桜梅桃李
桜梅桃李
「見てみておねーちゃん! もうすぐだよ!」
「わかったから声を落としなさい」
時刻は23時55分。あと5分で私と日菜の誕生日の3月20日になる。
日菜はそわそわと落ち着きがない様子で、ばたばたと足を軽く揺らす度にベッドが沈み、揺れる。対して私は今日までの日々を振り返り安堵していた。これまでの一年間は過去の自分には想像も出来ないくらいに充実したものだった。Roseliaとしての活動、そして日菜との関係。着実に前へ前へと、昨日よりももっとより良くと歩んできた道は、振り返れば連綿と続く長い道となっていた。そしてそれは自分のこれまでやってきた事が間違いではなかったという安堵と、私ならきっとまだ前に進めるという自信になった。
長針が動く。あと4分。
夜の住宅街は伽藍のような静寂に包まれている。両親も既に就寝して家の中も静かなものだ。部屋の中で時計の針の音と、日菜の呼吸音だけが存在するこの状況はまるで世界に私達二人しか存在しないような錯覚を抱かせる。
「おねーちゃん」
横に座る日菜がクッションを抱きしめながら私に呼びかける。
「楽しい一年だったよね!」
「……ええ」
私の答えを聞いて日菜は満足そうに笑う。
きっと日菜も私と同じことを考えていたのだろう。パスパレの活動を通じて日菜も毎日が充実しているように見える。メンバーの事を話す日菜はとても楽しそうで、きっとパスパレがとても大切な居場所になっているのだなと感じた。
そうだ、と思い返す。そもそも日菜としっかりと向き合って話せるようになったこと自体が昔だったら考えられない事だ。ここまで来るのにとても時間がかかってしまったけれど、それでもちゃんと辿り着くことが出来た。きっと私たちのこれからも焦らず着実に歩んでいけばいいのだろう。
秒針が音を積み上げて、長針が呼応する。あと3分。
「日菜」
私の呼びかけに日菜はきょとんとした表情でこちらを向く。
「こうして一緒に過ごして会話が出来るようになるまで、とても時間がかかってしまったけれど」
隣に置かれた日菜の右手に私の左手を乗せて指を絡める。
「これからも少しずつ私たちの関係を前に進めていきましょうね」
これが新たなステージを目前にした私の気持ち。きっと昔の私ならばこんな風に真っ直ぐ気持ちを伝えることだってできなかっただろう。秒針の小さな積み重ねで長針と短針が進むように、前を向いて小さな日々をしっかりと積み重ねていけばきっとより良い未来へと歩んでいける。そう確信できた。
「おねーちゃん……!」
かちりと針の音がする。あと3分。それと同時に身体に重みを感じたかと思うと逆らう暇もなく押し倒される。背中で柔らかなベッドの感触を感じながら、胸元の重みに思考を巡らせる。感極まった様子の日菜が私に抱き着いて顔を埋めていると理解するのに時間はかからなかった。
「日菜! いきなり抱き着いたら危ないでしょう?」
「だって、あんなこと言われたらるるるるるんっ♪ってしちゃうもん!」
背中に回された日菜の腕にぎゅっと力が入る。喜びを噛みしめるような声を上げながら日菜が頭を揺らして擦り付ける度に甘い香りが漂い鼻腔をくすぐる。
「ねえ、おねーちゃん」
次第に動きが鈍くなり、顔を埋めたまま日菜が言う。
「また一緒に色んなところに行こうね」
「そうね」
「春はお花見に行きたいなぁ。夏は花火を一緒に見て、海にも行って、秋は紅葉狩りをして……」
言葉を中断して顔を上げたかと思うと日菜がふわぁ、とあくびをした。
「眠いの?」
私が聞くと日菜は眠そうなとろんとした声で答える。
「こうしてると、ぽかーってして、ふわーってして、眠くなっちゃう」
きっと温かくて眠くなってしまったのだろう。体温は日菜の方が高いのにと思いながら、その背中をとんとんと優しく叩く。
「それ、やだぁ」
そう言いながら小刻みに首を振って日菜が抗議をしてくる。私の胸元でそれをされるので結果として頭を擦り付けられる形になって少しくすぐったい。
「嫌なの?」
私が聞くと日菜はうーっと甘い呻きを上げながら答える。
「ホントはイヤじゃないけど、とんとんってされたら……眠くなっちゃう」
まるで駄々をこねる小さな子供のようで、少しおかしくて笑ってしまった。
「眠いなら寝てもいいわよ?」
「やだ……」
約束したもん、と日菜が続ける。
日付が変わると同時に互いに誕生日を祝おうという約束。日菜はそれを律義に守ろうとしている。そんな日菜がとても愛おしくて。
「おねーちゃん……?」
ふわりとした髪の感触を感じながら日菜の頭を優しく撫でる。
「ありがとう、約束を守ろうと頑張ってくれて」
「えへへ……」
私の言葉に日菜は顔を上げてはにかむように微笑む。そして撫でられる感触を楽しむ為に目を閉じて、また顔を伏せる。
頭を少し上げて時計を確認すると既に3分以上経っていたようで、時計は3月20日の0時5分を指し示していた。
「日菜、お誕生日おめでとう」
私の言葉を受けて日菜は眠そうな顔を上げる。そして満面の笑みで言う。
「おねーちゃん、お誕生日おめでとう」
抱きしめる腕にぐっと力を入れて日菜が更に身を寄せてくる。
「ねえ、おねーちゃん。このまま一緒に寝たらダメ?」
睡魔に襲われてふにゃふにゃとした表情のまま日菜が言う。
「もう限界でしょう? 良いわよ」
私の言葉にやったー、と小さく感嘆を漏らすと日菜はもぞもぞと身体をよじって布団の中に身体を滑り込ませる。私も電気を消してからそれに続いて布団に潜り込む。
私が黙って腕枕をすると、日菜は嬉しそうに頭を乗せてぐりぐりと身を寄せる。
「こうしてると」
日菜が目を閉じながら口を開く。
「お母さんのお腹の中にいるみたいで安心するんだ」
だから眠くなっちゃう、とささやき声で言いながら日菜はまたあくびをする。
日菜の心臓の鼓動を感じる。とくん、と秒針のように規則正しい音を鳴らしながら血液が全身に運ばれていくのを感じる。ぽかぽかとした日菜の体温が私にも伝わってきて、まるで一緒に溶け合ってしまうかのような錯覚を抱く。お母さんのお腹の中に、日菜と一緒にいた時もこんな感じだったのだろうか。そんなことを考えながら私も釣られてあくびをする。
「私も……」
睡魔が急速に襲い掛かってくる。頭が回らない。温かな水の中にいるような心地よい感覚。
「とっても落ち着くわ」
私の同意に日菜は息を弾ませて、嬉しそうにしている、
まぶたが重くなり目を閉じる。日菜の呼吸を感じると、自然と私の呼吸もゆっくりと深いものになっていく。
「今日の誕生日パーティー楽しみだね」
日菜の囁く声が聞こえる。そういえばお母さんが手作りのハンバーガーを作ってくれると言っていた。フライドポテトもちゃんと用意してくれるだろうか。
「お母さん、ちゃんとポテトも用意してくれるって」
良かった、と安心する。
「お父さん、こっそりギターの練習してるのバレてないって思ってるよ」
一か月前からお父さんがアコースティックギターで弾き語りの練習をしている。私たちの誕生日にサプライズで披露するつもりなのだろうけれど、あまりに隠すのが下手なものだからみんなで気付かないフリをするのが大変だった。でも久しぶりに聴くお父さんのギターだから楽しみだったりする。
日菜はそうして自身が眠いにもかかわらず色々な話を振ってくる。きっとこうして一緒に布団に入っている時間が嬉しくて、すぐに寝るのがもったいないと思っているのだろう。だからその言葉は私へ向けられたものであると同時に、自分の意識を繋ぎ止めるためのものなのだと理解できた。
「……おねーちゃん、寝ちゃった?」
残念そうな日菜の声がする。あなたも早く寝なさい、と言いたいけれどもはや言葉を発する気力もない。全ての音が少しずつ遠くなって、意識が深海に沈んでいくような感覚。ああ、もうすぐ眠りに落ちるな、と理解する。
不意に顔の近くで何かが動くのを感じる。きっとまた日菜が何かをしているんだろう、と思いつつもまぶたは開かない。頭が重くぼんやりする。
「大好きだよ、おねーちゃん」
囁く声に続いて、頬に柔らかな感触が伝わる。
ダメだ、頭が働かない。何がどうなっているのか分からない。これは夢なのかそれとも現実なのか。いずれにしてもこれだけは伝えないと。
「私もよ、日菜」
ようやく声を絞り出す。それに応えるかのように日菜の抱きつく力が強まるのを感じる。
また今日から新たな日々が始まる。双子として生まれた私たちは、今ではそれぞれ別の道を歩んでいる。それでも一緒に並んで歩くことはできる。ギターと言う共通項が私にそれを教え、日菜と私を繋ぎ止めてくれた。桜梅桃李。春の花々がそれぞれ独自の花を咲かせるように、私も『私だけの音』という花を咲かせてみせる。だから、目が覚めたら頑張るから。今だけはこの溶けるような幸福感に溺れていたい。
梅の花のような日菜の甘い匂いに包まれながら、私の意識は沈み、落ちた。
**********
名前:ねおねお
twitterID:@H_Byakuren
ガルパを知るきっかけになった二人なのでこのような素敵な場でお祝いができて嬉しいです。二人に幸あれ!
0 notes
自分にとって初めての海外レースとなるTrans Jeju。エントリー方法、飛行機やホテルの予約、現地の行動の仕方など国内レースのように段取りよくいかないと感じていたのでプラスアルファで考えないといけない事が多くとても勉強になりました。
今年のレースは100km以上のレースを2本くらいと決めていたので今年はAso Round TrailとTrans Jejuの2本。前回レースより5ヵ月経っているし���調面では全く問題なしと言いたいところ。10日前に練習でダイトレフルで脚に違和感を感じた事以外を除いては・・・
毎度行き当たりばったりな感じでレースに挑んでいたのでタイムスケジュールも特に組まず目標は「楽しくトレイルを走る」だったのですが、今回は距離112kmとあってマイルほど眠気には襲われないと思い「寝ない」をモットーに走ろうと決めた。
空港に到着後、リムジンバス番号「600」でワールドカップスタジアムを目指す。距離は結構あるが1時間半くらい乗って500円と格安。
西帰浦市はのんびりした雰囲気の街。
会場周辺MAP。ブリーフィング、ホテル、飲食店などわかりやすく表示されてました。
トルハルバン石像と。
明日のスタートに思いをはせる。ちなみに奥の山はハルラサンではない。
ブリーフィングが18:00からなので一旦ホテルへ。
Booking.comで簡単に探したがとても綺麗なホテルでした。ここを拠点に3泊で約1万円と安かった。OPENして間もない感じで綺麗でした。
今大会は会場付近に全てが揃っているため全て徒歩で活動できるのが良かった。
110Kと50Kは同時スタートとあって会場は賑やか。
レース前にmountain marshall artsの渋井さんと。←渋井さんは50kに出場されて見事完走されました!渋井さんのブログへ
今回出場した110Kの詳細は制限時間32時間。累積標高は4,800m。
Hallasan volcano (1,950m) が最高地点。
スタートは土曜日の朝6:00。日曜日の昼14:00がフィニッシュタイム。
食料はジェルを中心にshotsとhoney stinger。行動食は山より団子やクレイジーソルトのピーナッツ。あと初めて持参した「食べる酸素」を登り用に。エイドのドリンクはコーラ、ポカリ、水なのでメダリストを持参しておいて正解でした。
スタート〜CP1 am7:01着
スタートからロードをどんどん登る。序盤なので抑えて行くつもりが周りのペースに影響されて突っ込んでしまうやつ。
先ずは最初の山で今日の身体の調子を測る。ひたすら階段。ダイトレを思い出す。このルートは行き帰りで通るので帰りもここ登り返すんだよなーと感じながら急な坂を駆け下りた。そこからハルラサンへ通じる登山道に入るとすぐにCP1に到着。
jeju1
{"type":"video","tracklist":true,"tracknumbers":true,"images":true,"artists":true,"tracks":[{"src":"http:\/\/blog.yosemite-store.com\/wp-content\/uploads\/2019\/10\/jeju\uff11.mp4","type":"video\/mp4","title":"jeju\uff11","caption":"","description":"","meta":{"length_formatted":"0:29"},"dimensions":{"original":{"width":1280,"height":720},"resized":{"width":398,"height":224}},"image":{"src":"http:\/\/blog.yosemite-store.com\/wp-includes\/images\/media\/video.png","width":48,"height":64},"thumb":{"src":"http:\/\/blog.yosemite-store.com\/wp-includes\/images\/media\/video.png","width":48,"height":64}}]}
CP1〜CP2 am9:09着
この区間のテーマを付けるとするならば「側溝ルートw」 後半ロードに出るまでひたすら側溝沿いを登る。側溝に入るまでのトレイルが結構走りやすくて適度なアップダウンで気持ちよかった。一回転けましたが。。。
CP2に到着。今回はあまりエイドで長居せず10分以内で出発。
http://blog.yosemite-store.com/wp-content/uploads/2019/10/2019-10-12-07.10.32.mp4
CP2〜CP3 am10:43着
ここから本格的な登りに入る。ウィッセオルムの分岐点までしっかり整備されているのでトレイル的には何の問題もなし。ただただ階段地獄w ちょっと大台ヶ原の雰囲気にも近い感じがした。1500mを超えると360°大パノラマ。一般の登山客がすごく多い。週末だからか老若男女関係なくハイキングを楽しんでいる模様。
am10:00過ぎに分岐点を通過。そこから一気にダウンヒルコースへ。舗装された部分と思いきやガレ場の割合が増えてスピードアップできない。足をぐねりそうになるのでとにかくセーフティで。
道中「ファイティーン!」の声援が嬉しかった。
そしてCP3到着。
CP3〜CP4 pm12:15
ほぼ道路区間。メイン道路横の脇道トレイルを使用していてちょい藪。マークが丁寧に配置してあるがちょいちょい見失いがち。ここかなぁと感じながら進むとマークが出てくる感じでした。
このロードの坂道をしっかり走れるかどうかがネクストレベルへの一歩。
結局歩きましたがw この区間かどうか忘れましたがトンネルを潜るところがあってほぼ匍匐前進。でかめの自分には結構キツかった。
CP4(観音寺登山口)到着。ここでドロップバックを受け取るがもう少し先で良いような気がした。いったん靴を脱いでマッサージ。温かいおかゆをいただきドロップバッグの食糧をリパッキングして準備。30分近く滞在した。
若干足裏に痛みを感じるが気にならない程度。
道中ヤブもあった。
お腹に優しいおかゆ。
CP4〜CP5 pm16:54
このコースの核心部分へ。次のエイドまで約19kmと標高、距離共にヘビーな区間。飛ばし過ぎずに一歩��つ確実に歩みを進める。心拍との兼ね合いで息が切れないペースを保つ。ここで登りの強い人達に抜かれたがもっと粘れるようになりたいとつくづく感じた。
pm15:15 山頂到着。
さっきまでのキツイ登りを一瞬で忘れさせてくれる素晴らしい景色が目の前に。
しばしこの光景を目に焼き付けて記念撮影したりしていたが、風が強く初めてウインドシェルを着用。
この時点で左膝裏の痛みが出てきた。
普段痛みを感じた事がない部分で先日のダイトレのダメージが残っていたのか不安になる。
ここからは10km怒涛の下りなので本来であれば淡々とダウンヒルを楽しめるのだが痛みがある為、走ったり歩いたりの繰り返し。しかもガレ場比率が高く、足裏ダメージもアリ。
pm17:30にはCP5(城板岳登山口)に到着。
体のダメージはあるが距離も折り返しで順位を60位前後と聞いて気分があがる。
http://blog.yosemite-store.com/wp-content/uploads/2019/10/video_20191012151832_6553841_0.mp4
CP5〜CP6 pm19:03
またトンネルかよ!からのスタート。
前半に1名抜かしてからは完全に一人旅。
大体が林道で前後に全く人がいない。脚が痛くなければもっと攻めれる区間。
ヘッデンの準備をして着けたタイミングでつまづき大転倒・・・
ガレ場で全体重を右手一本で支えた為に手のひらは傷だらけに。
血が流れるのですぐに処置するか悩んだがエイドが近いしそのまま進み続けた。
そして間も無くCP6到着。
到着してみると結構人が多く日本人の方と声をかわす。
ここではおでん?的な食べ物とご飯を食べる。
この時点でしっかり食べれるのはまだまだ動ける証。膝裏の痛さを除いては・・・
手の怪我も見せるとすぐに洗浄、処置してくれて感謝感謝。
夜間走行は好きだけど写真とか全く撮れなくなるので記録するのが途切れる。
ガーミンを見てもバッテリー切れで真っ暗だしw
そんなこんなでここからはトレイルに集中して前に進むだけ。
CP7へ向けて出発。
http://blog.yosemite-store.com/wp-content/uploads/2019/10/video_20191012181742_6553842_0.mp4
夜間前最後の映像。
CP6〜CP7 pm21:35
急登はないものの地味にアップダウンが多くいやらしい感じの区間。みかんトレイルの看板が出てくる。チェジュ島の特産品だ。
後半は全体的に走れるコースなので好結果を残すならネガティブスプリットで行くのが正解なのかな?
色々想いながら進んでいると声と光が見える。エイドが出てくると一安心。CP7到着。
CP7〜CP8 pm23:39
CP7は全体の中でも小規模のエイドだったのでわずかの時間で出発。
アップダウンにプラス沢のガレ場。前方をライトで照らし反射するマークを見つけては石をジャンプしながら進む。
途中野犬なのかテリトリーに入ったのかとにかく吠えまくる犬達。
ヘッデンを向けると余計に威嚇しそうだったので興味ないよと言わんばかりに前方のみ照らしてパス。
数分後、後続が吠えられて差がわかる笑
CP8に到着。
CP8〜CP9 am1:42
前区間と同じようなガレ場とアップダウンを繰り返す。
今回110kmという事でスピード重視で軽量のオールラウンドシューズ、アルトラのローンピーク4で挑んだものの中盤以降のガレ場、整備道の硬さ等、衝撃の蓄積で足裏が痛くなってしまった。自分の体重から考えるとクッションはもっと必要だった。
下りのパートに入り見たことのある建物が目の前に飛び込んできた。ここで前半コースに合流。という事はあとは知っているコースだけ。
ラストCP9到着。
CP9〜Finish
さーあとは下るだけと思いつつも小さい山を登り返すんだよコレがと心の準備をして走る。ここまでくると脚の痛みが吹き飛んでペースアップ。前方の女性もかなり早かったのでしっかりついて走る。
お互い良い感じで走れていたので良いペースと思いきや、気づくと前方に信号機。あれ、小さい山は?どこ行った?降り過ぎた?と前方の女性と目が合う。
話しかけるとたまたま日本人の女性で関西の方。あーだこーだ言いながら下りた道を登り返す。
10分近く登ると小さな交差点にグリーンのペンライトが路上に転がっていた。
今までレッドライトだったのにここだけなぜグリーン。。。
しかも勢いよく下っていたので全く気づかず直進していた。
ロスは出たもののコースに戻りラストの小さい丘を超えてここから完全に下り。
ラストのロードはゆっくり走りながらせっかくだから一緒にゴールしましょうという事でam3:10 にゴール!
ラストエイドで50位で出発してロストした事で3人に抜かれて53位。
時間は21:10:08と自分としては上出来の結果でした。
深夜とあってゴールしてからは人影も少なく寂しいものでしたが、初海外レースとしては満足できる結果になりました。
筋肉は硬直して脚が痛くてペンギン歩きになったし足裏の衝撃で血尿は出るし身体への負担は相当だったのでしばらく休養します。
次はOMMレース 霧ヶ峰。
今年はスコアロングでオリエンテーリングの醍醐味を再度感じたいと思います。
あー楽しみだ。
もう一つの世界遺産
注文方法が無人
実は甘くない。
市場
Yosemite
147-3 Kuzumoto-Cho Kashihara-City Nara Japan 634-0007
Tel:0744-23-4730
Open:11:00~20:00
Close:Wednesday
mail:
[email protected]
web:http://yosemite-store.com
Facebook:https://www.facebook.com/yosemitestore
instagram:http://instagram.com/yosemite_store
Trans Jeju 2019 自分にとって初めての海外レースとなるTrans Jeju。エントリー方法、飛行機やホテルの予約、現地の行動の仕方など国内レースのように段取りよくいかないと感じていたのでプラスアルファで考えないといけない事が多くとても勉強になりました。 今年のレースは100km以上のレースを2本くらいと決めていたので今年はAso Round TrailとTrans Jejuの2本。前回レースより5ヵ月経っているし体調面では全く問題なしと言いたいところ。10日前に練習でダイトレフルで脚に違和感を感じた事以外を除いては・・・ 毎度行き当たりばったりな感じでレースに挑んでいたのでタイムスケジュールも特に組まず目標は「楽しくトレイルを走る」だったのですが、今回は距離112kmとあってマイルほど眠気には襲われないと思い「寝ない」をモットーに走ろうと決めた。 空港に到着後、リムジンバス番号「600」でワールドカップスタジアムを目指す。距離は結構あるが1時間半くらい乗って500円と格安。 西帰浦市はのんびりした雰囲気の街。 会場周辺MAP。ブリーフィング、ホテル、飲食店などわかりやすく表示されてました。 トルハルバン石像と。 明日のスタートに思いをはせる。ちなみに奥の山はハルラサンではない。 ブリーフィングが18:00からなので一旦ホテルへ。 Booking.comで簡単に探したがとても綺麗なホテルでした。ここを拠点に3泊で約1万円と安かった。OPENして間もない感じで綺麗でした。 今大会は会場付近に全てが揃っているため全て徒歩で活動できるのが良かった。 110Kと50Kは同時スタートとあって会場は賑やか。
0 notes