」 「なーるほど……それにしてもおかしいよ。耳なら両方にありそうなもんじゃありませんか。片っぽうねえのはどういうわけです?」
「いやあ、ないほうは、枕《まくら》をつけて寝るほうだ」
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shihlun · 5 months
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Takahisa Zeze
- Raigyo
1997
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kachoushi · 2 years
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各地句会報
花鳥誌 令和4年8月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和4年5月7日 零の会 坊城俊樹選 特選句
金剛の粒となりけり薔薇の雨 和子 鍵穴を覗けば明治聖五月 きみよ 薔薇園のクレオパトラはまだ蕾 秋尚 ひざまづく職人の手に朽ちし薔薇 久 華やかに薔薇から離れゆく女 順子 旧家とは黴の匂ひと薔薇の香と 久 ダイアナと言ふ白薔薇にさみだるる きみよ 避雷針錆びて眠りし夏館 いづみ セルを着て館の手すり撫でてをり 季凜 棕櫚の花待つ洋館の灯は昏く 和子 この薔薇も名の幻を抱き続け 順子 罪深き身をつつみたる薔薇の風 和子
岡田順子選 特選句
セピア色かな夏炉の上の写真 光子 父と子の聖霊が触れバラ白に いづみ 緞通の褪せし撞球室に夏 光子 大滝の水のふたつの光る芯 三郎 裏木戸を守る閂とめまとひと 久 黴の世や蔵に遺作の絵が少し 同 薔薇の夜に抱かれて園の鳥となり いづみ いくつもの薔薇の名を呼びゐたりけり 光子 薔薇を売る男はそつと跪く 小鳥 金剛の粒となりけり薔薇の雨 和子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月9日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
観音の慈悲の眼差し春の雨 中山昭子 春愁や逝きたる友と病む友と ミチ子 奥院に鎮もる神や祭果つ 昭中山子 渓水の音も卯の花腐しかな 時江 田植機の通りて泥の日曜日 久子 幾何学も知らず蜘蛛の囲かけてをり 中山昭子 代掻くや鉄塔揺らし雲揺らす みす枝 仏壇の���と語りし母の日よ 信子 無人駅菜の花一輪挿しの卓 英美子 海色の風を運びて夏来る 時江 とりどりの駄菓子買ひ込み昭和の日 上嶋昭子 粽解く香りの中に母の顔 みす枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月9日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
北信の山々を背に鯉幟 貴薫 風を呑む園児手作り鯉のぼり 三無 新茶淹れ母と語らふ京都旅 せつこ そこはかと由緒ある家鯉幟 美貴 嫌なことすうと消えゆく新茶の香 美貴 故郷の新茶届きて長電話 史空 鯉幟男児誕生高らかに せつこ 新茶汲む最後の雫ていねいに 美貴 新茶の香部屋にすつきり立ち昇り せつこ 五人目にたうたう男の子鯉幟 あき子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月9日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
奥越の麻耶姫目覚め山若葉 令子 子どもの日少年その日句を作る 同 書き込みの多き譜面や夏浅し 登美子 駆け足も卯月の雨に追ひつかれ 紀子 肩ぐるま手を伸ばしをり藤の花 実加 二輪車のオイル残香夏に入る 紀子 菓子のやう小さなトマト頰張りし あけみ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………��……………………
令和4年5月10日 萩花鳥句会
句友とも会へぬコロナや夏に入る 祐子 育つ子に未来の風を鯉のぼり 健雄 ひとけなく今は昔の多越の藤 恒雄 葉桜や母と集ひしこのホテル ゆかり 甘夏の里は潮風吹くところ 陽子 葉桜を揺らす影なし廃校舎 明子 葉桜の土手お揃ひのユニホーム 美恵子
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令和4年5月12日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
ウクライナいつまで続く五月闇 由季子 母の日に思ふ後に父もゐて さとみ おしやれする気持ちかき立て更衣 同 麦秋や大河一筋地を分ける 都
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月12日 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
湯の句会 第一回
ご機嫌の鶯老を鳴きにけり かづを 若葉風光となりて消えゆけり 同 雨意去りし故山に鶯老を鳴く 同 問ひかけに長い返事や暮れの春 和子 黄金の麦田後へ三国線 同 絹ずれの音や女将の裾捌き 雪子 群青の海深くして沖朧 希
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月13日 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
湯の句会 第二回
境内に浄土思はす白牡丹 希 巫女が舞ふ白きうなじの祭髪 同 日本海見えゐる岬卯波寄す 同 夏立つや虹物語ある町の 匠 雑談に疎き耳なり宿浴衣 清女 宿の名に謂のありて花菖蒲 千代子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月13日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
チューリップ幼き我に連れ戻す 佐代子 海彦へ浜の茅花野風に伏す 都 廃線の駅名標に花菜雨 宇太郎 風を待つ鯉幟眼を天に向け 佐代子 葉がくれに花見つけたり朴散華 すみ子 虞美人の涙のかたち芥子坊主 美智子 配膳車筍飯の香を乗せて 悦子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月14日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
野仏の錫􄼺の錆姫女菀 亜栄子 木陰抜け風の広ごる麦の秋 秋尚 枡形はなべて大樹や寺若葉 百合子 竹林を暗め卯の花腐しかな 秋尚 鯉のぼり色塗り分けて切り抜いて 白陶 母の日は父の寡黙の思ひ出も ゆう子 母の日の遺影の母は凜として 多美女 雨に濡れ向きそれぞれの竹落葉 秋尚
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月15日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
頰杖の墓美しく新樹光 慶月 木の朽ちて大蛇めきたる翳り沼 文英 あぢさゐの色ととのはず人逝けり 葉月 黒南風や樹霊を浸す水の音 千種 蜘蛛の糸聖観音の背中より 慶月 鎌倉へ羽蟻を運ぶ蟻一つ 久子 青梅の転がる坂の下に句碑 要
栗林圭魚選 特選句
朴の花真白き命天に置き 三無 大空を水馬飛ぶ池の面 軽象 ひとつづつ落つる準備のえごの花 秋尚 稲毛氏の寺門はひそと朴の花 芙佐子 錆びゆくを天へ曝して朴の花 要 母の塔新樹の風に集ふ人 ます江 翡翠の帰りを待たず水流る 久
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月16日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
口笛の鳴る子鳴らぬ子揚げ雲雀 清女 一匹の蟻に従ふ千の蟻 英美子 魚釣る女子学生の夏帽子 千代子 三代も待ちし男の子や鯉幟 みす枝 新緑を塗り重ねたる昨夜の雨 かづを 金色の観音像や夏近し 和子 ロシアより卯波来るかと若狭湾 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月18日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
母の日や吾子は二人の母となり 千加江 葉桜や葉室麟よむ木陰あり 令子 早逝の友かと思ふ春の虹 淳子 母と子の二人だけなる鯉幟 同 花衣母の手を借り着たる日も 清女 麦秋の夕陽をあびて波立ちぬ 笑子 ぜんまいの萌ゆのけぞつてのけぞつて 雪 髢草少し癖毛でありし母 同 春日あまねし万葉の流刑地に 同 鶯や万葉の野を席巻す 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月21日 鯖江花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
一輪は少し小さく二輪草 雪 咲き倦みし十二単の紫も 同 人淋し二人静の花の名に 同 新しき鋏で薔薇の手入かな 同 人乗せてふらここと云ふ揺れ様に 同 永き日や動かして見る石一つ 同 人の世に二人静の花として 同 花冷と云ふ美しき夜の色 同 蝶知るや初蝶として待たれしを 同 虹立ちぬ私雨に軒借れば 一涓 町中の道に横切る蛇に遇ふ 中山昭子 羅やピアスに及ぶ愁ひあり 上嶋昭子 噴水のみどりの風に穂を揃へ 世詩明 風鈴を吊りて孤独を紛らはし 同 妊れる女片影寄り歩く 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月22日 月例会 坊城俊樹選 特選句
十字架はエルサレムへ向け風光る いづみ 青葉蔭ひそと風神育ちつつ 千種 砲口は二度と開かず夏の雲 月惑 風見鶏よりゆらゆらと夏の蝶 炳子 ジーパンへ真夏の脚をとぢこめる 光子 白鳩は夏雲の綺羅として零れ 小鳥 肩上げて走る少年夏の雲 和子 行く先へ一瞬止まる瑠璃蜥蜴 政江
岡田順子選 特選句
花に棲む木霊らしきへ黒揚羽 俊樹 夏霞海峡の橋空に架く 裕章 ジーパンへ真夏の脚をとぢこめる 光子 磔刑のイエスへ舞はぬ黒揚羽 俊樹 舞殿の鈴の鳴るかにユッカかな 圭魚 蓮の葉はいまだ小人が乗る程度 俊樹 靖国の同期のさくらんぼ揺るる いづみ 􄑰􄑰を緋鯉呑みては金色に 俊樹 衛士は今休めの姿勢木下闇 梓渕 教会や十字架雲の峰を生む 和子
栗林圭魚選 特選句
桜の実踏み研修のバスガイド 順子 病葉を掃き寄せ森に戻しけり 梓渕 炎昼の影を小さく警邏立つ 光子 新樹萌え茶室を闇に誘へり 梓渕 万緑の闇に鎮みし八咫鏡 いづみ 山姥の齧り捨てたる桜の実 要 葉桜や雑念払ひ切れずをり 秋尚
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年5月 九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
兵の死へ怒濤のごとき冬銀河 佐和 潮の香の茅花流しに出会ふ道 久美子 茅花流しみすゞの海の鯨墓 美穂 捩花や後ろの正面だあれ ひとみ 苺この光沢ベネチアングラス 勝利 夏潮の夕餉にぎあふ漁師飯 喜和 薬玉に風は平城宮より来 愛 茅花流し川向うより蹄音 成子 ビルの窓アルミホイルのやうな夏 ひとみ 離れ難くて飛ばしたる草矢かな 美穂
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和4年4月6日 立待俳句会 坊城俊樹選 特選句
筍が十二単を纏ひつつ 世詩明 南方に行けば散りたる渡り鳥 同 巣つばめに留守を預けし駐在所 同 風立ちて赤き炎の野火走る ただし 霾るや大名町も片町も 清女 小屋の前若芽探るや茗荷汁 輝一 猫寺に春待ち顔の猫ばかり 洋子 三つ編の少女三人ふらここに 同 蕗の薹仏秘観音在す寺 やす香 乱心の如くさまよひ梅雨の蝶 秋子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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momijiyama1649 · 5 years
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ざこば・鶴瓶らくごのご お題一覧 1992年    1 過労死・つくし・小錦の脂肪    2 一年生・時短・ニューハーフ    3 レントゲン・混浴・アニマル    4 ゴールデンウイーク・JFK・セクハラ    5 暴走族・かさぶた・バーコード    6 タイガース・母の日・入れ墨    7 目借り時・風呂桶・よだれ    8 しびれ・歯抜け・未婚の娘    9 ヘルニア・目ばちこ・フォークボール    10 造幣局・社員割引・オリンピック    11 父の日・猥褻・丁髷    12 ピエロ・ナメクジ・深爪    13 ミスユニバース・特許・虫さされ    14 魔法使いサリー・祇園祭・円形脱毛症    15 サザエさん・ジャンケン・バーゲンセール    16 ト音記号・北方領土・干瓢    17 妊婦体操・蚊帳・ビヤガーデン    18 身代わり・車だん吉・プラネタリウム    19 床づれ・追っかけ・男の涙    20 海月・肩パット・鶏冠    21 放送禁止用語・お年寄り・ピンポンパン    22 おかま・芋掘り・大人げない    23 復活・憧れ・食い逃げ    24 蒲鉾・風は旅人・半尻    25 泉ピン子・ヘルメット・クリーニング    26 美人姉妹・河童・合格    27 スカート捲り・ケツカッチン・秋の虫    28 チンパンジー・フォークダンス・いなりずし    29 稲刈り・小麦粉・フランス人    30 日本シリーズ・鶴瓶・落葉    31 クロスカウンター・学園祭・タクシー    32 付け睫毛・褌ペアー誕生・ツアーコンダクター    33 泣きみそ・ボーナス一括払い・ぎゅうぎゅう詰め    34 静電気・孝行娘・ホノルルマラソン    35 暴れん坊将軍・モスラ・久留米餅 1993年    36 栗きんとん・鶴・朝丸    37 成人式・ヤクルトミルミル・まんまんちゃんあん    38 夫婦善哉・歯磨き粉・夜更かし    39 金の鯱・オーディション・チャリティーオークション    40 ひ孫・いかりや長介・掃除機    41 北京原人・お味噌汁・雪祭り    42 視力検査・フレア���スカート・美術館めぐり    43 矢鴨・植毛・うまいもんはうまい    44 卒業式・美人・転た寝    45 らくごのご・浅蜊の酒蒸し・ハットリ君    46 コレラ・さぶいぼ・お花見    47 パンツ泥棒・オキシドール・上岡龍太郎    48 番台・ボランティア・健忘症    49 長嶋監督・割引債・厄年    50 指パッチン・葉桜・ポールマッカートニー    51 同級生・竹輪・ホモ    52 破れた靴下・海上コンテナ・日本庭園    53 シルバーシート・十二単衣・筍    54 ぶんぷく茶釜・結納・横山ノック    55 睡眠不足・紫陽花・厄介者    56 平成教育委員会・有給休暇・馬耳東風    57 生欠伸・枕・短気は損気    58 雨蛙・脱税・右肩脱臼    59 鮪・教育実習・嘘つき    60 天の川・女子短期大学・冷やし中華    61 東京特許許可局・落雷・蚊とり線香    62 真夜中の屁・プロポーズ・水戸黄門諸国漫遊    63 五条坂陶器祭・空中庭園・雷    64 目玉親父・恐竜・熱帯夜    65 深夜徘徊・パンツ・宮参り    66 美少女戦士セーラームーン・盆踊り・素麺つゆ    67 水浴び・丸坊主・早口言葉    68 桃栗三年柿八年・中耳炎・網タイツ    69 釣瓶落とし・サゲ・一卵性双生児    70 台風の目・幸・ラグビー    71 年下の男の子・宝くじ・松茸狩り    72 関西弁・肉まんあんまん・盗塁王    73 新婚初夜・サ���テン・高みの見物    74 パナコランで肩こらん・秋鯖・知恵    75 禁煙・お茶どすがな・銀幕    76 ラクロス・姥捨山・就職浪人    77 掛軸・瀬戸大橋・二回目    78 海外留学・逆児・マスターズトーナメント    79 バットマン・戴帽式・フライングスポーツシューター    80 法螺貝・コロッケ・ウルグアイラウンド    81 明治大正昭和平成・武士道・チゲ鍋 1994年    82 アイルトンセナ・正月特番・蟹鋤    83 豚キムチ・過疎対策・安物買いの銭失い    84 合格祈願・パーソナルコンピューター・年女    85 一途・血便・太鼓橋    86 告白・ラーメン定食・鬼は外、福は内    87 カラー軍手・放火・卸売市場    88 パピヨン・所得税減税・幕間    89 二十四・Jリーグ・大雪    90 動物苛め・下市温泉秋津荘・ボンタンアメ    91 雪見酒・アメダス・六十歳    92 座蒲団・蛸焼・引越し    93 米寿の祝・外人さん・コチョコチョ    94 談合・太極拳・花便り    95 猫の盛り・二日酔・タイ米    96 赤切符・キューピー・入社式    97 リストラ・龍神伝説・空巣    98 人間喞筒・版画・単身赴任    99 コッペン・定年退職・ハンドボール    100 百回記念・扇子・唐辛子    101 ビクターの手拭い・カーネーション・鉄腕アトム    102 自転車泥棒・見猿言わ猿聞か猿・トマト    103 紫陽花寺・豚骨スープ・阪神優勝    104 三角定規・黒帯・泥棒根性    105 横浜銀蝿・他人のふり・安産祈願    106 月下美人・フィラデルフィア・大山椒魚    107 鯨・親知らず・ピンクの蝿叩き    108 蛍狩・玉子丼・ウィンブルドン    109 西部劇・トップレス・レバー    110 流し素麺・目高の交尾・向日葵    111 河童の皿・コロンビア・内定通知    112 防災頭巾・電気按摩・双子    113 河内音頭・跡取り息子・蛸焼パーティ    114 骨髄バンク・銀杏並木・芋名月    115 秋桜・ぁ結婚式・電動の車椅子    116 運動会・松茸御飯・石焼芋    117 サンデーズサンのカキフライ・休日出勤・ウーパールーパー    118 浮石・カクテル・彼氏募集中    119 涙の解剖実習・就職難・釣瓶落し    120 ノーベル賞・めちゃ旨・台風1号    121 大草原・食い込みパンツ・歯科技工士    122 助けてドラえもん・米沢牛・寿貧乏    123 祭・借金・パンチ佐藤引退    124 山乃芋・泥鰌掬い・吊し柿    125 不合格通知・九州場所・ピラミッドパワー    126 紅葉渋滞・再チャレンジ・日本の伝統    127 臨時収入・邪魔者・大掃除    128 アラファト議長・正月映画封切り・ピンクのモーツァルト 1995年    129 御節・達磨ストーブ・再就職    130 晴着・新春シャンソンショー・瞼の母    131 家政婦・卒業論文・酔っ払い    132 姦し娘・如月・使い捨て懐炉    133 立春・インドネシア・大正琴全国大会    134 卒業旅行・招待状・引っ手繰り    135 モンブラン・和製英語・和風吸血鬼    136 確定申告・侘助・青春時代    137 点字ブロック・新入社員・玉筋魚の新子    138 祭と女で三十年・櫻咲く・御神酒徳利    139 茶髪・緊張と緩和・来なかったお父さん    140 痔・恋女房・月の法善寺横丁    141 ひばり館・阿亀鸚哥・染み    142 初めてのチュー・豆御飯・鶴瓶の女たらし    143 アデランス・いてまえだへん(いてまえ打線)・クラス替え    144 長男の嫁・足痺れ・銅鑼焼    145 新知事・つるや食堂・南無阿弥陀仏    146 もぐりん・五月病・石楠花の花    147 音痴・赤いちゃんちゃんこ・野崎詣り    148 酒は百薬の長・お地蔵さん・可愛いベイビー    149 山菜取り・絶好調・ポラロイドカメラ    150 お父さんありがとう・舟歌・一日一善    151 出発進行・夢をかたちに・ピンセット    152 ホタテマン・深夜放送・FMラジオ    153 アトピッ子・結婚披露宴の二次会・おさげ    154 初産・紫陽花の花・川藤出さんかい    155 ビーチバレー・轆轤首・上方芸能    156 ワイキキデート・鹿煎餅・一家団欒    157 但空・高所恐怖症・合唱コンクール    158 中村監督・水着の跡・進め落語少年    159 通信教育・遠距離恋愛・ダイエット    160 華麗なる変身・遠赤ブレスレット・夏の火遊び    161 親子二代・垢擦り・筏下り    162 鮪漁船・新築祝・入れ歯    163 泣き虫、笑い虫・甚兵衛鮫・新妻参上    164 オペラ座の怪人・トルネード・ハイオクガソリン    165 小手面胴・裏のお婆ちゃん・ガングリオン    166 栗拾い・天国と地獄・芋雑炊    167 夜汽車・鳩饅頭・スシ食いねぇ!    168 長便所・大ファン・腓返り    169 美人勢揃い・雨戸・大江健三郎    170 親守・巻き舌・結婚おめでとう    171 乳首・ポン酢・ファッションショー    172 仮装パーティー・ぎっくり腰・夜更し    173 ギブス・当選発表・ちゃった祭    174 超氷河期・平等院・猪鹿蝶    175 コーラス・靴泥棒・胃拡張    176 誕生日・闘病生活・心機一転    177 毒蜘蛛・国際結婚・世間体 1996年    178 シナ婆ちゃん・有給休暇・免停    179 三姉妹・バリ・総辞職    180 家庭菜園・ピンクレディーメドレー・国家試験    181 ほっけ・欠陥商品・黒タイツ    182 内股・シャッターチャンス・金剛登山    183 嘘つき娘・再出発・神学部    184 金柑・恋の奴隷・ミッキーマウス    185 露天風呂・部員募集・ぞろ目    186 でんでん太鼓・ちゃんこ鍋・脳腫瘍    187 夢心地・旅の母・ペアウオッチ    188 (不明につき空欄)    189 福寿草・和気藹々・社交ダンス    190 奢り・貧乏・男便所    191 八十四歳・奥さんパワー・初心忘るべからず    192 お花見・無駄毛・プラチナ    193 粒揃い・高野山・十分の一    194 おぃ鬼太郎・シュークリーム・小室哲哉    195 くさい足・オリーブ・いやいや    196 ダイエットテープ・北京故宮展・細雪    197 若い季節・自動両替機・糞ころがし    198 おやじのパソコン・なみはや国体・紙婚式    199 降灰袋・ハンブルグ・乳首マッサージ    200 雪見酒・臭い足・貧乏・タイ米・コチョコチョ・雷・明治大正昭和平成・上岡龍太郎・お茶どすがな・トップレス(総集編、10題リレー落語)    201 夫婦喧嘩・川下り・取越し苦労    202 横綱・占い研究部・日本のへそ    203 マオカラー・海の日・息継ぎ    204 カモメール・モアイ・子供の事情    205 ありがとさん・文武両道・梅雨明け    206 団扇・ボーナス定期・芸の道    207 宅配・入道雲・草叢    208 回転木馬・大文字・献血    209 寝茣蓙・メロンパン・初孫    210 方向音痴・家鴨・非売品    211 年金生活・女子高生・ロングブーツ    212 エキストラ・デカンショ祭・トイレトレーニング    213 行けず後家・オーロラ・瓜二つ    214 金婚式・月光仮面・ロックンローラー    215 孫・有頂天・狸    216 雪女・携帯電話・交代制勤務    217 赤いバスローブ・スイミング・おでこ    218 参勤交代・ケーブルカー・七人兄弟    219 秋雨前線・腹八分・シルバーシート    220 関東煮・年賀葉書・学童保育    221 バンコク・七五三・鼻血    222 ホルモン焼き・男襦袢・学園祭
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%96%E3%81%93%E3%81%B0%E3%83%BB%E9%B6%B4%E7%93%B6%E3%82%89%E3%81%8F%E3%81%94%E3%81%AE%E3%81%94
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flippinbasser · 3 years
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フェンウィック リンクス LINKS70CLP+J"Bait Finesse Special" 20オリンピック閉会
台風が3ケ同時発生
日曜日雨予報なので 増水必至
土曜出撃…
昼頃バケツをひっくり返した様な豪雨の為
テンション下がる…
女子ゴルフの銀メダルプレイオフまで
観たので 何時もの堰下に3時半に到着
タックル
スピニング WSS69L+ REVO MGX2000SH 5Lb
ベイト   LINKS70CLP+J BFS   REVO LTX-BF8 8Lb
昼頃の豪雨の真黒い雷雲があちこちに
湧き出し 今にも雨が降りそう
蒸し暑く 汗ばみながら 川面に到着
釣り人 見渡す限り皆無
水位は先週に比べ減少 水流強く ラインと共にワームも流され
釣り辛い
50イモ→60イモに交換しながらキャストを続ける
水位が下がり 立ち込みも出来て
対岸のシャローの魚の影も背びれも確認できる、但しシャローも
流れが激しく ワームを留め辛く ノー感が続く。
リンクスにデスアダー5インチを結び
対岸へキャスト
突然東風が強く吹き 川面が波立つ 
北の空で雷鳴が数度鳴る
恐々キャストを数回繰り返すと…
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本日はラージが釣れた デスアダー5インチには高確率でラージが掛かる
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ラージらしく引きは激しくないが
リンクスのトルクフルな性能で余裕で引き込めた。
その後 上流で雨が降ったのか水位上昇して来た
ラインが見えなく成るまで釣るもノーフィッシュ
残念‼️
話は変わるが
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バスラオ あかすじのすがた
昨日辺りから
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バスラオ あおすじのすがたが現れた
らんぼうポケモン
乱暴なのでバスラオの群れが現れた湖にはヘイガニやシザリガーくらいしかいなくなるらしい…
此処でも害魚扱い…
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nejiresoukakusuigun · 3 years
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米の眠り姫
笹帽子
 十四歳のその夜、私たちの睡眠スコアはゼロだった。眠らなかったのだ。それは、反社会的で、不道徳で、愚かで……うつくしい夜だった。大人たちが隠していた甘露を舐めた私たち二人分の罰。受けたのは彼女一人だ。睡眠スコア三十万。私が二十四歳になった春、未だ目を覚まさない彼女はスコアを積み続けていた。
  *
「ねえサクラ、これ、外しちゃって平気なの?」
「平気、平気。一晩くらい外したって誰も見ちゃいないよ」
「本当に?」
「ミヅキは心配性だなぁ。何か言われたら、お風呂入るとき外して付けるの忘れてたって言えば良いんだよ」
「私お風呂入るとき外さないよ」
「外さな���派か。よし、じゃあ今日は私と入ろう。それでいつもと違うから流れで外したってことにして」
「ほわ、さ、サクラと一緒に、おふ、お風呂」
「せっかくお泊まり会なんだから良いでしょ?」
「う、うーん……」
「よし、じゃあ服を脱ごうか」
「まだお風呂じゃないよ!」
「平気、平気。一枚くらい脱いだって誰も見ちゃいないよ」
「ガン見!」
「ミヅキは心配性だなぁ。何か言われたら、昨日お風呂に入るときに脱いで履くの忘れたって言えば良いんだよ」
「忘れすぎだよ! あと着るじゃなくて履くなのがなんか露骨!」
「ひょっとしてお風呂入るとき脱がない派?」
「どんどん特殊な方向に話を盛らないで!」
「ほら、明日で私たちは十四歳だよ。今日のうちにできることはなんでもやろう。あ、そうだ、それに子供のうちの睡眠スコアは参考記録だって、お父さんが言ってた。だからやっぱり外してオッケーだよ」
「ええと、サクラのお父さんは、《米/Mi》基盤局の人だったよね?」
「そうそう、だから確実だよ。でも逆に、明日からはダメなんだって。十四歳を過ぎて役目を貰ったら、それを果たさないといけないから」
「うん、じゃあ私、信じる」
「安心してよ、もし先生に怒られそうになったりしたら、私がミヅキを守るから」
「ほわ、嬉しい」
「ほわって何、ほわって」
「嬉しいの!」
「よし、じゃあ」
「お風呂は一緒に入らないからね!」
  *
 満月の光が、稲穂の金色を思わせた。
 その下の全ての生をゆったりと祝福する淡い光。篝火の弾ける音。堀の外を生い茂るススキを静かに揺らす風。野面積みの柔らかな石垣に静謐が染みていく。月光の中に聳える城郭もまた輝いているが、なかでも一際美しいのが月見櫓だ。天守よりも、あれが良い。あそこから月を眺めたらどんなにか美しかろうと思う。それをぼんやり眺めていた私は、突然に気がついた。
 あそこに、未だ目覚めぬ彼女が――十四歳の誕生日の夜を共に過ごした私の親友、ミヅキがいる。私はそれを幻視していた。あの夜と同じように月光の祝福を浴びて輝く射干玉の黒髪を。恥ずかしそうに微笑む口元を。無邪気な子供の、世界の希望を信じていた瞳を。
 やっと引き当てた。
 ミヅキにまた会える。
 それが何故だか、根拠もないのに、分かった。
 そう思うと、身体の奥に熱いものが満ち、鼓動が自然と早くなる。厄斬りとして本格的に役目を任されるようになってから五年以上、この夜を心待ちにしてきたのだ。
 その昂ぶりに冷や水を浴びせる振動が左の手首に乗る。
「厄が接近しています。まもなく現れますよ。それとサクラさん、心拍数が上がっていますが」
 手首に巻いた《米帯》から男児の声が響く。私の意識の中に直接響いているその声は、戦闘支援人格《入津》のものだ。
「サクラ、いまさら緊張? マ?」
 今度は甲高い女児の声。《入津》と対を為す人格《回着》が煽るように言う。だが戦闘支援に特化した彼らは、《米帯》から私のバイタルが読み取れこそすれ、心中を知る訳ではない。
「別に。何でもない」
 それでも、厄と会敵する前に呼吸を整えるべく、《米帯》の呼吸メニューを呼び出す。手首に浮かぶ円形のシンボルの収縮に合わせ、ゆっくりと、腹から息を吸い、吐く。呼気と共に雑念を吐き出し、いまは厄を斬ることに集中する。
「来ます」
《入津》が告げる。目を上げれば、黒門を抜けてくる影たちがあった。
 私は、整えた呼吸のまま、静かに抜刀する。
  *
 人が自由でいられるのは――つまり、子供でいられるのは――十四歳の誕生日までだ。十四歳までは見守られるだけだった私たちは、しかし、その日を境に、社会に対して役目を果たさなくてはならなくなる。
 かつて、人は労働力を売り、得た価値で家計を営み労働力を再生産していたという。食糧を初めとする各種の資源が圧倒的に不足していて、だからこそ価値のあった時代の話だ。人々は、働かなくては生きていけなかった。この『労働』は、現代の私たちの『役目』とは似て非なるものだ、と学校では教わる。当時の労働は、それをした対価として金銭が得られ、それによって初めて生活が成り立つという代物だ。教師はこれを教えるとき、決まって『働かざる者食うべからず』という古い言葉を引く。そんな狂った時代がかつてはあったのだ、と。対して役目というのは、その者の能力や性質に合わせて果たすものであって、生活はその対価ではないとされている。まず私たちの生活は無条件に保証されていて、その上で、与えられた役目は果たすべきものだとされる。人によって役目は量も質も異なるし、ほとんど役目を果たせない人も中にはいる。それでも良いのだとされている。
 例えば睡眠スコアが七十の市民は、睡眠中にスコアにして一から三相当の脳リソースを社会基盤に供出する。だが、仮に睡眠スコアが五十を割っている市民がいたとすると、彼らは脳リソースの供出は不要だ(もっとも、睡眠スコアが低すぎれば医療措置の対象となるが)。この睡眠スコアに応じた脳リソース供出――《徴米》制度――はしかし、過去の労働や租税とは根本的に異なる。供出している脳リソースの量にかかわらず、皆が豊かな生活を保障されているからだ。
 食糧、燃料、材料、その他あらゆる資源の不足というものを過去にしてしまった超高度AI《米》は、労働とその対価という概念を破壊したのだ。
 私とミヅキは同じ日に生まれ、同じ日に十四歳となった。
 そうして、違う役目を与えられた。
  *
 厄は首無しの武者の姿をしていた。
 本丸に流れ込んだ武者たちは一様に鉄紺の禍々しい瘴気を放っており、月光にも照らされぬ呪いを受けていた。落とされた首は青黒い血に湿り、無くした頭は一様に月見櫓を目指していた。そこに求める水場があるかのように、首無し武者たちが月見櫓へとよたよたと歩を進める。櫓の上に立つ私には目もくれない。
「とはいえ、斬ればこちらに向かってきます。囲まれないように」
 左手から《入津》の声が響く。
「御意」
 私はそうつぶやき、先頭を歩く一体の武者に狙いを定め、《回着》の赤い指示マーカーめがけて跳んだ。体重を乗せた刃が武者の肩から心の臓までを貫き通し、鉄紺の血が迸る。
 紫電一閃。私が握る刀の銘・稲光に相応しい。
 空気を震わす呪われた苦悶が響き、厄のはじめの一体が倒れ伏す。いよいよ首無し武者たちが一斉に私の方を向く。
 今夜の厄斬りが始まった。
 続けざまに刀を振るい、武者を斬る。三度の連撃に体勢を崩した首無しの肩を踏み宙を廻り、背後から刺し貫く。怨霊の苦悶の啜り泣きが耳元で響く。
「サクラー、後ろ後ろ!」
《回着》の示すマーカー誘導に従って、振り向きざまに浴びせかけられた太刀筋を稲光で弾き、反動でよろめく武者の胴に深く切り込む。止めにもう一閃貫け、と《回着》がマーカーで指示を出す。私は従う。粘つく血を振り、低い構えで次の首無し武者に向き直る。
「危!」
 首無しが振りかぶり、怨念を纏う太刀を振るった。下段を刈ろうと大ぶりに放たれた攻撃を《回着》の支援で見切った私は跳び、その首の断面を蹴りつける。堪らず崩れた首無しの背を稲光が貫いた。
「は! こいつら体幹クソザコだね! どんどん殺っちゃお!」
 無邪気な声色で《回着》が言う。
「ですが一撃は重い。背後を取られないように注意してください」
 一方の《入津》は冷静だった。
「喰らわなければどうということはないよ」
 私はそう嘯きながら、さらに二体の首無し武者を斬り伏せる。《入津》の言うことは正しく、この重い攻撃をまともに喰らえばこちらも安心ではいられない。攻撃を正しく透かし、あるいは確実に弾けるよう、背後を取られてはならない。だがこの怨霊、ただ群れているといった風体で、こちらを囲おうとか、連携して叩こうといった意図はまるで見えない。これなら物量だけを処理すれば良い。稲光が迸り、雷轟電撃、首無し武者の死体がまた一つ本丸の地に積もった。
 油断をしていたとは思わない。だが、私にはそれが見えていなかった。
 満月が、翳る。
「危!」
「上です!」
 二人から同時に発された警告に私の判断は遅れた。咄嗟、対象を見切らないうちから地面を蹴って跳ぶ。跳んだ瞬間にはもう蹉跌を悟っている。タイミングが早すぎる。空から飛来した鉄紺の瘴気を纏う巨体。並の男の倍ほどはあろうかという巨躯の首無し怨霊武者。大きく地を削り取るように繰り出された太刀が、容赦なく私の着地を刈り取る。叩き飛ばされた私は湿った地面に顔面を強かに打ち付け、口の中に血の味が広がる。両脚に深手を負った。《米帯》がバイタル危険域の警告を発している。
「喰らってんじゃん!」
《回着》が喚く。喚きながら私の視野にマーカーを投影する。首無し。ゲージ2本。
「あれが今夜の厄の本体です。さっきまでの雑魚は撒き餌でしょう」
 そう《入津》が分析した。
「距離を取って回復してください」
 言われずとも、と私は転がる。振り下ろされる太刀をすんでの所で躱し、《回着》が応急的に痛覚マスキングを施した足で危ういバックステップを踏み、黒門側に距離を取る。怨霊から離れれば差す月光が目に染みる。私は懐から一握りの米を取り出し、口に入れて己の血と共に噛み締めた。
 噛めば噛むほど、甘い。
  *
「眠らないの?」
「そう、せっかくだから、一緒に誕生日をお祝いしよう」
「その後も?」
「うん、だってこんなに月が綺麗だから」
「サクラ、変なの」
「いいよ、ミヅキは眠っても。そうしたら私は寝顔を眺めてるから」
「ほわ、やめてよそれ、恥ずかしいよ」
「だったら起きて��いとね」
「……うん、そうする」
  *
 十四歳の誕生日を迎える前の子供たちの身体は、その睡眠は、左手に巻かれた《米帯》によってモニタリングされているけれど、それはただモニタリングされているというだけ。脳リソースを供出する機能はオフにされている。私たちはそれすら気に入らず、誕生日のあの夜には二人して《米帯》を外し夜を明かすなどという暴挙に出たのだけれど、それは子供らしい一時の反抗であって、本気で《米帯》を捨てようなどとは考えていなかった。
 今の私たちは、《米帯》なしに生きることなどできない。超高度AI《米》なくしてこの社会は成り立たず、私たちの日々の暮らしが何一つ成立しないことは、子供でも知っている。だから、誕生日のあの夜のささやかな反抗を終えて、翌朝から私たちは、与えられた役目を果たす大人になるつもりだった。
 実際に、そうなった。
 ミヅキに与えられた役目は、眠り姫だった。大変に尊い役目だとされている。昏々と眠り続け、その睡眠リソースのほとんど全てを超高度AI《米》に提供するという特別な役目。
 何かの罰なんじゃないか、と十四歳の私は思った。夜を徹して語らい、同じ月を見上げたことがそんなに悪いことだったのか。
 実際にはそれは罰でもなんでもない。子供が一時《米帯》を外そうが、一夜の睡眠スコアを計測不能にしようが、その程度のことで一々罰するほど超高度AIは暇ではないし、まして罰で役目を決めることなどあり得ないと、大人になった私には分かる。
 眠り姫は、単に特別に秀でた睡眠スコアの持ち主が就くというだけのこと。
 現在の彼女が叩き出す睡眠スコアは三十万。
 累計ではない。一晩で三十万だ。
 一方で私のスコアは散々だった。だが超高度AI《米》は私にも適切な役目を用意していた。
  *
 巨躯の首無しが瘴気を放つ太刀を振り下ろす。稲光がそれを弾いて、火花が舞う。首無しがこちらへとよろめきながら今度は左右に太刀を振るう。怨念の澱みに足を取られステップが効かない私は攻撃を弾くことに専念する。
「弾いて弾いて斬る! 弾いて弾いて斬る! ワンツーさんし!」
 陽気に合いの手を入れる《回着》だが、一拍多いので役に立たない。首無しの攻撃の予備動作はゆっくりしているかと思えば俊敏で、見切りには集中力が要求される。余計なしゃべりをやめてほしい。こちらの斬撃はその巨体を削るが、前座の首無し武者どもとは比べものにならない体幹はなかなかに揺るがない。ゲージは二本目。焦りが出やすい時間帯だ。
「集中してください。これを倒せば上がりですからね」
 口を挟む《入津》。そんなことは分かっている。却って集中が乱れた。これを倒せば上がり。今日の厄斬りは終わり。夜が明けるまでまだ時間がある。役目を果たせば、後は自由だ。そうすれば、あの月見櫓の戸を叩く。きっと中には、彼女がいる。見てもいないのに、私にはそれが分かっている。今日のこの日のため、この夜のため、私は……。
「危!」
 ハッと目を見開けば、首無しの姿が消えている。一瞬の気の緩みを完全に読まれた。
 だが《回着》のアラートへの反射で、咄嗟に殺気を感じる背後を斬り上げる。考えるより先に動く。迷えば破れる。稲光が轟き首無しの青黒い血が迸る。
「危ない。いま背後から掴まれたら終わっていましたよ」
 誰のせいだよ。だがもう要領を掴んだ私は止まらない。首無しの太刀を弾き、斬撃を矢継ぎ早に繰り出す。遅い振りかぶりに浮舟渡りの五連撃を放ち、巨躯を削りきる。
「いけいけ! そこだ!」
 囃し立てる《回着》が表示した赤マーカー目がけ、崩れた首無しの巨体を蹴って駆け上がり、天から稲光を貫き落とす。
 一際大きな苦悶の泣き声を上げ、首無し武者は倒れ落ちた。
【厄斬り】のクソデカテロップを《回着》が視界に表示してくる中、私は納刀した。
 視界が晴れたときには、怨霊たちは皆消え、その青黒い瘴気も、流れた血も、粘つく澱みもたち消えてしまう。
 再び月明かりだけが冴え冴えとした空気に染みこみ、夜を満たしていた。
「本日もお役目、ご苦労様でした」
「おつ! 今日も楽しかったよ!」
 戦闘支援人格の二人の声を、もう私は聞いていなかった。
 見上げるは月見櫓。やはり天守よりも美しい。
 あそこに、ミヅキがいる。
  *
 果たして畳敷きの部屋に、その少女は座っていた。
 十四歳の誕生日のあの夜と同じ目をして、月を見上げていた。
 ずっとこうして、会いに来たかった。厄斬りの役目を得てから、この夜をずっと待っていた。今すぐにでも彼女に話しかけたいと思いながら、そうして同時に、私はこのまま彼女に気づかれず、ここからミヅキの姿を眺めていたいとも思えた。今日の満月は稲穂の金色。その輝きを反射する彼女の肌は、あの夜と同じ宝物の色。子供でいられた最後のうつくしい瞬間が、まだここにだけはある。それを壊したくない。
 あの夜、私たちはパジャマを着て、彼女の部屋のベランダに腰掛けて月を見上げていた。今夜のミヅキは、けれど、服装は違っていた。和装だった。城に住まう姫なのだからそういうものなのかもしれない。私は着たことがないし、歴史のこともよく知らないから、種類はよく分からない。それにあわせてか、長く伸ばして後ろで一つにまとめている黒髪は、やはり輝いていた。彼女は月光の祝福を受けるに値するのだと、今でも変わらずそうなのだと、私は思った。
 ゆらり、とその瞳がこちらを向く。
「サクラ……」
 名前を、呼ばれた。
「ミヅキ」
 私たちは十四歳で、パジャマを着て、ミヅキの部屋のベランダに腰掛けて月を見上げていた。世界が変調している。夜明けが近い。
「そうか、今夜はサクラが私を守ってくれたんだね」
「うん」
「嬉しいな、またサクラが守ってくれて」
 そう言って、ミヅキは微笑んだ。あの夜と同じ、体温を感じる。
  *
 覚醒する。左手首の《米帯》が震えている。朝だ。
 起き上がり伸びをする。和風だったな。武器も刀って。珍しい。
《入津》が昨夜の厄斬りの成功と評価点を通知しているが、適当に読み飛ばす。真打ち登場時に一撃喰らったのがマイナス評価だが、無事に眠り姫を守護したことで総合点は良、概ねそんなところだろう。
 私はそんな評価はどうでも良かった。
 眠り姫たちの睡眠効率を高めるため、その夢から悪夢を退ける役目、厄斬り。
 普通の人間が休んでいる間に役目を果たすのだから、心身を削られる。私もこの役目が好きだとは言えない。
 けれど今朝は違う。私が守ったのが、誰とも知らぬ眠り姫でなく、他でもない彼女だったから。
 部屋を出ようとすると、思い出したように《米帯》の機械音声が通知する。
「昨夜の睡眠スコアは十五です。深い眠りが不足しています」
 やかましいわ、と私は呟いて靴を履いた。
 ミヅキに会いに行こう。久しぶりに、あの子の、あの日は見られなかった寝顔を見に行こう。
 今日の私にはその資格があるはずだ。
 彼女の平穏な眠りを、守ったのだから。
******
この作品は、睡眠スコアバトルSF小説コンペに参加しています。
https://twitter.com/sasaboushi/status/1338477547932119041
冒頭部初出ツイート:
https://twitter.com/sasaboushi/status/1338486086423642115
スペシャルサンクス(あるいは謝罪先):
・Mi band 5
https://www.mi.com/jp/mi-smart-band-5/
※睡眠スコアバトルとは、スマートバンドにより睡眠スコアを測定し、SNS上でそのスコアでバトルする風習を指しています(多分)。特に最近、安価で手軽に試せるMi band 5が人気です。私も買いました。
・Sekiro: Shadows die twice
※睡眠スコアバトルとは本来何の関係もありません。お米は大事。
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hiirop8000-blog · 6 years
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船たちの設定
『暁の空、夕暮れの海』に出てくる軍艦たち、その他の船たち。 その細かい設定は、特に知らなくても問題ないのですが、知りたい人向けに少しずつ書き足して行こうと思います。
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◆敷島
我らが敷島。敷島型戦艦の1番艦。 日本、東京都東潤間市の長梁島沖で誕生したと思われる。 性格は傲慢で尊大、自分が世界で一番偉いと思っている。が、それが故に他者を思い遣る(こともたまにある)。 人間型の体は、撥ね癖の付いた茶髪、小柄な少年の姿に見える。
全長270m、全幅34m、喫水10.2m、排水量57000t。
主砲は41cm三連装砲が4基12門。副砲/高角砲の両用12.7cm連装砲が片舷5基ずつ10基20門。 対空砲として30mm四連装機関砲を24基、20mm連装機銃を16基装備。 舷側装甲は最厚部で380mm/19度傾斜、水平装甲は180mm。 最高速力は32kt、巡航速力は14kt。敷島は自分の機関の信頼性に自信を持っているらしく、たびたび長時間の高速発揮を行っている。
ほどほどのシアとゆるいフレア、バルバスバウを備えた平甲板型の優美な船型を持つ。 艦首側に主砲を2基背負式で配置しており、その直後に塔型の前部艦橋が聳える。艦橋の背後には艦後方に傾斜した低めの集合煙突がある。 煙突左右にスポンソンが張り出し、その上と周辺に探照灯や機銃類の射撃指揮装置が集中して配備されている。 煙突の後ろには艦載艇の収容スペースがあり、爆風除け程度の簡単な建屋で防護されている。 そのすぐ後方に三脚式のメインマストが立ち、通信線やレーダー等を展張・搭載。 メインマストの左右には大型クレーンを装備し、艦載艇・艦載機の揚収、荷役を担当する。主尾線方向で水平にすると艦体中央部にある射撃指揮装置等に干渉するため、直立姿勢が係止位置であるのがチャームポイント。艦尾から敷島を眺めると、クレーンがメインマストの大ヤードすぐ下まで伸びているのが見える。 メインマストの背後にはやや小ぶりな後部艦橋。 後部艦橋後方に再び背負式で主砲が2基搭載され、それ以降の後部甲板にはカタパルトと航空機操作用の小型クレーンが装備されている。 艦体の内部に手狭ながら航空機の格納庫があり、3〜4機の水上機を格納することが可能。
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◆大和 大和型戦艦1番艦。 西部太平洋にある船たちの国、西方艦隊の出身。現在、国防評議会(立法府)の議長を務める国家元首。 性格は温厚で理性的。自国の存続と繁栄を最優先し、ノーブレス・オブリージュの体現者であろうとする。 人間型の体は、金髪で筋肉質な偉丈夫のように見える。
全長264m、全幅39m、喫水10.5m、排水量68500t。
主砲は46cm三連装砲が3基9門、副砲が15.5cm三連装砲2基6門、高角砲が12.7cm連装砲12基24門。 対空砲には30mm四連装機関砲を20基、20mm三連装機銃を10基、同連装機銃を8基、12.7mm単装機銃を27基搭載している。 舷側装甲の最厚部は400mm/20度傾斜、水平装甲は200mm。 最高速力は29kt、巡航速力は14kt。
シアはゆるめだがフレアがかなり大きくついており、バルバスバウも装備。敷島と同じく平甲板型だが、艦尾付近のごく狭い範囲だけ一段落ちている。 艦首側に主砲を背負式で2基搭載し、その後ろに副砲が1基。 前部艦橋は塔型。艦橋構造物は前部副砲のバーベットから前部艦橋基部、後部艦橋基部まで一体化するように融合している。 艦の中央部を占めるこの構造物の大半が指揮通信設備に割かれている。その他にも国賓等の接受機能に優れており、豪奢さ・居住性は随一。 後部艦橋はメインマスト及び煙突と一体化したmack方式。基本は直立煙突だが、排煙口付近のみが45度後方に傾斜したシルエットとなっている。 その後方に副砲と主砲が1基ずつ、後甲板にクレーンとカタパルトが装備されている。
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◆海風
山風型駆逐艦4番艦。 アリューシャン列島フヴォストフ島沖の出身。 かつて、太平洋最北部を領有する船たちの国家「吹雪の艦隊」に属していた。 性格は社交的で活発。好色でもある他、自身の生存のためなら何でもできる一面を持つ。 人間型の体は、藍を帯びた黒色の髪に、整った容姿を持つ青年のように見える。
全長140m、全幅12.2m、喫水4.1m、排水量3900t。
主砲は12.7cm連装高角砲が4基8門。 魚雷兵装は61cm五連装発射管が2基10射線。 対空砲として30mm三連装機関砲を4基、20mm連装機銃を4基、同単装機銃を10基搭載。 また、対潜兵装として24連装小型爆雷投射機を6基装備する。 最高速力は41.5kt、巡航速力は16kt。ただし、本人は疲れるのと燃費が悪化するのを嫌うため、余り速力は出さないことが多い。
高いシアと十分なフレア、鋭い直線状の傾斜艦首を持つ、極めて大型の駆逐艦。 肥大した艦体と大重量の兵装を抱えながら高速を発揮するため、鬼のような出力の機関を持って生まれた。 艦首側に主砲を背負式で2基、その背後に艦橋が配置されている。主砲が背負式で高くなった影響で、艦橋の背も高め。前側がやや丸みを帯びた直方体のような形状をしており、トップはきちんと金属製の屋根付き。 艦橋の左右両側にはかつてボートダビットがあったが、海風は後天的にこれを撤去して跡地に20mm連装機銃座を1基ずつ追加した(波をかぶるため、艦橋2階の高さまで足場が持ち上げられている)。更に後には、機銃座の根元付近に24連装小型爆雷投射機も1基ずつ増備している。 艦橋のすぐ後方にフォアマストがあり、レーダー類をまとめて装備している。基本形状は三脚式。 第一煙突と第二煙突を持ち、双方ともやや後方に向けて傾斜している。2本の煙突の後ろには1基ずつ魚雷発射管があり、合計で10射線を確保。ただし、次発の装填機構は持たないため、一度撃ち切ると補給の必要がある。 煙突の周囲に機銃座があり、ここには30mm三連装機関砲を2基ずつ、第一と第二煙突を合わせて計4基を搭載する。 第二煙突と発射管の後方には、メインマストと主砲予備指揮所兼水雷発令所がある。その背後にやはり主砲を背負式で2基装備。 後甲板にはかつて爆雷投下軌条と搭載台、専用の投射機が設置されていたが、艦橋脇の24連装小型爆雷投射機増載と同じタイミングでこれを撤去。同小型爆雷投射機を片舷2基ずつ4基に交換した。
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◆サクラメント
シルバーフェザーズ級巡洋艦の2番艦。 西方艦隊の生まれ。現在、西方艦隊の通商評議会(行政府)で議長を務めている。 性格は沈着冷静、信念に生きるタイプ。かと思えば割と茶目っ気もあるし、お調子者でもある。夢見がちな点もある。 人間型の体は、やや赤毛気味のロングヘアを持った成年の女性に見える。
全長170.2m、全幅18.5m、喫水5.6m、排水量9700t。
主砲は15.2cm三連装砲を3基9門、高角砲は12.7cm連装砲を5基10門。 対空砲として40mm連装機関砲を6基、20mm連装機銃を5基装備。 舷側装甲は最厚部で127mm、水平装甲は52mm。 最高速力は32kt。 こちらで言う"軽"巡洋艦に相当するが、彼らの住む世界にはロンドン海軍軍縮条約が存在しないため、単に巡洋艦とだけ類別されている。
タンカーやコンテナ船など、武装を持たない商船が殆どを占める通商評議会において、軍艦として初めての議長に就任し奮闘している。
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◆ダイマイ
ジェンナイ級巡洋艦の3番艦。 東南アジア南部に位置する人間たちの国家、シカイカウイ島嶼連邦の領有海域出身。現在は連邦構成国、ライハンガ王国の王立海軍で旗艦を務めている。 性格は忠義に篤く、思慮深い。双子の女王として君臨するバオ・ディとバオ・ドゥに、そして王室に忠誠を誓う。 人間型の体は、短髪で痩身の少年のように見える。
全長183.7m、全幅17.1m、喫水5.4m、排水量9600t。
主砲は203mm連装砲を3基9門、高角砲に127mm単装砲を4基4門。 魚雷兵装は610mm三連装発射管を2基。 対空砲として20mm連装機銃を4基、同単装2基、7.7mm単装機銃を1基装備している。 舷側装甲は最厚部で72mm、水平装甲は34mm。 最高速力は33kt……だったが、度重なる改装と重量増大のため30.1ktに低下。更に、近年は機関の不調も多いという。
貧しいライハンガにおいて、30年近くに亘る長期間運用されている巡洋艦。改装に改装を重ね、誕生当初の面影はなくなっている。 元は、主砲も20cmだったし、魚雷は553mm連装だったし、艦橋なんか本当にただの三脚マストだったらしい。新艦橋を設置する時に旧マストは撤去して別のを載せたとか。 お金も設備もないため不可能だが、本当はバルジを追加してエンジンも新調したいようだ。
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◆ローザ・ヴィターリエヴナ・フリーデリケ・ホノヴェレワ (ローザ・ヴィタリー・フリーデリケ・フォン・ホノヴェーレ)
ローザ・ヴィターリエヴナ級戦艦の1番艦。 やたら長い名前はどっちで言っても通じる。 ベーリング海の一部と、アリューシャン列島の南側に広がる海域を領有する国家、「吹雪の艦隊」で生まれた。現在、吹雪の艦隊で女王の座に就いている。 性格は快明で親しみやすいが、同時に頑固でもる。また、かなりの人間嫌い。船は船だけで生きるべきだと考えている。 人間型の体は、すらりとした長身の、色素が薄い成年女性に見える。
全長242m、全幅32m、喫水9m、排水量35800t。
主砲は38cm連装砲を3基6門、副砲に15cm連装砲を6基12門、高角砲に10.5cm連装砲を6基12門装備している。 対空砲は3.7cm連装機関砲、2cm単装機銃が各8基のみ。 また、53.3cmm四連装魚雷発射管を両舷に1基ずつ持つ。 舷側装甲は最厚部で310mm、水平装甲は105mm。 最高速力は30.2kt。
重量節減のため、また旋回性能向上のためもあって、艦首の底部が少しカットオフされている。 敷島、大和が共に4軸推進なのに対し、ローザは3軸推進なのも特徴的。 艦体中央部に、艦を左右へ横切る形で固定されたカタパルトを持ち、航空機を運用することができる。その後ろの四角い箱が航空機の格納庫。なお、格納庫の左右と天井は艦載艇置き場となっており、クレーンは航空機揚収用と共用。
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◆UB-3048
潜水艦3040型の8番艦。 吹雪の艦隊出身で、現在は女王ローザの第一諮問官、いわゆる側近を務めている。 性格は慎み深く努力家、だが腹の底が見えない不気味さも持つ。 人間型の体は、明るい髪色をしたそばかすの青年、もしくは少年に見える。
全長89.2m、全幅8.4m、喫水5m、水上排水量1580t、水中排水量2050t。
533mm魚雷発射管を艦首に6門、艦尾に2門備える。搭載魚雷数は発射管内の保管も含めて24本。 補助兵装として、隠顕式105mm単装砲を1基装備している。 水上速力は25kt、水中でも20.4ktで航行可能。静粛航行時は8-9kt程度。
最大潜航深度も、航続距離も、女王でさえ知らない絶対の秘密。
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ヘウレンの吸血鬼1-ダグエリ
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