[カシベア] never let me go
”お前は何でいつも悶着を起こすんだよ!!”
”俺は悶着起こしたこと無い。お前が間違ったんだろう。”
いつもベアトリクスとカシウスは今回も幼稚極まりない題材で争っている。 今日の主題は” 夏を迎えて花瓶に入れる花の色を何にするか”についての問題である。
”だから、紫は似合わないって言っただろ!!青色がもっと似合うんだよ!!”
”紫は赤色と青色の色の合なので赤いバラともよく合う。そして黄色と補色関係であるのでむしろ紫色と一緒に使用する場合が多いと 本で読んだが。”
”でも私はブルーベルを入れたいんだよ!!バカシウス!!”
”何の意味だ、それは。兎に角俺は花菖蒲を瓶に生けておく。 非合理的に花を廃棄したりするな。 ”
”だから私がいつも悶着を起こすって、バカシウスって言うんだよ!!まぁ良いぞ!!お前なんかとこんなのやらない!!どこかに行っちまえ!!”
かんしゃくを起こし続けていたベアトリクスは、最後の熱気を放って何か気が引けて横を振り向く。 カシウスの表情はいつものようだが、どこかはっきりと違う雰囲気を醸し出している。 不安な感覚が本能を刺激しながらも,彼女はすぐに発火し始める。
”…なんだ、お前。言いたいことあるのかよ。”
”行っちまえって、どういう意味だ?”
”文字通りだ。私の目から消えてしまえよ。”
ベアトリクスは本当に自分が何を言っているのか認知していない。 夏の熱気とともに彼女の脳はもう理論的に考える暇さえない。
カシウスは 静かに持っていた花を置いて席を立って外に向かう。 しかし、そのように慇懃に冷たい表情をしているのとは別に、外に出るのをためらうようにのろのろと動く。 細かく言えば,むしろベアトリクスの身体のスピードを調整しようとしているように見える。 まるで彼女が自分を捕まえてくれることを願うように。 待てということではなく、手を上げでもいいから早く自分を全身で防いでほしいというように。だが今のベアトリクスがカシウスのメッセージを読む理性が存在しない。
”ああ、 私の言うことを聞かないやつは必要ない! さっさと行っちまえ!!”
そう叫ぶベアの表情は、今まで他人に見せた表情の中で一番冷たい。もしベアが今の顔を鏡で見たら完全に他の人だと思うほど、彼女の顔はまるでカシウスに永遠の別れを 通報するわけだ。その声を聞いたカシウスは、
"…………....................................................................................お前は本当に俺がいなくなって欲しいのか"
という悲痛な声と共に、眼差しがもっと冷たい表情を表す。そんな表情があまりにも冷たくて、 以前見た月の灰色の表面よりも無機質で非人間的な 不快感まで感じらせる。
あ、間違えた。私は本当に間違えた。
頭を教会の大きな鐘に打たれた感じ。 鐘の重い感覚と鼓膜を裂くような音が、本当に自分を圧死させるような感覚が感じられる。 今になって,彼を捕まえるべきだったことに気づく. しかし,彼女は意識を取り戻した瞬間,彼はすでに自分の目の前から消えていた. 胸の中では彼が抱く無機質な表情の色と完全に一致している。 彼女の胸の中には、その表情だけが詰まっているような気がする。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私の言うことを聞かないやつは必要ない, さっさと行っちまえ
それを聞いたカシウスは、自分の胸のどこか崩れる気分を感じた。 自分がそう信じて頼った世界が急に目の前で滅亡したような感じだった。
ベアトリクスが初めて出て行けと言っていたときでも、カシウスはその言葉が強がりだと思っていた。彼女はいつもそんなふうに言葉をしたから。だから自分が本当にに出るふりをすると、いつものように自分の手を握るかその小さな手に力を入れて自分を殴ってもというふうに自分の行為を止めることを願った。しかしベアトリクスは自分を捕まえなかった。自分を振り切った。彼はこれ以上できることがなかった。想定外だった。
何をしなければならないのか今はもう知らない。
一人にどこかにぶらつくようにししようと決定する。出来ればベアトリクスとの先の経験を覚えたくない場所に行こうとする。だが、 自分の足の届く所ごとに、彼女と一度くらい行った道しかない。 俺達が今までこんなに沢山歩き回ったのか。 全部彼女との思い出がある所で、思わず失笑するほどカシウスの周囲は彼女と行った場所ばかり。 公園も、カフェも、博物館も、遊び場も、食堂も全部。 その場所に到着する度にベアトリクスとの思い出が何から何まですべて頭の中によみがえる。 彼女を想うのを諦めたまま、カシウスは本能に身を委ね、その場に身をゆだねることに計画を変える。
気づいたら、ベアトリクスと初めてパフェという概念を学んだパフェ屋にいる。 少しは疲れたような声で何かを注文するが、頭の中で聞こえる彼女の行っちまえという声とその冷たい表情に精神が集まって自分の声すら聞こえない。 カシウスは彼女が一番好きなメニューを食べていてそんな自分がこの世で一番非合理的に見えるカシウス。 窓側のテーブルに座った直後、自分が座った場所がパフェを初めて食べた時ベアトリクスと一緒にこの場で食べたことに気付く。 彼女のことを考える機会ばかり与えられている。複雑な心境で額をこすりつけている カシウスの前にパフェが現れる。
”ジャンボパフェ、 チョコレートシロップとプリン追加でどうぞ!”
あ、ベアトリクスの一番好みのメニューだ。
カシウスにはもう笑う気力さえない。 頭を天井の上に置き、目を隠す。 今は本当に何をしたらいいのか分からない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お前は本当に俺がいなくなって欲しいのか
カシウスがそんな声で、そんな表情を出す可能性なんか考えたこと無い。本当に衝撃的で、本当に何をすれば彼が元の柔らかい表情を出すだろうかもう考えさえできない。
しかし、あまりにも悔しかった。 ブルーベルを花瓶に入れたいだけだったのに、あいつは似合わないとか自分が一番いいとか、私の話は絶対に受け入れてくれなかった。 私はちゃんと怒ったんだよ。 だが、考え直してみると、先に花を振り切ったのは私だった。 花菖蒲は別に好きじゃないって私は先に言った。
だからといって行ってしまえという言葉にそんな表情をする必要まではなかった。
あまりにも自分の状況が惨めで、 寝室に入りベッドにうつぶせになるベアトリクス。そして寂しすぎて周りのぬいぐるみ一つを抱きしめて泣く。 少し泣いてしまうと、自分の胸の中を埋め尽くしたその表情が消されるような気がした。 しかし、いくら泣いても、その表情は自分の胸の中から抜け出せない。 むしろ彼の表情が泣いているようになっている。 気持ち悪い。自分の懐にある人形を見つめる。その人形が前にカシウスが旅行の後、ベアトリクスに似ているようだと買ってきた茶色いクマの人形だった。 この人形を渡す時の彼の表情は妙に自信に満ちた表情だった。
まったく, このぼんやりした綿の塊がどこに似ているというんだ。 それを投げようかと思ったベアトリクスはそれを 投げるポーズまで取っ。しかし、それを投げるとする瞬間、自分も知らない家すぐに手を置いてその人形をぎゅっと抱きしめる。何故だろう…………あんなにあいつに飽きているのに。
飽きているのではなくて、むしろ彼を引き止めたかったからではないだろうか。
そんな考えをした瞬間、自分がカシウスを探さなければならないと思う。いや、あいつを探せるのは私しかないんだ。だって、私は元カシウスの監視者でアリ現あいつのお守りなんだ。あいつを私が探さなければ、あの時と同じくなってしまう。 そのままほったらかしたくない。
室内スリッパをはいたままカシウスが与えたクマのぬいぐるみを抱きしめて外に出るベアトリクス。彼がどこにいるのか全く分からない。だがベアトリクスの本能が彼女の理性より利口である。そしてそれを誰よりもよく分かっているカシウスの奴ならその本能で探せると確信している 自分の足に沿って動いていると、ベアトリクスはカシウスと初めて一緒に食べ物を食べたパフェの店に向かう。実は今日ずっと食べたかったメニューがあって、生け花が終わったらカシウスと一緒にここに来るつもりだった。こんな風にこの店に入りたくなかったのに。
店に入ると、大勢のお客さんの中でただ一人、誰よりもベアトリクスの目に輝く存在が一人いる。 その存在が座った場所がパフェを初めて食べた時自分と一緒にこの場で食べたことに気付く。そして彼は
ジャンボパフェ、 しかもチョコレートシロップとプリン追加したやつを食べている。
あ、私が一番好きなメニュー、今日食べたいと思ってメニューだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
”おい、カシウス。 私がいないからとても豊かに暮らしているようだな。”
と怒りながらも安心した声でベアがカシウスに話をかける。彼女が来たということを全然気づかなかったような、本当に珍しい姿を見せるカシウスはベアトリクスと目が合う。ベアトリクスは、彼の目にとても細かく濡れていることを確認する。そんな彼の姿があきれても、あんなに自分に冷たい表情をしていたやつが 実はそんなに泣きたい気持ちだったと知る。そんなカシウスの姿が
悔しくて、
いらいらして、
可愛くて、
愛しくて、
何よりも面白くて。
は!! と あきれたように 笑ってカシウスの隣に坐る。
初めてここに来た時を思い出すな、とベアトリクスとカシウスは同じ思いを持つ。そしてベアトリクスは、カシウスと同じメニューを注文する。 今になってパフェの状態を見ると、いくら食べてもいないのか、アイスクリームはべとべとに溶けていて、そのせいで底に敷かれているシリアルは無残に湿っている。 果物も新鮮さを失って溶けたアイスクリームの上に立っている。一番不味そうなパフェの姿をしている。 あの食いしん坊のやつが食べないって。面白いな、興味深い。
”俺がここにいるのをどうやって分かった。”
”私の本性を誰より分かってるお前がそんな話するのではないだろう。それに、私は保護対象のお前のことちゃん~と分かるしな!”
実は全然そうではないのに、また強がりを言う。
それでもカシウスは、いつもの柔らかい微笑みをベアトリクスに出している。ただそれだけ。
”俺がプレゼントしたぬいぐるみを持ってきたよな。スリッパを履いてきたのか。”
”お前のためにこんな滑稽な格好をして歩き回ったから責任をちゃんと負えよ。”
”俺がパフェを買う。”
”やったやった~”
二人はお互いの顔を見ながら笑う。 おあ外によって滑稽な格好をして、お互いによってまた笑う。
”ところでお前はまだこのぬいぐるみを良い状態に持っているな。”
このカシウスの問いに、ベアトリクスは今日の表情の中で一番嬉しそうな顔を出す。
”言ったじゃないか,私はどんなものでも大事にするんだって。 特に私が好きな人たちがくれたものは絶対に捨てないぞ。”
その後注文したパフェが出た為、その答えを聞いたカシウスの表情を見なかったが、一番まずそうなパフェを食べるカシウスの顔を見ると、彼もきっと一番嬉しい顔を出したはず。
”戻ったら もう一回生け花しよう。 花菖蒲島も沢山入れて”
”ブルーベルも入れよう。”
二人は優しい微笑みをお互いに出した後パフェを食べ続く。ベアトリクスはその時食べたパフェが今まで食べたものの中で一番おいしかったとその以後にも記憶している。
*Never Let Me Goはカズオイシグロの小説の名前でもありますので、小文字で書きました。
0 notes
SINCE I REALLY FEEL UPSET NOT TO SEE ILSA AND CASSIUS'S HSM VER. ROUGH STYLE BURST CUT IN, I DOODLED FOR PERSONAL SATISFACTION.
I really love Cassius's rough expressions and HSM's rough picture style, I really hope to have a chance to see his rough faces by rough style...
ps. The reason why Cassius's pupil color is blue is that I think that RBY group(Zeta,Vaseraga, and Ilsa) is red, and SA group(Eustace, Beatrix, and Cassius) is blue.
0 notes
[カシベア]キラキラの交換日記-2
第一話:https://phathein.tumblr.com/post/648722443118247937/%E3%82%AB%E3%82%B7%E3%83%99%E3%82%A2%E3%82%AD%E3%83%A9%E3%82%AD%E3%83%A9%E3%81%AE%E4%BA%A4%E6%8F%9B%E6%97%A5%E8%A8%981
カシウスがベアトリクスに日記帳を返して貰ったのは普段寝る時間より数時間遅れた時であり、5分後に新しい日が始まる時期だった。そしてタイミングが良いことに仕事が爆発的に多い、組織基地で様々な雑事を務めたためリブートが必要となるほどに疲れた時だった。
”早く寝れないと思っていたが、今日は本当に駄目だな。”
”ごめんって言ったんだろ! 明日からは何とかきちんきちんと書くから!ね!!”
寝る時期を逃してしまい、いらいらした顔をベアトリクスに浮かびながら、カシウスは” その明日が数分後には今日になるぞ”と彼女に聞こえるほどつぶやいた。 まるで毎日宿題をしてこないと自分をしつけする先生の前に立った生徒の気持ちで、ベアは”わかったから早く帰って休めってよ! これから頑張るから!!”と彼を慰めた。
ベアトリクスの部屋の前でお互いを見送った後、カシウスは 自分の部屋に入るやいなや疲れが混じってため息をついながら机に日記帳を投げつけておいた。 机に投げつけた日記帳は、朝ゼタが確認した紫色の手帳とともに3日間返してもらえなかった青色の手帳もあった。 その手帳は紫色と全く同じデザインで色だけ違うものだが、ベアトリクスが日記帳を熱心に書くためには手帳をきれいにすることが一番重要だと言いながら購入した直後にステッカーをべたべた貼り付けてしまい、完全に別の種類のように見えるほどであった。
実際、日記帳を二冊まとめて毎日日記を交互に使うことにした理由も日記が押される状況に合理的に対処するためだった。カシウスはどうせ日記を書くことになったから、ずっと書きたかった。 日記をつける行為は月の民に対してはと非合理極まりない行為であるのは確かだったが、何故空の民がそんな行為を楽しんでいるか(勿論楽しんでない人もあった。ベアトリクスがその例だとカシウスは思った。その女、 本当は日記をつけるのが大変な人物のように見える)直接理解してみたかった。しかし、ベアトリクスが 一日でも日記をつけるのを延ばして自分が日記をもらえない状況になるととても困った。 いつも約束の時間に遅れて集合時間に遅刻するベアトリクスの 実体をカシウスが知らないはずが無かった。 彼女が日記をつけるのを見ると,日記をつけなくなるのを防ぐために2冊購入することを提案したという訳。
そして、自分の判断は思ったよりあまりにも早い時間に正解だったということに気が付いた。
疲れに目をこすりながら、カシウスはベアトリクスが 満たしておいたページを順次展開して読んだ。数日間は日記をずらして書いたからに1日ぶりにまとめて書くのが難しいためか、そうしなくても短い日記がはるかに短くなっていた。字は普段よりさらに曲がりくねっており、途中でくよくよして飾られていた絵は省略されていた。普段通りだったらステッカーにベアトリクスの美的感覚を発揮しようとする苦悩の跡でも見せたはずだが、最近の日記にはその姿を全く得られなく、 単に空間を埋めるためという道具的な目的としてだけ消費されていた。
この日はゼタと久しぶりに服を買いに行ったんだけど、しばらく歩き回ってもいい服は全然見えなかったし、体だけちゃんと放電して日記を書く気力が全然なかったんだ!! 最近はどうしてこんなに可愛い服を探すのが簡単じゃないんだろう… とにかく本当にごめん!!!(>~<)
この日はお前と一緒にジャム買いに行ったんだな! 新しい味のジャムが出たからって、お前が何個もかごに入れようとして、それを乾かすのにどれだけ疲れ果てたか!! 食べることに欲張るなって!! でもちょっと過ぎたことだから今はこれしか思い出せないな。ごめん!!
この時は、特別なものがなくて何を書こうか悩んだんだけど、 結局書けなかった。 ごめん、でもいつも特別なことがあるわけじゃないだろ?! ここには必要ないステッカーだけ貼っておかなきゃ!!
ごめんという言葉ばかり。 だから時間がある時に続けて書けと言っていたのではないか、とつぶやくカシウスだったが 彼の体はあまりにも自然に疲れて巻かれそうな降らなさそうな目で彼女の日記をまめに読んて、眠気に緩んだ手でコメントや日記を書いていた。肉体は限界に到達していたが、精神はまだ十分だった。
再整備として教官から細かな任務を多数受けた1日だった: 清掃、訓練メニューの指定に関する議論、倉庫整理、書類整理など。
トレーニングメニューを議論するのは問題なかった。 戦略を設定することは、訓練兵のステータスを考慮しつつ、合理的に戦力を育成する方法を上官とともに模索すればよいのであまり難しくはなかった。 教官は有能だからずっと滑らかに決定することができた。
書類の整理も普段より量が多かっただけで、毎回やっていた業務だったので関係なかった。
問題は倉庫の整理だった。これも不必要な物を間引くことは別に問題ではなかったが、その不必要な物が大多数を占めたので、それを持って運ぶためにあっという間に体力がなくなった。 そのうえ、倉庫の規模も非常に大きかったのだから。 整理というのは、普段から地道にしなければならないことだが、残念ながら倉庫の管理者たちがこの当たり前のことを疎かにしていたようだ。
(カシウスはこれを書きながら毎日部屋や自分の周りを整頓せず、いつも散らかしている彼女のことを思い出した。 心ならずも教訓的な日記になっているな。)
今日の日課の償いとして教官から高級シュークリームパンを提供して貰ったが、やはりそれだけでは疲れが完全には取れない。今日は十分なリブート時間が必要なんだけどな。
ここまで書いたカシウスは、 皮肉なことに日記をつけるうちに一層心が清らかになるような感じがした。 手にこれ以上力が入らなくても字は普段通りしっかりしており、いつものようにきれいな文体を誇っていることに気づいた。 こう締めくくることもできそうなのに、なぜかもう少しは書けそうだった。 そして自分のこの妙な状況を記録しなければならないと思った。
だが何故か、日記を書く間に 疲れの回復が感じられる。 書くことは体力を消耗することなので疲れるはずだが、むしろペンをもっと握りたくなる。 疲れた時に日記を書くのが初めてなので新鮮に感じられるのかという疑問があるが、とにかく今の経験は興味深い。 お前も日記をつけるとこのような気持ちを感じるのか、ベアトリクス。 この日記を読んだら必ず答えを求める。
日記帳を受け取る前よりはるかに清い心でベッドに横になったカシウスは、不思議な経験を自分の脳にはっきり記録しながら 眠った。日記というものには確かに理論的に説明できない特殊な力があるようだった。 自分の人生を書き下ろす作業に過ぎない、些細なことに見えたが、言葉で表現する行為そのものが、自分の心を楽にさせるように見えた。 それほど自分の心の中に言いたいことがたくさんあるという意味だろうか。
早く起きてベアトリクスに日記帳を返してもらい日記をまた書きたくなった。
0 notes