読書メモ10
当時の貴族・軍人の服装は戦争向きではない。当時としても違和感
当時一応制服はあったフランス軍。有名なのは三銃士で知られる王室近衛銃士隊のもの
悪役はリシュリュー。フィクション。ダルタニヤンと三銃士にはモデルあり。フーケの失脚劇、逮捕して護送した銃士隊隊長代理
タバード:マントのような陣羽織。三銃士が着てるこれは時代考証的に間違い。挿絵画家が考証を怠った。近衛銃士隊は1622に創設された部隊で当時はマスケット銃が急速に広まっていた時代。チャンバラはない。
青のタバードが採用されたのは1657。フーケ逮捕時はこれ。1665からはさらに丈の長いカソックに進化する。火縄や銃を風雨から守るために17世紀銃兵が好んだ。グスタヴ二世のマスケット兵も一部着用。また1665以降はルイ14世にちなむ赤い太陽の紋章追加1680年代にはマント状の上着は消える
この時期に新しいタイプの軍服が普及。フランスは軍服後進国、まだ甲冑だった。グスタヴ二世の推奨した軍服は丈の短いハンガリー風だったが、丈の長いロングコートの東欧風。田舎くさいとされていたそれが1660年代以降最新のファッションとしてフランス軍に流行
「ペルシャ風」「東洋風」の上着。上着だけなら人気がなかったポーランド、リトアニアあたりの東欧風と変わらない。ペルシャ風はアビの下にもう一枚上着と同じくらい丈も袖も長い中間着を着る。これをベストと呼ぶ。その後袖がなくなって丈も短くなったものをジレと呼んだ。フランス以外ではこれもベスト。ダブレット時代のスリーピースの復活。現代のスリーピース・スーツの原点
当時のペルシャの服装が長めの上着に同じくらいの中間着だった。同時代のダブレットと比べるとずっと実用的で動くやすい。当時は寒かった。14世紀は寒冷化、16世紀は小氷期。→ペルシャ風の評価が上がる
オランダ、フランス、イギリスと同盟だったこともあって伝わるのが早い
1661に親政を始めたルイ14世は大臣に命じて軍制改革、軍人の服装を改めさせた。他国の動きも知っていたので新型の軍服を入れようとした。
イエスズ会僧侶ガブリエル・ダニエル神父『フランス民兵史』1721刊行
フランス衛兵隊に制服が導入されたのは1661かその直後→この年におそらくフランス軍が最初に東洋風の制服を採用。
1661、7月歩兵科上級大将エペルノン公が亡くなる。それまでフランス軍を仕切っていた上級大将が亡くなったことでそれまで口出しができなかった国王が直接指示を出せるようになった。1662~63の間に確実にフランス軍に制服が導入。王命による制服導入は王による軍の掌握を示すとともに軍紀粛清の一環だった
正式に王命として制服の規定がで始めるのは1670頃、1684に全軍統一の規定が定まってきて、正式な書類として出たのは1704。この年までは王から個別で命令が出ていて、かなり自由だった。
フランス衛兵隊は初めの灰色から1685から青、白、赤の三色に。フランス革命期まではこの基本色は変わらない。首にクラバットをつけるのが標準化。
スタンケルク・クラバット
フェルトの三角帽トリコルンが普及していた。当初は一方だけを折り返すのが普通だったが銃の操作のために三方向のツバを折り返す形で落ち着いた。軍務では王命から黒で決められていた。
装備の近代化が進み1684ごろからタスキ型の剣吊りバルドリックが廃れて腰のベルトに剣を吊り下げる新型の剣帯に置き換わる。翌85から銃口に着剣した銃剣が普及し始める。1699末に火縄銃が全廃、燧石銃に切り替わる。1703にはパイクも姿を消す。銃の性能が上がったため長槍は時代遅れに。
1661以降、事実上の部分徴兵制度に。当時欧州最大規模のフランス軍。1666、王命で軍服の代金を兵士の給料から天引きすることを制度化。
英国、チャールズ。ルイが流行させたファッションをもてはやした。フェミニンな服装。
造園家ジョン・イーヴリンの日記。即位六年後、チャールズ初めて東洋風の衣装で宮中に。評判が悪かったフランス風のモードを見捨てた。
さらにその翌月、海軍省書記官サミュエル・ピープスの日記でも似たようなことが
記録的には軍装としてはフランスで東洋風、ペルシャ風の服装がかなり普及してたはず。宮廷衣装として採用したのはチャールズの方が早い。
チャールズは装飾過剰な服装を廃止して英国で自給できるペルシャ風を採用したかった
ルイ14世もフェミニン・ファッションを諦めて一般貴族の服装をペルシャ式に改めることに
これから100年以上ペルシャ風の服装が欧州全域で標準的な紳士服として用いられることに。ジュストコール
1715、9月一日朝、ルイ14世は72年間に及ぶ治世を終えた。前夜「余は戦争を愛しすぎた」
54年間の親政期間のうち34年間は戦争だった
感想:ようやく4章の終わり。よく見る貴族の服装はペルシャ風だった。
関係ないが今すごい鈴カステラ食べたい。
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「Club SLAZY」というオリジナルの舞台があって、みんなに見てほしいと思いながらTwitterで主張してたのですが、長くなり過ぎたのでこちらでまとめます。
基本情報
全部で6本の作品(1つは外伝的扱いだがここではまとめて語ろうと思う)とスペシャルライブというおまけ的な公演がある。ライブと言っているが6作目のその後が描かれており楽曲中心だが実質的に7作目にあたる。
「Club SLAZY」「Club SLAZY the 2nd invitation」「Club SLAZY the 3rd invitation」「Club SLAZY the 4th invitation」「Club SLAZY~Another World~」「Club SLAZY the final invitation」「Club SLAZY Special live」
以下1作目〜6作目と書いていきます。無印が1作目、AWが5作目、finalが6作目です。スペシャルライブはスペシャルライブかSPlive。
他に1作目と2作目の間にあったライブ「LUV SLAZY」、3作目と4作目の間にあったライブ「LUV SLAZY II」という公演がある。スペシャルライブに比べると演じているシーンは少な目でライブが中心。円盤化していないので自分の記憶にたよるしかないけど、少し触れるかも。IIは曲だけプレイボタンで発売されました。
更にスペシャルライブの後にTVドラマにもなっているがキャパオーバーのためこの記事では触れないと思う。
メインスタッフ紹介
脚本・演出 三浦香さん。この世界を創造したまさに神。この作品は三浦さんの脳内のアミューズメントパークに私ら部外者の観客が招待されているのだと思っている。最近テニスの王子様ミュージカルで演出補をしてらっしゃると思ったら最新作ではついに演出・脚本をやることになったとか。熱い。
脚本 伊勢直弘さん。3作目からの参加ですが、3作目で人気が出て4作目でブレ���クしたと言われてるこの作品にとってとても大切な人。
振付 當間里美さん。意味が分からないくらいカッコいい振り付けをする人。刀剣乱舞ミュージカルでも振付してます。
作詞作曲 ASUさん。意味が分からないくらいカッコいい曲と歌詞を作る人。この作品の根底を支えてると言っても過言ではない。まあとにかく聴いてください。
私はClub SLAZYのことが大好きだ。しかしCSL(略称)を見てると「ひょわぁぁぁ………すき……」みたいな感じで偏差値が落ちて語彙がなくなり、他の人にプレゼン出来るような冷静な状態ではなくなってしまうんだ。
例えば「クラブスレイジーとは何か?」という根本かつ初心者向けの説明をしようとすると、ゲンドウポーズで「クラブスレイジー……それが一体何なのか、実は未だにさっぱり分からんのです……誰か教えて」って言い出す。それが私だ。
「Club SLAZY」はメンズキャバレーの名前である。店のパフォーマーは全員男性。客は全員女性。招待制で、「ガーネットカード」と呼ばれる赤い封筒に入った招待状がないと行くことが出来ない。
招待状を送る相手は店の支配人が決めている。
招待状を送る基準は「つらくて惨め」「悲しい」状態であること。スレイジーは店のパフォーマンスで女性の心を慰めるのが目的なのだ。
ところでこの店、お代をもらってないのだ。無料なのだ。慈善事業なのだ。
それで「この店のそもそもの存在目的は何?」ってならない? 私はなったね‼️
支配人の他にオーナーがいる。オーナーがあやしい。悲しい女性の涙を集めて何をするつもりなんだ。それとも他に真の目的があるのか? 謎のまま物語は進む。支配人はZs(ジーズ)、オーナーはX(エックス)といいます。
もしかしたらジャンルはファンタジーなのかもしれない……多分ファンタジーだ。異世界の話かもしれない。この作品の世界は大まかにアンダーワールド(私たちのいる現実世界)、Club SLAZYという異空間(招待状がないとたどり着けない、キャストも自由には出入り出来ない、料金も取らずに営業してるこのキャバレーは、異空間なのである)、「トリ」というもう一つの異空間の3つに分かれている。スレイジーやトリは天国や地獄のメタファーなのか? そう単純な話でもない。
Club SLAZYは沢山のパフォーマーがすごい歌とダンスを繰り出しくる。曲も歌も振り付けもすばらしくて、これらだけでも元が取れる。各パフォーマー毎に持ち歌がある。そうでない歌もある。舞台では完璧なパフォーマンスを魅せる彼らは実は舞台裏ではダメダメで、不思議ちゃんで…と変人揃い。
そんな酒浸りだったりナルシストだったり弱気だったり人見知りだったりと、色々ダメな男たちが、日々衝突したりしなかったりしながらダラダラ暮らしてるっぽいです。そういうのを楽しみます。
舞台でソロパフォーマンスが出来るのは上限5人なので、その枠を競い、更に5位の中で順位を競ってもいる。
表向きはそんな風に競争社会を基盤にしたシステムの店になってる。
でも実際はそうじゃないんだなあ。
男社会の闘争を繰り広げてるふりをした女社会の話だなって勝手に思ってる。で、理不尽な父性を象徴するXはどこまでも異物なのだ。
ほら、全然簡単に説明出来てないよこの人‼️
えー……プレゼンしようとすればするほどドツボにハマりますね。ストーリーにとても癖があるので、ノリについていけない人にとっては「何だこりゃ」になるし、好きになった人にとっては「最高ぉぉぉ‼️」となる。見る人を選ぶ作品かもしれない。でもついてこれなかった人も声を揃えて「歌は曲も歌詞もとてもいい。ダンスもいい」ってゆいます。全編オリジナル楽曲なのですが、歌いいんですよー騙されたと思って見てくれ。もしかしたらお話も気にいるかもしれないですし。ぜひー。キャストもいいよ。キャストもいい‼️ 見てくれ‼️(語彙は死んだ)
Club SLAZYには千子村正(ミュ)、燭台切(ステ)、博多(原作の声優さん)ととうらぶ界隈でお馴染みのキャストが揃ってるよ! 真田丸で信之の息子を演じた役者さんもおるので大河ドラマクラスタも見て。「レディ・プレイヤー・ワン」に出たハリウッド俳優もおるんやで。洋画クラスタもついでに見て。
Club SLAZYの登場人物はみんな弱っちい。何だか自分のことのように思えるんだ。特に社会で働き始めたはいいけど、男と同じ扱いはさせてもらえず、理不尽な世の中に悩んでる女性には。本当の気持ちを隠してたり、愛する人と別れたり、有象無象の試練を前にして座り込んでる人たちに、寄り添ってくれるんだ。……って、勝手に思ってるんだけど。私はDVDをヘビロテしてしまっていつのまにかこんな風に考えるようになったんだけど、普通の観客は違うのかもしれない。分からん。Club SLAZYのことを私は何も分からない。
Club SLAZY を好きな人たちは自らを「檻民」と称していた。これは3作目の中で登場人物がClub SLAZYという店を「小さな檻の中」と称したことによる。しかしその後5作目で公式に「386」という通称が登場する。以来私たちは自らを386と呼称している。「みはる」と読みます。
スレイジーは作内で何回か舞台上での早着替えがあるんですが、どれもいいんだよね〜。特に4作目冒頭のOddsさんのが好き❤️ 魔法少女ものの変身シーンに匹敵するエモさだと思っている。
言い忘れてたんだけどこの店ではソロパフォーマンスを許されたトップ5の実力者を「レイジー」と呼称しています。レイジーになるべく頑張っている見習いパフォーマーは「ニュージャック」パフォーマンスをしない店の裏方スタッフは「ミスティック」と呼ばれてます。上下関係はこう。
オーナー・支配人>レイジー>ミスティック>ニュージャック
ゆえあって引退した元レイジーには「キングダム」という呼称あり。と言ってもキングダムの話はあまりない。
レイジーは更に序列があり、高い順にトップエース、セカンドエース、サードスター、フォーススター、ファイブスターという称号があります。なぜ5番手だけフィフススターでないのかは私も知りません。
ニュージャックを経て実力を認められるとレイジーになるような感じだが、ニュージャックにならずいきなりレイジーになる人もいる。確認されている中ではCBがニュージャック経験者。Bloom、DeepとEndはニュージャックを経ていない。また、レイジーになった後も並んで順番に上に上がっていく訳ではなく、順位の変動で逆転するケースもあり、極端な例だとBloomはいきなりセカンドエースになっている。ごぼう抜きである。
登場人物紹介
Act(あくと:大山真志)。歌とダンスが圧巻のナンバーワンパフォーマー、トップエース。お話の中で色々とあって、店を後にした。彼がいなくなった後のトップスターはセカンドエースのBloomが兼任している。別の世界では戦国大名(大泉洋)の正妻(吉田羊)の息子をやっている。
Bloom(ぶるーむ:太田基裕)。レイジーの2番手であるセカンドエースの男。色気と歌唱力で客を魅了するが、舞台裏に戻るとやる気のなさにいつも死にたがってる。おばけになれたらいいな〜とか言ってる。かなり重篤な天然の不思議ちゃん。トップエースに相応しい実力を備えた彼がトップの座を固辞するのは何故か。単に面倒くさいからか。それとも❓ 別の世界ではすぐに脱ごうとする刀剣男士をやっている。
Cool Beans(くーるびーorくーるびーんず:米原幸佑)。サードスター。マジで万年サードスター。彼がレイジーになる前のサードスターはOddsだったが、それ以外の人は作内で一度もサードスターだったことがない。圧倒的3番手。俺様主義で自分大好き。全ての観客が自分のパフォーマンスのあまりのすばらしさに失明すると思っている。「クラブスレイジーのマシンガンナルシスト」と評される彼のパフォーマンスは完全に陽キャラパリピのそれ。その実怖がりで寂しがり屋。周囲の人間の不和に何よりも怯える心優しい意気地なしである。本人は常にトップエースになりたがっているが、「やる気のないやつとは勝負したくない」というポリシーのためBloomとは戦いたがらない。Actには「2番手になってから言え」と相手にしてもらえない。理不尽。それゆえに万年サードスター。そんな彼は全386から愛されてます。私も愛してます。
Deep(でぃーぷ:加藤良輔)。フォーススターつまり4番手のレイジー。勤勉とは程遠く隙あらばさぼりたいと思っている大酒飲み。似たような傾向のあるBloomと仲が良く、ノリが違いすぎるCBのことは苦手らしい。しかしそんな彼にも色々な過去があり、これからも色々起こるのだ(分からん)。
End(遠藤/えんど:井澤勇貴)。恋人に振られた男。彼女が確認もせずゴミ箱に捨てたガーネットカードを手にしたばっかりにClub SLAZYに迷い込んできた狂言回し(1作目のみ。以降は一レイジー)。そのカード多分元カノ宛のやぞ。周囲にボケが多いのでツッコミ役に回らざるを得ない業を背負ってる。いつの間にかSLAZYで働いていて、やる気もそこそこある模様。Deepが彼の教育係になったが、実際にはEndが酔い潰れたDeepを回収する係である。歌と踊りが上手く、すぐに他人のナンバーをカバーしたがる傾向あり。欠番になってたファイブスターに就任。迷い猫を保護したばかりにひどい目にあう。トラブル受難体質。
Fly(ふらい:才川コージ)。レイジーを目指して日々努力するニュージャック。CBが教育係をしていて、何故か彼のことを崇めている。歌担当みたいに出てくるけど実際は筋肉担当(中の人筋肉番組出演履歴あり)。
Graf(ぐらふ:後藤健流)。レイジーを目指して日々頑張っているニュージャック。Flyと同じくCBが教育係。兄弟弟子立場にあるFlyとニコイチ扱いされることが多く、しかしふたりともそのことには不本意なようだ。メガネをしてるけどインテリ系ではなくダンス担当。ダンスが半端ない。まじでダンスを見てくれ。何故か彼もCBのことを崇めている。
Q(きゅー:法月康平)。ミスティックのリーダー。私は多分Q連続体から来たんじゃないかと思いますね(トレッキー向け)。指を鳴らすとあるべきものがあるべき場所へと飛んでいく。Qだよ。めっちゃQだ(詳しくは新スタートレックをご覧ください)。誰に対しても優しいが特にCBに優しい。この人も途中の話で色々あります。物語の最初からいましたみたいな顔をしてるが初登場は2作目。
Zs(じーず:藤原祐規)。店の支配人。現役時代はセカンドエースで、不真面目な勤務態度についてトップエースであるYaにとやかく言われていたっぽい。Yaがいなくなった後トップエースになるように当時の支配人Xに言われるも固辞。セカンドとトップを兼任とか言い出した(実質はトップエース)。その後いつのまにか店の支配人をやる羽目になる。そんな経緯があり、支配人業もあまりまじめにやってる様子がない。そこそこ。爪を隠すタイプの能ある昼行灯系キャラ。ガーネットカードが間違って遠藤の手に渡ったのは明らかにミステイクである。本来男の手には渡らないものなのだ。
Ya(やー:大須賀純)。Zsの好奇心がきっかけで店を去った当時のトップエース。Zsと違って性格は真面目。色々あって店から去り、店に再訪してから色々あってまた店を去った。「愛は幻」はEndでなくYaの持ち歌だと思ってます。別の世界では大阪城で小判を沢山収集する刀剣男士をやっている。大阪城特効ではマジでお世話になってます。
1作目は店に道場破り(?)に来たYa、何か思うところのあったAct、「不思議の国のアリス」のアリスのように店に迷い込んでしまった遠藤の3人が軸になるお話。
King(きんぐ:渡辺大輔)。Zsが現役のレイジーでトップ兼セカンドだった時にフォーススターだった男。Zsが現役を引退した時にZsに実力を認められてトップエースになる。当時のメンバーは伝説と称されていて一時代を築いたっぽいんですが、メンタル弱めなとこが穴になってしまった。突然店から姿を消した。ところが消えた彼を探すものは誰もいなかった。
Odds(おっず:藤田玲)。Zsがトップ兼セカンドの時にサードスターだった男。Zs引退でセカンドエースになった。トップエースになりたがってたが残念ながらKingがトップに選ばれてしまった。しかしセカンドエースをやってるうちに日和り、やっぱセカンドエースがいいなあ‼️ と思いながらやってたのにある日彼のトップエースKingがいなくなり、やる気を失って彼も店を辞めた。Zsさんと違って怠惰ではないが、ちょっと頭のネジが緩いところがある。kawaii。猫アレルギー。別の世界では新撰組の残党を連れてTo the Northしている。
Peeps(ピープス:山下翔央)。ニュージャック。何やら目的があって店にいる模様。
2作目はキングダムであるKingとOddsの元に手書きの招待状届き、2人が店を再訪する話である。2人が店を辞した時のいざこざをちゃんとしたい者がにせのガーネットカードを使い呼び寄せたのだ。
Riddle(りどる:森崎ウィン)とReti(れてぃ:INZ)。ある日突然店にやってきた謎の2人組。店のみんなは彼らを知らないが、彼らは店のみんなのことを知ってる。それどころか昔のことまで知ってる! 一体何者なの⁉️ 2人ともパフォーマンスがかなりエグい。人と話すのが得意ではないという割に明るく人懐こいのがリドル。別の世界では仮想世界の中に隠されたイースターエッグを仲間と探してる(監督・スピルバーグ)。無口でミステリアスなのがレティ。
X(えっくす:石坂勇)。かつての支配人。Zsが支配人になった時に引退。そしてオーナーになった。それまでオーナー誰だったのよ。気になる。Xがオーナー兼支配人だったのかもしれない。現役の時代をちょっと見たいよね。オーナーポジションで店ではパフォーマンスしないけどソロの持ち歌はあり。腹に一物ありそうで何かと不穏なムーブをする。自分で指名した割にZsの怠慢な勤務態度に不満がある模様。
千と千尋みたいな世界観があるっぽくて、「名付け」が特別な意味を持つっぽい。RiddleとRetiは乱入してきた後に居合わせたオーナーXが名前を付けた。ZsやOddsはXが、CBあたりはZsが名付けた。支配人クラスでないと名付けられないような感じ(何もかも推測)。
ふらりとBloomが姿を消したある日、トップもセカンドもいないSLAZYに謎の2人組が現れて…というのが3作目のお話。この回から脚本が2人体制になりました。2人でどのように分業をしてるか分かりませんが、三浦さんの味は残したまま脚本がパワーアップしたというのがもっぱらの評価。
DooBop(どぅーばっぷ:倉貫匡弘)。寄るべない身の上の兄弟の兄。色々あってSLAZYに来てニュージャックになり、Oddsが彼の教育係になる。同じ時期に店に来て同じくOddsが教育係になったCBとは兄弟弟子である。この2人もニュージャックの頃やたら教育係のOddsを崇めていた。どこかで見た構図である。
Jr.(じゅにあ:大森夏向)。寄るべない身の上の兄弟の弟。兄と店に来た後はミスティックになる。というか子供だったのでミスティックに育てられる。名前も彼だけ例外中の例外でミスティックが付けた。別の世界では妹に「鬼いちゃん」と言われるほど怖い兄だったがあえなく戦死(監督・片渕須直)。
8と9(ハチとキュウ)。2人のミスティック。ミスティックは名を持たず、数字で個体分けがされている。数字が若い程責任者としての地位が高い。つまりえらい。8と9はDooBopと一緒にやってきたJr.に名前を付け、彼を育てた。名前がシングルなのでかなりえらいはずである。1番えらいのは「1」な訳���が、メタ的なことをいうと三浦香さんのことではないかと思っている。
4作目はDooBopとJr.が店に来たところから始まり、過去の回想と現在が行き来する(2作目もそうだった)。現在の方の冒頭でキングダムのOddsが支配人Zsに呼び出され、Zsが店にいない間の代理支配人に任命される。Oddsは最初は戸惑うが結局満更でもない様子��引き受ける。Kawaii。私が好きなOddsさん早着替えはここ。Zsさんと違って割とちゃんと支配人の仕事をやろうとする。
V.P.(ぶいぴー:Kimeru)。Actがトップエースになる前、ファイブスターだった時期のセカンドエース。サードスターのCBの扱いがひどい。一方当時のトップエースWillにはとても献身的。だが彼の愛が大切なものをこわしてしまう。このくだりはSLAZY全編を通した中でもかなりの悲劇。
Will(うぃる:東啓介)。V.P.の時代のトップエース。彼には先見の明があるとV.P.は評している。彼も紛れもなく圧倒的実力を持ったトップエースなのだが、セカンドエースの重い愛を受けながら店を引っ張るにはいささか繊細すぎた。色々あって店を去る。別の世界では眼に眼帯をつけた脚が3mある刀剣男士をやっている。
Eyeball(あいぼーる:長倉正明)。メインは5作目だが地味に1作目から登場しているネームドキャラ(その時は松本祐一さんがニュージャックと兼任でやってました)。優しいけど気が弱く、自分勝手なレイジーたちの間で一生懸命場を取り持とうとしてた苦労人。彼も色々あって色々あるのだった(分からん)。1作目で登場と書いたが、姿を変えて4作目にも出ていたということが暴露され、386は5作目でめちゃくちゃ高低差のあるジェットコースター気分を味あわされたのである。恐るべし三浦香。
5作目は1作目で店を去ったActが店を再訪するところから始まる。彼がファイブスターだった過去の時代のエピソードに不穏にXが絡んでくる。余談ながら当時の順位は上から順にWill、V.P.、CoolBeans、Deep、Act。
6作目には新規のキャラクターはいない。Actが居なくなったあと長らく空位であったトップエースに新たにレイジーが指名される。誰が新しいトップエースになるのか? あなたの目でご確認ください。
シャドウ。正確には人の名前ではない。支配人にのみ存在するイマジナリーフレンド的存在。支配人本人以外に彼らを見ているのはQのみである。Qにはなぜ彼らを視認する能力があるのかは分からない。多分Qのミスティックリーダーとしての資質を現しているのだろう(何もかも推測)。ZsのシャドウはGrafの中の人が兼任している。4作目で新任支配人になったOddsにも彼のシャドウが現れる。支配人はレイジーたちに比べると責任を負う立場ゆえ、第2の自分が現れてしまう、という設定らしい。彼らは自分の本体の支配人の味方であるが、実利的に役に立つ存在ではない。だがたまにとても重要なことをする(ときがある)。
以下色々感想や解説。
Club SLAZYという物語の持つエモさについて。Club SLAZYは男同士がクソデカ感情をぶつけ合ってる作品と思わせておいて、デカい感情をそっとしまって好きな人と好きな人の幸せを願ったり、好きな人が悲しまないように誤解されたまますっといなくなったり、居場所が欲しかっただけなのにどうしてこんなことに…とか、過保護な親の干渉から逃れようともがいたりとか、そんなような物語である。ぶつけ合ってる場面もないわけではないが、逆に他の人の幸せのために自分のデカい感情をそっとしまってしまう男の方に涙する。エモい。一方選択を重ねた結果望まない別離を経験する男たちもいる。エモい。
名付けについて追記。Jr.の名付けは例外と言ったが、よく考えるとキングダムのYaに名付けられたEndも例外だった。
衣装について。ステージ衣装は基本形に対しキャラごとにアレンジが入り、かつニュージャックはスタッズ少なめ、レイジー多めという差別化がなされている。シャツの色は黒だが過去の話に出てくるレイジーはベージュ色のシャツを着ている。Xが支配人の時代にレイジーになった人たちはベージュ、Zs時代になってからは黒という分け方っぽい。ミスティックは多少サスペンダーに違いはあるが基本的にみんな同じ服装である。リーダーのQは少し違う服を着ている。
トップエースだけは赤い羽飾りを身につけることを許されている。悲しき女性の涙を貯めると言われてるガーネットという謎のマジックアイテムも持っている。近くに悲しんでる人がいると光る。どういう仕組みなの。謎すぎ。
謎のアイテムといえばZsのステッキである。1作目では先が赤く光るギミックが付いていたが、2作目から光らなくなった。代理支配人になったOddsもステッキを持つが彼のそれは間違いなく武器である。華麗なステッキ捌きに客のハートが撃ち抜かれるのだ。恐るべし代理支配人。
80〜90年代のバラエティ番組の系譜。(執筆中)
繰り返される別離というテーマ。(執筆中)
SLAZYのキャラは自分自身に能動的な人、受動的な人に分けられる。(執筆中)
「セカンドエース」という母性についてあるいはせめぎ合うマチズモとフェニミズム(執筆中)
私のSLAZY履歴。見た順番が少し行き来している。LUV SLAZY IIの後の4作目公演までのテンションが半端なかった。(執筆中)
ありがとうClub SLAZY。4作目の初日を見た時の多幸感が忘れられない(執筆中)
楽曲紹介(執筆中)
「Garnet Star」「あなたは知らない」「Crazy Girl」「魔法のホウキ」「The Ranway Pierrot」「愛は幻」「Circus」「The Midnight parade」「DRUG」「Khorosho!」「The Curtain Song」「Patient of love」「Peeps gospel」「Show Business! 」「Slave March 」「Lonely Boogie」「Marionnette」「FAKE」「The Broken Ferris Wheel」「サヨナラ」「Serenade」「Thema of SLAZY」「A to Z」etc...あかん全然書ききれてないな。もっとある。
この記事を誰よりも伝えたかったあなたへ。個人的な友人への弔意なので読まなくてもいいです(執筆中)
書き途中でーす‼️
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