Tumgik
soundrope · 5 years
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2015年から始まったAbleton主催のカンファレンス=Loop。このカンファレンスは、音楽制作や文化に関するパネルディスカッション、ワークショップ、パフォーマンス、インスタレーションなど盛りだくさんな内容で、カンファレンスとは銘打っていますが、実際はAbleton流のフェスのような内容です。今年のLoopはどんな模様だったのか、2年ぶり3回目の参加となるAbleton認定トレーナーのKoyasがレポートします。
今年はLA Hollywoodへ
昨年までのLoopはAbletonのお膝元ベルリンで行われていたのですが、今年はロサンゼルスのハリウッドで開催されました。なぜ日本からわざわざ海外のカンファレンスに参加するのかというと、DAW文化がドイツ・アメリカを中心とした海外発祥のものだからです。PCを使った音楽制作の最前線を体験するには、やはりその文化発祥の地に行くことが大切です。
山火事の影響か淀んでいるSunset通りの夕暮れ。普段はもっと透き通った空。
さて、今回はLoopの2日前にLAに到着しました。僕にとっては10年ぶり2回目のLAですが、今回は過去最大規模の山火事が発生して、ずっと咳が止まりませんでした。
LAは治安が悪いイメージがありますが、現在ではかなり治安が良くなったそうです。特にハリウッドにはどの交差点にも監視カメラが設置され常に見張られていますが、他のエリアにはスラム街やギャング・エリアもあります。実際、到着前日にLAのカントリークラブで銃撃事件もあり、Loopやバー、クラブなどは入る度に鞄の中身を見せる必要がありました。
さて、LAのパーティー事情ですが、法律によりアルコールを出す店は、レストランやバー、クラブも例外なく全て午前2時に閉店します。そのため、LAでは開催場所がシークレットになっているウェアハウスパーティーが盛んで、クラブは観光客向けという印象でした。
前日はApogee Studioへ
Apogee HQ
Tacos
Booth
Control Room
Loopの前日には、毎回楽しみにしている認定トレーナーのミートアップがApogeeの本社にあるApogee Studioで行われました。2年ぶりに会う知り合いのトレーナーなどと再開を喜んでいると、隣にボブ・クリアマウンテン(ロック界の伝説的なレコーディングエンジニア。奥さんはApogeeのCEO)がひっそりと立ってたりして驚きです。
Apogee Studioにはレコーディングの歴史を支えてきた名機達がずらりと並び、見ているだけで楽しい場所です。オールドNEVEをカスタムしたコンソールにNS-10Mの組み合わせがボブ・クリアマウンテンらしいですが、ツイーターにティッシュは貼られていませんでした(わかる人はおっさんです笑)。
Studer A800
Rack
Love
Control Room
Loopが始まる
さて、いよいよLoop当日。メインの会場となるのはハリウッド通りにあるMontalban Theaterという中規模程度のホールです。中に入ると、周りをぐるっと取り囲むように蛍光灯のようなライトが取り付けられています。Loopではライブ等もあり、このライトが照明の役割もします。
Entrance
Opening Address by Dennis DeSantis
Opening Address by Dennis DeSantis
Equinox
ベルリンでのLoopはあまりオープニングらしきものはなかったのですが、LAではAbletonのドキュメント部門責任者かつLoopのスポークスマンのDennis DeSantisによる基調講演があり、「Making music is building a community(音楽を作ることはコミュニティーを築くことだ)」という言葉が印象的でした。その言葉通り、今年のLoopは「人間」にフォーカスをあてたものが多かったような気がします。
Rooftop-Daytime
Luz González Torres a.k.a Demian Licht
Rooftio-Nighttime
Dennisのオープニングアドレスも終わり、屋上のRooftopにあがってみます。ここは普段映画が見られるRooftop Theaterが人気を呼んでいるそうですが、LoopではこのRooftopがネットワーキング用のラウンジとして使われていました。また、dublabによる配信や、Rechard Devineによるライブパフォーマンスなども行われていました。個人的にはメキシコの認定トレーナー=Luz González Torres a.k.a Demian Lichtのゴツくてダークなテクノが格好良かったです。
Amoeba Music
Amoeba Music
Novelty
また、Loopではノベルティーが配られるのですが、毎年鉛筆と紙のノートは必ず入っています。今年は近くにある有名レコードショップ=Amoeba Music提供の中古レコードが入っていて「サンプリングしたり誰かと交換しようぜ」だそうです。笑
一番滞在時間が長かったEast West Studios
A dub seminar by Scientist
A dub seminar by Scientist
今回のLoopは4つの会場に分かれていました。僕が主に行っていたのは、Montalban Theaterから歩いて10分程度の所にあるEast West Studios。このスタジオはオーナーが変わるごとにWestern Recorders→United Western Recorders→Oceanway→Celloと名前が変わり、現在はソフトウェア音源を作っているEast West社がオーナーです。長い歴史を持つスタジオで過去にはMichael Jacksonなどそうそうたるアーティスト達がレコーディングに使用しています。
僕がここで最初に見たのはダブのアーティストScientistによるダブ処理セミナー。注目を集めていたプログラムで長蛇の列でした。Scientistは、EQがアナログミキサーより精密だから自分はデジタル人間なんだといって、デジタルミキサーのBehringer X32を使っていました。
youtube
話の内容は意外とまともで(失礼)、ヘッドルームをきちんと確保することが大切だ、とか、ハイハットの音量は-10dBだとか、ミキシングテクニックの基本をきちんと押さえた話でした。一昨年リー・ペリーのぶっ飛んだトークを聞いていただけに意外です。
Scientistはフェーダーが横一直線に並ぶようにプリアンプで音量を調節して、ミュートボタンは使わずフリック操作でフェーダーを動かしているそうです。そのため、毎日フェーダーの上げ下げの練習をしているのだとか。ダブ処理はミックス作業の最後にするそうです。
East West Studiosは、フルオーケストラが録れるような大きなスタジオから小さなラウンジまであるので、ここで多くのプログラムが行われました。
Naming Sounds and Noises
East West Studios Lounge
Naming Sounds and Noises
Improvised Live Set
特に印象的だったのは、小さい部屋のラウンジで夜に行われていたMeetupと呼ばれる小規模な会合。ここでは特に誰が何を仕切る訳でも無く、そのトピックに興味ある人が集まってお互い自己紹介をしたり、ディスカッションや簡単なプレゼンテーションを行います。アットホームな雰囲気で、ここが一番濃厚な話が出来て刺激を受けました。
中でもインパクトが大きかったのは、”Music and Healing”のMeetup。のっけから宇宙の周波数だとか、チューニングはA=440Hzよりも432Hzの方が良いとかぶっ飛んだ話から始まります。歩行訓練のリハビリにクリックを聞かせると効果あるとか、そういうプレゼンテーションもあったのですが、残念ながら時間の都合で見られませんでした。
日本からは食品まつりa.k.a.Foodmanが登壇
Listening Session with Foodman
Foodman Live
Listening Session with Foodman
Foodman Live
ここでは日本からの出演者、食品まつりa.k.a.Foodmanがリスニングセッションを行っていました。通訳付とはいえ、日本から来てアメリカでファシリテーターをつとめるのはどんな気分だったのか、さぞかし緊張したんだろうなと思います。
また、East West Studiosの一番大きなスタジオ=Studio1では、食品まつりをはじめライブパフォーマンスも多く行われていました。僕も後から知ったのですが、このスタジオはWhitney Houstonが”I always Love You”やMichael Jacksonの数々のアルバムを録音していた由緒正しい場所で、LAは音楽の街だと実感しました。
早く行っておくべきだったMaker Zone
Maker Zone
Jam Session
Jam Session
Maker Zone
近くにあるIvar TheaterではMaker Zoneと銘打たれ、楽器メーカーが集まる出展スペースになっていました。Maker Zoneという名前から、よくある楽器メーカーの展示会場かと思っていたのですが、カッティングエッジなガレージメーカーが集まる面白い場所でした。
実際行ってみると良い雰囲気で、ジャムセッション用のスペースもあり、もっと早く行っておけばよかった所です。この他の会場では、工作系のワークショップが多く行われていたI/O Music Academyがありましたが、僕は参加していなかったため未到達でした。
自転車暴走族 in LA
2日目夜のMontalban Theater前。突然凄まじい数の自転車が暴走族のようにやってきて、中には電飾した自転車や子どもまでいます。知り合いにこの動画を見せて「これ何?」ってきいたら「ミートアップだ」と言われました。文字通り暴走族の集会みたいな感じですが、このフリーダムさが良くも悪くもアメリカらしいです。
youtube
人間にフォーカスをあてていた今年のLoop
さて、こうしてあちこち回りながらプログラムを見ていた感じでは、Ableton LiveのHow To的なコンテンツはほとんど無く、機材やテクニックよりも人間にフォーカスをあてたものが多い印象です。
また、大きな会場で行うプログラムよりも、少人数で行うスタジオセッションやワークショップ、ミートアップが充実していました。実際参加してみると、大きなホールになるとどうしても受け身がちな姿勢になってしまい、小さな部屋の方が登壇者と観客のやりとりも活発で交流しやすい雰囲気でした。
偶然再会したJacques
Walkmix
毎回Loopに参加していて感じることですが、一日のうちに様々なプログラムを見て色々な人と会って話をしていると、ものすごい量のインプット/アウトプットをするのですさまじく疲れます。正直な話、Loopのレポートも帰国すぐには書けず、しばらく自分の中で消化しないと上手く書けません。それだけ大量のインプット/アウトプットがあるこそ、Loopに行く理由でもあるのでしょう。
LoopのプログラムはAbletonのwebサイトでも字幕付の動画が見られますが、重要なのはプログラムを見ることでは無く、現地に行ってそこにいる人と会うこと。だから今年のLoopは「人間」がテーマだったのではないかと思います。
さて、僕はベルリンとLAの両方のLoopに参加しましたが、2つの街の空気感の違いがLoopの雰囲気に大きな影響を与えている印象でした。ベルリンの街はどこもストイックにテクノがかかっている印象ですが、LAはヒップホップとロックを中心にジャンルも多彩です。ただ、ベルリンは東京と全然違う街なのに比べ、LAは東京に近いノリで意外と新鮮味はありませんでした。ヒップホップ好きにはLAは天国(ただし車は必須)だと思いますし、テクノ好きには寒いベルリンの方が天国でしょう。そんなことを考えながら帰国の途につきました。
音楽機材より人間にフォーカスをあてた『Loop 2018 Los Angels』レポート  2015年から始まったAbleton主催のカンファレンス=Loop。このカンファレンスは、音楽制作や文化に関するパネルディスカッション、ワークショップ、パフォーマンス、インスタレーションなど盛りだくさんな内容で、カンファレンスとは銘打っていますが、実際はAbleton流のフェスのような内容です。今年のLoopはどんな模様だったのか、2年ぶり3回目の参加となるAbleton認定トレーナーのKoyasがレポートします。 今年はLA Hollywoodへ 昨年までのLoopはAbletonのお膝元ベルリンで行われていたのですが、今年はロサンゼルスのハリウッドで開催されました。なぜ日本からわざわざ海外のカンファレンスに参加するのかというと、DAW文化がドイツ・アメリカを中心とした海外発祥のものだからです。PCを使った音楽制作の最前線を体験するには、やはりその文化発祥の地に行くことが大切です。 さて、今回はLoopの2日前にLAに到着しました。僕にとっては10年ぶり2回目のLAですが、今回は過去最大規模の山火事が発生して、ずっと咳が止まりませんでした。 LAは治安が悪いイメージがありますが、現在ではかなり治安が良くなったそうです。特にハリウッドにはどの交差点にも監視カメラが設置され常に見張られていますが、他のエリアにはスラム街やギャング・エリアもあります。実際、到着前日にLAのカントリークラブで銃撃事件もあり、Loopやバー、クラブなどは入る度に鞄の中身を見せる必要がありました。 さて、LAのパーティー事情ですが、法律によりアルコールを出す店は、レストランやバー、クラブも例外なく全て午前2時に閉店します。そのため、LAでは開催場所がシークレットになっているウェアハウスパーティーが盛んで、クラブは観光客向けという印象でした。 前日はApogee Studioへ Loopの前日には、毎回楽しみにしている認定トレーナーのミートアップがApogeeの本社にあるApogee Studioで行われました。2年ぶりに会う知り合いのトレーナーなどと再開を喜んでいると、隣にボブ・クリアマウンテン(ロック界の伝説的なレコーディングエンジニア。奥さんはApogeeのCEO)がひっそりと立ってたりして驚きです。 Apogee Studioにはレコーディングの歴史を支えてきた名機達がずらりと並び、見ているだけで楽しい場所です。オールドNEVEをカスタムしたコンソールにNS-10Mの組み合わせがボブ・クリアマウンテンらしいですが、ツイーターにティッシュは貼られていませんでした(わかる人はおっさんです笑)。 Loopが始まる
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soundrope · 5 years
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モジュラーも操れるデラックスなMIDIキーボード『KeyLab MKll』で実現するスマートな曲作り環境
鍵盤演奏やパラメータ、DAWのトランスポート・コントロールなどが可能なMIDIコントロール機能に加えて、ビンテージ・シンセやモジュラーシンセのコントロールが可能なCV/Gateアウトを装備した、ArturiaのデラックスなMIDIキーボード「KeyLab MKⅡ」。
KeyLab MKⅡには、付属の「Ableton Live 10 Lite」をはじめとした、主要なDAWをコントロールできるプリセットが用意されており、面倒なMIDIのアサインを行わずに、すぐに曲作りを始めることができます。また、鍵盤演奏をサポートしてくれる2つのコードモードにより、演奏の可能性が容易に広がります。
当コンテンツでは、KeyLab MKⅡ付属のビンテージ・シンセを忠実に再現したソフトウェア音源「Analog Lab 3」をAbleton Live 10…
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soundrope · 5 years
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アナログ機材を駆使したHip Hopの新解釈的な作品で注目のアーティスト『MASAHIRO KITAGAWA』インタビュー
新しい才能を持ったビートメイカーの活動をサポートするレーベル”OMOKAGE“の第一弾作品として、MASAHIRO KITAGAWAの1stアルバムがリリースされました。
ここでは、トラック制作からボーカル、そしてミックス、マスタリングまで、全ての作業を一人でこなすMASAHIRO KITAGAWAさんに、使用機材や制作手法、そしてミュージシャンとしての日常について聞いてみました。
曲作りのコンセプトは自分探し
ーーまずは自己紹介をお願いします。
初めまして、MASAHIRO KITAGAWAです。ずっと作品を出すのを渋りに渋ってここまで来てしまいましたが、命を削って制作しているので、是非皆様に聴いていただけたら嬉しいです。
ーー1stアルバム「POLYHEDRAL…
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soundrope · 5 years
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レコード針に彩りを。JICOからオリジナルカラーのShure M44GとM44-7用交換針がリリース
レコード針の老舗企業JICOから、設立60周年を記念してShure M44GとM44-7用交換針「COSMIC SYMPHONY」がリリースされます。
COSMIC SYMPHONYは合計5色がラインナップされており、全モデルともに通常タイプに加えて、DJタイプも用意されています。
N-44G IMPROVED New Moon / N-44-7 IMPROVED New Moon
N-44G IMPROVED Jupiter / N-44-7 IMPROVED Jupiter
N-44G IMPROVED Mars / N-44-7 IMPROVED Mars
N-44G IMPROVED Full Moon / N-44-7 IMPROVED Full Moon
N-44G IMPROVED Earth / N-44-7 IMPROVED Earth
職人による手作りで仕上…
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soundrope · 6 years
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アーティストが教える音楽制作術 Vol.3:『TORAIZ SP-16』と『AS-1』だけでEDMトラックの制作にチャレンジ
PCを使わずにPioneer DJの楽曲制作機材=TORAIZシリーズだけで、曲作りをしてみよう、というメイキング企画の第三弾。今回は、ダンスミュージックの中でもとりわけ勢いのある、EDMの制作方法を紹介していきます。ひとくちにEDMといっても、ジャンルの幅は実に広く、トラップ・ミュージックとも言えるものや、トランスに近いものなどスタイルは様々です。
今回参考にしたトラックは、Jack ÜのTake Ü Thereです。Jack ÜはSkrillexとDiploによるユニットで、グラミー賞も受賞しているのでおなじみだと思います。彼らのトラックの特徴は、ラジオ向きなポップな美しさと、ダンスフロアーで映えるパワフルで“ワル”な要素を同時に兼ね備えているところです。
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soundrope · 6 years
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アーティストが教える音楽制作術 Vol.2:『TORAIZ SP-16』と『AS-1』だけでヒップホップ・トラックの制作にチャレンジ
最近の曲作りと言えば、PCでDAWを使っている方が多いかと思います。私、yorokobeatsも主にPCで曲作りをしていますが、曲を作り始めた頃は、ハードウェア・サンプラーで、昼夜を問わず制作していたのを思い出します。
さて今回は、Pioneer  DJの楽曲制作機材=TORAIZシリーズだけで、曲作りするメイキング企画の第2弾として、TORAIZシリーズの機能を活かしたヒップホップの制作方法を紹介します。ヒップホップの原点とも言えるサンプルベースの制作術を、実際の制作工程に沿って紹介していきます。
SP-16搭載のサンプルからビートを作る
まずはビートパターンを作成します。特にヒップホップでは、ビートで曲の印象が大きく左右されるため、とても重要な工程です。ここで制作するビートには、SP-16に内蔵されたサンプルから、好みのキックやスネア、ハイハットなどを選りすぐった、オリジナルのキッド…
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soundrope · 6 years
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音楽好きのレコードライフ:第1回 野崎良太(Jazztronik)
音楽業界で活躍する人々のレコードの楽しみ方や、そのこだわりに迫るインタビュー企画。第一回目のゲストは、JazztronikやMusilogueとしての活動で知られる、DJ/作曲家の野崎良太さんです。
Jazzを軸に、新旧幅広いジャンルを取り入れた音楽を生み出す野崎さんに、レコードにはまった経緯やその魅力、CUT&RECのダブプレートのクオリティなどについて聞いてみました。
野崎良太のレコードライフ
ーー最近レコードを聴いていますか?
レコードは、日常的に聴いています。
ーーどんな時にレコードを聴きますか?
音楽の仕事をしていることもあって、いつでも聴きますね。部屋を片付ける時なんかも、レコードをかけたりします。
ーーでは今でもレコードを買うんですね。
昔よりは減りましたけど、今でも買っています。すでにいろんなレコードを持っているので、さすがに購入する数は減りましたけど、年中探していて、気…
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soundrope · 6 years
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ひとつのノブを回すだけ。ノイズ除去などオーディオを修正できるエフェクト・バンドル『ERA-BUNDLE』
AI技術に基づいた音楽ソフトウェアのデベロッパーAccusonusから『ERA-Bundle』がリリースされました。ERA(Enhancement and Repair of Audioの略。オーディオの向上と修正を意味)Bundleは、素早く高品質な処理を実現する、特許取得済みのオーディオ修正プラグインを集めたバンドル版です。
どのソフトもUIがとても優れており、ダイヤルを回すだけで、誰でも簡単にオーディオを修正することができます。
Noise Remover
Noise Removerは、オーディオに含まれる、ハムやヒスなどの不要なノイズを、低減または消去することができます。
Reverb Remover
使い勝手が向上したReverb…
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soundrope · 6 years
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アナログ・シンセのすすめ。コンパクト型の代表格『AS-1』と『monologue』を徹底比較
デスクトップサイズのコンパクトなシンセサイザーが多数販売されていますが、それらのシンセでは、果たしてどんなことができるのでしょうか?
今回はシンセ初心者の方の選択肢にも入るアナログ・シンセをコンセプトに、Pioneer DJの「AS-1」とKORGの「monologue」を、以下の項目に分けて比較し、それぞれのシンセがどのような用途に適しているのかを見ていきたいと思います。
主な仕様(鍵盤・ノブ数・接続性)
搭載プリセット・サウンド
サウンドのエディット能力
シーケンサー/演奏サポート機能
今回AS-1について語ってくれるのは、おそらくもっともAS-1を理解しているであろうアーティストの一人、子安さん。monologueは、鍵盤または音源として、曲作りの様々な場面で本機を愛用しているsoundropeの橋本が担当いたします。
同じタイプとしてカテゴライズされる「AS-1」と「monol…
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soundrope · 6 years
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楽チンで快適。DAWを使わず『TORAIZ SP-16』と『AS-1』だけでテクノ・トラックの制作にチャレンジ
昨今の音楽制作の流れを見ていると、何でもかんでもDAWで作る!という訳でもない流れも出てきて、作り方の多様化を感じることも多いです。この記事はそうした流れもあるなか、PCを使わずにPioneer DJの楽曲制作機材=TORAIZシリーズだけを使ってテクノを作ってみよう、というメイキング企画です。
シーケンサー内蔵サンプラーの「SP-16」とアナログ・シンセサイザー「AS-1」については、これまでも取り上げてきましたが、今回はPCを使わない制作記事なので下記のレギュレーションが設定されています。
PCは使わず、SP-16とAS-1だけで制作する
SP-16・AS-1ともに内蔵プリセットを使用する
AS-1はプリセットに含まれたシーケンスを使用する
これはSP-16・AS-1ともに内蔵プリセットも出来が良いので、それらを活かしたトラックメイキングをしようというコンセプト。セットアップは下記の…
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soundrope · 6 years
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MASCHINEだけでトラップのヒットチューンを制作|MASCHINE MK3チュートリアル
サンプリングからアレンジ、ミキシングなど、曲作りに必要な全てを備えたソフトウェアと、それらの機能をフィジカルに操作できるコントローラが一体となった「MASCHINE」。
ハードとソフトの統合による、直感的な制作ツールとして人気のMASCHINE は、第3世代の「MASCHINE MK3」で大きく変更されたUIデザインと、オーディオインターフェイスの搭載により、操作性と利便性が格段に向上しました。
今回は、このMASCHINE MK3を使用して、トラップのヒットチューンのリメイクにチャレンジ。Migosの大ヒット曲”Bad and Boujee”を手本に、MASCHINE の主要な機能を使って、トラップの製作方法を紹介していきます。
サンプルのロード
まずは、ド…
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soundrope · 6 years
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バンドとエレクトロニクスのコラボレーション術。Koyas × R N S Tインタビュー
バンドとエレクトロニクスのコラボレーション術。Koyas × R N S Tインタビュー
soundropeのライターとして記事の寄稿をいただいているKoyasさん主催のレーベル”psymatics“から、Koyasさんと多彩なアーティストとのコラボレーションをコンセプトにしたEPシリーズが始動。このシリーズの第1作目として、アンビエント、ポストロック、エレクトロニカなどをルーツに独自の音楽性を追求する3人組のバンドR N S Tとの共作がリリースされます。
打ち込みを主体に曲作りを行うKoyasさんと、生バンドR N S Tという異色のコラボ。正反対とも言えるスタイルは、どのように融合して行ったのでしょうか?コラボのきっかけや、楽曲の制作工程を通して、バンドとエレクトロニクスのコラボレーション術に迫ってみたいと思います。
コラボ・シリーズ始動のきっかけ
ーーまずはsoundrope読者のみなさんに、簡単に自己紹介をお願いします。R N S…
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soundrope · 6 years
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女性アーティストAkiko Kiyamaが『volca mix』で即興ライブ。ハードウェアで得られるパフォーマンスの楽しさ
女性アーティストAkiko Kiyamaが『volca mix』で即興ライブ。ハードウェアで得られるパフォーマンスの楽しさ #korg #volca #live
そのサイズ感と手軽さで人気を集めるガジェット楽器「volcaシリーズ」。リズムマシンやシンセなど、多彩な製品がラインナップされたvolcaシリーズの中枢的な存在として、4チャンネルのアナログ・パフォーマンス・ミキサー「volca mix」が、リリースされました。
このvolca mixを中心としたvolcaシリーズだけのセットアップで、どんなことができるのか?そのパフォーマンスの可能性に迫るべく、Ricardo VillalobosやRichie Hawtinなど、クラブシーンを代表するDJに高い評価を受ける女性アーティストAkiko Kiyamaさんが、volcaシリーズを使ったパフォーマンスにチャレンジ。
volcaシリーズだけで、即興パフォーマンスを披露…
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soundrope · 6 years
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過去10年の北米におけるギターの市場動向。エレクトリックギターの販売数が減少するも、アコースティックギターは増加
米メディアDigital Music Newsが、大手楽器販売店Guitar Centerが公表した、北米におけるギターの年度別売上げデータを紹介。このデータによると、2008年から2017年のエレキギターの売上げ本数がおよそ23%減少、対してアコースティックギターはおよそ15%増加しています。
2017年のエレキギターの売上げは2008年に比べて若干増加していますが、その平均価格を見てみると2008年のエレキギターが390ドル、2017年は525ドルとなっており、この価格の高騰が売上げ増加の要因となっているようです。また、売上げの増加に対して、エレキギターの売上げ本数が減少している背景には、エントリーモデルなどの手頃なギターを求める若者にとって、高額なエレキギターは手が出しにくく、購入の障壁となっていることが伺えます。
出典:Digital Music News
2017年のアコース…
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soundrope · 6 years
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ARTから、USBオーディオ・インターフェイス機能を搭載した6チャンネル・ミキサー「USB Mix 6」がリリースされます。一般的なミキサーとして、マイクやギター、ラインレベルの楽器を入力可能なUSB Mix 6は、それらのサウンドをUSBを介してDAWに録音することも可能です。
チャンネル1とチェンネル2にはマイク/楽器の入力が可能なコンボ端子、チェンネル3/4には1/4″TRS端子、チェンネル5/6にはRCA端子を装備。全てのチャンネルに、2バンドEQ、エフェクトセンド、パンニング、ボリュームのコントロール機能が搭載されています。
16種類のデジタルエフェクト(リバーブ、コーラス、ディレイ、フェイザー、フランジャー、ダブリング等)も搭載されており、各チャンネル毎にフェクトの効果を調整できます。
USB Mix 6の希望小売価格は25,000(税抜き)で、現在発売中です。
その他の特徴
48Vファントム電源を供給可能
チャンネル1とチャンネル2にクリップLEDを装備
USB2.0に対応
最近のWindows,Mac,Linuxであれば、別途ドライバーのインストールは不要
USBケーブル、電源アダプター、Audacity(レコーディング・ソフト)を付属
サイズ
外形寸法(WxHxD):186×47×215mm
重量:1.47 kg(電源アダプター&USBケーブル含む)
USBオーディオI/O機能を搭載した6CHミキサー『USB Mix 6』。16種のエフェクトも装備 ARTから、USBオーディオ・インターフェイス機能を搭載した6チャンネル・ミキサー「USB Mix 6」がリリースされます。一般的なミキサーとして、マイクやギター、ラインレベルの楽器を入力可能なUSB Mix 6は、それらのサウンドをUSBを介してDAWに録音することも可能です。 チャンネル1とチェンネル2にはマイク/楽器の入力が可能なコンボ端子、チェンネル3/4には1/4"TRS端子、チェンネル5/6にはRCA端子を装備。全てのチャンネルに、2バンドEQ、エフェクトセンド、パンニング、ボリュームのコントロール機能が搭載されています。 16種類のデジタルエフェクト(リバーブ、コーラス、ディレイ、フェイザー、フランジャー、ダブリング等)も搭載されており、各チャンネル毎にフェクトの効果を調整できます。 USB Mix 6の希望小売価格は25,000(税抜き)で、現在発売中です。 その他の特徴 48Vファントム電源を供給可能 チャンネル1とチャンネル2にクリップLEDを装備 USB2.0に対応 最近のWindows,Mac,Linuxであれば、別途ドライバーのインストールは不要 USBケーブル、電源アダプター、Audacity(レコーディング・ソフト)を付属 サイズ 外形寸法(WxHxD):186×47×215mm 重量:1.47 kg(電源アダプター&USBケーブル含む)
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soundrope · 6 years
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施設などの再生機に最適なマルチプレーヤー『CD-400U』。CD/SDカード/USBメモリー/Bluetoothの再生に対応
TASCAMから、CD、SDカード、USBメモリー、Bluetoothでの再生が可能なCDプレーヤー「CD-400U」がリリースされます。1Uサイズで、ラックマウントも可能なCD-400Uには、AM/FMチューナーも搭載されています。
また、RS-232C端子を装備しており、外部制御にも対応。小規模店舗でのBGM再生から公共施設まで、様々な現場への導入が可能なオールインワン・タイプのCDプレーヤーです。
CD-400Uの発売開始は、8月下旬予定。価格は、¥75,000(税抜)となっています。
主な特長
CD/SDカード/USBメモリーの再生が可能
Bluetoothレシーバーを搭載し、スマートフォンなどからの再生が可能
ワイドFMに対応したAM/FMチューナーを搭載
AUX IN端子を装備し、携帯音楽プレーヤーなどからの再生が可能
XLRバランス端子とRCA端子の2系統のアナログ出力を…
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soundrope · 6 years
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YouTubeが音楽ストリーミングサービス「YouTube Music」の開始を発表。無料版と有料版の2プラン
YouTubeは公式ブログで、新たな音楽ストリーミング・サービス「YouTube Music」を開始することを発表しました。YouTube Musicは5月22日から、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、メキシコ、韓国でサービスを開始。その後に、イギリスなど14ヵ国でサービスが開始されますが、今のところ日本でのサービスの提供については、発表されていません。
YouTube Musicには、広告表示ありの無料版と、広告表示なしで利用できる有料版(月額9.99ドル)「YouTube Music Premium」が用意されており、既存のGoogle Play Musicユーザーは、そのままYouTube Music Premiumを利用できます。
YouTube Musicは、米国で提供されている有料サービス「YouTube…
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