「今日がいちばん若い日!」ダ・カーポさんを描いてみた vol.2
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2023年1月14日(土)
私の今年の落語始め、横山プリンのおいど寄席@天満天神繁昌亭へやって来た。生憎ツレアイは仕事が入ったために妙齢女子に代役依頼、WordsCafe で軽く腹拵えしてから2時間半、たっぷりと初笑いを楽しませていただいた。しかし、関西の高齢者以外に<横山プリン>という存在は認知されているのだろうか。私も高校生の時のラジオでしか知らないが、御年84歳とは恐れ入った。大入に気を良くして続編開催とのことだが、ちとメンバーが濃すぎるなぁ。
5時30分起床。
日誌書く。
今朝もそば定食を美味しくいただく。
昨日届いた<下京のひびき(市民しんぶん下京版)1/15号>を組内に配付する。
ツレアイは終日緊急電話当番、Web研修もあるとのことで、必要な買物済ませてから自転車で出勤する。
クロネコヤマトが iPhone SE3 & Apple Watch Ultra を届けてくれた。
どういうことかというと、年末の Apple Gift Card キャンペーンで購入した10万円の使い途を検討したのだ。その結果、iPad mini を手帖として利用しだしたことで iPhone の出番が減少したこと、Apple Watch での画面操作・入力が老眼にはいささか厳しいこと、これらを勘案したうえでのラインアップの変更となったのだ。
息子と3人でランチはラーメン、さんだかん燻製工房のソーセージが賞味期限を迎えたのでトッピングでいただく
午後も iPhone & Watch の設定、iPhone 13 & watch7 の下取りを手配する。
妙齢女子と南森町で待ち合わせ、Words Cafe で軽く腹拵えを済ませ、<おいど寄席>を楽しむ。実は、早くにチケットが完売していたが、事情があって一部チケットが戻されたことで急きょ露の新治さんに手配して頂いたもの。座席は2階の一番後、見事に<満員札止め>であった。初めて観た<亜空亜SHIN>の変面にはビックリ、桂坊枝のガマの油売り、笑福亭鶴笑の時うどんからゴジラ登場には大笑い。新治さんは<私だけが普通の人間>といいつつも、前方の2人のネタを取り込んでの「狼講釈」、トリの福笑は外題は知らないが葬式ネタ、もちろん面白いのだが仲入り前に受けすぎたためか、意外と大人しく感じられた。
帰路の阪急桂駅、既にバスはなくなっていたのでタクシーで帰宅、すでに風呂から上がったツレアイに今日の仕事の報告を聞きながら晩酌を楽しむ。
iPhone の画面が小さくなったので、3つのリングの内容は表示できなくなってしまった。水分は、1,400ml。
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国立科学博物館のチケットを土永代表から分けて頂きました。
和食がユネスコ無形文化遺産に登録され10年の節目なのだそうです。
和歌山は醤油、鰹節、真妻わさびの発祥地であり、みかんや柿、南高梅、山椒の収穫量も日本一で和食文化を強力サポートしています。
そんな事を思い出し��がら、楽しく拝見した特別展。土曜日の大混雑のなか(都会の混雑は凄い!)綺麗に撮れた奇跡の一枚。
昔は輪切りだったらしい蒲焼き…見た目が植物の『蒲(ガマ)の穂焼き』と呼ばれた事から。
寿司屋や天麩羅屋。昔はおしぼりの提供など無く、客が暖簾で手を拭っていたのだとか。暖簾の汚れは美味しさ(繁盛)の証だったそう。
日本が誇る食玩サンプルが満載の、素晴らしい展示の数々でした。
【巡回展示】
会期:2025年4月26日(土)~7月6日(日)
会場:京都文化博物館
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筑波山は今日も雨だった
山サークルの企画で、登山を始めて半年ぐらいの頃に登った筑波山へ。 その時は小雨で山頂からの眺望を全く楽しめなかったので「今度こそは!」と応募したのですが……今回も雨に降られてまさかのデジャヴ。筑波山とはどうも相性が悪いみたいです、私。
先ずは筑波山神社で山行の安全を祈願します。
10年前はつつじヶ丘コースでしたが、白雲橋コースは岩だらけなんですね。
行く手が白い……。でもこの程度の霧雨なら問題なし。
大きな岩を抱いているような根っこ。
途中の綺麗な白木の東家(BENKEI HUT)の前に、ヤマツツジが咲いていました。
今日は雨で俯いた花が多かった中、1番元気に咲いていたのはヤマツツジでしたね。
巨岩&奇岩の並ぶ稜線に出ました。ここからは知った道です。
上の写真は弁慶七戻り。
今にも落ちて来そうで落ちてこないのが不思議。
巨岩だらけ。
タボチェッカーのような「高天原(たかまがはら)」。
ここを登ると……
お社(稲村神社)があって行き止まり。
分岐へ戻って左手の階段を進むと「母の胎内くぐり」など、次々と奇岩が現れます。
「出船入舟」。
横から見ると、確かに船の形に見えました。
この写真は角度が悪いですが。
「北斗岩」。
こんな感じで、色んな岩の間を抜けて行きます。
10年振りの筑波山(女体山)の山頂。
思えばここは私の初めての日本百名山です。
ハンターじゃないから、10年経ってもまだ20座にも満たないですが。
今回も、山頂からの景色は真っ白だな〜。
でも、周りの木々が霧氷じゃないだけ少しマシかな?
男体山へと向かう道にも奇岩が並びます。
こちらは「ガマ岩」。
誰が始めたのか、ガマの口に小石を載せられると願いが叶う???
私も投げてみたけど届きませんでした。
カタクリ祭りということでカタクリ園を覗いたのですが、シーズン終わりだからか雨だからか、どの花も下を向いてションボリしていました。
雨で下を向いているけどニリンソウ(二輪草)かな?
よく見ると、葉の付け根にもう一つの蕾がありますね。
お昼はカップラーメンを用意していたけど、雨が降っていたので茶店に入ることに。
これも10年前と同じパターン。
その時は味噌汁をちゅうもんしてツアーで用意されていたお弁当をいただきましたが、
今回は持参のお湯で紅茶を淹れて、豚スタミナ丼を頂きました。
こちらはメンバーが頼んだ「筑波山カレー」。
ご飯の盛り方が男体山&女体山ですね!
「つくばうどん」も、油揚げが山容を表すかのように並べられていました。
茶店にいる間に土砂降りになったのでレインパンツも履いたのですが、外に出ると止んでいました……あるあるですね。
ガスの中、男体山が見えました!
お世話になった「仲の茶屋」さん。
雨だったので「お弁当も中でどうぞ〜」という呼び込みに吸い込まれました。
右奥には綺麗なトイレも。
展望広場からは、辛うじて雲海が見えました。
しょんぼりしてますが、キクザイチゲ(菊咲一華)かな?
今日はどの草花も雨に濡れて俯いていますね。
男体山の山頂の社。木村屋総本店による奉納のようです。
少し大きめのカタクリを発見!
もやっぱり、しょんぼりしてる……本当は百合みたいに開く筈なのに。
男女川(みなのがわ)源流の所に生えていた立派な杉。
右上、二股に分かれた枝の上から更に新しい幹が生えています(奥の杉と重なって見えている訳ではありません)。
杉の生命力って凄い!
この後、筑波山神社にゴールした途端に土砂降りになり、バス停までは傘をさして歩きました。
登山道では殆ど小雨だったから、ある意味ラッキーな山行でした。
滑らないようにと気を遣いながら歩いたせいか凄〜く長く感じたけれど、たったの7.1キロだったとは!
やっぱり雨の登山は疲弊しますねー。
とは言え、10年前とは違う岩場だらけの白雲橋コースを歩けたし、雨のお陰で本来ならかなり混んでいる筈の登山道もガラガラに空いていたし、濡れた岩場を歩くトレーニングも出来たから結果オーライ♬
足の手術痕はまだまだ痛いけど、今回もポール不使用で歩けたし、地味に回復して行っているはず!
さぁ、バリバリ登るぞ〜‼︎
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ポルトガル。太陽。久しぶりの太陽と青い空。もうそれだけで幸せなのに。Nataと呼ばれるエッグタルトの旅の終着点に、来た。子どもの時に来て、一度だけ口にした生涯忘れられないエッグタルトを、2011年には、タイ、ホンコン、マカオ、マレーシアと、イエズス会の宣教と共に伝わり、現地に適応した、それぞれのエッグタルトを食べてきた。アジアでは、卵たっぷりカスタードの部分にばかり創意工夫がされて、こちらのNataのイスラムの影響を忘却している。つまり、皮の部分。Nataのカップの部分が、一番、大事なのだ。
皮は、日本の聘珍樓のシェフのエッグタルトが、一番、皮が近いかな。でも、お前は、パイシートつこうとるだけやろ~!と、今になると思う。タイもホンコンもマレーシアも、エッグタルトのプリン部分は拘るのだが、カップ部分は、ほぼ練りパイなのだ。ベチャッとしていて、パリパリ、サクサク感が一切ない。上手く焼けている有名店だとタルト生地的になっていたので、少しガリガリしていた。しかしだ。本場のNataはですよ、皆さん。イスラム菓子の影響なんですなぁ。
ガキンチョの小学生の時には分からんかったなぁ。これが、レコン・キスタでイスラムを押し返しても残るイスラム菓子の影響で、美味しいんだなぁ。つまりだ。フィロと呼ばれる極薄々のパイシートみたいな物を何層にもして、パリッとサックサク。中には、ワシの大好物ピスタチオやアーモンドなどにナッツ砕いてハチミツと合わせた少しだけ甘くしたフィリングが入っている、ワシの大好物のイスラム菓子バクラヴァがあるのだが、これの皮に、もっとバターを練り込んで焼くと、油脂の練り込みすぎからザクザクの食感になるような生地をカップにして、中に卵たっぷりのカスタードを入れて焼いとるんだ。
だから、日本のように、滑らか舌触りを追求するプリンとみまごうカスタード部分じゃなくて、しっかりとしたザ・カスタードがたっぷり入っている。日本のケーキ屋だったら、間違いなく失敗作り直しの部類に入る、火を入れすぎた固いカスタードが、焼いとる間にパイ生地からの脂がにじみ出て、柔らこうなるっちゅーやっちゃ。ワシは、3軒の評判のNata屋を制覇したから、間違いない。とはいえ、食べるのに夢中で写真はありません。ガハハ。
今日は朝6時起きで、古都コインブラに行くのじゃ。道に迷いまくるのが得意なワシ。8時の電車を目指すものの、地下鉄で反対行きに乗ってみたり、乗換で迷ったり。鉄道乗換駅Oriente駅では、ヴァスコ・ダ・ガマ・ショッピングセンターを鉄道駅と間違え、なんで閉まっとるねん。。。と驚愕しているところを目が合った親切なオジサンに助けてもらい、ショッピングセンターから真反対の駅に連れて行ってもらい、チケット売り場も指差し確認してもらう。あー有り難い。ワシも東京で困っとる外人みたら助けてたけど、もっと助けようと心に決める。
それにしても、体調を崩してから、ずーっと右腕のドイツで打ってもらったワクチン注射の針穴が急に膿んで血が出ている。そして、腕が重くてだるくて痛む。皮膚の湿疹と神経痛かと思っていたが、湿疹かと思っていた奴から掻いている意識無いのに出血しているし、左腕のだるさとは異なるので、筋肉注射の後遺症である事を確信中。でもコロナキットではコロナじゃないし、熱は出ていないので、何なんやろ。ワシの身体の自浄作用で、普通の風邪菌を使ってコロナの遺伝子ワクチンに対抗しようとしているのだろうか。。。まぁワシは天才やが、身体の天才ブリには、よぅついて行けまへん。
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第15回 吉坊・一之輔二人会 6月21日(火) · 18:45 – 21:00 道具や/#古今亭松ぼっくり、ガマの油/一之輔、死神/吉坊〜仲入り〜高尾/吉坊、中村仲蔵/一之輔 #落語 #桂吉坊 #春風亭一之輔 吉坊さんの死神の造形が独特で、それに見合ったオチと相まってよかった。 一之輔さんで仲蔵は初めてかな。仲入り前で時間が取られて、つまんだ形だったけど、一之輔さんの形になっていて楽しかった。 (中央区立日本橋公会堂) https://www.instagram.com/p/CfEYMSMPPz-/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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筑波山到着
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山のスタンプラリーアプリ®「YAMASTA(ヤマスタ)」“筑波山とガマ”の関係を歩いて紐解く「筑波山ガマ スタンプラリー」イベントを新規開催
山のスタンプラリーアプリ®「YAMASTA(ヤマスタ)」“筑波山とガマ”の関係を歩いて紐解く「筑波山ガマ スタンプラリー」イベントを新規開催
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一度見たことがあるよ。
なかなかお話は、おもしろかったけど。
たしかにねぇ。どうして筑波山とガマガエルなのかってのは、説明されていなかっような気もするなぁ。
そんな関係を探索するというヤマスタが筑波山で開催するスタンプラリーです。
山のスタンプラリーアプリ®「YAMASTA(ヤマスタ)」“筑波山とガマ”の関係を歩いて紐解く「筑波山ガマ スタンプラリー」イベントを新規開催
株式会社インプレスホールディングス
インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手がける株式会社山と溪谷社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:二宮宏文)が提供する山のスタンプラリーアプリⓇ「YAMASTA(ヤマスタ)」は、つくばエクスプレス(TX)を運営する首都圏新都市鉄道株式会社(代表取締役社長 柚木 浩一、本社:東京都千代田区)のコラボスタンプラリー第8弾として、新たに「筑波山ガマ…
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山のスタンプラリーアプリ®「YAMASTA(ヤマスタ)」“筑波山とガマ”の関係を歩いて紐解く「筑波山ガマ スタンプラリー」イベントを新規開催
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20180305 Monday. 雨☔️のため よるんぽできませんでした。 ので、土曜日のあさんぽ動画より . うまうまマイスロのみきゅるん😆 我慢苦手ガールちゃん😅でつよ🤯 . #うまうま の為なら #ガマの油 流すほどの我慢 #マテと我慢 が苦手です . 今夜はパパがスタジオなので みきゅるんとたっぷりお散歩しようと思ったのに雨☔️😭😣 みきゅるん&にゃんずでマッタリだね。 おやすみ〜〜😴 . #CDって売れるの?
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バター醤油香るトムヤムぱすた ¥1,250 #宮崎グルメ #宮崎ランチ #宮崎パスタ #トムヤムクンパスタ #パクチー (ガマの森) https://www.instagram.com/p/CPhtOUeANUc/?utm_medium=tumblr
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蛙茶番
むかしは、素人《しろうと》があつまって、よくお芝居をいたしました。
素人芝居ということになりますと、たいてい出る狂言は「忠臣蔵」で、みんな勘平《かんぺい》ばかりやりたがります。まちがっても、「あたしは猪《いのしし》をやってみたい」なんて人はひとりもおりません。「あたしも勘平」「おれも勘平」「おいらも勘平」てんで、勘平の志願者ばかりふえます。こうなると、世話役もすっかりこまってしまいまして、役もめがおこってはめんどうくさいというので、のこらず勘平にして、幕があくと、鉄砲かついで、三十八人ずらりと勘平がならびました。これにはみている見物のほうがおどろいて、
「ほう、たいそう勘平がならびましたな、なんです? これは?」
「へえ、カンペイ式(観兵式)でしょう」
なんてんで、世話役も骨の折れることでございます。
「おいおい、番頭さんや」
「へい、旦那さま、およびでございますか?」
「およびでございますかじゃありませんよ。お客さまもおそろいになったのに、幕をあけてくれなけりゃこまるじゃないか。おまえさんが世話役なんだから、どんどんすすめておくれ」
「いいえ、もう用意はできてるんでございますが、役者がひとりまいりませんので……」
「役者がひとりこない? だれだい、そりゃあ?」
「へえ、伊勢屋の若旦那なんで……」
「それじゃあ迎《むか》いをだしたらいいじゃないか」
「それがどうも……なんべんも使いもだしたんでございますが、急病ということなので……」
「急病? それはこまるじゃないか。で、役はなんなんだい?」
「ええ、そのことなんでございますが、急病の原因は、その役のせいではないかと存じますが……」
「役もめかい? こまるね、どうも……こんどは苦情がでないようにくじびきで役をきめたんじゃないのかい?」
「さようで……」
「それでいて、どうしてこんなことになったんだい? で、伊勢屋の若旦那の役はなんなんだい?」
「ええ、天竺《てんじく》徳兵衛の『忍術ゆずり場』でございまして……」
「仕出し(筋に関係ない軽い役)の船頭にでもあたったのかい?」
「それならよろしいんでございますが……」
「だって、ほかにたいした役はなかろう?」
「それがございますんで……」
「なんだい?」
「じつは、ガマなんで……」
「ガマ? あの徳兵衛が忍術を使ってでてくるガマかい?」
「あたりました」
「じょうだんじゃない。役が悪すぎるよ。どうも気がきかないね。あんな役をくじにいれることはないじゃあないか。そりゃあおこるのがあたりまえだ。で、かわりはみつからないのかい?」
「で、伊勢屋さんでおっしゃいますには、番頭をかわりにやろうといいますので……」
「へえ、番頭さんをね……で、番頭さんは芝居のほうは心得があるのかい?」
「いいえ、芝居はさっぱりなんで……そのかわりそろばんならばたしかだということで……」
「おいおい、ばかなことをいっちゃいけないよ。芝居とそろばんがいっしょになるかい? はやくだれかかわりをさがして幕をあけなさい」
「へえ……どうもこまったなあ……みんな手がふさがってるし……あっ、そうだ、定吉がいた……おい、定吉、定吉」
「へえ、番頭さん、およびで?」
「ちょっときておくれ」
「お使いでございますか?」
「いや、おまえは、まったくよくはたらくなあ。いつも感心してるよ」
「へえ……」
「で、ごほうびといっちゃあなんだが、きょうは、おまえを芝居へだしてやろうとおもうんだが……」
「お芝居へだしてくださるんでございますか? あたしを役者に?」
「うん、まあそうだよ。どうだ、やるかい?」
「ありがとうございます。あたくし、お芝居は大好きなんで……」
「そりゃあよかった。でておくれ」
「で、役はなんでございます?」
「役かい? 役はガマだ」
「ガマ? そういう名前の役なんで?」
「ああ、そう」
「どんなことをいたしますんで?」
「どんなことって、こう……たいしたことはないよ。ただ、のそのそとはいだせばいいんだから……」
「へ? はいだせばいい? すると、なんですか、あたしの役はガマ蛙なんですか?」
「ああ、そうだよ」
「なーんだ、ガマ蛙か……じゃあよします」
「そんなことをいわずにやっておくれよ。じつは、伊勢屋の若旦那にくじがあたったんだが、でてこないんだ。そこで、おまえにたのむんだから、まあ、あたしを助けるとおもってでておくれ。後生だからでておくれ」
「さいですか。そんなにおっしゃるんならでますが、でるとこを教えてください」
「ああ、教えてやるとも……それから、これはすくないが、とっといとくれ」
「なんです、このお金は? あたくしにくださるんで?」
「そうだよ。ガマ賃だ」
「へえ、ガマ賃!?」
「ええと、そこで、芝居の筋《すじ》をはなしておこう。これは、『天竺徳兵衛|謀叛《むほん》ゆずり場』という芝居だ。ところで、幕があくと、舞台一面の浅黄幕《あさぎまく》。ここへ船頭の浪六と浪七がでて、わたりぜりふになり、これがひっこむと、柝《き》がしらで浅黄幕をふりおとす。上手《かみて》に赤松|満祐《まんゆう》の幽霊、下手《しもて》に天竺徳兵衛、長ぜりふの末に、満祐から徳兵衛が忍術の極意《ごくい》をゆずられる。ドロン、ドロン、ドロンと大どろになるから、そこへおまえがガマになってでてくる。徳兵衛が見得《みえ》を切って幕がしまる。と、まあ、こんなぐあいだ」
「わかりました。つまり、太鼓がドロドロっていったら、ぴょいととびだせばいいんですね」
「そうだよ」
「それでおしまいですか?」
「そうだ。おしまいだ」
「なんだ、つまんない役ですね。踊りかなんかそこでありませんか?」
「ガマが踊るやつがあるものか……いいな、わかったな、たのむよ……え? なに? だれがきてない? 舞台番? だれだい、舞台番は? 半公? 建具屋の半公かい? 世話をやかせるなどうも……おい、定吉、お役者をつかってはなはだすまないが、おまえ、半公のところへちょっといって、よんできておくれでないか。『みなさんおそろいで、もう幕があきますから、いそいできてください』ってなあ、たのむよ。急いでいってきておくれ」
「へえ、いってまいります……さあ、半ちゃんのうちは……ああ、ここだ……こんちわ、いるかい? 半さん」
「おう、定どんじゃねえか」
「あのう、お芝居が始まりますから、すぐきておくれって……」
「芝居か? いかねえよ」
「そんなこといわないで、きておくれよ」
「いかねえよ。いくもんか。あのな、おめえにこんなことをいったってしょうがねえが、じつはこうなんだ。町内に芝居があるっていうから、『あっしも一役やらしていただきましょう』とおれがいったときの、おめえんとこの旦《だん》つくのせりふが気に食わねえ。おれの顔を穴のあくほどじいっとみて、『半ちゃん、おまえ、鏡をみたことがあるのかい? いずれ化けもの芝居があったときには、おまえを座頭《ざがしら》にたのむとして、こんどは舞台番をやってくれ』ってんだ。なにいいやがんでえ。ふざけるねえ。どうせおれはいい男じゃあねえ。つらはまずい……なにいってやんでえ。どうせつらはまずい……ああ、まずいとも……」
「えへへ、そういわれてみると、ひどくまずい」
「なにいってやんでえ。つまんなく感心するねえ……だれがいってなんかやるもんか……おめえもはやく帰んな。はやく帰れ!」
「さいなら……たいへんだ、こりゃあ……へえ、いってまいりました」
「ああ、ごくろうさま。どうした? 半公はくるかい?」
「だめなんで……なんでも旦那さまが、『こんど化けもの芝居の座頭にたのむ』とおっしゃったとかで、もうすごいおかんむりで……」
「そうかい、そりゃあこまったな。なにかいい思案は……と、そうだ。いいことがある。いいかい、定吉、こんどは、おまえ、迎いにいってあいつをうまく持ちあげておくれ」
「持ちあげるんでございますか?」
「そうだよ」
「だって、あたくしじゃあ重くて持ちあがりません」
「そうじゃないよ。油をかけるんだ」
「火をつけますか?」
「そうじゃないよ。まあ、はやくいえば、おだてるんだ。なあ定吉、半公は、小間物屋のみい坊に岡惚《おかぼ》れしてるってじゃないか?」
「へえ、そうなんで……でも、惚れたってだめなんですよ。なにしろ足袋屋《たびや》の看板なんですから……」
「なんだい? その足袋屋の看板てのは?」
「へえ、片っぽうだけできている」
「つまらないしゃれをいうな……いいかい、こんど半公のところへいったら、こういうんだ。『いま帰ろうとしたら、途中でみいちゃんに会って、どこへいくんだと聞かれたから、半さんのとこへお使いだよといったら、名前を聞いただけで、みいちゃんがぽーっと赤くなって、あら、半さんもお芝居にでるのって聞くから、こんどは舞台番だといったら、みいちゃんがほめていたって……ほんとうに半さんはえらい。素人が、おしろいなんかつけて、ぎくりばったり変なかっこうをするよりも、舞台番と逃げたところが半さんのりこうなところだ。あの人は粋《いき》だから、きっと似合うわ。お芝居はどうでもいいけど、半さんがでるんなら、これからすぐにみにいくわって、みい坊がそういってた』と、こういいな。すると、あのばか、喜んでとんでくるから……」
「なるほど、こりゃあいいや。うまいなあ。へえ、いってまいります……おう、半さん、またきたよ」
「なんだ? またきただと? ……だれがなんといおうといくもんか。ふざけんねえ」
「それがね、いま、みいちゃんに会ってね、『半ちゃんのうちへいく』っていったら、ぽーっと赤くなって……」
「えっ、みい坊が、おれんとこへいくっていったら、ぽーっと赤くなったってえのか? ふーん、そうか。うんうん、町内の娘っ子にもやっと半ちゃんの値打ちがわかってきたな。で、どうしたい?」
「で、『きょうのお芝居に半ちゃんもでるのかしら』っていうからね、『でるにゃあでるけれども舞台番だ』って、そういった」
「ばかっ! どじ! まぬけ! そんな気のきかねえことをなんでいうんだ? みっともねえじゃあねえか」
「ううん、そういったら、みいちゃんがほめてたよ。『素人がおしろいつけて、ぎくりばったり変なかっこうするのはいや味だけど、そこをぐっと渋く、舞台番と逃げたところは、さすがに半ちゃんはえらい』って……『あとでみにいくわよ』っていってたよ」
「ほんとうかい? え? みい坊がいくってのか? ふうん……ふふふふ……なあ、旦那だってそうだ。ものをたのむんなら、なにも化けものだなんぞいわねえでさ……こっちだって、そんなことをいわれりゃあおもしろくねえやな。だれがなんといおうと、こんどはおれはもうでねえつもりだったんだが、まあいいや、とにかくいこう」
「え?」
「いくよ」
「はは、うまく持ちあがった」
「なに?」
「いえ、いいんだよ……じゃあすぐにきておくれ」
「ああ、いくよ。いくよはいいんだが、まあ、この扮装《なり》じゃあしょうがねえ」
「着物なんかいいじゃあないか」
「そうよなあ、まあ、扮装《なり》はしょうがねえとして、いま、ふんどしがねえんだ」
「えっ、しめてないのかい?」
「ばかいうねえ。ただのふんどしじゃあおもしろくねえやな。舞台番てえものはな、おめえなんか子どもだから知るめえが、なにしろ舞台のわきで、半畳にすわって尻をまくるんだ。だから、どうしたってふんどしがかんじんなんだ。ところが、おめえも知ってるだろう? 去年の祭りにしめた緋��緬《ひぢりめん》のふんどし」
「ああ、あの赤いの……あれならきれいでいいや」
「ところで、あれが、いま、うちにねえんだ」
「ああ、わかった。まげちゃったんだね、質にいれちゃったんだね」
「察しのいい小僧だな。じつはそうなんだ」
「ああ、それならなにかといれ替えしなよ」
「なんでもよく知ってやがるなあ。ではと……そうだ。その釜でも持ってって、いれ替えるか」
「釜を持ってく? うふふ、ふんどしのかわりに釜なんざあ縁があっていいや」
「変なこというない」
「じゃあ、急いでおくれよ」
「わかったよ。すぐいくよ」
半ちゃん、これから質受けをして、すぐに店へいけばいいものを、そこはみいちゃんにいいところをみせようって気がありますから、お湯へはいってきれいになろうってんで……
「おう、ごめんよ」
「へえ、いらっしゃいまし。おや、半さん、たいへんにおめかしで……ああ、そうそう、お店《たな》にお芝居があるそうじゃあありませんか。え? あなたもお芝居へ? え? お手つだいに? お役者ですか?」
「なに? お役者だってやがら……そうじゃねえよ。素人がおしろいなんかつけて、ぎくりばったり変なかっこうするなんてえことはごめんこうむって、おらあ、舞台番と逃げた」
「舞台番と申しますと?」
「舞台のわきへ、ちょいとおれが半畳にすわって、尻をまくってすわって場内をしずめるんだ」
「ああそうですか。しかし、あなた、その舞台番にしちゃあ、おみなりがちょいと地味《じみ》じゃあありませんか?」
「そうよ。これじゃあすこうしばかり地味だ。舞台番ていやあ、首抜きかなんか派手《はで》なものを着るんだ。そこをこっちゃあ、うわべを地味にして、中身でぐっと派手にするんだ」
「へえ? 中身を派手にと申しますと?」
「みてくんねえ。これだ。どうだい、このふんどしは?」
「へえ、緋縮緬ですな。こりゃあごりっぱだ」
「どうだい? 町内広しといえども、これだけのものをしめてるやつはあるめえ」
「はあ、さようで……」
「重くてどっしりしてらあ」
「へえ、へえ……」
「くわえてひっぱってみねえ。チャリチャリ音がすらあ。どうだ、くわえてみるか?」
「いいえ、もうけっこうで……」
「ときに油紙あるか?」
「油紙? どうなさるんで?」
「ふんどしをとられねえように、油紙にくるんで、あたまへ���《いわ》いつけてへえるんだ」
「���|越《ご》しですな、まるで……大丈夫ですよ。そんなことしなくても、番台であずかりますから……」
「え? あずかってくれる? そうか。すまねえな。ひとつ神棚かなんかにあげといてくれ」
「じょうだんいっちゃあいけません」
一方、お店のほうじゃあ、くるといった半ちゃんがきませんから、またあわてました。
「どうしたんだ? 定吉や、半ちゃんとこへもういっぺんいってきな」
「へえ、では、いってまいります……ほんとにあんな手数のかかるやつはありゃあしない……半さん、あれっ、戸がしまってらあ。あの、おとなりのおかみさん、半ちゃん、どこへいったかご存じですか? え? お湯へいった? なんだい、ばかだね、あいつは……なにもこの最中《さなか》にお湯へなんかいかなくったっていいじゃあねえか……こんちわ、あの、半さん、きてますか?」
「おや、お店の小僧さんか。半さんかい? 建具屋のはね半かい? ああ、きてるよ。あそこだ。ほら、尻にひょっとこのほりものをした……」
「あっ、きたねえ尻をしてるな……おい、半さん、なにしてるんだよ。みいちゃんが帰っちゃうっていってるよ。早くしとくれよ」
「えっ? みいちゃんが帰っちゃう? おい、すぐいくから待ってくれ」
半ちゃん、おどろいて湯からとびだして、からだをふく間もなく、あわてて着物をひっかけて、かんじんのふんどしを番台へあずけたまま表へとびだしてしまいました。
「おうおう、半公じゃねえか。どこへいくんだ?」
「やあ兄貴か、どうも……じつは、お店へ芝居があって……」
「ああそうか。で、おめえにもなにか役がついたのか?」
「いえね、素人がおしろいなんぞくっつけて、ぎくりばったり変なかっこうしたってはじまらねえや、そこで舞台番と逃げた」
「え? 舞台番? それにしちゃあ、おめえ、なりが地味じゃあねえか」
「そこなんで、趣向は……まあみてくんねえ。うわべは地味だが、中身のほうをぐっと派手にってんで……まあみてくんねえ、中身を、これ……」
「えっ? 中身を? おいおい、よせよ。ばかだな。真《ま》っ昼《ぴる》間だってえのに、度胸がいいな。まるだしで……こいつは、どうも……いいからしまっときなよ」
「てえしたもんだろう?」
「ああ、てえしたもんだよ」
「りっぱだろう?」
「ああ、りっぱだ。ばかなりっぱだ」
「町内広しといえども、これだけのものは……」
「ああ、ありゃあしねえよ。八丁いまわりさがしたってありゃあしねえ」
「重くてどっしりしてらあ」
「目方もありそうだな、そのようすじゃあ」
「くわえてひっぱってみねえ。チャリチャリ音がすらあ」
「だれがくわえるやつがあるもんか。まあ、早くしまいなよ」
「あとでみにきてくんねえ。きっとだぜ。じゃあ、おれはいくから……」
「ああいくよ、あとで……ばかだな。あいつはふんどしもしめねえで駆けだしていきゃあがった」
やっとお店へ着いた半ちゃん……
「どうもおそくなってすいません」
「やっときてくれたか。おまえがいないんで幕があかなかったんだから……では、早くでておくれ」
「へえ」
てんで、これでやっと幕があきました。そこは素人ながら十分に稽古《けいこ》がつんでありますから、万事そつがございません。お客のほうも一心に芝居をみておりますが、舞台番の半ちゃんはおちついていられません。なにしろ小間物屋のみいちゃんをさがそうってんで……
「ええと、みいちゃんは……あれ? きてやしねえじゃねえか。ことによったら帰っちまったのかしら? それはそうと、これだけ見物もはいってるのに、だれもおれをみるものがいやあしねえ。こっちには趣向があるってのになあ。こっちもすこしはみてくれ。しょっしょっ、子どもはさわいじゃいけねえぜ。さあ……」
「どうです、なかなかどうもうまいもんですね。素人芝居だなんてばかになりませんよ。天竺徳兵衛はだれ? え? 紀伊国《きのくに》屋の旦那? へーえ、あの人にこんなかくし芸があろうとはねえ……いや、おどろきました。え? あなた、さっきからなにをみてるんです? お芝居をごらんなさい。え? なんです? 舞台番をみろって? ……舞台番? ああ、あれ、あれは建具屋の半公、通称ばか半、はね半……だいたいそうぞうしい。舞台番がさ、ばかだねえ、あいつは……だいたい舞台番てえものは、客がどなったり、子どもがさわいだりするのをしずめる役なのに、客がしずかにしてるのをひとりでさわいでやがる。あんなばかなやつはないね。あきれた……あなた、なにを笑ってるんです? え? 舞台番をよくみろって? みたってしょうがない。あれは、いまいったように、ばか半……え? 舞台番の顔じゃない? 下のほうをみろって? 下のほうを? ……あっ! ありゃあほんものですかね? まさか、あめ細工やしんこ細工じゃありますまいね」
「さあ、こしらえものじゃありますまい」
「わかった。野郎、さっきからさわいでいたのは、あれがみせたかったんだ。どうもかわった男だね。妙な趣向をしてきて……しかし、かわいそうだからほめてやりましょう……ようよう、半ちゃん、日本一! ご趣向! 大道具ごりっぱ!」
「あっ、ちくしょう。ようやくおれの趣向に気がつきゃあがった」
ほめられた半ちゃん、ありがてえってんで、いっそう派手に尻をまくって前のほうへ乗りだしましたから、場内はこれをみて大さわぎ……そのうちに、芝居のほうはどんどんすすんで、舞台は最後の忍術ゆずり場になって、天竺徳兵衛が九字を切って、ドロンドロンドロンドロン……と、大どろになりましたが、かんじんのガマがでてきません。
「おいおい、ガマはどうした? ガマ蛙がはやくでなくっちゃだめじゃないか。おい、定吉!」
「へえ、でられません」
「どうして?」
「あそこで青大将がねらってますから……」
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