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230923

今日母を亡くした。孤児になった。10年前に父を亡くした後は母のいる中年男性として生きてきた。それが終わった。ああ、8月にマチス展で買った木製のハガキを母に送りそびれたよ、永遠に。ごめんなさい。

出来損ないの息子としては心からの謝罪と感謝の気持ちしかない。南洋サイパンで生まれて今日まで生き延びてきた一人の女性の魂よ、どうか安らかに。愛しています、永遠に。

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230908

今年の夏はひどく暑かった。10月ごろまで残暑も続くだろうと思っていたが、ここ二、三日涼しくなった。扇風機も止めて寝ている。台風が近づいていて強い雨が降り、朝から外は暗い。同僚やその家族のコロナ感染のしらせ多数。

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230312

すっかり暖かくなった。すっかり鍋料理を食べる機会が減ってしまった。そもそも今シーズンは昨シーズンに比べて鍋料理はそれほど食べなかった印象。年末にはじめていなり寿司を作り、作り方を理解してから頻繁に作るようになった。何人分も作ると大変なのだが、1人か2人分だけなのですぐに作れてしまう。夜作って朝食にいなり寿司と具が多めの味噌汁をよく食べる。おかずがいらないので400kcal台で満足できる朝食になる。木曜の夜には菜の花と桜海老を入れて作った。見た目が春らしい。また作ろう。仕事の話。4月から体制が変わり、2人でやっていることを1人でやることになる。稼働時間が増えそうで不満だ。契約している会社のマネージャーに伝えたが、あてになりそうもない。彼に契約打ち切りを冷酷に告げて、慌てさせてみたいものだとおもった。週末、気狂いピエロを前半だけ見た。疾走するツンデレ感にしびれた。Blind MelonのThree Is A Magic Number。90年代にFENで流れていたのを聞いて、アーティスト名も曲名もわからないままだったのが年末にspotifyで見つけた。magic numberというかろうじて聞き取れた語だけを頼りに検索をして見つかったのだった。

　

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221127

いい陽気の一日。しごとは片付いてないがこの土日は休んだ。来週がんばろう。正午過ぎの日差しが少し前の3時ごろの日差しのように感じた。散歩中に見上げると建物が色の濃い青空を切り取る縁がくっきり浮かんでいた。真冬には見れなくなる。パスタ料理を作るのにアルミ製のフライパンを買った。お昼はそれを使ってほうれん草とベーコンのペペロンチーノ。うまかった。火の入り方がこれまで使っていたフライパンとは違うんだろう。アスパラをいれたり、生トマトをいれたり、ボンゴレ・ビアンコにしたり、作りたいものがたくさん。しょうゆ仕立ての焼きそばもおいしく作れそうだ。胃袋は1つだし食事は一日3回なので困る。今シーズンもまたパイ作りを始めたいが、先週末はラフテーを作ったりして、パイに手が回らない。先週なんとなくアルマゲドン(98)を見た。何回目だろうか。リブ・タイラーがキラキラしていて、曇りがない。いろんな場面が記憶のなかで他の映画ごっちゃになっていた。コン・エアー(97)、スペース・カウボーイ(00)。コン・エアーはブシェミが似たような役。スペース・カウボーイにもロシア人の頭のおかしな宇宙飛行士がでてくる。

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221102

普久原恒勇さんが亡くなった。その人が存命であることが生活に光を照らしてくれる、自分にとってそんな人の一人だった。ご冥福をお祈りします。 流す涙なら 潮風で消えるよ つらい想い出は ジントーヨー 歌で消えるよ

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221030

片付けないといけない仕事があり、午前中からやろうかと思っていたが、朝起きて強いストレスを自覚した。まずはちゃんと食事を取ろうと思い卵やウィンナーを焼いたり、野菜を用意したりして食べる。それから散歩に出ることに。気分を変えたかったので休日らしい散歩コースにしようと普段は行かないすこし遠い本屋まで歩いた。秋の澄んだ青空。半袖では肌寒いが長袖スウェットシャツで十分の陽気だった。仕事のことは考えないように景色や身体感覚に意識を向けるように心がけて歩く。帰宅してからは作り置き用のひじきの煮物を作りながら夕食の支度。日が暮れてから再び買い物ついでに散歩。お気に入りの散歩コース、お気に入りの一角。例えば帰り道で信号を待つのが好きな交差点。やや人通りと車の往来も多い通りの交差点で。横断歩道の向こうに3階建ての建物がある。1階はオフィス。2階と３階は住居。3階の窓の向こうに洗濯物の影が見える。そこにあらわな生活感と、それとは逆説的に他人には見えないプライベートな生活のたしかな秘匿性が感じる。そして築50年以上はありそうな、1階は商業施設、2階または3階は分譲の住居という建物が、2車線の両側に並ぶ30メートルくらいの小さな通り。そこで生まれ育つ人生を想像しながら通り過ぎる数10秒が好きだ。

仕事は進まなかったが、強いストレスは薄らいだ。そうやって心と体を守る。大事なこと。

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220914

昨日は蒸し暑い一日だった。夜8時過ぎても28度あった。ゴダールの訃報。まだ新作が見られると信じて疑わなかった。初めてみたのは御多分にもれず勝手にしやがれ。レンタルビデオ屋でVHSテープを借りて実家で見た。86年のことだったはず。一人暮らしの部屋にはビデオデッキがなかった。それで音声だけ90分カセットテープに録って繰り返し何度も聞いた。ジャジーなテーマ音楽、ジーン・セバーグが現れるところで流れる甘い弦楽曲。ベルモンドの声。セバーグの声。町のノイズ。

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220829

昨晩は涼しくて窓も開けずに、扇風機も回さずに寝た。昼過ぎに散歩にでても汗だくになることはなかった。梅雨明けも早かったが秋の訪れも早そうだ。 感染症、戦争、要人暗殺、カルト暗躍の露呈というパルプフィクション的現実。30年ほど前にはこれからの日本社会は国際化と男女同権のほうに進んでいくのだと思っていた。20年、30年もすればみな英語がペラペラで会社幹部にも大臣にも女性があたりまえになると。英語はともかく男女同権のほうはどれだけアクセルをふかしてもスピードがあがってないのはなぜなのか疑問だった。90年代後半以降攻勢を強めた宗教右派の草の根運動が背景にあることがはっきりしてきた。以前から指摘はされていたが、資金の流れ、人脈がどう機能しているのかはっきりしてきた。

浅川マキの裏窓。すこし前に夜の散歩中に聞いて胸を打たれた。寺山修司の詞。 裏窓からは夕陽が見える 洗濯干し場の梯子が見える

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220705

昨日は18時すぎに散歩。風があって涼しかった。西の空が真っ赤。ひとしきり歩いて帰宅するこ���には暗くなっていた。歩きながらケニー・ドリューとニールス・ペデルセンのDuoを聞いた。ケニー・ドリューがエレピを弾いているのにおどろいた。長崎に台風が上陸してすぐに温帯低気圧に変わったそうだ。

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220704

朝、小雨がすこし降ってホッとする。もっと降ってもいい。関西が雨らしいから明後日には。6月27日、早く目覚めてしまった朝、カーテンをひいて窓を開けると夏の朝の空気。昼過ぎに梅雨明け宣言。それからずっと暑かった。 梅雨明け前には、平日の昼休みに30分ほど散歩したものだが、とてもそんな気にならない。散歩は日が暮れかけてから。週1回頭を刈っているが、だいぶ効率よく刈れるようになって、片付けも含めて30分程度で終わる。夏は毛のくずが汗ばんだ肌にはりついて厄介だ。刈ったあとシャワーに直行する。先月、蔵書を減らそうと、120冊ほどをある買取サービスに送って見積もりをしてもらった。洋書がすべて買い取り不可だった。馬鹿な本屋！と思い返却してもらうか少し迷いはしたが、結局承認して売っ払った。買い取り不可の本、どこで売られるのだろうか。

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220614

昼休みどきに外出すると小雨がぱらついていた。部屋はうすら寒い。梅雨にはいる少し前からスマホアプリの天気予報がはずれがちだった。仕事を終える時間には雨が止む予報だったのに降っていたり。食事を減らしてもなかなか体重が元の水準に戻らなかったが、ある日を境に突然減って元の水準以下になった。坂道を下りるようにはならずに、階段のようにカクっと落ちる。知人と減量について話していて、うまく説明できなかったこと。体重を長期的な目標にしてもいいが、日々の目標はあくまで総摂取カロリーと、消費カロリー(運動量)にするしかない。 たとえばごはんの量を減らして1日200gにしたところで、いつ目標体重にまで落ちるかわからない。 摂取カロリー、消費カロリーは自分で調整できるが、体重はいろんな要因が関わるので自分の手の届く範囲にある指標でない。といったこと。だんだんバリカンを使う間隔が短くなってきた。最近は10日間隔になっている。

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220522

天気がさえないせいで少し肌寒い。午後散歩中に雲の切れ間から日が刺すととたんに暑くなる。雨で歩けない日以外は大抵散歩をしている。知る人のいない町、自分とは違う歴史、自分とは違う系統の時間の流れ、時間の堆積の中を歩く。少し前に、それまで歩いたことのない界隈に足を伸ばした。コンビニも見当たらないような大きな住宅街の中に中学校と高校が隣りあう通り。休日、誰もいない高校のグラウンド。部活帰りの中学生の群れ。とてもなつかしいバイブレーションと開放感を感じた。春以降、数百グラム、体重のベースが上がった。もとに戻そうと食事を減ら���が以前のように減らない。散歩の時間はずっとかわってないし、去年の夏から筋トレを続けていて腕などは結構太くなってきた。それでも代謝が下がっているのか。わからん。数年前からときどき、名前はよく知っているが作品はほとんど聞いたことのないアーティストの曲を聞く、ということを意識的にしている。とりあえずベスト盤を聞いてみることが多いが、やっぱり苦手だと感じてそれっきり、ということもある。最近その流れで中島みゆきを聴いていた。

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220515

GW前のことだが、自宅で酔って電源コードか何かでつまづきよろけた拍子に棚に頭をぶつけた。それなりに痛かったのでぶつけた箇所を手で触れたが、血は出てないようで安心して寝た。翌日頭にバリカンをあてるときに、傷になって血が固まっているのに気づいた。あわてて布団枕を確認すると血の痕が。気に入っていた白い枕カバーを汚してしまってがっかり。傷跡がなまなましいので数日外出時には帽子をかぶった。明日、沖縄復帰50年。アンチオイディプス刊行50年でもある。

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220403

朝5時半ごろ起きて、桜の並木のある近所の川沿いの遊歩道で写真と動画を撮ってた。7時過ぎ帰ってすぐに寝て、12時過ぎに起きると雨が降っていた。この雨でだいぶ散ってしまうだろう。夕食後にコテージパイを作った。明日食べるつもり。最近、気になっていることがあって対策を考えている。たとえば炊事をするときにエプロンをつけると裏表になっているのに気づいてつけなおす。流しに置いてある飲みおえたお茶パックをちょっと離れたゴミ箱に放り込むときに、水滴が少し床にたれてしまう。こうした小さなし損ないがかなりある。何かとやり直している。考えるより先に体が動いてしまうタイプなのだろう。このし損ないをなるべくなくすのにどうしたらいいのだろうか。動き始める前にうまくやる仕方を考えればいい。そのリズムをつかむのが案外難しい。ここ数日キエフ近郊のロシア軍が撤退した町の惨状が報道されるようになった。ひどい状況に気が滅入った。

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220227

午後をゆっくり家で過ごそうと思い、午前中に家を出て用事を済ませて散歩。いい陽気だった。昨年の夏頃から散歩のコースがそれまでとだいぶ変わって、頭の中の「近所」の範囲も変わった。往復で1時間ほどで6キロほどの範囲までが自分にとっての近所になっている。豚ばら肉は脂質が多いのであまり食べないが、今週なんとなく食べてしまったせいで、1週間の摂取カロリーが基準を上回ってしまった。気をつけよう。食べたもののPFCと塩分は相変わらず記録し続けている。いまのところやめる予定はない。それと朝起きてすぐと、夜ふろあがりに体重を測定して記録もずっと続けている。あるラジオ番組にはじめてリクエストのメールをだしたらDJがメールをよんでくれ、曲をかけてくれた。自分の言葉が他人の声で音声化される。しかもよくラジオやテレビでよく聞いていたひとの声。しかもスピーカーから聞こえてくる。一瞬頭が混乱した。母への贈り物が届いたと電話をもらった。たまたま先週友人が亡くなって寂しい思いをしていた時だったそうで、偶然元気付けになったようでよかった。姉が話があると母との話のあとでかわって、例によって反ワクチン主義的見解をいろいろ聞かされてうんざりした。テレビだとかメディアは真実を伝えていない、政治家たちは実はワクチンをうっていない、たくさんの医者がワクチンに反対している、陰謀論者と批判されながら人々を救うためにリスクをはらって戦っている、お前もテレビや新聞などのゆがんだ情報を間にうけてはいけない勉強するがいい、などなど。延々続きそうだったので、忙しいのでと電話を切ったあとでどっと疲労感とみぞおち辺りにずしんと重いものが。昔から自分の実感に凝り固まる傾向、狂信的にもなりかねない傾向があった姉だが、歳と共にひどくなってる気が。やけに腹がたつのだが、自分は何に対して腹を立てているのだろうか？こういうときは、やさしい音楽を聞いて気持ちをしずめよう。母がなつかしそうに話していた昔の映画のDVDを買って送ろう。

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220224

今日も昼休みに散歩。空気は冷たかったが、顔を陽のほうにあげると春の光だった。雲のない���空の青も深くなっている。親しい知人が相次いでコロナに感染した。一人は少し熱が出たくらいだったそうだが、もう一人は家族内でクラスター感染だそう。お子さんが4人いる一家。軽症で済むことを祈るしかない。軽症で一旦治癒しても、呼吸困難などの慢性の後遺症に悩まされるケースもあるそうだ。治療法の確立していない呼吸器障害を一生背負いこむことになるかもしれない。インフルエンザ並みの処置を求める動きもあるようだが、行政には慎重であってほしい。ロシア-ウクライナ問題。ロシア軍の砲撃がはじまったらしい。ウクライナ領土内のロシア系住民の保護名目だという。プーチン大統領はこの数年ロシアの歴史を勉強しておかしな歴史観に染まってしまったのだという情報も。事実だとすると独裁制の弱点だな。

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220219

夕方から明日まで雨だというので昼に散歩。でもあいにく途中で降り出して傘をさして歩いた。reliveというアプリで散歩経路を記録すると歩行距離がすぐにわかる。散歩を終えてそのデータを保存するときに、毎回その散歩に名前をつけられるようになっていて、変な名前をつけて遊んでいる。青い山脈(63)を見た。そのまえに2014年の日本映画を見始めて10分くらいしたところで、このまま残り70分この映画に使うのは惜しい気持ちになり、見る映画をさがしてなんとなく青い山脈を見始めた。これがよかった。監督の西河克己は吉永小百合の映画を数多くとったひと。この作品もそう。吉永小百合がバイクで通学する。そのバイクに乗った姿、あんまりかっこよく無いところがいい。エンディングで３組の男女が自転車にのるカットへ唐突に切り替わってアップテンポの主題歌が流れるところ、青春という感じがしてよかった。ヌーベルバーグ度がそこだけ高かった。欧明社が閉店だという。頻繁に通ったことはないが、インターネットがない時代にフランス語の原書が買える店は貴重だった。パリにありそうなこじんまりとして可愛らしい店の雰囲気は好きだった。その店がなくなるとは。胸にちくりと痛みを感じた。

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