Tumgik
0722y · 1 year
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ああ、目を瞑りたくなるあの夏。燒けるほどバカみたいに入り浸ったあの夏。遠いあの夏のわたしはきっとどうかしてた。今年はどうやり過ごそう夏。懐。
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0722y · 1 year
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空も心もおぼつかない日に、通い馴れた街にある創業30年以上ほどありそうなケーキ屋さんに寄ってみる。入ったのは今日で2回目。前回は無言でケーキを箱に詰めてもらって、なんて無愛想な店主なの。だとか思ったっけ。どんなケーキ屋さんなのだろうと少しるんるんで立ち寄ったぶん、勝手に悲しがったりした。けれども知っている地で営むお店のものは極力ぜんぶ知りたい、美味しいものはぜんぶ摂取したい。と懲りずに行くのも私。お店に入ると早速、「悪いね、いつもはたくさん余るのに今日は少なくて。珍しくいちごスペシャルも売れちゃってね。」と言われた。それは只のショートケーキではなく、苺が中にもたくさん詰まったスペシャルなケーキ。ふと、あの店主から話しかけられたことに少し瞬きが多くなる。「いえいえ、甘いものが食べたくなって、ふらっと来てみただけで、」とショーケースのなかを見つめる。普通のショートケーキひとつと3種類くらいあるチーズケーキからひとつ選ぶ。それからも、どれくらいだろう。暫く眺めていた。
あら、まだ迷ってるの?と声をかけられる。「アップルパイとスイートポテト、どっちかも買おうかなぁって、私おひとりなんですけども、、」じゃあ日持ちするから、と店主はスイートポテトを勧めてきた。それに実は自慢らしい。箱にケーキを詰めてもらう間もショーケースに目を向けている私に「お姉さん、1キロ先にも同じような洋菓子店があったのだけど、この前閉めちゃってね。私たちもねえ、いつまでもつか…」と小さくつぶやいていた。「甘いものって、人間の脳には必ず必要なのに…」私も小さく返してみる。箱を受け取る前に咄嗟に出てきた「だいじょうぶです、甘いものは不滅です。」そんなことばに、今は任せてみる。「そうですか。それは嬉しいねえ、沢山買ってもらえてどうもありがとう。」と笑ってくれた。また遊びに来ます、とお店をあとにする。 好きになったお店は、客としてだけではなく遊びに行く感覚になってしまう。それはきっと、お店だけじゃなく店主含めて好きになってしまうから。自然と遊びに行くという言葉がでた自分に気づいて、また今日みたいに、ふとした時に向かうんだろうなと予感する。相手に近づくために、わたしに近づいて貰うために、きちんとこの目を合わせて自分の言葉で会話をしていたい。
ケーキの箱をそっと開けると、陽だまりのなかで微笑む赤ちゃんみたいな柔らかさ、やさしさたちがたっぷり詰まったしあわせの香りがする。やっぱり、甘いものは不滅だ。スイートポテトはショーケースにあったものより、ふたまわりも大きいものが入っていた。どうかいつまでも廃れないでいてと、心から思う。
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0722y · 1 year
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00900143.
かわいくて大人しい子と行ったレトロなバー。レッチリのライブが流れている。ウィリーウォンカみたいな髪型をしたマスターに何繋がりなのと聞かれて、「借り暮らし」と手のひらを人差し指でスワイプする素振りをする。ハチャメチャな言動と行動がうまくマッチしてないのかウィリーウォンカの眉毛が綺麗に上にあがった。「えーお二人さん何狩り?」苦々しい笑いで首を傾げられる。秘密。と少しばかし泳がせてみたところ厭な顔で一番端の席に通された。「狩りって狩りじゃないですよ?あの借り暮らし。日々を借りて生きてるんです。」きっと一瞬で話の通じない女だと思われただろう、それからは何も返ってこなかった。近くの席に座っていた40半ば過ぎくらいの男性に、次何飲みますかー?くらいのテンションで、死ぬのって怖くないですかー?と言われる。生という言葉が聞こえてきたからだと思う。「でも人間って死亡率100パーですからー」とこぼすとそんな悲しいこと言わないでくださいよ、メガネの奥の酔眼を細めて笑われた。「今この瞬間、記憶がゼロになったらそれって死んでると同意義じゃないすか。それって怖くないですか」続けて投げかけられ、わたしは全く怖くないなと思った。記憶のままに抜け落ちるのが怖くていつも記録しているわたしだから、いざ記憶喪失とかになっても自分の欠片を探してこういう他愛もない日記たちに辿り着くだろう。それら自分の過去だと思えなくても、心臓は動いているし、そこからまた生き続けるしかないのも判ってる。 ふと、死にたくないのって他人に忘れられたくないからですか?と聞いてみる。それもメチャクチャにある!と声色が上がる男。「記憶のアップロードができるようになるらしいんです」「ってことはダウンロードも?」「いつかはなると思います。でも思うんです。アップロード理論だとか、置いてかれた側の肉体って悲しいなって」「肉体に何かが宿るとしても、体の細胞って7年で全部生まれ変わるらしいですけど」「心と肉体が離れ離れになっても死んでるのと一緒だとボクは思うんですよね」それなら、と一拍置いてから5分前仮説って知ってますかと私。「あぁ世界5分前仮説ですね!」おおっと、まさか通じるとは思ってなかったから内側の私がけらけらと顔を出してく。うれしいうれしいうれしい。地球や文明や、個人としての過去や記憶も初期設定された状態で、たった5分前から存在し始めたという仮説。「どー考えたって、世界の物事は人智を越えてるんで、私たちは大人しく人生やるしかないんですよね!」と。予想外な盛り上がりに思わずうぃーと乾杯。この熱いやりとりをみて、マスターが連れのかわいくて大人しい子に「面白い女連れてきたな」と茶化していた。私の印象がオセロになったのか知らないけれど、その子はわたしの連れだしぃと心で思う。それらを横目にヘラヘラと都市伝説とやらの話を繰り広げちゃって、すっかり馴染みのいい空間になった。お店を出る頃は客たちと軽いハグをしてお別れ。なんかもう、楽しかった。 由里子、たまにはいいのだよ。こんな深い夜に身を委ねる日があっても。どんな風に思われていたって、2本の足でどっしり構えていればいいの。嫌いである眠らないこの街に背中を撫でられる夜��あるとは思わなかったけれど、そんな眠らない街におやすみと言われた気がした。ウィリーウォンカ、またいつかの私を迎え入れてね。 おやすみなさい、眠らぬ街。
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0722y · 1 year
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数えきれない選択と決断をして進んできた。そうでない未来とそうである未来が横並びになっていてどちらも同じようにぼくを作ってくれているなら、そうである方をもっと上手く生き抜いてくべきだった。どうか、いつまでもお元気でいて。愛おしい日々。
またね。
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0722y · 1 year
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好きなことば:きみの名前
投稿してから中身をぎゅっと詰めていく後付けタイプ。さんよりちゃん、ちゃんより呼び捨て。きみに呼ばれるゆりこを瓶にあつめて閉じ込めたい。抱きしめていたい。宝物。
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0722y · 1 year
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Spotify民ってどのくらいいるんだろう。好きなグルーヴ感をきみに共有したい欲がものすごいある。そして私もきみのプレイリストに酔いしれたい。ディープな夜は特に、例えばいま。
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0722y · 1 year
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聴いてね、ゆりこより。
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0722y · 1 year
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タクシー。
あれはね、寂しさを植え付ける乗り物だよ。金銭的な関係だけで繋がっている2人が密室状態にいる現象にそう感じてしまう。知らないおじさんに数千円の命を預けていること、大人しく静かに運んでもらっている無防備な自分とが余計にそうさせてる。私の場合、このまま何処かへ連れ出してくれてもいいのにだとか、次はいつ会えるのかしらだなんて、この場にそぐわないことばが出てくるくらいには、寂しい。いつも疲れきった日だけ〝仕方なく〟利用してるから?ドライバーとの、かりそめな関係に名残惜しさを感じているの? 夜、だから? きっともう全て。たぶん、宙ぶらりんな街を置いていく一日の終わりに、ただ〝お疲れさまゆりこさん〟が欲しいだけだったりするのかもしれない。たったそのひとことに救われたいだけなのかもしれない。わがまま。本日、雨。
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0722y · 1 year
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圧倒的に夜桜が好き。夜露にべっとり撫でられたお顔がどうしようもなく艶めかしくて、狡くて、好き。今年もきみには勝てないなぁと毎年思う。思わず漏れる自分の吐息すらも恍惚で。今年は早くその幻想に酔いしれたい。私三十過ぎの女。
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0722y · 1 year
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身に覚えのない私がいることに不気味さをおぼえる。残念なことに、合わせ鏡を覗く勇気なんて私にはなくて。ただ、この場に縋るような思いで息をしているということだけは絶対。どうか余所見しないで。心の目で私を見つめていて。
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0722y · 1 year
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たくさんいる生きものの中でこんなに複雑な感情や言葉を持つものは人間だけだから、私はそれを大事にしていきたい。たとえば、大切な人の名前はたくさん呼ぶ、とか。
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0722y · 1 year
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純粋なあの子が蛇にピアスを観たんですって。私も還った、原点。
ぽっと送られてきた記念に。
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0722y · 1 year
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時々思うんだけど、日頃みんなが生み出す言葉を、物理的に触ったり握ったりできたとしたらどんな感触なんだろう。ぷにぷにだとか、さらさら、ごつごつ、ふわふわ。きっと同じ言葉を放たれても、きっと人によって触り心地が違ってて、きっとその人にしかない形をしている。その〝らしさ〟を手に取っていつまでも眺めていたいね。
大事に温めてた下書き、深夜1時半。
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0722y · 1 year
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歳を重ねてから、少し筆から離れつつあるけど、実は昔から絵を描くこと、何かを生み出したりすることが好きだったりする。トンチンカンなままスプレーアートにも成り行きで挑戦しちゃったり。行動力おばけ。普段お外ではハイテンション極めてますけど、根はびっくりするくらい静かな人だったりするんです。うるっさいけど大人しい。街ですれ違うちょっときもちのわるい人のあとを付けてみたくなったり、ひとり変な妄想に耽るひとときに悦びや快感をおぼえるような、そんな、ちょっときもちのわるい女です。それとヨーグルトのふたはしっかり舐める派です。ど??こんな女嫌?このひと頭のなか大丈夫?って思われてる?ぶっ飛んではないよ!病んでもないよ!
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天才と呼んでくらぁ。
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0722y · 1 year
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きっと生まれたときから、なんでなんでマン。なんでコレは森で、なんでコレは林なの?とか。正確な情報じゃなくてその人なりの言葉の転がし方とか、直感的思考だとか、そういうのを探ってくのが楽しい。だから全然ほんとのことじゃなくていいの。もっと言えば、これはなんで赤いの?えー僕は緑に見えるよ?えーなんで?ほら赤いよ!みたいな(笑)くっだらないやり取りにいつまでもキャッキャしてたい。
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0722y · 1 year
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むかし、心友に言われたゆりちゃんって出口のない迷路そのものだよね。って言葉、いまなら鵜呑みできちゃうな。迷宮入りなのは少し嫌だけど。心友の話も今はさらっと流しちゃうけど!こんど深堀るね!
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まあ、にんげん、無知の知に気づかないと人生だらだら終わるだけだろうな。自論だけど私は思う。逆に無知の無知って、きっと知識というものを殺しちゃってるわけだから、無事に子供心は死ぬし、ワクワクの可能性も止まるし、きっとそこから何も生まれてこない。ビッグバンの確率すら貰えない。いつまでたっても広がらない無知識の宇宙って、かわいそう。ちょっと言いすぎちゃった?だからね余計可能性に溢れる無知の知といったら、はぁ。さいこうなんです。知らないという私を認めてるからこその知りたいがそこにはあって。探究心や学ぶ姿勢を得たとき、そこから知識の宇宙がぶわぁっと一気に広がっていく。あっは。さっきから無知無知とか言ってると、むっちむちボデーのえっちなお姉さん頭に沸いてきちゃうね。ボンキュッボンの。なんてやっらしい。話が逸れてもへらへらな私ったら今もだけど、一度気になりだしたら最期なひと。誰かや何かの『知恵』や『愛』をおいしく食べてないとすやすや眠りにつけない。多くを知らない自分を自覚してると、毎日知りたいに0.1近づく。貴方のことだよわかる?さっぱりわからない?この夜更かしの種明かしも←←こういうワケワカメなヨシタカ節も、これからこの場に好きなだけたっぷり遺していく。相変わらず長ったらしく記すのまだやめられないし、大したオチもないけどスキの気持ちで突破してくよ。暇の潰しになるかわからないけど。どうか、どうぞ。へんてこ由里子の世界を、そこの貴方に。
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