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#犬島ノート
misasmemorandum · 1 year
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『異形の白昼 恐怖小説集』 筒井康隆 編
ツイッターでチラリと見て恐怖小説を読んでみることにした。読んでたら内容も選び方も古臭いと感じたんだが、これ、昭和44年に出版されたものだって。50年以上前のものだもん。仕方ないよな、だ。とりあえず、ノートに取ったものを下に。
星新一「さまよう犬」赤い糸。夢版か。星新一らしい鮮やかなショートショート
遠藤周作「蜘蛛」不気味。生理的嫌悪感。
小松左京「くだんのはは」戦争末期の芦屋。とっても山岸凉子チックで、この人の漫画で読んだ事があったんじゃないだろうかと思ってしまうくらいだった。あかべこ。
宇能鴻一郎「甘美な牢獄」台湾、高砂族の人のファンタジー。道教の観(道教では寺のことを観と言うそうだ)。エロ。不気味だった。これは人間の業なのか?
結城昌治「孤独なカラス」謎の子の話。あまり好きでない。
眉村卓「仕事ください」ブラックコメディ的なもの。ハリー・ポッターのドビーを思い出した。
筒井康隆「母子像」嫌〜〜〜な話。異次元空間かな。それと差別意識。母子に頭がなくなるのはある種女子供差別的でもある。
生島治郎「頭の中の昏い歌」意味不明。幼児性愛っぽくて嫌
曾野綾子「長い暗い冬」心理的恐怖。母を失った子の狂気。アホな父/男の恐怖。自己中だし嫌い。この父の自己中さが怖い。
笹沢左保「老人の予言」へーーーーって感じ。勝手に想像せいってか?好きじゃない。
都筑道夫「闇の儀式」人肉食と悪魔に帰依もの、かと思いきや。儀式はエログロ。絵の中に引き摺り込まれたんだって。あまり上手くないと思った。
吉行淳之介「追跡者」ショートショート。タヌキかキツネなの?イミフ
戸川昌子「緋の堕胎」違法の闇堕胎を告発しようとするものなのかな。自分勝手な堕胎医が怖いくらいだった。自分の医院に来る女性を馬鹿にし嫌悪するのは不妊な己を守ためだろう。嫌な話。不法に埋められた赤ん坊の泣き声がするからってのが理由だそうですが、これが恐怖小説集に入れられたのは時代のなせる技だと思った。
この時代のおっさんの考え方を知りたい人向けの本。それが怖かったりした。編者が考えていたのと違う恐怖なんだろうけど。以上。
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crystallizedheaven · 1 year
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現代日本クトゥルフもの更新しました!!
グールと「砂に棲むもの」が満ちる谷底を脱出するには、「タグ=クラターの逆角度」を作り出さねばならない!?
姿を見せぬニャラルトホテプに無茶振りされた一行は、その謎解きに挑む!!
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liliyaolenyeva666 · 3 years
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🎼 01204 「ふるさと」。
いつかどこかのダンスホールでヤングな若者がゴーゴーダンスを踊り楽しんでいる中で、特別出演の 煙草を燻らせる渡哲也さん似の若者に沖縄の将来を尋ねたところから始まり、何の映画を観ているのか分からなくなったところ、ギュンと 突然に 沖縄の映像が浮かび上がってきます、太平洋戦争のさなか、必死にいきる沖縄の若い学生さんらの日々を描いた 日活戦争映画 「あゝひめゆりの塔」 を観ています。舛田利雄監督作品。昭和十八年秋、沖縄縣女子師範學校の校庭で秋季合同運動会が催されています。和泉雅子さん似の女学生や ニタニ似の先生らしき男性らが徒競走やらダンスやらを楽しんでいたのも束の間、戦局は悪化の一途を辿り、昭和十九年夏、学生さんらは お国のために働かされたり、竹やりで米兵を突き刺す為の訓練を受けたりしています。学童疎開 (内地疎開) に向かったこどもたちとのお見送りも (当局の指示により) 学校の校庭までとされ、さびしくつらい別れとなるのですけれど、こどもたちが乗った対馬丸に "何か" があって、本当に さびしくつらい別れが訪れます。昭和十九年十月、米軍の空襲に遭い、家々は焼かれ (校舎も焼かれ)、昭和二十年三月、上陸を開始した米軍の攻撃により、女学生らは 臨時の看護婦として働くことと相成るのですけれど、校長先生が訪れて 卒業式を開いて下さり、心の卒業証書を授与され涙します。昭和二十年四月一日、大雨の中、怪我人で溢れ返った野戦病院で 皆が皆、気が狂うか狂わないかの瀬戸際の中でいのちを深く削っているのですけれど、和泉雅子さん似の女学生らは 物を運んでいる最中、戦闘機に撃ち抜かれてしまいます。歩けない者らは置いて置かれ、降り頻る雨と泥濘の中を女学生らは歩き始めるのですけれど、和泉雅子さん似の女学生は (足を負傷) 体を横たえながら 青酸カリ入りの牛乳を自ら願い出て口に含みます。愚かな大人の誤った判断で 若きいのちを散らす女学生らの姿は、現在進めて勧められております 国の政策とあまり変わりがなく、後に歴史が物語るのかもしれませんけれど、同じ過ちを何度繰り返せばいいのでせうかと (世の中がどう思っていやうと) わたしは心からさう思います。
つづいて
1954年4月(昭和29年)、愛媛県松山市 (道後温泉) を修学旅行で訪れた小学生らが映るところから始まります、とある小学生の短すぎるジンセーの日々を描いた 共同映画 「千羽づる」 を観ています。神山征二郎監督作品。廣島市立幟町小學校に通う、佐々木理容院の娘サダコさん (6年竹組) は、鯉幟運動会を終え、通信簿を受け取り、夏休みを通り過ぎたあたりから急に体の調子がわるくなります。医師の勧めで "原爆傷害調査委員会 (Atomic Bomb Casuality Commission)" で検査を受けるのですけれど、1945年8月6日 (昭和20年)、自宅で家族と朝ごはんを食べていたところに原子爆弾が落ちて来たことと 黒い雨を浴びたことが原因な病を抱えていることが分かります。"廣島赤十字病院 (Hiroshima Red Cross Hospital)" に入院することとなったサダコさんは ふとしたことがきっかけで せっせと千羽鶴を折り始めるのですけれど、病魔は サダコさんの身体を恐るべき早さで蝕んでいきます。最初にサダコさんを診た眼鏡男子な医者を わたしのすきな 田村高廣さんが演じていますこの映画、サダコさんの両親を どこかの松竹映画の "さくらと博" が演じていて好いです。
つづけて
"冬の味覚 鍋物十五種の作り方" という新聞の切り抜きを貼っつけたノートを眺めながら編み物をする妻に 「晩のおかずは何だい?」 って夫の問いに 「晩は未定です」 って答えを返す、そんな夫婦のたのしい会話でいっぱいな日々を描いた 東宝夫婦映画 「驟雨」 を観ています。成瀬巳喜男監督作品。脚本を わたしのラブリー 水木洋子さんが手がけました。小言をぶつぶつと言い合う、仲が良いんだか悪いんだかって感じの とある夫婦は たまの日曜日でも ぶつぶつと言い合っています。そんな晴れた日にヤングなおとなりさんが越して来たり、新婚になりたての姪が 新婚旅行中に ふらっと遊びに来たり、野良犬のノラちゃんが遊びに来たりして とても賑やかです。そんな賑やかさを上回るくらいに賑やかなのが 劇中に登場します、夫婦の最寄り駅 (梅ヶ丘駅) に広がる大きな商店街です。お店が ひしめき合う中に 映画館 (世田谷文化劇場) もあったりするこの商店街が実在したものなのかどうかは分かりませんけれど、わたしがこどものころに通った商店街よりもダイナミックで 羨ましさを感じました。あ。それと、原節子さんの旦那さん役の佐野周二さんが満員電車に揺られながら通っていた会社は "ミミ化粧品本舗 (Mimy Beauty Laboratory) 株式会社" でした。住所は 東京都中央区宝町3の15でした。そんな佐野周二さんの勤め先で 同僚役として わたしのラブリー 加東大介さんが出演されていました。
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ss0014 · 4 years
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先月、通りかかった時に花壇にチューリップの葉っぱだけがようさん咲いとった。
お花も咲くといいなと思った。
一昨日久しぶりにその道を歩いたら、ちいちゃなチューリップの赤ちゃんが 二つ咲いとった。
ピンク色と、赤で中が黄色のやつやったかな。
でもピンク色は球根からもぎとられて土に横たわっとった。
なんでと思った。
なんか理由があったんかわからんけど、悪い気持ちでこうされたような気がした。
嫌な気持ちになったけどなんとなくこの姿になってあまり時間が経ってないような、まだここにちゃんと存在があるような感じがした。
どうなるかわからんけど土にそっと戻した。植物は抵抗できんし言葉も発せない。人間なんかに負けないでいてよと思った。
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去年は鯨のことが気になって、本を借りてきた読んだり、商業捕鯨が再開されたこともありよく鯨のお肉を食べた。
新聞で見つけた鯨の記事はノートに貼ってたまに読み返す。日本に5つ鯨が有名な町があると新聞の記事に書いてあった。うちの2つは去年実際に足を運んだ。そして一番近い千葉県の南房総市では夏には鯨の解体が見れるとのことで行ってみたいなと思う。でもちょっと怖い悲しい気持ちになるかもしれん。
お母さんに電話でそれを話すと、「はぁ、行ってみたいなぁ」というので
また東京にきたら電車に乗って房総半島に一緒に行こう。
昨日久しぶりにまた鯨のことを考えだしたので夜、上野に行った。
平日の夜やし人も少なかったけど上野公園に行くとなんだか花見がしたくなった。
咄嗟に友達に連絡したら、その人も上野公園に行ったら花見がしたくなったと言ってたのでやったーて思ったね。色んな季節に、色んな年に色んな人とこの場所に来た。
思い出をまた思い出して少しだけ寂しくなったけど会社帰りのスーツを着とー人らが小さいスペースで安酒を飲みながら酒盛りをしとんを見ていっきにテンションがあがって嬉しくなった。ニューデイズの九州沖縄フェアに便乗して鹿児島の魚のつまみとオリオンビールを買う。オッケー。
もう地図を見んでも東京国立博物館の場所はわかる。そこにおっけなシロナガスクジラの模型がある。
それに会いに行った。夜見るんは2回目。
暗い空に浮かぶそのおっけなシロナガスクジラはとても迫力があって、ほんまに海の中にこんなおっけないきもんが存在��るんかなぁと、あまりに非現実的でピンとこんけど、私達人間が呼吸できん広い海におるその姿を想像する。おっきくて感動する。
絵でもなんでもそーやけどおっきい方が感動しやすいなと思う。わかりやすいというか。
大阪の太陽の塔もそー
あとは青森の美術館の白い犬もそー
青森の十和田の美術館のでかいばーさんもそー
オリオンビールを片手にシロナガスクジラを眺めた。
明日、どんな気持ちになって何を見て、何を知るんやろうと思う。
明日はもう出会って10年も経つ友人二人に会う。 4年ぶりや。何の話をするかな、また元気で会えることが嬉しい。
2020.3.12 22:58
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kkagneta2 · 5 years
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Tカップ幼馴染
完全に自家発電用。
「128.3センチ、………どうして、どうしてなの。………」
するすると、その豊かすぎるほどに膨らんだおっぱいから巻き尺の帯が落ちて、はらりと床に散らばる。
「どうして、昨日から変わっていないの。……何が私に足りないの。………」
と言いつつ、顔よりも大きくなってしまったおっぱいを揉んだが、触り心地は昨日と、一昨日と、一昨々日と何も変わらない。柔らかく、ハリがあって物凄く気持ちが良い、――気分としてはバスケットボール大の水風船を揉んでいるような感じか。
「だったらまだ、……まだTカップ、………」
床に散乱した巻き尺を跨ぎ越して、ベッドの傍まで行って、二つ並んだ白いブラジャーのうち左手にある方を取り、顔の前で広げて、バサバサと振る。片方のカップですら顔をすっぽりと包むブラジャーには、U65という英数字が太文字で刻まれているけれども、アンダーバストが悲しいかな、70センチ弱ある紀咲(きさき)にとっては、かなり無理をしないとサイドベルトが通らない。恨めしくタグを見つめても、カップ数もアンダーバストも負けた事実は変わらず、ため息をついてベッドの上へ投げ捨てると、右手にあったブラジャーを手に取る。そのブラジャーのタグにはV65という字が印刷されているのであるが、全く擦り切れておらず、広げて全体を見てみても、どこもほつれていないし、どこも傷んでなどいない。ただ四段あるホックのみが軽く歪んで、以前の持ち主が居たことを示している。
「あいつ、もしかして寝ている時に着ていたのか」
――もしくはこのブラジャーを着けて激しく運動したか。けれども、Vカップにもなるおっぱいを引っ提げて運動など、どれだけ頼まれてもしたくないことは、Tカップの今ですら階段を駆け下りたくない自分を見ていたらすぐに分かる、況してやあの鈍くさい女がそう簡単に走るものか。昔から急げと言ってもゆっくりと歩いて、なのにすぐ息を切らすのである。羨ましいことに、初(はじめ)が着替えるのを手伝っているらしいのだけれども、彼がこんな高価な物をぞんざいに扱う訳も無いから、この歪んだホックはきっと、寝ている間ににすーっと膨らんでいくおっぱいに耐えきれなかった事実を物語っているのであろうが、未だに信じられぬ。およそこの世のどこに、一晩でVカップのブラジャーをひしゃげさせるほどおっぱいが大きくなる女性が居るのであろうか。しかもそれが、まだあどけない顔をしていた中学二年生の女の子だと、どう言えば信じてくれるのか。可愛い顔をしているのに、その胸元を見てみると、大人の女性を遥かに超えるビーチボールみたいなおっぱいで制服にはブラの跡が浮かび上がっているし、目障りなほどにたぷんたぷんと揺れ動いているし、しかもあいつはその揺れを抑えようと腕で抱え込むものだから、いつだってぐにゃりと艶かしく形が変わっているのである。それだけでもムカッとくるというのに、あいつはあの頃そんな速度でおっぱいを成長させていたのか。紀咲は、どこかバカにされたような気がして、〝あいつ〟が中学生の頃に着けていたVカップの大きな大きなブラジャーをベッドに叩きつけると、クシャクシャになって広がっているUカップのブラジャーを再び手に取って、そのカップを自分のTカップのおっぱいに軽く合わせながら、勉強机の横に置いてある姿見の前に向かう。
鏡に映し出されたのは上半身裸の、付くべきところにほどよく肉のついた、――もちろんおっぱいはTカップなのだから極端ではあるけれども、腰はくびれているし、お尻はふっくらと大きいし、日頃の食生活のおかげで自分でも中々のスタイルなのではないかと思っている、高校3年生の女の子。紀咲はストラップに腕を片方ずつ通し通しして、後髪をかき上げると、今一度カップにきちんとおっぱいを宛てがい少し前傾姿勢へ。Tカップのおっぱいはそれほど垂れてないとは言え、やはりその重さからすとんと、雫のような形で垂れ下がり、ブラジャーを少しだけずり落としたが、あまり気にせずにストラップを、ぐいっと引き上げ肩に乗せる。本来ならばこの時点で、ブラジャーのワイヤーとバージスラインを合わせなければいけないのだけれども、Tカップともなるとどうしても、おっぱいに引っ張られてカップが沈んでしまうので、その工程を飛ばしてサイドベルトを手の平に受ける。するりと背中へ持っていき、キュッと力を入れて左右のホックの部分を合わせ、腕の攣るのに気をつけながら何とかして金具を繋ぎ止める。――このときが一番恨めしい。………女子中学生におっぱいのサイズで負け、アンダーバストで負けたことは先にも言ったとおりだが、その事をはっきりと自覚させられるのはこの時なのである。
ホックが全部繋がるまでには結構な時間がかかるから、彼女がこのUカップのブ���ジャーを手に入れた経緯を説明することにしよう。元々の持ち主は紀咲の幼馴染である初の、その妹であり、彼女が〝あいつ〟と呼んでいる、今年高校生になったばかりの、いつもおずおずと兄の後ろを一歩下がってついていく、――莉々香(りりか)と言う名の少女。両者についてはこの先登場するから説明はしないが、ある日莉々香とたまたま帰り道が一緒になった紀咲は、隣で揺れ動いている股下まで大きく膨らんだ塊を目の隅に留めつつ、特に話すこともなく歩いていたところ、突然、姉さん、と呼び止められる。なに? と素っ気なく返事をすると、あの、……ブラジャー間に合ってますか、たしか姉さんくらいの大きさから全然売ってなかったような気がして、……昔私が使っていたので良ければ差し上げます。あっ、でも、どれも一回くらいしか着けてないから綺麗ですよ、それに買ったけど結局使わなかったのもありますし、――と莉々香が言う。確かにその頃紀咲のおっぱいは、努力の甲斐もあってPカップに上がろうかというくらいの大きさになっていたのであるが、よく行くランジェリーショップで、PはまだありますがQカップになりますと、アンダーを大きくするか、オーダーメイドになるか、……今私共の方で新たなブランドを探しておりますが、もし運良く見つかっても海外製ですからかなり高く付きます、――などと言われて弱っていたところだったので、二つ返事で承諾すると早速家に招かれ、珍しく初の部屋を素通りして莉々香の部屋へ入る。彼女のことは生まれた時から知っているけれども、そういえばここ5年間くらいは部屋に入ったことがない。昔と同じように綺麗なのかなと思って見渡すと、案の定整理整頓が行き届いている。けれども机の上の鉛筆すら綺麗に並び揃えられている有様には、莉々香の異常さを感じずにはいられず、鞄を置くのさえ躊躇われてしまい、ドアの前で突っ立っていると、どうぞどうぞと、猫やら熊やら犬やらクジラやら、……そういう動物のぬいぐるみが、これまたきっかり背の順に並び揃えられたベッドの上に座るよう促される。莉々香はあの巨大なおっぱいを壁にめり込ませながらクローゼットの中を漁っていたのだが、しばらくかかりそうだったので、すぐ側にあった猫のぬいぐるみを撫でつつ待っていると、やがて両手いっぱいにブラジャーを抱えてやって来る。プラプラと垂れているストラップは、幅が2センチくらいのもあれば5センチくらいあるものもあって、一体どれだけ持って帰らせようとしているのかと思ったものの、気になったのはその色。とにかく白い。初からオーダーメイドのブラジャーを買っているとは聞いていたから、こっそり色んな色のブラジャーがあるのだと決めつけていた紀咲は、がっかりとした目で自分の真横にドサッ、と置かれた白い布を見る。どうでしょう、姉さんのおっぱいがどれだけ大きくなるか分からないから、とりあえず私が1、2年生の頃にしていたブラジャーを持ってきましたが、ちょっと多すぎ、……かな? 下にあるのは結構大きめのなので、ちょっと片付けてきますね。たぶんこの一番上の小さいのが、……あ、ほら、Qカップだからきっとこの塊の中に、姉さんのおっぱいに合うブラジャーがきっとありますよ。と嬉しそうに言って、下の方にあるブランケットのような布地を再びクローゼットに持って行ったのであるが、その何気ない言葉と行動がどれほど心をえぐったか。紀咲は今すぐにでも部屋を飛び出したい気持ちをグッと抑えて、上半分にあった〝小さめ〟のブラジャーを一つ手にとって広げてみたが、それでも明らかに自分のおっぱいには大きい、……大きすぎる。タグを見ると、Y65とある。おかしくなって思わず笑みが溢れる。……一体この世に何人、Yカップのブラジャーをサイズが合うからと言う理由で持ち帰れる女性が居るといういうのか。まだ莉々香がクローゼットに顔を突っ込んでいるのを確認してYカップのブラジャーを放り投げ、もう一つ下のブラジャーを手に取って広げてみる。さっきよりは小さいがそれでも自分のおっぱいには絶対に合わぬから、タグを見てみるとV65とある。今度は笑みさえ浮かべられない。……どんな食生活を送れば中学生でVカップが小さいと言えるのであろう、あゝ、もう嫌だ。これ以上このブラの山を漁りたくない。でも一枚くらいは持って帰らないと彼女に悪い気がする。―――と、そんな感じで心が折りつつ自分の胸に合うブラジャーを探していたのであるが、結局その日持って帰れそうだったのは一番最初に莉々香が手にしたQカップのブラジャーのみ。もうさっさと帰って今日は好きなだけ泣こうと思い、そのQカップのブラジャーを鞄にしまいこんで立ち上がったところ、ひどく申し訳無さそうな顔をした莉々香がトドメと言わんばかりに、あ、あの、……今は奥の方にあるから取れないんですけど、小学生の頃に着けてたもう少し小さめのブラジャーを今度持っていきましょうか? と言ってくるのでその瞬間、――華奢な肩に手をかけてしまっていたが、胸の内に沸き起こる感情をなんとか抑えようと一つ息をつき、ちょっと意地になって、けれども今気がついたように、よく考えればこれから大きくなるかもしれないんだし、もうちょっと大きめのブラジャーももらっていい? と、やっぱり耐えきれずに涙声で言ってもらってきたのが、今彼女がホックを全てつけ終わったこのUカップのブラジャーなのである。
「くっ、ふっ、……」
前傾姿勢から背筋を伸ばした体勢に戻った紀咲は、胸下を締め付けてくるワイヤーに苦しそうな息を漏らしてしまう。ホックを延長するアジャスターがあることは知っているけれども、もうそんな屈辱はこのブラジャーを着けるだけで十分である。ストラップを浮かせて、おっぱいを脇から中央へ寄せている間も、ブラジャーの締め付けで息は苦しいし、肌はツンと痒くなってくるし、けれどもあんまりお金の無い紀咲の家庭では、オーダーメイドのブラジャーなんてそう何回も作れるようなものではないから、屈辱的でもあの女が中学生の頃に着けていたブラジャーで我慢しなくてはならぬ。
紀咲はブラジャーを着け終わると、姿見にもう一歩近づいて、自分の胸元を鏡に写し込む。見たところTカップのおっぱいは、溢れること無くすっぽりとU65のブラジャーに収まって、恐らく男子たちにとってはたまらない谷間が、クレバスのように深い闇を作っている。ちょっと心配になって、ふるふると揺らしてみると、ブラジャーからは悲鳴が上がったが、溢れること無くちゃんとおっぱいの動きに付いてきたので、これなら今日一日どんなに初に振り回されようとも、大丈夫であろう。紀咲はブラジャーの模様である花の刺繍を感じつつ深い息をつくと、下着姿のまま今度は机の前へ向かい、怪しげな英文の書かれたプラスチックの容器を手にとって見つめる。毎日欠かさず一回2錠を朝と夜に飲む習慣は、初と二人きりで遊ぶときも決して欠かさない。パカっと蓋を開いて真っ赤な錠剤を、指でつまみ上げる。別に匂いや味なんてないけれども、その毒々しい色が嫌で何となく息を止めて、口の奥へ放り込み、すぐ水で喉に流し込む。――膨乳薬と自称しているその薬を小学生の頃から愛飲しているために、ほんとうにおっぱいを大きくする効果があるのかどうか分からないが、世の中にTカップにまで育った女性は全く居ないから、たぶん本物の膨乳薬であろう。親に見つからないように買わないといけないし、薬自体結構な値段のするのに加えて、海外からわざわざ空輸してくるから送料もバカにならず、校則で禁止されているバイトをしないといけないから、毎日朝夕合計4錠飲むのも大変ではあるけれども、膨乳の効果が本物である以上頼らざるは得ない。依存と言えば依存である。だがやめられない。彼女には莉々香という全く勝ち目の無い恋敵が居るのだから。……
元々大きな胸というものに憧れていたのに加えて、初恋の相手が大の巨乳好きとあらば、怪しい薬を買うほど必死で育乳をし始めたのも納得して頂けるであろう。胸をマッサージし始めたのは小学4年生くらいからだし、食生活を心がけて運動もきっちりとこなすのもずっと昔からだし、意味がないと知っていても牛乳をたくさん飲むし、キャベツもたくさん食べるし、時には母親や叔母の壁のような胸元を見て絶望することもあったけれど、いつも自分を奮い立たせて前を見てきたのである。そんな努力があったからこそ彼女はTカップなどという、普通の女性ではそうそう辿り着けないおっぱいを持っているのだが、それをあざ笑うかのようにあっさりと追い越していったのは、妹の莉々香で。昔は紀咲のおっぱいを見て、やたら羨ましがって、自分のぺったんこなおっぱいを虚しい目で見ていたというのに、小学6年生の秋ごろから急に胸元がふっくらしてきたかと思いきや、二ヶ月やそこらで当時Iカップだった紀咲を追い抜き、小学生を卒業する頃にはQカップだかRカップだかにまで成長をしていたらしい。その後も爆発的な成長を遂げていることは、先のブラジャー談義の際に、Yカップのブラが小さいと言ったことから何となく想像して頂けよう。紀咲はそんな莉々香のおっぱいを見て、さすがに大きすぎて気持ち悪い、私はそこまでは要らないや、……と思ったけれども、初の妹を見つめる目を見ていると、そうも言ってられなかった、――あの男はあろうことか、実の妹のバカでかいおっぱいを見て興奮していたのである。しかも年々ひどくなっていくのである。今では紀咲と莉々香が並んで立っていると、初の目はずっと莉々香のおっぱいに釘付けである。おっぱいで気持ちよくさせてあげている間もギュッと目を瞑って、魅惑的なはずの紀咲の谷間を見てくれないのである。以前は手を広げて「おいで」と言うとがっついてきたのに、今では片手で仕方なしに揉むだけなのである。……
胸の成長期もそろそろ終わろうかと言う今日このごろ、膨乳薬のケースにAttention!! と黄色背景に黒文字で書かれている事を実行するかどうか、いまだ決心の付かない紀咲は薬を机の引き出しの奥の奥にしまい込んでから、コップに残っていた水を雑にコクコクと飲み干して、衣装ケースからいくつか服を取り出し始める。今週末は暇だからどこか行こう、ちょっと距離があるけど大久野島とかどうよ、昔家族で行った時には俺も莉々香もすごい数のうさぎに囲まれてな、ビニール袋いっぱいに人参スティックを詰めてたんだけど、一瞬で無くなって、………��、先日そんな風に初から誘われたので、今日はいわゆるデートというやつなのであるが、何を着ていこうかしらん? Tカップともなれば似合う服などかなり限られてしまうから、そんなに選択肢は無い。それに似合っていても、胸があまり目立つとまた知らないおじさんにねっとりとした目で見られてしまうから、結局は地味な装いになってしまう。彼女の顔立ちはどちらかと言えば各々のパーツがはっきりとしていて、ほんとうは派手に着飾る方が魅力的に映るのであるが、こればかりは仕方のないことである。以前彼に可愛いと言われたベージュ色のブラウスを取って、姿見の前で合わせてみる。丈があまり気味だが問題は無い、一年くらい前であれば体にぴったりな服でもおっぱいが入ったのであるが、Tカップの今ではひょんなことで破れそうで仕方がないし、それに丈がある程度無いと胸に布地を取られてお腹が見えてしまうから、今では一段か二段くらい大きめのサイズを買わなくてはならない。ただ、そういう大きなそういう大きなサイズの服を身につけると必ず、ただでさえ大きなおっぱいで太って見えるシルエットが、着ぶくれしたようにさらにふっくらしてしまう。半袖ならばキュッと引き締まった二の腕を見せつけることで、ある程度は線の細さを主張することはできるけれども、元来下半身に肉が付きやすいらしい彼女の体質では、長袖だと足首くらいしか自信のある箇所が無い。はぁ、……とため息をついて、一応の組み合わせに袖を通して、鏡に映る自分の姿を見ると、……やっぱり着ぶくれしてしまっている。どんなに胸が大きくなろうとも、決してそのほっそりとした体のラインを崩すことのないあいつに比べて、なんてみっともない姿なのだろう、これが薬に頼って胸を大きくした者の末路なのだろうか。
「私の努力って何だったんだろうな。……」
と床に落ちていてそのままだった巻き尺を片付ける紀咲の目元は、涙で濡れていた。
それから15分くらいして初の家の門をくぐった紀咲は、どういう運命だったのか、莉々香の部屋の前で渋い顔をしながら、またもやため息をつく。
「勉強って言っても、私よりあいつの方が頭良いんだから、教える必要なんてないでしょ。……」
ともう一度ため息をついてドアノブに手をかける。約束の時間に部屋に赴いたというのに、初はまだ着替えてすらおらず、ごめんごめん、今から着替えるから、暇だったら莉々香にあれこれ教えてやってくれ。今たぶん勉強しているから、と言われて部屋から追い出されたのであるが、昔から英才教育を受けてきた莉々香に教えられることは何も無い。むしろ今度の定期試験を乗り越えるためにこちらが教えてもらいたいくらいである。紀咲はいまいち初の意図が���からない時が多々あるけれども、さっきの一言はようよう考えても結論が出ないから、ただ単に莉々香と話をしていてくれと、そういう思いで言ったのだろうと解釈して、ガチャリと扉を開ける。相変わらずきっちりと無駄なく家具の置かれた、整理整頓されすぎて虚しささえ感じる部屋である、昔と変わっているのはベッドの上にあるぬいぐるみが増えたことくらいか。莉々香はその部屋の中央部分にちゃぶ台を置いて、自身の体よりも大きくなってしまったおっぱいが邪魔にならないよう体を横向きにして、紀咲が部屋に入ってきたことにも気づかないくらい熱心に、鉛筆を動かしている。覗いてみると、英語で何やら書いているようだが、何なのかは分からない。――とそこで、ノートに影が落ちたのに気がついたのか、ハッとなって、
「姉さん! 入ってきたなら言ってくださいよ」
と鉛筆を机の上にそっと置くと、立ち上がろうとする。
「あっ、いいっていいって。そのままで」
それを制しながら紀咲はちゃぶ台の対面に座って、ニコニコと嬉しそうな表情を浮かべる憎き恋敵と相対する。だがどんなに憎くとも、その巨大なおっぱいを一目見ると同情心が湧いてくるもので、片方だけでも100キロは超えているらしいその塊を持ちながら立たせるなんて、どんな鬼でも出来ないであろう。莉々香のおっぱいには簡単に毛布がかけられているのであるが、それがまた何とも言えない哀愁を誘っていて、紀咲もこの時ばかりは目の前の可愛らしい笑みが、少しばかり儚く見えてしまうのである。
「やっぱり、もう椅子には座れない?」
「そう、……ですね。椅子に座ると床に着くから、楽といえば楽なんですけど、それでも重くて。………」
「今バストは何センチになったの?」
「えっと、……ここ一週間くらい測ってないから正確じゃないけど、先週の木曜日で374センチでした」
「さ、さんびゃく、……」
果たしてその数字が女性のバストサイズだと分かる人は居るのであろうか。
「姉さんは?」
「128センチのTカップ。やっと中学生のころのあんたに追いついたわ」
どこか馬鹿にされた心地がしたので、ちょっとだけぶっきらぼうに言う。
「いいなぁ。……私のおっぱいも、そのくらいで止まってくれると嬉しかったんですけどね。……」
あれ? と思うと先程感じていた同情心がどんどん消えていく。莉々香は恐らく、本音として紀咲のおっぱいを羨ましがっているけれども、やはり馬鹿にされている気がしてならない。
「あ、もしかして今私のブラジャーを着けてますか? 前、アンダーが合わないって言ってましたけど、延長ホック? っていうのがあるらしくて、それ使うといいかもしれません」
と、知っていることをどこか上から目線で言われて、カチンと来る。そういえば、いつからだったか、おっぱいのことに関してはすっかり先輩の立場で、莉々香は紀咲に色々とアドバイスをするのである。
「……知ってる。………」
――だから、余計にイラつかせられるのである。
「姉さん?」
「知ってるって言ってるの。なに? いつの間に私に物を言う立場になったの?」
「ね、姉さ、――」
「そんな化物みたいなおっぱいが、そんなに偉いって言うの? ねえ、答えてよ」
「化物だなんて、……姉さん落ち着いて」
「落ち着いてなんていられるかっての。今もあんたのブラジャーが私を締め付けてるの、分かる? この気持。中学生の女子におっぱいで負けるこの気持。世界で一番大きいおっぱいを持つあんたには分からないでしょうね。………」
この女の前では絶対に泣かないつもりであったが、今まで誰にも打つけられなかった思いを吐き出していると、一度溢れた涙は止めどもなく頬を伝って行く。
「何よ何よ。私がどれだけ努力しているのか知らずに、いつも見せつけるようにおっぱいを強調して、そうやって毎日あの変態を誑かしてるんでしょう? ――どうして、どうしてあんただけそんなに恵まれてるのよ。どうして。………」
とそこで、ぐす……、という鼻をすする音がしたので、そっと涙を拭って前を向くと、莉々香は机の上で握りこぶしを震えさせながら俯いている。ゆっくりと顔が上がって、すーっとした涙の跡が陽の光に照らされる。
「私だって、………私だって紀咲姉さんの事が羨ましい。ほんとうに羨ましい」
「………」
「Tカップって、まだ常識的な大きさだし、着る服はあるし、姉さんは私のお下がりのブラジャーを使ってますけど、ちゃんと売ってますから、ちゃんと市販されてますから。……私のブラジャーが一着いくらするか知ってますか? 8万円ですよ、8万円。ブラジャー一個作るのに10万円近く取られるんですよ。……ほんとうに姉さんくらいの小さなおっぱいが良かった。ほんとうに、ほんとうに、………」
「りり、……」
「いえ、姉さんが羨ましいのはそれだけじゃないです。どれだけ胸が大きくなっても兄さんは振り向いてくれないんですもの。……」
「えっ?」
「もう何回もチャレンジしましたよ。兄さんを押し倒して、姉さんみたいにおっぱいで気持ちよくさせようと。……けど駄目でした。どうしてなんでしょうね。私だったら体ごとおちんちんを挟んであげられるのに、体全体をおっぱいで包んであげられるのに、兄さんは手すらおっぱいに触れずに『紀咲、紀咲』って言って逃げちゃうの。……」
初のことだから、もうすでに欲望に負けてそういう行為をしていると思っていた紀咲は、驚いて彼の部屋の方を向く。
「だから、意味がなかった。意味が無かったんです、――」
と莉々香は体を捻って手を伸ばして、本棚の一番下の段から手にしたのは紀咲もよく知っている、怪しげな英文の書かれたプラスチックの容器。
「小学生の頃からこれを飲み続けてきた意味が無かったんです。……」
「りりもそれ飲んでたの」
そういえば昔、どうしてそんなに大きくなるんですか、と聞かれた時に一回だけ見せびらかしたことがある。
「ええ、……でもね姉さん、私の場合違うの。兄さんが、……えっと、そういう女性を好きなのは分かっていましたから、こう、……手の平にがさっと適当に出して、お水で無理やり飲んでました」
「それ一体一回何錠くらい、……」
「15錠くらいだったような気がします。駄目ですよね、注意書きにも駄目って書いてますし」
容器のAttention と書かれた下には、〝必ず一日4錠を超えてはならない〟と一番上に太文字であるから、莉々香は4日分をたった一回で飲んでいたということになる。そういうことだったのか。………
「でもどんどん大きくなっていくおっぱいが嬉しくって、最終的に一週間も経たずに一瓶開けるようになって、……最後は兄さんが救ってくれたんですけど、飲んでないのに、おっぱい大きくなるの止まらなくて、………もう着る服なんて無いのに、おっぱいは重くて動けないのに、でも全然止まる気配がなくて、………紀咲姉さん、私どうしたらいいんだろう」
と、さめざめと泣き出したのであるが、どうしたらいいのかなんて紀咲には全然分からず、ただ気休めな言葉を投げかけていると、しばらくして初がやって来たので、せめてこの哀れな少女の気を少しでも晴らそうと、その日は3人で日が暮れるまで淫らな行為をし続けたのである。
 (おわり)
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gkeisuke · 5 years
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190305 山梨2日目
帰りのスーパーあずさでパソコンを使って書くつもりだったけど、車内Wi-Fiが無かったので、スマホから。誤字脱字が多くなるかもしれない。
9時ごろ起床。本当はバイキング形式の朝食が着いていたけど、昨日、午前3時ごろまでノリノリでtumblrを書いてしまった影響で、朝飯よりも睡眠を優先してしまった……。
カーテンを開けると晴れていて、雲の切れ間から、上部の粉砂糖が多目な富士山が見えた。昨日一昨日の雨は、富士山の標高だと雪になっていたんだなと納得する。
身支度を済ませて10時にチェックアウトすると、ほったらかし温泉へ向かう。開幕から温泉。初手温泉。完全に湯治の旅となった。
ほったらかし温泉に向かうまでは「フルーツライン」という、うねった峠をぶいぶい登って行くことになるのだけど、この道めっちゃ覚えがある~~と妙に感動していた。父の運転でよく来ていたのだ。当時は車内でゲームをやりまくってたので、めちゃくちゃ酔った。
仮に父から貰った軽自動車で来てたら、エンジンパワーが足りずにやばかっただろうな……と想いを馳せながら、スイスイと登って行く。
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ほったらかし温泉は、平日にも関わらず、結構な人入りがあった。最後に来たのは15年近く前だと思うので、記憶よりかなり整備されていて、賑わっており、施設が充実していた。もっとほったらかしてなかったっけ……。
客層は私より若い大学生くらいの人たちも多かった。春休みですね。ゆるキャン△の話題もチラホラと聞かれて、やはり効果はあるのだなと感じる。
温泉は最高だった。ゆるキャン△でも言及されている通り、特に冬期は高地の冷えた外気と、湯加減とのバランスが絶妙で、無限に浸かっていられる心地よさであった。
昨日「温泉はアトラクションではない」というようなことを言ったけど、浴槽が3つあって、それぞれが絶妙な温度設定をなされており、何より温泉に浸かりながら富士山や山梨の市街地を見渡せる景観が非常に素晴らしい。温泉が気持ち良いだけでなく、そういうエンタメ的な欲求も満たしてくれる施設だった。
背中や腕におえかきをしてる方々もチラホラ見られ、ほったらかしの精神を強く感じた。洗い場で元気だった大学生の集団が、モンモンおじさんが隣に座った瞬間に大人しくなったのにはちょっと笑ってしまった。
無限に近い悠久の時を過ごしていたので、色んな人たちの会話が聞こえてきたりもしたのだけど、温泉での会話というのは、非常に人間性が現れる。公衆の場で、裸の状態で語るトピックスというのは、ある種、その人の本質でもあるのだろうなと思う。
以前、秩父の温泉に行った時、自分が優秀で意識が高いサラリーマンであり、周りはクソだという言説を大声で語っていた人が、その場に居合わせたおじいちゃんに、岡田麿里作品のような劇掛かった言葉回しで説教されてるのに居合わせたことがある。
優秀マンは、その注意に異を唱えて一触即発のムードが流れたが、話に相槌を打っていた友人が良識的な人だったので、まあまあ、すみませんでした。と優秀マンの背中を押して内湯に向かって行った。そのやり取りまで含めてアニメみたいで面白かったのだけど、本当に"優秀"なのは、友人の彼なのだろうなと思った。
本日も、自分の家がいかに裕福なのか、自分の親がいかにお金持ちなのかを滔々と語る、肥えたスネ夫のような男がいた。
彼らが「何故そんなことを温泉で話すのか」というのを考えた時、男が裸一貫で集まる場で「自分がいかに強いのか」を、どうにかして周囲にアピールしたいんだろうなという答えに行き着いた。
別にバカにしているわけではなく、実はこれは極めて動物的な本能なんじゃないかと感じる。究極的に言えば、どっちのチンコが大きいのかと次元は変わらないのだと思う。
ただ、自分自身のことを語らず(語れず)親の資産の話ばかりをしている太った男と、その横で気持ちよさそうにお湯に浸かっている、背中に般若が描かれている男、どちらの人生に厚みがあるのかというのは、一目瞭然であったように感じた。その点に関しては、ちょっと虚しさみたいなものは感じた。
その後に入ってきた大学生グループは、昨日打ったスロットの勝ち負けの話と、夜飲んだ酒の話ばかりをしていて最高だった。温泉では、上下関係とか恥とか外聞とか気にせずに、話す内容はハッピーであればあるほどよいというのが持論だ。お前の好みの話では?
ちなみに、背中におえかき系男性とは、その後フルーツパーク内のカフェで再会した。愛人(偏見)らしき女性を連れていた。もしかしたや、ゆるキャン△ファンだったのかもしれない。
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温泉から上がると、待望の温玉揚げをいただく。食べる前からどう考えても美味しい確信があったので、2個注文してしまった。
どう考えても美味しかった。湯上りの汗をかいた身体に染み渡る……。瓶の牛乳も飲んで、ほったらかし温泉最高という気持ちに満たされてしまった。
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その後は、ほったらかし温泉から少し下ったところにある『笛吹川フルーツ公園』に赴く。父がこういうところにはあまり興味がなかったので、この公園の記憶は、呼び起こしてみても頭の中に存在していなかった。(後から姉に確認したら、行ったことはあると言っていた)
遠足と思われる園児たちがわちゃわちゃと走り回っている。散歩中の小型犬が威嚇しあっている。上空では気持ちよさそうに鳥が飛んでいる。THE平和だ。
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謎の果物博物館に迷い込んだりもしつつ、施設内のオーチャードカフェに聖地巡礼。
新聞の切り抜きやサイン、交流ノートなんかが置いてあり、アニメでなでしこ、アキ、あおいが実際に食べたメニューもちゃんと載せてくれていて、とても親切で熱心な場所だと感じた。
残念ながら、3月で山梨市駅に移転してしまうとのこと。惜別の意と、移転前に来れて良かったという気持ちを込めて、本日の糖要素として、なでしこちゃんが食べたりんごソフトをいただいた。大変美味しかったです。
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血糖値の上昇に有効なのは食後の運動である。公園内を走り回りながら『フルーツアドベンチャー』という、クイズと迷路が合わさった施設を走りながら回る。
子供向けに作られたであろう設備にも関わらず、全10問中2問の正解という醜態を晒すこととなった。ゴール後の看板で、フルーツ物知り博士とかいうやつ(フルーツ物知り博士とかいうやつではない)にめっちゃ煽られた。
運動と頭の体操(?)をほどよく済ませたところで、富士急ハイランドへ向かう。
車を運転していると、富士吉田市に近づくごとに、眼前の富士山はその存在感を増していった。
富士山と同じ方向にあるセブンイレブンやエネオスなんかは、景観に配慮して看板が黒くなってる。そんな大げさなとも思ったけど、目の前で見せられると、それも仕方ないかなと思わせるだけの説得力がある。
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1時間ほどして、富士急ハイランドに到着。駐車料金1500円というのをゲートの前で知ってめっちゃ引き返してえと思ったけど、後ろに車もつかえており、後戻りは出来なかった。
遊園地という場所が苦手だった。もはや、自分が本当に遊園地が苦手なのか判別できないくらい、遊園地に行った記憶が悠久の彼方に消えていた。
高校3年のどこかで、卒業遠足としてディズニーシーに行ったと思うのだけど、誇張ではなくマジで記憶がない。スフィアの舞浜公演に一緒に行った友人は高校時代からの仲なのだけど、彼とその話をしても、お互い虚無を確かめ合うばかりだった。
私の高校時代が閉ざされた闇の記憶という認識だということは、何度か折に触れて話している気がする。
中学時代がめちゃくちゃ楽しくて、特に受験勉強などせず、模試の判定も全部99%だった地元の高校に進んだ。中学時代の友人たちが、一番多く行く学校だったからだ。
結果的に、私だけが高校に上がってからも中学時代の交友関係を引きずり、周りは新しく友達を作って、新しいコミュニティを築いているような状態になった。今にして思えば、それでも3年間遊んでくれた友人たちには頭が上がらない。
高校を卒業した後に、スフィアライブを通じて、今まで続く交友関係がいくつも出来るのだけど、当時の私にとって、それはまた別の話。
急に周りの目を気にしだして、クラス内の立ち位置とか、誰々と話してたらダサいとか、何々と同じだからカッコいいだとか、そういう価値観が支配し始めたこの年齢を、私はハッキリと退屈に思っていた。
3年のクラスは、そうした中学時代からの仲の友人たちもいなくなってしまい、本当に誰かと話していた記憶がない。いじめられていたわけでもなく、とにかく「無」だった。私が皆さんのことを覚えていないように、皆さんも私のことを覚えていないと思う。
唯一、今スフィアライブに一緒に行ってくれる友人と、F1のレースがあった次の日にリザルトの話をするくらいだった。ただ、女の子なので、当時は自分から話しかけるのすら勇気がいり、それも2戦にいっぺんくらいだった気がする。
で、そんなクラス内で班を作って、ディズニーシーに行くことになったのだ。
一応テニス部に入っており、テニス部の友人たちと班を組んだけど、まあ彼らとは卒業した後に消息を知ってる感じの仲にはならないだろうなという予感があった。実際何してるかは知らない。
そのうちの片方が、特に志望大学とか、誰とつるんでるかで、自分を大きく見せようとするやつで、ディズニーシーでも、とにかくイケてるグループに混ぜてもらおう混ぜてもらおうとしていた。
結果的に、そのイケてるグループからも彼はぞんざいな感じで扱われ、私はハッキリうんざりしていた。
その後、記憶がないと言ったけど、舞浜に一緒に行った現親友のグループと合流して、私はようやく居場所を見つけて「救われた」と思ったのだ。
彼とは当時それほど深い仲では無かったし、彼も彼で高校時代のことを振り返ると「なかったことに」しようとするので、覚えていないというのだけど、無意識下で結構救ってもらっているので、頭が上がらない。恩返しができるから、今まで続く親友になれて良かったと思っている。
前置きが長くなったが、こうした記憶から、漠然と遊園地という空間に苦手意識があり、近づかないようにしていた。
でも、いろんな食べ物を美味しいと思えるようになって、いろんなことを楽しいと思えるようになった今なら、もしかしたら、自分なりに楽しめるようになってるのではないかという期待を込めて、一人で富士急ハイランドに行ってみたのだ。
結果的に、入って2秒で「何故私が遊園地が苦手なのか」という理由を完全に理解した。入園のチケットを貰う時も、怪訝そうな顔をされる。そうか。この空間では、一人でいることが"許されない"んだ。
高校時代のあの時も、彼の虚栄心にウンザリしながら「俺はいいからみんなで楽しんできて」とは言えなかった。遊園地の中に、一切の居場所が無くなってしまうからだ。そして学校の授業の一貫である以上、時間まで勝手に出ることも許されない。ハッキリと分かる地獄である。
周りを見渡しても、カップルや夫婦、大学生のグループ、外国人観光客に親子連れと、私以外、絶対的に誰かと連れ添って来ていた。1人カラオケとか、1人焼肉とか、1人映画とか、何がおかしいのか分からないと言ってきたし、前日も2人前の鍋を食べたけど、ハッキリわかった。次元が違うのだ。
この空間は、全て最初から"1人でいること"を排除してデザインされている。それを拒むことはないけれど、どうしても異質さとして浮き彫りにはなってしまって、この場合は、そういう空間であることを理解していなかった私が悪いのだ。久々に触れてみて、ようやくそれがハッキリ分かった気がする。いや、それは私が悪かった。
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100対0で私が悪いのだけど、100対0で私が悪いという事実に無性に腹が立ったので、取材と称して1時間くらいかけて各アトラクションを練り歩いた。
テンションがぶっ壊れた人間しか笑わないであろうギャグが散りばめられた看板やモニュメントをみて、一つも面白くねえんだよバカ野郎と、心の中で悪態をついたりしていた。
若者たちが笑顔で集合写真を撮ったり、パネルから顔を出してはしゃいだりしている。私は自分が被写体になるのが苦手で、中学くらいから今まで、振り返っても全然写真が残っていない。集合写真からはみ出してしまったものに、遊園地は居場所を与えてはくれない。
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これとか「死んでください」と言われているようにしか思えなかった。2人並びの席だから、奇数グループで来てる人たちの余った枠に私が収まることになって、前の席と楽しそうに話してる中で知らないおじさんが1人混ざるという辛すぎる状況になる訳じゃないですか。
前述の通り、100対0で私が悪いので、僻みでしかないのだけれど、それはそれとして、どんなに成長しても、どんなに歳を重ねても、やはり私とは本質的に相容れない空間でもあるのだなと分かった。
いや、本当は私も絶叫マシンに乗りたかった。遊園地のことを冷やかしながら、隣で笑ってくれて、何だかんだアトラクション自体はめちゃくちゃ楽しいから、はしゃいでしまったり、年甲斐もなきメリーゴーランドとか乗ってはしゃいだりしたいんだ。
本当はそうだと思った時「お前は本当にどうしようもない人間だな」と、自分自身に言いたくなった。
でも、どうしようもない人間であるなら、どうしようもない人間であることをきちんと受け止めた上で、そのままにするのか、苦しんでも正すのかを見極めなくてはならないというのが昨年の学びだった。
だから、私は遊園地には迎合しないけど、私のどうしようもない世界を壊してくれる嵐山歩鳥みたいな、平沢唯みたいな、荻野目桃果みたいな人が「一緒に遊園地に行こう!」と手を差し伸べてくれる日を待っている。どうしようもなく待ち続けている。
あと、信頼できる友人に誘われたら、泣きながら着いて行って、いかにあなたが私にとっての救いなのかというのを5時間くらい説きつづけるぞというスタンスでいる。めんどくさすぎて絶対誰からも誘われない。
かつて、何故そう感じたのか分からなかったことの理由を、しばらく時間を置いて、改めて考えてみるというのは、良くも悪くも、己の立ち位置を知るために、非常に意義のあることだと分かった。
オタクおじさんの呪いとルサンチマンに満ち溢れてはいたけれど、私が「なぜ遊園地が苦手なのか」をちゃんと言語化できたのは、今回の旅行で一番の収穫だったかもしれない。
その後は富士山を近くで見ようと、道の駅や麓北公園に行ってみたけど、私の富士急でのモヤモヤが反映されたかのように雲がかかっていて、あまり見れなかった。
まだまだ山梨で達成できてないこともたくさんあるので、車を買ったらまた来よう。
その後は返却時間が思ったよりタイトになりそうだったので、届いたばかりのETCカードを使い、高速道路を走った。
軽自動車で速度を出すのはマジで恐ろしいけど、ノートくんはやはり加速が違い、速度を出しても挙動が不安定になることもほぼ無かった。今回の旅を通じて、��動した点はあれど、不満に思った点はほぼ無かった(返却時にガソリン入れたらそこそこ値段が掛かったので、燃費がどうなんだろうというのだけはややあった)(徳島より走行距離が長かっただけかもしれない)ので、普通に購入の有力候補に躍り出た。
緑色も思ったより昆虫感はなく、可愛らしくてよい。操縦感だけでなく、結構デザインも好みだった。
まあ、昨日も言ったように日産の味に慣れすぎてる感じもあるので、次はちゃんと他社の車種で借りて確かめてみたい。
17時半に返却。18時5分のスーパーあずさで甲府を発つ。
たった1時間半で新宿に着いてしまう近場だったけど、いろいろ思い出したり、分かったことが多くて、よき一人旅でした。温泉がサイコーということです。
競馬サークルの先輩とかが、ふとこのtumblrを読んで山梨のことを教えてくれたり、こうして残しておくことにも意味があるのだと思う。
運転が楽しくなってきたし、毎回気づきがあって面白いので、1ヶ月半に1回くらいどこかに行きたい。次は北関東か北陸がいいなと思っている。
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furoku · 2 years
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【フラゲレビュー】mini(ミニ)2022年3月号増刊号《特別付録》Birdogクリアファイル(B5)
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mini (ミニ)2022年3月号(2022年2月1日(火)発売予定)のふろくのみを出版社様のご厚意でお譲りいただきましたので、いち早く「ふろく.life」でご紹介します。 ※発売前の見本品になりますので、発売後のものと違いがあるかもしれません。その点はご了承ください。
mini(ミニ)2022年3月号増刊号はどんな付録?
mini3月増刊号にコムドットのアパレルブランド「Birdog」のクリアファイル(B5)が付いています。 この号はコムドットSPECIAL EDITION版です。 ふろくライフより
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B5サイズ ふろくライフより mini増刊号は、コムドットSPECIAL EDITION版です。 スペシャルの名ににふさわしく、コムドットのアパレルブランドBirdogのクリアファイル(B5)が付録です。 白い半透明のクリアファイル。イラストは黒で描かれており、グレーのロゴマークが散りばめられています。
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裏面は、ロゴのみです。
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  原産国は?素材は? 記載なし サイズはどれくらい? B5のノートと同じくらいのサイズ。並べてみました。
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クリアファイルに、B5サイズのノートを入れると、少しはみ出ます。厚みがない、ペラペラな紙であれば、ほぼぴったり入りました。
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<実測サイズ> タテ×横・・・25.8×18.2㎝   付録を使ってみた感想は? クリアファイルに白いコピー用紙をはさみ、後ろのイラストが透けないようにした様子がこちらです。 犬なのか?鳥なのか?謎な生物が描かれています。
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裏面のロゴは3種類。カッコいいです。
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ノートを挟んでみて透け具合をチェック。 中に挟んだものがうっすらと判別できるくらいの透け具合です。ノートの表紙の白いCampasの文字がうっすらと読めます。
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触った感触は、表面はツルツル、内側もツルツルでした。 しなやかに曲がります。
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    この付録、アリ?ナシ?
あり! 人気ユーチューバーのオリジナルグッズとあり、ここでしか、今しか手に入らないレア感がすごいです。「あり!◎」 アラフィフ筆者の生活圏に、いままでコムドットが入ってくる余地などは全くなかったのですが、少し気になるので、彼らのYouTubeを見てみました。 見てみてびっくり、テレビのバラエティー番組と同じか、それ以上のクオリティーで、なんというか、Z世代ニューエイジパワーの勢いを感じました。筆者が見た動画は、1日前にアップされたばかりなのに、もう170万回以上再生されてる・・・改めて、人気なんだなあと驚きです。まったく存じ上げなかったので、素直に感心してしまいました。 とにかく、そんな大人気のコムドットオリジナルグッズ。ぜひチェックしてみてください!    
購入した付録つき雑誌/mini(ミニ)2022年3月号増刊号
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誌名 mini(ミニ)2022年3月号増刊号 出版社 宝島社 発売日:2022年2月1日(火) 価格:780円 宝島チャンネルより 書店・ネット書店限定 ※コンビニエンスストアではお買い求めになれません 予約・購入ができる公式サイト:宝島CHANNELはこちら>>(別サイトへ移動します) 買い忘れの心配なし!おうちに毎号届くお得な定期購読は「富士山マガジンサービス」で受付中(別サイトへ移動します) Read the full article
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jushosaku · 2 years
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東京国際映画祭:受賞作ドットジェイピー
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thereareonlydeer · 3 years
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銀行の窓口のねーちゃんに自作の小説を読んでもらった
「ですから、ご本人を確認できるものが必要なんです」 銀行口座を開設しに来たボクに、窓口のねーちゃんはやれやれといった口調で言った。くたびれた中年OLみたいなテンションだった。実際そうなのかもしれない。
「免許証とか?」 「そうです」 ねーちゃんはほら早く出せと目で催促してくる。 「今手元にないんですけど」 ボクは出来るだけ申し訳なさそうな声色を装った。
「手元にない」というのは事実ではある。親切な言い方ではないが。 実際のところ、そもそも免許は取得していない。多動は運転をすべきでない、というのがボクの持論だ。 保険証は捨てた。病気になればそのまま死ねばいいと思っている。限られた医療リソースは有意義に使わなければならない。それに色で社会的地位――ボクの場合はフリーターという階級――が開示されるのも気に食わない。ディストピアめいている。 マイナンバーカードも持っていない。国民全員に番号を割り振っておきながら、カードを発行しなければならないというのはちぐはぐだ。美しくない。ディストピアじみているのは言わずもがな。 外国に行ったこともないのでパスポートはない。 年金手帳は捨てた。年金は滞納し続けている。
「では本人確認書類を用意してまたお越しください」 ねーちゃんはほら早く掃けろと無言で訴えた。 「なんとかないんですか」 ボクは「アッ、ドモ、スイマセン」と言って退散したい気持ちを抑えて食い下がる。 やっとのことで働き口を見つけたのだ。給料が現金手渡しされないようなまともな働き口を。つまり賃金の払い込み先が必要なのだ。捨て垢のような人生から脱却するために、なんとしてでも口座を作らなければならない。
「そういうわけにはいきません。本人を確認できるものが必要です」 ねーちゃんは壊れたテープみたいに同じことを繰り返した。 壊れたテープという表現は時代錯誤かもしれない。訂正。 ねーちゃんは課金を勧めるspotifyの広告みたいに同じことを繰り返した。
ねーちゃんがボクを見る目は冷たかった。悪質クレーマーを見る目だ。悲しいけどいい選球眼をしていると思う。正直ちょっと興奮する。 嘘。 柔らかメンタル人間に対して、そういう視線はこうかばつぐんだ。豆腐に針は気持ちいいほど抵抗なく刺さっていく。 しかし考えてみれば、ボクみたいな存在が針を休ませるという大義を成せるならそれはそれで光栄なのかもしれない。ねーちゃんの隈は化粧の上からでも分かる程度には深い。
「ではまたいらしてください」 ねーちゃんはそう言うと「それでは続きの曲をお楽しみください」と俺を払いのけた。 間違えた。「次でお待ちの方どうぞ」って言ったんだった。
ボクは正面のねーちゃんと後ろでそわそわ順番を待つじいちゃんの挟撃に耐え切れず、そそくさとその場を離れた。 囚人が二人の警察官に挟まれているとすれば、二人の警察官が部屋に入るときには、囚人も必然的にその部屋に入ることになるのだ。
自動ドアまでの数メートル、なんとかできないかボクは必死に頭を回転させた。一度外に出てしまえば二度とここへ戻ってくることはないような気がした。アルカトラズ島の囚人が絶対に脱走できないのと同じように。方向性が逆ではあるけれど。
本人確認書類とは、その名の通り本人であることを証明するためのものだ。逆に言えばその機能が果たせさえすれば問題はないはずである。 ではその機能のための必要条件とは何か。 一つ、本人の情報が書かれていること。それを以て当該人物が本人であると判断するのだから当然である。例えば生年月日や所属、経歴や家系図、顔写真などだ。そしてそれは当人しか知り得ない情報であればあるほどベターである。 一つ、複製不可能であること。本人の情報であるからといって、チラシの裏の走り書きに本人を確認する力はない。偽造防止の観点から、発行に正式な――本質的には煩雑な――手続きがあるからこそ意味を持つ。
一つ目の要件は障壁になり得ない。間違いなくボクはボクであり、それを証明するための情報はいくらでも捻りだすことができる。母親の旧姓や飼っている犬の名前、初恋の人の名前、修学旅行の行先、好きな食べ物、黒子の場所、寝癖のつき方、支持政党、性癖、思考の体系……。そもそもこれは形式的な要件だ。
問題は二つ目の要件だ。これが本質的な話。今この場で即興的に正式な書類を作り上げるなんて、できようはずもない。本義からいって偽造できなければいいのだから、何とかそこを突いていきたいが。
♪~
唐突に音楽が流れた。館内放送らしい。 クラシックの曲だった。音楽について寡聞なボクはそれ以上の表現をすることができない。
『13時をお知らせします』
♪~
アナウンスが時刻を告げ、再度音楽が流れた。 やはり知らない楽曲。もしかしたら裏で生演奏しているのかもしれない。 古のクラシック音楽家は即興演奏を得意としていたという。絵画も見たことがある。少年期のバッハだかモーツァルトだかが貴族の集まりの中で即興演奏をしている絵だ。 ジャズなどに比べクラシックはむしろ即興と親和性が低いと知って驚いたものだ。考えてみれば納得なのだが。
そこまで考えて、ふと電球に光が点いた。 即興で正式な書類を作ることはできないが、即興で作ったものは複製され得ないのでは? 言い換えるなら、モノは偽造されるがインプロヴィゼーションで表現されるのは技術だということだ。 証書一切をもたずとも100メートルを9秒58で走ってみせればそれが稲妻だと認めざるを得ない。金メダルは偽造できても技術は偽造できないのだ。 アーツは自分だけのもの。それはきっと文章に関しても同じだ。
これは起死回生のアイデアだ。そう思った。 ボクはフランク・モリスだった。
計画が決まった。 まず、ボクはねーちゃんの視野から外れない位置に座る。不正はしていないという証明のためだ。ちょうどおあつらえ向きの場所にソファがある。
次にバッグからメモ帳――ボクは常にメモ帳を持ち歩いている。コピー用紙をノート状に折って綴ったものだ。これのためにマガジン部分が回転するお高いホチキスを買った。――を取り出し、ちょっとした掌編を作る。それはボクの半生について記されたものだ。ボクしか知り得ない個人情報に溢れていて、ボクにしか書けない文体で書かれている。
最後にメモ帳をねーちゃんに渡す。ねーちゃんはその短いエッセイを読み、確かに個人を特定する情報が書かれていると納得する。そして同時にこれは偽造若しくは複製されたものではないかと疑う。しかしその疑念はすぐに打ち砕かれる。なぜならボクはねーちゃんからよく見える位置でその作品を書き上げた。電話で個人情報を聞き出すなどの怪しい行為はしていない。ここでシャーロックねーちゃんは訝しむかもしれない、この怪しい男はあらかじめ個人情報を不正入手していただけではないかと。ところが当然これも的を射ない。単なる情報の羅列ならばまだしも、これは文章による作品で、ちょうど洞窟の壁に映った影のようにその文体にボクらしさがとてもよく現れている。単に情報を知っているだけではダメで、ボクにしか書けない文章なのだ。しかも即興で作られた二つとない新作である以上、前もって丸暗記した文章を書き落としたという線もない。ねーちゃんはこう考えるだろう。この作品は本人にしか書けないものである・目の前の男は確かにこれを書いた、故に目の前の男は本人である、と。
完璧な作戦だ。
ボクは意気揚々と踵を返し、薄青色をした合成皮革のソファに腰を下ろした。 ショルダーバッグからトラベラーズノートを取り出す。中には特製のメモ帳とラミーの万年筆が挟まれている。 本革製のノートカバーを下敷き代わりに、ボクは執筆作業に取り掛かる。
『ボクは1993年7月8日、岡山県赤磐市で生まれた。質屋の日に生まれたわりに、両親は融資をする側でもされる側でもないごくごく中流階級の人間だった。』 冒頭から奇をてらうのは悪手だ。至って平坦なトーンで書きはじめた。
『初恋の人はホンダという名前だった。運動会の男女混合リレーでバトンを貰うことになったのがきっかけだった。』 少しずつ自分の情報を開示していく。
『大学では理学部に進んだ。小さい頃から生き物が好きだった。これはボクが学級委員の中で生き物係を担当していたことからも帰納できる。』 自分らしい文章を心がけた。
『初めて仕事を辞めたのは、個人的な理由からだった。』 ボクが作品を書くとき意識するのは――。
♪~
さっきと同じ曲が流れた。
『14時をお知らせします』
時刻を告げる館内放送。
♪~
ボクは反射的に手を止めた。 それから少し思考を巡らす。銀行は確か15時までだったよな。 手元に目を落とす。ノートをめくる。 2、3ページにわたって書かれた文字の列。ボクの人生のアブストラクト。ワンタイムパスワード付きの証書。雑ではあるが読めなくはない。 文芸の範囲に属しているとは到底言えないけれど、間違いなく思想又は感情を創作的に表現したものだ。
顔を上げて窓口のその奥の方を眺める。 棚のファイルを漁っている人。書類とにらめっこしている人。どこかに電話をかけている人。全体的にやや慌ただしくなっている気がした。 銀行は閉店以降が忙しい。ボクが社会について知っている数少ない知識だ。 15時ぎりぎりまで居座っても迷惑になるだけだろう。潮時か。 ボクはノート片手に立ち上がった。幸い窓口は空いている。
ボクはカウンターまでゆっくりと、ボディビルダー兼芸人のように歩いていき、ねーちゃんにノートを手渡した。 「これ、本人確認書類の代わりになりませんか」 ねーちゃんはまた嫌な顔をして、ちらりとボクの後ろを見遣る。 順番待ちの老人はもういない。 「少々お待ちください。確認いたします」 ねーちゃんは不承不承といった様子だった。伝家の宝刀「他のお客様がお待ちですので」を封じられ、もはや逃げ場はなかった。
ねーちゃんはボクの掌編エッセイを読み始める。ノートに触れるその手つきは洗練されていて、一流の行員としての風格を感じさせた。 ボクはねーちゃんの顔を眺める。人の目が文字を追う、その目の動きを観察するのはとても面白い。瞳が機械的に往復運動を繰り返す。意外にもカクカクとした動きだった。エフェクトをかけすぎて処理落ちした3D映像みたいに、レーザースキャンでもしているかのように。 本を読んでいるとき、ボクもああなのだろうか。ボクの視線が実体化し、筆となり、読み終えた行が次々と墨塗りになっていく。そんな様子が想像できた。 読み返したくなったらどうすればいいのだろう。俄かに不安になった。
「読み終わりましたよ」 妄想に駆られ、その妄想に心臓を掴まれていたボクを現実に引き戻したのは、ねーちゃんの声だった。 「どうですか」 いえいえこんな真昼間から夢を見てたりしてませんよ、しっかり起きてましたよ。ボクは澄ました顔を取り繕って尋ねた。これは書類として使えますか、そういう意味の「どうですか」だった。 「まあ、面白いんじゃないでしょうか」 意外にもねーちゃんの返答は微妙にズレたものだった。はにかみ気味で、それでいてぶっきらぼうな言い方だった。 少し擦れたみたいな今時の新人社員みたいなテンションだった。実際そうなのかもしれない。
いずれにしても、ねーちゃんのその言葉はボクの心をしかと満たした。 脳内にセロトニンを感じた。これでまたしばらく生きていけると思った。 それはマラソンランナーがすがる、数十メートル先の道端の電柱だった。
「ありがとうございます」 ボクは短い人生の中で上から五本の指には入るであろう柔和な笑顔――少なくとも自覚としてはそうだった――でお礼を言った。 ねーちゃんは照れくさそうにそっぽを向いた。
口座は開設されなかった。
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blacksupersonic · 4 years
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アルコール依存症に苦しんだ過去から復活、フランス漫画界から高い評価を受ける高浜寛。今年は、手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した。自分の仕事を「過去に生きていた名もない人たちの足跡を掘り起こして、その人を生かすこと」という。天草島の緑深い山あいの家で、話を聞いた。(取材・文:長瀬千雅/撮影:宮井正樹/Yahoo!ニュース 特集編集部)
異色の作家の受賞
今年4月、『ニュクスの角灯(ランタン)』(リイド社、全6巻)で、第24回手塚治虫文化賞のマンガ大賞を受賞した。年間通じて最も優れたマンガ作品に贈られる賞で、最終候補作にはベストセラー作品『鬼滅の刃』も挙がっていた。
もともと「地味な作風」(本人談)で、高い画力と物語作りのセンスから玄人筋では評価が高かったものの、一般的な知名度が高かったわけではない。選考委員の一人で仏文学者の中条省平もこの作品を、「高浜寛という作家を、知る人ぞ知る異色の存在から、もっと大きなスケールの、普遍的な物語の面白さと感動とをあたえてくれるマンガ家へと脱皮させ」たと評した(2020年5月20日付「朝日新聞」夕刊より)。
「40歳をすぎて、私も中堅の自覚ができてきました。自分のことばかりではなく、全体のことを考えていく責任が出てきていると思います。その世代なりにあげていかなければいけない成果があるとも思いますし」
たかはま・かん/熊本県天草生まれ。筑波大学芸術専門学群卒。著書に『イエローバックス』『まり子パラード』(フレデリック・ボワレとの共著)、『泡日』『凪渡り――及びその他の短篇』『トゥー・エスプレッソ』『蝶のみちゆき』『SAD GiRL』『エマは星の夢を見る』『ニュクスの角灯』『愛人 ラマン』など。ほぼ全ての作品がフランス語訳され、イタリア、スペイン、ドイツでも多くの作品が出版されている。今月28日に、『扇島歳時記』第1巻が発売される
主な舞台は、19世紀末の長崎とパリ。西南戦争で親を亡くした美世は、「私なんか」が口癖で、自分の意見を言うことに慣れていない。長崎の輸入道具屋で働き始めた美世が店主の百年(ももとし)をはじめ、まわりの大人たちの導きで、人生を切り開いていく。随所に、豊かな線で表現される当時の衣装や習俗が挿話として登場する。
しかしこれが単に美世の成長物語にとどまらないのは、百年の恋人、ジュディットの存在だ。パリの高級娼婦であるジュディットは社交界の花形だが、生活は荒れていて、アルコールに依存している。物語の終盤、美世との出会いによって、ジュディットが「光の方へ」歩き出す勇気を得るシーンが美しい。
作家性が強く、扱う題材も地味だった初期作品群と比べて、この作品は娯楽としてのマンガの楽しさにあふれている。
「エンターテインメントですよね。みんなに『少女マンガだ』って言われます。ラストのドタバタも少女マンガらしい。若い人を励ますような気持ちで描いたかな」
その気持ちの裏側には、アルコール依存に苦しんだ、若いころの経験がある。
「若いころは家族と離れて、北関東の学園都市で生活していたので、問題を相談できるような年上の女性が少なくて、健康なほうに��けなかった。幸いにしてサポートしてくれる人たちと出会うことができたし、考え方も成熟してきて、かつての自分がなぜ生きづらかったのかがいまはわかる。そうすると、同じように苦しんでる若い人たちのことが見えるようになってきて」
フランス漫画界との出会い
もともとマンガ家になろうとは思っていなかった。大学2年生のとき、飲み会でさらっと描いたマンガを面白がった友人が、あるメジャー青年誌に持ち込んだ。
「私の知らない間に見せにいく約束を取り付けてきた。面白いけど上質紙に描いてあるから、ケント紙に描き直して持ってきませんかと言ってもらって、持っていったら賞を取ったんですよね」
担当編集者がつき、デビューを目指して準備を始めるが、途中で編集長が代わり、作品が採用されなくなった。
「私は、老人を主人公にしたりして、なにげない日常のストーリーを描いていた。でも、編集部から売れるものを描いたほうがいいと言われて。売れるものってなんだって聞いたら、若者が主人公でとか、恋愛要素があったりとか、ひと夏の成長物語だったりとか。当時はそういうものにあまり���味がなかったんですよね」
「対極のところに行ってみよう」と、青年誌「ガロ」に持ち込むと一発で賞を取り、掲載が決まった。大学卒業目前の冬のことだ。
マンガアシスタントの経験はない。そのころ、フランス人マンガ家フレデリック・ボワレが「ヌーベルまんが」を提唱し、バンドデシネ(フランス語圏のコミック)とマンガの中間のような作品を発表していた。高浜は、日本に住んでいたボワレにメールを送った。
「『ヌーベルまんが』は、『日常を描く』という活動だったんですよね。SFとか、非日常的なものではなく。そのときの私はそうだそうだと思って、私もマンガ家だし、チャンスがあったら誘ってくださいって言ったんです。そうしたら、何か一緒にやりませんかという話になって」
「海外でも評価されるマンガ家」と形容されることがあるが、より正確には、日本とフランスのハイブリッド。フランス語圏ではバンドデシネ作家として受け入れられている
高浜は、ボワレとの合作『まり子パラード』を描き上げる。そして、出版社を探すためにフランスの国際的なマンガマーケットであるアングレーム国際マンガ祭に持ち込んだ。大手出版社カステルマンが興味を持ち、ボワレとの共著だけでなく、高浜自身に描くチャンスを与えてくれた。
「あとはずっとカステルマンで描いてて、気心の知れた人が別の出版社に移籍するとそっちでもまた仕事をくれるようになって。常に何か仕事をしているような感���になりました」
アルコール依存症に
若くて才能のある作家の登場にフランスのメディアも注目し、渡仏するたびにいくつもの雑誌やテレビの取材を受けた。その中には、ファッション誌の「ELLE」など、高浜自身が憧れて読んでいたような有名な雑誌もあった。
「がんばったらその先にあるような世界がいきなりやってきて、しかも思っていたのと違ったから、パニックになってしまったんですよね。長旅で疲れた頭で、同じような質問に何度も答えて。知らない人ばかりで気も使うし、通訳をはさんで何日も何日も、テレビやって雑誌やってラジオやって。そのたびにお酒を飲んでた。そうしないとこなせなくて」
日本でも、「ガロ」で描いた短編が高く評価された。「ガロ」が休刊したあとは、「マンガ・エロティクス・エフ」などのオルタナティブなマンガ雑誌で連載を持ち、締め切りに追われて徹夜が続く。
お酒を手放せなくなっていたころ、あるアート誌の取材を受けた。いつものように徹夜明けで、アルコールをキメてから出かけていった。掲載号が発売されたとき、自分の写真にショックを受けた。
「1ページまるまるの写真は、すごいむくんだ顔をしてて。適当に着ていった服の胸元がけっこう深く開いてて、こんな服着ていかなきゃよかったとか、いろいろ思ったりしましたね。別のときは、頭がハゲかけたこともあったし。20代の女性としては『これは厳しい』と思いました(笑)」
不眠にも悩まされ、睡眠導入剤を服用するようになった。だるくてだるくて、起き上がれない。1日に2時間ぐらい仕事ができればいいほうで、連載が続けられなくなった。
「まだ準備ができていないうちに、過大な評価をされてしまったんですね。少女時代が終わって、女性としての人生が始まったばかりのころに」
崩れていく自分を観察
お酒と薬をやめることができたのは、32〜33歳のときだ。何年も深い底をただよう間には、発作的に薬を過剰摂取して救急車で運ばれ、一命を取り留めたこともあった。いっぺんにやめられたわけではなく、当初は薬をやめてもお酒はやめられず、むしろ増えたときもあった。
「最終的にはちょっと幻覚みたいなのを見たときに、もうこれは浮上しなければまずいと思って。そこからパタッとやめて上がってきたんですけど」
自立への第一歩として、親元を離れ、熊本市内に家賃1万2000円の激安アパートを借りた。自助グループと病院に通い、うなぎ屋でアルバイトをしながら、『四谷区花園町』という作品を描き上げた。
2013年に『四谷区花園町』を刊行。翌年に『蝶のみちゆき』を描き上げ、さらに翌年、『ニュクスの角灯』の連載をスタートさせた
「(アルコール依存から回復する前とあとでは)180度変わりましたね。その前は一人では立てない状態、そのあとは一人でちゃんと立ってる状態。以前は、何かに依存しないと立てなかった」
高浜は、「お酒を飲んだ自分」を観察したことがある。
水底で暮らした長い年月を経て、断酒に成功したのが2011年ごろ。それからお酒は一滴も口にしていなかったが、2016年の熊本地震に遭い、古いアパートは全壊。翌月に住む場所は見つかったが、しばらくして半年ほどスリップ(再飲酒)した。
「どんなふうに崩れていくのかを、興味を持って観察している自分がいたんですよね。最初の1、2カ月は仕事ができていたけど、3カ月、4カ月と経つうちに、長編の構成を頭の中でキープすることが困難になってくるんです。パースがゆがんで絵もうまく描けなくなる」
『愛人 ラマン』執筆へ
スリップから抜け出したころ、大きな仕事が高浜のもとに舞い込んできた。フランスの作家マルグリット・デュラスの自伝的小説『愛人 ラマン』の漫画化だった。
旧知のフランス人のエージェントから「小説の漫画化をやってみない?」と提案された。「『愛人 ラマン』はどうかという話になったとき、私も『それしかないよね』という感じだったんですよね」
デュラスの『愛人 ラマン』が日本でベストセラーになったのは、1992年のことだ。ジェーン・マーチ、レオン・カーフェイの主演で映画化もされている。デュラスが仏領インドシナ(現在のベトナム)で過ごした少女時代を振り返る。貧困家庭の白人の少女と裕福な中国人青年との性愛は、センセーショナルだと話題を呼んだ。
デュラスは1996年に亡くなったが、フランス文学に詳しい野村昌代(アンスティチュ・フランセ東京メディアテーク主任)によれば、「フランスでは現在も評価が高く、その恐るべき才能、作品のクオリティーの高さから、よく読まれている」という。
高浜は高校生のころ、デュラスにはまってよく読んでいた。
「(小説の)少女とあまり変わらない年齢で読んだんですね。面白かった。『自分たちのことが書かれている』と思って読んでいました。『少女が年をとるとこうなるんだ』というのを見せられたような気がして。なんとなく自分もその呪いにかかったような感じがしました」
40歳をすぎて読み返すと、違う感想を持った。
「あの少女のことを、自分よりも経験があって、大人の世界を知っていて、しらけた感じで生きてるんだと思ってたけど、ほんとうは絶望的な状況に置かれていて、そのせいであんなにはすっぱでつっぱってたんだってことが、いまわかったという感じでしたね。当時はよくわからなかった」
高浜版『愛人 ラマン』は今年1月にフランスで発売された。翌月日本語版を刊行。高浜が描く少女はやせていて目の下にクマがあり、とても美少女には見えない。映画でジェーン・マーチが演じた、未成熟な色気がただよう少女ともまた違うキャラクターだ。最初から最後まで、登場人物のほとんど誰も笑顔を見せず、うだるような暑さの中で、行き場のない思いと苛立ちが沈殿していくさまが、オールカラーの独特な色彩で表現されていく。
「つらい状況って、どうやって耐えるか、どのくらい耐えればいいのかがわからないから、怖い。人が亡くなったときは心の痛みはこれぐらい続くんだ、でも耐えていれば絶対に薄れていくんだとか、そういうことを教えてくれる人を見つけるのが難しい。昔だったら、母親がいて父親がいて、祖父母がいて、両親が機能しなくてもおじさんおばさんとか、いろんな大人が身近にいたからなんとかなったけれども、いまはそういう環境のほうが珍しくなっている」
「単純に希望を持つことって大きいですよね。で、希望を持ってる人のそばにいるっていうことも大きいかもしれない。誰か牽引力のある人がそばにいれば、その人に引っ張られてみんないいほうにいくってこともあるだろうし。でも都会ではなかなかそうなりにくい気がします」
山あいの仙人のような暮らし
昨年、仕事場を熊本市内から天草に移した。山あいの一軒家に夫と二人で住み、マンガを描く。犬2匹と猫3匹、山羊2匹を飼い、井戸の水を飲む。
「(コロナの影響は)ここにいる分にはあまり感じないですね。もともと週に1、2回、町へ買い物に出るくらいで。DVDを借りに行ったりはしますけど」
「山に住まないといけない」と思った理由をこんなふうに話す。
「このあたりは植林された山じゃなくて、原生林が残っているんです。過去に健康を害して仕事ができなくなった経験があり、それを元どおりに修復するのにとても時間がかかったので、最初から害になる要素の少ないところで暮らしたいと思いました。それに、町にいると絶対必要なわけではない、細かな予定が入りすぎてしまう。仙人みたいな人は必ず山に住むでしょ?」
月の半分は、「月刊コミック乱」と「トーチweb」に連載中の新作「扇島歳時記」の執筆に集中する。主に使うのはシャープペンシル。基本的にペン入れはせず、黒鉛の芯の硬軟を自在に操って、ニュアンスに富んだ線を描く。
連載中の「扇島歳時記」の舞台は、『ニュクスの角灯』から10年ほどさかのぼった長崎。共通する人物も登場する
もともと、描きたいことはどんどん浮かぶほうだ。アルコール依存から回復してからは、生まれ故郷の天草と、自身のルーツがある長崎を、歴史をさかのぼって丹念に取材している。
「扇島歳時記」のために長崎・出島の詳細な見取り図を作成し、『ニュクスの角灯』では大浦慶という実在した女性実業家を登場させるなど、フィクションの中に綿密に取材したノンフィクションを巧みに織り交ぜる。
「最近はもう、マンガ家といっても歴史マンガ家なので。歴史マンガ家のすることは、過去に生きていた名もない人たちの足跡を掘り起こして、その人を生かすこと。歴史を調べていると、向こうから飛び込んでくるんです。人知れず亡くなった人とかが、描いてほしいとメッセージを送っているのかもしれない」
「扇島歳時記」のノートの1ページ。絵や演出のうまさに定評があるが、本人は「取材してシナリオをつくる作業が好き。絵を描くのは2番目」と言う
次回作の構想を楽しそうに話す姿を見ていると、描けない時期があったとは思えない。「描けないことは苦しかったですか」と聞くと、少し考えて、「待たせていることがしんどかったですね」と答えた。カステルマン社が「描き下ろしで」と依頼してくれた中編は、描き上げるのに5年かかった。
どの時代を描いていても、高浜の作品には「いま」がにじむ。『愛人 ラマン』で描かれた少女の絶望は「いまもあまり変わらないと思う」と言う。
「20年前よりも状況が悪くなっているかもしれません。どこか依存症みたいな子がたくさんいますよね。ツイッターを見ていると、いろんな人の不安定な情緒がぽんぽんぽんぽん目に入ってくる」
ただ、そこで感受するつらさや病みを、そのまま作品にしようとは思わない。
「そういうのを描けばいまの人たちの共感を得られるのかもしれないけれども、私はそれが必ずしも良いことだとは思わないんです。それより、過去に生きていた人たちがどういうふうに健康的な暮らしをしていたかとか、どういう考え方をしていたかとか、そういうことを描いたほうが、読んでくれた人が本当の意味で前向きになれるんじゃないかと思っています」
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nomadbikemonologue · 6 years
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2017年、ブックリスト
今年読んだ本。
【小説】 ・『うつくしい人』  西加奈子著 ・『舞台』  西加奈子著 ・『幻年時代』  坂口恭平著 ・『サクリファイス』  近藤史恵著 ・『一月物語』  平野啓一郎著 ・『波の音が消えるまで(上・下)』  沢木耕太郎著 ・『宿屋めぐり』  町田康著 ・『火花』  又吉直樹著 ・『カレル・チャペック短編集』  カレル・チャペック著 ・『小泉八雲集』  小泉八雲著 ・『中島敦全集2』  中島敦著 ・『バベットの晩餐会』  イサク・ディーネセン著 ・『浮世の画家』  カズオ・イシグロ著 ・『コンビニ人間』  村田沙耶香著
【評論・文芸】 ・『ラップのことば』  猪又孝編 ・『熊楠の星の時間』  中沢新一著 ・『工芸とデザインの境目』  深澤直人監修 ・『マイケル・ジャクソン』  西寺郷太著 ・『装飾とデザイン』  山崎正和著 ・『熊野御幸』  神坂次郎著 ・『学生との対話』  小林秀雄講義 ・『昔話』  吉田健一著
【エッセイ・ノンフィクション】 ・『京都ぎらい』  井上章一著 ・『気になる人』  渡辺京二著 ・『美の世界旅行』  岡本太郎著 ・『街道をゆく 熊野・古座街道、種子島みちほか』  司馬遼太郎著 ・『旅する力 深夜特急ノート』  沢木耕太郎著 ・『一号線を北上せよ ヴェトナム街道編』  沢木耕太郎著 ・『イルカと墜落』  沢木耕太郎著 ・『島暮らしの記録』  トーベ・ヤンソン著 ・『センス入門』  松浦弥太郎著 ・『いつもの毎日。衣食住と仕事』  松浦弥太郎著(再読) ・『ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集』  村上春樹著 ・『使い道のない風景』  村上春樹著 ・『終わりなき旅の終わり』  近藤雄生著 ・『わが人生処方』  吉田健一著 ・『犬と、走る』  本田有香著 ・『コーヒーの鬼がゆく 吉祥寺「もか」異聞』  嶋中労著
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karasuya-hompo · 5 years
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Skyrim不動産案内番外編:Erethfel Isle(出発~ダンジョン)
 さ・てー|•'ω'•)  というわけで……って、にゃーくんのTNF改築シリーズを見てなかったら、なにが「というわけ」なのかもさっぱりなんだけど、と・に・か・く、おっじさっんでーす!٩(ˊᗜˋ*)و  今日訪ねるのは、Erethfel Isle、エリスフェル島、て読めばいいのかな。ともかく、アリノール……アルトマーの住むサマーセット島の首都、その沖合にある小さな島。なんでもここで、暗殺者とそれに狙われた一家とのすったもんだがあるとかでね(´・ω・`) ……って、なんでおじさんみたいにか弱い錬金術士が、そんな物騒なとこ行かなきゃいけないのさ!? 人選違くない!?(੭ुಠᾥಠ)੭ु  なーんて抗議はもうとっくにしたんだよね、実際(´・ω・`) なんでも、送り込まれた暗殺者が、おじさんと同種族のシーエルフ、マオマーだとかでね。だからっておじさんが行く理由にはまったくなってないと思うんだけどね?( ・ὢ・ )  でもまあ久しぶりに海の綺麗なところに行けるっていうんで、うっかり引き受けちゃったわけ(´・ω・`)  まあそんなわけで、まずは島まで渡れそうな船でも探しにいきますか(๑•̀ㅂ•́)و✧
 ちなみに前半は、ダンジョンの案内&謎解きになってるんだけど、正直言っておじさん、ここは製作者さんの意図を汲んで、ぜひ自分で冒険してもらいたいんだ(๑•̀_•́๑) シンプルなダンジョンだけどこだわりも見られて、景色も綺麗で、すごく良かったからね。  ただ、物語の背景とかについてはほら、言語の問題がさ(´・ω・`)  そんなわけでおじさん、あたかも初めて訪れる風を装ゲフゲフ、初探訪ってことで詳しく案内するけど、できたら自分で「どうすればいいんだ?」とか思って、うろうろ探索してほしいな!(。•ω<。)  だから、「おうちの案内だけ見たい」って人のため、前半は辿り着くまでとダンジョン、後半はおうちの案内に分けることにしたよ!  だから、おうち案内だけ見たい、ダンジョンは自分で探索したいって人は、こっちにどうぞだよ(๑•̀ㅂ•́)و✧ ★→ 家案内へ★
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 さ・てー。  というわけでやってきたのはここ。ソリチュードの北にある灯台だね。この近くに、適当に強奪して後腐れのない都合のいい船があるとかで……っていきなり荒事ってどーゆーことですかね?( ・ὢ・ )  とかいつまでも愚痴っててもしょーがないので、行くとしますか(´・ω・`)
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 お、あれですな……。えーとー? 大抵の船では船体の横に名前が書かれてるんだけど……「Shadowsun号」だってさ。このサイズの船をおじさん一人で動かせるのかって気もするけど、そこはまあなんとかなるっしょ(๑•̀ㅂ•́)و✧  おんやぁ? 乗組員はサマーセットシャドウズ……これってたしか……(ㅍ_ㅍ)  おじさんそっち方面には関わってないけど、そっち方面にいた某猫くんから話は聞いてるんだよねぇ。まあなんにせよ、正面から挨拶して渡航させてくれーなんておねだりできない相手なのは、言うまでもなさげだね。  ってことで、はい、ここからちょっとオトナのじ・か・ん(´ω`*)アッチ ムイテテ ネ
(しばらくお待ち下さい)
 はい、そんなわけでちょっとお船を乗っ取らせていただきまして~、準備OKなら、舵輪を調べて島までれっつごーだよ~!!٩(ˊᗜˋ*)و
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 ふー……!  スカイリムでは決して見ることのできないこの雰囲気!! やー、南のほうに帰ってきたって感じがするねぇ(´ω`*)  で、えー……ここにもうろうろしてる盗賊がいるわけね。……しょーがない、またちょっとオトナの時間にしなきゃ(´・ω・`)
(しばらくお待ち下さい)
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 ほい、さくっとな(ㅍ_ㅍ) なんかこう、隠密で一人ずつきるきるするのも面倒になったんで、ついさくさくヤっちゃったよね。草のせいで見づらいだろうけど、これくらいの人数……6人かそこらは、この船着場にいるってことで、渡る人は注意だよ(ㅍ_ㅍ)  ちなみに推奨レベルは20だって。とはいえ戦闘系で上げてなかったら、けっこう大変かもしれないね。
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 それはそれとしてー、この船着場にも金床、砥石、作業台、錬金器具が置かれてるね。  ベッドロールを集めた寝床とか調理場なんかもあったりするし、サマーセットシャドウズな人たちは、このお話とどーゆー関係があるのかなぁ。それとも、アルトマーで構成された盗賊団が、たまたまこの島の船着場あたりをアジトにしてた感じ?  おじさんとしては、こいつらが持ってる碧水晶の武器とか、そこらに置いてある宝箱の中身、エルフの鎧類なんかはいいお金になるからね、金欠冒険者は、ここでがっちり稼いだらいいと思うよ~(´ω`*)  さて、島の奥へは、あの目立つ扉からだね。
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 んー……開放感(´ω`*)  とかひたってないで進めって? もー、心にゆとりがないとモテないよぉ?(´・ω・`) せっかくだから、島の観光もして行こうよ~?(´・ω・`)  というわけで浜辺で白珊瑚蟹なんか見つけてみたりして。殻が白珊瑚っていう素材になってるね。せっかくだからもらって行こっか(´ω`*)
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 ってなんか出た―――ッ!? Σ(ŎдŎ|||)ノノ
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 おじさん隠密暗殺なら得意だけど、こういうガチの戦闘そう得意じゃないのになぁ。仕方ないから倒すけどさぁ。ストームドラゴン、だって。ブレス食らったらビリビリしちゃったよ( ・ὢ・ ) え? なんのかんの言いながら普通に倒してるって? そりゃまあそうよねぇ。今でこそ体ガッタガタでこっそりひっそり生きてるけど昔は……っておじさんの昔話は求められてないわけで、はい、以下略(ㅍ_ㅍ)  とにかく、なんかこういうのも出てくる島みたいだね。おじさんなにげなーく、あの塔なにかなーって浜辺のほうに近づいただけなんだけど。近づかなかったら襲われないのかもしれないから、観光する人は要注意だよ(๑>؂•̀๑)
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 さ・てー、道なりに行くと、すぐ右手に石造りの建物、それから
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 奥に居住区っぽい門が見つかるけど、この門はがっちり施錠されてるね。中に人は見えるけど、さすがに開けて~って呼んだって無駄みたい。  まあもちろんRPGのお約束、こういうときは、手前の場所で鍵を探すんだね٩(。•ω<。)و
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 ん……? これなんだろ、道の脇の……。
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 って、おお‼(•'Д'• ۶)۶  転送装置だね!
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 出てきたところはファルクリースの傍だから、FT縛りしてるような人には便利かも!
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 さてさて、そんなわけでいかにもな建物のほうに来たけど、入り口前に、張り紙があるね。えーっと、「警告の手紙」だって。なになに……。 『旅行者よ、ここに近づかないように。中に入るなら自己責任だ。この場所ではマオマーの戦士とサイジックの学者の激しい争いがあった。命が惜しいなら、ラヴィナールという魔術師には決して近づくな。奴は危険で、怪物同然だ』  とのこと:( •ᾥ•): やだこわぁい:( •ᾥ•): おじさん帰ろうかしらー:( •ᾥ•):  ……なーんて怖がって見せたら、もういいよね? ってことで、れっつごーぅ!!٩(ˊᗜˋ*)و
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 やー、どこもかしこも落ち着くねぇ。おじさんたちマオマーの文化って、当然ながら犬猿の仲のアルトマー文化とは違うんだけど、それでもなんてゆーの? このちょっと乾いた空気感っていうかさ。水辺だから当然湿度はあるんだけど、空気は程よく乾いてるっていうか。ほら、スカイリムの持ってる空気そのものの冷たい湿っぽさとは全然違うでしょ? そのへんがやっぱり、北国と南国の違い、なつかしいなぁって(´ω`*)  というわけで、そこにいる邪魔な雷の精霊はさくっとしばいておきましょーか(๑•̀ㅂ•́)و✧ いやまぁ罪はないし、おじさん隠密でスルーできるんだけど、ほら、なにか持ってるかもしれないじゃない、キーアイテム(´ω`*) ……虚無の塩だけか……(・д・)チッ
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 あそこが入り口かな。
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 ……って、あれぇ? 前に来たときはこんな封鎖ゲフゲフ いやいや、おじさん初めてデスヨココニ来ルノワ?(ㅍ_ㅍ)  えーっと、とにかく、これじゃ中に入れないね(´・ω・`)  だったらどこかに別の入り口でもあるだろうと確信する、それがおぞましくもいかがわしきゲーム脳(๑•̀ㅂ•́)و✧
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 おじさん調査員も兼ねてるからね。潜水だって得意だしー(´ω`*) ていうわけでぐるーっと見て回ってたら、こんな綺麗な鉱石発見! ちょっともらっていこっかな。
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 あ、なんかちんでる……(ㅍ_ㅍ)  この宝箱埋めようとしてたのか……。たぶん中身はある程度ランダムじゃないかなって気もするけど、今見たら珍しい素材(このキラキラクリスタルね)とかも入ってたから、ゲットしていこーっと(´ω`*)
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 なんてのんびり泳いでたら、発見したよ、別の入り口(๑•̀ㅂ•́)و✧  さあ、じゃあ中に入ってみようね!!٩(ˊᗜˋ*)و
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 中はこんな感じの洞窟で、
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 白珊瑚蟹とか、白珊瑚そのもの、モロンド晶洞石? なんかそんな感じの名前のオレンジ色の鉱石なんかもあるね。貝を利用した宝箱もいー感じ(´ω`*)  先に進むルートは、ちゃんとマップ見てね。それで、入り口は最下層で、坂道をどんどん登っていけばいいみたいだよ。あと、こういう独自素材は、せっかくだからのんびり集めて進むのがオススメだね٩(。•ω<。)و
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 どんどん登って行ったら、先に進む道の脇の小部屋(穴)に見つけちゃったね……:( •ᾥ•):
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 ノートと結婚指輪なんかが傍のテーブルにあるんだけど……。  こうする他ない、てしか書いてないけど、なにがあったのかな、この二人に……。メッタメタに言っておくと、ここにある死体は「今」この島ですったもんだしてるやつとは別件じゃないかなぁ。  ち���みに、傍にあるオレンジ色の貝の中身はかなり豪華だから、トレジャーハンターの諸君は要チェックだ���(。•ω<。)  で、この死体が見つかれば、洞窟の出口はすぐそこ!  さあ、いよいよ建物の内部に進入だね!!(๑•̀ㅂ•́)و✧
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 なんて調子でやってたら膨大なスクショと無駄話が挟まれるので、ここからはダイレクトでちゃちゃっと解説するよ(ㅍ_ㅍ)  ここから先は、とにかく「封鎖されているゲートを開け、進む」ことになるね。  さっき外から見たとき封鎖されていた正面玄関は、どうやら今はもう開ける方法がないみたい。おじさんが最初に来たときは―――ってもうあれでなになので隠さずメタメタに言っちゃうけど~、ここにも普通に鍵がかかってて、特殊な指輪があれは洞窟無視して入り込めたんだけどねぇ(ㅎωㅎ)
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 で、このふんどしイッチョーなのがマオマーたち(ㅍ_ㅍ)  傍に銀色の槍格子で封鎖された階段があって、それが先へ進むルートだね。  ちなみにこの柵だけど、以前は鍵がかかっていて、近くにある小金庫から鍵を手に入れるのがパターンだったんだ。でもアプデでレバー式に変わったみたい。少なくとも敵の誰かが鍵を持ってるなんてわけじゃないから、戦闘が苦手な人は隠密でやりすごすことも可能だよ。  それに、広いけど一本道だから、迷うことはないと思うしね~(๑•̀ㅂ•́)و✧
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 そうして辿り着くのがここ。
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 入ってきた場所のずーっと上!  そこかしこに、争いの名残らしきサイジックの遺骨とかマオマーの骨とか転がってるけど、マオマーの骨が火耐性薬のレシピ持ってるあたり、芸がこまかいねぇ……。そう、おじさんたち、火に弱いんだ(´・ω・`)
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 で、このきれーなお庭にいるのが、あれですな、入り口で警告されてた……名前忘れたけど、なんかヤバめの魔術師って人。
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 まあおじさんの敵じゃあなかったんだけどー(ㅍ_ㅍ)
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 こいつが持ってる指令書で、「この島に隠れてる裏切り者夫婦と、その息子と娘を殺せ。成功したらその島はおまえらの要塞にすればいい」と言われて来てるってことが分かるようになってるけど、どういう裏切り者なのかまではちょっと分かんないね(´・ω・`)  暗殺者を雇ったのはパイアンドネア、つまりぼくらの国の権力者なんだけど……。そもそもの標的は奥さんのNeidirで、ついでに旦那のSirdorも、その子供たちも、てことみたい。一族郎党皆ころころはよくある話としてさ。
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 で、玉座の前の焼死体がその夫婦。悪趣味だねぇこいつ( ・ὢ・ )  見てみると、奥さんのほうはエルフの鎧を一式持ってて、旦那さんのほうは自分の銘が入ったサイジック一式に、変わった魔法書、それから奥にある家の鍵も持ってるよ。  サイジック一式はかなりいい付呪がついてるから、ほしい人はもらっていこうね٩(。•ω<。)و  ちなみに、一式全部身につけたら破壊呪文のマジカほぼなくなって、マジカ回復速度爆上がり、マジカ量も大幅追加だから、相当なものだねこれ。……そういう人を焼き殺したんだからこのなんとかいうボスは相当強かったんだろうけど……あいにく、LV20相当で強いとか言われてもなぁ( ತಎತ)  ちなみに帰りは、ずーっと歩いて戻らなくても、さっきほら、「入ってきた場所の上だよー」って言ってた場所から、水の中に飛び降りればいいからね(๑•̀ㅂ•́)و✧  ともあれ、サイジックはアルトマーの一部が離脱した連中が基礎を築いてるし、マオマーにとって裏切り者なのが奥さんってことで、奥さんのほうはマオマー、それがアルトマーと駆け落ちしたって感じなのかなぁ?σ(๑• . •๑) でも持ってる装備はエルフ……うーん( ತಎತ)  ちなみに焼き殺してることについてなんだけど、マオマーが特に火に弱いからあえてってのも考えられる一方、アルトマーも魔法に秀でていることの裏表で魔法に弱いからね。奥さんもアルトマー、それがなにかわけあってマオマーに協力してたったのも、考えられなくはないねぇ。
 ともあれ、これでやっと敷地内に到着だよー!! →敷地内案内へ
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hiira-g · 5 years
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拍手・メルフォレス(~4/9分)
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12話終了&13話スタートしました!!! TOP絵見て「入るサイト間違えたか?」と思ったでしょう!そうでしょう!!ついにLOVEの予感ですよ!!?!?!?テンション上げてこ~~!!!↑↑↑↑↑↑↑
それはそうと最近新キャラ続々登場してますが皆さん��いて来られてますか?大丈夫ですか? まあ全然覚えていただかなくて大丈夫なので気楽に読んでくださいね。7話以降消息が途絶えたメガネもちゃんと後々出てきますので安心してください。忘れてなどいませんよ!!!!
���回はコメントお返事がえげつない量になったのでここは短文で失礼します。なんか大半の方が晒上げを希望…違った、無記名で送信されているので会話が丸見えなんですが、皆さんホント面白い考察してくださってるのでぜひ読んでみてください。最早れっきとした読み物コンテンツです。 自分の送信したコメントを見られたくない!!!!という方はお名前のご入力をお願い致します。未記入の方はこうなる運命です。それがここの掟です。ご理解の程よろしくお願い致します。
それでは追記へレッツゴ~
>直接触れない昴の優しさ 一応話を聞く昴の優しさ いや、全ては面倒な事を最短で終わらせる効率か。 の方
ゴリラにセクハラという概念は存在しないのと昴のデリカシーの無さは作中随一なのでそんな配慮は無いと思いますね。一応話聞いてやったのは無視しようもんなら地の果てまで追ってくるだろうという見立てからです。
>王道ならば、この2人はくっつくはず…ケンカップルって相性いいし。 の方
相性いい(二次元に限る)ですよね。個人的には犬猿の仲な男女はくっついてもくっつかなくてもおいしいと思っているのでこの二人、まだまだどうなるか目が離せませんよ!!
>教えて伊堂寺君のコーナー さん
何勝手に新コーナー開設してるんですかね……ホントここの読者好き勝手やりおる…… なんであのノートが月島のものだって分かったんですか???千里眼を持っているのはあなたの方なのでは……あともやしの話かと思いきや「どうでもいい」で即退場して笑った 相良ジャージ履いてそうですけど、案外履いてないかも……。んでうっかり見たりでもしたら見物料要求しそう。死ぬほど迷惑な押し売り商法ですね…
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「いや……姐さんは……履いてない……そして今日は…………黒!!!!!!」
>タイトルが喧嘩するほど・・・なあああああ、これはついに恋に進展ですか???? もやしと天使の王道CP・すばあすケンカップル大好きなんですが、不憫主人公の腐れ縁CP・純情っ子一匹狼CPも捨てがたいんで、まだ希望を持ってもいいですか? の方
ついにラブか!?と期待させたところですみません、安定の二人なのでした。でも彼方明日香・昴春架ファンの方的にはホッと一安心…でしょうか…!? ここ4人の組み合わせは派閥がハッキリ分かれている印象なので、いざ動き出すと読者の反応どうなるんだろう…と今からドキドキしています。私はどちらも好きなんですけどね~~~!!!恋愛関係無く色んな話考えてあるので楽しみにしていてください!!
>いやいや三郷はカイワレだけど、パシリのプロだから絶対二人三脚早いでしょ!!
それ思いました。実際三郷は足速いです。体力テストだと50m走と反復横とびが得意です。 昴も瞬発型なので足は速いです。こちらも50m走と反復横とびが得意です。 だから理に適ってるって言ってんだけどね~~~
>ドーナツ食べながら思いました さん
チョロッッッッ!!!!!!いや大雅チョロッッッッ!!!!!!!! でも確かに、まだ入学して半年足らずであるにも関わらずこうなったということは多分一目惚れだとは思います。あんまりちゃんと考えてない&今後描く可能性があるので詳細なコメントは差し控えさせていただきます!!
>この金髪、相良を完全なる姐御扱いじゃないですか笑 そして年上キラーなのか先輩には犬としてなかなか可愛がられていそうなタイプ! の方
伊堂寺、第六感でこの女に逆らうとヤバイということを悟ったので… 先輩には犬として可愛がられているタイプ……半分正解です! 伊堂寺はああ見えて頭が良くて思慮深いんですよね。人のことをよく見てます。それゆえ気遣い屋でもありますし、同年代の中でも精神的に大人びてる方なので年上から好かれやすいです。 で、犬として…という点については、計算して犬みたいに振舞ってみせたりとかはすると思います。本当に底が知れない男なんですよ彼は……
>OF☆TOMOさん
早速先輩に注目していただけるとは……そしてさすがです。私も現時点で一番友達になりたい子No.1です!! 先輩と春架か~なるほど……この先輩は誰に対しても等しく接するのでタイプの違う春架ともすぐ仲良くなると思います。んで「小動物みたいだな~」と思ってそう。 神木隆之介似の兄!?!?さらにクールな弟!?!?!?漫画みたいな設定じゃないですか…羨ましいですね… 確かに身近に神木隆之介がいたらクラスの男子なんか月とスッポンですね。内海でも勝てる気しないです。 あ~OF☆TOMOさん、それは素質の問題ですよ。天性のゴリセンスがあなたには宿ってます。これはですね…ええ…身につけようとして身につくものではないので喜ばしいことですよ!!いや~羨ましいです!!!!!!(すっとぼけ)
>金紫コンビって熟練夫婦のような夫婦漫才っぽくて好きー! ところで、もやしよりも薄い主人公の存在感と、あの黒髪モブとレンレン様をあのまま放置するとは、作者様はもしかしてドSなのですか?それとも愛情の裏返し? の方
オッ、伊堂寺&相良コンビの良さに気づかれるとは良い目をしていますね!!出会って間もないですがなんか馬が合う二人です。夫婦だとしたら典型的な姐さん女房なのが良いですね。 いやいや主人公、11話でも12話でも一応チラッと出てきたじゃないですか!!レンレンも一コマ出演してます。黒髪モブは知らん。モブだし。
>え、横顔なら金髪ホクロいけるんじゃ…みんなスバル大好きすぎじゃないですか!! 近寄り難いというか、少しこわい感じなのか、ハルカみたいな大人しめな感じよりも、相良とか先輩とか今までそういうタイプにしか好かれなさそう。 の方
それ暗に「横顔以外は微妙」って言ってますよね?いやまあそうなんですけど…というか横顔だけでもイケると思ってもらえただけで私にしては上出来です。伊堂寺の顔、カッコよく描くつもり一切ないので…(問題発言)むしろ顔ではなく中身で好きになってもらいたいな~と思うキャラNo.1です!! 昴はストレートな物言いをしがちですし、そういうところが怖いと感じる人はそれなりにいると思います。でもそういう着飾らないところが好きな人は好きでしょうね。相良も多分このタイプの人間は嫌いじゃないです。むしろ好きな方かも。ただ第一印象がこの上なく最悪だっただけで… 先輩は昴と付き合いが長いので彼の性格も扱い方も分かってます。なんかあのワンシーンだけだと力(?)で無理矢理言うこと聞かせてるみたいな印象受けちゃいそうなんですけど、ちゃんと先輩後輩として慕ってますし、お互い気の合う相手だと思ってますよ!でも昴が逆らえない相手なのは確かです(
>なんだかんだでお節介な伊堂寺相良夫婦には、こうして微笑ましくみんなの恋を見守っていてほしい。 の方
いや私版権作品とかでもそのポジションめちゃくちゃ好きなんですよね!!しかもそれ、そのポジション同士は同じ立ち位置というのもあって気が合うというのが鉄則じゃないですか。そこにラブがあろうとなかろうと問答無用で好きになります。断言できる。伊堂寺&相良はええぞ~~~~~~~
>おもちさん
なんてことだ……レンレンの供給が追いつかない……こんなにレンレンファンが増えるなんて計算外だ……… 気を取り直してご質問への回答ですが、双眼鏡はいつ何時どこからでも妹の姿を見つけられるよう常に持ち歩いている説が濃厚です。 クラスは前回更新分でも発覚しましたが葵と同じなので体育祭では同じブロックです。
>もう、これ足元まで二人三脚マリオとルイージにしか見えないんですけど!!!!! の方
作者は「クリスマスカラーだな~」程度にしか思ってなかったんですがこのコメント見てもう配管工ブラザーズにしか見えなくなりました。
>あの、更新分に飛ぶと、黒子のドアップからなんですけど!作者の趣味ですか? そんなことよりあのレンレン登場ありがとうございます。 そしてイケメンの2年黒髪はレンレンの親友ですか? 是非ともレンレン妹に合わせてわちゃわちゃしてほしいです。 の方
仕様です!!!!!!!!!!! 黒髪はレンレンの親友…親…友…?まあクラスメイトではあります。関係については追々判明するかと思うので気長にお待ちくださ~~い!!
>あの黒髪クールな先輩って相良のタイプにほぼ当てはまってません??子供っぽい一面があるかはわかりませんが、というか無機質王子な感じがとてもタイプです。 の方
ビンゴです!!!!!!いやすごい!!!!!!!! 番外編で言ってた相良の理想のタイプ、まさに彼なんですよ。あの理想像の殿方は私自身もそのつもりで似せて描きました。ひっそり伏線回収したんですがまさか気づいていただけるとは……!! ただ本人は表情筋が死んでるのであんな風に微笑むことはほぼ無いです。
以上です!コメントありがとうございました!!
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yumejigen · 7 years
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ゆめののゆめの旅
朝起きる。 おはようございます現実。 ええ今。先程の世界は夢であります。 5秒前に一緒にいた彼は虚像です。 彼女も虚像です。 あの温泉も、 遊園地も、神社も、学校も、 虚像です。 頭が痛い。夢から怒られている。 こんにちは地球。 私の名前、夢乃って言います。 夢幻の夢、渦巻銀河の乃で夢乃って書きます。
摩訶不思議なリアリティ。 私はいまたくさんの空想と、現実と、刺激と、思い出とを咀嚼して言葉に置き換えて打ち込んでいるのはいずれすべて忘れてしまう自分��できないから。 今の私はいつもの私ではないけれどいつもの私っていうのは家できなこ棒食べたり打ちひしがれて夢と現実の境目の隙間に挟まりこんでノートにありのままの事書いたりインターネット覗いたりアルバイトしたりここの次元に対する願望にもどかしさ覚えたりで夢見がちなただの普通の女の子という側面俯瞰して。
住んでいるのは西日のひどい9階のマンション。 見えそうで見えない海とスクエアで無機質な建物に囲まれてまるで虚構を見させられている気分です。高層ビルについている赤ライトのあなたの正体も暴けずにいる地球号はいつまで円環を乗せてうたかたの余暇と青春の余韻と憂鬱な群像をさすらっているつもりなのだろう。
マンションのエレベーターを降りて地球にやってきた。 京浜東北線と山手線を乗り継いで街に出る。 楽器のお店とラーメン屋さんと古本屋がひしめいていて男女6人組の学生が段ボールとコンビニで買った飲み物とお菓子を持って歩いている。 彼らの歩いてく方向をすり替えては方向音痴を楽しんでいる。 あの時が懐かしい。ひとり。ひとり。 映画館。美術館。都市の外れのすこし寂しげな場所。工場の煙。乾いたギターの音楽。ひとり。またひとり。憂鬱で楽しい一人歩きの倦怠。
私は毎日を意義のあるものにしようと奔走し結局はなんでもない所に行きついて無感応症の小びとに囁かれるのを待っている。
マズイぞ!マズイぞ、このままじゃ!考えない、考えられない。感じない、感じられない。話せない。聞こえない。映らない。そんないきものになっちまう!
このままじゃお前もここの仲間入り、本の背表紙のタイトルだけ眺めて満足して終わりの人間になってしまう! 嫌だろうそんなのは。もう一度戻りたい。 せめて、せめて立派に感動できるようになりたい。泣いていたい。例え勘違いのペンキで塗り固められた愛だったとしてもそれを世界で一番大切なものとして扱っていたかった。このまま息絶えていく。もっと共有したかったな。
放射状に降り注いできている無感応症の光線はよけてもよけきれない。 分かりました、ええ。言うことを聞きます。夢の中から皆さんと接触のない心臓交信を行うために円盤状のマイクロソフトをこれから頭の中に埋め込みます。分かりました。わかりました。この砂埃の中から這い出た凶暴なブラックホールから飛び逃げた天の川のように流れ落ちていくビー玉の光線を浴びながらこの先へと潜っていきます。
自己嫌悪でできた柔毛に引っかかっているのはマザー・シップ。 保たれているギリギリのホログラムが分解されてしまう前に迷わず飛び込んだ。 これから接触の無い心臓交信をするために長い匿名の船旅が始まろうとしている。
忍び込んだ先の船体の中心であるツタだらけの機長室ではコンピューターになった霊長類がdelete keyを押し続けている。 よく見ると知り合いの女の子。 植物に埋もれた彼女は船長の役目を担っているらしい。 世界中の命ある生物の人生を絶え間なく受信している彼女の動脈には全生命体の知覚が流れ込んでいる。 並行して進む彼女自身の人生はもう僅かで、黎明期の死はあまりにも早い。 知恵熱で生っぽくなったその焦点の合わない瞳を私に向けてこう通告した。
“まだここにいたの まだそこにいたの あなた そこにいるのなら  私に 知識を 頂戴。“
船体の絡まるツタがせり上がって来ては 念力を使って私に通告する。
“いかなる創造も地球から出ることはできない。だけど地球の裏側に忍び込むことが出来るのだよ。そこからは宇宙のバイブレーションを感じることが出来る。それらを円環させていくのが私の、そしてこの旅の使命なのだ。”
ロマンティックな音楽に考えることを放棄して抽出され損ねた意識の残骸がくっついている。 船がマーブル状に溶け合った境界面に着地した。 辺り一面散りばめられた宝物みたいに輝いた銀河に流れる一つの屋形船から広がる波紋が星になったとき天体化した夢うつつな遊泳散歩はとまどう私の短な旅。
このまま吸い込まれたら私も嘘になるかな。 思い返すと私が君と共有していた夢は私のただの思い込みで君の幻影をただ追いかけていただけなのかもしれないな。みんな夢だったのだ。 乱雑に揺らした体が刻んだリズムから発展した焦燥感のせいで自分の視点が窓ガラスの内側にあるのだと気づいた。 あの孤独は何だったのだろう。
広がる穴から
胎内を巡った
乱雑に揺らした体が刻んだリズムから発展した焦燥感
まだ止まらないで まだ消えないで もう少しこの陶酔を続けさせて
文学ハイを教えてくれた唯識者はイデアの恋人
彼の心臓は手のひらにあるから、今は 今は ただつまらない愛なんかを蒸発させて昇華させて打っているだけで自分の思考の塊りを吸い取ってくれる幽覧船のようなもの。
ゆっくりと旋回していく渦の中で変わっていくあなたの色はもう何回染まりなおしていることにお気づきですか。この眼の中には本質が待っているのだろうか。 私を縛り付ける重力から解放させてください。
いよいよ私はこの渦の佳境に飲み込まれるけど、飲み込まれたら最後 私もみんなと同じ幸せを手に入れてさようなら 。 濁流の中でしがみつこうとしたのは分裂した思惑の反素数。
私は生きたい 。
そう思った途端軽くなる身体
ぼんやりとした境界の見えない地平線を目指して漕いでいる時に考えたこと。 ありがとう宇宙飛行士の君、私に落ちてきて愛の惑星にしてくれた。すぐに出発しちゃって、少し淋しかったのだよ。
水面下のいかだはすべてがオートモードで、1世紀だってもたずに朽ちてしまうこんな母船だけれど役割分担で回された鉄パイプの減量バルブの向きに舵を沿わせて漂っている。
行き先はユートピア・・・どこにも存在していない虚構の美しい島。紫色の空と朝日に染めらごれた孤島をパラグライダーに乗りながら眺める。
その日1日の思い出が蜜になる街に着陸。 人々は毎日あくせく働いてたくさんの思い出を作っている 甘い蜜を吸いたくて 新しい 甘い蜜に埋もれたくて そうやって毎日を思い出のために生きている街
ここでは言葉は飾り物で美しければ美しいほど良いとされているから嘘なんてものは存在していなかった。すべてが美しいという訳ではない。
聞いた話によると、この島には時間を行き来する老人が住んでいるらしい。 島に住むその一人の老人を訪ねに行った。
何もわかっていなかった私は老人と対話をすることによって後から理解してその証を記してきた。
三人のブルーズに真理の質問をするヘンリー・カウは行ったり来たりしての粥状の受け皿に乗せられたイメージの墓場を見つめてひとりぶつぶつと呟いている。
“これが具現化するなんて夢のようだ!いやそれも絶望なんじゃないか?比喩化することによってもともとは何の味もないオーガニックに知的操作を行い組み込んで出された排他的衝動で本当はまだ早いその内膜に埋め立てをしているのだからな。
空想で満たされている事をなにも立体装置で再稼働させる必要はない。 そんなことをしたら境界線がすぐそこの浜まで侵入してしまう!私を征服しようなんて無駄な世界観の侵入をするな!ここは私の惑星だ! 引きちぎられた上演の記録されたテープも、嘘みたいなイメージの墓場も、自分でつぶした虫の死骸だって全部愛しい私の宝物だ! ヘンリー・カウは笑い転げて続けた。 招待状は破かれたの。今更それらをコラージュして何になるっていうの?
肉体が邪魔してこの要塞から抜け出せない間に繭の中から顔を覗かした私の中の虫が 私を食らいつくそうとしている!
吐き出した胃酸で溶かされた私の孤独は泣いている。あまりにも醜いフォルムで繁殖を繰り返すその虫たちを私は放ったらかしにしてきた。 私のなかにまだ潜んでいるのなら…飼いならすことはできるのだろうか?
いや、もうとっくに同化が進んでいるみたいだ。 思い返すとあのときほど幸福なものはなかったがね…。 あの時は幸せな残像と個々の住人が遊ぶことができないのをまだ知らなかったんだ。 すべての生物の愛人気取りはもううんざり!私はあの時光をみたのだ…。 いまはこの身を抱きしめること、そして私は私自身のバベルの塔を残りの生涯で創りきらんとしている!シュヴァルの理想宮を超えらんとするために...“)
現実を上書きするためにもう一度。 おじいちゃんがテーブルに置いた腕時計。 その正体を私は知っている。 おじいちゃんがテーブルに腕時計を置いた。 ほんとうにそこのテーブルだったっけ? 私はその腕時計の正体を知っている。 触れてみる。 アラームが鳴った。 “私の評価は夢の外。あなたはここでシャボン玉を吹いていればいいのに。私の評価は夢の外。あなたはそこで空中遊泳してればいいのに。”
私は昨年 おじいちゃんの家で星を見ました.その日の夜は偶然双子座流星群が自己主張する夜で 私は今でも変わらない揺るがない夢をみました。 口渇とした惰性は焦燥感の減退となんらかの因果関係があって、 でもそれは…海と空が凧糸で陸に繋がれた時に約束されていたのだと思います。
ーおはよう火星の犬。 いつまで支離滅裂のカメレオンを演じているつもりかい。 様々な色に染められているから混沌の中を小宇宙の身体預けて浮遊している君を見つけては引き戻すのに苦労したってことは知っているかい。 本当は旅へ出たいのです、なんて寝ぼけ眼で言っていたことは覚えているのかね。 君はもう女になれましたか。 出来損ないの未来志向の自尊心は何かを知ったかのように愛の尊大さに憧れていたようだが、それは狂った時間軸のニア・ミスだってことに気付いたみたいだね。 船旅に随分と揺られていたようだが揺られていたのは幼生の精神も同じのご様子みたいで。 ただ一つ確かなのは、この現実とかって呼称されている、どうしようもないような3次元世界っていうのは思い込みの延長線上にあるっていうこと。 世界の60%は空想で変えることができるから、残り40%を行動で変えればよいのだよ。 つまり君は、君自身で決めることができる。引力は自由に操れる意識に入った。今や月だけにその支配権はあるまい―。“
ある休日の昼下がり 私は部屋の天井のシミが段々と大切なものが溶けていように広がっていく様子をぼんやり見つめて同じようなところをずっと廻っている。
19歳ですべて溶けきってしまうのですか?
未来のあなたによく似た妖精が目の前に現れて北向きをささない羅針盤を手渡した “このコンパスは生命力で動きます 愛へ向かうための生命力なんです。“
“あなたの生命力はどこへむかいますか? あなたの生命力はどんな愛に動きますか?“
世界への侵入経路はすぐそこにあるのに襲われるリアリティから受け取ったその情報量をコントロールしようと描きたいモチーフを選んでいるのにその都度更新が出来なくて大事な標識を見逃している事実に諦念を浮かべたあの孤独の虹は何処へ向かったのだろう。
(ただ地球に、あなたはあなたの道理に合っていますと言われて抱きしめられたい。ヒトの文明の中にいるけれど住所のように連なる界隈になじめずにいて特定の場所を求めていないことを知る。)
あなたの世界で目覚めますように。 また起きなくちゃ また起きなくちゃ 断片的に飛んでいった夢の欠片を探す為に 昔みた夢の地図にフィーリングでぬいつける。また戻って来れるようにって祈りながら。
虹色の光を抜けて海を渡ると言葉の必要ない接触だけの世界に辿り着いた。 ここには重力がない。 ねじ曲げられることはもうないみたいだ。
抜けだした。 ここだった。 みんなこんなところにいたんだね。
花をみてやさしい気持ちになってみたり
摩訶不思議な遊泳体験はいかがでしたか 私はというとあなた方の光りだした世界にカタルシスを感じることができました。
左脳の台頭による理性と感性をつなぐ知性は脱出口を探しています。 純・100パーセントの右脳の時代ではなくなったのです。思春期は終わった。芸術的春ももう過ぎた。
“ あなた、 そこが空洞なのってご存知? どんなに凛とした芯の中も 核の中も マントル覗いてみればなーんにもないただの空洞 まるで私たちみたい
まあ夢先案内人の私には何の関係もないことだけど。入眠前のビジョンだけが私の出せる魔法なの。 みなさんこんな世界でも楽しんでおいでで?“
不特��多数のなかで咲いてしまったその異色の花を私は忘れない 種だった全てのきみたちへ贈ろうとおもう でも君だけになるのはあまりにも不安すぎるから 私は夢から醒めることにしました。 fin
p.s 春の風が暖かい。 地球にやってきた。 くしゃみがやけに出ると思って後頭部を触ったら冷たかった。 髪をちゃんと乾かさないまま外にでちゃったみたい。 電車に乗るまで気が付かなかった。
乗り継ぎのホームで並んでいる人の頭の上に出ているオーラの中で一番感じのいい人の後ろに並んだ。隣で電話をしている女子の会話を盗み聞きする。
“私前衛は好きだけど反芸術には興味ないのよね。私は宇宙に抵抗するのに忙しいの。それに絵を描くのが好きよ。だってキャンバスの中だけだから、自分の好き勝手出来る場所って。”
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landmark-magazine · 7 years
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#4 絵が変わること
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ゆりかごから墓場までなんて言葉がある。それ自体は有名な戦後イギリスの社会福祉スローガンだが、ここでは絵の話をしようと思う。絵描きの最低生活保障なんて制度があればなんて「先進国」だと言いたいところだが、ここに私が書くのは絵ごころの話だ。 
私は動物が好きだ。年末に実家に帰ると3歳くらいの頃に持っていた犬のぬいぐるみを見て、それは物心つく頃からだったことを思い出した。女児が男児の倍居る幼稚園で、体が弱くて女の子と絵ばかり書いていた。親に水泳教室に通わせてもらうまでは喘息も酷かったし、声が出なくて苦しい時に親を呼ぶためにお腹を押すとキュムキュム鳴るハムスターのぬいぐるみまで枕元にあった。(その話を学級スピーチで話したことを成人式に担任の先生が覚えていてくれて、教師という仕事に大変感動した)中学生くらいまでの私のノートには、人間というのはひたすら不在だった。それからデザインを学ぶまでは人ばかりを描くようになるのだけれど、小さなちいさな社会の中に入ってゆく自分は段々と人間の物語に関心が向いていった。 
絵が変わるところを想像しよう。絵じゃなくてもいい、目が変わるところを想像しよう。聴きたい音楽が変わった、それはあなたが心地よいと思うことが変わったのかもしれない。着たい服が変わった、それはあなたが憧れるものが変わったのかもしれない。したい仕事が変わった、それはあなたが過ごしたい暮らしが変わったのかもしれない。手を伸ばす本が変わった、それはあなたが越えたい景色が変わったのかもしれない。愛する人が変わった、それはあなたが... 
私の絵は変わった。見る人によく「フランスのような絵だ」と言われるが、自分の中にあるフランスとはなんだろう。それは実家に飾られたカシニョールのリトグラフかもしれないし、父の好きなイタリアと母の好きなアメリカ西海岸のものが混ざって南仏に辿り着いたのかもしれない。私が自分で憧れてきたものは間違いなくアメリカだった。ポートランドやシアトルの歌心や、ニューヨークのジャズやパンクスだった。映画で言えばガスヴァンサントかウディアレンだった。あとは書道だった。ザビエルがキリスト教を教えたように、ペリーが来航したように、島国のような心に色んなものが入ってきては、きっとまた絵は変わるだろう。寺院の勢力が弱まって桃山文化なんてこともあるだろう。ゆりかごから墓場に行くまでには随分と寄り道もあるに違いない。 
発注側からしたら心配事かもしれないが、絵が変わってゆく絵描きたちのことをどうか楽しんでほしい。絵描きも絵が定まらないと半人前だと思わないでいてほしい。島国のような心の時から、私たちは変わってゆくものに美しさを感じていたはずだ。もっと大きなもの、あるいは現象は結局変わらないものにも見えてくる(それが私の、あるいはあなたの描きたいことではないだろうか)。一度は読んだことのあるだろう有名な鴨長明の方丈記を思い出して。 
「行く河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例(ためし)なし。世の中にある、人と栖(すみか)と、またかくのごとし。 玉敷(たましき)の都のうちに、棟を並べ、甍(いらか)を争へる、高き、賤しき、人の住まひは、世々を経て尽きせぬものなれど、これをまことかと尋ぬれば、昔ありし家は稀なり。或いは去年(こぞ)焼けて、今年造れり。或いは大家(おほいえ)亡びて、小家(こいえ)となる。住む人もこれに同じ。所も変はらず、人も多かれど、いにしへ見し人は、二、三十人が中(うち)に、わづかに一人二人なり。朝(あした)に死に、夕べに生まるるならひ、ただ、水の泡にぞ似たりける。」
 (河の流れは絶えることがなく、しかも、一度流れた河の水��いうのは、決して元と同じ水ではない。流れていない河の淀みに浮かんでいる水の泡(うたかた)も、瞬間で泡が消えたり、瞬間に泡が出来たりするが、長く同じ場所に泡が留まっている例などはない。世の中にある人間と住まいというものも、河の流れや泡の動きとまた同じようなものである。 宝石を敷き詰めたかのような美しい京の都に、多くの家が棟を並べて、その瓦の高さを競い合っている。身分の高いものの家、身分の低いものの家、人間の住まいというのは、何世代を経ても消え去ることはないものだが、これが本当かと尋ねてみれば、昔あったままの家というのは珍しいのだ。ある家は、去年火事で焼けてしまい、今年建て直している。ある家は、裕福な家柄の豪邸であった家が、貧しく小さな家になってしまっている。そこに住んでいる人も同じだ。家が建っている場所も変わらず、人間も多いのだけれど、昔見たことがあるという人は、20~30人のうち、わずかに1~2人くらいのものなのだ。朝に誰かが死に、夕べに誰かが生まれるというのが、人の世の習い(無常)である。こういった人の世のあり方は、ただ、浮かんでは消える水の泡にも似ている。) - 青空文庫 / Es Discoveryより http://www5f.biglobe.ne.jp/~mind/knowledge/japan/houjouki001.html
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gkeisuke · 5 years
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190304 山梨1日目
山梨に旅に来ている。タイトルに1日目とつけているが、1月の徳島も2日目の日記が途中のまま下書きに置かれているので、そういうこともあるかもしれない。
動機などについては、既に何度か書いている気がするが「1年くらい後に車を買いたいので、車種を絞るためにレンタカーを借りていろいろな車を運転したいこと」という動機に対して「ゆるキャン△の舞台を巡りたいこと」という理由が掛かったものである。
8時ごろ起床。正直、そんなにカッチリとは行程を決めていなかったのだけど、朝起きた時点で雨と寒さと寝不足から、全く布団から出たくなくなってしまい「あ、今日は温泉に浸かりまくろう……」と、舞台巡りはほどほどに湯治コースがほぼ確定した。
『ぱらのま』という好きな漫画があって、2巻で、ローカル路線を乗り継いで下部温泉と石和温泉に行く話があるのだけど、石和温泉は前日にフォロワーさんから「漫画に書いてあった通りだった」というニュアンスの情報を頂いたので、下部温泉の方に目標を定めた。
一発目から武蔵野線に乗り遅れ、結果的にいつも会社に行くのと同じ便になってしまう。ただ、雨の影響もあってか、中央線もほどほどに遅れており、立川で特急を待ちながら20分くらい時間を潰す。
今回の旅がいつもと違うのは、糖質を気にしなくてはならないことだ。これまで「旅の食事は(内臓に対して)無礼講」というスタンスを取ってきたが、徳��帰り翌週の健康診断で血糖に悪い数値が出た事実を重く受け止めて、今回は炭水化物と糖分を極力摂らないように立ち回らなくてはならない。
しかし、観光の目玉となるようなご当地料理は、どうしても炭水化物か甘味であることが多い。山梨は特に顕著であり『ほうとう』なんかは麺とかぼちゃのダブルパンチなので、この観点からは最もNGな料理となってしまう。ほうとうが好きなのに……。
ということで、立川では量り売りの海藻サラダと新玉ねぎサラダをそれぞれ100gずつ買い、飲み物は特茶とした。いつもなら、確実にコーヒーショップで、甘ぁいなんちゃらフラペチーノとか、なんとかマキアートを買って浮かれているタイミングである。テンション上がんねーな!おい!
せめてもの抵抗という意味も込めて、グリーン車で甲府まで行くことにした。特急料金よりもグリーン車料金の方が高いのを見て、ちょっと何やってんだという気持ちが無いでも無かった。
朝の中央線というのは、基本的には郊外から都心に向けて出社する上りの方が混むことになる。社会の流れと逆らって、ガラガラのグリーン車でゆうゆうと下っていくというのは、平日休みの特権という感じがして好きなのだ。性格が悪い。
中央線の終着駅として「大月」という土地を、よく文字情報では認識していたのだけど、この電車で高尾より先に行ったことは無かったように思う。高尾から先の車窓には、どんな風景が広がっているのだろうと思ったけど、山と鉄橋とコンクリートとトンネルが、かわりばんこにグルグルと巡ってくる感じだった。雨模様の空も相まって、全体的に灰色の風景が広がっており、なんとなく気が滅入ってきたので、相模湖駅を通過したあたりからは『ナナメの夕暮れ』の続きを読んでいた。
ちょうど若林さんが父との想い出を振り返りながら、キューバの街を歩く話を読んでいた時、車窓から高速道路が見えた。なんかこの景色、車の車内からは見たことがあるようにも思えた。そういえば山梨には小学校の頃、よく父に連れてこられていたのだ。
うちは父と母が離婚している。苗字は父方のままなのだけど。別に隠していた訳では無いのだが、学生時代にこれを言うと、とても気まずい空気が流れて面倒だったので、いつしか言わなくなっていた。父のエピソードがあまり出てこないのは、純粋にあまり会っていないからである。
1人だけフォロワーに初対面で言及されたことがあるので、何となく気付かれている可能性は高い。
ただ、今乗っている車を貰ったり、そもそも私は父の方についていこうとしたらやんわり断られたので、別に仲が悪いわけでは無い。大人になった今ならわかるが、父は割と私についてこられるのは面倒だったんだろうなという気がする。何故なら、私以上に父は「一人で楽しい人」だからだ。
ここで感傷に浸るなら、父に貰った車で思い出の山梨を巡り、なあ、お父ちゃん。俺、一人で山梨来れるくらい大人になったよ……となるのだけど、甲府に向かう道中で、そういえば連れていてもらってたな……とようやく思い出したし、軽自動車で高速に乗るのは恐いからやだ。そもそも旅の目的が変わってしまう。父生きてるし。
父のエピソードを話すとすれば、私が生まれる前、関東で名が知れている某暴走族グループの副総長だったという話があり、私はクソオタクなので、なんでこうなってしまったんだというコントラストでよく笑いを取っていた。車やバイクが好きであり、キャンプなどにもよく連れていってもらっていた。
山梨には、さくらんぼ狩りに来ていたのだったな。めちゃくちゃ山奥に、父の知り合いか何かのさくらんぼ農園があって、木からとって無限にさくらんぼを食べていた。私は車の中で、ドラクエモンスターズをしたり、道中のブックオフで買った漫画を読んだり、姉と遊んだりしていた。
国立・府中インターからほど近く行けたので、ほったらかし温泉を始め、いろいろ温泉にも連れていってもらった。キャンプに行ったりもしたな。
最近、父はすげー人だったんだなと改めて思う。色々な場所の色々な景色のことや、美味しいご飯のことを知っていて、アウトドアの知識もあり、キャンプにも連れていってもらった。これは今私がやろうとしていることや、やろうとしているけど出来ないことだと思う。
ちゃんと大学まで出させてくれた恩があるので、たまには親父殿ともご飯でも行こうと思いながら、甲府に到着した。
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今年は甲府開府500年のアニバーサリーイヤーらしい。改札を出た時に「こうふ開府500年 開幕から63日」と書かれた電光掲示板が真っ先に目に止まったが、今年が始まって何日が経過したかを大々的にカウントアップしてるだけではと思い、やや困惑した。
甲府の街は想像以上に「武田信玄公一本勝負」という印象を受けた。歴史を感じる落ち着いた通りに、風林火山、信玄の文字が散りばめられる。程よく都会で、程よく歴史を残しており、心地よい場所なのだけれど、深く掘り下げてもこれ以上の情報は出てこないかな……という印象も同時に覚えた。
いや、仕方ないのだ。そもそも東京と劇的に変わることはなく、多摩西部の出身なので、微妙に山梨寄りのスピリットが交ざっている。埼玉ほどではないけど、旅行という名目における、心理的なグラデーションはそんなにないし、そんな感じでひょいっと行ける小旅行というのも、名目としては大事なことだった。
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いちいちお土産が美味しそうなんだよな!(逆ギレ)
見ての通り、オール糖なので、一つも食べることが出来なかった……。涙を流しそうだった。信玄餅好きなんすよ……自分……。
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レンタカーはクラス別に貸し出される車種が分けられていて、指定が無ければ料金が安くなるシステムだった。
私がお願いしたクラスは、マツダのデミオか、日産のノートの2択だった。安いのもあるけど、色んな車種に乗ってみたいのでランダムでお願いしたのだけど、カタログなどをみて、現時点で一番気になっている車種がマツダのデミオだったので、心の中では「デミオこい……デミオこい……」と思っていた。
日産ノートでした……。ただ、色がめちゃくちゃかわいいし、私が緑大好き人間であることを察してくれた、レンタカー会社側の粋な計らいと受け止めた。
徳島のマーチに続き、2度目の日産車ということもあって、割と操縦性はスムーズに慣れることができた。
何より、マーチの時よりさらに設備が新しく、父からお下がりでもらって乗っている今のミラから数えると、型番に20年近い差がある。
バックミラーがカメラに映し出された映像になってる!駐車のアシスト機能がやべえ!エンジンキーないの!?アイドリングストップ!などなど、一つ一つの事象に感動があった。
あと、ミラだと「ヴォォォォォォォォン!!!!!」ってエンジン吹かすレベルでアクセル踏まないと加速しないのに対して、軽く踏んだだけで制限速度に到達するので、制限速度超過の注意を受けて減速するという事象が多発してしまった……。アクセルがめちゃくちゃ軽いおかげで、長距離を運転しても全然疲れなかった。
特に不満らしい不満が無いので、もうノートでいいんじゃないか……。という気持ちになってきたが、日産車の操作感に慣れ過ぎている感じもあり、比較になっていない感じがあるので、次回借りる時は最低でも別の会社の車を引けるように背ってしようと思います。
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糖を抜くために甲州牛のステーキ(白米抜き)で昼食を済ませると、下部温泉郷へ向かう。約40キロの道のりだったが、ほとんど信号で止まることもなく、下道で1時間くらいで到着した。
全く位置関係を把握していなかったのだけど、看板などを見てると「本栖湖」とか「身延」とか、奇しくもゆるキャン△に所縁がある地名が数多く見られた。この辺だったのか……。
この位置関係だったら、本栖湖の1000円札の富士山などを見て行きたかったのだけど、あいにく雨が止みそうにない。富士山のような山は間近に見えているが、上空は雲に包まれて下層部の山肌しか見えていない。ひとまず温泉に集中することにした。
平日で雨ということもあって、下部温泉郷にはホボ人がいなかった。温泉街としても近場に競合相手が多く、結構、アクセス的にも奥まった場所にあるので、まあ仕方が無いのかな……という感じはした。
温泉郷自体も非常にひっそりとしている感じで、一番車が止まっていたのは病院というのが、なんとなく物悲しかった。
温泉会館という場所に入ると、本当に地域の寄合所を兼ねたような施設で、ロビーではだるまストーブが炊かれていた。ロッカーの鍵をもらうと「車のキーでいいんですけど、何か代わりのものを預けて頂けますでしょうか?」と言われて車のキーを渡す。
入浴料金は500円、浴槽は1つだけという非常に武骨な経営だった。秩父とか高尾にある人為的に作られたテーマパークのような温泉施設に慣れてしまっていたが、確かに『下部温泉』という源泉から引っぱっているなら、むしろいくつも浴槽があるのはおかしくて、一本勝負でいいはずなのだ。ここは”ホンモノ”だと感じた。
しかし、私はまだまだ温泉音痴なので”温泉がとても気持ちいい”ということしか分からなかった……。ゆっくり長く浸かれるちょうどよい温度ということもあり、長距離運転の疲れがすっかり癒された。
なんとなく、RPGにおける”エルフの里”みたいだなと思った。さっきCMで見たのだけど、中央道のインターが下部温泉付近に開通するらしい。人里離れた場所にひっそりとある温泉郷というのは魅力的ではあるのだけど、心細いレベルで人がいなかったので、もう少し賑わっているとまた来る際にもうれしい。
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キレイな富士山はみれないけど、近くにあったので、犬山あおいさんのバイト先のモデルである、セルバ身延店に伺った。
本日3月4日は、各務原なでしこさんと、犬山あおいさんの誕生日。「これまで、プリントを回してもらった時だけしか話したことがないけど、声をかけられただけで好きになってしまい、犬山あおいさんの誕生日だと知ってバイト先にやってきてしまったモブクラスメイト」という設定で犬山あおいさんのバイト先に伺ったら、完全に変質者のメンタリティとなってしまった。
郊外の大型スーパーという風情に、分厚いゆるキャン△グッズコーナーが設けられている景色が面白い。売り場の端々にゆるキャン△のポップが上がっていたりもして、なおかつ、スーパーとして品揃えが豊富でお安い。非の打ち所がないお店だ……。と思いながら、普通に旅の買い出しをしてしまった。
犬山あおいさんのお誕生日と言うこともあり、ステッカーだけ買わせて頂いた。私は犬山あおいさんに思いを寄せるモブクラスメイトなので、お誕生日おめでとう……犬山さん……と思いながら、犬山あおいの名前が刻まれたレシートの裏に、犬山あおいさんのスタンプを押して、後生大事に持つという恐ろしいムーブで店を去ることになった。
身延町、特にセルバ近辺は、山と川に囲まれて、畑が広がり、車がないと移動が厳しい感じで、お買い物してる人たちも、一定量をまとめ買いして車で運んでたりした。そんな立地に徒歩で行けるところに犬山あおいさんが住んでいるのか……と想いを馳せ、もしかして犬山あおいさんは漠然とした閉塞感を感じているのではないかと勝手に考えて、ちょっと興奮していた。この男から逃げてくれ。犬山あおいさん。
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ホテルのチェックインには微妙に早く、どこか回るには絶妙に遅いという時間だったが、ギリギリ栄昇堂さんの営業時間に間に合いそうだったので、身延駅近辺に向かう。
栄昇堂さんは『ゆるキャン△』目当てで来た人に慣れているようで、私の滲み出るオタクオーラから、一発でゆるキャン△目的だと分かって頂き、手厚くもてなしてもらった。
振り返るが、この旅行における最大の障害となるのが『糖』だ。糖質制限のないチョコやあんこなんて、ここ2週間はホボ一切食べていない。でも、ここまで我慢したから、おまんじゅう一つくらいは食べてもいいじゃないですか……。あとで運動するから……。と思い一つだけ買おうとした。
だが、お店でとてもよくして頂いたので、1個だけでは示しがつかないという気持ちになり、5個購入してしまった。家族へのお土産にします……。
2週間ぶりのダイレクトな糖は、マジで涙が出そうなくらい美味しかった。ウッウッ甘いものを思いっきり食べたいよぉ……。
こうやって、たまに食べられるタイミングを大切にして、これからは一つ一つの糖に感動していきたい。ありがとうみのぶまんじゅう。
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また1時間ほどかけて甲府に戻る。夕飯は糖を封印するために鍋。山梨と言えば、名古屋名物の赤から鍋だ。もうすぐ3時なので何を言っているのか分からない。
旅先に行くと、その土地に根ざしたものを食べなくてはならない。という強迫観念に近い感情に囚われることがある。でも、例えば徳島にも餃子の王将はあるし、ココイチもあるのだ。別に名物を食べなくてはいけないなんて決まりはない。山梨は東京と地続きな場所にあるが故に、その束縛から解放されて、本当に食べたいものを無理なく選択できる気がする。
店に入ってから「※二人前より承ります」という罠に気付いた。客単価を考えれば当然だし、そもそも鍋の店に一人で来ているのは、お前だけだ……。
仕方がないので2人前を頂く。ここ2週は、お米を食べないと胃のキャパシティは空くのだなと実感しているけど、それでも流石にお腹はいっぱいになった。美味しかったです。
ホテルにチェックインする。疲れていたのか、1時間ほど眠ってしまい、そのままベッドでだらだらともう1時間過ごしてしまった。
23時ごろ、あと1時間で終わる大浴場に急いで向かう。今回は安くて楽天トラベルの評価が高いビジネスホテルにしたのだけど、大浴場が結構しっかりと温泉でテンションが上がった。奇しくも温泉ダブルヘッダーとなり、お湯に浸かりまくるという目標は果たされた。
冷凍室というのがあり、サウナ、冷凍室、熱い源泉をローテーションで回って、副交感神経を動かしてきた。水風呂が苦手なので、冷凍室というじわじわ冷やしてくれる場所があるのはありがたい。
日記を書き始めて、この時間になり、本日は終わり。
明日はとりあえずほったらかし温泉に行こうと思う。
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