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#笑顔の龍空さん戻ってこい
sayasaan · 1 year
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♡ ⁡ ⁡ #いつもの明るい龍空くんが戻ってきますように ⁡ 最近元気がないね。 龍空くん。 いろいろ悩んでるんだろうけど 元気いっぱいの龍空くんが早く戻ってくると いいなって思います。 ⁡ ⁡ #やっぱ彼は元気が似合う #笑顔の龍空さん戻ってこい ⁡ ⁡ ⁡ ✧・━・✧・━・✧・━・✧・━・✧・━・✧・━・✧・━・✧ ⁡ #ドラゴンズ #ドラゴンズファン #ドラゴンズファンと繋がりたい #ドラゴンズ愛 #中日ドラゴンズ #ドラゴンズ好き #ドラゴンズ大好き #ドラゴンズ頑張れ #龍空選手 #土田龍空 #開幕にはいつもの龍空くんになることを祈ってます #ベルーナドーム #オープン戦 #ドラゴンズvsライオンズ (ベルーナドーム) https://www.instagram.com/p/Cp1zKHUPHGD/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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oldkwaidan · 5 months
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龍石
 私は以前、大和国の上品寺という土地に逗留したことがある。  以下はその逗留先の家の主から聞いた、彼自身の体験談である。
 あるとき、彼は同国高取の土佐という土地に住む従兄弟に久しぶりに会いに行くことにした。  水無月前の暑い頃だったという。  先方までは約三里。夜明け頃には着くだろう、と朝の寅の時に家を出た。  あと五丁ほどの距離に来たあたりで、空が白んできたので休憩することにした。
 周囲を見回すと、草の中に座るのに手ごろな石があった。大きさ二尺ほどの鈍色の石である。  その場で腰掛けようと思ったが、草原なので蚋がたくさん飛んでいる。  主は使用人に石を道まで出すよう命じた。  押してみたら見かけよりもずいぶん軽いので、使用人は奇妙に思ったそうだ。  道まで運ばせた石に、主は手拭いを敷いて腰かけた。  石はまるで布団を積み上げたように柔らかく、撓み、沈んだ。  不審に思ったが、疲れていたので気にせず休んだ。  一行が煙草を吸っていると、やがて太陽が昇ってきた。  再び歩き始めて二丁ばかり進んだあたりで、清水に立ち寄り、顔などを洗い、暑さで流れ落ちる汗を拭く。  嫌な臭いが漂ってきた。どうも蛇の臭いのようだ。  さっき休憩したときに石の上に敷いた手拭が臭っていることが判った。  ゴシゴシ洗ったが臭いは取れない。手拭はその場に捨てて、再出発した。  主の手にも服にも、蛇の臭いがついて取れない。  気持ち悪い。従兄弟の家で風呂を使わせてもらおう。  急いで従兄弟に家に行くと食事の最中であった。 「ずいぶん久しぶりだな」と従兄弟が言う。 「おう、久しぶり。ところで朝飯かい」と主が尋ねる。 「俺は家を寅の時に出てきたんだ。すぐそこの山の麓で夜明けを迎えたよ」  すると従兄弟たちが笑う。 「どっかで昼寝でもしてたんじゃないのか。もう未の時だぞ。これは遅い昼飯だよ」  主たちは驚いた。草原での休憩時間は煙草を二吸した程度である。  改めて空を見ると、たしかに午後の日差しだ。 「あそこには質の悪い化け狐がいるんだ。そいつにでも化かされたか?」  そう従兄弟が言う。 「うーん、狐に化かされたとも思えんがなぁ」  主は、草原で妙に柔らかい石に座ったこと、それから蛇の臭いが染みついて取れないことなどを話した。 「そんなわけで風呂につかりたいんだ」  従兄弟は言った。 「うーむ、それは災難だったな。その石は龍石ってやつだ」 「龍石?」 「何の化け物なのかは判らんが蛇の臭いがする石なんだ。龍が化けたものじゃないか、と俺たち村の者は考えている」 「龍だって?」 「ところで、そいつに触ると病気になって命を落とすこともあるんだが、お前なんともないか?」  そう言われると、なんとなく気分が悪い。そのうち熱も出てきて、頭痛もしてきた。  さいわい従兄弟は薬師であった。主は従兄弟が処方する薬を嚥んだ。  従兄弟は蛇の臭いを取る薬も調合して、主の体を拭かせた。
「家に帰って看病してもらえ」  数日後、従兄弟はそう言って駕籠を呼んだ。 「帰りに草原を見るといい。龍石はたぶんなくなっているから」  従兄弟がそう言ったので、帰り道で使用人に探させたが、どうしても龍石は見つからなかった。 「俺は使用人で良かった。地べたに座ったおかげで変な石に触らずにすんだ」  使用人はそうポツリと漏らしたそうだ。
 それからニか月ほどして、どうにか彼は調子を取り戻した。  むやみやたらとそこいらに転がっている石に座らぬよう、我が子たちを戒めたそうだ。
 (建部綾足『折々草』夏の部 「竜石をいふ条」)
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yudai-mush · 1 year
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感想、ティアーズオブザキングダム
感想というかメモ。ネタバレあり
クリア時ハート16個、がんばり2周、マスターソード、賢者フルセット
プレイ時間は100時間は超えてたかと
ブレワイと無双含め、ゼルダシリーズ大体やってる人間の感想
ゲーム性
・戦闘
ブレワイより楽になった!どこかで苦戦して詰まるということはほぼなく、進めやすかった。注目対象が分散するのが1番のポイントかな?あと素手でアイテム投げれるとことか
特に今回は魔物も凶悪になってたり地底とか怖いフィールドもあるし、パーティ組んだようなわらわら感は精神的にも助かるとこあった
ただ賢者は全員出してると誤操作が多いかな…アクションの一部として使えた英傑の気軽さを引き継いでほしかった
これは鍋も使えると聞いて最近作ったやつ。バイクにしたいんだけど難しい
・ゾナウギア
初めの頃が慣れなかったが、既製品とか青焼きが出てきて便利になった。あんまり試せてないのでこれから遊ぼうと思う
乗り物は物理とかできると上手く作れるのか?自作すると、つんのめったり進まなかったりでけっこう苦戦する
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・右手スキル
恒例の、ネーミングがまんまでカッコよくはないけどわかりやすいやつ
スクラビルドで剣に岩というギャグみたいな状態に始めは「ええー…」となったが、最も役にたつ武器だった!しまうと岩が縮むのね
あとくっつける時のパチンという音が良い。糊っぽいけど固定されたんだなとわかるし、組み立てる感じが出る
トーレルーフは出て確認してる間停止するのと、戻れるのが助かる。もはや手のパワーってなんだよって感じだけど
・アイテム
ちょっと多すぎる…というか探しづらいのかな。矢につける素材とかズラーと並んでるし。自分で中身をカスタムできるポーチがほしい
あと効果つかないコスプレ服は、ミニゲーム景品とかがよかった…!ミドナ装備はめちゃありがたかったです!
ストーリー
・操作
クリア優先してたから、なににせよ何か取り出さないといけない億劫さがちょっとあった。リーバルトルネードは便利だったな…
前作できなかったとこがちょっと便利になってるのは良いね。雨天時クライミングとか武器入れ替えとか料理履歴とか
中盤くらいまでラウルさん黒幕では?などと疑っていましたすいません。たぶん黒っぽいデザインと、エネルギーの緑色とかゾナウのデザインがどっち側にも見える感じじゃない?新キャラだったし警戒してたな
序盤から暗い!おそらくサイドのチャレンジを挟めば和む場面も多かったんだけど、メインまわりだけやってると不穏と閉塞感で沈みがちだった。ラスボス戦手前までほんとに帰りたい気分だった
そういえば初めの頃に出たトレーラーと、本編のムービーはやや変わってるような?トライデントの絵とか出てない?てかトライデント使ってきたっけ?
不穏さを際立たせるのがゼルダ(偽とかウワサ含む)の不可解さだった。はじめに残留思念とか言われたら「え…?」てなるのよ。ムービー内のゼルダすら禁断の術を使おうとしてるし
でガノンドロフが作った人形というのがなんだか予想外。ムービー説明には魔物と書いてあるけど瘴気魔なのか?というか魔王前から瘴気を操れることに関して言及あったっけ?自然に発現した能力?
あとファントムの武器に「コタケコウメ」って入れてません?なぜ入れた、好き
本丸戦はなんか笑ってしまった。「待っています」は魔王が吹き替えしてんのかなとか。神代の存在だからみんなが「魔王?封印戦争?何それ?」状態で説明してくれるのも親切だなとか
正直英傑に比べて子孫たちはまだ若いというイメージがあるから、本人が助太刀に来るとちょっとビビるよね…仲間のHP気にしなくていいのは嬉しいね
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お遊びだろうけど、ゲルドでもなく風タク文字な理由とか、ツインローバ出る?とかいろいろ考えちゃったよ
※妄想として瘴気を操る術を教えたのはツインローバじゃないかと思ってる
時系列はやや混乱してる。ムービー通しで見返してようやく理解できてきた
急に空島が現れたのは、前から浮いてたけど視認できない高さにあったってことでいい…?でトリガーは魔王復活だった感じ?ミイラドロフは既にゼルダを知ってたから、ゼルダが過去に飛んでいろいろやったから空島が出たわけじゃないのよね?
これゼルダが秘石を手にしなかった場合、リンクは朽ちて敗北ルートだったのか?
秘石必要だったかな?と思う
能力倍化と龍化に関連性がなくてよくわからんアイテムだなという印象だった
あと善悪関わらず効果があるのに、見えるとこに普通に身につけてるの危なっかしい。まあそれがもたらした悲劇と省みていたけど
トライフォースの話はほんとに出てこなくなった。ブレワイでの見直しのひとつだったのかな
けど文様としてソニアの腕にもゼルダにも出てたし、存在はしている…?
あとマスターソードは建国時にはまだなかったのかな?これを造ったといわれる女神と、神の末裔たるゾナウは無関係?このへんよくわからない
キャラクター
全体としては本編と外れたチャレンジも含めて、人々に作用することが強調されてたと思う。ブレワイ後だから厄災を祓った剣士というのが周知されてるのも新鮮
あとはテリーやキルトンで、知りもせず恐れることへの言及多いなと思った。頑張って地底潜ってくださいってことかな
無双がいい感じに繋ぎになってる。チューリは無双で出てなかったら忘れてたかもしれない
・プルア
無双とも変えてきたな!赤が効いてる
「カカリコ村の族長さんが美人」でインパもアンチエイジしたのかと一瞬思った
・カッシーワ
でてこないんだなー。てっきり馬宿の楽団にいるのかと思ってたが。彼は英傑のためのキャラだったんだね
イーガ団として生きるの楽しい
・イーガ団
今回の最大の癒やし!ブレワイの奈落を繋げてくるとは思わなかった
バナナ要素を除けば機械いじれるし調査できるし普通に優秀な集団だな
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・ゾナウ族
ラウルさん、始め「ヤギかな?」とか思ってたが龍な!だから爪鋭いし鱗紋なのな。手がいい声で喋り出した時はびっくりした
龍化とか急に出たなと思ったけどゾナウは龍信仰てブレワイから出てたし、ゾナウ族自体も龍の特徴があるしで突拍子もないわけではなかったのね。さりげないので気づきにくい
この種族自体は天から来た?らしいがどういう…?宇宙人?天空人?他所から来た民族が王になって周辺一帯を統治するって言ってきたわけね、うーん。確かにガノンドロフ的には嫌だろうな
あとなんで滅びゆく種族だったんだろう
・タウロ
良いギャップ具合だ!けっこう傷痕あるから戦闘も強いと見た。それか気になると茨だろうが突っ込んでくタイプか
・ヨナ
ネーミングとか装飾で出身の違いを出してておもしろい。別の里はハイラル国外ってこと?幼馴染とか年上とかいい設定だなもう
・ガノンドロフ
ずっとミイラだったらどうしようと思った、ベストタイミングで完全復活してくれた。てかミイラ状態で喋れるのちょっと意外だった、唸るだけかと。ドアップ映しもありがたいね!スクショしまくった
魔王化で角生えて逆に弱そうに見えてしまったなんでだろう。そういえばラウルにも角あったぞといういらぬ疑いをもったりもした(ラウルさん疑いすぎ)
ゲルド族、当時どういう状態だったの
魔王化する前まではみんな従ってたの?さすがに魔物とつるむ人にはついていけないでしょってことで賢者候補が別で出てきたのか
ムービーで馬乗ってるけどさ、砂漠にいる間はスナザラシに乗ってたりしたのかなあ
フィールド
ゾナウの建物も饕餮紋のような中米のようなプラス枯山水でおもしろい
地底嫌すぎる!ミネルさん参加でだいぶ楽になったが…しれっとダンジョンボス置かないで
反対に天空が天気よくて良い対比になってる
回生の祠とか、ブレワイの厄災関係はほぼ出てこないのがちょい寂しい。ガーディアンの骸とか撤去したのかな
てか城の地下いろんなもん埋まりすぎでしょ、古代シーカーのさらに下にガノンドロフ封印されてるとか…ハイラルの地盤穴だらけだよ…
音楽
トレーラーで二胡のゼルダの子守唄が入った時はピンとこなかったが、龍化の話が出たとこで納得。
あの逆再生?BGMはだいぶ苦手で何度聞いても慣れない
地底BGMも、もっと陽気になったらいいな…根の解放具合で変わってこないかな
モンスター
ボス戦
ライクライク、ギブド懐かしいね!
ホラブリンはトワプリのボス猿を思い出した
イワロックがトーレルーフで弱体化したのが衝撃。体内通れるってどうなの怖い
手の瘴気魔はガーディアンと同等に「来ないでー!」という動きをする。初見はダッシュで逃げた…。未だに効率のいい倒し方がわからない
グリオークは遠くから眺めるだけにしている
余裕なくて変な格好で戦わなきゃいけなかったよ(下シーカーにしてるけど多分ハイリアズボンだった)
復活ガノンドロフと戦えたので満足!さんざん罵倒されたぜ!過去作の空き瓶とか釣り竿みたいなお遊びがあるか試したかったが、そんな余裕はなかったぜ
魔王状態でゲージが中央外れたのも笑った。あと自信満々の笑顔がたくさん見れたのも良いね!立ち絵の表情はなんだったんだ?
やっぱり巨体で身のこなし軽いのが良いなあ…強い。回避されてめっちゃ嬉しくなっちゃったよ
いやー強くて楽しかった!ボス戦入るまでの地底がほんとに嫌だったので魔王に会えて逆に安心した
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魔王化以降は、曲もデザインも終焉さんの主張がわりとあったのと、そのあと自我もいらんとか言いだしたのでちょっと寂しかった…。ガノンドロフでいてくれ…仮に勝てても喜ぶ自分がいなくなっちゃうでしょ…
自害に近いんだけど、やや自暴自棄な感じが魔王ぽくないなあ…と思ってしまった
まあこの後の演出のために龍化させないといけなかったんだなーとか思い返してる。結局魔物駆除になってしまってもう〜虚しい!
で空中ステージは変なことしなければ死なない易しさがよかった。ちょっと胴体の弱点に目が行きづらい?しばらく目を狙ったりしていた
音楽いいね!メインテーマだし、ボス戦というか勝ちステージの曲というか。地底から上がった爽快感もあるし、サックス?が意外でおしゃれだ
ほか
そして、消滅…。この後の展開、演出優先でやや強引な気も。強制半裸とか奇跡とか空中変身解除とか
空中キャッチの演出は最高だったが、もう戻れないとか言ってたのにサラッと解決しちゃうんかい
スクショ1500枚越えてて笑った
ブレワイも含め、もののけ姫とか宮崎駿作品の魅力を分析して取り入れてる感ある。あと日本のデザインとかあえて入れて個性にしているのかも
ハテノで買った家ゼルダに譲ったの?そして自分は最新式のマイホームへ…完全に武器コレクション置き場にしちゃってるけど、いっぱい置けるのは嬉しい
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blue-aotan · 2 years
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ハロー(´ー∀ー`)2022.8.26
続!!!朝方4時の怪奇音事件!!
カラカラカラカラ音で目が覚めました。
ナイロンの上で羽のある虫が暴れてるような音でした。
ゴキっぽい…でも音の出所がわからない…
しかしこの音はゾッとする…
もう自分では対処できない
お手上げ!!!
ということで助っ人参上←
1時間程、音の出所を探っていましたがわからず。
最終的には私の耳と勘で突き止めました!紙袋の中が怪しかったので指摘して見てもらったら、でかいゴキが中でのたうち回っていたそうです←
ゾッとする話、認定です😱😱😱
いらない物を捨てようと思いましたよね←
(私の紙袋ではなかったんだけども
この前ブラックキャップ置いた気がするんだけどな…また追加しとくしかなさそうです←
最近喉に口内炎ができて唇にもできていて、かなりつらいです。
元々口内炎ができやすい体質で、ビタミン剤を長いこと服用していたけどそれでも発生するし、ここ数年は鉄のサプリを飲むようになってからは殆どできないようになっていたのですが最近サボっていたせいかまたちょくちょくできるようになってしまいました…
鉄サプリを忘れずに飲もうと思います😓
口内環境が悪いと食欲もなくなるしご飯も美味しくないし1日がブルーになりますよね。
6月から歯医者に通っているので、口内環境を整える気持ちが日々高まってきております
( ^ω^ )
最近はメンタルヘルスを保つためになるべくのデジタルデトックスを心がけています…
ゲームもデジタルやん←
ここ何週間かはゲームもしてませんが、完全デジタルデトックスは難しそうですがそれをできたらかなりエネルギーが戻りそうだなと感じております。
ということで動画活動からも遠ざかっております。
突然ですが自分の話し方や声への拒絶反応が今ものすごいのですよね←
本当に突然やって来たこの症状。
今までで一番重症かもしれません。
とにかく落ち着くまではお休みしようと思います。
最近、姉の言い間違いや勘違いが激しく
(前から激しいのですが←
これはブログネタやな!という出来事が立て続けにあったので勝手にご紹介しようと思いますよ〜
誰にも言うなと言われていますが、そんなのかんけーねー!言っちゃうのが私それが私←
3姉妹のグループトークで全部やらかしてるんですよね。かなりの頻度でやりとりしてるんだけども、毎回すごいぶっ込んでくるので私も次女もまたか〜みたいな感じなのです。
そして私や次女が打ち間違いをしようものなら、これ好機‼︎と言わんばかりに嬉しそうに揚げ足を取ってくる(必要以上に)そんなお茶目な長女なのですよ、奥さん。
「暴れるは、喧嘩するは」
と来たときは
「暴れるわ、喧嘩するわ、だろ」
「は」て😂
そしてゲームの話になった時に「そのカセット持ってない」って言ってたのですが
カセットて😂
スーパーファミコンの時代で時間が止まってるよぅ←
「あおっぽくない」
「あおつほままくない」
と送ってきたり。
そんな変な文章になる度にいつも言うのです
落ち着け!!!
と😂😂
そして最近
「ちゅーるちゅーるちゃうちゅーる〜」
と送ってきました←
チャオなんですけど!!!
ちゃうって何やねん!
そしてまさかの姪っ子までも「ちゃうちゅーる」と思っていたようです
🤣🤣🤣
さすが親子なんよ←
そんで姪もかなりやらかして大笑いしたエピソードをご紹介します。
次女と姪っ子ちゃんが帰省したので、皆でお出かけしよう!ってことで太宰府天満宮・遊園地へ行ったのですが、そこで緑のもみじがぶわーーーっと生い茂って綺麗だったのです。
それを見た姪が
「うわーー綺麗なよもぎ!……ん?よもぎ?」
と言ってて私は笑い死にしました🤣
もみじだろ!
とそこはツッコミましたよね←
自分でも言った後に(あれ?よもぎじゃなくね?)ってなってるところがまた面白かったです←
面白いんだよねえ〜色々やらかしてくれるので今後も姉と子供達に目を光らせて←いこうと思いますw
てなことで今月も色々と映画を観たのでそちらの感想を薄く書いていきます!
「ポゼッション」
若かりし頃のジェフリーディーンモーガンさんがお父さん役で出ています。娘がとある箱と出会い、その箱の中に封印されていた悪魔を呼び起こしてしまって取り憑かれるというホラー。
悪魔だからエクソシストに頼らなくちゃってなるけど、そこはマイナーな悪魔祓いの人を頼るみたいな感じで、その悪魔祓いの人の儀式がちょっっと笑える感じだったのよね←
ホラーとしては私はなかなか楽しめました。
「ミスティック・リバー」
これは結構ミステリー作品としては有名な方だと思うのだけど、気になったので鑑賞。
なんかさー、犯人はすぐ分かったしケビンベーコン様が出ててウキウキしたけどストーリー的には微妙だったのよね。
子供時代から始まって、3人組で仲良かった男の子たちの一人が警官と名乗る男性2人に拉致されて監禁された後に解放され年月が経過し大人になり家庭を築いていたのだけれど、ある日その3人組の一人の娘が殺されてしまうのよね。
そこで犯人は誰なのか…ってことになるんだけども、昔拉致されていた子はかなりの心の傷を負ってしまって精神的に不安定な部分があり、その娘が殺された事件と繋がっているのかわからない事件が同時進行しており犯人はいかにもその拉致された男性だというとてもわかりやすいミスリードの中展開されいく物語は少し退屈でもあり←
観終わった時にすごいモヤモヤしてしまいました。3人組の仲はその拉致事件によって既に引き裂かれていたし、その中の警官だったケビンベーコンは最後殺しを黙認したということなのでしょうか。
娘の父親の嫁も、最後何を言いたいのかよくわからん←
人を殺してもあなたは間違っていることはしていないし、この町のボス的なこと言ってたけど意味わからーんで私の感想は終わりましたww
「プラットフォーム」
設定は面白かったと思う。主人公は自ら進んでこの施設?にやってきており、この施設ではたくさんの階層があり上から巨大な台座に乗った食事が運ばれてきます。
その食事は上の階層の人たちから順番に食べることができ、下の階層の人達は残飯を食べることしかできないようになっています。
そもそもその台座はどのように運ばれているのかもよくわからないシステムだし、その施設の人達は何のためにそこにいるのかもよくわかりませんでしたw
各フロアには2名がいて、ルールを破れば焼き殺されるとかそんなシステムだったと思う。
1ヶ月ごとに階層も相棒も入れ替わり、下の階層になると残飯すらも残っておらず空腹や精神崩壊などをきたして極限状態での人間模様みたいなドラマがあったりなかったり←
主人公と信心深い人が台座に乗って下の階層の人たちに自分の分だけしか食べるな!と言って回るのは私としてはとてもいいことだと思いました。
だけど結局人間というものは次の階層で下になったら最悪だから上の階層のうちに食べれるだけ食べておけ、と上の階層の奴らに散々やられたからやり返せ、と必要以上に食べるのですよね。
これは仕方ないことだと思うし、通常の心理だと思います。
こんな極限状態の中でお互いを思いやることなんてできないし、殺人だって起こるし、この施設ではわざとそういう状況を作り出しているのですよね。
何のためにかはわからないけれど、料理を作る側のシーンもあるので鍵はパンナコッタなんだろう←
結末は正直「?」だよねぇーん
「アヒルと鴨のコインロッカー」
こちらは小説を読んで面白かったので観てみました。映像化なんてできるのか?と思ったけれど、うまくつくられていました〜
小説の時はかなりびっくりしてしまいました。文字だからできるからくりというか、全く想像していなかったので「え!?」となりました。
そこを分かった上で観たけどそれでも楽しめましたね。
小説とは違う部分も多々ありましたが…河崎は自殺で死んだのに映画では病死だったのはどうしてでしょうか。
瑛太と松田龍平っていうのがまた良かったよね〜
小説の方が断然深いんだけども、映画も面白かったです。
「テイキングオブデボラローガン」
これは認知症のおばあちゃんがどんどん症状が進行して、めっちゃ怖いのよね。
裸で屋根裏のピアノの椅子に座っていたり←
夜中に庭を掘り起こしたり。
でもそれは実は認知症じゃなかったのよね〜ってホラーです。
終始ドキュメンタリー風なので、私はあまり好きではないホラージャンルではあるんだけども。
女の子を拉致して洞穴に逃げ込んで、岩陰で女の子を頭から丸呑みしていたシーンは笑ってしまいました←
ホラークラッシャーでごめんねごめんね〜←
「友罪」
こちらも瑛太さん。子供の頃に子供を2人殺害してしまっていて、その罪を抱えたまま町工場で働いているんだけども、そこで生田斗真と出会い友情と償いの中で葛藤していく人間ドラマです。
瑛太さんの演技が突出している印象でした。あの最後の表情なんか、何を伝えたいのか全然わからなくて、だけどそこが猟奇的でもあり人間的でもあり泣きたいのか笑いたいのかわからないそんな感情がぐちゃぐちゃな状態で生きているんだろうかと考えてしまいました。
結局見ている側も想像することしかできないんだけども、人殺しの心情などわかるはずもないしわかりたいとも思わないんだけどもかなり重い内容だったなと。
「アンユージュアルネイバー」
ストーカー殺人の話。この男の人が普通にカッコよかったww笑顔も素敵だし、変なことしなければ本当にただモテる男なのに勿体無い。
主人公の女の人と友人が、漫画みたいなキャラ設定すぎた。とてもわかりやすくて良きなんだけども内容はそこまでないホラーでした←
今年も残りあと4ヶ月となってしまいました。秋の匂いもしておりますが、残暑が厳しいので体調には気をつけて過ごしていきたいですね〜
今月は突然また閃輝暗点があり激しい片頭痛で気分が悪くなったこともありましたが、何とか楽しく過ごせてよかったです(´∪`*)
冬のクライシスコアリメイク発売に向けて、引き続き積みゲーを消化していきたいです☺️
(KH3も気持ちは再開したいけれど…!
無理せず我慢せず、心地の良いことに集中していきたいと思いますっ
では今回はこれにて解散🎃
最後にエア鳴きの瞬間のアリス姫を載せておきます👸
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solitude-klang · 5 months
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ザアザア春芽プレゼンツ 新春爆麺祭~2024~@高田馬場CLUBPHASE
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衣装良すぎた(ヘアメも良かった)( ´•̥̥̥ω•̥̥̥`)
PHASEのソールドの方が少し緩い気がしたけどソールドすごい
ステージ奥に「ザアザア春芽プレゼンツ 新春爆麺祭」と書かれたピンクのバックドロップ VIRGEの時からこれだった気がした
VIRGE
拒絶が1回流れてからいつものBGM 暗転
すごいボリュームの麺コに迎えられ楽器隊 最後にゆっくりと遼さんが出てくるとEuphoriaから重々しくスタートだったと思う
この前タイトル間違えて書いちゃったからヴァージュはセトリ上がってから書くねw
きっと多分確かなのは遼さんがアコギを持ってきて演奏されたオレンジ 歌が上手い(n回目)いや上手い
アウトロから繋げて氷龍さんがサビのメロを弾いて終わるの良かったな
絵の具まみれ 氷龍さんの全身使ったプレイスタイルかっこいいなぁっていつも思って見てるけど今日も壊れんばかりの勢いで 遼さんの歌に合わせて表情を変え身体中で歌ってるみたいだった
今のメンバーになってから楽器隊も派手に動いていて全体的に躍動感がある 今日の絵の具まみれかっこよかった
ラストー!って叫んだ後に始まったのTABOOだった…?←海月だった(笑)2回目のサビの途中で遼さんがマイクスタンドを倒し回って 本気でやれーーーー!(怒)真ん中割れろーーー!
醜劣 本気出せいいか!
曲の途中で別の曲が割り込むパフォーマンスw
ザアザア
暗転すると幕の後ろから
今日は何の日ですかー?お誕生日ー!
今日なんの日?誕生日ーー!
KinKiとももクロが結婚した日です
そうなの?激務に追われていて知らなかったw
ザアザア始めまーす…
って下手側からサーーーッて幕が開いてったらお立ち台に片脚掛けて前傾姿勢の一葵さんの横顔が見えたんだけどあまりの美しさに目眩がしました
襟元に少し開きがある黒のスーパーロング丈のシャツコート(←衿裏にループがあるみたいだからアーミー���ートだったのかも。立ち衿にしてベルトで留めると比翼巾分隙間ができるからそこが開いて見えたみたい)中はワイドパンツかな ハーネス付けて揃えてて全員めっちゃくちゃかっこいいじゃん 仕事終わらず出てきたから戻るつもりでいたのに?チェキ買わなきゃ帰れないじゃん
シンプルなヘアメでも華がある本日の主役 らしい1曲目w したいだけでしょ?
から続けてのろいうたのイントロギター 度々前に出てくると笑顔でフロアを見渡しててかっこかわいい
のろいうたのイントロ3個目の音が(素人w)半音上がって聴こえたんだけどPHASEの音響の関係かな 何かが違った気がした
数を数えましょう 破裂
のろいうたも破裂もいつもイントロのギターが楽しみなの さすがわかってらっしゃるw
"今年もまた 桜が咲きました"
朗読は桜の街→光のサイレンへ
最近の光は後半のドラムが泣かせにくるなと思ってるけど セトリのこんな位置に入るのもレアだし今日すごい迫力あってめっちゃ良かったよ 感動しちゃった
堂本剛さん 結婚おめでとうございます …
堂本剛さん(春さんw) おめでとうございます
…ありがとうございます…
あ … 俺のターンか… 衣装かっこよくないですか?
フロア:かっこいいいいいいいいい!!!!!
センスあるなぁ~?!
そういえば みんな来てくれてありがとうの流れだったのか忘れちゃったけどセンキュー⤴︎センキュー⤵♡言ってた
今日 … 売り切れだって!
すごいよね ありがとう^
8日のワンマンも売り切れてたし 2日のワンマンも売り切れてるでしょ?調子いいんじゃないの?ザアザアさん^^^^^
僕の誕生日も売り切れてるよね?
… 売り切れてないの…?
3月もあるから頼むぜぇ!
3月のドラムの誕生日来なくていいんで(僕の誕生日来てください)
お後で 今日 発表するぜ
今言っちゃえば?
おぅ 俺もツーマンするぜ!ってずっと椅子の上に立って喋ってた(笑)
※Xへ
https://x.com/xaaxaa_official/status/1745430366683586863?s=46&t=uhUsDFLEfL0OfgvCYi4Eog
ラスト
感電 真っ黒の中に赤い拡声器が映えてた
そしてかなり走らされ続けたし左って言いながら右指してたみたいで間違えた左こっちだとか言ってたりしてたけど姿が見えなかったからフロアにいたのかもしれない(笑)
どっかの煽りで紫月ーー!って聞こえた気がした(空耳?)
楽しかった幸せだった~♪♪
今週はAshmaze.が横浜に来るので行こうと思ってます。なのできっとまたレポ書けないw この前のワンマンは半分ぐらいいつも通り書いて保存されてる(笑)
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nemosynth · 7 months
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Ambient Kyoto 2023 超個人的記録
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めっさ個人的ですが私は40年前の中学んときに校外学習で京都新聞社を見学し、輪転機がぐるんぐるん回ってるのも見ました。当時は旧来からの写植からワープロ的な電子文章編集に切り替わりつつある過渡期で、どっちの職人さんも居はりました。 そんな場所が40年後の今、がらんどうの鋼鉄とコンクリのインダストリアル廃墟みたいなホールになって、秀逸なアンビエントのインスタレーションになる、中学生だった私がハーフセンチュリーを超えた歳になって同じ場所に立つ。長生きするものです。
それを見に行った超個人的な記録。 ネタバレもちょっとあるし、そもそもどうでもええ話ばっかなので、見やんでもええ人はどうぞパスしておくれやす〜♬
♬  ♬  ♬
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Ambient Kyoto 2023は、主に2つの会場で開催。
第ニ会場が、この京都新聞社の巨大地下室。かつての印刷工場であり、今は輪転機も撤去された廃墟空間。 第一会場は、昨年に引き続き京都中央信用金庫の旧厚生センター。
第ニ会場では、先日逝去された故・坂本龍一と高谷史郎によるコラボ「async - immersion 2023」。 第一会場では、Buffalo Daughter、Corneliusによるインスタレーション。
その、教授と高谷氏によるコラボ、圧巻。やばすぎ。
空間内の随所に設置されたスピーカーから、大音量でアルバム「async」の曲が立体的に包み込んでくる。三次元ミキシングのようなもの。おかげで普段は聴こえてなかった音も聴こえてくる。
その空間。印刷工場だった漆黒の冷たい鋼鉄とコンクリのインダストリアルな廃墟空間に、超々横長のLEDスクリーンが一面。 その映像はアルバム「async」のジャケにもつながるのだが、A/D、D/A変換を象徴的に観ているよう。デジタイズの彼方へ意図せず飛び込んで消えていく人々や飛ぶ鳥、一瞬で消える命のはかなさ。 D/Aされてレンダリングされた自然も、更に後追いで時間軸を圧縮される。タイパ重視な今の時代を可視化したかのよう。光学的VariPhraseによるグルーヴ・クォンタイズみたい。
音と映像も非同期。
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9時前に到着、開場前から並ぶ。私の前に3名。
客入れが「garden」というのがいい!
そして「andata」が、まるで教授の葬送に思えて大泣きしそう。
「solari」では、子どもの時にまさにこの場に立ってたはずの自分が時空を超えて今ここに再び今度はこんなアートに埋没しているという圧倒的感慨に押しつぶされそうに。
「ZURE」の演出、秀逸! サイバーネイチャー。
「stakra」人はどうやって音の前後パンが分かるのか。f特を聞いてるのは分かっても不可思議すぎる。しかもこれ、最後の終わり方がアルバム版と微妙に違う、別テイク?別ミックス?三次元ミキシングの帰結? 
「fullmoon」の演出、秀逸! まるで今まさに急速進行している世界情勢を予見したかのようであることに震える。
「async」音響に圧倒。非同期のコーダに押し倒される。理解できない言語が生まれた喜びの産声なのか、新種の誕生なのか、その力に押し倒されて声も出ない。
「Life, Life」デビシルの重低音。最後の一節がまたいい。
「garden」これはもうandataのメロが聴こえてきそうな気がするくらい、音響的シミュラクラ現象。
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そしてふたまわし観てしまいました。
再びの「andata」は、もはや教授の葬送ではなく、全世界、全地球への葬送、戦乱や破壊、環境喪失、奪われ喪って寄る辺もなく浮遊する、その暴力への憤りすら内包。そう、憤り。
破断するような音と、震災ピアノの銹。鍵盤は人工秩序だと知らしめてくれる映像。それを自然に戻そうとした教授の音響と高谷氏による映像。
言葉にならないものを音で分節化する。音にとぎすまされる。
非同期とは、しょせん分かりあえない他者たちに囲まれる体験。 冷たい鋼鉄の暗闇がからっぽな部屋で、圧倒的な音と光とで非同期。 でもそれが新しい言語。それが新しい世界。
♬   ♬   ♬
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ひるがえって第一会場にて、Buffalo Daughterのインスタレーションがエナジェティックで生命力に溢れてて、生き返った気がして嬉しかったです笑
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「Everything Valley」愉快でひょうきんで高精細な小宇宙を内包したような立体図形たちがドヤ顔でパレードする。おちゃめな丸い図形たち。大真面目ぶった四角いやつら。みんな自信に満ちあふれてて楽しい。 この没入感の中でクラブみたいに踊りまくってる人がいてもおかしくない。
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「ET (DENSHA)」まるで音色たちが形をとりたいと願望したとしたら、こんな形をとりたかったんじゃないかという。
尚、このあとに山本精一氏による「Silhouette」という、これぞほんまアンビエントにもわもわしたモノクロっぽいように色調を抑えた映像音響作品が続く。アクの強いあとのお口直し的。
Corneliusのはポップで分かりやすかったし、さしずめフレンドリーなダムタイプ、菊本さんのクロスモーダルミュージックへのイントロ、霧の部屋も体験として最高、もっと言えば知的アトラクションですらあるのですが、僕には他の作品のコンセプトがやばすぎて、やられてしまいました。
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死と生、なんかよみがえってきた、還ってきた気分です。
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すごい良かったです、今年も。Ambient Kyoto。教授と高谷さんのやつだけでも絶対に観とかなあかん、一生もんの経験です。
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来年も期待。
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natsucrow820 · 8 months
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仇夢に生きる12話 誘う香
 鐘の音が鳴り響く。
 鐘。
 鐘。
 鐘。
「――まった現れたのかよ!!」
 吼えながら圓井(つぶらい)は愛刀を引っ掴んで当直室を飛び出た。同じく夜警当番として待機していた同僚たちも一緒だ。誰もがうんざりした顔をしている。ただ一人、朱雀隊隊長たる帯鉄(おびがね)だけは常の凛とした面持ちを崩さない。
「多いな」
 それでも、流石に一言零さずにはいられないようだったが。
「多くないっすか隊長ぉ」
「ああ、如何に言っても、な」
「これじゃあ仮眠もおちおち出来やしねえっすよ」
 禍者(まがもの)の出現を告げる鐘の音を背に、現場へと走る。案の定沸いている禍者に舌打ちが漏れる。手だけは無意識的に二振りの愛刀をすらりと抜き放つ。申し訳程度に鎧を着込んだ人型数体と、取り巻きのような山犬の形の禍者。人型の手には刀。典型的な新型と旧型の組み合わせ。走りながら圓井は他の気配を探る。眼前の連中が囮となり、隠れた弓持ちが交戦中に矢を仕掛けてくる、なんていうのは今や良くある連中の戦法だった。そして、そうした混乱に乗じて改史会(かいしかい)の連中がこちらを掻き回してくることも悲しいかな、今では当たり前のように行われている。故にこそ、五感を圓井は研ぎ澄ます。音、匂い、空気の流れ。幸いにも、今回は目の前の集団で打ち止めらしい。
「市吾(いちご)!」
「あれだけっす!」
 自慢という程ではないが、圓井の五感は人のそれより鋭い。帯鉄の問い掛けに応えを返せば、彼女は小さく頷く。隊長に信を置かれている誉れは、こうした場でもこそばゆいものだった。
「【先駆け】、撃て!」
 叩くような帯鉄の声に、銃声が重なる。
 朱雀隊には様々な武器を所有する者がいるが、大別すればそれは二種類に分けられる。即ち、近接か、遠距離か。青龍隊は誰もが刃を手にしている。各々が思うままに暴れ回り、切り裂き、禍者を蹂躙する。朱雀隊は違う。隊長や隊長補によって様々な武器を持つ者たちは区別され、適切に運用されていく。効率良く禍者を屠る為に。そして、多くの人間が生きて帰ることの出来るように。
 駆ける圓井の前で火花が光る。【先駆け】と名付けられた銃の使い手たちが一斉に引き金を引いたのだ。禍者へ殺到する鉛玉。刀持ちの新型は流石にそれらを自らの刃で退けたようだが、獣の方はそうはいかない。山犬たちが吹き飛ぶ。全部ではないが、相当数が鉛玉に倒れていった。残りは両の手で数えられる程度。夜警の為に控えていた人数は少ないが、これならば後は残りの近接に秀でた者で十二分に処理出来る。横一列に並ぶ【先駆け】を追い抜きながら圓井は己の獲物を探す。同じ隊にいると言えどその能力には差がある。敵に対して何人で挑むべきか。どの敵に当たるべきか。
 朱雀隊は集団にて禍者を屠る部隊である。
 属する者は、与えられた役割に忠実たれ。
 圓井は半ば直感で獲物を選定する。脅威であり、己一人で屠れるのはどれか。考えるより刀を振るう方が早い。鉛玉の雨を掻い潜って生き残った山犬の一匹へ肉薄。既存の生き物を上っ面だけを模した化け物とは言え、その弱点はそう変わらない。飛び掛かって来る山犬。大きく開かれた顎へ怯むことなく左手の刀を差し込む。山犬に己の勢いを殺す術はない。ずるりと肉の奥に刃が引き込まれる感触。ぬらりと湿った口腔へ飲み込まれる愛刀。圓井は迷うことなく左手を離す。頽れる山犬。その脳天へ右手の刀を突き刺した。頭蓋をも砕く鋭い刃が脳天から顎下へと貫通し、地面へと突き立った。両の手から刀を手放した無防備な態勢。狙われぬ筈がなく小賢しい人型が上段から圓井の脳天を砕かんと太刀を振り下ろした時には、圓井の左手は山犬の口から刃の片割れを引き抜いていた。油断なぞあろう筈もない。手入れを怠らない愛刀は抵抗一つなく圓井の左手に収まる。後は、身体を捻りながら頭上から来る手首を刎ね飛ばし、頸を断てば禍者とて骸に成り果てる。
 今回は、これで十分。
 圓井の周囲は既に戦闘の気配が褪せつつあった。
 乱戦混戦ならともかく、明確な判断をもってめいめいに飛び掛かった朱雀隊の隊員たちが苦戦なぞ有り得ない。
 たった一人で人型に挑んだ帯鉄も例外ではない。
 圓井の向けた視線の先、鎧を纏った禍者が盛大に吹き飛ばされていた。帯鉄の白い足が真っ直ぐに禍者の中心を捉え、蹴り飛ばしたらしい。無様に転がる禍者が刀を握った手を動かすより早く、彼女の刀は鎧の継ぎ目、首元へと吸い込まれていた。いっそ優雅な所作で振り抜かれる右手。ずるりと断ち切られた首から吹き出る血を浴びながら、眉一つ動かさず帯鉄は戦場を見回した。足元には幾つかの禍者の骸が転がっていた。
「負傷者はいないか」
 誰もが否を返す。血に塗れた顔が微かに緩められた。
「ご苦労だったな。連日連夜の戦闘、お前たちも疲れているだろう。さっさと戻って休むぞ」
 応と声を上げ、それぞれに朱雀隊は踵を返す。そんな中で圓井だけが、じいっと先程までの戦場を見つめていた。
「どうした市吾」
「多分なんすけど、人死に出てますね、此処」
 緩やかに帯鉄が息を詰める。
「……そうか」
 恐らくは圓井だけだろう。戦場に残る、禍者のそれではない血の匂いを嗅ぎ取ったのは。
 そして。
「避難は完了していたと聞いていたが……改史会か? ……いや報告しておこう。一先ず戻るぞ。……市吾?」
「あ、いえ、大丈夫っす」
 淡く空気に溶けゆく奇妙な芳香を捉えたのも。
 
 
   ・・・・・
 
 
「隊長、朱雀隊からの報告書が上がりました」
「ありがとうねぇ。机の上にでも置いておいて」
「すみません、こちらの資料は」
「それは僕が貰おう」
「隊長、端鳴(はなり)から白虎隊の使いが」
「おや、もう来ちゃったかぁ」
 玄武隊は常ならぬ騒々しさに包まれていた。あちこちに資料が山のように積み上げられ、普段は静かな玄武棟には絶えず人が出入りしている。
 戦場。
 そう呼ぶに相応しい状況だった。
 禍者の葦宮(あしみや)の首都、桜鈴(おうりん)への侵攻は無事収束させた。だが、一息吐く間もなく禍者の対処へ追われることとなったのだ。
「隊長、白虎隊の方は私が」
「そうだねぇ。幸慧(ゆきえ)君、お願いするよ」
「はい」
 両手に書物と報告書。更には周囲の机に資料を山積みにした倉科(くらしな)隊長に代わって、混迷を極める室内を後にする。
「使いの方は」
「応接室に、隊長補」
「分かりました、ありがとうございます。貴方はご自身の仕事に戻ってもらって大丈夫です」
「はっ」
 慌てたように室内へ踵を返す背を見て、小さく息を吐いた。誰もがそれぞれに仕事に追われている。
 反攻作戦の成功。それを待っていたかのように葦宮全土で禍者の出現頻度が劇的に増加した。禍者の出現を告げる鐘の音は時間を置かず日に何度も鳴り響き、それが収まれば戦闘に赴いた部隊からの報告書が上がる。交戦し、集められた情報を元に禍者に対する研究、理解を深めていくのが玄武隊の仕事だ。当然、それぞれの報告書は精読される。また桜鈴の祓衆は謂わば本隊。地方各地に点在する分隊からも情報は上がってくるのだ。桜鈴の玄武隊は、常に情報の処理という戦いの渦中に置かれている。これまでであればそれでも隊長の指示の下、それなりの余裕さえもって成せていたものではあるが、以前の比ではない程に禍者の情報が集約される今となっては限界近い稼働率でもってどうにか処理しているのが現状だった。
「お待たせしました。玄武隊、本隊長補の松尾(まつお)です」
「端鳴白虎隊の真藤(まふじ)です。忙しいでしょう、こちらは」
「……まあ、そうですね」
 思わず苦笑。流石に、強がれはしなかった。対する真藤さんも仄かに口元を緩める。
「愚問でしたね。ここは祓衆の本部。こんな状況で忙しくない筈がない。白虎隊の本隊長に挨拶を、と思ったのですが捕まらなかったですし」
「各地を回っていますからね、隊長は」
 白虎隊は何処もそうだろう。禍者に対する斥候役を担うことも多いが、同じくらいに各地の伝達役、生ける情報網としての任も帯びている。禍者が何処に現れたか、分隊たちの動向は。そんなあらゆる情報を己の足で集め、伝えていく部隊。
 特に初鹿(はつしか)隊長は並外れて足腰も強いし持久力もある。他の隊員の数倍の仕事を嬉々としてこなしていることも少なくない。個人的に倉科隊長の私用も受けているようであるし、尚のこと捕まえるのは至難の業だろう。
「それで、端鳴の様子は」
「ああそうだ、話が逸れてしまいました」
 幸慧個人としては他愛ない会話も悪くはないが、残念ながら時間に余裕があるわけではない。そっと本題を促せば、空気は自然と引き締まる。
「中々に酷いものです。体感としては……そうですね、三倍は出ています。端鳴だけではなく、周辺もですね。こちらは端鳴程ではないのですが、それでも忙しない。一応こちらが」
 懐から取り出された紙が開かれる。しっかりと折り畳まれていたのは二枚の地図だった。
「端鳴玄武隊によって製作されたここひと月の禍者の出現分布図です。もう一枚は一年前の物ですね。うちの玄武隊より託された物です、宜しければお役立てください」
「ありがとうございます。活用させてもらいます」
 受け取りながら、地図に目を走らせる。一目瞭然。一年前のそれより、出現数は何処も軒並み極端に増加していた。もっとも——それでも此処桜鈴に比べればその増加率はまだまし、なのかもしれない。
「それと」
 やや渋い表情。不思議に思いながら視線で促せば、真藤さんはそっと、何かを机に置いた。
 何か。そう思ったのは幸慧にはあまり見慣れない物だったからだ。重厚感のある、深い黒のそれは、恐らくは金属で出来ているのだろう。安価な物では決してない。
「開けても?」
「大丈夫です」
 断って、それに付いた小さな蓋を開けてみれば、ほんの微かな甘い匂いが鼻腔を掠めた。覗けば、少しの燃え滓……ほとんどが燃え尽きた灰が底の方で溜まっていた。
「香炉、ですか。これは」
「ええ」
 真藤さんは居住まいを正した。
「それは、禍者との交戦後発見された『手』と共に回収された物です」
「手」
 自然、眉が寄る。
 つまりは、手以外は見付からなかったのだろう。悲しいことだけれど、残念ながら珍しいことではない。
「そして、禍者に襲われかけていた改史会の人間が所有していた物でもあります」
「改史会の持ち物、と」
「恐らくは。……先の『手』も、そうでしょう。わざわざ、喰われに出ていたのだと思います」
「そう、ですか」
 少しだけ。
 少しだけ、安堵を覚えた自分を幸慧は自覚している。喰われたのが、改史会の人間で良かった、と思う自分がいることを。自己嫌悪はすぐに振り払い、そっと香炉を持ち上げる。見た目よりもずしりと重い。
「そこまでなら然程の意味を見出すこともなかったのですが……その襲われかけていた改史会の連中、些か妙なことを口走りまして。曰く、」
 ――これは神使をお招きする呪具である。
「立て続けに見付かったのもそうですが、連中の言い分も奇怪極まりない。自ら香を片手に喰われに出向くなど、悍ましいことこの上ないでしょう。ですから、本隊にお預けしたいのです」
「……神使に、呪具ですか。確かに、妙なお話ですね」
「ええ。それにこの香炉を持っていた改史会の人間ですが、それはそれは異様なまでに禍者に集られていましてね。それも気味が悪くて」
「神使を、お招き……」
 まさか、と言う程ではない。改史会の言い分を噛み砕けば、容易に想像はつく。
「禍者を、呼び寄せる香、と、そういう訳ですか」
「言い分を信じれば。まあ、それにしたって禍者を神使だの何だのと良くもまあ、勝手なことを言う連中のことですからにわかには信じ難いのですが……如何せん実際に見てしまってはね」
「……調べた方が良いのは明白ですね。分かりました、これは本隊で預かり調査します。ありがとうございます」
「いえ。燃え滓ですから問題はないでしょうが、くれぐれも扱いには気を付けてください」
「勿論です。他の者にも伝えておきます」
 
 
   ・・・・・
 
 
「――成る程、それでこれを預かってきたんだね」
「はい。話だけではその、にわかには信じがたいのですが……」
 情報の処理に追われる中、取り敢えずは此処まで、という倉科隊長の鶴の一声で玄武隊が業務を終えたのは日もすっかり沈んだ頃だった。普段なら夕方には玄武隊としての仕事は終わっているのだ。三々五々解散していく玄武隊たちが顔に色濃く疲労を滲ませていたのも無理はないだろう。
「そうだねぇ。今まで禍者は人間にしか反応しない、って思っていたのにねぇ」
 祓衆の仕事場と居住空間は階が分けられている。誰もが常のそれを超過した時間業務に追われていれば、尚のこと仕事が終われば仕事場である階は静寂に包まれる。夜のこんな時間に明かりが点いている部屋なんて、恐らくはこの執務室くらいだろう。
 そんな静かな空間で倉科隊長とお茶を飲みながら言葉を交わすのは、穏やかで嫌いじゃない。会話の内容が不穏なものであっても、だ。
「確かに、ちょっと匂いはあるねぇ……でもそんな、取り分け変な匂いって訳でもなさそうだけれども。これが特別に禍者を呼ぶのかなぁ?」
 不思議そうに香炉を観察する倉科隊長の目は爛々と輝いている。白手袋に包まれた手は忙しなく香炉の表面をなぞり、丸眼鏡の奥の瞳は眇められたり見開かれたりと真剣な様子で検分を行っていた。幾分の興奮さえ感じさせる所作は倉科隊長にしては珍しいものだった。
「ひとまず預かりはしたのですが、どう調べたものでしょうか……」
 匂いという不定型なものを調べることは流石に経験がない。おまけに幸慧は都たる桜鈴から巨大な山脈一つ隔てた寒村の出なのだ。香、なんて高尚な――というのも偏見かもしれないのだけれど――ものに触れる機会なんて今までなかった。
「そうだねぇ」
 さしもの倉科隊長もううん、と少し唸る。が、少しして微かに口元を綻ばせた。
「餅は餅屋、かな」
「え?」
「土生(はぶ)隊長補にお願いしてみよう。彼女の家は貿易商だ。家で多くの品物を扱っていた筈だし、彼女自身、結構な趣味人だったと思うからねぇ」
 成る程、と頷く。中々お目にかかれないような精巧な車椅子を用意出来る土生家は海向こうの国の品々にも、無論この葦宮全土の物品にも詳しいと聞いたことがある。都羽女(つばめ)さんならば、もしかしたら何か分かるかも知れない。
「明日辺り、持って行ってみましょうか」
「うん、そうしようか。じゃあ今日はこれでお開きにしよう。ごめんねぇ、こんな夜まで付き合わせちゃって」
「いえ! 私はこのくらいは全然大丈夫なんで!」
 頭脳労働は性に合っているからか、本当にそこまで堪えてはいなかった。ぐっと拳を作って答えると、倉科隊長はふっと相好を崩した。
「流石だねぇ。頼りにしているよ」
 そんな会話を交わした次の日、早速幸慧は倉科隊長と共に白虎隊の隊長たちの控える執務室の扉を叩いていた。少しの間を置いて返って来た応えに従い、部屋に入れば部屋の主である都羽女さんはにこやかに出迎えてくれた。
「どうしたんだい、お二人さん。揃って来てくれるなんて珍しいじゃないか」
 名目上、隊長と隊長補の為の部屋ではあるけれど、もう一人の主である初鹿隊長は外に出払っている時の方が多い。その影響だろう、執務室にはどちらかと言えば都羽女さんの趣味であろう調度品があちこちに飾られている。そのいずれもが、恐らくは相応の品の筈だ。倉科隊長は調度品に囲まれた部屋を突っ切り、都羽女さんへと歩み寄る。
「今日はねえ、ちょっと、君を頼りたくてね」
 言いながら、香炉を執務机にことりと置いた。
 途端、普段は緩く閉ざされている目が鋭く開かれて香炉を観察する。つんと跳ね上がった眦を持つ眼差しはあくまで真摯で、香炉を扱う手もゆっくりと、慎重に香炉の上を撫でていく。
「こりゃまた随分と良いもんを持って来てくれたねえ」
 幸慧たちの持ち込んだ香炉を一瞥するや否や都羽女さんはそう一言落として、何を問うでもなく薄い手袋を着けた。流石に状況把握が早い。
「見立てを」
 倉科隊長の一言と共に受け取った香炉を、都羽女さんは真剣な眼差しで検分する。
「これは、何処で?」
「禍者に喰われた改史会が持っていた物でねぇ。禍者を呼ぶという曰く付きだよ」
「そりゃまた物騒なもんだねえ」
 はは、と乾いた笑いを零して都羽女さんはことりと香炉を机に置いた。
「これ自体、中々きな臭いもんだってのに」
「どう言うことかな」
「一級品さね、これは」
 頬杖を突きながら都羽女さんはつい、と香炉の蓋を撫でる。
「中々どうして相当な品だよ。勿論、残り香を嗅いだ限りじゃ中身もかなり良い物を使っているんじゃないかね。禍者を呼ぶってのは分からないけれど、これを持てるのはそれなりの地位の人間だと思うよ」
「同じ物が、実は複数個見付かっているんです」
「本当かい? それは……まあ随分な金持ちの仕業だねえ。それを禍者を呼ぶのに使うなんて一体どんな気狂いなんだか。喰われたってのはお偉いさんか何か?」
「恐らくは、違うのではないかと」
「改史会ってのは景気の良い組織なんだねえ。お貴族様でもない人間には余りにも不釣り合いな物をばら撒くなんて、ねえ」
「参考までに聞きたいんだけれど、この中身がどういう物か、と言うのは調べられるかい?」
「そうさね……」
 燃え尽きた屑を少し嗅いで、都羽女さんは小さく唸る。
「まあ、時間を貰えればある程度は分かるんじゃないかねえ。匂いとしては別段特殊とは思えないし」
「お願い出来るかな?」
「あんたの頼みじゃあねえ。あたしは断れないさ。何せあんたはうちの隊長のお気に入りなんだからさ」
「そう言って貰えるとありがたいねぇ」
「凌児(りょうじ)……いや、うちの隊長を使いっ走りにするのも程々にしといておくれよ?」
「善処はさせてもらうよ」
「全く……まぁ、あいつも嫌々じゃあないから仕様がないねえ」
 肩を竦めて都羽女さんは笑う。きゅっと上がっている目尻が僅かに解けて、そして薄らと開かれる。
「色々と嗅ぎ回るのは構わないけれど、早死にするような真似はするもんじゃないし、させるもんでもないよ」
 その瞼のあわいから漏れる、鋭い光。思わず背筋の伸びるような、強い声色。不意に向けられたそれを直視しながらも、倉科隊長は柔らかく微笑する。
「肝に銘じよう。君たちの隊長を僕の私情で死なせやしないよ」
 
 
   ・・・・・
 
 
「君ならやれる。そうだろう?」
 事もなげにそう言い放った倉科は、真実そう考えているのだから初鹿に返す言葉はない。純粋に思考し、能力を鑑みて、見出した。それだけのことなのだ。一種冷徹と言われる倉科の采配が、結局の所彼からの全幅の信頼であるのだ。それなりに長く付き合って来た初鹿は良く心得ていたし、内密に、と優秀な男から任を任されるのは悪い気はしなかった。
 侵入し、情報を得よ。
 場所は、帝の御座す朝廷。
「改史会は、きっと朝廷にもいるだろう」
 任を告げられた日、確信した声色で倉科は言った。
「いや、恐らく、朝廷の中にこそ、改史会の中心人物はいる。あの用意周到さも、見目美しく整えられた主義主張も、確かな権力と知識を有する人間でないと成し得ない」
「そいつを見付けろってか?」
「それもある、けれど……優先順位は低いかなあ」
「はァ」
 思わず生返事が零れた。この微笑を常に浮かべている男が真実何を考えているかを理解出来たことはない。初鹿の会った人間の中で、倉科は一等頭が良く、理解の及ばない存在なのだ。故に、面白がってこうやって付き合ってやっているのだが。
「じゃァ、何を探れってんだ?」
「改史会が生まれた理由」
 さらりと倉科は言う。
「正確には、朝廷に何が起きているか、なのかな。改史会を支える柱たる『誤った歴史』はどうやって生まれたのか。ついでに改史会がどれだけ朝廷内に蔓延っているか。そうしたことを、探ってきて欲しいなあ」
「また随分と曖昧なモンだなァ。俺ァ分かんねェぞ」
「ま、難しいことは考えずにきな臭そうな所を手当たり次第に見て来てくれよ。何が見えたか逐一報告してくれれば、後の分析は全部僕がするから、ね」
「質の良し悪しは保証しねェぜ」
「十分さ。朝廷内を生��見た者の言葉であれば、何だってね」
 そんな言葉を受けたのはほんの数か月前。それから機会があれば初鹿は内密に朝廷の調査を行い、あちこちに足を運んでいる。
 拍子抜けな程に、初鹿の潜入は容易かった。幼い頃に盗賊の手伝いをしていた分、心得はあった。
 否。
 それ以上に、この朝廷は穴だらけだった。
 何度目かの侵入を果たし、初鹿は天井や屋根、死角を利用しながら朝廷内を気ままに動き回る。
 人が少ない。
 何処か呆けている。
 朝廷に蔓延しているのは、停滞と諦念。
 大事な何かがごっそりと抜け落ちてしまっているかのような朝廷の中を、初鹿は死角を縫うように歩く。
 改史会。誤った歴史を改めるなどと宣う連中の影は確かにあった。動向を気にする者は決して少なくない。ただ、積極的に関わっている者はどうにも見つからない。そういうものだろう。幾度かの報告でも倉科がそれ以上を求めることはしなかった。むしろ、改史会よりも朝廷そのものの方に興味を持っている風であった。
 だから、初鹿も改史会には拘らず朝廷を見ることにした。
 故にこそ、知ることが出来たのだろう。
 朝廷内は広い。しかし、如何に腑抜けていようとも侵入者である初鹿が動き回れる場所は限られている。幾度かの試みの結果、帝の御座す内裏には流石に入れはしなかった。だが、政に携わる貴族たちの部屋が立ち並ぶ大廊下は別であり、数回かの侵入を果たした今となってはいっそ面白い程に初鹿の侵入を許していた。
 そんな大廊下を歩くと、微かに漏れ聞こえてくる。
 ――また方違えを。
 ――今日は忌日で。
 ――魔除けの札が。
 ――外洋の呪いは。
 とうの昔に廃れた筈のしきたりが息衝く会話が。
 大廊下を支える太い柱の陰に潜めば見える。
 覇気のない顔をした貴族たちが何かに怯えるように紙切れなどを有り難がる姿が。
 大昔に生まれて消えていった筈の、それこそあの倉科さえ否定した筈の呪術は、葦宮の最高機関では確かに在るものとして、扱われている。
 それは恐らく、決して暴かれてはならないものだった。
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kachoushi · 11 months
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各地句会報
花鳥誌 令和5年7月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
………………………………………………………………
令和5年4月1日 零の会 坊城俊樹選 特選句
一葉の家へ霞の階を きみよ 春昼や質屋の硝子なないろに 小鳥 伊勢屋質店今生の花とほく 光子 菊坂に豆煎る音や花の昼 和子 一葉の質屋は���して春の闇 はるか 本郷の亀を鳴かせて露地住ひ 順子 おかめ蕎麦小声で頼み万愚節 いづみ 文士らの騒めきとすれ違ふ春 三郎 一葉を待つ一滴の春の水 光子 物干に如雨露干したり路地の春 和子
岡田順子選 特選句
一葉の家へ霞の階を きみよ 金魚坂狭め遅日の笊洗ふ 千種 菊坂の底ひの春の空小さし 光子 坂の名のみな懐かしき日永かな 要 赤貧の欠片も少し春の土 いづみ 本郷の間借りの部屋の猫の妻 同 質店の中より子規の春の咳 俊樹 止宿者の碑のみ残すや蝶の舞 眞理子 本郷の北窓開く古本屋 きみよ かぎろひの街をはみ出す観覧車 いづみ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月1日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
花冷の背後より声掛けらるる 美穂 幾年も陽炎追ひて遊びけり 散太郎 濃きほどに影のやうなる菫かな 睦子 化粧水ほどの湿りや春の土 成子 画布を抱き春の時雨を戻りけり かおり 昼月は遠く遠くへ花満開 愛 シャボン玉の吹雪や少女手妻めく 勝利 麗かや砂金三つ四つ指の先 睦子 成り行きの人生かとも半仙戯 朝子 鞦韆の羽ばたかずまた留まらず 睦子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月3日 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
花吹雪卍色と云ふが今 雪 花冷に後姿の観世音 同 そぼ降りてひと夜の契り花の雨 笑 観世音御手にこぼるる花の寺 同 お精舎やこの世忘れて糸桜 啓子 逝きし友逢へないままに朦月 同 裏木戸を開ければそこに花吹雪 泰俊 御仏と咲き満つ花の句座に入る 希 愛子忌や墓にたむけの落椿 匠
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月5日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
縋りつく女心や桃の花 世詩明 肌寒く母の手紙はひらがなぞ 同 啓蟄や鍬突き立てし小百姓 同 日野河原菜花の香る祭りかな ただし 菜の花や石田渡しの蘇る 同 雛祭ちらしずしそへ甘納豆 輝一 ぽつたりと落ちて音なき大椿 清女 花吹雪路面電車の停車駅 同 大拙館椿一輪のみの床 洋子 花の山遠く越前富士を抱く 同 吉野山日は傾きて夕桜 誠
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月6日 うづら三日の月 坊城俊樹選 特選句
花の下天をを仰げば独り占め さとみ 春陰やおのが心のうつろひも 都 春耕や眠りたる物掘り起す 同 左手の指輪のくびれ花の冷え 同 園児等のお唄そろはず山笑ふ 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月8日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
膝をまだ崩せずにをり桜餅 秋尚 登り来て本丸跡や花は葉に 百合子 葉脈のかをり弾けて桜餅 同 桜餅祖母の遺せし会津塗り ゆう子 売り声も色つややかに桜餅 幸子 木洩日の濡れてゐるやう柿若葉 三無 春愁や集ふふる里母忌日 多美女 伍しゐても古草の彩くすみをり 三無
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月10日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
心経をとなへ毛虫に火をはなつ 昭子 マンホール蓋の窪みに花の屑 昭子 栄螺売潮の香りを置いてゆく 三四郎 金の蕊光る夕月てふ椿 時江 禅寺の読経流るる花筏 ただし 若者の髭に勢や麦青む みす枝 龍が吐く長命水の春を汲む 三四郎 花吹雪受けんと子等の手足舞ふ みす枝 土器の瓢の町や陽炎へり ただし 海遠く茜空背に鳥帰る 三���郎 紅梅のことほぐやうに枝広げ 時江
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月10日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
片棒を担いでをりぬ四月馬鹿 三無 薬草園とふ門古りて松の花 和魚 だんだんと声ふくらみて四月馬鹿 美貴 四月馬鹿言つて言はれて生きてをり 和魚 松の花表札今も夫の居て 三無 白状は昼過ぎからや四月馬鹿 のりこ 一の鳥居までの大路や松の花 秋尚 松の花昏き玄関応へなく 美貴
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月11日 萩花鳥会
京よりの生麸草餅薄茶席 祐 不帰のヘリ御霊をおくる花筏 健雄 ただ一本ミドリヨシノの世界あり 恒雄 堂々と桜見下ろす二層門 俊文 猫に愚痴聞かせて淋し春の宵 ゆかり 杵つきの草餅が好きばあちやん子 美惠子
………………………………………………………………
令和5年4月13日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
便り待つポストをリラの房覆ふ 栄子 畑打つや鍬を担ひし西明り 宇太郎 軒下の汚れし朝や燕来る 都 桜蕊降る藩廟の染まるまで 美智子 桜蕊降るももいろの雨が降る 悦子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月16日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
何氣なく来て何気なく咲く花に 雪 神御座す杜の新樹に聞く鳥語 かづを 老の踏むひとりの音や落椿 ただし 野辺送り喪服の背に花の蕊 嘉和 夜ざくらのぼんぼり明り水あかり 賢一 喝采の微風を受けて花は葉に 真喜栄 生きる恋はぜる恋ととや猫の妻 世詩明 葉ざくらに隠されてゐる忠魂碑 同 眩しさを残して花は葉となれり かづを
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月16日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
極大と極小としやぼん玉宙へ 要 穴出でし蟻の列追ふ園児どち 経彦 頰􄼺をつく石仏の春愁 貴薫 酸模を噛む少年の今は無く 要 稲毛山廣福密寺百千鳥 同 瑠璃色を散らし胡蝶の羽ばたきぬ 久 春陰の如意輪仏へ女坂 慶月 棕櫚の花年尾の句碑に問ひかくる 幸風 朴の花仏顔して天にあり 三無
栗林圭魚選 特選句
蝌蚪の群突くひとさし指の影 千種 峠道囀り交はす声響き ます江 美術館三角屋根に藤懸かる 久子 こんもりと句碑へ映るも若葉かな 慶月 微かなる香りや雨後の八重桜 貴薫 朝の日に濃淡重ね若楓 秋尚 落ちてなほ紅色失せぬ藪椿 経彦
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月19日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
通勤のバスから見ゆる日々の花 あけみ 花馬酔木白き房揺れ兄の家 令子 亡き鳥をチューリップ添へ送りけり 光子 偲ぶ日の重く出たるや春の月 令子 あの頃の記憶辿って桜散る 美加
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月19日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
矢車の音きしみ合ふ幟竿 世詩明 風よりも大きく揺れて糸柳 啓子 花万朶この世忘れて花の下 同 あたたかやお守りはねるランドセル 同 甘き香の女ごころや桜餅 千加江 春場所や贔屓の力士背に砂 令子 落椿掃きゐてふつと愛子忌と 清女 春の虹待ちて河口に愛子の忌 笑子 散りそめし花の余韻も愛子の忌 同 城の濠指呼の先には花の渦 和子 花筏哲学の道清めたる 隆司 故郷の深き眠りや花の雨 泰俊 山道の明るさを増す百千鳥 同 ほころびて色つぽくなり紫木蓮 数幸 花桃に出迎へられて左内像 同 瞬きは空の青さよ犬ふぐり 雪
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月21日 鯖江花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
忠直郷ゆかりの鬱金桜とぞ 雪 椿てふ呪縛の解けて落つ椿 同 春愁や言葉一つを呑み込んで 同 御襁褓取り駈け出す嬰や麦は穂に みす枝 鶯の機嫌良き日や鍬高く 同 ただならぬ人の世よそに蝌蚪の国 一涓 あの角を曲つてみたき春の宵 日登美 春の果次も女に生れたし 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月21日 さきたま花鳥句会(四月二十一日)
清冽な水は山葵を磨き上げ 月惑 連写して柳絮の舞ふを収めけり 八草 天守閉ぢ黙す鯱鉾朧月 裕章 行き先は行きつく所柳絮飛ぶ 紀花 南無大師遍照金剛春の風 孝江 揚浜に春の虹立つ製塩所 とし江 柳絮飛ぶ二匹の亀の不動なり ふじ穂 筍堀り父編むいじこ背負ひ来て 康子 花吹雪ひと固まりの風の道 恵美子 満天星の花揺らしつつ風過ぎる 彩香 夢叶へ入学の地へ夜行バス 静子 啓蟄やピンポンパンの歌聞こゆ 良江
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令和5年4月23日 月例会 坊城俊樹選 特選句
真榊はあをばの中に立つてをり いづみ 水の上の空のその上鳥の恋 順子 掌の中の春の蚊深き息を吐き 炳子 耳朶を掠めて蝶のうすみどり 緋路 仕上りの緻密なる蒲公英の絮 秋尚 手放して風船空へ落ちてゆく 緋路 春の闇より声掛けて写真館 順子 零戦機日永の昼の星狙ふ ゆう子
岡田順子選 特選句
玉砂利の音来て黒揚羽乱舞 和子 耳朶を掠めて蝶のうすみどり 緋路 仕上りの緻密なる蒲公英の絮 秋尚 風光る誰にも座られぬベンチ 緋路 緋鯉とて水陽炎の中に棲み 俊樹 手放して風船空へ落ちてゆく 緋路 蜂唸る神の園生に丸き井戸 炳子 佐保姫は夜に舞ひしか能舞台 俊樹
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年4月 九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
つかまへし子亀に問へり亀鳴くか 美穂 亀鳴くや拷問石にある哀史 ちぐさ 亀鳴ける賓頭盧尊者撫でをれば 美穂 板の戸に志功の天女花朧 喜和 連子窓に卯の花腐し閉ぢ込めて かおり 大人へのふらここ一つ山の上 光子 ふらここや無心はたまた思ひつめ 同 ふらここや関門海峡見下ろして 同 さくら貝ひとつ拾ひて漕ぎ出しぬ かおり 午後一時直射にぬめる蜥蜴の背 勝利 花冷の全身かたき乳鋲かな 睦子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年3月4日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
落城の如く散りたる落椿 世詩明 三人の卒業生以て閉校す 同 双葉より学びし学舎卒業す 同 氏神の木椅子はぬくし梅の花 ただし 鳥帰る戦士の墓は北向きに 同 草引く手こんなですよと節くれて 清女 雛あられ生きとし生くる色やとも 洋子 官女雛一人は薄く口開けて やす香 露天湯肩へ風花ちらちらと 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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7wave3 · 1 year
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20230605
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『怪物』
脚本坂元裕二、監督是枝裕和監督という好きな組み合わせと『怪物』というタイトルに惹かれて映画館へ。
「この2人が怪物で生きづらさがテーマなのかな〜」という漠然とした印象しか持ってませんでした。以下ネタバレ感想。
鑑賞後の感想は3つあって、1つは脚本に翻弄されてすぐに没入できたこと。
前半伏線を仕込みつつ、中盤で答え合わせを提示し、後半で2人の関係を描き全体的にコラージュ的な仕上がりを見せていました。
冒頭は「怪物」が誰なのかというシナリオに引き込むため、母親、担任教師、校長(安藤サクラ、永山瑛太、田中裕子)を含めた役者陣が自覚的に心無い人間の演技をしてたと思います。
担任教師が謝罪の際に鼻で笑っていたり態度がかなり良くなかったのは母親である沙織の目線から見えたもので、事実なんだけど曲解に近いものだなと鑑賞後思いました。中盤で担任の保利先生は勘違いされやすいだけの人だと分かってくるので。一方からだけのバイアスで見させられていたんだなと気が付きます。
2つ目は怪物とは何だろうという疑問。
ネタバレになりますが主人公の湊は自分はクィアなのではと自認しつつあり、そんな自分を異端視しています。
訳あって車から飛び降りて怪我をしてしまいCT検査を受けますが自分のセクシャリティが露呈するのでは、と怯えてしまうくらい知識はなく親や他人に知られること���恐れている。
もう1人の男の子・依里はのびのびした可愛い子だけど、エリート思考の父親から虐待を受けていて、学校でも虐められている。
正直依里が学校で虐められる理由がよく分からなかったけど、女子と仲良くしてることや、夢想家っぽい雰囲気や、やたらとキーワードとして頻出していた「ノリが悪い」という小学生男子のムードに沿わないタイプだったからなのかな。
依里は父親に「お前の脳には豚の脳みそが詰まっている」と日常的な暴言にさらされていて、拒否するのではなく回避して笑っている。よく心を立て直して生きている、と思いましたがあの回避行動しかできなかったし依里にとっては笑顔でかわすことが生命線なんだろうと思いました。児童心理には詳しくないのであまり言えませんが・・・
依里も性自認はクィアだったのか、その辺りは分からないけど識字が怪しいところや日頃の態度のみで「豚の脳みそ」と虐げられるものだろうかと考えると、やはり湊と同じだったのかなと思います。
湊は依里が好きだった。
2人には「この世に間違えて存在している」という認識があるように見えたし、すごく宙ぶらりんでやたら死の匂いがする会話をします。
「死んだら顔に土をかけるのか」「死んだ後はどうなるのか」
「宇宙は壊れるのか」「宇宙が壊れると時間が逆回転して、時計も人間も、電車も猫も、後ろ向きに進んで牛丼は牛に戻って、うんこはお尻に入る」
「人間は猿になって、恐竜が復活して、また宇宙が出来る前に戻るんだよ」「生まれ変わるんだね?」
「そうだよ」「準備しようか」
宇宙は今も膨張つづけていて限界に達すると破裂して小さくなる、ビッククランチという宇宙の終焉の予想ケースのひとつらしいんですが、依里が何かで知った話を湊は信じたんですよね。
この回帰願望は現実を生きるための一時的な逃避だったのかなと思ったんですが、森の中に放置された電車車両を2人だけの基地にして準備を進めたことで、猛烈な台風が上陸した日に「ビッククランチがくる」と考えた2人は車両に向かい土砂に巻かれて死んでしまう。
2人が見つけられる描写はなく、かわりに晴れた草っぱらを自由に駆ける。あのラストシーンは2人が死んだと読み取りました。
死んだ生き物には土をかけるという会話���、現実世界ではあった大きな柵が2人が駆ける先になかったからというのが決め手です。
つまり明らかに虐待をしていた父親、普通の結婚(家庭)を悪気なく求めて来る母親、性自認をからかう環境を醸成している同級生やオーディエンス側が怪物ということだと言えるし、自らを怪物と思い込んでしまった少年達とも読み取れると思います。でも人間しかいなかったと個人的には思う。
3つ目。
もし2つ目で書いたことが「怪物」ということなら、10代からBLを読んでもはやサラサラの醤油くらいの発酵度の腐女子には、改めて深く刺さるものではなかったということ。
何なら「今?この内容今なの?」という感想も持った。
性自認が受け入れられない人や、多様な生き方を尊重しようと近年高らかに言われてますが腐女子として言わせてもらうなら「そんなことは知っているぜ・・・・・・・?」なんですよね。
腐女子としてBLをエロ本として読んでいた側面はあれど、性別が同じだというだけで理不尽な目に合うことは間違ってる、とか、性別関係なく親愛や性愛でも結ばれる存在がいることがどれだけ幸せか、その逆がどれだけ苦しいかということは散々分かっている。つもりです。
高校生時分に『ブロークバック・マウンテン』を観て1970年代のアメリカであってもヒース・レジャー演じるイニスはこんなに艱難辛苦の人生を送ったのかと。あれでこちとら散々泣いてらあ。です。
そして何故2人の命を摘まなければならなかったのか、摘まなくても良かったのになという悲しさが残りました。
2人を祝福すべきだったと思います。ラストシーンを「生きている」と解釈する人もいると思いますが。
同じ境遇の小学生が観たらどう思うんだろうと思ってしまって複雑でした。
唯一「誰にでも手に入るものを幸せって言うの」と言ってくれる校長がいましたがあれに救われるかどうかは人によるのかなと思います。
ーーー
というか浦沢直樹の『MONSTER』が好きで『怪物』というタイトルに惹かれて観にいったというのも大いにあるんですが、まさかオチが「生きてるだろうor死んでるだろう」を視聴者に問うっていうところが一緒だと思いませんで驚きました。
細かい謎の仕込みも面白く、作中の流れを適当に書き起こして「何故このタイミングで湊は部屋で暴れたのか」→「それは依里の家を訪ねて理不尽な思いをしたから」とか全て整合性が取れてるのを確かめるのも楽しかったです。
こういう誰がどう行動しているのかを登場人物の視点の分だけ描き、輪郭が見えてくるという手法を羅生門的な手法と言うようでタメになりました。MONSTERも映像化するとそうなるのかな。
ーーー
映画が終わってから客足に紛れて退出していると、後方から「何か難しかったね」という話が聞こえてきて「そうなのか、難しいのか」と正直に思いました。周りには夫婦でいらしてる年配の方が多く、ちょうど湊や依里くらいのお子さんがいそうな方がいたので、そういった方へ向けた映画だったのかなと。
ーーー
音楽は坂本龍一さんだったのですが、劇伴で邪魔になることもなく・・・というよりあまり意識できていなかったのでまた観る機会があればちゃんと耳を傾けたい。
映像は是枝さんの持つ汗ばむような空気感があり、湊役の黒川想矢くんが何と表現したらいいのか・・・少年を色香を感じるよう自覚的に撮ってるので、変な言い方ですが気にしないようにするのに変に力が入りました。
勢いで観に行き原作小説を購入したんですが開いてみるとほぼ映画通りの内容でした。
読みやすそうなので気になったところを反芻しようと思います。
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a-youngstuff · 1 year
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大阪・神戸旅振り返り
この週末、彼女に会いに久しぶりに関西に戻ったので、記録として更新する。
2023.6.3
10時過ぎ、バスが梅田に到着。前日までの梅雨を感じるような天気から一転、カラッと晴れ渡った快晴日和だった。
彼女と合流し、適当に時間を潰してランチへ向かう。まだ兵庫に住んでいた時、よく彼女や友人と行っていた 「路地裏食堂 マチュナガ」。いつもディナータイムに利用していたので、昼の利用は初めてだった。
名前の通り、中崎町の細い路地道を進んだ先にある小さなお店。すべての料理が丁寧に作られていて何を頼んでも抜群に美味しい。私はタコライス、彼女はデミチキンカツを頼んだ。相変わらずの味に2人で唸りながら綺麗に料理を平らげ、お店を後にする。
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梅田に戻りがてら、友人が働くカフェへ顔を出しに行った。その日彼女がいるかは不明だったが、一か八か店内を覗くと変わらぬ姿で働く友人の姿が見えたので入店。注文したドリンクを待っている間、軽口を交わした。今度はドリンクカウンター越しでは話せないことを話そう、とご飯の約束を取り付ける。
今回の宿泊先は中津だったので、ホテルに荷物を預けた後は念願のスキマへ。開放的な空間に、魅力的なレザープロダクトが秩序を持って並べられていた。元々アッセンブルバッグのSサイズを目的にしていたが、残念ながら全て売り切れ。その後接客についてくれたお兄さんのサンダルが気になり試着するも、即買いできる値段ではなかったので写真を撮って名刺と品番控えを貰い退店。気になるものがありすぎたので、一旦頭を冷やして次回迎えに行く。
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夜はホテル近くの大衆イタリアン 「ブドウヤ」 へ。目玉のアンチョビポテトやハラミステーキのほか、ライスコロッケや山芋のトマトソース焼きといった小皿を少しずつ頼み、腹を満たしていく。店員さんも皆愛想が良く、最初はコワモテだなと思った店主さんは、最後に「美味しかった!」 と伝えるとにっこり笑ってくれた。ファンになりそう。
お腹いっぱいのまま、夜の中津を散歩する。昼は茹だるようだった暑さも、夜にはダラダラ歩くのにうってつけの気温になっていた。中津に訪れるのは今回が初だったが、再開発され整備された空間と、昔ながらの下町の空気が混ぜ合っていて個人的にとても好みでした。次はこういう街に住んでみたい。
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2023.6.4
前もってこの日は神戸に行くと決めていたので、早起きして大阪を退く。前日の時点からランチは中華にしよう!と相談し、事前にピックアップしたお店候補から選ばれたのは元町 「はらぺこ飯店」 
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口コミには 開店と同時にかなりの行列ができると記載されていたので気持ち早足で向かい、運良く2番目で入店。私は魯肉飯、彼女は中華カレーを注文。私はアジア料理のスパイシーな香りや味付けが大好きなのだが、ここのお店の魯肉飯は日本人の口に合わせたマイルドな味付けでとても食べやすかった。スパイスが苦手な彼女にも好評。店内も綺麗で量もたっぷり、友人各位に勧めたいお店である。 
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その後向かった1番の目的にしていた本屋さんが臨時休業していたので、元町のブルーボトルにてプランを練り直す。前々からブルーボトルのノラフロートが飲みたい!と騒いでいたので、落ち込む私に気を利かせた彼女が提案してくれたのである。彼女は少食なのに、私のデカ胃に付き合わせてすまんね…と思いながらお言葉に甘える。
気を取り直し、第2目的の古本屋 「荒野」 へ。明るい木調の店内には絶版本から割と最近出版された本まで、ジャンルを問わず様々な古本が綺麗に陳列されていた。欲しかった池井戸潤の民王があったので迷わず手に取り店内を巡回していると、足元に1981年に京都で行われたマティス展の図録が並べられてあるのに気づく。少しページを捲ると、当時のチケットが挟まっていた。ちょうど東京のマティス展を諦めたばかりという個人的状況も相まり、居てもたってもいられず池井戸潤と合わせてレジに持っていく。
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続いて、花隈の「本の栞」 へ。ここはサラ本がメインだけれど、ところどころ古書もあるので本棚に目を巡らすのがとても楽しい。ここでも、かつて開催された狩野永徳展の図録を見つけ、桃山文化の華美で豪奢な芸術にめっぽう弱い私はこれも連れて帰りそうになったが、あまりの分厚さと重量に慄いたので泣く泣く棚に戻した。その他、詩集や歌集、エッセイやzineといった比較的モダンな品揃えを指でなぞり、最終的に木下龍也の歌集か韓国文学で迷った挙句、田舎ではアクセスしづらいクィア作品 チョ・ウリ著「私の彼女と女友達」 を購入した。会計の際、店員のお姉さんの二の腕にクレーらしきタトゥーが入っていることに気づいたが、声をかけられなかったのが心残り。 
本を買うときは出版元に還元されるようなるべく本屋を利用するように心がけているものの、前の持ち主に心を寄せたり、発刊当時の情景を想像したり、古本屋でしか味わえない付加価値が好きでやめられない。ここら辺のバランスを上手く取っていきたい。
ここまで読んでくれた人ならもうお察しかと思うが、今回の旅は私の行きたいところにすべて彼女が付き添ってくれる形でプランニングされている。二日間の歩数は計3万歩。よく歩きよく食べ、好きな店やものに触れまくった2日間だった。一言も文句を言わず、最後まで付き合ってくれた彼女、ありがとう。おかげで楽しい関西旅になりました。
また仲良しになれて嬉しい、とあなたは何度も伝えてくれるけれど、私の失敗や失態に飽くせず見離さず、常に心強く側にいてくれてるあなたには感謝してもしきれないです。
次は来月、東京で会いましょう。スパシーバ
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【スマートジャンキーリポート4】
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「お前となら何でもできる気がする」
親友と部屋で大麻を吸いながら「青い春」という映画を見ていた。
この映画は自分達が大学生の時に一緒に見たことのある映画だった。
松田龍平や高岡蒼佑が出演している青春映画だ。
「幸せなら手を叩こう」
と落書きの描かれた学校の屋上で柵の外に立って手を叩いた回数を競う"ベランダゲーム"を行い、失敗すると校庭に落ちてしまう。
という、道のない未来へ進みつつある不安定な不良達を描いた話。
当時自分は無職だった。
この時は24歳くらい。
会社からボーナスを貰ったタイミングで計画的に辞めた。
学生の時に水商売のスカウトをしていて、そのおかげか貯金もあった。
親友の仕事は広告関係で副業もやっていた。
ルームシェアなので生活費はあまりかからなかったし、ドラッグ遊びをやるくらいのお金の余裕はあった。
もしお金が無くなったらまた適当に考えればいいと思っていた。
この日は新宿のヨコヤマのところに行き、新しいドラッグを入手してきた。
パケに入った紫色の毒々しい色をした錠剤。
MDMAだ。
自分達はケミカルにも抵抗は無かった。
むしろ何故これまで入手しなかったのか不思議に思ったくらいだ。
後から調べたところ、その錠剤は、
「パープルマセラッティ」というMDMAだった。
MDMAを摂取し始めてからはよくEcstacy DataというサイトでMDMAのことを調べていた。
今このサイトはDrugs Dataという名前に変わっている。
まず最初にMDMAの注意点から。
・半分食べて1時間ほど様子を見る
・足りなかったらもう半分食べよう
・気分が悪くなったら動かず安静に
・空腹で食べると胃が悪くなる
・だが、強く効かせたいなら空腹がいい
・もっと強く効かせたかったら2〜3個食べよう
・ウィダーとキャベジンを飲んでから食べると胃のダメージが軽減される
・吐きたくなったら吐こう。吐いた後は調子が良くなる
・水分不足になること多々。たくさん水を飲め
・遊び終わったら風呂に入る。半身浴がいい
・寝る時は草と眠剤
少し多いけどこんなもんかな。
またセッティングとかは詳しく書く。
あとは死ぬ気で楽しもう。
ドラッグユーザーが周りにいなかった自分達はネットでドラッグの接種方法や作用や体験談などを調べていた。
MDMAの作用には多幸感と書いてあった。
よく分かんねえな、と思った記憶がある。
そしてその日はネットで拾った知識を元に空腹の状態で舌下投与をした。
舌下というのは下唇の中に入れてMDMAを溶かして吸収させるという方法。
今考えるととんでもない方法だ。
というのも、MDMAはめちゃくちゃ苦い。
この世にある経口摂取するものの中で、苦さのランキングがあれば三位以内には確実に入ると思う。
考えただけで憂鬱な気分になるくらい苦い。
化学薬品の味なんだろうけど、他には例え難いくらいだ。
しかもこの方法で接種すると下唇がただれることさえある。
「溶け切るまで我慢しろよ」
唇の中でMDMAが溶ける時間は地獄だった。
それでも我慢した。
MDMAをより強く効かせたかった。
溶け切ったあとは机の上にあったコーラを飲んで胃に流し込んだ。
飲み込んだ口の中はとても苦くて気持ち悪かった。
「クッッッソまずいなこれ」
「ちゃんと我慢した?」
「当たり前だろ」
30分くらい経ち、体がやけにフワフワとしてきた。
「ちょっと気分悪くなってきたからトイレ行ってくるわ」
親友はそう言ってトイレに行った。
MDMAを接種すると嘔吐することがよくある。
自分は吐き気はなかったが、体が熱くなり発汗してきた。
気持ち悪そうにしていた親友だが、トイレから戻るとケロッとした顔で戻ってきた。
「吐いた?水いっぱい飲んだ方がいいよ」
「全然大丈夫。めっちゃ元気になってきた」
「良かった」
「そろそろ動きたくなってきたな」
「外にでも出てみる?」
「いいね行こう」
ソファーから立つと浮遊感が凄かった。
本当に浮いているみたいだった。
そして自分達はいつも通りジョイントを巻いて世田谷公園に向かった。
体の感覚が普段と違い、上手く歩けなかった。
照明がやけに眩しい。
その日の公園はいつもとは違い、やけにキラキラしていた。
瞳孔が開いていた。
公園に着いたところで親友はジョイントに火をつけた。
「調子はどう?」
「めっちゃいいわ。お前は?」
「最高」
MDMAと大麻は相性が良い。
体が軽くなり、MDMAの作用が増幅されるような感じ。
そして何故か無限に吸えてしまう。
喉も痛くない。
味も普段より美味しく感じる。
そしてまたフラフラと2人で歩いた。
1〜2時間経つと効きがピークになり、目の焦点が合わなくなっていた。
これが俗に言う目ブレ。
2人で公園の遊具を片っ端から遊んでいった。
子供に戻ったような感覚がした。
ブランコに乗った時なんてMDMAの作用である、浮遊感と相まって空に吹っ飛ばされるんじゃないかと思った。
体が異常に軽かった。
空は星が綺麗で見上げると吸い込まれるような感覚がした。
最高だった。
一通り遊具で遊んだ後は疲れてしまったので、家に帰った。
部屋に戻ってからは大麻を吸って先ほど途中まで見た「青い春」のラストシーンを見た。
そのシーンを真似して手を叩く親友を見たら何故だか面白くなってゲラゲラ笑った。
気がついたら6時間くらい経っていた。MDMAの作用も収まってきた。
小さな錠剤にはたしかに幸せが詰まっていた。
初めてのMDMAは背中に��が生えたみたいだった。
この頃、将来のことには無頓着だったしどうでもよかった。
今が楽しければ何でもいいと思っていた。
一才悲観はしていなかった。
親友と一緒なら何でもできると思っていたから。
確かにあの時の自分達には何でもできた。
MDMAの抜けは他には形容し難い、虚しいような、寂しいような感覚がする。
小学生の頃に夕方まで友達と遊んでから家に帰る時の、まだ遊びたいのに帰らないといけない感覚に似ていた。
この感覚はどことなく、人との別れを経験する時の感覚とも似ていて苦手だった。
※この物語は全てフィクションです。
違法薬物の使用、犯罪行為を助長するものでは一切ございません。
Twitterではドラッグに関する役立つ知識を発信しています。
是非フォローしてください。 https://twitter.com/sativadepakkaan
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toriik-blog1 · 1 year
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第3章 【その日を摘め】
Dyan:翼がなくても飛べる。じっとしていられない
Nexsa:翼がなくても飛べる。一人になれる場所がある
Sympan:翼がなくても飛べる。平和と友愛の世界を模索している。拳は硬い方。
声とはいうが、潜水艇のソナーに近い。
ダイアンは広範囲に発した声がぶつかった光りを感じた。あちらからもダイアンの声はよく見えているはず���。
 その光に向かって再び跳ぶことが出来たたからダイアはラッキーだな、とグッと拳を握った。シンファンからネクサーの様子がおかしいがコンタクトが取れない、たどり着けないと聞かされて、もし石碑に引きこもっているのならさすがに干渉することができないし闇雲に彼のいるチャンネルを探すにも限界があると諦めるところだった。
 他人の不調にちょっと怖いくらいにすぐ気づくシンファンだけれど“秘密の場所”に跳ぶことがでずに困り果ててダイアンに相談を持ち掛けて、座標さえわかればどこへでも跳べるダイアンがネクサーの元へ跳んだ。
 これが結構手間なのだが、心優しく生真面目でけっこう気の短いシンファンの前でやる気のない素振りをするとたいてい痛い目にあう。苦しむ仲間を放っておくのかとビンタをされたり、負担を強いてすまないとエネルギーの過剰供給をされたり、ほかにもいろいろ。これは普段から余裕ぶってヘラヘラして余計な一言を言わないと気が済まないダイアンの性格のデメリットでもあるからシンファンを悪者にするわけにもいかないのだけれど。
 “秘密の場所”だなんてもったいつけているけれど、世界を作り出すテクスチャーの割れ目だとか並行宇宙の隙間だとか、そういうよくわからない温かな光の差しこむ場所でネクサーは繭のなかでしずかに眠っていた。その繭すらところどころ傷ついて赤黒く濁っていて、これはシンファンが放っておくわけがない、と苦笑した。
 「ネクス」
 と呼びかけても応えはない。みっともなく視線が震えて緊張を思い知る。きっと放っておいてもしばらくすれば元気になるのだろう。シンファンだって、ダイアンには治療とか治癒とかそういう能力がからっきしだと知っているから、なにもできなくても納得してくれるはずだ。ここは安全だし、見捨てるのとはワケがちがう。
いくつかのためらいのあと、ダイアンはこの場に残ることを決めた。軽薄で軽率で思いつたら即行動のダイアンに根気強く付き合ってものごとの理屈をひとつひとつ教えてくれた人の側にいたいとおもうのは当然じゃないか、そう思って。
ネクサーにとってのダイアンはたくさんいる手のかかる若者の一人に過ぎないと冷静な部分はいうのだけれど、それはネクサーの都合で、ダイアンは関係がない。ダイアンのなかではネクサーは温かな手で背中を撫で手を引いてくれる人だ。半端なことをすると蹴り飛ばしてやり直しだというし、最善の最良を探して疲労困憊してもまだもっと良い方法があるはずだと静かに問い詰めてくる。時には一番危ない場所に飛び込んで一番つらい役回りを引き受けて、どうあるべきかを、つよく、指していた。
ダイアンはそういう遠回しで寛大なふるまいはできそうにないけれど、そうありたいとあの背中を追いかけている。とおいむかしにいなくなった父は教えてくれなかったことだ。
落ち着かない心と退屈を紛らわせるようにダイアンは鼻歌をくちずさんであたりを散策した。こういう空間はよくわからない破材が漂着していて、それが案外使えたりする。
根気強く探し回ったダイアンは意気揚々とミドリの樹の枝を拾ってくると傘のように振り回しながらネクサーの側に戻ってきて、枝の先を丹念に研いだ。鋭い切っ先に満足すると、枝先で自分の胸元で蒼穹色の光を放つ炉を突き破り、枝が溶けてできた穴のふさがらないうちに両手を突っ込んで充分に広げて、とろとろと滴をこぼれる黄金の体内に利き手を突っ込んで、片手にすこし余る、うつくしい、東雲色のボールをとりだした。
粒子に還元するはずの体液は気化するよりも多く流れ落ちるせいでダイアンの腹をつたい足を汚し、飛び散る燐光はネクサーの眠る繭をしとどにぬらしてゆく。
 「俺っていい子じゃないからさ、やっちゃうんだよね。こういう無茶。
 いやぁ、痛みがないのはいいな、さすがの俺でもできねぇよ、てか、死んじまうし。あんたたちは、光があれば、光があるかぎり、何度だってやり直せるんだよな。トリニタスがそうだったもん。どんなに絶望的な状況だからって諦めなきゃ、戦ってたら、光はあるんだってさ。俺ひとりじゃこれっぽっちだけど、でも、ほら、さっきより明るいし?
 場所、シンファンに伝えたから、来るのは難しくても、助けてくれるだろ、あいつ、器用だし、こういうのも、慣れてるかもじゃん」
 くふくふ、と笑って拙くなる言葉にダイアンは薄れてゆく意識をはっきりと自覚した。
 「みてみろよ、あれ、ミラーボールみたい。白色、オンリーの。あれがね、俺をねここまで、連れてきたんだぜ。空、どんな飛行機より早くて、飛べる。人、泣いてる人、助けてきたんだ。暖かいだろ。あれが、俺。あぁ。クソ、眠い。かあさんは、星に、星なんだって。おおぐまの、あしを、きた、に。いつつ、のばした、ところ。こぐま、の、ひたい、の、うへ、かあさんの、星。とうさん、は、銀、銀色の龍…」
 ダイアンの開いた胸からこぼれる光は徐々に少なくなったが、それと同じだけダイアンの身体も小さくなってとうとう元の背丈の膝くらいになってふらふらとネクサーの繭を抱きしめた。
「まつのは、なれている」
 ダイアンはすこし眠ることにした。
 
金色に輝く雨の街を泳ぐ、銀色のクジラを見て、ダイアンは最初、これは夢かとおもった。
ただ、寝る前にずいぶん気弱になってしまって、ネクサーに抱き付いたままだったことを思い出すと気恥ずかしくてたまらなかった。格好つけて助け出すつもりが、ネクサーの繭のなかに庇われてしまった。気をつかってもらわなくても大丈夫なようにわざわざ器を変えたのに、うたた寝なんてするからだ、と顔をおおってうなだれていても銀のクジラは降り注ぐ雨に全身を濡らし気持ちよさそうにしている。ダイアンはそのクジラにぴったりと寄り添っている小さなトンボらしかった。せめて、ハヤブサとかタカがよかったのだけれど力の大部分を分離させて、有機の肉体はこちらに持ち込めないとなるとこんなものだろう。並べるだけ、上出来。いややっぱりもっと強くてカッコイイやつがいいな。
「ネクサーはどうおもう」
ダイアンの問いかけにネクサーはなにも答えなかった。最初はクジラだと感じたけれどずいぶんと細長くてナマズとかハイギョにも見える。
「いい加減だな」
ネクサーは立ち並ぶ石造りの塔や神殿を避けながら降り注ぐ雨と柔らかな陽光に輝く街をひとしきりみてまわると、おおきな螺旋を描いてゆっくりと上昇して次の街に向かった。今度は、木と泥の建物が並んでいて、こちらにも雨は降り注いでいた。
しかもよくみてみれば、雨を受けた陽の光に照らされた部分だけが重厚なヴェールのような宵のとばりの平野から浮き上がっている。さっきの街も深い闇から雨と光の当たるところににょきにょきと生えていたのかもしれない。
夜と朝を同時に見ているような奇妙な光景だ。
 ネクサーは何軒かの民家と石塀の物々しい城跡のような場所をしばらくみたあと、また街全体を見回して螺旋を描いて浮上した。
3つめの街も同じように雨のなかぼんやりとした暗闇のなかに浮かび上がっている。街の造りもちょっと近代的になったけれどダイアンはあまり興味がわかず黙ってネクサーについて行った。静かにしていると、この廃墟のなかに微かに、人の気配を感じ取った。もう姿も失って、やさしい手触りだけをネクサーに託した誰かの気配だ。触れればほどけてしまいそうな彼らのふるびた彼らの存在を、ネクサーはたいせつに大切に慈しんでいる
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groyanderson · 1 year
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☆プロトタイプ版☆ ひとみに映る影シーズン3 第六話「悟りの境地」
☆プロトタイプ版☆ こちらは無料公開のプロトタイプ版となります。 段落とか誤字とか色々とグッチャグチャなのでご了承下さい。
→→→☆書籍版発売までは既刊二巻を要チェック!☆←←←
(シーズン3あらすじ) 謎の悪霊に襲われて身体を乗っ取られた私は、 観世音菩薩様の試練を受けて記憶を取り戻した。 私はファッションモデルの紅一美、 そして数々の悪霊と戦ってきた憤怒の戦士ワヤン不動だ! ついに宿敵、金剛有明団の本拠地を見つけた私達。 だけどそこで見たものは、悲しくて無情な物語…… 全ての笑顔を守るため、いま憤怒の炎が天を衝く!!
pixiv版 (※内容は一緒です。)
དང་པོ་  
 アラビアンナイトに、漁師と魔人という寓話がある。壺に閉じ込められていた魔人の封印を解いてしまった漁師が、「お前なんかこんな小さな壺に入る事すらできないだろう」と煽って魔人を再び封じ込める話だ。グリム童話や西遊記にも似たような物語がある。 「貴様は終わりだワヤン不動、金剛の有明が訪れる前に亡き者にしてくれる!」  この間抜けもそうだ。わざわざ暴風吹き荒れる高度三千メートルの塔外空中庭園に出て、最上の姿とやらになる��め分散していた全黒煙を一身に集中させた。煙として漂い私達の体や霊魂を汚染させる方が圧倒的に恐ろしい力なのに、頭に血が上った本人は気付いていないんだ。  最上形態の金剛愛輪珠如来は十二単に似た複数人種の生皮ドレスローブと、ラスタカラーに輝く狸の毛皮の襟巻きで着飾っている。背中に千手観音のように多色の腕を生やし、その顔つきは……私の和尚様。ムナル様のご遺体から奪った物だ。 「やれやれ、悔しさに言葉もないか? ほら、ワヤン不動。我らを裏切った貴様の師匠の顔だぞ」  知ったことか。その人は既にこの世から逝去した。ていうか勝手に髪の毛生やしてるし、もはや課金のしすぎでゴチャゴチャになったアバターみたいで和尚様感ゼロだし。 「御託は不要だ。かかってこい、ケツ穴糞野郎(オンツァゲス)」  影影無窮! 私は影体を練り、自身の腕を四本に増やした。右上腕から長斧(ティグク)、神経線維塊(ドルジェ)、羂索(キョンジャク)、倶利伽羅龍王剣(プルパ)を持つ。今までこいつに破壊された物や、さっき粛清した龍王も含めた私の全法具だ。かつてない程慎重に、そして確実にこいつを滅ぼす!  ヴゥン! 先制して如来の顔面に目くらましの神経エネルギーを放った。すかさずティグクを振るうが、如来は回避。なるほど。死体を継ぎ合わせて作ったあの体は所詮器に過ぎず、奴は目でなく煙体で物事を感じ取っているんだ。 「カハハハ、ならばこうだァ!」  指先で小さな影と神経を練り、高速連続射出! チュタタタッ! これも如来は人間離れしたバック宙返りで回避。しかし奴が体制を整えようとしたその瞬間、私は既にゼロ距離で龍王剣を構えている! 「ピギャアァーーーーーッ!!!」  刺突ゥ! 如来の胸部を貫いた龍王剣が絶叫、炎を吹き上げながら奴の体内を燻製窯に変えた! 開祖バドゥクン・サンテットとの戦いで得た奥義、影縫いだ! 「ほう……」  如来は涼しい表情のまま、胸部の風穴から大量の黒煙を噴出。一方こうなる事を予習済みの私も、煙を吸わないよう息を止めたまま、影体を後部へ滑らせた。 「やれやれ、少しは賢くなったようだな。どれ、他の連中とも遊んでやろう」  如来の背後を彩る千手が、ボトボトと数本剥がれ落ちる。それらは黒煙を纏うと、生を得たような人型に膨張。私の後方目がけて走り出した! 「光君、イナちゃ……」 「貴様の相手はこの私だ!」  ズズゥッ……周囲一帯の空気が吸引されるような音。仲間の心配をしている暇はないようだ。 「龍王!」 「へ!?」  全身猛毒の奴の攻撃を生身で受け止めてはまずい。私は自動制御型法具キョンジャクの先に龍王剣をくくり、めいっぱいブン回す! 瞬間、如来が大量の汚染黒煙を噴出! 「ギヘエエェェェエエーーーー!!?」  黒煙を扇風機(サイクロン)効果で全て吹き飛ばした! 猛回転と毒に酔った龍王は悲鳴を上げながら影炎吐瀉! 「オゴゴボォーーーーッ!!!」 「ぐわっ!」  龍王剣爆発! 衝撃波を食らった私は後方へ吹き飛び全身を強打。しかし黒煙を散々吐き散らかした如来もやつれてきている。武器を二つ失った対価は大きいぞ! 「よし、トドメを……うっ!?」  ティグクを構えた瞬間、私は突如背骨の辺りに激痛を覚える。振り返るとそこには……杭のような形状で私を貫く、固形化黒煙!? 「うガッ!」  血管に汚泥を流されたような鈍痛! 視界がチカチカと明滅し、手足の力が抜けていく。 「ゼェ、ゼェ……ふふ。トドメを……どうすると?」  一転、舐め腐ったような表情で近寄ってくる如来。私は満身創痍でティグクを振るう。しかし斧の柄がみぞおちに当たり、私は胃液を吐き出して自滅転倒! 「ぐはっ!」 「ハッハハ! やぁれやれ、やはり邪道に金剛の有明は訪れぬようだな!」  亡布録装束(ネクロスーツ)に刻まれた死者達にケラケラと歪な笑い顔を作りながら、この世で最もおぞましい外道野郎がにじり寄る。 「だが貴様も女よ。最後の情けとして、この私の接吻で邪尊の因果から解き放って殺してやろう……」  如来は黒煙を吐きながら私に顔面を近付ける。キショい! 和尚様の顔でどうやったらここまで気色悪い所作ができるんだ!? 「ひぃぃぃーーー!」  しかしその時! 「グオォォルアアァ!!!」  ズドゴオオォン! 如来の横っ面を突如巨大な発光体が吹き飛ばした! 「ガッ! ……かはっ……き、貴様ァァ……!」  塔の壁面に大の字でメリ込んだ如来が、ベリベリと顔を剥がしながら振り返る。睨みつけた先には……御戌神、光君だ! 「僕の一美ちゃんに触るな」 「何故だ。貴様如き、分身で十分汚染できたはず……!?」  如来が目を見開く。光君の足元には、ただの腕と化した亡布録が転がっていた。それどころか、私も含めた彼の周囲の黒煙がみるみる消滅していく。 「ま、まさか!」 「カハハッ……何の対策もなしにお前に挑むわけがなかろう? 塔を上っている間に、お前の特徴は仲間と共有済みだ」  黒煙が生物を死に導く力と、光君をずっと蝕んでいた滅びの光。その特性はどこか似ている。ならば、そう。こいつは滅びの光と真逆の、生き物が発する命の輝き……すなわち、『赤外線』を当てまくれば消毒できる! 「ぐああああっ! 馬鹿なァァ!」 「効果は既に亡布録ゾンビで検証済だ! カァァーーッハハハハァァーーー!!!」  パァァァ! 光君を中心に、大晦日の寒空を強烈な赤外線の熱波が撫でた! 周囲一帯の体感温度が急激に上昇し、風をももろともせず滞っていた黒煙はたちまちオレンジ色に輝きながら消滅! 「おのれ……見くびるな、亡布録の法力はいかなる光も通さぬわァァ!」  如来が立ち上がり、再び背中から二本の腕をもぎ取った。それに黒煙を充填すると、腕は二対のガトリングキャノンと化す! 「たかが天部や明王如き、生身の戦いで十分! 捻り潰してくれるわぁ!!」  ズダガガガガガガ!!! 硬化した皮膚片を乱射! やはりこいつは馬鹿だ。 「ステゴロで如来部が明王部に勝てるかボケがァァーーーッ!!」  ヴァダダガガガガガァン!! 無数の神経線維弾が爆ぜ、皮膚片は全て分解霧散! 棒立ちの如来にティグクを叩き込む!! 「うおおおおおーーーーッ!」  頭を真っ二つに割られて吹き飛ぶ如来! 物理肉体に身を包んでいる奴はそのまま、謎の力で浮く空中庭園から放り出された。 「おのれ! おのれェ! 亡布録よ、魂と骸の抜け殻よ!! 我が血肉となれえええぇぇ!!」  自由落下しながら絶叫する如来。すると塔の亜空間からボトボトと亡布録や黒煙が飛び出し、再び如来の装束を蘇らせる! 「フハーーーッハッハッハァ! やれやれ、ここまで手こずらせてくれるとは!」  再び法力を得た如来は地面スレスレで再上昇! 背中の千手に黒々とした巨大煙玉を抱えて上空に迫る! 迫る!! 「この私は何度でも甦えぅええぇぇえ~~~!!?」  しかし高度三千メートルに達した時……如来と煙玉が、謎の飛行物体に吸い込まれた! 「な!? な!!?」  突然の事に何が起こったか理解できない如来。しかしその飛行物体を、その創造者を、私は知っている…… 「アブダクショォン!」  たった今、如来が塔から吸い上げた亡布録。その一体が奴から反抗するように、未確認飛行物体から舞い降りた。彼女の名はリナ。私が生まれて初めて作った『自我を持つタルパ』の……宇宙人リナだ! 「やれやれ。まんまと罠にはまたネ、愛輪珠如来!」  イナちゃんが駆け寄る。そう。私はここに来る途中、彼女に『亡布録の中に、髭の生えた女の皮(リナ)がいたら理気置換術をかけてほしい』と依頼していたんだ。如来は私を乗っ取りに来た時、家の結界を突破するためリナを亡布録に変えていたから。 「有り得ぬ、抜け殻が自我を取り戻すなどと……くそ、ここから出せ!」  如来はリナが生成したタルパUFOの中で狭そうにもがく。 「ふっ……やれやれ。言うことを聞けぬなら、この飛行物体ごと亡布録に変えてやる!」  煙玉破裂! 船内に黒煙が充満し、UFOの外観が次第に色褪せていく…… 「させるか! スリスリマスリ!」  シュッ! イナちゃんが射出した理気置換術の波動がUFOの丸窓を通して何かに命中した。すかさず船内に、ふわりとラスタカラーの糸のようなものが光る。 「ぐあぁ!?」  如来は繭状になった糸に拘束される。更に、自らの首を飾っていた狸の毛皮が奴を締め上げる。彼も……あの化け狸もまた、如来に命を奪われた魂の抜け殻だ。 「フ……フフ! だがワヤン不動、貴様に私が倒せるかな?」 「?」 「亡布録は所詮、死者の抜け殻。このまま私を倒せば、この宇宙人と狸も消滅する。そして貴様の師匠である金剛観世音菩薩の亡骸も、永遠に消え失せるのだ!」  ほぼ敗北を悟った如来は、最後の脅しにかかっているつもりらしい。だが、それがどうしたというんだ。 「オモ? こいつ何言ってるの。リナちゃんも狸さんも、もうこの世にいないヨ?」 「……へ?」 「それは私が理気置換術で操ってるだけ。お前と同じやり方で、しかえししたんだヨ! ゲドー野郎!」 「なっ……なっ……!」  ゴォッ。光の獣と影の明王が火柱を噴き上げ、天に二色の螺旋を描く。 「や、やめろ……」  死の残滓には、命の輝きを。生命の営み、男女結合の境地……両尊合体(ヤブユム)を。 「よせ! もう間もなく、金剛の有明は訪れるのだ! それを拝めずに、き、消えたくない……」  全ての因果を斬る漆黒の影体、全ての外道を焼き尽くす真紅の後光輪。ワヤン不動・輝影尊(フォトンシャドウフォーム)爆誕!   シャガンッ! 世界が白一色の静寂に染まる。この領域は私であり、私はこの領域そのもの。中に存在する異物は、金剛愛輪珠如来のみ。さあ、 「やめろおおおォォォーーーーーーーー!!!!」  神影繰り(ワヤン・クリ)の時間だ!
༼ 南摩三満多哇日拉憾唵焼雅蘇婆訶! ༽
 幾多の仲間が散り、師は逝去された。ここからは、私自身が我が道を歩んでいく。
༼ 一名來自沙漠盡頭的精靈僧官將其救起精霊曰吾乃悪魔神視不食其力而乞為悪是故將汝等糧食交之於吾僧官曰生存乃自然之道既然如此佛祖不会介意您便拿去吧! ༽
 金剛愛輪珠如来は外宇宙の理力により死を超越した残滓。だがこの地球上に衆生を蔑ろにする仏など不要だ!
༼ 精霊曰神不容受施于神外之物是故命汝等崇敬於吾僧官曰如果您施恩予我我將感激不盡既然如此佛祖不会介意您大可放心! ༽
 もはや外道の如来も、邪尊もこの世からは消え失せる。ここにいるのは憤怒の化身、外道を滅ぼし衆生を守る輝影尊のみ!
༼ 精霊曰神不容爾等試探其之內心是故吾便在此自殺僧官曰您死後我便會恭敬的悼念您既然如此佛祖便不会介意您大可放心! ༽
 案ずるな、呪われた黒煙よ。死者の肉と魂は素粒子に分解霧散し、また地球の糧として巡るもの。
༼ 精霊曰吾中意之佛道是故汝接受吾之心臓將其食用於是乎精霊感到十分満意帶著愉悅的心情離世了而僧官則吃了精霊的心臓成為了守護其衆生的赤紅影尊ヌアァァアアア!!! ༽
 その輪廻から逃れられる悪徳など、この世には存在しないのだから。私はそれを知っている。邪尊でも、祟り神でも、たとえそれが悪魔でも……
༼ 唵! 皮! 影! 維! 基! 毘! 札! 那! 悉! 地! 吽ーーーーーーッ!!!!! ༽
 ……さまよえる全ての者に、抜苦与楽の永眠を与えん。
 གཉིས་པ་
 暗転、赤転、明転。全てを出し切った私と光君は、素っ裸で並んで得体の知れない空間に横たわっていた。そこは真冬とは思えないほど心地の良い朝日が差し込む、あたたかな森の中…… 「……って、まだ終わっちゃだめじゃん! 光君も起きて!」 「そ、そうだ! ここまで来たら、ちゃんと金剛滅ぼさにゃ!」  私達は慌てて腰を上げる。いけない。戦闘後にマッタリしちゃういつもの癖が出かけたけど、まだ大魔神を倒していなかった! 『ふふふ……仲睦まじい新婚夫婦、素敵ですのね』 「!」  見知らぬ声の方には、色とりどりの花で彩られた棺があった。覗き込むと、中にはドレスを着た女性が眠っている。 「あなたは?」 『私は平良鴨カスプリア。全知全脳の女神……いえ。ただの豚ですわ』 「ぶ、豚ぁ?」  するとポッと短い電子音を立てて、森に小さな魔女……悟さんのアバターが現れた。そうか、ここは例の白雪姫なんとかってゲームの世界だ。 「そうよ、そいつは私の白豚ちゃん! ほら、おどき!」  絵本の白雪姫なら、棺で眠っている姫は王子様のキスで目覚める。ところが悟さんは、カスプリアさんに容赦なく四季砲(フォーシーズンズ・キャノン)をブッ放した! 「ひゃあん!」  可愛らしい悲鳴を上げて、女神様は棺から放り出された。しかしその表情はなんともご満悦そうだ。 「ふむ、両肘下と十二指腸、左脚がまだ未完成のようね。それとも私が今フッ飛ばしちゃったかしら? おほほほ!」 「滅相もございませんわ悟様! 私めの肉体はまだまだ未完成ですもの。本日は紅ご夫妻様のために、私カスプリア。魂だけ覚醒致しましたの!」  ……つまり、色々と作りかけのこの女性は女神カスプリア。人類に金融アルマゲドンとかいう試練を引き起こし、悟さんに見事ハートをかっさらわれた奥様というわけだ。 「この度は、私めと同じ『カオスコロル』がとんだご迷惑をおかけ致しました。私めも今はお力になれず、本当に申し訳ありませんの」 「カオスコロルとは?」  ああ、光君には伝えていなかったか。 「混沌色(カオスコロル)。例の外宇宙……創造主様の世界から降ってきた、謎の粒子だよ」 「じゃあ、カスプリアさんは大魔神や神の子さんと同じで?」 「ええ。あちらの領域……そうですわね、いわゆる外宇宙から参りましたの」  カスプリアさんが一瞬言い淀んだ。 「あまり人間様にあちらのお話はしない方が良いんですの。なにせ時の王様に記憶を封印された私め自身、全知全脳の自我を取り戻したとたん人格がゲシュタルト崩壊してしまったのですもの」 「げ、げしゅたると崩壊……」  って、自分が誰だかわからなくなって発狂するとかいう、あれだよね……? 「でも一人だけ。生きたままたった一人であちらに到達されて、お心に異常をきたさず帰られた人間様がいらしたわ」 「え?」 「ゴータマ・シッ��ールタ。初代、仏様ですわ!」 「そうなんですか!?」  まさか、それが悟りを開くって言葉の真の意味!? 「ええ! そして一美様、光様。あなた方がワヤン不動輝影尊として大魔神と戦われるのなら、同じ悟りの境地に至っていなければ勝ち目はありません。なぜなら大魔神は、いわゆる創造主を強制的に人に見せつける力がございますの!」 「人間が見たら発狂する神を、強制的に!?」  そういう事か。もし私達がこのまま大魔神ロフターユールと対決し、奴に宇宙の事を見させられたら発狂して負けてしまうんだ。だから今この場で、悟りを開くしかないようだ。 「ドマルの時から思ってたけど……やっぱり精神に見合わない力は、身を亡ぼすんですね」 「そういう事ですの。私めが今からあなた達に、この宇宙の真理をお見せしますわ。創造主を目視した人間は一瞬で無限の情報に脳を焼かれてしまうので、本来よりもゆっくり……さくさくっとお見せしますわね」  なにそれ怖い。 「大丈夫よ、あんたら二人一緒なんだから! 私だって一人で見たけど大した事なかったわよ!」  悟さんの魔女アバターがコロコロと笑う。……って、え!? 悟さん見た事あるの!? 「それでは……行ってらっしゃい! ですの~!!」 「「え、ちょ、えええええぇ~~~!!?」」  そして私と光君の視界は、ゲーム空間から異次元へ飛び去った……。
གསུམ་པ་
 そこから私達は、目まぐるしく地球史を遡った。気になる歴史上の出来事や人物に少しでも集中すると、そこで起きた運命、無数の人々のひしめき合う感情、喜び、悲しみ、痛み、安らぎ、食べるもの、食べられるもの……ありとあらゆる感覚と本能が、ハチャメチャに押し寄せてくる。私も光君も、深入りしかける度にお互いの手をぎゅっと握って耐えた。  三大禁忌で隠匿されていた話は、概ね本当だった。学校で習うような一般常識を思い出した後で改めて見ると、とんでもない話だ。  現代では謎に包まれたシュメール文明。それは外宇宙へ繋がる『塔』を建てた、神々と人類が手を取る国だった。しかし彼らは創造主の片鱗を目の当たりにして、人類が二度と外に夢を見ないようそっと衰退した。その物語はやがて、現代の人々も信仰する世界一有名な聖典を生み出すきっかけとなった。  その後、地球に降り注いだカオスコロル。そりゃあ神の子と名乗るのも納得だ。彼は人類が二度と創造主に近寄らないよう、奇跡の力で生涯慈善事業を行いながら、ひっそりと人類から霊感を奪っていった。  そして第二のカオスコロル。霊能者と合体して大預言者に変身した彼は、中東に当時まだ残っていた異教徒が呼び出した外宇宙生物を倒し、それまで以上にめちゃくちゃ厳しい一神教を作った。彼はもはや唯一神の名前を呼んだり、イメージで偶像を作る事まで頑なに禁じた。それでも現代でも、人類の三分の一ぐらいの人達が彼の言いつけを守っているのはとてつもない偉業だ。  第四のカオスコロル……カスプリアさんは、時の王様の隠し子に宿った。だけど霊能者であった王様は、カスプリアさんの記憶が完全になくなるまで彼を地下に幽閉し、人間の言葉や生活を何一つ教えずに育てた。そのせいでカスプリアさんはやがてゲシュタルト崩壊して、脳を卵に変えて自らを封印。それを戦時中ナチスドイツに発掘され、今に至る。  人類とカオスコロル達が、ここまでして長年隠し通してきた『外宇宙』。いま、その実態は私達の目前にある。 「……ここまでは、大丈夫ですの? 準備ができましたら、いっせーのーせで創造主をチラ見せいたしますわ」 「わかりました。光君、大丈夫?」 「ゼェ、ゼェ……うぷっ。なんとか」  私はいい、まだ仏であるドマルの記憶や精神が根幹にあるからこのくらいは平気だ。しかし光君は今に至るまで、既に何度か分解霧散しかけている。 「じゃ、じゃあいくよ……本当に平気!?」 「ど、どうにかするから! 大丈夫。一美ちゃんを残して、僕は絶対に壊れたりなど!」 「わかった。いっ……」 「「せーのーせっ!」」  私達の合図と共に、カスプリアさんは外宇宙の景色を解放した。
བཞི་པ་
「ロフター。ロフターや、イラクサを刈ってきておくれ」  穏やかな森の中。腰の曲がった老魔女グリーダが、大鍋をかき混ぜながら使い魔を呼ぶ声。 「おいおい、イラクサですって? 僕の肉球が膨れ上がってパンになっちまいますよぉ」  現れた使い魔は、嗄れた声で二足歩行の猫。彼は虎のように大柄だけど、身長二メートル半もある魔女と並ぶと丁度よい体格差だ。 「文句を言うんじゃないよ。あたいの叔母のナブロク手袋を使いな。叔母さまはどんな毒や火傷からもあんたを守ってくれるよ」  魔女に促されるまま、猫は引き出しから人皮の手袋を取り出した。それは丁寧になめされて、甲に金色のルーンが刺繍されている。 「おやおや、こんなに薄いのに随分とあったかいんですなあ。それに……おお。確かに、イラクサに触ってもチクチクしないですよ。こりゃあグリーダの叔母さんは随分と良い人だったんでしょうね」 「ヒッヒッヒ! そうさ。あたい達魔術師はね、古くからノースの神々と共にヴァイキングを支えるこの国の英雄なのさ。最近は神が一人ぽっちしかいないなんて訳のわからない事を言う外人さんもよく来るけど、あんな偏屈な考え方はこの辺りにゃ向いていないね!」 「にゃははは! 全くその通りですなあ。わはははは!」
ལྔ་པ་
 魔女と猫の、幸せそうな束の間の時間。外宇宙の創造主……本当にそう呼んでいいのか……を見た私と光君の脳裏には、その光景が過っていた。 「こんな物のために」  光君の唇が震える。 「こんな物の尊厳を守るために、あの魔女は裁判に?」  魔女裁判。実は土着信仰の根強いアイスランドでは、ヨーロッパほど熾烈な魔女裁判は行われていない。しかし森の魔女グリーダは拷問の上で惨殺されてしまった……カオスコロルである、ロフターユールを庇って。 「こんな物の尊厳を守るために、いまだ世界中で戦争が??」 「そうですわ」  創造主を背にしたカスプリアさんの目が、玉虫色に光る。この『神』を三次元の物体として落とし込むと、確かに似たような色をしている。  創造主について言葉で例えるのは難しい。あえて言うならそれは、どこまでも無限に広がり、うねり続ける複雑な波だ。波の先をよく拡大してみても、見えなくなるほど無限に同じ形の小さな波が連なっているだけ。どれだけ全景を見渡そうとしても、見えなくなるほど無限に同じ形の波が連なっているだけ。その全貌は途方もなく壮大で、その片鱗は手の中に握りつぶせるほどちっぽけで無価値な存在。それが創造主という概念だと思う。 「僕は認めない! 神様ってヤツは、もっと偉大で立派で……こう、ひげもじゃのお爺さんなど! みんなが尊敬できるお方でねえと! なのに、こんな心があるかどうかもわからない場所が……神様など……」  光君の頬を涙がつたう。こうなるのも当然だ。だって私達は、つい今しがたまで人類の全ての歴史を追体験したばかりだから。神に祈りながら死んでいった人々、神について争い命を奪い合う人々、神を騙る人々……その全てを、見てきたから。 「一美ちゃんは、どうしてそんな平気ので……?」 「……」  私って、薄情な女なのかな。ただ…… 「平気、かどうかは何とも言えないけど……私は正直、こんなもんかなって思った」 「どうして?」 「だって……創造主って、人類だけのものじゃないでしょ」 「!」  そう。私達は、人類の全てを見てきた。けど、それだけじゃない。動物、植物、惑星、この宇宙の全てを経てここに来たじゃない。 「人のための神様なら、確かに人型じゃないと変だと思う。けど太陽系には、犬とか葉っぱとか、石とか、ミトコンドリアとか。色々な存在があるでしょ? その全員のお母さんだってんなら、こんなわけのわかんない形だったのも納得がいくよ」 「人間以外……まさか一美ちゃん、さっきの遡りで、人類以外にも目を……!?」 「い、いやいや、ちょっとずつだよ!? そこまで精神のキャパないし! ……あ、でも」  人間をここまで魅了する神様、といえば…… 「……よく見るとこの波の形、仏様っぽくない? お釈迦様の螺髪(パンチパーマ)、ほら、あのへんの出っ張りを真似したのかも!」 「は、はは……」  光君は膝を打った。 「……これが、不動明王(ホトケさま)か」
དྲུག་པ་
 かくして全てを悟った私達は、カスプリアさんの力でゲーム空間に意識を帰還させた。 「さすが……お二人共、よくご無事でお帰りなさいましたわ。ですが、それができたのは、お二人が今まで幾多の試練を乗り越えてきた神仏だったから。普通の人間は創造主を直視するだけでショック死ですのよ」 「わ、わかってます! あんなのバレたら文明がめちゃくちゃになっちゃいますよね!」  というか、目がチカチカして卒倒するのが先かも。 「ええ。ですが、それこそ金剛が企てる楽園計画ですの」  そう、私達はロフターユールの過去も見てきた。彼は魔女狩りで大切な人を失い、一神教を……過去のカオスコロル達が築き上げてきた秩序を、憎んでる。  金剛有明団の真の目的は、全人類が失った霊感を再び蘇らせ、この地球上から『創造主への幻想』を破壊する事だったんだ。
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solitude-klang · 8 months
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終業時間が遅いせいで30分ほど遅れたんだけど
着いたら遼さんが雫を歌っていた
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ザアザア × VIRGE 2MAN TOUR DARKNESS BLOOD RAIN @新宿BLAZE
そっとドアを空けたら雨音のBGM ヴァージュに雨音使う曲あるけどそれではなさそう(←今セトリ落ちてきたけど��まぬ雨がそれ だから雨音だったのか)何が始まるんだろうと思えば一葵さんの声で聴き慣れた あの旋律
入場5秒で即死したので今何も書けることがありません(笑)
ザアザアは独奏オーケストラの前のMCに中身全て持ち去られメモすらままならないのでそれぞれの乱入シーンだけ書いときます
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ヴァージュ
このツアーで一葵さんと仲良くなりました
呼ぶぞ!呼ぶぞ!
(一葵さん乱入に間に合っタアアアアアアアアアアア!!!!)
イントロ前にヘドバンと拳(?)をリピートした後 拒絶
お立ち台でアウターの肩を落として腕をチラつかせながらヘドバンする一葵さん
パート分けして歌ったりデスボパートを一葵さんが歌ったり
乱入というよりセッションみたく完成されてた
※※※
色んな意味で大きなワンマンの後半みたいな空気の中静かに流れてくるイントロに乗せてラストー! 空に落ちる蛍
"この命を抱いてくれ" お立ち台に座って
最後の独唱は生声で 両端からゆっくりと幕が閉まってゆき
"抱いてくれ" でぴったりと閉まると
鎮まりかえったフロアから拍手が響いた
どう見てもお題付きワンマンの終わり方
素晴らしい
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ザアザア
どす黒い 遼さん 氷龍さん 紫月さん(顔面黒塗りで手ぶら)w
遼さんがこうゆう感じで出てくるの初めて見た
顔がどす黒い紫月さんが春さんに寄ってってハグを要求すると春さんに"いえいえ、結構です^^"みたいなジェスチャーで断られてた 笑
朗読はキオク
キオクもめちゃくちゃ良くてほんとに定時ダッシュして来てよかったと思うことばっかりだったので時間がないけど何とかブログにしたいと思ってます。。
被写体が終わってシ ーーーーンと静かなフロアに一葵さん どうも~ザアザアでぇ~す^^^^^^^←見たことない新キャラだった(再)
感電の後に一葵さんが話していたことを今日来られなかった中毒者さんにもお伝えしたいと思っているので、少々お待ちください。
ここ数年で一番良いツーマンツアーだったと思います。
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ライブレポ上げました
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夢の中で
某宗教の尊師、徳を積んでいるが霊的なパワーに執着している。生きている間は必要な食べ物、山芋とパスタ?超能力で治す形而上の存在と副作用の心配。光と色で治す塗料の帯のあるローブを着た精神科医?何もが毒にならない程の耐性が付与されている視覚化された化学構造体がある。『脱洗脳』
夢の中にて
地球近似惑星が山程視える。霊は夢の中では行き来できるようだったー。どの惑星に入るのも中がどんな状態になっているのか?数ある中でどの惑星に入れば良いのか?分からないー。
ところで、現在の霊的ヒエラルキーは金星から1,850年前に地球にやって来た一団であるー。『異惑星』
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①主観、③客観、②④⑥間主観性
①頭脳、②直感、③理解の光線、④想像力に依る洞察、⑤記憶知性、⑥論理的思考、⑦創造的技術(スキル)
⑤記憶的知性の欠如に依る③数学的理解の欠如、⑥歴史的記憶の欠如、⑤化学的構造、⑥夢、①②④⑥⑦素粒子の想像力のシニフィアン、シニフィエのシーニェ。
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夢の中にて『筏が2つ』
振り向くと街並みが一変。疑うデイケアメンバーはもういない。行き道を戻ると来た道だと隠秘学的に文字が暗示。逆を向いて老女の一団を右手にーさて、電車に乗りたいが物価!古びた電車の撫でられ看板のある駅舎にて12500円超の掲示。両替の為に駅員に話しかける処で目覚め。
夢の中で
昨日、在りし日の昔の姿の同級生O君が余りにも不釣り合いな驚くほど背の大きな茶色の犬を連れている。直ぐ後の現実の予知夢?だった。
その後のテレビの国際ニュースで海外で犬と一緒に喜んで授業を受ける子ども達とそのユニークな取り組みが放送されていたー。『#元型』『#集合的無意識』
限界次元
夢で、英語のロゴがある2つのスタジオが併設されて並んでいて音楽の授業に遭遇する。ある講師に依れば4次元時空を越えた時点でsoupDimensionsの中で人は輪廻できずに死んでしまうー。赤の方のChristMaitreyaに出逢い脚を踏まれた事を言う。自転車に乗りながらイヤホンから音楽が聴こえる。
夢の中で
じゃがバター(ジャガバイト)
上戸彩さんの声で、「メキシコ🇲🇽はマヨジャガだから速いんだもんねー。」(そんなわけない?)アプリが顕れてタップしたら1Gだけ爆速!
スマホでWi-Fiでも予想外(ヨソウガイ)に速かった。(ヨソウガイです。)
iPadとAppleペンシルはアーティスト向けですー。
夢の中で
母が三菱の書いた文字が送れられる鉛筆?の端末?を紙袋一杯に買ってあるのを見ていた。
肉体に対して、抽象的な状態と光子について意見に述べようとするがかき消されて声が出ない。
肉体頭脳・機械頭脳・素粒子頭脳・生物的コンピュータについてのアイディアについて構想を巡らせていた。
夢の中では
有名衣服ブランド✕非営利団体✕『建築』
イブ・サンローラン プラダ グッチ エルメス
シャネル などが別々の施設に重ねられている。
H田先生の所持の西洋修辞学の本 光 闇 炎 氷 水 風 雷 毒などの英語の類義語の属性が文学的文体で書かれているものを読んでー。『文学』
#宇宙レベル
頭を下げて無頼漢や商人や王族や盗賊や諸侯などがクリスタルや魔石などの戦利品と自分の処遇を全部預けて配下になってしまうファイナルファンタジーシリーズの雄大な星のストーリーで、VR(仮想現実)とAR(拡張現実)と統一された物語でした。
夢の中で半分失神してしまいましたー。
イエスとゾロアスター
夢の中でー神の光線で🇬🇧から🇩🇪にトランスワープ。神は一者。独国なのに英語を話すぼくを笑う輩。ドイツ人の想像力(①即物、⑤化学、③進化論、④創造性のヴァリエーション)哲学的異文化の霊的な相互矛盾と⑦多様性と豊穣さについて居酒屋で哲学するー。『#創造論と進化論』
夢の中で
視察中に首都直下大地震が来て核融合炉から火が出て、安全装置が働くから待てと言われて爆発してぼくは必死で窓に何本にも張り巡らされたポールにしがみついて事なきを得たー。命からがら皆がビール🍺を飲む砕けた祝勝会場のような役員会に参加した。与党や政治家に個人的な恨みはないです。
夢の中で
O野くんとテストを受けているが、子どもの頃のようには頭脳に偏極がないから上手く解答できない。文章題は難解だから飛ばして分かる所だけ解く様に言われる。やっぱり、肉食は霊的には良くない様です。再テストを受け、終了後に音楽アプリの会で会おうと、別れた。後で西洋人が集合したー。
夢の中で
次元の間の神竜が守るラグナロク攻撃力140と、
聖なる剣のエクスカリバー攻撃力110を二刀流で
(騎士剣は片手持ちは重たくて無理。ナイトでも両
手持ちが普通!)携えた、よしひろが、攻撃力140
セイブザクイーンを携えた英国のキャプテンディッ
シュと闘い、ほぼ互角に渡り合ったー。
夢の中で
今は亡き愛犬のミニーを呼んだら直ぐ側まで来てくれた。恥ずかしそうにクッションに顔を伏せて見せた。ぼくが愛しているのを知っている様子。名前を何回も呼んだ!愛してくれて💖ありがとうー🌟
生前、ぼくの想いに答えて愛してくれた。束の間でも想いが通じて、ぼくは幸せだったよ。(^ω^)
夢の中で
ぼくの生涯で1番大好きな声優さんの事をテレビで観て、また、人生の最期にも会いたいと思う。S原君や家族にバレて笑われる?急いでチャンネルを変えた。N田君が自分の #素粒子 と #分子構造 の描かれた診察用紙を見ている。ぼくは素敵な #SONY?の少し分厚いタブレットを持っていた。
メランコリー
夢の中の卒業制作展において第4光線の故に葛藤を通しての調和の光線が多く、作品の模索の時間が思いの外、長く懸かる。3つの光線のバランスをK崎先生と話し込んで、大きなモノではなくて小さな作品でも良い。T君の世界観に引き摺り込まれた本が書店にあり、其処で作品に出逢うー。
夢の中で
高校の夏休みの補習に参加せず後悔。下級生?がいる。家の目の前が本屋で自宅の書庫に山程購入した本。その中から、イタリア語の詩集、文法、を手にする。肉食をしなくても、#プラーナ(#光子 #エーテル)からエネルギーを取れる人は #見る人 #プルシャ #霊我 #大師 #Adept #アデプト に近い。
日向さん
⑥双魚宮の女子高の卒業式の先生と生徒の中に『覚者方』(⑤段階)の1人として参加している。と、皆に見えているようなので詳細を話す。告白の後、目が覚めて母の眠る現実の中の自宅に帰ってきたらカイダンに彼女の姿が視えるが、目が覚めて、まだ身体持ちのぼくは⑦宝瓶宮の初めの方にいる。
夢の中で、
返すべきか?
ヨハネ黙示録は危険だから、読んではいけない。
キリスト・マイトレーヤはダリの真我である?ぼくの愛する人が桁を間違えて、緑豆を280個も頼んでしまった。うんざりするほどの量で食べきれない。一緒に居てくれた幸せー。隣には幼稚園児。➕の型の天井のある部屋で待機。
エセO村隆史、T島君がリーク、ぼくの機械での所業にクレーム。ほぼほぼ、生きている間に覚者にはなれない。ダ・ヴィンチ、ゾロアスター、イエス・キリスト、クリシュナルムルティ、他でもギリギリ届かない。生まれつきはクリシュナ、孔子、ティアナのアポロニウス、キリスト・マイトレーヤ、他。
夢の中の夢
寝ていたら28000円のTMNetworkのガジェットが当選しましたとの紙製の広告を母と父と見る。夢の中で視えた通りに、試しにデモ機を弾く。小室さんがトレーの上で1つ目に、ぼくは「会うときは其の姿で良い」軈て🐍に。蛇が通路の左の部屋に入る。ぼくは真ん中の部屋。其処で目が覚めたー。
夢の中で
③物質性が高くない②④描画を模索し、④音楽を聞きながら絵を描いている。
自宅のステレオで④②電子音楽を聞きながら、③⑦絵を描くことよりも④音楽を④③作曲することを夢見ている。
プレイステーション(白水晶)でストⅡ。睡眠中に波動拳、昇龍拳を操作した。
寿司で③玉を食べる。
マスター🌟🌟🌟
#宇宙人 ー『プロメテウスの交響詩』 次元拡大
#地球人 ー『文化人類学の本』 平面張力
瞑想と発見の文体 #クリシュナムルティ
#ベンジャミン・クレーム
妄想 #ダリ全画集 
#キリスト・マイトレーヤ
#宮村優子 #新世紀エヴァンゲリオン
#FFRK  #ファイナルファンタジー
夢の中で
ダリの薄い画集(新品)本人が表紙になっているものや、違う製品を含むものが他にも何冊もある。画集の高い方の一万円越えの値段のものにはぼくの言葉が入る?異なる次元の違う作品集が、重ね合わせるように、夢の中では、現実を越えて、超現実の中に、複数同じに存在できるようだったー。
夢で
結構広い間取りの素敵な部屋に元気な母が🇰🇷韓国語を聞く。来世が在ることが分かって、「きっとエネルギーが導くよ!」すっかり元気に。ぼくはFF7を大きなテレビでゲーム。テレビ中継。登校。昼食に恋人に会うために、30分も車で運転。女性は居合いの、アピールするも希望者多数にて時間切れ。
夢の中で
お爺さん想いの孫がいる老人養護施設にて死について話す。タモリさんに、「生きているという現実は依然として其処に在り、生きている以上、皆、死んでしまう。」ドッキリを仕掛ける女性の罠に、知らない振りをする自分と、隠れた場所から驚かそうとする2人の女性看護婦の漫画の姿が視える。
夢の中で
氷の結晶のアイコン(実際に手で持てる薄いCG)を
手にしてゲーム開発者の集い。第六光線は群青ではなく青緑にすべき事を覚る。はい×3、遊ぶのをやめました。
部屋程もある猫に襲われそうになり、もう少しでタブレットを割る所だったー。
60歳になって、幅広い見解を持つ者を弟子にした。
自分の部屋には壊れた?プレステと重なるように置いてあった(レコード盤?ポートフォリオ?のように薄い物)。寝ている筈の父の横に外付けHDのついたPC?でCDのバッハがかかっているのをCDを替えようとすると父が起きて、「人が寝ているのに、お前が出張してくれたんか?」と聞かれて目が覚めたー。
夢の中での洞察
⑦物質性の大主方の悪の住処は固まって動かない。太陽の黒点運動を観測していたレオナルド・ダ・ヴィンチは予めイニシエートのリストをベンジャミン・クレームに書かせて、自分の生涯の食べる量と寝る時間を計算して、丁度、自分の役割を全て果たして、死なずに次元が固まるのを希望。
信仰
夢の中で、薬を求める若者でいっぱいだったが、母が帰って来ると、皆が蜘蛛の子を散らすように逃げ去った。壁には一面に顔面崩壊した死人のように悲惨な相貌の面々の写真。「ティアナのアポロニウスを信じなさいー。」水色のカバーのAndroidのタブレットを(神様が)夢の中で作ってくれたー。
マスター
夢の中でも、ぼくのゲームの腕は、まあまあですが、其れに対して、ゲームキングのO田君は電車の中で死んで?夢の中に戻り、泣く子も黙るほどの本領発揮ー。そして、FF、マリオ、その他全クリア、🎖️。一躍時の人にー。巧すぎて一同大爆笑でした。外人のキャスト?にも、大ウケしていました。
餓えと飢え
生き甲斐と意味のある意義深い人生についてー。
数ある書物の中で神智学(宇宙の霊学)の本を手にするぼく。(ぼく自身は哲学以外には音楽や美術には興味があるが、俳優はしたこともなく、尚更、まるで、演劇論には興味がない。)K野武が夢の中で老酒と酒の宛を口にする。食事がエネルギー。
三日が何分
売れ残った785円のパンを手にするが返そうとして、女性に助けられてO野克矩と再会。一緒に歩いて降り場で別れ、引き返して駅で緊急🚨システム作動!職員に補導され、あるがままを説く。前日にM井一郎。H下徹に保護され「百年前の発明。頭悪い、無冠。」母の声が聞こえて目が覚めたー。
夢の中にて
水屋に啓示され、直観した卒業制作として描くべき霊人の類型としての普遍的象徴としてのセフィロートと、腐ったオレンジ🍊。#グラマー #Glamour #幻惑
①#モリヤ覚者
②#クート・フーミ覚者
③#ジュワル・クール覚者
④#セラピス覚者
⑤#ヒラリオン覚者
⑥#イエス覚者
⑦#ラコーツィ覚者
#ニューアトランティス
夢の中で、#幽霊 を作る両翼のようなコピー機械の様なCMだった。#アストラル界 の幽霊 (複数)が複製されているような様子だった。オカルト科学が機械で複製される霊で養われた魔法物理なのか?其ともイニシエートの #霊的偏極 の結果としての #心霊現象 なのか?『非常識』
夢の中で
作家の皆に出逢えた事に感謝して、寸時、沢山の楽しい想いをして、思いの外、素敵な夢だったという事以外ほとんど記憶に残っていないー。チベットにいる生きている間の在りし日のベンジャミン本人に(ぼくはあなたのファンです。)作品を沢山、遺してやってください。」と言って目が覚めた���。
闇の館
ぼくの夢の中で皆で手を繋ぎながら支えあって、地震に備える旧友達だった。子どもの頃からのままの姿で、その繋がりは延々と続いて行くー。其れは丁度、愛の欠如のせいで、覚者方であっても、破壊をもたらす輩がいないわけではないようであった。皆の命を守りたい一心からの行動だったー。
夢の中で
ぼく(甲斐性なし)と釣り合いのとれる女性は早々はいないが、バツ3?のアラフォーのママ(繰り返し身籠った)とならぼくの初婚である再々婚は可能か?
次元が書き変わり軈て訪れたコロナの収束?以前の撲滅された天然痘のようなウイルスの様になればいいのですが。これがいつまで続くのか?
夢の中で
1つ前の夢は無意識の中に飲み込まれて、忘却されて失われてしまった。もう1つの夢は、池のようないっぱいの水の中に咲き誇るいくつものシャリンバイ?の花と一緒に浮かんだ朋ちゃん(華原朋美)が視えるというものだった。花がドロップされて、家にも3つ手に入れていたようであったー。
夢の中で
理由も分からないままに東京に呼ばれて、何故か下着とズボンで街を彷徨うぼくは自宅に電話で行き先を聞く。建物の上から指差されて暗がりの場所へー。ホテルの鍵を持った西洋女に辿々しい拙い片言の英語で話すとTOEIC 100点ぐらい?と聞かれて「弁護士合格を目指します!」と言う男がいた。
♓➡️♒夢
覚者方は知識のツールを与える。かつては、スピリチュアリティは聖書であり、新聞でした。タブレット端末は(霊性と物質性の媒体であり)魔法的であり、昔はなかった。最近まで信仰の対象となるのは、心と理想主義と精神性だけでした。①文学、②絵画、③彫刻、④音楽、⑤化学、⑥夢、⑦建築
#Air  
科学と常識ー夢の中のミニマムの思考実験 
電気はある➡️紙に絵が出るアストラル光で教育OK!
食べ物がない➡️セレブが庭に東洋麺を設置。
スペースもない➡️小人は✈️飛行機でも空気抵抗極大➡️夢の崩壊
#音楽 が #オーラ になる #風の民
#方向音痴 は重力運動しないせい?
『#兜率天』
#素粒子物理
夢の中で、浜ちゃんが50時間テレビに参加していました。壺や印鑑を高額で御布施で買わせて破産させて巻き上げた金を韓国に送る統一教会でも頭のいい人はいるのか?ただ単に頭脳の想記力がいいだけ?#素粒子論 を書いた人は真の #哲学者 であると一緒に勉強しました。あぶない🪒の刃。
夢の中にて
#タカオカ目線 でお馴染みの、高岡さんの授業を受けていました。
最後まで残って、遺伝子の本、暗記系の本、漢字の辞書(新字源)、その他を持って、ぼくは物覚えが悪い(右から左)のでどうすれば、勉強ができるようになるのか?聴きに職員室に行きました。特に解決方法もない様ですがー。
#宇宙意識
#異惑星 はガス状態(多くは地球人には耐えられない毒状態)でできており、生存するのに耐えられない #地獄界 であり、戻れる身体が此方の地球にあるから、御霊にて夢の中の其処へ行く事ができる。身体持ちでの #テラホーミング(異惑星への参入)は現実的ではない。美しい #霊界 は何処に?
夢の中で
漫画の本を読んでいたら、ぼくの未来予想図(放送予定のアニメの番組編成のイラストと設定資料集でぼくのアバターとその他の登場人物の相関関係がびっしり)描かれていた。ところで、もちろん内容は㊙️です。感謝しています。ありがとう!夢の中で昔のアナログ式のテレビを点けたら本が溶けた。
レトロブーム
夢の中で、プレステを1万5000円(!)で、プレステONEを2万5000円(!)で、売ろうとしていました。今となってはそんな値段で売れる筈もないですが、プレステ(今も持っています)とプレステONE(ぼくは買ってないので持っていない筈のモノ)がありました。自宅で、父と母と一緒です。
夢の中で
小林武史さんと夢の中であってほんの少しだけ、話をした様でした。ぼくはファンである事を言いました。遮るようにスタッフに促されて?直ぐにその場を去りましたが、最近は、日頃あまり聴いていない旨も述べました。ディテール「細部」は記憶の彼方にすっかり忘却され曖昧で、ごめんなさい。
夢の中では
父と母とぼくの家に地震が起こり、硝子が割れ、下の階に落ちる。小室さんが危険な運転。SuperCarで左右を確認しながらも、追い越しの車?が走ってくるのに、右折も左折も減速もせず、右側を直進。(#straightrun) 相手の車に、向かって左側の路側帯から、超小型機が突っ込んで、追撃した。
夢の中で
瞑想中に、一瞬の間、気を失いかけて、うとうとしていると、タブレット端末の色違いの1回目のオレンジ、2回目にはブルーの其々の #Doodle の壁紙 #Pixel4 が視えたー。
夢の中で
右手の丸い取っ手がハズレて、その覗き穴から倉庫に色気のある本のコレクションが大量にあったのがバレて、父と母に掃除された。慌てて、ぼくも回収しようとする。
アラブ雑貨店
店主が書物やタブレット(激安)まで売っている。『魔法の本』が目を引く。幅広く書籍が並べられていたー。
夢の中で
この世に生まれる事は霊的進化の目的を達成する為に行われる犠牲的行為である。其れ以外に生まれ変わる理由なんてない。#ベンジャミン・クレーム 他、が意外に元気そうだった。ぼくも自分にできる事だけはしていたい。目覚めるぼくに「今から起きるの?」苦言を呈する医者の一団であったー。
夢の中で
白と金色の光の中で母と道に迷う新しい光の町。建物の一階で、#ベンジャミン・クレーム の #VHS を掛けようとして、一部から歓声が上がったが、やっぱり止めたー。
先日には、夢の中で #仏陀の徴 である白い光を受けたー。
夢の中で
カイダンを上がる浜田雅功とぼくでした。丘を越えてどんどん進む。
延々と歩く🚶🚶‍♂️軽快な足取りで滅茶苦茶速い。ぼくはヒョロヒョロで付いていくのがやっとでしたー。
母が入れた水にぼくが大きな氷を加えたら、殆ど溶けて水となる筈が、何故か殆ど水蒸気となって水は消えてしまったー。
#小室哲哉 #キーボードマガジン
夢の中で、#スピーカー、#PC, #オーディオ 関連のサイトのイメージが、極薄のカミ媒体に広告されていました。手にとって、視てみると何れも、今となっては、残念ながら、以前の前時代的な代物でしたー。今でも、音楽は好きですが、直ぐに飽きが来るので困りますー。
夢の中で
青瓢箪ではダメなんでと、少し鍛えた様子のO野君、久し振りに会った。今からでも、また友達だったら良いのになー。良い夢だった。
ローズクオーツ色(!)の #イヤホン とケーブル、そして箱の中にアダプターがあるようだった。自分の部屋に戻って、組み立てようとしていたら目が覚めたー。
夢の中で
#北島三郎 さんが夢の中で #小室哲哉 さんに、「ぼくも一曲書いて貰おうかなー!」と言っているのを視ていたー。手には小室さんの🎻?、裏面に🎸を持つ小室さんの載っているアルバムー。の2枚の異なるジャケットを持っているのを見せてくれたー。音楽プロデューサー #TK こと 小室哲哉。
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0663lovesdq3 · 1 year
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賢→勇←盗:The triangular situation
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勇者ロゼアの幼なじみ・盗賊バルダーが加入直後のお話。 時系列としては、元魔法使いのエルマーが賢者に転職後なので物語中盤頃だろうか。
実に10数年振りに再会した勇者ロゼアと盗賊バルダー。 彼らは幼少期によく遊んでいた幼なじみ。 ロゼアの3歳年上のバルダーは当時まだ生存していた父親が海賊で世界中を転々としていた生活だった。 アリアハンにも数年暮らしていた時期があり、その時にロゼアと友達になり良く遊んでいたという。
バルダーは当時から元気で活発なロゼアが大好きだった。 バルダーがまた父親の都合でアリアハンを発つ事になってしまい、 暫くはロゼアと音信不通になってしまったがずっとロゼアの事を想っていた。 別の町に住み、他の女の子と知り合ってもロゼアを想い続けていた…
10数年振りに勇者ロゼアが率いる魔王討伐隊が現在のバルダーが住む町に来訪したのを切欠に再会。 この時のパーティーメンバーは初回に組んだメンバーの 武闘家龍人・戦士バーバラ・魔法使い→賢者に転職後のエルマー。
エルマーは突如現れたロゼアの異性の幼なじみの存在に少し複雑な気分だった。 ロゼアと歳の近そうな見目も爽やかなイケメンのバルダーに密かに嫉妬心が湧いた。 出来るだけ平静を装い、バルダーとロゼアが再会時ひっそり静観していた。
エルマー(幼なじみ……か。)
バルダーが再会を機にロゼアの旅の手伝いができたらと 現在は亡くなった父親が海賊だった能力が何か役に立てればと、 盗賊としてロゼアの魔王討伐の旅に加入した。
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後日、ロゼアは早速バルダーを修行させたいとパーティー編成を考え、 まずは呪文のスペシャリストの賢者エルマーに声を掛ける。 彼はロゼアの中で外せない主要メンバーである。(能力的・個人的に笑)
ロゼア「エルマーさん!早速バルダーくんを修行させたいと思うんですけど、ご協力願えますか? 是非エルマーさんの素晴らしい呪文で私と共に魔物を蹴散らしまくって頂きたく思って… それで、経験値upの為に私、エルマーさん、バルダーくんの3人パーティーにしようと思うんですが如何でしょう?」
エルマーは少しだけ複雑に思いつつ、ロゼアのお願いを快く引き受けた。
エルマー(バルダーさんを連れて行くのか…?まああくまで「勇者」としてだろうけど…) 「勿論、喜んで引き受けます。ロゼアちゃんの仰せのままに…。 3人ならバルダーさんにとっても成長が早いだろうし良いと思うよ。」
エルマーは爽やかに微笑んだ。 ロゼアはエルマーの爽やかな笑顔にニヤけそうになりつつ嬉しそうな顔だった。
ロゼア「エルマーさん、ありがとうございます!じゃあバルダーくんにも話つけてきますね!」
ロゼアは満面の笑みで両手でエルマーに握手した。嬉しさ故の無意識だった。 エルマーは少し照れくさそうだった。 ただの握手なのに密かに想っている女性に身体を触れられるとドキッとしてしまうようだ。
エルマー(私が意識しすぎか…?屈托ないロゼアちゃんにどうもドキドキしてしまうな…😳)
ーーーーー
ロゼア(エルマーさん、あんまり笑わないから笑顔見れると嬉しいな…☺️)
ロゼアは嬉々とバルダーの元へ向かい、話を付けに行った。
ロゼア「バルダーくん!」
バルダー「おう、ロゼア。どした?」
ロゼア「早速あんたに修業して貰おうと思うの!私に付いてきてくれるわよね? パーティーは私とあんたと賢者のエルマーさんよ!」
ロゼアはマリンブルーの瞳をランランと輝かせている。
バルダー「へ?3人?こういうのって4人なんじゃねーの?良く知らんけど。」
ロゼア「パーティメンバーが少ない程、経験値が各々にそれだけ入りやすいのよ。 本当は私とあんただけだったら半々でもっと経験値が稼げるけど、 私だけだと回復面とか複数の敵と戦う時大変だから、 賢者のエルマーさんにも協力お願いしたの。 エルマーさん、魔法使いと僧侶の呪文が使えて魔力も高くてすっごい人なんだから!」
ロゼアは少し興奮気味にエルマーを語った。 バルダーはロゼア以外のメンバーはまだ知り合ったばかりで良く知らない。 そういやロゼアと再会時に居たな、というぐらい。
だがロゼアがエルマーを気に入ってるっていうのは分かるが、 バルダーのエルマーに対する第一印象が「キザでスカしたロン毛」だったようで、そんまんま口に出してしまった。
バルダー「ふーん…あのキザでスカしたロン毛野郎も一緒かよ。 あの男、何で髪青いんだ?何者?」
バチーーーーーン!💥👋 ロゼアはすかさずバルダーの頬を平手打ちした。
バルダー「いってーな!いきなり何すんだよ!」
バルダーは少し涙目で頬を抑えている。
ロゼア「青い髪の理由は本人に聞いたら?…あんたそれ以上失礼な事言ったら次はないからね!‪💢」
バルダー「……なんだよロゼア、あのロン毛の事好きなんか。」
ロゼアはかなりドキイイイイイイイ💘としたが、あくまで勇者として冷静に答えた。
ロゼア「そうね、『良い仲間』として尊敬してるわよ。」
バルダーにはそう見えていないようだ。誤魔化してんじゃね?と思いつつ話を続ける。
バルダー「あのさロゼア。エルマーさんだっけ? あの人金髪美人の女戦士の嫁さんとエルマーさんそっくりな娘さんもいるよな? 妻子持ちなんてやめとけやめとけ。あーゆー奴は一時気が移ったとしても大体は嫁さんに戻っちまうよ。」
ロゼアは複雑そうな表情だ。
ロゼア(…エルマーさんとそんな関係じゃないし!) 「いーからとっとと準備して行くわよ!」
バルダー「オレにしとけって!間違いないから!」
バルダーはロゼアを抱き寄せ頬に口付けた!
ロゼア「!!」
エルマーはどこから話を聞いていたのだろうか。 突如2人の前に現れ、バルダーがロゼアの頬に口付けしてる現場を 目の当たりにして少し驚き気味の表情だった。
エルマー「……お邪魔だったかな。」
ロゼア(うわあああああエルマーさんに見られた…ああああああ😱) 「エ、エルマーさん……!これはただの挨拶です、挨拶!」
バルダー「挨拶じゃねえよ、何なら口にしてやろうか?😚」
ロゼア「恋人でもないのにやめてよ!準備してとっとと行くわよ! エルマーさん、すみません…。エルマーさんも準備お願いします💦」
エルマー(なんだこいつ…ロゼアちゃんに告白出来なくてモヤモヤしてる私への当てつけか?) 「ロゼアちゃん、了解。バルダーさんは随分積極的なんだな。」
バルダー「好きな女にキスして何が悪いんだ?あんただって奥さんいるじゃないか。」
エルマー「!…私の事情はバルダーさんに関係ない。 とりあえず今回はロゼアちゃんの要請であなたの仲間として協力するだけだから。」
バルダー「どこまでもスカした野郎だな…。 まあオレの修業に協力してくれる点は感謝するよ。宜しくな、エルマーさんよ!」
バルダーとエルマーの間で既に激しい火花が散っていた💥💥💥
ロゼア(うわぁ…メンバー選択間違ったかしら💧雰囲気悪いなあ…)
ちなみにエルマーは バルダー「あのロン毛の事好きなんか?」 辺りから話が聞こえていたようだ。 ロゼアの無難な答えに少し残念そうな気持ちだった。
エルマー(そうだよな。妻子ある少し離れた年上の男なんて相手にするわけないよな。 私が独身だったら違ってたのかな…私としてもとてもロゼアちゃんに気持ちを伝えられないし。 ロゼアちゃんが困るだけだもんな。 私にバーバラとエレアがいる限り、本気で好きだと言っても信じて貰えないのがオチだ……)
エルマーはエルマーで結婚後にまさか好きな女性が出来ると思わなかった為、彼なりにかなり葛藤していた。
ーーーーー
雰囲気悪いまま、ロゼア達3人はバルダーがやられない程度の魔物がいる地域へエルマーのルーラの呪文で移動した。
バルダー「うおおおお!すげー!一瞬で違う場所行けるなんてすげーな! そういやキメラの翼も同じ効果あるんだったっけ…使った事なかったなあ。」
ロゼア「ふふふっ。世界中どこでも一瞬で行けて便利なのよ。 ね、エルマーさん。」
エルマー「移動がとてもラクなんだ。このメンバーなら���とロゼアちゃんが使える呪文だよね。」
バルダー「ふぅん。」
地味にいちゃついてんじゃねえよ💢と思ってたら早速複数の敵が現れた!
ロゼア「敵よ!バルダーくんはひたすら防御に徹して! エルマーさんは何か呪文でやっつけて下さい!」
作戦は『めいれいするわよ』のようだ笑
エルマー「了解、ロゼアちゃん。」
ロゼアは勢いよく先頭の魔物を切りつけた! 素早く敵の懐に移動し急所を狙い切りつけ1発で倒した。
バルダー(うおおお!ロゼアかっけえ…女勇者様やってるだけあるな…)
ロゼアの背後から飛行タイプの敵が襲ってこようとしていた。
バルダー「おい、ロゼア!うし……」
すかさずエルマーがバルダーの前に出て守るようにメラミを唱えた。
エルマー「危ない!ロゼアちゃん!メラミ!🔥」
ロゼアの背後、空中で敵が一瞬で燃え尽きた。
エルマー「残りは纏めて蹴散らす!ベギラマ!🔥🔥」
残り数匹の敵が一瞬で炎の��光に巻き込まれ全滅した。 ロゼア達は敵をあっという間にやっつけた! バルダーはエルマーは相変わらず気に食わないが、呪文の腕前は感心していた。
バルダー(ロゼアがエルマーさん推してただけあるな。 判断力とか素早いしすっげーな……)
ロゼア「エルマーさん、ありがとう!背後に気づかなかったです💦」
エルマー「どういたしまして。怪我は大丈夫?」
ロゼア「はい。お陰様で無傷です。」
エルマー「良かった。まあ怪我をしても私の回復魔法で治して差し上げますけどね。」
ロゼア「頼もしいです、エルマーさん😊」
バルダーはエルマーがロゼアを見る目付きがうっとり気味に愛おしそうに見える。
バルダー(うん?なんだこのロン毛、ロゼアを見る目付きが怪しいな? まさか……ざけんなよ?妻子持ちの分際で…!)
そのまさかである。エルマーは密かにロゼアに惚れているが、 自身が既婚者故に周りに気づかれないように平静を装っている。 が、やはりところどころでつい気持ちが出てくるのであろう。
バルダーは妻子持ちの分際でロゼアも好きなエルマーを見過ごせない。 エルマーに話しかけるフリをしてどこかでタイマンで話しようとした。
バルダー「エルマーさん、さっきはオレを庇うように敵を呪文でやっつけてくれてありがとうな。」
エルマー「仲間として当然の事だ。いちいち礼はいらな…!?」
お礼を言いつつエルマーの腕を引っ張った。 すかさずバルダーはエルマーに耳打ちした。
バルダー(こそっと)「エルマーさんよ、ちょっと顔貸してくんねーか?話したい事があんだけど。」
バルダーの不可解な態度に怪訝な顔をしつつエルマーも答えた。
エルマー「話…?ここでは言いづらい事なのか?」
バルダー「少なくともロゼアには聞かれたくねーな。ま、男同士の話ってやつだ。」
エルマーはきっとロゼア絡みの話と想定した。 それならバルダーに乗ってやろうかとOKした。
エルマー「…分かった。いいだろう。」
バルダー「ロゼアにはオレから言うからエルマーさんは黙ってろよ。」
エルマー「どこまでも主導権握りたがる男だな。あなたは。」
バルダー(舌打ちしながら) 「うるせえな、いちいち突っかかってくるんじゃねえよ💢」
エルマー「あなたが私に突っかかってるんだろう。 人に喧嘩売っておいて意味わからんな。」
バルダーはかなりイラっとしている。
バルダー(このキザロン毛…😡👎💢ああ言えばこう言うめんどくさい奴だな…ただじゃおかねえ💢)
口が立つエルマーにかなりイライラしつつも、ロゼアに時間が欲しい事を伝えなくてはいけない。 一旦深呼吸して自身のイライラを落ち着かせた。
バルダー「ロゼア、修行に連れて来てくれたばっかで申し訳ないけど、 一旦時間少しくんねーかな。ちょっとエルマーさんと『男同士の話』をしたくてさ。」
エルマー(……😥もう少し何か違う言い方ないのか…まあいいけど。)
ロゼアはキョトンとしつつバルダーに答えた。
ロゼア「え…?男同士の話って何?私が居たら話しづらい事なの?」
バルダー「ははは、まあな!お前きっと赤くなって逃げ出すかもな笑」
ロゼア「はあ?何それ笑」
エルマー(おいおい…私まで巻き込んでそういう奴と思わせるなよ… もっと上手く機転効かせろよ…😫💢)
エルマーはバルダーに黙ってろと言われてたが、 あまりの機転の効かなさにため息混じりで口を挟んだ。
エルマー「はぁ…ロゼアちゃん、私からもお願いします。 バルダーさんは私とまだ知り合って間もないから少し話がしたいそうだ。」
エルマーは無難な言い訳で何とかロゼアに誤魔化した。
バルダーは上手く誤魔化したエルマーの無駄に良い賢さや口出しした事にイラっときた。
バルダー「てめ…オレがロゼアに話すって言ったろーが!」
エルマー「勇者であるロゼアちゃんの時間を割くんだ。 誰がお願いしても良いだろう。もう少しまともな言い方でロゼアちゃんにお願いするんだな。」
バルダー「……💢(このキザロン毛…ほんとムカつく野郎だな…)」
ロゼアは険悪ムードな2人を心配していた。
ロゼア「…なんかバルダーくんとエルマーさん、気が合わないみたいですけど…。 私の見えないところで大喧嘩とか止めてくださいね💦 とりあえず…お2人で話があるなら私は待っていますからどうぞ… 行ってきてください。私は付近の街で待機しています。」
エルマー「ありがとう、ロゼアちゃん。」
バルダー「わりいな、ロゼア!帰って来たらチューしてやるから❤︎」
ロゼアは顔が赤くなった😳
ロゼア「んなもんしなくていいわよ!さっさと行ってきなさいよ!」
バルダーは笑いつつ、エルマーは複雑そうな顔でその場を離れロゼアを待たせた。
ーーーーー
所変わり…バルダーとエルマーは魔物が出なさそうな森付近に移動した。
バルダー「ここなら思い切りお互い言いたいこと言えそうだな。」
エルマー「ロゼアちゃんを待たせてるんだ。手短にしてくれよ。」
バルダー「んなもん分かってんだよ💢じゃあ単刀直入に聞くぞ? オレに誤魔化しても無駄だからな。オレはちょっとばかり人間観察得意な方でな、 特にあんたみたいに冷静装っててもどこかで本心が出てる奴はすぐ分かる。」
エルマーはムッとしつつもバルダーの好戦的な態度に冷静に応戦する。
エルマー「…何だ、言ってみろ。内容によっては私も容赦なく言わせてもらう。」
バルダー「おう、じゃあ言わせて貰うぞ。 あんたロゼアの事好きだろ?もう手出ししてるのか?」
エルマーは咄嗟に何でバレてるんだ?😳って言う顔で赤くなった。 出来るだけ冷静にバルダーに返す。ロゼアが好きだがさすがに手出しはしていない為、その旨もハッキリ答えた。 (※この時点では『まだ』です笑)
エルマー「バルダーさんには私がそう見えてるのか。 隠し立てしても無駄そうだから正直に答えてやるよ。その通りだ。 私はロゼアちゃんが女性として好きだ。 たださすがに彼女とキスとかセックスとか男女関係にはなっていない。 それどころか告白すらしていない。どうだ、これで満足か?」
バルダーは一瞬戸惑った。やっぱりロゼアに惚れてんじゃん!と思いつつ、 はっきりとキスだのセックスだの明確な言葉で返してくると思わなかったので、自分で振っといてちょっと恥ずかしくなってきた。 さすが年上の大人の男の対応である。 (※バルダー⇔エルマーは6歳差。)
バルダー「お、おう…そうか。やっぱりあんたロゼアの事好きだったんだ。 分かりやすいもんな。あんたのロゼアを見る目がやけに愛おしそうなんだからなあ。 手出しはしてないのはさすがだな。妻子持ちの分際で、もしロゼアにんな事やったらあんた一気に悪者なっちまうもんな!」
バルダーはやはり照れくさいのかエルマーのように男女関係の事を明確に言わず、 遠回しにんな事とか手出しとかで誤魔化している笑 エルマーは痛い所を突かれて悔しそうな顔でバルダーを睨みつけている。
エルマー「バルダーさん…何が言いたい? いくら私がロゼアちゃんが好きでも叶わぬ恋だって嘲笑っているのか?」
バルダーはエルマーが思った以上にロゼアに真剣そうな感じに少し怯みつつ話し続けた。
バルダー「バカにはしてねーけど、あんた妻子持ちだからなあ。 本当に浮気なんかしちゃったらバーバラさんとエレアちゃんが可哀想だぞ? ロゼアを想うのだけなら勝手だけどな。」
エルマーの中で何かプツっと切れたが、出来るだけ冷静にバルダーに本心を思いの丈のままぶつけた。
エルマー「もしそうなるとしても浮気なんかじゃなく本気だ…。 私の身勝手な恋心が原因で今の家庭が壊れてしまったり、 妻や娘に離縁されるのは覚悟の上でそうすると思う。 決していい加減な気持ちでロゼアちゃんが好きな訳じゃない! バルダーさんに私の結婚事情を話しても仕方がないが、 私達の結婚は一般的じゃないし、バーバラは妻ではあるけど ロゼアちゃんは実質私の初恋なんだ。 妻以外の女性に本気になってしまって常に葛藤しているんだ…。 好きになってしまったものは仕方がないだろう…。」
バルダーは自分で振っときながら(2回目)、エルマーの結婚事情に何かあった事や、思った以上のエルマーの真剣さに驚いていた。 が、自分も昔からロゼアを想う気持ちは負けてはいない。 バルダーも思いの丈をぶつけエルマーに反撃した。
バルダー「あんたの結婚事情は知らんけど、結婚生活続けている以上は夫婦には変わらんだろ。子供もいるし。 バーバラさんとはどういう経緯で夫婦になったかは分からんけど、 あんたにとってロゼアが初恋ってこたあ何かワケあり結婚なんだろうな。 あんたとバーバラさんはそんな風に見えなかったし ちょっと意外だったけど、まあ夫婦も恋人も色々あるわな。 ロゼアの事遊びじゃないのは少しだけ感心したけど、 あんたの行動や今の家族とロゼアへの対応によってはどっちも失うリスクが半端ないって事は覚えておけよな。 オレもな、あんたに負けないぐらいロゼアが大好きだ。 小さい頃から元気で活発で可愛いロゼアが大好きだったんだ。 こっちだってあんたみたいな妻子ある複雑な男になんか取られたくねーんだよ! まあロゼアの気持ち次第だけどな…。」
エルマーは複雑な表情でバルダーに返す。
エルマー「…あなたはロゼアちゃんと幼なじみでしかも独身だ…。 この魔王討伐の旅で彼女と知り合った妻子ある私など、 出会って時間も短い上に不利でリスクが半端なく高いのは承知の上だ。 確かにロゼアちゃんの気持ち次第なんだけど、独身というだけでバルダーさんの方が断然有利だ。分かっている。 でも私が決してロゼアちゃんの事はいい加減な気持ちでは無いというのは分かって欲しい。 もしロゼアちゃんがバルダーさんを選んだなら私はキッパリ身を引く。それは断言する。」
バルダー「オレはこれからロゼアにガンガン行くぞ。 面白くないだろうけど覚悟しとけよ。ロゼアがオレに惚れてくれたら身を引けよ。 もし…万が一ロゼアがあんたを選んだら…仕方がない。 あいつもリスク承知の上でそうするんだろうからな。その時は陰ながら応援してやるよ。」
バルダーとエルマーは本音をぶつけ合い、少しだけ険悪な雰囲気が柔らかくなったようだ。 エルマーは顔を赤らめ少しだけ夢見ている。
エルマー「ロゼアちゃんが私を好きになってくれたら…それこそ夢物語だな。 バルダーさん、あなたは『ぬけめがない』ようだな。」
バルダーはエルマーに性格を見抜かれ照れくさそうにしている。
バルダー「余計なお世話だよ!とりあえずあんたのロゼアへの真剣さは分かった。 オレの心に留めておくけどよく考えて行動すれよな。」
エルマー「…。」
エルマーは複雑な表情をしている。
バルダー「よし、男同士の話はこれで終わりだ。 ロゼア待たせてるし戻るぞ、エルマーさん。」
エルマー「分かった。じゃあ私のルーラでロゼアちゃんの所へ戻ろう。」
バルダー「サンキュー、エルマーさん。魔法が使えるって良いよな。」
エルマー「バルダーさんも今後私やロゼアちゃんが覚えられない呪文を覚えそうな気がするけどな。」
バルダー「オレの『盗賊』の職業はちょっとトリッキーみたいだかんな笑」
エルマー「ははは。トリッキーなのか笑」
2人の険悪な雰囲気がすっかり消えていた。 エルマーはロゼアの待つ街へルーラを唱えた。
ーーーーー
ロゼア「あ!エルマーさん、バルダーくん!おかえりなさい。 お話は終わったんですか?なんかさっきの険悪な雰囲気が無くなって良い感じですね😊」
バルダー「ははは、まあな~!ちょっとばかし本音ぶつけ合ってすこーしだけわだかまりが解けた感じかな!な、エルマーさん!」
バルダーはニヤッとエルマーに怪しい笑みをした。
エルマー「まあ…そうだな。ちょっとだけ気持ちがスッキリしたかも。 今後はバルダーさんと仲良く出来ると思う。」
バルダー「光栄だな、エルマーさんよ! よし、戻ってきたからオレの修行再開だな。 時間取らせて悪かったなロゼア!」
早速バルダーはロゼアに抱きつきおデコに口付けた!
ロゼア「きゃー!😳😳もうバルダーくんたら💦 あんた私の彼氏でもないのにエルマーさんの前でベタベタするの止めてよ!恥ずかしいんだから!」
ロゼアは恥ずかしくて赤くなっている。
バルダー「オレならいつでもお前の彼氏になる準備出来てんぞ?お前次第でな。」
バルダーはちらっとエルマーの顔を見ながらわざと宣戦布告した。 エルマーは複雑な顔をしながら心の中でモヤモヤしていた。
エルマー(早速自由にロゼアちゃんにアタックかよ… いいんだ…私も敬愛として『手の甲』へだけどロゼアちゃんにキスした事あるし… 私も独身だったり、もし単身赴任出来てたならきっとロゼアちゃんに遠慮しないのに… いや…独身の方が堂々とアタック出来るよな…。)
果たしてロゼアはどちらを選ぶのか…? バルダーとエルマーは敵からライバルになったようだった。
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