2023年振り返り
今年は以下の104作品のゲームをしました。太字で書いてあるのは特に良かった・印象に残った作品です。ちなみにだいたいクリア・プレイした順です。 ★がついているものはChallenge Enthusiasts( https://cedb.me/ 、以降CEと表記)のロールイベントでプレイしたゲームです。
Jelly Is Sticky:全ステージクリア
Super Hexagon:全実績解除
十三機兵防衛圏
ヤマふだ! にごうめ:全実績解除、チャレンジ10全ヤマ制覇
★The Treehouse Man:全実績解除
Linelith:全実績解除
★Eat colors:全実績解除
Gundemonium Recollection:全実績解除
★Dragon's Lair
シロナガス島への帰還:全実績解除
★Get-A-Grip Chip:全実績解除
Celeste:金イチゴ全取得、FWG
★Ellipsis:全実績解除
★Duke Dashington Remastered:全実績解除
★Pain Party:全ステージクリア
★メガサーバル:全ステージノーダメ
★Alien Removal Division:全実績解除
さかだちの街:全実績解除
ソフィーのアトリエ DX:全実績解除
★Gorescript
★EQUALINE:全実績解除
★Trash Quest:全実績解除
★Deneb: Across the Stars:全実績解除
★Lovely Planet 2: April Skie:全実績解除、アビスハード
★LOST EGG 2: Be together
★地獄季節感:全実績解除
★東方幕華祭
★Bouncing Hero:全パーフェクト、チャレンジモード
★Crashlands:全実績解除
Can of Wormholes:全実績解除、クリアしたゲーム1000本目
★Trace Vector:全実績解除
★Electronic Super Joy:全実績解除
Taiji:全実績解除
★My Friend Pedro:全実績解除、難易度Bananaで全ステージS
★Petal Crash:全実績解除、ナイトメア
★DANMAKAI:全実績解除
★PAWARUMI:ハードクリア
★Hellsinker.:全実績解除
★QP Shooting - Dangerous!!
Lovely Planet:全実績解除
Heroine of the Sniper:全実績解除
★Peggle Extreme:全ステージ100%クリア
★SUPER FLAIL:全実績解除
★SPLIT BULLET:全実績解除
★Neon Boost:全実績解除
★Jet Buster:全実績解除
★Pushcat:全実績解除
★Prologue for a Vacant Kingdom:全実績解除
★Void Prison:全実績解除
★RAIN Project:全実績解除
★Spelldash:全実績解除
★Evergarden:全実績解除
★魔神少女:Lunaticクリア
★Dizzy Rogues:全実績解除
★Clustertruck:全実績解除
★No Parachute:全実績解除
Lovely Planet Arcade:全実績解除
Superliminal
Lovely Planet Remix:全実績解除
JellyCar Worlds:全実績解除、全チャレンジクリア
★Super Magbot:全実績解除
★Circa Infinity:全実績解除
★BIT.TRIP RUNNER:全実績解除
★Just Shapes & Beats:全実績解除
★Hard Reset Extended Edition:Heroicモードクリア
東方獣王園:Lunaticノーコンクリア
LOOP LOOP ROOM:全ステージクリア
JUDGE EYES:死神の遺言 Remastered
★Touhou Fantasia / 东方梦想曲:全実績解除
Wuppo
Bloodstained: Curse of the Moon 2:全実績解除
Hotline Miami:全実績解除
風来のシレン5plus:全実績解除、あらしの森・わくわくパラダイス99F
にゃるるファイト!:全実績解除、全ボスノーダメ、ナイトメアボスラッシュ
Bastion
Maiden & Spell:全実績解除
RPGタイム!~ライトの伝説~
Sonic CD
ゴースト トリック:全実績解除
★Stickit
★I wanna be The Cat:難しい実績一通り
Magnet Block:全面(105面)クリア
Monster Train:全実績解除、エキスパートチャレンジ全Divine Victory
LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶
プリンと盾琴:全実績解除
★Nosferatu Lilinor:全実績解除
ACE COMBAT 7
レスレリアーナのアトリエ:4章まで
Ring of Pain:全実績解除
A Hat in Time:Death Wishコンプリート
SHINOBI NON GRATA:全実績解除
パクレットのウサちゃん捕獲ゲーム:全実績解除
Overgrowth:全ストーリー最高難易度でクリア
8番出口:全実績解除
Cats Organized Neatly:全実績解除
Dogs Organized Neatly:全実績解除
★Wings of Vi:Demon 全ボスノーダメ
TEVI:全実績解除
Cosmic Express:プレイ中
ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム:プレイ中
リングフィットアドベンチャー:称号全獲得、カスタムモード
メギド72
ブルーアーカイブ
新しい放置ゲーム(1).file
多すぎ!だいたいCEのロールイベントで50本くらいプレイしたせいです。
CEロールイベント
特定の難易度帯からランダムに選ばれたゲームを期限内にクリアしていくイベントです。ロールにはいくつか種類がありますが、以下のような感じでゲームが選ばれます。
毎月ランダムに選ばれた1つのゲームをクリアする(徐々に難易度が上がり10月以降はTier4のゲームから選ばれる)
4週間連続で違うジャンルから選ばれたランダムなTier2ゲームをクリアする
1カ月以内に自分の指定したジャンルから選ばれたランダムな3本のTier3ゲームをクリアする
各ジャンルのTier5のゲームを自分で指定して、その中からランダムに選ばれたゲームをクリアする(期限無し)
対応ジャンルの幅が広くて有利だと思ったので参加して、運よく現状1位(2位の人が12月のゲームをクリアしたら同点になって延長戦突入)になってるので狙い通りなんですが、期限付きでゲームをするのは時間調整が必要だったりプレイしたいゲームができなくなってしまうので優勝狙いで参加するのはあんまりお勧めしません。
というかゲーム49本クリアしないといけないし、Tier4・5のゲームも普通にしばかないといけないのは大変すぎるので、参加するにしてもランダムに出たゲームが良かった時だけプレイするのが良いと思います。
ヤマふだ! にごうめ
Slay the Spireみたいなデッキ構築ゲー。StSよりも軽めになっており2,30分程度でワンプレイできるのが好き。
一番難しいヤマだと運ゲー感が強く、良いギアがないとを登り切るのは厳しい。一方でデッキ構築ゲーの実力が高いと、少しの運の悪さであればねじ伏せて攻略もできるのでプレイの短さも相まって案外バランスは取れてて面白い作品。
あと強いギア・カードとか明確じゃんとか思いつつも、Tierリストを作ったら人によって結構ばらつき出そうだなという気もする。
Celeste
ゲームどんくらい上手いの?って聞かれたときにCeleste FWGできるくらいって言えるようになった。やって良かった点としては攻略に1カ月以上かかる難易度への向き合い方を学べたのが一番大きかった。
Petal Crash
今年一番面白かった作品。前から気になっていたゲームで、RTA in Japanの動画を見ていけるんでは?と思って(CEのロールイベントのロシアンルーレットに入れて)特攻したらいけた。
ただこのゲームPetal Crashしかやることなくて、パズルの実力が足りないと絶対にクリアできないので、CPU戦が楽しくて30連戦とかやってしまう人じゃないとナイトメアを攻略するのは厳しい気もする。
2も来年発売されるらしいんでそっちも楽しみに待ちましょう。
Magnet Block
異常に難しい3D磁石倉庫番。
これのおかげで最高難易度のパズルとして、東方紅魔大迷宮・みすてぃっく☆ばる~ん ver.CircusではなくてSteamで入手可能でアンドゥがあるゲームを上げられるようになった。
ところでこのゲームいつまでアプデ続くんですか?100問で切りが良いし完全攻略した気になって他のパズルやってたら、やたら難しい問題が追加されて引き戻されるのを2回3回も食らったんですが、いつになったら解放されるんですか?
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ニュース 04/25〜04/28
今頃?
それでも原発推進とかアタオカ
→“福島第一原発1号機 原子炉の底に穴の可能性高い” 東京電力 | NHK | 福島第一原発
最近変な事件多いねぇ。
やぱり格差問題から来るのかな
→後を絶たない迷惑行為 逮捕の“なた男”酒盛り集団とトラブル 札幌市長「警備強化へ」(STVニュース北海道) - Yahoo!ニュース
これはいい事だと思う
住民にとっては大変だろうが、このまま低賃金で働かせて、色々問題起こるよりいいとお思うね
→「バスが頼りなのに…」ストライキで全線終日運休 住民は困惑 北海道・千歳市(STVニュース北海道) - Yahoo!ニュース
こわ
→スーダン、病原体流出のリスク 戦闘員が研究所占拠 WHO(時事通信) - Yahoo!ニュース
所得倍増計画はどこいった
根底は貧困、格差問題だろ
→【速報】「配達中にドアで挟みケガ」指の一部は60代の配達員男性のものと判明 男性は切断後も「配達続けた」路上で小学生が指の先端部分見つける 京都府警(MBSニュース) - Yahoo!ニュース
芦屋市民が羨ましい
→【直撃】史上最年少!芦屋市に超高学歴26歳市長誕生 「めざまし8」生出演で語る出馬の理由と展望…高島崚輔氏「社会を変えるのってわくわくするじゃないですか」|FNNプライムオンライン
いやw
マイナンバー制度もまともに扱えない今の政府では無理だろ
→チャットGPTなどの活用と規制議論、「AI戦略会議」設置へ…政策の司令塔(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
人権軽視国家
でも外国人労働者は増やすって、本当チグハグ
→入管法改正案は「無実の人に死刑執行ボタンを間接的に押すこと」 難民申請を繰り返さざるを得ない切実な事情:東京新聞 TOKYO Web
このリーダー格のジジイってなんなんだよw
→“酒の悪魔”なた男に新供述「成敗するためにやった」 “酒盛り集団”とトラブルか 現場は飲酒を当面禁止へ(日テレNEWS) - Yahoo!ニュース
最初からやる気ねーんだろ
→統一教会の解散命令請求は困難な情勢 文化庁事務方トップは「全く見通しが立っていない」(文春オンライン) - Yahoo!ニュース
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【創作】 はじめまして 運命の子
のんびり書いてるインド神話ネタの���です。大分間あいてしまった!
【今までの話】
破壊神は火で戯れる(R-18 シヴァの怒りを鎮めたアグニ腹痛)
火神は河で癒される(アグニ、ガンジス河に落っこちる)
鬼は火を抱く(R-18アグニ、ブタガナスの鬼を手懐ける)
幼子は火に習う(ガネーシャ、初めてのお勉強)
火と河の子(スカンダお誕生)
魔王と輝く子(宿敵ターラカご紹介。赤ちゃん元気良すぎ)
雷帝は赤子に翻弄される(インドラ子守りさせられる)
朝まだ早く。
ガンジス川を転がるように駆け上がり、ヒマラヤの雪を蹴散らして来たスカンダは、待ち受けていたアグニに飛びつく。
全力の助走で吹っ飛んできたスカンダを、抱き留めたはいいが勢いを殺せず、一緒に吹っ飛んで転がって、アグニはしばらく雪に埋まっていた。
が、雪楽しくて触って潜ってもう飽きたスカンダが、世界で一番熱いおとさんの懐に潜り込んでいるので、寝てもいられない。
火神の子は燃えさかる火神の膝の上でも熱くないらしく、いいところにすっぽり収まりおなかすいたと腕をかじる。
「今日は、ご挨拶に行くんだよ」
「おうさま!」
「王様のところは行かない、かな」
スカンダを抱えたままアグニは立ち上がり、空いた腕をぶんと振る。
かじられてだいぶなくなっていた腕の形に炎が渦巻いて、形になった。
スカンダの口の中を覗き込むと、飲み込み切れていない炎がこぼれたが、やけどはしていないし本人もご機嫌なままだ。
「噛んでいいのはおとさんだけだからな」
「な」
天軍をひっかき回し、神々の王インドラが取り押さえることもできなかったスカンダは、まだ生まれて数日。
ちょっとだけやんちゃな暴れん坊は、自力で天界までガンジス川を駆け上り、結果的に天軍に自分の力を見せつけた。
アグニは、腕の中のスカンダを見る。
おなかいっぱいになってさすがに疲れて眠たいスカンダは、食べる度寝る度に育っていく。
まだ大人にならなくていいよ、と、顔をくすぐると、スカンダはちょっとだけむずかって、目を閉じた。
創造神にして祖父神ブラフマーの神殿で、スカンダは大あくびをし、アグニにもたれかかっていた。
「赤ん坊でまだ行儀も教えていません、お許しください」
頂礼するアグニを、スカンダも真似し、ちょいちょいとアグニが姿勢を直してやる。
上手にできた、とほめると、スカンダはあくびで返す。
「顔だけ見せたら、後は休ませなさい」
部屋は用意するが一人で寝付けるのか子守をつけるかとブラフマーは聞きながら、スカンダの顔を覗き込んだ。
「おはよございます」
「おはよう、初めまして、運命の子」
わかんない、と、首を傾げたスカンダを、天女達が囲むように部屋へ連れて行き、ブラフマーは表情をこわばらせたアグニを覗き込んだ。
「ここしばらく天界が騒がしいのは、あの子のせいだね」
「生まれるまでに千年かかったのですが、目が覚めたら思いの外走り回り、いろいろなところに迷惑をかけました」
アグニは、顔を上げない。
風が吹けば消えてしまいそうな火力で、床にはいつくばったまま。
「いつも尊大で誰の言うことも聞かないアグニが珍しくおとなしい」
「頼みごとしに行くのに、尊大でいるわけにいかない」
俺は文句ばっかり言ってるけど偉そうに命令されても仕事するけど、と、口に出してブラフマーがむ、と唸ったのを聞いてから、アグニは顔を起こした。
「子が産まれたのでガンガーと一緒に育てます。行儀作法が身につくまでしばらく天地に迷惑をかけます、その分働きます。以上」
「真実の口を持つもの、嘘をつけぬアグニ、言うことはそれだけか」
「嘘はついていない、まだ口に出していないだけ」
アグニは顔を上げてブラフマーを見つめる。
「許しは乞わないが都合はあるだろうから報告だけします」
「他に言うことは」
「何を聞きたい」
「誰の子か」
ばっ、と、炎から黒煙が立ち上り、すぐに湯気に変わった。
ブラフマーはふん、と、笑って、言葉を続ける。
「恥じなくていい。毎朝雌牛の乳で孕んで太陽を産み落とし、新月と満月の夜に地と植物の精髄を腹一杯に詰め込んで天に昇ってくるアグニに皆感謝している。最も熱いもの、最も清らかなものよ、あの子は誰の子か」
「…俺の」
「誰と」
床にぶつかるほどに頭を下げたままのアグニは、答えない。
「アグニが揺るぎなく男でありながら、天地を満たすほど子を産むことを皆知っている。今更何を恥じる」
口を開こうとして、アグニは床に額をすり付ける。
シヴァとの子だと言うこと自体は恥でも何でもない。
ただ、認めたら、シヴァの子にしか倒せない、天界が手を焼き続けているターラカの刺客に使われてしまう。
「悪いようにはしないから、本当のことを言いなさい」
「言わないと、悪いようにするんだな」
そんなに消えてしまいそうに怯えたアグニを始めて見た、と、ブラフマーは笑う。
「神族の血を引いた子ではなく、生まれながらの神族として、相応の地位を約束しよう。自分の神殿も財産も持たずに地上と天界のために働くアグニに代わり、住まいも財産も持たせよう」
アグニは床にうずくまったまま、首を振る。
「何もいらないし何も望まない、一緒に暮らしたいだけ」
「なら、本当のことを言いなさい」
しばらく黙り込んで、それから、アグニは声を絞り出す。
「シヴァをなだめた後に、具合が悪くなってガンガーに落ちて、ガンガーが言うには、俺が自分の身を裂いて取り出した子です」
「ならばシヴァが父で間違いない。シヴァの子なら生まれる前からの使命がある。天界全てが待ち望んでいた運命の子の誕生を皆で祝おう」
アグニは、顔も上げられないまま、首を振る。
「全てを知るアグニも十分承知のことだが、天界はアスラの王ターラカに長く脅かされている。ターラカの増長は、シヴァの子にしか殺されないという私の与えた恩恵によるもの。そのシヴァの子を得るために、アグニには大変な無理をさせたが、それも、皆を助けるための必然」
ブラフマーは優しく言葉をかけるが、アグニは首を振るだけ。
「何千年も苦しむ皆を、あの子が助けてくれる」
何で無茶な恩恵を授けた、何で自分で尻拭いをしない、と、何度も何度も言いかけて、アグニは言葉を飲み込む。
「運命の子のために、全ての神が恩恵を授けよう。全てに優先して協力しよう」
「…ターラカに授けた恩恵で、面倒なことになってるのに、スカンダに同じことをするのか、甘やかすだけ甘やかして、使い終わったら反逆者に仕立てて潰すのか」
やっと喋ったな、と、ブラフマーは苦笑する。
「あと言うことは」
「俺は、あんたより古い」
わずかにブラフマーの顔がゆがむが、アグニは顔を上げない。
「俺はただの火で、始まりの火であり終末の火。世界を焼き尽くして終わらせて、最初から産み直して育てることができる、全てを見て全てを知り全てを覚えている、絶対不死の、ただの火だ」
抑揚のない声でつぶやいて、アグニは、顔を上げる。
「その俺が暴れないで、逃げないで、正直に話しているのをかってほしい。…悪いようにしないでくれ」
「反対はしないのだな」
「何か言ったら、言葉尻掴んで追い込むつもりだろうから、何も言わない」
言ってから、思い出したようにアグニはブラフマーの顔を見る。
「天界総意でターラカを倒してほしいと改めてスカンダに頼め。そして、後になってからターラカをほめようがたたえようが名誉回復しようがかまわないが、後でスカンダを責めるな。善悪もわからない赤ん坊にやらせる自分たちのふがいなさを棚に上げて、後から責めるな。恩恵を笠に着て増長したターラカを倒すために、さらに手に負えない化け物を生み出してしまったとか後になってから余計なことを言うな」
黒煙を吹き出したり湯気を吹き出したりしながら、アグニは言い切って、そのままブラフマーの顔を見ていた。
「神の頭数は足りていて、全て不死で席は空かないから、功績を挙げても神としては認めない、役目がすんだら地上に降りろって言うな」
「命令か」
「命令でも頼みでもない、当然のことを確認するだけだ」
腹が立つ、と、珍しくブラフマーが顔をゆがめるがアグニは引かない。
「シヴァの子であるのを認めよう、シヴァの子でシヴァの代理だからシヴァと同等に従い援護しろと天軍全てに伝えよう。スカンダにシヴァの名を最大限利用しろと教えよう。認めたからにはスカンダにシヴァの名前を最大限利用しろって教える。全ての神はシヴァに従うようにスカンダの指揮に従え。決してスカンダを利用するな、必ずスカンダに従え」
アグニは天界の祭司。
地上の供物と祈りを預かり毎朝天に駆け上がってくる。
地上にあふれる人の祈りを正確に伝えて供物を届けるので毎日精一杯、自分の言葉を語ることはあまりなかった。
「俺は、何も持っていないから、供物は、俺の今までの働きとこれからの働き。世界が終わり全てを燃やして天の供物にする日まで、文句は言うけど休みなく働くから、それで、スカンダを悪いようにしないでください」
奥がわたわたと騒がしくなって、何人もが走り回る気配を伴って、ころころとスカンダが走ってきて、遠慮なくアグニに飛び込んだ。
「ちっこした!」
「偉いぞ、次はする前に言えたらもっと偉い」
えへんとご機嫌なスカンダを膝に乗せて、アグニはブラフマーを見上げた。
「おねしょしてすみません!」
「ません!」
「気にしなくてよろしい」
「寛大なお心に感謝いたします、ありがとうございます」
「す!」
口真似は下手なのに勢いだけはいいスカンダに、ブラフマーの不機嫌な顔もゆるむ。
「大変な仕事を押しつけてしまい、申し訳なく思っている。せめてよき武運に恵まれるよう見守っていよう」
覗き込まれたスカンダは、わかんないようとアグニを見上げ、アグニがスカンダを抱き直す。
「一言で」
「ターラカを倒せ、か?」
「か?」
首を傾げて見上げているスカンダに、ブラフマーはもう一度強く言う。
「ターラカを倒せ」
「あい!」
わかったのかわからないのか、スカンダは元気よく両手をあげた。
「…ほんとに赤ん坊だな」
「そんな赤ん坊に何頼んでるんだか」
アグニは、スカンダを抱いて立ち上がる。
「アスラ側が噂聞きつける前に動く。シヴァに、顔見たかったらインドラに加勢しろ、助けにも来ないなら名前利用するだけ利用してあとは会わせないって伝えて」
ブラフマーが声をかける前に、スカンダはアグニをすり抜けて走っていき、炎が渦巻いて付き添った。
「ヴァーユは風」
「かぜ」
「シヴァの子である、風よ矢と火を遠くに運べ」
「はこべ」
「ヴァルナは水」
「みず」
「スーリヤは太陽」
「うあー」
「もすこし、ヤマは冥府」
わかんないよう、と、スカンダはむずかり、アグニは抱いてあやす。
「むずかしいな」
「うー」
「一個だけがんばって覚えてくれ」
むずかりながらアグニの腕をかじり、スカンダはうなずく。
「シヴァの子である、力を預けろ」
「ちば」
「シヴァ。お父さん」
「アグニ」
うん、うん、と、アグニはスカンダをなで、スカンダがアグニにもたれる。
「アグニは、いつでも傍にいる、声をかけなくても、お前の盾でお前の矢でお前の槍だ。でも、シヴァの子であると名乗れば、ほかのみんなも力を貸してくれる」
「ちば」
「シヴァ。お父さん」
「うん」
わかったのかわからないのか、スカンダはうなずいた。
移動中��、ほんのひととき。
「おうさまはじめましてー!」
膝蹴りの勢いで飛びついたスカンダを、インドラはかろうじて受け止め、首根っこをつかむ。
「初めましてじゃないだろう、昨日会っただろ」
「ねー」
腕にじゃれてかじろうとするスカンダをインドラは何とか抱き取る。
「また子守か」
「ターラカたおすの」
何だと、と、スカンダを覗き込むと、傍で炎が渦巻いてアグニの形を取った。
「奴らが気づく前に。今すぐ」
「ブラフマーに授かった恩恵で、ターラカは倒せない。わかっているだろう」
「スカンダが倒せる」
はーい、と、スカンダが手を挙げ、インドラはアグニに向き直る。
「シヴァの息子以外には倒せない恩恵だぞ」
「そういうことだから深く聞くな。この子の武勇で勝てるのか、蹴った石でも偶然当たってターラカが自滅してくれるのかわからないが、切り札だ」
うんうん、と、スカンダはインドラの腕の中でうなずく。
「昨日あれだけ嫌がっていたのに」
「俺が嫌がるのは俺の勝手だが、俺が意固地になって反対すると、適当に言い含められて最悪の条件で言うこと聞かされる」
アグニになでられて、スカンダは気持ちよさそうに目を閉じる。
「天軍に預ける。どうか、悪いようにしないでくれ」
「預けられたら、後方で飾っておかずに戦に出すぞ」
「俺は承知した。けど、スカンダが嫌がるようならあきらめてくれ」
あ、あと、ちっこ教えるけど自分で服脱げないからそこは頼む、いや、そんな赤ん坊やっぱり預かれん、と、軽くもめてから、アグニは最初からいなかったように消えた。
スカンダはだっこに飽きて勝手にすり抜け、小枝を振り回して衛兵を軒並みひっくり返してから戻ってくる。
そして、小枝をインドラの顎に突きつけた。
「ちばのこであるちからをあずけよ」
「いっちょまえに。よかろう、全軍を預ける。好きに使え」
小枝をおろしたスカンダをインドラは抱き上げる。
「皆を召集したら、すぐに出るぞ。ターラカが気づいて逃げ出す前に、お前が何もかも理解して怖がる前に」
「ターラカ」
「そいつだけ倒してくれ、そいつだけどうにもならず、天界の者が千年苦しんでいるんだ」
「ターラカを、たおす」
うんうん、と、スカンダは一人でうなずいて、インドラの腕をかじる。
昨日庭で暴れているのをなだめたというか飽きて疲れた頃に抱き取った時より、ずいぶん大きくなってしっかりしている。
何も知らない子供だから、千年倒せぬ撃退できぬアスラの軍に疲れておびえた天軍よりあっさりとターラカを倒せるのかもしれない。
根拠のない仮定にすがりたくなるくらい、インドラも疲れ果てていた。
「怪我一つさせないように守りきるとは約束しない、運命の子運命の時ではなく、あっさり敗退するかもしれない、アグニの元に返してやれないかもしれない。だが、行くぞ」
「あい」
わかってないのにいいお返事するな、と、つつくと、スカンダはインドラの腕をかじる。
「まんま!」
「噛む前に言え」
それだけの歯なら何でも食えるな、と、インドラはスカンダを引っ剥がす。
剥がされたスカンダはインドラの腕をすり抜けて転がりながら走って小枝をつかんでぶんと投げてよこす。
耳の横をすり抜けた小枝は、風に泳いだ葉を庭石に見事縫い止めていた。
食事をして駆けつけた武将と顔合わせしているうちに、そろそろ日が暮れる。
天軍より早く、シヴァの配下ブタガナスの鬼達がインドラの城に集まり、坊の成長を喜びながら軍勢に加わった。
眠くてころんころん転がっているスカンダは、それでも、一言ごとに言葉を覚え指揮を覚え瞳の中の炎を輝かせていく。
灯火はとっくに油が切れているだろうに、長い時間明るいままだった。
自分的に一番きついところ抜けたので、あと書ける、と思う(涼しくなったし)
…調べごとしながら思ったのだけど、スカンダが生まれてすぐ天界で暴れて認められるエピソード(出典:マハーバーラタ)、アグニの手伝いとしてカーンダヴァの森を焼いた勢いで天界まで行って神々交えた大乱闘して認められたアルジュナとクリシュナの話と似てるねえ。どっちが先なんだろ。
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