2023/02/11
薬も飲まずに寝てた。起きた。01:45
塩入冬湖の大天国というEPがいい。
「わたしとあなたは有限らしい」
ずっとこわがっていた言葉に、いやいやと尻込みすることも、あわあわと吃ることもなくなった。
鈍感になることが最たるこわさなのに、昔のものになったみたい。
いい聞かせてるみたい。あんなに解かれたいと思っていた。
今は、寝そべってそれを眺めている。ここは浅い水辺。
嫌になることがないこと、本当に嫌。
なんとなく、こうやって、生きていくんだろ、と打算を決め込むのはこの頭か、それとも体か。
これから歩くであろう道も、見るであろう花も、諦めるであろう寄り道も、痛めるであろう体も、乗り遅れるであろうバスも。
なんとなく想像がついてしまっていて、こんなことではこころはおいしくない。はは、と呆れ笑いをする。
思えば、他力本願であった。
こんなことを書きつけていたのは高校生の頃。
+
あるくたび 不安になる
いろんなものが
あたしは ほしくって
手に入れたらこぼしてく
当然の未来に
あまんじてる
未来は優しくて
ほぼ希望で、
でも残酷なのに
こんなんじゃ
だめだから
どこかで
大爆発を
おこさなきゃ
いけないのに
だれか
灯油かけてよ
マッチ擦ってよ
って人まかせ
だから不安だ
ねえあたしは
ちゃんと
あるけてるの?
未来がこわい
+
それでもこわがりだった。人並みに、かもしれない。
自分で踏みしめる地面の柔らかさを、まだ、知らなかった。
長い眠りのあと、地球の生業を一等に愛おしく想うようになるのだった。
知ってしまったら、戻れはしないから、知らないことが好きだった。価値だとは思わない。ただ、好きだった。
今も、厳冬とは言ったところで、雪の降りしきる音を知らないことが、本当の冬はきっといい匂いがするんだろうと言ったことが、好きなのだ。
いつまでも見果てぬ憧れを、聞き初めない夢を、宝箱にしまう。
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2023/01/19
この間、新しいペンを買った。
もうあまり字を書かなくなったのに新しいペンにテンションがあがる。
大分の岩男ちゃんのところに行かない選択をした代わりに中古のGRを買った。
軽くて小さいカメラが欲しかった。早ければ明日には届くらしいので楽しみにしている。
アルちゃんと仲良くなるためにめっちゃおやつ買ってきた。
仲良くしようね。大丈夫。君とわたしは友達になれるよ。
ELLEGAZRDENのStrawberry MargelitaのMVは、
AGE FACTORYのにそっくりだったけどよかった。
“I wanted to know your name.”
君の名前を知りたかった。
大昔の恋人はわたしの住んでいる家の場所を教えてほしいと別れる時に言っていた。
“君に花を贈りたいと思ってもそれが届かないなんて悲しいから”と。
花は届かないまま、わたしは引っ越した。それでもずっと待っている。今も、ずっと。
「ほんとうのさいわいはかぼちゃの煮付けに思い至ること」
いいフレーズだなあとおもう。
松樹さんの写真が使われている詩集の中のフレーズ。
言葉は、自由に書いていい。
書きたいように書けるわけではない。でもいい。
たまたま手にしたものだから。だから、いい。
それから、傷ついてもいいから本当でいたい。
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2023/01/14
アプリで知り合った人とご飯にいく。
ひとしきり飲んだ後にホテルにいく。
服を脱いだら何もかも嫌になってしまった。
そして、怒られたけどホテルを出て
19歳の彼に連絡をして朝までカラオケに行った。
エルレの新曲のPVよかったな。
このまま一緒にいられたらいいのに
そう言っていたね。
それだけが本当。
わたしは老いる。君は大人になってく。
わたしの柔らかさも写真も声もわからなくなると思うの。
気持ちでさえも、忘れると思うの。
でも思い出す時が来ると思うの。
その時、どうかあたたかいところにいてほしい。
こんな気持ちが何にもならなくても、今夜僕らはこの世界の誰よりもふまじめなキングそしてわがままなクイーン
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2023/01/09
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2023/01/08
こころの果樹園にあなたがいる
寝覚めにスマホを見たらこんなメモがあった。
どんな夢を見ていたとしても、頼りになることだ。
こころに果樹園があることも、そこにあなたがいることも。
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2023/01/07
パータ亡きあと、やっと外に出てきたアルちゃん。
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2023/01/05
最近、知り合った友達と遊んだ。
わたしにとっては年甲斐もなく、無邪気にはしゃげる存在の男の子。
(ちょうど一回り歳の差があることを考えると男の子という言葉が本当にぴったり)
花束みたいな恋をした、を観たと聞いたので、
これから花束みたいな恋をするんだよ、という気持ちで花束を持って行き
大阪の長居公園で写真を撮らせてもらった。
アスレチ��クと植物園と自然史博物館に行った。
「美緒さん、僕より骨ではしゃいでたな〜」と言われて笑った。
自然史博物館の前に飾ってあったナガスクジラのレプリカやら、
館内にある恐竜やサルの骨に大はしゃぎしていたのは明らかにわたしだったので。
写真気に入ってくれてよかった。また撮らせてね。
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2022/12/28
2022.12.28.am9:35
パータが亡くなりました。
わたしが起きるのを待っててくれたのか、
最期はわたしの手の中でゆっくりと目を閉じて、亡くなりました。
パータが来た日のことを覚えています。
この子がいるからわたしは生きなきゃと思ったこと。
さし餌を3回しなきゃいけないくらい小さかったこと。
はじめて飛んだ日のこと。
ぱあちゃんに尻尾を食べられてしばらくおしりばっかり気にしてたこと。
いきなり喋り始めた言葉がトリオイシイ〜だったこと
よく一緒に歌ったこと。
部屋のどこにでもくっついてきたこと。
さむいからあったかくして、
ゆっくりねむってね、パータ。
だいすきだよ、パータ。
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2022/12/18
9:00から詩の合評会。
12枚の写真は過剰と不足を対に組んだ。
真ん中の段はできるだけフラットになるように。
「水みたいにリラックスするんだ」という言葉を思い出していた。
撮りたい対象がいなくなる/失われることの強さを思った。
そしてゆっくりまりあのことも思い出していた。
まりあに出会った時のことを。触れた時のことを。
元通りになるイメージに近くて、どちらかがプラスとかマイナスとかではないんだけど、
とにかく自分の土台に染み込んでくる感じ。
いつも同時に、満たされており、足りなかったりして、その時に触れたら満ちてる分は減って足りないところは満ちてくる。
だから、くるしいとかさみしいとか、楽しいとかその時の状態でバランスがとれていく感じ。
だから触れててもくるしい気持ちはどこへもいかないんだけど、かえってそのことで安心するし、だからなるべく触れていたい。
触れてることでその気持ちがどっかに隠れてしまうようならきっと触れてることのくるしさも出てくると思うのだけど、それが全くない。
かなしいならかなしいまま。だけどぐちゃぐちゃ、でこぼこなのが少し平らかになる。
というメモがあった。
そんな風に救われていたのだ。
ずっと、もう、会いたい。
またあの頃のように触れることはできないのだとしても。
また会いたい。
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2022/12/14
訪問看護受けて、昼寝して、実家。
ほぼ日手帳注文しちゃった。明日届く。楽しみ。
来年の抱負
ほぼ日を使ってWRAPを実践していけたらいいなと思う。
何か表を作ってもいいし、年間で読みたい本や観たい映画のことをリストにしてもいい。
坂口恭平さんのCOOKはかなりいい刺激になってると思う。
文章を書いたり、写真を撮ったり、ということに明るくなりたい。
料理や暮らしのことを書き留めていきたい。
会った人のこと、行った場所のこと、季節のこと、体のこと、考えていること、好きな言葉とかとにかく残せたらいいなあ。
人生のアルバム作りを始めようね。
バスの中で堀静香さんのせいいっぱいの悪口を久しぶりに読んでいた。
ヘッドホンをせずに乗るバスはなかなか良かった。
音楽を聴かないと落ち着かないのは、いつからだったかなあ。
高校生の時に難波に向かう近鉄電車でも、
大学生の時に東京へ向かう小田急線の中でもいつも何か聴いていた。
16:24 実家でこれを書いている。
おばあちゃんは圧迫骨折で
骨がくっつくまでの3ヶ月出かけられないらしい。
今日コルセットが出来上がったので病院に行ったみたいなのだけど、
西洋の貴婦人みたいなコルセットをつけていた。
しんどそうだけど頑張れ、ばあちゃん。
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2022/12/11
こころがいたむ日々が続く。
やさしい文章も死にかけの時に聴いてた音楽も思い出の写真も寄り添ってくれない日々のどうしようもなさは行き場がない。
夜がくることも嫌で、朝がくることも嫌で、ここにいることがそぐわない感じがして、部屋の中をうろうろしてしまう。
手の震えも足の震えも頭が痛いのも背中が呼吸するのがつらいくらい痛いのも、どこからやってくるのだろう。
お守りみたいなおくすりを飲んでも、輪郭がぼやけるだけで、余計不安になる。この不安もどこからやってくるのだろう。
看護師さんと一緒にやっている認知行動療法。うまくいっているし、おもしろいけれど、チグハグな自分にも気付かされる。
生きるのがこわいから薬を飲んでいるのか、死ぬのがこわいから薬を飲んでいるのかわからないと書いたことがある。
どちらも正解なのかもしれない。
誰に助けてといえばいいかわからないままぼんやり実家に帰ってきたら妹が抱きしめてくれた。泣きそうになりながら抱きしめ返した。
もらっているものがたくさんあることに気づく。
大学生の時に毎日ギャラリーや部屋や夢の中で泣いていた。そこにはある女の子がいた。わたしたちはなんだかボロボロで、でも二人でいるとぴったりで、心から安心したものだった。
その時に抱きしめてくれた/抱きしめた女の子のことが今も忘れられない。会いたいと思う人ばかりが増えていく。出会った人たちはあげたりもらったり分けあったりした人たち。あの頃には戻れないし、もしまた会うことがあってもあたふたしてしまいそうだ。でも大袈裟ではなく、わたしの確かな僥倖。
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2022/12/10
人は誰でも欲望を持っていて
一つのことが叶うと次を求めてしまう。
様々なものを得て、様々なものを捨てて
その際限のない欲望の果てになにがあるのか
わたしの「ふち」はどうなってしまうのか
それはわたしにもわからない。
欲望の宇宙の一番外側には一体なにがあるんだろう
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2022/11/27
戸惑いを隠せないことがある。
かれこれ1年以上そのことについて考えたり、うっとりしたり、立ちすくんだり、手に取って眺めてみたり、机の上に置いて出かけたりしている。
よろこびながらそれをしたっていいってこと
まだうまく飲み込めないでいる。
悲しかったことより、辛かったことより、ずっと重たい。
かなしいこと、こわかったことで作り続けてきた。
うれしくて、楽しくてそれをやるのはわたしにとってまるで反対方向の作用だ。
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2022/11/26
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2022/11/23
体調が悪くて、パータとアルを連れて実家に帰ってきた。
実家のポーちゃんも大騒ぎ。もちろん、パータとアルも。
合計3羽の小鳥たちに1番びっくりしているのは
物静かなうさぎのぶぶちゃんかもしれない。
昼間はおじいちゃんとおばあちゃんの家に行った。
おばあちゃんはいつもわたしの体調を心配してくれる。
帰ってきてからは黒鍵さんの詩をプリントして読んでいた。
やっぱり泣いてしまう。ぐっとくる。
その感想を送りたいのだけれど気持ちにそぐう言葉が見つからないでいる。
夜は鍋をつついて、食べたら21時だったので、そのまま寝ることにした。
さすがに2時前に目が覚めて、Kindleでずっと気になっていた食べることにまつわるエッセイ
「いい日だったと眠れるように」を買って読んでいる。
ここ2週間くらいかな、食べることはできるけれど何を食べたいのかわからなくて、食べることをサボったり、作れないから実家でご飯を食べるようにしていた。
食べること、その周辺の話、レシピや写真を見ていると不思議となにか作りたいと思うもので
わたしはやっぱり料理が好きなのだなと再確認をした。
いくら好きでもそれができない時もある。
これは撮ることにも、書くことにも、料理をすることにも、
わたしにとっては作る行為全般に通じて言えることだ。
できないときはできていたことのことを想って苦しくなったり、もどかしい気持ちにもなるけれど
「またそれをする日」のために(というと大袈裟かもしれないね)、
その周辺のことでも、全然関係ないことでも、感じられますように、そう在れますように、と祈る。
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2022/11/21
ひでくんに本当に別れるの?と引き止められて
最後になるかもしれないなと思いながら行った
2人で初めての京都。紅葉。たっかいバー。
いつになく酔っ払った彼氏を彼の家に連れ帰って一緒に寝て、起きて。
お仕事がんばってね、と言って普段はしないハグをして。
帰りの電車でやっぱりもう終わりだなあと心の中でさよならをした。
結婚指輪はクロムがいいなあ、僕がしてるやつ、もう1本探してるの、美緒ちゃん指何号?
おそい。好きだよ。好きなまま別れるって言ったから、ありがとう。おやすみ。
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2022/11/13
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