Tumgik
onetree1985 · 4 years
Photo
Tumblr media
我が家の複合発酵トイレ「あうんユニット」絶好調です! 腐敗を断ち切り、完全発酵分解した糞尿は、これだけ綺麗になります。自宅に浄化槽がある人は、覗いてみれば違いが分かります。無味無臭、汚泥汲み取り一切ゼロ。驚くべき微生物の力! 一般の浄化槽の中にこの酵素水を入れると臭いが減り、発酵状態が改善されます。我が家はお風呂に薄めて入れて菌力アップしたり、田んぼや畑に使ったり。個人的にはコロナ対策としても有効だと思います。現在更に改良工事中。自宅の浄化槽で綺麗になるか試してみたい方は、酵素水お分けしますのでご連絡くださーい! #複合発酵 https://www.instagram.com/p/CDQnQHmnzWh/?igshid=xnkp19ob3vrx
0 notes
onetree1985 · 5 years
Text
10月の塾で掘った、水脈整備の経過報告
投稿がだいぶ、ご無沙汰になりました。
今回は、2018年10月の塾でおこないました、家の縁側前の水脈整備の経過報告です。
雨樋の付いていない縁側の軒下が、雨が降る度水が溜まり、ビシャビシャに。人がよく歩く場所なので、地面が踏み固められやすく、雨の度に気になる場所でした。その為、10月の塾で皆で水脈を掘り、水溜りの解消を試みました。
Tumblr media
(10月の水脈整備の様子。縁石付近は屋根からの水滴が激しく地面を叩き、草が生えない。雨の度に水溜まりになり、ヌメッとした泥が溜まっている。)
その後しばらく経過は良好でしたが、しばらく経つと水脈に泥がつまり始め、機能が低下。再度水溜りが発生してしまいました。
Tumblr media
(水脈整備後、しばらくしてからの様子。水脈に泥がつまり、再び水溜りが発生)
そこで、今度はもう一度水脈を掘り直し、炭、暗渠パイプ、枝を入れ直し、最後に屋根から落ちてくる雨を受け止める様に芝を植栽。屋根からの雨が、直接地面を叩くことが水溜りを作る大きな原因の一つであった為、芝でこれを一旦受け止め、ゆっくりと水脈内に流し込む作戦。芝は、水脈に流れ入る泥濾し機能も兼ねている。
Tumblr media Tumblr media Tumblr media
(左から、水脈掘り直し、埋め戻し後、雨樋から水が直接入る場所は点穴浸透)
この整備の結果、屋根からの雨は芝を抜けて、ゆっくりと水脈に浸透するよになり、どんなに土砂降りでも、今では一切水溜りができなくなった!写真の水脈左側の地面も、水脈に向けて傾斜をつけてある為、雨はゆっくりと水脈に集まってくる。雨の度に地面は柔らかくなり、さらにそこにモグラが穴を掘り出し、水脈機能を拡幅!相乗効果でドンドン地面は柔らかくなっていく!そして、当初想像していた通り、水脈付近に草が生え始め、地形が安定化してきている。ここに、生垣のプラム、杉などの根もはいってくるだろう。自然の力をうまく整えてあげることで、どれだけプラスの環境が生まれるのだろう、とビックリ!
Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media
(芝は枯れかけのもあったため、歯抜けになっているが、次第に隣同士が伸び、水脈も覆ってくれるようになる。雨樋から直接水が入る点穴浸透部分は、周りに植栽をし、植物の根が水分の調整を行う。点穴周りの地形も、根で安定化。芝や水脈付近に草が生えてきている。いろんなものが散在しているのはご愛嬌で笑)
家周りの環境は、人が歩いたり、車が走ったりと、痛みやすい。しかし、家周りの水と空気の動きを整えることは、とても大事。これにより、カビや蚊、水溜まりなどのストレスは大きく軽減し、住環境が心地よいものに変わる。植物の力の偉大さを、改めて感じます。今後も経過報告していきますので、お楽しみに!!
0 notes
onetree1985 · 5 years
Text
1月 パーマカルチャー堂平
何かと慌ただしい年末が過ぎ、2019年最初の堂平塾がやってきました。2018年3月に始めた1年間の堂平塾も今回で最終回。2月は妻・彩乃の第3子の出産が重なる為、1月を1年間の区切りとさせてもらいました。
今回の堂平塾のテーマは剪定。私はアーボリスト(樹護士)として、主に高木の管理、手入れ、手当、伐採を生業としており、今まで培ってきた経験や知識を存分に伝える剪定講座を一度やってみたいと思っていました。今回はこの植田村に移住してきてくれることとなった若家族の新居を舞台に、剪定講座を行いました。
剪定とは、「刀を持つ前に定める」と書きます。私はこの字を、「刀を持つ前が一番大切」と心得ています。つまり、植物の生態、生育状況、周辺環境、育ってきた歴史、土中環境などを総合的に考慮し、刃物を入れる前にどのような形に整えるのか?どれくらいの強度で剪定するのか?剪定された後、どのような反応を見せるのか?5年後や10年後、もしくはもっと先にどのような状態に育って欲しいか?周辺環境とどのように調和させていくか?などのことをまず考えます。それからその植物に合った方法で剪定をおこなっていきます。
私が剪定で最も大切にしていること。それは、「風合い(ふうあい)をとる」ことです。つまり、その場に流れる空気、風とどのように調和させていくか、ということです。植物が生きていく為に必要なものはたくさんあります。光、風、水、土、どれも重要なことです。その中でも風はとても重要なことで、植物をその場の風当たりに合う形に整えてあげると、自然と光の当たり具合も整ってきます。 日本語には「風」のつく言葉がたくさんあります。「風合い」の整った景色は「風景」となり、さらには「風情」を醸し出し、やがては「風化」して風と化します。日本人の風をとらえるセンス、感覚は、なんとも絶妙なニュアンスを持っているものだなと、つくづく感心します。
私に大切なことをたくさん教えて下さった師匠・矢野智徳氏は、「風の剪定」と呼ばれる方法で植物を剪定します。具体的には、枝や幹が風にあおられ一番荷重のかかる部分で切ってあげます。台風や大風が来た時、枝などがまず折れる部分です。このような場所は植物も常に折れる可能性があることを心得ているもので、剪定後のダメージも少なく、切跡からまた元気な芽をたくさん出してきます。剪定後に樹形が大幅に崩れることもありません。果樹の剪定などでは収穫量を最大化する方法がとられる為、色々な剪定方法がありますが、この方法は庭木や自然木などの自然剪定には特によい方法だと思います。樹の長寿化も促してくれます。剪定していると、自分の好みや感覚も大事ですが、樹自身が切る場所を教えてくれていることに気付きます。切って見ると枝が枯れ始めていた時は、「やった!樹がやりたいことを手助けできた」と嬉しい気持ちになります。蜘蛛の巣が多いところ、枯れ葉が溜まっているところ、不自然な芽が出ているところなど、樹は色々な方法で剪定して欲しい場所を教えてくれます。樹の気持ちをよく考え、会話するように優しい気持ちで樹に向き合うことで、剪定はとても充実感ある、樹と人の素晴らしい共同作業になります。
Tumblr media
(人が植えた植物を手入れしないと、枝が混みあい不自然な形に育ってくる。蔓が絡み合い、いかにも息苦しい環境に変化してくる)
Tumblr media
(物の置き方も風の流れを乱す。乱雑に置くのではなく、整然と置く。そうでないとその影響は植物に伝わる)
Tumblr media
(空気が地際を通れる環境を作ってあげることが大事。でないと垣根で風が巻き、植物は傷んでいく)
Tumblr media
(植物のことは、知っているようで中々知らないもの。切っては様子を見て、自分のおこなった行為への反応をしっかりと読み解くこと。するとコツがわかってくる)
Tumblr media
(ヤギのジェマちゃんもたくさん餌がもらえて嬉しそう)
Tumblr media
(みんなで剪定した後には、とても気持ちいい風が流れるようになった。これで家の状態もぐんと良くなる。空気と一緒に良い氣も流れるようになる)
これからこの家に住むにあたって、この樹々が暮らしを彩ってくれることでしょう。だから、植物を愛で、丁寧に手入れをしてあげることで、優しく温かい空気がこの場を流れるようになってくる。是非皆さんも植物のことを知り、自宅に色んな植物を育ててみてください。多くの方が日々植物の与えてくれている恩恵に気付き、植物を愛してくれるようになってくれることを願っております!
0 notes
onetree1985 · 5 years
Text
12月 パーマカルチャー堂平
12月に入り、気味の悪いほど暑い日々が続き、全国各所で植物の狂い咲きが見られました。我が家の周りでも虫達が春と思って出てきたのか、カメムシやカエルが今の時期に見られるような異様さ。12月の堂平塾の日は、やっと冬らしい寒い日になり、朝は手先がかじかむ心地いい寒さ。霜も今期一番のものが来ました。このまま寒くなってくれることを願うばかりです。
さて、12月の堂平塾のテーマは石積み!家の縁側前の崩れた石垣をみんなで補修しました。石積みは、古来からずっと続く最も身近な素材を使った造形手法の1つです。世界を見ても石で家を作ったり、暖炉を作ったり、路を作ったり、身近な環境で石はたくさん使われています。日本でも、至る所で石垣や石畳などを見かけます。身近な素材で地形を安定化する石積みは、今でも暮らしに欠かせない技術です。
石積みによる地形の安定化は、ただ単に石の重さや強度で法面が崩れないようにするだけではなく、沢山の生き物の住処を作ります。石は蓄熱効果が高いので、周りよりもあったかい石垣には、トカゲ、ヘビ、ダンゴムシなど、沢山の生き物が棲みつきます。さらに、石垣に出来る隙間は空気と水の通り道となり、石垣にはたくさんの植物が生えてきます。石垣の上の垣根に植えられた植物は、毎年人に剪定されることで栄養分を吸収する細かな根が増え、石垣の裏の法面を支えるように発達します。この石という無機物、虫や植物という有機物が組み合わさって、呼吸する生きた石垣が出来るのです。すなわち、石垣というものは1つの生き物であり、人や虫、植物、雨、風、光と連動した1つの有機体であります。人が自然の理に沿って作り出すものには、命が宿ります。古民家などは良い例です。こういうものは、人が住まなくなるとすぐに駄目になってしまいます。それは、その環境に人が必要だからです。人が住み続ける環境では、何百年と石垣が崩れないのは、石垣の命が続いているからですね。
Tumblr media
(崩れた石積みを一度壊し、少し溝を掘って基礎になる根石を埋め、その上に石を一段づつ積み、作り直します。)
Tumblr media
(石の裏には、裏込めと言われる小さな石を詰め込みます。これで石の位置を固定したり、水と空気の通り道を作ります。石垣作りはこの裏込めが大事。)
Tumblr media
(子供も大人も夢中。慣れてくると段々それぞれの好みやこだわりがでてきます。みんなでやるときは喧嘩にならないようにw)
Tumblr media
(綺麗な石積みが完成!1つの石を6つの石が囲む、六巻きが石積みの基本。大体できているかなw家の風格が一段も二段も上がった気がします!石垣はこの石と石の隙間に命が宿ります。目地をコンクリートでとめてしまうと、途端に命が無くなります。)
Tumblr media
(石垣の前で記念撮影!土曜日、日曜日と来てくれたメンバーのお陰で、素敵な石積みができました。感謝感謝。)
Tumblr media
(集落内のあるお宅の裏にある石垣と杉の木。人の造った石垣と、杉の木の呼吸が見事に合っている。植物の根が基礎や建物を壊しませんか?と、よく質問を受けるが、呼吸のできる環境では、植物の根は家や石垣を壊すのではなく、それを根底から支えるように根を伸ばす。街路樹などがアスファルトを持ち上げて壊すのは、呼吸できないほど苦しい環境に植えられているからだ。自然の理に沿って暮らせば、植物も虫も、自然は常に暮らしを後押ししてくれる。)
0 notes
onetree1985 · 6 years
Text
11月 パーマカルチャー堂平
立冬も過ぎ、堂平にもまた冬がやって来ました。せわしなく冬支度をしていた蛇や虫達も姿を潜め、庭先にはジョウビタキが飛び回っています。朝晩冷え込み、また今年も長い冬の始まりです。
今回のパーマカルチャー堂平では、軽トラックの通る道の補修を行いました。前回の10月に少しやっていた部分の仕上げで、対車圧仕様の表土の仕上げを行いました。基本的な考え方は前回のものと同じですが、こちらの道は人間よりもはるかに重い車が通るため、その対策が必要となります。
Tumblr media
(道の左右の高さをならし、おんのりとしたかまぼこ地形を作ります)
Tumblr media
(地表を流れる水を緩める為、道に小さな溝を切り、底に炭を入れ細い丸太を寝かせていきます。丸太は鉄棒を地面に打ち込み、それと番線で縛り付け固定していきます。)
Tumblr media
(次に、車のタイヤが通る部分を掘り起こし、粗めの炭と石、コンクリートがら、レンガ、陶器、タイルなどを砕いたものを混ぜ込んでいきます。この無機物がタイヤの圧を支え、炭が地中の空気の層を確保します。自然界は有機物と無機物の組み合わせで成り立っており、そこから学んで現地にあるものや今の世ではゴミになってしまうものをうまく使い、地形を作っていきます。)
Tumblr media Tumblr media
(ここまでできたら、最後に表面処理をしていきます。丸太に付いている杉や桧の枝葉をチップにし、地表をうっすらと覆うようにカバーしていきます。その後、落ち葉をまいて道を仕上げます。)
Tumblr media
(車のわだち部分に杉の葉を敷いて完成。杉の葉は非常に弾力性があり、地表にかかる圧を和らげるのに適した素材です。杉の葉が厚く敷かれた林内は、フカフカしています。)
パーマカルチャーは永続可能な農的暮らしがベースとなっています。自分が食べるものを育てたり、山から得られる薪で暮らしたりする農的暮らしがなぜ大事なのか。それは、身の回りの環境無くして、自分の命や暮らしは成り立たないということを常に実感させてくれるからです。自分の暮らしと環境が切り離され、どれだけ洗剤で水を汚しても、下水で川を汚しても、気にならない暮らし方。でも、家の目の前では常にドブと化した水路が、疲弊した土が、薮と化した森が悲鳴を上げているのです。それは、自分が暮らしを通じて作っているのに、それに気づく感覚すら失われてしまっているのが現代の日本です。これは異常事態であり、危険極まりない状態です。
日本には、昔から続くお祭りが今でも各地で営まれています。我が村のお祭りは収穫に感謝する秋祭りで、村の氏神様のもとに皆が集まり、豊穣に感謝します。大麻でできた御神体を神様に見立て、目に見えない神や自然に敬意を払い、皆が神様の前にひれ伏し、お祈りします。この時は、日常の人間関係も、地位も名誉も、関係ありません。神様の前では常にみんなが平等なのです。日本人は昔から、目に見えない神が自然に宿ると信じ、この神を敬い暮らしてきました。自然がいわばなににも変えがたい存在であり、決して侵してはならないものであったのです。その為、常に人の行動が制限されたり、抑制され、自分たちの暮らしを脅かさない仕組みができていたのだと思います。
人は今、水と空気と土を汚さない、ということを最も尊いこととし、全ての経済活動や暮らしをこれに照らし合わせ、規制と倫理を持ってもう一度文化を再構築すべきです。その時に大切なのが、農的暮らしなのです。今のテクノロジーがあれば、昔のような不便な暮らしはせずとも、もっと人が豊かに暮らしていける環境はきっとできるはずです。大切なのは、人の意識が変わること。その為にも、常に真実を見せてくれる自然を大切にし、大人も子供ももっと自然の中で生きることです。第六感という目を覚ますことです。こんなことをこの小さな道作りから感じながら、また来月の塾も楽しく行えたらなと思います。
それでは、また次回もお楽しみにー!
0 notes
onetree1985 · 6 years
Text
10月 パーマカルチャー堂平
10月のパーマカルチャー堂平塾は、パーマカルチャーの3つの倫理の1つであるEarth care(地球のお手入れ)の実践です。
今回おこなったのは、「大地の再生」と言われる環境整備の手法。地球の庭師と呼ばれる我が師匠、矢野智徳さんから学んだ、地下の空気と水の巡りをよくする手法の実践です。我々の体内を血液と空気が流れているように、大地の中にも水と空気が常に入ったり出たり、巡っています。花瓶の水が腐っていくように、水や空気は停滞すると腐ってしまいます。地下で停滞した水や空気は腐敗し、その腐敗ガスが植物に回り弱らせ、我々の生活環境に悪影響を与えます。
今回の塾では、その大地の再生の理念の説明と、実際の暮らしの場の整備を行いました。具体的には、水はけの悪かった縁側前の通気通水性改善。そして、雨により浸食された母屋前の畑に降りる道の手直しを行いました。
Tumblr media
(縁側前に溝を掘り、その中に炭を入れていきます。溝は雨が浸透できる柔らかい土の層に到達する深さで掘ります。そうすることで、ここに雨の浸透できる地形を作ります。ここの場合、表面3cm程の固い層を破ってあげれば十分浸透する土になるので、浅い小さな溝を掘ります。)
Tumblr media
(水路の中に竹の竿部を敷き詰めます。先ほど掘った溝も、雨が降るたびに泥が流れ込み、素掘りのままではやがて溝底に粒子の細かい泥膜ができてしまい、浸透性を失ってしまいます。その為、溝の地形構造と水の浸透性を維持する為に、竹を入れます。竹は水を含みやすく出しやすい、腐敗しずらい素材で適しています。)
Tumblr media
(竿部の次に、小枝、笹葉の順に、竿部に差し込むように有機物を入れていきます。粗いものから細いものへの順番で、溝に泥漉しを作っていきます。この有機物の入れ方は、水が作る堤、ダムの地形に習っています。水の流れの中では、石や木のような大きなものが流れの中で突っかかり、そこにそれよりも小さな石や枝がかかり、段々落ち葉や小枝が堆積し、水の流れを緩め、ろ過していきます。溝を流れる水の流れに対し、水が作った地形ができていなければ、水はその地形を変化させたり、壊したりします。だから、水が一番心地よく流れる地形を水に習い、作っていくのです)
Tumblr media
(有機物を入れ終わったら、溝幅1/3ほど開けて土をかけ、埋め戻します。最初に入れた炭は、埋め戻した後に有機物が土中で腐敗するのを抑制する為。この後有機物が土中で分解し、その養分を求めて草が根を伸ばし、溝が生きた草の根で覆われます。そうすれば、常に呼吸し、生きた浸透溝が完成し、雨が降っても水がたまらなくなります)
Tumblr media
(最後に森から落ち葉を拾ってきて、周り全体に落ち葉、枝でマルチをします。これにより、人の歩く踏圧を軽減し、地面が引き締まるのを抑制します。地表は常に有機物で覆ってやり、柔らかい地表面を維持します。地表は人の皮膚と同じ。地表の状態で、土中の状態は大きく変化します。小さな働き手のおかげで、作業は遊びながらあっという間に終了!)
次に、畑に降りる道の手直しをしました。この「道」とは実に奥深い。ただ単なる道と言っても、人の歩く道、車の通る道、家畜の歩く道、獣道、水道(みずみち)、風の通り道、色々あります。これらの道は別々に見えて、実は共通しているし、同じ場所を通っていることも多いです。
 自給自足で持続可能な暮らしのパーマカルチャーデザインを考える時、まず最初に大事になってくるデザインが、道(動線)です。この動線の良し悪しで土地利用の仕方も変わってくるし、作業効率も大きく変わります。更に、道はその場に住む心地よさにも影響を与え、道が悪ければ自然環境を傷める結果ともなります。
 良い道とは、地中を木の根にしっかりと支えられ、地表は草や落ち葉や枝などの有機物で覆われて、雨が降ってもすぐに乾く。地表面を見ると大きめの石がツブツブとしており、素足で歩いても暖かい。こういう道には良い風も吹き、人の動線と風、そして水の流れが調和しています。
 一方、悪い道とは雨が降っても中々乾かず、表面はドロドロと薄い泥膜に覆われ、草も生えていない。車が通れば轍がグッと沈み、走れば走るほどに傷んでいく。こういう道では水が滞留して中々浸透せず、雨の後には水たまりとなり、雨が降るたび悪化していきます。良い道は雨が降るたび柔らかくなります。まさに、「雨降って地固まる」です。この、「地固まる」とは、決して固くなる訳ではなく、地が安定するという意味です。
道が悪い道となるのは、その場の環境が圧に耐えられなくなるから。踏圧、タイヤ圧、水圧。これらの圧を支え、地面を健全に保ってくれる張本人は、植物、石、土、そして微生物や菌などの生き物です。これらが圧に耐え、���全な状態であれば道は傷まない。現代の道は往々にして、道幅が広すぎる。道幅が広くなりすぎれば、両脇の木々の根は道を挟んで分断される。コンクリート擁壁とU字溝も道を支える植物を傷めます。
Tumblr media
(手直し前の道。雨のたびに水が走り、道中央部の土がえぐれて石がむき出しに。表土が常に流れるので草も根を張れず、歩くと足の裏も傷むような道になっています。)
Tumblr media
えぐれた部分を、土、落ち葉、炭の順番に混ぜながらかまぼこ型に埋め戻し、木材を斜めに地面に打ち付け、水の流れを緩めます。
Tumblr media
(手直し完成。森の中を歩いているような、フカフカの道になりました。)
Tumblr media
(次の雨が楽しみです!)
塾を始めて、あっという間にもう8ヶ月が経ちました。次回のブログもお楽しみに~^^
0 notes
onetree1985 · 6 years
Text
きらめ樹間伐 その後
5月のパーマカルチャー堂平でおこなった、杉桧の皮むき間伐。その後の経過の報告です!
皮むき数日後にはもう幹にカビが生え始める。自然界の分解プロセスはなんて早いのだろうと、いつも感心する。外でウンチすると、どこからともなく銀バエが寄ってくる。どこにいたの!?っていつも思う。この分解者達がいなかったら、地球は大変なことになってしまう。
杉桧の皮むき後、6、7、8月と暑い夏を経て、少し涼しくなった9月に入って木々が一気に枯れだした!暑い夏を耐えられず、一気に命が尽きた瞬間だ。樹は枯れる時、ガクッと力を落とすことが多い。だから、庭木などは弱り始めたら早めに手立てを講じてあげるのが良い。いつまでも葉をつけているもの。中々枯れないもの。幹がカビているのとそうでないもの。それぞれ全然経過が違う。細い木ほど幹がすべすべしたままな気がする。
Tumblr media
(徐々に枯れ始めた林の様子)
Tumblr media
(林内には前よりも日光が差し込むようになってきた。林内の植生も徐々に変化していくだろう)
それにしても、杉桧の林というものは、なんとも素晴らしい燃料林だろう。枯れた葉は焚き付けに、枯れた枝、皮、幹は全て燃料になる。皮は火付きもいいし、割とゆっくり燃えて焚き付けと薪の中継ぎに丁度いい。我が家はATOウッドボイラーでお風呂や台所の全ての給湯をまかなっている為、この燃料林と暮らしが直結している。朝早くに森に行き、燃料を拾って森を綺麗に掃除している時間はなんとも言えない充実感を与えてくれる。
Tumblr media
(皮むき後の皮がからっからに乾くと、なんとも素晴らしい燃料に変身!)
Tumblr media
(廃材パレットを利用し自作した燃料小屋。ここに枝、皮、茶の木などの燃料を保管。常に燃料がある様子は、何とも言えない安心感を与えてくれる)
針葉樹の森は採算性や建材としての利用ばかりが論点になりがちだが、その燃料自給能力にもっと着目すべきだ。これをバイオマス燃料としてしっかり各家庭で利用する仕組み(ストーブ、ボイラー等)とインフラ(燃料生産と供給システム)を整えれば、春野町の熱源を持続的に自給する仕組みは十分可能だと思う。そうすれば、もっと多角的に森林利用ができ、森林の経済性も増し、生物多様性も増し、本当の森林保全とエネルギー自給が可能になる。石油やガスなどの多国籍巨大資本に吸い取られていたお金は地域に還元・循環され、職や雇用だって増える。エネルギーのように巨額で、安定的に人を雇用できる産業があれば、春野のような過疎化した町だって若者が住めるようになる。なんてったって、町民の日々の暮らしを支える重要な仕事だ。満足感だって、幸福感だって大きい。人はもう一度、森という資源に身を寄せるべきだ。この目の前の森から燃料を頂いていると、そんなことがウズウズ頭に湧いてきて、実現したくなる!
今後の経過もお楽しみに~
0 notes
onetree1985 · 6 years
Text
9月 パーマカルチャー堂平
9月22、23日に開催されたパーマカルチャー堂平塾。9月23日は秋分の日で、秋が最も深まる時期。今回は秋の畑作り講座を実施しました。
種まきには、大きく分けて春播き、秋播きの2つのシーズンがあります。我が家では、アブラゼミの初鳴きとサルスベリの開花に合わせて人参を播くところから秋播きが始まります。ススキの開花で大根を播き、その後、カブ、小松菜、春菊、ほうれん草などの種を2週間ほどずらしながら播いていきます。一度に全部播いてしまうと収穫の時期が一斉にやってくるので食べきれず、無駄が出ます。同じ野菜でも種まきをずらすことで、長い期間収穫を楽しむことができます。
Tumblr media
(参加者のみんなと一緒に畝立て作業)
この時期はかぼちゃやサツマイモ、里芋、ジャガイモなどの芋類が収穫時期を迎えます。根菜類である芋類は身体を温める陽性の力が強く、これから迎える冬を凌ぐ、大切な貯蔵食であります。寒い時には身体を温める芋類や根菜、漬物。暑い時には身体を冷ますきゅうり、トマト、ナスなどの果菜類。旬のものを食べるということは、地球のリズムに同調して生きるということ。スーパーに行けばいつでもなんでも売っていて、テレビではこれが体に良い、この栄養素を摂ると良い、という宣伝が四六時中繰り返されています。もはや人は季節や旬に合わせて食べるのではなく、頭と欲で食べ物を選んでいます。今は栄養学が大きな力を持ち、食べ物の科学的栄養素ばかりがクローズアップされていますが、大切なのは食べ物という生き物の持っている力です。生命力のない食べ物ばかり食べていれば、当然、人の生命力は減退します。
Tumblr media
(この一粒が命を支えるのです。いつ考えても不思議なことです!)
我が家の大事にしていることは、身近で自然に育った旬のものを食べること。その為には、自分たちの食べたいものを自分たちで育てることは、最も大切と言っていい営みです。我が家では季節に合わせた部付き米と味噌汁、海藻、旬の副菜が基本食です。我が家で育ったお米、豆、野菜、そしてそれを丁寧に調理する妻の手料理に勝るものはありません。これはどこに行っても、いくらお金を積んでも買えません。身体だけでなく、心と魂も満たしてくれるのが本当の食べ物だと思います。今の時代、色々な汚染があるため、全てのものを良いもので、というのは中々難しいと思います。付き合いもあるし、外食もあります。それでも、普段しっかり食べて、しっかり排出できる身体を作ることが、最も病気になりづらく、今の環境汚染時代を生き抜く術だと感じています。
パーマカルチャーは、自給自足の農的暮らしがベースですが、これは自分達で全てを自給するという意味ではありません。そんなことできっこないし、辛いだけです。同じ村の人、お隣さん、親、友人。こういう身近な人たちとの交換や支え合い、そして食べ物を育んでくれる生き物、草、光、雨、風。これらがあって初めて、自給自足はその字(あざ)、村、町、流域で成り立つのです。食べ物を育てることは、人という生き物の根本を常に見せてくれます。まさに、人も根を張り生きるのです。是非自分の食べ物は自分で育ててみましょう。
(土の中に何が見えるかなー?)
Tumblr media
0 notes
onetree1985 · 6 years
Text
8月 パーマカルチャー堂平      (川遊び編)
 7月の講座は記録的な大雨により無念の中止に。1泊2日のお泊り合宿を企画していたのだけれど、河川の増水の為道が通行止めになり、警報がでていたためやむなく決断した。
 8月の堂平塾は、1日目が川遊び。2日目は傷んだ道の補修をおこなった。1日目の川遊びには子連れで多くの人たちが参加してくれ、気田川に注ぐ支流である杉川で川遊びをした。今では川の渕(川が岩盤に当たり、大きく蛇行する場所にできる深いくぼみ)がコンクリート工事で埋め立てられ、随分遊ぶ場所が少なくなった。杉川は昔からの僕の遊び場で、魚を釣ったりもりで突いたり、飛び込んだりしてよく遊んだ。
 川遊びといえば、この渕で遊ぶのが一番楽しい。川の流れは緩やかだし、岩にあたった水が深く下に潜り込むため深い場所ができ、飛び込みもできる。なにせ、スリルがある。スリルがある場所でないと、遊びは平凡でつまらない。自分がどこまで高いところから飛び込みできるか、どれだけ深いところまでいけるか、どれだけ魚がとれるか。こういう挑戦が遊びを楽しくさせてくれる。今回の塾では、子供たちに楽しい川遊びの経験をさせてあげたいなと思い、地元の隠れスポットで川遊びをした。
Tumblr media
(巨石の下は適度なくぼみになっており、小さな子にはいい遊び場だ)
Tumblr media
(こういう渕に飛び込みスポットがある!ここで深さ2.5mくらい)
Tumblr media
(その場にあるもので火を焚く。流木は臭いもいいし、火も柔らかい。)
Tumblr media
(木の枝にロープを渡せばブランコづくりもか~んたん。)
生き生きした子供たちと大人たちの笑顔がまぶしい。こういう自然の大いなるエネルギーをたくさん感じて育ってほしい。
0 notes
onetree1985 · 6 years
Text
6月 パーマカルチャー堂平
じめじめとした梅雨の季節が今年もやって参りました。毎年季節が移り変わるのは、とてもありがたいこと。
しかし、今年の梅雨明けは記録的な速さ!例年に比べて1カ月位梅雨明けが早いのでは…今年は春の訪れも1ヵ月くらい早かったし、確実に気候が大きく変化する時代を迎えています。こんな時代に、地球の大きな枠組みである気象環境の変化に対応できるもの、それは植物です。植物は何億年と気象環境の変化に対応して命を繋いできました。人はこの植物(そして土壌)に足元を支えてもらっており、今こそ人は大地に再び根を張り、大きな自然の懐の中で生きていかねばなりません。これからの時代、信頼できるのはお金ではなく、人も含めた大元の自然です。日々自然に生かされている実態に気付いたとき、人の暮らしや価値観は大きく変わっていくことでしょう。
さて、6月のパーマカルチャー塾はと言いますと、ヤギ小屋建築の為の整地、開墾をおこないました。伸び放題の茶の木やススキ、ワラビたち。これらを綺麗に刈り取り、大きな風の通り道を作ります。手前の景色と草の向こうの景色を繋いだ時、大きな空間の広がりを感じることができます。これは、環境が点と点の集まりで面へ、そして立体へ広がっている証拠です。1つの点が全体へ影響を及ぼし、全体は1つの集合体。「森」という字が、「木」でできていることと同じです。
そして今回は、「風の草刈り」を実演しました。これは我らが師匠の矢野智徳さんに学んだ手法で、植物が風に揺れて、一番荷重のかかる部分で草を刈ることで、根が細根化し、植物の生長が安定する草刈りの仕方です。これは、実は野生動物である鹿や家畜のヤギなど、草食動物が自然と行っている作法と同じです。動物は自然と折れ��すい部分で草をちぎり取ります。それは、その部分が柔らかいから。柔らかいというのは、その部分が若い細胞の集まりであり、そういう部分は新しい芽を出したり、かさぶたをつくったりと、植物が再生しやすい場所です。そういう部分で草を食べることで、植物が無理なく再生し、また自分に食糧を与えてくれることを動物は知っているのです。この風の草刈りを、人の暮らしのニーズに合わせて行います。人が頻繁に歩くところ、車の通るところなどは、次第に踏圧に耐える、背丈の短い草に変わってきます。そういう部分は短く刈ったり、植物ごとの姿かたちに合わせた風の強度で草刈りしていきます。すると、草刈り後の景色が見事に周辺環境と馴染んで見えます。これが風のつくる景色、つまり「風景」となります。人が見たときしっくり馴染む風景。それは自然の理にかなったおこないから生まれるのです。
Tumblr media
(風の草刈りの様子)
Tumblr media
(風の通り道を通るかわいい少女)
Tumblr media
(毎度毎度の多彩な一品持ち寄りランチ)
午後の始めは土の話。自給自足の暮らしになくてはならない菜園。それは健康な土壌から生まれ、人の身体と土壌は「身土不二」。同じものです。土がどのようにできているかが分かれば、土とどうやって接すればいいかが見えてきます。土は生き物であり、土づくりは生き物を育てることと同じです。
Tumblr media
(のびのび育つ我が家の菜園)
Tumblr media
(本を見ながら土の勉強)
Tumblr media
(むこうの山とつながる、大きな風の通り道ができました)
パーマカルチャーで大切な考え方。それは資源の再利用。使っていないもの、余っているもの、身近にたくさんあるものなどを工夫して使ったり、元々の用途と違う形で使うことで、無駄やゴミがへり、ごみが資源に変わります。循環を生み出す大切な考え方です。我が家のヤギ小屋は、うちの前にあった納屋を移築することに。丁寧に解体し、間取りを変えて材を再利用します。
Tumblr media
(解体中。構造は釘も使わぬ丁寧な造りの納屋。非常に価値ある一品。)
6月中旬には我が家に無事ヤギも到着。ヤギちゃんたちの暮らしと小屋の様子など、次回アップしていきますね~。お楽しみに☆
0 notes
onetree1985 · 6 years
Photo
Tumblr media Tumblr media Tumblr media
【漬けたり干したり】
さてさて、ヘビイチゴに続き漬け熱が止まらず、次はドクダミチンキとヨモギ酒を仕込み中。
ドクダミチンキは薄めて化粧水にしたり、入浴剤にしたり、虫除けスプレーのベースにしたりと大活躍。
またまた、干してお茶にしたりと漬けても干しても、さらには生葉をモミモミして帽子にこすりつけて蚊除けにしたりとこのシーズンはとっても万能。
そして初のチャレンジのヨモギ酒。
ヨモギは大きく成長した全草(葉、茎、枝、根)を使うというものすごーく効きそうな家庭で手軽にできる薬用酒。
1年後にヨモギを取り出してからさらに1〜2年寝かせるという、待ちに待たなければ口にできないモノだけれど、濃くなってゆく瓶の中を見るのが楽しい日々です。
そのほかにもヨモギはたっぷり摘んで干して、煎じ汁をお風呂用にしようとせっせとストック中。
身体がとってもあったまるし、疲れもほぐれますよ。
今年はヨモギの力をガッツリいただきたいと思って購入した若杉ばあちゃんの本(『若杉ばあちゃんのよもぎの力』 / 若杉友子)を参考に。
そして、我が家に来るたびに季節の花をお土産に持ってきてくれる友からのラベンダー。
洗濯物だらけの軒下にいい色と雰囲気を出してくれてます。
ヨモギがすっかり乾燥したら、次は干葉湯用に大根葉を干そうかなー。
Post by Ayano 
0 notes
onetree1985 · 6 years
Text
5月 パーマカルチャー堂平
5月のパーマカルチャー堂平は、森の間伐!持続可能な暮らしになくてはならない森。薪、焚き付け、落ち葉、キノコ、薬、山菜、建築資材。。本当にたくさんのものを無償で与え続けてくれている、貴重な存在。近年では杉やヒノキなどの植林で森が単調化し、生態系の衰退や土壌の流出などが発生しています。
このような森をどのように手入れしていくのか?私はまず、暮らしを通して森との関係性を紡ぎ直すことが大切だと思います。ビジネスや機械化・大規模集約化は次第に効率や採算性を追いかけ始め、人都合の一方的な施業に傾倒していきます。必要な部分もありますが、これは必ずしも人にとっても、生き物にとってもいい環境とは言えないこともあります。
パーマカルチャー堂平では、自給自足型、小規模循環型の暮らしに密着した森の手入れを学びます。「きらめ樹」という愛称でおこなわれている「巻き枯らし間伐」。NPO法人森の蘇りが積極的に広めており、私も以前きらめ樹人養成講座でこの手法を学びました。樹が旺盛に水分を吸い上げるようになったころ、樹皮と形成層をそっくりそのままべりべり~と剥ぎ取ります。そうすると木は立ち枯れ状態になります。葉がついたまま枯れるので水分がよく抜け、1年もすれば木の含水量は大きく低下します。木が乾いたら伐倒し、小さく玉切りすれば、女性や子供でも運べるほどに軽くなっています。皮むきも誰でもできる簡単なのもので、子供でもできます。立ち枯れの木は必要になるまで森に置いておけば、貯木場や広い薪置き場がなくても森がストックヤードになります。立ち枯れした樹は生きた樹が風で揺れたときの支柱となるので風倒木の抑止にもなり、通常の間伐よりも強度に間伐が可能。森の健全化を早めます。
Tumblr media
(ノコギリで幹に一周切れ目を入れます。木部に到達した証拠である、白いおが粉が出てくるまで、グル~と一周切ります。)
Tumblr media
(ナイフを差し込み、樹皮をめくります)
Tumblr media
(あとは上までビリビリビリ~と皮むきするだけ。子供でもへっちゃら!)
Tumblr media
(きらめ樹後の林内は、白い木肌が目立ちとても明るくなります。皮だって貴重な資源。杉皮を厚く敷けば、屋根をふくこともできます。隣同士の木の皮を結んで、ブランコも作れちゃいます!)
Tumblr media
(お昼は一品持ち寄りランチ。多彩な料理を囲みながら、幸せな一時。親父の捕ってきた猪肉も網焼きに。)
持続可能な暮らしには、持続可能な環境との付き合い方が必要。暮らしに必要なものを身の回りのもので賄えるようにしていくと、本当に生活に必要なものがだんだんと見えてきます。こうしていくことで、自分から余分なものが少しづつそぎ落とされていきます。人生がだんだんシンプルに、物事がだんだん単純に、ありのままに受け入れられるようになってきます。ありのままを受け入れて、感謝できるようになれば、自分が身の回りの生き物や、目に見えないものに生かされているんだという、まぎれもない事実に気付きます。それこそが永続可能な心の持ち方となり、パーマネントな世界が実は目の前に広がっていることに気付きます。皮むきも畑も、田んぼも森仕事も、全ては一つにつながっています。
6月は田んぼとヤギ小屋づくり!お楽しみに~^^
0 notes
onetree1985 · 6 years
Photo
Tumblr media
【我が家の常備薬】
田植え前の田んぼでヘビイチゴをとる。 これからの虫刺されシーズンに向けての大事なわたしの仕込みしごと。 効いてるのかときどきわからなくなったりするけれど(みなさん実際どう?)、虫に刺されたらとりあえずチョンチョン塗るとなんとなく安心感。 こどもも蚊に刺されたら「チョンチョンー!」と言ってくるのでよしとしよう。
左は昨日田んぼで摘んだものを35度の玄米焼酎で漬けたもの。 右は今日たまたま公民館で見つけてもったいなくて追加で漬けたもの。
ふたっつ、だいすきな瓶詰めコーナーに仲間入り。 たっぷり浸かってこれからのシーズンに助けてね、相棒ちゃん。
0 notes
onetree1985 · 6 years
Photo
Tumblr media Tumblr media Tumblr media
春の恵みが溢れます。小松菜、サンチュ、ほうれん草、春菊、小かぶ、大根などは絶好調!ジャガイモも収穫が楽しみ。ここの土と場のエネルギーはやっぱりすごい。
0 notes
onetree1985 · 6 years
Text
4月 パーマカルチャー堂平
 今年の春の訪れは、驚くほどに早かった。桜の開花、藤の開花、山々の新緑。例年の感覚から比べると、半月~1ヵ月は早いのではないだろうか?桜が咲いたかと思うと暑い日々が続き、4月の14日には藤が開花した。4月後半には新緑が最盛期だ。今年の梅雨や夏はどうなるのだろう?そんなことを思いながら、今年の種まきは周りの緑の動きに合わせて早め早めにおこなっている。
 4月7日と8日に、第2回目の堂平塾をおこなった。4月の慌ただしい時期にも関わらず、また多くの仲間が参加してくれた。今回の内容は、畑の話と森の散歩、土場の開墾だ。
 我が家の畑は、家の前に広がるなだらかな傾斜に作られている。そこに人の歩く動線が作られ、畝は南北に立てられている。傾斜に対して若干傾いて畝立てしており、人の歩く大きな道に向かって水が動くように工夫してある。
Tumblr media
(人参、大根、イチゴ、ニンニクなどは連作畝で毎年同じ場所に作る。夏野菜と春秋の葉物根菜類は毎年畑をお互いに入れ替えて、連作障害を回避するようにレイアウト。コンパニオンプランツを多用し、病害虫を防ぐ工夫もしている。)
Tumblr media
(この地は山の中腹で、土も深く柔らかい。足でぼんぼん叩くと、振動が太鼓のように周りに伝わる。空気が土にたくさん含まれている証拠だ。)
 みんなで畑の話をした後は、森の散歩。森とは自然界の循環のモデルであり、生と死が混在し、全てが生かし合��ている場所。森はいつも多くの気づきを与えてくれる。今回はみんなで「掘割(ほりわり)」と呼ばれる昔の山道を歩いてみた。掘割とは読んで字のごとく、斜面を掘って割ったようにつくられた人の歩く道。幅は人一人が通れるほどの狭いもので、山の地形に沿って実に見事に作られている。昔の人はこの道を通って薪を拾ったり、畑をしたり、木を切ったりしていた。この道のすごいところは、獣と人が共存しているところだ。人の歩く道を獣も通る。人と獣が通ることで枝が払われ、山に巡る風の通り道が作られ、林内の環境を清々しい状態に維持してくれる。現代の道づくりと違い、道の脇の植物も全く傷んでいない。人が暮らすということは、本来山と密接な関係を持っており、人が暮らしに必要な仕事をすることで、人里周辺の環境は常に明るく、多くの動植物を育んできた。この道一つ見るだけで、そういったことがどんどん伝わってくる。
Tumblr media
(死んだ松が、植物や虫といった新しい命の温床となる。生きるも死ぬも、始まりも終わりも無い世界。)
Tumblr media
(沢の流れに水の働きを学ぶ。水がどうやって地形をつくり、自らの流れを緩めるのか。水のつくる地形は周辺とどのように連動しているのか。それを沢が教えてくれる。)
 その後はみんなで開墾作業。ススキを抜いたり、枝を燃やしたり。人の氣と火の力で、場の空気がガラっと変わっていく。人の暮らしの息吹が、土地を生き生きとさせていく。ここは薪を貯蔵したり、材木を置いたり、道具を置く場所として利用する予定。毎月毎月景色が変わっていくことがとても心地いい。
Tumblr media
パーマカルチャーとは、固定観念を一つ一つ取り外し、世界や命のありのままの姿に氣付くこと。持続可能な農的暮らしを通して、永続している魂や自分自身の姿に氣付くこと。1本1本枝を拾ったり、薪を割ったり、ススキを抜いたりする作業を通して、実は自分の感性が磨かれて世界の見え方が少しづつ変わっていく。コツコツ、コツコツ、変わっていく。
1 note · View note
onetree1985 · 6 years
Text
満月は種まきの日
3月の満月がやって参りました~。待ち遠しかった!
我が家の春の初種おろしは、ジャガイモ。もう早いところではとっくにまいて芽が出ているところもあるけど、うちでは満月に合わせて種まきをします。満月には植物の種や地上部にエネルギーが集まり、新月には地下部の根にエネルギーが集まると言われます。月の満ち欠け、引力、潮の満ち引きなどが影響しているためだと思われます。その為、満月前の4日間が種まき適期、新月前の4日間が定植、移植の適期と言われています。
ジャガイモは小さなサイズの種イモを購入し、株と株の間を30cm間隔にして植えていきます。茶畑跡地は茶の木の根で土が深く団粒化されており、なんだかいいイモが育ちそう!茶畑跡地は野菜が育たないって言われるけど、ジャガイモなら大丈夫じゃないかな?と思い、こちらに種まき。ジャガイモは土の養分が少なくても平気で、開墾初期でもよく育つ作物の一つです。適地適作。人の都合ではなく、なるだけ野菜と土の都合に合わせます。土には良い土、悪い土はありません。痩せている、肥えている、砂っぽい、粘土っぽいなどの特徴があるだけで、それにあった作物を育てていけばいいのです。
Tumblr media
(低い畝を作り、一個一個植えていきます。芽が出て来たら何度か土寄せし、芽数も2~3本に調整します。芽数が多ければイモは小さく多くつき、芽数が少なければイモは大きく少なくつきます。芽が出てきた姿が、これまたかわいいのです)
次の日は、人参、大根、カブ、ホウレンソウ、小松菜、春菊、レタスなどを種まき。基本的に、食べたいものだけ播きます。食べたいものを育てる、育てなければ食べれない、が我が家の決まり。レタスや春菊はアブラナ科と混植し、虫よけします。お互いの成長を助けたり、臭いで虫を寄せ付けなくしたりと、コンパニオンプランツを積極的に活用します。
Tumblr media
(月の光を見ていると、植物は夜中も成長しているんだろうな~と感じる。月光浴は、日光浴と違って生理機能を整えてくれる氣がする)
4月に入るとお米を播いたり、夏野菜を播いたりと、段々あわただしい日が多くなりますが、百姓は段取りが命です。段取り8割、ですが、毎年段取りが悪い。。いつも気付くと直前、ってことが多い氣がする。今年こそ、今年こそ!(毎年)
0 notes
onetree1985 · 6 years
Photo
Tumblr media Tumblr media Tumblr media
今日は浜名湖の近く、気賀でアーボリストの仕事。大きくなったクスノキとカシの背丈を縮め、光と風を通します。人の視界と光を遮ってしまっていた木々を傷まないように小さくすることで、人にも木にも、心地いい環境を創り出します。
ここ気賀は、大河ドラマ「井伊直虎」で一躍有名に。本当にのどかな町で、菜の花や桜が咲き乱れ、春の景色が美しい。桜はもう満開!今年の春はあっという間に過ぎてしまいそうなくらい、植物の動きが早い。今年の夏は、一体どれくらい暑くなるのだろう。
木に登ってあたりを眺めると、この辺りに古くから人が棲みついていた理由がとてもよく分かる。辺りを山々に囲まれ、その山から染み出した養分豊富な水が沢となり、その沢が川に流れて浜名湖へ注ぐ。平らに開けた平野部では田んぼが開かれ、山々からでた水が人々の暮らしを潤しながら、ゆっくりと地中へ染み込んでいく。山にはドングリがたくさん落ちて獣の腹を満たし、水路や川にはうなぎやドジョウ、タイ、セイゴが溢れんばかりに泳いでいる。山から運ばれた泥で湖周辺には大きな湿地帯が広がり、鳥や虫の棲みかとなり、夜には蛍が乱舞する。
子供たちはプールなどないので川で泳ぎ、糸を垂らせば魚が釣れる。湖に行けば貝だってたくさん採れる。学校だって、遊びだって、買い物だって、み~んな必要なものはここで揃う。そういう暮らしがここにはあった。
人が暮らすこと、生きること。それが自然環境と調和した時、人は自然の懐に入り、その豊かさをぐ~~~んと広げて、たくさんの命を育むことができる。昔話で終わらないように、生きてる間にそういう暮らしと風景を味わってみたい。生きてることはなんと豊かなことか、この景色が物語っている。
毎年毎年、春ってやっぱり、素敵だな~
0 notes