Tumgik
koshikundaisuki · 5 years
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腐女子でバスツアーに行った話2
バスの中で席替えが行われ、私は後部座席のロケバスコーナーへと移った。
眠くなった人は前の方で各々眠りについている。寝ておかないと、今回のバスツアーのメインイベントとも言うべき川下りに支障をきたしてしまうのでたっぷり寝るが良い。
私はというと、横に座っていたゆずきさん(童貞を惑わすギャルなので当然おじさんも惑わす)に「ねえ、SIRIに推しカプの話して?って聞いてみて。私“またですか?”って言われたから」とはにかまれ、それはオモローと早速iPhoneを手に取った。
「Hey、SIRI!影菅の話して!」
どきどきしながら返答を待つ。SIRIはきっとTwitterやピクシブで私の性的嗜好を知っているのだろうから、めちゃくちゃエモイ影菅の話をしてくれるかもしれない。
しかし、スマホは無反応だった。
私は今まで手動でスマホを操作していたこともあってSIRIを起動したことがなく、初期設定が済んでいなかったのだ。
「あー、まず音声認証からはじめないと。ちょっと面倒だけど」
「ほん。影菅の話をしてくれるなら容易いことよ」
さっそく設定をいじる。
『iPhoneに向かって、“Hey,Siri”と言ってください』
ややたじろいだ。事務所の人間しかいないとは言え、スマホに向かって話しかけるのはいささか気恥ずかしさを感じてしまう。
私はもじもじしながら「へ、ヘイ…Siri…」と囁いた。
画面に待機中のサインが出た後、やや間をおいてから『聞き取れませんでした』と言われる。さすがに声が小さかったか。反省して次は普通の声で「へい、しり!」と言う。
一瞬間を置いて、温度のない声でSiriは非情にも告げる。
『聞き取れませんでした』
「…こんな悪びれないことある?これだから人工知能は……」
文章中では同じことを繰り返しても面白くないので省略しているが、4回は「ヘイしり」を繰り返しているのだ。
さすがにもうちょっと申し訳なさそう感を出せ。いや君に感情のないことは分かってるから、せめて演技をしろ。
「なに?発音の問題?ネイティブじゃないと返事してくれない冷たい外国人か?」
私は苛々しながら「HEY,Siri!!!!」と叫ぶ。
この辺りからほかのメンバーも私の奇行に気付き始めたようだった。
「何してんの?」
Siriに叫び倒すのに必死な私の代わりにゆずきさんが「Siriの設定してる」と説明してくれていた。
「Hey、Siri」の関門(なんか3回くらいやらされる)を突破すると次は「Hey Siri,今日の天気は?」の壁が待ち受ける。
そのあとは「Hey,Siri,私です」で終了だ。
私は次第に喉の疲弊と心の消耗具合を感じながら、「ポケモンリーグの四天王みたいだな…」とぼんやり思っていた。
一回の試練につき10回は『聞き取れねえなあ?』と突き返されながら、
「Hey,Siri!!!!!!私でぇーーーーーーす!!!!」
という渾身の一声でようやく『Hey,Siriの準備ができました』と言われた。私の怒りなど微塵も堪えていない、落ち着いた声だった。
私はSiriの冷たい声を受けながら、「始める前からこんな関係で、私達うまくやっていけるのかしら」という不安に駆られていた。
「じゃあ聞いてみて」
「よし来た。…Hey、Siri」
ドキドキしながらiPhoneに声を掛ける。Siriはちゃんと起動してくれた。これだけでなかなか感動だった。
「か、影菅の話して」
『……すみません、よく聞き取れませんでした』
「影菅の、話、して」
『……はい、こちらが見つかりました“鍵菅”(以下鍵屋の情報)』
「…まさか私のスマホでありながら影菅を知らない?」
その後も
「影菅の話」 『影菅野はみつかりません』
「影菅」 『“影好香”残念ながらお探しの場所はみつかりません』
「違うよ!でもなんか“影好香”ってちょっとエモい!影菅の話!!」 『ウェブでこちらが見つかりました“ソフトバンク千賀と菅野、二人が降板した後の影”…』 「それ菅野の話!!!!!」
というしょうもないコントを繰り返した。
みんなの顔を見ながら「もしかして私って滑舌悪いの?自覚がなかったんだけど」と言う。みんなは首を傾げながら各々Siriに向かって話しかけはじめていた。
向かいの席ではさまたさんが英語でSiriに話しかけ、何とSiriも英語で返しているではないか。
もしや、もしやスマホの知能は持ち主に似るのだろうか。ならこのどんくさい返しも納得である。私が英語で何か話しかけようものならSiriは「Pardon?(平夜が唯一話せる英語)」としか返してこない、そんな確信さえあった。だって日本語ですらこれなのだから。
私は影菅の話をしてもらうのを諦め、「歌って」とお願いしてみた。
『歌を歌うのはプロにお任せしています』
「…じゃあラップやって」
『ラップは苦手なんです。どちらかというとビートボックスの方がまだマシです』
「じゃあビートボックスでいいよ」
『そうなんですね』
…は!?塩対応なのは推しだけにしてくれ!!っていうか推しですらこんなに塩ではないが!?
Siriのド塩対応に泡を吹いている間に、バスはラフティングの施設へと到着した。
ラフティングとはいわゆる急流下りのこと。ボート(ラフト)に乗って上流からどんぶらこと流れ、パドルで荒波を乗り越え、途中岩場からの飛び降りを強要されたりするスリリングなアクティビティだ。
私達はこのラフティングに対して計画段階からかなり慎重になっていた。
水着は必須。それからサンダル。
日焼け対策のラッシュガードと日焼け止め。スマホの防水ケース。自撮り棒。濡れた水着を入れる袋。メガネバンドやゴーグル。後なんかよく分かんないけどTシャツ。
特に持ち物に不備があって海まで流されてはかなわんと念には念を重ねて皆鞄がぱんぱんだった。
私に関して言えば、ラフティングの為の荷物が半分を占めていた。それなのに。結論から言うと水着とビニール袋以外は結局使わないという結果に終わった。何?この大荷物。
はじめに外にあるテーブルに集合し、参加許諾書にサインを書く。内容はたぶん「怪我しても自己責任♪」って感じのこと。自己責任が怖い場合は数百円で保険にも入れる。
震える手で名前と住所を書いたあとは、持参した靴の確認。かかとが固定されるものでないとNGだそうで、ゆるゆるサンダルだった私は結局レンタルをすることになった。(だが正直サンダルを持ち歩くことや使い勝手を考えると200円くらいだしレンタルのがおすすめ)(持参した上でレンタルは悲しすぎるってだけの話だ)
スタッフはその間にもメンバーに次々とスーツを渡していく。スーツはすでに濡れており、潔癖症の人間はここで死ぬ羽目になる。
更衣室はあばら屋のような建物(男女は別れている)で、中に照明のようなものはほぼなく、入り口はカーテンで隔てられてどんよりと暗い。中には私達のほかにも多くの参加者がおり、大変狭い。閉所恐怖症の人間はここで死ぬ羽目になる。
2段しかない棚に荷物を乗せ、水着に着替え、その上にスーツを羽織った。濡れているので着づらい上に、“純粋になんか嫌”の感情が私達を襲う。上までスーツをズリあげた瞬間に諸々耐えられなくなり、私は外へ飛び出してから背中のチャックを締めた。
どのタイミングで靴を履き替えるのか分からなかったが、ここでぴったりと密着するゴム製のぺたんこの靴に足を通した。正直スーツで全身覆われているので「要らんだろ」と思いながらも自分の行為を無駄にしたくない一心で日焼け止めを塗った。
スタッフさん(外国の方が多い)は私達の荷物が無駄に多いと言うようなことをいい、小屋の2階で預かってくれることになった。
「とにかく、身一つで向かえ」
片言ではあるが、断固とした態度だった。これは、スマホなんて持って行こうものなら滝壺へ置き去りにされる。
ここで私達はラッシュガードも自撮り棒も、持ってきた物のほとんどが無駄になったことに気付いたのだ。
パドルとヘルメット、ライフジャケットを渡され、小型のバス(たけのこバスより小さいので事務所の人間も分かれて乗った)で山を登っていく。
そこには数台のボートが置いてあった。でも、場所がおかしい。あそこを日本語で何というのかわからないのだが、いわゆる“崖”なのだ。崖というには大袈裟なのだが、堤防の上というか土手というか何というか。少なくとも「いきま~す!そーれ♪」というテンションで川へ乗るには明らかに何かが足りない。
「? ここから川までみんなでボート運ぶのかな?」
「でも下に降りる坂とかなくない?」
「え、じゃあ一体どうやって…」
参加者の不安げな顔が見えないのかスタッフは全員ニコニコしながら片言で自己紹介をし(聞き取れない)、ラフティングにおけるハンドサインを説明した(聞き取れない)。
スタッフは私達をさくっと3チームに分けると「乗って~」と促す。
キョロキョロとほかのボートを見ながら全員がくぼみに収まった。
それを見届けたスタッフはにっこりと笑い、ボートの後ろに立つ。
「……え、ちょ、まさか」
「いくよ~!よいしょ~!!」そう言ってスタッフは無情にもボムボートを蹴り落とした。
足りないのは私達の覚悟であった。
大袈裟に言ったが、土手(?)からは斜面が続いており、ずり落ちるようにして意外にも穏やかにボートは着水した。
私達の担当をしてくださったスタッフさんは比較的背の小さい、でも腕や足腰のがっちりした●●出身(教えてくれたけど聞き取れなかった)の男性だった。彼の国では水系のアクティビティが盛んらしい。
「ぱどるをこう!もってこう!こぐ。いいね?」
「オーケー」
「ぼくが、はいって~といったら、あぶないから、このくぼみのとこにはいる。いいね?」
「オッケー」
数日前に雨が降ったため、この時期にしては水量が多いらしい。「ラッキーだったね」と彼は言った。
たしかに水の勢いはそこそこはげしく、それでいて晴れているので水しぶきやせせらぎの音が心地よかった。
「1、2!1,2!」のかけ声でパドルをこぎ、ボートは順調に進んでいく。
所々勢いのはげしい地点があり、そこへさしかかる直前に「入って」という声かけをされるらしいのだが、一番後ろに居る彼の声は先頭まで届かず、私とHさんは2回ほどみんなが伏せてるのに気付かずに、呑気にパドルをこいでいた。
あとで「何故入らなかった」と叱咤されたが川の音で本当に聞こえなかったのだ。(他のみんなも教えてくれや)
また「こぎすぎた〜〜逆漕ぎ!」と突然指示されたけどそれ習ってねぇ。
スタッフの彼は私達にはそこまで危害を加えなかったが、事務所メンバーが乗っているボート目掛けてパドルを思いっきり川へ叩きつけて、パァン!と言う音で音でビビらせていた。
「馬鹿な…」「なぜ死に急ぐ…」
おののく我々をよそに、彼は楽しそうにそれを幾度となく繰り返した。
控えめにして貰わねば困る。私達は彼がいないと岸までたどり着けなくなるのだ。
私達が気にしたのは彼の身の安否ではなく自分達の心配であった。
途中岩場にボートを止め、ペンギンのように崖を登り、そこから飛び降りるなどした。
そこそこ恐い。川が深いとはいえ、それなりに高さがあるのだ。しかしビビって手前に落ちては岩にぶつかって怪我をする恐れがある。思いっきり飛ぶのがコツだ。
私は思いっきり飛んで鼻からしこたま水を吸ってツーンとした頭痛に悶絶し、コンタクトがズレてややパニックに陥った。何事もほどほどが一番なのだろう。
(ちなみに強制的!というような雰囲気を出されるが自信のない人は低いところからでもOK。ジャケットをつけているので溺れることはない。流されることはあるけど)
再びボートに乗り込み旅は続く。
終わりが近付く頃、後ろにいるボートに異変が起きた。
キャーという悲鳴のあとにドボンという水音がしたのだ。
「事故か!?」慌てて振り向くと、川の中でもがく事務所の女。そして、助けようと手を伸ばす他のメンバーを突き落とすスタッフの姿。スタッフは悪戯が成功した子どものように無邪気に笑っていた。
そのボートに乗っているのは基本的に“強火”な女達であった。
「馬鹿な…!!」「死にてぇのか!?」
我々の叫びは届かない。川にはいくつもの殺意が浮かんでいた…。
岸に着き、ボートはみんなで引き上げた。そのまま大型トラックの荷台で運ばれるようだ。参加者は再び小型バスに乗り込み、店へ戻った。
その後は着替えたりなんやかんやあった気がするのだが覚えていない。
私はおじさんであり赤ちゃんでもあるので、すぐに寝てしまったのだ。
故に何も覚えてない。シャワー浴びたっけ?
目が覚めると宿の前だった。
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koshikundaisuki · 5 years
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腐女子でバスツアーに行った話
事の始まりは薫子さんからのラインだった。
何やら概要をまとめた画像の後、「来るよね?」と私の意思がすでに決まっているかのようなメッセージが届いたのだ。
薫子さんに「来るよね?」と言われれば私は「行きます」としか返せないが、念のため概要に目を通す。
『腐女子バス旅行~続きは地獄でどうぞ~』
一泊二日、人数は未定。
参加条件をクリアしているし、何よりこんな楽しそうなこと逃したら一生後悔するだろう。
二つ返事で「行く行く!!」となったわけだが、冷静に考えるとバスツアーを組むってなに?
「バスツアー」と聞いて何を思い浮かべるだろうか。一般的にはクラブ●ーリズムのような乗り合いバスツアーをイメージするのではないだろうか。あるいはオタクであらせられる皆様であれば、推しと(同担オタクと)行く例のああいったイベントを思われるかもしれない。
薫子さんは断固として言った。「バスは貸し切りで行く」
バスを個人で貸し切りにしようと言い出した人間を、私は彼女の他に知らない。
探せばいるのかもしれないが、少なくとも私の周りにこんなアグレッシヴなオタクはいなかった。
不安を抱く私をよそに、薫子さんは秒でライングループを組み、その中に次々と仲間を放り込んでいく。続々と増えゆくオタク達。まるで伝説の漁師を見ているようだった。
その間にも彼女は旅行会社に連絡して見積もりを取り、宿と日程が決まるとメンバーの名前やジャンル、人見知り度やアレルギーなどを聴取し、部屋と座席表を組んだ。
地雷や人見知りを配慮した完璧な表だった。
前日、「おじさん(平夜のこと)、このメンツで人見知り優勝だから寝る部屋選んでいいよ」と希望を聞いてくれたときは大層感激した。
大人の人見知りなんぞは本人の問題であり、それを他人に何とかして欲しいなどというのは甘えなのだ。自力で何とかしろ。
と、他人に対しては強気で言う癖に私はどこまでも自己中であり、かつこのバスツアー、何とはじめましての人が大半を占めていたので「ふえぇ、やっぱり怖いよぉ」とベソをかいていた私はこの盛大な配慮には頭が下がるのだった。
さて当日、増えたり減ったりして最終的に21人になったバスツアー。行き先は群馬県・水上町。以前バンジージャンプやキャニオニングをしに行ったことがあった。どんなところかと言われると……まあ自然が豊かないいところだったよ。
待ち合わせは朝7時45分、新宿。もうすでにバスは来ていた。もっこりたけのこ観光バス。夕凪事務所様。何かの暗喩か?
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聞いていた話では座席が新幹線のボックス席のように回るということだったが、席が動くのは後部座席だけであった。コの字に設置された後部座席はロケバスのようだったし、最後尾センターにドッカと座る薫子さんを見るとベルベットルーム(P4)のようにも見えた。
私は酔いやすいため、バスの前の方にしてもらっていた。
配給された酔い止めを飲み、席に着く。隣はむぎさん(赤このの民。顔がとても小さく、ついこの前まで住居不定だった。この日は保険証がなかったので一番お金が入っているというクレカを持参)(顔に似合わずやることがワイルドすぎる)。
おやつを持参していた私達はおやつ交換をしながら銘々旅を楽しむことにした。
デカいマーブルチョコと、ハッピーターン。むぎさんはじゃがりこと純露、そして「奉天(ほうてん)」というお菓子を取り出した。
奉天をご存じだろうか。おこしのような、かりんとうのような物を飴で包み、輪切りにした素朴な和菓子だ。私はこのときはじめて名前を知った。
「ババ菓子なんだけど…」と照れくさそうにはにかむむぎさん。じゃがりこはともかく純露と奉天を前に「そんなことないよ」とは言えなかったが、こんなに可愛い顔をしてババ菓子を求めるむぎさんのギャップがたまらんかったので私はにっこりした。
なんとむぎさんは奉天を求め、スーパーを数店はしごしたのだという。
「でもなかったから九州で買ってきた」
「きゅ、九州まで!?これは噛まずに舐めるんですか」
「噛まなかったら奉天の良さがわかんないよ!!!!(突然の力強い声)」
「ひぇっ、噛みます」
そのうち車内では薫子さん指導の下、いかれたメンバー紹介が行われた。
1薫子さん:主催。ボブの綺麗な顔の男に狂わされがち。後先考えずに行動する。ジャンルはHQ、ホラー等
2夕凪さん:事務所社長。おちんちんの擬人化。酔っ払って死にかけたことがある。ちなみに平夜とはじめて会った夜も血まみれだった。ジャンルはHQ、2.5等
3あゆみさん:心やさしき戦闘民族。ショートケーキを爆発させた前科有り。平夜のことをいつも無自覚に傷つけるのはこの人です。ジャンルはLDH
4ちはやさん:スピードラーニングのプロ。はじめて付き合った彼氏は地元のヤンキー。ジャンルはアイナナ、A3!
5えむさん:事務所の敏腕マネージャー。いつも幹事とかしてくださる。授乳が大好きな社畜。ジャンルはアイナナ、A3
6ゆずきさん:コミュ強のギャル。すぐに童貞を惑わす。目が悪いので何も見えていない。ジャンルはHQ、アイナナ
7平夜:僕。ジャンルはHQ、群サイ
8Hさん:中央線をアイするサブカルオタク。ブロッコリー農家で働いていた過去がある。ジャンルはHQ、コナン、刀剣
9こと沙さん:兵庫のかわいこちゃん。たぶんコミュ強。顔が可愛いんだよなぁ。本当に可愛かった。ジャンルはHQ
10かほさん:浪花のナンパ師。すぐ可愛いねって声かける。フットワークが軽い。褒めの天才。ジャンルは弱ペダ、A3!、WJ
11むぎさん:こうしくんを惑わす傾国の美女。ジャンルはHQ、2.5
12シュウさん:セルフネイルの達人。すぐにえむさんの彼氏面をする。腕が自撮り棒より長い。ジャンルはHQ、グラブル、あんすた
13叶えるさん:めちゃくちゃ色が白い。長谷部とじいやの感動物語がある。ジャンルは刀剣
14ぐぐさん:ショタペドおじさん。次回のハイステに推しがでる。生きよ…。ジャンルはHQ、刀剣
15:山村さん:飲酒オタク。ジャンルは日本酒。そばアレルギーだと思っていたが違った。ジャンルはヒプマイ、韓ドル
16アネさん:調子にのるとすぐ酔っ払う。「あたしは大丈夫やねん」全然大丈夫じゃない。ジャンルは群サイ、ヒプマイ
17つゆみさん:すっとこどっこい。ドラミングしてたら胸元のビジューが飛んだ。ジャンルはピプマイ
18さまたさん:高学歴のポンコツ。ハンドクリームと間違えてコチュジャンを塗る。ジャンルはLDH、政治
19よねさん:おっとりとした口調で包丁を振りかざす かわいそうな社畜。ジャンルは韓ドル、コナン
20はるさん:フットワーク激軽オタク。狂ってしまい、100回くらい入国している。ジャンルはうたプリ、刀剣
21差さん:ストイックFBI。何やらせてもできる。施設の壁をよじ登って怒られた。ジャンルはコナン
コナンジャンルは三人いるが「混ぜるな危険なので」とアナウンスが入り、車内はざわつき、緊張感が走ったが、結論から言うとみんな理性のある大人達だったので何も起きていない。
むぎさんはこうしくん(でふぉめすがぬいを指す)を抱っこしたりしきりに可愛がってくれ、挙げ句「うちに来る?」と美しく微笑んで誘惑してみせるので恐ろしかった。
平夜「い、いかないよ…!こうしくんは僕のうちのコなんだから…」
むぎ「え?でもこうしくんは来たいって言ってるよ?ね、こうしくん」
(頷くこうしくん)
平夜「言ってないでしょ…!こうしくんは地元と変わらない自然豊かな環境(平夜の家)で暮らすのが一番いいんだ…」
むぎ「でもこうしくんは●●市より港区がいいよね?」
(頷くこうしくん)
平夜「!? ぼ、僕の家の裏にはベリー園があるよこうしくん!」
むぎ「こうしくんはベリー園より叙々苑のが好きだよね?」
(頷くこうしくん)
平夜「はわわ…」
最後の方は本当にむぎさんにメロメロになっているように見えるこうしくんを「そりゃ私だって●●市より港区に住みたいしベリー園より叙々苑で焼き肉を食べたい。なんなら私の方がお前よりむぎさん家のコになりたいんだからな!」と睨み付けるのだった…。
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⬆️むぎさんに奉天をもらってご満悦のこうしくん
さて、最初の目的地は「たくみの里」だ。名前が最高にいいと思わんか。心なしか空気も澄んでいるように感じた。確認はしてないがパワースポットだったのだと思う。
ここではうどん作りが体験できるそうだ。
早朝から行動している私達はこの時点で極限まで腹が空いており、「もう売ってるやつ食わしてくれりゃそれでいい」という声もあちこちで聞こえた。
小屋の中に入る。学校の陶芸室のような空間であった。無骨な木の机が6台配置されており、そのうちの一つでカップルらしきうら若き男女が一足先にうどんを作っていた。
私は即座に「可哀想…!」と叫びそうになった。彼らがどれほどの仲なのかは想像するしかないが、オタクの大群に周り囲まれても自分達だけの世界に浸っていられるようなタイプの強カプにはとても見えなかった。
何ならうどん打ってる姿はそんなに楽しそうにも見えなかったし「ねぇこれどっちが計画したの?」と問いただしたくなるくらいには二人とも“無”の表情を浮かべていた。
一方バス空間から解放されし我らは己の自由を叫ぶかのように、与えられたボウルの中の粉に水をぶち込み、一斉に手を伸ばしてタネをまとめた。
ぽろぽろしかった粉はやがて一つの大きな団子となり、おばちゃんの手によってビニールに詰められた。
「一人50回踏んでちょうだいね」
各所ではじまる軽快なステップ。思い描いていたうどんづくりがはじまる。水の配合を間違えられて作り直しを強いられるチームも在れば、うどんを踏みながらドラミングを披露するチームも在った。もしかしてこのチーム同じチームか?全貌は把握できていない。何しろ21人いるのだ。これは弊社の社員人数より多い。つまりこのバスツアー、社員旅行より規模がでかいのである。
私達のチームは各々が50回を踏んだ後「もっと踏みたい」ときゃっきゃしながらもう50回くらい余計に踏んだ。それらは台の上において丸く伸ばされるのだがこれがなかなか難しい。うどんは弾力があり、のし棒を転がしてもすぐに戻ってくるのだ。うどんに帰巣本能があることを初めて知った。
うどんはその後斬首刑に使われそうな感じの包丁で等間隔(が理想)に切られ、「あとは私達に任せな!」というようなニュアンスのことをおばちゃんに言われて作業が終了した。
作業場の横には飲食スペースがあり、こちらで打ち立てのうどんを食べさせてくれるようだ。販売している普通のうどんもこちらで食べるようで、私達の他にも多くの客がうどんをすすっている。先ほどまで一緒だったカップルも入れ替わるようにうどんを食べ終え、退室した。虚無なカップルに幸あれ。
うどんには天ぷらがつけられるそうで、かぼちゃ、まいたけ、なす、山菜?(興味がない食材だったので忘れた)から選べる。エビやイカが食べたかったが山の中なので諦めてかぼちゃにした。まいたけと迷ったが、かぼちゃにした。後から他のおともだちが食べている大きなまいたけの天ぷらを見て選択ミスをしたことに気付いたが後の祭りである。
さてうどんはザルに乗り、大変美しく涼しげな姿で運ばれてきた。歓喜の声をあげながら一口。
「……最後に追加したあの50回が利いてるのかな?」「踏みすぎたね」「歯ごたえすっげ」
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思った食感とは異なっていたが、空腹に加え、自分達の手と足でつくりあげたうどんだ。おいしいおいしいとあっという間に食べきった。天ぷらも美味であった。中にはこれから川遊びをするのにビールを煽る姿もちらほらと見受けられた。
すぐに「うどん粉に何か他の粉混ぜました?」とおばちゃん達を疑いたくなるほどの睡魔に襲われ、少しだけ仮眠を取ってから店を出た。
次の目的地へ向かうべく、一同は再びたけのこ観光バスに乗り込むのだった……。
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koshikundaisuki · 5 years
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全生物に120%モテ♡
天に万物を与えられた
薫子ちゃんの10の魅力
多くのオタクが虜になっているデストロイ薫子ちゃん。彼女に憧れて、彼女のようになりたい♡と思う方も多いのではないでしょうか?フォロワーは8月現在なんと17,318人。薫子ちゃんがこんなにも愛される理由、気になりますよね?今回は薫子ちゃんの魅力を厳選してご紹介したいと思います♡
◽︎charm1:とにかく絵ウマ♡
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ハイキュ〜同人界に足を踏み入れてる人なら知らない人はいないはず!薫子ちゃんはとっても絵ウマなんです♡
キャラクターはもちろん、動物や幽霊まで幅広く描けるってすごいですよね
「顔だけうまい」なんてことが一切なく、体はもちろん背景のディテールまでこだわりが感じられるんです◎
また、「これ描いて欲しいナ…👨‍🦰」と筆者がお願いした際もすぐ描いてくれたり、まるで岸辺露伴の生まれ変わりみたい♡
薫子ちゃんに命を吹き込まれた絵はいつもイキイキとしていて、私達を元気づけてくれます♬影菅描いて♡♡
◽︎charm2:ハイビスカスを擬人化したような美女
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こんな美女がビッグサイトにいるの意味がわからない〜…!!薫子ちゃんの本を買いにきた人なら誰しもそう思うハズ。
もしかしてお台場フジテレビと間違えて来ちゃったのかな💦え!?モデルさんじゃなくてオタクなの!?こんな会話が幾度となく交わされたとかされてないとか……
神に愛されし顔の輪郭、スッとした鼻、そんなに大きいことあります?って程のぱっちりおめめ♡脚もスラリと長く、スタイル抜群!顔の配置が本当に正しくてびっくりします!福笑いのプロかな?
当然、薫子ちゃん自身が己を磨き続けているが故の輝きもあると思いますが、神様も気合い入れて作りすぎだと思います!きっと薫子ちゃんが誕生してから1週間は適当に人間つくってるハズ(ヮラ
ただでさえ花の擬人化のような薫子ちゃん。しかもと〜っても笑顔が可愛いんです♡喜怒哀楽豊かですが、いつもニコニコしててホッとするし、推しの話をしたときの笑顔はまるで大輪の花が咲いたみたい!やっぱり笑顔が一番最高です♩
◽︎charm3:オシャレすぎる!
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そこまで来たら最早センスはダサくあってくれ〜!と祈らずにはいられませんが残念!!薫子ちゃんはと〜ってもオシャレ♬
でもよく考えたら当然のコト、、、そんな怠惰なことはしないのが薫子ちゃんの魅力なんですから。頭のてっぺんからつま先までとはよく言ったもので、いつ会っても薫子ちゃんはキマっててとってもセクシー♡
髪もメイクも自分に合った色をチョイス。お洋服もトレンドに寄り添いながら、自分らしさをキチンと取り入れているから本当に似合っちゃうんです♡♡
アクセもオリジナリティに富んでいて真似したくなっちゃう!そのセンスは自分自身のみならず、絵を描くときにも活かされてるのは、皆さんもご存知ですよね◎
そして毎度楽しみなのがネイル♡季節に合わせたデザインは一度も被ることなく、唯一無二の可愛らしさ♡♡見ているこっちもテンションが上がっちゃいます☆
皆さんも薫子ちゃんのネイルを参考にしてみてはいかがでしょうか♬
◽︎charm4:コミュ強おばけ
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交友関係どうなってるの!?と聞きたいくらいにお友達が多いのも、薫子ちゃんの人望の厚さ故でしょうか?
薫子ちゃん主催バスツアーはあれよあれよと人数が増えていき、なんと20人を超えました!これは弊社の社員より多いので、薫子ちゃんが如何に社交性に富んでいるのかがよくわかりますね!つーか20人超で行く個人バス旅行って何?
人見知りな筆者からしてみれば、薫子ちゃんの物怖じのしなさは驚異的です…日向翔陽か?
そもそも大半の人間がまともな会話を諦める筆者とお話ができている時点で、薫子ちゃんもどこか変わってるところがあるのかもしれませんね♬いつも仲良くしてくれてありがとうの気持ちでいっぱいです!
◽︎charm5:褒めの天才♬
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上司にしたい腐女子ランキングに殿堂入りを果たし、今年度は「この人から生まれたかったランキング」でベスト3に堂々ランクインした薫子ちゃん。
その理由のほとんどが「薫子ちゃんは褒め上手だから」というもの。これには筆者も納得です☆薫子ちゃんの口から紡がれる言葉のほとんどは私達を癒し、励まし、元気付けてくれるのです。嘘偽りのないまっすぐな言葉で何かと褒め、共に喜んでくれるのでこちらも幸せいっぱいになってしまいます♡
薫子ちゃんが保育士、または小学校の先生であったら日本の子ども達は自信と笑顔満ち溢れ、心身ともに健康になり、学力が向上し就職率も増加、投票率は130%になり経済が潤うというデータが出ていますが、そんな忙しい仕事につかれると同人界の莫大な損失になるので日本経済には諦めて貰うしかありませんね…
◽︎charm6:フットワークがヘリウムガスより軽い
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薫子ちゃん、実はちょっと前まで名古屋に住んでいたそうなのですが、にわかにはそう信じがたい程のフットワークの軽さを見せてくれていました♡
気付くと東京にいる薫子ちゃん。通常ではあり得ない頻度でお化け屋敷(東京)に参戦する薫子ちゃん。イベントのあとすぐ旅行に飛び立つ薫子ちゃん。鉄ちゃん(愛車)を飛ばして全国各地へ飛び立ち、嵐のように帰ってくるので驚きです!多分夏の台風より速いしフットワーク軽い。
薫子ちゃんに「●●したいなぁ」と零すと大抵その日の夜には計画が立っています。もしかしてIntel入ってる?決断力と行動力を兼ね備えると人はこんな風になるのでしょうか♬
富士急に行ったと思ってたのに気付くと新潟にいたあの日の驚きは永久不滅です。地図で見たけど山梨と新潟全然近くねぇ。
こっちへ越して落ち着いたかと思いきや相変わらず全国各地へ飛び出しているのでたまりませんね♡
◽︎charm7:本出すスピードでオービスが反応する
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本を出すのってとっても大変なことなんだそう……同人作家のみなさん、いつもありがとうございます♡
薫子ちゃんもイベントの度に新刊を出してくれていますが、ちょっと待って……なんだかおかしくないですか?
RTS15ではホラー本
16ではハナコの本
17では影菅本、
18では二口とオタク本、
19ではホラー本、赤葦と研磨本
20ではマネ本、続二口とオタク本
スーパーRTSではホラー本
21では黒研本とホラー本
23ジェットババア本と黒研+乾本
24では黒研、潔子さん本
25では俳優パロと黒k……ちょちょちょ待て〜〜〜〜い早い早い早いって!!!
暴走機関車か!?!?オタクを振り切るスピード感。ほぼ毎イベント出てあんなに出かけていろんな人に会って……下手すると新刊2冊出してて一体何が……起きている……?
薫子ちゃんの時空だけ1日が72時間なのかもしれませんね…さすがに人間の技とは思えません。
とにかく偏にハイキュー!!とはいえバラエティ豊かで、ホラー本も多いことがわかりましたね♬
一番のホラーは薫子ちゃんの執筆スピードでしたというあれですが……お後がよろしいようで♡
ちなみに新刊の俳優パロも最高でした!皆さんはご覧になりましたでしょうか?
◽︎charm8:しっかりしてて強い
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薫子ちゃんは正直、ゆるふわ系女子とは正反対のオンナノコ。媚びない凛とした美しさと芯の強さが、彼女の魅力です。
何かと口を噤んでしまいがちなこのご時世でも、しっかり意思表示し、世の中の理不尽に対しては怒りを表明するところは、現代のジャンヌダルクのよう。
時として友人たちに降りかかった災厄に対し、自分のことのように憤慨し、献身的になってくれます。心強くて、とってもステキな女の子なんです♡
そんな彼女のサークル名は「罪人首狩り村」。インパクトがありますね♩
◽︎charm9:妄想がエモエモのエモ♡
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薫子ちゃんが生み出す物語は、どうしてこんなにも人々の心を揺さぶるのでしょうか?
さりげなく始まるツイートはまさにエモの塊!こんなステキな妄想がタダで聴けるなんて、本当にいい時代になりましたね!令和に感謝感謝♬です!薫子ちゃんがツイッターに浮上すると思わずウキウキしてしまうフォロワーさんも多いのでは?
誰もが「自分の推しカプにハマれ……!!」と念を送っているかと思います。潜広描いてくれ。薫子ちゃんは様々なジャンルのカプをバランスよく摂取しているので、こちらとしても新鮮な気持ちですよね!薫子ちゃんきっかけで新たなジャンルにハマったというオタクも少なくないはず!潜広はいいぞ。これからもたくさんの妄想をツイートしてほしいですね♡
◽︎charm10:おじさんにも優しくしてくれる👨‍🦰
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こんな僕と、仲良くしてくれる薫子チャンは、本当に天使🥺🎶もしかして、おじさんに、気があるのかなぁ❓❓😂ワラ
いかがでしたか?薫子ちゃんの魅力を存分にお伝えしましたが、まだまだステキなところがたっくさん♡薫子ちゃんの魅力をまとめているうちに彼女が凄まじい人間であることを再確認し、段々恐怖すら感じてきました。
今後も愛され薫子ちゃんの活躍を応援していきましょう!!
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koshikundaisuki · 5 years
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ながむ★シスタ〜ズとは何だったのか
長虫という辺境の地より誕生し、平成に名を遺した地下ローカルアイドルグループ「ながむ★シスタ~ズ」をご存じだろうか。
2016年に水星の如く現れ、数多のおじさんたちを虜に��、2018年5月突如解散となるまで様々な伝説を残した。
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メンバーは5人。公開されたプロフィールは少なく、メンバーの名前、全員「長虫」出身であること、現役高校生グループであることしかわかっていない。
何より特徴的なのは5人全員が「菅原孝支(通称:こ~し☆)」であること。そして何より全く同じ顔をしていることだ。
五つ子だろうか。そうではない。そして親戚ですらないのだという。彼ら曰く、「俺らのムラじゃこれがふつー」。
それははじめて彼らを見たファンたちには異様な光景に見えるようで、「ながむ★シスタ~ズ」のライブをはじめて観戦した人間は、もれなく翌日熱を出すことでも有名である。
こ~し☆は皆同じ髪色に髪型、目の形、泣きぼくろの位置まで一致しており、初見には到底区別がつかない。
個性を出そうと躍起になるアイドル界では考えられない”無個性”っぷりだ。
こ~し☆自身は、地下アイドルにとどまらせておくには勿体ないほどの大変愛らしい容姿をしている。
透明感のある肌も柔らかな髪も、やさしさに満ちた瞳も、すべてが魅力的で誰もが「一目惚れ」を実感できるのだという。
そんな人間が5人もいて、なぜ地下を脱出することなく解散へ至ってしまったのか。
まずその異様さも理由のひとつと言えよう。
そもそも「長虫」という地名は、現在日本の地図には載っていない。彼らのキャラづくりかとはじめは思われていたそうだが、とあるファンのブログに聖地巡礼計画が立てられた。
彼は「長虫」を特定したと言い、そこへ行ってみるという記事をあげた。ブログ主は「ながむ★シスタ~ズ」のトップオタであったことも相まって反響はすさまじく、レポートが待たれたがそれからブログが更新されることはなかった。
そんなミステリアスな雰囲気を纏う「ながむ★シスタ~ズ」であるが、彼らのイメージはむしろ真逆で、天真爛漫ですべてをさらけ出し、ファンの心に寄り添うような「親近感」がウリであった。
彼らの情報ツールはもっぱらブログとTwitterであったが、そこにあげられる写真はアイドルの印象とは一線を画すようなものばかり。
たとえば文化祭でつくったクラスTシャツを寝間着にしている姿だったり、真っ赤な麻婆豆腐を鍋いっぱい頬張る姿だったり、飾らない彼らの姿は社会に疲れた男達の心を癒した。
また顔こそ変わらないものの、追っていけばいくほど彼らの個性に気付き始めるのもファンとしては趣深かったのかもしれない。
「ビザが切れた」という理由から解散を発表されたあとも彼らはマイペースに活動し、一夜にして五人全員が彼バレするという伝説も残しながら、多くの思い出を提供してステージを去った。
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解散から一年が過ぎた今、「ながむ★シスタ~ズ」達はどこで何をしているのだろうか。
ファンの一人として、彼らの幸せを願わずにはいられない。
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koshikundaisuki · 5 years
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【聖地巡礼】菅原孝支クンの故郷に行ってきました( ̄^ ̄)ゞ
ついに!というか、今さら!?というか…(苦笑)
やっとこ行って参りましたよ!宮城県長虫町!
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ここが孝支くんが毎日使っていた駅かぁ〜( ̄∇ ̄)ヮラ
駅直結の商業施設には、パン屋や珈琲屋が入っていましたよっと。もしかすると、ここで朝ごはんを買ったり、宿題をしたりしていたのかもしれませんね〜(*^^*)
長虫、実はバスケの町だそう。
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そんな町で、バレーに出逢った孝支クン…何か、運命的なものを、感じますね〜♪(((o(*゚▽゚*)o)))でも、孝支クンの身長だと、バスケは難しいと思うので、結果的によかったのかもしれませんw(^◇^;)
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2番街もありましたよ〜(*^◯^*)見つけた時は、かなり!テンションがアゲ⬆️⬆️でした(笑)孝支くんは、2という数字に、ご縁があるのかもしれませんね。。。(*´ー`*)
こちらはなんと!孝支クン行きつけ(だった)床屋さん。「いつも銀座で切ってるよ」というセリフに、「ん?」と思っていたのですが(笑)、これのことだったんですねー(((o(*゚▽゚*)o)))
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中学生カット1,180円〜とかなーり良心的な様子、、、僕も切ってもらおうかな〜と思ったのですが、この日は予定がぱっつんぱっつんなのでそれどころじゃなぁ〜い‼️(苦笑)スタコラサッサ ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
今日、僕がどうしても来たかったのはここ!
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孝支クンがお気に入り!と前に言っていた、地元の中華料理店です( ̄^ ̄)ゞ
見た目は、そこまで、おしゃれ?という感じでゎ、ありませんが、、、(^^; お店の中も、フツーの中華屋さん、ですね〜_φ( ̄ー ̄ )
ちなみに、孝支クンおすすめメニューは、「麻婆ラーメン」と聞きましたが、僕は、あまり辛いものが得意では、ありませんので(笑)
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僕が頼んだのは、ランチメニューの、「五目ラーメンセット」。お値段は860円と、長虫にしてはまあまあ、ですね(^^)
お味はというと、、、ふつー(笑)ズコーミ(ノ;_ _)ノ =3ちょっと、僕の方が、期待値を上げすぎてしまったのかもしれませんσ^_^;(苦笑)
でも、チャーハンがついて、デザートには杏仁豆腐まで!!ボリュームは、かなりのものです❗️コスパを重視したい方には、オススメですよ(^_−)−☆孝支クンも、このボリュームが魅力だったのかなぁ〜と思いを馳せましたとさ(笑)
星2つ、といったところです。お粗末様(*´ω`*)
近くには、なんとIKEAもありました!もう少し早くできていたら、孝支クンの家の、インテリアもIKEAだったのかもしれませんね^_^
代わりに、よく、孝支クンがお洋服を買いに行ったという、モールをパシャリ📸
確かに、孝支クンが好きそうな、服屋がたくさんありました♪( ´▽`)若い子たちには、いいスポットかもしれません
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koshikundaisuki · 5 years
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静岡旅4〜フラグ回収編〜
バナー広告で気になっていたエロ漫画はDMMになかった為、私はポイントを何に使うか決めかねていた。
「どうせなら監禁物が見たいなぁ。今後の参考に」
「全然知らない人の耳に入ったら相当ヤバイ発言ですよ。ところでそろそろ時間が近付いてきたので店に行きましょう」
「もうですか。早いなぁ。あ、ママ〜トイレ」
「ママじゃないですけどお手洗いは行っときましょう」
セノバのトイレは大変清潔で、自動洗浄のハイテク仕様だった。
しかし用を足している最中ですべてを水に流されるという屈辱を受けた私は、腹を立てながらわちこさんに報告する。
「あいつ、ちょっと潔癖の気がありますね。反応が過剰過ぎますよ。まったく、驚いて出るものも出なくな「詳細な情報は大丈夫ですよ。ちなみに私も同じ目に合いました。あいつ、ちょっと神経質ですよね」
一日の締めを飾るディナーへ向かうに相応しい人間でなくてはなるまい。それがさわやかへの最低限の礼儀なのだ。
鏡の前で身なりを整える。髪をまとめ、口紅を塗り直す。ついでにポケットの中に入れっぱなしだった飴のゴミやレシートをゴミ箱に捨て、身も心もすっきりとして外へ出た。
エスカレーターに乗り込みながら、わちこさんが振り返る。
「あと20分くらいだ。整理券、平夜さんが持ってますよね?」
「はい、私が整理券を持っています。ここに」
そう言って私はコートのポケットに手を入れる。
何もない。手は空を掴むだけだった。
「あ」
「どうしました?」
「ほ〜んなるほどね……あれレシートじゃなかったんだわ……(合点)」
「え?」
「いやごめんなさい。さっき捨てました」
「…………なにごとですか?」
「さっき、トイレのゴミ箱に、レシートだと思って捨てちゃった。」
「笑ってる場合ですか…!戻りましょう」
早足でさっき来た道を戻りながら、
「おかしいなぁ、いつもならレシート確認して捨ててるのに」
「今日に限って自信満々でノールックで捨てましたよ、あはは」
「でもすぐ気付いてよかったですねぇ」
と早口で捲したてる。
わちこさんから返事はない。
さすがに怒らせたか……。恐る恐る振り返ると、わちこ���んは堪え切れないといった様子で
「ふふ、いや、何かしらやらかすだろうなとは思ってましたけど、こんなに綺麗にフラグ回収(端折っているが、散々平夜が何かやらかしそうという話をしていた)するなんて……さすがですね」とめちゃくちゃに笑っていた。
褒められた私は照れながらトイレへ飛び込んだ。鏡台に取り付けられたゴミ箱は側面に扉が設置されており、そこからあっさり取り戻すことができた。
事件発覚からの早期発見が功を奏し、汚れたり破れたりもしていない。そこにはただ私が誤って捨てたという事実しかなかった。
「ありましたありました、よかった。お騒がせしました」
わちこさんはまだ笑っていたのでちょっと得意になった。何故ならわちこさんをこんなにも笑わせられるのは孝支くんか私くらいしかいないと自負しているからだ。
「ディナー前の余興に最高のエンターテイメントとなりましたね」
「ふふ、反省しないなぁ」
「しないんですよねぇ。言うて今まで結構何とかなってきてて、あまり痛い目見てないから己の愚行を忘れちゃうんですよね。でも楽しかったでしょ?」
「そんな図々しいポジティブの押し付けってあります?でもちょっと楽しかったです」
「わちこさんの心が広くてよかった〜。私 逆の立場だったら絶対ブチ切れてる」
「なんて人だ……整理券、預かりましょうか」
「いやいやここまで来て何かあるはずがないですよ、信じてください」
「無理でしょ」
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さわやかの前にはたくさんの人たちで溢れていた。待合スペースの椅子は満員御礼だ。
それならばと私たちはメニューを開いた。昼とは違い、夜は自分でセットを選ぶ仕様らしい。
「このAセットがサラダとご飯orパン、コーヒーがついてくるやつですね」
「あのパンは大変美味しかったですけど、お腹の空き具合考えると私は単品でいいかなぁ…」
「私も不純物(サラダ)を詰め込むくらいなら少しでも多くハンバーグを詰めて帰りたい。お代わりは無理にしても何か……わちこさん、この一番小さいハンバーグ半分こしません?」
「え、マジすか?いいですけど……」
「言ったな?言質取ったからな??」
「こ、こわ……整理券捨てた人が出していい圧じゃない……」
ハンバーグがファストフード並みの速さで出されるため、さわやかは回転率が良い。
人々はどんどん店内へと吸い込まれていき、私たちは空いたソファに座りながらドキドキとその時を待った。
漂う肉と炭火のフレグランスが私たちを包み込む。
ちなみにさわやかに行った人間は本当に匂いでわかるので、よそ行きの服は着ていかないことをおすすめする。
「身なりを整えることがさわやかへの最低限の礼儀なのだ。」などと言う人間がいると小耳に挟んだが、そんな下らないことに気を囚われているから整理券を捨てるようなことになるのだ。全身全霊でさわやかに挑め。もうスウェットにキティちゃんのサンダルでいい。
間も無く席に案内される。セノバは店舗が新しいのか、瀬名川より換気設備が整っているためか煙たさがなかった。
また席一つ一つがゆとりを持って配置されており、私たちの席に至っては「もしかしてオタクだから隔離されたの?」というくらい周りから距離があった。
結局昼間と同じくげんこつハンバーグを単品と、オレンジジュースを頼む。
「ふふ、好都合よ……思い切りぬい遊びに興じてくれるわ」
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若い店員の女性が油よけの紙をささっと配置しながら言う。
「間も無くハンバーグ来ます、油跳ねますのでこちらはおしまいください」
「あ、はい」
そして、邂逅の時が訪れる──
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「は〜………………これで食べ収めかと思うと泣きそう。ハイステが始まる前の感情に似ている……終わらないでほしい……」
「すごい分かる……でもまだ一口も食べてない」
むぎゅっとした弾力をナイフ越しに感じる。鉄板で熱された肉汁とオニオンソースが鼻孔をくすぐった。
口に収まりきるくらいの大きさに切り分け、頬張る。
──
──── ウマイ。
それしか言えない。なぜならおいしさに支配されてIQが幼児並みになっているからだ。
おいしい。おにく、すごくおいしい……!
この、むぎゅっむぎゅって噛みごたえが、とってもいいと思いました。
噛めば噛むほど、お肉のうまみがお口いっぱいに広がっておいしい。オニオンソース、最高に合うじゃん!
うまっ!焦げのあるところ、香ばしくて5億倍美味しい!炭火の香りだー!もっと食べたい!ハンバーグ切る!おいしい!……あれ……?減っていく…?どんどん減っていく……悲しい…なんで減る…?もちろん、食べているからに他ならなかった…。
「さびしい……」
「びっくりした、やっと喋ったと思ったら何ですか……さっきも思ったんですけど、平夜さん無言でもりもり食べるし、若干、視点が定まってなくて怖いんですよね……」
「ハンバーグなくなるのさびしい…」
「孤独のグルメ見てるみたいだと思ってたのに何ですかその感想は…」
「食べなければ減らない」
「お代わりしたらいいじゃないですか」
「わちこさんは…?」
「すみません、私はこれ食べ切るのも結構やばそうです」
「😡」
私はまだ召し上がっているわちこさんを前にメニューを広げて悩み始めた。
腹は八分目。一方で気持ちは六分にも満たない。
しかしだ。さわやかのげんこつハンバーグはその名の通りガツンとくるのだ。ひとたび食べれば、ボディブローのようにじわじわと、、
いや私はボディブローを受けたことがないのでどのくらいじわじわ来るのか、っていうかあれやっぱり打たれた瞬間からそれなりに痛いと思うのですが、でもやはりあれだけ「じわじわくること」の例えに用いられるのですからやはりボディブローはじわじわくるのでしょう。さわやかもまた然り、食べた瞬間には最高だぜ!となるのだろうがきっと後からやってくるのだ。後悔の波が。じわじわと。
「うう……私は……私は一体どうしたら……」
「食べた方がいい」
「でも……食べたら私、さわやかのことちょっと嫌いになっちゃうかもしれない……。このまま別れた方が私たち、お互い幸せでいられる気がする……」
「平夜さん、ここは静岡なんですよ?このまま帰ったら後悔で死ぬと思う。いや絶対死ぬ。食べてください」
「悪魔みたいなこと言ってくる……なんでオタクって人の背中をこんなに容易く押してくるんだよ……推しカプの沼に人を落としたがってるせいか勧誘に手慣れ過ぎてるんだよな…」
グチグチと言っている間にも腹はじわじわと膨らんでいく。
「いっそカレーでも食べようかな。さわやかだから何食っても美味いんだろうな」
血迷う私にわちこさんが言う。
「だったら私もうお腹いっぱいなので、よければこれ食べますか?」
「え、マジですか!食べたい!」
人様が召し上がっているものをそんなに食い気味で奪って恥ずかしくないのだろうか。
こう思い返してみるととても恥ずかしいことのような気がするのだが、この時はもう脳汁が全て肉汁と入れ替わっているので善悪の判断がつかず、恥も見聞もなかった。
残り2分の胃袋はまるでシンデレラがガラスの靴を履いた時のようにピッタリと収まり、同時に心も満たされた。
「なんて絶妙な腹加減……これで最高の別れを演出できる」
「よかった。私も食べてもらって丁度って感じでした」
追加注文しないとみるや店員さんはさっさとメニューを回収する。
私たちもレジへと向かうことにした。
ボロボロのペットボトルホルダーからクシャクシャになった札を取り出すイリュージョンを、やはりわちこさんはやや遠目から見守っていた。
「細かいのが438円か……えー400と………取り出しにく…………あいすいません」
そう言ってホルダーを逆さまにする。バランバランと小銭が音を立てて台の上を飛び跳ねた。わちこさんが絶句する。
「老人がよくやる会計方法じゃん……」
「えー400円とぉ」
「2438円、ちょうどですね」
眼鏡をかけた男性店員が見兼ねたように散らばった小銭をすべてトレーに乗せる。
「え!うそ!?��ったり?スゴ!!」
はしゃぐ私たちに店員は苦笑するが、彼にこの興奮の真意は分かるまい。
ただ持ってた小銭が綺麗に精算されただけの話であれば、「すごいねぇ」で終わっただろうが、朝からトントン拍子だった私たちは「マリア様が見てる!?」という気持ちになった。
ここまでスムーズだと一周回って「怖い」という感情が湧いてくることを知る。
残ったお札をお互いの財布に戻し、足取り軽やかに静岡駅へ向かった。
土曜日ということもあって帰りの新幹線は空いていた。
「ひかり」では1時間弱で東京に着いてしまう。
「なぜこだまにしなかった」と文句を言う私を宥めながら、わちこさんはiPad Proで何か描いてくれると言った。
私はころりと機嫌がなおり「じゃあ今までバレーにしか興味のなかったイケメンバレーボーラーの影山飛雄選手が地下アイドルのこーしくんのおっかけになって握手会に行くシーン描いて欲しい」と言った。
言った後に少し心配になったがわちこさんは難なく頷き「了解です」とペンを手に取る。
調子に乗った私は「背景(握手会の列)に汚めのおじさん描いてください」と追加した。
「注文が細かいなぁ」
「そこ性癖なんで、外せなくて……」
DMMポイントを何に使うか考えながら、通り過ぎる車内販売のワゴンを横目でチラリと見る。
特に買うつもりはなかったが、何があるのかは気になるのだった。
しかし脇に書かれたメニューを見てつい声を上げてしまった。
「アイスだッ!!!」
「えっアイス!?」
周りを顧みない私たちの大声に、販売員の女性がにこやかに立ち止まる。
わちこさんはワゴンを見ながら「アイス、あるんですか?」と尋ねた。
「はい、バニラ、イチゴ、チョコレートと3種類ご用意しております」
顔を見合わせる。
新幹線で帰ると決めた時、私たちはシンカンセンスゴイカタイアイスを食べたいねと話していたのだが、3月に入ってシンカンセンスゴイカタイアイスの販売縮小の知らせを受け、これはだめかもわからんねと半ば諦めていたのだ。
ここまでお膳立てされては食べないわけにはいかない。シンカンセンスゴクカタイアイスバニラ味を2つ購入する。
ずっしりと重みのあるカップはうっすら霜に覆われ冷んやりとしている。持っているだけ手が冷やっこくなるので、ひとまずテーブルに乗せた。
「こちら大変硬くなっておりますので、時間を置いてお召し上がりください」
販売員さんは定型文のようなことを言った後にイタズラな笑顔を浮かべた。
「私も休憩中に食べたことがあるんですけど、ほんと笑っちゃうくらい硬いんですよ。時間ないから最終的に歯でこうやって齧ったりして」
綺麗な女性に似つかわしくないやんちゃな言動に私の心はキュンとなった。
わちこさんもクスクスと笑いながらシンカンセンスゴクカタイアイスを受け取る。
蓋をあけ、付属のプラスチックスプーンでシンカンセンスゴクカタイアイスをつつく。カチカチとアイスらしからぬ音がした。力を入れてもスプーンは一向に沈まない。下手するとこっちの方が折れてしまいそうだ。
手で温めたり軽く揉んだりしてみても、なかなか溶ける気配を見せない。しかし、今食べたい。
私は先程のアドバイスを思い出し、齧ることにした。
さすがのシンカンセンスゴイカタイアイスも人体の中で一番硬いと言われる歯には勝てなかったようだ。
ハンバーグで火照りっぱなしだった口内に優しい甘さと心地よい冷たさがとろりと広がっていく。
同時に 直接的な体温によってシンカンセンスゴクカタイアイスはみるみるうちに柔らかくなっていくのだった。
iPadを覗き込みながら、二、三言葉を交わした後、ふとわちこさんが顔を上げる。
彼女は私のことを真っ直ぐに見つめていた。呆気にとられた、一言では形容しがたいその表情に、どこか覚えがあった。
そうだ、選挙カーに手を振った時のわちこさんだ。でも今私は選挙カーに手を振ってなどいない。
「どうしました?」
「私、……私、平夜さんがずっと、飲み物を飲んでるのだとばかり思ってました……紙コップではなくアイスを……?」
「そうですね、飲み物ではなくアイスを」
「……齧っている?」
「そういうことになりますね」
「なぜ?」
「スゴクカタイから……お姉さんもこうしたら良いって言ってたし……」
「あれはそういう意図ではないです」
心底呆れたようなわちこさんの顔を見て、私は慌てて進言した。
「ではわちこさんは齧らなくても良いように温めておきますね」
「齧らないです」
草履を懐で温めた秀吉の如く、私はシンカンセンスゴクカタイアイスを全力で温めて食べごろにし、わちこさんに渡す。
わちこさんがシンカンセンスゴクカタイアイスに感動したとき、私はすでにシンカンセンスゴクカタイアイスを食べ終え、DMMポイントで「推しが武道館に行ってくれたら死ぬ」の5巻を購入した。
そうこうしているうちに新幹線は品川駅につき、私は涙ながらにわちこさんに別れを告げた。さわやかと別れる時より寂しかった。
結局今までバレーにしか興味のなかったイケメンバレーボーラーの影山飛雄選手が地下アイドルのこーしくんのおっかけになって握手会に行くシーンの完成をその場で見ることはできなかったが、きっとそのうち背景に汚じさんを増殖させた絵をアップしてくださるだろうと私は心待ちにしている。
家に帰って「楽しかったぁ」と思わず声に出すと、家族が「何しに行ってたの」と尋ねた。
ご機嫌な私は「静岡にハンバーグを食べに行ってたんだよ」と答えた。
「静岡まで?わざわざハンバーグを食べに?」
家族は「馬鹿じゃないのか」と呆れたようにいい、私は「こう言われることは分かってたのに何故素直に答えてしまったのか……」と悔やみながらも思った。
馬鹿の方が人生絶対楽しいんだよなぁ。
終わり
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koshikundaisuki · 5 years
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静岡その3
「……」
「こちらでお切りしてよろしいですか?」
「はい…」
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「……」
「オニオンソースお掛けしますね」
「はい…」
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「ははは…��狂う……」
「中はレアですので気になるようでしたら少し焼いてお召しあがりください。ごゆっくりどうぞ」
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「……」
「!! すごい……今まで食べたどのハンバーグとも違う………平夜さん?」
「……たべるのがこわい……」
「食べて」
促されるまま、私はフォークを握りナイフをハンバーグに入れる。
かたい。話には聞いていたものの、弾力があり切りごたえがあった。ハンバーグというよりは「肉」だ。
一口大に切り、恐る恐る、口の中へ入れる──
「── ハッ……!!!……私は一体何を……?ハンバーグが跡形もない……」
「トリップしないでください。自分で食べたんじゃないですか……さっきまであんなに騒いでたのに急に無言になったのウケる」
「何も覚えてない……そんな…もう一つ頼んで…いやしかし何だこの満腹感……」
「平夜さん、こっちの店舗に来たのも何かの縁ですよ。静岡に移動してどこかで花見でもしつつ、夜になったら今度はセノバ店で再度ハンバーグ食べましょう」
「なにそれ…こわい…そんなこと許される……?」
「許されます」
「黒おでんも食べたい……」
「食べましょう。ひとまずまだ待ってる人もいるので出ましょうね」
この辺りで精算が面倒なので、共同財布を作ることになったがポーチ等がない。仕方なくペットボトルホルダーに入れて支払う。わちこさんは「バリバリ財布の上をいくものがあるとは…」とやや遠くから見守っていた。
会計時に貰った薄荷の飴を舐めながら、再び草薙を目指す。先程と違うのは6分ではなく30分かかると知ってしまったことだ。
トボトボ歩いていると、またも足を取られてよろける。
「大丈夫ですか」
「なんとか……おやこんなところにバス停が。おっ!見てください、草薙行きですよ!」
「でしょうね」
「次のバスは……34分!」
「…え!?今じゃないですか!」
「うそ!もう行った?」
「これから来るのでは……乗ります?」
「もちろん」
程なくしてバスは来た。1時間に2本しかこないバスにすんなり乗れた喜びを分かち合う。
貸切の車内で私たちは「何だか無計画だったわりにスムーズな旅ですねぇ」とニコニコした。
たしかに6分程で草薙駅につく。これまたぴったりに来た電車に乗り込み、静岡へとやってきた。
迷子になりながらまたまた近くにあった「海ぼうず本店」に立ち寄り、半熟卵と黒はんぺん、牛スジを詰めてもらい、ほろよいを買って駿府城公園へと向かった。
途中、脳裏に突然ハンバーグの映像が浮かぶ。切り分けたときの触感、口に入れたときの肉の甘みとオニオンソースの旨味。噛みしめた時の歯ごたえ、噛めば噛むほど舌に絡みつく肉汁。付け合わせのニンジンやかぼちゃの甘いこと。パンの恐ろしいまでのふわふわさ。かたい外側の肉とジュワリと染み込むレア肉。
「こ、これは……フラッシュバック…?」
「どうしました平夜さん」
「ハン……バー…グ…ハンバーグを…食べたい…まるで脳髄にオニオンソースが染み渡っていくかのようにじわじわと…ハンバーグががが」
「こわい、中毒症状みたいになってる。夜まで待ってください」
この日はコスプレイベントがあり、いろんなキャラクター達と花見客が楽しそうに過ごしている。
桜は六分咲きくらいだった。
「花見にしては少し寂しいですが、人の賑わいはちょうどいいですね」
「公園内のベンチがこんなに空いてるなんて……静岡の公園ってすごい。というか治安がいい」
花壇越しに桜の花を眺める絶好のポジション。足を伸ばし、ほろよいの缶を開ける。
プシュッと耳に心地よい音がした。
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「普段飲まないのに飲んでしまう。なんだこの背徳感は」
「昼間にこんな……今すごく悪いことをしている気持ちになる幸せすぎてこわい」
「時間止まらないですかね」
笑いながら言い合う。
おでんはもう熱々ではなかったけど、出汁がしみていてどれも美味しかった。
口の中で弾ける炭酸。遠くで聞こえる笑い声。大雨の予報だったのに空は吸い込まれそうな程に広く、太陽がぽかぽかと心地よかった。
ここまで散々ふざけ倒した文章を書いておいてお恥ずかしいのだが、この時私はめちゃくちゃ幸せだと思った。
今後の人生でどれだけこんな経験ができるだろうか。もう決して若いといえる歳ではなくなっていたが、まさに今しかできないことだと思った。
クルーザーにもリムジン女子会にもタワーワンションから見る花火にも勝てないだろう、高速バスで行く静岡の旅。
おでんと100円の缶チューハイ。なんて安上がりな幸福なんだろうなぁ。誰からも羨ましがられない光景なんだろうけど、それでもいいと思えるくらいの多幸感。
共通の趣味嗜好を持った大好きな友達と、そんな時間を過ごせるってもしかして私の人生最高なのでは!?
そんな気持ちがたまらなくて、この瞬間が忘れ難かったので実はこの日記を書くことにしたのだ。
冷静に振り返るとなんかキマってる人の感想なんだよな。これもう絶対ハンバーグに何か入ってただろ。
おでんをつまみながら、「7時くらいにご飯が食べられるといいですね」と相談する。
昼時を過ぎてさわやかはどこも空き始めていた。
「今行くと30分くらいで案内されちゃう。ちなみに御殿場は150分になりました」
「とうとう300分行かなかったか……」
まだ静岡周辺を探索していなかった私達は、段々肌寒くなってきた5時半頃に公園を出た。
セノバは思ったよりも公園から近く、周辺の商店街やモールを巡って時間を潰した。
アニメイトもあったので、木に扮した及川さんを連れて帰る。わちこさんも同じ物を手に取ったので共同財布から出した。
ボロボロのペットボトルホルダーもとい共同財布をわちこさんは半笑いで見ていた。
セノバに戻り整理券を取ると、ちょうど7時頃の予定だった。
「うまく行き過ぎてこわい」
「幸せも与えられ過ぎるとバグりますねぇ」
「これ、登録しておきますね」
「じゃあ私整理券持っときます。何かあったら怖いから一応写メっとこう」
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その後店内をウロウロしたものの体力も限界だった私達はソファに腰掛け話をした。
話題に対して圧倒的に時間が足りない。
私はDMMポイントをエロ動画に使うかエロ漫画に使うかの話を、わちこさんは「平夜さん4月始まりの手帳買おうとして1月始まりのを買っちゃったって言ってたから、代わりにNくん(わちこさんの推し)のカレンダー持ち歩いて貰おうと思ったのに持ってくるの忘れてた〜」という話をしていた。
ちょっと意味がわからなかった。
続く
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koshikundaisuki · 5 years
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静岡さわやか大作戦その2
「許して……くれるの?」
「あかちゃん(4/30現在の私のユーザー名がひらやあかちゃん)を連れてると思えばこれくらいは😉」
「しゅき……」
「じゃあこの辺で引き返しましょうか。あと20分だし」
さっき来たばかりの何もない砂利道を歩きながら、途中椿の木に囲まれた古い民家を見て「僕が近所のパトロールをしてた時のことなんですけど、こんな風に椿の花に見惚れてると、木の隙間から美しい少年が洗濯物を干してたんですよ。それがこの世のものとは思えない光景で……」と語っても「もしかして菅原さんのお宅じゃないですか?あそこの孝支くん、近所でも有名な子で……」と乗ってくれるので最高に楽しかった。誰もいないと思っていた椿の民家には人がいた。途中でなぜか黙り込んだわちこさんが、あとで教えてくれた。
あと5分でさわやかに着く、というところで選挙カーが通る。ご存知だろうか。選挙カーは候補者のおっさんではなくウグイス嬢がアナウンスをしながら町中に手を振ってくるのだ。
見る限り辺り一帯には私達の姿しかない。ここは選挙権のない静岡。私は元気いっぱい手を振り返した。
『ありがとうございます、若いお姉様方に手を振っていただきました。◯◯でございます。4月7日、清き一票をよろしくお願い致します!!』
ぐわんぐわんとスピーカーから吐き出されるアナウンス。横には呆気にとられたわちこさん。なんかもう、一言では形容しがたい顔をこちらに向けていた。
私はとてもびっくりした。
わちこさんといえば、孝支くんおじさんとは思えぬほどおっとりとした方で、ノーと言えない意外な押しの弱さがあり、歳上であるひらやあかちゃんの面倒もよく見てくださり、私が頓珍漢なことを申し上げても笑って流してくださる可愛らしいお嬢さんなのだが、そのわちこさんが、あのわちこさんが、なんかもう「え、なんで…?全然理解できん……」という顔をしている。
「どうしました?」
「いや、こっちのセリフですけど……なんで振ったんですか?平夜さん投票権ないんですよ?あの人たち振り損じゃないですか……っていうかなんで手振ったんですか?(2回目)」
「だって振られたから……投票権のない地だからこそ力一杯振ることができたと思います。振り損に関してはまあ、サクラだと思ってむしろ感謝して欲しいですよね……その顔やめてください傷付く」
「いや……びっくりしたんですよ……なんで振り返したんですか…(3回目)」
「わちこさんのそんな顔初めてみた……もうしませんから」
そうこうしてるうちに先程の選挙カーが町内を一周して戻ってきた。私の意思は固い。うっかり手が動くことのないようにポケットに手を突っ込んだ。
他の選挙カーが通っても、私は頑なに手を振らなかった。
「ドヤ顔でこっち見ないでください。いいですよ、そんなに振りたいなら振っても」
ついに店内につき、いい感じで席へ案内された私達。(ちなみにさわやかは呼び出し時にいないとガンガン飛ばされるので少し早めにその場にいた方がよい)
ログハウスのような店内は煙たかった。それはさながら開幕前のスモーク。店内の喧騒に煽られ、ボルテージが極限まで高まっていく。
メニューにはサイズ違いのハンバーグの他、ステーキやハンバーガー、ポテトやウィンナー、スープなどのサイドメニューからデザートまであった。昼はランチメニューとしてセットにご飯orパン、スープがついてくる。
迷いはない。私たちはげんこつハンバーグとドリンク(100円)を注文した。
辺りから漂ってくる炭火で焼かれた肉の香り。ジッとしていては気がおかしくなりそうだった。何とか気をそらそうとしてもドリンク、スープ、パンと運ばれるたびに意識が引き戻される。傍らには馬鹿でかいナイフとフォーク。
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「期待が高まりすぎている……絶対超えてこないと思う。今までこうやって何度も裏切られてきたんだ…」
ハラハラと涙を溢す私を、わちこさんが叱咤する。
「そんな弱気でどうするんですか!ほら、パンだってこんなに美味しそう」
「わ〜ふかふかだぁ〜☺️」
とうとう敷き紙を渡される。
店員さん「ただ今参りますのでお待ちください。こちらお洋服に油が跳ねないよう、持ち上げてガードしてくださいね」
「はわわわわわ……くる……来てしまうッッ……」
「もうだめだ完全に気がおかしくなってしまった……」
そしてついにその時はやってきた──
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続く
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koshikundaisuki · 5 years
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「さわやか食べてみたいんですよね」
そう言うわちこさんに「偶然ですね!!!!私もなんですよ!!!」と食い気味に返したことで、静岡ぶらり遠足が決まった。
「静岡に行くことになった」と家族に言うと「なぜ?」と聞かれる。「ハンバーグを食べに」と答えると馬鹿じゃないのかと罵られる可能性があったため「旅行だよ旅行」と返す。小心者なので若干キレ気味になったように感じた。
朝9時に新宿からバスに乗り込む。
遠足なのであらかじめお菓子を買っておいた。
「こうしくん(8)ならこれを選ぶだろう」という理由からちょっと高級なさくさくぱんだだ。背伸びしたいお年頃でありながらいまいち赤ちゃん感を脱せないこうしくんにはぴったりな一品である。わちこさんも「わかる」と言ってくれたので我ながらいいチョイスだったと思う。
足柄インターで買ったミルクジェラートと合わせても可愛いかった。
⬇︎影菅に狙われ、はわわ、となってるパンダ
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最後尾席だったこともあり、オタク話に花が咲く。日常生活であんなに話題に困るのが嘘のように舌が回る。
ハイステの話からグッズの話、推しの話、ガチャの話、孝支くんのこと、さわやかのこと、DMMポイントが今日で消滅するので何かに使いたいといった話まで、とにかくハンバーグへの期待が高まりすぎて脳がバグっているのもあり、何を話しても楽しい。
渋滞して午前中はずっとバスに乗っていたものの、もう話してる場所がカフェかバスかの違いしかないため何の問題もなかった。
一つ問題があるとすれば待ち時間のことだ。
さわやかは行列が当たり前の人気店。
東京から一番近い御殿場の店はいつも200分待ち必至といったところだったため、静岡駅前のセノバ店まで行く予定だった。
今はネットから各店舗の待ち時間が確認できるのだが、11時時点で御殿場店は150分待ち、セノバ店は120分待ちほどだった。
「御殿場の奥まで遥々行くのにあんまり変わりませんね」
「昼を前にして2時間待ちは頭おかしくなる」
「……他の店に行けますかね?」
静岡は広い。本島の半分は静岡なのでは?と思うほど広い。しかし、同じ葵区内ならそう遠くはあるまい。
調べたところ瀬名川店が近いようだった。「草薙駅」が最寄りとなっていた。草薙は仕事で行ったことがあったため少々の土地勘があった。
グーグルマップで調べてみても駅から6分と出てくる。草薙駅までは静岡駅から電車で10分とかからない。
現在の待ち時間は30分だ。
「ここにしましょう」
「数分の違いで90分短縮は得すぎる。3回食えますよ」
「私達、頭が良すぎますね。数駅先がこんなに空いてるのにセノバに行くなど愚か。見てください、御殿場店、200分を超えましたよ」
「平夜さん、そんな悪い顔で……」
「あはは、208分になった」
「秒単位で検索しないでください」
途中暇になり、グーグルマップで高速移動する現在地を眺めながらふと、途中停車する停留所に「瀬名川」があることに気付いた。
「わちこさん、もしかしてここで降りれるのでは?ここからだと目と鼻の先ですよ」
「え?本当だ。これは……ついてますね」
「これはもう……勝ちましたね。ちなみに御殿場店、220分です」
「また平夜さんてば…………こうなったら300分の大台が見たい」
「その意気ですよ、わちこさん」
そうこうしているうちにちびまる子ちゃんで有名な清水を過ぎ、瀬名川まで来た。
「あ!!(大声)あれだ!さわやかって看板出てる!!」
「本当にあった!!ここで降ろしてくれ!バス停まで行かなくていい!」
「昼過ぎて一気に混んだ!54分待ちになった!!」
「あー通り過ぎちゃう!窓破りたい!」
この時点でさわやかが目当ての人間であることを全乗員に知られたことと思う。
私は心配になった。ここがさわやかの穴場だと悟られ、他にも途中下車する人が増えたら最後列にいる自分たちは不利だ。
しかし、ここで降りたのは私たちだけだった。
運転手さんにお礼をいい、扉が閉まった瞬間に走り出す。
「笑止!!わざわざ静岡駅までいって2時間並ぶが良い!!!」
「全員が自分たちと同じ目的で動いてると思うの悪い癖ですよ!ちなみに御殿場店何分になりましたか」
「213分です。ちょっと減った」
「えーなかなか行かないですね、夢の300分待ち」
「あ!そんなことやってるうちに瀬名川店が1組増えた!わちこさん、走って!」
瀬名川エリアは普通の住宅地だったが、道路の整備は今一つだった。逸る気持ちを抑え切れず、また運動不足が祟って何度か足を取られて足首を捻った。ようやくさわやかの看板を認め、私はわちこさんを置いてラストスパートを決めた。
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肉の薫りと煙漂う待合スペースには機械が置いてあり、人数を入力すると整理券が印刷される。QRコードを読み取ると自分たちがあと何分待てばいいのか分かる画期的なシステムだ。
「ちょうど1時間くらいですね。まあ上出来じゃないでしょうか。セノバは150分ですし、それを考えればあっという間ですよ」
「駅の方散策します?こんな美味しそうな匂いのところにいたら気が狂う」
「そうしましょう。駅まで6分ってあったし。確か駅の反対側のエリアには大きな公園もあったんで桜が見られるかも」
私たちは店を出て地図を片手に歩き出す。遠くに駅前マンションらしきタワーが見える。
「あそこが駅前ですね」
そう指差しながらとある違和感をおぼえた。そのもやもやは、歩く程に、そして御殿場店の待ち時間が増えていく程に強くなっていく。
「……これ、絶対6分の距離じゃないだろ」
「かれこれ15分歩いてます。歩道ないから車に跳ねられそう。あ、あと30分になりましたよ」
「ちょっと待ってください、今グーグルマップで…………あ、」
「どうしました?」
「あの、何となくお察ししてるかもですけど、さっきの6分、徒歩じゃなくて車で6分でした……徒歩だと30分……」
「あー、なるほどですね」
わちこさんはそれくらいなら想定内だと言わんばかりのテンションで言うので、私はちょっと好きになってしまった。
つづく
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