Tumgik
sebonetote · 3 years
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バスロータリー上から見て
街の集会場、井戸端会議
猫ちゃん集合
知れば割と住みやすい街
快速急行止まれば優秀だし
麦わら帽子のじいさんがマスクなしで自転車で風切ってる
中古車売ってる所に売っている19万の車
中華料理屋にある美味い味のフライパン
システムだけしっかりしている中学のサッカー部
金の貸し借りは1000円までの友人
遅刻したらアサヒ一缶奢ってくれる
忠誠心と愛嬌が満天の柴犬
くしゃっと笑う婆さん
金縛りによく合う
池の様子は20分くらい見ていられる
風情を感じすぎてやけにポエトリーな感じ
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sebonetote · 3 years
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「疲れてしまったんだね。」僕はため息をつくと透明な球体の中から立方体のクッションを取り出した。初めからそれを取り出していればこんなに疲れることもなかったのに、そう思いながらおもむろにその四角いクッションを床に置いた。僕はそれを枕がわりに眠る体勢を取る。立方体はみるみるうちに頭の形へ凹んでいく。目を瞑るとさっきまで透明だった球体が快晴の日の空に似た色の球体になった。執着しているから無駄に時間を使ってしまうんだ。と誰かが言った。「うるさい、僕だってそんなことはわかっているんだ。黙ってくれないか。」僕は目を瞑ったまま誰に言うでもなく言葉を吐いた。そんなことを言っていると月面のクレーターの形と同じような窪みが僕の額にできてしまった。あぁ僕はなんて情けないんだろう。ママチャリについているベルの音が3回した。一度、それから一二。チリン、チリチリン。僕は目をさまさないでいい。そのままでいいんだ。そこでなっていることを確かめて空の色をした球体をしっと舌でなぞった。すこし土っぽい味がした。下の先が痺れたような気がしたがそのまま続けた。あぁ、これが地球の味か。最低なこと思いついた。今日はこの球体を持って帰ろうと思う。
20210608
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