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#猫の首輪
nekosodate · 2 years
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𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣𓃠𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣⁣ ⁣ 𓈒 𓏸 𓐍 𓂃 𓃠 𓂃◌𓈒𓐍 𓈒⁣ ⁣ 今日は定休日でした。⁣ ⁣ 9/29-10/5 #高槻阪急 #もふあつめ展 ほか荷造りでバタバタでしたが⁣ 何とか出荷を終えました😉⁣ こんな展開イメージでお届けしました。⁣ 店主不在ですが、お楽しみいただけましたら幸いです。⁣ ⁣ 主催の五十嵐健太 @tobineko_o 様、高槻阪急様、出展者様、お世話になります!⁣ ⁣ 明日9/27は19時半まで営業します。⁣ #オンリーニャン首輪 のお申し込みも明日までですよー!⁣ ⁣ 𓈒 𓏸 𓐍 𓂃 𓃠 𓂃◌𓈒𓐍 ⁣ ⁣ 【明日9/27まで】オンリーニャン首輪ご予約受付中⁣ ⁣ 期間中しかご予約が承れませんので、気になっていた方はお早めにどうぞ✨⁣ ⁣ ローテク個体識別の極み。⁣ 世界でただひとつのオンリーニャン首輪。⁣ ⁣ 猫様のお名前、連絡先を入れた専用生地から作ります。⁣ 重く引っかかる刺繍やアイロンプリントでもない。⁣ 迷子札じゃないから、ぶらぶらしない。⁣ ⁣ ネコソダテの首輪の快適さはそのままに、更なる改善で⁣ 極上のつけ心地をさらにアップした1本です。⁣ ⁣ 🛒 https://bit.ly/3lAHbDK⁣ ⁣ 𓈒 𓏸 𓐍 𓂃 𓃠 𓂃◌𓈒𓐍 ⁣ ⁣ 🎪出展予定🎪⁣ 9/29-10/5 #もふあつめ展 (委託)⁣ 10/5-11 モザイクモール横浜(委託)⁣ 10/23 #ニャンフェス⁣ 11/19-20 #デザインフェスタ⁣ 11/29-12/5 東急ハンズ クリエイターマーケット⁣  inイオンレイクタウン越谷(委託)⁣ 12/3-4 #クリエーターズマーケット (名古屋)⁣ ⁣ 𓈒 𓏸 𓐍 𓂃 𓃠 𓂃◌𓈒𓐍 𓈒⁣ ⁣ #ネコソダテ #西荻窪 #猫用品 #猫首輪 #猫用首輪⁣ #吉祥寺 #東京 #杉並 #猫好きさんと繋がりたい #猫の首輪 ⁣ #catcollar #catbandana #まじめな首輪 #猫に優しい首輪 #猫用首輪⁣ #首輪が嫌い#首輪嫌い #首輪嫌がる #猫に優しい布首輪 #猫ファースト   (ネコソダテ 日本で唯一のまじめな首輪専門店) https://www.instagram.com/p/Ci-O4TMJ6bw/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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ike2910 · 2 years
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ペットの専門店コジマで配布中なPets Navi 2022春夏号Vol.19でマロンがモデルで載ってるよ🌸 P17にマロン・獣医師開発猫トイレ🐈🚽のモデルで載っているから見てね❤️ 冊子にクーポンがたくさん付いているからコジマでペッツナビをもらってね🌸 ペットスマイル @petsmile_for_cat からご褒美✨ ペットの専門店コジマで使えるギフト券を取り替えてゲットしたよ✨ マロンが興奮しちゃう物ばかりで嬉しかったよ😻  #ペットモデル  #ペットのコジマ  #にゃんデントコットンでハミガキ  #ニャン太の麻のツメとぎトレイ  #いなばciaoちゅーる #すごいオメガ3ちゅーる  #Gex #ピュアクリスタルGlassy #lionpetcat #lionpet��ちのにゃんこ #獣医師開発猫トイレ  #服部幸先生  #ライオン商事  #ペッツナビ  #坂口マロン  #コスプレ猫  #ザビエル首輪  #茶トラ男子部 https://www.instagram.com/p/CdelCaIvs5J/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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gururisegundo · 1 year
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Necklace for three cats 博物館で出会った動物好きの方からのご依頼で猫の首輪を製作しました ベルトはこうやって作るんか〜と勉強になった〜 作るの楽しかったけん、ちょっとまた作りたい感じ #gururi2 #ledenleden #レーデンレーデン #れーでんれーでん #shoemaker #shoemake #shoes #boots #sandals #kurashiki #okayama #japan #necklace #cat #首輪 #三匹の猫 馬皮3色 金具:青の首輪は真鍮。その他ふたつはもとの首輪よりパーツ取り https://www.instagram.com/p/CllYNGAvbZ-/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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hiromusicarts-blog · 1 month
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「近所の飼い猫0314」
首輪がおしゃれ
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シスタークラリスの奇妙な一夜
Sister Clarith's Curious Night (Nervous Night)
彼女がそのレストランを訪れたのは
She had visited this restaurant
行方不明の子供たちを探すためだった
To search for some missing children
噂を聞いたのだ
She had heard a rumor
孤児院の子がこの店に入っていくという
That the children of the orphanage had been seen
その姿を見たと
Entering this establishment
.
しかし応対した支配人の男は
But the manager who came to receive her
残念そうに首を横に振る
Regretfully shook his head
「そのような心当たりはありませんね」
"I wouldn't know anything about that"
それを聞いてがっくりと
Upon hearing that, the Sister
肩を落とすシスター
Dropped her shoulders, crestfallen
.
すると支配人は彼女を
When she did, the manager
レストランの一番良い席に座らせた
Ushered her over to sit in the best seat in the restaurant
「せっかくですから
"Since you're here
何か食べていってください
Please, have something to eat
......ああ お代なら結構ですから」
...Ah, it's on the house"
.
ありがたきお言葉
I'm quite grateful to hear that
実は昨日から
The truth is,
何も食べていません
I haven't eaten since yesterday
子供たちが心配で
Out of worry for the children
.
厚意に甘える事にしたシスターの前に
The Sister decided to presume upon his kindness
やがておいしそうな料理が運ばれてきた
And eventually she was brought a delicious-looking meal
白身魚のソテーだろうか それを見て
It looked like a sauteed white fish; when she saw it
彼女は申し訳なさそうに
She apologetically
うつむいてしまった
Cast her eyes down
.
「教えにより
"According to our teachings,
生き物の肉は口にできないのです」
I mustn't partake of the flesh of anything living."
シスターがそう断っても
Though the Sister demurred,
支配人は引き下がらない
The manager was persistent
「そんなことをおっしゃらず
"Now don't be that way,
ここは神の目も届かぬ森の中ですから」
The eyes of your god can't reach you here in the forest"
.
仕方なくシスターは
Reluctantly, the sister
ナイフで魚の身を切る
Cut into the fish's body with a knife
一口だけ食べて帰ろう
She'd just take one bite and head home
そんな風に考えていたところ
But as she was thinking this
彼女は料理の中に
She discovered that
何か固い物がある事に気が付いた
There was something hard inside the meal
.
シスターの顔が青ざめる
The Sister's face paled
それはレーナが身に着けていた
That was a brooch that Lena
ブローチだった
Had always worn on her person
泳ぐのが得意なレーナが
Lena was good at swimming, and
海で集めた小石を
She had made it herself
組み合わせて作った手作りの物だ
By joining together pebbles she'd gathered from the sea
.
どうしてこんな物が
What is something like this
料理の中にあるの?
Doing inside this dish?
少なくともあの子は
At the very least, that child
この場所に来ていた
Must have come to this place
.
ふと気が付くといつのまにか支配人の姿は
She suddenly noticed that the manager
店内のどこにも見えなくなっていた
Was nowhere to be seen inside the restaurant
胸騒ぎを覚えた彼女は思わず席を立ち
With a sense of unease she unthinkingly stood from her seat
店の奥へと忍び込んでいったのだ
And crept further into the back
.
途中の廊下で小さな靴が落ちていた
Partway through the hallway she found a small dropped shoe
シスターは再び青ざめる
The sister paled once again
それはマルクの靴だった
That was Mark's shoe
彼の足が速かったことを彼女は思い出す
She recalled that he'd been a fast runner
.
ひときわ異臭が漏れる扉の前に立ち
She stood before a door leaking a notably pungent odor
シスターは恐る恐るそれを押し開ける
The Sister timidly pushed it open
そこは血と肉のこびりついた調理場
Inside was a kitchen splattered with blood and meat
コックの顔をした男の顔は
The face of the man who looked to be the cook
毛むくじゃらだった
Was covered in thick fur
.
二本足で立つ
You, dog man who
犬の獣人よ
Stands on two legs
包丁についた血は
That blood on your kitchen knife
いったい誰の物?
Just who does it belong to?
.
作業台の上で赤い猫が
On the work counter, a red cat
皿のシチューを舐めている
Was licking up a bowl of stew
浮かんでいる具材は
The ingredients floating in it
間違いなく人間の指だ
Were, without a doubt, human fingers
無数の指の中の一つ
Among the countless fingers
そこにはめられた指輪を
The sister found one
シスターは見つけた
That was wearing a ring
.
あれはエマの物で間違いない
She was certain that it belonged to Emma
恐ろしい想像がシスターの脳裏を駆け巡る
A dreadful image flashed through the Sister's mind
振り返ったシスターの前に立っていたのは
When she turned around, standing before her were
二羽のウサギと巨大な熊だった
Two rabbits and an enormous bear
.
シスターは叫び声をあげ
The Sister let out a scream
その場に倒れこんだ
And collapsed on the spot
薄れゆく意識の中
In her fading consciousness
徐々に迫ってくる絶望の足音
Despairing footsteps steadily encroached on her
気を失う直前 彼女が見たのは
Right before she passed out, she saw
額に角を生やした少女の顔だった
The face of a girl with a horn on her forehead
.
目を覚ました時
When she awoke
彼女は孤児院に帰ってきていた
She had returned to the orphanage
そしてその後
And shortly after
行方不明の子供たちも全員
All of the missing children
無事に孤児院へ戻ってきたのだ
Safely came back as well
.
子供たちは数日間の記憶を失っており
The children had no memory of the past few days
そして とてもお腹を空かせていた
And they were very hungry
レーナやマルクたちが唯一覚えていたのは
The only thing Lena and Mark and the others could recall
フルートを持った
Was a pair of twin rabbits
双子のウサ���の姿だけだった
Who had been holding a flute
.
あのレストランは建物ごと
That restaurant, and the building it was in
森の中から姿を消した
Vanished from the forest
まるで最初から
It was as though
存在していなかったかのように
It had never existed in the first place
そして
And
平穏な日常が戻る
Their peaceful days returned
.
子供たちのためにおやつの
While baking some brioche
ブリオッシュを焼きながら
For the children's' snack
シスターはこんなことを考えていた
The Sister began to wonder
.
もしもあの時
If, back then,
出された料理を口にしていたならば...
I had actually eaten any of the meal that had been set out...
私は一体どうなっていたのだろうか?
Just what in the world would have happened to me?
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chibiutsubo · 7 months
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#猫
今日、猫の脱走疑惑が浮上して、1時間ぐらい本気で家の中と庭周辺と周りの畑を探し回りました。
脱走疑惑浮上は昼頃のこと。いつもだったらエサ皿にカリカリを入れると家のどこに居てもすっ飛んでくる猫が、しばらく経っても全く現れず。そして首輪に付けている鈴の音も全く聞こえてきません。いつもだったら少し動くだけでも家の中のどこかでチリチリ鳴っているというのに。
あれ?猫来ない?と私がエサ皿の前で首を傾げていると、母親が
「そういえば1時間ぐらい前に、おばあちゃんの荷物外に運ぶために玄関開けっ放しになってたわ」
「……え?」
いつもだったら気を付けて玄関を開け閉めして、扉を開け放すことは絶対にしないし、猫は猫で外に出ていく素振りも見せないのですが。
今回は開けっ放し、そして母親が出入りしているもんだから、一緒について出ていったという可能性もあり。
もし外に出ていったとしたら、完全室内飼い猫なので戻ってこれる可能性は低い……というわけで、わりと頑張って畑の中のモサモサに分け入って探したんですが、30分以上家の周りを見て回っても全く手がかりが掴めません。短時間でそこまで遠くに行けないだろうとは思いつつ、これだけ探してもいないということは、車の音とかにびっくりして遠くまで走っていってしまったんだろうか……?
どうしたら良いか分からないまま、一旦家の中に戻ってみたところ。
あれだけ家の中も二人で探し回ったというのに、何食わぬ顔をして猫が階段を降りてきたのでした。え、おま、どういう、えっ????
結局猫がどこに隠れていたのかは分からずじまいのまま。まあでも、外に出ていっていなくて良かったんですけども……。
どこかから戻ってきた猫は、悠々と補充されたカリカリを食べ、そのままケージの中に設置してある寝床に戻っていきました。何なんだよ……人騒がせな……。思わずいつもは開けっ放しにしているケージの扉を閉めてやりましたとも。ええ。
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sukimas · 6 months
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opinions on the following songs (all by RD-sounds) assuming you have listened to them
somewhat trustworthy
部屋でYシャツで首輪で猫(あなた)
thirst
self-claim existence
はじまりのワイゲルト
i really like somewhat trustworthy and はじまりのワイゲルト, 部屋でYシャツで首輪で猫(あなた)is so edgy it loops back around to being funny and good (well the song itself isn't, but with the accompanying work it is), self-claim existence is LMAO koisato commission (not very good musically either imo), and thirst i have not listened to.
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anianimals-moe · 10 months
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Chi from Chi's Sweet Home OVA
Today's AniAnimal is Chi from "Chi's Sweet Home Chi to Kocchi, Deau.". My cats react the same way every time I collar them. 今日のアニアニマルは『チーズスイートホーム チーとコッチ, 出会う』の チー。うちの猫たちは首輪をつけるたびに同じ反応をします。
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umi-sora · 1 year
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何か用事があるらしく着いて来る。全力で 笑 #猫 #ねこ #ネコ #cats #ねこ部 #猫部 #instacat #catstagram_japan #猫と暮らす #猫との暮らし #ねこのいる生活 #猫のいる暮らし #にゃんすたぐらむ #猫のいる生活 #アビシニアン #ねこすき #ネコ写真 #ねこすたぐらむ #ネコとの生活 #ネコとの暮らし #ネコのいる部屋 #にゃんだふるらいふ #猫の首輪 #umisora https://www.instagram.com/p/CnJy4n1PDSN/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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shukiiflog · 8 months
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ある画家の手記if.39  告白
三人で家族旅行をして、香澄の睡眠も落ち着きだしてからしばらく経ったある日に、情香ちゃんは唐突にこの家を出て行った。 もともとこのままずっとここにいる気じゃないのは僕も香澄も分かってたし、出ていくことに変な他意はなくて、そろそろいつもの体を動かす忙しい仕事に戻りたくなったんだろうなと思った。
荷物もないし玄関まででいいというから、香澄と二人で玄関で見送る。 一人靴を履いた情香ちゃんは玄関で香澄の頭を髪が爆発したみたいになるまでわしわし撫でたあとで、満足したみたいに笑った。 「ん。もうそんな痩せこけてないな」 「…うん。ありがとう。情香さんの料理おいしかった」 情香ちゃんが香澄をまっすぐ見つめる。 「困ったらいつでも呼びなよ」 「うん」 「…香澄の目は綺麗だな」 そう言って情香ちゃんが香澄の頭を両手で挟んで持って引き寄せ て 「?!」 「ちょっ…」 香澄の目元に軽くキスしていった。香澄はフリーズして目をぱちくりさせてる。 僕は後ろから香澄を抱きしめて牽制する。 「…情香ちゃん、や、やめて…。香澄口説かないで」絶対僕が負けるから。 「そう思うならもう少しお前も大人になるんだな」 情香ちゃんは笑いながら颯爽と扉の向こうに消えていった。 「……。」 「………。」 室内に残された二人でしばらく同じ体勢のまま固まる。 「……香澄…情香ちゃんに心変わり「してないよ?!」 つっこまれるみたいに否定されてほっと息をつく。…へんな感じだ。前だったらそんな、香澄が誰を好きだって、こんなに焦ったりしなかったのに…今僕に気持ちの余裕がないのかな、家族になろうって言ったときだって僕は、香澄にほかに彼女とかがいるならそれで…って思ったり…してたのに。 ……もしかしてこれが独占欲ってやつかな。 もやもやを新鮮に感じながら、香澄に提案する。 「…ねえ香澄。僕はこれからどうしてもやりたいことがあるんだけど、香澄も手伝ってくれる?」 香澄は後ろから抱きしめてくる僕の腕の上に手を乗せて、僕の足の上に足を乗せて、僕もそれに合わせて足をぶらぶらさせたり体をゆらゆらさせて二人で玄関先で一緒に揺れる。 「いいよ。やりたいこと?」 僕はそのまま足の甲に香澄を乗せて二人羽織みたいな二足歩行を戯れにしながらリビングまで戻った。 香澄をソファに待機させると、家族旅行で買ったばかりの防寒具一式をすばやく取ってくる。 ソファに座った香澄にぐるぐるマフラーを巻いて頭に大きめのニット帽をしっかりかぶせて耳まで覆った。体にコートをかける。 僕は寒さに強いから適当なコート一枚でいいや。 「よし、出発」 二人で家を出て、すぐ隣のひらけた公園まできた。 まだ雪が積もったままで、隅のほうに少しだけ子供が雪で遊んだあとが残ってる。 一番綺麗に高く積もったあたりを二人で探して見つけた。 「…よし。香澄、雪だるま作るよ」 僕の真剣な声にとなりの香澄がふっと息を噴き出すみたいに笑った。 「…え。なにに笑ったの」 香澄は手袋をした手で口をおさえて笑いを堪えるみたいにしてる。 「な、なんでもないよ…作ろっか」 …また僕へんなことやらかしたのかな…でも香澄は嫌な気になってるわけじゃないみたいだ 「香澄…」 じと…と香澄を半目で見たら、香澄が笑って両手を掲げて降参しながら白状する。 「直人かわいいなと思ってつい、だってすごく気合い入ってて、ほんとに真剣にやりたいことみたいだったから、なにかと思ったら…」 まだ笑ってる。雪だるまは子供の遊びじゃないんだぞ。 二人で小さな雪玉を転がしながら、僕が胴体、香澄が頭を担当することになった。 香澄が凍った空気に白い息を吐く。 「はー…… 今日からもう情香さんいないんだね…」 「香澄が呼べばきっといつでもまた来てくれるよ。僕が呼んでもあんまり来てくれないけど…」 「そういえば直人は情香さんと一緒に暮らしたことないって言ってたけど、二人が一緒にいるのすごく自然だったよ。幸せそうだった。どうして別々に暮らしてたの?」 「………」 僕の返事がそこで途切れたから香澄は慌ててつけくわえた。 「ごめん、口出しなんて…「いや、なんでも聞いていいよ。香澄も家族なんだから」 笑って香澄が謝るのを遮ったものの、質問には答えられずに、話は自然と別のことにうつっていった。 かなり大きくなった雪玉を、バランスをとりながらふたつ重ねて、二人で支えてしっかり立たせる。 長身の男二人で丸め続けた雪だるまの身長はなかなかのものになった。少なくとも子供が集まって作れるサイズ感じゃない。 「僕は目を探してくるから、香澄は鼻か口を見つけてきてくれる?」 「なんでもいいの?」 「いいよ」 二人で手分けして公園内の木や石を見て回って、手頃なものを探す。僕は黒々としたつぶらな石の瞳と元気に広がった枝の腕二本を見つけた。香澄も尖った石を持ってきて、顔の真ん中に鼻にして刺した。 目も腕もついて、ちょっとだけ天を仰ぐ顔の角度で、かわいくできた。完成だ。 「香澄、ケータイ持ってきた?」 「持ってるよ。写真撮ろうか」 「うん、……誰か…撮ってくれる人がいたら…」公園内は平日だからか閑散としてる。香澄と僕と雪だるまを撮ってくれそうな人が通りがからないか待ってみる。 すると一匹の大きなシェパードが遠くから僕らのほうに向かって猛スピードで走り寄ってくるのが見えた。 人なつこいのか、雪だるまに興味があるのかな。 「首輪つけてるね、飼い主に写真が頼めないかな」 二人で飼い主の影がどこかにないか見回す。 すぐに体に触れられるほど近くにきた犬の頭を撫でる。吠えたり噛んだりもしない、よく躾けられたいい子だ。 「直人、犬には嫌われないんだ」 「ね、猫だけだよ…あんなに嫌われるのは」 「犬も好き?」 聞かれて一瞬ぼうっとする …似てるってよく言われるな 犬は好き 特に大きい犬は僕がぎゅって抱きしめても骨を折ったりしなくて安心だし 犬は好きだったよ 飼い主が …いや、飼い主のことだって別に嫌ってたわけじゃ その時、雪上に大きな指笛の音がまっすぐ空間を貫通するように響き渡った 「…あ、この子の飼い主さんかな」 香澄が音のしたほうに振り返って、丘の上の散策路に人影を見つけた。 笛の音で犬は全身をぴしっと引き締めてまた一直線に音のしたほうへ駆け出した。 犬の…首輪に下がってたあれは名札? BU…STER…? 「come,バスター」 散策路の人影が一言発した 介助犬とかの訓練用に共通で決められてる命令語だ 犬と一緒にすぐ木立の陰に消えていって僕にはほとんど見えなかった 襟を立てたロングコートだけちらりと見えた 「………人違い…」 …だと思う。あの人はこの時期に日本に滞在してることは滅多にないし ここに居るほうが変だ 「直人」 横から怪我してないほうの腕を香澄にひっぱられた。顔を覗き込まれる。 「変な顔してるよ。大丈夫?」 「…うん。なんでもない」 いつも通り笑ったつもりだったけど香澄に手袋をはめた手で顔を挟まれる。…心配かけちゃってる。 「…さっきの人、知り合いだった?」 「…ううん、人違いだよ」 今度こそうまくちゃんと笑って、香澄をぎゅっと抱きしめる。 「雪だるま…大きく作ったからきっと明日もまだちゃんと残ってる。今日は写真は諦めて帰ろうか」 「…うん」 二人で雪だるまを公園に残して家のほうへ歩き出す。 まだちょっと心配そうにする香澄の頭をわしゃわしゃ撫でて頭を胸に引き寄せてこめかみにキスした。 香澄の右手から手袋をすぽっと取ると、素手になった香澄の指に自分の指を絡めて、しっかり繋いだ手を僕のコートの左ポケットに突っ込んだ。 夜。久しぶりに二人だけで夕飯を作って食べる。 ひとり分の賑やかさが消えて、ほんの少しだけ寂しいような、不安なような。 それをかき消すように二人でいつもより手間をかけて凝った料理をいくつも作った。 食事が終わって片付けも済んで、僕がソファに座ったら香澄が横からするりと僕の膝の上に座った。…かわいいな。 香澄の体を包むように抱きしめる。 「…こういうの久しぶりだね」 って、自分で口に出しておいてだんだん恥ずかしくなる。 情香ちゃんもいたときはそういうことを意識して避けてたわけではなくて、自然とそういう気分にはならなかった。 「…香澄、こっち向いて」 僕の腕の中でゆったりリラックスしてた香澄が顔をあげて僕を見る、手で顎をとって軽く開かせると舌をさし入れて深くキスした。香澄も目を閉じて舌が口内でゆっくり絡み合う。一度少し唇を離してもう一度、角度を変えてもう一度、そうやって何度も深いキスを繰り返してるうちに、身体の芯からじんわり溶けそうになる。…気持ちよくて目が潤む。 一旦休憩。口を離すと少しだけあがった息が至近距離で混ざり合う。 「…香澄… …したい」 正直にこう言っても大丈夫。香澄はもう嫌なときはちゃんと嫌って言える。迫られても襲われても、意に沿わないときは自分の身を守れる。…帰ってきてくれた。それがすべてだった。 香澄の両腕が僕の背中に回って、ぎゅっと僕の体に絡められた。 「……うん…」 首元にあてられた香澄の顔は見えないけど、ちゃんと聞こえた、返事。 そのまま香澄の脚の下に腕を通してもう片腕で背中を支えて、横抱きにしてソファから抱え上げる。 左腕に少しだけ痛みがあった。負担がそっちにいかないように香澄の体の重心を少しずらす。 ドアを開けっぱなしだった僕の部屋に入ってベッドの上に香澄をおろすと、少し赤らんだ頰にキスを落とした。
続き
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nekosodate · 2 years
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𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣𓃠𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣⁣ ⁣ 𓈒 𓏸 𓐍 𓂃 𓃠 𓂃◌𓈒𓐍 𓈒⁣ ⁣ 本日もありがとうございました😊⁣ 明日も18時まで営業します。⁣ ⁣ 𓈒 𓏸 𓐍 𓂃 𓃠 𓂃◌𓈒𓐍 ⁣ ⁣ 9/27まで!オンリーニャン首輪ご予約受付中⁣ ⁣ 期間中しかご予約が承れませんので、気になっていた方はお早めにどうぞ✨⁣⁣ ⁣ 🛒 https://bit.ly/3lAHbDK⁣ ⁣ 𓈒 𓏸 𓐍 𓂃 𓃠 𓂃◌⁣ ⁣ 本日の #猫に優しいお客様 ⁣ こはく様の後ろ姿が何とも愛らしい❤️⁣ 背中で何かを語っている…?⁣ 首輪に前後なし。猫様ご都合でくるくる動いてその時々⁣ ちょうど良い位置に落ち着きます。 ⁣ @leon036 様より⁣ ・・・⁣ 2022年3月2日、コロコロの切れっ端を頭にのせてみたけど効果なし。こはくの爪切りはまあまあ面倒くさい。⁣ #サビ猫 #ネコソダテ⁣ ⁣ 🎪出展予定🎪⁣ 9/29-10/5 #もふあつめ展 (委託)⁣ 10/5-11 モザイクモール横浜(委託)⁣ 10/15-20 東急ハンズ クリエイターマーケット⁣  inイオンレイクタウン越谷(委託)⁣ 10/23 #ニャンフェス⁣ 11/19-20 #デザインフェスタ⁣ 12/3-4 #クリエーターズマーケット (名古屋)⁣ ⁣ 𓈒 𓏸 𓐍 𓂃 𓃠 𓂃◌𓈒𓐍 𓈒⁣ ⁣ #ネコソダテ #西荻窪 #猫用品 #猫首輪 #猫用首輪⁣ #吉祥寺 #東京 #杉並 #猫好きさんと繋がりたい #猫の首輪 f⁣ #catcollar #catbandana #まじめな首輪 #猫に優しい首輪 #猫用首輪⁣ #首輪が嫌い#首輪嫌い #首輪嫌がる #猫に優しい布首輪 #猫ファースト   (ネコソダテ 日本で唯一のまじめな首輪専門店) https://www.instagram.com/p/Ci5JvJPJGPy/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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ike2910 · 1 year
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MIRANEST ミラネスト @miranest_official から【ミラネストパウダーFOR CAT】が届きました🕊 家のアムのお悩み  ◎ヒゲ袋の毛穴が黒っぽい  ◎身体がフケのような物・粉吹きしている 等の悩みがあるのでモニター期間にこのパウダーで改善できたら良いなと思っています✨ 開始前の写真はこんな感じです✨ ミラネストパウダーは高級天然アナツバメの巣🪹 ペット用に食べやすさや吸収を改善して作られた無添加のカツオ風味のパウダーです❣️ 体重によって与える量が変わりますがアムは5.5キロなので1日量は付属スプーン🥄1杯で、食事やおやつに混ぜながら分けて与え��いこうと思います✨ 初回は半生オヤツに混ぜて、わかりやすいよう指に付けて与えてみました🌸 カツオ風味なので続けやすいと思います❣️ 母乳や胎盤に多く含まれる【糖鎖栄養素】 ローヤルゼリーの200倍含有【シアル酸】 身体の内側から美しさを支える【EGF】 がミラネストパウダーに含まれているので良い方向に変わってくれたら嬉しいなと思っています✨  #ミラネスト  #ミラネストパウダー  #miranest #ツバメの巣  #奇跡の巣  #高級天然アナツバメの巣 #エムスタイルジャパン  #坂口アム  #キジシロ  #ザビエル首輪  #ザビエラー  #ねこすたぐらむ  #ニャンズタグラム  #ねっこ  #猫用サプリメント   https://www.instagram.com/p/CqJv1a8hPEz/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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m12gatsu · 2 years
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月にむら雲、花に風
家の近所に尻尾の先が二股に別れた白黒斑の猫が出没する。鯨やイルカの尾鰭みたいな。今朝もゴミ出しに出たところ駐輪場で嫋やかに丸寝していて、俺が近づいてくるのを歯牙にもかけず、しかしカメラを向けてカシャカシャ何枚か写真を撮ると迷惑そうに首をもたげてむっくり起きあがり、二股の尻尾を立てながら植え込みの方に去っていってしまった。禍々しい妖怪変化の類というよりも、ただ身をやつした一匹の猫。しかしそこに神さびた印象がないわけでもない。尻尾は生まれつきの奇形なのか、それかやはりこの辺りは他にも野良猫が多いから、鉤爪や牙の先にやられてしまったのだろうか。別れた、というより、裂かれた、という方が正しいのかもしれない。ゴミ捨て場の方へ行くと、側の電信柱の上の方で1匹のクマゼミがけたたましく鳴きはじめた。クマゼミの鳴き声は「シネ」っていっているみたいにきこえる。シネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネ……ってきこえる。
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nihongoseito · 1 year
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vocab pt. 1 from おじさまと猫!
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the seitokai book club is reading the first volume of the manga おじさまと猫 for the next few weeks! come join if you’re interested :)
nouns:
嫁(よめ) = wife, bride
必需品(ひつじゅひん) = necessities, necessary item, essentials
首輪(くびわ) = collar
押し売り(おしうり) = aggressive selling; forcing on someone
粒(つぶ) = grain, bead, drop
解釈(かいしゃく) = explanation, interpretation
認識(にんしき) = recognition, cognizance
追加(ついか) = addition, supplement
買い置き(かいおき) = stock (e.g., goods)
排泄物(はいせつぶつ) = excrement
手探り(てさぐり) = fumbling, groping
決意(けつい) = decision, determination
verbs:
揃う(そろう) = to be complete; to be equal, uniform; to gather, assemble
飢える(うえる) = to starve, thirst
掘る(ほる) = to dig, excavate
被せる(かぶせる) = to cover (with something)
飛び散る(とびちる) = to fly around, scatter
adjectives:
数え切れない(かぞえきれない) = countless, incalculable
ありふれた = commonplace, mundane; trite, hackneyed
adverbs/onomatopoeiae:
どっさり = heaps, oodles; with a thud
生後(せいご) = since birth (e.g., age since birth)
早々(そうそう) = as soon as, just after; hurriedly, quickly
余分(よぶん)に = extra, surplus
のち(後) = later, afterwards
ずるずる = dragging, loose, trailing
もはや = already; no longer
expressions:
安心安全(あんしんあんぜん) = safe and secure
用(よう)を足す(たす) = to take care of business, do an errand; to relieve oneself
手(て)がかかる = to be a handful, take a lot of dealing with
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chibiutsubo · 2 months
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#おでかけ #百済寺 #猫
お庭の方に向かおうとしたら、猫がいました。
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首輪をしているということは、お寺の飼い猫?近づいたら尻を撫でることを要求されました。あーお前もそこ好きなのね。
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甘えすぎず、離れすぎずの距離感です。
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いざお庭の方へ。
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gyohkou · 9 months
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29/07/23
会社の近くペルシャ料理屋があって、そこへいくと必ず幸福な気持ちになれる。店内にある大きなタンドールが放つ熱で店内がほかほか暖められていて(背中向かいの席では熱いくらい)、照明は薄暗くて、食事はおいしくて、なんだか居心地がよくて眠くなっちゃう感じ。ワンプレートメニューが大半だが、基本的な組み合わせとしては、バスマティライス、チキンorラムor両方の炭火串焼き、サラダ、焼きトマト、一欠片のバター、が盛り付けられている。若干酢にくぐらせたような風味のする、炭火で焼かれたチキンがお気に入りで毎回それを頼んでいたが、こないだはものすごくラムを食べたい気持ちになって、ラムはあまり好んで食べないけど美味しく食べられるのか心配半分、ラムが美味しいということになったならばそれはさぞかし美味しいだろうという楽しみ半分で店へ向かい、いつものチキンと、ラム(ミンチにしたラムを小さく成形した、ラム苦手な人にとって一番難易度低そうなやつ)が両方乗っているプレートをお願いして、食べたら、ラムが...とっても美味しかった..!
美容師の友だちに髪の毛を切ってもらうようになってから3ヶ月経つ。今回は彼女の��家にお邪魔して、髪を切ってもらって、ビールとおつまみをいただいた。ヘアカット中のBGMは千と千尋で、おつまみは彼女のシェアメイトが作った夕飯の残り物で、ああいう時間がもっと人生の中にあればいいなと思った。またすぐね。
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金曜日に有給を取って3連休を作り、マルタへ旅行した。イギリスは秋みたいに寒いけど、ヨーロッパには記録的な熱波がやってきており、マルタも例外ではなく、空港を出たら暑すぎて、いっぱい歩くのはやめよう..と危険を感じた。マルタには電車がなくて、移動手段はバスだから、3日間で15回くらいバスに乗った。前回のオスロ旅行で、自分の興味関心に基づいて行きたいところをいくつか選んでおくべきだという教訓を得たため、ワイナリーとかレストランとか色々ピックアップしておいたのに、バスが来なくて閉館時間に間に合わないみたいな理由で立てた予定はほとんど全て崩れ、行きたかったところの9割は行ってない。
立てた予定が全て崩れて向かったバスの終点には、イムディーナという静まり返った美しい城塞都市があった。後から調べてみたらマルタ最古の都市で、かつてはマルタの首都だったらしい。なんか普通のマルタの街に到着したなと思ってぷらぷら歩いていたら、お堀じゃないけどお堀みたいな高低差のある場所へ出て、中へ入るととっても別世界だった。旅をしている時(文字通りの旅ではなく、その場に意識があってその場に集中してわくわくしながら歩いている時)は自分の足音が聞こえる、とポールオースターの友だちが言ってたが、わたしは匂いもする。暑すぎるのか、痩せた雀が何羽か道端に転がって死んでいた。馬車馬は装飾のついた口輪と目隠しをされ、頭頂部には長い鳥の羽飾りが付けられていた。御者がヒーハー!と言いながら馬を走らせた。とにかく暑かった。
ほとんど熱中症の状態で夕食を求め入ったレストランで、ちょっとだけ..と飲んだ、キンキンに冷えた小瓶のチスク(マルタのローカル大衆ビール)が美味しくて椅子からころげ落ちた。熱中症なりかけで飲む冷たいビール、どんな夏の瞬間のビールよりうまい。
安いホステルにはエアコン設備などもちろんついていない。さらに、風力強の扇風機が2台回っている4人部屋の、私が寝た2段ベッドの上段だけ空気の溜まり場になっていた。明け方に頭からシャワーを浴びてさらさらになって、そのまま二度寝する。隣のベッドのイタリアから来たかわいらしい女の子2人組が夜遊びから帰ってきて、わたしは出がけに、部屋で少し話す。8年前に来たコミノ島はプライベートビーチのようで素晴らしかったけど、昨日行ったらツーリズム化されていて悲しかった。耳の裏に日焼け止めを塗り忘れて痛くなっちゃったから、あなたは忘れないように。わたしたち今ちょっとおかしいのよ、と言いながらドレスも脱がずにそのままベッドの上で眠ってしまった彼女は天使か何かみたいだった。扇風機をつけたまま部屋を出て行く。
地面がつるつると滑る。
砂のような色をした街並みが広がるマルタにもイケてるコーヒー屋は存在する。これも近代化・画一化の一途かと思うと、微妙な気持ちにもなるが、こういう場所へ来ると息が深く吸えるので有り難くもある。
マルタは3つの主要な島から成る。そのうちのゴゾ島へ行く。首都のバレッタから港までバスで1時間強、フェリーで20分。
フェリーほどいい乗り物はない。売店でビールとクリスプスを買って、デッキへ出て、なるべく人がいない場所で海を眺める。乗船案内と音楽が止んで、フェリーが作る波と風の音しかしない中に佇むと、これでいいような気がしてくる。ビールはあってもなくてもいいけど、フェリーのデッキで飲むビールの味というのがあって、それはめちゃくちゃうまい。
ゴゾ島へ降り立つと、足音と匂いがした。適当に道路沿いを歩いていたら、また別世界に続きそうな脇道があって、進んだらやっぱり別世界だった。ディズニーランドのトムソーヤ島で遊んでる時みたいな気持ちで謎の小屋へ入り、人で満杯のhop on hop offバスを眺めやりながら、人懐こすぎる砂色の猫と涼む。港とは反対側の海辺へ行きたかったのでバスを待つものの、一生来ないため、バス停近くのローカルスーパーを覗く。これといった面白いものは置かれていなくて、見たことある商品ばかりが並んでいた。バスは一生来ない。
バスを降り、水と涼しさを求めて入った地中海レストランは目と鼻の先に浜があり、今回の旅は下調べなしの出会いが素敵だなあとしみじみする。カルパッチョと白身魚のライススープ、プロセッコと、プロセッコの10倍あるでっかい水(笑)。カルパッチョは、生ハムのような薄切りの鮪が敷かれた上に生牡蠣、茹で蛸、海老が盛られていた。鮪は日本で食べるのと同じ味がした。カルパッチョは旨く、プロセッコはぬるく、ライススープは想像と違った。パンに添えられたバターは外気温のせいで分離していた。水が一番おいしかった。
おいしいものとお酒が好きで楽しい。
ヨーロッパ人の色気の正体ってなんなんだろう?アジア人が同じ格好をしてもああはならない。胸元がはだけていてもスカートが風で捲れてもはしたないと全く感じない。むしろロメール作品のようにさえ見える。そもそも'はしたない'という概念がアジア(少なくとも日本)にしか存在しないのではないか?色気って品かと思ってたけどそれは日本だけかもしれない。
地元料理が食べられるワインレストランを夕食に予約してみたらコース一択だった。お昼食べ過ぎてあんまりお腹空いてなかったからちょっと小走りで向かってみる。ラザニア、ムール貝と魚のスープ、うさぎの煮込みなど。人ん家の料理みたいな美味しさだった。マルタのワインはほとんどが島内で消費されるらしい。ゴゾ島の白ワインの感想:暑い村、お絵描きアプリのペンの一番太い線(色はグレーがかった白で透過度50)。食後のグリーンティーは、TWININGSのティーバッグで、お砂糖をいれる選択肢が与えられて、洋風の装飾がたっぷりついた受け皿付きの薄いカップと共にポットで提供された。カップの底に描かれた静物画のような果物が綺麗でうっとりした。
どこにでもあるような早朝からやってるスタンドでドーナツとオレンジジュースとコーヒー。扇風機に当たり続けていたいが荷物をまとめて宿を出る。行きたい街へ向かうバスが一生来ないため、行きたい街に名前が似てる街が行き先に表示されているバスに適当に乗ったら、行きたい街より30度北へ行くバスだった。でもやっぱり行きたい街へ行きたかったので、30度北の街へほとんど到着してからバスを乗り換え行きたい街へ向かったが、Googleマップの示すバス停へは行かず、行きたい街を通過してしまったため、行きたい街から30度南の街に降り立つこととなった。海辺でチスクを飲みながらメカジキを食べた。暑すぎて肌着1枚だった。店先のガラスに映る自分に目をやると、いわゆるバックパッカーの様相をしていた。
空港行きのバスだけは遅延なくスムーズに来て着く。肌着状態からシャツを身につけ普段の姿(?)に戻ると、途端に具合が悪くなった。日に当たりすぎたみたい。お土産を買ってセキュリティを通過し、充電スポットの近くに座って搭乗を待っていたら、すぐそばにグランドピアノがあることに気がついた。誰か上手な人が演奏しないかしらと思っていたら、青年によるリサイタルが始まった。父親が彼を呼びにやってくるまで、クラシックからビートルズまで5-6曲。思わぬ良い時間だった。
都市に住むと、旅行から帰ってくる時安心する。
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会社の人たち語録 ・やりたいことたくさんあるけど、今はやりたくないです。 ・返事がないのはいい知らせではないので。 ・Are you alright? まあまあ、ぼちぼち。
夕方、商店街へ買い出しに行く時がすごく幸せ。食べたいと思うものしか買わなかった時は特に幸せ。ぱつっと瑞々しい野菜、ちょっといいパスタ、ジャケ買いしたクラフトビール、好きな板チョコ。そんでキッチン飲酒しながらご飯作る。ビールを開けて一口目を飲むまでの間だけは音楽を止めるというのにはまっていて、そういえばフェリーのデッキで乗船案内とBGMが止んだ時の感じに似ていなくもない。フラットメイトが、夜中3時まで友人とリビングで遊んでいたり、土曜の夜にパーティへ出かけたりしているのと比較して、わたしが幸せ感じてるポイントは内向的だ。
やりたいことが浮かぶ。それをやる前に、比較対象の選択肢や判断軸を不必要なほど増やしてしまいがちだが、最適な選択を選び取ることよりも、やりたいと思う気持ちを満たすことの方が幸せなんじゃないか?
色々比べて悩んじゃったら「朝から決めてたことだから」って言うとスッと選び取れる!
食材の買い出しで1週間くらいはもつかなと感じるくらいたくさん買っても実際3日もすれば冷蔵庫空になるやつ、悲しさというかやるせなさを覚えるんだけど、こないだ500gパックの美味しそうなミニトマト買った時に、長く保ち続けること(終わりを迎えないようにする、終わりを想像しないようにすること)よりも、きちんと消費する(終わりを気持ちよく迎えること)を考えるようにしたら明るくなれてよかった。終わりって何事にもやってくるもんね。
食の話ばっかり回。
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