Tumgik
mokokosthings · 9 months
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日本がしんどいノンバイナリーのフォルケホイスコーレ体験記②
〜申し込み編〜
自分が行きたいフォルケホイスコーレを見つけて、申し込むまでのことを書きます。
フォルケホイスコーレの探し方
フォルケホイスコーレのリストとそれぞれの特徴、学べる内容などをまとめてくれているサイトがあるので、それを見て探した。
自分は“IFAS“というところのサイトを見た。
まずはざっと見て気になるところを選び、ホームページに飛んでより詳しく調べていった。
ホームページはデンマーク語または英語で書かれているのがほとんどなので、翻訳しながら。
探すときに重視したこと
留学生を受け入れている
英語で授業が受けられる
自分が学びたい分野の授業が取れる(ただ、先生の異動により授業がなくなったりしている場合もあるので注意)
自分はジェンダーやセクシュアリティについて学べるところを探した。
フォルケホイスコーレはたくさんあるが、授業を英語で受けられるところはそんなに多くない。(選択肢が多すぎなくて逆に自分は助かったところもある)
候補にしたフォルケホイスコーレ
自分が探した中で、条件に当てはまった学校は以下の2校。(探したらもっとあるかも?)
International People’s College (IPC)
https://ipc.dk/
ここは“唯一の国際的なフォルケホイスコーレ“なので、ほぼ全員が留学生。
ウェブサイトの授業リストには“インターセクショナル・スタディーズ“という授業が存在。(2023秋ターム現在、先生が一時的に不在のためこの授業は開講されていなかった。その代わり?別の先生が同じテーマについて授業を開講している。)
Brandbjerg Højskole
留学生も受け入れているが、デンマークの生徒も多い。
ここもジェンダーについての授業がリスト上に載っていた。
結局自分はIPCを選んだ。理由は以下の通り。
そもそもインターセクショナリティについて学びたかった
インターセクショナルスタディーズの授業の説明欄で、ノンバイナリーに触れていた
もう一つの方は「ジェンダー」についての学習としか書かれていなくて、トランスが排除されないかどうか若干不安だったから(実際のところは不明)
IPCのコアバリューが良いなと思ったから
もちろん、複数のフォルケホイスコーレに同時に申し込むことも可能。落ちる場合もあるので複数申し込んでおくのが安全だと思う。(自分はそこまでの元気がなかったので1校のみ申し込んだ)
IPCへの申し込み方法と時期
基本的に、公式サイトからウェブ上で申し込みをする。
聞かれたことは確かこんな感じ。(曖昧な記憶)
基本的な情報(名前、年齢や国籍など)
どのコースに申し込みたいか
英語のレベル(TOEICの点数など書かされるわけではなく、ペラペラ・日常会話程度・初心者 のようなカテゴリを選ぶ自己申告制)
奨学金が欲しいかどうか(欲しい場合、その理由を書く欄があった)
英語のエッセイ(IPCに来て何を学びたいかなどについて書く。文字数規定なし)
2023年の秋ターム(7月の終わり〜)のコースの募集開始時期は2022年の10月中旬ごろだったはず。
(IPCに限らず)合格可能性を上げるのに大事なこと
早く申し込む
フォルケホイスコーレは(それだけが条件ではないが)先着順で入学者を決めているらしい。
申し込みが遅くても受かった人もいるが、まあまあ落ちている人もいるので早めに申し込むに越したことはないと思う。
さらに、申し込み期限前でも十分な人数の申し込みがあった場合、早めに締め切られてしまう場合もあるので注意。
また、IPCは多様性を大事にしているため、1つの国から来る生徒を多くても15人前後にしているっぽい。フォルケホイスコーレは日本人に人気らしく、たくさんの申し込みがあるらしいので注意。
エッセイをたくさん書く
IPCの先輩に聞いた話によると、エッセイをたくさん書くのは全体の1割くらいらしい(ほんとかどうかは不明)
ぱぱっと書いた短いエッセイでも大多数の人は受かっているらしいが、特に申し込み時期が遅い場合や絶対に行きたい!と思っている人はたくさん書いておくのがよい気がする。(ギリギリに申し込んで受かった人たちは多くがエッセイ頑張って書いたと言っていた)
英語の正確さなどはそこまで気にしてないと思われる。(言いたいことが伝われば多分大丈夫)
(正直、自分は日本語で書いたエッセイを翻訳機にぶち込んだやつそのまま提出したら受かった、、、)
一人で調べて申し込んで手続きするの無理!という人へ
フォルケホイスコーレ選びから入学後の手続き、渡航準備までサポートしてくれる留学エージェントのサービスがある。
使わなくても全然いけるけど、自分は不安すぎたのと気力がなさすぎたので頼んだ。(お金は1万円ぐらいかかった)
「ヨーロッパ留学のIris(アイリス)」というところ。
無料カウンセリングもできるので試してみてもいいかも。
良いところは、コースの申し込みが開始したらすぐに教えてくれたこと(これは本当に助かった)。
ラインで気になることを聞いたらすぐ教えてくれること。
ビザの取り方とかめんどくさいところをサポートしてくれたり、忘れないようリマインドしてくれたりしたところ。
エッセイの添削もしてくれたが、翻訳機の出力そのままの文章を送ったら(ごめんなさい)ほぼそのまま帰ってきて、本当に添削してくれたのか…?って思った。(翻訳機の文章が完璧だったのかもしれない)
あと、担当者にジェンダー、セクシュアリティに関する知識などはないようだった。自分に合っていそうなフォルケホイスコーレをいくつか提案してくれるサービスもあったが、担当者の理解があまりなかったためうまく機能しなかった。
でも、自分としては頼んでよかったかな、と思っている。
ここまで読んでいただ���ありがとうございました。
少しでも助けになったら幸いです。
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mokokosthings · 10 months
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日本がしんどいノンバイナリーのフォルケホイスコーレ体験記
誰に向けて書いている文章か?
「日本に住んでるけど、日本の差別抑圧やばすぎてしんどい」
「このまま日本にいるのは辛い、いったんどこかに逃げたい」
と思っている人に向けて書いています。
(自分が海外留学できるだけの特権を持っていることを自覚しています。ただ、フォルケホイスコーレは他の留学と比べてかなり間口が広いです。自分もフォルケホイスコーレでなければ留学できませんでした。もしかしたら、何かの助けになるかもしれないと思い、ブログを書きます。)
プロフィール
・AFABノンバイナリートランス
・20代前半
・地方在住
・フェミニスト
・あらゆる差別、抑圧に反対したい(勉強中)
フォルケホイスコーレとは?
デンマークが発祥の食事、寮付きの学校。17.5歳以上なら誰でも入学することができる。テストや成績は一切ない。期間は数週間〜数ヶ月ほど?
学校により、英語またはデンマーク語で授業が受けられる。また、デンマークが助成金を出してくれるため、かなり安く留学することができる。
どこのフォルケホイスコーレを選んだか
自分は「International People’s College」通称「IPC」という学校を選んだ。申し込んだのはこの学校のみ。
3週間の英語学習コース+18週間の秋ターム=21週間のコース(7月27日〜12月20日)。
入学に必要なもの
・数週間〜数ヶ月間分の休み(ちょっと遅れて参加したり、早めに帰ったり、ある程度融通は効くっぽい)
・お金(自分の場合、21週間分のコース料金+往復の飛行機代で100万円弱。毎日の食事や寮の部屋・備品、全て込みの値段)
  ただ、IPCは奨学金制度があった(返済の必要なかったはず)。詳しくは覚えていないのだが、特に条件などなく、申し込み時に「自分に奨学金が必要な理由」を添えて提出すると奨学金がもらえるかも(確実にもらえるわけではなく、選考があるらしい)、というシステムだったはず。
・なんとなく人とコミュニケーションとれるくらいの英語力(英語ができるに越したことはないが、特に決まりはないし、できなくてもなんとかなる。)
・17.5歳以上であること
入学から約1ヶ月経ってみての感想
「まじで日本クソ。このまま日本にいたら死にそうだけど、海外にずっと住むのは厳しい」
「とりあえず少しの期間でもいいから日本から逃げたい」
上記のように考えている人、フォルケホイスコーレは結構ありな選択肢かも?と思っている。
もちろん、イヤなことやモヤモヤすること、差別されることもあるけど
確実に日本よりはかなりマシだから!!!!!!!
詳しくはまた今度。
https://ipc.dk/
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