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#満月タトゥー
zaiden327 · 1 year
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超極私的GOTH ALBUM 10選
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POiSON GiRL FRiEND「Love Me」1994
音楽家というより自分にとって火とか水みたいな存在。生きてるうちにこういう感じになれたらいい。インタビューで尊敬してる人は?って聞かれて伏し目がちに「ジョン・ライドン」って言ってて、わかるわって思った。ノリコさんのブログの、倦怠と憂鬱、でも満たされてる感、そして自己承認欲求がごちゃ混ぜになってる感じがめちゃ好きです。↓
http://www.psychopla.net/pgf.text1j.html
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Momus「Tender Pervert」1988
中学生の頃、近所のブックオフでジャケ買いして以来の心の支えです。聴いている間中、なんかフワフワした毛のない生き物に包まれてる感じがする。最近のモーマスはなぜかいつも眼帯してて、YouTubeのチャンネルにめっちゃ変な動画上げてた。なんなんだろう。
https://www.youtube.com/@momasu
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Suede「Dog Man Star」1994
スエードは自分にとってカッコ良さを巡るめちゃ巨大な指針だが、実は長いことこのアルバムの良さがわからなかった。長いし暗すぎる。でも今はこれしか聴けない。もうダメかもしれない。爆裂するバーナードの自意識とのたうち回るギター、悔恨と憂鬱を死ぬほど美しく表現できるブレットの歌唱。薔薇の香りにむせながらベットに伏せ、自らの過ちを悔みながら死ぬ。
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My Bloody Valentine「Isn`t Anything」1988
中学生の頃に聴いて、アメリカの郊外に暮らす孤独なティーンエイジャーが泣きながらナイフ振り回してるみたいだなとか思った。自分は80年代後半のマイブラの感じが一番ゴスなんじゃないかとか考えてる(どこにでもいそうなのに陰りと華があり、芯を持って怖い音楽を奏でている人たち)ので、その時点でこのジャンル/概念の門外漢なのかもしれない。
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WICCA PHASE SPRINGS ETERNAL「Suffer On」2019
ヒップホップ好きな友人にこれを薦めまくって辟易された思い出からもわかるように、これはもはやヒップホップではなくニックドレイク的な何かなのかもしれない。Tigers Jawからここに至る彼の軌跡を考えると、泣きそうになる。自分と誕生日が近いのもあって謎の親近感がある。未だに見た目ただのお兄さんって感じだし、たぶん全然タトゥーを入れてないのも良い。
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The Crow : Original Motion Picture Soundtrack 1994
この映画が好きな奴とは分かり合えるという謎の確信がある。サントラ自体は80~90年代に至る暗くて華のあるロックの総進撃的な内容だが、それよりも劇中で主演のブランドン・リーが雨の屋上で楽器始めたての中学生みたいなギターソロを披露して勝手にエモさ極まった挙句、ギターをアンプに叩きつけて壊すシーンを見て欲しい。ここにゴスの、ロックの全てがあると勝手に思ってる。↓
https://www.youtube.com/watch?v=inUCmh3LY9Y
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G-Schmitt「Struggle To Survive」1988
ここにきてやっとみんなの知ってるゴスがきた、お前はそう思ってるだろう。もはやタイトルに全てが集約されてる気がする。自分にとってゴスは生きるための熾烈な戦いという側面がある。たとえ一人だけになっても美学を保って生き残ってる奴がホンモノだと思う。あと誰も言及してないけど、ドラムがこのバンドの要な気がしてる。
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RZA「Ghost Dog:The Way of the Samurai」Soundtrack 1999
何かを勘違いしたまま、だが確信したまま消えゆく主人公があまりにも愛おしすぎる映画だが、小雨の降る夕方の街を散歩するのにこれほど良い音楽は存在しない。サントラは二種類存在し、自分はこのジャケじゃないやつのほうが好き。↓
https://www.youtube.com/watch?v=OrPJ2sObEig&t=1102s
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黄耀明「愈夜愈美丽」1995
英題は「Legend - Late Night Beauty」らしい。すごいタイトルだと思う。達明一派を経た香港のポップスターが、西洋への憧れを夜の匂いの中に纏わせた名盤、なのかもしれない。どっちにしろこの人は日本では完全に見過ごされてるので誰かに再評価と言及をお願いしたい。ペットショップボーイズやデビッドボウイらに影響を受け、何かを誤解し、そして作られたのはあまりにもオリジナルすぎるオリエンタル電子歌謡。とにかく關淑怡とデュエットしてる曲を聴いてほしい。あまりに美しいから。彼は故レスリー・チャンとの共作もあり、そちらも素晴らしい。
余談だが、達明一派の片割れの劉以達もすごい才能の持ち主なのでチェックして欲しい。彼のソロアルバム「麻木」は香港のポップシーンと地下音楽界が交錯する凄まじい怪作なので必聴…だけど聴く方法がほぼ無い(YouTubeに昔アップされてたんだけどいつの間にか消されてた)彼が音楽を手掛けたAutumn Moonという映画のサントラも素晴らしい。
https://www.youtube.com/watch?v=e2LKZjR-FnY&t=116s
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Caroline K「Now Wait Fot Last Year」1987
ジャケの曖昧な視線が全てを物語っている。人生の一枚ってくらい大好きだけど、ここまで曇り空と考え事が似合う音楽って無いと思う。ノイズ/インダストリアル的な文脈で語るよりも、初期のFeltやYMGに通ずる諦念と憂鬱を感じる。
そしてこれも余談…。去年の5月にSPREADにアレッサンドロ・アドリヤーニが来た時、彼が何してる人なのかよくわからないまま見に行ったんだけど、まさかこれ再発してる人だとは知らなかった。サンキューとか言えば良かった。
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kennak · 1 year
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ちんこ取った増田がいたのでついでに書いてみる逆のFTMです 女性→男性になりました追記(3月9日(木) 01:04)勢いで書いたので読みづらい文章で申し訳ないちゃんと読んでくれた人ありがとうブコメやトラバで頂いたコメントについて、いくつか回答しますホルモン注射でやる気が出るの件これは"女性ホルモンが多かった頃に比べたら"という相対的なものね生理による情緒不安定や体のだるさがなくなったから、平均してやる気が高い状態になってるってことゴミみたいなコード直したりするようなめんどくさい仕事とかはやる気でないよあと外見と自認する性別がかなり近い状態にあるから、余計なこと気にせず仕事に打ち込めてるのもあるジェンダー規範がどうのこうの性別関係なくどうのと言われても、自分は自分のことを男性だと思っていて、男性として扱ってほしいし、手術して見た目が男性になるまでは「見た目と中身のズレ」がすごかった手術して胸のない自分を見て始めて「これだよこれ!これが本当の自分だ!」って嬉しくなったよそういう意味でトランスって性別に囚われてるとも言える銭湯とかトイレのアドバイスありがとう大浴場が嫌いな人って珍しくないんだね日本で旅行したりリラックスを求めるとどうしても温泉という文化から離れられないんで、大浴場に入れるようになりたい大浴場が苦手すぎて公衆浴場でのタオルの作法とかもわからないから、勇気出してみるよ立ちションそもそも男女で尿道の位置が異なるから、竿に相当する補助器具がないとまっすぐ飛ばないすげー力んでスピード感のある放尿ができればいいけど、竿がないと尿のエイムがゴミでショットガンみたいになる日本で生活するなら座りションオンリーでもなんとかなりそうだけど、海外旅行がネックだねでかいクリトリス海外ポルノサイトで検索すりゃ見れるから見たい人はどうぞセックスについて胸がついてた時は自分の体見られたくなかったから服脱がなかった相手のおっぱいは見たいけど自分のおっぱいは見せたくないっていう非対称性が嫌ではあったちなみに見た目が男性化していくにつれてモテなくなってきて、背も163cmしかないから、チビの30代男性独身VTuberオタクエンジニアだよ生理について理解のある彼氏として一瞬彼女がいたことがあったけど、ついてないから満足行くセックスが出来なくて、結局浮気されたここから本編精神科受診診断書を取るために1年弱の通院生い立ちとかもそうだし、金銭的に自立できているのか聞かれたりもする当時の増田はベンチャーのエンジニアで、コロナ前からリモートが当たり前だったから、トイレや制服の問題で行きづらいなどはなかったオフィスもあったけどマンションの1室だったからトイレは1つしかないし男女共用。掃除も自分たやる「女の子がプログラミングなんて珍しいね」なんて言われる昔からプログラミングやってた(スト2みたいなゲーム作りたかった)から、そこは他のFTMより楽かもしれない手術費を貯めるにも女性はそもそも給与が低いから、そういった意味でエンジニアでよかった外出時のトイレは生理時は女性用を使ってた性別変更の要件・生殖能力を欠くこと・変更先の性別の外見に近い性器があることが大きい要件なので、まず子宮と卵巣は絶対に取る外からはわからないので、手術をして婦人科を受診してそれがなくなっていることを証明しなければいけない胸はガチでつるぺたなら取らなくてもいいかもしれないけど、大体の人は取る「近い性器」は男性ホルモンによってクリトリスが肥大化することで、それを小さいペニスだとみなすことでOKという扱いパートナーに挿入したいとか、諸々の事情がある人は200万以上かけてちんこも作ることができるその場合「腕や太ももに尿道となる管を埋め込んで1年くらい定着させて剥ぎ取ってちんこを作り、クリトリスの神経を移植する」という大掛かりなもので、下手な手術をしてしまうと尿のトラブルを抱えるので、9割のFTMはちんこを作らないで、クリトリスが進化したポークビッツのまま手術の保険適用についてホルモン注射を受けると保険適用で手術ができないでも子宮卵巣、特に卵巣を取るとホルモンバランスが一気に崩れるから、ホルモン注射を半年くらいして男性ホルモンを増やしてから子宮卵巣を摘出することが健康上良いとされているだから胸(保険適用)→ホルモン注射(保険適用外)→子宮卵巣摘出(保険適用外)という流れが最安のルートでもどちらの手術も1週間くらいのダウンタイムがあるので、自分はホルモン注射を始めてから、子宮卵巣と胸をタイで同時に取ることにしたアテンド会社使って費用は100万くらいこれ以外にも英語の診断書が必要になったりするんだけどねホルモンの効果生理とクリトリス以外はほぼ思春期男子に近いらしいめっちゃクリトリスがでかくなる生物学的にも亀頭とクリトリスの先端って元は同じらしいので、男性ホルモンが濃くなってくるとクリトリスが肥大化してくる今はポークビッツをちょっと切ったくらいのサイズで、挿入はできそうでできない(固くなりづらいから)ちんこがない男性として生きてはいるけど、「デカくできるもんなでデカくしたい」と思っているので、たまにチントレといって男性もやるような吸引ポンプで伸ばしたりすることもあるあんまり効果ないと思うけど、一瞬でもデカくなると嬉しい生理がなくなる最初は生理不順になって、数ヶ月したら生理がなくなる生理がなくなった時は人生変わったと思った毎月生理が来るたびに自分が女性であるということを突きつけられる気がしてマジで死にたくなってたレベルで 生理用のショーツも使いたくないから、ナプキンをボクサーパンツに無理やりつけてたそして生理用のポーチをソッコーで捨てたちなみに汚物入れはトイレットペーパーの芯捨てたりするから残してるけど、これがある状態で家に女を入れると「同棲してる?」って言われるw声が変わりがすごく嬉しい半年するといわゆる声変わりが起こってきて、思春期の男子みたいに声が安定しなくなったカラオケに言っても音程が取れないし、声が裏返りやすくなる声が低くなるとAPEXなんかのゲームでもVCつけて戦うようになった声だけで男だと思ってくれる人がいて嬉しかった筋トレが楽しくなるし、お腹も空く脂肪が減って筋肉もつきやすくなるので筋トレが楽しくなる男性的に見せたいから筋トレをしていたけど、筋トレの結果が体に現れやすいのはとても楽しいあとすごいお腹が空くたまにドカ食い気絶部めいたことをしてしまう脂肪が再分布される男性と女性では脂肪の付く場所が違ってて、それが男性に近づいてくるだから腹が出る、いわゆる中年太りみたいな腹が出るやる気が出る生理前にやる気が出なくなるとかそういったのが全然ないバイタリティーがよくなるっていうのかな?どんどん仕事する気力が湧いてきて、チャレンジングになる多分好戦的というか暴力的というか、いわゆる粗暴な行動みたいなのはここからくるのかもしれない髭が生えてきて顔が父親に似てくるうちはそこそこひげの生えている家計なので、それに近い感じになる最初は口周りとか顎のひげが生えてきて、最初はT字カミソリでよかったのが、5年もすると電動が必要になる髭があるだけで男性的に見えるので、最初の頃は嬉しかったけど、どんどん髭剃りが面倒になってくる手術胸についてはナベシャツで胸を潰しまくってる人は形が悪いから、胸を取る時の技法が変わるらしく、ナベシャツは圧迫感がすごくて呼吸しづらいから、家にいるときはブラトップ(ブラジャーは絶対つけたくなかった)だったのでふつうの切開だった乳輪の周り切り取ってそこから乳腺を出すタイプちなみに乳輪がちょっと小さくなる乳首は小さくならないので、お金に余裕があれば乳頭縮小したい子宮と卵巣はお腹を切開して取った 国内だと腹腔鏡でできるらしいまだお腹に1文字の手術跡があるちょっとずつ消えていくらしい傷が残りやすいケロイド体質の人はそこにタトゥーを入れたりすることもあるとか聞いた人間関係とかボーイッシュな女性とFTM「ボーイッシュな女性」というものがある程度許容されている現代において、FTMとボーイッシュな女性を区別するのは難しいかもしれない自分は「ボーイッシュな女性」だと思われるのがすごく嫌で、女性だからという理由で荷物を持ってあげようとか、仕事変わってあげようとかそういうのが嫌すぎたこの辺の区別ってとても難しくて、自分も「言ってもわかってくれないだろうしまあいっか」で済ましてたこともあっただから「女性という枠の中のボーイッシュな女性」という見方じゃなくて、「そういう人もいるよね」くらいで済む時代が来てほしいな女友達にカミングアウトするのが一番怖い性的な対象は女性なんだけど、それもあんまり表に出してなかったでも「頼れるアネキ」みたいな立場で親しくしていた女性が「ひげも生えて筋肉質な男性になっていく」なんてある種ぬいペニ現象だよね別に女なら誰でも好きってわけじゃないんだけど移行途中が一番不安男子トイレに入るには女性っぽいし、女子トイレに入るとギョッとされるしそういう時は男子トイレか多目的トイレに行ってる女性はトイレで雑談したり化粧したり滞在時間が長いけど、男性はさっと入ってさっと出るから他人を気にすることもないだろうとちなみにジムはジムに相談して男性の更衣室を使ったでもシャワーは使わないで、ジャージの中に運動着来て出入りしてた最近都内で流行ってるシャワーなしでそのままの靴と服装で出入りする系のジムはいいね性別移行後の生活大浴場が怖い女性である自分の体を見るのも苦痛だった人間だから、そもそも人に裸を見せるのが嫌だから女だった時代も性別を変えた今も大浴場は苦手今は筋肉も付いてるし見た目も男性っぽいけど、ちんこないし、大浴場しかないビジネスホテルとか泊まりたくない「お腹が弱い男性のフリ」をしている立ちションが出来ない(道具を使えばできるけど衛生的にしたくない)から、基本大便器を使う小便器が空いてても入れないから、大便器が混んでたらそこに並ぶFTMだと知らない友達に「開いてるじゃん」って言われるけど、「お腹痛くてさ〜」とお腹が弱い男性のフリをしてトイレに入っている
子宮取ってポークビッツ生えてきた増田です(追記あり)
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wish-less-gallery · 2 years
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10/15土、本日18時まで営業。ポルトガル人アーティストのハトリー・パブロと日本人アーティストのカメリアンの二人展開催中。 写真は ハトリー・パブロの小作品。今回、ミューラルを意識した横長作品が目立ちます。 V.R ™️by Hatory Pabllo water based ink, acrylic on canvas W26.5 x H16.5 cm 2021 / Signed On show at @wish_less Tokyo. Contact us for more details [email protected] —- Hatory Pabllo × Kamerian. exhibition ‘TOKYO DREAMERS’ ハトリー・パブロ × カメリアン 二人展 2022年10月23日(日)まで 木曜~日曜 12:00~18:00 月曜~水曜 休み 会場:WISH LESS gallery (東京都北区田端5-12-10) --- WISH LESS galleryは、ポルトガル出身のアーティスト・ハトリー・パブロと、日本人アーティスト・カメリアンの二人展「TOKYO DREAMERS」を開催いたします。絵画、スクリーンプリント、タトゥー、グラフィティ、彫刻、写真などを通して「ポップ」という美学を追求する二人の初となる展覧会です。 --- 独学で絵を学んだアーティスト、ハトリー・パブロは、1987年ポルトガルに生まれ、セトゥーバルのスラム街で育ちました。パブロは日頃から地元に馴染めず、いつも自分と同じ趣向や美学を共有できる仲間を探していました。そんな中、ブラジル・サンパウロで過ごした日々は、彼の人生とクリエイティビティへのアプローチを劇的に変化させてくれたと語ります。 パブロの象徴的なグラフィティは、漫画のキャラクターや可愛いモチーフ、明確なユーモアセンスによって、一目で彼の作品だと認識できます。またストリートのスケッチで培った高い画力は、タトゥーの世界で話題となり、大胆なライングラフィックを求め世界中からラブコールが止みません。 彼の作品は、色彩とポップカルチャーの驚くべき一片を表現しています。音楽、美術史、文化的問題、宗教、そして自身が収集している90年代日本の「裏原」ファッションなど、数え切れないほどのテーマを探求しています。大胆不敵な色使いと自信に満ちた黒い線は、観る者を彼のユニークな世界観へ誘うかのようです。 パブロはユニークなファッションセンスを持ったカリスマ的存在であり、人生を創造する情熱と喜びを最大限に楽しんでいます。時に作品の前で写真を撮ったりしていますが、まるで自身が絵画から飛び出してきたかのような強い印象を受けます。 ◆ カメリアンはグラフィックアーティストとして国内外で活動しており、タトゥーアートやアニメーション、漫画などから多大な影響を受けてきました。 シルクスクリーンを主な技法として用い、よく知られた寓話や大衆文化をモチーフに欧米アニメを彷彿とさせるような強い輪郭線と色彩で倒錯的な世界観を作り上げています。最近では自身のキャラクターを立体的に仕上げたハイクオリティなソフビも高い評価を受け、ファンを魅了しています。 近年は国内のみならずスイスにて個展、アメリカやオランダ、香港でのグループ展などでも積極的に活動しています。 --- #HatoryPabllo #Kamerian #art #portugal #streetart #painting #drawing #wishless #wishlessgallery #gallery #tokyo #popart #ハトリーパブロ #カメリアン #TOKYODREAMERS #graffiti #graffitiart #vandalism #pasteup #galleryintokyo #グラフィティ #ポップアート #ストリートアート #kawaii #spraypaintart #artcollector #アートコレクター #contemporaryart (WISH LESS) https://www.instagram.com/p/CjuAhJerX4k/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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ywdihlkl · 2 years
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実はこう見えてNBAオタクなんです。
こいつは俺が歴代で一番好きな
“Jason Williams”
ジェイソン・チャンドラー・ウィリアムス(Jason Chandler Williams, 1975年11月18日 - )は、アメリカ合衆国ウェストバージニア州チャールストン出身の元バスケットボール選手。NBAで活躍したポイントガード。身長185cm、体重86kg。
ウィリアムスは白人であるにもかかわらず、黒人のストリートボールをルーツとしたプレースタイルをとっていたことから「ホワイト・チョコレート」のニックネームで呼ばれる。ただ、ウィリアムス本人は人種的な響きの強すぎるこの呼び名を好んでいない。彼はまた「J-Will」「J-Dub」とも呼ばれる。また、ナックルに「WHITEBOY」とタトゥーを施している。
以下、Wikipedia
派手なプレースタイルで、当時弱小だったサクラメント・キングスを大人気チームへと変えた、'記録より記憶に残る' が似合う、エンターテイメント溢れる最高の選手。
入団当初はストリートバスケットスタイルで、ファンをワクワクさせていた。しかし、ターンオーバーやチームを勝たせられない、自分勝手と言われるようになり、批判を喰らうようになった。
それでもj-willは自分が小さい頃から家で壁打ちを続けたビハインドザバックパスをひたすら披露し続け、監督に、派手なプレーはやめろと言われたが、それでもj-willは
『これが一番正確なんだ。他の選手がチェストパスをするようにね。』
と、自分のプレースタイルを貫き通した。
それでもチームから理解されることはなく、メンフィス・グリズリーズへとトレード。トレード先のMEMでは今までよりチーム���レイを優先し、世間の評価は上がるものの、結果は出ず。
そしてその後マイアミヒートへ移籍し、全盛期を過ぎたj-willであったが、スタメンPGとしてドウェイン・ウェイド、シャキール・オニールらと共に初のNBAチャンピオンへと輝く。
なんでj-willが好きかって、自分に自信満々なんです。
白人の見た目で黒人のようなプレースタイルから“ホワイト・チョコレート”とニックネームが付くほどなんです。
NBA界のエミネムです。
NBA JAPAN GAMESでサクラメント・キングスが日本に来た時、右腕にある“気違い”のタトゥーを、実況の人が見間違えて、『右腕に“気遣い”のタトゥー!!なんて素晴らしい選手なんでしょう!!』って放送されて、後から問題になる話も好きだし。
俺が坊主なのもこいつの存在が大きいのかもな。
お金溜まったら、NIKE SHOX BB4でも買い直すかな。
NBA好きな人、いつでも語りましょうよ。
以上、坊主からでした。
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ichinichi-okure · 1 month
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2024.3.22fri_tokyo
起きて、とりあえずノイズキャンセリングのイヤホンを耳に入れることが習慣になってしまった。自分の生活は環境音とともにあったはずだけど、そういう時期なんだと思う。
キズパワーパッドを外して火傷の様子を見る。 赤くてきらきらしていて、『宝石の国』みたいだ、と思う。先日読んだ『ギャラリーフェイク』の最新刊を思い出して、サラの火傷とほぼ同じ位置だね、と自分に話しかけた。絆創膏を変えるごとに傷の写真を撮っている。痕が残ったら、この模様を生かしたタトゥーを入れてもいいかもねって、半分本気で、半分励ますようにわくわくしている。
自転車に乗って取材場所へ。
取材班でお昼を食べる。自分の雇用形態がアルバイトだと話すときの緊張感。慣れない。
月日に行くと、米山さんがいて、長崎のお菓子を置いていってくれた。そのお菓子がとても美味しくて夢中になってしまった。 その後、出勤してきた栗本さんと話す。先日、ミスドのドーナツ当てクイズがはじまったことがあった。「あの、縄みたいな形のドーナツ……」という問題に自分の持つミスドの知識をすべてを注ぎ込んでドーナツ名を言うも、栗本さんはミスドのドーナツの名前を知らないので正解がわからず、目の前にあるミスドの紙袋もなかなか開けてくれないのだった。結局、正解はフレンチクルーラーで、実物を改めて見た栗本さんは「縄っていうよりもダンプカーのタイヤですかね」と言っていた。 その点、米山さんがくれたお菓子は、まさに縄って感じだねと話した。
お店のガラスのピッチャーには、米山さんが拾った、おそらく強風で折れてしまった桜の枝が飾られていた。月日のスタッフさんたちは、時々、自然にお店に花を置いたり、クリスマスの飾りを置いたり、交換ノートをはじめたりしてくれる。交換ノートは2冊目になり、稲松さんがお店に置いたミモザはきれいにドライフラワーになったので吊るして飾った。
だんごさんと風音さんが、取材の帰り際に手を振ってくれて嬉しかった。
ミヤジさんがお店に。ミヤジさんが元気そうだと嬉しくなるなといつも思う。 お店に来てくれるひとが穏やかだと、自分も穏やかだなと思う。逆に、来るひとが穏やかでない時は、自分が穏やかでないのが伝播しているなと思うこともある。
Oさんがお店に来てくれて、自分のことを覚えていてくれて嬉しかった。変な会話をしてしまって反省。
18時ごろ、わーーん! と心細さを感じる出来事が。
お店を閉めて、Botanyでポポーのサワーを注文する。数年前に渋谷のバルで知人にポポーの美味しさを説かれてから、ずっとポポーが気になっていた。輸送が困難で、生産地に行かないと食べられない果物。甘くて、おもしろい香りがした。 帰り際に川口さんが「そういえば、こないだ話してた妹の結婚式、どうでした?」と声をかけてくれたのが嬉しかった。 こないだ、月日に来る常連のお客さん(いつも子ども用野菜ジュースを買ってくれる、自由で愛らしいおふたり)とカセットテーププレイヤーで遊んだとき、川口さんのカセットテープ(Recorded Xwnoglossy 2)が好評だったことを話そうと思ったけれど、うまく話せなさそうなのでやめておいた。
Kさんと合流。自分は一緒にいて欲しいなと思う人がいて、でも最近は上手く接することができなくなっていた。その人と一緒にいると泣き喚いてしまうことも多く、そんな自分に嫌気がさしていた。今日もわたしは泣いてしまった。家まで来てもらい、泣いている傍にいてもらう。
感情がコントロールできなくなってしまうので理由は不明確だけど、うっすらと以下のことが根底にあるんじゃないかと思っている。 ①自分はここ数年で、大切な人(H)をめちゃくちゃに傷つけていて、(武器を例えに出すのはとてもよくないことですが)その凶器が暴発して、自分にも無数の軽傷を負わせてしまった。その怪我からはいまだに膿がどろどろと溢れ、化膿し続けていて、痛みも激しい時がある。自業自得なのに、その辛さをKさんにぶつけている。 ②Kさんは静かな夜の湖みたいなひとで、それがわたしはとてもすきだ。でも、水面に石を投げても波紋がしっかりと現れず、水音も聴こえないことに、最近では恐怖を感じていた。でも、水鳥が降り立つ、風が吹きつける、雨が降る、そんな自分以外の要因によって湖が揺れているのを確認することはできた。 ③ ②は、相手の問題ではなく、自分で目をつぶって耳を閉じているから、見えないし聴こえないらしいということにも、薄々気づいていた。
ほんとうは「今は気持ちの整理がつかず、嫌な思いをさせてごめんなさい。でもあなたのことが大切なので、一緒にいてほしいです」と素直に言いたかった。家の方角まで自転車を押しながら、次の信号で言おう、次の信号で言おう、と思った。でも、口から出てきたのは相手への不満のようなものと、「自分は悪い人間だからこれ以上傷つける前に逃げてほしい」というような言葉だった。茶沢通りの木蓮を通り過ぎるたび、「木蓮がきれいですね、蕾がふわふわでだいすきなんですよね」と言いたいのに言えない。自分のなかの不動の公式として、「大切なものを守る=自分がいなくなる」というものがある。
玄関の前で正対した時、Kさんの目を覗き込む。潤っていて、静かだった。
夜は、柴沼さん、白井さんとTwitterのスペース上でやっている「朗読の練習」の第3回目があって楽しみにしていたのだけれど、参加できなさそうですとメッセージを送った。
関係性に名前なんてなくても上手くやれるよ、って言っていた一年前くらいの自分が、
結局Kさんは朝まで一緒にいてくれた。布団のなかで自分の右手をKさんの左手が掴む。ありがとう、気を遣わせてごめん、と手を外そうとすると、とても強い力で指が爪が、わたしのてのひらに食い込んだ。これは怒りなのか、悲しさなのか、どう思っているんだろうと怖い気持ちと、自分の捻くれた部分を良い方向に変えたい(一回肩を脱臼させて、また戻すくらい自分にとっては痛いことかもしれないが)という気持ちと、あたたかくて安心してしまう気持ちがぐちゃぐちゃになって、泣きながら寝た。
-プロフィール- 荒田もも 東京 書く仕事/日記屋月日のお店番 https://www.instagram.com/inoue_q/
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ama-gaeru · 4 months
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孝行息子
※暴力的な表現があります。
 自分がこの世に出荷される瞬間を、いわゆるご出産ビデオかなんかで見たことがある奴はそれなりにいるだろうけど、どうやって仕込まれたのかを見るはめになったって奴はそんなに多くはないんじゃねぇかな。
 俺を入れても世界に五万人、いるかいないかくらいだろ。これって多いか少ないか微妙なラインかな?
 わかんねぇけど。適当に言っただけだから。
 あんたは俺の母さんの名前も知りゃしない。
 そりゃまぁ、そうだろう。あんたにとってはどうでもいいもんな。そんなの。
 俺が会いにいくまで母さんのこともすっかり忘れてたんじゃねぇの? 
 すごいよなぁ。あんたが人の親なんだもんなぁ。あんたみたいなのがさぁ。人生のセカンドチャンスってヤバいよなぁ。生きてさえいればワンチャンあるってやつだよなぁ。娘ちゃんと息子ちゃん、奥様ちゃんは今頃お家で寝てるよ。全てが終わるまで目は覚さない。俺の叔母さん。父さんの妹はそういうのが得意なんだ。今頃あんたの家族の頭を撫でてると思うぜ。まぁ、安心しなよ。叔母さんは父さんや俺と違って優しいから、寝ている間に何かしたりはしないぜ。多分ね。
 まぁ、いいや。それよりこれ見てくれよ。俺のiPad。見れるだろ? あぁ、体がだるいのは車の中でチクッとやったやつのせいだよ。大丈夫、死にはしないから。意識ははっきりしてるだろ?
 ほら、これ。このページ。行方不明の子供たちの情報サイトの、ここ。ここに載ってる写真さ。いい写真だろ? 1984年のクリスマスの写真。
 こんとき母さんは11歳。息子の俺がいうとマザコンっぽいけどさ、可愛いよな、実際。
 リトルフラミンゴコンテストでいい線まで行ったんだ。勿論、知ってるよな。だってあんたらはコンテストで母さんを見つけたんだから。いや、いや。母さんをっていうか、リタ・ワッツをだな。優勝した子。
 最初はその子の所に行ったんだけど運悪く……か、運良くかは見方によって変わるだろうけど、ワッツ家はグアムに向かう飛行機の中だった。
 それで、仕方なくあんたらはリタのバーターで、母さんを選んだのさ。
 仕方がねぇ、こいつでいいやって。
 あんたがもしもグリンレーズバーグで暮らしてたら、きっと毎日この顔を目にしていただろうと思うね。あの町の街路樹っていう街路樹にこの写真を使った「この子を探しています」のポスターが貼ってあるんだからさ。
 30年以上経った今でもだぜ。信じらんねぇだろうけど、マジなんだぜ。Googleストリートビューでみてみろよ。そこら中爺さんと婆さんが貼ったポスターだらけだから。全く。痛ましいったらないぜ。
 三日前の夜に二人とも老衰で死んじまったけど、そりゃぁ安らかな死だったそうだぜ。滅多にない「眠るように」ってやつ。父さん、相当奮発したんだろうな。あれで結構、愛妻家なんだ。幾らかかったか教えちゃくれなかったけど、「眠るように」って高いんだぜ。叔母さんは身内割引してくれないタイプだしな。あんたは知らないだろうけどさ。
 母さんはアリス・コーミアって名前で、普通の家で暮らす普通の女の子だった。このサイトの婆さんと爺さんのコメントによればね。
 1985年の8月14日。午後六時にチャイムがなって、外から「郵便でーす」って声が聞こえてきた時、洗い物で手が塞がっていた婆さんは「アーリースー」って言ったんだと。これって「アリス、お母さんは今忙しいんだから代わりに荷物を受け取って頂戴。漫画は後で読みなさい」っていうのの短縮な。
 それで、母さんは嫌々漫画を読むのを止めて玄関を開けた。
 ものを知らない奴なら「そこには死神が立っていた」とか、そんな風に言うんだろうけど、そりゃ最悪の例えだな。本当。マジでさ。あんたは知らないだろうけど死神ってやつははヒューゴボスかアルマーニしか着ないんだ。宅配業者風の汚れたジャケットなんて絶対着ないし、キャップもかぶらないし、スニーカーを履くくらいなら裸足で歩くだろうさ。気取りやなんだよ。
 ドアの向こうに立っていたあんたのお友達、ゲイリー・リチャーズは銃を持っていて、それを母さんの顔に向けていた。で、言ったんだよな?
「黙れ。喚くな。車に乗れ。騒いだら殺す。お前も、お前の家族も皆殺しだ」
 で、母さんはそうした。そりゃ、そうするよ。騒いだ瞬間にいきなりバンバンってくるかもしれないし。死にたくないもんな。
 けどそれが母さんのポカだったんだよ。
 彼女はどうしたって、そこで叫ぶべきだった。絶対にそうすべきだった。まぁ、いきなりのことだから声が出せたかどうかわからないけど、そうするべきだったんだよ。例え頭をパンされてもさ。絶対にそうするべきだった。
 母さんが車に乗るとそこにはあんたとあんたのろくでもない仲間がいて、それで、車がグリンレーズバーグからレージスイッチに着くまでの3時間、車の中に地獄が生まれた。
 うるせぇなぁ。なんだよ、今更。ビデオを見たんだ。あんたらが撮影してたやつだよ。撮っただろ。「俺じゃない」って? ばーか。何のために裸に剥いたと思ってんだよ。背中のタトゥーが一緒じゃねぇか。ばーか。
 車は一度、バズノー川の前で停まって、あんたはゲイリーと運転を交代。それも撮ってたよな。
 レージスイッチに着いたら、あんたらは母さんをリチャーズ家の地下に閉じ込めた。
 つまり、今、あんたと俺がいるここにだよ。ここに。
 そいつの家は町からかなり離れた場所にあったし、リチャーズにはあんた以外にお友達がいなかったからな。誰も尋ねて来やしない。悪いことするには最高の場所だよな。
 で、あんたらはしたいようにした。車の中でしたみたいに。
 今、あんたが座っているその腐った象みたいなくせぇソファーが、それからずっと、母さんの居場所になった。
 あんたらは……なんていうか、馬鹿で痛い連中だったな。黒魔術の呪文とか唱えたり、生け贄だの、闇の紋章だの、処女との交わりが悪魔バルゼブブを召還するだのなんだの。来る訳ないだろ、ベルゼブブが。
 カメラに向かってノリノリ���喋ってたけど、俺に言わせりゃあんたらはコスプレしたロリコンのペドフィリアのクソだ。あんたらがこの世に生み出せるものなんてクソしかない。クソの製造機だ。あんたらは誰一人として悪魔なんか信じちゃいなかったし、黒魔術のことなんて少しも調べちゃいなかった。どうでもよかったんだ。魔法陣だって滅茶苦茶だしな。見てみろよ、あの壁に書かれた魔法陣やら呪文やら。恥ずかしいったらないぜ。
 あんたらは理由が欲しかったんだ。11歳の女の子を無茶苦茶にするのに、理由が欲しかったんだよ。その子の歯を抜いたり、クソを食べさせたり、飼ってる犬に犯させたり、そういうことをしてみたかったんだ。だからしたんだ。そうだろう。
 一体、あんたらは自分達をなんだと思ってたんだ? 悪魔の弟子か何かか? 黒魔術師の見習い? 
 あんたは母さんに言葉を教えるのが好きだったな。あんたが大学でやってるフランス語の授業みたいに。「皆さん、先生に続いて言ってみましょう。Bonjour!」って。あぁ、俺、何回かあんたの授業に出たんだぜ。あんた、中々いい授業をするね。
 それで、あんたは母さんのケツに突っ込みながら色々言わせたっけな。彼女が絶対に思っていないことを言わせたっけな。上手に言えるようになるまで何回も何回も何回も。あんたは誘拐されて酷い目にあわされてる女の子が、自分を酷い目にあわせているクソ野郎相手に「家に帰りたくない。ずっとここにいさせてください」って言わなきゃいけないって、どんな気分だか想像できなかったのかな? 想像できてたからこそ、そう言わせたのかい? そういうので興奮するのか? いや、いや? 本当は女の子のことなんかどうでもよかったのかもしれないな。あんたが本当に特別な関係になりたかった相手はリチャーズ。でもあんたもリチャーズもゲイじゃないし、肉欲とか恋愛感情とかそういうのでもなかった。だから母さんを使って、特別な絆を築きたかったのかも? 
 あぁ、ちょっと臭うかい? 悪いね。あの隅っこにちょっと色々おいてあるもんで。まぁ、でも、あの臭いには慣れておいた方がいいと思うぜ。これからあんたにとっては馴染みの臭いになるんだろうし。
 さて、どこまで話したっけ? そう。あんたらが酷かったって話だ。すげぇ、酷かったって話。
 本当に、あんたらは好き勝手やってくれたよ。俺の母さんにさ。あんたらは母さんを便所代わりにして、サンドバッグ代わりにして、ペットの欲求不満のはけ口にして、灰皿代わりにした。それを全部撮影した。
 「お父さんとお母さんに見せてやるよ」って言ってたよな。
 「お前が犬の子供をたくさん産んだら、記念撮影をしてクリスマスカードにしよう。それをお前の家に贈ろう。人間と犬のハーフの赤ちゃんをお前に抱かせてやる。犬の子を産め。そしたら家に返してやるから」って。
 泣くな、泣くな。まじで。何泣きなの? 何を泣くのよ? 
 ちょっと待ってな。ちょっと準備するから。
 ほら、見える? 床にある黒い染み。染みっていうか、床のあそこら辺だけ腐食が激しいでしょ? 何かわかる?
 そう。あそこで母さんは死んだの。
 いやいや、わかるよ。そんなわけないって言うの。お前とリチャーズは母さんの死体をこの地下室のバスタブで溶かしたんだもんな。
 母さんの死因はショック死。だと、あんたらは思ってた。いつ死んだのかわからない。いつもみたいに母さんとお楽しみしてたら、気がついたら息してなかった。あんたは「クソッ!」って言ったよな。「死体とヤっちまった。病気になるかも」って。バカなのか?
 で、あんたらは母さんを処理することにした。細かくバラバラにして、どっかに埋めようか? それとも燃��そうか? 
 リチャーズは最初からどうするか決めてた。今日の日のためにホームセンターで肉を溶かすあれこれを準備しておいたのさ。園芸に使う粒々したやつと、車の洗浄に使う液体を混ぜて完成する魔法の薬。
 それをバスタブにたっぷり注いで、母さんを漬け込んだ。
 すごい悪臭がしたよな。あんたらはたまらずバスルームの扉を閉めて、地下室を後にした。二、三時間漬けとけば母さんは泡になって消えるってリチャーズは言ったよな。
 ところでこの臭い。この部屋の臭い。その時の臭いに似てるだろ? というか、おんなじなんだ。
 ほら、あそこに、あの部屋の隅っこに、ごろっとした大きいのがあるだろ? 見えるかな? ちょっと体を起こしてやろう。
 よいしょ。ほら。あ、わかった? 見えた? よかった、よかった。あれがリチャーズだよ。あんたより早く、俺がここに連れてきたんだ。いつだっけ? たぶん半年くらい前かな? おーい。リチャーズ。まだ耳は聞こえるかな? お友達のホワイトマンがここにいるよ。ジャック・ホワイトマン。
 あ、ほら。動いてるね。あんな、どこが顔でどこが体かわかんない感じに溶けてるのに、動いてるね。あんたをここに連れてくる前まで、風呂に浸けておいたんだよ。何日漬けたと思う? 大体、5日くらいかな。手足は無くなったし、目や耳や鼻も無くなったけど、まだほら、原型は残ってるだろ?
 二、三時間じゃ泡になんかならないんだよ。どんなに小さな女の子でもね。
 母さんはね、お風呂の中で生き返ったんだよ。体が溶けていく中で、生き返ってしまったんだ。
 母さんは強い女の子だった。世界で一番強い女の子だった。皮膚がなくなった指でバスタブの縁をつかみ、風呂から這い出した。ブヨブヨの、今にも解けてしまいそうな体で床を這った。
 母さんはあんたらが床に描いた厨二病丸出しのインチキ黒魔術の魔法陣の上を這った。あんたらが母さんの血で描いた魔法陣の上を這った。そしてそこ、あの染みの場所でとうとう動けなくなった。
 母さんはもう、あんたらが与えた苦しみと恐怖と屈辱と絶望のせいでほとんど壊れてしまっていた。でも、生きようとした。生きるためならば、なんだって捧げる。どうなってもいいと母さんは思った。もうこれ以上、どうなる余地があるとも言えない体で。
 母さんは正しい手順を踏んだ。血を捧げ、涙を捧げ、悲鳴を捧げ、苦痛を捧げ、命を捧げ、自らを捧げた。こうして、母さんは父さんと出会った。
 叔母さんが言うには、父さんはあんたらに相当イラついていたらしい。あんたらは父さんの名を叫び、父さんの名の下に出鱈目な儀式を繰り返し、それでいて父さんのことを信じちゃいなかった。父さんはアンチよりも、ファンを騙る迷惑野郎の方が自分の格を下げると知ってたのさ。
 「あんたのファンってロリコンの変態ばっかなんだってね、ぷぷっ」なんて言われたら、プライドが傷つくだろう?
 でも呼ばれちゃいなからな。呼ばれない限りは父さんだってどうにもできない。ただイライラするだけさ。
 そこで母さんが父さんを呼んだ。本当に正しい手順で、父さんをお招きした。こちら側にね。
 父さんはその場で母さんにプロポーズした。ロリコンってわけじゃないぜ? 契約的なものさ。父さんの妻になった者はこの世のあらゆる苦痛から解き放たれ、自分が受けた苦しみや悲しみや絶望を他の者に与えることができる。そして未来永劫、幸せに何不自由なく暮らせるんだ。つまり、父さんなりの労りってことさ。あれで結構、お人よしなところがあってね。こうやって妻にした老若男女で父さんの後宮はいつも満タンなんだ。
 母さんは父さんに連れられて、父さんのとこで今は幸せに暮らしてるよ。今頃、爺さんと婆さんとも会えてるかもしれない。なぁに。死んだら人間はみんな父さんの管轄に行くんだよ。今日、上の方に行けるやつなんか生まれたばかりの赤ん坊か、子犬くらいだよ。
 そう。それで、母さんはあんたらのことは少しも覚えちゃいないんだ。母さんがあらゆる苦痛から解き放たれるためには、あんたらのことを忘れる他ないからね。
 父さんもあんたらに何かしてやる気はないらしい。まぁ、あんたらは凡庸で、よくいるタイプのクソ野郎だから、わざわざ出向くほどでもないってさ。
 ただ、あんたらが父さんをイラつかせたのは事実だし、何もしないっていうのもメンツに関わる。
 そこで、俺がきたわけだよ。父さんは母さんの抱えている嫌な記憶と、母さんの中に残った犬の精子と、自分の血をちょっとだけ混ぜて、俺を作ったってわけ。なんでって? 父さんや母さんは呼ばれなきゃこっちに来れないけど、俺みたいな混ざったのなら、どっちにも行けるからさ。人間と犬と地獄のミックスだよ、俺は。ほら、犬歯があるだろ? それにまぁ、見せる気はないけどオシャレな尻尾もあるんだぜ。後は極々普通の青年さ。あんたらと対して変わらないわけよ。こっちでの名前もあるんだぜ? 教えないけどさ。とにかく、まぁ、父さんはその場のノリで俺みたいなのを作る癖があるんだよな。兄弟多いんだぜ? 俺。まぁ、妻の復讐の代行者ってとこだな。愛妻家なんだよ、父さんは。子供への愛情には欠くけどね。
 それでな、母さんは俺のことを知らないし、俺を見ても息子だなんて思わないわけよ。外見だけなら俺のほうが年上で、お兄さんって感じだしな。向こうで会っても挨拶するだけさ。時々、一緒におままごとしたりするけどね。いい子なんだよ、母さん。あんたらにはわかんないだろうけど。俺は母さんのことが好きだよ。幸せになってほしいんだ。
 それで、実は今日が母さんの誕生日なんだよ。母さんにはピニャータとおもちゃのシャボン玉マシーンを持ってくつもりなんだけど、まぁ、特別なものを添えようかなって。それがね、あんたらなんだよね。
 これからあんたらをあのお風呂に漬けるんだ。顔だけ出しておくね。そのうち、今の薬が切れて、悲鳴を上げられるようになると思う。あんたらがゆっくり溶けていく姿を動画撮影して、母さんのお誕生日会で流すムービーにするんだ。誕生日が終わった後は、この動画は父さんのとこの人間ならいつでも誰でも見られるようにしておくよ。ここの住所もテロップで入れとく。あそこは結構暇だからね。あんたらはいい娯楽になると思うよ。やんちゃな連中があんたらをいじりにくるかもしれないけど、相手してやってくれよな。
 ああ。リチャーズを見ればわかると思うんだけどさ。あんたらはこれから死んだりはしないから。絶対に。
 だって父さん、あんたらみたいな連中が本当に嫌いなんだよね。来てほしくないんだよ。父さんの管轄に。だからあんたらのところにヒューゴボスもアルマーニも来ない。父さんが未来永劫、迎えにいくなって命じたんだぜ。
 あんたらはこれから、じっくり時間をかけてあの中で溶ける。溶けて、ドロドロになってもまだ生きてる。そのうち水分が乾いて、あんたらは粉末になる。でも生きてる。ずっと生きてる。その間、ずっと痛いぜ。叔母さんもあんたらのところには来ない。あんたらは夢も見られない。そういうことだよ。終わりがないって、怖いよな?
 ほら、じゃぁ。そろそろ行こうか。
 母さんはあんたらを覚えていないけど、あんたらが苦しむのを見たら母さんの魂は喜びでいっぱいになるんだよ。だって母さんはもうそういう場所の奥方様だからね。 
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apoandbangpo · 6 months
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Jungkook Dazed インタビュー 翻訳
自らの道を走り始めたジョングク
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この夏、ノートパソコンの前で眠ってしまったジョングクを600万人のファンが見守った。ポップ界における東アジアのアーティストの扉を吹き飛ばした彼は今、私たちを「驚くべき」ソロ新時代へと誘う。
世界で最も人気のあるK-POPアイドルの一人であり、世界で最も人気のあるポップ・スターの一人であるジョングクが、彼の直感がいったいどのようなものなのかを説明しようとしている。唇の右側にある二重になったピアスをいじりながら「なんというか...」と言葉を詰まらせる。真っ白なTシャツが、右腕に刻まれたタトゥーをより際立たせている。「言葉で表せないような感じです」 と言って笑いながら、軽く額に手を当てる。「鳥肌が立つとかじゃなくて、ただ『これはいけるぞ、これだ』って感じがするだけです」
アメリカ人ラッパー、LattoをフィーチャーしたUKガラージテイストのソロ・デビューシングル『Seven』を初めて聴いたのは、彼の記憶によれば3月のことだった。そして、即座にこの曲の虜になった。「すぐにロサンゼルスでのレコーディングのスケジュールを組み、ビデオ・コンセプトの打ち合わせをしました。すべてがとても順調に進みました」と振り返る。
7月にリリースされたこの曲は、イギリスとアメリカのシングルチャートで数週間にわたってチャートインし(アメリカでは1位を獲得)Spotifyでは、わずか6日間で1億回再生を達成した史上最速の曲という栄冠に輝いた。韓国の女優ハン・ソヒが出演したミュージックビデオは、YouTubeで1日に3,900万回もの視聴回数を記録した。彼が今までに楽曲に対して揺るぎない直感を感じたのは『I Need U』(2015年)だけだという。この曲は、高い評価を得たBTSの3rd EP『花様年華 pt.1』からのファースト・シングルで、彼らをスーパースターダムに押し上げる重要な足がかりとなった作品だと広く認識されている。
ジョングクは直感的なものと無形のものを重要視している。前者は彼の現在を導くものである。一方、彼の未来は後者によって揺り動かされている。少なくとも、彼自身がアーティストとしての自分をどう見ているかという点においては。だが、この話は後にする。というのも、最近26歳になり、この10年間を超有名人として生きてきたジョングクは、今この瞬間、自分が何者であるかについて考えているからだ。「僕は自分の感情に正直なタイプだと思います」と彼は言う。「僕はすぐに変わります。今やりたいことをやらなきゃいけないんです」
HYBEのソウル本社である巨大なビルの中の何の変哲もない一室にいるジョングクとZoomを通して話している。HYBEは、2005年にBig Hit Entertainmentとしてスタートしたマルチレーベル企業で、BTS以前にはK-POPアイドルグループを育成したこともデビューさせたこともなかった。1週間前はロンドン に、その前はニューヨークに滞在していた彼は、重い風邪と闘っていたのだが、テレビの生放送では完璧なパフォーマンスを披露し、どうにかそれを隠していた。
今回の撮影が行われたロンドン北部のスタジオでは、ジョングクは辛抱強く、協力的でありながらも非常に静かで、周囲の慌しい動きに視線を注いでいた。もともと内向的な性格の彼だが、撮影現場には、ざっと数えただけでも少なくとも40人がいる。スーツ姿のボディーガード2人を含め、その半分は彼自身の関係者だ。全員の視線が常に彼に注がれ、彼の一挙手一投足、髪型や服装、表情のわずかな変化まで注視されている。何とも疲れそうだ。彼のスタッフの1人は微笑みながら「彼は慣れていますよ」と肩をすくめた。
撮影の合間に、ジョングクが挨拶に来た。私たちは以前にも会ったことがある。2018年、BTSが成層圏に突入し、アリーナで公演していたのがスタジアムを完売させるまでになった頃だ。そのときも彼は静かだったが、精神的にも肉体的にもそわそわした不安げな雰囲気を漂わせていた。依然として彼の内面には掻ききれないような痒みがあるが、以前には欠けていた、と彼自信が感じている大胆さと自信によって、それが和らいでいる。それらは、長い間ステージで体現してきた彼の持ち味でありながら、日常生活にはついてこなかった特徴だ。「ステージに立つと、さまよっていた考えや感情が静まります」と彼は言う。いつも舞台に立っていた彼にとって、その2つの世界にそれほど大きな隔たりはなかったようだ。
パンデミックによってBTSの2020年『Map of the Soul Tour』が中止に追い込まれるまで、ジョングクは2014年以来、毎年グループとともにツアーを回っていた。2021年と2022年には、ソウル、ロサンゼルス、ラスベガスで1週間にわたるレジデンシー公演を行った。その後、2022年10月に、メンバー7人のソロ活動と韓国人男性全員に義務付けられている18カ月間の兵役服務のために、一時的な活動休止を発表した。この休止期間は彼に、自身の一部を解きほぐす機会を与え、ジョングクは内面にある軋轢を解消し始めた。そのひとつが、彼自身が自称するところの「怠け者」 であり、それが野心と競争心を抑えていたという。「以前は自分のそういうところが嫌いでした。そのせいで自尊心が欠けていたんだと思います」 とジョングクは言う。答えは、そんな自分を消し去ろうとするのではなく、違う角度から自分を見ることだった。「見方を変えて以来、自分の中のもっと良い特徴を見つけられるようになりました。逃したチャンスに、くよくよしたり、怠けている自分を責めたりして『なんで、あの時できたのに、できなかったんだろう』と考えるよりも本当の自分を受け入れ、できることに集中するようになりました。自分のペースで物事を進めることで、より多くのことを得られます。一日中ベッドに横になったり、テレビを見たりしたかったら、そんな一日を過ごすのもいいんじゃないかって」
これは、彼が自分の行動やその背後にある理由を理解する上で、連鎖的な影響を与えた。「僕は有名で人気のある歌手になりたかったし、そのためにはファンとアーティストの間に相互作用が必要だと思いました。愛を贈り、愛を受け取らなければなりません。でも、僕はARMY(BTSのファンコミュニティ)に『どうして、こんなにたくさんの愛を贈ってくれるんですか?どうして僕を愛してくれるんですか?』と尋ねていました。僕は愛を受け取るために一生懸命努力したつもりですし、その愛を当然だとも思っていません」とジョングクは言う。「とてもとても感謝しています。でも今は、謙虚に受け入れるべきだと思います。時間が経ったからかもしれませんが、今は逆になったんです。ファンのみなさんから、たくさんの愛と応援をもらっているので、その人たちに僕の存在によってもっと自信を持ってほしいし、もっと自己肯定感を持ってほしいと思っています。それが、僕がベストを尽くそうとする理由なんです」
ARMYの間で長年使われているフレーズがある。「BTS paved the way( BTSが道を切り開いた)」という言葉だ。特にアメリカでは、それまで東アジアのアーティストにとって、ほんのわずかな隙間しかなかった扉を彼らが蹴破ったのだ。あまりに強烈で、急速で、予想外だった彼らの躍進に不意打ちを食らったアメリカのエンターテインメント業界は、ビートルマニアの記憶をたぐり寄せ「BTSマニア」と呼ぶしかなかった。BTSは次から次へと記録を塗り替え、グラミー賞に5度ノミネートされるほどの有名アーティストとなった。アルバムセールスは全世界で1億500万枚を超えると推定されている。
ジョングクは、長年にわたって多くのARMYと会話してきた経験から、なぜBTSが言語、年齢、性別、人種に関係なく人々の共感を呼ぶのか、その理由を正確に理解している。「僕たちの歌やパフォーマンスに込められたメッセージが(人々を)慰めたんです」と彼は言う。「僕たちは、人々が聴く音楽の範囲を多様化することに貢献してきたと思いますし、文化的な観点からも多様性は重要です」 しかし彼は、BTSが壁を打ち破れた理由は、彼らの音楽を広めようとするファン自身の努力でもあるとする。さらに、こう話す「映画、テレビ、ファッション界や世界的なステージで活躍する多くの韓国人アーティストの方々。僕たちだけの力じゃないです」。
カルバン・クラインなどの巨大ブランドの広告塔、柔軟剤からコンブチャまで、彼が使用するものは何でも売り切れる。『Euphoria』などの彼のBTSソロ曲にインスパイアされたタトゥーを誇らしげに入れるファン。こうしたジョングクのスーパースター・アーティストとしての影響力に反して、彼は素朴で謙虚だ。一般的に、大衆文化は幼いスターにとって非情なものだが、15歳でデビューしたジョングクは、然るべき時に彼の襟を正してくれるバンドメンバーたちの注意深い眼差しの下で育った。彼は気配りができ、どこまでも礼儀正しく、好奇心旺盛で、茶目っ気のあるユーモアの持ち主だ。ライター/プロデューサーのAndrew WattとCirkutと共に『Seven』をレコーディングした際、彼はこれまで挑戦したことのないジャンルでうまくやろうと意欲満々で、マイクの前に立つと目に見えて緊張した面持ちだったが、2人から称賛の言葉を浴びせられると、明らかに嬉しそうな表情を見せていた。
「自分の声でどんな音楽ができるか試すために、できるだけ多くのジャンルをやってみたいです」と彼は言う。また、ソロ・デビューシングルの成功が、これからリリースする曲のサウンドに影響を及ぼすことはないと付け加えた。「音楽を聴いて、それが良かったらジャンルに関係なく、そのまま進んでいくだけです。『おお、この人はどんなジャンルでもこなせるんだな』って言われるのは本当に気分がいいので、みんなを驚かせられたら、すごく楽しいと思います」
数年前、彼は自分が書いたものをほぼすべて削除していた。当時を思い出し、笑みを浮かべる彼のピアスに光が反射する。「実は、音楽を作っては捨ててしまう癖を直そうとしているんです。でも、過去に自分が作業した曲を聴くと、今の自分はあまり満足できないんです。完璧だと思えなければ、どんな音楽も発表したくなかったですし、そう思える雰囲気もなかったんです。だから全部削除しました」
BTSが活動を再開する日が来るまで、ジョングクは自分自身の境界線を壊したいと考えている。昨年9月、彼はBTSの『Proof』(Collector's Edition) に収められた手紙にこう書いている「『僕の人生の主人公は僕以外の誰でもない』という気持ちで生きています。どんな環境に置かれても、誰が周りにいても、流されることなく自分を守り、自分をコントロールできるというマインドを持つこと。それを忘れないように生きています」。(余談:ジョングクがDAZEDの表紙撮影でシャツを着用しないという明確な取り決めはなく、どの衣装も事前に計画されたものではなかった。だが、楽屋から出てきた彼は、黒いレザージャケットの下に何も身につけていなかった。これが彼が望んで決めた服装だったのだ。黙ってヴィンテージのメルセデス・ベンツの運転席に乗り込んだ彼の腹筋は、くっきりと割れていた。そして、彼はカメラレンズをじっと見つめた)
BTSの最年少メンバーであるジョングクは、ウサギのようなグループの末っ子という本来のイメージが依然、優勢であることを知っている。「そういうところをすごく好いてくれてる」と彼はロンドンに滞在中、最近頻繁に行っているライブ配信の中でファンに言った。「みんなが、そういうところが好きだとする。それで僕はそれだけについて行く。それじゃあ、僕が変えられるものは何なんだよ?自ら、僕の人生なのに。僕が変えなきゃいけないじゃん?僕のことを愛してくれる人たちに『僕はこうです』って話して、それを強要するわけじゃないけど。僕はいつも新しいものを探して、その次に新しいものを面白く作りたいし、それでもってまたARMYたちに認められたいし」 また、『Seven』のExplicitバージョンの必要性を感じた理由を問う声にも答えた。このバージョンでは「And that's why night after night, I'll be lovin' you right」という歌詞が「And that's why night after night, I'll be fuckin' you right」になる。彼はこう言った「そう感じられたのなら、もう、どうしようもないけど。僕ももう何歳だよ〜(笑)」 (※Weverse Liveでのジョングクの発言部分は@may66669様の翻訳を許可を得たうえで使用させていただきました。引用元:リンク)
ここ数年の彼はボクシングを始め、眉と唇にピアスを開け、耳のピアスも増やした。髪を伸ばし、たくさんのタトゥーも入れた。「極端なことが好きなんです」と彼は笑いながら言う。「いつも人から、丸くて柔らかそうに見えるって言われるんです。僕は鋭くて力強いイメージが欲しいんです」 デビューシングルについてジョングクは、「自分のイメージから脱却しようとしたわけではありません」と語る。彼から見れば、すでに進化は起きており『Seven』は現在の彼をそのまま反映しているのだ。だからこそ、あの核心を突くライブ配信で、彼は毅然とした態度で率直に語ったのだ。「新しい挑戦を通して、ソロ・アーティストとしてどれだけ成長したかを見せることが重要でした」と説明する。「居心地のいい場所に留まったり、慣れ親しんだものに甘んじたりするのではなく。それをファンのみなさんに十分に説明したかったんです」
彼がこうした透明性と誠実さを求めるのは、ARMYとの深い心の絆があるからだ。ジョングクはARMYのことを話すとき目を輝かせる。「ARMYのことを思い出したり、会いたくなったりしたときは、ライブをつけて一緒に遊びます」と彼は言う。彼はHYBEのプラットフォーム、Weverseを通じて、今年だけで20回以上ライブ配信を行なっている。そのほとんどは寝室やリビングルームからで、しかも真夜中であることが多い。真面目なものから笑えるものまで、さまざまなコメントに何時間にもわたって答えている。カラオケをしたり、料理をしたり、お酒を飲んだり、洗濯物だって畳む。6月には、ジョングクが配信中に寝てしまい、それに気づいたスタッフが配信を止めるまでの45分間、600万人がその様子を見守った。
ARMYに「もう寝て」とか「飲み過ぎないで」と言われると、彼はやんわりと拒否するが、「ARMYは僕に関心があって、僕のことを好きだからそう言うんです。だから全然気にしません」と彼は話す。ファンがジムに現れたり、食べ物を家に送ってきたりしたときは、しっかりと、しかし丁重にやめるように言う。「複雑な関係ではありません。僕はARMYに自由に話すし、ARMYも僕に自由に話せます。相手が不適切なことを言ったとしても、それを受け入れるか、無視するかは僕の判断であり、僕の自由です」
2021年の『Vogue Korea』とのインタビューで、ジョングクは自分自身のことを完璧でありたいひび割れた灰色(「まだ何にもなっていない色」)の六角形であり「もっと上にあがりたい」人間だと表現した。だが、彼はそれを淡々と、いくぶん希望的にさえ言った。なぜなら、それが彼の原動力になっているからだ。昔も今も、ジョングクの中で「もっと」とは「もっと優れた、もっとかっこいい歌手になること」なのだと彼は熱く語る。「僕の中では、僕は自分が思い描いていたような歌手じゃない。僕が抱いていた歌手像とは違うんです。だから、もっと上を目指すんです」
しかし、この「もっと」という言葉は、会話において難問を投げかける。なぜなら、それは未来の一部であり、その未来は彼にとって明確な目標よりも、より雰囲気を重視する無形の領域だからだ。だからジョングクは、その想像上のイメージが何なのかを語ることができない。「まだ、はっきりとはわからないけど、何かあるような感じがするんです」 彼は人差し指を空中に突き立てて、上を指さす。「すぐそこにあるんです。ただ、まだ辿り着いていないだけなんです」
2023年のジョングクは、その「まだわからない」状態をよしとしている。彼は今を生き、物事をシンプルに考えることを心がけている。たとえそれが「言うは易く行うは難し」であったとしても。「まったく考えないでいるのは不可能です」と言って彼はため息をつく。「考え事をすると、その考えが延々と続いて、どんどん深みにはまっていくことがあるじゃないですか。それがポジティブな結論につながることもあると思いますが、僕の場合はネガティブな結論につながることもありました。でも、今は自分にある程度、自信が持てるようになったので、余計な考えを排除できるようになってきました」 頭を落ち着かせる術を学ぶ中で、彼は「まだ起こっていないことを心配したり、『自分の期待に応えられなかったらどうしよう』と考えたりすることが少なくなった」という。
しかし、ソロ・デビューアルバムを視野に入れ、さらなる音楽制作に取り組んでいるジョングクは、振り返ってみれば自分がどれほど成長したかを知っている。「(デビューシングルでは)自分の直感を信じて『観客に届くかな、たくさんの人に届けられるかな』と考えていたんです。それが、ある意味、証明できました」 そして、あの曖昧なグレーの六角形ではなく「白になりたいです。どんな色にでも好きなように染められるので」と顔いっぱいに、可能な限りの大きな笑みを浮かべながらジョングクは言った。
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aryyyra · 6 months
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ああ仲良くなれるだろうな、と一目で思った人に2人出会って、両方実際その後一番仲良くなったんだけど、そのうちの1人が彼女だった  日本語話者に対して抱いたことがない感覚で、変なセンサーができたなと思った 普段そう思っているわけではないが、意思疎通に難があるだろうという前提ありきなのかもしれない で、似た人に反応するのかも 重心が低くて肝の太そうだけどそうでもない、しかしエネルギーは充満している感じ 私もそのタイプかもなと思う
彼女は2つ下のタトゥー師を目指しているサルトの人、もう1人は4つ上の映画専攻のローマの人
その人種の顔立ちで偏差を取るならこの辺に位置するね、という感じ 
この子はタトゥーの入れ方や服の雰囲気など、ああ気が合うだろうな、と一目で思う子だったんだけど、実際その後かなり仲良くなったのだが、日本の音楽知ってる!とBTSとBlackPinkを送ってきたような人だったから文化の邂逅的なおもしろいエピソードがいろいろ生じた 
この8か月でまなんだこと①
:概すればフランス人は(イタリア人と比べれば)そこそこ長めのていねいなメッセージをおくってもよい
わたしの留学初期は周りの人間関係がほとんど南欧人メインで、そこからフランス
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言葉の壁によって仲良くなれること むしろ言語に頼らないし? 指ハート
日本では一度もしなかった指ハートを留学早々するようになった。 
ふりつけ
友人らからあれはジャポネカルチャーなのだと思われていた) 女子高生のプリクラ以外で日本でやってる人見たことないけど、私が変な伝統になってるようで愉快だった。
会話に入れなくても あまり気を遣って話題をふるとかもないし反応したい時に反応する
留学序盤なんて複数人での会話など全くわからないのがデフォルトだったから、
こう書いてしまえば胡散臭い、つまりそれは所作でしかないから。
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galleryshinsaibashi · 6 months
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◆『ジャンポール・ゴルチエのファッション狂騒劇(Jean Paul Gaultier: Freak and Chic)』鑑賞レポート◆ 『ジャンポール・ゴルチェのファッション狂騒劇(Jean Paul Gaultier: Freak and Chic)』はファッションデザイナー、ジャンポール・ゴルチェが彼の幼少期からデザイナーとして成功するまでの半生をミュージカル化した「ファッション・フリーク・ショー(Fashion Freak Show)」を完成させる約2年間を追ったドキュメンタリー映画です。 ゴルチェが自ら演出と200着以上の豪華な衣装を手がけた「ファッション・フリーク・ショー」はオリジナルの音楽、ハイスタイルな振り付けで観客たちを魅了しました。 それは2018年のパリ公演で25万人、22年のロンドン公演では30万人を動員する大ヒットを記録し、23年5月には日本でも公演が行われました。 制作過程を記録したドキュメンタリーはその結果である「ファッション・フリーク・ショー」を観たか観てないかによって、かなり評価が分かれそうです。 しかしながら、映画『ジャンポール・ゴルチェのファッション狂騒劇』はミュージカル「ファッション・フリーク・ショー」の完成された舞台映像を使用していて、それを観ていないものも楽しめる様になっています。 また、舞台を観た方も楽屋シーンでダンサー達が身に着ける衣装に至近距離で迫った細かく施されたスパンコール刺繍や、貴重な羽毛の重ね合わせられたグラデーションに新たな発見をするでしょう。 何よりもシャイなゴルチェ本人による各シーンの解説は、リアリティーと強いメッセージ性とエスプリに満ちていてそれだけで、この映画の価値を決定づけています。 冒頭、口で説明するのが苦手というジャンポール・ゴルチェはあのシャープでドラマティックなタッチの大量の絵コンテを携えて音楽を担当するナイル・ロジャース(Nile Rodgers)の自宅を訪ねます。 ナイル・ロジャースはファンク、ディスコバンド、シック(Chic)で1977年にデビューし、1980年代にデビッド・ボウイ(David Bowie)、マドンナ(Madonna)、デュラン・デュラン(Duran Duran)等のプロデュースを務め、当時の音楽シーンを創ったミュージシャンです。 世界最高の音楽プロデューサーとファッションデザイナーは、思わぬところで意気投合します。 ナイル・ロジャースの自宅には彼の功績を称えるディスクや愛用の楽器に混じって、アメリカの黒人の初期のエンターテイナーたちのアールデコ調のポスターが飾られていました。 その中にゴルチェは、ジョセフィン・ベイカー(Josephine Baker)を見つけ、子供のように喜びます。 10代にブラックパンサー党に入党していたナイル・ロジャースにとって1960年代末まで、社会奉仕と黒人の地位向上の活動に勤しんだ彼女はスーパースターの一人に違いありません。 一方、ゴルチェは「ファッション・フリーク・ショー」で「フランスで最も成功したアメリカ人」にしてアーティスト達のミューズであった、彼女へのオマージュを捧げています。 ジョセフィン・ベイカーと同じく裸のダンサーはバナナの房を腰回りにスカート状に巻き付け、セクシーでワイルドに踊ります。 一本一本のバナナにはストーンがびっしりと貼り付けてあり、女性だけではなく、男性も同じスタイルにしているのはゴルチェならではの演出です。 半裸の黒人女性が未開のジャングルの象徴であるバナナだけを身に着けて、コミカルなダンスをすることは差別的と捉えられがちです。 でもゴルチェはそのような見方そのものが偏見であり差別的だと訴えてるかのように、純粋に裸体と衣装、躍動感の美を眼前に示し、観客を挑発します。 映画にはゴルチェファミリーとも言える、カトリーヌ・ドヌーヴ(Catherine Deneuve)、ロッシ・デ・パルマ(Rossy de Palma)ら多くの個性的な著名人が登場します。 そして、ポスターの撮影に向かったゴルチェを迎える写真家、ピエール・エ・ジル(Pierre et Gilles)のキッチュでビザールなスタジオはタトゥーだらけの二人からは想像出来ないあのスイートなムードを醸し出しています。 また、劇中映像の為に呼ばれたゴルチェの祖母役のミシュリーヌ・プレール(Micheline Presle)は舞台の共同演出を行うトニー・マーシャル(Tonie Marshall)の母です。 ミシュリーヌ・プレールはレーモン・ラディゲ(Raymond Radiguet)原作のベストセラー『肉体の悪魔(Le Diable au corps)』で高名なジェラール・フィリップ(Gérard Philipe)相手に映画で演じた俳優です。 久しぶりにカメラの前に立った往年の俳優はみるみるうちに、即興で威厳と妖艶さを表現し、ゴルチェと娘を喜ばせます。 トニー・マーシャルは2020年に亡くなったので、これは親子にとって特別なシーンになっています。 映画の中のゴルチェは専制君主のようなデザイナーではなく、コラボレーションするアーティスト達に敬意を払い、スタッフの提言に耳を貸し、時には無理をさせたダンサーに潔く謝罪します。 彼のその姿勢が作品をより良く発展させ、完成されていく様が描かれています。 彼は自嘲気味にこう言います、「みんなは僕を好きな訳ではなく、僕の作品が好きなのだ。でも、それが楽しい」。 そして幾度なく繰り返されるあのメッセージ、「違いとは特別であることだ。誰もがフリーク。美は至るところにある。」と。 弊店は縁あって、ジャンポール・ゴルチェブランドの初期から国内のあらゆる展開に関わってきました。 彼自身の名前を冠したブランドだけでなく、多岐に渡る彼の作品を世界で最も取り扱ったブティックです。 ゴルチェのオンリーショップからセレクトショップへと���開した現在でも、セレクトのベースとなる価値観はジャンポール・ゴルチェによって培われています。 また、依然として世界的に貴重なジャンポール・ゴルチェのアーカイヴスも多く保有しています。 余すことなく作品を御覧頂き、そのテーマ、由来、特徴、影響力を御説明させて頂く事が出来ます。 ジャンポール・ゴルチェと共に歩んできた弊店ならではの成せる業です。 『ジャンポール・ゴルチエのファッション狂騒劇(Jean Paul Gaultier: Freak and Chic)』を観た方もそうでない方も、一度弊店に足を運んで頂ければ、幸いです。 スタッフ一同、御待ち申し上げております。 Gallery なんばCITY本館1F店 〒542-0076 大阪府大阪市中央区難波5-1-60 なんばCITY本館1階 【営業時間】11:00~21:00 【休館日】年内無休 【PHONE】06-6644-2526 【e-mail】[email protected] 【なんばCITY店Facebook】https://goo.gl/qYXf6I 【ゴルチェ派Facebook】https://goo.gl/EVY9fs 【instagram】http://instagram.com/gallery_jpg 【Twitter】https://twitter.com/gallery_jpg_vw 【tumblr.】https://gallerynamba.tumblr.com/ 【ブログ】http://ameblo.jp/gallery-jpg/ 【オンラインショップ】http://gallery-jpg.com/
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ayachans · 8 months
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自分の好きなファッションや購買スタイルはセックスする男とも似る。
単刀直入に言う。
数ヶ月ぶりに性行為をした。
それも1日に3人と。
1人目はロン毛・髭・パーマのお洒落な青年
古着屋店員か美容師といった所だろうか妖艶に体に降りかかる髪の毛がエロかった。かつて髪の毛が長かった私も幾多の男女にそう思われてたのだろうか…。髪を短くした今は知るよしもない。
2人目は全身タトゥーだらけの中国人モデル
彼は加虐趣味のある人だった。たくさん空けられたピアスの数からも察しがついたが私が彼の体へ身を任せるように落とすとモデルは途絶え途絶えの息遣いで私の腕をつねあげる。根がマゾの私は願ったり叶ったりだったが真のマゾは彼の方で何か底知れぬ幻滅が湧き上がってきた。自分で自分の首を締め上げるの見てかつて彼から教わった"首の締め方"を実践してみたらか細い声で『そう…これこれ…』って私が彼らしく冷たい目でモデルを見つめると程なくしてモデルは果てた。いくら容姿端麗でアバンギャルドな見た目をしていても私の積み重ねた一世一代の愛の側からしてみたらしょうもないSMで終わる一回戦で刹那を感じた。
3人目は埼玉の辺境に住む新宿の病院勤めの研修医
この性行為に関してはドクターの方からアクションをかけてきた。その内訳は私がタイプだったからと言う単純な理由だった。ドクターはとにかくドネコというほどのウケ体質で感度も質感もウケのそれでタチからしてみたら唆る要因しかない淫乱なお医者様だった。体付きは特に取り柄のない標準体型だったが肩や胸周りの筋肉や尻周りにあえて豊満な肉を残しているのは狙ったセックスアピール値の出し方だと目を配る事も思った。抜け目のない私はドクターとだけは連絡先を交換した。しかしもう何かドクターとは会うことはない気がした。
私の友人には古着も男もデットストック品(童貞)が好きな人も服も男もハイブランド(高スペ)しか持たない人もいるが私は服も男も新作しか持たないタイプなのかも知れない…いやアーカイブもヴィンテージも大好き…って言いたい…。確かに使い込まれててもいい男はいる…けど1着服を買ったら着てない1着を断捨離する性を見ると新しい男と出会ったら古い付き合いのない男を捨てる性とも言ってもいいだろう。
正しくは新作のコレクションもアーカイブもヴィンテージも大好きだけどお洋服も男も一生物が持ちたいタイプが正しいのかも知れない…。
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a-youngstuff · 11 months
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大阪・神戸旅振り返り
この週末、彼女に会いに久しぶりに関西に戻ったので、記録として更新する。
2023.6.3
10時過ぎ、バスが梅田に到着。前日までの梅雨を感じるような天気から一転、カラッと晴れ渡った快晴日和だった。
彼女と合流し、適当に時間を潰してランチへ向かう。まだ兵庫に住んでいた時、よく彼女や友人と行っていた 「路地裏食堂 マチュナガ」。いつもディナータイムに利用していたので、昼の利用は初めてだった。
名前の通り、中崎町の細い路地道を進んだ先にある小さなお店。すべての料理が丁寧に作られていて何を頼んでも抜群に美味しい。私はタコライス、彼女はデミチキンカツを頼んだ。相変わらずの味に2人で唸りながら綺麗に料理を平らげ、お店を後にする。
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梅田に戻りがてら、友人が働くカフェへ顔を出しに行った。その日彼女がいるかは不明だったが、一か八か店内を覗くと変わらぬ姿で働く友人の姿が見えたので入店。注文したドリンクを待っている間、軽口を交わした。今度はドリンクカウンター越しでは話せないことを話そう、とご飯の約束を取り付ける。
今回の宿泊先は中津だったので、ホテルに荷物を預けた後は念願のスキマへ。開放的な空間に、魅力的なレザープロダクトが秩序を持って並べられていた。元々アッセンブルバッグのSサイズを目的にしていたが、残念ながら全て売り切れ。その後接客についてくれたお兄さんのサンダルが気になり試着するも、即買いできる値段ではなかったので写真を撮って名刺と品番控えを貰い退店。気になるものがありすぎたので、一旦頭を冷やして次回迎えに行く。
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夜はホテル近くの大衆イタリアン 「ブドウヤ」 へ。目玉のアンチョビポテトやハラミステーキのほか、ライスコロッケや山芋のトマトソース焼きといった小皿を少しずつ頼み、腹を満たしていく。店員さんも皆愛想が良く、最初はコワモテだなと思った店主さんは、最���に「美味しかった!」 と伝えるとにっこり笑ってくれた。ファンになりそう。
お腹いっぱいのまま、夜の中津を散歩する。昼は茹だるようだった暑さも、夜にはダラダラ歩くのにうってつけの気温になっていた。中津に訪れるのは今回が初だったが、再開発され整備された空間と、昔ながらの下町の空気が混ぜ合っていて個人的にとても好みでした。次はこういう街に住んでみたい。
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2023.6.4
前もってこの日は神戸に行くと決めていたので、早起きして大阪を退く。前日の時点からランチは中華にしよう!と相談し、事前にピックアップしたお店候補から選ばれたのは元町 「はらぺこ飯店」 
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口コミには 開店と同時にかなりの行列ができると記載されていたので気持ち早足で向かい、運良く2番目で入店。私は魯肉飯、彼女は中華カレーを注文。私はアジア料理のスパイシーな香りや味付けが大好きなのだが、ここのお店の魯肉飯は日本人の口に合わせたマイルドな味付けでとても食べやすかった。スパイスが苦手な彼女にも好評。店内も綺麗で量もたっぷり、友人各位に勧めたいお店である。 
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その後向かった1番の目的にしていた本屋さんが臨時休業していたので、元町のブルーボトルにてプランを練り直す。前々からブルーボトルのノラフロートが飲みたい!と騒いでいたので、落ち込む私に気を利かせた彼女が提案してくれたのである。彼女は少食なのに、私のデカ胃に付き合わせてすまんね…と思いながらお言葉に甘える。
気を取り直し、第2目的の古本屋 「荒野」 へ。明るい木調の店内には絶版本から割と最近出版された本まで、ジャンルを問わず様々な古本が綺麗に陳列されていた。欲しかった池井戸潤の民王があったので迷わず手に取り店内を巡回していると、足元に1981年に京都で行われたマティス展の図録が並べられてあるのに気づく。少しページを捲ると、当時のチケットが挟まっていた。ちょうど東京のマティス展を諦めたばかりという個人的状況も相まり、居てもたってもいられず池井戸潤と合わせてレジに持っていく。
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続いて、花隈の「本の栞」 へ。ここはサラ本がメインだけれど、ところどころ古書もあるので本棚に目を巡らすのがとても楽しい。ここでも、かつて開催された狩野永徳展の図録を見つけ、桃山文化の華美で豪奢な芸術にめっぽう弱い私はこれも連れて帰りそうになったが、あまりの分厚さと重量に慄いたので泣く泣く棚に戻した。その他、詩集や歌集、エッセイやzineといった比較的モダンな品揃えを指でなぞり、最終的に木下龍也の歌集か韓国文学で迷った挙句、田舎ではアクセスしづらいクィア作品 チョ・ウリ著「私の彼女と女友達」 を購入した。会計の際、店員のお姉さんの二の腕にクレーらしきタトゥーが入っていることに気づいたが、声をかけられなかったのが心残り。 
本を買うときは出版元に還元されるようなるべく本屋を利用するように心がけているものの、前の持ち主に心を寄せたり、発刊当時の情景を想像したり、古本屋でしか味わえない付加価値が好きでやめられない。ここら辺のバランスを上手く取っていきたい。
ここまで読んでくれた人ならもうお察しかと思うが、今回の旅は私の行きたいところにすべて彼女が付き添ってくれる形でプランニングされている。二日間の歩数は計3万歩。よく歩きよく食べ、好きな店やものに触れまくった2日間だった。一言も文句を言わず、最後まで付き合ってくれた彼女、ありがとう。おかげで楽しい関西旅になりました。
また仲良しになれて嬉しい、とあなたは何度も伝えてくれるけれど、私の失敗や失態に飽くせず見離さず、常に心強く側にいてくれてるあなたには感謝してもしきれないです。
次は来月、東京で会いましょう。スパシーバ
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wish-less-gallery · 2 years
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10/7金、本日18時まで営業。ポルトガル人アーティストのハトリー・パブロと日本人アーティストのカメリアンの二人展開催中。沢山の色とモチーフが散りばめられたストリート感溢れるハトリー・パブロの原画作品の数々を展示しております。 On show at @wish_less Tokyo. Contact us for more details [email protected] —- Hatory Pabllo × Kamerian exhibition ‘TOKYO DREAMERS’ ハトリー・パブロ × カメリアン 二人展 2022年10月23日(日)まで 木曜~日曜 12:00~18:00 月曜~水曜 休み 会場:WISH LESS gallery (東京都北区田端5-12-10) --- WISH LESS galleryは、ポルトガル出身のアーティスト・ハトリー・パブロと、日本人アーティスト・カメリアンの二人展「TOKYO DREAMERS」を開催いたします。絵画、スクリーンプリント、タ���ゥー、グラフィティ、彫刻、写真などを通して「ポップ」という美学を追求する二人の初となる展覧会です。 --- 独学で絵を学んだアーティスト、ハトリー・パブロは、1987年ポルトガルに生まれ、セトゥーバルのスラム街で育ちました。パブロは日頃から地元に馴染めず、いつも自分と同じ趣向や美学を共有できる仲間を探していました。そんな中、ブラジル・サンパウロで過ごした日々は、彼の人生とクリエイティビティへのアプローチを劇的に変化させてくれたと語ります。 パブロの象徴的なグラフィティは、漫画のキャラクターや可愛いモチーフ、明確なユーモアセンスによって、一目で彼の作品だと認識できます。またストリートのスケッチで培った高い画力は、タトゥーの世界で話題となり、大胆なライングラフィックを求め世界中からラブコールが止みません。 彼の作品は、色彩とポップカルチャーの驚くべき一片を表現しています。音楽、美術史、文化的問題、宗教、そして自身が収集している90年代日本の「裏原」ファッションなど、数え切れないほどのテーマを探求しています。大胆不敵な色使いと自信に満ちた黒い線は、観る者を彼のユニークな世界観へ誘うかのようです。 パブロはユニークなファッションセンスを持ったカリスマ的存在であり、人生を創造する情熱と喜びを最大限に楽しんでいます。時に作品の前で写真を撮ったりしていますが、まるで自身が絵画から飛び出してきたかのような強い印象を受けます。 ◆ カメリアンはグラフィックアーティストとして国内外で活動しており、タトゥーアートやアニメーション、漫画などから多大な影響を受けてきました。 シルクスクリーンを主な技法として用い、よく知られた寓話や大衆文化をモチーフに欧米アニメを彷彿とさせるような強い輪郭線と色彩で倒錯的な世界観を作り上げています。最近では自身のキャラクターを立体的に仕上げたハイクオリティなソフビも高い評価を受け、ファンを魅了しています。 近年は国内のみならずスイスにて個展、アメリカやオランダ、香港でのグループ展などでも積極的に活動しています。 --- #HatoryPabllo #Kamerian #art #portugal #streetart #painting #drawing #wishless #wishlessgallery #gallery #tokyo #popart #ハトリーパブロ #カメリアン #TOKYODREAMERS #graffiti #graffitiart #vandalism #pasteup #galleryintokyo #グラフィティ #ポップアート #ストリートアート #kawaii #spraypaintart #artcollector #アートコレクター #contemporaryart (WISH LESS) https://www.instagram.com/p/CjZZsYuPGel/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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ko07300730 · 1 year
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pt.3
 
3/6 月曜日
スマホのアラームで目が覚めた。朝の5時前。ダブルサイズのベッドで寝ていたせいか隣に人がいるような気がしたが誰もいない。当たり前か。眠い目を擦りながら顔を洗いメガネをかけてテラスに出るとまだ外は暗い。肌寒いので少し着込んで外に出る。托鉢はいくつかの通りで行われるらしいが、昨日ホテルのお姉さんに教えてもらった通りの時間と場所に向かった。5時過ぎになって目的地に着いたが、托鉢の用意はしてあるけれども、まだ早かったせいかそこまで人はいない。そこにいたおばさんに言われるがままにお供え物を買い(約800円もした。絶対ボッタクリだ。高くない?というと全部一律この値段と言われた。まあお坊さんにあげる物だから仕方ない。800円で托鉢の経験ができると思うと安いのかもしれない。この時点で残りの現金は約1200円)、靴を脱いで座る。しばらくすると中国人観光客がたくさんやってきて同じように座って準備をする。5:30〜6:00の間に托鉢があるよ、とホテルのお姉さんに言われたものの5:30になっても始まらない。まあ待つかと思って待っていると、鮮やかなオレンジ色の僧衣まとったたくさんの坊主頭の僧侶たちが裸足でゾロゾロと歩いてきた。よくわからんけれど見様見真似でお供え物を渡す。お供え物は自分のところにあったのは3種類。お菓子、葉っぱで包まれたお餅?、それから炊けたご飯一合ほど。ご飯はビニル手袋で一口大の大きさに丸めて渡す。一列になってお坊さんがゾロゾロと来るわけだが、タイミングよくお供え物をスムーズに渡さなければならない。先頭を歩くのはおそらく位の高い僧侶。後ろに行くにつれどんどん若坊主になっていく模様。後ろの方には小学生低学年くらいの見習い僧侶もいた。ランドセルをやっと背負えるくらいの小さい子もいる(もちろん背負うのはランドセルではなく、お供え物を入れる壺)。事前に調べたことによると、お坊さんの前を横切ってはいけない、お坊さんよりも高い位置にいてはいけない、お坊さんに触らない、フラッシュ撮影禁止など。しかしあろうことか中国人、我こそは、と超近距離で写真を撮り、思いっきりフラッシュ撮影をしている。おそらくルアンパバーンはこれを観光化しているのであろうか、これがお金になり、写真を撮られ、それでまた新たな観光客が訪れ、またこれがお金になり、写真を撮られ、というようなサイクルになっているのかもしれない。生きていく上では仕方のないこともあるのだろう。正直なところ、見様見真似でやっただけで何かわからないけど、儀式の力というか、場の力というか、何かは感じるものが少しあった。写真や動画では伝わらない、実際そこに行き経験することが旅の醍醐味ではなかろうか。托鉢が終わるともうすでに朝市場が始まっていた(6:30過ぎ)。基本的には食材が売ってあった。野菜や果物はもちろん魚や肉、虫も少し売っていた。今お金が全然ないことと、この後の象のことを考えると、ここでお腹を下す訳にはいかない。ホテルに戻り朝食を食べる。普通のイングリッシュブレックファーストを食べ、用意をしてホテルの前で待っていると、ツアーの案内人が迎えに来てくれた。こういうツアーに申し込むと、もしかしたら送迎が来ないまま終わってしまうのではないかと不安になる。バスに乗り込み、色んなホテルを回ってツーリストを集めていく。バンは満員になった。両隣にアジア人(多分中国人)、後ろの方は白人。1人で来ている人が半分くらい。全部で10人ほど。バスに揺られること30分、ウィスキービレッジに到着。これはツアーに含まれていた内容。外国のローカルツアーあるある。コブラやサソリ、ムカデが漬かったお酒。どうやってそのお酒が作られるかの説明をつらつらとしてるようだが全く興味がないので全然聞かなかった。もちろん試飲もしていない。私と同じように全く興味のない人たちは説明中ながらもフラフラと違うところへ行ったり、勝手にトイレに行ったり、隅の方でタバコを吸ったりと、自由な感じであった。一方このお酒に興味を示している人も一定数いた。試飲をしてあーだこーだ言って結局買わない。あるある。その後はそのウィスキービレッジを一周して、土産物などが売っていたが誰も買わず少し早めに出発。15分ほどすると象のいる施設に到着。かなりのどかな場所で、綺麗な花が咲き、芝生はある程度整えられていた。一行は奥まで案内され、好きな飲み物を冷蔵庫から出して、テーブルに座るように指示された。なぜかこの時点で小太りのスモーカー白人とラテン系おばさんが消えた。どうやら少し違うプランらしい。数分待つと支配人的な人が出てきた(いわゆるwelcome to elephant camp 的なあのジュラシックパークの白髪のおじさんのような感じ)。詳しい内容は割愛するが、要するにラオスとはどのような国なのか(変な英語であんま聞けなかった)、ルアンパバーンとの関係性、象について(この施設には象は10頭いる。オスは角があって、メスは角がない。動物園はダメ、あそこはジャンキーフードを与えている。象の密猟を止めることは不可能。象の起源はラオスである。今現在生き残っている象は数百年前に比べると1/100にまで減っている。象を森へ帰して、自由にそこでのびのびと暮らさせてあげよう。人間が象の体に乗ることなんて象にとっては屁でもない、など)の説明を受けた。そこで毎回タバコを吸っているマッチョ系ドイツ人がちゃちゃを入れて話を遮って質問をしている。同じくフランス人スモーカーの美女も。一同ヘラヘラしながら説明を1時間ほど聞き、実際に象に乗ることに。その前にmahout(マホートとはラオスでは象使いを意味する)のユニフォームに着替えた。青いようわからんやつだ。でもなんとなく雰囲気は出る。まずは象にバナナ(まだまだめっちゃ青い)をあげて餌付けさせ(さっき動物園であげるようなバナナやリンゴは象にとってジャンクフードだからダメだ、とか言っときながらバナナあげるんかい、どういうこっちゃ)、象に慣れていく。そして早速1人1頭の象に乗る(この時後ろにガチmahoutがついてくれる)。僕は一頭のメスの象に乗った。名前はブンピン。いざ乗ってみると思ったより高くてちょっと怖い。ブンピンの頭に手を置くのだが、頭の毛が1本1本太くてチクチクしている。この毛を引っこ抜きたくなったが、ブンピンがびっくりして転倒してはいけないので我慢した。ブンピンに乗った際にスタッフにスマホを預けて写真を撮ってもらう。なのでブンピンに乗っている時の写真や動画は撮れなかった。1,2分乗るとすぐに慣れてきた。前後で悲鳴が聞こえるが無視。コツとしては跨った時���太ももでしっかり挟むことである(内腿が疲れる)。そうして適度に力を抜いてバランスを取ると支える必要がなくなり両手が空いた。とはいえ空いた手ですることもないので、手はブンピンの頭の上に軽く添える(左手は添えるだけbyスラムダンク、あんま知らんけど)。ズンズン進むブンピン。前の象は、よそ道をしておりなかなか進んでいない。ガチmahoutが象に一生懸命指示していた(おい、早く進め!的なことを言っていた)。意外にも象の上は安定していた。しかし自分が乗っている場所がおそらくちょうど象の肩甲骨あたりに跨っていたので、象の前足が一歩進むごとに肩甲骨が上がり、自分のお尻あたりがモコっと盛り上がる(伝われ)。これがなんともいえない感覚なのだ。例えるなら少し揺れている電車の方が寝やすい的な感覚なのかもしれない。軽く登ったり下ったりしながらどんどん森の奥へ入る。そして小川に入った。すると前の象が道の脇へ行き、立ち止まった。何かと思ったらお花を摘んでいるのだ。真後ろで見ることができていかにも光栄だった。うちのブンピンはお利口はんなようで、寄り道もせず淡々と進んで行った。来た道を戻り今度はメコン川の方へ向かう。ゆっくりとブンピンはメコン川に入る。しかし象とは大きいもので、川の奥へ入っても全然体が浸からない。そこでガチmahoutが何やら指示を出すとブンピンは一気に潜り始めた。ここでようやく自分は腰〜胸の辺りまでメコン川に浸かった。少し寒い。しかし象の中にはサービス精神旺盛な象もおり、鼻で水を吸って乗っている人にぶっかけているではないか。その人は頭からずぶ濡れになっていた。まあいい経験になったであろう。メコン川を出て最初のところに戻り下車(下象)。とりあえずシャワーを浴びることに。するとそこで参加者たちの間で、体が濡れてるアピールが始まった。ついには体が濡れてないのがダサいみたいな雰囲気になった。自分はそこそこ濡れていたが、頭から全身濡れている輩が2人もいたので完敗。シャワーを浴び着替えて昼食を取る。バイキング形式でドリンクもフリー。そこで参加者たちでいろいろな話があった。まず端に座っていたゴリマッチョスモーカードイツ人(男)とタトゥーの入った整形チックな鼻をしたスモーカー南アフリカ人(女)のカップル。二頭筋のあたりにワンポイントタトゥーと鼻ピアスをした汚い茶髪のベイプを吸っている日本人(女)。メガネをかけてひょろっとした大人しめな日本人(仮、後述)(男)。清潔感のあるイケメンスモーカーフランス人(男)とその美人妻スモーカーフランス人(女)、そして私。
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別れる決心(劇場)
二十歳の息子(劇場)
マイ スキニー シスター(U-NEXT見放題)
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1.パク・チャヌク『別れる決心』
そうだ、”決定的にならないその時(その期間)”が一番甘美なんだった。ということをぐるぐると『別れる決心』について考えている間に思い出した。
『別れる決心』の簡単なあらすじとしては、ある殺人事件を追う優秀な刑事ヘジュンと、死んだ男の妻で事件の被疑者である中国人女性ソレが、刑事-被疑者として対峙しながらも惹かれあっていくというストーリー。
ロマンスものであり、サスペンスでもある。ロマンスにおいての「決定的でない期間(俗でいう片思いというか)」は、恋をした相手が本当に自分が思い描いたような人なのか、はたまた自分に好意があるのかを推察し、すり合わせる期間だし、サスペンスにおける「決定的でない期間」は被疑者が本当に犯罪を行なったのかをすり合わせる期間と言える。
「決定的でない期間(何かと何かの中間のような狭間のような)」に着目するとロマンスもサスペンスも実は同じ構造を持っていて、『別れる決心』ではロマンスもサスペンスも絡み合いながら”疑いの時間”が進んでゆくから翻弄されてクラクラしてしまった。
例えば、ヘジュンがソレの独り言を背後からスマートウォッチに録音するシーン。ソレは中国語を話すから、それを翻訳アプリに入れて聞き直す。あくまでも捜査であるとポーズを取って本当はソレの言葉を聞きたいだけ。このシーンにサスペンスとロマンスが溶け合っていて頭抱えた。(ただ確かヘジュンが隠し撮りする様子をスパイダーマンみたいな画角で撮っていたので、ええどんだけ!と突っ込みはした)
疑惑が晴れないうちが、決定的にならないその間が私たちの関係の”味わいどき”で、全てが明らかになったら腐って枯れてしまうような
『別れる決心』がより一層甘いのは、ヘジュンもソレを眼差し、ソレもヘジュンを眼差すから。このロマンスにおいては二人ともが主体で、どちらかが「恋される」わけじゃない。刑事-被疑者でありながら共犯者であるのはあまりにも恍惚がすぎる。
あと、お互いが眼差しあい同じように深みにハマっていくように見えて、実は…(以下ネタバレになりそうです…!ネタバレNGな人はどうかササっと飛ばして…)
第一部の幕引きからソレの愛の方が段々と増しているというのは注目すべきと感じていて。ヘジュンはエリート刑事であるのに対して、ソレは韓国へ不法入国した韓国語もままならない中国人。
(刑事でありながら身だしなみを保ち、ソレに対して決して声を荒げたりしないヘジュンをソレは「品のある人」と表現する。対してソレの近くにいる他の男といえば、弱者であるソレの弱みにつけ込む男ばかり。親子ほど年の離れたソレと自分の立場を利用して結婚し、暴力を振るい自分の名前のタトゥーを掘らせた1番目の夫、家に押しかけて殴る男、他者を恫喝して金をぶん取り、ソレまで揺すった2番目の夫…)
社会的弱者であり寄るべないソレは、ヘジュンと一度離れてからも彼の幻影にすがるしかなく再び会いに行ったのもソレであるのに対して、特に痛手を負うことなく犯罪を犯したことが決定的になったソレから離れられて、妻のいる家で暮らすことができるヘジュン、そしてその不均衡さ。ソレの視点に立ってみるととてもとても苦しいポイントだった。
そんなただのロマンスに昇華してはいけないような問題も孕んでいて、同じような作品を見てみたくなった。日本映画でもいいし、韓国映画イ・オニ監督『女は冷たい嘘をつく』とかは中国から���移民の女性が登場するようなので、チェックしてみたい!
パク・チャヌクの作品は『お嬢さん』くらいしかみたことないのですが(『オールド・ボーイ』確か激しそうすぎて観るのやめたのよね)、テーマが違えど耽美であるには変わりなくて、画としてもとても個人的には満足でした。
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2.島田隆一『二十歳の息子』
ゲイである網谷勇気さんと、児童養護施設で育ち、彼と養子縁組をして家族になった渉さんの家族を描いたドキュメンタリー。
Filmarksを見るとその点を嫌悪している人もいたようなのだけれど、私は勇気さんの潔癖さを孕んだ正義感がすごく刺さった。
NPOのイベントで「罪」についてみんなで考えようという催しの立て付けをメンバーで話し合っている時に勇気さんが放った「みんなは人様の罪について外野から話しているだけ。ここにいるうん%はゲイだけど、他の国だったら罰せられるわけ。そうやって罪を自分ごととして考えたときにどう感じるんよ」(意訳)という言葉。それを安パイなところに落とし所を作ろうとしている人たちに言える凛とした強さ。
作品を見たところ勇気さんは表情が豊かな人ではなさそうだから掴みどころがなくて、もし私が対面したら少し縮こまってしまうかもな…と妄想したりしたのだけれど、渉さんを養子に迎える迷いについて、知り合いの施設の所長さんが殺されてしまったニュースを耳にした時のショックなどを観た時、私の心は勝手に勇気さんに対して開かれていったと思う。
あと渉くんと勇気さんのお父さんがベランダでタバコを吸いながら会話するシーン。お父さんのあの涙はやはりどうしようもなく稀有だと感じてしまったし、人生でそう何度もあることがない、心の独白と通わせ合いだと思った。ただ、同時に渉くんはこの瞬間を一週間も経てば簡単に忘れてしまうだろうなとも思った。大事だったはずの時が何の感触も残らず流れていってしまうのは、人生の常だと思うから。
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なら国際映画祭2018 サイトより引用
3.サナ・レンケン『マイスキニーシスター』
2015年のスウェーデン/ドイツの映画。主人公ステラは、美しくフィギュアスケート選手である美しい姉カーチャが摂食障害を患っていることに気づいてしまう。カーチャには家族や周りにはバラさないように脅されるが…といった感じのストーリー。
この映画を観たのは、ある生理前の日に平日にもかかわらず寝るか食べるかしかできない日があって自己嫌悪のようなものに陥り、もちろん翌日以降は腹回りもうんと膨らみ、ダウナーになってしまったタイミングがあったから。一度自分の過去の食生活も含めて最近考えたことをまとまったTumblrを書いてみてもいいなと思っていて、『マイスキニーシスター』で描かれた「痩せていないといけない強迫観念」についてはそちらで触れたいかなと思う。
この作品はルッキズム的な観点に加えて、もう一つ注目すべき側面を孕んでいると思っていて。それが「姉妹の共犯関係」。
(以下ほぼネタバレやわ)
ふくよかで、姉のカーチャと比べると冴えない印象にも見えるステラは、カーチャのコーチであるヤコブに恋愛感情を抱いている。カーチャについて話があるとヤコブを誘いだして勿体ぶった話をしたり、こっそり「いやらしい詩」を書き綴っていたりと、欲の表出が少し気持ち悪い方向に走ってしまっている。(姉カーチャにはそのことで脅されて拒食症のことを口止めされるのだけれど)
決定的だったのがカーチャが失踪したときに、ステラがヤコブの家にカーチャが来ていないか探しに来た時のこと。カーチャがいなくなったと聞いたヤコブはステラを家にあげるけれど、ステラは隙をついてヤコブにキスをする。監督は、ステラを決して姉思いで純粋な"清廉な少女"として描きたいわけではないんだとひしひしと感じた。
カーチャもスケートに励むただのいいお姉ちゃんではなくて。ステラの体型やポテチを食べていることを卑下する発言をするし、気に食わないことがあればヒステリックにステラを怒鳴りつける。
ステラもカーチャも決して純粋な少女ではない。(少なくともこの作品においては)女の子は無垢に、真っ当になんか育たない。親の、社会の視線をうまく誤魔化しながら、いい子供を演じているのだ。それが終盤、ステラとカーチャが病院で二人になった時にカーチャが発する「あの人たち(両親や大人たち)何もわかってない」という言葉に凝縮されている気がした。ステラとカーチャは時には突き放し合い、時には連帯する秘密の共犯関係なんだなと。それがとても魅力的だった。
2月は他にもイスラーム映画祭でナディーン・ラバキーの『キャラメル』と『私たちはどこに行くの?』を観られたのも良かった。レバノンではムスリムとキリスト教徒が共に暮らしているようで、ヒジャブをつけた女性とガンガンに露出している女性が共存している画面がおもしろかった。ユーロスペース結構な盛況具合でしたよ!
この前公園に行ったら梅が咲いておりました。もう毛布をしまわなきゃと思っているところです。
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spacetypewriter · 1 year
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2023年
気がついたら年を越してからもうすぐで3ヶ月。
去年は何を成し遂げたのか何個の夢を叶え、何個の箱を満たしたかを考えていた。
ネガティブとポジティブな思い出を同時に回想。
「去年は飛躍の一年でした」 なんて言うつもりはないし現実そうではない。
必要なモノ足りないモノも数えたり。
余計なことを考えコーヒーを飲んでる時が幸せだったり。
幸せな時間は1人きりの時、なんて思ったり。
友人や家族と話してる時が幸せだったり。
楽天的な反面卑屈な自分が嫌いだったり。好きだったり。
色んなことを考えてたり、こうして文字に起こしたり。
そんな様々な思いを今年はカタチにしたいな、なんて事を思って油絵を始めた。
随分と前に油絵を初めてから何個か作品を描き上げすぐに飽きてしまった自分を殺し、まっさらな自分で油絵を始めた。楽しい。
タトゥーを自分で自分に彫ったりもしたいな。
中学生の頃から小説を書いていたが書き切ったことが無かったので物語も紡いでいきたい。
後は音楽を作ったり映像も写真も沢山撮りたいな。
なんて我が儘で感情が乱暴な男ですが沢山自分を愛して生きたい。
以上〜。
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2023 2/21
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20kitan · 1 year
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廻游エチカ/JJ
追記に詳細設定(テンプレ元)
「私はJJ。ここの劇団員で占い師。白い魔女と呼んでいただいても結構よ」 「脈絡もなく魔女ですと言ったら、私のことをルシファーやベルゼブブの愛人だと毛嫌いする人もいるでしょう。不潔で淫らで呪いにまみれた女だとね。現代の魔女のイメージは深刻だわ。白い魔女は清潔な癒し手で幸福のために力を使うし、他人を呪ったりしない。税金も払ってたのよ」 「あなた、もう少し丁寧な言葉で話してくださらない?貴婦人にするようにしろと言ってるわけじゃないのよ。ただ礼儀正しくしてほしいの」 「いつの世も魔女は不幸な女の味方になるものよ」 「あの人の話はしないでちょうだい!」 「恋や愛にはずいぶん前に懲りたの。もう地獄の炎で焼かれるのはごめんよ」 「さ、マフィンを焼きましょう。行き詰まったときには小さな創作をするのがいちばん。どんな天才だっていつも評価Aの作品を作れっこないわ」 「芸術のためにはゆとりと豊かさが必要よ」 「お金をとって占いはしない。紙切れやコインのために心をすり減らすのはやめたの。ここは私にとって楽園だわ……」 「生きることは演じること」 「あなた、幸せにおなりなさいね」 ◆JJ身上調査書
姓名:ジョアナ・ジョイス(Joanna Joyce) 愛称:JJ 年齢:32歳 性別:女 血液型:A型 誕生日:11月3日 星座:さそり座 身長:161cm 体重:58kg 髪色:ライラック色 瞳の色:明るいブルー、薄い黄色混じり 視力:左右0.8 きき腕:右 声の質:柔らかく静かな声(icv.井上喜久子) 手術経験や虫歯、病気:歯科矯正の経験あり、軽度のディスレクシアで文字の読み書きに難あり 身体の傷、アザ、刺青:太ももに小さなチューリップのタトゥー その他の身体的特徴(鼻や目の形、姿勢、乳房、足、ホクロなど):そばかす、口元にほくろ、グラマー セックス体験、恋愛、結婚観:交際経験は2人 身持ちが堅い 結婚に希望が持てずにいる 尊敬する人:ココ・シャネル 恨んでる人:いないと信じる 将来の夢:大きな庭のある家でハーブを育てる 恐怖:赤い爪 癖:目を伏せる 酒癖:酒は飲まないが、飲むと眠くなる
*交流向け 一人称:私 二人称:あなた 呼び方:ミズ、マダム、ミスター、ファーストネーム呼び
*概要
 劇団員であり「カサブランカ」という名の店で待ち受ける占い師。名刺には白い魔女と書かれているが、実態は主にカードを使う占い師でありヒーラー、助産師でもある。占いではお金を取らず、望む相手にヒーリンググッズやお守り、お茶と軽食を提供する。  演劇では年齢層の近い女性の役が得意で、声の操る演技が得意。ナレーションを担当することも。役は求められればえり好みはしないが、激しくダイナミックな動きのある演技、長すぎるセリフは苦手。  花と料理と芸術、ハーブを育てることとお菓子作りが好き。女性と子供に特に優しい。
*性格
 現実的で繊細、親しみやすく社交的。心優しいが少々おせっかい。人をもてなしたり楽しませたりするのが好き。本能的な判断力は優れているのだが、疑り深く優柔不断なところもある。包容力があり、忠実で愛情深い。やや頑固。自分の仕事にプライドを持っており、何をするにも自分らしさを大事にしている。人当たりが良く女性や子供には特に甘い顔をしてしまうが、嫌だと思えばそれをきちんと伝えるようにしている。こだわりが強く完璧主義的なところが仇になるときもしばしば。  注意深く他人を思いやり、人の気持ちがよくわかるゆえに疲れてしまうことがある。淑女然とした振る舞いをするが、内心では感情が激しく不安定になることも多く、そのようなときは少し気分家になる。不満がつのると人から離れ、自分ひとりの世界に浸ることで落ち着きを取り戻す。基本的には人が大好き。
*人間関係  人と一緒にいるのが好きで社交的。人間関係の安定のために進んで努力するタイプ。安心感のある相手を好むが、自分に刺激を与えてくれる人と話すのも好き。他人の不調にすぐ気づき、女性や子供相手にはおせっかいなほど気を向けてしまう。相手のフィールドに赴くよりは、自分の領域で他人をもてなすことが大好き。愛する人には過剰なほど献身的になる。
*家族関係、幼少期体験  イギリスのカンタベリー出身。イギリス人の父とルーマニア系ロマ(後述)の母を持ち、イギリス国籍を持つ。まったく文字の読み書きができないディスレクシアの母から同じ体質が遺伝したものの、困難だが少しは読めるという差異から「まともなイギリス人としての生きる」ことを期待され、踊りや占いなどロマの文化から遠ざけられて育った。本の読解に人の何倍も時間がかかるなか血の滲むような努力で看護師になったが、文字の読み書きが困難であることがどこかから患者に広まり、技術的には問題ないレベルであるにもかかわらず不安から患者に施術を拒否されるようなことが増え、それに耐えかねて看護師を断念する。  次の仕事を探す中たまたま頼った女性からロマの占い師を紹介され、初めて触れた占いというものに感銘を受ける。そして自身もまたロマのルーツを持つことを思い出し、占いやヒーリングに興味を持つ。母に大反対されながらも家を飛び出し、別の方法で人を癒す術を身につけたいと願い、占いを生業にしていった。ロンドンで占い師としてそれなりにやっていけるようになった頃、スタンダップ・コメディアンのオリバー・スミスと出会う。 *ルーマニア系ロマ、JJの母について  ロマとは一般にはヨーロッパ(欧州)で生活している移動型民族を指すジプシーの中で最大勢力の民族。ルーマニア語圏の場合ロミとすることもある。ロマの人種的分類については現在でも定説が存在せず厳密にどの人種に分類できるかはいまだに判明していない。正確な呼び方について文化的、言語的に言い切ることができないため、ここでは外名である「ジプシー」ではなく彼らの自称する「ロマ」を用いており、JJの母である「ルーマニア系ロマ」とは架空の民族。  JJの母がいたコミュニティは血縁とそうでないものも人種もさまざまに混じり合い独自のロマ語で会話をする者たちで、貧困層の神秘主義者がほとんど。文字を持たないため遺伝性のディスレクシアの者も非常に多い。占いや薬師、踊り子、楽団などを主な生業としており、国家を持たないため国籍もない。独自の文化を持ち、神を一柱選んで生涯の守り神とする。同じく魔女であったJJの母はルーマニア語と英語が少し話せたことから旅行客のイギリス人と恋に落ち、結婚する運びとなった。  大抵の者がものすごい貧困と差別を経験しながら育つ。血縁者ではないがJJとルーツを同じくする初演のソールはこのコミュニティで15歳まで育った。
*能力  劇団員としては人並み。動きで見せるよりは声を操る演技が得意で、有名なところではレ・ミゼラブルのファンティーヌ、真夏の夜の夢ティターニア、シカゴのハニャック、ハムレットのオフィーリアなど、脇役ながらやや悲劇的な女性役が多い。ナレーションや情感のこもった歌も上手。逆にコミカルで楽しい演技や激しいダンス、アクロバティック、長台詞は苦手。  占いを生業にしているとおり、スピリチュアルな分野が専門。とはいえ本人にサイキック能力のようなものがあるわけではなく、混ぜたカードから偶然出た一枚から解釈するカードリーダーとしての経験で相手を占う。他にも魔女としてのまじない、儀式、呪文なども習得してはいるが、あまりやすやすとは人に見せない。  医学的な看護技術を持ち、傷の手当などが手早く正確。
*好きなもの 食べ物:スコーン、マフィン、かぼちゃ、トマト、イチゴ、ブルーベリー、ラズベリー、マスカット、きのこ類 飲み物:紅茶、ハーブティー、シナモン入りのホットワイン、コーラ 季節:冬 色:白 花:ピンクのチューリップ、カサブランカ、白バラ、トルコキキョウ、カーネーション 香り:草花の香り 香水はラグーナの庭/エルメス(甘くて優雅な香り、マドンナリリー、シーノート、ウッディ) 異性:優しくて困っている人を助けられる人 書籍:ほとんど読まない 画集を眺める程度 動物:動物はだいたい全般が好き 花につくもの以外は虫も好き ファッション:フェミニンで上品なワンピース、いつも白が基調 場所:海、森林、自宅、大きな庭、カフェ、バスルーム 愛用:ゴールデンタロットカード 趣味:花とハーブの世話、料理、お菓子作り、ジャム作り、部屋の飾り付け、キッチンのラベリング
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